JP2002085266A - ポップアップトースタ - Google Patents

ポップアップトースタ

Info

Publication number
JP2002085266A
JP2002085266A JP2000286745A JP2000286745A JP2002085266A JP 2002085266 A JP2002085266 A JP 2002085266A JP 2000286745 A JP2000286745 A JP 2000286745A JP 2000286745 A JP2000286745 A JP 2000286745A JP 2002085266 A JP2002085266 A JP 2002085266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pan
bread
slice
pop
toaster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000286745A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Mori
宏明 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Home Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Home Tech Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000286745A priority Critical patent/JP2002085266A/ja
Publication of JP2002085266A publication Critical patent/JP2002085266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サイズの異なるいろいろなスライスパンの調理
を可能としたホップアップトースタにおいて、すべての
スライスパンのパン収納室からの飛び出しを防止するこ
と。 【解決手段】サイズの異なるいろいろなスライスパン6
を収納しうるパン収納室13を有し、パン受け3を上昇
させるための弾発付勢要素19の弾発付勢力を、最も重
いスライスパン6を上昇させるのに必要な比較的強いも
のに設定し、短くて軽いスライスパン6をパン収納室1
3から上昇させて取り出すときにダンパ7でもってパン
受け3の上昇動作にブレーキを掛けて勢いを弱める形態
にしている。これにより、短くて軽いスライスパン6の
場合でも、パン挿抜口10から外部に勢いよく飛び出さ
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポップアップトー
スタに関する。
【0002】
【従来の技術】ポップアップトースタとは、一般的に周
知のように、スライスパン専用のパン焼き機のことであ
り、パン収納室においてケース上面に設けられるパン挿
抜口からスライスパンを差し入れた状態で自動的に焼き
上げるとともに、焼き上げたスライスパンをパン挿抜口
から突出させるようになっている。
【0003】ところで、スライスパンについては、ほぼ
正方形になったものが一般的であるが、例えば六つ切り
サイズや八つ切りサイズなどスライス幅が規定されて市
販されている他、ユーザーが任意の厚みでスライスする
ことがあるために、パン収納室のサイズは、最も厚いス
ライスパンを想定して大きく設定されており、ヒータガ
ードにより、スライスパンをパン収納室内で不動に保持
させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記スライスパンは、
厚さによって重さが異なるが、このような重さに関係な
く、焼き上げ後にスライスパンをパン収納室から外部に
程よく突出させるための動作を確保することが困難であ
った。
【0005】というのは、スライスパンを昇降させるた
めのパン受けを、コイルバネにより常時上向きに弾発付
勢させるように構成しているが、上述したようにスライ
スパンの重さがいろいろ異なる関係より、コイルバネの
ばね力については、最も重いスライスパンの使用を想定
して比較的強く設定する必要がある。
【0006】しかしながら、その場合、薄くて軽いスラ
イスパンの場合だと、パン受けが必要以上に勢いよく上
昇されることになって、パン収納室のパン挿抜口から完
全に飛び出してしまうなどの不具合が発生する。
【0007】かといって、コイルバネのばね力を弱くす
ると、重いスライスパンを持ち上げることができなくな
る。このようにコイルバネのばね力を適正に選定するこ
とが困難であり、ここに改良の余地が有る。
【0008】ここで、話は変わるが、近年では、ほぼ縦
長長方形のいわゆる山形パンなどが製造されるようにな
っているが、現状では、このような長尺サイズのスライ
スパンに対応したポップアップトースタはない。
【0009】このような現状を考慮し、本願出願人は、
短尺サイズのスライスパンと、長尺サイズのスライスパ
ンとの両方に対応するポップアップトースタを開発して
