JP2002089435A - 油圧機械の駆動装置 - Google Patents

油圧機械の駆動装置

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JP2002089435A
JP2002089435A JP2000279487A JP2000279487A JP2002089435A JP 2002089435 A JP2002089435 A JP 2002089435A JP 2000279487 A JP2000279487 A JP 2000279487A JP 2000279487 A JP2000279487 A JP 2000279487A JP 2002089435 A JP2002089435 A JP 2002089435A
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JP
Japan
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engine
electric motor
power
hydraulic pump
hydraulic
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Withdrawn
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JP2000279487A
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English (en)
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Eiji Hirano
栄司 平野
Hirotoshi Shibata
寛利 柴田
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意に選択されるエンジン若しくは電動モー
タの何れか一方の動力で、又はエンジン及び電動モータ
の両方の動力で駆動される1つの油圧ポンプを用いて油
圧機械を作動させる。 【解決手段】 油圧機械を搭載した車両において、油圧
機械10を作動させる1台の油圧ポンプ13と、エンジ
ン11若しくは電動モータ15の何れか一方の動力を単
独で、又はエンジン11及び電動モータ15の動力を同
時に油圧ポンプ13に伝達する伝動手段16とを備え
る。伝動手段16にはエンジン11の動力と電動モータ
15の動力とをそれぞれ油圧ポンプ13に伝達するワン
ウエイクラッチを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
油圧機械を作動させるための油圧機械の駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、作業用として種々の油圧機械
を搭載したものがある。従来、図3に示すように、車両
に搭載された油圧機械30の駆動装置としては、騒音や
排気ガスの問題に対処するため、車両のエンジン31か
らパワーテイクオフ(PTO)32を介して取り出され
た動力で駆動される油圧ポンプ33と、バッテリー34
を電源とする電動モータ35の動力で駆動される油圧ポ
ンプ36を備えたものが用いられている。車両にはバッ
テリー34に充電するためのレギュレータ・オルタネー
タ37が設けられている。
【0003】この油圧機械30の駆動装置は、騒音や排
気ガスが問題となる場合は、電動モータ35の動力で駆
動される油圧ポンプ36を用いて油圧機械30を作動さ
せ、騒音や排気ガスが問題とならない場合は、エンジン
31の動力で駆動される油圧ポンプ33を用いて油圧機
械30を作動させる。また、必要に応じて両方の油圧ポ
ンプ33、35を用いて油圧機械30を作動させること
もできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この油
圧機械30の駆動装置は、2つの油圧ポンプ33、36
を必要とし、車両への油圧機械30の設置作業の際に複
雑な油圧配管を施さなければならないので作業効率が悪
く、その上、車両に多大なスペースを必要とするため、
例えばトラック等の荷役運搬車両では荷の積載スペース
が十分に確保できなくなるという欠点がある。
【0005】また、油圧機械30の作業速度を上げるた
めには、両方の油圧ポンプ33、36を併用して油圧機
械30を作動させるが、2つの油圧ポンプ33、36が
油圧機械30に並列に接続されているため、2つの油圧
ポンプ33、36にかかる圧力が等しくなり、電動モー
タ35側の油圧ポンプ36のみ、若しくはエンジン31
側の油圧ポンプ33のみを用いて油圧機械30を作動さ
せる場合と圧力が変わらず、燃費及びバッテリー消費は
どちらも減ることがなく、省エネルギーの観点からは無
駄が多い。しかも、油圧ポンプ33に大きな負荷がかか
る場合にはエンジン31が停止しないよう、作業速度に
関わらずある程度エンジン回転数を上げなくてはならな
かった。
