JP2002078982A - 演奏玩具 - Google Patents

演奏玩具

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JP2002078982A
JP2002078982A JP2000271023A JP2000271023A JP2002078982A JP 2002078982 A JP2002078982 A JP 2002078982A JP 2000271023 A JP2000271023 A JP 2000271023A JP 2000271023 A JP2000271023 A JP 2000271023A JP 2002078982 A JP2002078982 A JP 2002078982A
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performance
sound
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JP2000271023A
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English (en)
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Keiichi Murazaki
▼けい▲一 村崎
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TOYBOX KK
Toybox Corp
Original Assignee
TOYBOX KK
Toybox Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各演奏装置が単楽器の演奏音や歌声などの音
声データを内部の記憶部に記憶しており、複数の演奏装
置のいづれかが信号を検知すると、タイミングをあわせ
て同一曲を各楽器音及び歌声音声を合奏するように出力
しながら動作して、さらに各装置の演奏を指揮すること
も可能となる演奏玩具を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、共通の信号を伝達可能な複数
の演奏装置のいづれかが送信装置からの信号の有無の変
化を検知すると、前記複数の各演奏装置が同期して同一
曲を各楽器音及び歌声音声で合奏する玩具であり、前記
演奏装置が外来信号の有無の変化を検知するセンサー部
と、他の装置との信号伝達を可能とする信号伝達手段
と、前記センサー部及び前記信号伝達手段からの信号に
応じて音声データ信号を音声出力部に出力し、音声デー
タに関する情報信号を前記信号伝達手段へ出力する制御
部と、楽器音及び歌声音声などの音声データが記憶され
ている記憶部と、制御部からの音声データ信号を音声に
変換し出力する音声出力手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通信号の伝達手
段を備える複数の演奏装置が外来信号を検知して合奏す
る演奏玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外来信号の変化を検知する
と、演奏装置内部の記憶部に記憶されている楽曲の演奏
音や歌声などの音声データを音声出力しながら、演奏装
置の駆動部がコミカルな動きなどを演出する玩具が多く
あり、携帯電話機の着信報知機などから、本格的な楽器
演奏のテクニックを競うものまであり、幼い子供から大
人まで手軽に音楽を楽しむことができるものであった。
【0003】しかし、これらの演奏玩具の多くは1体で
楽しめるものであるため、演奏音の音声データはある楽
器の単音データであったり、合奏音の音声データである
ものとなり、可愛いキャラクターが異なる楽器の単音で
の音声データが出力できる演奏玩具が複数あっても、複
数のキャラクターによって交響曲などを演奏させること
はできなかった。
【0004】そのため、玩具が複数ある場合には、各々
の玩具ごとに楽器を演奏するような動作などをしなが
ら、異なる楽器の演奏音や歌声などにより同一曲を合奏
させることができ、さらに玩具の演奏の指揮をする気分
を楽しめ、また玩具単体でも楽しむことができる演奏玩
具が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みなされたものであり、各演奏装置が単
楽器の演奏音や歌声などの音声データを内部の記憶部に
記憶しており、複数の演奏装置のいづれかが信号を検知
すると、タイミングをあわせて同一曲を各楽器音及び歌
