JP2002078188A - 配電線絶縁劣化診断装置 - Google Patents

配電線絶縁劣化診断装置

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JP2002078188A
JP2002078188A JP2000252642A JP2000252642A JP2002078188A JP 2002078188 A JP2002078188 A JP 2002078188A JP 2000252642 A JP2000252642 A JP 2000252642A JP 2000252642 A JP2000252642 A JP 2000252642A JP 2002078188 A JP2002078188 A JP 2002078188A
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zero
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JP2000252642A
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Yasuhiro Yamamoto
康弘 山本
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】微地絡が発生するバンクを対象に微地絡現象を
観測して、微地絡回線を特定することができる配電線絶
縁劣化診断装置を提供する。 【解決手段】電源側母線から分岐された複数の配電線に
負荷機器が接続された配電線系統において、配電線に印
加された3相交流電圧VA ,VB ,VC 、配電線の中性
点の対地間電圧である零相電圧V0 及び配電線の中性点
と対地間を流れる零相電流I0 を測定する測定手段と、
微地絡が発生した際の継続時間を計時する複数の計時手
段と、微地絡の発生回数を計数する複数の計数手段と、
を備えた配電線絶縁劣化診断装置により、配電線系統に
おける地絡レベルの計測、地絡相の計測及び地絡回線の
判別を行う。これにより、絶縁劣化により微地絡が発生
したバンクにおける回線を特定して、適切な処置を行う
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線の微地絡を
検出する配電線絶縁劣化診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、配電線の地絡事故に対しては、零
相電圧(V0 )が整定電圧以上になると動作する地絡過
電圧継電器と、零相電圧と零相電流(I0 )の位相関係
で動作する地絡方向継電器と、の組み合わせによる保護
が一般的である。
【0003】電源側母線から分岐された複数の配電線に
負荷機器が接続された配電線系統において、配電線の樹
木接触または碍子の劣化などにより、微地絡が発生する
が、このような構成では、微地絡が発生した際に、微地
絡故障のために地絡過電圧継電器は動作するが、地絡方
向継電器が動作し得ない場合がある。この場合、故障配
電線は遮断不能となり保安上放置できないので、配電設
備の管理者は微地絡故障発生の都度地絡過電圧継電器の
動作をみて、各配電線を手動で試開放して選択遮断を行
っていた。
【0004】しかし、微地絡故障に対する判断が人によ
って行われるため、対処の仕方を一定にすることは不可
能である。また、配電線の安定性の一層の向上、変電所
運転業務の省力化などの見地から微地絡故障を自動化す
る要求が強くなってきた。
【0005】そこで、配電線に発生した微地絡故障を地
絡過電圧継電器で検出し、これにより一定期間後自動的
に配電線を選択遮断する機能を有し、複数回線地絡に対
しても自動処置することができる配電線微地絡選択継電
器を本願出願人は商品化している。
【0006】この配電線微地絡選択継電器を用いた高圧
送電線の回路構成を図7に示す。図7は、配電線微地絡
選択継電器を用いた配電線系統の回路構成図である。図
7において、高圧送電線に接続された主変圧器TRの1
次側には、遮断器52Rが接続されている。また、主変
圧器TRの2次側には、遮断器52Sが接続されてい
る。さらに、遮断器52Sの2次側の送り配線は7回線
に分岐しており、各回線には、遮断器52F1〜52F
7(以下、遮断器52F1〜52F7を総称して遮断器
52Fと称する。)が接続されている。加えて、各遮断
器52Fの線路側には、複数の区間開閉器が所定の間隔
で設けられている。また、各回線には遮断後の各遮断器
52F1〜52F7を閉じるための交流再閉路継電器7
9F1〜79F7(以下、交流再閉路継電器79F1〜
