JP2002091834A - Rom診断装置 - Google Patents

Rom診断装置

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JP2002091834A
JP2002091834A JP2000284133A JP2000284133A JP2002091834A JP 2002091834 A JP2002091834 A JP 2002091834A JP 2000284133 A JP2000284133 A JP 2000284133A JP 2000284133 A JP2000284133 A JP 2000284133A JP 2002091834 A JP2002091834 A JP 2002091834A
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JP
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rom
diagnosis
diagnostic
program
area
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Kenichi Goto
健一 後藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • G06F11/1008Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices

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  • Read Only Memory (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ROM診断プログラムを冗長化することで、
ROM診断の信頼性向上と高速化を図る。 【解決手段】 通常ROM診断プログラムと高速ROM
診断プログラムとを設けて、これらをROMの異なる領
域にそれぞれ記憶させる。また、ROMの一領域に、ジ
ョブコール部であるOS、汎用サブルーチンであるライ
ブラリ、通常ROM診断プログラム及びそのサム/パリ
ティを、集中させて配置し、他の領域にこれら以外を配
置する。そして、通常ROM診断プログラムで、ROM
の全領域を診断し、高速ROM診断プログラムで、前記
一領域のみを診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などにおいて
各種電子制御装置の制御用マイコンに使用されるROM
の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両(特に自動車用エンジン、変
速機など)の各種電子制御装置の制御用マイコンにおい
ては、CPUにより、ROM内に記憶されているROM
診断プログラムに従って、ROM故障(データ揮発)の
有無を診断している(特開2000−123594号公
報、特開2000−66963号公報参照)。
【0003】ROM診断は、全ROM領域についてサム
/パリティを計算し、予め計算されてROM内に格納し
てあるサム/パリティ(期待値)と比較し、相違があっ
た場合に、ROM故障(NG)と診断し、フェイルセー
フ処理に移行させている。また、電制スロットル弁等、
車両の挙動に直接的に影響を与える制御装置において
は、エンジン運転中にROM故障を検出する必要があ
る。その一方、ROM診断は時間がかかることから、エ
ンジン運転中のROM診断は、診断中におけるエンジン
制御機能に影響を与えることがある。
【0004】そこで、特開2000−66963号公報
に記載の技術では、エンジン始動前又はエンジン停止時
にROMの診断を全領域にわたって連続的に実行する高
速診断を行う一方、エンジン運転中に所定の周期で割込
んでROMの診断を分割された領域毎に間欠的に実行す
る低速診断を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ROM
診断はROM故障を検出するために行うものであるが、
その診断プログラム自体がROMに記憶されているた
め、診断プログラムが記憶されている部位にROM故障
を生じると、ROM診断自体が正しく機能しなくなるの
で、ROM診断の信頼性に欠けるという問題点があっ
た。
【0006】また、常時診断するため、エンジン運転中
に所定の周期で割込んでROM診断を分割された領域毎
に間欠的に実行するようにしても、診断時間が長時間と
なり(全領域についてサム/パリティを計算してROM
診断を完了するのに約10分位の診断時間を要し)、R
OM故障が重要な失陥を招く部位に生じた場合に、これ
を速やかに検出して対処することが困難であるという問