いる。
【0010】この種のポップアップトースタでは、スラ
イスパンを収納するパン収納室の深さ寸法を長尺サイズ
のスライスパンに対応して深くしたり、焼き上がり時に
いずれのサイズのスライスパンでもパン収納室から上向
きに突出させるためにパン受けの昇降ストロークを長く
したり、さらにパン受けを常時上向きに弾発付勢するコ
イルバネのばね力を変更したりする必要がある。
【0011】そして、上記長尺サイズのスライスパンの
場合にも、短尺サイズのスライスパンと同様に、例えば
六つ切りサイズや八つ切りサイズなどスライス幅が規定
されて市販されている他、ユーザーが任意の厚みでスラ
イスすることがあり、重さが大小異なる。この長尺サイ
ズのスライスパンの場合には、上記短尺サイズのスライ
スパンに比べて重くなるので、この長尺サイズのスライ
スパンに対応するポップアップトースタだと、上述した
不具合がより顕著に発生する。
【0012】つまり、この場合も、コイルバネのばね力
を最も重いスライスパンの使用を想定して比較的強く設
定する必要があるが、パン収納室内におけるパン受けの
昇降距離を長くする分、パン受けの上昇時の加速度が増
すためにパン受けが必要以上に勢いよく上昇されること
になって、軽いスライスパンの場合だとパン収納室のパ
ン挿抜口から完全に飛び出しやすくなる。したがって、
このような汎用性を高めたポップアップトースタの場合
だと、コイルバネのばね力の選定がより困難になると言
える。
【0013】このような事情に鑑み、本発明は、サイズ
の異なるいろいろなスライスパンの調理を可能としたホ
ップアップトースタにおいて、すべてのスライスパンの
パン収納室からの飛び出しを防止することを目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明第一のポップアッ
プトースタは、上方からスライスパンを挿抜する形態で
あって、上部にスライスパンの挿抜口が設けられるケー
スと、ケース内に配設されて厚みの異なるいろいろなス
ライスパンが起立姿勢で収納されるパン収納室と、パン
収納室内においてほぼ平行に対向配置されてスライスパ
ンを加熱するヒータパネルと、パン収納室内に上下昇降
可能に配設されるパン受けと、パン受けを常時上昇させ
る形態に弾発付勢するとともに、最も重いと想定される
スライスパンを搭載したパン受けを安定的に上昇させる
のに必要な弾発付勢力に設定された弾発付勢要素と、パ
ン受けを下降させた位置で拘束したり上昇を許容したり
するためのラッチ機構と、パン受けとケース内の固定部
位との間に付設されかつパン受けの上昇動作に応じて圧
縮または伸張されることによりパン受けに対して上昇動
作を弱めるための抵抗を付与するダンパとを有し、前記
ダンパが、下降位置のパン受けを上昇開始させてから所
要距離上昇する途中位置までの期間についてパン受けに
対して抵抗を付与しない無負荷状態となり、それ以降の
上昇過程でパン受けの上昇速度を弱めるための抵抗を付
与する構成とされている、ことを特徴としている。
【0015】本発明第二のポップアップトースタは、上
記第一の構成において、前記両ヒータパネルの内側にそ
れぞれ配設されかつスライスパンを下降させた位置でス
ライスパンを挟んで前記両ヒータパネルに対する姿勢を
拘束する一方でスライスパンを上昇させた位置でスライ
スパンから離隔させる2つ一対のヒータガードと、前記
両ヒータガードの下端を支点としてヒータガードの上端
側を互いに近接させる形態に傾倒させるよう弾発付勢力
を付与する付勢手段とをさらに有する、ことを特徴とし
ている。
【0016】本発明第三のポップアップトースタは、上
記第一または第二の構成において、前記ダンパが、底部
がケースの上端側に固定される有底円筒形のシリンダ
と、下端がパン受けの長手方向一端側に対して所要スト
ロークの遊びを持つ状態で係止されるピストン軸とを有
し、かつ、前記ピストン軸が、前記遊びによりパン受け
の上昇初期段階において押し上げられずに、上昇途中位
置から押し上げられてシリンダ内の流体圧縮に伴う抵抗
をパン受けに対して付与するものである、ことを特徴と
している。
【0017】本発明第四のポップアップトースタは、上
記第三の構成において、ダンパのシリンダの長さ寸法を
A、ダンパのピストン軸のストロークをB、ダンパが無
負荷状態となる空走領域をC、パン受けの昇降ストロー
クをD、ケースの全高寸法をEとしたときに、2D−C
<A+B+C<Eで示す関係に設定されている、ことを
特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0019】図1ないし図11に本発明の一実施形態を
示している。図1は、ポップアップトースタの外観を示
す斜視図、図2は、図1のポップアップトースタの平面
図、図3は、図1のポップアップトースタの内部構成を
示す正面図、図4は、図1のポップアップトースタの内
部構成を示す一方側面図、図5は、図1のポップアップ
トースタの内部構成を示す他方側面図、図6は、空走領
域を確保したエアダンパの設置形態および設置条件を示
すための側面図、図7は、ラッチ機構およびエアダンパ
の動作を説明するための側面図、図8は、ヒータガード
