JP2002079855A - 作業機の速度制御装置 - Google Patents
作業機の速度制御装置Info
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- JP2002079855A JP2002079855A JP2000271663A JP2000271663A JP2002079855A JP 2002079855 A JP2002079855 A JP 2002079855A JP 2000271663 A JP2000271663 A JP 2000271663A JP 2000271663 A JP2000271663 A JP 2000271663A JP 2002079855 A JP2002079855 A JP 2002079855A
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- engine speed
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 減速を操作性良く行えるようにする。
【解決手段】 エンジン回転数を調整する調速装置12
と変速装置9とを備え、畦際での旋回又は旋回のための
操作或いは旋回に付随する現象に基づいて、エンジン回
転数が設定値以下でかつ前記変速装置9による減速が可
能な状態にあるときは、前記変速装置9を減速作動させ
るとともにエンジン回転数を上げる制御を行う制御手段
C1を設ける。
と変速装置9とを備え、畦際での旋回又は旋回のための
操作或いは旋回に付随する現象に基づいて、エンジン回
転数が設定値以下でかつ前記変速装置9による減速が可
能な状態にあるときは、前記変速装置9を減速作動させ
るとともにエンジン回転数を上げる制御を行う制御手段
C1を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機など作業機
の速度制御装置で、詳しくは、エンジン回転数を調整す
る調速装置と変速装置とを備えたものに関する。
の速度制御装置で、詳しくは、エンジン回転数を調整す
る調速装置と変速装置とを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】畦際での旋回では、その旋回に伴うエン
ジン負荷の増大によりエンジン回転数をアップする必要
がある。また、油圧式のパワーステアリング付きの作業
機では、畦際での旋回時、その旋回抵抗が増加するか
ら、パワーステアリングに十分な圧油を供給してステア
リング操作力を軽減するためにエンジン回転数をアップ
する必要がある。他方、旋回時にエンジン回転数を増大
させると、走行速度が上がるから、変速装置を減速操作
する必要がある。従来では、旋回時、ハンドアクセルレ
バーを操作してエンジン回転数をアップする一方、変速
装置を減速操作して走行速度を適正な速度に減速してい
た。
ジン負荷の増大によりエンジン回転数をアップする必要
がある。また、油圧式のパワーステアリング付きの作業
機では、畦際での旋回時、その旋回抵抗が増加するか
ら、パワーステアリングに十分な圧油を供給してステア
リング操作力を軽減するためにエンジン回転数をアップ
する必要がある。他方、旋回時にエンジン回転数を増大
させると、走行速度が上がるから、変速装置を減速操作
する必要がある。従来では、旋回時、ハンドアクセルレ
バーを操作してエンジン回転数をアップする一方、変速
装置を減速操作して走行速度を適正な速度に減速してい
た。
【0003】また、条件の悪い圃場では、低速で走行す
る必要がある。そのような場合、従来では、ハンドアク
セルレバーを操作してエンジン回転数を低下させること
で低速走行を実現したり、変速装置を減速操作すること
で低速走行を実現したりしていた。
る必要がある。そのような場合、従来では、ハンドアク
セルレバーを操作してエンジン回転数を低下させること
で低速走行を実現したり、変速装置を減速操作すること
で低速走行を実現したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは次のような欠点があった。畦際での旋回
時、ハンドル操作に加えてハンドアクセルレバー操作や
変速操作が必要である。
術によるときは次のような欠点があった。畦際での旋回
時、ハンドル操作に加えてハンドアクセルレバー操作や
変速操作が必要である。
【0005】低速走行する際、例えばハンドアクセルレ
バーを操作してエンジン回転数を低下させることで低速
走行を行う場合には、畦際での旋回時、パワーステアリ
ングに十分な圧油を供給できず、ステアリング操作が重
くなる。しかし、だからといって、畦際での旋回時には
