JP2002077846A - 有料放送受信装置 - Google Patents

有料放送受信装置

Info

Publication number
JP2002077846A
JP2002077846A JP2000256220A JP2000256220A JP2002077846A JP 2002077846 A JP2002077846 A JP 2002077846A JP 2000256220 A JP2000256220 A JP 2000256220A JP 2000256220 A JP2000256220 A JP 2000256220A JP 2002077846 A JP2002077846 A JP 2002077846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
card
viewing history
history data
receiving apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000256220A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Machida
浩 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000256220A priority Critical patent/JP2002077846A/ja
Publication of JP2002077846A publication Critical patent/JP2002077846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュール交換を行う場合に記憶された番組
の視聴履歴データを消失することなくモジュールの交換
ができ、視聴番組の課金を可能にする。 【解決手段】 ICカード2102の交換時に、ICカ
ード2102内に視聴履歴データがある場合には、有料
放送受信装置本体2101は、ICカード2102交換
不可のメッセージを表示するようにし、視聴履歴データ
の消失を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば有料衛星放
送システムに使用される有料放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人工衛星を用いたテレビ放送サー
ビスが普及しつつあり、特に最近では通信衛星、放送衛
星を用いたデジタル方式の放送サービスが運営されてい
る。一般に衛星放送システムでは、チャンネル単位、番
組単位、時間単位など様々な方法で有料放送サービスが
運営されている。
【0003】図13に、一般的な衛星を用いた放送シス
テムのシステム構成図を示す。
【0004】センタ2001は一般には放送局であり、
センタ2001から放送信号が送信され、各家庭の有料
放送受信装置2002で放送信号を受信し、信号の復
調、データのデコードを行った後、テレビジョン受像機
(TV)2003に出力し、利用者は放送サービスを受
けることができる。
【0005】また有料放送受信装置2002がTVに内
蔵される場合もある。また有料放送受信装置2002
は、有料放送の契約情報管理や制御を行うものとしての
モジュールとで構成される場合もある。一般にはモジュ
ールとして、ICカードが用いられている。
【0006】センタ2001から有料放送受信装置20
02に、利用者の契約内容に応じて個別情報が伝送され
る。一般には、EMM(Entitlement ma
nagement message)データと呼ばれ、
有料放送受信装置2002固有のID番号が付加された
EMMデータが、センタ2001から各有料放送受信装
置2002に対して、放送信号に多重されて伝送され
る。
【0007】有料放送受信装置2002では、固有に持
つIDから自分自身のEMMデータを受信し、有料放送
受信装置2002内に契約情報が記憶され、その契約情
報をもとに利用者は有料放送サービスを受けることがで
きる。
【0008】有料放送サービスの課金方法は様々な方法
がある。一般的には(1)放送の月極等でチャンネル毎
に契約する視聴契約形態、(2)番組のジャンル毎に契
約する契約形態、(3)予め料金を先払いして番組毎ま
たは視聴時間により課金する視聴契約形態、(4)視聴
した番組または時間を有料放送受信装置2002で記憶
し、視聴後にその視聴履歴データを回収し課金する視聴
契約形態などがある。
【0009】前者3つの視聴契約形態では、センタ20
01から有料放送受信装置2002に単方向のシステム
で実現できる視聴契約形態であり、最後の視聴形態では
双方向の情報の伝送を行う必要がある。
【0010】一般に有料衛星放送システムでは、有料放
送受信装置2002に電話モデムを内蔵し、公衆回線2
004に接続して、センタ2001と有料放送受信装置
2002が通信を行い、視聴履歴データを有料放送受信
装置2002からセンタ2001に送る。
【0011】また後者2つの視聴契約形態は視聴した番
組または時間により課金を行うため、PPV(Pay
Per View)視聴と呼ばれている。
【0012】図14は、従来の有料放送受信装置200
2の構成を示すブロック図である。
【0013】有料放送受信装置2002は、受信機能の
基本部分を実現する有料放送受信装置本体2101部分
と、有料放送受信制御機能を実現するモジュールとし
て、ICカード2102を使用した例を示す。
【0014】ICカード2102は、個別のID番号が
IDメモリ2120に記憶されている。電源ON時また
は、ICカード2102を装着した時に、有料放送受信
装置本体2101は、ICカード2102内のIDメモ
リ2120からID番号を読み出し、有料放送受信機本
体2101内のIDメモリ2115に記憶する。
【0015】端子2103には、アンテナで受けた信号
を周波数ダウンコンバートした放送信号が入力される。
チューナ回路2106では、信号の選択、復調、データ
の誤り訂正処理を行う。
【0016】一般には、放送信号は、QPSK変調や8
相PSK、誤り訂正方式としてリードソロモン誤り訂正
符号、畳み込み符号などが用いられる。チューナ210
6からは復調、および誤り訂正されたパケット形式の信
号が出力され、デコーダ回路2107に入力される。パ
ケット形式のデータは、一般にはISO13818−1
規格(MPEG2システム規格)のデータが用いられ、
パケットデータには複数の放送信号、制御データが含ま
れる。
【0017】デコーダ回路2107では、放送信号の分
離処理、映像音声信号のデコード処理を行う。また、多
重された制御信号の分離も行う。
【0018】表示回路2108では、デコードされた映
像音声信号に、操作メニューやメッセージ等、利用者と
の表示インターフェースを行う文字、図形等が重畳さ
れ、TV信号に変調を行った後に端子2104に出力さ
れる。
【0019】端子2104にはTV受像機が接続され、
利用者は放送信号を視聴することができる。
【0020】制御信号受信回路2109では、放送信号
