JP2002077107A - 波長多重化装置及びその方法 - Google Patents
波長多重化装置及びその方法Info
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- JP2002077107A JP2002077107A JP2000261149A JP2000261149A JP2002077107A JP 2002077107 A JP2002077107 A JP 2002077107A JP 2000261149 A JP2000261149 A JP 2000261149A JP 2000261149 A JP2000261149 A JP 2000261149A JP 2002077107 A JP2002077107 A JP 2002077107A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 波長に対し周期的な透過特性を持つ波長ルー
タ22により波長多重化する装置において、光増幅器か
らの自然放出光(ASE)の一部が波長ルータを透過し
て、SNが劣化するのを減少させる。 【解決手段】 波長ルータ22のポート数を波長ルータ
22に接続させる光増幅器100の数nよりkだけ多く
して波長周期間隔を大とする。また光信号を増幅する時
だけ光増幅器100を動作状態とし、増幅しない時は不
動作状態に増幅制御部300により制御する。
タ22により波長多重化する装置において、光増幅器か
らの自然放出光(ASE)の一部が波長ルータを透過し
て、SNが劣化するのを減少させる。 【解決手段】 波長ルータ22のポート数を波長ルータ
22に接続させる光増幅器100の数nよりkだけ多く
して波長周期間隔を大とする。また光信号を増幅する時
だけ光増幅器100を動作状態とし、増幅しない時は不
動作状態に増幅制御部300により制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば局側装置
と、加入者側装置が光増幅器を有する、波長多重双方向
光伝送システムにおける加入者側装置から局側装置に上
り通信を行う波長多重化装置に適用され、特に波長多重
化のために波長に対して周期的な透過特性を有し、かつ
ポート数に比例してFSR(Free Spectru
m Range:フリースペクトラムレンジ)が増加す
る特性がある波長ルータを用いる装置、及びその多重化
方法に関する。
と、加入者側装置が光増幅器を有する、波長多重双方向
光伝送システムにおける加入者側装置から局側装置に上
り通信を行う波長多重化装置に適用され、特に波長多重
化のために波長に対して周期的な透過特性を有し、かつ
ポート数に比例してFSR(Free Spectru
m Range:フリースペクトラムレンジ)が増加す
る特性がある波長ルータを用いる装置、及びその多重化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術例の構成を図5に示
す。ユーザ(利用者)U1,U2,U3,…,Unにそ
れぞれλ1,λ2,λ3,…,λnの波長を割り当て、
これらの各隣接波長間隔はΔλとしている。信号光と自
然放出光(ASE)の波長の関係を図6に示す。例えば
ユーザU1の加入者側装置(ONU)10−1におい
て、光信号を光増幅器100で増幅した際に、広帯域ス
ペクトルを有する自然放出光(ASE)を発生するが、
このASEを含んだ信号光は、光ファイバ15−1より
光カプラ17−1を介して光ファイバ11−1を伝送し
て、波長ルータ12の入力ポート12−1に入力され
る。
す。ユーザ(利用者)U1,U2,U3,…,Unにそ
れぞれλ1,λ2,λ3,…,λnの波長を割り当て、
これらの各隣接波長間隔はΔλとしている。信号光と自
然放出光(ASE)の波長の関係を図6に示す。例えば
ユーザU1の加入者側装置(ONU)10−1におい
て、光信号を光増幅器100で増幅した際に、広帯域ス
ペクトルを有する自然放出光(ASE)を発生するが、
このASEを含んだ信号光は、光ファイバ15−1より
光カプラ17−1を介して光ファイバ11−1を伝送し
て、波長ルータ12の入力ポート12−1に入力され
る。
【0003】このASEを含む信号光が、波長ルータ1
2のポート12−1に入力された時、波長ルータ12の
周期特性により、λ1の波長光と同時に、λ1に対し波
長がFSR(Free Spectrum Rang
e:フリースペクトラムレンジ)周期(=n・Δλ)の
