JP2002080438A - アミノアルコール誘導体 - Google Patents
アミノアルコール誘導体Info
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Abstract
ド誘導体を経済的立体選択的に導くことのできる製造中
間体の提供。 【解決手段】 一般式1.例えば式20 のアミノアルコール誘導体(R1及びR2は同一若しくは
異なって置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しく
は環状のアルキル基などである。R3は置換若しくは無
置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基、無
置換の複素環基などである。R4及びR5は水素、アルキ
ル基などである。Xは−O−又は−N(R9)−であ
り、R9は水素又は置換若しくは無置換の直鎖状、分枝
鎖状若しくは環状のアルキル基であり、R4又はR5と一
体をなって環を形成してもよい。)
Description
しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキ
ル基、置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは
環状のアルケニル基、置換若しくは無置換の芳香族炭化
水素基又は置換若しくは無置換の複素環基である。R3
は置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状
のアルキル基、置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状
若しくは環状のアルケニル基、置換若しくは無置換の芳
香族炭化水素基、置換若しくは無置換の複素環基、R6
−O−又はR7−N(R8)−である。R6は、置換若し
くは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル
基、置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環
状のアルケニル基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水
素基又は置換若しくは無置換の複素環基である。R7及
びR8は同一若しくは異なって、水素原子、置換若しく
は無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル
基、置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環
状のアルケニル基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水
素基又は置換若しくは無置換の複素環基である。さら
に、R4及びR5は前記R7及びR8と同一の基を挙げるこ
とができ、R4とR5は一体となって環を形成することも
できる。Xは−O−又は−N(R9)−であり、R9は水
素原子又は置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若し
くは環状のアルキル基であり、R4又はR5と一体をなっ
て環を形成することもできる。)で表されるアミノアル
コール誘導体に関する。前記一般式(I)で表されるア
ミノアルコール誘導体は、例えば、プロテアーゼ阻害活
性を有するα−ケトアミド誘導体の製造中間体として用
いることができる。
高血圧、血栓、膵炎、癌、アルツハイマー、肺気腫、神
経変性疾患、アレルギー性疾患、筋ジストロフィー、リ
ウマチ、骨粗鬆症、歯周病ど多くの疾患の発病、進展に
関与することが知られ(蛋白質核酸酵素,42,No1
4,(1997)、実験医学,17,No15,(199
9))、その阻害物質、すなわちプロテアーゼ阻害剤は
医薬品のターゲットとして期待されている。
ロテアーゼ(エラスターゼ、トリプターゼ、トリプシ
ン、キモトリプシン、プロリルエンドペプチダーゼ)及
びシステインプロテアーゼ(カルパイン、カテプシン
B、カテプシンL)に対して阻害活性を有することが報
告(特開平4−149166、特開平4−21164
8、特表平6−504547、WO9816512、
J.Med.Chem.,39,4089(199
6)、Exp.Opin.Ther.Patent
s.,8,1707(1998))されているα−ケト
アミド誘導体は、最近骨代謝に密接に関与することが報
告されているカテプシンKに対しても阻害活性を示すこ
とが十分期待される化合物である。
ーゼ阻害剤の代表的な合成法としては、(A)J.Me
d.Chem.,36,3472(1993)が、更に
光学活性体の合成法として(B)J.Med.Che
m.,37,2918(1994)等が知られている。
化合物であるα−ケトアミド誘導体を光学活性体として
得ることができず、また(B)法は、出発原料となる
光学活性アミノ酸が高価であること、アミノ酸を出発
原料としているためR1に限られた置換基しか導入でき
ないこと、反応前駆体のα−水酸基を立体選択的に構
築することができずジアステレオマー混合物となるた
め、十分な精製が困難であること、などが問題点であり
工業的な製造方法として採用するには満足できるもので
はなかった。
点を克服すべく鋭意検討した結果、R1の置換基がアミ
ノ酸構造に限定されず、かつ、立体選択的にα−ケトア
ミド誘導体を構築することができる製造原料(前記一般
式(I)で表されるアミノアルコール誘導体)を見出
し、本発明を完成した。
て、R1〜R9のアルキル基は、炭素原子数1〜12の直
鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基のいずれでも
よく、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
1−メチルエチル基、シクロプロピル基、n−ブチル
基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基、
1,1−ジメチルエチル基、シクロブチル基、n−ペン
チル基、3−メチルブチル基、シクロペンチル基、2,
2−ジメチルプロピル基、1−メチルシクロブチル基、
シクロブチルメチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペ
ンチル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロペンチ
ル基、シクロペンチルメチル基、(1−メチルシクロブ
チル)メチル基、n−ヘプチル基、5−メチルヘキシル
基、4,4−ジメチルペンチル基、シクロヘプチル基、
シクロヘキシルメチル基、(1−メチルシクロペンチ
ル)メチル基、n−オクチル基、6−メチルヘプチル
基、5,5−ジメチルヘキシル基、(1−メチルシクロ
ヘキシル)メチル基、n−ノニル基、7−メチルオクチ
ル基、6,6−ジメチルヘプチル基、n−デシル基、8
−メチルノニル基、7,7−ジメチルオクチル基、n−
インデカシル基、9−メチルデシル基、8,8−ジメチ
ルノニル基、n−ドデカシル基、10−メチルウンデカ
シル基、9,9−ジメチルデカシル基等を挙げることで
きる。
ニル基は、炭素原子数2〜6の直鎖状、分枝鎖状又は環
状のアルケニル基のいずれでもよく、例えば、1−メチ
ル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル
基、2−メチル−2−プロペニル基、エテニル基、1−
メチルエテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル
基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル
基、1−ペンテニル基、1,3−ブタンジエニル基、1
−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、1,3−ペンタジ
エニル基、1,3−ヘキサジエニル基等を挙げることが
できる。このアルケニル基の置換基としては、置換又は
無置換の芳香族炭化水素基、置換又は無置換の複素環基
等を挙げることができる。
素基は、単環式若しくは多環式であり、さらに環上に1
個以上の種々の置換基を有していてもよい芳香族炭化水
素基をいい、例えば、フェニル基、4−メチルフェニル
基、3,4−ジメチルフェニル基、4−メトキシフェニ
ル基、2,3−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメト
キシフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、2,
3−メチレンジオキシフェニル基、3,4−メチレンジ
オキシフェニル基、4−ニトロフェニル基、3,4−ジ
ニトロフェニル基、4−クロロフェニル基、3,4−ジ
クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、3,4−ジ
ブロモフェニル基、4−ヨ−ドフェニル基、4−フルオ
ロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、3,4
−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル
基、4−トリフルオロメチルフェニル基、3−フェノキ
シフェニル基、4−フェノキシフェニル基、4−(1−
ナフトキシ)フェニル基、4−アセトアミノフェニル
基、1−ナフチル基、2−ナフチル基等を挙げることが
できる。
環構成原子として窒素原子、硫黄原子、酸素原子等のヘ
テロ原子を少なくとも1以上含む5員環又は6員環の基
であり、これらはベンゼン環と縮合していてもよく、例
えば、2−ピリジル基、2−フリル基、2−チエニル
基、2−インドリル基、2−キノリル基、3−イソキノ
リル基、2−ベンゾフラニル基、2−ベンゾチエニル
基、2−イミダゾリル基、2−ベンズイミダゾリル基、
2−チアゾリル基、2−オキサゾリル基、2−ピラゾリ
ル基、2−ピリミジル基、2−ピリミジニル基、2−ジ
オキサニル基、2−チアゾリジニル基、2−イミダゾリ
ジニル基、2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル
基、2−ベンゾチアゾリル基、2−キナゾリン基、ヘキ
サヒドロ−2−アゼノピン−3−イル基、モルホリノ
基、チアモルホリノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、
ピペラジノ基、ペルヒドロ−4−アゼピン−1−イル
基、ペルヒドロ−4−アザアゼピン−1−イル基等を挙
げることができる。この複素環上には1個以上の置換基
を有していてもよく、置換基としては、例えば、アセチ
ル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
2−メチル−2−プロピルオキシカルボニル基、メチル
スルホニル基、メトキシ基、ベンゾイル基等を挙げるこ
とができる。
ば、水酸基、オキソ基、ハロゲン原子、置換又は無置換
の炭素原子数2〜6の直鎖状、分枝鎖状又は環状のアル
ケニル基、置換又は無置換の芳香族炭化水素基、置換又
は無置換の複素環基、ニトロ基、置換又は無置換のアミ
ノ基、置換又は無置換のスルホニル基、置換又は無置換
のアルコキシル基、置換又は無置換のアルキルチオ基、
置換又は無置換のアリールオキシ基、置換又は無置換の
アリールチオ基、アシル基、置換又は無置換のアルコキ
シカルボニル基、置換カルバモイル基、置換スルホンア
ミド基、置換アミド基、メルカプト基、シアノ基等を挙
げることができる。
として挙げられたアルケニル基は、前記したアルケニル
基と同一の基を挙げることができる。
ル基への置換基である、置換又は無置換の芳香族炭化水
素基は、前記した芳香族炭化水素基と同一の基を挙げる
ことができる。
の置換基である、置換又は無置換の複素環基は、前記し
た複素環基と同一の基を挙げることができる。
置換アミノ基は、種々の置換基により置換されている第
二級アミノ基又は第三級アミノ基をいい、これらの置換
基としては、前記した置換又は無置換のアルキル基、置
換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換の芳香族
炭化水素基、置換又は無置換の複素環基と同一の基を挙
げることができる。
置換スルホニル基としては、例えば、メチルスルホニル
基、n−ブチルスルホニル基、2,2−ジメチルエチル
スルホニル基、シクロヘキシルスルホニル基、フェニル
スルホニル基、4−メチルフェニルスルホニル基、4−
フルオロフェニルスルホニル基、4−クロロフェニルス
ルホニル基、4−ニトロフェニルスルホニル基、2−ナ
フチルスルホニル基、3,4−ジメトキシフェニルスル
ホニル基、3,4−メチレンジオキシフェニルスルホニ
ル基、2−ピリジルスルホニル基、2−フリルスルホニ
ル基、2−チエニルスルホニル基、2−キノリルスルホ
ニル基、3−イソキノリルスルホニル基、フェニルメチ
ルスルホニル基、4−フルオロフェニルメチルスルホニ
ル基、4−クロロフェニルメチルスルホニル基、4−ニ
トロフェニルメチルスルホニル基、2−ナフチルメチル
スルホニル基、3,4−ジメトキシフェニルメチルスル
ホニル基、3,4−メチレンジオキシフェニルメチルス
ルホニル基等を挙げることができる。
アルコシキ基は、アルキル部分が前記の炭素原子数1〜
6のアルキル置換オキシ基であり、例えばメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、1−メチルエチルオキ
シ基、n−ブトキシ基、2−メチルプロピルオキシ基、
1−メチルプロピルオキシ基、2−メチル−2−プロピ
ルオキシ基、2,2−ジメチルエチルオキシ基、n−ペ
ンチルオキシ基、3−メチルブチルオキシ基、n−ヘキ
シルオキシ基、4−メチルペンチルオキシ基、シクロヘ
キシルオキシ基等を挙げることができる。このアルコキ
シル基の置換基としては、前記したアルケニル基への置
換基と同一の基を挙げることができる。
アルキルチオ基は、アルキル部分が前記の炭素原子数1
〜6のアルキル置換チオ基であり、例えば、メチルチオ
基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、1−メチルエ
チルチオ基、n−ブチルチオ基、2−メチルプロピルチ
オ基、1−メチルプロピルチオ基、2−メチル−2−プ
ロピルチオ基、2,2−ジメチルエチルチオ基、n−ペ
ンチルチオ基、3−メチルブチルチオ基、n−ヘキシル
チオ基、4−メチルペンチルチオ基、シクロヘキシルチ
オ基等を挙げることができる。さらに、このアルキルチ
オ基の置換基としては、前記したアルケニル基への置換
基と同一の基を挙げることができる。
置換又は無置換のアリールオキシ基としては、例えばフ
ェニルオキシ基、4−メチルフェニルオキシ基、4−フ
ルオロフェニルオキシ基、4−クロロフェニルオキシ
基、4−ニトロフェニルオキシ基、2−ナフチルオキシ
基、3,4−ジメトキシフェニルオキシ基、3,4−メ
チレンジオキシフェニルオキシ基、2−ピリジルオキシ
基、2−フリルオキシ基、2−チエニルオキシ基、2−
キノリルオキシ基、3−イソキノリルオキシ基、4−ニ
トロフェニルメチルオキシ基、2−ナフチルメチルオキ
シ基、3,4−ジメトキシフェニルオキシ基、3,4−
メチレンジオキシフェニルメチルオキシ基等を挙げるこ
とができる。
置換又は無置換のアリールチオ基としては、例えばフェ
ニルチオ基、4−メチルフェニルチオ基、4−フルオロ
フェニルチオ基、4−クロロフェニルチオ基、4−ニト
ロフェニルチオ基、2−ナフチルチオ基、3,4−ジメ
トキシフェニルチオ基、3,4−メチレンジオキシフェ
ニルチオ基、2−ピリジルチオ基、2−フリルチオ基、
2−チエニルチオ基、2−キノリルチオ基、3−イソキ
ノリルチオ基、フェニルメチルチオ基、4−フルオロフ
ェニルメチルチオ基、4−クロロフェニルメチルチオ
基、4−ニトロフェニルメチルチオ基、2−ナフチルメ
チルチオ基、3,4−ジメトキシフェニルメチルチオ
基、3,4−メチレンジオキシフェニルメチルチオ基等
を挙げることができる。
置換又は無置換のアルコキシカルボニル基は、例えばメ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロ
ポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、2,
2−ジメチルエチルオキシカルボニル基、シクロヘキシ
ルオキシカルボニル基、フェニルメチルオキシカルボニ
ル基等を挙げることができる。
置換カルバモイル基は、カルバモイル結合基の窒素原子
に種々の置換基が結合したR3−NHCO−で表される
基をいい、ここで窒素原子に結合した置換基R3として
は前記した置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置
換のアルケニル基、置換又は無置換の芳香族炭化水素
基、置換又は無置換の複素環基、置換又は無置換のアミ
ノ基等を挙げることができ、例えば、N−メチルカルバ
モイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−ブチ
ルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバモイル基、
N−(2,2−ジメチルエチル)カルバモイル基、N−
シクロヘキシルカルバモイル基、N−フェニルカルバモ
イル基、N−(4−メチルフェニル)カルバモイル基、
N−(4−フルオロフェニル)カルバモイル基、N−
(4−クロロフェニル)カルバモイル基、N−(4−ニ
トロフェニル)カルバモイル基、N,N−ジフェニルカ
ルバモイル基、N−ナフチルカルバモイル基、N−
(3,4−ジメトキシフェニル)カルバモイル基、N−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)カルバモイル
基、N−メチル−N−フェニルカルバモイル基、N−メ
チル−N−ナフチルカルバモイル基、N−(2−ピリジ
ル)カルバモイル基、N−(2−フリル)カルバモイル
基、N−(2−チエニル)カルバモイル基、N−(2−
キノリル)カルバモイル基、N−(3−イソキノリル)
カルバモイル基、N−(フェニルメチル)カルバモイル
基、N−(4−フルオロフェニルメチル)カルバモイル
基、N−(4−クロロフェニルメチル)カルバモイル
基、N−(4−ニトロフェニルメチル)カルバモイル
基、N−(ナフチルメチル)カルバモイル基、N−
(3,4−ジメトキシフェニルメチル)カルバモイル
基、N−(3,4−メチレンジオキシフェニルメチル)
カルバモイル基等を挙げることができる。
置換スルホンアミド基は、スルホンアミド結合基の硫黄
原子に種々の置換基が結合したR4−SO2 NH−で表
される基をいい、ここで硫黄原子に結合した置換基R4
としては前記した置換又は無置換のアルキル基、置換又
は無置換のアルケニル基、置換又は無置換の芳香族炭化
水素基、置換又は無置換の複素環基、置換又は無置換の
アミノ基等を挙げることができる。
置換アミド基は、アミド結合基の炭素原子に種々の置換
基が結合したR5−CONH−で表される基をいい、こ
こで炭素原子に結合した置換基R5としては、フェノキ
シ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、
前記した置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換
のアルケニル基、置換又は無置換の芳香族炭化水素基、
置換又は無置換の複素環基、置換又は無置換のアミノ
基、置換又は無置換アルコキシル基等を挙げることがで
きる。
は、炭素原子数5〜7の飽和環状アルキル基又はヘテロ
原子を含む炭素原子数3〜6の飽和複素環基である。炭
素原子数5〜7の飽和環状アルキル基としては、例え
ば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン
等から誘導される基を挙げることができる。また、ヘテ
ロ原子を含む炭素原子数3〜6の飽和複素環基として
は、例えば、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モ
ルホリン、パーヒドロアゼピン、オキソラン、オキサ
ン、オキセパン、チオラン、チアン、チエパン等から誘
導される基を挙げることができ、ヘテロ原子としては、
酸素原子、硫黄原子、窒素原子等を挙げることができ
る。また、ヘテロ原子を含む炭素原子数3〜6の飽和複