に多重されている番組情報、時刻データなどを放送信号
から分離し、制御回路2112に出力し、制御回路21
12で処理され、番組選択などの制御情報として使用さ
れる。
【0021】EMM受信回路2110では、放送信号に
多重されているEMMデータを分離し、制御回路211
2ではIDメモリ2115に記憶するID番号を用い
て、自分のEMMデータのみを受信処理する。
【0022】受信したEMMデータは、ICカード21
02内のICカード制御回路2117に対して、I/F
2114、2116を介して送られ、ICカード210
2では、受信したEMMデータを解読して、契約情報と
して契約情報メモリ2118に記憶する。
【0023】キー入力回路2113は、利用者の操作イ
ンターフェースを行うもので、利用者の番組選択などの
選択内容を制御回路2112に出力する。制御回路21
12では、受信した番組情報から表示回路2108で利
用者に番組のメニューを表示し、利用者は番組を選択し
てキー入力回路2113に選択情報を入力する。制御回
路2112では、チューナ回路2106、デコーダ回路
2107などを制御し、利用者の選択した番組を端子2
104に出力する。
【0024】選択した番組が有料放送である場合には、
制御回路2112はICカード2102内のICカード
制御回路2117と通信を行い、ICカード制御回路2
117では、契約情報メモリ2118を参照して、視聴
の可/不可を判定する。
【0025】一般には有料放送では放送信号はスクラン
ブルされているが、視聴が可能な場合にはICカード2
102から有料放送受信装置本体2101に対して、ス
クランブルを解除するための鍵情報を送り、スクランブ
ルを解いて視聴することができる。
【0026】選択した番組がPPV番組で視聴後に課金
する場合には、選択および視聴を行う番組について、視
聴した番組番号や時刻等を視聴履歴データとして、視聴
履歴メモリ2119に記憶する。視聴履歴メモリ211
9では、複数の視聴履歴データの記憶領域が存在し、P
PV番組の視聴に応じて複数の領域に視聴履歴が記憶さ
れる。
【0027】定期的に、または視聴履歴メモリ2119
内の記憶領域が満杯または一定数を越えた場合、ICカ
ード制御回路2117は制御回路2112に対して通信
発呼の指示を行い、制御回路2112は、電話モデム2
111を制御し、センタ2001に発呼をかける。
【0028】そしてセンタ2001と公衆電話回線20
04を用いて通信を行い、視聴履歴メモリ2119内に
記憶されているPPV番組の視聴履歴データをセンター
2001に送る。
【0029】センタでは視聴したPPV番組の視聴履歴
データから課金を行い、利用者から視聴料金を回収す
る。
【0030】一般にICカード2102ではメモリに不
揮発性メモリを使用している。一般に不揮発性メモリは
書き込み回数や、保持期間に限度がある。またシステム
のセキュリティを保つためにICカード制御回路211
7のアルゴリズムを必要に応じて交換する必要もある。
従ってICカードの交換を定期的に行う必要がある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、古いモ
ジュールに視聴履歴データが記憶されている場合、単純
に古いモジュールから新しいモジュールへ交換すると、
視聴履歴データが消失してしまい、過去に視聴した番組
の情報が失われ、結果としてその番組に対しての課金が
できなくなってしまう問題がある。
【0032】また交換したモジュールをセンタに回収
し、センタでモジュールから視聴履歴データを読み出
し、課金する方法もあるが、一般に加入者の数は数万か
ら数千万単位であり、膨大な作業をセンタで行わなけれ
ばならず、実質的に困難である。
【0033】さらに、古いモジュールから新しいモジュ
ールに交換する場合に、古いモジュールの視聴履歴デー
タを新しいモジュールに転送する方法もあるが、視聴履
歴データは継承されただけで、結果的に課金されるわけ
ではない。
【0034】そこで本発明は、モジュールに番組の視聴
履歴データを記憶し、モジュール交換を行う場合に記憶
された番組の視聴履歴データを消失することなくモジュ
ールの交換ができ、視聴番組の課金を可能にする有料放
送装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】(第1の解決手段)番組
視聴履歴データを分離可能なモジュールに記憶し、前記
モジュールに記憶された前記番組視聴履歴データを元に
課金する有料放送システムに使用する有料放送受信装置
において、前記モジュール交換を行う場合に、前記モジ
ュール内の前記番組視聴履歴データの有無を判定する判
定手段と、前記番組視聴履歴データが前記モジュール内
にある場合に前記モジュールの交換を禁止する禁止手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0036】(第2の解決手段)番組視聴履歴データを
分離可能なモジュールに記憶し、前記モジュールに記憶
された前記番組視聴履歴データをセンタに伝送し、伝送
された前記番組視聴履歴データを元に課金する有料放送
システムに使用する有料放送受信装置において、前記モ
ジュール交換を行う場合に、前記モジュール内の前記番
組視聴履歴データの有無を判定する判定手段と、前記番
組視聴履歴データが前記モジュール内にある場合に前記
センタと通信し、前記番組視聴履歴データを前記センタ
に伝送する伝送手段と、を具備したことを特徴とする。
【0037】(第3の解決手段)番組視聴履歴データを
分離可能なモジュールに記憶し、前記モジュールに記憶
された前記番組視聴履歴データを元に課金する有料放送
システムに使用する有料放送受信装置において、交換さ
れる旧モジュールに交換を制御するための判定情報を記
憶する記憶手段と、前記モジュール交換を行う場合に、
前記旧モジュール内の判定情報を判定する判定手段と、
判定した結果正しい判定結果が得られない場合に、旧モ
ジュールから新モジュールへの交換を禁止する禁止手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0038】(第4の解決手段)番組視聴履歴データを
分離可能なモジュールに記憶し、前記モジュールに記憶
された前記番組視聴履歴データを元に課金する有料放送
システムに使用する有料放送受信装置において、交換さ
れる旧モジュール内と、交換する新モジュール内に、モ
ジュールの動作を制御する少なくとも2つの状態を表す
状態変数を記憶する記憶手段と、その状態変数によりモ
ジュールの動作を制御する制御手段と、モジュール交換
を行う場合に、旧モジュール、または新モジュール内の
前記状態変数を変更する変更手段と、を具備したことを
特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1、図2に本
発明の第1の実施例を示す。図1は、本発明の有料放送
受信装置の構成を示すブロック図である。図2は、IC
カード2102を交換する際における有料放送受信装置
本体2101とICカード2102の動作を示すフロー
