JP2002079716A - 印刷制御システム、印刷制御方法、記憶媒体 - Google Patents

印刷制御システム、印刷制御方法、記憶媒体

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JP2002079716A
JP2002079716A JP2000267393A JP2000267393A JP2002079716A JP 2002079716 A JP2002079716 A JP 2002079716A JP 2000267393 A JP2000267393 A JP 2000267393A JP 2000267393 A JP2000267393 A JP 2000267393A JP 2002079716 A JP2002079716 A JP 2002079716A
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智 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの属性や冊子の開き方向に応じ、
複数の冊子に分割して重ねて出力する製本冊子のページ
順が昇順に並ぶように製本印刷制御を行なう。 【解決手段】 印刷装置で印刷されるべき印刷データを
生成する印刷制御システムは、複数の冊子に分けて印刷
装置で排紙されるよう製本印刷が要求されている場合
に、分冊ごとにページ順が続くように各ページのレイア
ウトを制御するレイアウト制御部と、複数の冊子に分け
て印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求されている
場合に、当該印刷装置における排紙属性に基づいて、分
冊毎の印刷データの送信順を制御する送信順序制御部と
を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製本における印刷
制御に関するもので、特にパーソナルコンピュータ等の
情報処理装置とプリンタなどの出力装置からなる印刷制
御システム及び方法、記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置とプリンタなどの出力装置からなるシステムにおける
製本印刷では、プリンタ内にすべてのページのデータを
一旦スプールし、プリンタ内で面付けして製本出力する
方法がこれまで行われてきた。しかし、この方法では、
スプールや面付けの能力を持たないプリンタの場合に
は、製本印刷を行うことができなかった。そのため、情
報処理装置側で面付けして、プリンタへ両面印刷を指示
して転送し、製本印刷を行うことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、単に
両面印刷としてプリンタへ印刷を実行していたため、あ
る特定のプリンタに対応する専用のプリンタドライバを
用いる場合は問題ないが、近年のように複数の同系列の
プリンタに対応する共通のプリンタドライバ(印刷設定
などを行うためのユーザインタフェースを提供するデバ
イス依存ドライバ部分と、ページ記述言語の生成を行う
共通プリンタドライバ部分とに別れているプリンタドラ
イバ)を用いる場合では、出力すべきプリンタの属性
(両面印刷属性、サドルステッチなどのフィニッシャー
属性、排紙口属性)によっては、好ましくない出力結果
となる場合が考えられる。
【0004】例えば、製本印刷時に複数の冊子に分けて
印刷させ、印刷排紙後に複数の小冊子をまとめて1つの
製本印刷を得る場合、プリンタの属性(両面印刷属性、
サドルステッチなどのフィニッシャー属性、排紙口属
性)や冊子の開き方向の設定によっては、図11で後述
するように重なって出力された複数の冊子のページが昇
順に並ばない場合があり、手作業で冊子の順番を並べ替
えなければならないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、製本印刷が可能な出力装
置の属性および製本冊子の開き方向の設定に応じて、排
紙された小冊子毎に向きを変更することなく最終的な製
本印刷物を手に入れられるように、最適な製本印刷の面
付け処理を行い、複数の冊子に分割して重ねて出力した
製本冊子のページ順が昇順に並ぶように制御可能な印刷
制御装置及びその制御方法を提供することを目的とす
る。上記目的を達成する本発明にかかる印刷制御システ
ム及び印刷制御方法、記憶媒体は、主として以下の構成
からなることを特徴とする。
【0006】すなわち、印刷装置で印刷されるべき印刷
データを生成する印刷制御システムは、複数の冊子に分
けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求されてい
る場合に、分冊ごとにページ順が続くように各ページの
レイアウトを制御するレイアウト制御手段と、複数の冊
子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求さ
れている場合に、当該印刷装置における排紙属性に基づ
いて、分冊毎の印刷データの送信順を制御する送信順序
制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】また、印刷装置で印刷されるべき印刷デー
タを生成する印刷制御方法は、複数の冊子に分けて印刷
装置で排紙されるよう製本印刷が要求されている場合
に、分冊ごとにページ順が続くように各ページのレイア
ウトを制御するレイアウト制御工程と、複数の冊子に分
けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求されてい
る場合に、当該印刷装置における排紙属性に基づいて、
分冊毎の印刷データの送信順を制御する送信順序制御工
程と、を備えることを特徴とする。
【0008】また、印刷装置で印刷されるべき印刷デー
タを生成する印刷制御方法を実行するためのプログラム
モジュールを記憶した記憶媒体は、複数の冊子に分けて
印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求されている場
合に、分冊ごとにページ順が続くように各ページのレイ
アウトを制御するレイアウト制御モジュールと、複数の
冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求
されている場合に、当該印刷装置における排紙属性に基
づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御する送信順
序制御モジュールと、を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明を
適用するのに好適である実施形態について説明を行う。
図1は本発明の実施形態を示す印刷制御システムの構成
を説明するブロック図である。なお、本発明の機能が実
行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機
器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネ
ットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステ
ムであっても本発明を適用できる。
【0010】同図において、3000は、本発明の印刷
制御装置の一例であるホストコンピュータであり、後述
するように出力すべき印刷装置の属性に応じて適する面
つけ処理を印刷データに行うものである。ホストコンピ
ュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMある
いは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等
に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含
む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、
システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総
括的に制御する。
【0011】また、このROM3のプログラム用ROM
あるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラ
ムであるオペレーティングシステムプログラム(以下O
S)等を記憶し、ROM3のフォント用ROMあるいは
外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォン
トデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMあるい
は外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用す
る各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主メ
モリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコン
トローラ(KBC)5は、キーボード(KB)9や不図
示のポインティングデバイスからのキー入力を制御す
る。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディ
スプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0012】7はディスクコントローラ(DKC)で、
ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォント
データ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御
コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を
記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商
標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセス
を制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、
双方向性インタフェイス(インタフェイス)21を介し
てプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500と
の通信制御処理を実行する。
【0013】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSIWYGを可能としている。また、CPU1は、C
RT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコ
マンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、
種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する
際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの
設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対
する印刷処理方法の設定を行える。
【0014】1500は、印刷制御装置であるホストコ
ンピュータ3000により生成された印刷データの印刷
出力処理を行うプリンタであり、製本印刷を行う場合
に、複数の小冊子に分冊して印刷物を排紙する機能を有
している。プリンタ1500は、CPU12により制御
される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラ
ム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部
メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシ
ステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジ
ン)17に出力情報としての画像信号を出力する。ま
た、このROM13のプログラムROMには、CPU1
2の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォン
ト用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフ
ォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用RO
Mには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリ
ンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情
報等が記憶されている。
【0015】CPU12は入力部18を介してホストコ
ンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ
内の情報等をホストコンピュータ3000に通知でき
る。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエ
リア等として機能するRAMで、図示しない増設ポート
に接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張
することができるように構成されている。
【0016】なお、RAM19は、出力情報展開領域、
環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述
したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモ
リ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアク
セスを制御される。外部メモリ14は、オプションとし
て接続され、フォントデータ、エミュレーションプログ
ラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作パネル
1501は操作のためのスイッチおよびLED表示器等
で構成されている。
【0017】また、前述した外部メモリ14は1個に限
らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプショ
ンカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈する
プログラムを格納した外部メモリを複数接続できるよう
に構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAM
を有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定
情報を記憶するようにしてもよい。
【0018】図2は、プリンタ等の印刷装置が直接接続
されているか、あるいはネットワーク経由で接続されて
いるホストコンピュータにおける典型的な印刷処理の構
成図である。アプリケーション201、グラフィックエ
ンジン202、プリンタドライバ203、およびシステ
ムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファ
イルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュ
ールを利用するモジュールによってRAM2にロードさ
れ実行されるプログラムモジュールである。また、アプ
リケーション201およびプリンタドライバ203は、
外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるい
は不図示のネットワークを経由して外部ディスク11の
HDに追加することが可能となっている。外部メモリ1
1に保存されているアプリケーション201はRAM2
にロードされて実行されるが、このアプリケーション2
01からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、
同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラ
フィックエンジン202を利用して出力(描画)を行
う。
【0019】グラフィックエンジン202は、印刷装置
ごとに用意されたプリンタドライバ203を同様に外部
メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション
201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そ
して、グラフィックエンジン202は、アプリケーショ
ン201から受け取る描画出力(OSにより定義される
関数で構成される)であるGDI(Graphic Device Int
erface)関数から、出力すべきプリンタドライバ203
の解釈可能なDDI(Device Driver Interface)関数
に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出
力する。
【0020】プリンタドライバ203は、グラフィック
エンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、
プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Pa
ge Description Language)に変換する。変換されたプ
リンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロード
されたシステムスプーラ204を経てインタフェイス2
1経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力され
る仕組みとなっている。
【0021】本実施形態の印刷制御システムは、図2で
示すプリンタ1500とホストコンピュータ3000か
らなるシステムに加えて、更に図3に示すように、アプ
リケーションからの印刷データを一旦中間コードデータ
でスプールする構成を有する。図3は、図2のシステム
を拡張したもので、グラフィックエンジン202からプ
リンタドライバ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間
コードからなるスプールファイル303を生成する構成
をとる。図2のシステムでは、アプリケーション201
が印刷処理から開放されるのはプリンタドライバ203
がグラフィックエンジン202からのすべての印刷命令
をプリンタの制御コマンドへ変換し終わった時点であ
る。これに対して、図3のシステムでは、スプーラ30
2がすべての印刷命令を中間コードデータに変換し、ス
プールファイル303に出力した時点である。通常、後
者の方が短時間で済む。
【0022】また、図3で示すシステムにおいては、ス
プールファイル303の内容に対して加工することがで
きる。これによりアプリケーションからの印刷データに
対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して
印刷する等、アプリケーションの持たない機能を実現す
ることができる。
【0023】これらの目的のために、図2のシステムに
対し、図3の様に中間コードデータでスプールする様、
システムの拡張がなされてきている。なお、印刷データ
の加工を行うためには、通常プリンタドライバ203が
提供するウインドウから設定を行い、プリンタドライバ
203がその設定内容をRAM2上あるいは外部メモリ
11上に保管する。
【0024】以下、図3の詳細を説明する。図に示す通
り、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジ
ン202からの印刷命令であるDDI関数をディスパッ
チャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフ
ィックエンジン202から受け取った印刷命令(DDI
関数)が、アプリケーション201からグラフィックエ
ンジン202へ発行された印刷命令(GDI関数)に基
づくものである場合には、ディスパッチャ301は外部
メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2
にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ
302へ印刷命令(DDI関数)を送付する。
【0025】スプーラ302は受け取った印刷命令を解
析し、ページ単位に中間コードに変換してスプールファ
イル303に出力する。このページ単位に格納されてい
る中間コードのスプールファイルをページ描画ファイル
(PDF:Page DescriptionFile)と呼ぶ。また、スプ
ーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定さ
れている印刷データに関する加工設定(製本印刷、Nu