整数倍異なったλ−m・n+1,…,λ−2n+1,λ
−n+1,λn+1,λ2n+1,…,λm・n+1
(mは整数)の波長光も透過してしまう。このためAS
E中の前述の波長を有する成分が、図7に示すように波
長ルータ12を透過する。このように波長に対して周期
的な透過特性を有し、かつポート数に比例してFSRが
増加する特性を持つ波長ルータ12としては、アレイ導
波路回折格子を用いることができる。
2のポート12−1に入力された時、波長ルータ12の
周期特性により、λ1の波長光と同時に、λ1に対し波
長がFSR(Free Spectrum Rang
e:フリースペクトラムレンジ)周期(=n・Δλ)の
整数倍異なったλ−m・n+1,…,λ−2n+1,λ
−n+1,λn+1,λ2n+1,…,λm・n+1
(mは整数)の波長光も透過してしまう。このためAS
E中の前述の波長を有する成分が、図7に示すように波
長ルータ12を透過する。このように波長に対して周期
的な透過特性を有し、かつポート数に比例してFSRが
増加する特性を持つ波長ルータ12としては、アレイ導
波路回折格子を用いることができる。
【0004】波長ルータ12を透過したこの信号光及び
ASEの一部は、光ファイバ13で伝送されて局側装置
(OSU)14の受信器16で受信されるが、この時、
信号光にASEが含まれるためSN比が劣化する。また
無通信状態の加入者側装置(ONU)(例えば図5の1
0−n)でも、光増幅器100の電流印加時は、自然放
出光(ASE)を発生するので、無通信状態のユーザU
nの光増幅器100で発生したASEが、光ファイバ1
5−nより光カプラ17−nを介して光ファイバ11−
nを伝送し、波長ルータ12のポート12−nに入力さ
れ、上述と同じ理由で、ASEのλ−m・n+n,…,
λ−2n+n,λ−n+n,λn,λn+n,λ2n+
n,…,λm・n+nの波長光が透過され、例えば図8
に示すように、これが同時刻で通信を行っている他のユ
ーザU1の波長λ1の信号光に光ファイバ13で重畳さ
れ、SN比の劣化を招く。
ASEの一部は、光ファイバ13で伝送されて局側装置
(OSU)14の受信器16で受信されるが、この時、
信号光にASEが含まれるためSN比が劣化する。また
無通信状態の加入者側装置(ONU)(例えば図5の1
0−n)でも、光増幅器100の電流印加時は、自然放
出光(ASE)を発生するので、無通信状態のユーザU
nの光増幅器100で発生したASEが、光ファイバ1
5−nより光カプラ17−nを介して光ファイバ11−
nを伝送し、波長ルータ12のポート12−nに入力さ
れ、上述と同じ理由で、ASEのλ−m・n+n,…,
λ−2n+n,λ−n+n,λn,λn+n,λ2n+
n,…,λm・n+nの波長光が透過され、例えば図8
に示すように、これが同時刻で通信を行っている他のユ
ーザU1の波長λ1の信号光に光ファイバ13で重畳さ
れ、SN比の劣化を招く。
【0005】なおこの例では局側装置(OSU)14の
光送信器18からの波長多重化された光信号が光ファイ
バ13へ出射され、この光ファイバ13に出射された下
り光信号は、波長ルータ12に入射され、波長ルータ1
2においてλ1〜λnの各波長ごとの光信号に分離され
て、光ファイバ11−1〜11−nに入射され、更にそ
の各光ファイバよりそれぞれ加入者側装置10−1〜1
0−nに入射される。つまり波長多重双方向光伝送シス
テムが構成されている。また加入者側装置10−1〜1
0−nよりの光信号は、上述したように波長多重化され
ると共に、この例では各光信号が時間的にもずらされて
波長ルータ12で時分割多重化されている。従って局側
装置14の光受信器16はその1個で、その波長多重化
かつ時間多重化された信号が電気信号に変換される。
光送信器18からの波長多重化された光信号が光ファイ
バ13へ出射され、この光ファイバ13に出射された下
り光信号は、波長ルータ12に入射され、波長ルータ1
2においてλ1〜λnの各波長ごとの光信号に分離され
て、光ファイバ11−1〜11−nに入射され、更にそ
の各光ファイバよりそれぞれ加入者側装置10−1〜1
0−nに入射される。つまり波長多重双方向光伝送シス
テムが構成されている。また加入者側装置10−1〜1
0−nよりの光信号は、上述したように波長多重化され
ると共に、この例では各光信号が時間的にもずらされて
波長ルータ12で時分割多重化されている。従って局側
装置14の光受信器16はその1個で、その波長多重化
かつ時間多重化された信号が電気信号に変換される。
【0006】以上述べたように従来方式では、加入者側