素環基はベンゼン環と縮合することもできる。これらの
炭素原子数5〜7の飽和環状アルキル基及びヘテロ原子
を含む炭素原子数3〜6の飽和複素環基は置換基を有し
ていてもよく、その置換基としては、例えば、水酸基、
ハロゲン原子、置換又は無置換のアルキル基、フェニル
基、メチルフェニル基、ナフチル基等の置換又は無置換
の芳香族炭化水素基、チエニル基、フリル基、ピリジル
基等の置換又は無置換の複素環基、ニトロ基、置換又は
無置換のアミノ基、置換又は無置換のスルホニル基、置
換又は無置換のアルコキシル基、置換又は無置換のアル
キルチオ基、置換又は無置換のアリールオキシ基、置換
又は無置換のアリールチオ基、アシル基、置換又は無置
換のアルコキシカルボニル基、置換カルボニル基、メル
カプト基、シアノ基等の前記した基と同一の基を挙げる
ことができる。
形成される環は、窒素原子を含む炭素原子数3〜6の飽
和複素環基である。窒素原子を含む炭素原子数3〜6の
飽和複素環基としては、例えば、ピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、モルホリン、パーヒドロアゼピン等か
ら誘導される基を挙げることができ、ベンゼン環と縮合
することもできる。この飽和複素環基は置換基を有して
いてもよく、その置換基としては、例えば、水酸基、ハ
ロゲン原子、置換又は無置換のアルキル基、フェニル
基、メチルフェニル基、ナフチル基等の置換又は無置換
の芳香族炭化水素基、チエニル基、フリル基、ピリジル
基等の置換又は無置換の複素環基、ニトロ基、置換又は
無置換のアミノ基、置換又は無置換のスルホニル基、置
換又は無置換のアルコキシル基、置換又は無置換のアル
キルチオ基、置換又は無置換のアリールオキシ基、置換
又は無置換のアリールチオ基、アシル基、置換又は無置
換のアルコキシカルボニル基、置換カルボニル基、メル
カプト基、シアノ基等の前記した基と同一の基を挙げる
ことができる。
ール誘導体は、下式に従い製造することができる。
である。)
ミン誘導体と前記一般式(III)で表されるカルボン酸
誘導体とを縮合することにより、立体構造を保持して、
前記一般式(I)で表されるアミノアルコール誘導体を
製造する工程である。
ルボン酸誘導体は、トリエチルアミン、ピリジン、ジメ
チルアミノピリジン等の塩基存在下、カルボキシル基を
ピバロイルクロリド、クロル炭酸イソブチル、クロル炭
酸エチル、p−トルエンスルホニルクロリド、メタンス
ルホニルクロリド等を用いて混合酸無水物に変換した
後、前記一般式(II)で表されるアミン誘導体と縮合す
ることができる。反応は不活性溶媒中で行うことが望ま
しく、例えばジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、アセトニト
リル、酢酸エチル等を単独又は混合して使用することが
できる。反応温度は、−20℃〜40℃で実施すること
ができる。また、カルボン酸誘導体(III)とアミン誘
導体(II)との反応は、縮合剤の存在下に行うことで
き、縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジ
イミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド、イソプロピルカルボジイミド等の
カルボジイミド試薬を用いることができる。さらに本工
程は、前記縮合剤を用いて、カルボン酸誘導体(III)
とN−ヒドロキシスクシンイミド、p−ニトロフェノー
ル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等を縮合して活
性エステル体とした後、アミン誘導体(II)と反応させ
ることもできる。
の各立体構造に対応し、立体構造を保持して下表に示す
アミノアルコール誘導体(Ia〜Id)を製造することが
できる。
じである。)
下式に従い立体選択的に製造することができる。
と同じである。)
(IV)で表されるアルコール誘導体を酸化し、前記一般
式(V)で表されるエポキシアルコール誘導体を製造す
る工程である。
ばSharpless酸化法を用いることができる。酸
化剤としては、t−ブチルヒドロペルオキシド、クメン
ヒドロペルオキシド、トリチルヒドロペルオキシド等
を、触媒としてはチタンテトライソプロポキシド等を用
いることができる。また、不斉源試薬としては、例え
ば、D−(−)−酒石酸ジイソプロピル、酒石酸ジエチ
ル、酒石酸ジメチル等の光学活性体の酒石酸エステルを
用いることができる。反応は不活性溶媒中で行うことが
望ましく、例えばジクロロメタン、クロロホルム、ジク
ロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類を使用することが
できる。尚、反応は、−40℃から徐々に室温にあげる
ことにより実施することができる。
不斉試薬の立体構造により、下表に示す4種のエポキシ
アルコール誘導体(V)を立体選択的に製造することが
できる。
(V)で表されるエポキシアルコール誘導体を酸化する
ことにより、立体構造を保持して、前記一般式(VI)で
表されるエポキシカルボン酸誘導体を製造する工程であ
る。
キシアルコール誘導体を酸化する反応は、酸化剤とし
て、過ヨウ素ナトリウム、過ヨウ素酸等の酸化試薬を、
触媒として塩化ルテニウムを用いることができる。反応
溶媒は、アセトニトリル/四塩化炭素/水の混合溶媒を
用いることが望ましく、反応温度は、−10℃〜30℃
で実施することができる。
(VI)で表されるエポキシカルボン酸誘導体とアミン体
(VII)を縮合することにより、立体構造を保持して、
前記一般式(VIII)で表されるエポキシカルボン酸アミ
ド誘導体を製造する工程である。
と同じ縮合剤を用い、同じ反応試薬及び反応条件により
製造を行うことができる。
(VIII)で表されるエポキシカルボン酸アミド誘導体
を、位置選択的に開環することにより、立体選択的に前
記一般式(IX)で表されるアジド誘導体を製造する工程
である。
化ナトリウム−無水硫酸マグネシウムを用いることがで
き、無水硫酸マグネシウムの代わりに塩化アンモニウム
を用いることができる。また、反応溶媒は、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパノール、2−メトキシエタ
ノール等のアルコール溶媒、アセトニトリル等を用いる
ことができる。尚、反応は、50℃〜150℃で実施す
ることができる。
導体(VIII)の各立体構造に対応して、立体選択的に下
表に示すアジド誘導体(IX)を製造することができる。
と同じである。)
(IX)で表されるアジド誘導体を還元することにより、
立体構造を保持して、前記一般式(II)で表されるアミ
ン誘導体を製造する工程である。
還元法を用いることができ、触媒として、例えばPd−
C、Pd−黒等を使用することができる。反応溶媒はメ
タノール、エタノール等のアルコール溶媒を用いること
ができ、反応温度は、室温から40℃で行うことができ
る。また、本工程は、トリフェニルホスフィンと水を用
いて還元することもでき、反応溶媒としてはテトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒を用いること
が好ましい。
原料は、Xが−N(R9)−の場合には市販アミノ酸の
アミノ基を保護することにより得ることができる(泉屋
ら「ペプチド合成の基礎と実験」(1986)丸善株式
会社)。また、Xが−O−の場合には、文献(J.A
m.Chem.Soc.,86,5326(196
4)、J.Am.Chem.Soc.,112,765
9(1990))の方法に準じて合成することができ
る。
ール誘導体は、例えば下式の反応に供することにより、
カテプシンK阻害活性を有するα−ケトアミド誘導体
(X)に導くことができる。
である。)
ミノアルコール誘導体を酸化し、前記一般式(X)で表
されるα−ケトアミド誘導体を製造する工程である。
ば活性ジメチルスルホキシド酸化法を用いることができ
る。酸化剤としては、ジメチルスルホキシドを用い、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、五酸化リン、ピリジン
−三酸化イオウ錯体、塩化オギザリル、無水酢酸、トリ
フルオロ酢酸等の活性化剤を合わせて使用する。活性化
剤の使用量は、前記一般式(I)で表されるアミノアル
コール誘導体に対して1〜12当量用いることができ
る。また、反応は溶媒中で行うことが好ましく、例えば
ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハ
ロゲン化炭化水素類を用いることができるが、酸化剤と
して用いるジメチルスルホキシドを過剰量用い溶媒とす
ることもできる。反応は、−78℃〜30℃で実施する
ことができる。
(I)の各立体構造に対応し、R1の立体構造を保持して
下表に示すα−ケトアミド誘導体(X)を製造すること
ができる。
じである。)
発明をさらに詳細に説明する。
エステル・p−トルエンスルホン酸塩の合成
5mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物81g
(426mmol)、ベンジルアルコール180ml及
びトルエン360mlをフラスコにいれ、還流冷却器を
つけたDean−Stark装置を用いて油浴(160
℃)中一晩加熱した。生成する水はトルエンとの共沸に
より除去した。反応終了後、反応液を大量の酢酸エチル
にあけると、結晶が析出した。この結晶を再度酢酸エチ
ルで洗浄して、標記化合物を128g(89%)得た。
−1.43(2H, m), 1.43−1.58(2H,
m), 1.59−1.70(2H, m), 1.83−1.9
4(2H,m), 1.94−2.02(2H, m), 2.8
3(3H, s), 5.13(2H,s), 7.10(2H,
d, J=8Hz), 7.24−7.31(5H, m),
7.76(2H, d, J=8Hz), 8.30(2H, b
rs) IR(ν, KBr, cm-1):3468, 1746, 1
608 FAB−Mass(m/z,%):406(M++1,
2), 234(100)
クロヘキサンカルボン酸フェニルメチルエステルの合成
エステル p−トルエンスルホン酸塩203g(500
mmol)を10%炭酸ナトリウム溶液で中和後クロロ
ホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。固
形物を濾過し、このクロロホルム層にトリエチルアミン
56g(550mmol)を加えた後、4−モルホリン
カルボニルクロリド75g(500mmol)を滴下
し、油浴(60℃)中3日間加温した。反応終了後、反
応溶液を、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した
後、得られた結晶をエーテルで洗浄して標記化合物を1
51g(87%)得た。
−1.88(6H, m), 1.85−1.92(2H,
m), 2.07−2.30(2H, m), 3.45(4H,
t, J=5Hz), 3.67(4H, t, J=5H
z), 4.53(1H, s), 5.15(2H, s),
7.31−7.34(5H, m) IR(ν, KBr, cm-1):3316, 1732, 1
690 FAB−Mass(m/z,%):347(M++1,
100), 234(44)
クロヘキサンカルボン酸の合成
クロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル15
1g(452mmol)をメタノールに懸濁させ、5%
パラジウム−活性炭素15gを加え、水素気流下室温で
1晩撹拌させた。触媒を濾過した後、触媒をクロロホル
ム−メタノールの混合溶媒で3度洗浄し、有機層を合わ
せて減圧下で留去し標記化合物112g(100%)得
た。
−1.39(3H, m), 1.64−1.72(3H,
m), 1.91−1.97(2H, m), 2.06−2.1
0(2H,m), 3.43(4H, t, J=5Hz),
3.73(4H, t, J=5Hz),4.50(1H,
s) IR(ν, KBr, cm-1):3824, 2568, 1
970 FAB−Mass(m/z,%):257(M++1,
8), 98(100)
和物180mg(0.45mmol)の液体アンモニア
300ml溶液に−30〜−40℃で加えた。さらに同
温で2−プロピン−1−オール25.2g(0.45mo
l)のエーテル溶液(20ml)を加え1.5時間撹拌
後、n−ブチルブロマイド41.1g(0.30mol)
を加えた。反応溶液を室温に戻し一夜撹拌した。反応終
了後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、エーテル
(500ml)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。残留物を減圧蒸留し、標記化合物、21.0g(6
2.4%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.36−1.54(5H,
m),2.22(2H, tt, J=7Hz, 2Hz),
4.25(1H, dt, J=6Hz, 2Hz)
ルミニウムナトリウム(Red−Al)トルエン溶液1
6ml(53.49mmol)を 2−ヘプチン−1−オ
ール4.0g(35.66mmol)のトルエン溶液(5
ml)に加え、室温に戻し3時間撹拌した。反応終了
後、氷水を加え石油エーテル(50ml)で抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残留物を減圧蒸留し、標記
化合物、3.3g(80.6%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.27−1.41(5H,
m), 2.31(2H, dt, J=7Hz, 6Hz),
4.09(2H, dd, J=5Hz,5Hz), 5.60
−5.74(2H, m)
ルの合成
無水塩化メチレン懸濁液(150ml)にD−(−)−
酒石酸ジイソプロピル3.3g(14.08mmol)、
チタンテトライソプロポキシド3.3g(11.73mm
ol)及び2−ヘプテン−1−オール13.4g(11
7.30mmol)を−30〜−40℃で加え10分間
撹拌した。反応溶液を−60℃に冷却し、撹拌下、2.
23M t−ブチルヒドロペルオキシドのトルエン溶液
105mlを20分で滴下し、2時間かけて室温に戻し
た。反応終了後、反応液を硫酸鉄(III)七水和物(8
0g)及びL−酒石酸(40g)の水溶液(400m
l)に加え、塩化メチレン(400ml)で抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残留物にエーテル(400
ml)及び1N−水酸化ナトリウム(200ml)を加
え、室温で1時間撹拌した。反応終了後、有機層を分離
し、水層をエーテル(50ml)で抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去した。残留物を減圧蒸留し、標記化合物、
11.6g(76.2%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.34−1.48(4H,
m), 1.56−1.61(2H, m), 1.73(1H,
brs), 2.91−2.98(2H, m), 3.63
(1H, ddd, J=12Hz,8Hz, 4Hz),
3.92(1H, ddd, J=12Hz, 6Hz, 3H
z)IR(ν,NaCl(film), cm-1):34
56,2936,2864,1470,1030,880 FAB−Mass(m/z,%):131(M++1,
58), 113(84),95(100), 69(9
3)
ン酸・ジシクロヘキシルアミン塩の合成
メタノール1.30g(10mmol)のアセトニトリ
ル20ml、四塩化炭素20ml、水30mlの混合溶
液に過ヨウ素酸5.70g(25mmol)、次いで塩
化ルテニウムn水和物41mgを加えた後、室温にて1
時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水更に飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。不
溶物を濾過し、濾液にジシクロヘキシルアミン1.63
g(9mmol)を加えた後、減圧下にて溶媒を留去し
た。得られた残留物に石油エーテルを加えて2時間撹拌
した。結晶を濾取し、更に石油エーテルで洗浄して標記
化合物2.30g(70%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.10−1.30(6H,
m), 1.31−1.57(9H, m), 1.58−1.7
1(3H, m), 1.74−1.82(4H, m), 1.
96−2.04(4H, m),2.90−2.94(1H,
m), 2.97−3.06(2H, m), 3.08(1H,
d, J=2Hz) IR(ν, KBr, cm-1):2932, 2856, 1
604, 1400 FAB−Mass(m/z,%):326(M++1,
7), 182(100)
ドロキシシクロヘキサン−1−イル]−3−ブチルオキ
シランカルボキサミドの合成
ンカルボン酸、ジシクロヘキシルアミン塩2.3g(7
mmol)の無水テトラヒドロフラン20ml溶液にピ
バロイルクロリド844mg(7mmol)の無水テト
ラヒドロフラン2ml溶液を加え、同温度で15分間撹
拌した。さらに反応液を室温に戻して2時間撹拌した。
反応液中の不溶物を濾過後、氷冷下、(1S,2S)−
2−アミノシクロヘキサノール806mg(7mmo
l)の無水テトラヒドロフラン20ml溶液に加え、室
温にて2時間撹拌した。減圧下、反応液を濃縮して酢酸
エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒
を留去して標記化合物1.69g(100%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.11−1.48(8H,
m), 1.52−1.62(1H, m ), 1.64− 1.
76(3H, m), 1.83−1.89(1H, m),
2.03−2.10(1H, m), 2.90−2.95(1
H, m), 3.27(1H, d, J=2Hz), 3.3
0−3.38(1H, m), 3.54−3.65(1H,
m), 6.13(1H, d, J=8Hz) IR(ν, KBr, cm-1):2932, 2860, 1
650 FAB−Mass(m/z,%):242(M++1,
100), 98(95)
シクロヘキサン−1−イル]−3−アジド−2−ヒドロ
キシヘプタンアミドの合成
ドロキシシクロヘキサン−1−イル]−3−ブチルオキ
シランカルボキサミド1.64g(7mmol)、アジ
化ナトリウム910mg(14mmol)及び無水硫酸
マグネシウム868mg(7.2mmol)のメタノー
ル 30ml懸濁液を5時間加熱還流した。反応液を室
温に戻した後、300mlの水にあけ2時間撹拌した。
結晶を濾取しさらに水で洗浄後、乾燥して標記化合物
1.45g(73%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.19−1.53(9H,
m), 1.58−1.78(3H, m), 1.89− 1.
98(1H, m), 2.03−2.11(1H, m),
3.31−3.39(1H, m),3.52(1H, d,
J=6Hz), 3.61−3.71(2H, m), 4.1
5(1H, d, J=4Hz), 4.29(1H, t, J
=4Hz), 6.78(1H, d, J=8Hz) IR(ν, KBr, cm-1):2936, 2864, 2
096, 1636 FAB−Mass(m/z,%):285(M++1,
100), 116(97)
シクロヘキサン−1−イル]−3−アミノ−2−ヒドロ
キシヘプタンアミドの合成
シクロヘキサン−1−イル]−3−アジド−2−ヒドロ
キシヘプタンアミド1.45g(5mmol)のメタノ
ール30ml溶液に5%パラジウム炭素150mgを加
え、水素雰囲気下に18時間撹拌した。不溶物を濾過
し、濾液を減圧下で留去して標記化合物1.18g(9
1%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.18−1.43(8H,
m), 1.51−1.77(4H, m), 1.89−1.9
7(1H, m), 2.02−2.09(1H, m), 3.