単体を示す斜視図、図9は、ヒータガード単体を示す側
面図、図10は、ヒータガードの両端側の動きを説明す
るための側面図、図11は、ヒータガードの中央側の動
きを説明するための側面図である。
【0020】図例のポップアップトースタは、ケース1
と、2つ一対のヒータパネル2,2と、パン受け3と、
2つ一対のヒータガード4,4と、ラッチ機構5とを少
なくとも備えている。なお、6はスライスパンである。
【0021】ケース1は、ほぼ長方体形状に形成されて
おり、その上面に平面視ほぼ長方形のパン挿抜口10が
1つ設けられている。
【0022】2つ一対のヒータパネル2は、ケース1の
内部空間において上記パン挿抜口10に対応して設けら
れている。この2つ一対のヒータパネル2は、それぞ
れ、ほぼ平行に所要間隔離れて対向配置されており、こ
れらのヒータパネル2の両端は、2つの遮熱板11,1
2で結合されており、これらヒータパネル2と遮熱板1
1,12とにより、角筒形状のパン収納室13が形成さ
れている。
【0023】パン受け3は、パン収納室13内に投入さ
れるスライスパン6を受けて上下昇降させるためのもの
で、その長手方向両端が、第1遮熱板11の外側に上下
方向に沿って立設されたガイドバー17と、第2遮熱板
12に上下方向に沿って設けられるガイド溝18とに対
して支持されることにより、パン収納室13内に上下昇
降可能になっている。このパン受け3の一端14は、ケ
ース1の一側外部に突出されていて、この突出する一端
14に支持板15を介してレバー16が取り付けられて
いる。なお、上記ガイドバー17には、パン受け3を常
時において上向きに弾発付勢するコイルバネ19が外装
されている。
【0024】2つ一対のヒータガード4は、パン収納室
13の内部においてヒータパネル2,2とそれぞれ対向
する状態で配設されており、パン受け3によりスライス
パン6を下降させた位置でスライスパン6を挟んで両ヒ
ータパネル2に対する姿勢を拘束する一方でスライスパ
ン6を上昇させた位置でスライスパン6から離れて姿勢
を自由にするものである。このヒータガード4は、上下
ほぼ平行に離隔配置される2つの横向き線材4a,4b
間に複数の縦向き線材4cをストライプ状に架設した構
成であり、その下側線材4bを支点として上端が互いに
近接する形態に傾倒しうるようにヒータパネル2に対し
て支持されているとともに、図示しないコイルバネなど
の付勢手段により常時において傾倒する形態に弾発付勢
力が付与されている。
【0025】ラッチ機構5は、パン受け3を下降させた
位置で拘束したり上昇を許容したりするもので、第1遮
熱板11の外側に設置されている。このラッチ機構5
は、パン受け3の支持板15に傾動可能に取り付けられ
る係止爪20と、この係止爪20が係止される磁性材製
の係合片21と、係合片21を直立姿勢と傾斜姿勢とに
状態を変化させるための電磁石22とを有している。
【0026】上記電磁石22は、通電時に係合片21の
磁気的に吸着することにより直立姿勢にして係止爪20
に対して係合しうる状態にする一方、非通電時に係合片
21を磁気吸着させずに傾斜姿勢にして係止爪20との
係合を離脱させる状態にするものである。
【0027】そして、上述したようなポップアップトー
スタには、図示しないが、制御装置が装備されている。
この制御装置は、ヒータパネル2の動作と、ケース1の
外面に設置されてユーザーにより操作される焼き調節つ
まみにより作動させられるタイマの計時動作と、タイマ
のタイムアップ時にラッチ機構5を非保持状態にする解
除動作などを制御するもので、図示しないが、家庭用交
流電源を整流する整流回路と、ヒータパネル2を駆動す
る駆動回路と、加熱時間を制御するタイマ回路と、タイ
マ回路のタイムアップ時つまり加熱終了時に電源スイッ
チをオフするとともにラッチ機構5の電磁石22への通
電を解除するリレーなどを少なくとも有している。
【0028】ところで、この実施形態では、短尺サイズ
のスライスパン6と、長尺サイズのスライスパン6との
両方に対応する構成になっている。つまり、上記パン収
納室13の深さ寸法を長尺サイズのスライスパン6に対
応して深く設定され、また、焼き上がり時にいずれのサ
イズのスライスパン6でもパン収納室13から上向きに
突出させるためにパン受け3の上下移動ストロークが長
く設定され、さらに、コイルバネ19のばね力が最も重
いと想定されるスライスパン6を上昇させるよう強く設
定されている。
【0029】そして、この実施形態のポップアップトー
スタは、パン収納室13に投入されるスライスパン6を
上昇させるときに、スライスパン6に対して上昇動作を
弱めるための抵抗を付与するエアダンパ7が設けられて
いる、ことに特徴がある。
【0030】しかも、上記エアダンパ7は、下降位置に
あるパン受け3の上昇初期から最後まで抵抗を付与する
ものではなく、パン受け3の上昇初期段階においてパン
受け3の上昇速度を弱めるための抵抗を付与しない無負
荷状態となり、上昇途中から上昇終了位置までの期間に
おいてパン受け3の上昇速度を弱めるための抵抗を付与
するように構成されている。
【0031】このエアダンパ7は、有底円筒形のシリン
ダ31と、ピストン軸32とを有しており、シリンダ3