チャートである。有料放送受信装置本体2101および
ICカード2102の構成要素が、図14の従来例と同
一のものについては同一参照符号を付し詳細な説明は省
略する。
【0040】図1の有料放送受信装置本体2101内の
状態メモリ101は、ICカード2102が交換中であ
るか否かを示すメモリである。例えばICカード210
2が交換中ではない「通常状態」の場合には"0"、IC
カード2102が交換動作中である「交換中」は"1"と
する。
【0041】有料放送受信装置本体2101は、状態メ
モリ101の値がICカード2102交換中である場合
には、交換作業動作以外、例えば有料放送の受信動作は
できない。
【0042】ICカード2102内の状態メモリ102
は、ICカード2102の動作状態を記憶するメモリで
ある。例えば、"0"はICカードが「無効状態」、"1"
はICカードが「有効状態」とする。「無効状態」では
視聴履歴データの保持と送信と交換のための動作を行う
ことはできるが、新たなPPV番組購入などの有料放送
視聴に関わる動作は無効となる。
【0043】このようにICカード2102と有料放送
受信装置本体2101に、それぞれ状態を記憶するメモ
リを具備することで、新旧2枚のカードがともに有効
で、2枚のカードが使用可能となることを防ぐことがで
きる。
【0044】図2を用いて動作の説明を行う。
【0045】有料放送受信装置本体2101のステップ
201では、ICカード2102の交換作業を開始し、
有料放送受信装置本体2101内の状態メモリ101に
状態が交換中であることをセットする。有料放送受信装
置本体2101のステップ202では、ICカード21
02に対してICカードの交換要求を行う。
【0046】ICカード2102のステップ207で
は、ICカード交換開始指示を有料放送受信装置本体2
101から受け取る。ステップ208でICカード21
02内の状態メモリ102を無効状態とする。
【0047】ステップ209において、ICカード21
02内に視聴履歴データが記憶されているか否かの判定
を行う。もし視聴履歴データが存在する場合には、ステ
ップ210において、応答データとしてICカードが交
換不可である旨を有料放送受信装置本体2101に通知
する。もし視聴履歴データが存在しない場合には、ステ
ップ211において、応答データとしてICカードが交
換可である旨を有料放送受信装置本体2101に通知す
る。
【0048】有料放送受信装置本体2101はステップ
203で、ICカード2102からの応答データを受信
し、ステップ204でICカード2102からの応答デ
ータを判定する。
【0049】もし交換可であれば、ステップ205にお
いてICカードの交換作業を終了し、有料放送受信装置
本体2101内の状態メモリ101を通常状態に変更す
る。また交換不可であれば、ステップ206において、
例えば図12(A)のようなメッセージを表示する。
【0050】以上説明したように、視聴履歴データがI
Cカード2102内にある場合にはICカード2102
の交換ができないようにすることにより、視聴履歴デー
タの消失を防ぐことができる。
【0051】以上本実施例によれば、モジュール(IC
カード)交換を行う場合に記憶された視聴履歴データの
消失がなくモジュールの交換ができる。
【0052】また モジュール(ICカード)交換時に
モジュール(ICカード)内に視聴履歴データがある場
合には、交換をできないように制御することにより、視
聴履歴データの消失を防ぐことができる。
【0053】更に、 新旧のモジュール(新旧のICカ
ード)の交換時にモジュール(ICカード)の状態メモ
リを無効状態にすることにより、旧モジュール(旧IC
カード)の使用ができないように制限することにより、
不正使用を防ぐことができる。
【0054】更にまた、モジュール(ICカード)交換
時に、旧モジュール(旧カード)に視聴履歴データがあ
りモジュール(ICカード)交換ができない場合にメッ
セージ表示を行うことにより、利用者に正しい指示、情
報伝達を行うことができる。
【0055】(第2の実施例)図3に、本発明の第2の
実施例を示す。本発明の有料放送受信装置の第2の実施
例の構成は、図1の構成と同じである。図3は、ICカ
ード2102を交換する際における有料放送受信装置本
体2101とICカード2102の動作を示すフローチ
ャートである。図2のフローチャートのステップと共通
のステップについては、説明を省略する。
【0056】ICカード2102のステップ209にお
いて、視聴履歴データがあると判定した場合には、ステ
ップ308において、ICカード2102から有料放送
受信装置本体2101に対して、応答データとして視聴
履歴メモリ2119内の視聴履歴データを送信する。
【0057】ICカード2102のステップ209にお
いて、視聴履歴データがないと判定した場合には、ステ
ップ211において、応答データとしてICカード21
02が交換可である旨を有料放送受信装置本体2101
に通知する。
【0058】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ301において、ICカード2102からの応答デー
タを受信する。そして有料放送受信装置本体2101の
ステップ302において、ICカード2102内に視聴
履歴データがなくICカードが交換可能であるか、また
は視聴履歴データを受信したかの判定を行う。
【0059】ICカード2102が交換可能な場合、ス
テップ205においてICカードの交換作業を終了し、
状態メモリ101を通常状態に設定する。
【0060】ICカード2102から視聴履歴データが
送られた場合には、ICカードの変換は不可であり、ス
テップ303において、利用者に対して、図12(B)
のようなメッセージ表示を行い、センタと通信できるよ
うに電話線接続の確認を促す。
【0061】ステップ304において、センタと電話回
線で通信を行い、ICカード2102から送られた視聴
履歴データをセンタに伝送する。ステップ305におい
て、視聴履歴データのセンタへの送信が正常に終了した
か否かを判定する。
【0062】視聴履歴データのセンタへの送信が正常に
終了した場合、有料放送受信装置本体2101は、ステ
ップ306において、ICカード2102に対し視聴履
歴データの送信が終了したことを通知する。
【0063】視聴履歴データのセンタへの送信が正常に
終了したかった場合には、有料放送受信装置本体210
1は、ステップ307において、ICカード2102に
対し視聴履歴データのセンタへの送信が正常に終了しな
かったことを通知する。
【0064】そして、ステップ205において、状態メ
モリ101を通常状態に設定する。
【0065】ICカード2102は、ステップ309に
おいて、有料放送受信装置本体2101とセンタとの通
信処理が終了したことを受け、ステップ310におい
て、有料放送受信装置本体2101とセンタとの通信が
正常に行われたか否かを判定する。
【0066】ICカード2102は、有料放送受信装置
本体2101とセンタとの通信が正常に行われた場合に
は、ステップ311において、視聴履歴メモリ2119