p、両面、ステイプル、カラー/モノクロ指定等)をプ
リンタドライバ203から取得してジョブ単位のファイ
ルとしてスプールファイル303に保存する。この時ジ
ョブ単位に格納されている設定ファイルをジョブ設定フ
ァイル(簡略してSDF:Spool Description Fileと呼
ぶこともある)と呼ぶ。このジョブ設定ファイルについ
ては後述する。なお、スプールファイル303は外部メ
モリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に
生成されても構わない。
【0026】更にスプーラ302は、外部メモリ11に
格納されているスプールファイルマネージャ304をR
AM2にロードし、スプールファイルマネージャ304
に対してスプールファイル303の生成状況を通知す
る。その後、スプールファイルマネージャ304は、ス
プールファイル303に保存された印刷データに関する
加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。
【0027】スプールファイルマネージャ304がグラ
フィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断
した際には、外部メモリ11に格納されているデスプー
ラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対
して、スプールファイル303に記述された中間コード
のページ描画ファイルの印刷処理を行うように指示す
る。
【0028】デスプーラ305はスプールファイル30
3に含まれる中間コードのページ描画ファイルをスプー
ルファイル303に含まれる加工設定情報を含むジョブ
設定ファイルに従って加工し、GDI関数を再生成し、
もう一度グラフィックエンジン202経由でGDI関数
を出力する。
【0029】ディスパッチャ301がグラフィックエン
ジン202から受け取った印刷命令(DDI関数)がデ
スプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行
された印刷命令(GDI関数)に基づいたものである場
合には、ディスパッチャ301はスプーラ302ではな
く、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。プリン
タドライバ203はグラフィックエンジン202から取
得したDDI関数に基づいてページ記述言語等からなる
プリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ20
4経由でプリンタ1500に出力する。
【0030】図4に、製本印刷を設定するプリンタドラ
イバ203のユーザインターフェースの例を示す。ここ
では、印刷方法として、片面印刷、両面印刷、製本印刷
の中から選択する例を示している。製本印刷とは、1枚
の紙の各面に2ページずつ、合計4ページを縮小して配
置し、出力結果をまとめて2つ折りにすると、本の体裁
となる印刷である。また、製本詳細ボタンを押すと、図
5(a)(b)に示したユーザインターフェースが表示
される。
【0031】図6は、スプールファイル303に格納さ
れている製本印刷に関する設定情報を示している。分冊
設定情報1003は、入力文書を1冊の製本に仕上げる
か、複数の冊子に分けて製本印刷するか、を指定するパ
ラメータである。以下、複数の冊子に分けて製本印刷す
ることを分冊と呼ぶ。分冊時には、各冊子を構成する紙
の枚数が格納されている。このパラメータには0以上の
整数が設定されており、0の時は1冊の製本に仕上げる
ことを示すこととする。製本印刷では、サドルステッチ
を施したり、二つ折りにして排紙したりするフィニッシ
ャーを利用することができるが、サドルステッチ、二つ
折り、および排紙口の物理的な制限などにより、通常ひ
とつの冊子にできる上限枚数が存在する。近年の製品を
例にとると、用紙15枚のサドルステッチ処理を可能で
あり、両面含めて60ページ(論理ページ)まで1つの
冊子で印刷できる。
【0032】また、総ページ数の多い文書(例えば61
ページ以上だと上記理由から1つの冊子のステッチは物
理的にも不可能である。また、60ページ以下のもので
も分冊指定は可能である。)を製本印刷する場合には、
意図的に複数の製本印刷に分割して印刷し、それらをさ
らに束ねて1冊の本に仕上げることも求められる。プリ
ンタドライバ203は、分冊設定情報1003のパラメ
ータに適切な値を設定することにより、冊子を構成する
紙の枚数を制御することができる。
【0033】図5は、分冊設定情報1003をユーザが
指定するユーザインターフェースの例を示している。こ
のユーザインタフェースは、図4の印刷方法の欄の「製
本詳細」ボタンが選択されることによりプリンタドライ
バにより起動される。図5(a)は、入力文書を1冊の製
本印刷に仕上げる指定をした場合を示しており、この場
合には、分冊設定情報1003の値は0となる。図5
(b)は、複数の冊子に分けて製本印刷する指定をした場
合を示しており、この場合には、分冊設定情報1003
の値はこのユーザインターフェースで指定した値(図の
例では15)となる。また、図のように、フィニッシャ
ーの制限などによる各冊子の用紙枚数を制限することが
可能である。図5(b)は、上限枚数が15枚の例を示し
ている。
【0034】図7は、分冊設定情報1003の値による
出力結果を説明する図である。図7(a)は、24ページ
の原稿を6枚の用紙に印刷し、1冊に製本する例を示し
ている。また、図7(b)は、24ページの原稿を3枚
(12ページ)ごとの冊子に分けて製本印刷し、2つの
冊子を束ねて最終的な製本とする例を示している。
【0035】開き方向設定情報1005は、左開き(上
開き)製本か、右開き(下開き)製本かを示すパラメー
タである。図8は、開き方向設定情報1005をユーザ
が設定するユーザインターフェースの例を示している。
開き方向設定情報1005は、図に示すように、分冊設
定情報1003とは独立に指定することが可能である。
【0036】なお、入力原稿がランドスケープの場合に
は、通常上開きのみが利用されるが、上記選択と同様の
処理によって、下開きを選択可能な構成にすることは可
能である。本実施形態では、ポートレート原稿の場合を
例に説明するが、ランドスケープ原稿の場合にも適用で
きることは容易に理解できる。また、開き方向の設定を
する必要がない言語も存在する。そういった言語では、
ユーザに開き方向の設定をさせず、例えば常に左開きを
内部的に設定する構成としてもよい。
【0037】紙順設定情報1002および面順設定情報
1001は、各冊子の印刷時に、プリンタへ送信するデ
ータの送り順を指定するパラメータである。製本印刷の
ために、図9に示すデータを情報処理装置からプリンタ
へ送信する場合を例に、パラメータの意味を説明する。
図9は、12ページのデータを紙の各面に2ページずつ
配置し、6面分のデータを両面印刷指定で、上のデータ
から順に送ることを意味している。簡単のため、左右に
どのページが面付けされているかはここでは触れていな
