JP2002084511A - 放送装置及び受信機 - Google Patents

放送装置及び受信機

Info

Publication number
JP2002084511A
JP2002084511A JP2001201492A JP2001201492A JP2002084511A JP 2002084511 A JP2002084511 A JP 2002084511A JP 2001201492 A JP2001201492 A JP 2001201492A JP 2001201492 A JP2001201492 A JP 2001201492A JP 2002084511 A JP2002084511 A JP 2002084511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
broadcast
time
additional data
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001201492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002084511A5 (ja
Inventor
Toshiya Mori
俊也 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001201492A priority Critical patent/JP2002084511A/ja
Publication of JP2002084511A publication Critical patent/JP2002084511A/ja
Publication of JP2002084511A5 publication Critical patent/JP2002084511A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組の放送開始時において、付加データを待
ち時間なしで利用させることができる放送装置等を提供
する。 【解決手段】 映像用のデータを含む番組データに映像
と同一画面上に表示する情報を含む付加データを多重し
て放送する放送装置であって、所定の付加データ(図中
CM付加A)を、対応する番組データ(図中CMA)の
放送開始時(図中6:13:00)より所定の時間だけ
前(図中6:12:40)から放送終了時(図中6:1
3:30)までの期間(図中303+301)において
繰り返し多重して放送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送装置、受信機
及びデータ送受信方法に関し、特に、番組データに、同
一画面上に表示可能なデータを多重して送受信する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル放送においては、映像、
音声等の通常の番組データに、文字情報等の付加データ
が多重されて放送されている。通常、多重される付加デ
ータは、例えば5秒程度の所定の周期で、同じもの、あ
るいは、更新されながら、番組データに繰り返し多重さ
れて放送されている。
【0003】受信機においてこの様な付加データを利用
する場合には、視聴者の操作等の利用するための処理を
開始してから表示されるまでに、必要なデータを受信す
るまでの約1〜2周期に相当する受信待ち時間と処理に
係る処理待ち時間との合計分だけ待たされることにな
る。また、視聴者が次々に提示された項目の選択を繰り
返して必要な情報を検索する様な疑似対話システムの場
合には、選択操作のたびに同様に待たされる場合もあ
る。
【0004】デジタル放送において、視聴者が操作を行
なってから、少ない待ち時間で所望する情報を提供でき
る受信機が、特開平10−126753号公報において
開示されている。この受信機は、各映像情報を関連づけ
るナビゲーション情報を受信し、次に表示するであろう
映像情報を前もってメモリに蓄積しておくことにより、
視聴者が選択操作を行なってから、所望する映像が表示
されるまでの待ち時間を減らすものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、番組データに
多重する付加データが、例えば番組の映像と同一画面上
に表示すべき文字や番組に関する詳細な内容等の番組毎
に異なる付加データである場合には、番組の切り替わり
時において対応する付加データが切り替わってしまうの
で、番組の切り替わり時から付加データを利用した処理
が行なわれるまでに上記と同様な待ち時間が生じる。
【0006】例えば7秒程度の待ち時間が生じるものと
すると、放送時間が30分や1時間である様なある程度
長い番組であれば、7秒程度の待ち時間はさほど問題に
はならないようにも思えるが、番組の放送時間が短い程
その影響が大きくなる。特にコマーシャル(以下「C
M」と記す)番組では、通常その放送時間が例えば30
秒以下であるような短いものが多く、さらにスポンサー
の要求が特に厳しい番組でもあるので、たとえ数秒でも
表示すべき文字が表示されないことは大問題である。
【0007】なお上記従来の受信機は、この様な番組の
切り替わり時における処理を想定していない。本発明
は、番組毎に対応する付加データを番組データに多重し
て放送するデジタル放送において、番組の切り替わり時
等であっても、受信機において付加データを待ち時間な
しで利用できるように多重して放送する放送装置、付加
データを待ち時間なしで利用する受信機、これらの方法
及びこれらをコンピュータに実行させるプログラムを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る放送装置は、放送データを放送する放
送装置であって、一の放送データとその受信機における
再生時間帯とを入手する入手手段と、前記再生時間帯の
開始時点より所定の時間だけ前である特定時点から前記
再生時間帯の終了時点まで入手手段により入手された一
の放送データを繰り返し放送する放送手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明に係る
放送装置は、受信機において受信後すぐに再生される番
組データに前記番組データに対応する付加データを多重
して放送する放送装置であって、一の番組データと当該
一の番組データに対応する一の付加データと当該一の番
組データの放送時間帯と前記放送時間帯の直前に放送さ
れる他の番組データとを入手する入手手段と、前記放送
時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である特定時点
から当該開始時点まで入手手段により入手された一の付
加データを入手手段により入手された他の番組データに
繰り返し多重し当該放送時間帯の間入手手段により入手
された一の付加データを入手手段により入手された一の
番組データに繰り返し多重して多重データを生成する多
重化手段と、多重化手段により生成された多重データを
放送する放送手段とを備えることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために、本発明に係る
受信機は、所定の帯域幅で繰り返し放送される放送デー
タを受信して再生する受信機であって、規定された再生
時間帯の開始時点より所定の時間だけ前から前記再生時
間帯の終了時点まで繰り返し放送される一の放送データ
を受信する受信手段と、前記開始時点より所定の時間だ
け前から当該開始時点までの期間に受信手段により前記
一の放送データが受信される場合には当該期間において
受信手段により受信された一の放送データをキャッシュ
するキャッシュ手段と、前記再生時間帯においてキャッ
シュ手段により前記一の放送データがキャッシュされて
いる場合にはキャッシュされている一の放送データを再
生する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、本発明に係る
受信機は、受信後すぐに再生する番組データに前記番組
データに対応する付加データが所定の帯域幅で多重され
た多重データを受信する受信機であって、一の番組デー
タに対して規定された放送時間帯の開始時点より所定の
時間だけ前から前記放送時間帯の終了時点まで一の番組
データに対応する一の付加データが繰り返し多重された
多重データを受信する受信手段と、受信手段により受信
された多重データ中の番組データを前記放送時間帯にお
いて再生する再生手段と、前記開始時点より所定の時間
だけ前から当該開始時点までの期間において受信手段が
前記多重データを受信している場合には当該期間におい
て受信手段により受信された多重データ中の前記一の付
加データをキャッシュするキャッシュ手段と、前記放送
時間帯においてキャッシュ手段により前記一の付加デー
タがキャッシュされている場合にはキャッシュされてい
る一の付加データを利用する利用手段とを備えることを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】<概要>本実施の形態は、受信機
において連続的に再生する番組のための番組データに、
番組に重ねて表示すべき文字用の付加データを多重して
放送する放送装置と、放送を受信して番組に文字を重ね
て表示する受信機とからなるデータ送受信システムにお
ける発明である。
【0013】本実施の形態に係る放送装置は、番組デー
タに、CM番組の放送前から放送終了までの間に付加デ
ータを多重し、さらに、CM番組の放送開始までは付加
データを蓄積させる命令を多重し、CM番組の放送開始
後には文字を重ねて表示させる命令を多重して放送す
る。本実施の形態に係る受信機は、多重された命令に従
い、CM番組の放送前から付加データを蓄積し、CM番
組の放送開始後には蓄積した付加データを利用して文字
を重ねて表示させる。
【0014】これによって、CM番組の最初から、重ね
て表示すべき文字を遅延なく表示できる。また本実施の
形態では、本編番組については、多重処理の負荷を軽減
する目的で、本編番組の放送開始時から直後に放送され
る番組の付加データが多重されるまで(なお直後に放送
される番組が無い場合、及び、直後に放送される番組に
対応する付加データがない場合は、当該本編番組の放送
開始時から放送終了時まで)、本編番組に対応する付加
データを多重するものとしている。
【0015】またCM番組の付加データの多重を始める
時点を、対応するCM番組の直前に放送されている番組
が本編番組であるかCM番組であるかによって変えてい
る。具体的には、直前にCM番組が放送される場合には
直前のCM番組の放送の最初から付加データを多重し、
直前に本編番組が放送される場合には対応するCM番組
の放送開始時点より所定の時間だけ前から付加データを
多重している。
【0016】また、本実施の形態では、付加データを単
独で多重する場合の帯域幅と、複数の付加データを多重
する場合の帯域幅の合計とが、同じ一定の帯域幅になる
ように調整している。 <構成>図1は、本実施の形態に係るデータ放送システ
ムの構成を示す図である。
【0017】図1に示すデータ放送システムは、放送装
置10、及び、受信機50で構成される。放送装置10
は、番組データと付加データとを放送する放送局等に設
置された放送機器であり、本編データ記憶部11、CM
データ記憶部12、放送スケジュール記憶部13、番組
データ編成部14、付加データ編成部15、多重化部1
6、変調部17、及び、送出部18で構成される。
【0018】本編データ記憶部11は、複数の本編番組
用の番組データと本編用の付加データとを対応付けて記
憶している。ここで本編番組とは、放送時間が数十分か
ら数時間程度であるようなある程度長い番組である。こ
こでは、本編番組A〜本編番組Z用の番組データ「本編
A」〜「本編Z」(番組データ管理コードが「H100
1」〜「H1026」)と、それぞれに対応する付加デ
ータ「本編付加A」〜「本編付加Z」(付加データ管理
コードが「HF1001」〜「HF1026」)とが記
憶されているものとする。また各本編番組用の番組デー
タはそれぞれ、CM番組を挿入できるように幾つかに区
切られ、例えば本編番組A用の番組データ「本編A」
は、本編番組A-1用の「本編A-1」と本編番組A-2用の
「本編A-2」とに区切られているものとする(番組デー
タ管理コードは「H1001−1」〜「H1001−
2」)。
【0019】CMデータ記憶部12は、複数のCM番組
用の番組データと本編用の付加データとを対応付けて記
憶している。ここでCM番組とは、放送時間が十数秒か
らせいぜい数分程度であるような短い番組であり、本編
番組の合間に挿入されて放送される。ここでは、CM番
組A〜CM番組Z用の番組データ「CMA」〜「CM
Z」(番組データ管理コードが「C1001」〜「C1
026」)と、それぞれに対応する付加データ「CM付
加A」〜「CM付加Z」(付加データ管理コードが「C
F1001」〜「CF1026」)とが記憶されている
ものとする。
【0020】放送スケジュール記憶部13は、番組の放
送スケジュールを記憶する。図2は、放送スケジュール
記憶部13に記憶された番組の放送スケジュールの一例
を示す図である。図2に示すように、番組の放送スケジ
ュールは、放送日、チャンネルコード、放送開始時間、
放送終了時間、番組管理コード、番組タイトル、付加デ
ータ管理コード、及び、付加データタイトルからなる。
【0021】図3は、放送装置10により放送される各
データの送出タイミングを示す図である。ここで、縦方
向は時間であって、上方から下方にかけて時間が経過し
ていることを示し、横方向は帯域幅であって、番組デー
タ放送の帯域幅、及び、付加データ放送の帯域幅は、そ
れぞれの所定の帯域幅をもち一定であることを示す。な
お、指示命令放送は単発的に放送するものであるが、付
加データ放送と指示命令放送とを合計した帯域幅を一定
とする。
【0022】また帯域幅とは、単位時間当たりの送信ビ
ット数(ビットレート)で定義され、所定の帯域幅と
は、各チャンネルの番組データ放送、及び、付加データ
放送のストリーム毎に割り当てられた帯域幅を指すもの
とする。放送装置10は本編番組及びCM番組用の番組
データに、対応する付加データと、受信機に対して各種
の動作指示を与える各種指示命令とを、図3に示すよう
な送出タイミングで多重して放送する。
【0023】番組データ編成部14は、映像及び音声の
データからなる番組データの編成を行なうものであり、
数週間分の長期的な番組編成を行なうEDPS(Electronic
DataProcessing System)と、数日分の短期的な番組編成
を行なうDS(Data Server)とで構成され、放送スケジュ
ール記憶部13に記憶された番組の放送スケジュールに
従って、本編データ記憶部11から放送すべき時間帯に
スケジューリングされている本編番組用の番組データを
抽出し、またCMデータ記憶部12から同一時間帯にス
ケジューリングされているCM番組用の番組データを抽
出し、抽出した本編番組用の番組データの合間に抽出し
たCM番組用の番組データを挿入して、放送すべき順序
に並んだ放送順番組データを生成する。
【0024】付加データ編成部15は、番組毎に対応す
る付加データの編成を行なうものであり、データ放送編
成サーバ等で構成され、番組データ編成部14により生
成された放送順番組データ中の、受信機において連続的
に再生され、且つ、内容が関連している部分(以下「サ
ブ番組データ」と記す)毎に、それぞれ対応する付加デ
ータ(以下「サブ付加データ」と記す)を本編データ記
憶部11及びCMデータ記憶部12から抽出する。ここ
では、サブ番組データには本編番組用とCM番組用とが
ある。本編番組用のサブ番組データとは、本編番組用の
番組データにCM番組用のサブ番組データが挿入された
ことにより細分された当該番組データの一部であり、当
該番組データの放送開始又は前に放送されるCM番組用
のサブ番組データの放送終了から当該番組データの放送
終了又は次に放送されるCM番組用のサブ番組データの
放送開始までの当該番組データを指す。またCM番組用
のサブ番組データは、ここではCM番組用の番組データ
そのもの指す。
【0025】多重化部16は、番組データ編成部14に
より編成された番組データに、付加データ編成部15に
より編成された各サブ付加データと各種指示命令とを多
重して多重データを生成するものである。図4は、本実
施の形態に係るデータ放送システムを構成する放送装置
10が備える多重化部16の詳細な構成を示す図であ
る。
【0026】図4に示すように、多重化部16は、放送
パターン検索部19、付加データ合成部20、キャッシ
ュ指示命令生成部21、表示指示命令生成部22、先行
多重部23、同時多重化部24を含む。放送パターン検
索部19は、番組データ編成部14により生成された放
送順番組データにおいて、CM番組用のサブ番組データ
が連続して放送される第1パターンを検索し、また、本
編番組用のサブ番組データの直後にCM番組用のサブ番
組データが放送される第2パターンを検索する。図2の
例においては、201〜206が第1パターンとして検
索され、207〜208が第2パターンとして検索され
る。
【0027】付加データ合成部20は、放送パターン検
索部19により検索された第1パターンのCM番組用の
サブ番組データのペアのそれぞれに対応するサブ付加デ
ータを、判別可能な状態で合成して合成サブ付加データ
を生成する。図2の例においては、CM番組用のサブ番
組データのペア201〜206のそれぞれに対応するサ
ブ付加データのペア、CM付加AとCM付加B、CM付
加BとCM付加G、CM付加AとCM付加B、CM付加
BとCM付加H、CM付加AとCM付加B、CM付加B
とCM付加Fをそれぞれ合成する。ここで、合成サブ付
加データとサブ付加データ、又は、合成サブ付加データ
と合成サブ付加データとを合成して、3つ以上のサブ付
加データを合成した合成サブ付加データを生成してもよ
い。
【0028】キャッシュ指示命令生成部21は、各サブ
付加データのそれぞれに対して、対応するサブ番組デー
タの放送前にキャッシュするように受信機に対して指示
するキャッシュ指示命令を生成する。ここではより詳細
には、付加データ合成部20により合成された2つ以上
のサブ付加データのうちの後に放送する番組のサブ付加
データを、受信機に対して合成サブ付加データの放送中
にキャッシュすることを指示するキャッシュ指示命令を
生成し、また、放送パターン検索部19により検索され
た第2パターンにおいて後に放送されるCM番組用のサ
ブ番組データに対応するサブ付加データを、受信機に対
してこのサブ番組データの放送前にキャッシュすること
を指示するキャッシュ指示命令を生成する。キャッシュ
指示命令は、指定したサブ付加データを、受信機に受信
された時にキャッシュすべき命令であってもよいし、実
行時間を付加して受信機のタイマがその実行時間と一致
した時にキャッシュすべき命令であってもよい。ここで
は、受信機に受信された時にキャッシュすべき命令であ
るものとして説明する。図2の例においては、CM付加
B(管理コードCF1002)、CM付加G(管理コードCF10
07)、CM付加H(管理コードCF1008)、CM付加F
(管理コードCF1006)、及び、CM付加A(管理コード
CF1001)に対するキャッシュ指示命令を生成する。
【0029】表示指示命令生成部22は、各サブ付加デ
ータのそれぞれに対して、対応するサブ番組データの再
生中に、対応するサブ付加データを受信機で利用して文
字を重ねて表示させること等を指示する表示指示命令を
生成する。図2の例においては、CM付加A(管理コー
ドCF1001)、CM付加B(管理コードCF1002)、CM付
加G(管理コードCF1007)、本編付加A(管理コードCH
1001)、CM付加H(管理コードCF1008)、及び、CM
付加F(管理コードCF1007)に対する表示指示命令を生
成する。
【0030】先行多重部23は、放送パターン検索部1
9より検索された第1パターンにおいて先に放送される
べきCM番組用のサブ番組データの放送時間の全般に渡
って(例えば図3の301、302の期間)、付加デー
タ合成部20により生成された合成サブ付加データと、
表示指示命令生成部22により生成された、先に放送さ
れるべきサブ番組データに対応するサブ付加データ用の
表示指示命令と、キャッシュ指示命令生成部21により
生成された、後に放送されるべきサブ番組データに対応
するサブ付加データ用のキャッシュ指示命令とを、合成
サブ付加データと表示指示命令とキャッシュ指示命令と
の帯域幅の合計が所定の帯域幅になるように繰り返し多
重し、また、放送パターン検索部19により検索された
第2パターンにおいて先に放送されるべき本編番組用の
サブ番組データが切り替わる時点より所定の時間だけ前
から切り替わる時点までの間に(例えば図3の303の
期間)、後に放送されるべきCM番組用のサブ番組デー
タに対応するサブ付加データと、キャッシュ指示命令生
成部21により生成された後サブ付加データ用のキャッ
シュ指示命令とを、サブ付加データとキャッシュ指示命
令との帯域幅の合計が所定の帯域幅になるように繰り返
し多重する。図3の301の期間(6時13分00秒〜
6時13分30秒)においては、番組データ「CMA」
に、CM付加AとCM付加Bとを合成した合成サブ付加
データと、CM付加Aに対する表示指示命令と、CM付
加Bに対するキャッシュ指示命令とを、この合成サブ付
加データとこのキャッシュ指示命令との帯域幅の合計が
所定の帯域幅になるように繰り返し多重し、図3の30
2の期間(6時13分30秒〜6時14分00秒)にお
いては、番組データ「CMB」に、CM付加BとCM付
加Hとを合成した合成サブ付加データと、CM付加Bに
対する表示指示命令と、CM付加Hに対するキャッシュ
指示命令とを、この合成サブ付加データとこの表示指示
命令とこのキャッシュ指示命令との帯域幅の合計が所定
の帯域幅になるように繰り返し多重し、図3の303の
期間(6時12分40秒〜6時13分00秒)において
は、番組データ「本編A−1」の最後の20秒に、付加
データ「CM付加A」とCM付加Aに対するキャッシュ
指示命令とを、この付加データ「CM付加A」とこのキ
ャッシュ指示命令との帯域幅の合計が所定の帯域幅にな
るように繰り返し多重する。
【0031】図5は、図3の303の期間において放送
される多重データ中の付加データ部分の例を示す図であ
る。以下において、“proc1”は引数で指定したモジュ
ールをキャッシュすることを示し、“proc2”は引数で
指定したモジュールを表示することを示すものとする。
【0032】繰り返し送出の定義501は、付加データ