に記憶している視聴履歴データをクリアする。
【0067】もし、センタとの通信が正常に終了しなか
った場合には、視聴履歴データはセンタに伝送されてい
ない可能性があるため、ICカード2102の視聴履歴
メモリ2119に視聴履歴データを残して終了する。
【0068】以上説明したように、視聴履歴データがI
Cカード2102内にある場合には、センタと通信する
ことにより、視聴履歴データを伝送することで視聴履歴
データの消失を防ぎ、視聴番組の課金をもれなく行うこ
とができる。
【0069】以上本実施例によれば、モジュール(IC
カード)交換を行う場合に記憶された視聴履歴データの
消失がなくモジュールの交換ができる。
【0070】また、 モジュール(ICカード)交換時
にモジュール(ICカード)内に視聴履歴データがある
場合には、システムのセンタに発呼を行い、記憶する視
聴履歴データをセンタに送ることにより、交換時に視聴
履歴データの消失がなく、かつ課金を行うことができ
る。
【0071】更に、 新旧のモジュール(新旧のICカ
ード)の交換時にモジュール(ICカード)の状態メモ
リを無効状態にすることにより、旧モジュール(旧IC
カード)の使用ができないように制限することにより、
不正使用を防ぐことができる。
【0072】更にまた、モジュール交換時に、センタと
通信する場合にメッセージ表示を行うことにより、利用
者に正しい指示、情報伝達を行うことができる。
【0073】(第3の実施例)図4、図5、図6、図
7、図8に、本発明の第3の実施例を示す。図4、図5
は、本発明の有料放送受信装置の第3の実施例の構成を
示すブロック図として2つの例を示している。図6は、
センタから伝送するEMMデータのデータ形式例を示
す。図7は、ICカードを交換する際における有料放送
受信装置本体2101と旧ICカード401の動作のフ
ローチャートを示す。図8は、ICカードを交換する際
における有料放送受信装置本体2101と新ICカード
402の動作のフローチャートを示す。従来例、第1、
第2の実施例と共通の部分については、同一参照符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0074】図4において、旧ICカード401は交換
されるICカードであり、新ICカード402は、交換
後に使用されるICカードである。有料放送受信装置本
体2101には1つのICカードI/F2114を持
ち、利用者の手作業で差し替えてICカードの交換作業
を行う。
【0075】旧ICカード401内および新ICカード
402内の状態メモリ405および408には、ICカ
ード401、402の状態を示す値を記憶し、例え
ば、"0"はICカードが「無効状態」、"1"はICカー
ド401、402が「有効状態」とする。「無効状態」
ではICカード交換作業のための動作のみを行い、例え
ば有料放送受信処理などの動作は無効となる。
【0076】判定情報メモリ406には、旧ICカード
401から新ICカード402への交換を判定するため
の判定情報が記憶される。この判定情報は、新旧カード
の交換が正しく行われたか否かを判定するための情報で
ある。
【0077】そしてICカード交換時に旧ICカード4
01の判定情報メモリ406から、旧ICカード制御回
路404、有料放送受信装置本体2101の制御回路2
112、バッファメモリ403、新ICカード制御回路
407に転送される。
【0078】新ICカード制御回路407では、転送さ
れてきた判定情報と、判定情報メモリ409に記憶する
情報を比較し、ICカードの交換が正しく行われたか否
かを判定する。
【0079】判定情報として、固定値、またはICカー
ド固有の値があり、または判定方法としては、値の直接
比較による方法や、判定情報を暗号化して転送し、復号
して比較する方法などの様々な方法があるが、本発明で
は限定を行わない。
【0080】また旧ICカード401への判定情報の書
き込みについて、配布前に事前に書き込みを行う、通信
手段を用いてセンタから個別に書き込む、EMM等の制
御データで放送を用いて書き込みを行うなどの方法があ
る。
【0081】図6は、判定情報をEMMで放送によって
伝送した場合のEMMデータの形式例を示したものであ
る。EMMデータは、識別情報601、契約情報60
2、交換判定情報603から構成される。
【0082】識別情報601は、例えばIDで構成さ
れ、有料放送受信装置またはICカードの特定を行う。
契約情報602は、利用者の契約に応じての契約情報
や、有料放送のスクランブルを解くための鍵情報などか
ら構成される。交換判定情報603には、ICカード交
換のための判定情報で構成され、これを元に最終的に旧
ICカード401内の判定情報メモリ406に判定情報
が書き込まれる。
【0083】図7は、ICカードを交換する際における
有料放送受信装置本体2101と旧ICカード401の
動作についてのフローチャートである。
【0084】旧ICカード401のステップ209にお
いて、視聴履歴メモリ2119に視聴履歴データがない
と判定した場合には、ステップ705に移行する。
【0085】視聴履歴メモリ2119に視聴履歴データ
があると判定した場合には、ステップ210において、
ICカード交換不可の応答データを、有料放送受信装置
本体2101に送信する。
【0086】旧ICカード401は、ステップ705に
おいて判定情報が有効であるか否かの判定を行う。
【0087】判定情報が有効である場合には、判定情報
を判定情報メモリ406から読み出して、ステップ70
6において、有料放送受信装置本体2101に対し判定
情報を応答データとして送信する。判定情報を送信後、
ステップ709において、状態メモリ405を無効状態
に設定する。
【0088】また、判定情報が無効である場合、例えば
判定情報が事前にEMMデータで書き込まれていない場
合には、ステップ708において、有料放送受信装置本
体2101に対して判定情報がないことを通知する。そ
して、ステップ709に移行し、状態メモリ405を無
効状態に設定する。
【0089】一方、有料放送受信装置本体2101で
は、ステップ701において、旧ICカード401から
の応答データを受信する。ステップ204において、I
Cカードが交換可能であるか否かを判断する。ICカー
ドが交換可能でない場合、ステップ206において、例
えば図12(A)のようなICカード交換不可のメッセ
ージを表示する。
【0090】ICカードが交換可能な場合、ステップ7
02において、判定情報が有るか否かを判定する。判定
情報が有る場合、バッファメモリ403に判定情報を記
憶する。
【0091】判定情報がない場合には、ステップ703
においてセンタと通信を行い、センタから判定情報を得
るために通信を行い、センタから得た判定情報をバッフ
ァメモリ403に記憶する。
【0092】旧ICカード401に事前にEMMデータ
で事前に書き込む例を示したが、旧ICカード401発
行時に判定情報を書き込む場合もある。この場合、判定
情報は必ず有効であり、ステップ703のようにセンタ
と通信する必要はない。