79F7を総称して交流再閉路継電器79Fと称す
る。)がそれぞれ設けられている。
【0007】また、遮断器52Sの母線側には、接地形
計器用変圧器(以下、GPTと称する。)が接続されて
おり、GPTの2次側には地絡過電圧継電器64と微地
絡選択継電器10Gとが、直列に接続されている。
【0008】微地絡選択継電器10Gは、遮断器52R
及び遮断器52Fに接続されており、各遮断器52R,
52Fに対して遮断指令を出すためのものである。ま
た、微地絡選択継電器10Gは、交流再閉路継電器79
Fに接続されており、交流再閉路継電器79Fに対して
ロック指令を出すためのものである。
【0009】上記のように構成された回路において、地
絡過電圧継電器64及び微地絡選択継電器10Gは、以
下のように動作する。すなわち、微地絡選択継電器10
Gは、地絡過電圧継電器64の動作継続により起動し、
配電線操作順序に従い、まず第1回線の交流再閉路継電
器79F1に起動ロック指令を与えて、これをロックし
た上で、第1回線に遮断指令を与える。そして、第1回
線遮断後も地絡過電圧継電器64の動作が継続していれ
ば、微地絡選択継電器10Gは、第1回線の交流再閉路
継電器79F1のロックを解除した後、第2回線以降も
第1回線と同じ処理を行い、地絡過電圧継電器64が復
帰するところまで順次進め、地絡過電圧継電器64の復
帰信号により故障回線を記憶する。
【0010】また、微地絡選択継電器10Gから遮断器
52Fに対して遮断指令を出したにも係わらず、遮断器
に不動作があった場合、シーケンス動作はその回線を無
視して継続し、最終的に主変圧器TRの1次側に接続さ
れた遮断器52Rを遮断し、動作を終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回路構成において、微地絡選択継電器10Gで微地絡を
検出する場合、1回線毎に遮断器52Fを遮断して微地
絡の有無を検出するため、交流再閉路継電器79Fで遮
断器52Fを再投入するのに下記の式で表される時間を
要する。 T≧(順次遮断時間:7S)+(再閉路継電器の投入時
間:50S)+(区分閉路器の投入時間+故障検出時
間:10S×n+5S)+(余裕時間:5S) 例えば、区分開閉器が各回線にn=5台接続されている
場合は、T≧117Sとなり、1回線当たり2分程度の
時間を要する。また、図7において、第4回線において
微地絡が発生している場合、第1回線から第3回線につ
いてそれぞれ遮断器52F1〜52F3のいずれかを遮
断して、地絡過電圧継電器64の動作が継続しているか
否かを判定する。地絡過電圧継電器64の動作が継続し
ている場合は、さらに遮断した遮断器52F1〜52F
3のいずれかを再投入し、次の回線について同じ動作を
繰り返す。そのため、遮断器52F4を遮断して地絡過
電圧継電器64の動作判定までには、約6分の時間がか
かる。このように、微地絡が発生している回線を特定す
るのに時間がかかり、また、各回線はその間停電すると
いう問題がある。
【0012】また、前記のように微地絡が発生している
回線を特定できなかった場合は、最終的に主変圧器TR
の1次側に接続された遮断器52Rを遮断し、動作を終
了する。そのため、主変圧器TRに接続された全回線が
停電となってしまうという問題がある。
【0013】さらに、配電線系統において微地絡が進行
すると、微地絡選択継電器10Gにより不要な回線を遮
断したり、全回線遮断バンクトリップに至ることがあ
る。
【0014】本発明は上記の問題を解決するために成さ
れたものであり、微地絡が発生するバンクを対象に微地
絡現象を観測して、微地絡回線を特定することができる
配電線絶縁劣化診断装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、電源側母線
から分岐された複数の配電線に負荷機器が接続された配
電線系統において、配電線に印加された3相交流電圧V
A ,VB ,VC 、配電線の中性点の対地間電圧である零
相電圧V0 及び配電線の中性点と対地間を流れる零相電
流I0 を測定する測定手段と、微地絡が発生した際の継
続時間を計時する複数の計時手段と、微地絡の発生回数
を計数する複数の計数手段と、を備え、配電線系統にお
ける地絡レベルの計測機能、地絡相の計測機能及び地絡
回線の判別機能を有することを特徴とする。
【0016】この構成においては、配電線絶縁劣化診断
装置は、電源側母線から分岐された複数の配電線に負荷
機器が接続された配電線系統において、配電線に印加さ
れた3相交流電圧VA ,VB ,VC 、配電線の中性点の
対地間電圧である零相電圧V 0 及び配電線の中性点と対