全体に相当する“繰り返し送出データ1”の送信方法及
び送信時間等を指定している。モジュールの定義502
は、付加データ「CM付加A」に相当する”モジュール
1“の内容であり、番組と同時に表示すべき文字列を指
定している。イベントメッセージの定義503は、受信
機が“イベントメッセージ1”を受信した時に”モジュ
ール1“をキャッシュすることを指定している。
【0033】イベントメッセージの定義504は、受信
機が“イベントメッセージ2”を受信した時に”モジュ
ール1“を表示することを指定している。イベントメッ
セージの定義505は、受信機が“イベントメッセージ
3”を受信した時に”モジュール2“をキャッシュする
ことを指定している。図6は、図3の301の期間にお
いて放送される多重データ中の付加データ部分の例を示
す図である。
【0034】繰り返し送出の定義601は、付加データ
全体に相当する“繰り返し送出データ1”の送信方法及
び送信時間等を指定している。モジュールの定義602
は、付加データ「CM付加A」に相当する”モジュール
1“の内容であり、番組と同時に表示すべき文字列を指
定している。モジュールの定義603は、付加データ
「CM付加B」に相当する”モジュール2“の内容であ
り、番組と同時に表示すべき文字列を指定している。
【0035】イベントメッセージの定義604は、受信
機が“イベントメッセージ2”を受信した時に”モジュ
ール1“を表示することを指定している。イベントメッ
セージの定義605は、受信機が“イベントメッセージ
3”を受信した時に”モジュール2“をキャッシュする
ことを指定している。イベントメッセージの定義606
は、受信機が“イベントメッセージ4”を受信した時
に”モジュール2“を表示することを指定している。
【0036】同時多重化部24は、放送パターン検索部
19により検索された第1パターンのうちの、先行多重
部23によって多重されない部分(後に第1パターンが
連続しない場合の、この第1パターン中の後のサブ番組
データの放送開始時点からその直後のサブ付加データが
多重されるまでの間、例えば図3の304の期間)、対
応するサブ付加データと表示指示命令生成部22により
生成された表示指示命令とを、この対応するサブ付加デ
ータとこの指示命令との帯域幅の合計が所定の帯域幅に
なるように繰り返し多重する。ここで、第1パターンに
係るCM番組用のサブ番組データのうちの先に放送され
るべきCM番組用のサブ番組データの放送時間全般に渡
って(例えば図3の301、302の期間)、対応する
サブ付加データと表示指示命令とを多重しないのは、先
行多重部23によって多重しているからである。図3の
304の期間(6時14分00秒〜6時15分00秒)
においては、番組データ「CMH」に、付加データ「C
M付加H」とCM付加Hに対する表示指示命令とを、付
加データ「CM付加H」とこの表示指示命令との帯域幅
の合計が所定の帯域幅になるように繰り返し多重する。
【0037】図7は、図3の304の期間において放送
される多重データ中の付加データ部分の例を示す図であ
る。繰り返し送出の定義701は、付加データ全体に相
当する“繰り返し送出データ1”の送信方法及び送信時
間等を指定している。モジュールの定義702は、付加
データ「CM付加H」に相当する”モジュール4“の内
容であり、番組と同時に表示すべき文字列を指定してい
る。
【0038】イベントメッセージの定義703は、受信
機が“イベントメッセージ8”を受信した時に”モジュ
ール4“を表示することを指定している。変調部17
は、多重化部16により生成された多重データを変調信
号とし、所定の周波数の搬送波に変調を施して放送波を
生成する。送出部18は、変調部17により生成された
放送波を放送する。
【0039】受信機50は、放送波を受信して番組を再
生する各家庭に設置されたデジタルテレビやセットトッ
プボックス等であり、受信部51、復調部52、分離部
53、番組再生部54、指示命令解析部55、キャッシ
ュ実行部56、及び、表示実行部57で構成される。受
信部51は、パラボナアンテナ及びチューナ等であり、
受信したい放送波をチューニングして受信する。
【0040】復調部52は、受信部51により受信され
た放送波を復調して多重データを抽出する。分離部53
は、TS(トランスポートストリーム)デコーダ等であ
り、復調部52により抽出された多重データから、番組
データ、付加データ、キャッシュ指示命令、及び、表示
指示命令を分離する。
【0041】番組再生部54は、AVデコーダ、モニタ
及びスピーカ等であり、分離部53により分離された番
組データに基づいて、番組の映像及び音声を再生する。
指示命令解析部55は、分離部53により分離されたキ
ャッシュ指示命令、及び、表示指示命令を解析して、キ
ャッシュ実行部56、及び、表示実行部57に実行指示
を出す。例えば、図3の303の期間において、CM付
加Aに対するキャッシュ指示命令であるイベント1の実
行を指示する“イベントメッセージ1”を受信して、イ
ベント1として定義されたCM付加Aに対するキャッシ
ュ指示命令の実行指示を出す。また、図3の301の期
間において、CM付加Aに対する表示指示命令であるイ
ベント2の実行を指示する“イベントメッセージ2”を
受信して、イベント2として定義されたCM付加Aに対
する表示指示命令の実行指示を出す。
【0042】キャッシュ実行部56は、指示命令解析部
55によりキャッシュ指示命令が解析されると、その指
示に従って、分離部53により分離された付加データ中
の指示されたサブ付加データをメモリにキャッシュす
る。例えば、図3の303の期間において、イベント1
の定義に基づいて“モジュール1”として定義された付
加データ「CM付加A」をキャッシュする。
【0043】表示実行部57は、指示命令解析部55に
より表示指示命令が解析されると、その指示に従って、
キャッシュ実行部56によりキャッシュされたサブ付加
データ、及び、分離部53により分離された付加データ
中の指示されたサブ付加データを利用して、番組再生部
54により再生された番組の映像に文字を重ねて表示す
る。例えば、図3の301の期間において、イベント2
の定義に基づいて“モジュール2”として定義された付
加データ「CM付加A」による文字を表示する。
【0044】<動作>ここで、本実施の形態に係るデー
タ放送システムの放送装置10における放送波の送信動
作を説明する。図8は、本実施の形態のデータ放送シス
テムの放送装置10における放送波の送信動作の一例を
示す図である。
【0045】なお、予め番組データに添付データ及び指
示命令を一定時間分多重しておいて、順次放送すること
も可能だが、ここでは、順次多重しながら放送する動作
を説明する。 (1)放送装置10の番組データ編成部14が、放送ス
ケジュール記憶部13に記憶された番組の放送スケジュ
ールに従って、今から放送すべき番組が本編番組である
かCM番組であるかを判断する(ステップS1)。 (2)今から放送すべき番組がCM番組である場合(ス
テップS1:CM番組及びステップS12の後)には、
CMデータ記憶部12から、今から放送すべきCM番組
用の番組データを抽出する(ステップS2)。 (3)今から放送すべきCM番組の次に放送すべき番組
が本編番組であるかCM番組であるかを判断する(ステ
ップS3)。 (4)今から放送すべきCM番組の次に放送すべき番組
がCM番組である場合(ステップS3:CM番組/第1
パターン)には、付加データ合成部20が、ここで連続
して放送すべき2つのCM番組用のサブ番組データに対
応する2つのサブ付加データをCMデータ記憶部12か
ら抽出して合成して合成サブ付加データを生成し、ま
た、表示指示命令生成部22が、今から放送すべきCM
番組用のサブ番組データに対応するサブ付加データに対
する表示指示命令を生成し、また、キャッシュ指示命令
生成部21が、次に放送すべきCM番組用のサブ番組デ
ータに対応するサブ付加データに対するキャッシュ指示
命令を生成する(ステップS4)。 (5)今から放送すべきCM番組の放送時間の全般に渡
って、当該CM番組のサブ番組データにステップS4で
生成した合成サブ付加データと、表示指示命令と、キャ
ッシュ指示命令とを多重して変調し、放送する(ステッ
プS5)。
【0046】引き続き、ステップS4における次に放送
すべきCM番組が、今から放送すべきCM番組となり、
次の処理のためにステップS3へ行く。 (6)今から放送すべきCM番組の次に放送すべき番組
が本編番組である場合(ステップS3:本編番組)に
は、今から放送すべきCM番組用のサブ番組データに対
応するサブ付加データをCMデータ記憶部12から抽出
し、表示指示命令生成部21が、抽出したサブ付加デー
タに対する表示指示命令を生成する(ステップS6)。 (7)今から放送すべきCM番組の放送時間の全般に渡
って、当該CM番組のサブ番組データに、ステップS6
で抽出したサブ付加データとステップS6で生成した表
示指示命令とを多重して変調し、放送する(ステップS
7)。
【0047】引き続き、ステップS6における次に放送
すべき本編番組が、今から放送すべき本編番組となり、
次の処理のためにステップS8へ行く。 (8)今から放送すべき番組が本編番組である場合(ス
テップS1:本編番組、ステップS7の後及びステップ
S14の後)には、本編データ記憶部11から、今から
放送すべき本編番組用の番組データを抽出する(ステッ
プS8)。 (9)今から放送すべき本編番組の次に放送すべき番組
が本編番組であるかCM番組であるかを判断する(ステ
ップS9)。 (10)今から放送すべき本編番組の次に放送すべき番
組がCM番組である場合(ステップS9:CM番組/第
2パターン)には、今から放送すべき本編番組用のサブ
番組データに対応するサブ付加データを本編データ記憶
部11から抽出し、表示指示命令生成部21が、抽出し
たサブ付加データに対する表示指示命令を生成し、ま
た、次に放送すべきCM番組用のサブ番組データに対応
するサブ付加データをCMデータ記憶部12から抽出
し、キャッシュ指示命令生成部21が、抽出したサブ付
加データに対するキャッシュ指示命令を生成する(ステ
ップS10)。 (11)今から放送すべき本編番組の放送開始時間か
ら、次に放送すべきCM番組の放送開始時間より所定の
時間だけ前までに渡って、当該本編番組のサブ番組デー
タに、ステップS10で抽出した今から放送すべき本編
番組用のサブ番組データに対応するサブ付加データと、
ステップS10で生成した表示指示命令とを多重して変
調し、放送する(ステップS11)。 (12)次に放送すべきCM番組の放送開始時間より所
定の時間だけ前から、当該放送開始時間までに渡って、
今放送している本編番組のサブ番組データに、ステップ
S10で抽出した次に放送すべきCM番組用のサブ番組
データに対応するサブ付加データと、ステップS10で
生成した表示指示命令とを多重して変調し、放送する
(ステップS12)。
【0048】引き続き、ステップS12における次に放
送すべきCM番組が、今から放送すべきCM番組とな
り、次の処理のためにステップS2へ行く。 (13)今から放送すべき本編番組の次に放送すべき番
組が本編番組である場合(ステップS9:本編番組)に
は、今から放送すべき本編番組用のサブ番組データに対
応するサブ付加データを本編データ記憶部11から抽出
し、表示指示命令生成部21が、抽出したサブ付加デー
タに対する表示指示命令を生成する(ステップS1
3)。 (14)今から放送すべき本編番組の放送時間の全般に
渡って、当該本編番組のサブ番組データに、ステップS
13で抽出したサブ付加データとステップS13で生成
した表示指示命令を多重して変調し、放送する(ステッ
プS14)。
【0049】引き続き、ステップS13における次に放
送すべき本編番組が、今から放送すべき本編番組とな
り、次の処理のためにステップS8へ行く。図9は、本
実施の形態のデータ放送システムの受信機50における
放送波の受信動作の一例を示す図である。 (1)受信部51が、受信したい放送波をチューニング
して受信する(ステップS21)。 (2)復調部52が、受信部51により受信された放送
波を復調して多重データを抽出する(ステップS2
2)。 (3)分離部53が、復調部52により抽出された多重
データから、番組データ、付加データ、キャッシュ指示
命令、及び、表示指示命令を分離する(ステップS2
3)。 (4)番組再生部54が、分離部53により分離された
番組データに基づいて、番組の映像及び音声を再生する
(ステップS24)。 (5)指示命令解析部55が、復調部52により抽出さ
れた多重データからキャッシュ指示命令が分離されたか
を判断する(ステップS25)。キャッシュ指示命令が
分離されていない場合はキャッシュ指示命令による処理
(ステップS26)を飛ばしてステップS27へ行く。 (6)キャッシュ指示命令が分離された場合は、キャッ
シュ実行部56が、分離部53により分離された付加デ
ータ中の指示されたサブ付加データをメモリにキャッシ
ュする(ステップS26)。 (7)指示命令解析部55が、復調部52により抽出さ
れた多重データから表示指示命令が分離されたかを判断
する(ステップS27)。表示指示命令が分離されてい
ない場合は表示指示命令による処理(ステップS28)
を飛ばしてステップS29へ行く。 (8)表示指示命令が分離された場合は、表示実行部5
7が、キャッシュ実行部56によりキャッシュされたサ
ブ付加データ、及び、分離部53により分離された付加
データ中の指示されたサブ付加データを利用して、番組
再生部54により再生された番組の映像に文字を重ねて
表示する(ステップS28)。
【0050】以上のように、本実施の形態によれば、放
送装置が、番組データにCM番組の放送前から放送終了
までの間に付加データを多重し、さらに、CM番組の放
送開始までは付加データをキャッシュさせる命令を多重
し、CM番組の放送開始後には文字を重ねて表示させる
命令を多重して放送し、受信機が、多重された命令に従
い、CM番組の放送前から付加データをキャッシュし、
CM番組の放送開始後にはキャッシュした付加データを
利用して文字を重ねて表示させることができるので、C
M番組の最初から、重ねて表示すべき文字を遅延なく表
示でき、付加データを待ち時間なしで利用することがで
きる。
【0051】なお、本実施の形態における付加データ
は、番組に重ねて表示すべき文字用であるとしたが、例
えば、静止画像データ、動画像データ、音声データ、及
び、受信機の処理内容を指示するスクリプトなどの、番
組と同時に利用すべきデータであればどのようなデータ
であってもかまわない。また本実施の形態で、本編番組
に対応する付加データの多重を本編番組の放送開始時か
ら開始したのは、放送開始から数秒間程度の間に、受信
待ち時間のために付加データによる文字が重ねて表示さ
れなくても、本編番組は放送時間が十分に長いので実質
的な不都合はほとんどないとの判断に基づいており、ま
た本実施の形態で、本編番組に対応する付加データの多
重を直後に放送される番組に対応する付加データの多重
が開始されるまでとしたのは、放送終了間際の数秒間程
度の間から受信を開始した利用者に対して付加データに
よる文字が重ねて表示されなくても、本編番組は放送時
間が十分に長いので実質的な不都合はほとんどないとの
判断に基づいている。
【0052】このようにすることで付加データを多重す
る処理を簡素化して装置の負荷を軽減することができる
が、もちろん本編番組の付加データをCM番組の付加デ
ータと同様に多重してもよい。また、前記所定の時間は
予め決めていてもよいし、外部から受け付けてもよい。
【0053】また、本実施の形態で、CM番組の付加デ
ータの多重を始める時点を、対応するCM番組の直前に
放送されている番組がCM番組であるか否かによって変
えているのは、CM番組が連続する場合に付加データを
多重する処理を簡素化して負荷を軽減しようとの思惑か
らであり、もちろんどちらか一律にしてもよい。また、
本実施の形態では、番組がCM番組であるか本編番組で
あるかによって番組データを区別して、付加データを多
重するタイミングを別のものとしたが、番組がCM番組
か本編番組かで番組データを区別するのではなく、番組
再生時の表示時間が予め定めた基準時間と比較して長い
か短いかでサブ番組データを区別してもよい。この場合
には、多重化部が、さらに、各サブ番組データにより受
信機において再生される番組の表示時間が予め定めた基
準時間と比較して長いか短いかを判定する放送時間判定
部を含み、短いと判定された番組を本実施の形態におけ
るCM番組と同様に処理し、長いと判定された番組を本
実施の形態の本編番組と同様に処理することとする。
【0054】また、本実施の形態では、番組データに付
加データを多重したが、番組データに多重せずに、付加
データが再生されるべき時間を基準にして送信するタイ
ミングを決定し、付加データと指示命令とを多重して放
送してもよい。この場合には、各サブ付加データが再生
されるべき時間が予め定めた基準時間と比較して長いか
短いかでサブ付加データを区別して、各サブ付加データ
を送信するタイミングを変えてもよい。
【0055】また、付加データの多重を始める時点を判
断するための、直前に放送されている番組の放送時間の
長さの閾値を示す判断基準(以下「第1判断基準」と記
す)と、放送時間の始まりや終わりの数秒間程度の間に
付加データによる文字を重ねて表示しなくてもよい番組
を判断するための、当該番組の放送時間の長さの閾値を
示す判断基準(以下「第2判断基準」と記す)とは違う
値であってもよい。この場合には、多重化部が、さら
に、各サブ番組データにより受信機において再生される
映像の表示時間が、予め定めた第1基準時間以下である
か否かをそれぞれ判定する短番組判定部を含み、また、
各サブ番組データにより受信機において再生される映像
の表示時間が、予め定めた第2基準時間よりも長いか否
かをそれぞれ判定する長番組判定部を含むこととする。
【0056】また、サブ付加データはサブ番組データの
放送時間中に更新されるものであってもよい。このよう
な場合には、本実施の形態のように、付加データの多重
を始める時点を直前に放送されている番組の放送時間の
長さによって変えるのではなく、直前に放送されている
番組に多重された付加データが最後に更新されてからそ
の番組の放送終了までの時間の長さによって変えてもよ
い。またこのような場合には、本実施の形態のように、
放送時間が十分に長い番組は放送時間の始まりや終わり
の数秒間程度の間に付加データによる文字を重ねて表示
しないのではなく、放送開始時点から付加データが最初
に更新されるまでの時間が十分に長い番組は放送時間の
始まりの数秒間程度の間に付加データによる文字を重ね
て表示しないこととし、付加データが最後に更新されて
から放送終了時点までの時間が十分に長い番組は放送時
間の終わりの数秒間程度の間に付加データによる文字を
重ねて表示しないこととしてもよい。
【0057】また、第1基準時間及び第2基準時間はサ
ブ付加データを一周期分放送する時間に依存するので、
放送装置が、短番組判定部における第1基準時間及び長
番組判定部における第2基準時間を、当該サブ付加デー
タを一周期分放送する時間にそれぞれ所定の係数を乗じ
て生成する基準時間生成部を備えてもよい。また、始ま
りや終わりの数秒間程度の間に付加データによる文字を
重ねて表示しない場合の判断基準を放送時間の長さによ
って判断するのではなく、外部からの指示に基づいて行
ってもよい。例えば、付加データの多重を放送時間帯の
開始時点より前から開始するか開始時点から開始するか
の判定を利用者から受付けてこれに従ったり、同様に、
付加データを次の番組の放送時間帯の開始時点まで多重
するか否かの判定を利用者から受付けて、これに従うも
のであってもよい。
【0058】また、本実施の形態では付加データ放送と
指示命令放送とを合計した帯域幅を一定としたが、必ず
しも一定としなくてもよい。例えば、帯域幅の合計が所
定の帯域幅になるようには多重せず、先に単独で多重し
ている付加データの帯域幅が所定の帯域幅のままになる
ように、後で多重する付加データの帯域幅の分だけ全体
の帯域幅を増やしてもよい。
【0059】また、キャッシュ実行部56が付加データ
をメモリにキャッシュする動作は、衛星放送や地上波放
送等の無線放送、及び、ケーブルテレビ放送やインター
ネット放送等の有線放送により放送中の付加データを、
受信機に接続されたハードディスクドライブ、CD−R
ドライブ、CD−RWドライブ、MOドライブ、DVD
−Rドライブ、DVD−RWドライブ、DVD−RAM
ドライブ、フレキシブルディスクドライブ、メモリーカ
ード、受信機内のハードディスク、主記憶メモリ等の記
録媒体に蓄積して記録することにより受信待ち時間をな
くす場合と、当該蓄積されることにより記録媒体に記録
された付加データや、雑誌の付録等の予め記録媒体に記
録されている付加データを、オンボードキャッシュメモ
リやオンチップキャッシュメモリ等のような、より高速
に処理が可能なメモリにコピーすることにより処理待ち
時間を短縮する場合とを想定している。
【0060】また、コンピュータに本発明の実施例のよ
うな動作を実行させることができるプログラムが、コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて流通した
り、ネットワークで直接転送されたりして、取り引きの
対象となりうる。ここでコンピュータ読み取り可能な記
録媒体とは、例えば、フレキシブルディスク、CD−
R、CD−RW、MO、DVD−R、DVD−RW、D
VD−RAM、メモリーカード等の着脱可能な記録媒
体、ハードディスク、半導体メモリ等の固定記録媒体等
であり、特に限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る放送装置は、放送データを
放送する放送装置であって、一の放送データとその受信
機における再生時間帯とを入手する入手手段と、前記再
生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である特定時
点から前記再生時間帯の終了時点まで入手手段により入
手された一の放送データを繰り返し放送する放送手段と
を備えることを特徴とする。
【0062】これによって、再生開始時点よりも前から
放送データを放送することができるので、これを受信し
た受信機が再生開始時までに放送データをキャッシュで
きる。従って、受信機が再生開始時点で直ぐに放送デー
タを再生することができる。また、再生時間帯の終了時
点まで放送データを放送することができるので、受信機
は再生開始時点よりも後から受信を開始した場合でも、