声音声を合奏するように出力しながら動作して、さらに
各演奏装置の演奏を指揮することも可能となる演奏玩具
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】請求項1記載の発明は、共
通の信号を伝達可能な複数の演奏装置のいづれかが送信
装置からの信号の有無の変化を検知すると、前記各演奏
装置が同期して同一曲を各楽器音及び/又は歌声音声で
合奏する玩具であり、前記演奏装置が外来信号の有無の
変化を検知するセンサー部と、他の演奏装置との信号伝
達を可能とする信号伝達手段と、前記センサー部及び前
記信号伝達手段からの信号に応じて音声データ信号を音
声出力部に出力し、音声データに関する情報信号を前記
信号伝達手段へ出力する制御部と、楽器音及び/又は歌
声音声などの音声データが記憶されている記憶部と、制
御部からの音声データ信号を音声に変換し出力する音声
出力手段を備えることを特徴とする。
【0007】本発明は、送信装置からの信号の変化を検
知すると楽器の演奏音や歌声音声などを出力する演奏玩
具であり、複数の玩具がある場合には信号伝達手段によ
りタイミングをあわせて同じ曲を合奏させることができ
る。例えば、3体の演奏装置があり、それぞれがギタ
ー、ベースギター、ドラムの演奏音を出力するものであ
るとき、マイクの形状をした送信装置からの信号をテン
ポ良く演奏装置のセンサー部に出力することにより、3
体の演奏装置にロック曲の演奏をさせ、遊戯者は愉快な
バンドのボーカルになった気分を楽しむことができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記演奏装置が前記センサー部及び前記信号伝達手
段からの信号に応じて前記制御部の出力する信号により
前記演奏装置の可動部を動作させる駆動手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0009】本発明では、演奏装置が出力する各楽器音
及び歌声音声などの音声データに応じた楽器の演奏動作
や踊り、開口などの動作を音声出力時におこなう駆動手
段を備えるため、ギターの演奏音を出力する演奏装置に
は右手を上下させてギターを演奏する様子を表現した
り、歌声を出力する演奏装置には頭や口を動作させるこ
とで歌う様子を表現することができるため、見ても楽し
いものとなり好みに合わせてアレンジしたりする楽しみ
方も提供できる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2において、前記センサー部及び前記信号伝達手段か
らの信号が入力されるごとに前記制御部が前記記憶部の
連続する音声データを順次区間ごとに区切って音声出力
部に出力し、同時に前記信号伝達手段により出力する音
声データの区間に関する情報を伝達し合うことを特徴と
する。
【0011】本発明は、演奏装置が送信装置からの信号
の有無の変化を検知すると音楽のテンポなどに合わせて
1音節や1楽章などに区切って音声データを出力するた
め、遊戯者も玩具に合わせて送信装置を操作し信号を出
力することで曲のリズムにあわせて楽しむことができ、
演奏に参加することができる玩具ともなる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3に
おいて、前記各演奏装置が複数の共通曲に対して異なる
楽器の演奏音データを前記記憶部に記憶していることを
特徴とする。
【0013】本発明は、異なる楽器の演奏音を出力する
複数の演奏装置が、複数の同一曲の各楽器演奏音の音声
データを内部の記憶部に記憶しているため、いつも同じ
曲ではなく使用者の気分に合わせて曲を選択することも
可能である。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4に
おいて、曲のメロディー演奏音データと伴奏音データが
それぞれ異なる前記演奏装置の記憶部に記憶されてお
り、前記信号伝達手段の信号により同期して各演奏装置
が同一曲の各パートの演奏音又は伴奏音を出力して合奏
することを特徴とする。
【0015】本発明は、演奏装置の記憶部に曲の楽器に
よるメロディー演奏音又は歌声音声が記憶されており、
他の演奏装置に同じ曲の楽器による伴奏音が記憶されて
いるとき、メロディー演奏音又は歌声音声が記憶されて
いる演奏装置のセンサー部が送信装置からの信号の変化
を検知すると、メロディー演奏音又は歌声音声が出力さ
れ、信号伝達手段より同じ曲の伴奏音の音声データを記
憶部に記憶している演奏装置が同期して伴奏音を出力す
るため、玩具であるがリアルなシュミレーション演奏を