03−3.09(1H, m), 3.31−3.39(1H,
m), 3.61−3.69(1H, m), 3,90(1
H, d, J=6Hz), 7.31(1H, d, J=8H
z) IR(ν, KBr, cm-1):3344, 2936, 2
860, 1650 FAB−Mass(m/z,%):259(M++1,
100), 86(92)
[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキサン−1
−イル]アミノ]−1−オキソ−3− ヘプチル]−1
−[N−(モルホリン−4−カルボニル)アミノ]シク
ロヘキサンカルボキサミドの合成
ミノ]シクロヘキサンカルボン酸256mg(1mmo
l)及びトリエチルアミン202mg(2mmol)の
無水テトラヒドロフラン10ml溶液にピバロイルクロ
リド121mg(1mmol)の無水テトラヒドロフラ
ン1ml溶液を加え、同温度で2時間撹拌した。更に反
応液を室温に戻して18時間撹拌した。反応液中の不溶
物を濾過し、(2S,3S)−N−[(1S,2S)−2
−ヒドロキシシクロヘキサン−1−イル]−3−アミノ
−2−ヒドロキシヘプタンアミド258mg(1mmo
l)のクロロホルム80ml溶液に加え、3時間撹拌し
た。反応液にクロロホルムを追加して10%硫酸水素カ
リウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム乾燥して減圧
下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製して標記化合物468mg(94
%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.17−1.44(11
H, m), 1.45−1.58(1H, m), 1.59−
1.77(6H, m), 1.82−1.97(4H, m),
2.01−2.07(2H, m),3.31−3.44(5
H, m), 3.59−3.69(1H, m), 3.72
(4H, t, J=5Hz), 3.76(1H, d, J=
4Hz), 4.05−4.14(2H, m), 4.75
(1H, s), 5.02(1H, d, J=6Hz), 6.
56(1H, d, J=8Hz), 7.03(1H, d,
J=8Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3380, 2931, 2
859, 1675, 1629 FAB−Mass(m/z,%):497(M++1,
55), 211(100)
−2−オキソシクロヘキシル]アミノ]−3−ヘプチ
ル]−1−[N−(モルホリン−4−カルボニル)アミ
ノ]シクロヘキサンカルボキサミドの合成
ン1.45g (11.2mmol)を三酸化イオウピリ
ジン錯塩1.78g(11.2mmol)の無水ジメチル
スルホキシド(5ml)及び無水塩化メチレン(5m
l)溶液 に滴下した。さらに、N−[(2S,3S)−
2−ヒドロキシ−1−[N−[(1S,2S)−2−ヒ
ドロキシシクロヘキサン−1−イル]アミノ]−1−オ
キソ−3−ヘプチル]−1−[N−(モルホリン−4−
カルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボキサミド
465mg (0.94mmol)の無水塩化メチレン
(5ml)溶液を加え、0℃で3時間撹拌した。反応終
了後、反応溶液に氷水を加え酢酸エチルで抽出した。有
機層を10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を中性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物402m
g(87%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.23−1.46(8H,
m ), 1.56−2.00(10H, m), 2.03−
2.20(3H, m), 2.36−2.70(3H, m),
3.39(4H, t, J=5Hz), 3.72(4H,
t, J=5Hz), 4.36−4.47(1H , m),
4.46(1H, s), 5.20−5.25(1H, m),
7.76(1H, d, J=6Hz), 7.93(1H,
d, J=7Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3380, 2931, 2
859, 1675, 1629 FAB−Mass(m/z, %):493(M++1, 2
5), 239(54),211(100)
キシ)フェニル]−3−ブチルオキシランカルボキサミ
ドの合成
ンカルボン酸、ジシクロヘキシルアミン塩299mg
(1.84mmol)の無水テトラヒドロフラン10m
l溶液にピバロイルクロリド222mg(1.84mm
ol)の無水テトラヒドロフラン2ml溶液を加え、同
温度で15分間撹拌した。さらに反応液を室温に戻して
2時間撹拌した。反応液中の不溶物を濾過後、氷冷下、
3,4−メチレンジオキシアニリン252mg(1.84
mmol)の無水テトラヒドロフラン10ml溶液に加
え、室温にて2時間撹拌した。減圧下、反応液を濃縮し
て酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
で溶媒を留去して標記化合物484mg(100%)を
得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.22−1.51(4H,
m), 1.58−1.80(2H, m), 3.05−3.0
9(1H, m), 3.33(1H, d, J=2Hz),
5.95(2H, s), 6.74(1H, d, J=8H
z), 6.81(1H, dd, J=8Hz, 2Hz),
7.25(1H, d, J=2Hz), 7.72(1H,
s) IR(ν, NaCl, cm-1):2932, 2872,
1674
ェニル]−3−アジド−2−ヒドロキシヘプタンアミド
の合成
キシ)フェニル]−3−ブチルオキシランカルボキサミ
ド484mg(1.84mmol)、アジ化ナトリウム
239mg(3.68mmol)及び無水硫酸マグネシ
ウム228mg(1.89mmol)のメタノール 30
ml懸濁液を5時間加熱還流した。反応液を室温に戻し
た後、減圧下反応液を濃縮して酢酸エチルを加え、水次
いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し標記化合物39
5mg(70%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.30−1.41(2H,
m), 1.42−1.80(4H, m), 3.04(1H,
brs), 3.82−3.85(1H, m), 4.40
(1H, d, J=4Hz), 5.96(2H, s), 6.
76(1H, d, J=8Hz), 6.86(1H, dd,
J=8Hz, 2Hz), 7.27(1H, d, J=2H
z), 8.32(1H, s) IR(ν, NaCl, cm-1):2932, 2872,
2104, 1658
ェニル]−3−アミノ−2−ヒドロキシヘプタンアミド
の合成
ェニル]−3−アジド−2−ヒドロキシヘプタンアミド
395mg(1.29mmol)のメタノール30ml
溶液に5%パラジウム炭素40mgを加え、水素雰囲気
下に18時間撹拌した。不溶物を濾過し、濾液を減圧下
で留去して標記化合物344mg(95%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.20−1.75(6H,
m), 3.10(1H, brs), 3.92(1H, d,
J=6Hz), 5.95(1H, d, J=6Hz), 5.
95(2H, s), 6.76(1H, d, J=8Hz),
6.86(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.2
8(1H, d, J=2Hz), 9.81(1H, s) IR(ν, KBr, cm-1):3384, 2956, 2
872, 1658
[(3,4−メチレンジオキシ)フェニル]アミノ]−
1−オキソ−3−ヘプチル]−1−[N−(モルホリン
−4−カルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボキサ
ミドの合成
ェニル]−3−アミノ−2−ヒドロキシヘプタンアミド
344mg(1.23mmol)、1−[N−(モルホ
リン−4−カルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボ
ン酸315mg(1.23mmol)及び1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール233(1.48mmol)を無
水塩化メチレンに溶解し、続いて窒素気流下、0℃で1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド284mg(1.48mmol)を加えた。そ
の後、反応液を室温に戻し一晩撹拌した。反応溶液を減
圧濃縮し、残留物を酢酸エチル80mlに溶かして、
水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し目的物を574mg
(90%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.24−1.42(6H,
m), 1.52−1.72(10H, m), 1.80−2.