ハンドアクセルレバーを操作してエンジン回転数を上げ
るとともに変速操作を行って減速する場合は、ハンドル
操作に加えてハンドアクセルレバー操作と変速操作とが
必要となる。他方、変速操作で低速走行を実現する場合
には、直進での植付走行時、ハンドルが軽すぎて、直進
走行するのが難しい。しかし、だからといって、植付走
行時には、ハンドアクセルレバーを操作してエンジン回
転数を低下させるとともに変速装置を増速して低速走行
を実現すると、植付走行に入る前に、ハンドアクセルレ
バー操作と変速装置の操作とが必要となる。
バーを操作してエンジン回転数を低下させることで低速
走行を行う場合には、畦際での旋回時、パワーステアリ
ングに十分な圧油を供給できず、ステアリング操作が重
くなる。しかし、だからといって、畦際での旋回時には
ハンドアクセルレバーを操作してエンジン回転数を上げ
るとともに変速操作を行って減速する場合は、ハンドル
操作に加えてハンドアクセルレバー操作と変速操作とが
必要となる。他方、変速操作で低速走行を実現する場合
には、直進での植付走行時、ハンドルが軽すぎて、直進
走行するのが難しい。しかし、だからといって、植付走
行時には、ハンドアクセルレバーを操作してエンジン回
転数を低下させるとともに変速装置を増速して低速走行
を実現すると、植付走行に入る前に、ハンドアクセルレ
バー操作と変速装置の操作とが必要となる。
【0006】要するに、従来では、減速の操作性が悪か
った。
った。
【0007】本発明の目的は、減速を操作性良く行える
ようにする点にある。
ようにする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よる作業機の速度制御装置の特徴・作用・効果は次の通
りである。
よる作業機の速度制御装置の特徴・作用・効果は次の通
りである。
【0009】〔特徴〕エンジン回転数を調整する調速装
置と変速装置とを備えた作業機において、畦際での旋回
又は旋回のための操作或いは旋回に付随する現象に基づ
いて、エンジン回転数が設定値以下でかつ前記変速装置
による減速が可能な状態にあるときは、前記変速装置を
減速作動させるとともにエンジン回転数を上げる制御を
行う制御手段を設けてある点にある。
置と変速装置とを備えた作業機において、畦際での旋回
又は旋回のための操作或いは旋回に付随する現象に基づ
いて、エンジン回転数が設定値以下でかつ前記変速装置
による減速が可能な状態にあるときは、前記変速装置を
減速作動させるとともにエンジン回転数を上げる制御を
行う制御手段を設けてある点にある。
【0010】〔作用〕畦際での旋回時、エンジン回転数
が設定値以下でかつ変速装置による減速が可能な状態に
あるときは、変速装置を減速作動させるとともにエンジ
ン回転数を上げる制御を行うようにしてあるから、特別
な減速操作を要することなく、増速させずにエンジン回
転数を上げて、その畦際での旋回を強力に行うことがで
きる。しかも、パワーステアリング付きの場合、エンジ
ン回転数が上がることでステアリングを軽い操作力で操
作できる。
が設定値以下でかつ変速装置による減速が可能な状態に
あるときは、変速装置を減速作動させるとともにエンジ
ン回転数を上げる制御を行うようにしてあるから、特別
な減速操作を要することなく、増速させずにエンジン回
転数を上げて、その畦際での旋回を強力に行うことがで
きる。しかも、パワーステアリング付きの場合、エンジ
ン回転数が上がることでステアリングを軽い操作力で操
作できる。
【0011】〔効果〕従って、畦際旋回時における減速
を自動的に行って、旋回操作に専念することができるよ
うになった。
を自動的に行って、旋回操作に専念することができるよ
うになった。
【0012】請求項2に係る本発明による作業機の速度
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0013】〔特徴〕エンジン回転数を調整する調速装
置と変速装置とを備えた作業機において、スイッチ操作
に基づいて、エンジン回転数を最大にしかつ変速装置を
最低変速状態に作動させる制御を行う制御手段を設けて
ある点にある。
置と変速装置とを備えた作業機において、スイッチ操作
に基づいて、エンジン回転数を最大にしかつ変速装置を
最低変速状態に作動させる制御を行う制御手段を設けて
ある点にある。
【0014】〔作用〕畦際での旋回時、スイッチを操作
するだけで、エンジン回転数を最大にしかつ変速装置を
最低変速状態に作動させるようになっているから、低速
でのエンジン回転数を上げての良好な旋回を行うことが
できる。
するだけで、エンジン回転数を最大にしかつ変速装置を
最低変速状態に作動させるようになっているから、低速