地間を流れる零相電流I0 を測定する測定手段と、微地
絡が発生した際の継続時間を計時する複数の計時手段
と、微地絡の発生回数を計数する複数の計数手段と、に
より、配電線系統における地絡レベルの計測、地絡相の
計測及び地絡回線の判別を行う。これにより、絶縁劣化
により微地絡が発生したバンクにおける回線を特定し
て、適切な処置を行うことが可能となる。
【0017】また、この発明において、前記測定手段
は、送電線系統の電圧を配電線系統の電圧に変圧する変
圧器の低圧側に遮断器を介して接続された配電線の中性
点の対地間電圧である零相電圧V0 、及び配電線に印加
された3相交流電圧VA ,VB,VC を検出する接地計
器用変圧器の出力を測定し、また、配電線に着脱可能な
零相変流器を配電線に取り付けた際に検出する零相電流
0 を測定することを特徴とする。
【0018】この構成においては、送電線系統の電圧を
配電線系統の電圧に変圧する変圧器の低圧側に遮断器を
介して接続された配電線の中性点の対地間電圧である零
相電圧V0 、及び配電線に印加された3相交流電圧V
A ,VB ,VC を検出する接地計器用変圧器の出力と、
配電線に着脱可能な零相変流器を配電線に取り付けた際
に検出する零相電流I0 と、を配電線絶縁劣化診断装置
の測定手段は測定する。これにより、零相変流器以外に
新たに検出装置を設けることなく、上記の電圧や電流を
検出できるので、微地絡を検出するためのコストを抑制
することが可能となる。
【0019】さらに、この発明において、前記測定手段
は、零相電圧V0 が予め設定された所定の閾値以上にな
ると信号出力を行う、それぞれ異なる閾値を設定可能な
複数のコンパレータを備え、該コンパレータの出力端子
は前記計時手段の入力端子に接続され、前記計時手段の
出力端子は前記計数手段の入力端子に接続されて、複数
の地絡レベル計測回路が構成され、該各地絡レベル計測
回路において、該コンパレータから所定の時間以上連続
して信号が出力されると前記計時手段が信号出力して、
前記計数手段をカウントアップさせることにより地絡レ
ベルを計測することを特徴とする。
【0020】この構成においては、測定手段が備えた零
相電圧V0 が予め設定された所定の閾値以上になると信
号出力を行う、それぞれ異なる閾値を設定可能な複数の
コンパレータの出力端子は前記計時手段の入力端子に接
続され、前記計時手段の出力端子は前記計数手段の入力
端子に接続されて、複数の地絡レベル計測回路が構成さ
れ、コンパレータから所定の時間以上連続して信号が出
力されると計時手段が信号出力して、計数手段をカウン
トアップさせることにより、各地絡レベル計測回路は地
絡レベルを計測する。したがって、計測回路毎に計測す
る零相電圧V0の閾値を異なる値に設定するとともに、
各計時手段が信号出力する所定の時間を異なる値に設定
すると、微地絡のレベルをより詳細に把握することが可
能となる。
【0021】加えて、この発明において、前記測定手段
は、交流電圧における3相の各電圧VA ,VB ,VC
零相電圧V0 との位相角を検出してどの相が地絡したか
を判別して、その相が地絡している間は信号出力する3
相の信号出力端子を有する地絡相判別手段を備え、該地
絡相判別手段の3相の信号出力端子はそれぞれ前記計時
手段の入力端子に接続され、前記計時手段の出力端子は
前記計数手段の入力端子に接続されて、3組の地絡相計
測回路が構成され、各地絡相計測回路において、該地絡
相判別手段から所定の時間以上連続して信号が出力され
ると前記計時手段が信号出力して、前記計数手段をカウ
ントアップさせることにより地絡相の計測を行うことを
特徴とする。
【0022】この構成においては、測定手段が備えた交
流電圧における3相の各電圧VA ,VB ,VC と零相電
圧V0 との位相角を検出してどの相が地絡したかを判別
して、その相が地絡している間は信号出力する3相の信
号出力端子を有する地絡相判別手段の3相の信号出力端
子は、それぞれ計時手段の入力端子に接続され、計時手
段の出力端子は計数手段の入力端子に接続されて、3組
の地絡相計測回路が構成され、地絡相判別手段から所定
の時間以上連続して信号が出力されると計時手段が信号
出力して、計数手段をカウントアップさせることにより
各地絡相計測回路は地絡相の計測を行う。したがって、
各相毎に微地絡の発生状況を把握することが可能とな
る。
【0023】また、この発明において、前記測定手段
は、零相電圧V0 が予め設定された所定の閾値以上にな
ると信号出力を行う、それぞれ異なる閾値を設定可能な
複数のコンパレータと、零相電流I0 と零相電圧V0
によって地絡を検出する地絡方向継電器と、該地絡方向