装置(ONU)の光増幅器100で、光信号増幅時に発
生するASEの一部が、波長ルータ12を透過して、局
側装置(OSU)14の受信器16で、信号光と共に受
信されるため、SN比が劣化する。また無通信時のON
Uにおいても、光増幅器100の電流印加時は、常にA
SEが発生するため、このASEの一部が波長ルータ1
2を透過して、他ユーザの信号光に重畳されてSN比が
劣化する。
装置(ONU)の光増幅器100で、光信号増幅時に発
生するASEの一部が、波長ルータ12を透過して、局
側装置(OSU)14の受信器16で、信号光と共に受
信されるため、SN比が劣化する。また無通信時のON
Uにおいても、光増幅器100の電流印加時は、常にA
SEが発生するため、このASEの一部が波長ルータ1
2を透過して、他ユーザの信号光に重畳されてSN比が
劣化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
波長多重装置において、光増幅器で光信号増幅時に発生
したASEが、周期特性をもつ波長ルータに入射した場
合、ASEの一部が波長ルータを透過して、光信号のS
N比が劣化する。また無通信状態の光増幅器において
も、電流が印加されている時はASEが発生するため、
上述と同様にASEの一部が波長ルータを透過して、他
チャネルの信号光に重畳され、その光信号のSN比を劣
化させる。
波長多重装置において、光増幅器で光信号増幅時に発生
したASEが、周期特性をもつ波長ルータに入射した場
合、ASEの一部が波長ルータを透過して、光信号のS
N比が劣化する。また無通信状態の光増幅器において
も、電流が印加されている時はASEが発生するため、
上述と同様にASEの一部が波長ルータを透過して、他
チャネルの信号光に重畳され、その光信号のSN比を劣
化させる。
【0008】そこでこの発明では、ASEを抑圧し、受
信側でのSN比の改善を行うことができる波長多重化装
置及びその方法を提供することを目的とする。
信側でのSN比の改善を行うことができる波長多重化装
置及びその方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】周期特性を持つ波長ルー
タのポート数を、この波長ルータに接続される光増幅器
の数よりも多くされている。また光増幅器を、光信号増
幅時のみ動作させる。
タのポート数を、この波長ルータに接続される光増幅器
の数よりも多くされている。また光増幅器を、光信号増
幅時のみ動作させる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例(その
1)を適用した波長多重双方向光伝送システムを示し、
図5と対応する部分には同一参照符号を付けてある。こ
の実施例においては、波長ルータ22として、加入者側
装置10−1〜10−nと光ファイバ11−1〜11−
nを介して接続されたポート22−1〜22−nの他
に、加入者側装置と接続されない、つまり使用されない
ポート22−n+1〜22−k(k≧n+1)を備えた
ものが用いられる。
1)を適用した波長多重双方向光伝送システムを示し、
図5と対応する部分には同一参照符号を付けてある。こ
の実施例においては、波長ルータ22として、加入者側
装置10−1〜10−nと光ファイバ11−1〜11−
nを介して接続されたポート22−1〜22−nの他
に、加入者側装置と接続されない、つまり使用されない
ポート22−n+1〜22−k(k≧n+1)を備えた
ものが用いられる。
【0011】この構成において、通信を行っているユー
ザ(例えば図1ではユーザU1)のONU10−1にお
いて、波長λ1の信号光を光増幅器100で増幅した際
に、自然放出光(ASE)を発生するが、このASEを
含んだ信号光(図6参照)は、光ファイバ15−1より
光カプラ17−1を介して光ファイバ11−1を伝送し
て、ポート数k(≧n+1)の波長ルータ22の入力ポ
ート22−1に入力される。ここで、波長ルータ22の
ポート数kをユーザ数nの2倍にした場合のASE抑圧
効果を図2に示す。ポート数を2倍にするとFSRも2
倍になるため、波長ルータ22を透過できるASEの波
長数は図3に示した場合の1/2になる。つまり、k=
2nの場合(この実施例)は波長ルータ22を透過する
自然放出光(ASE)の成分は図2Aに示すようにFS
R(=2n・Δλ)の間隔となる。一方図5に示した従
来の装置においては波長ルータ12を透過する自然放出
光は図2Bに示すようにFSR(n・Δλ)の間隔とな