でのエンジン回転数を上げての良好な旋回を行うことが
できる。
【0015】〔効果〕従って、スイッチを操作するとい
った一つの操作を行うだけで良好な旋回を行えるように
なった。
った一つの操作を行うだけで良好な旋回を行えるように
なった。
【0016】請求項3に係る本発明による作業機の速度
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0017】〔特徴〕エンジン回転数を調整する調速装
置と変速装置とを備えた作業機において、作業の有無に
基づいて、作業有のときにはエンジン回転数を下げての
減速を行う一方、作業無のときには変速装置を減速作動
させての減速を行う制御手段を設けてある点にある。
置と変速装置とを備えた作業機において、作業の有無に
基づいて、作業有のときにはエンジン回転数を下げての
減速を行う一方、作業無のときには変速装置を減速作動
させての減速を行う制御手段を設けてある点にある。
【0018】〔作用〕低速走行が要求される場合、直進
走行しての作業時にはエンジン回転数を下げての減速を
行い、他方、作業をしない旋回時には変速装置を減速作
動させての減速を行うようにしてあるから、作業走行時
には、エンジン回転数が低いことでパワーステアリング
への圧油供給が少なくてステアリング操作を重くするこ
とにより、直進性を向上でき、他方、旋回時には、変速
装置を減速作動させることで走行速度を上げることなく
エンジン回転数を上げてステアリング操作を軽くするこ
とができる。
走行しての作業時にはエンジン回転数を下げての減速を
行い、他方、作業をしない旋回時には変速装置を減速作
動させての減速を行うようにしてあるから、作業走行時
には、エンジン回転数が低いことでパワーステアリング
への圧油供給が少なくてステアリング操作を重くするこ
とにより、直進性を向上でき、他方、旋回時には、変速
装置を減速作動させることで走行速度を上げることなく
エンジン回転数を上げてステアリング操作を軽くするこ
とができる。
【0019】〔効果〕従って、特別な操作を要すること
なく、作業及び旋回に好適な走行形態を採用することが
できるようになった。
なく、作業及び旋回に好適な走行形態を採用することが
できるようになった。
【0020】請求項4に係る本発明による作業機の速度
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0021】〔特徴〕エンジン回転数を調整する調速装
置と変速装置とを備えた作業機において、減速選択スイ
ッチの状態に基づいて、減速選択スイッチが第1状態に
あるときにはエンジン回転数を低下させての減速を行う
一方、減速選択スイッチが第2状態にあるときには変速
装置を減速作動させての減速を行う制御手段を設けてあ
る点にある。
置と変速装置とを備えた作業機において、減速選択スイ
ッチの状態に基づいて、減速選択スイッチが第1状態に
あるときにはエンジン回転数を低下させての減速を行う
一方、減速選択スイッチが第2状態にあるときには変速
装置を減速作動させての減速を行う制御手段を設けてあ
る点にある。
【0022】〔作用〕減速選択スイッチを切り換えるこ
とにより、エンジン回転数を低下させての低速走行と変
速装置を減速させての、つまりエンジン回転数を上げた
状態での低速走行とを選択できるから、低速走行を行い
ながらも、ステアリングに要する操作力を2通りに切り
換えることができる。
とにより、エンジン回転数を低下させての低速走行と変
速装置を減速させての、つまりエンジン回転数を上げた
状態での低速走行とを選択できるから、低速走行を行い
ながらも、ステアリングに要する操作力を2通りに切り
換えることができる。
【0023】〔効果〕従って、減速選択スイッチを切り
換えるだけの一つの操作で、操作性良くステアリング操
作力を2通りに切り換えることができるようになった。
換えるだけの一つの操作で、操作性良くステアリング操
作力を2通りに切り換えることができるようになった。
【0024】請求項5に係る本発明による作業機の速度
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
制御装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0025】〔特徴〕エンジン回転数を調整する調速装
置と変速装置とを備えた作業機において、減速スイッチ
の操作に基づいて、エンジン回転数が最大のときには変
速装置を減速作動させての減速を行う一方、変速装置が
最高速状態のときにはエンジン回転数を低下させての減
速を行う制御手段を設けてある点にある。
置と変速装置とを備えた作業機において、減速スイッチ
の操作に基づいて、エンジン回転数が最大のときには変