【0093】図8は、ICカードを交換する際における
有料放送受信装置本体2101と新ICカード402の
動作のフローチャートを示す。新ICカード402の状
態メモリ408は処理設定として「無効状態」に設定さ
れているものとする。
【0094】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ801において、バッファメモリ403に記憶した判
定情報を読み出す。そしてステップ802において、新
ICカード402に対し判定情報を送る。
【0095】新ICカード402は、ステップ807に
おいて、有料放送受信装置本体2101から判定情報を
受信し、ステップ808において、受信した判定情報の
検査処理を行う。具体的には、新ICカード402内の
判定情報メモリ409内のデータと有料放送受信装置本
体2101から受信した判定情報の比較を行う。また、
判定方法の手段については判定情報を暗号化する場合も
あるが、本発明では判定情報の判定方法については限定
をしない。
【0096】新ICカード402は、ステップ809に
おいて、受信した判定情報が正しいか否かを判定する。
【0097】受信した判定情報が正しい場合には、ステ
ップ810において、状態メモリ408を有効状態に設
定する。このように新ICカード402を有効にする。
そして新ICカード402は、ステップ811におい
て、有料放送受信装置本体2101に対し、ICカード
の交換が正常に完了したこのを示す応答データを送信す
る。
【0098】受信した判定情報が正しくない場合、新I
Cカード402は、ステップ812において、有料放送
装置本体2101に対し、ICカードが交換不可である
内容のエラー情報(応答データ)を送信する。
【0099】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ803において、新ICカード402からの応答デー
タを受信する。次にステップ804においた、ICカー
ドの変換が完了したか否かの判定を行う。
【0100】そして有料放送受信装置本体2101は、
ICカードの交換が完了した場合には、ステップ805
において、例えば図12(C)に示すようなメッセージ
を表示し、ICカードの交換が完了したことを利用者に
通知する。
【0101】また有料放送受信装置本体2101は、I
C交換作業がエラーである場合には、ステップ806に
おいて、例えば図12(D)に示すようなメッセージを
表示し、ICカード交換がエラー終了したことを利用者
に通知する。
【0102】図5は、図4の変形例を示したものであ
る。有料放送受信装置本体2101には2つのICカー
ドのためのインターフェース(I/F)2114が存在
し、交換作業において、旧ICカード401、新ICカ
ード402の双方を有料放送受信装置本体2101に装
着し、交換作業を行う。
【0103】この場合、有料放送受信装置本体2101
には、判定情報を一時的に記憶するバッファメモリ40
3は必要としないが、図5の有料放送受信装置本体21
01でのICカード交換の基本的な動作は、図4の有料
放送受信装置本体2101での交換動作と同様である。
【0104】また、上記第3の実施例の説明では、旧I
Cカード401から転送される判定情報を、新ICカー
ド402で判定する例を示したが、旧ICカード401
から転送される判定情報を有料放送受信装置本体210
1内で判定を行い、新ICカード402を有効にしても
よい。
【0105】以上説明したように、判定情報を旧ICカ
ード401から新ICカード402に転送し、判定する
ことにより、視聴履歴データが古いICカードに存在す
る場合には、新しいICカードを無効とすることで、同
時には1枚のICカードが有効となり、2枚のICカー
ドを使った不正利用を防ぐことができる。
【0106】また視聴履歴データが古いICカードが存
在しなければ、古いICカードを無効にして新しいIC
カードを有効にすることで、同時に新旧のICカードが
有効になることはなく、2枚のICカードを使った不正
利用を防ぐことができる。
【0107】以上本実施例によれば、モジュール(IC
カード)交換を行う場合に記憶された視聴履歴データの
消失がなくモジュールの交換ができる。
【0108】また、新旧のモジュール(新旧のICカー
ド)に交換のための判定情報と判定する手段を設け、交
換時に判定情報を制御することにより、視聴履歴データ
が消失することなく、かつ不正使用を防ぐことができ
る。
【0109】更に、 新旧のモジュール(新旧のICカ
ード)の交換時にモジュール(ICカード)の状態メモ
リを無効状態にすることにより、旧モジュール(旧IC
カード)の使用ができないように制限することにより、
不正使用を防ぐことができる。
【0110】更にまた、旧モジュール(旧ICカード)
に設定される判定情報をセンタから設定する場合、交換
時に判定情報が設定されていない時に、センタにリクエ
ストして判定情報を、最終的に旧モジュール(旧ICカ
ード)にダウンロードすることにより、判定情報を確実
に設定することができる。
【0111】また、モジュール(ICカード)の交換が
できた場合と、モジュール(ICカード)の交換ができ
なかった場合にメッセージ表示を行うことにより、利用
者に正しい指示、情報伝達を行うことができる。
【0112】(第4の実施例)図9、図10、図11を
用いて、第4の実施例を説明する。本実施例の有料放送
受信装置の構成は、図4と図5の構成と同一である。図
9は、ICカード内に記憶する視聴履歴データの形式例
を示す。図10は、ICカードを交換する際の有料放送
受信装置本体2101と旧ICカード401の動作のフ
ローチャートを示す。図11は、ICカードを交換する
際の有料放送受信装置本体2101と新ICカード40
2の動作のフローチャートを示す。従来例、第1、第
2、第3の実施例と共通の部分については説明を省略す
る。
【0113】図9は、ICカード内に記憶する視聴履歴
データの形式例であり、図9は、n個の視聴履歴データ
を表している。視聴履歴データは、利用者がPPV番組
を購入した時点でICカード内に記憶される。番組番号
901は、購入した番組の番組番号であり、番組を識別
するための番号である。購入日時902は、購入した日
時を表す。保持期限903は、少なくとも視聴履歴メモ
り内に保持していなければならない日時を示している。
一般にはPPV番組の終了時刻である。
【0114】もし、時刻が保持期限を越えた場合には、
視聴履歴データをセンタに伝送後、視聴履歴メモリをク
リアする。逆に、時刻が保持期限内であれば、センタに
伝送せずに視聴履歴メモり内に保持しなければならな
い。このようにして2重に購入する事を防止している。
【0115】図10は、上述したようにICカードを交
換する際の有料放送受信装置本体2101と旧ICカー
ド401の動作のフローチャートを示す。旧ICカード
401のステップ209において、視聴履歴メモリ21
19に視聴履歴データないと判断した場合には、すぐに
ICカードが交換可能であるため、ステップ706にお
いて、応答データとして判定情報を有料放送受信装置本
体2101に送信する。