る。この実施例はASEの波長ルータを透過する成分が
従来のものの1/2となる。信号光とそのASEはこの
実施例も、従来の装置においても図2Cに示すように同
一である。従って、この実施例の方が波長ルータ22を
透過するASEが出なくなる。
ザ(例えば図1ではユーザU1)のONU10−1にお
いて、波長λ1の信号光を光増幅器100で増幅した際
に、自然放出光(ASE)を発生するが、このASEを
含んだ信号光(図6参照)は、光ファイバ15−1より
光カプラ17−1を介して光ファイバ11−1を伝送し
て、ポート数k(≧n+1)の波長ルータ22の入力ポ
ート22−1に入力される。ここで、波長ルータ22の
ポート数kをユーザ数nの2倍にした場合のASE抑圧
効果を図2に示す。ポート数を2倍にするとFSRも2
倍になるため、波長ルータ22を透過できるASEの波
長数は図3に示した場合の1/2になる。つまり、k=
2nの場合(この実施例)は波長ルータ22を透過する
自然放出光(ASE)の成分は図2Aに示すようにFS
R(=2n・Δλ)の間隔となる。一方図5に示した従
来の装置においては波長ルータ12を透過する自然放出
光は図2Bに示すようにFSR(n・Δλ)の間隔とな
る。この実施例はASEの波長ルータを透過する成分が
従来のものの1/2となる。信号光とそのASEはこの
実施例も、従来の装置においても図2Cに示すように同
一である。従って、この実施例の方が波長ルータ22を
透過するASEが出なくなる。
【0012】一般にユーザ数nのシステムで、波長ルー
タのポート数をk(≧n+1)個に設定すると、波長ル
ータ22を透過するASEをn/k(理想状態)に抑圧
できる。図3にこの発明の実施例(その2)を適用した
波長多重双方向光伝送システムを示し、図5と対応する
部分に同一符号を付けてある。この実施例では加入者側
装置20−1〜20−nの各光増幅器200として光信
号増幅時のみ動作可能な光増幅器が用いられる。つまり
光信号増幅時のみ光増幅器を動作させる。従って半導体
光増幅器200を用いた場合に例えば加入者側装置20
−1では光増幅器200に電流を流し、波長λ1の光信
号を増幅させ、その他の無通信状態のユーザU2〜Un
のONU20−2〜20−nにおける各光増幅器200
には電流を印加しない。よってこれら光増幅器200か
らASEが発生しない。このため波長ルータ12には、
図4に示すようにユーザU1のONU20−1からの信
号光およびASEしか入力されない。従って波長ルータ
12に入力されるASEは、図5に示した場合と比較し
て最大1/(n−1)に抑圧される(1ユーザのみが通
信を行っている場合)。
タのポート数をk(≧n+1)個に設定すると、波長ル
ータ22を透過するASEをn/k(理想状態)に抑圧
できる。図3にこの発明の実施例(その2)を適用した
波長多重双方向光伝送システムを示し、図5と対応する
部分に同一符号を付けてある。この実施例では加入者側
装置20−1〜20−nの各光増幅器200として光信
号増幅時のみ動作可能な光増幅器が用いられる。つまり
光信号増幅時のみ光増幅器を動作させる。従って半導体
光増幅器200を用いた場合に例えば加入者側装置20
−1では光増幅器200に電流を流し、波長λ1の光信
号を増幅させ、その他の無通信状態のユーザU2〜Un
のONU20−2〜20−nにおける各光増幅器200
には電流を印加しない。よってこれら光増幅器200か
らASEが発生しない。このため波長ルータ12には、
図4に示すようにユーザU1のONU20−1からの信
号光およびASEしか入力されない。従って波長ルータ
12に入力されるASEは、図5に示した場合と比較し
て最大1/(n−1)に抑圧される(1ユーザのみが通
信を行っている場合)。
【0013】前述したように光増幅器を、光信号増幅時
のみ動作状態とさせるために、各加入者側装置20−1
〜20−nの各光増幅器200に増幅制御部300が設
けられ、増幅制御部300により対応する光増幅器20
0を増幅動作状態と非増幅動作状態とに切替え制御す
る。先に述べたようにこの例の場合は上り光信号を波長
多重化すると共に時分割多重化している場合であって、
この時分割多重化のタイミングは局側装置14から受信
した情報に基づき行われる。従って各増幅制御部300
はこのタイミング情報により、対応する光増幅器200
を動作状態又は非動作状態の何れかに切替えるようにす
ることもできる。光増幅器200としては各種のものを
使用できるが、半導体光増幅器を用いれば、その駆動電
流を増幅制御部300によりオンオフ制御して光増幅器