速装置を減速作動させての減速を行う一方、変速装置が
最高速状態のときにはエンジン回転数を低下させての減
速を行う制御手段を設けてある点にある。
【0026】〔作用〕一般に、エンジン回転数が最大に
セットされているときにはエンジン負荷が大きいと作業
者が判断しており、他方、変速装置が最高状態にセット
されているときにはエンジン負荷に余裕があると作業者
が判断していると想定することができる。上記の点に着
目して、減速スイッチを操作して減速する際、エンジン
回転数が最大にセットされているときにはエンジン回転
数を低下させずに変速装置を減速作動させて減速し、他
方、変速装置が最高状態にセットされているときには変
速装置を減速作動させずにエンジン回転数を低下させて
減速するようにしてあるから、減速に際して、エンジン
回転数の不足や、エンジン回転数の過剰を招来すること
がない。
セットされているときにはエンジン負荷が大きいと作業
者が判断しており、他方、変速装置が最高状態にセット
されているときにはエンジン負荷に余裕があると作業者
が判断していると想定することができる。上記の点に着
目して、減速スイッチを操作して減速する際、エンジン
回転数が最大にセットされているときにはエンジン回転
数を低下させずに変速装置を減速作動させて減速し、他
方、変速装置が最高状態にセットされているときには変
速装置を減速作動させずにエンジン回転数を低下させて
減速するようにしてあるから、減速に際して、エンジン
回転数の不足や、エンジン回転数の過剰を招来すること
がない。
【0027】〔効果〕従って、合理的な減速を容易に行
えるようになった。
えるようになった。
【0028】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕作業機の一例で
ある田植機は、図1に示すように、乗用型の自走本機1
の後部に作業装置の一例である苗植付装置2を4連リン
ク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前
記苗植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付
装置2を自重で下降させるリフトシリンダ4を設けて構
成されている。
ある田植機は、図1に示すように、乗用型の自走本機1
の後部に作業装置の一例である苗植付装置2を4連リン
ク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前
記苗植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付
装置2を自重で下降させるリフトシリンダ4を設けて構
成されている。
【0029】前記自走本機1は、前部にエンジン5を搭
載し、後部に運転座席6を搭載しており、左右一対の操
向用の駆動前輪7と左右一対の駆動後輪8とを備えてお
り、かつ、図示しないが、エンジン5で駆動される油圧
ポンプからの圧油で作動する油圧式のパワーステアリン
グを備えている。
載し、後部に運転座席6を搭載しており、左右一対の操
向用の駆動前輪7と左右一対の駆動後輪8とを備えてお
り、かつ、図示しないが、エンジン5で駆動される油圧
ポンプからの圧油で作動する油圧式のパワーステアリン
グを備えている。
【0030】前記エンジン5から走行部への伝動機構中
には、静油圧式の無段変速装置9が介装されている。
には、静油圧式の無段変速装置9が介装されている。
【0031】また、田植機は、直進状態から設定角度以
上の操向に基づいてリフトシリンダ4を作動させること
により苗植付装置2を自動上昇させるオートアップ装置
(図示せず)と、苗植付装置2の上昇に伴い左右の線引
きマーカ10を横倒れの線引き作用姿勢から起立した格
納姿勢に切り換えるとともにその格納姿勢に固定し、苗
植付装置2の下降に伴い選択された側の線引きマーカ1
0に対する固定をアクチュエータ11により解除して線
引き作用姿勢への揺動を許容するオートマーカ装置(図
示せず)とを備えている。
上の操向に基づいてリフトシリンダ4を作動させること
により苗植付装置2を自動上昇させるオートアップ装置
(図示せず)と、苗植付装置2の上昇に伴い左右の線引
きマーカ10を横倒れの線引き作用姿勢から起立した格
納姿勢に切り換えるとともにその格納姿勢に固定し、苗
植付装置2の下降に伴い選択された側の線引きマーカ1
0に対する固定をアクチュエータ11により解除して線
引き作用姿勢への揺動を許容するオートマーカ装置(図
示せず)とを備えている。
【0032】そして田植機は速度制御装置を備えてい
る。速度制御装置は、図2に示すように、エンジン回転
数を調整する調速装置としての電子ガバナ12と、前記