10(4H, m), 3.32(4H, t, J=5Hz),
3.67(4H, t, J=5Hz), 4.19−4.22
(1H, m), 4.41−4.43(1H, m), 4.6
4(1H, s), 5.50(1H, d, J=6Hz),
5.94(2H, s), 6.70(1H, d, J=8H
z), 6.89(1H, dd, J=8Hz, 2Hz),
7.33(1H, d, J=2Hz), 8.69(1H,
s) IR(ν, KBr, cm-1):3384, 2932, 2
860, 1658
−メチレンジオキシ)フェニル]アミノ]−1−オキソ
−3−ヘプチル]−1−[N−(モルホリン−4−カル
ボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボキサミドの合成
ン861mg (6.66mmol)を三酸化イオウピリ
ジン錯塩1.06g(6.66mmol)の無水ジメチル
スルホキシド(5ml)及び無水塩化メチレン(5m
l)溶液 に滴下した。さらに、 N−[(2S,3S)
−2−ヒドロキシ−1−[N−(3,4−メチレンジオ
キシフェニル−1−イル)アミノ]−1−オキソ−3−
ヘプチル]−1−[N−(モルホリン−4−カルボニ
ル)アミノ]シクロヘキサンカルボキサミド 574m
g (1.11mmol)の無水塩化メチレン(5ml)
溶液を加え、0℃で3時間撹拌した。反応終了後、反応
溶液に氷水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を10
%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び
飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥後
減圧濃縮した。残留物を中性シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、標記化合物499mg(87
%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.28−1.42(7H,
m), 1.58−1.72(4H, m), 1.85−2.1
7(5H, m), 3.37(4H, t, J=5Hz),
3.71(4H, t, J=5Hz), 4.43(1H,
s), 5.20−5.26(1H, m), 5.97(2H,
s), 6.77(1H, d, J=8Hz), 6.95
(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.35(1H,
d, J=2Hz), 8.06(1H, d, J=7H
z), 8.56(1H, s) IR(ν, KBr, cm-1):2928, 2860, 1
666
ランカルボキサミドの合成
ンカルボン酸、ジシクロヘキシルアミン塩299mg
(1.84mmol)の無水テトラヒドロフラン10m
l溶液にピバロイルクロリド222mg(1.84mm
ol)の無水テトラヒドロフラン2ml溶液を加え、同
温度で15分間撹拌した。さらに反応液を室温に戻して
2時間撹拌した。反応液中の不溶物を濾過後、氷冷下、
n−ブチルアミン135mg(1.84mmol)の無水
テトラヒドロフラン10ml溶液に加え、室温にて2時
間撹拌した。減圧下、反応液を濃縮して酢酸エチルを加
え、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して
標記化合物366mg(100%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 0.94(3H, t, J=
7Hz), 1.26−1.70(10H, m), 2.89
−2.93(1H, m), 3.17−3.25(3H,
m), 6.10(1H, s) IR(ν, NaCl, cm-1):2932, 2872,
1662
キシヘプタンアミドの合成
ランカルボキサミド366mg(1.84mmol)、
アジ化ナトリウム239mg(3.68mmol)及び
無水硫酸マグネシウム228mg(1.89mmol)
のメタノール 30ml懸濁液を5時間加熱還流した。
反応液を室温に戻した後、減圧下反応液を濃縮して酢酸
エチルを加え、水次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去
した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し標記化合物304mg(68%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 0.95(3H, t, J=
7Hz), 1.20−1.70(10H, m), 2.86
(1H,d, J=4Hz), 3.25−3.35(2H,
m), 3.68−3.72(1H,m), 4.21(1H,
t, J=4Hz), 6.54(1H, brs) IR(ν, NaCl, cm-1):2960, 2872,
2100, 1648
キシヘプタンアミドの合成
キシヘプタンアミド304mg(1.25mmol)の
メタノール30ml溶液に5%パラジウム炭素30mg
を加え、水素雰囲気下に18時間撹拌した。不溶物を濾
過し、濾液を減圧下で留去して標記化合物254mg
(94%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 0.93(3H, t, J=
7Hz), 1.18−1.80(10H, m), 3.01
−3.50(1H, m), 3.23−3.29(3H,
m), 3.83(1H, d, J=5Hz), 7.45(1
H, brs) IR(ν, KBr, cm-1):3320, 2932, 2
860, 1642
(ブチル)−アミノ]−1−オキソ−3−ヘプチル]−
1−[N−(モルホリン−4−カルボニル)アミノ]シ
クロヘキサンカルボキサミドの合成
キシヘプタンアミド254mg(1.21mmol)、
1−[N−(モルホリン−4−カルボニル)アミノ]シ
クロヘキサンカルボン酸310mg(1.21mmo
l)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール230
(1.45mmol)を無水塩化メチレンに溶かし、続
いて窒素気流下、0℃で1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド278mg(1.4
5mmol)を加えた。その後、反応液を室温に戻し一
晩撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチ
ル80mlに溶かして、水、10%硫酸水素カリウム水
溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し目的物を489mg(89%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 0.94(3H, t, J=
7Hz), 1.24−1.41(8H, m), 1.45−
1.78(8H, m), 1.84−1.94(2H, m),
1.98−2.05(2H, m),3.18−3.30(2
H, m), 3.70(4H, t, J=5Hz), 3.89
(4H, t, J=5Hz), 4.10−4.14(1H,
m), 4.26(1H, dd, J=6Hz, 6Hz),
4.65(1H, s), 5.18(1H, d, J=6H
z), 6.73(1H, d, J=8Hz), 6.80(1
H, brs) IR(ν, KBr, cm-1):3368, 2932, 2
860, 1650
ル)アミノ]−1−オキソ−3−ヘプチル]−1−[N
−[(モルホリン−4−カルボニル)アミノ]シクロヘ
キサンカルボキサミドの合成
ン838mg (6.48mmol)を三酸化イオウピリ
ジン錯塩1.03g(6.48mmol)の無水ジメチル
スルホキシド(5ml)及び無水塩化メチレン(5m
l)溶液 に滴下した。さらに、N−[(2S,3S)−
2−ヒドロキシ−1−[N−(ブチル)−アミノ]−1
−オキソ−3−ヘプチル]−1−[N−(モルホリン−
4−カルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボキサミ
ド489mg (1.08mmol)の無水塩化メチレン
(5ml)溶液を加え、0℃で3時間撹拌した。反応終
了後、反応溶液に氷水を加え酢酸エチルで抽出した。有
機層を10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を中性シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物415m
g(85%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 0.93(3H, t, J=
7Hz), 1.22−1.42(9H, m), 1.49−
1.70(6H, m), 1.85−2.00(3H, m),
2.06−2.15(2H, m),3.26−3.38(2
H, m), 3.38(4H, t, J=5Hz), 3.72
(4H, t, J=5Hz), 4.44(1H, s), 5.
17−5.20(1H, m), 6.86(1H, t, J=
6Hz), 7.94(1H, d, J=7Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3344, 2932, 2
860, 1658
−1−オキソ−3−フェニル−2−プロピル]−3−ブ
チルオキシランカルボキサミドの合成
ンカルボン酸、ジシクロヘキシルアミン塩299mg
(1.84mmol)の無水テトラヒドロフラン10m
l溶液にピバロイルクロリド222mg(1.84mm
ol)の無水テトラヒドロフラン2ml溶液を加え、同
温度で15分間撹拌した。さらに反応液を室温に戻して
2時間撹拌した。反応液中の不溶物を濾過後、氷冷下、
トリエチルアミン187mg(1.84mmol)を加
えた後、L−フェニルアラニン メチルエステル塩酸塩
397mg(1.84mmol)を添加し、室温にて2
時間撹拌した。減圧下、反応液を濃縮して酢酸エチルを
加え、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し
て標記化合物558mg(100%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.20−1.45(4H,
m), 1.46−1.63(2H, m), 2.58−2.6
1(1H, m), 3.01(1H, dd, J=14Hz,
7Hz), 3.16(1H, d, J=2Hz), 3.2
0(1H, dd, J=14Hz, 7Hz), 3.74
(3H, s), 4.81−4.87(1H, m), 6.4
8(1H, d, J=8Hz),7.05−7.10(2H,
m), 7.24−7.31(3H, m) IR(ν, NaCl, cm-1):2960, 2868,
1684
オキソ−3−フェニル−2−プロピル]−3−アジド−
2−ヒドロキシヘプタンアミドの合成
−1−オキソ−3−フェニル−2−イル]−3−ブチル
オキシランカルボキサミド558mg(1.84mmo
l)、アジ化ナトリウム239mg(3.68mmo
l)及び無水硫酸マグネシウム228mg(1.89m
mol)のメタノール 30ml懸濁液を5時間加熱還
流した。反応液を室温に戻した後、減圧下反応液を濃縮
して酢酸エチルを加え、水次いで飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で
溶媒を留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し標記化合物442mg(69%)を得
た。
(3H, t, J=7Hz), 1.21−1.62(6H,
m), 2.87(1H, d, J=4Hz), 3.09(1
H, dd, J=14Hz, 7Hz), 3.16(1H,
dd, J=14Hz, 7Hz),3.59−3.63(1
H, m), 3.75(3H, s), 4.20(1H, d
d,J=4Hz, 4Hz), 4.88−4.93(1H,
m), 7.00(1H, d,J=8Hz), 7.14(2
H, d, J=8Hz), 7.25−7.33(3H,m) IR(ν, KBr, cm-1):2856, 2100, 1
658
オキソ−3−フェニル−2−プロピル]−3−アミノ−
2−ヒドロキシヘプタンアミドの合成
オキソ−3−フェニル−2−プロピル]−3−アジド−
2−ヒドロキシヘプタンアミド442mg(1.27m
mol)のメタノール30ml溶液に5%パラジウム炭
素45mgを加え、水素雰囲気下に18時間撹拌した。
不溶物を濾過し、濾液を減圧下で留去して標記化合物3
85mg(94%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.18−1.70(6H,
m), 2.86−2.91(1H, m), 3.06(1H,
dd,J=14Hz, 7Hz), 3.18(1H, dd,
14Hz, 7Hz), 3.73(3H, s), 3.76
(1H, d, J=7Hz), 4.86−4.92(1H,
m), 7.15(1H, d, J=7Hz), 7.21−
7.31(5H, m), 8.15(1H, d, J=8H
z) IR(ν, KBr, cm-1):3364, 2956, 2
860, 1652
[(2S)−1−メトキシ−1−オキソ−3−フェニル
−2−プロピル]アミノ]−1−オキソ−3−ヘプチ
ル]−1−[N−(モルホリン−4−カルボニル)アミ
ノ]シクロヘキサンカルボキサミドの合成
オキソ−3−フェニル−2−イル]−3−アミノ−2−
ヒドロキシヘプタンアミド385mg(1.19mmo
l)、1−[N−(モルホリン−4−カルボニル)アミ
ノ]シクロヘキサンカルボン酸305mg(1.19m
mol)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール226
(1.43mmol)を無水塩化メチレンに溶解し、続
いて窒素気流下、0℃で1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド274mg(1.4
3mmol)を加えた。その後、反応液を室温に戻し一
晩撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチ
ル80mlに溶かして、水、10%硫酸水素カリウム水
溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し標記化合物を587mg(88%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.20−1.70(12
H, m), 1.80−1.90(2H, m), 1.92−
2.02(2H, m), 3.05−3.17(2H, m),
3.36(4H, t, J=5Hz), 3.69(4H,
t, J=5Hz), 3.70(3H, s), 4.09−4.