い。
【0038】この順にプリンタへ送信した場合、図10
に示すとおり、プリンタのタイプあるいは、使用される
排紙口、フィニッシャーのタイプによって、出力結果は
4タイプに分類される。すなわち、最初に送った「AA」
というページが、冊子の一番外側の紙に印刷されるか内
側の紙に印刷されるか、で区別できる紙順設定情報10
02と、「AA」の印刷される面が、紙の内側の面に印刷
されるか外側の面に印刷されるか、で区別できる面順設
定情報1001との組み合わせによって分類することが
できる。プリンタドライバ203は、これら4パターン
の中からプリンタのタイプを選択し、そのタイプを示す
紙順設定情報1002およぶ面順設定情報1001を製
本印刷設定情報に指定することにより、各冊子を構成す
るデータの送り順を考慮した製本印刷を制御することが
できる。これらの設定は、プリンタドライバ203がプ
リンタの属性として内部に保持しているデータを元に、
内部的に設定すればよく、ユーザは設定する必要はな
い。
【0039】冊子順設定情報1004は、分冊設定情報
1003が複数の冊子に出力する設定の時にのみ有効な
パラメータで、分割された冊子の送り順を示すものであ
り、文書の先頭の冊子から送る(昇順)か、文書の最後
の冊子から送る(降順)か、を指定するためののもので
ある。このパラメータは、出力すべき印刷装置のサドル
ステッチの機構に依存する情報であり、サドルステッチ
を施し、二つ折りにして排紙する場合、各冊子のどの面
が次の冊子と接するかというフィニッシャーの属性によ
って決まる値である。この値は、プリンタドライバ20
3が内部的に設定すればよく、ユーザは設定する必要は
ない。左開き製本を昇順の冊子順でプリンタへ送信した
場合、フィニッシャーの属性によって、図11(a)のよ
うに次の冊子とページがつながる出力結果となる場合
と、図11(b)のようにつながらない場合がある。
【0040】また、この出力結果は、開き方向を逆にす
ると、結果も逆になる。プリンタドライバ203は、出
力先の印刷装置から現在装着されているサドルステッチ
フィニッシャーの識別情報をダイナミックコンフィグ
(双方向通信により印刷装置から直接情報を取得する)
により問合せて取得し、取得された識別情報に対応する
サドルステッチフィニッシャーの属性を、予めプリンタ
ドライバが有している複数のサドルステッチフィニッシ
ャーの属性から特定する。そsて、プリンタドライバ2
03は、特定したフィニッシャーの属性と、ユーザイン
タフェースを介してユーザにより指定される見開き方向
の設定を考慮してプリンタへ送信する冊子順設定を決定
し、複数の冊子に分けて製本印刷する時に、冊子の並び
順を制御することができる。なお、この例ではプリンタ
ドライバ203がフィニッシャー属性と開き方向から、
冊子の送り順を設定しているが、プリンタドライバ20
3では単にフィニッシャーの属性のみを製本設定として
提供し、スプールファイルマネージャ304側で、プリ
ンタドライバ203から提供されるサドルステッチフィ
ニッシャーの属性情報とUIを介して設定されている見
開き方向の設定を考慮して冊子の送り順を制御すること
も可能である。このように冊子の送り順をプリンタドラ
イバ203(スプールファイルマネージャ304)で制
御するため、ユーザは、印刷装置のフィニッシャー(排
紙部)に排紙された小冊子毎に向きを変更することなく
最終的な製本印刷物を手に入れられる。
【0041】図6に示すこれらの製本印刷に関する設定
情報は、プリンタドライバ203が、ユーザインターフ
ェースから取得した情報と、内部で持っている機種属性
情報から作成し、スプーラ302経由でスプールファイ
ル303に格納される。つまり、プリンタドライバ20
3は、ユーザが指定する見開き方向の情報をユーザイン
タフェースから取得し(見開き方向はスプールファイル
マネージャが取得して判断してもよい)、また、現在選
択されている出力先の印刷装置の機種情報(これにより
ステッチ機構の制約による排紙方向がわかる)、およ
び、ある印刷装置が複数のサドルステッチフィニッシャ
ーを装着できる場合はその印刷装置に接続されているサ
ドルステッチフィニッシャーの属性も取得するにより、
製本印刷に関する設定情報が生成される。
【0042】図12は、スプールファイルマネージャ3
04における、製本印刷の処理を説明するフローチャー
トである。本処理はスプールファイルマネージャ304
を主語として記載しているが、スプールファイルマネー
ジャ304は、プログラムモジュールであり実際はこの
プログラムモジュールに基づいてホストコンピュータ3
000のCPU1が実行することにより実現される。ス
テップ1201において、スプールファイルマネージャ30
4は、プリンタドライバ203のユーザインタフェース
(図4)に設定されている情報をプリンタドライバ20
3から取得し、製本印刷の指定がなされているかを判断
する。印刷方法が製本印刷になっていればステップ1202
へ進み、なっていなければステップ1212へ進み、通常の
印刷処理を行う。
【0043】ステップ1202では、スプールファイルマネ
ージャ304は、図6に示した製本印刷に関する設定情
報をスプールファイル303から取得する。
【0044】ステップ1203では、スプールファイルマネ
ージャ304は、製本印刷の総ページ数Nの取得処理を
行う。Nの取得は、スプーラ302が全ページのデータ
をスプールファイル303に記録し終わり、アプリケー
ション201の印刷処理が終了したことを検知し、スプ
ールファイルマネージャ304に対してメッセージ通知
がなされることにより、スプールファイルマネージャ3
04で総ページ数を取得することが可能である。なお、
以下の例では、製本印刷するべきすべてのページデータ
が揃っている場合について説明しているが、各冊子、各
紙、各面の単位でページデータが揃ったタイミングで製
本印刷を順次行う構成とすることも可能である。
【0045】ステップ1204、1205、1206では、スプール
ファイルマネージャ304は、ひとつの冊子を構成する
紙の枚数Dを取得する。1冊に製本する場合には、ステ
ップ1203で取得した総ページ数Nを用いて、N/4(端数切
り上げ)で求めることができる。分冊する場合には、分
冊設定値が各冊子を構成する紙の枚数を示しているた
め、その値がDの値となる。
【0046】ステップ1207では、スプールファイルマネ
ージャ304は、ステップ1208以降の処理を繰り返し行
うためのカウンターである変数Gの初期化を行う。変数G
は、すでに印刷処理の終了した冊子の数を示しており、
ステップ1208からステップ1209にかけて、ひとつの冊子
の印刷処理を行った時点でステップ1210において加算さ
れ、ステップ1211で冊子の総数を示す(N/(D x 4))と比
較され、すべての冊子の印刷処理が終了するまで、繰り
返しステップ1208からステップ1209までの処理を行うよ
う構成されている。
【0047】ステップ1208では、スプールファイルマネ
ージャ304は、ステップ1209で印刷処理を行う冊子の
開始ページPsと終了ページPeを求める処理を行う。