これを受信して再生できる。
【0063】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記一の放送データより前に再生されるべ
き他の放送データを入手し、前記放送手段は、前記他の
放送データを前記特定時点まで繰り返し放送することを
特徴とすることもできる。これによって、先に再生され
るべき他の放送データの放送を特定時点までに終了させ
るので、与えられた帯域幅をいっぱいに使って一の放送
データを放送することができる。
【0064】また、放送装置において、前記放送手段
は、前記特定時点まで他の放送データを所定の帯域幅に
割り当てて放送し当該特定時点から前記一の放送データ
を当該所定の帯域幅に割り当てて放送することを特徴と
することもできる。これによって、他の放送データと同
じ帯域幅で一の放送データを放送するので、特定時点の
前後で帯域幅を一定にすることができる。
【0065】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記一の放送データより前に再生されるべ
き他の放送データを入手し、前記放送手段は、前記他の
放送データを前記開始時点まで繰り返し放送することを
特徴とすることもできる。これによって、先に再生され
るべき他の放送データの放送を、その再生終了時点まで
継続させることができる。
【0066】従って、特定時点から他の放送データの再
生終了時点までは、他の放送データと一の放送データと
の両方が放送されることになり、他の放送データの放送
に影響を与えることなく、一の放送データをその再生時
間より所定の時間だけ前から放送することができる。ま
た、放送装置において、前記放送手段は、前記特定時点
まで他の放送データを所定の帯域幅に割り当てて放送し
当該特定時点から前記開始時点までは当該他の放送デー
タと前記一の放送データとの合計を当該所定の帯域幅に
割り当てて放送することを特徴とすることもできる。
【0067】これによって、特定時点前の他の放送デー
タと同じ帯域幅で、特定時点後の他の放送データと一の
放送データとの合計を放送するので、特定時点の前後で
帯域幅を一定にすることができる。また、放送装置にお
いて、前記放送手段は、前記特定時点まで他の放送デー
タを所定の帯域幅に割り当てて放送し当該特定時点から
前記開始時点までにおいても当該他の放送データを当該
所定の帯域幅に割り当てて放送することを特徴とするこ
ともできる。
【0068】これによって、特定時点前の他の放送デー
タと同じ帯域幅で、特定時点後の他の放送データを放送
するので、特定時点の前後で他の放送データに割り当て
る帯域幅を一定にすることができる。また、放送装置に
おいて、前記放送装置は、さらに、前記開始時点以前に
おいて前記一の放送データをキャッシュするように前記
受信機に対して指示するキャッシュ指示命令を放送する
キャッシュ指示命令放送手段と、前記再生時間帯におい
て前記キャッシュ指示命令により前記一の放送データが
キャッシュされている場合にはキャッシュされている一
の放送データを再生するように前記受信機に対して指示
する再生指示命令を放送する再生指示命令放送手段とを
備えることを特徴とすることもできる。
【0069】これによって、放送データの再生時間前に
は放送データのキャッシュを指示し、放送データの再生
時間前中には放送データの再生を指示することができる
ので、これを受信した受信機がこれらの指示命令に基づ
いて、的確に放送データをキャッシュし再生できる。ま
た、放送装置において、前記キャッシュ指示命令放送手
段は、前記開始時点以前において前記放送手段により放
送される一の放送データを蓄積するように前記受信機に
対して指示するキャッシュ指示命令を放送し、前記再生
指示命令放送手段は、前記再生時間帯において前記キャ
ッシュ指示命令により前記一の放送データが蓄積されて
いる場合には蓄積されている一の放送データを再生し前
記一の放送データが蓄積されてない場合には前記放送手
段により放送される一の放送データをそのまま再生する
ように前記受信機に対して指示する再生指示命令を放送
することを特徴とすることもできる。
【0070】これによって、放送データの再生時間前に
は放送される放送データの蓄積を指示し、放送データの
再生時間前中には放送データの再生を指示することがで
きるので、これを受信した受信機がこれらの指示命令に
基づいて、的確に放送データを蓄積し再生できる。ま
た、放送装置において、前記キャッシュ指示命令放送手
段は、前記開始時点以前において前記一の放送データが
所定の記録媒体に記録されている場合には当該所定の記
録媒体に記録された一の放送データをキャッシュメモリ
に記録するように前記受信機に対して指示するキャッシ
ュ指示命令を放送し、前記再生指示命令放送手段は、前
記再生時間帯において前記キャッシュ指示命令により前
記一の放送データがキャッシュメモリに記録されている
場合にはキャッシュメモリに記録されている一の放送デ
ータを再生し前記一の放送データがキャッシュメモリに
記録されていない場合には前記放送手段により放送され
る一の放送データ又は前記所定の記録媒体に記録された
一の放送データを再生するように前記受信機に対して指
示する再生指示命令を放送することを特徴とすることも
できる。
【0071】これによって、放送データの再生時間前に
は所定の記録媒体に記録されている放送データをキャッ
シュメモリに記録するように指示し、放送データの再生
時間前中には放送データの再生を指示することができる
ので、これを受信した受信機がこれらの指示命令に基づ
いて、的確に放送データをキャッシュメモリに記録し再
生できる。
【0072】本発明に係る放送装置は、受信機において
受信後すぐに再生される番組データに前記番組データに
対応する付加データを多重して放送する放送装置であっ
て、一の番組データと当該一の番組データに対応する一
の付加データと当該一の番組データの放送時間帯と前記
放送時間帯の直前に放送される他の番組データとを入手
する入手手段と、前記放送時間帯の開始時点より所定の
時間だけ前である特定時点から当該開始時点まで入手手
段により入手された一の付加データを入手手段により入
手された他の番組データに繰り返し多重し当該放送時間
帯の間入手手段により入手された一の付加データを入手
手段により入手された一の番組データに繰り返し多重し
て多重データを生成する多重化手段と、多重化手段によ
り生成された多重データを放送する放送手段とを備える
ことを特徴とする。
【0073】これによって、番組データの放送開始時点
よりも前から、対応する付加データを番組データに多重
して放送することができるので、これを受信した受信機
が番組データの放送開始時点までに対応する付加データ
をキャッシュできる。従って、受信機が放送開始時点で
直ぐに付加データを利用することができる。また、放送
時間帯の終了時点まで付加データを番組データに多重し
て放送することができるので、受信機は放送開始時点よ
りも後から受信を開始した場合でも、これを受信して利
用できる。
【0074】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記多重化手段は、前記他の付加データ
を前記特定時点まで前記他の番組データに繰り返し多重
することを特徴とすることもできる。これによって、先
に放送されるべき他の番組データに対応する付加データ
を特定時点まで他の番組データに多重するので、特定時
点から開始時点までは一の付加データだけを他の番組デ
ータに多重することになり、与えられた帯域幅をいっぱ
いに使って一の付加データを放送することができる。
【0075】また、放送装置において、前記多重化手段
は、前記特定時点まで他の付加データを所定の帯域幅に
割り当てて多重し当該特定時点から前記一の付加データ
を当該所定の帯域幅に割り当てて多重することを特徴と
することもできる。これによって、他の付加データと同
じ帯域幅で一の付加データを番組データに多重するの
で、特定時点の前後で付加データに割り当てる帯域幅を
一定にすることができる。
【0076】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記多重化手段は、前記他の付加データ
を前記開始時点まで前記他の番組データに繰り返し多重
することを特徴とすることもできる。これによって、先
に放送されるべき他の番組データに対応する付加データ
の多重を、その再生終了時点まで継続させることができ
る。
【0077】従って、特定時点から他の番組データの放
送終了時点までは、他の付加データと一の付加データと
の両方が他の番組データに多重されることになり、他の
付加データの放送に影響を与えることなく、一の付加デ
ータをその再生時間より所定の時間だけ前から放送する
ことができる。また、放送装置において、前記多重化手
段は、前記特定時点まで他の付加データを所定の帯域幅
に割り当てて多重し当該特定時点から前記開始時点まで
は当該他の付加データと前記一の付加データとの合計を
当該所定の帯域幅に割り当てて多重することを特徴とす
ることもできる。
【0078】これによって、特定時点前の他の付加デー
タと同じ帯域幅で、特定時点後の他の付加データと一の
付加データとの合計を他の番組データに多重するので、
特定時点の前後で帯域幅を一定にすることができる。ま
た、放送装置において、前記多重化手段は、前記特定時
点まで他の付加データを所定の帯域幅に割り当てて多重
し当該特定時点から前記開始時点までにおいても当該他
の付加データを当該所定の帯域幅に割り当てて多重する
ことを特徴とすることもできる。
【0079】これによって、特定時点前の他の付加デー
タと同じ帯域幅で、特定時点後の他の付加データを他の
番組データに多重するので、特定時点の前後で他の付加
データに割り当てる帯域幅を一定にすることができる。
また、放送装置において、前記放送装置は、さらに、前
記開始時点以前において前記一の付加データをキャッシ
ュするように前記受信機に対して指示するキャッシュ指
示命令を放送するキャッシュ指示命令放送手段と、前記
開始時点以後において前記キャッシュ指示命令により前
記一の付加データがキャッシュされている場合にはキャ
ッシュされている一の付加データを利用するように前記
受信機に対して指示する利用指示命令を放送する利用指
示命令放送手段とを備えることを特徴とすることもでき
る。
【0080】これによって、番組データの放送前には対
応する付加データのキャッシュを指示し、番組データの
放送中には対応する付加データの利用を指示することが
できるので、これを受信した受信機がこれらの指示命令
に基づいて、的確に付加データをキャッシュし利用でき
る。また、放送装置において、前記キャッシュ指示命令
放送手段は、前記開始時点以前において前記放送手段に
より放送される一の付加データを蓄積するように前記受
信機に対して指示するキャッシュ指示命令を放送し、前
記利用指示命令放送手段は、前記放送時間帯において前
記キャッシュ指示命令により前記一の付加データが蓄積
されている場合には蓄積されている一の付加データを再
生し、前記一の付加データが蓄積されてない場合には前
記放送手段により放送される一の付加データをそのまま
再生するように、前記受信機に対して指示する利用指示
命令を放送することを特徴とすることもできる。
【0081】これによって、番組データの放送前には放
送される対応する付加データの蓄積を指示し、番組デー
タの放送中には対応する付加データの利用を指示するこ
とができるので、これを受信した受信機がこれらの指示
命令に基づいて、的確に付加データを蓄積し利用でき
る。また、放送装置において、前記キャッシュ指示命令
放送手段は、前記開始時点以前において前記放送手段に
より放送される一の付加データが所定の記録媒体に記録
されている場合には当該所定の記録媒体に記録された一
の付加データをキャッシュメモリに記録するように前記
受信機に対して指示するキャッシュ指示命令を放送し、
前記利用指示命令放送手段は、前記放送時間帯において
前記キャッシュ指示命令により前記一の付加データがキ
ャッシュメモリに記録されている場合にはキャッシュメ
モリに記録されている一の付加データを再生し前記一の
付加データがキャッシュメモリに記録されていない場合
には前記放送手段により放送される一の付加データ又は
前記所定の記録媒体に記録された一の付加データを再生
するように前記受信機に対して指示する利用指示命令を
放送することを特徴とすることもできる。
【0082】これによって、番組データの放送前には所
定の記録媒体に記録されている対応する付加データをキ
ャッシュメモリに記録するように指示し、番組データの
放送中には対応する付加データの利用を指示することが
できるので、これを受信した受信機がこれらの指示命令
に基づいて、的確に付加データをキャッシュメモリに記
録し利用できる。
【0083】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記放送装置は、さらに、前記一の番組
データより前に放送時間帯が規定されている他の番組デ
ータの放送時間が予め定めた基準時間よりも長いか否か
を判定する判定手段を備え、前記多重化手段は、判定手
段により前記他の番組データの放送時間が長いと判定さ
れた場合には前記特定時点まで当該他の番組データに対
応する他の付加データを当該他の番組データに繰り返し
多重し前記特定時点から前記開始時点までにおいて前記
一の付加データを当該他の番組データに繰り返し多重し
前記開始時点から前記終了時点までにおいて、前記一の
付加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、判
定手段により前記他の番組データの放送時間が長くない
と判定された場合には前記開始時点まで前記他の付加デ
ータを当該他の番組データに繰り返し多重し前記特定時
点から前記開始時点までにおいて前記他の付加データと
前記一の付加データとを当該他の番組データに繰り返し
多重し前記開始時点から前記終了時点までにおいて前記
一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重す
ることを特徴とすることもできる。
【0084】これによって、先に放送されるべき他の番
組データの放送時間が基準時間以下である場合には、特
定時点から一の番組データの開始時点までにおいて他の
付加データと一の付加データとを他の番組データに多重
することができる。従って、比較的長い番組データに対
応する付加データは放送時間帯の最後までは番組データ
に多重せず、比較的短い番組データに対応する付加デー
タは放送時間帯の最後まで番組データに多重することが
できる。
【0085】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータと当該他の番組データの放送時間とを入手し、前記
放送装置は、さらに、前記他の番組データの放送時間が
予め定めた基準時間よりも長いか否かを判定する判定手
段を備え、前記多重化手段は、前記特定時点まで前記他
の付加データを所定の帯域幅に割り当てて前記他の番組
データに繰り返し多重し、判定手段により前記他の番組
データの放送時間が長いと判定された場合には前記特定
時点から前記開始時点までにおいて前記一の付加データ
を前記所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組データに
繰り返し多重し前記開始時点から前記終了時点までにお
いて前記一の付加データを前記一の番組データに繰り返
し多重し、判定手段により前記他の番組データの放送時
間が長くないと判定された場合には前記特定時点から前
記開始時点までにおいて前記他の付加データと前記一の
付加データとをこれらの合計に前記所定の帯域幅を割り
当てて当該他の番組データに繰り返し多重し前記開始時
点から前記終了時点までにおいて前記一の付加データを
前記一の番組データに繰り返し多重することを特徴とす
ることもできる。
【0086】これによって、先に放送されるべき他の番
組データの放送時間が基準時間以下である場合には、特
定時点から一の番組データの開始時点までにおいて他の
付加データと一の付加データとを、他の付加データを単
独で多重する場合と同じ所定の帯域幅で他の番組データ
に多重することができる。従って、比較的長い番組デー
タに対応する付加データは放送時間帯の最後までは番組
データに多重せず、比較的短い番組データに対応する付
加データは放送時間帯の最後まで番組データに多重する
ことができ、帯域幅を一定にできるので、限られた帯域
幅を状況に応じて有効に使うことができる。
【0087】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータと当該他の番組データの放送時間とを入手し、前記
放送装置は、さらに、前記他の番組データの放送時間が
予め定めた基準時間よりも長いか否かを判定する判定手
段と、前記多重化手段は、前記特定時点まで前記他の番
組データに対応する他の付加データを所定の帯域幅に割
り当てて当該他の番組データに繰り返し多重し、判定手
段により前記他の番組データの放送時間が長いと判定さ
れた場合には前記特定時点から前記開始時点までにおい
て前記一の付加データを前記所定の帯域幅に割り当てて
当該他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から
前記終了時点までにおいて前記一の付加データを前記一
の番組データに繰り返し多重し、判定手段により前記他
の番組データの放送時間が長くないと判定された場合に
は前記特定時点から前記開始時点までにおいて前記他の
付加データと前記一の付加データとを当該他の付加デー
タに割り当てる帯域幅が前記所定の帯域幅のままになる
ように当該一の付加データに割り当てる帯域幅の分だけ
全体の帯域幅を増やして当該他の番組データに繰り返し
多重し前記開始時点から前記終了時点までにおいて前記
一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重す
ることを特徴とすることもできる。
【0088】これによって、先に放送されるべき他の番
組データの放送時間が基準時間以下である場合には、特
定時点から一の番組データの開始時点までにおいて他の
付加データに割り当てる帯域幅が所定の帯域幅のままに
なるように、一の付加データに割り当てる帯域幅の分だ
け全体の帯域幅を増やして他の番組データに多重するこ
とができる。
【0089】従って、比較的長い番組データに対応する
付加データは放送時間帯の最後までは番組データに多重
せず、比較的短い番組データに対応する付加データは放
送時間帯の最後まで、帯域幅を変えずに番組データに多
重することができ、伝送速度を一定にできるので、全体
の帯域幅を状況に応じて増減させることができる。ま
た、放送装置において、前記多重化手段は、判定手段に
より前記他の番組データの放送時間が長くないと判定さ
れた場合には前記他の番組データの放送開始時点から前
記一の番組データの放送開始時点までにおいて前記他の
付加データと前記一の付加データとを当該他の番組デー
タに繰り返し多重することを特徴とすることもできる。
【0090】これによって、先に放送されるべき他の番
組データの放送時間が基準時間以下である場合には、他
の番組データに対応する付加データを単独では番組デー
タに多重しないので、多重する付加データを切り替える
機会が少なくなり、付加データを多重する処理の負荷が
軽減される。また、放送装置において、前記放送装置
は、さらに、前記判定手段における基準時間を前記一の
付加データを一周期分放送する時間にそれぞれ所定の係
数を乗じて生成する基準時間生成手段を備えることを特
徴とすることもできる。
【0091】これによって、基準時間を、付加データを
一周期分放送する時間に応じて生成することができるの
で、付加データの放送周期が変動しても基準時間が陳腐
化しない。また、放送装置において、前記入手手段は、
さらに、前記他の番組データに対応する他の付加データ
とを入手し、前記他の付加データは前記他の番組データ
の放送時間中に更新されるものであり、前記放送装置
は、さらに、前記他の付加データが最後に更新されてか
ら前記開始時点までの時間が予め定めた基準時間よりも
長いか否かを判定する判定手段を備え、前記多重化手段
は、判定手段により長いと判定された場合には前記特定
時点まで前記他の付加データを前記他の番組データに繰
り返し多重し前記特定時点から前記開始時点までにおい
て前記一の付加データを当該他の番組データに繰り返し
多重し前記開始時点から前記終了時点までにおいて前記
一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重
し、判定手段により長くないと判定された場合には前記
開始時点まで前記他の付加データを前記他の番組データ
に繰り返し多重し前記特定時点から前記開始時点までに
おいて前記他の付加データと前記一の付加データとを当
該他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から前
記終了時点までにおいて前記一の付加データを前記一の
番組データに繰り返し多重することを特徴とすることも
できる。
【0092】これによって、先に放送されるべき他の番
組データに多重された最後に更新された付加データの放
送時間が基準時間以下である場合には、特定時点から一
の番組データの開始時点までにおいて他の付加データと
一の付加データとを他の番組データに多重することがで
きる。従って、比較的放送時間が長い付加データは放送
時間帯の最後までは多重せず、比較的放送時間が短い付
加データは放送時間帯の最後まで多重することができ
る。
【0093】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記他の付加データは前記他の番組デー
タの放送時間中に更新されるものであり、前記放送装置
は、さらに、前記他の付加データが最後に更新されてか
ら前記開始時点までの時間が予め定めた基準時間よりも
長いか否かを判定する判定手段を備え、前記多重化手段
は、前記特定時点まで前記他の番組データに対応する他
の付加データを所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
データに繰り返し多重し、判定手段により長いと判定さ
れた場合には前記特定時点から前記開始時点までにおい
て前記一の付加データを前記所定の帯域幅に割り当てて
前記他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から
