JP2002085860A - 非固定式羽ばたき翼の羽ばたき飛行機 - Google Patents

非固定式羽ばたき翼の羽ばたき飛行機

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JP2002085860A
JP2002085860A JP2000317198A JP2000317198A JP2002085860A JP 2002085860 A JP2002085860 A JP 2002085860A JP 2000317198 A JP2000317198 A JP 2000317198A JP 2000317198 A JP2000317198 A JP 2000317198A JP 2002085860 A JP2002085860 A JP 2002085860A
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flapping
wing
trailing edge
wings
fixed
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Yohei Takatani
洋平 高谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の羽ばたき飛行機は羽ばたき翼面膜の背
骨部が固定されていたため、羽ばたき翼の打下ろし時に
獲得する上昇量と、打上げ時に発生する降下量の差が小
さく、上昇性能が悪いといった欠点があった。 【解決手段】 本発明では、羽ばたき翼の背骨部を非固
定とし、羽ばたき翼の打上げ時に発生する降下ロスを最
小限に抑えて、上昇性能の飛躍的な向上を図る。その目
的を達するに、従来の固定翼や背骨、及び後支柱を排
し、替わりに背骨部に板バネ等弾力のある素材を採用
し、そのバネの後端には自由に翼の後縁高を設定できる
後縁高調節糸を設けた主翼後縁材を接続することをもっ
てする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、羽ばたき翼の
後縁を非固定とする羽ばたき飛行機の形状と装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来の単葉羽ばたき飛行機は概ね体育
館等の室内で飛ばすことを目的としたもので、図5及び
図6に示すように、薄い翼面膜を羽ばたき翼スパー
(5)と、後支柱(18)に固着された背骨(19)や
固定翼(17)に接着して張設するものが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、羽ばたき翼
の背骨部が固定されていると、翼が打下ろす時に獲得す
る上昇量と打上げる時に生じる下降量の差が少なく、両
者が相殺されると著しく上昇量が減少し上昇効率が悪く
なるという欠点があった。
【0004】そこでこの発明は、羽ばたき翼の背骨部を
非固定にすることによって従来の欠点を取り除き、より
大きな上昇能力を確保して屋外でも楽しめるアウトドア
羽ばたき飛行機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この発明は、前述した
諸課題を解決するめ、従来の固定翼や背骨とそれを支え
ていた後支柱を取り払って翼後縁を非固定とし、固定翼
や背骨に替えて板バネ等弾力を有する素材を設けること
をその手段とする。
【0006】具体的には、羽ばたき翼面膜の中央後縁部
に接着された適当な巾の主翼後縁材;該主翼後縁材の中
央部と前支柱を接続する板バネ等の適当な弾力を有する
背骨バネ;前記後縁材の両端からYの字に設置された後
縁高調節糸;該後縁高調節糸を保持するために胴体上面
に設けられた糸ガイドと糸ホルダーを有する羽ばたき飛
行機を提供する。
【0007】
【作用】 動力シャフトで発生した出力は動力シャフト
先端のクランクを回転せしめ、クランクから連結された
2本のコンロッドを通じて左右の主翼クランクに伝達さ
れる。動力クランクが上死点から下死点へ回ると当然乍
ら左右両翼は打下ろされるが、この時、翼に張設された
翼面膜はその下部に空気を孕み、後縁高調節糸で設定さ
れた高さ一杯で空気を叩いて機体を上昇せしめる。
【0008】クランクが更に回転して下死点を過ぎる
と、逆に左右両翼は打上げ状態に入る。この時、翼に張
設された翼面膜は、翼上面から空気の抵抗を受けること
になるが背骨バネの効果で後縁部は一瞬下方へ大きく下
がって空気の抵抗を逸らすことができる。次の瞬間、翼
面膜の後縁部は背骨バネの反発力によって素早く設定高
まで戻り、次なる打下ろし動作に備えることになる。
【0009】つまりこの羽ばたき飛行機は両翼を打下ろ
す時は後縁高調節糸で予め設定された高さで空気を叩い
て、従来の固定型同様に機体を上昇させ、打上げ時には
空気の抵抗を逸らして素早く打上げ、機体の下降を最小
限に留めることを可能にする。その結果、機体の上昇量
と下降量の差が大きくなり、機体は従来より遥かに優れ
た上昇能力を獲得することができるのである。
【0010】
【実施例】 次に、この発明の一実施例を図面を参照し
ながら説明する。図1と図2を参照する。先ず構造部材
であるが、動力シャフト(1)や動力クランク(2)及
び主翼クランク(4)はピアノ線、コンロッド(3)は
アルミかアルミに類する軽くて剛性のある金属を加工す
るものとし、前記以外の構造部材はバルサ等の木材か、
それ等に類する軽くて丈夫な合成樹脂等を使用するもの