題点があった。
【0007】本発明は、このような実状に鑑み、ROM
診断プログラムを冗長化することで、一方のROM診断
プログラムの記憶領域が故障した場合に、他方のROM
診断プログラムでその故障を確実に検出できるようにし
て、ROM診断の信頼性を向上させることを目的とす
る。また、一方の診断プログラムがROMの全領域を診
断する場合でも、他方のROM診断プログラムは、効率
良く限られた一領域を診断するようにして、高速に診断
できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、ROM診断プログラムに基づいてROM故
障の有無を診断するROM診断装置において、第1及び
第2のROM診断プログラムを設けて、これらをROM
の異なる領域にそれぞれ記憶させ、第1のROM診断プ
ログラムで、少なくとも第2のROM診断プログラムが
記憶されている領域を診断し、第2のROM診断プログ
ラムで、少なくとも第1のROM診断プログラムが記憶
されている領域を診断することを特徴とする。
【0009】請求項2に係る発明では、前記第1のRO
M診断プログラムで、ROMの全領域を診断(通常RO
M診断)し、前記第2のROM診断プログラムで、第1
のROM診断プログラムが記憶されている領域を含むR
OMの一領域を診断(高速ROM診断)することを特徴
とする。請求項3に係る発明では、ROM内に記憶され
るプログラム及びデータのうち、その記憶領域の異常が
重要な失陥を招くプログラム及びデータ(前記第1のR
OM診断プログラムを含む)をROMの一領域に集め、
前記第2のROM診断プログラムで、当該一領域のみを
診断することを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明では、前記第2のRO
M診断プログラムによる診断領域に、ジョブコール部
(OS)及び汎用サブルーチン(ライブラリ)の記憶領
域を含めることを特徴とする。請求項5に係る発明で
は、前記第1及び第2のROM診断プログラムによるR
OM診断は、サム/パリティ方式とし、各一方のROM
診断プログラムで参照されるサム/パリティの期待値
は、各他方のROM診断プログラムによる診断領域に格
納することを特徴とする。
【0011】請求項6に係る発明では、前記第1及び第
2のROM診断プログラムは、それぞれ別々のジョブ
(ジョブコール部により別々に呼出されるジョブ)に配
置することを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第1及び
第2のROM診断プログラムを設けて、これらをROM
の異なる領域にそれぞれ記憶させ、第1のROM診断プ
ログラムで、少なくとも第2のROM診断プログラムが
記憶されている領域を診断し、第2のROM診断プログ
ラムで、少なくとも第1のROM診断プログラムが記憶
されている領域を診断することにより、ROM診断を冗
長化し、互いに相手を監視できるような構成としたた
め、一方のROM診断プログラムが故障しても、他方の
ROM診断プログラムがその故障を検出でき、ROM診
断の機能が損なわれることがない。
【0013】請求項2に係る発明によれば、第1のRO
M診断プログラムで、ROMの全領域を診断(通常RO
M診断)する一方、第2のROM診断プログラムで、第
1のROM診断プログラムが記憶されている領域を含む
ROMの一領域を診断(高速ROM診断)することによ
り、簡易型の高速ROM診断が可能となる。請求項3に
係る発明によれば、ROM内に記憶されるプログラム及
びデータのうち、その記憶領域の異常が重要な失陥を招
くプログラム及びデータ(第1のROM診断プログラム
を含む)をROMの一領域に集め、第2のROM診断プ
ログラムで、当該一領域のみを診断(高速ROM診断)
することにより、重要なROM領域を短い時間内で診断
でき、しかも演算負荷を極力小さくできるので、常時診
断を行うことが可能となる。
【0014】請求項4に係る発明によれば、第2のRO
M診断プログラム(高速ROM診断プログラム)による
診断対象に、ジョブコール部(OS)を含めることで、
診断のアプリケーション自体が呼出されなくなるような
故障を速やかに検出でき、また診断対象に、汎用サブル
ーチン(ライブラリ)を含めることで、例えばプログラ
ムの冗長系を構成する場合に、汎用サブルーチンまで冗
長にする必要がなくなる。
【0015】請求項5に係る発明によれば、ROM診断
は、サム/パリティ方式とし、各一方のROM診断プロ
グラムで参照されるサム/パリティの期待値は、各他方
のROM診断プログラムによる診断領域に格納すること
により、予め計算して格納するサム/パリティの異常で
診断機能が損なわれることがない。請求項6に係る発明
によれば、第1及び第2のROM診断プログラムは、そ
れぞれ別々のジョブに配置することにより、すなわち、