前記終了時点までにおいて前記一の付加データを前記一
の番組データに繰り返し多重し、判定手段により長くな
いと判定された場合には前記特定時点から前記開始時点
までにおいて前記他の付加データと前記一の付加データ
とをこれらの合計に前記所定の帯域幅を割り当てて前記
他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から前記
終了時点までにおいて前記一の付加データを前記一の番
組データに繰り返し多重することを特徴とすることもで
きる。
【0094】これによって、先に放送されるべき他の番
組データに多重された最後に更新された付加データの放
送時間が基準時間以下である場合には、特定時点から一
の番組データの開始時点までにおいて他の付加データと
一の付加データとを、他の付加データを単独で多重する
場合と同じ所定の帯域幅で他の番組データに多重するこ
とができる。
【0095】従って、比較的放送時間が長い付加データ
は放送時間帯の最後までは番組データに多重せず、比較
的放送時間が短い付加データは放送時間帯の最後まで番
組データに多重することができ、帯域幅を一定にできる
ので、限られた帯域幅を状況に応じて有効に使うことが
できる。また、放送装置において、前記入手手段は、さ
らに、前記他の番組データに対応する他の付加データを
入手し、前記他の付加データは前記他の番組データの放
送時間中に更新されるものであり、前記放送装置は、さ
らに、前記他の付加データが最後に更新されてから前記
開始時点までの時間が予め定めた基準時間よりも長いか
否かを判定する判定手段を備え、前記多重化手段は、前
記特定時点まで前記他の番組データに対応する他の付加
データを所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組データ
に繰り返し多重し、判定手段により長いと判定された場
合には前記特定時点から前記開始時点までにおいて前記
一の付加データを前記所定の帯域幅に割り当てて前記他
の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から前記終
了時点までにおいて前記一の付加データを前記一の番組
データに繰り返し多重し、判定手段により長くないと判
定された場合には前記特定時点から前記開始時点までに
おいて前記他の付加データと前記一の付加データとを当
該他の付加データに割り当てる帯域幅が前記所定の帯域
幅のままになるように当該一の付加データに割り当てる
帯域幅の分だけ全体の帯域幅を増やして前記他の番組デ
ータに繰り返し多重し前記開始時点から前記終了時点ま
でにおいて前記一の付加データを前記一の番組データに
繰り返し多重することを特徴とすることもできる。
【0096】これによって、先に放送されるべき他の番
組データに多重された最後に更新された付加データの放
送時間が基準時間以下である場合には、特定時点から一
の番組データの開始時点までにおいて他の付加データに
割り当てる帯域幅が所定の帯域幅のままになるように、
一の付加データに割り当てる帯域幅の分だけ全体の帯域
幅を増やして他の番組データに多重することができる。
【0097】従って、比較的放送時間が長い付加データ
は放送時間帯の最後までは番組データに多重せず、比較
的放送時間が短い付加データは放送時間帯の最後まで、
帯域幅を変えずに番組データに多重することができ伝送
速度を一定にできるので、全体の帯域幅を状況に応じて
増減させることができる。また、放送装置において、前
記多重化手段は、判定手段により長くないと判定された
場合には前記他の付加データが最後に更新されてから前
記開始時点までにおいて前記他の付加データと前記一の
付加データとを前記他の番組データに繰り返し多重する
ことを特徴とすることもできる。
【0098】これによって、先に放送されるべき他の番
組データに多重された最後に更新された付加データの放
送時間が基準時間以下である場合には、他の番組データ
に対応する最後に更新された付加データを単独では番組
データに多重しないので、多重する付加データを切り替
える機会が少なくなり、付加データを多重する処理の負
荷が軽減される。
【0099】また、放送装置において、前記放送装置
は、さらに、前記判定手段における基準時間を前記一の
付加データを一周期分放送する時間にそれぞれ所定の係
数を乗じて生成する基準時間生成手段を備えることを特
徴とすることもできる。これによって、基準時間を、付
加データを一周期分放送する時間に応じて生成すること
ができるので、付加データの放送周期が変動しても基準
時間が陳腐化しない。
【0100】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記放送装置は、さらに、前記一の番組
データの放送時間が予め定めた基準時間よりも短いか否
かを判定する判定手段を備え、前記多重化手段は、判定
手段により前記一の番組データの放送時間が短いと判定
された場合には前記特定時点まで前記一の番組データよ
り前に放送時間帯が規定されている他の番組データに対
応する他の付加データを当該他の番組データに繰り返し
多重し前記特定時点から前記開始時点までにおいて前記
一の付加データを当該他の番組データに繰り返し多重し
前記開始時点から前記終了時点までにおいて前記一の付
加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、判定
手段により前記一の番組データの放送時間が短くないと
判定された場合には前記開始時点まで前記他の付加デー
タを前記他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点
から前記終了時点までにおいて前記一の付加データを前
記一の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
こともできる。
【0101】これによって、一の番組データの放送時間
が基準時間よりも短くない場合には、開始時点から一の
付加データを一の番組データに多重するので、放送時間
が基準時間よりも短い場合にのみ、先行して多重させる
ことができる。従って、付加データの放送開始時点を状
況に応じて有効に決めることができる。
【0102】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記一の付加データは、前記一の番組デ
ータの放送時間中に更新されるものであり、前記放送装
置は、さらに、前記開始時点から前記一の付加データが
最初に更新されるまでの時間が予め定めた基準時間より
も短いか否かを判定する判定手段を備え、前記多重化手
段は、判定手段により短いと判定された場合には前記特
定時点まで前記他の付加データを前記他の番組データに
繰り返し多重し前記特定時点から前記開始時点までにお
いて前記一の付加データを前記他の番組データに繰り返
し多重し前記開始時点から前記終了時点までにおいて前
記一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重
し、判定手段により短くないと判定された場合には前記
開始時点まで前記他の付加データを前記他の番組データ
に繰り返し多重し前記開始時点から前記終了時点までに
おいて、前記一の付加データを前記一の番組データに繰
り返し多重することを特徴とすることもできる。
【0103】これによって、更新前の最初の付加データ
の放送時間が基準時間よりも短くない場合には、放送時
間帯の開始時点から一の付加データを一の番組データに
多重するので、放送時間が基準時間よりも短い場合にの
み、先行して多重させることができる。従って、付加デ
ータの放送開始時点を状況に応じて有効に決めることが
できる。
【0104】また、放送装置において、前記放送装置
は、さらに、前記判定手段における基準時間を前記一の
付加データを一周期分放送する時間にそれぞれ所定の係
数を乗じて生成する基準時間生成手段を備えることを特
徴とすることもできる。これによって、基準時間を、付
加データを一周期分放送する時間に応じて生成すること
ができるので、付加データの放送周期が変動しても基準
時間が陳腐化しない。
【0105】また、放送装置において、前記入手手段
は、さらに、前記他の番組データに対応する他の付加デ
ータを入手し、前記一の付加データを対応する番組デー
タの放送時間帯の開始時点より前から先行して多重すべ
きであるか否かを示す判別情報が存在し、前記多重化手
段は、前記判別情報により前記一の付加データを先行し
て多重すべきであると示される場合には前記特定時点ま
で前記他の付加データを前記他の番組データに繰り返し
多重し前記特定時点から前記開始時点までにおいて前記
一の付加データを当該他の番組データに繰り返し多重し
前記開始時点から前記終了時点までにおいて前記一の付
加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、前記
判別情報により前記一の付加データを先行して多重すべ
きでないと示される場合には前記開始時点まで前記他の
付加データを当該他の番組データに繰り返し多重し前記
開始時点から前記終了時点までにおいて前記一の付加デ
ータを前記一の番組データに繰り返し多重することを特
徴とすることもできる。
【0106】これによって、判別情報により先行して多
重すべきでないと示される付加データは、対応する番組
データの放送時間前には番組データに多重しないので、
先行して多重すべきでない付加データを、対応する番組
データの放送開始時点より前に放送しない代りに、先行
して放送すべき付加データに割り当てる帯域幅を、使用
が許される最大限にすることができ、その送信時間を最
短とすることができる。
【0107】本発明に係る放送装置は、受信機において
受信後すぐに再生される番組データに前記番組データに
対応する付加データを多重して放送する放送装置であっ
て、一の付加データと当該一の付加データに対応する一
の番組データと当該一の番組データの放送時間帯と、当
該一の番組データの放送時間と前記放送時間帯の直前に
放送される他の番組データと当該他の番組データに対応
する他の付加データと当該他の番組データの放送時間と
を入手する入手手段と、前記一の番組データの放送時間
と前記他の番組データの放送時間とが予め定めた基準時
間よりも短いか否かをそれぞれ判定する判定手段と、判
定手段により前記一の番組データの放送時間が短いと判
定され前記他の番組データの放送時間が短くないと判定
された第1の場合には前記放送時間帯の開始時点より所
定の時間だけ前である特定時点まで入手手段により入手
された他の付加データを前記他の番組データに繰り返し
多重し前記特定時点から前記開始時点までにおいて入手
手段により入手された一の付加データを当該他の番組デ
ータに繰り返し多重し前記開始時点から前記放送時間帯
の終了時点までにおいて当該一の付加データを前記一の
番組データに繰り返し多重し、判定手段により前記一の
番組データの放送時間が短いと判定され前記他の番組デ
ータの放送時間が短いと判定された第2の場合には前記
特定時点から前記開始時点までにおいて入手手段により
入手された他の付加データと一の付加データとを当該他
の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から前記終
了時点までにおいて当該一の付加データを前記一の番組
データに繰り返し多重し、判定手段により前記一の番組
データの放送時間が短くないと判定された第3の場合に
は前記他の番組データの放送時間が短いか否かとは関係
なく前記開始時点まで入手手段により入手された他の付
加データを当該他の番組データに繰り返し多重し前記開
始時点から前記終了時点までにおいて入手手段により入
手された一の付加データを前記一の番組データに繰り返
し多重して多重データを生成する多重化手段と、多重化
手段により生成された多重データを放送する放送手段と
を備えることを特徴とする。
【0108】これによって、放送時間が短い番組データ
の放送開始時点よりも前から、対応する付加データを番
組データに多重して放送することができるので、これを
受信した受信機が番組データの放送開始時点までに対応
する付加データをキャッシュできる。従って、受信機が
放送開始時点で直ぐに付加データを利用することができ
る。
【0109】また、放送時間帯の終了時点まで付加デー
タを番組データに多重して放送することができるので、
受信機は放送開始時点よりも後から受信を開始した場合
でも、これを受信して利用できる。また、特定時点まで
に放送時間が短くない付加データの多重を終了させるの
で、先行して放送すべき付加データに割り当てる帯域幅
を、使用が許される最大限にすることができ、その送信
時間を最短とすることができる。
【0110】また、放送装置において、前記多重化手段
は、前記特定時点まで前記他の番組データに対応する他
の付加データを所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
データに繰り返し多重し、前記第1の場合には前記特定
時点から前記開始時点までにおいて前記一の付加データ
を前記所定の帯域幅に割り当てて前記他の番組データに
繰り返し多重し、前記第2の場合には前記特定時点から
前記開始時点までにおいて前記他の付加データと前記一
の付加データとをこれらの合計に前記所定の帯域幅を割
り当てて前記他の番組データに繰り返し多重することを
特徴とすることもできる。
【0111】これによって、放送時間が短い他の付加デ
ータと一の付加データとを、他の付加データを単独で多
重する場合と同じ所定の帯域幅で番組データに多重する
ことができ、帯域幅を一定にできるので、限られた帯域
幅を状況に応じて有効に使うことができる。また、放送
装置において、前記多重化手段は、前記特定時点まで前
記他の番組データに対応する他の付加データを所定の帯
域幅に割り当てて当該他の番組データに繰り返し多重
し、前記第1の場合には前記特定時点から前記開始時点
までにおいて前記一の付加データを前記所定の帯域幅に
割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重し、前記
第2の場合には前記特定時点から前記開始時点までにお
いて前記他の付加データと前記一の付加データとを当該
他の付加データに割り当てる帯域幅が前記所定の帯域幅
のままになるように当該一の付加データに割り当てる帯
域幅の分だけ全体の帯域幅を増やして前記他の番組デー
タに繰り返し多重することを特徴とすることもできる。
【0112】これによって、放送時間が短い他の付加デ
ータに割り当てる帯域幅が所定の帯域幅のままになるよ
うに、一の付加データに割り当てる帯域幅の分だけ全体
の帯域幅を増やして番組データに多重することができる
ので、全体の帯域幅を状況に応じて増減させることがで
きる。本発明に係る放送装置は、受信機において受信後
すぐに再生される番組データに前記番組データに対応す
る付加データを多重して放送する放送装置であって、一
の付加データと当該一の付加データに対応する一の番組
データと当該一の番組データの放送時間帯と前記放送時
間帯の直前に放送される他の番組データと当該他の番組
データに対応する他の付加データとを入手する入手手段
と、前記一の付加データの多重を前記放送時間帯の開始
時点より所定の時間だけ前である特定時点から開始する
か当該開始時点から開始するかの判定を外部から受付け
る受付手段と、前記受付手段により前記特定時点から開
始するとの判断を受付けた第1の場合には当該特定時点
まで入手手段により入手された他の付加データを前記他
の番組データに繰り返し多重し当該特定時点から前記開
始時点までにおいて入手手段により入手された一の付加
データを前記開始時点までにおいて当該他の番組データ
に繰り返し多重し前記開始時点から前記放送時間帯の終
了時点までにおいて当該一の付加データを前記一の番組
データに繰り返し多重して多重データを生成し、前記受
付手段により前記開始時点から開始するとの判断を受付
けた第2の場合には当該開始時点まで入手手段により入
手された他の付加データを前記他の番組データに繰り返
し多重し当該特定時点から前記開始時点までにおいて入
手手段により入手された一の付加データを当該他の番組
データに繰り返し多重し前記開始時点から前記終了時点
までにおいて当該一の付加データを前記一の番組データ
に繰り返し多重して多重データを生成する多重化手段
と、多重化手段により生成された多重データを放送する
放送手段とを備えることを特徴とする。
【0113】これによって、利用者等が外部から必要と
判定した場合にのみ、番組データの放送開始時点よりも
前から対応する付加データを番組データに多重して放送
することができ、これを受信した受信機が番組データの
放送開始時点までに対応する付加データをキャッシュで
きる。従って、受信機が放送開始時点で直ぐに付加デー
タを利用することができる。
【0114】また、放送時間帯の終了時点まで付加デー
タを番組データに多重して放送することができるので、
受信機は放送開始時点よりも後から受信を開始した場合
でも、これを受信して利用できる。また、利用者等が外
部から必要と判断した場合には、特定時点までに他の付
加データの多重を終了させるので、先行して放送すべき
付加データに割り当てる帯域幅を、使用が許される最大
限にすることができ、その送信時間を最短とすることが
できる。
【0115】また、放送装置において、前記多重化手段
は、前記特定時点まで前記他の番組データに対応する他
の付加データを所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
データに繰り返し多重し、前記第1の場合には前記特定
時点から前記開始時点までにおいて前記一の付加データ
を前記所定の帯域幅に割り当てて前記他の番組データに
繰り返し多重することを特徴とすることもできる。
【0116】これによって、他の付加データと同じ帯域
幅で一の付加データを他の番組データに多重するので、
特定時点の前後で付加データに割り当てる帯域幅を一定
にすることができる。本発明に係る放送装置は、受信機
において受信後すぐに再生される番組データに前記番組
データに対応する付加データを多重して放送する放送装
置であって、一の付加データと当該一の付加データに対
応する一の番組データと当該一の番組データの放送時間
帯と前記放送時間帯の直前に放送される他の番組データ
と当該他の番組データに対応する他の付加データとを入
手する入手手段と、前記他の付加データを前記放送時間
帯の開始時点まで多重するか否かの判定を外部から受付
ける受付手段と、前記受付手段により前記開始時点まで
多重しないとの判断を受付けた第1の場合には当該開始
時点より所定の時間だけ前である特定時点まで入手手段
により入手された他の付加データを前記他の番組データ
に繰り返し多重し当該特定時点から前記開始時点までに
おいて入手手段により入手された一の付加データを当該
他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から前記
放送時間帯の終了時点までにおいて当該一の付加データ
を前記一の番組データに繰り返し多重して多重データを
生成し、前記受付手段により前記開始時点まで多重する
との判断を受付けた第2の場合には当該特定時点から前
記開始時点までにおいて入手手段により入手された他の
付加データと一の付加データとを当該他の番組データに
繰り返し多重し前記開始時点から前記終了時点までにお
いて当該一の付加データを前記一の番組データに繰り返
し多重して多重データを生成する多重化手段と、多重化
手段により生成された多重データを放送する放送手段と
を備えることを特徴とする。
【0117】これによって、番組データの放送開始時点
よりも前から対応する付加データを番組データに多重す
ることができ、また、利用者等が外部から、特定時点か
ら開始時点までに一の付加データを他の番組データに多
重するか、他の付加データと一の付加データとを他の番
組データに多重するかを選択できる。また、放送装置に
おいて、前記多重化手段は、前記特定時点まで前記他の
番組データに対応する他の付加データを所定の帯域幅に
割り当てて当該他の番組データに繰り返し多重し、前記
第1の場合には前記特定時点から前記開始時点までにお
いて前記一の付加データを前記所定の帯域幅に割り当て
て前記他の番組データに繰り返し多重し、前記第2の場
合には前記特定時点から前記開始時点までにおいて前記
他の付加データと前記一の付加データとをこれらの合計
に前記所定の帯域幅を割り当てて前記他の番組データに
繰り返し多重することを特徴とすることもできる。
【0118】これによって、特定時点から開始時点まで
において、他の付加データと同じ帯域幅で一の付加デー
タを他の番組データに多重するか、又は、他の付加デー
タに割り当てる帯域幅と前記一の付加データに割り当て
る帯域幅との合計が所定の帯域幅となるように他の番組
データに多重するので、特定時点の前後で付加データに
割り当てる帯域幅を一定にすることができる。
【0119】また、放送装置において、前記多重化手段
は、前記特定時点まで前記他の番組データに対応する他
の付加データを所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
データに繰り返し多重し、前記第1の場合には前記特定
時点から前記開始時点までにおいて前記一の付加データ
を前記所定の帯域幅に割り当てて前記他の番組データに
繰り返し多重し、前記第2の場合には前記特定時点から
前記開始時点までにおいて前記他の付加データと前記一
の付加データとを当該他の付加データに割り当てる帯域
幅が前記所定の帯域幅のままになるように当該一の付加
データに割り当てる帯域幅の分だけ全体の帯域幅を増や
して前記他の番組データに繰り返し多重することを特徴
とすることもできる。
【0120】これによって、特定時点から開始時点まで
において、一の付加データを所定の帯域幅で他の番組デ
ータに多重するか、他の付加データに割り当てる帯域幅
が所定の帯域幅のままになるように、一の付加データに
割り当てる帯域幅の分だけ全体の帯域幅を増やして他の
番組データに多重するので、全体の帯域幅を状況に応じ
て増減させることができる。
【0121】また、放送装置において、前記受付手段
は、さらに、前記特定時点が開始時点よりもどけだけ前
であるかを示す所定の時間を外部から受付けることを特
徴とすることもできる。これによって、利用者等が外部
から特定時点を選択できる。本発明に係る受信機は、所
定の帯域幅で繰り返し放送される放送データを受信して
再生する受信機であって、規定された再生時間帯の開始
時点より所定の時間だけ前から前記再生時間帯の終了時