【0116】もし、視聴履歴メモリ2119に視聴履歴
データがある場合には、旧ICカード401は、ステッ
プ1006において、有料放送受信装置本体2101に
対し保持期限を越える視聴履歴データを送信する。
【0117】次に旧ICカード401は、ステップ10
07において、視聴履歴データが保持期間内のデータか
否かを判定する。
【0118】もし、保持期限内の視聴履歴データが存在
する場合には、旧ICカード401は、ステップ100
8において、有料放送受信装置本体2101に対し保持
期限内の視聴履歴データを送信する。
【0119】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ1001おいて、旧ICカード401からの応答デー
タを受信する。そしてステップ1002において、応答
データに、視聴履歴データがあるか否かを判定する。
【0120】応答データに視聴履歴データがない場合、
有料放送受信装置本体2101は、ステップ704にお
いて、バッファメモリ403に判定情報を記憶する。
【0121】応答データに視聴履歴データがある場合、
次にステップ1003において、保持期間内の視聴履歴
データがあるか否かを判定する。保持期限内の視聴履歴
データがある場合、ステップ1004において、保持期
限内の視聴履歴データをバッファメモリ403に記録す
る。
【0122】そして、ステップ303において、利用者
に対して、図12(B)のようなメッセージ表示を行
い、センタと通信できるように電話線接続の確認を促
す。
【0123】そしてステップ304において、センタと
電話回線で通信を行い、旧ICカード401から送られ
た視聴履歴データをセンタに伝送する。ステップ305
において、視聴履歴データのセンタへの送信が正常に終
了したか否かを判断する。
【0124】視聴履歴データのセンタへの送信が正常に
終了した場合、有料放送受信装置本体2101は、ステ
ップ306において、旧ICカード401に対し視聴履
歴データの送信が終了したことを通知する。
【0125】ステップ1003において、保持期間を超
える視聴履歴データである場合、ICカード401から
受信した視聴履歴データはセンタに伝送が可能であるた
め、ステップ303以降を実行し、全ての視聴履歴デー
タをセンタに伝送する。
【0126】視聴履歴データのセンタへの送信が正常に
終了しなかった場合、有料放送受信装置本体2101
は、ステップ307において、旧ICカード401に対
し視聴履歴データのセンタへの送信が正常に終了しなか
ったことを通知する。
【0127】旧ICカード401は、ステップ309に
おいて、有料放送受信装置本体2101とセンタとの通
信処理が終了したことを受け、ステップ310におい
て、有料放送受信装置本体2101とセンタとの通信が
正常に終了したか否かを判定する。
【0128】ICカード401は、有料放送受信装置本
体2101とセンタとの通信が正常に終了した場合に
は、ステップ311において、視聴履歴メモリ2119
に記憶している視聴履歴データをクリアする。
【0129】その後、旧ICカード401は、ステップ
706において、有料放送受信装置本体2101に対し
判定情報の応答データを送信する。そして、ステップ7
09において、状態メモリ405を無効状態に設定す
る。
【0130】ICカード401は、有料放送受信装置本
体2101とセンタとの通信が正常に終了しなかった場
合には、動作を終了する。
【0131】図11は、上述したようにICカードを交
換する際の有料放送受信装置本体2101と新ICカー
ド402の動作のフローチャートを示す。
【0132】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ1101において、バッファメモリ403に保持期限
内の視聴履歴データがあるか否かを判定する。保持期限
内の視聴履歴データがある場合、ステップ1102にお
いて、バッファメモリ403から保持期限内視聴履歴デ
ータをロードする。
【0133】ステップ1101において、保持期限内の
視聴履歴データがない場合、ステップ1104に移行す
る。
【0134】そして有料放送受信装置本体2101は、
ステップ1103において、新ICカード402に対し
保持期限内視聴履歴データを送信する。
【0135】新ICカード402は、ステップ1106
において、保持期限内視聴履歴データを受信する。
【0136】そして新ICカード402は、ステップ1
107において、受信したデータが保持期限内の視聴履
歴データであるか否かを判定する。保持期限内の視聴履
歴データである場合、ステップ1108において、保持
期限内の視聴履歴データを、視聴履歴メモリ2119に
記憶する。
【0137】またステップ1109において、新ICカ
ードに保持期限内の視聴履歴データが正常に記憶された
か否かを判定する。正常に記憶された場合、ステップ1
110において、有料放送受信装置本体2101に対し
記憶確認データ(OK)を送信する。正常に記憶されな
かった場合、ステップ1111において、有料放送受信
装置本体2101に対し記憶確認データ(NG)を送信
する。
【0138】ステップ1107において、受信したデー
タが保持期限内の視聴履歴データでない場合、ステップ
807に移行する。
【0139】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ1104において、新ICカード402からの記憶確
認データを受信する。そしてステップ1105におい
て、記憶確認データがOKか否かを判定する。
【0140】OKでない場合、ステップ806に移行
し、例えば図12(D)に示すようなメッセージを表示
し、ICカード交換がエラー終了したことを利用者に通
知する。
【0141】OKの場合、ステップ801に移行する。
【0142】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ801において、バッファメモリ403に記憶した判
定情報を読み出す。そしてステップ802において、新
ICカード402に対し判定情報を送る。
【0143】新ICカード402は、ステップ807に
おいて、有料放送受信装置本体2101から判定情報を
受信し、ステップ808において、受信した判定情報の
検査処理を行う。具体的には、新ICカード402内の
判定情報メモリ409内のデータと有料放送受信装置本
体2101から受信した判定情報の比較を行う。また、
判定方法の手段については判定情報を暗号化する場合も
あるが、本発明では判定情報の判定方法については限定
をしない。
【0144】新ICカード402は、ステップ809に
おいて、受信した判定情報が正しいか否かを判定する。
【0145】受信した判定情報が正しい場合には、ステ
ップ810において、状態メモリ408を有効状態に設
定する。このように新ICカード402を有効にする。
そして新ICカード402は、ステップ811におい
て、有料放送受信装置本体2101に対し、ICカード
の交換が正常に完了したことを示す応答データを送信す
る。