継電器の出力信号及び該各コンパレータの出力信号の論
理積を出力する複数の論理積回路と、を備え、該コンパ
レータの出力端子は該論理積回路の一方の入力端子に接
続され、該地絡方向継電器の出力端子は該論理積回路の
他方の入力端子に接続され、該論理積回路の出力端子は
前記計時手段の入力端子に接続され、前記計時手段の入
力端子は前記計数手段の入力端子に接続されて、複数の
地絡回線判別回路が構成され、各地絡回線判別回路にお
いて、該論理積手段から所定の時間以上連続して信号が
出力されると前記計時手段が信号出力して、前記計数手
段をカウントアップさせることにより地絡回線の判別を
行うことを特徴とする。
【0024】この構成においては、測定手段が備えた零
相電圧V0 が予め設定された所定の閾値以上になると信
号出力を行う、それぞれ異なる閾値を設定可能な複数の
コンパレータの出力端子は論理積を出力する複数の論理
積回路の一方の入力端子に接続され、零相電流I0 と零
相電圧V0 とによって地絡を検出する地絡方向継電器の
出力端子は論理積回路の他方の入力端子に接続され、論
理積回路の出力端子は計時手段の入力端子に接続され、
計時手段の入力端子は計数手段の入力端子に接続され
て、複数の地絡回線判別回路が構成され、論理積手段か
ら所定の時間以上連続して信号が出力されると計時手段
が信号出力して、計数手段をカウントアップさせること
により各地絡回線判別回路は地絡回線の判別を行う。し
たがって、各地絡回線判別回路毎に計測する零相電圧V
0 の閾値を異なる値に設定するとともに、各計時手段が
信号出力する所定の時間を異なる値に設定すると、微地
絡が発生して地絡方向継電器が動作した際の微地絡のレ
ベルをより詳細に把握することが可能となり、微地絡が
発生した回線を容易に特定することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る配電線絶
縁劣化診断装置の詳細について説明する。図1は本発明
の実施形態に係る配電線絶縁劣化診断装置の概略の構成
を示したブロック図である。配電線絶縁劣化診断装置1
は、ADコンバータ(ADC)11、中央演算装置(以
下、CPUと称する。)12、データ出力インタフェー
ス(D0)13、表示パネル(PNL)14及び電源装
置15を備えている。また、配電線絶縁劣化診断装置1
は、A相の交流電源電圧VA の入力端子31a,31
b、B相の交流電源電圧VB の入力端子32a,32
b、C相の交流電源電圧VCの入力端子33a,33
b、零相電圧V0 の入力端子34a,34b、零相電流
0 の入力端子35a,35b、及び制御電源の入力端
子36a,36bと、装置故障表示のための出力端子3
7a,37bと、を有している。制御電源の入力端子3
6a,36bは、電源装置15の入力端に接続されてい
る。入力端子31a〜35bには、1次巻線と2次巻線
とを備えた変圧器T1 〜T5 の1次側が接続されてい
る。また、各変圧器T1 〜T5 の2次側はADコンバー
タ11の入力端にそれぞれ接続されている。さらに、配
電線絶縁劣化診断装置1の故障表示のための出力端子3
7には、リレー26の接点26bが接続されている。ま
た、データ出力インタフェース13には、このリレー2
6のコイル26aが設けられている。
【0026】測定手段であるADコンバータ11、CP
U12及びデータ出力インタフェース13は、それぞれ
互いにデータなどの情報のやり取りを行う。また、表示
パネル14はCPU12によって制御される。
【0027】データ出力インタフェース13は、複数の
コンパレータ、計時手段である複数のタイマ、複数の論
理積回路及び高感度の地絡方向継電器を備えている。ま
た、表示パネル14は、計数手段である複数のカウンタ
の表示部を備えている(これらは、図1には図示せ
ず。)。
【0028】上記の各入力端子に電圧が印加され、また
は電流が流れると、所定の電圧が各変圧器T1 〜T5
1次側及び2次側に発生し、二次側に発生した電圧がA
Dコンバータ11に入力される。そして、ADコンバー
タ11において、各電圧値(アナロクデータ)がディジ
タルデータに変換されて、CPU12にこのデータが送
られる。CPU12ではこのデータに対して所定の処理
が行われ、データ出力インタフェース13に送られる。
そして、データ出力インタフェース13で後述する処理
が行われる。
【0029】配電線絶縁劣化診断装置1が故障した場合
には、リレー26のコイル26aに電流が流れて接点2
6bが閉じられる。よって、装置故障表示のための出力
端子37a,37bに電源とブザーや、電源とランプな
どを接続することで装置故障を容易に判別することがで
きる。