点まで繰り返し放送される一の放送データを受信する受
信手段と、前記開始時点より所定の時間だけ前から当該
開始時点までの期間に受信手段により前記一の放送デー
タが受信される場合には当該期間において受信手段によ
り受信された一の放送データをキャッシュするキャッシ
ュ手段と、前記再生時間帯においてキャッシュ手段によ
り前記一の放送データがキャッシュされている場合には
キャッシュされている一の放送データを再生する再生手
段とを備えることを特徴とする。
【0122】これによって、放送データの再生開始時点
前から受信を開始した場合には、開始時点までに放送デ
ータをキャッシュすることができ、キャッシュした放送
データを開始時点以後に再生することができる。従っ
て、開始時点で直ぐに放送データを再生することができ
る。また、開始時点後から受信を開始した場合には、受
信した放送データをそのまま再生することができる。
【0123】また、受信機において、前記受信手段は、
さらに、前記開始時点以前において前記一の放送データ
を受信して蓄積するように指示するキャッシュ指示命令
と、前記開始時間帯において前記一の放送データが蓄積
されている場合には蓄積されている一の放送データを再
生し前記一の放送データが蓄積されていない場合には受
信する一の放送データをそのまま再生するように指示す
る再生指示命令とを受信し、前記キャッシュ手段は、前
記キャッシュ指示命令に従って前記開始時点以前におい
て前記一の放送データを蓄積し、前記再生手段は、前記
再生指示命令に従って前記再生時間帯において前記キャ
ッシュ指示命令により前記一の放送データが蓄積されて
いる場合には蓄積されている一の放送データを再生し前
記一の放送データが蓄積されていない場合には受信手段
により受信される一の放送データをそのまま再生するこ
とを特徴とすることもできる。
【0124】これによって、開始時点前から受信を開始
した場合には、開始時点までにキャッシュ指示命令に従
って放送データを蓄積し、蓄積した放送データを開始時
点以後に再生指示命令に従って再生することができ、開
始時点後から受信を開始した場合には、再生指示命令に
従って受信される放送データをそのまま再生することで
きる。
【0125】また、受信機において、前記受信手段は、
さらに、前記開始時点以前において前記一の放送データ
が所定の記録媒体に記録されている場合には当該所定の
記録媒体に記録された一の放送データをキャッシュメモ
リに記録するように指示するキャッシュ指示命令と、前
記開始時間帯において前記一の放送データがキャッシュ
メモリに記録されている場合にはキャッシュメモリに記
録されている一の放送データを再生し前記一の放送デー
タがキャッシュメモリに記録されていない場合には受信
手段により受信された一の放送データ又は前記所定の記
録媒体に記録された一の放送データを再生するように指
示する再生指示命令とを受信し、前記キャッシュ手段
は、前記キャッシュ指示命令に従って前記開始時点以前
において前記一の放送データをキャッシュメモリに記録
し、前記再生手段は、前記再生指示命令に従って前記再
生時間帯において前記キャッシュ指示命令により前記一
の放送データがキャッシュメモリに記録されている場合
にはキャッシュメモリに記録されている一の放送データ
を再生し前記一の放送データがキャッシュメモリに記録
されていない場合には受信手段により受信される一の放
送データ又は前記所定の記録媒体に蓄積された一の放送
データを再生することを特徴とすることもできる。
【0126】これによって、開始時点前から受信を開始
し、且つ、放送データが所定の記録媒体に記録されてい
る場合には、開始時点までにキャッシュ指示命令に従っ
て放送データをキャッシュメモリに記録し、開始時点後
からキャッシュメモリに記録した放送データを再生指示
命令に従って再生することができ、放送データがキャッ
シュメモリに記録されていない場合には、再生指示命令
に従って、受信される放送データ、又は、所定の記録媒
体に蓄積された放送データをそのまま再生することでき
る。
【0127】本発明に係る受信機は、受信後すぐに再生
する番組データに前記番組データに対応する付加データ
が所定の帯域幅で多重された多重データを受信する受信
機であって、一の番組データに対して規定された放送時
間帯の開始時点より所定の時間だけ前から前記放送時間
帯の終了時点まで一の番組データに対応する一の付加デ
ータが繰り返し多重された多重データを受信する受信手
段と、受信手段により受信された多重データ中の番組デ
ータを前記放送時間帯において再生する再生手段と、前
記開始時点より所定の時間だけ前から当該開始時点まで
の期間において受信手段が前記多重データを受信してい
る場合には当該期間において受信手段により受信された
多重データ中の前記一の付加データをキャッシュするキ
ャッシュ手段と、前記放送時間帯においてキャッシュ手
段により前記一の付加データがキャッシュされている場
合にはキャッシュされている一の付加データを利用する
利用手段とを備えることを特徴とすることもできる。
【0128】これによって、一の番組データの放送開始
時点前から受信を開始した場合には、一の番組データの
開始時点までに、多重された一の付加データをキャッシ
ュすることができ、キャッシュした一の付加データを、
一の番組データの再生中に利用することができる。従っ
て、開始時点で直ぐに付加データを利用することができ
る。
【0129】また、開始時点後から受信を開始した場合
には、受信した付加データをそのまま利用することがで
きる。また、受信機において、前記受信手段は、さら
に、前記開始時点以前において前記一の付加データを受
信して蓄積するように指示するキャッシュ指示命令と、
前記放送時間帯において前記一の付加データが蓄積され
ている場合には蓄積されている一の付加データを利用し
前記一の付加データが蓄積されていない場合には受信す
る一の付加データをそのまま利用するように指示する利
用指示命令とが多重された多重データを受信し、前記キ
ャッシュ手段は、前記キャッシュ指示命令に従って前記
開始時点以前において前記一の付加データを蓄積し、前
記利用手段は、前記利用指示命令に従って前記放送時間
帯において前記キャッシュ指示命令により前記一の付加
データが蓄積されている場合には蓄積されている一の付
加データを利用し前記一の付加データが蓄積されていな
い場合には受信手段により受信される一の付加データを
そのまま利用することを特徴とすることもできる。
【0130】これによって、開始時点前から受信を開始
した場合には、開始時点までにキャッシュ指示命令に従
って付加データを蓄積し、蓄積した付加データを開始時
点以後に利用指示命令に従って利用することができ、開
始時点後から受信を開始した場合には、利用指示命令に
従って、受信される付加データをそのまま利用すること
できる。
【0131】また、受信機において、前記受信手段は、
さらに、前記開始時点以前において前記一の付加データ
が所定の記録媒体に記録されている場合には当該所定の
記録媒体に記録された一の付加データをキャッシュメモ
リに記録するように指示するキャッシュ指示命令と、前
記放送時間帯において前記一の付加データがキャッシュ
メモリに記録されている場合にはキャッシュメモリに記
録されている一の付加データを利用し前記一の付加デー
タがキャッシュメモリに記録されていない場合には受信
手段により受信された一の付加データ又は前記所定の記
録媒体に記録された一の付加データを利用するように指
示する利用指示命令とが多重された多重データを受信
し、前記キャッシュ手段は、前記キャッシュ指示命令に
従って前記開始時点以前において前記一の付加データを
キャッシュメモリに記録し、前記利用手段は、前記利用
指示命令に従って前記放送時間帯において前記キャッシ
ュ指示命令により前記一の付加データがキャッシュメモ
リに記録されている場合にはキャッシュメモリに記録さ
れている一の付加データを利用し前記一の付加データが
キャッシュメモリに記録されていない場合には受信手段
により受信される一の付加データ又は前記所定の記録媒
体に蓄積された一の付加データを利用することを特徴と
することもできる。
【0132】これによって、開始時点前から受信を開始
し、且つ、付加データが所定の記録媒体に記録されてい
る場合には、開始時点までにキャッシュ指示命令に従っ
て付加データをキャッシュメモリに記録し、開始時点後
からキャッシュメモリに記録した付加データを利用指示
命令に従って利用することができ、付加データがキャッ
シュメモリに記録されていない場合には、再生指示命令
に従って、受信される付加データ、又は、所定の記録媒
体に蓄積された付加データをそのまま再生することでき
る。
【0133】本発明に係る放送方法は、放送データを放
送する放送方法であって、一の放送データとその受信機
における再生時間帯とを入手する放送データ入手ステッ
プと、前記再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前
である特定時点から前記再生時間帯の終了時点まで入手
ステップにより入手された一の放送データを繰り返し放
送する放送ステップとを備えることを特徴とする。
【0134】これによって、再生開始時点よりも前から
放送データを放送することができるので、これを受信し
た受信機が再生開始時までに放送データをキャッシュで
きる。従って、受信機が再生開始時点で直ぐに放送デー
タを再生することができる。また、再生時間帯の終了時
点まで放送データを放送することができるので、受信機
は再生開始時点よりも後から受信を開始した場合でも、
これを受信して再生できる。
【0135】本発明に係る放送方法は、受信機において
受信後すぐに再生される番組データに前記番組データに
対応する付加データを多重して放送する放送方法であっ
て、一の番組データと当該一の番組データに対応する一
の付加データと当該一の番組データの放送時間帯と前記
放送時間帯の直前に放送される他の番組データとを入手
する入手ステップと、前記放送時間帯の開始時点より所
定の時間だけ前である特定時点から当該開始時点まで、
入手ステップにより入手された一の付加データを入手ス
テップにより入手された他の番組データに繰り返し多重
し当該放送時間帯の間入手ステップにより入手された一
の付加データを入手ステップにより入手された一の番組
データに繰り返し多重して多重データを生成する多重化
ステップと、多重化ステップにより生成された多重デー
タを放送する放送ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0136】これによって、番組データの放送開始時点
よりも前から、対応する付加データを番組データに多重
して放送することができるので、これを受信した受信機
が番組データの放送開始時点までに対応する付加データ
をキャッシュできる。従って、受信機が放送開始時点で
直ぐに付加データを利用することができる。また、放送
時間帯の終了時点まで付加データを番組データに多重し
て放送することができるので、受信機は放送開始時点よ
りも後から受信を開始した場合でも、これを受信して利
用できる。
【0137】本発明に係る放送方法は、受信機において
受信後すぐに再生される番組データに前記番組データに
対応する付加データを多重して放送する放送方法であっ
て、一の付加データと当該一の付加データに対応する一
の番組データと当該一の番組データの放送時間帯と当該
一の番組データの放送時間と前記放送時間帯の直前に放
送される他の番組データと当該他の番組データに対応す
る他の付加データと当該他の番組データの放送時間とを
入手する入手ステップと、前記一の番組データの放送時
間と前記他の番組データの放送時間とが予め定めた基準
時間よりも短いか否かをそれぞれ判定する判定ステップ
と、判定ステップにより前記一の番組データの放送時間
が短いと判定され前記他の番組データの放送時間が短く
ないと判定された第1の場合には前記放送時間帯の開始
時点より所定の時間だけ前である特定時点まで入手ステ
ップにより入手された他の付加データを前記他の番組デ
ータに繰り返し多重し前記特定時点から前記開始時点ま
でにおいて入手ステップにより入手された一の付加デー
タを当該他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点
から前記放送時間帯の終了時点までにおいて当該一の付
加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、判定
ステップにより前記一の番組データの放送時間が短いと
判定され前記他の番組データの放送時間が短いと判定さ
れた第2の場合には前記特定時点から前記開始時点まで
において入手ステップにより入手された他の付加データ
と一の付加データとを当該他の番組データに繰り返し多
重し前記開始時点から前記終了時点までにおいて当該一
の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、
判定ステップにより前記一の番組データの放送時間が短
くないと判定された第3の場合には前記他の番組データ
の放送時間が短いか否かとは関係なく前記開始時点ま
で、入手ステップにより入手された他の付加データを当
該他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から前
記終了時点までにおいて入手ステップにより入手された
一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重し
て多重データを生成する多重化ステップと、多重化ステ
ップにより生成された多重データを放送する放送ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0138】これによって、放送時間が短い番組データ
の放送開始時点よりも前から、対応する付加データを番
組データに多重して放送することができるので、これを
受信した受信機が番組データの放送開始時点までに対応
する付加データをキャッシュできる。従って、受信機が
放送開始時点で直ぐに付加データを利用することができ
る。
【0139】また、放送時間帯の終了時点まで付加デー
タを番組データに多重して放送することができるので、
受信機は放送開始時点よりも後から受信を開始した場合
でも、これを受信して利用できる。また、特定時点まで
に放送時間が短くない付加データの多重を終了させるの
で、先行して放送すべき付加データに割り当てる帯域幅
を、使用が許される最大限にすることができ、その送信
時間を最短とすることができる。
【0140】本発明に係る受信方法は、所定の帯域幅で
繰り返し放送される放送データを受信して再生する受信
方法であって、規定された再生時間帯の開始時点より所
定の時間だけ前から前記再生時間帯の終了時点まで繰り
返し放送される一の放送データを受信する受信ステップ
と、前記開始時点より所定の時間だけ前から当該開始時
点までの期間に受信ステップにより前記一の放送データ
が受信される場合には当該期間において受信ステップに
より受信された一の放送データをキャッシュするキャッ
シュステップと、前記再生時間帯においてキャッシュス
テップにより前記一の放送データがキャッシュされてい
る場合にはキャッシュされている一の放送データを再生
する再生ステップとを備えることを特徴とする。
【0141】これによって、放送データの再生開始時点
前から受信を開始した場合には、開始時点までに放送デ
ータをキャッシュすることができ、キャッシュした放送
データを開始時点以後に再生することができる。従っ
て、開始時点で直ぐに放送データを再生することができ
る。また、開始時点後から受信を開始した場合には、受
信した放送データをそのまま再生することができる。
【0142】本発明に係る受信方法は、受信後すぐに再
生する番組データに前記番組データに対応する付加デー
タが所定の帯域幅で多重された多重データを受信する受
信方法であって、一の番組データに対して規定された放
送時間帯の開始時点より所定の時間だけ前から前記放送
時間帯の終了時点まで一の番組データに対応する一の付
加データが繰り返し多重された多重データを受信する受
信ステップと、受信ステップにより受信された多重デー
タ中の番組データを前記放送時間帯において再生する再
生ステップと、前記開始時点より所定の時間だけ前から
当該開始時点までの期間において受信ステップが前記多
重データを受信している場合には当該期間において受信
ステップにより受信された多重データ中の前記一の付加
データをキャッシュするキャッシュステップと、前記放
送時間帯においてキャッシュステップにより前記一の付
加データがキャッシュされている場合にはキャッシュさ
れている一の付加データを利用する利用ステップとを備
えることを特徴とする。
【0143】これによって、一の番組データの放送開始
時点前から受信を開始した場合には、一の番組データの
開始時点までに、多重された一の付加データをキャッシ
ュすることができ、キャッシュした一の付加データを、
一の番組データの再生中に利用することができる。従っ
て、開始時点で直ぐに付加データを利用することができ
る。
【0144】また、開始時点後から受信を開始した場合
には、受信した付加データをそのまま利用することがで
きる。本発明に係る放送プログラムは、放送データを放
送する放送プログラムであって、コンピュータに、一の
放送データとその受信機における再生時間帯とを入手す
る放送データ入手ステップと、前記再生時間帯の開始時
点より所定の時間だけ前である特定時点から前記再生時
間帯の終了時点まで入手ステップにより入手された一の
放送データを繰り返し放送する放送ステップとを実行さ
せることを特徴とする放送プログラム。
【0145】これによって、再生開始時点よりも前から
放送データを放送することができるので、これを受信し
た受信機が再生開始時までに放送データをキャッシュで
きる。従って、受信機が再生開始時点で直ぐに放送デー
タを再生することができる。また、再生時間帯の終了時
点まで放送データを放送することができるので、受信機
は再生開始時点よりも後から受信を開始した場合でも、
これを受信して再生できる。
【0146】本発明に係る放送プログラムは、受信機に
おいて受信後すぐに再生される番組データに前記番組デ
ータに対応する付加データを多重して放送する放送プロ
グラムであって、コンピュータに、一の番組データと当
該一の番組データに対応する一の付加データと当該一の
番組データの放送時間帯と前記放送時間帯の直前に放送
される他の番組データとを入手する入手ステップと、前
記放送時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である特
定時点から当該開始時点まで入手ステップにより入手さ
れた一の付加データを入手ステップにより入手された他
の番組データに繰り返し多重し当該放送時間帯の間入手
ステップにより入手された一の付加データを入手ステッ
プにより入手された一の番組データに繰り返し多重して
多重データを生成する多重化ステップと、多重化ステッ
プにより生成された多重データを放送する放送ステップ
とを実行させることを特徴とする。
【0147】これによって、番組データの放送開始時点
よりも前から、対応する付加データを番組データに多重
して放送することができるので、これを受信した受信機
が番組データの放送開始時点までに対応する付加データ
をキャッシュできる。従って、受信機が放送開始時点で
直ぐに付加データを利用することができる。また、放送
時間帯の終了時点まで付加データを番組データに多重し
て放送することができるので、受信機は放送開始時点よ
りも後から受信を開始した場合でも、これを受信して利
用できる。
【0148】本発明に係る放送プログラムは、受信機に
おいて受信後すぐに再生される番組データに前記番組デ
ータに対応する付加データを多重して放送する放送プロ
グラムであって、コンピュータに、一の付加データと当
該一の付加データに対応する一の番組データと当該一の
番組データの放送時間帯と当該一の番組データの放送時
間と前記放送時間帯の直前に放送される他の番組データ
と当該他の番組データに対応する他の付加データと当該
他の番組データの放送時間とを入手する入手ステップ
と、前記一の番組データの放送時間と前記他の番組デー
タの放送時間とが予め定めた基準時間よりも短いか否か
をそれぞれ判定する判定ステップと、判定ステップによ
り前記一の番組データの放送時間が短いと判定され前記
他の番組データの放送時間が短くないと判定された第1
の場合には前記放送時間帯の開始時点より所定の時間だ
け前である特定時点まで入手ステップにより入手された
他の付加データを前記他の番組データに繰り返し多重し
前記特定時点から前記開始時点までにおいて入手ステッ
プにより入手された一の付加データを当該他の番組デー
タに繰り返し多重し前記開始時点から前記放送時間帯の
終了時点までにおいて当該一の付加データを前記一の番
組データに繰り返し多重し、判定ステップにより前記一
の番組データの放送時間が短いと判定され前記他の番組
データの放送時間が短いと判定された第2の場合には前
記特定時点から前記開始時点までにおいて入手ステップ
により入手された他の付加データと一の付加データとを
当該他の番組データに繰り返し多重し前記開始時点から
前記終了時点までにおいて当該一の付加データを前記一
の番組データに繰り返し多重し、判定ステップにより前
記一の番組データの放送時間が短くないと判定された第
3の場合には前記他の番組データの放送時間が短いか否
かとは関係なく前記開始時点まで入手ステップにより入
手された他の付加データを当該他の番組データに繰り返
し多重し前記開始時点から前記終了時点までにおいて入
手ステップにより入手された一の付加データを前記一の
番組データに繰り返し多重して多重データを生成する多
重化ステップと、多重化ステップにより生成された多重
データを放送する放送ステップとを実行させることを特
徴とする。
【0149】これによって、放送時間が短い番組データ
の放送開始時点よりも前から、対応する付加データを番
組データに多重して放送することができるので、これを
受信した受信機が番組データの放送開始時点までに対応
する付加データをキャッシュできる。従って、受信機が
放送開始時点で直ぐに付加データを利用することができ
る。
【0150】また、放送時間帯の終了時点まで付加デー
タを番組データに多重して放送することができるので、
受信機は放送開始時点よりも後から受信を開始した場合
でも、これを受信して利用できる。また、特定時点まで
に放送時間が短くない付加データの多重を終了させるの
で、先行して放送すべき付加データに割り当てる帯域幅