【0006】本発明は、車両に搭載された油圧機械の駆
動装置における上記問題を解決するものであって、任意
に選択されるエンジン若しくは電動モータの何れか一方
の動力で、又はエンジン及び電動モータの両方の動力で
駆動される1つの油圧ポンプを用いて油圧機械を作動さ
せることができ、車両への油圧機械の設置作業の際に複
雑な油圧配管を施す必要がなく、多大なスペースも不要
であり、省エネルギー化可能な油圧機械の駆動装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧機械の駆動
装置は、上記課題を解決するため、油圧機械を搭載した
車両において、油圧機械を作動させる1台の油圧ポンプ
と、エンジン若しくは電動モータの何れか一方の動力を
単独で、又はエンジン及び電動モータの動力を同時に油
圧ポンプに伝達する伝動手段とを備えている。
【0008】この油圧機械の駆動装置は、騒音や排気ガ
スが問題となるような場合は、電動モータの動力を伝動
手段を介して油圧ポンプに伝達し、油圧ポンプを駆動す
ることにより油圧機械を作動させる。騒音や排気ガスが
問題とならない場合は、エンジンの動力を伝動手段を介
して油圧ポンプに伝達し、油圧ポンプを駆動することに
より油圧機械を作動させる。また、必要に応じて電動モ
ータの動力及びエンジンの動力を伝動手段を介して油圧
ポンプに伝達し、油圧ポンプを駆動することにより油圧
機械を作動させることができる。
【0009】このように、任意に選択されるエンジン若
しくは電動モータの何れか一方の動力で、又はエンジン
及び電動モータの両方の動力で駆動される1つの油圧ポ
ンプを用いて油圧機械を作動させることができるので、
車両への油圧機械の設置作業の際に2つの油圧ポンプを
用いるときのような複雑な油圧配管を施す必要がなく、
多大なスペースも不要となる。
【0010】エンジンと電動モータの両方の動力で油圧
ポンプを駆動する場合、エンジンが電動モータの回転を
助けることにより、電動モータにかかるトルクが減り、
消費電力量が少なくなるのでバッテリーの消費をおさえ
ることができる。また、油圧ポンプの回転数に応じてエ
ンジンと電動モータにトルクが分配されるため、高負荷
時であっても低負荷時と同様のエンジン回転数でエンジ
ンの停止を生ずることなく作業できる。
【0011】さらに、作業速度はエンジン回転数に対し
てエンジンのみで油圧ポンプを駆動した場合と同等にな
るため、電動モータの駆動状況に関わらず一定の操作感
覚で作業を行うことができる。伝動手段にはエンジンの
動力と電動モータの動力とをそれぞれ油圧ポンプに伝達
するワンウエイクラッチを設けることにより、上記の機
能を容易に実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある油圧機械の駆動装置の構成図、図2は伝動手段の構
成の説明図である。ここで、車両に搭載された油圧機械
10の駆動装置は、油圧機械10を作動させる1台の油
圧ポンプ13と、車両のエンジン11からパワーテイク
オフ(PTO)12を介して取り出された動力、及びバ
ッテリー14を電源とする電動モータ15の動力を油圧
ポンプ13に伝達する伝動手段16とを備えている。
【0013】車両にはバッテリー14に充電するための
レギュレータ・オルタネータ17が設けられている。伝
動手段16は、PTO12と連結された回転軸18にワ
ンウエイクラッチ19を介して取り付けられたギヤ20
と、電動モータ15に連結された回転軸21にワンウエ
イクラッチ22を介して取り付けられたギヤ23とを備
えており、ギヤ20とギヤ23とは互いに噛み合って共
に回転するようになっている。ギヤ20は駆動軸24で
油圧ポンプ13と連結されており、ギヤ20の回転が油
圧ポンプ13に伝達される。
【0014】電動モータ15の回転方向は、PTO12
の回転方向と逆方向に設定されている。ワンウエイクラ
ッチ19は、PTO12の回転方向でロックし、逆方向
の回転は自由とする向きに取り付けられており、ワンウ
エイクラッチ22は、電動モータ15の回転方向でロッ
クし、逆方向の回転は自由とする向きに取り付けられて
いる。
【0015】電動モータ15のみで油圧ポンプ13を駆
動する場合、電動モータ15の回転は回転軸21からワ
ンウエイクラッチ22を介してギヤ23に伝達され、ギ
ヤ23と噛み合っているギヤ20を回転させる。このと
き、ワンウエイクラッチ19は回転自由であるので、電
動モータ15の動力がギヤ20から駆動軸24を経て油
圧ポンプ13に伝達される。
【0016】エンジン11のみで油圧ポンプ13を駆動
する場合、PTO12の回転は回転軸18からワンウエ
イクラッチ19を介してギヤ20 に伝達されるので、エ
ンジン11の動力がPTO12、回転軸18、ギヤ20
から駆動軸24を経て油圧ポンプ13に伝達される。こ
のとき、ギヤ20 はギヤ23を回転させるが、ワンウエ
イクラッチ22は回転自由であるので、電動モータ15
は回転しない。
【0017】エンジン11と電動モータ15の両方で油
圧ポンプ13を駆動する場合、電動モータ15は回転軸