【0030】配電線絶縁劣化診断装置1の制御電源端子
36a,36bには、配電線絶縁劣化診断装置1を動作
させるための電源として、DC110VまたはAC10
0Vを入力する。電源装置15は、外部から供給された
DC110VまたはAC100Vを所定の直流電圧に変
換して、配電線絶縁劣化診断装置1の各部に電圧を供給
する。
【0031】次に、配電線絶縁劣化診断装置1で配電線
の絶縁劣化診断を行う場合の接続方法について説明す
る。図2は、配電線絶縁劣化診断装置の接続図である。
図2に示したように、配電線絶縁劣化診断装置1の入力
端子31a,31b、入力端子32a,32b、入力端
子33a,33b、入力端子34a,34bには、母線
に設けられたGPT2の出力信号VA ,VB ,VC ,V
0 をそれぞれ入力する。また、入力端子35a,35b
には、零相変流器であるクランプ形ZCT3の出力端子
k,lを接続する。また、このクランプ形ZCT3は、
絶縁の劣化診断を行う配電線の任意の回線に取り付け
る。
【0032】本発明の配電線絶縁劣化診断装置1は、地
絡レベル計測、地絡相計測、地絡回線判別の機能を有
し、ユーザは微地絡が発生するバンクを対象に、微地絡
現象を観測し、微地絡回線を判別することができる。
【0033】各機能について詳細な説明を行う。図3
は、配電線絶縁劣化診断装置の地絡レベルを計測するた
めの概略の構成を示したブロック図である。データ出力
インタフェース13は、入力電圧に応じて出力するコン
パレータ41a〜41d(以下、コンパレータ41a〜
41dを総称してコンパレータ41と称する。)を備え
ている。コンパレータ41は、それぞれ閾値以上の電圧
が入力されると所定の信号を出力する。なお、この閾値
は変更可能である。また、コンパレータ41a〜41d
の出力端子にはそれぞれタイマ42a〜42d(以下、
タイマ42a〜42dを総称してタイマ42と称す
る。)の入力端子が接続されており、各タイマ42a〜
42dの入力端子にはコンパレータの出力信号が入力さ
れる。なお、各タイマ42a〜42dの設定時間は変更
可能である。さらに、各タイマ42a〜42dの出力端
子には、それぞれカウンタ43a〜43d(以下、カウ
ンタ43a〜43dを総称してカウンタ43と称す
る。)の入力端子が接続され、カウンタ43a〜43d
の表示部は図1に示したパネル表示部14に設けられて
いる。このように、図3においては、合計4つの地絡レ
ベル計測回路が設けられている。
【0034】このような構成において、ユーザによって
各コンパレータ41a〜41dの閾値が設定され、また
ユーザによって各タイマ42a〜42dの閾値が設定さ
れる。そして、零相電圧V0 がコンパレータ41の閾値
以上となり、かつ、タイマ42の設定時間以上となった
場合に、カウンタ43がカウントアップするように構成
されている。
【0035】例えば、図3において、L1 =5V、L2
=10V、L3 =15V及びL4 =20Vとし、T1
1S(秒)、T2 =2S、T3 =3S及びT4 =4Sと
した場合、図3(B)に示したような特性図となる。
【0036】このようにして、配電線で発生した微地絡
の電圧の大きさ及び継続時間を測定した値が複数の閾値
に応じた値としてカウンタ43a〜43dに表示される
ので、微地絡が発生するバンクにおいて、容易に微地絡
レベルを把握することができる。
【0037】次に、図4は、配電線絶縁劣化診断装置の
地絡相を特定するための概略の構成を示したブロック図
である。データ出力インタフェース13は、GPTの出
力信号である各相の電圧VA ,VB ,VC と零相電圧V
0 との位相判別を行う位相判別回路51を備えている。
この位相判別回路51には、地絡した相に応じて信号を
出力するA相地絡信号端子51a、B相地絡信号端子5
1b及びC相地絡信号端子51cが設けられている。こ
れら各相の地絡信号端子には、タイマ52a〜52cの
入力端子がそれぞれ接続されており、さらに、各タイマ
52a〜52cの出力端子にはカウンタ53a〜53c
の入力端子が接続され、カウンタ53a〜53cの表示
部は図1に示したパネル表示部14に設けられている。
このように、3組の地絡相計測回路が設けられている。
なお、タイマの設定値は変更可能である。また、各相の
零相電圧検出レベルは変更可能である。
【0038】このような構成において、ユーザによって
各タイマ52a〜52cの閾値が予め設定される。そし
て、微地絡が発生して零相電圧V0 が検出レベル以上で
あり、かつ、A相地絡端子51a、B相地絡端子51b
またはC相地絡端子51cから出力された信号が、タイ
マの設定時間以上となった場合に、カウンタ53a〜5