14(1H, m), 4.34(1H, dd, J=6Hz,
6Hz), 4.63(1H, s), 4.80−4.86
(1H, m), 5.00(1H, d, J=6Hz),6.
57(1H, d, J=8Hz), 7.14(1H, d,
J=8Hz), 7.20−7.30(5H, m) IR(ν, KBr, cm-1):3392, 2932, 2
860, 1658
S)−1−メトキシ−1−オキソ−3−フェニル−2−
プロピル]アミノ]−1−オキソ−3−ヘプチル]−1
−[N−[(モルホリン−4−カルボニル)アミノ]シ
クロヘキサンカルボキサミドの合成
ン814mg (6.30mmol)を三酸化イオウピリ
ジン錯塩1.00g(6.30mmol)の無水ジメチル
スルホキシド(5ml)及び無水塩化メチレン(5m
l)溶液 に滴下した。さらに、N−[(2S,3S)−
2−ヒドロキシ−1−[N−[(2S)−1−メトキシ
−1−オキソ−3−フェニル−2−プロピル]アミノ]
−1−オキソ−3−ヘプチル]−1−[N−(モルホリ
ン−4−カルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボキ
サミド587mg (1.05mmol)の無水塩化メチ
レン(5ml)溶液を加え、0℃で3時間撹拌した。反
応終了後、反応溶液に氷水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を中性シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物4
87mg(83%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.20−1.42(7H,
m), 1.54−1.76(4H, m), 1.80−1.9
6(3H, m), 2.05−2.18(2H, m), 3.
06−3.18(2H, m), 3.36(4H, t, J=
5Hz), 3.71(4H, t, J=5Hz), 3.72
(3H, s), 4.46(1H, d, J=6Hz), 4.
80−4.85(1H,m), 5.17−5.19(1H,
m), 7.09(1H, d, J=8Hz), 7.12(1
H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.23−7.31
(4H, m), 7.96(1H, d, J=7Hz) IR(ν, KBr, cm-1):2932, 2860, 1
678
−[N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキ
サン−1−イル]アミノ]−1−オキソ−3− ヘプチ
ル]−2−(2−メチルカルボニルオキシ)−3−フェ
ニルプロピルアミドの合成
ン酸1.0g(5.5mmol)、(2S,3S)−N−
[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキサン−1
−イル]−3−アミノ−2−ヒドロキシヘプタンアミド
1.4g(5.5mmol)及び1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール1.0g(6.6mmol)を塩化メチレン
20mlに溶かし、氷冷下1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド1.3g(6.6m
mol)を加えて18時間撹拌した。減圧下で溶媒を留
去し残留物に酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウ
ム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム乾燥して減圧下で
溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製して標記化合物2.2g(84%)を
得た。
(3H, t, J=7Hz), 0.99−1.37(8H,
m), 1.43−1.58(2H, m), 1.68−1.7
4(2H, m), 2.01−2.10(1H, m), 2.
07(3H, s), 3.10(1H, dd, J=14H
z, 7Hz), 3.17(1H, dd, J=14Hz,
6Hz), 3.38(1H, dt, J=10Hz, 4H
z), 3.55−3.62(1H, m), 3.97−4.0
3(1H, m), 4.16(1H, s), 4.97(1
H, brs ), 5.24(1H, dd, J=7Hz, 6
Hz), 6.35(1H, d, J=8Hz), 6.93
(1H, d, J=8Hz), 7.18−7.31(5H,
m) IR(ν, KBr, cm-1):3314, 2935, 1
671, 1636
−[(S)−2−オキソシクロヘキシル]アミノ]−3
−ヘプチル]−2−(アセチルオキシ)−3−フェニル
プロピルアミドの合成
ン700mg (5.4mmol)を三酸化イオウピリジ
ン錯塩854mg(5.4mmol)の無水ジメチルス
ルホキシド(20ml)及び無水塩化メチレン(15m
l)溶液 に滴下した。さらに、(2S)−N−[(2
S,3S)−2−ヒドロキシ−1−[N−[(1S,2
S)−2−ヒドロキシシクロヘキサン−1−イル]アミ
ノ]−1−オキソ−3− ヘプチル]−2−(アセチル
オキシ)−3−フェニルプロピルアミド200mg
(0.45mmol)の無水塩化メチレン(5ml)溶
液を加え、0℃で3時間撹拌した。反応終了後、反応溶
液に氷水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を10%
クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽
和食塩水で順次洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥後減
圧濃縮した。残留物をエーテル洗浄し、標記化合物11
5mg(58%)を得た。
(3H, t, J=7Hz), 1.10−1.94(10
H, m), 2.10(3H, s), 2.15−2.20
(1H, m), 2.43(1H, dt, J=13Hz,6
Hz), 2.56−2.68(2H, m), 3.07(1
H, dd, J=14Hz, 7Hz), 3.32(1H,
dd, J=14Hz, 5Hz), 4.38−4.44(1
H, m), 5.26(1H, dt,J=8Hz, 5H
z), 5.39(1H, dd, J=7Hz, 5Hz),
6.55(1H, d, J=8Hz ), 7.16−7.29
(5H, m ), 7.75(1H, d, J=6Hz ) IR(ν, KBr, cm-1):3334, 2934, 2
862, 1740, 1671
−[N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキ
サン−1−イル]アミノ]−1−オキソ−3−ヘプチ
ル]−4−メチル−2−[N−(フェニルメトキシカル
ボニル)アミノ]ペンタンアミドの合成
カルボニルロイシン761mg(1.1mmol) の無
水テトラヒドロフラン 25ml 溶液にピバロイルクロ
リド 0.23ml(1.9mmol)、次いで (2S,
3S)−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロ
ヘキサン−1−イル]−3−アミノ−2−ヒドロキシヘ
プタンアミド 400mg(1.5mmol) の無水テ
トラヒドロフラン−クロロホルム (5:3)40ml
懸濁液を滴下し、同温で 2 時間撹拌した。更に反応液
を室温に戻して 10 時間撹拌した。反応終了後、反応
液に飽和塩化アンモニウム水 30ml を加えテトラヒ
ドロフランとクロロホルムを留去した。残留物を 5%
−メタノール/クロロホルム 50ml で 3 回抽出し
た。有機層を合わせ飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 1
00ml、次いで飽和食塩水 100ml で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をエタ
ノール−ジエチルエーテル (5:2)35ml から再
結晶し、標記化合物 210mg(26.8%) を得
た。
0.79 (3H, t, J=7Hz),0.85 (3H,
d, J=7Hz), 0.87 (3H, d, J=7H
z), 1.04−1.31 (9H, m), 1.34−1.