21の負荷トルクに応じて回転数が変動し、エンジン1
1はアクセルによって回転数が制御される。電動モータ
15の回転数によって決まるギヤ20の回転数がPTO
12の回転数によって決まる回転軸18の回転数より大
きい場合、ワンウエイクラッチ19が回転してエンジン
11から油圧ポンプ13への動力は伝達されなくなる
が、逆にPTO12の回転数によって決まる回転軸18
の回転数が電動モータ15のみで駆動した場合のギヤ2
0の回転数より大きい場合、電動モータ15は回転軸2
1の回転数に見合ったトルクで回転する。つまり、この
ときにはギヤ20はエンジン11と電動モータ15の両
方で駆動されていることになる。
【0018】よって、エンジン11と電動モータ15の
両方で油圧ポンプ13を駆動する場合、油圧ポンプ13
に高負荷がかかっても、エンジン11と電動モータ15
にトルクが分配されるため、電動モータ15の分だけト
ルクが小さくなり、エンジン11の回転数が低くてもエ
ンジン11が停止することがなく安定した運転が可能と
なる。
【0019】このように、1つの油圧ポンプ13を用い
て油圧機械10を作動させるので、車両への油圧機械1
0の設置作業の際に複雑な油圧配管を施す必要がなく、
多大なスペースも不要である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧機械
の駆動装置によれば、任意に選択されるエンジン若しく
は電動モータの何れか一方の動力で、又はエンジン及び
電動モータの両方の動力で駆動される1つの油圧ポンプ
を用いて油圧機械を作動させることができるので、車両
への油圧機械の設置作業の際に複雑な油圧配管を施す必
要がなく、多大なスペースも不要となる。
【0021】エンジンと電動モータの両方の動力で油圧
ポンプを駆動する場合、エンジンが電動モータの回転を
助けることにより、電動モータにかかるトルクが減り、
消費電力量が少なくなるのでバッテリーの消費をおさえ
ることができる。また、油圧ポンプの回転数に応じてエ
ンジンと電動モータにトルクが分配されるため、高負荷
時であっても低負荷時と同様のエンジン回転数でエンジ
ンの停止を生ずることなく作業できる。
【0022】さらに、作業速度はエンジン回転数に対し
てエンジンのみで油圧ポンプを駆動した場合と同等にな
るため、電動モータの駆動状況に関わらず一定の操作感
覚で作業を行うことができる。伝動手段にはエンジンの
動力と電動モーターの動力とをそれぞれ油圧ポンプに伝
達するワンウエイクラッチを設けることにより、上記の
機能を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である油圧機械の駆動装
置の構成図である。
【図2】伝動手段の構成の説明図である。
【図3】従来の油圧機械の駆動装置の構成図である。
【符号の説明】
10 油圧機械 11 エンジン 12 パワーテイクオフ 13 油圧ポンプ 14 バッテリー 15 電動モータ 16 電動手段 17 レギュレータ・オルタネータ 18 回転軸 19 ワンウエイクラッチ 20 ギヤ 21 回転軸 22 ワンウエイクラッチ 23 ギヤ 24 駆動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧機械を搭載した車両において、油圧
    機械を作動させる1台の油圧ポンプと、エンジン若しく
    は電動モータの何れか一方の動力を単独で、又はエンジ
    ン及び電動モータの動力を同時に油圧ポンプに伝達する
    伝動手段とを備えたことを特徴とする油圧機械の駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 伝動手段がエンジンの動力と電動モータ
    の動力とをそれぞれ油圧ポンプに伝達するワンウエイク
    ラッチを備えたことを特徴とする請求項1記載の油圧ポ
    ンプの駆動装置。
JP2000279487A 2000-09-14 2000-09-14 油圧機械の駆動装置 Withdrawn JP2002089435A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329871A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Shin Meiwa Ind Co Ltd 作業車輌の駆動装置
US7131386B1 (en) * 2004-05-11 2006-11-07 Brunswick Corporation Marine propulsion system with pressure compensated hydraulic supply capability
JP2014121937A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 作業車両の架装物

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204