3cがカウントアップするようにされている。
【0039】例えば、タイマ52a〜52cの設定時間
を1Sとし、図4(B)に示したように、A相で地絡が
発生した場合、A相での地絡電圧が検出レベル以上で、
かつA相での地絡が1S以上継続すると、カウンタ53
aは1だけカウントアップする。なお、位相判別回路5
1では、零相電圧V0 と各相の電圧VA ,VB ,VC
の位相角によって、図4(B)に示した特性図のよう
に、A相地絡、B相地絡、C相地絡が判別される。
【0040】このようにして、所定時間内に発生した各
相の微地絡電圧の継続時間を測定した値がカウンタ53
a〜53cに表示されるので、容易に微地絡した相を特
定することができる。また、ユーザは各相の地絡回数を
計数することができる。
【0041】次に、図5は、地絡回線を判別するための
概略の構成を示したブロック図及び地絡方向継電器の特
性図である。図5に示した構成は、図3に示したブロッ
ク図のコンパレータ41a〜41dと、タイマ42a〜
42dと、の間に、論理積回路である2入力ANDゲー
ト45a〜45d(以下、2入力ANDゲート45a〜
45dの総称を2入力ANDゲート45と称する。)を
それぞれ設け、各2入力ANDゲート45a〜45dの
一方の入力端子は、それぞれコンパレータ41a〜41
dの出力端子に接続する。また、各2入力ANDゲート
45a〜45dの他方の入力端子には、零相電流I0
零相電圧V0 とによって地絡を検出する高感度の地絡方
向継電器44の出力が入力されるようにしておく。そし
て、各2入力ANDゲート45a〜45dの出力端子を
各タイマ42a〜42dの入力端子に接続する。なお、
地絡方向継電器44の感度である零相電流I0 の検出レ
ベルは可変であり、図5(B)に地絡方向継電器44の
特性図を示す。
【0042】このような構成において、ユーザによって
各コンパレータ41a〜41d及び地絡方向継電器44
の感度が設定され、またユーザによって各タイマ42a
〜42dの閾値が設定される。そして、配電系統に微地
絡が発生して地絡方向継電器44が動作して、かつ、零
相電圧V0 がコンパレータの閾値以上となった場合に、
2入力ANDゲート45で地絡方向継電器44の出力信
号と零相電圧V0 との論理積が行われ、2入力ANDゲ
ート45の出力信号がタイマの設定時間以上の間出力さ
れた場合に、カウンタがカウントアップするようにされ
ている。
【0043】このように、零相電流I0 を測定した値
と、零相電圧V0 の大きさと、が位相比較されて所定の
時間以上継続した場合にカウンタ43a〜43dによっ
てカウントされるので、容易に微地絡が発生した回線を
特定することができる。
【0044】なお、バンクにおける地絡レベルと地絡相
を本発明の配電線絶縁劣化診断装置で検出することによ
り、ユーザは微地絡が発生した回線を推定することがで
きるので、ユーザはその回線にクランプ形ZCT3を取
り付けることで、上記の測定を行うことができる。
【0045】図6は、配電線絶縁劣化診断装置の外形図
である。配電線絶縁劣化診断装置は、図6に示したよう
に、可搬形とすることで、容易に携帯することができる
ので、従来の構成のように、最初から装置をバンクに設
けるのではなく、微地絡が発生した場合にのみ、本装置
を用いて絶縁劣化の診断を行えばよく、配電設備におけ
る微地絡検出装置のコストを抑制することが可能とな
る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0047】配電線絶縁劣化診断装置は、電源側母線か
ら分岐された複数の配電線に負荷機器が接続された配電
線系統において、配電線に印加された3相交流電圧V
A ,V B ,VC 、配電線の中性点の対地間電圧である零
相電圧V0 及び配電線の中性点と対地間を流れる零相電
流I0 を測定する測定手段と、微地絡が発生した際の継
続時間を計時する複数の計時手段と、微地絡の発生回数
を計数する複数の計数手段と、により、配電線系統にお
ける地絡レベルの計測、地絡相の計測及び地絡回線の判
別を行うので、絶縁劣化により微地絡が発生したバンク
における回線を特定して、適切な処置を行うことができ
る。
【0048】また、送電線系統の電圧を配電線系統の電
圧に変圧する変圧器の低圧側に遮断器を介して接続され
た配電線の中性点の対地間電圧である零相電圧V0 、及
び配電線に印加された3相交流電圧VA ,VB ,VC
検出する接地計器用変圧器の出力と、配電線に着脱可能
な零相変流器を配電線に取り付けた際に検出する零相電
流I0 と、を配電線絶縁劣化診断装置の測定手段は測定
するため、零相変流器以外に新たに検出装置を設けるこ