無段変速装置9を操作する変速アクチュエータ13とを
自動制御する装置であって、畦際での旋回に付随する現
象の一つである苗植付装置2の上昇を検出する旋回セン
サ14の検出に基づいて、回転数センサ15で検出され
るエンジン回転数が設定値以下でかつ前記無段変速装置
9の変速状態を検出する変速状態検出センサ16による
検出結果が減速可能な状態あるときは、変速アクチュエ
ータ13を減速作動させるとともに電子ガバナ12を回
転数増大側に作動させる制御を行うマイクロプロセッサ
利用の制御手段C1を設けて構成されている。すなわ
ち、図3に示すように、旋回センサ14で旋回が検出さ
れると、エンジン回転数が設定値以下かどうか判断し、
以下の場合、変速状態が減速可能かどうか判断し、可能
ならば、無段変速装置9を減速作動させるとともにエン
ジン回転数を増大させるのである。旋回センサ14は、
畦際での旋回そのものを検出するものであっても、又、
旋回のための操作を検出するものであっても良い。
る。速度制御装置は、図2に示すように、エンジン回転
数を調整する調速装置としての電子ガバナ12と、前記
無段変速装置9を操作する変速アクチュエータ13とを
自動制御する装置であって、畦際での旋回に付随する現
象の一つである苗植付装置2の上昇を検出する旋回セン
サ14の検出に基づいて、回転数センサ15で検出され
るエンジン回転数が設定値以下でかつ前記無段変速装置
9の変速状態を検出する変速状態検出センサ16による
検出結果が減速可能な状態あるときは、変速アクチュエ
ータ13を減速作動させるとともに電子ガバナ12を回
転数増大側に作動させる制御を行うマイクロプロセッサ
利用の制御手段C1を設けて構成されている。すなわ
ち、図3に示すように、旋回センサ14で旋回が検出さ
れると、エンジン回転数が設定値以下かどうか判断し、
以下の場合、変速状態が減速可能かどうか判断し、可能
ならば、無段変速装置9を減速作動させるとともにエン
ジン回転数を増大させるのである。旋回センサ14は、
畦際での旋回そのものを検出するものであっても、又、
旋回のための操作を検出するものであっても良い。
【0033】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図4、図5に示すように、畦際スイッチ17がオ
ン操作されたとき、回転数センサ15の検出結果が最大
回転数となりかつ変速状態検出センサ16の検出結果が
最低変速状態となるように、電子ガバナ12と変速アク
チュエータ13を制御するとともに、オートアップ装置
18及びオートマーカ装置19を作動状態にするマイク
ロプロセッサ利用の制御手段C2を設けてある。
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図4、図5に示すように、畦際スイッチ17がオ
ン操作されたとき、回転数センサ15の検出結果が最大
回転数となりかつ変速状態検出センサ16の検出結果が
最低変速状態となるように、電子ガバナ12と変速アク
チュエータ13を制御するとともに、オートアップ装置
18及びオートマーカ装置19を作動状態にするマイク
ロプロセッサ利用の制御手段C2を設けてある。
【0034】〔第3実施形態〕上記第1実施形態におい
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図6、図7に示すように、苗植付装置2が下降状
態にあることで作業状態であることを検出するとともに
苗植付装置2が上昇状態にあることで非作業状態である
ことを検出する作業状態検出センサ20を設け、この作
業状態検出センサ20が作業検出状態を検出していると
き(つまり作業有)のときには電子ガバナ12を低回転
側に操作してエンジン回転数を下げての減速を行う一
方、作業状態検出センサ20が非作業状態を検出してい
るとき(つまり作業無)のときには変速アクチュエータ
13を操作して無段変速装置9を減速作動させての減速
を行うマイクロプロセッサ利用の制御手段C3を設けて
ある。
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図6、図7に示すように、苗植付装置2が下降状
態にあることで作業状態であることを検出するとともに
苗植付装置2が上昇状態にあることで非作業状態である
ことを検出する作業状態検出センサ20を設け、この作
業状態検出センサ20が作業検出状態を検出していると
き(つまり作業有)のときには電子ガバナ12を低回転
側に操作してエンジン回転数を下げての減速を行う一
方、作業状態検出センサ20が非作業状態を検出してい
るとき(つまり作業無)のときには変速アクチュエータ