【0048】図13は、図12のステップ1208における
冊子の開始ページおよび終了ページの取得処理を示すフ
ローチャートである。ステップ1301では、スプールファ
イルマネージャ304は、製本印刷設定に含まれる冊子
順設定を調べ、昇順が指定されているときにはステップ
1302へ、降順が指定されているときにはステップ1304へ
進む。ステップ1302では、現在処理中の冊子の開始ペー
ジを示す変数Psを求めている。昇順の場合、すでに印刷
済みの冊子に印刷されたページ数が(D x 4 x G)なの
で、それに1を加えたページが開始ページとなる。ま
た、現在の冊子に配置可能な最終ページをステップ1303
で求める。これは、現在の冊子までのすべてのページ数
となるので、(D x 4 x (G + 1))で求められる。
【0049】一旦、この値を冊子の終了ページを示す変
数Peとする。一方、降順の場合には、ステップ1304にて
現在処理中の冊子を含めた印刷が終了していない冊子数
を示す変数Jを求める。これは、総冊子数を示すN/(D x
4)から印刷済みのGを差し引いた値となる。ステップ130
5では、現在の冊子の開始ページPsを求めている。冊子
順が降順の場合、残りの冊子の中で、一番後ろの冊子が
処理対象の冊子となるので、その冊子を除くすべての冊
子に含まれるページ数(D x 4 x (J - 1))に1を加えた
ページが開始ページPsとなる。また、現在の冊子に配置
可能な最終ページをステップ1306で求める。
【0050】これは、現在の冊子を含めて印刷の終了し
ていない冊子のすべてのページ数となるので、(D x 4 x
J)で求められる。一旦、この値を冊子の終了ページを
示す変数Peとする。ステップ1307では、スプールファイ
ルマネージャ304は、Peの値が総ページ数Nを超えて
いるか調べ、超えている場合にはPeに総ページ数Nをセ
ットする。このようにして、冊子順が昇順の場合、降順
の場合それぞれに応じた冊子の開始ページ、終了ページ
を求めることができる。これにより、複数の冊子に分け
て製本印刷をする場合に、プリンタドライバ203から
の冊子順設定に従って冊子順を昇順あるいは降順で印刷
することが可能となる。
【0051】ステップ1209では、スプールファイルマネ
ージャ304は、1冊の冊子の印刷処理を行う。図14
は、図12のステップ1209の冊子の印刷処理を示すフロ
ーチャートである。変数Hは、冊子を構成する紙のカウ
ンターで、現在何枚目の紙を処理しているかを示してお
り、ステップ1401で1に初期化される。変数Hは、ステッ
プ1416で加算され、図12のステップ1205およびステッ
プ1206で求められた冊子を構成する枚数を示すDとステ
ップ1417で比較し、冊子を構成する紙の数だけ、ステッ
プ1402以下の処理が繰り返し行われるようになってい
る。
【0052】変数Kは、現在処理中の紙が冊子の外側か
ら何枚目の紙かを示す値で、紙順設定が外側からを指定
されているときにはHの値を、内側からを指定されてい
るときには(D+1-H)の示す値を、ステップ1403あるいは1
404でセットする。これにより、冊子の外側から印刷す
る場合には、変数Kの値は1から順に紙の枚数Dまで増え
ていき、内側から印刷する場合には、逆に紙の枚数Dか
ら1まで減っていくことになる。
【0053】ステップ1405、1406、1407では、面順設定
と開き方向設定の組み合わせにより、4パターンの処理
に切り替えている。ステップ1408、1409、1410、1411の
処理は、各パターンで1枚の紙の1面目の印刷処理を示し
ており、ステップ1412、1413、1414、1415は2面目の印
刷処理を示している。図15は、紙に配置されるページ
を説明する図である。冊子に印刷されるページは、図1
2のステップ1208で取得したPsからPeであり、冊子を構
成する紙の枚数は、図12のステップ1205あるいはステ
ップ1206で取得したDである。これらを用いて冊子の外
側からK枚目の紙に印刷される4ページを表現すると、 a:(Ps - 1 + (K x 2 - 1))ページ b:(Ps - 1 + K x 2)ページ c:(Ps - 1 + (D x 4 + 1 - (K x 2 - 1)))ページ d:(Ps - 1 + (D x 4 + 1 - K x 2))ページ となる。aとc、bとdは同一面に印刷されることとなり、
aの裏側にb、cの裏側にdが印刷される。
【0054】これらの関係は、紙順設定、面順設定、開
き方向設定とは関係なく、常に成り立つ。製本印刷の場
合、ひとつの冊子内では並べて配置するページのページ
番号を足し合わせた値が一定であること、裏面とは続き
ページであることに注意すれば、これらの4ページの関
係が理解しやすいであろう。
【0055】ステップ1405では、スプールファイルマネ
ージャ304は、どちらの面から印刷するかの設定によ
って処理を切り替えている。これは、すなわち図10の
Type1あるいはType3ならばステップ1406へ進み、Type2
あるいはType4ならばステップ1407へ進むことを意味す
る。ステップ1406、1407では、開き方向の設定によっ
て、さらに処理を切り替える。面順の設定により、印刷
を実行する面の順番が決定し、開き方向の設定により、
ページを配置する位置が決定することとなる。ステップ
1408からステップ1415の印刷処理結果を図示したものが
図15の下の図である。ステップ1408および1412ではTy
pe1およびType3の左開き時の1面目および2面目の印刷
処理が行われ、プリンタへの送信データは図15の対応
する内容となる。以下、同様にステップ1408からステッ
プ1415での印刷処理内容は、図15に示す内容となる。
このようにして、プリンタドライバ203からの紙順設
定、面順設定および開き方向設定に従って、製本印刷の
面付け処理を行うことが可能である。
【0056】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0057】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読出し実行することによっても、達成
される。プログラムコードとは、本実施例で記載されて
いるような、ディスパッチャモジュール301、スプー
ラモジュール302、スプールファイルマネージャモジ
ュール304、デスプーラモジュール305、プリンタ
ドライバモジュール203に相当する。
【0058】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0059】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
M、DVDなどを用いることができる。
【0060】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0061】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
複数の冊子に分けて製本印刷する際に、プリンタの属性
(両面印刷属性、サドルステッチなどのフィニッシャー