となく、上記の電圧や電流を検出できるので、微地絡を
検出するためのコストを抑制することができる。
【0049】さらに、測定手段が備えた零相電圧V0
予め設定された所定の閾値以上になると信号出力を行
う、それぞれ異なる閾値を設定可能な複数のコンパレー
タの出力端子は前記計時手段の入力端子に接続され、前
記計時手段の出力端子は前記計数手段の入力端子に接続
されて、複数の地絡レベル計測回路が構成され、コンパ
レータから所定の時間以上連続して信号が出力されると
計時手段が信号出力して、計数手段をカウントアップさ
せることにより、各地絡レベル計測回路は地絡レベルを
計測するので、計測回路毎に計測する零相電圧V0 の閾
値を異なる値に設定するとともに、各計時手段が信号出
力する所定の時間を異なる値に設定すると、微地絡のレ
ベルをより詳細に把握することができる。
【0050】加えて、測定手段が備えた交流電圧におけ
る3相の各電圧VA ,VB ,VC と零相電圧V0 との位
相角を検出してどの相が地絡したかを判別して、その相
が地絡している間は信号出力する3相の信号出力端子を
有する地絡相判別手段の3相の信号出力端子は、それぞ
れ計時手段の入力端子に接続され、計時手段の出力端子
は計数手段の入力端子に接続されて、3組の地絡相計測
回路が構成され、地絡相判別手段から所定の時間以上連
続して信号が出力されると計時手段が信号出力して、計
数手段をカウントアップさせることにより各地絡相計測
回路は地絡相の計測を行うため、各相毎に微地絡の発生
状況を把握することができる。
【0051】また、測定手段が備えた零相電圧V0 が予
め設定された所定の閾値以上になると信号出力を行う、
それぞれ異なる閾値を設定可能な複数のコンパレータの
出力端子は論理積を出力する複数の論理積回路の一方の
入力端子に接続され、零相電流I0 と零相電圧V0 とに
よって地絡を検出する地絡方向継電器の出力端子は論理
積回路の他方の入力端子に接続され、論理積回路の出力
端子は計時手段の入力端子に接続され、計時手段の入力
端子は計数手段の入力端子に接続されて、複数の地絡回
線判別回路が構成され、論理積手段から所定の時間以上
連続して信号が出力されると計時手段が信号出力して、
計数手段をカウントアップさせることにより各地絡回線
判別回路は地絡回線の判別を行うので、各地絡回線判別
回路毎に計測する零相電圧V0 の閾値を異なる値に設定
するとともに、各計時手段が信号出力する所定の時間を
異なる値に設定すると、微地絡が発生して地絡方向継電
器が動作した際の微地絡のレベルをより詳細に把握する
ことができ、微地絡が発生した回線を容易に特定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る配電線絶縁劣化診断装
置の概略の構成を示したブロック図である。
【図2】配電線絶縁劣化診断装置の接続図である。
【図3】配電線絶縁劣化診断装置の地絡レベルを計測す
るための概略の構成を示したブロック図である。
【図4】配電線絶縁劣化診断装置の地絡相を特定するた
めの概略の構成を示したブロック図である。
【図5】地絡回線を判別するための概略の構成を示した
ブロック図である。従来のICデバイスの断面図であ
る。
【図6】図6は、配電線絶縁劣化診断装置の外形図であ
る。
【図7】従来の配電線微地絡選択継電器を用いた配電線
系統の回路構成図である。
【符号の説明】
1−配電線絶縁劣化診断装置 11−ADコンバータ(ADC) 12−中央演算装置(CPU) 13−データ出力インタフェース(D0) 14−表示パネル部(PNL) 15−電源装置 41a〜41d−コンパレータ 42a〜42d,52a〜52c−タイマ 43a〜43d,53a〜53c−カウンタ 45a〜45d−ANDゲート 51−地絡相判別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02H 7/26 H02H 7/26 C M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源側母線から分岐された複数の配電線
    に負荷機器が接続された配電線系統において、配電線に
    印加された3相交流電圧VA ,VB ,VC 、配電線の中
    性点の対地間電圧である零相電圧V0 及び配電線の中性
    点と対地間を流れる零相電流I0 を測定する測定手段
    と、微地絡が発生した際の継続時間を計時する複数の計
    時手段と、微地絡の発生回数を計数する複数の計数手段
    と、を備え、 配電線系統における地絡レベルの計測機能、地絡相の計
    測機能及び地絡回線の判別機能を有することを特徴とす