13を操作して無段変速装置9を減速作動させての減速
を行うマイクロプロセッサ利用の制御手段C3を設けて
ある。
【0035】〔第4実施形態〕上記第1実施形態におい
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図8、図9に示すように、減速選択スイッチ21
を設け、この減速選択スイッチ21の状態に基づいて、
減速選択スイッチ21が第1状態にあるときには電子ガ
バナ12を低回転側に操作してエンジン回転数を低下さ
せての減速を行う一方、減速選択スイッチ21が第2状
態にあるときには変速アクチュエータ13を操作して無
段変速装置9を減速作動させての減速を行うマイクロプ
ロセッサ利用の制御手段C4を設けてある。
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図8、図9に示すように、減速選択スイッチ21
を設け、この減速選択スイッチ21の状態に基づいて、
減速選択スイッチ21が第1状態にあるときには電子ガ
バナ12を低回転側に操作してエンジン回転数を低下さ
せての減速を行う一方、減速選択スイッチ21が第2状
態にあるときには変速アクチュエータ13を操作して無
段変速装置9を減速作動させての減速を行うマイクロプ
ロセッサ利用の制御手段C4を設けてある。
【0036】〔第5実施形態〕上記第1実施形態におい
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図10、図11に示すように、減速スイッチ22
を設け、この減速スイッチ22のオンに基づいて、回転
数センサ15の検出回転数が最大のときには変速アクチ
ュエータ13を操作して無段変速装置9を減速作動させ
ての減速を行う一方、変速状態検出センサ16の検出状
態が最高速状態にあるときには電子ガバナ12を低速回
転側に操作してエンジン回転数を低下させての減速を行
うマイクロプロセッサ利用の制御手段C5を設けてあ
る。
て、電子ガバナ12及び変速アクチュエータ13を制御
する速度制御装置を次のように改変したものである。つ
まり、図10、図11に示すように、減速スイッチ22
を設け、この減速スイッチ22のオンに基づいて、回転
数センサ15の検出回転数が最大のときには変速アクチ
ュエータ13を操作して無段変速装置9を減速作動させ
ての減速を行う一方、変速状態検出センサ16の検出状
態が最高速状態にあるときには電子ガバナ12を低速回
転側に操作してエンジン回転数を低下させての減速を行
うマイクロプロセッサ利用の制御手段C5を設けてあ
る。
【図1】第1実施形態の田植機の側面図
【図2】第1実施形態の制御ブロック図
【図3】第1実施形態の制御フローチャート
【図4】第2実施形態の制御ブロック図
【図5】第2実施形態の制御フローチャート
【図6】第3実施形態の制御ブロック図
【図7】第3実施形態の制御フローチャート
【図8】第4実施形態の制御ブロック図
【図9】第4実施形態の制御フローチャート
【図10】第5実施形態の制御ブロック図
【図11】第5実施形態の制御フローチャート
12 調速装置 9 変速装置 C1 制御手段 C2 制御手段 17 スイッチ C3 制御手段 21 減速選択スイッチ C4 制御手段 22 減速スイッチ C5 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/00 F02D 29/00 H F16H 61/02 F16H 61/02 // F16H 59:42 59:42 Fターム(参考) 2B043 AB08 BA02 BB06 DA04 DB09 DC03 EA04 EA08 EA16 EA35 EB07 EB08 EB10 EB13 EB14 EC02 EC14 EC15 EC19 ED12 ED15 3D041 AA33 AA40 AA51 AB04 AC01 AC15 AC19 AC22 AD02 AD37 AD39 AD50 AD53 AE03 AE31 3G093 AA06 BA14 CB07 DA01 DB00 DB11 EA03 EB03 3J552 MA10 NA07 NB01 PA33 RC07 SB10 TA06 UA09 VA70W VA74Z VC01W
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジン回転数を調整する調速装置と変
速装置とを備えた作業機において、畦際での旋回又は旋
回のための操作或いは旋回に付随する現象に基づいて、
エンジン回転数が設定値以下でかつ前記変速装置による
減速が可能な状態にあるときは、前記変速装置を減速作
動させるとともにエンジン回転数を上げる制御を行う制