することにも対応できる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5において、前記センサー部に光信号検知素子を使用
し、前記送信装置から出力される光信号を検知すること
を特徴とする。
【0017】本発明は、送信装置が光信号を出力し、演
奏装置のセンサー部の受光素子が送信装置の光信号を検
知する方法を用いることで、光を点灯する回路若しくは
光信号を送信する電子回路を指揮者のタクトに内蔵させ
先端部より光若しくは光信号を出力するようにして、異
なる楽器音を出力する複数の演奏装置によって交響楽団
を組ませて、タクトなどに送信装置を組み込ませて、本
物らしくタクトを振りながら演奏装置に演奏をさせ、指
揮者の真似をして遊ぶこともできる玩具となる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、前記送信装置から出力される信号に赤外線を使用す
ることを特徴とする。
【0019】本発明は、光信号の信号伝達媒体として赤
外線を使用するため、外乱光などの影響を受けて誤動作
することを防止できる。また、演奏装置に信号の有無だ
けを認識させることで、テレビなどの家電品の周辺に演
奏装置を置くことで赤外線リモコンからの赤外線を検知
して動き出すため、客人などを驚かせるように使用する
こともできる。また、逆に赤外線信号に特定のパターン
化した信号を用いることで、送信装置以外からの赤外線
信号を認識することを防止することも、もちろん可能で
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、共通の信号を伝達する
複数の演奏装置のいづれかが赤外線信号を出力する送信
装置からの赤外線信号を検知すると、同期して各演奏装
置が同一音節づつ同一曲の各楽器音及び歌声音声を出力
して合奏ができる玩具であり、前記演奏装置が送信装置
からの赤外線信号の変化を検知するセンサー部と、演奏
装置との信号伝達を可能とする信号伝達手段と、前記セ
ンサー部及び前記信号伝達手段からの信号に応じて音声
データ信号を音声出力部に出力し、音声データに関する
情報信号を前記信号伝達手段へ出力する制御部と、楽器
音及び歌声音声などの音声データが記憶されている記憶
部と、制御部からの音声データ信号を音声に変換し出力
する音声出力手段と、制御部からの信号を受けると動作
する駆動手段を備える演奏玩具である。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例における基本
的な回路構成のブロック図である。図1において、演奏
装置10は送信装置8からの赤外線信号の有無の変化を
検知するセンサー部3と、演奏装置10との信号伝達を
可能とする信号伝達手段4と、前記センサー部3及び前
記信号伝達手段4からの信号に応じて音声データ信号を
音声出力部6に出力し、曲や音節、演奏テンポなどに関
する情報信号を前記信号伝達手段4より入出力する制御
部1と、楽器音及び歌声音声などの音声データが記憶さ
れている記憶部2と、制御部1からの音声データ信号を
音声に変換し出力する音声出力手段6と、希望する曲を
スイッチ操作などにより選択する曲選択部7と、可動部
を音声出力などに合わせて動作させる駆動手段5より構
成される。
【0022】図2及び図17は、本発明の一実施例によ
る演奏装置及び送信装置の外観を示す。図2及び図17
において、演奏装置10は送信装置8からの信号変化を
検知すると台11上のキャラクターが駆動手段5により
頭や胴体、腕などが楽器を奏でる動作をしながら、1音
節づつ楽器による曲の演奏音をスピーカ6より出力す
る。また台11には信号伝達手段4のジャック4Aとプ
ラグコード4Bが配設されており、信号伝達手段を接続
した複数の演奏装置10には共通の信号を受信できる。
送信装置8からの赤外線信号を検知するセンサー部3
は、検知可能な光の入射角度を制限するため凹穴の奥に
不要な光を制限するフィルターを受光面上に重ねて配設
されている。送信装置8はオーケストラなどの指揮者が
振るうタクトの形状を成しており、その先端部より赤外
線信号を出力する構造となっており、使用者がタクトの
形状の送信装置8で指揮操作をして演奏装置10を指揮
にあわせて演奏させることができる。
【0023】図3は、本発明の一実施例における演奏装
置の動作機構を説明する背面断面図である。図4は、演
奏装置のベース部を示す背面断面図である。図3及び図
4において、演奏装置10のキャラクタは制御回路や駆
動手段などを内蔵する台11上に脚部15が固定されて