50 (3H, m), 1.52−1.66 (3H, m),
1.76−1.87 (2H, m), 3.26−3.42
(2H, m), 3.84 (1H, dd, J = 6Hz,3
Hz), 4.00−4.13(2H, m), 4.51 (1
H, d, J = 5Hz), 5.02 (2H, s),5.7
1 (1H, d, J=6Hz) ,7.28−7.40 (6
H , m), 7.43 (1H, d, J=8Hz), 7.4
7 (1H, d, J=9Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3322, 2937, 1
660, 1531
−[(S)−2−オキソシクロヘキシル]アミノ]−3
−ヘプチル]−4−メチル−2−[N−(フェニルメト
キシカルボニル)アミノ]ペンタンアミドの合成
567mg(3.6mmol) の無水ジメチルスルホキ
シド−塩化メチレン (1:1)4ml 溶液にジイソプ
ロピルエチルアミン 0.62ml (3.6mmol)、
次いで、(2S)−N−[(2S,3S)−2−ヒドロ
キシ−1−[N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシ
クロヘキサン−1−イル]アミノ]−1−オキソ−3−
ヘプチル]−4−メチル−2−[N−(フェニルメトキ
シカルボニル)アミノ]ペンタンアミド 150mg
(0.3mmol) の無水ジメチルスルホキシド 2m
l 溶液を滴下し、同温で 5 時間撹拌した。反応終了
後、反応液に氷水 25ml を加え酢酸エチル 20m
l で 3 回抽出した。有機層を合わせ 10%−クエン
酸水溶液 50ml、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 5
0ml、次いで飽和食塩水50ml で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を中性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢
酸エチル (11:9) 溶出液より標記化合物 120m
g を得、更に酢酸エチル−ヘキサン (3:2)5ml
から再結晶し標記化合物 90mg(60.5%)を得
た。
(3H, t, J=7Hz), 0.94(6H, d, J=
6Hz), 1.20−1.55(6H, m), 1.58−
1.74(4H, m), 1.74−1.87(1H, m),
1.87−2.00(2H, m),2.12−2.21(1
H, m), 2.40(1H, dt, J=14Hz, 6H
z), 2.53−2.61(1H, m),2.61−2.7
0(1H, m), 4.16−4.25(1H, m), 4.
37−4.45(1H, m), 5.08−5.18(3H,
m), 5.28(1H, dt, J=8Hz,5Hz),
6.54(1H, d,J=8Hz), 7.29−7.40
(5H, m), 7.77(1H, d, J=6Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3320, 1689, 1
661, 1526
−[N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキ
サン−1−イル]アミノ]−1−オキソ−3−ヘプチ
ル]−1−(フェニルメトキシカルボニル)ピロリジン
−2−カルボキサミドの合成
mg(2.1mmol)、(2S,3S)−N−[(1
S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキサン−1−イ
ル]−3−アミノ−2−ヒドロキシヘプタンアミド51
8mg(2.0mmol)及び 1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール 338mg (2.2 mmol)をジメチル
ホルムアミド20mlに溶かし、氷冷下1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド423
mg(2.2mmol)を加えて18時間撹拌した。反
応溶液に1N塩酸を加え、クロロホルムで抽出した。有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸マグネシウム乾燥して減圧下で溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製して標記化合物709mg(72%)を得
た。
0.68(1.8H, t, J=7Hz),0.80(1.2
H, t, J=7Hz), 0.94−1.44(10H,
m), 1.52−1.64(2H, m), 1.74−1.9
4(5H, m), 1.97−2.18(1H, m), 3.
26−3.49(4H, m), 3.81−3.86 (1
H,m), 4.00−4.09(1H, m), 4.23
(0.4H, dd, J=8Hz,3Hz), 4.30
(0.6H, dd, J=8Hz, 3Hz), 4.50(1
H, d,J=5Hz), 4.93−5.11(2H, m),
5.70(0.4H, d, J=5Hz), 5.75(0.
6H, d, J=5Hz), 7.24−7.40(6H,
m), 7.62(0.4H, d, J=9Hz), 7.70
(0.6H, d, J=9Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3401, 2933, 1
664, 1637
−[(S)−2−オキソシクロヘキシル]アミノ]−3
−ヘプチル]−1−(フェニルメトキシカルボニル)ピ
ロリジン−2−カルボキサミドの合成
塩 1.38g(8.6mmol) の無水ジメチルスルホ
キシド−塩化メチレン (1:1)10ml 溶液にジイ
ソプロピルエチルアミン 1.47ml (8.6mmo
l)、次いで、(2S)−N−[(2S,3S)−2−
ヒドロキシ−1−[N−[(1S,2S)−2−ヒドロ
キシシクロヘキサン−1−イル]アミノ]−1−オキソ
−3−ヘプチル]−1−(フェニルメトキシカルボニ
ル)ピロリジン−2−カルボキサミド 350mg(0.
7mmol) の無水ジメチルスルホキシド 5ml 溶
液を滴下し、同温で 5 時間撹拌した。反応終了後、反
応液に氷水 25ml を加え酢酸エチル 30ml で
3 回抽出した。有機層を合わせ 10%−クエン酸水溶
液 100ml、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 100
ml、次いで飽和食塩水 100ml で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を中性シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合
物 300mg(86.1%) を得た。
77(1.8H, t, J=7Hz), 0.86(1.2H,
t, J=7Hz), 1.12−1.58(6H, m),
1.63−1.92(7H, m), 1.96−2.05(1
H, m), 2.07−2.24(2H, m), 2.27−
2.34(1H, m),2.48−2.58(1H, m),
3.32−3.48(2H, m), 4.28(0.4H, d
d, J=9Hz, 3Hz), 4.33(0.6H, dd, J
=9Hz,3Hz), 4.39−4.47(1H,m),
4.95(1H, ddd, J= 9Hz, 7Hz,3H
z), 4.99−5.11(2H, m), 7.25−7.4
0(5H, m), 8.28(0.4H, d, J=7H
z),8.32(0.6H, d, J=7Hz), 8.53
(0.4H, d, J=8Hz), 8.55(0.6H, d,
J=8Hz) IR(ν, KBr, cm-1):3320, 2935, 2
863, 1704, 1666
導体を提供することができ、当該誘導体は、プロテアー
ゼ阻害活性を有する有用なα−ケトアミド誘導体を、極
めて経済的かつ立体選択的に導くことのできる製造中間
体として用いることができる。
Claims (15)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 で表されるアミノアルコール誘導体(式中、R1及びR2
は、同一若しくは異なって、置換若しくは無置換の直鎖
状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基、置換若しくは
無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルケニル
基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基又は置換若
しくは無置換の複素環基である。R3は置換若しくは無
置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基、置
換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のア
ルケニル基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基、
置換若しくは無置換の複素環基、R6−O−又はR7−N
(R8)−である。R6は、置換若しくは無置換の直鎖
状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基、置換若しくは
無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルケニル
基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基又は置換若
しくは無置換の複素環基である。R7及びR8は同一若し
くは異なって、水素原子、置換若しくは無置換の直鎖
状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基、置換若しくは
無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルケニル
基、置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基又は置換若
しくは無置換の複素環基である。さらに、R4及びR5は
前記R7及びR8と同一の基を挙げることができ、R4と
R5は一体となって環を形成することもできる。Xは−
O−又は−N(R9)−であり、R9は水素原子又は置換
若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアル
キル基であり、R4又はR5と一体をなって環を形成する
こともできる。)。 - 【請求項2】 一般式 【化2】 で表される請求項1記載のアミノアルコール誘導体。
- 【請求項3】 一般式 【化3】 で表される請求項1記載のアミノアルコール誘導体。
- 【請求項4】 一般式 【化4】 で表される請求項1記載のアミノアルコール誘導体。
- 【請求項5】 R1は置換若しくは無置換の直鎖状、分
枝鎖状若しくは環状のアルキル基又は置換若しくは無置
換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルケニル基であ
り、R2は置換又は無置換の直鎖状、分枝鎖状又は環状
のアルキル基であり、R3は置換若しくは無置換の芳香
族炭化水素基又は置換若しくは無置換の複素環基であ
り、R4及びR5は、一方が水素原子、他方が置換若しく
は無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状のアルキル基
又はR4とR5が一体となって飽和環状アルキル基を形成
することもでき、Xは−N(R9)−(R9は水素原子、
置換若しくは無置換の直鎖状、分枝鎖状若しくは環状の
アルキル基又は、R4若しくはR5と一体をなって環を形
成することもできる。)である請求項1乃至4記載のア
ミノアルコール誘導体。 - 【請求項6】 R4とR5が一体となって炭素原子数5〜
7の飽和環状アルキル基を形成する請求項1乃至5記載
のアミノアルコール誘導体。 - 【請求項7】 R4とR5が一体となって炭素原子数6の
飽和環状アルキル基を形成する請求項6記載のアミノア
ルコール誘導体。 - 【請求項8】 Xが−NH−である請求項1乃至7記載
のアミノアルコール誘導体。 - 【請求項9】 R1が無置換アルキル基である請求項1
乃至8記載のアミノアルコール誘導体。 - 【請求項10】 R1がn−ブチル基である請求項9記
載のアミノアルコール誘導体。 - 【請求項11】 R2が置換若しくは無置換の環状アル
キル基である請求項1乃至10記載のアミノアルコール
誘導体。 - 【請求項12】 R2が置換若しくは無置換のシクロヘ
キシル基である請求項11記載のアミノアルコール誘導
体。 - 【請求項13】 R2のアルキル基への置換基が、水酸
基である請求項11乃至12記載のアミノアルコール誘
導体。 - 【請求項14】 R2が構造式 【化5】 で表される請求項13記載のアミノアルコール誘導体。
- 【請求項15】 R3が、モルホリノ基である請求項1
乃至14記載のアミノアルコール誘導体。
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---|---|---|---|---|
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- 2001-06-07 JP JP2001172689A patent/JP4666440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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