ジョブコール部により別々に呼出されるジョブにそれぞ
れ配置することにより、一方のROM診断が動作しない
ようなジョブ故障について、他方のROM診断で検出す
ることができ、診断機能が損なわれることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、本発明では、第1及び第2の
ROM診断プログラムを設けて、これらをROMの異な
る領域にそれぞれ記憶させ、第1のROM診断プログラ
ムで、少なくとも第2のROM診断プログラムが記憶さ
れている領域を診断し、第2のROM診断プログラム
で、少なくとも第1のROM診断プログラムが記憶され
ている領域を診断するが、特に本実施形態では、前記第
1のROM診断プログラムで、ROMの全領域を診断
(通常ROM診断)し、前記第2のROM診断プログラ
ムで、第1のROM診断プログラムが記憶されている領
域を含むROMの一領域を診断(高速ROM診断)する
ので、以下では、前記第1のROM診断プログラムを通
常ROM診断プログラム、前記第2のROM診断プログ
ラムを高速ROM診断プログラムという。
【0017】図1は車両用電子制御装置の制御用マイコ
ンの構成を示している。マイコン1は、CPU2、不揮
発性のROM3、揮発性のRAM4、各種センサ・アク
チュエータとの入出力のためのI/O5等を備えてい
る。ここにおいて、ROM3には、ジョブコール部であ
るOS、各種制御プログラム(エンジンの燃料噴射制御
プログラム、点火時期制御プログラム、電制スロットル
制御プログラムなど)、各種制御データ(制御定数、テ
ーブルデータなど)、汎用サブルーチンであるライブラ
リ(例えばテーブル参照時の補間計算用サブルーチンな
ど)、通常ROM診断プログラム、高速ROM診断プロ
グラム、各ROM診断用サム/パリティ(期待値)など
が格納されるが、これらを図2のように配置してある。
【0018】すなわち、図2に示すように、ROMの一
領域(例えば先頭アドレスからの所定領域)に、ジョブ
コール部であるOS、汎用サブルーチンであるライブラ
リ、通常ROM診断プログラム、及び、通常ROM診断
用サム/パリティを、集中させて配置してある。そし
て、これ以外の領域に、各種制御プログラム、各種制御
データ、高速ROM診断プログラム、及び、高速ROM
診断用サム/パリティを、適宜配置してある。
【0019】このような配置の下で、通常ROM診断プ
ログラムは、ROMの全領域(当然に高速ROM診断プ
ログラム及び高速ROM診断用サム/パリティが記憶さ
れている領域を含む)を、診断範囲とする。その一方、
高速ROM診断プログラムは、ジョブコール部であるO
S、汎用サブルーチンであるライブラリ、通常ROM診
断プログラム、及び、通常ROM診断用サム/パリティ
が記憶されている特定の一領域のみを、診断範囲とす
る。
【0020】以上のように、ROM診断を冗長化し、互
いに相手を監視できるような構成としたため、一方のR
OM診断プログラムが故障しても、他方のROM診断プ
ログラムがその故障を検出でき、ROM診断の信頼性を
向上させることができる。また、一方の診断プログラム
はROMの全領域を診断するが、他方のROM診断プロ
グラムは、効率良く限られた一領域を診断するので、高
速ROM診断が可能となる。
【0021】図3はジョブ構造を示している。ジョブコ
ール部であるOSは、1msジョブ(1msJOB)と
して、1ms毎に処理を行う。OSによる1msジョブ
の先頭には、通常ROM診断のエントリー部(ジョブコ
ール部)を設け、OS内部のカウンタで、10回に1回
(すなわち10ms毎に)、診断アプリケーションジョ
ブ(バックグラウンドジョブ;BG−JOB)として、
通常ROM診断を呼出して、実行させる。但し、この通
常ROM診断は、1ジョブ毎に決められた領域ずつ計算
を行うので、ROMの全領域について計算を終了して、
最終的なROM診断を行うには、10分程度を要する。
【0022】また、OSによる1msジョブの最後に
は、高速ROM診断のエントリー部(ジョブコール部)
を設け、OS内部のカウンタで、10回に1回(すなわ
ち10ms毎に)、10msジョブ(10msJOB)
として、高速ROM診断を呼出して、実行させる。この
高速ROM診断も、1ジョブ毎に決められた領域ずつ計
算を行うが、診断範囲はROMの特定の一領域であるた
め、当該一領域について計算を終了して、最終的なRO
M診断を行うに要する時間は、200ms(10ms×
20回)程度である。
【0023】尚、先頭の通常ROM診断のエントリー部
と、最後の高速ROM診断のエントリー部との間には、
燃料噴射制御のエントリー部、点火時期制御のエントリ
ー部、電制スロットル弁制御のエントリー部などが配置
される。通常ROM診断及び高速ROM診断が同一のエ
ントリー部によって呼出される構造であると、一重故障