1の底部が第1遮熱板6の上端側に固定されるととも
に、ピストン軸32の下端がパン受け3の支持板15に
一体形成される垂下片15aに対して所要ストロークの
遊びを持つ状態で係止されることにより、シリンダ31
を上側に配置してピストン軸32を下側に配置する姿勢
にされている。
【0032】このエアダンパ7では、下降しているパン
受け3の上昇初期段階においてパン受け3の上昇速度を
弱めるための抵抗を付与しない無負荷状態を確保するた
めに、パン受け3の垂下片15aに対するピストン軸3
2の係止形態を工夫している。
【0033】具体的に、垂下片15aには、円形孔が設
けられていて、この円形孔に対してピストン軸32が挿
通されているが、この円形孔に対してピストン軸32が
所要ストロークだけ上下変位可能に係止されている。そ
のために、ピストン軸32の下端に固定してある止め輪
33と、上下方向途中に設けてある膨出部34とを、垂
下片15aの円形孔よりもそれぞれ小さく設定すること
により、垂下片15aに対してピストン軸32を所要ス
トロークの遊びを持つ状態で係止させるようにしてい
る。
【0034】しかも、上述したようなエアダンパ7につ
いてパン受け3の上昇初期段階において抵抗を付与しな
い空走領域を設ける構成とする場合、図6において、2
D−C<A+B+C<Eで示す関係に設定すれば、下記
するような有利な設計が可能となるので説明する。つま
り、ケース1の全高範囲内にエアダンパ7を設置した形
態にしながらも、ケース1のパン収納室13に対してス
ライスパン6を埋没状態で収納する一方でスライスパン
6をケース1の挿抜口10から所要量突出させた状態で
排出する形態を実現できるようになる。
【0035】上記関係式は以下の条件から導き出され
る。なお、図6において、Aはエアダンパ7のシリンダ
31の長さ寸法、Bはエアダンパ7のピストン軸32の
ストローク、Cはエアダンパ7が無負荷状態となる空走
領域、Dはパン受け3の昇降ストローク、Eはケース1
の全高寸法である。
【0036】A≒B… A+B+C<E… D<B+C… 上記とより、D<A+C…となる。
【0037】上記+より、 2D<A+B+2C 2D−C<A+B+C…となる。
【0038】上記とより、2D−C<A+B+C<
Eとなる。
【0039】そもそも、エアダンパ7のサイズは、パン
受け3の昇降距離に応じて選択すべきものである。この
エアダンパ7のサイズとは、シリンダ31の長さAにピ
ストン軸32のストロークBを加算した寸法であるが、
その寸法は、パン受け3の昇降ストロークDを2倍した
寸法よりも大きくする必要がある。
【0040】ここで、長尺タイプのスライスパン6に合
わせたポップアップトースタの場合、パン受け3の昇降
ストロークDが増大する分、単純にサイズの大きなエア
ダンパ7を用いればよいことになる。
【0041】しかし、その場合、ケース1においてエア
ダンパ7の占有スペースを高さ方向に大きく確保する必
要があるので、ケース1の高さ寸法Eを大きくしなけれ
ばならず、ポップアップトースタの全高寸法が必要以上
に大型化してしまう。
【0042】これに対して、エアダンパ7の上端または
下端をケース1から突出させる形態とすれば、ケース1
の全高寸法Eを極力小さく設定することが可能となる
が、それではポップアップトースタの外観デザインが制
約される。
【0043】この点を考慮し、ケース1の全高寸法Eを
長尺タイプのスライスパン6に基づいて必要最小限に設
定したうえで、エアダンパ7としてサイズの小さなもの
を用いてケース1からエアダンパ7を突出させないよう
に組み込み、パン受け3の昇降ストロークDに対するエ
アダンパ7のストローク不足分として上述した空走領域
Cを確保しているのである。
【0044】このように、パン受け3の上昇動作を滑ら
かにするためのエアダンパ7に空走領域Cを設ければ、
エアダンパ7の一部がケース1の上端または下端から出
っ張らせずに、ポップアップトースタをコンパクトに設
計できるようになると言える。
【0045】このようなエアダンパ7の動作としては、
レバー16によりパン受け3および支持板15を下降さ
せたときに、図7(a)に示すように、垂下片15aが
止め輪33に当接するまでの間、エアダンパ7のピスト
ン軸32が引き下げられないが、図7(b)に示すよう
に、垂下片15aが止め輪33に当接して初めて、図7
(c)に示すように、ピストン軸32が垂下片15aと
共に引き下げられることになり、これでシリンダ31内
に図示しないオリフィスから外部の空気が吸入されるこ
とになる。
【0046】一方、下降させた位置でラッチ機構5の拘
束力を解除すると、パン受け3がコイルバネ19の伸張
復元力により上昇させられるのであるが、そのとき、垂
下片15aがピストン軸32の膨出部34の位置に到達
するまでの間、つまり、図7(c)に示す状態から図7
(d)に示す状態までの間は、ピストン軸32が持ち上
げられないので、パン受け3はスムーズに上昇する。そ
して、図7(d)に示すように、垂下片15aがピスト
ン軸32の膨出部34に対して当接するまで上昇する
と、垂下片15aがピストン軸32を持ち上げてシリン