を、使用が許される最大限にすることができ、その送信
時間を最短とすることができる。
【0151】本発明に係る受信プログラムは、所定の帯
域幅で繰り返し放送される放送データを受信して再生す
る受信プログラムであって、コンピュータに、規定され
た再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前から前記
再生時間帯の終了時点まで繰り返し放送される一の放送
データを受信する受信ステップと、前記開始時点より所
定の時間だけ前から当該開始時点までの期間に受信ステ
ップにより前記一の放送データが受信される場合には当
該期間において受信ステップにより受信された一の放送
データをキャッシュするキャッシュステップと、前記再
生時間帯においてキャッシュステップにより前記一の放
送データがキャッシュされている場合にはキャッシュさ
れている一の放送データを再生する再生ステップとを実
行させることを特徴とする。
【0152】これによって、放送データの再生開始時点
前から受信を開始した場合には、開始時点までに放送デ
ータをキャッシュすることができ、キャッシュした放送
データを開始時点以後に再生することができる。従っ
て、開始時点で直ぐに放送データを再生することができ
る。また、開始時点後から受信を開始した場合には、受
信した放送データをそのまま再生することができる。
【0153】本発明に係る受信プログラムは、受信後す
ぐに再生する番組データに前記番組データに対応する付
加データが所定の帯域幅で多重された多重データを受信
する受信プログラムであって、コンピュータに、一の番
組データに対して規定された放送時間帯の開始時点より
所定の時間だけ前から前記放送時間帯の終了時点まで一
の番組データに対応する一の付加データが繰り返し多重
された多重データを受信する受信ステップと、受信ステ
ップにより受信された多重データ中の番組データを前記
放送時間帯において再生する再生ステップと、前記開始
時点より所定の時間だけ前から当該開始時点までの期間
において受信ステップが前記多重データを受信している
場合には当該期間において受信ステップにより受信され
た多重データ中の前記一の付加データをキャッシュする
キャッシュステップと、前記放送時間帯においてキャッ
シュステップにより前記一の付加データがキャッシュさ
れている場合にはキャッシュされている一の付加データ
を利用する利用ステップとを実行させることを特徴とす
る。
【0154】これによって、一の番組データの放送開始
時点前から受信を開始した場合には、一の番組データの
開始時点までに、多重された一の付加データをキャッシ
ュすることができ、キャッシュした一の付加データを、
一の番組データの再生中に利用することができる。従っ
て、開始時点で直ぐに付加データを利用することができ
る。
【0155】また、開始時点後から受信を開始した場合
には、受信した付加データをそのまま利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデータ放送システムの構成
を示す図である。
【図2】放送スケジュール記憶部13に記憶された番組
の放送スケジュールの一例を示す図である。
【図3】放送装置10により放送される各データの送出
タイミングを示す図である。
【図4】本実施の形態に係るデータ放送システムを構成
する放送装置10が備える多重化部16の詳細な構成を
示す図である。
【図5】図3の303の期間において放送される多重デ
ータ中の付加データ部分の例を示す図である。
【図6】図3の301の期間において放送される多重デ
ータ中の付加データ部分の例を示す図である。
【図7】図3の304の期間において放送される多重デ
ータ中の付加データ部分の例を示す図である。
【図8】本実施の形態のデータ放送システムの放送装置
10における放送波の送信動作の一例を示す図である。
【図9】本実施の形態のデータ放送システムの受信機5
0における放送波の受信動作の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 放送装置 11 本編データ記憶部 12 CMデータ記憶部 13 放送スケジュール記憶部 14 番組データ編成部 15 付加データ編成部 16 多重化部 17 変調部 18 送出部 19 放送パターン検索部 20 付加データ合成部 21 キャッシュ指示命令生成部 22 表示指示命令生成部 23 先行多重部 24 同時多重化部 50 受信機 51 受信部 52 復調部 53 分離部 54 番組再生部 55 指示命令解析部 56 キャッシュ実行部 57 表示実行部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/445 5/445 7/08 Z 7/081

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送データを放送する放送装置であっ
    て、 一の放送データと、その受信機における再生時間帯とを
    入手する入手手段と、 前記再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である
    特定時点から、前記再生時間帯の終了時点まで、入手手
    段により入手された一の放送データを繰り返し放送する
    放送手段とを備えることを特徴とする放送装置。
  2. 【請求項2】 前記入手手段は、さらに、 前記一の放送データより前に再生されるべき他の放送デ
    ータを入手し、 前記放送手段は、 前記他の放送データを、前記特定時点まで繰り返し放送
    することを特徴とする請求項1に記載の放送装置。
  3. 【請求項3】 前記放送手段は、 前記特定時点まで他の放送データを所定の帯域幅に割り
    当てて放送し、当該特定時点から前記一の放送データを
    当該所定の帯域幅に割り当てて放送することを特徴とす
    る請求項2に記載の放送装置。
  4. 【請求項4】 前記入手手段は、さらに、 前記一の放送データより前に再生されるべき他の放送デ
    ータを入手し、 前記放送手段は、 前記他の放送データを、前記開始時点まで繰り返し放送
    することを特徴とする請求項1に記載の放送装置。
  5. 【請求項5】 前記放送手段は、 前記特定時点まで他の放送データを所定の帯域幅に割り
    当てて放送し、当該特定時点から前記開始時点までは、
    当該他の放送データと前記一の放送データとの合計を当
    該所定の帯域幅に割り当てて放送することを特徴とする
    請求項4に記載の放送装置。
  6. 【請求項6】 前記放送手段は、 前記特定時点まで他の放送データを所定の帯域幅に割り
    当てて放送し、当該特定時点から前記開始時点までにお
    いても、当該他の放送データを当該所定の帯域幅に割り
    当てて放送することを特徴とする請求項4に記載の放送
    装置。
  7. 【請求項7】 前記放送装置は、さらに、 前記開始時点以前において前記一の放送データをキャッ
    シュするように前記受信機に対して指示するキャッシュ
    指示命令を放送するキャッシュ指示命令放送手段と、 前記再生時間帯において前記キャッシュ指示命令により
    前記一の放送データがキャッシュされている場合にはキ
    ャッシュされている一の放送データを再生するように、
    前記受信機に対して指示する再生指示命令を放送する再
    生指示命令放送手段とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の放送装置。
  8. 【請求項8】 前記キャッシュ指示命令放送手段は、 前記開始時点以前において前記放送手段により放送され
    る一の放送データを蓄積するように前記受信機に対して
    指示するキャッシュ指示命令を放送し、 前記再生指示命令放送手段は、 前記再生時間帯において前記キャッシュ指示命令により
    前記一の放送データが蓄積されている場合には蓄積され
    ている一の放送データを再生し、前記一の放送データが
    蓄積されてない場合には前記放送手段により放送される
    一の放送データをそのまま再生するように、前記受信機
    に対して指示する再生指示命令を放送することを特徴と
    する請求項7に記載の放送装置。
  9. 【請求項9】 前記キャッシュ指示命令放送手段は、 前記開始時点以前において前記一の放送データが所定の
    記録媒体に記録されている場合には、当該所定の記録媒
    体に記録された一の放送データをキャッシュメモリに記
    録するように前記受信機に対して指示するキャッシュ指
    示命令を放送し、 前記再生指示命令放送手段は、 前記再生時間帯において前記キャッシュ指示命令により
    前記一の放送データがキャッシュメモリに記録されてい
    る場合にはキャッシュメモリに記録されている一の放送
    データを再生し、前記一の放送データがキャッシュメモ
    リに記録されていない場合には前記放送手段により放送
    される一の放送データ、又は、前記所定の記録媒体に記
    録された一の放送データを再生するように、前記受信機
    に対して指示する再生指示命令を放送することを特徴と
    する請求項7に記載の放送装置。
  10. 【請求項10】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送装置であって、 一の番組データと、当該一の番組データに対応する一の
    付加データと、当該一の番組データの放送時間帯と、前
    記放送時間帯の直前に放送される他の番組データとを入
    手する入手手段と、 前記放送時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である
    特定時点から当該開始時点まで、入手手段により入手さ
    れた一の付加データを、入手手段により入手された他の
    番組データに繰り返し多重し、当該放送時間帯の間、入
    手手段により入手された一の付加データを、入手手段に
    より入手された一の番組データに繰り返し多重して多重
    データを生成する多重化手段と、 多重化手段により生成された多重データを放送する放送
    手段とを備えることを特徴とする放送装置。
  11. 【請求項11】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記多重化手段は、 前記他の付加データを、前記特定時点まで前記他の番組
    データに繰り返し多重することを特徴とする請求項10
    に記載の放送装置。
  12. 【請求項12】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで他の付加データを所定の帯域幅に割り
    当てて多重し、当該特定時点から前記一の付加データを
    当該所定の帯域幅に割り当てて多重することを特徴とす
    る請求項11に記載の放送装置。
  13. 【請求項13】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記多重化手段は、 前記他の付加データを、前記開始時点まで前記他の番組
    データに繰り返し多重することを特徴とする請求項10
    に記載の放送装置。
  14. 【請求項14】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで他の付加データを所定の帯域幅に割り
    当てて多重し、当該特定時点から前記開始時点までは、
    当該他の付加データと前記一の付加データとの合計を当
    該所定の帯域幅に割り当てて多重することを特徴とする
    請求項13に記載の放送装置。
  15. 【請求項15】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで他の付加データを所定の帯域幅に割り
    当てて多重し、当該特定時点から前記開始時点までにお
    いても、当該他の付加データを当該所定の帯域幅に割り
    当てて多重することを特徴とする請求項13に記載の放
    送装置。
  16. 【請求項16】 前記放送装置は、さらに、 前記開始時点以前において前記一の付加データをキャッ
    シュするように前記受信機に対して指示するキャッシュ
    指示命令を放送するキャッシュ指示命令放送手段と、 前記開始時点以後において前記キャッシュ指示命令によ
    り前記一の付加データがキャッシュされている場合には
    キャッシュされている一の付加データを利用するよう
    に、前記受信機に対して指示する利用指示命令を放送す
    る利用指示命令放送手段とを備えることを特徴とする請
    求項10に記載の放送装置。
  17. 【請求項17】 前記キャッシュ指示命令放送手段は、 前記開始時点以前において前記放送手段により放送され
    る一の付加データを蓄積するように前記受信機に対して
    指示するキャッシュ指示命令を放送し、 前記利用指示命令放送手段は、 前記放送時間帯において前記キャッシュ指示命令により
    前記一の付加データが蓄積されている場合には蓄積され
    ている一の付加データを再生し、前記一の付加データが
    蓄積されてない場合には前記放送手段により放送される
    一の付加データをそのまま再生するように、前記受信機
    に対して指示する利用指示命令を放送することを特徴と
    する請求項16に記載の放送装置。
  18. 【請求項18】前記キャッシュ指示命令放送手段は、 前記開始時点以前において前記放送手段により放送され
    る一の付加データが所定の記録媒体に記録されている場
    合には、当該所定の記録媒体に記録された一の付加デー
    タをキャッシュメモリに記録するように前記受信機に対
    して指示するキャッシュ指示命令を放送し、 前記利用指示命令放送手段は、 前記放送時間帯において前記キャッシュ指示命令により
    前記一の付加データがキャッシュメモリに記録されてい
    る場合にはキャッシュメモリに記録されている一の付加
    データを再生し、前記一の付加データがキャッシュメモ
    リに記録されていない場合には前記放送手段により放送
    される一の付加データ、又は、前記所定の記録媒体に記
    録された一の付加データを再生するように、前記受信機
    に対して指示する利用指示命令を放送することを特徴と
    する請求項16に記載の放送装置。
  19. 【請求項19】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記放送装置は、さらに、 前記一の番組データより前に放送時間帯が規定されてい
    る他の番組データの放送時間が、予め定めた基準時間よ
    りも長いか否かを判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長いと
    判定された場合には、前記特定時点まで当該他の番組デ
    ータに対応する他の付加データを当該他の番組データに
    繰り返し多重し、前記特定時点から前記開始時点までに
    おいて、前記一の付加データを当該他の番組データに繰
    り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点までにお
    いて、前記一の付加データを前記一の番組データに繰り
    返し多重し、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長くな
    いと判定された場合には、前記開始時点まで前記他の付
    加データを当該他の番組データに繰り返し多重し、前記
    特定時点から前記開始時点までにおいて、前記他の付加
    データと前記一の付加データとを当該他の番組データに
    繰り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点までに
    おいて、前記一の付加データを前記一の番組データに繰
    り返し多重することを特徴とする請求項10に記載の放
    送装置。
  20. 【請求項20】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データと、当該
    他の番組データの放送時間とを入手し、 前記放送装置は、さらに、 前記他の番組データの放送時間が、予め定めた基準時間
    よりも長いか否かを判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の付加データを、所定の帯域
    幅に割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重し、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長いと
    判定された場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて当該他の番組データに繰り返し多重し、前
    記開始時点から前記終了時点までにおいて、前記一の付
    加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長くな
    いと判定された場合には、前記特定時点から前記開始時
    点までにおいて、前記他の付加データと前記一の付加デ
    ータとを、これらの合計に前記所定の帯域幅を割り当て
    て当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時点
    から前記終了時点までにおいて、前記一の付加データを
    前記一の番組データに繰り返し多重することを特徴とす
    る請求項10に記載の放送装置。
  21. 【請求項21】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データと、当該
    他の番組データの放送時間とを入手し、 前記放送装置は、さらに、 前記他の番組データの放送時間が、予め定めた基準時間
    よりも長いか否かを判定する判定手段と、 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長いと
    判定された場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて当該他の番組データに繰り返し多重し、前
    記開始時点から前記終了時点までにおいて、前記一の付
    加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長くな
    いと判定された場合には、前記特定時点から前記開始時
    点までにおいて、前記他の付加データと前記一の付加デ
    ータとを、当該他の付加データに割り当てる帯域幅が前
    記所定の帯域幅のままになるように、当該一の付加デー
    タに割り当てる帯域幅の分だけ全体の帯域幅を増やし
    て、当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時
    点から前記終了時点までにおいて、前記一の付加データ
    を前記一の番組データに繰り返し多重することを特徴と
    する請求項10に記載の放送装置。
  22. 【請求項22】 前記多重化手段は、 判定手段により前記他の番組データの放送時間が長くな
    いと判定された場合には、前記他の番組データの放送開
    始時点から前記一の番組データの放送開始時点までにお
    いて、前記他の付加データと前記一の付加データとを当
    該他の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
    請求項19〜請求項21の何れか1項に記載の放送装
    置。
  23. 【請求項23】 前記放送装置は、さらに、 前記判定手段における基準時間を、前記一の付加データ
    を一周期分放送する時間に、それぞれ所定の係数を乗じ
    て生成する基準時間生成手段を備えることを特徴とする
    請求項19〜請求項21の何れか1項に記載の放送装
    置。
  24. 【請求項24】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データとを入手
    し、 前記他の付加データは、前記他の番組データの放送時間
    中に更新されるものであり、 前記放送装置は、さらに、 前記他の付加データが最後に更新されてから前記開始時
    点までの時間が、予め定めた基準時間よりも長いか否か
    を判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 判定手段により長いと判定された場合には、前記特定時
    点まで前記他の付加データを前記他の番組データに繰り
    返し多重し、前記特定時点から前記開始時点までにおい
    て、前記一の付加データを当該他の番組データに繰り返
    し多重し、前記開始時点から前記終了時点までにおい
    て、前記一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重し、 判定手段により長くないと判定された場合には、前記開
    始時点まで前記他の付加データを前記他の番組データに
    繰り返し多重し、前記特定時点から前記開始時点までに
    おいて、前記他の付加データと前記一の付加データとを
    当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時点か
    ら前記終了時点までにおいて、前記一の付加データを前
    記一の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
    請求項10に記載の放送装置。
  25. 【請求項25】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記他の付加データは、前記他の番組データの放送時間
    中に更新されるものであり、 前記放送装置は、さらに、 前記他の付加データが最後に更新されてから前記開始時
    点までの時間が、予め定めた基準時間よりも長いか否か
    を判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 判定手段により長いと判定された場合には、前記特定時