おり、脚部15の上面の中心よりキャラクタの上半身部
40の動きの中心軸となる軸12が配設されている。ま
た、脚部15の上面の一部段差面上には台11の駆動手
段からの出力軸14に固定され回転するカム13が配設
されており、カム13上面にはクランク軸13Aが設け
られている。
【0024】キャラクタの上半身部40の底面部40D
には、カム13のクランク軸13Aを受けるクランク軸
受長穴と軸12を受ける回転の中心となる回転軸受穴4
0Fが設けられており、脚部15にクランク軸13A及
び軸12にあわせて組み立てられている。また図面上で
は省略しているが上半身部40は前後2分割される構造
を持っているため、組み込み時は前後の上半身部の部材
で挟みこむようにおこなう。また、軸12に組みつけた
上半身部40が抜け落ちないよう軸12には脚部15の
上面から上半身部40の底面部40Dが適度なガタを持
つ高さにストッパーリング12Cが形成されている。
【0025】また上半身部40内部の腕の付け根部には
軸12に固定された固定ピンA(12A)を滑らかなV
字型長穴21Aに受ける前方に湾曲した揺動板21の右
回転軸21Bと左回転軸21Cを支える軸受穴A及び軸
受穴Bが形成されている。右腕側の軸受穴A(40A)
は揺動板21の右回転軸21Bが貫通できる穴となって
おり、左腕側の軸受穴B(40B)は途中まで揺動板2
1の左回転軸21Cを支える穴径となっており、それよ
り外側にギター42のネックを持つ左腕部41の取付け
ピン41Aが勘合される穴径となっている。
【0026】図5乃至図8は、上半身部40の底面部4
0Dのクランク軸受長穴40Eに掛かるカム13の回転
動作によるクランク軸13Aの移動により軸12中心と
して、左右に揺動する上半身の動きを説明する図であ
る。まず図5ではカム13のクランク軸13Aが軸12
から最も遠方に位置するときの状態を示しており、演奏
装置10の上半身部40は正面を向く。図6では、図5
の状態からカム13が90度右回転したときの状態であ
り、カム13が90度右回転することにより、軸12の
中心とクランク軸13Aの中心を結ぶ角度が変化するた
め、上半身部40は右向きとなる。以降同様に、カム1
3がさらに90度右回転したときには図7に示すように
上半身部40は再び正面を向き、さらに90度カム13
が右回転すると図8に示すように上半身部40は左を向
き、それから90度カム13が右回転すると、図5に示
す状態に戻る。このようにカム13を駆動手段5により
回転させることで演奏装置10のキャラクタの上半身部
40を左右に揺動させることができ、音楽にあわせて動
く様子を表現する。
【0027】図9乃至図12は固定された軸12に対し
て周囲を揺動する上半身部40の動きにより、左腕41
(図9乃至図12では省略)にギター42のネック部を
持ち右腕20を上下動させ演奏動作を表現する機構の説
明図である。図9は図3及び図5に示すように上半身部
40が正面を向いている時の軸12と右端に右回転軸2
1B、左端に左回転軸21Cを一直線上に備え、軸12
に固定されている固定ピンA(12A)を滑らかなV字
型長穴21Aに受ける前方に湾曲した揺動板21の状態
を示す背面からの説明図である。揺動板21は図3で説
明したように軸12に固定されている固定ピンA(12
A)をV字型長穴21Aに掛けながら左右の回転軸21
B、21Cを上半身部40に形成された軸受穴40A、
40Bに支えられ、上半身部40から外出した右回転軸
21Bに右腕部20が嵌合され、上半身部40の左右方
向への揺動動作により右腕部20を上下方向に揺動す
る。図10は軸12と固定ピンA(12A)、揺動板2
1と左右回転軸21B、21Cの位置関係により上半身
部40が正面を向いているときの揺動板21の姿勢を示
す側面からの説明図である。
【0028】図11と図12は、上半身部40が最も右
向きに回動したときの軸12と揺動板21の位置関係と
姿勢を示す背面及び側面からの説明図である。軸12の
固定ピンA(12A)の位置は固定されているため、上
半身部40が右に回動すると、上半身部40に形成され
た左右軸受穴40A、40Bに左右回転軸21B、21
Cを支えられる揺動板21も右に回動する。揺動板21
は右に回動するとV字型長穴21Aに掛けられた固定ピ
ンA(12A)に従うように左右回転軸21B、21C
を中心として下向きにも回動する。そのため右回転軸2
1Bに勘合された右腕部20は腕を下げるような動作と
なる。上半身部40が左右に揺動することによって左右
に向いたときに右腕部20が下がり、上半身部40が正
面を向いたときには右腕部20が上に戻る動作を繰り返