ダ31内に押し込むことによりシリンダ31内の圧力が
上昇して内部の空気をオリフィスから外部へ徐々に排出
させることになって、パン受け3の上昇動作が弱められ
ることになるので、図7(e)に示すように、パン受け
3が最後まで緩やかに上昇させられることになる。
【0047】ところで、上述した実施形態では、スライ
スパン6を挟んで直立姿勢に保持するためのヒータガー
ド4,4について、スライスパン6に対して上昇動作を
弱めるための抵抗を付与する構成にしている。
【0048】すなわち、ヒータガード4は、薄幅のスラ
イスパン6を挟むときなどヒータガード4の傾倒角度が
大きくなるときにスライスパン6との接触領域を多く
し、厚幅のスライスパン6を挟むときなどヒータガード
4の傾倒角度が小さいときには、スライスパン6との接
触領域を少なくする形状になっている。そして、前記薄
幅のスライスパン6を用いる場合において、下降してい
るパン受け3およびスライスパン6の上昇初期段階にお
いてスライスパン6の上昇速度を弱めるための摩擦抵抗
力を付与して、上昇途中から上昇終了位置までの期間に
おいてスライスパン6の上昇速度を弱めるための摩擦抵
抗力を付与しないようになっている。
【0049】そのために、図8および図9に示すよう
に、ヒータガード4において、複数の縦向き線材4cの
うち、左右方向の一端側と他端側から2番目とに位置す
る縦向き線材4c1,4c2については、その上下方向
中間で段違いとなる形状に屈曲されている。この2つの
縦向き線材4c1,4c2では、パン受け3を下降位置
から上昇させるときにパン受け3の軸方向一端側の突片
3aが屈曲段差部に対して当接して2つのヒータガード
4,4を互いに離隔させる形態になる。
【0050】また、左右方向の一端側と他端側から2番
目とに位置する縦向き線材4c1,4c2を除く残りの
縦向き線材4cについては、その上下方向中間で側面視
ほぼ逆向き「く」の字形に屈曲されている。この縦向き
線材4cでは、厚幅のスライスパン6を挟むときなどヒ
ータガード4の傾倒角度が小さいときに途中の屈曲部分
が点で接触して接触領域が少なくなり、また、薄幅のス
ライスパン6を挟むときなどヒータガード4の傾倒角度
が大きくなるときに上半分の直線部分が線で接触して接
触領域が多くなる形態となる。
【0051】次に、上述したポップアップトースタの使
用例を説明する。
【0052】まず、図10と図11の各(a)に示すよ
うに、パン受け3を上側に位置させた状態にしておき、
ケース1のパン挿抜口10に対してスライスパン6を差
し入れて、パン受け3上にスライスパン6を載せる。
【0053】そして、パン受け3を、そのレバー16で
図10と図11の各(b)に示す状態から各(c)に示
す状態となるまで押し下げることにより、スライスパン
6をパン収納室13内に没入させる。このように押し下
げられたパン受け3は、ラッチ機構5でもって下側位置
に保持される。このとき、パン受け3の下降動作に連動
して、ヒータガード4,4が、図示しない付勢手段の弾
発付勢力に抗して傾倒することになり、スライスパン6
をその両面から挟んで、スライスパン6を直立姿勢に拘
束する。これにより、直立姿勢のスライスパン6が2つ
のヒータパネル2,2に対してほぼ平行に対面すること
になる。このようにして、スライスパン6がパン収納室
13内にセットされる。
【0054】この状態で、図示しない焼き調節つまみを
ユーザーの好みに応じて回転させることにより、ヒータ
パネル2,2を制御装置により所要時間についてタイマ
ー駆動させると、焼き動作が開始されることになり、ス
ライスパン6の両面が焼成されることになる。
【0055】このようにして、所要時間が経過すること
により制御装置のタイマー動作が終了すると、ヒータパ
ネル2,2を非駆動とするとともに、ラッチ機構5の電
磁石22の通電を解除することにより、係合片21を係
止爪20から離脱させる。これにより、パン受け3がコ
イルバネ19のばね力により上昇させられることにな
り、スライスパン6がパン収納室13内から外部に突出
されることになる。
【0056】ところで、上記スライスパン6の排出過程
では、ヒータガード4,4およびエアダンパ7により、
パン受け3およびスライスパン6が適度なスピードで上
昇させられるようになっている。
【0057】つまり、まず、パン受け3が所要高さに上
昇するまでの間、つまり図10(c)の状態から図10
(b)の状態になるまでの間は、2つのヒータガード
4,4を互いに離隔させるよう傾倒させないので、これ
らヒータガード4,4が図11(c)および(b)に示
すように、スライスパン6を挟んだ状態に保持され、そ
れによって、上昇しようとするスライスパン6に対して
摩擦抵抗が付与されるので、スライスパン6が初期段階
から比較的ゆっくりと上昇させられることになる。但
し、この段階では、エアダンパ7による抵抗がパン受け
3に対して付与されない。つまり、パン受け3の上昇初
期段階では、パン受け3の垂下片15aがコイルバネ1
9の伸張復元力により上昇させられるのであるが、その
とき、垂下片15aが他の部分と何ら連係せずに単独で
上昇してピストン軸32を持ち上げることができないの
で、エアダンパ7による抵抗がパン受け3に対して付与