    点から前記開始時点までにおいて、前記一の付加データ
    を、前記所定の帯域幅に割り当てて前記他の番組データ
    に繰り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点まで
    において、前記一の付加データを前記一の番組データに
    繰り返し多重し、 判定手段により長くないと判定された場合には、前記特
    定時点から前記開始時点までにおいて、前記他の付加デ
    ータと前記一の付加データとを、これらの合計に前記所
    定の帯域幅を割り当てて前記他の番組データに繰り返し
    多重し、前記開始時点から前記終了時点までにおいて、
    前記一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多
    重することを特徴とする請求項10に記載の放送装置。
  26. 【請求項26】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記他の付加データは、前記他の番組データの放送時間
    中に更新されるものであり、 前記放送装置は、さらに、 前記他の付加データが最後に更新されてから前記開始時
    点までの時間が、予め定めた基準時間よりも長いか否か
    を判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 判定手段により長いと判定された場合には、前記特定時
    点から前記開始時点までにおいて、前記一の付加データ
    を、前記所定の帯域幅に割り当てて前記他の番組データ
    に繰り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点まで
    において、前記一の付加データを前記一の番組データに
    繰り返し多重し、 判定手段により長くないと判定された場合には、前記特
    定時点から前記開始時点までにおいて、前記他の付加デ
    ータと前記一の付加データとを、当該他の付加データに
    割り当てる帯域幅が前記所定の帯域幅のままになるよう
    に、当該一の付加データに割り当てる帯域幅の分だけ全
    体の帯域幅を増やして、前記他の番組データに繰り返し
    多重し、前記開始時点から前記終了時点までにおいて、
    前記一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多
    重することを特徴とする請求項10に記載の放送装置。
  27. 【請求項27】 前記多重化手段は、 判定手段により長くないと判定された場合には、前記他
    の付加データが最後に更新されてから前記開始時点まで
    において、前記他の付加データと前記一の付加データと
    を前記他の番組データに繰り返し多重することを特徴と
    する請求項24〜請求項26の何れか1項に記載の放送
    装置。
  28. 【請求項28】 前記放送装置は、さらに、 前記判定手段における基準時間を、前記一の付加データ
    を一周期分放送する時間に、それぞれ所定の係数を乗じ
    て生成する基準時間生成手段を備えることを特徴とする
    請求項24〜請求項26の何れか1項に記載の放送装
    置。
  29. 【請求項29】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記放送装置は、さらに、 前記一の番組データの放送時間が、予め定めた基準時間
    よりも短いか否かを判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 判定手段により前記一の番組データの放送時間が短いと
    判定された場合には、前記特定時点まで前記一の番組デ
    ータより前に放送時間帯が規定されている他の番組デー
    タに対応する他の付加データを当該他の番組データに繰
    り返し多重し、前記特定時点から前記開始時点までにお
    いて、前記一の付加データを当該他の番組データに繰り
    返し多重し、前記開始時点から前記終了時点までにおい
    て、前記一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重し、 判定手段により前記一の番組データの放送時間が短くな
    いと判定された場合には、前記開始時点まで前記他の付
    加データを前記他の番組データに繰り返し多重し、前記
    開始時点から前記終了時点までにおいて、前記一の付加
    データを前記一の番組データに繰り返し多重することを
    特徴とする請求項10に記載の放送装置。
  30. 【請求項30】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記一の付加データは、前記一の番組データの放送時間
    中に更新されるものであり、 前記放送装置は、さらに、 前記開始時点から前記一の付加データが最初に更新され
    るまでの時間が、予め定めた基準時間よりも短いか否か
    を判定する判定手段を備え、 前記多重化手段は、 判定手段により短いと判定された場合には、前記特定時
    点まで前記他の付加データを前記他の番組データに繰り
    返し多重し、前記特定時点から前記開始時点までにおい
    て、前記一の付加データを前記他の番組データに繰り返
    し多重し、前記開始時点から前記終了時点までにおい
    て、前記一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重し、 判定手段により短くないと判定された場合には、前記開
    始時点まで前記他の付加データを前記他の番組データに
    繰り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点までに
    おいて、前記一の付加データを前記一の番組データに繰
    り返し多重することを特徴とする請求項10に記載の放
    送装置。
  31. 【請求項31】 前記放送装置は、さらに、 前記判定手段における基準時間を、前記一の付加データ
    を一周期分放送する時間に、それぞれ所定の係数を乗じ
    て生成する基準時間生成手段を備えることを特徴とする
    請求項29〜請求項30の何れか1項に記載の放送装
    置。
  32. 【請求項32】 前記入手手段は、さらに、 前記他の番組データに対応する他の付加データを入手
    し、 前記一の付加データを、対応する番組データの放送時間
    帯の開始時点より前から先行して多重すべきであるか否
    かを示す判別情報が存在し、 前記多重化手段は、 前記判別情報により前記一の付加データを先行して多重
    すべきであると示される場合には、前記特定時点まで前
    記他の付加データを前記他の番組データに繰り返し多重
    し、前記特定時点から前記開始時点までにおいて、前記
    一の付加データを当該他の番組データに繰り返し多重
    し、前記開始時点から前記終了時点までにおいて、前記
    一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重
    し、 前記判別情報により前記一の付加データを先行して多重
    すべきでないと示される場合には、前記開始時点まで前
    記他の付加データを当該他の番組データに繰り返し多重
    し、前記開始時点から前記終了時点までにおいて、前記
    一の付加データを前記一の番組データに繰り返し多重す
    ることを特徴とする請求項10に記載の放送装置。
  33. 【請求項33】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送装置であって、 一の付加データと、当該一の付加データに対応する一の
    番組データと、当該一の番組データの放送時間帯と、当
    該一の番組データの放送時間と、前記放送時間帯の直前
    に放送される他の番組データと、当該他の番組データに
    対応する他の付加データと、当該他の番組データの放送
    時間とを入手する入手手段と、 前記一の番組データの放送時間と、前記他の番組データ
    の放送時間とが、予め定めた基準時間よりも短いか否か
    をそれぞれ判定する判定手段と、 判定手段により、前記一の番組データの放送時間が短い
    と判定され、前記他の番組データの放送時間が短くない
    と判定された第1の場合には、前記放送時間帯の開始時
    点より所定の時間だけ前である特定時点まで、入手手段
    により入手された他の付加データを前記他の番組データ
    に繰り返し多重し、前記特定時点から前記開始時点まで
    において、入手手段により入手された一の付加データを
    当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時点か
    ら前記放送時間帯の終了時点までにおいて、当該一の付
    加データを前記一の番組データに繰り返し多重し、 判定手段により、前記一の番組データの放送時間が短い
    と判定され、前記他の番組データの放送時間が短いと判
    定された第2の場合には、前記特定時点から前記開始時
    点までにおいて、入手手段により入手された他の付加デ
    ータと一の付加データとを当該他の番組データに繰り返
    し多重し、前記開始時点から前記終了時点までにおい
    て、当該一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重し、 判定手段により、前記一の番組データの放送時間が短く
    ないと判定された第3の場合には、前記他の番組データ
    の放送時間が短いか否かとは関係なく、前記開始時点ま
    で、入手手段により入手された他の付加データを当該他
    の番組データに繰り返し多重し、前記開始時点から前記
    終了時点までにおいて、入手手段により入手された一の
    付加データを前記一の番組データに繰り返し多重して、
    多重データを生成する多重化手段と、 多重化手段により生成された多重データを放送する放送
    手段とを備えることを特徴とする放送装置。
  34. 【請求項34】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 前記第1の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重し、 前記第2の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記他の付加データと前記一の付加データ
    とを、これらの合計に前記所定の帯域幅を割り当てて前
    記他の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
    請求項33に記載の放送装置。
  35. 【請求項35】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 前記第1の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重し、 前記第2の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記他の付加データと前記一の付加データ
    とを、当該他の付加データに割り当てる帯域幅が前記所
    定の帯域幅のままになるように、当該一の付加データに
    割り当てる帯域幅の分だけ全体の帯域幅を増やして、前
    記他の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
    請求項33に記載の放送装置。
  36. 【請求項36】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送装置であって、 一の付加データと、当該一の付加データに対応する一の
    番組データと、当該一の番組データの放送時間帯と、前
    記放送時間帯の直前に放送される他の番組データと、当
    該他の番組データに対応する他の付加データとを入手す
    る入手手段と、 前記一の付加データの多重を、前記放送時間帯の開始時
    点より所定の時間だけ前である特定時点から開始するか
    当該開始時点から開始するかの判定を、外部から受付け
    る受付手段と、 前記受付手段により、前記特定時点から開始するとの判
    断を受付けた第1の場合には、当該特定時点まで、入手
    手段により入手された他の付加データを前記他の番組デ
    ータに繰り返し多重し、当該特定時点から前記開始時点
    までにおいて、入手手段により入手された一の付加デー
    タを前記開始時点までにおいて、当該他の番組データに
    繰り返し多重し、前記開始時点から前記放送時間帯の終
    了時点までにおいて、当該一の付加データを前記一の番
    組データに繰り返し多重して多重データを生成し、 前記受付手段により、前記開始時点から開始するとの判
    断を受付けた第2の場合には、当該開始時点まで、入手
    手段により入手された他の付加データを前記他の番組デ
    ータに繰り返し多重し、当該特定時点から前記開始時点
    までにおいて、入手手段により入手された一の付加デー
    タを当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時
    点から前記終了時点までにおいて、当該一の付加データ
    を前記一の番組データに繰り返し多重して多重データを
    生成する多重化手段と、 多重化手段により生成された多重データを放送する放送
    手段とを備えることを特徴とする放送装置。
  37. 【請求項37】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 前記第1の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重するこ
    とを特徴とする請求項36に記載の放送装置。
  38. 【請求項38】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送装置であって、 一の付加データと、当該一の付加データに対応する一の
    番組データと、当該一の番組データの放送時間帯と、前
    記放送時間帯の直前に放送される他の番組データと、当
    該他の番組データに対応する他の付加データとを入手す
    る入手手段と、 前記他の付加データを、前記放送時間帯の開始時点まで
    多重するか否かの判定を、外部から受付ける受付手段
    と、 前記受付手段により、前記開始時点まで多重しないとの
    判断を受付けた第1の場合には、当該開始時点より所定
    の時間だけ前である特定時点まで、入手手段により入手
    された他の付加データを前記他の番組データに繰り返し
    多重し、当該特定時点から前記開始時点までにおいて、
    入手手段により入手された一の付加データを当該他の番
    組データに繰り返し多重し、前記開始時点から前記放送
    時間帯の終了時点までにおいて、当該一の付加データを
    前記一の番組データに繰り返し多重して多重データを生
    成し、 前記受付手段により、前記開始時点まで多重するとの判
    断を受付けた第2の場合には、当該特定時点から前記開
    始時点までにおいて、入手手段により入手された他の付
    加データと一の付加データとを当該他の番組データに繰
    り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点までにお
    いて、当該一の付加データを前記一の番組データに繰り
    返し多重して多重データを生成する多重化手段と、 多重化手段により生成された多重データを放送する放送
    手段とを備えることを特徴とする放送装置。
  39. 【請求項39】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 前記第1の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重し、 前記第2の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記他の付加データと前記一の付加データ
    とを、これらの合計に前記所定の帯域幅を割り当てて前
    記他の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
    請求項38に記載の放送装置。
  40. 【請求項40】 前記多重化手段は、 前記特定時点まで、前記他の番組データに対応する他の
    付加データを、所定の帯域幅に割り当てて当該他の番組
    データに繰り返し多重し、 前記第1の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記一の付加データを、前記所定の帯域幅
    に割り当てて前記他の番組データに繰り返し多重し、 前記第2の場合には、前記特定時点から前記開始時点ま
    でにおいて、前記他の付加データと前記一の付加データ
    とを、当該他の付加データに割り当てる帯域幅が前記所
    定の帯域幅のままになるように、当該一の付加データに
    割り当てる帯域幅の分だけ全体の帯域幅を増やして、前
    記他の番組データに繰り返し多重することを特徴とする
    請求項38に記載の放送装置。
  41. 【請求項41】 前記受付手段は、さらに、 前記特定時点が、開始時点よりもどけだけ前であるかを
    示す所定の時間を、外部から受付けることを特徴とする
    請求項36〜請求項40の何れか1項に記載の放送装
    置。
  42. 【請求項42】 所定の帯域幅で繰り返し放送される放
    送データを受信して再生する受信機であって、 規定された再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前
    から前記再生時間帯の終了時点まで、繰り返し放送され
    る一の放送データを受信する受信手段と、 前記開始時点より所定の時間だけ前から、当該開始時点
    までの期間に、受信手段により前記一の放送データが受
    信される場合には、当該期間において受信手段により受
    信された一の放送データをキャッシュするキャッシュ手
    段と、 前記再生時間帯において、キャッシュ手段により前記一
    の放送データがキャッシュされている場合にはキャッシ
    ュされている一の放送データを再生する再生手段とを備
    えることを特徴とする受信機。
  43. 【請求項43】 前記受信手段は、さらに、 前記開始時点以前において前記一の放送データを受信し
    て蓄積するように指示するキャッシュ指示命令と、 前記開始時間帯において、前記一の放送データが蓄積さ
    れている場合には蓄積されている一の放送データを再生
    し、前記一の放送データが蓄積されていない場合には受
    信する一の放送データをそのまま再生するように指示す
    る再生指示命令とを受信し、 前記キャッシュ手段は、 前記キャッシュ指示命令に従って、前記開始時点以前に
    おいて前記一の放送データを蓄積し、 前記再生手段は、 前記再生指示命令に従って、前記再生時間帯において前
    記キャッシュ指示命令により前記一の放送データが蓄積
    されている場合には蓄積されている一の放送データを再
    生し、前記一の放送データが蓄積されていない場合には
    受信手段により受信される一の放送データをそのまま再
    生することを特徴とする請求項42に記載の受信機。
  44. 【請求項44】 前記受信手段は、さらに、 前記開始時点以前において、前記一の放送データが所定
    の記録媒体に記録されている場合には当該所定の記録媒
    体に記録された一の放送データをキャッシュメモリに記
    録するように指示するキャッシュ指示命令と、 前記開始時間帯において、前記一の放送データがキャッ
    シュメモリに記録されている場合にはキャッシュメモリ
    に記録されている一の放送データを再生し、前記一の放
    送データがキャッシュメモリに記録されていない場合に
    は受信手段により受信された一の放送データ、又は、前
    記所定の記録媒体に記録された一の放送データを再生す
    るように指示する再生指示命令とを受信し、 前記キャッシュ手段は、 前記キャッシュ指示命令に従って、前記開始時点以前に
    おいて前記一の放送データをキャッシュメモリに記録
    し、 前記再生手段は、 前記再生指示命令に従って、前記再生時間帯において前
    記キャッシュ指示命令により前記一の放送データがキャ
    ッシュメモリに記録されている場合にはキャッシュメモ
    リに記録されている一の放送データを再生し、前記一の
    放送データがキャッシュメモリに記録されていない場合
    には受信手段により受信される一の放送データ、又は、
    前記所定の記録媒体に蓄積された一の放送データを再生
    することを特徴とする請求項42に記載の受信機。
  45. 【請求項45】 受信後すぐに再生する番組データに前
    記番組データに対応する付加データが所定の帯域幅で多
    重された多重データを受信する受信機であって、 一の番組データに対して規定された放送時間帯の開始時
    点より所定の時間だけ前から前記放送時間帯の終了時点
    まで、一の番組データに対応する一の付加データが繰り
    返し多重された多重データを受信する受信手段と、 受信手段により受信された多重データ中の番組データ
    を、前記放送時間帯において再生する再生手段と、 前記開始時点より所定の時間だけ前から、当該開始時点
    までの期間において、受信手段が前記多重データを受信
    している場合には、当該期間において受信手段により受
    信された多重データ中の、前記一の付加データをキャッ
    シュするキャッシュ手段と、 前記放送時間帯において、キャッシュ手段により前記一
    の付加データがキャッシュされている場合にはキャッシ
    ュされている一の付加データを利用する利用手段とを備
    えることを特徴とする受信機。