属性、排紙口属性)と製本の開き方向の設定に基づく冊
子順設定に従い、重なって出力された複数の製本冊子の
ページが昇順に並ぶように、冊子の並び順を制御するこ
とが可能である。
【0063】これにより、複数の冊子に分けて製本印刷
を行う場合、プリンタの属性(両面印刷属性、サドルス
テッチなどのフィニッシャー属性、排紙口属性)や冊子
の開き方向の設定によらず、重なって出力された複数の
冊子のページが昇順に並ぶように制御することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す印刷制御システムの構
成を説明するブロック図である。
【図2】プリンタが接続されたホストコンピュータの典
型的なプリントシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】アプリケーションからの印刷命令をプリンタ制
御コマンドに変換する前に、一旦中間コードスプールす
るプリントシステムの構成を示すブロック図である。
【図4】製本印刷を設定するプリンタドライバ203の
ユーザインターフェースの例を示す図である。
【図5】分冊設定をユーザが指定するユーザインターフ
ェースの例を示す図である。
【図6】製本印刷に関する設定情報を説明する図であ
る。
【図7】分冊設定による出力結果を説明する図である。
【図8】開き方向をユーザが設定するユーザインターフ
ェースの例を示す図である。
【図9】製本印刷時に送信するデータの例を示す図であ
る。
【図10】面順、紙順で識別されるプリンタのタイプを
説明する図である。
【図11】冊子順の設定による出力結果の違いを説明す
る図である。
【図12】スプールファイルマネージャ304におけ
る、製本印刷の処理を説明するフローチャートである。
【図13】冊子の開始ページおよび終了ページの取得処
理を示すフローチャートである。
【図14】冊子の印刷処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】紙に配置されるページを説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムバス 12 CPU 13 ROM 19 RAM 3000 ホストコンピュータ 1500 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 安生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AB05 BA01 BA04 BA09 BD06 BD46 BD52 CA05 CA13 CB12 2C187 AD03 AF01 DC01 5B021 AA01 CC02 CC05 CC06 FF03 LE08 LE09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置で印刷されるべき印刷データを
    生成する印刷制御システムであって、 複数の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷
    が要求されている場合に、分冊ごとにページ順が続くよ
    うに各ページのレイアウトを制御するレイアウト制御手
    段と、 複数の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷
    が要求されている場合に、当該印刷装置における排紙属
    性に基づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御する
    送信順序制御手段と、 を備えることを特徴とする印刷制御システム。
  2. 【請求項2】 前記送信順序制御手段は、複数の冊子に
    分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求されて
    いる場合に、更に製本の見開き方向の指定に基づいて、
    分冊毎の印刷データの送信順を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の印刷制御システム。
  3. 【請求項3】 前記製本の見開き方向は、印刷設定のユ
    ーザインタフェースを介して指定されるものであり、前
    記印刷装置における排紙属性は出力すべき印刷装置毎に
    予め定められていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の印刷制御システム。
  4. 【請求項4】 出力すべき印刷装置に装着されているサ
    ドルフィニッシャーの識別情報を取得する取得手段と、 前記取得された識別情報に対する排紙属性を予め有して
    いる複数の排紙属性から特定する特定手段とを更に有
    し、 前記送信順制御手段は、特定手段により特定された排紙
    属性に基づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    印刷制御システム。
  5. 【請求項5】 アプリケーションにより生成された印刷
    データを中間コード形式に変換し、該変換された中間コ
    ード形式のデータと、前記印刷データの処理条件とを保
    存する中間データ変換手段と、 前記中間データ変換手段により保存された、中間コード
    形式に変換されたデータもしくは前記印刷データの処理
    条件を編集する編集手段と、 前記編集手段により編集されたデータに基づき、前記ア
    プリケーションで生成する印刷データとは異なる印刷処
    理を実現する印刷データ及び処理条件を生成するデータ
    生成手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の印刷制御システム。
  6. 【請求項6】 製本印刷設定情報を入力するためのユー
    ザインタフェースを提供するユーザインタフェース提供
    手段と、 前記データ生成手段で生成された印刷データ及び印刷条
    件を、前記ユーザインタフェース提供手段により設定さ
    れた製本印刷設定情報に従い、それぞれの冊子における
    各ページレイアウトを制御するレイアウト制御手段とを
    更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載の印刷制御システム。
  7. 【請求項7】 印刷装置で印刷されるべき印刷データを
    生成する印刷制御方法であって、 複数の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷
    が要求されている場合に、分冊ごとにページ順が続くよ
    うに各ページのレイアウトを制御するレイアウト制御工
    程と、 複数の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷
    が要求されている場合に、当該印刷装置における排紙属
    性に基づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御する