されない。
【0058】この後、図10(b)に示すように、パン
受け3が所要高さにまで上昇すると、図10(a)に示
すように、パン受け3そのものが2つのヒータガード
4,4を互いに離隔するようヒータパネル2,2側に傾
かせることになり、図11(a)に示すように、スライ
スパン6から離れる。これで、スライスパン6が何から
も拘束されないフリー状態となるので、スライスパン6
が摩擦抵抗を受けずに外部に突出されるようになる。し
かし、これとほぼ同時に、図7(d)に示すように、垂
下片15aがピストン軸32の膨出部34に対して当接
するまで上昇するので、垂下片15aがピストン軸32
を持ち上げてシリンダ31内に押し込むことによりエア
ダンパ7の空気を圧縮し、それがパン受け3の上昇速度
を弱めるための抵抗となり、パン受け3およびスライス
パン6が上述した動作に引き続いて適度なスピードで最
後まで上昇させられることになる。なお、このシリンダ
31内の空気は圧力上昇に伴いオリフィスから外部へ徐
々に排出されるので、パン受け3の上昇動作を弱めるも
のの、完全に停止することはない。
【0059】このように、パン受け3およびスライスパ
ン6の上昇初期段階においては、ヒータガード4の挟持
動作による摩擦抵抗がスライスパン6に対して付与さ
れ、また、上昇途中から上昇終了段階までの間において
は、エアダンパ7による抵抗がパン受け3に対して付与
されるようになっており、上昇するスライスパン6に対
してブレーキを掛けた状態になる。これにより、スライ
スパン6がそのサイズの大小に関係なく緩やかに上昇さ
せられるようになる。但し、前記ヒータガード4による
抵抗付与は、実質的に、薄くて軽いスライスパン6に対
してのみ作用するが、厚くて重いスライスパン6に対し
ては作用しないので、コイルバネ19の弾発付勢力を強
く設定していても、薄くて軽いスライスパン6がパン挿
抜口10から飛び出してしまう現象を確実に阻止するう
えで有利になる。
【0060】以上説明したように、本実施形態でのポッ
プアップトースタでは、所要以上軽いスライスパン6を
パン収納室13から上昇させて取り出すときにスライス
パン6の上昇動作にエアダンパ7でもってブレーキを掛
けて勢いを弱める形態にするとともに、エアダンパ7に
ついてパン受け3の上昇初期段階において抵抗を付与し
ない空走領域を設ける構成にしているから、パン受け3
の上昇速度を上昇開始から途中まで早くして最後のほう
でのみ遅くすることができ、スライスパン6がパン挿抜
口10から外部に勢いよく飛び出してしまうという現象
の発生を回避できるようになる。
【0061】このようなエアダンパ7を用いていれば、
パン受け3を上昇させるためのコイルバネ19のばね力
については、最も重いと想定されるスライスパン6を上
昇させるのに必要な比較的強いものに設定することがで
きて、その選定が簡単になる。
【0062】なお、本発明は上記実施形態だけに限定さ
れるものではなく、いろいろな応用や変形が考えられ
る。
【0063】(1)上記実施形態では、パン挿抜口10
を1つとした例を挙げているが、2つ以上とするものも
本発明に含まれる。
【0064】(2)上記実施形態では、短尺サイズのス
ライスパン6と、長尺サイズのスライスパン6との両方
に対応する構成にしたものを例示したが、短尺サイズの
スライスパン専用の構成にしたものにも本発明を上記実
施形態と同様に適用することができる。
【0065】(3)上記実施形態では、パン受け3が上
昇する初期段階においてスライスパン6に対してヒータ
ガード4,4で摩擦抵抗を付与させる形態にしている
が、このような形態にさせない構成のポップアップトー
スタも本発明に含む。
【0066】(4)上記実施形態では、エアダンパ7に
ついて空走領域を確保する構造にしているが、この空走
領域を確保しない構造とすることも可能である。その場
合、上述しているように、ケース1の全高寸法を極力小
さく設定しておいて、エアダンパ7の上端または下端を
ケース1から突出させる形態を採用せざるを得ないの
で、ポップアップトースタの外観デザインが制約される
ことになる。
【0067】(5)上記実施形態では、ヒータガード4
による摩擦抵抗力及びエアダンパ7による抵抗によっ
て、スライスパンの上昇速度を弱める形態としている
が、それぞれ単独による構成としても良く、スライスパ
ンのパン挿抜口からの飛び出しを防止できる。
【0068】
【発明の効果】請求項1ないし4の発明では、サイズの
異なるスライスパンを加熱調理しうる構成において、所
要以上軽いスライスパンをパン収納室から上昇させて取
り出すときにスライスパンの上昇動作に抵抗付与要素で
もってブレーキを掛けて勢いを弱める形態にしているか
ら、スライスパンをその重さの大小に関係なく緩やかに
上昇させることができ、軽いスライスパンがパン挿抜口
から飛び出してしまう現象を回避できるようになる。し
かも、このようなダンパを用いているから、パン受けを
上昇させるための弾発付勢要素の弾発付勢力について
は、最も重いスライスパンを上昇させるのに必要な比較
的強いものに設定することができて、その選定が簡単に
なる。
【0069】特に、請求項2の発明では、ヒータガード