【0146】受信した判定情報が正しくない場合、新I
Cカード402は、ステップ812において、有料放送
装置本体2101に対し、ICカードが交換エラーであ
る内容の応答データを送信する。
【0147】有料放送受信装置本体2101は、ステッ
プ803において、新ICカード402からの応答デー
タを受信する。次にステップ804においた、ICカー
ドの変換が完了したか否かの判定を行う。
【0148】そして有料放送受信装置本体2101は、
ICカードの交換が完了した場合には、ステップ805
において、例えば図12(C)に示すようなメッセージ
を表示し、ICカードの交換が完了したことを利用者に
通知する。
【0149】また有料放送受信装置本体2101は、I
C交換作業がエラーである場合には、ステップ806に
おいて、例えば図12(D)に示すようなメッセージを
表示し、ICカード交換がエラー終了したことを利用者
に通知する。
【0150】本実施例によれば、モジュール(ICカー
ド)交換を行う場合に記憶された視聴履歴データの消失
がなくモジュールの交換ができる。
【0151】また、 モジュール(ICカード)交換時
にモジュール(ICカード)内に視聴履歴データがある
場合には、システムのセンタに発呼を行い、記憶する視
聴履歴データをセンタに送ることにより、交換時に視聴
履歴データの消失がなく、かつ課金を行うことができ
る。
【0152】更に、保持期限内の視聴履歴データ(継続
で有効なデータ)がある場合には、新モジュール(新I
Cカード)にコピーすることにより、保持期限がある視
聴履歴データの喪失を防ぐことができる。
【0153】更にまた、 新旧のモジュール(新旧のI
Cカード)の交換時にモジュール(ICカード)の状態
メモリを無効状態にすることにより、旧モジュール(旧
ICカード)の使用ができないように制限することによ
り、不正使用を防ぐことができる。
【0154】また、モジュール(ICカード)の交換が
できた場合と、モジュール(ICカード)の交換ができ
なかった場合にメッセージ表示を行うことにより、利用
者に正しい指示、情報伝達を行うことができる。
【0155】
【発明の効果】以上本発明によれば、モジュール(IC
カード)交換を行う場合に記憶された視聴履歴データの
消失がなくモジュールの交換ができる。
【0156】また、 新旧のモジュール(新旧のICカ
ード)の交換時にモジュール(ICカード)の状態メモ
リを無効状態にすることにより、旧モジュール(旧IC
カード)の使用ができないように制限することにより、
不正使用を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有料放送受信装置の第1の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】ICカード2102を交換する際における有料
放送受信装置本体2101とICカード2102の動作
のフローチャート図である。
【図3】本発明の第2の実施例であるICカード210
2を交換する際における有料放送受信装置本体2101
とICカード2102の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図4】本発明の有料放送受信装置の第3の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4の有料放送受信装置の変形例の構成を示す
ブロック図である。
【図6】センターから伝送するEMMデータのデータ形
式例を示す図である。
【図7】ICカードを交換する際における有料放送受信
装置本体2101と旧ICカード401の動作のフロー
チャート図である。
【図8】ICカードを交換する際における有料放送受信
装置本体2101と新ICカード402の動作のフロー
チャート図である。
【図9】本発明の第4の実施例において、ICカード内
に記憶する視聴履歴データの形式例を示す図である。
【図10】ICカードを交換する際の有料放送受信装置
本体2101と旧ICカード401の動作のフローチャ
ート図である。
【図11】ICカードを濃い有漢する際の有料放送受信
装置2101と新ICカード402の動作のフローチャ
ート図である。
【図12】本発明の有料放送受信装置において表示され
るメッセージの例を示す図である。
【図13】一般的な衛星を用いた放送システムのシステ
ム構成図である。
【図14】従来の有料放送受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2101・・有料放送受信装置本体、101・・状態メ
モリ、2102・・ICカード、2119・・視聴履歴
メモリ、102・・状態メモリ、403・・バッファメ
モリ、401・・旧ICカード、402・・新ICカー
ド、405・・状態メモリ、406・・判定情報メモ
リ、408・・状態メモリ、409・・判定情報メモ
リ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組視聴履歴データを分離可能なモジュ
    ールに記憶し、前記モジュールに記憶された前記番組視
    聴履歴データを元に課金する有料放送システムに使用す
    る有料放送受信装置において、 前記モジュール交換を行う場合に、前記モジュール内の
    前記番組視聴履歴データの有無を判定する判定手段と、 前記番組視聴履歴データが前記モジュール内にある場合
    に前記モジュールの交換を禁止する禁止手段と、を具備
    したことを特徴とする有料放送受信装置。
  2. 【請求項2】 番組視聴履歴データを分離可能なモジュ
    ールに記憶し、前記モジュールに記憶された前記番組視
    聴履歴データをセンタに伝送し、伝送された前記番組視
    聴履歴データを元に課金する有料放送システムに使用す
    る有料放送受信装置において、 前記モジュール交換を行う場合に、前記モジュール内の
    前記番組視聴履歴データの有無を判定する判定手段と、 前記番組視聴履歴データが前記モジュール内にある場合
    に前記センタと通信し、前記番組視聴履歴データを前記
    センタに伝送する伝送手段と、を具備したことを特徴と
    する有料放送受信装置。
  3. 【請求項3】 番組視聴履歴データを分離可能なモジュ
    ールに記憶し、前記モジュールに記憶された前記番組視
    聴履歴データを元に課金する有料放送システムに使用す
    る有料放送受信装置において、 交換される旧モジュールに交換を制御するための判定情
    報を記憶する記憶手段と、 前記モジュール交換を行う場合に、前記旧モジュール内
    の判定情報を判定する判定手段と、 判定した結果正しい判定結果が得られない場合に、旧モ
    ジュールから新モジュールへの交換を禁止する禁止手段
    と、を具備したことを特徴とする有料放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記判定情報をあらかじめセンタからダ
    ウンロードし、前記旧モジュールに設定する設定手段を