    る配電線絶縁劣化診断装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、送電線系統の電圧を配
    電線系統の電圧に変圧する変圧器の低圧側に遮断器を介
    して接続された配電線の中性点の対地間電圧である零相
    電圧V0 、及び配電線に印加された3相交流電圧VA
    B ,VC を検出する接地計器用変圧器の出力を測定
    し、また、配電線に着脱可能な零相変流器を配電線に取
    り付けた際に検出する零相電流I0 を測定することを特
    徴とする請求項1に記載の配電線絶縁劣化診断装置。
  3. 【請求項3】 前記測定手段は、零相電圧V0 が予め設
    定された所定の閾値以上になると信号出力を行う、それ
    ぞれ異なる閾値を設定可能な複数のコンパレータを備
    え、該コンパレータの出力端子は前記計時手段の入力端
    子に接続され、前記計時手段の出力端子は前記計数手段
    の入力端子に接続されて、複数の地絡レベル計測回路が
    構成され、 該各地絡レベル計測回路において、該コンパレータから
    所定の時間以上連続して信号が出力されると前記計時手
    段が信号出力して、前記計数手段をカウントアップさせ
    ることにより地絡レベルを計測することを特徴とする請
    求項1または2に記載の配電線絶縁劣化診断装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段は、交流電圧における3相
    の各電圧VA ,VB,VC と零相電圧V0 との位相角を
    検出してどの相が地絡したかを判別して、その相が地絡
    している間は信号出力する3相の信号出力端子を有する
    地絡相判別手段を備え、該地絡相判別手段の3相の信号
    出力端子はそれぞれ前記計時手段の入力端子に接続さ
    れ、前記計時手段の出力端子は前記計数手段の入力端子
    に接続されて、3組の地絡相計測回路が構成され、 各地絡相計測回路において、該地絡相判別手段から所定
    の時間以上連続して信号が出力されると前記計時手段が
    信号出力して、前記計数手段をカウントアップさせるこ
    とにより地絡相の計測を行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載の配電線絶縁劣化診断装置。
  5. 【請求項5】 前記測定手段は、零相電圧V0 が予め設
    定された所定の閾値以上になると信号出力を行う、それ
    ぞれ異なる閾値を設定可能な複数のコンパレータと、零
    相電流I0 と零相電圧V0 とによって地絡を検出する地
    絡方向継電器と、該地絡方向継電器の出力信号及び該各
    コンパレータの出力信号の論理積を出力する複数の論理
    積回路と、を備え、該コンパレータの出力端子は該論理
    積回路の一方の入力端子に接続され、該地絡方向継電器
    の出力端子は該論理積回路の他方の入力端子に接続さ
    れ、該論理積回路の出力端子は前記計時手段の入力端子
    に接続され、前記計時手段の入力端子は前記計数手段の
    入力端子に接続されて、複数の地絡回線判別回路が構成
    され、 各地絡回線判別回路において、該論理積手段から所定の
    時間以上連続して信号が出力されると前記計時手段が信
    号出力して、前記計数手段をカウントアップさせること
    により地絡回線の判別を行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載の配電線絶縁劣化診断装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005552A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 地絡事故予知システムおよび地絡事故予知方法
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WO2023156829A1 (en) * 2022-02-19 2023-08-24 Mahdi Davarpanah Protection of low-voltage distribution networks
JP7456868B2 (ja) 2020-07-06 2024-03-27 矢崎エナジーシステム株式会社 接続体劣化診断装置及び接続体劣化診断方法

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