により厚さの異なるいろいろなスライスパンをヒータパ
ネルに対して安定した姿勢で対面させることができるの
で、スライスパンの広域を均等に加熱できるようにな
る。
【0070】また、請求項4の発明では、ケースの全高
範囲内にダンパを設置した形態にしながらも、ケースの
パン収納室に対してスライスパンを埋没状態で収納する
一方でスライスパンをケースの挿抜口から所要量突出さ
せた状態で排出する形態を実現できるようになり、ダン
パの一部がケースの上端または下端から出っ張るような
形態にならずに済み、外観デザインの設計自由度を拡大
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るポップアップトース
タの外観を示す斜視図
【図2】図1のポップアップトースタの平面図
【図3】図1のポップアップトースタの内部構成を示す
正面図
【図4】図1のポップアップトースタの内部構成を示す
一方側面図
【図5】図1のポップアップトースタの内部構成を示す
他方側面図
【図6】空走領域を確保したエアダンパの設置形態およ
び設置条件を示すための側面図
【図7】ラッチ機構およびエアダンパの動作を説明する
ための側面図
【図8】ヒータガード単体を示す斜視図
【図9】ヒータガード単体を示す側面図
【図10】ヒータガードの両端側の動きを説明するため
の側面図
【図11】ヒータガードの中央側の動きを説明するため
の側面図
【符号の説明】
1 ケース 2 ヒータパネル 3 パン受け 4 ヒータガード 5 ラッチ機構 6 スライスパン 7 エアダンパ 10 ケースのパン挿抜口 13 パン収納室 19 コイルバネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方からスライスパンを挿抜する形態のポ
    ップアップトースタであって、 上部にスライスパンの挿抜口が設けられるケースと、 ケース内に配設されて厚みの異なるいろいろなスライス
    パンが起立姿勢で収納されるパン収納室と、 パン収納室内においてほぼ平行に対向配置されてスライ
    スパンを加熱するヒータパネルと、 パン収納室内に上下昇降可能に配設されるパン受けと、 パン受けを常時上昇させる形態に弾発付勢するととも
    に、最も重いと想定されるスライスパンを搭載したパン
    受けを安定的に上昇させるのに必要な弾発付勢力に設定
    された弾発付勢要素と、 パン受けを下降させた位置で拘束したり上昇を許容した
    りするためのラッチ機構と、 パン受けとケース内の固定部位との間に付設されかつパ
    ン受けの上昇動作に応じて圧縮または伸張されることに
    よりパン受けに対して上昇動作を弱めるための抵抗を付
    与するダンパとを有し、 前記ダンパが、下降位置のパン受けを上昇開始させてか
    ら所要距離上昇する途中位置までの期間についてパン受
    けに対して抵抗を付与しない無負荷状態となり、それ以
    降の上昇過程でパン受けの上昇速度を弱めるための抵抗
    を付与する構成とされている、ことを特徴とするポップ
    アップトースタ。
  2. 【請求項2】請求項1のポップアップトースタにおい
    て、 前記両ヒータパネルの内側にそれぞれ配設されかつスラ
    イスパンを下降させた位置でスライスパンを挟んで前記
    両ヒータパネルに対する姿勢を拘束する一方でスライス
    パンを上昇させた位置でスライスパンから離隔させる2
    つ一対のヒータガードと、 前記両ヒータガードの下端を支点としてヒータガードの
    上端側を互いに近接させる形態に傾倒させるよう弾発付
    勢力を付与する付勢手段とをさらに有する、ことを特徴
    とするポップアップトースタ。
  3. 【請求項3】請求項1または2のポップアップトースタ
    において、 前記ダンパが、底部がケースの上端側に固定される有底
    円筒形のシリンダと、下端がパン受けの長手方向一端側
    に対して所要ストロークの遊びを持つ状態で係止される
    ピストン軸とを有し、かつ、前記ピストン軸が、前記遊
    びによりパン受けの上昇初期段階において押し上げられ
    ずに、上昇途中位置から押し上げられてシリンダ内の流
    体圧縮に伴う抵抗をパン受けに対して付与するものであ
    る、ことを特徴とするポップアップトースタ。
  4. 【請求項4】請求項3のポップアップトースタにおい
    て、 前記ダンパのシリンダの長さ寸法をA、ダンパのピスト
    ン軸のストロークをB、ダンパが無負荷状態となる空走
    領域をC、パン受けの昇降ストロークをD、ケースの全
    高寸法をEとしたときに、2D−C<A+B+C<Eで
    示す関係に設定されている、ことを特徴とするポップア
    ップトースタ。