すことで、ギター42を演奏するようすを表現する。
【0029】図13と図14は上半身部40の左右への
揺動により、頭部30を左右に傾かせる構造を示す説明
図である。図13において、頭部フレーム部材31は上
半身前部40に形成されているガイドピン40Gをガイ
ドピン穴31Bに受け、軸12に固定される固定ピンB
(12B)をガイド長穴31Aに受ける。頭前部30
は、内部に形成された取り付けガイド30Aによって頭
部フレーム部材31に取り付けられる。上半身部40が
正面を向いた状態では、上半身前部40に形成されてい
るガイドピン40Gの向きと、軸12から突出する固定
ピンB(12B)の向きが同じであるため、頭部フレー
ム部材31は傾斜しない。
【0030】図14において、上半身部40が右に回動
すると、上半身部40に形成されているガイドピン40
Gの向きと軸12に固定される固定ピンB(12B)の
向きが変わるため、頭部フレーム部材31は軸12に固
定される固定ピンB(12B)をガイド長穴31Aで斜
めに受けるように軸12に対して傾斜する。このように
上半身部40が左右いずれかを向いているときには頭部
30を傾け右手を下げ、上半身部40が正面を向いてい
るときには頭部30を立て右手を上に戻す動作を繰り返
すため、楽器を演奏する可愛いキャラクタを表現でき
る。
【0031】図15と図16は本発明の一実施例におけ
る、制御の一例を示すフローチャートである。図15に
おいて、図17に示すギター、ドラム、笛による3台の
演奏装置と指揮者のタクト型の赤外線を用いた送信装置
による例を用いて説明する。各演奏装置は電源が投入さ
れた状態となると送信装置からの信号を待つスタンバイ
の状態となる(ステップ1)。続いてステップ2に進み
赤外線センサー部及びプラグとジャックにより有線式に
送り接続した信号伝達手段より信号の変化があったか否
かを判別し、信号の変化がなかった場合には信号の入力
待ち状態となる。信号の変化があった場合には、選択部
により選択されていた曲がオリジナル曲であった場合に
はステップ3に進み、そうでなかった場合にはステップ
4からステップ5に進む。ステップ5では信号の変化を
検出したのはセンサー部であったか否かを判別し、セン
サー部でなかった場合にはステップ7に進むステップ7
では信号の変化を検出したのは信号伝達手段であったか
否かを判別し、信号の変化を検知していなかった場合に
はステップ5に戻る。
【0032】ステップ5にてセンサー部が信号の変化を
検知していた場合には、ステップ6に進む。ステップ6
では、選択されている曲を音節ごとに区切って進みを記
録するアドレス変数の値を進めて、信号伝達手段により
接続されているたの演奏装置に曲を示す変数の値やアド
レス変数の値や、音声出力のタイミングを合わせる信号
を出力し、曲の演奏音を1音節分出力する。続いてステ
ップ9に進む。
【0033】ステップ7にて信号伝達手段が信号の変化
を検知した場合には、ステップ8に進む。ステップ8で
は、受信した信号内容に合わせて曲のアドレス変数の値
を進める。また信号伝達手段は、受信した信号がそのま
ま出力されてゆく。そして、タイミング信号に合わせて
曲の演奏音を1音節分出力する。続いてステップ9に進
む。
【0034】ステップ9では、選択されている曲データ
のアドレス変数の値が最後を示す値となっているか否か
を判別し、最後を示す値であった場合は変数の値が初期
化されステップ1のスタンバイ状態に戻る。曲のアドレ
ス変数の値が曲の終わりを示す値で無かった場合にはス
テップ5に戻る。
【0035】選択部により選択されていた曲がオリジナ
ル曲であった場合には図16に示すステップ3に進み、
続いてステップ10に進む。ステップ10では、信号の
変化を検出したのはセンサー部であったか否かを判別
し、センサー部でなかった場合にはステップ11に進
む。ステップ11では信号の変化を検出したのは信号伝
達手段であったか否かを判別し、信号の変化を検知して
いなかった場合にはステップ10に戻る。
【0036】ステップ10にてセンサー部が信号の変化
を検知していた場合には、ステップ12に進む。ステッ
プ12では、選択されているオリジナル曲を音節ごとに
区切って進みを記録するアドレス変数の値を進めて、信
号伝達手段により接続されている他の演奏装置に曲を示
す変数の値やアドレス変数の値や、音声出力のタイミン
グを合わせる信号を出力してステップ13に進む。ステ
ップ13では、オリジナル曲のメロディー演奏音を1音
節分出力する。続いてステップ17に進む。
【0037】ステップ11にて信号伝達手段が信号の変
化を検知した場合には、ステップ14に進む。ステップ