    具備したことを特徴とする請求項3に記載の有料放送受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記モジュールを交換する場合に、前記
    旧モジュール内で、前記判定情報の記憶の有無を検査す
    る検査手段と、 前記判定情報が無い場合にはセンタに対してリクエスト
    して前記判定情報のダウンロードを行うダウンロード手
    段と、を具備したことを特徴とする請求項3に記載の有
    料放送受信装置。
  6. 【請求項6】 番組視聴履歴データを分離可能なモジュ
    ールに記憶し、前記モジュールに記憶された前記番組視
    聴履歴データを元に課金する有料放送システムに使用す
    る有料放送受信装置において、 交換される旧モジュール内と、交換する新モジュール内
    に、モジュールの動作を制御する少なくとも2つの状態
    を表す状態変数を記憶する記憶手段と、 その状態変数によりモジュールの動作を制御する制御手
    段と、 モジュール交換を行う場合に、旧モジュール、または新
    モジュール内の前記状態変数を変更する変更手段と、を
    具備したことを特徴とする有料放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記番組視聴履歴データをモジュール内
    に保持する期限がある場合、モジュール交換時に旧モジ
    ュール内で保持する期限を判定する手段と、 判定した結果保持期限内の番組視聴履歴データを新モジ
    ュールに転送する手段と、 新モジュール内で転送されてきた番組視聴履歴データを
    記憶する手段と、を具備したことを特徴とする請求項
    1、2、3、6のいずれか1項に記載の有料放送受信装
JP2000256220A 2000-08-25 2000-08-25 有料放送受信装置 Pending JP2002077846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000256220A JP2002077846A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 有料放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000256220A JP2002077846A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 有料放送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002077846A true JP2002077846A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18744861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000256220A Pending JP2002077846A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 有料放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002077846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106385322A (zh) * 2016-09-07 2017-02-08 海能达通信股份有限公司 一种数据组呼方法、装置及系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106385322A (zh) * 2016-09-07 2017-02-08 海能达通信股份有限公司 一种数据组呼方法、装置及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1765013B1 (en) Broadcasting receiver and method for upgrading firmware
EP1309182B1 (en) A method of providing a code upgrade to a host device having a smart card interface
US20020076195A1 (en) Information recording apparatus and method, information processing terminal, method and apparatus, and recording medium
EP0683614A1 (en) Reception apparatus and method
JPH03277087A (ja) 受信装置
JP2011130485A (ja) 放送送受信方法及びその送受信装置及びその記録再生装置
EP0923247A2 (en) Information broadcasting method, receiver and information processing apparatus
KR100310025B1 (ko) 무선통신에있어서의요금부과시스템
US20050066355A1 (en) System and method for satellite broadcasting and receiving encrypted television data signals
JP4457502B2 (ja) デジタル放送利用制限方法、デジタル放送システム、センター局装置、ローカル局装置、および、受信装置
JP2000217089A (ja) デ―タ受信装置およびデ―タ受信方法
JP2002503063A (ja) 構成方法および装置
US8532292B2 (en) Stream generation method, broadcast receiving apparatus, and display method
JP2002077846A (ja) 有料放送受信装置
JP3068634B2 (ja) データ放送受信システム
JPH0723364A (ja) 有料暗号化放送の視聴装置
KR100438399B1 (ko) 스크램블된정보송신/수신장치및그방법
US8761394B2 (en) System and method for secure broadcast communication
JP4001995B2 (ja) 通信制御方法及びこれを用いた受信装置
JPH05207464A (ja) プリペイドカード利用の衛星放送受信機
JP4766028B2 (ja) 受信装置及び受信方法
CN101355642A (zh) 数字电视接收终端
JP2002077850A (ja) 有料放送システムおよび有料放送受信装置および放送方法
JP4719997B2 (ja) デジタル放送受信機およびデータ提供方法および課金方法および販売方法
JP3296786B2 (ja) デジタル放送受信機内蔵のテレビジョン受像機およびデジタル放送受信機内蔵のテレビジョン受像機における消費電力節減化方法