JP2000286745A 2000-09-21 2000-09-21 ポップアップトースタ Pending JP2002085266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286745A JP2002085266A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 ポップアップトースタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286745A JP2002085266A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 ポップアップトースタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002085266A true JP2002085266A (ja) 2002-03-26

Family

ID=18770618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000286745A Pending JP2002085266A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 ポップアップトースタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002085266A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2832914A1 (fr) * 2001-12-05 2003-06-06 Seb Sa Grille-pain electrique perfectionne
WO2003061443A1 (en) * 2002-01-18 2003-07-31 Anthony Charles Lawson Improvements in toasters

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2832914A1 (fr) * 2001-12-05 2003-06-06 Seb Sa Grille-pain electrique perfectionne
WO2003047405A1 (fr) * 2001-12-05 2003-06-12 Seb S.A. Grille-pain electrique perfectionne
WO2003061443A1 (en) * 2002-01-18 2003-07-31 Anthony Charles Lawson Improvements in toasters

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008241770A1 (en) Structure for modifying height of shelf and refrigerator having the same
WO2001015584A3 (en) Toaster with more varied toasting features and a safety control
KR20080059758A (ko) 냉장고
JP5126863B2 (ja) 収納棚
CN111466618A (zh) 一种烟弹可自动弹出的加热不燃烧电子烟器具
JP2002085266A (ja) ポップアップトースタ
US5598765A (en) Toaster
US20030042286A1 (en) Electric stapler
US6559423B2 (en) Toaster chassis assembly with improved food support and safety mechanism
KR101720898B1 (ko) 구이기의 높이조절장치
JP2002085267A (ja) ポップアップトースタ
US5947006A (en) Toaster with multiple positions for the bread carrier
WO2004098293A1 (fr) Porte-pain coulissant automatique pour grille-pain
US6571687B1 (en) Electric toaster
CN217468223U (zh) 双重断电装置及多士炉
JP2010172438A (ja) 昇降機構およびそれを備えた水周り家具
KR101437311B1 (ko) 휴대용 가스레인지의 불판 승강장치
JP4721970B2 (ja) 加熱調理器用食材支持ユニット及びそれを備える加熱調理器
KR100759998B1 (ko) 테이블형 음료 자동 판매기
CN108852036B (zh) 一种手动升降机构
CN219020897U (zh) 一种用于多士炉的升降结构
AU2008202836B2 (en) Toaster
CN2618533Y (zh) 一种具有安全防护的烤面包机
WO2005013786A1 (fr) Grille-pain dote d'une fonction de protection contre la surchauffe
CN212972758U (zh) 烘烤过程中能查看面包烤色的多士炉

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041109