    送信順序制御工程と、 を備えることを特徴とする印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記送信順序制御工程は、複数の冊子に
    分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要求されて
    いる場合に、更に製本の見開き方向の指定に基づいて、
    分冊毎の印刷データの送信順を制御することを特徴とす
    る請求項7記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 前記製本の見開き方向は、印刷設定のユ
    ーザインタフェースを介して指定されるものであり、前
    記印刷装置における排紙属性は出力すべき印刷装置毎に
    予め定められていることを特徴とする請求項7または8
    記載の印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 出力すべき印刷装置に装着されている
    サドルフィニッシャーの識別情報を取得する取得工程
    と、 前記取得された識別情報に対する排紙属性を予め有して
    いる複数の排紙属性から特定する特定工程とを更に有
    し、 前記送信順制御工程は、特定工程により特定された排紙
    属性に基づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御す
    ることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の
    印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 アプリケーションにより生成された印
    刷データを中間コード形式に変換し、該変換された中間
    コード形式のデータと、前記印刷データの処理条件とを
    保存する中間データ変換工程と、 前記中間データ変換工程により保存された、中間コード
    形式に変換されたデータもしくは前記印刷データの処理
    条件を編集する編集工程と、 前記編集工程により編集されたデータに基づき、前記ア
    プリケーションで生成する印刷データとは異なる印刷処
    理を実現する印刷データ及び処理条件を生成するデータ
    生成工程とを更に有することを特徴とする請求項7乃至
    10のいずれかに記載の印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 製本印刷設定情報を入力するためのユ
    ーザインタフェースを提供するユーザインタフェース提
    供工程と、 前記データ生成工程で生成された印刷データ及び印刷条
    件を、前記ユーザインタフェース提供工程により設定さ
    れた製本印刷設定情報に従い、それぞれの冊子における
    各ページレイアウトを制御するレイアウト制御工程とを
    更に有することを特徴とする請求項7乃至11のいずれ
    かに記載の印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 印刷装置で印刷されるべき印刷データ
    を生成する印刷制御方法を実行するためのプログラムモ
    ジュールを記憶した記憶媒体であって、 複数の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷
    が要求されている場合に、分冊ごとにページ順が続くよ
    うに各ページのレイアウトを制御するレイアウト制御モ
    ジュールと、 複数の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷
    が要求されている場合に、当該印刷装置における排紙属
    性に基づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御する
    送信順序制御モジュールと、 を備えることを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記送信順序制御モジュールは、複数
    の冊子に分けて印刷装置で排紙されるよう製本印刷が要
    求されている場合に、更に製本の見開き方向の指定に基
    づいて、分冊毎の印刷データの送信順を制御することを
    特徴とする請求項13記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記製本の見開き方向は、印刷設定の
    ユーザインタフェースを介して指定されるものであり、
    前記印刷装置における排紙属性は出力すべき印刷装置毎
    に予め定められていることを特徴とする請求項13また
    は14記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 出力すべき印刷装置に装着されている
    サドルフィニッシャーの識別情報を取得する取得モジュ
    ールと、 前記取得された識別情報に対する排紙属性を予め有して
    いる複数の排紙属性から特定する特定モジュールとを更
    に有し、 前記送信順制御モジュールは、特定モジュールにより特
    定された排紙属性に基づいて、分冊毎の印刷データの送
    信順を制御することを特徴とする請求項13乃至15の
    いずれかに記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 アプリケーションにより生成された印
    刷データを中間コード形式に変換し、該変換された中間
    コード形式のデータと、前記印刷データの処理条件とを
    保存する中間データ変換モジュールと、 前記中間データ変換モジュールにより保存された、中間
    コード形式に変換されたデータもしくは前記印刷データ
    の処理条件を編集する編集モジュールと、 前記編集モジュールにより編集されたデータに基づき、
    前記アプリケーションで生成する印刷データとは異なる
    印刷処理を実現する印刷データ及び処理条件を生成する
    データ生成モジュールとを更に有することを特徴とする
    請求項13乃至16のいずれかに記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 製本印刷設定情報を入力するためのユ
    ーザインタフェースを提供するユーザインタフェース提
    供モジュールと、 前記データ生成モジュールで生成された印刷データ及び
    印刷条件を、前記ユーザインタフェース提供モジュール
    により設定された製本印刷設定情報に従い、それぞれの
    冊子における各ページレイアウトを制御するレイアウト
    制御モジュールとを更に有することを特徴とする請求項
    13乃至17のいずれかに記載の記憶媒体。
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