(例えばアプリケーションジョブ異常)でこれらの診断
が共に動作しなくなり、この故障を検出することも不能
になる。これを防止するため、通常ROM診断及び高速
ROM診断が実行されるジョブを別設定にし、かつ各ジ
ョブへのエントリー部をOSによる処理の先頭と最後と
に配置するのである。
【0024】次に、通常ROM診断プログラム及び高速
ROM診断プログラムについて、図4の概略フローチャ
ートにより説明する。尚、通常ROM診断プログラム及
び高速ROM診断プログラムは、別々のプログラムであ
るが、基本的な流れは同じであるので、同じフローチャ
ートを用いて、別々に説明する。 〔通常ROM診断プログラムの場合〕S1では、1ジョ
ブ分のサム/パリティの計算範囲を設定する。通常RO
M診断は、ROMの全領域を診断範囲とするため、診断
開始時(1回目)は、ROMの先頭アドレスから1ジョ
ブ分を計算範囲とし、2回目以降は次の1ジョブ分を計
算範囲とする。
【0025】S2では、S1で設定された1ジョブ分の
計算範囲について、例えば4バイトずつデータを読込
み、 SUM=SUM+4バイトデータ のごとく、次々と加算して、サム値SUMを計算する。
S3では、同様に、S1で設定された1ジョブ分の計算
範囲について、例えば4バイトずつデータを読込み、 PTY=XOR(PTY,4バイトデータ) のごとく、次々と排他的論理和を得て、パリティ値PT
Yを計算する。
【0026】S4では、通常ROM診断の全計算範囲
(ROMの全領域)、すなわち、ROMの最終アドレス
までのサム/パリティの計算が終了したか否かを判定
し、未終了の場合は本フローを終了する。通常ROM診
断の全計算範囲(ROMの全領域)についてサム/パリ
ティの計算が終了した場合は、S5へ進む。
【0027】S5では、計算されたサム値SUMと、予
めROMの全領域のサム値として計算されてROMの所
定アドレスに格納されているサムの期待値SUM1#と
を比較するサム値チェックを行い、一致した場合は、ス
テップ6へ進む。S6では、計算されたパリティ値PT
Yと、予めROMの全領域のパリティ値として計算され
てROMの所定アドレスに格納されているパリティの期
待値PTY1#とを比較するパリティ値チェックを行
い、一致した場合は、ROM診断OKとして、本フロー
を終了する。
【0028】これに対し、S5での判定でサム値SUM
が期待値SUM1#と一致しない場合、又はS6での判
定でパリティ値PTYが期待値PTY1#と一致しない
場合は、S7へ進み、ROM診断NGとする。これによ
り、フェイルセーフ処理に移行する。尚、フェイルセー
フ処理としては、制御対象機器の電源OFFを行う。例
えば、電制スロットル弁の制御装置では、電制スロット
ル弁のモータに対する電源回路のリレーをOFFにす
る。リレーOFFにより、電制スロットル弁はリターン
スプリングの作用で、比較的低開度のフェイルセーフ開
度に固定され、エンジン出力が規制されるものの、最低
限のリンプホーム運転が可能となる。この他、マイコン
リセット、警告灯の点灯等を行うようにしてもよい。
【0029】〔高速ROM診断プログラムの場合〕S1
では、1ジョブ分のサム/パリティの計算範囲を設定す
る。高速ROM診断は、ROMの特定の一領域のみを診
断範囲とするものの、その診断領域はROMの先頭アド
レスから始まるため、診断開始時(1回目)は、ROM
の先頭アドレスから1ジョブ分を計算範囲とし、2回目
以降は次の1ジョブ分を計算範囲とする。
【0030】S2では、前記と同様に、1ジョブ分の計
算範囲について、4バイトずつデータを読込み、次々と
加算して、サム値SUMを計算する。S3では、前記と
同様に、1ジョブ分の計算範囲について、4バイトずつ
データを読込み、次々と排他的論理和を得て、パリティ
値PTYを計算する。S4では、高速ROM診断の全計
算範囲(ROMの特定の一領域)、すなわち、当該領域
の最終アドレスまでのサム/パリティの計算が終了した
か否かを判定し、未終了の場合は本フローを終了する。
【0031】高速ROM診断の全計算範囲(ROMの特
定の一領域)についてサム/パリティの計算が終了した
場合は、S5へ進む。S5では、計算されたサム値SU
Mと、予めROMの特定の一領域のサム値として計算さ
れてROMの所定アドレスに格納されているサムの期待
値SUM2#とを比較するサム値チェックを行い、一致
した場合は、ステップ6へ進む。
【0032】S6では、計算されたパリティ値PTY
と、予めROMの特定の一領域のパリティ値として計算
されてROMの所定アドレスに格納されているパリティ
の期待値PTY2#とを比較するパリティ値チェックを
行い、一致した場合は、ROM診断OKとして、本フロ
ーを終了する。これに対し、S5での判定でサム値SU
Mが期待値SUM2#と一致しない場合、又はS6での