14では、受信した信号内容から演奏する曲の伴奏音デ
ータやパート演奏データを記憶部に記憶されているか否
かを判別し、記憶されていなければアドレス変数の値を
進めて演奏出力をせずステップ17に進む。ステップ1
7にて演奏曲の伴奏の演奏音データやパート演奏音デー
タを記憶している演奏装置の場合はステップ15に進
む。
【0038】ステップ15では、曲のアドレス変数の値
を進め、信号伝達手段より受信したタイミング信号に合
わせて曲の伴奏の演奏音を出力したり、部分的にパート
演奏音を出力したりする。図17の例において、ギター
を持つキャラクタの演奏装置(10−1)が送信装置7
からの信号の変化をセンサー部3で検知するごとに同期
信号を出力し、同時にオリジナル曲のギターのメロディ
ー演奏音を1音節ずつ出力する。太鼓を叩くキャラクタ
の演奏装置(10−2)は同期信号によりタイミングを
合わせるように伴奏の太鼓による演奏音を1音節ずつ出
力し、笛を吹くキャラクタの演奏装置(10−3)は同
期信号により、パート演奏のタイミングとなった時に、
笛の演奏音を出力することで3台の演奏装置がタクト型
の送信装置による指揮に合わせて合奏をおこなうことと
なる。
【0039】ステップ17では、選択されている曲デー
タのアドレス変数の値が最後を示す値となっているか否
かを判別し、最後を示す値であった場合は変数の値が初
期化されステップ1のスタンバイ状態に戻る。曲のアド
レス変数の値が曲の終わりを示す値で無かった場合には
ステップ10に戻る。
【0040】以上、本発明を一実施例により説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変でき
る。
【0041】送信装置からの赤外線信号を常灯させ、演
奏装置のセンサー部に向けてから向きを変えると信号が
認識されるよにすることで、使用者は常に送信装置をテ
ンポ良く操作しなければスムーズに曲が演奏できず、よ
り本物の指揮者のようになり、また送信装置が簡略でき
るため、小型軽量化ができ様々な応用に対応できる。
【0042】また、演奏装置間の信号伝達手段を電波な
どを用いた無線式とすることで、複数の演奏装置の配置
場所に制限が無くなり、新しいゲームに応用することも
可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、次のような効果を有する。
【0044】本発明は、送信装置からの信号の変化を検
知すると楽器の演奏音や歌声音声などを出力する演奏玩
具であり、複数の玩具がある場合には無線又は有線方式
の信号伝達手段によりタイミングをあわせて同じ曲を合
奏させることができるので、お気に入りのキャラクター
にバンドやオーケストラを組ませ合奏させたり、キャラ
クターの音声で合唱させたりすることができ、また楽器
の種類や声の高さなどによりパートでの演奏や歌唱など
をさせることもできる。
【0045】また本発明は、音声を出力するだけでな
く、音声や演奏音を表す動きを同時にするため、たくさ
んキャラクターなどを並べて演奏させたりすると愉快な
動きと演奏音や歌声によってにぎやかな楽しい玩具の世
界を表現することができる。
【0046】また本発明は、送信装置からの信号を受信
した演奏装置は例えば曲の1音節分の演奏音が出力さ
れ、その後信号が途切れて再び信号が受信されたときに
次の1音節分の演奏音を各演奏装置が出力するため、使
用者はテンポ良く1音節ごとにいずれかの装置に信号を
受信させ続けると、スムーズに合奏させることができる
ため、ただ聞いたり見たりしているだけではなく、一緒
になって演奏している気分を味わうことができる。
【0047】そして本発明は、複数の曲から選択して演
奏させることができるため、使用者の気分に合わせて曲
を演奏させることも可能である。
【0048】また本発明は、演奏装置ごとにメロディー
演奏させたり、伴奏させたり、シンバルや大太鼓のよう
にある時しか音を出さない装置のようにパートを分担さ
せて同じ曲を合奏させることができるため、味わい深い
音楽装置のようにもなる。
【0049】また本発明は、送信装置からの信号として
光信号を用いているため装置の送受信部が小型単純化で
き、製造コストを低減することができる。
【0050】また本発明は、送信装置の光信号として汎
用性のある赤外線信号を使用することで、将来パソコン
から演奏装置を操作できたり、曲データをアレンジでき
たりなどの応用が可能となる演奏玩具とすることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基本的な回路構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による演奏装置及び送信装置