とする。又、翼面膜は従来型、図5、図6と同様に本発
明もプラスチックフィルムか和紙を張設するものとす
る。
【0011】図1及び図2に示すように、支柱(7)の
下端に動力シャフト(1)を設置し前方にL字型の動力
クランク(2)を設ける。該動力クランクと左右の主翼
クランク(4)は2本のコンロッド(3)で連結し、左
右の主翼は支柱上端に設けられたヒンジ(8)を支点と
して上下に羽ばたき動作をする。
【0012】翼面膜(6)の後縁部に主翼後縁材(1
1)を接着し、該後縁材の中央と支柱(7)の上部を適
切な巾の背骨バネ(9)で接続し、該背骨バネの先端は
支柱に埋込んでおく。こうすることで主翼後縁は背骨バ
ネの埋込み部を支点に上下可動となる。当然乍ら背骨バ
ネ(9)と翼面膜(6)は接着しておく。
【0013】主翼後縁材(11)の両端からは後縁高調
節糸(10)を図のようにYの字に設け、そのYの字の
交点部を図2の2点鎖線で示すように左右へ可動にして
おく。該後縁高調節糸の後端は胴体(15)の上面に設
置された糸ガイド(12)を通して糸ホルダー(13)
に挟んで固定し、挟む場所を変えることによって翼の後
縁高を自在に調節できるようにしておく。
【0014】図3を参照する。巻上げられた動力ゴムの
エネルギーが解放されて、動力クランク(2)が上死点
から下死点へと回転してくるとその力は先ず動力クラン
ク(2)から主翼クランク(4)に連結された2本のコ
ンロッド(3)に伝達され、主翼スパー(5)を打下ろ
させる。
【0015】この時、翼面膜(6)はその下部から空気
の抵抗を受けて上方へ上がろうとするが後縁高調節糸
(10)で予め設定された、図3の2点鎖線の高さで止
められることになる。このため、翼は従来機の翼面膜固
定型と同様の高さで空気を打って機体を上昇せしめる。
【0016】次に図4を参照する。動力クランク(2)
が更に下死点から上死点へ回転するとその力は、コンロ
ッド(3)を経由して主翼クランク(4)に伝えられ、
主翼スパー(5)を打上げさせる。この時翼面膜(6)
は上方からの空気抵抗を受けることになるが、背骨バネ
(9)の効果で一瞬下方、即ち図の2点鎖線まで下がり
上方からの空気抵抗を大きく逸らすことになる。その結
果、主翼スパーは素早く打上げられ、機体の降下を最小
限に止めることができるのである。一方、空気抵抗を逸
らした背骨バネ(9)はその反発力で瞬時に元の位置に
戻り、次の打下ろし動作に備えることになるのである。
【0017】つまりこの羽ばたき飛行機は、翼の打下ろ
し時には従来の固定型と同様の揚力を確保しつつ、打上
げ時には従来の固定型には不可能だった空気抵抗の「逸
らし」を実現して機体の降下を最小限にし、その結果従
来機より格段に優れた上昇性能の獲得を可能にしたので
ある。
【発明の効果】 以上、この発明の羽ばたき飛行機は、
主翼の羽ばたき翼背部に背骨バネを設けることによって
背部固定機では不可能だった後縁部可動を実現し、機体
の降下量を最小限に抑えて従来よりも遥かに優れた上昇
性能を獲得している。こうして得られた大きな揚力は尾
翼の角度設定によって、丁度竹とんぼを前進せしめる時
のごとくその一部を推力へと転じることができ、従来風
に弱いとされていた羽ばたき飛行機を屋外でも楽しめる
ものにした。
【0018】又、従来は一度翼面膜を張設してしまうと
どうにもならなかった主翼取り付け角であるが、この発
明の機体なら後縁高調節糸によって容易に角度(高さ)
調整ができ、常にベストの位置で飛行を楽しむことがで
きる。
【0019】加えて、後縁高調節糸のY字の交点部分を
左右可動にしているため、飛行機の旋回方向のコントロ
ールもある程度可能になり、全体として従来より遥かに
巾の広い楽しみ方を可能にしたのである。
【0020】更に、従来機から背骨や固定翼、それを支
えていた後支柱を取り払うことにより機体の軽量化が図
られ、従来機より一層耐空性能を向上させているのであ
る。その飛翔は鳥やとんぼといった生き物さながらで、
従来機とはひと味もふた味も違う飛行を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の羽ばたき飛行機の斜
視図である。
【図2】 この発明の動作部分の斜視図である。
【図3】 翼の打下ろし時の側面図である。
【図4】 翼の打上げ時の側面図である。
【図5】 従来例の1タイプを示す斜視図である。
【図6】 他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 動力シャフト 2 動力クランク 3 コンロッド 4 主翼クランク 5 主翼スパー 6 翼面膜 7 支柱 8 ヒンジ 9 背骨バネ 10 後縁高調節糸 11 主翼後縁材 12 糸ガイド 13 糸ホルダー 14 動力ゴム 15 胴体 16 尾翼 17 固定翼 18 後支柱 19 背骨

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽ばたき翼の後縁を非固定とすることを
    特徴とする羽ばたき飛行機。
  2. 【請求項2】 前記の非固定にした羽ばたき翼の背骨部
    分に、バネを設けることを特徴とする請求項1記載の羽
    ばたき飛行機。
JP2000317198A 2000-09-11 2000-09-11 非固定式羽ばたき翼の羽ばたき飛行機 Pending JP2002085860A (ja)

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