判定でパリティ値PTYが期待値PTY2#と一致しな
い場合は、S7へ進み、ROM診断NGとする。これに
より、フェイルセーフ処理に移行する。
【0033】以上のように、ROM内に記憶されるプロ
グラム及びデータのうち、その記憶領域の異常が重要な
失陥を招くプログラム及びデータ、具体的には、ジョブ
コール部(OS)、汎用サブルーチン(ライブラリ)、
通常ROM診断プログラムなどを、ROMの一領域に集
め、当該一領域のみを高速ROM診断プログラムの診断
対象とすることで、重要なROM領域を短い時間内で診
断でき、しかも演算負荷を極力小さくすることができ
る。
【0034】また、ROM診断をサム/パリティ方式で
行う場合に、各一方のROM診断プログラムで参照され
るサム/パリティの期待値は、各他方のROM診断プロ
グラムによる診断領域に格納することにより、予め計算
して格納するサム/パリティの異常で診断機能が損なわ
れることがない。尚、サム/パリティ方式とは、サム及
びパリティの少なくとも一方を用いて診断を行うことを
いう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マイコンの構成図
【図2】 ROM内のプログラム及びデータの配置構造
を示す図
【図3】 ジョブ構造を示す図
【図4】 ROM診断プログラムの概略フローチャート
【符号の説明】
1 マイコン 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 I/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 11/22 350 G06F 11/22 350B 5L106 G11C 17/00 G11C 17/00 D 29/00 652 29/00 652 Fターム(参考) 3G084 BA05 BA11 BA17 DA06 DA27 DA31 EB02 EB06 EB12 EB22 5B001 AA01 AA14 AB06 AD03 5B003 AE01 AE04 5B018 GA03 HA13 NA04 QA13 5B048 AA19 CC02 CC12 DD01 5L106 AA07 BB02 BB03 CC00 DD00 EE00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ROM診断プログラムに基づいてROM故
    障の有無を診断するROM診断装置において、 第1及び第2のROM診断プログラムを設けて、これら
    をROMの異なる領域にそれぞれ記憶させ、 第1のROM診断プログラムで、少なくとも第2のRO
    M診断プログラムが記憶されている領域を診断し、 第2のROM診断プログラムで、少なくとも第1のRO
    M診断プログラムが記憶されている領域を診断すること
    を特徴とするROM診断装置。
  2. 【請求項2】前記第1のROM診断プログラムで、RO
    Mの全領域を診断し、 前記第2のROM診断プログラムで、第1のROM診断
    プログラムが記憶されている領域を含むROMの一領域
    を診断することを特徴とする請求項1記載のROM診断
    装置。
  3. 【請求項3】ROM内に記憶されるプログラム及びデー
    タのうち、その記憶領域の異常が重要な失陥を招くプロ
    グラム及びデータをROMの一領域に集め、 前記第2のROM診断プログラムで、当該一領域のみを
    診断することを特徴とする請求項2記載のROM診断装
    置。
  4. 【請求項4】前記第2のROM診断プログラムによる診
    断領域に、ジョブコール部及び汎用サブルーチンの記憶
    領域を含めることを特徴とする請求項2又は請求項3記
    載のROM診断装置。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2のROM診断プログラム
    によるROM診断は、サム/パリティ方式とし、各一方
    のROM診断プログラムで参照されるサム/パリティの
    期待値は、各他方のROM診断プログラムによる診断領
    域に格納することを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれか1つに記載のROM診断装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2のROM診断プログラム
    は、それぞれ別々のジョブに配置することを特徴とする
    請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のROM診断
    装置。
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