を示す。
【図3】本発明の一実施例における演奏装置の動作機構
を説明する背面断面図である。
【図4】本発明の演奏装置のベース部を示す背面断面図
である。
【図5】本発明の一実施例における上半身部の動きの説
明図1である。
【図6】本発明における上半身部の動きの説明図2であ
る。
【図7】本発明における上半身部の動きの説明図3であ
る。
【図8】本発明における上半身部の動きの説明図4であ
る。
【図9】本発明の一実施例における右腕部の動きの説明
図1である。
【図10】本発明における右腕部の動きの説明図2であ
る。
【図11】本発明における右腕部の動きの説明図3であ
る。
【図12】本発明における右腕部の動きの説明図4であ
る。
【図13】本発明の一実施例における頭部の動きの説明
図1である。
【図14】本発明における頭部の動きの説明図2であ
る。
【図15】本発明の一実施例における、制御の一例を示
すフローチャート1である。
【図16】本発明の一実施例における、制御の一例を示
すフローチャート2である。
【図17】本発明の一実施例における複数の演奏装置に
よる合奏を示す。
【符号の説明】
1 制御部 2 記憶部 3 センサー部 4 信号伝達手段 5 駆動手段 6 音声出力部 7 曲選択部 8 送信装置 10 演奏装置 11 台 12 軸 13 カム 14 出力軸 15 脚部 20 右腕部 30 頭部 40 上半身部 41 左腕部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の信号を伝達可能な複数の演奏装置の
    いづれかが送信装置からの信号の有無の変化を検知する
    と、前記各演奏装置が同期して同一曲を各楽器音及び/
    又は歌声音声で合奏する玩具であり、前記演奏装置が外
    来信号の有無の変化を検知するセンサー部と、他の演奏
    装置との信号伝達を可能とする信号伝達手段と、前記セ
    ンサー部及び前記信号伝達手段からの信号に応じて音声
    データ信号を音声出力部に出力し、音声データに関する
    情報信号を前記信号伝達手段へ出力する制御部と、楽器
    音及び/又は歌声音声などの音声データが記憶されてい
    る記憶部と、制御部からの音声データ信号を音声に変換
    し出力する音声出力手段を備えることを特徴とする演奏
    玩具。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記演奏装置が前記セ
    ンサー部及び前記信号伝達手段からの信号に応じて前記
    制御部の出力する信号により前記演奏装置の可動部を動
    作させる駆動手段を備えることを特徴とする演奏玩具。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記セン
    サー部及び前記信号伝達手段からの信号が入力されるご
    とに前記制御部が前記記憶部の連続する音声データを順
    次区間ごとに区切って音声出力部に出力し、同時に前記
    信号伝達手段により出力する音声データの区間に関する
    情報を伝達し合うことを特徴とする演奏玩具。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3において、前記各演
    奏装置が複数の共通曲に対して異なる楽器の演奏音デー
    タを前記記憶部に記憶していることを特徴とする演奏玩
    具。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4において、曲のメロ
    ディー演奏音データと伴奏音データがそれぞれ異なる前
    記演奏装置の記憶部に記憶されており、前記信号伝達手
    段の信号により同期して各演奏装置が同一曲の各パート
    の演奏音又は伴奏音を出力して合奏することを特徴とす
    る演奏玩具。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5において、前記セン
    サー部に光信号検知素子を使用し、前記送信装置から出
    力される光信号を検知することを特徴とする演奏玩具。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記送信装置から出力
    される信号に赤外線を使用することを特徴とする演奏玩
    具。
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