  46. 【請求項46】 前記受信手段は、さらに、 前記開始時点以前において前記一の付加データを受信し
    て蓄積するように指示するキャッシュ指示命令と、 前記放送時間帯において、前記一の付加データが蓄積さ
    れている場合には蓄積されている一の付加データを利用
    し、前記一の付加データが蓄積されていない場合には受
    信する一の付加データをそのまま利用するように指示す
    る利用指示命令とが多重された多重データを受信し、 前記キャッシュ手段は、 前記キャッシュ指示命令に従って、前記開始時点以前に
    おいて前記一の付加データを蓄積し、 前記利用手段は、 前記利用指示命令に従って、前記放送時間帯において前
    記キャッシュ指示命令により前記一の付加データが蓄積
    されている場合には蓄積されている一の付加データを利
    用し、前記一の付加データが蓄積されていない場合には
    受信手段により受信される一の付加データをそのまま利
    用することを特徴とする請求項45に記載の受信機。
  47. 【請求項47】 前記受信手段は、さらに、 前記開始時点以前において前記一の付加データが所定の
    記録媒体に記録されている場合には当該所定の記録媒体
    に記録された一の付加データをキャッシュメモリに記録
    するように指示するキャッシュ指示命令と、 前記放送時間帯において、前記一の付加データがキャッ
    シュメモリに記録されている場合にはキャッシュメモリ
    に記録されている一の付加データを利用し、前記一の付
    加データがキャッシュメモリに記録されていない場合に
    は受信手段により受信された一の付加データ、又は、前
    記所定の記録媒体に記録された一の付加データを利用す
    るように指示する利用指示命令とが多重された多重デー
    タを受信し、 前記キャッシュ手段は、 前記キャッシュ指示命令に従って、前記開始時点以前に
    おいて前記一の付加データをキャッシュメモリに記録
    し、 前記利用手段は、 前記利用指示命令に従って、前記放送時間帯において前
    記キャッシュ指示命令により前記一の付加データがキャ
    ッシュメモリに記録されている場合にはキャッシュメモ
    リに記録されている一の付加データを利用し、前記一の
    付加データがキャッシュメモリに記録されていない場合
    には受信手段により受信される一の付加データ、又は、
    前記所定の記録媒体に蓄積された一の付加データを利用
    することを特徴とする請求項45に記載の受信機。
  48. 【請求項48】 放送データを放送する放送方法であっ
    て、 一の放送データと、その受信機における再生時間帯とを
    入手する放送データ入手ステップと、 前記再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である
    特定時点から、前記再生時間帯の終了時点まで、入手ス
    テップにより入手された一の放送データを繰り返し放送
    する放送ステップとを備えることを特徴とする放送方
    法。
  49. 【請求項49】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送方法であって、 一の番組データと、当該一の番組データに対応する一の
    付加データと、当該一の番組データの放送時間帯と、前
    記放送時間帯の直前に放送される他の番組データとを入
    手する入手ステップと、 前記放送時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である
    特定時点から当該開始時点まで、入手ステップにより入
    手された一の付加データを、入手ステップにより入手さ
    れた他の番組データに繰り返し多重し、当該放送時間帯
    の間、入手ステップにより入手された一の付加データ
    を、入手ステップにより入手された一の番組データに繰
    り返し多重して多重データを生成する多重化ステップ
    と、 多重化ステップにより生成された多重データを放送する
    放送ステップとを備えることを特徴とする放送方法。
  50. 【請求項50】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送方法であって、 一の付加データと、当該一の付加データに対応する一の
    番組データと、当該一の番組データの放送時間帯と、当
    該一の番組データの放送時間と、前記放送時間帯の直前
    に放送される他の番組データと、当該他の番組データに
    対応する他の付加データと、当該他の番組データの放送
    時間とを入手する入手ステップと、 前記一の番組データの放送時間と、前記他の番組データ
    の放送時間とが、予め定めた基準時間よりも短いか否か
    をそれぞれ判定する判定ステップと、 判定ステップにより、前記一の番組データの放送時間が
    短いと判定され、前記他の番組データの放送時間が短く
    ないと判定された第1の場合には、前記放送時間帯の開
    始時点より所定の時間だけ前である特定時点まで、入手
    ステップにより入手された他の付加データを前記他の番
    組データに繰り返し多重し、前記特定時点から前記開始
    時点までにおいて、入手ステップにより入手された一の
    付加データを当該他の番組データに繰り返し多重し、前
    記開始時点から前記放送時間帯の終了時点までにおい
    て、当該一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重し、 判定ステップにより、前記一の番組データの放送時間が
    短いと判定され、前記他の番組データの放送時間が短い
    と判定された第2の場合には、前記特定時点から前記開
    始時点までにおいて、入手ステップにより入手された他
    の付加データと一の付加データとを当該他の番組データ
    に繰り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点まで
    において、当該一の付加データを前記一の番組データに
    繰り返し多重し、 判定ステップにより、前記一の番組データの放送時間が
    短くないと判定された第3の場合には、前記他の番組デ
    ータの放送時間が短いか否かとは関係なく、前記開始時
    点まで、入手ステップにより入手された他の付加データ
    を当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時点
    から前記終了時点までにおいて、入手ステップにより入
    手された一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重して、多重データを生成する多重化ステップと、 多重化ステップにより生成された多重データを放送する
    放送ステップとを備えることを特徴とする放送方法。
  51. 【請求項51】 所定の帯域幅で繰り返し放送される放
    送データを受信して再生する受信方法であって、 規定された再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前
    から前記再生時間帯の終了時点まで、繰り返し放送され
    る一の放送データを受信する受信ステップと、 前記開始時点より所定の時間だけ前から、当該開始時点
    までの期間に、受信ステップにより前記一の放送データ
    が受信される場合には、当該期間において受信ステップ
    により受信された一の放送データをキャッシュするキャ
    ッシュステップと、 前記再生時間帯において、キャッシュステップにより前
    記一の放送データがキャッシュされている場合にはキャ
    ッシュされている一の放送データを再生する再生ステッ
    プとを備えることを特徴とする受信方法。
  52. 【請求項52】 受信後すぐに再生する番組データに前
    記番組データに対応する付加データが所定の帯域幅で多
    重された多重データを受信する受信方法であって、 一の番組データに対して規定された放送時間帯の開始時
    点より所定の時間だけ前から前記放送時間帯の終了時点
    まで、一の番組データに対応する一の付加データが繰り
    返し多重された多重データを受信する受信ステップと、 受信ステップにより受信された多重データ中の番組デー
    タを、前記放送時間帯において再生する再生ステップ
    と、 前記開始時点より所定の時間だけ前から、当該開始時点
    までの期間において、受信ステップが前記多重データを
    受信している場合には、当該期間において受信ステップ
    により受信された多重データ中の、前記一の付加データ
    をキャッシュするキャッシュステップと、 前記放送時間帯において、キャッシュステップにより前
    記一の付加データがキャッシュされている場合にはキャ
    ッシュされている一の付加データを利用する利用ステッ
    プとを備えることを特徴とする受信方法。
  53. 【請求項53】 放送データを放送する放送プログラム
    であって、 コンピュータに、 一の放送データと、その受信機における再生時間帯とを
    入手する放送データ入手ステップと、 前記再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である
    特定時点から、前記再生時間帯の終了時点まで、入手ス
    テップにより入手された一の放送データを繰り返し放送
    する放送ステップとを実行させることを特徴とする放送
    プログラム。
  54. 【請求項54】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送プログラムであって、 コンピュータに、 一の番組データと、当該一の番組データに対応する一の
    付加データと、当該一の番組データの放送時間帯と、前
    記放送時間帯の直前に放送される他の番組データとを入
    手する入手ステップと、 前記放送時間帯の開始時点より所定の時間だけ前である
    特定時点から当該開始時点まで、入手ステップにより入
    手された一の付加データを、入手ステップにより入手さ
    れた他の番組データに繰り返し多重し、当該放送時間帯
    の間、入手ステップにより入手された一の付加データ
    を、入手ステップにより入手された一の番組データに繰
    り返し多重して多重データを生成する多重化ステップ
    と、 多重化ステップにより生成された多重データを放送する
    放送ステップとを実行させることを特徴とする放送プロ
    グラム。
  55. 【請求項55】 受信機において、受信後すぐに再生さ
    れる番組データに、前記番組データに対応する付加デー
    タを、多重して放送する放送プログラムであって、 コンピュータに、 一の付加データと、当該一の付加データに対応する一の
    番組データと、当該一の番組データの放送時間帯と、当
    該一の番組データの放送時間と、前記放送時間帯の直前
    に放送される他の番組データと、当該他の番組データに
    対応する他の付加データと、当該他の番組データの放送
    時間とを入手する入手ステップと、 前記一の番組データの放送時間と、前記他の番組データ
    の放送時間とが、予め定めた基準時間よりも短いか否か
    をそれぞれ判定する判定ステップと、 判定ステップにより、前記一の番組データの放送時間が
    短いと判定され、前記他の番組データの放送時間が短く
    ないと判定された第1の場合には、前記放送時間帯の開
    始時点より所定の時間だけ前である特定時点まで、入手
    ステップにより入手された他の付加データを前記他の番
    組データに繰り返し多重し、前記特定時点から前記開始
    時点までにおいて、入手ステップにより入手された一の
    付加データを当該他の番組データに繰り返し多重し、前
    記開始時点から前記放送時間帯の終了時点までにおい
    て、当該一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重し、 判定ステップにより、前記一の番組データの放送時間が
    短いと判定され、前記他の番組データの放送時間が短い
    と判定された第2の場合には、前記特定時点から前記開
    始時点までにおいて、入手ステップにより入手された他
    の付加データと一の付加データとを当該他の番組データ
    に繰り返し多重し、前記開始時点から前記終了時点まで
    において、当該一の付加データを前記一の番組データに
    繰り返し多重し、 判定ステップにより、前記一の番組データの放送時間が
    短くないと判定された第3の場合には、前記他の番組デ
    ータの放送時間が短いか否かとは関係なく、前記開始時
    点まで、入手ステップにより入手された他の付加データ
    を当該他の番組データに繰り返し多重し、前記開始時点
    から前記終了時点までにおいて、入手ステップにより入
    手された一の付加データを前記一の番組データに繰り返
    し多重して、多重データを生成する多重化ステップと、 多重化ステップにより生成された多重データを放送する
    放送ステップとを実行させることを特徴とする放送プロ
    グラム。
  56. 【請求項56】 所定の帯域幅で繰り返し放送される放
    送データを受信して再生する受信プログラムであって、 コンピュータに、 規定された再生時間帯の開始時点より所定の時間だけ前
    から前記再生時間帯の終了時点まで、繰り返し放送され
    る一の放送データを受信する受信ステップと、 前記開始時点より所定の時間だけ前から、当該開始時点
    までの期間に、受信ステップにより前記一の放送データ
    が受信される場合には、当該期間において受信ステップ
    により受信された一の放送データをキャッシュするキャ
    ッシュステップと、 前記再生時間帯において、キャッシュステップにより前
    記一の放送データがキャッシュされている場合にはキャ
    ッシュされている一の放送データを再生する再生ステッ
    プとを実行させることを特徴とする受信プログラム。
  57. 【請求項57】 受信後すぐに再生する番組データに前
    記番組データに対応する付加データが所定の帯域幅で多
    重された多重データを受信する受信プログラムであっ
    て、 コンピュータに、 一の番組データに対して規定された放送時間帯の開始時
    点より所定の時間だけ前から前記放送時間帯の終了時点
    まで、一の番組データに対応する一の付加データが繰り
    返し多重された多重データを受信する受信ステップと、 受信ステップにより受信された多重データ中の番組デー
    タを、前記放送時間帯において再生する再生ステップ
    と、 前記開始時点より所定の時間だけ前から、当該開始時点
    までの期間において、受信ステップが前記多重データを
    受信している場合には、当該期間において受信ステップ
    により受信された多重データ中の、前記一の付加データ
    をキャッシュするキャッシュステップと、 前記放送時間帯において、キャッシュステップにより前
    記一の付加データがキャッシュされている場合にはキャ
    ッシュされている一の付加データを利用する利用ステッ
    プとを実行させることを特徴とする受信プログラム。
JP2001201492A 2000-06-30 2001-07-02 放送装置及び受信機 Withdrawn JP2002084511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001201492A JP2002084511A (ja) 2000-06-30 2001-07-02 放送装置及び受信機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000199552 2000-06-30
JP2000-199552 2001-06-30
JP2001201492A JP2002084511A (ja) 2000-06-30 2001-07-02 放送装置及び受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002084511A true JP2002084511A (ja) 2002-03-22
JP2002084511A5 JP2002084511A5 (ja) 2008-08-14

Family

ID=26595174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001201492A Withdrawn JP2002084511A (ja) 2000-06-30 2001-07-02 放送装置及び受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002084511A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142200A (ja) * 2000-08-24 2002-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送装置、放送方法、プログラム記録媒体及びプログラム
US7664366B2 (en) 2003-11-27 2010-02-16 Funai Electric Co., Ltd. Information recording apparatus
US8229345B2 (en) 2004-09-10 2012-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd Digital broadcast receiving apparatus and method thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142200A (ja) * 2000-08-24 2002-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送装置、放送方法、プログラム記録媒体及びプログラム
US7664366B2 (en) 2003-11-27 2010-02-16 Funai Electric Co., Ltd. Information recording apparatus
US8229345B2 (en) 2004-09-10 2012-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd Digital broadcast receiving apparatus and method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6668158B1 (en) Control method, control apparatus, data receiving and recording method, data receiver and receiving method
US20050144637A1 (en) Signal output method and channel selecting apparatus
JP4441945B2 (ja) 制御方法及び制御装置
JPH0970020A (ja) Isdb用受信装置
JP2009004084A (ja) 楽曲選択方法
KR100845621B1 (ko) 정보검색장치와 정보수신장치 및 정보검색과 수신방법
KR101007881B1 (ko) 방송 프로그램의 연속 녹화 제어 방법
US20020056099A1 (en) Information processing apparatus, information processing method as well as broadcasting system and broadcasting method
JPH10150629A (ja) 送受信システム、受信装置、及び送信装置
JP2005159579A (ja) 未視聴番組提供テレビ
JP5278059B2 (ja) 情報処理装置及び方法、プログラム、並びに情報処理システム
EP1001420B1 (en) Method and apparatus for data reception
JP4080568B2 (ja) テレビジョン放送システムおよびテレビジョン放送システム用受信装置
US7254826B2 (en) Broadcast apparatus and reception apparatus that enable additional data to be used without a waiting time when one program changes to another
JP3915204B2 (ja) 送信装置及び方法、送信制御装置及び方法、受信装置及び方法、情報蓄積装置及び方法、並びに放送システム
JP2002084511A (ja) 放送装置及び受信機
JPH09205638A (ja) データ送信方式および受信装置
JPH10290441A (ja) デジタル多チャンネル放送システムにおける音楽番組配信方法および受信再生装置
JP4580474B2 (ja) 受信装置及び情報蓄積システム
US7810120B2 (en) Method and apparatus for managing a list of recorded broadcasting programs
US7400566B2 (en) Method of sequentially recording programs using calculated reception ending times
JPH11163808A (ja) 送信装置、受信装置及び情報蓄積システム
JP4499205B2 (ja) データ受信方法、データ受信装置及びプログラム
JP4016159B2 (ja) データ受信装置及びデータ受信方法
JP2000011605A (ja) デ―タ受信記録方法およびデ―タ受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080627

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090911