御手段を設けてある作業機の速度制御装置。 - 【請求項2】 エンジン回転数を調整する調速装置と変
速装置とを備えた作業機において、スイッチ操作に基づ
いて、エンジン回転数を最大にしかつ変速装置を最低変
速状態に作動させる制御を行う制御手段を設けてある作
業機の速度制御装置。 - 【請求項3】 エンジン回転数を調整する調速装置と変
速装置とを備えた作業機において、作業の有無に基づい
て、作業有のときにはエンジン回転数を下げての減速を
行う一方、作業無のときには変速装置を減速作動させて
の減速を行う制御手段を設けてある作業機の速度制御装
置。 - 【請求項4】 エンジン回転数を調整する調速装置と変
速装置とを備えた作業機において、減速選択スイッチの
状態に基づいて、減速選択スイッチが第1状態にあると
きにはエンジン回転数を低下させての減速を行う一方、
減速選択スイッチが第2状態にあるときには変速装置を
減速作動させての減速を行う制御手段を設けてある作業
機の速度制御装置。 - 【請求項5】 エンジン回転数を調整する調速装置と変
速装置とを備えた作業機において、減速スイッチの操作
に基づいて、エンジン回転数が最大のときには変速装置
を減速作動させての減速を行う一方、変速装置が最高速
状態のときにはエンジン回転数を低下させての減速を行
う制御手段を設けてある作業機の速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271663A JP2002079855A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 作業機の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271663A JP2002079855A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 作業機の速度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079855A true JP2002079855A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18757914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000271663A Pending JP2002079855A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | 作業機の速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002079855A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008015817A1 (fr) * | 2006-07-31 | 2008-02-07 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Connecteur pour connecter un composant électronique |
JP2010022239A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Yanmar Co Ltd | 作業用車両 |
JP2010022230A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Yanmar Co Ltd | 作業用車両 |
-
2000
- 2000-09-07 JP JP2000271663A patent/JP2002079855A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008015817A1 (fr) * | 2006-07-31 | 2008-02-07 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Connecteur pour connecter un composant électronique |
JP2010022239A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Yanmar Co Ltd | 作業用車両 |
JP2010022230A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Yanmar Co Ltd | 作業用車両 |
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