200を高速に動作状態、不動作状態に切替え制御する
ことができる。
のみ動作状態とさせるために、各加入者側装置20−1
〜20−nの各光増幅器200に増幅制御部300が設
けられ、増幅制御部300により対応する光増幅器20
0を増幅動作状態と非増幅動作状態とに切替え制御す
る。先に述べたようにこの例の場合は上り光信号を波長
多重化すると共に時分割多重化している場合であって、
この時分割多重化のタイミングは局側装置14から受信
した情報に基づき行われる。従って各増幅制御部300
はこのタイミング情報により、対応する光増幅器200
を動作状態又は非動作状態の何れかに切替えるようにす
ることもできる。光増幅器200としては各種のものを
使用できるが、半導体光増幅器を用いれば、その駆動電
流を増幅制御部300によりオンオフ制御して光増幅器
200を高速に動作状態、不動作状態に切替え制御する
ことができる。
【0014】なお図3に示した手法を図1中に破線で示
すように増幅制御部300を設けて図1に示した実施例
にも適用することができる。つまり図1において、各光
増幅器200を、光信号を増幅する時のみ動作状態と
し、光信号を入射したい状態では光増幅器200を不動
作状態にするようにすればよい。このようにすればSN
を一層大きくすることができる。上述においてはこの発
明を、局側装置と複数の加入者側装置との間の波長多重
双方向光伝送システムにおける波長多重化装置に適用し
たが、一般に、複数の光増幅器よりの互いに異なる波長
の光信号を光増幅して、波長ルータの互いに異なるポー
トへ入射して波長多重化し、かつその波長ルータとし
て、波長に対して周期的な透過特性を有し、かつポート
数に比例してFSRが増加する特性を有するものを用い
る波長多重化装置に、この発明を適用できる。
すように増幅制御部300を設けて図1に示した実施例
にも適用することができる。つまり図1において、各光
増幅器200を、光信号を増幅する時のみ動作状態と
し、光信号を入射したい状態では光増幅器200を不動
作状態にするようにすればよい。このようにすればSN
を一層大きくすることができる。上述においてはこの発
明を、局側装置と複数の加入者側装置との間の波長多重
双方向光伝送システムにおける波長多重化装置に適用し
たが、一般に、複数の光増幅器よりの互いに異なる波長
の光信号を光増幅して、波長ルータの互いに異なるポー
トへ入射して波長多重化し、かつその波長ルータとし
て、波長に対して周期的な透過特性を有し、かつポート
数に比例してFSRが増加する特性を有するものを用い
る波長多重化装置に、この発明を適用できる。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明したようにこの発明に
よれば、波長ルータのポート数を、光増幅器の数より多
く設定する事により、波長ルータを透過できる波長周期
間隔FSRを広げる事ができ、結果としてその波長多重
化光信号を受信する受信器に漏れこむASEを減らす事
が出来る。また各光増幅器を、光信号を増幅する時のみ
動作させる事により、ASEの発生を最小限に抑える事
ができ、他光増幅器から発生する、ASEによる、SN
比の劣化を抑える事が出来る。
よれば、波長ルータのポート数を、光増幅器の数より多
く設定する事により、波長ルータを透過できる波長周期
間隔FSRを広げる事ができ、結果としてその波長多重
化光信号を受信する受信器に漏れこむASEを減らす事
が出来る。また各光増幅器を、光信号を増幅する時のみ
動作させる事により、ASEの発生を最小限に抑える事
ができ、他光増幅器から発生する、ASEによる、SN
比の劣化を抑える事が出来る。
【図1】この発明の実施例を適用した波長多重双方向光
伝送システムの構成を示す図。
伝送システムの構成を示す図。
【図2】図1に示した実施例におけるASE抑圧効果を
示す図。
示す図。
【図3】この発明の他の実施例を適用した波長多重双方
向光伝送システムの構成を示す図。
向光伝送システムの構成を示す図。
【図4】図3に示した実施例によるASE抑圧効果を示
す図。
す図。
【図5】従来の波長多重双方向光伝送システムの構成例
を示す図。
を示す図。
【図6】信号光及び自然放出光の波長スペクトルに関す
る説明図。
る説明図。
【図7】波長ルータ12の各ポートに設定された透過波
長と、透過波長の周期特性に基づく透過波長とを示す
図。
長と、透過波長の周期特性に基づく透過波長とを示す
図。
【図8】従来の波長多重双方向光伝送システムの、無通
信状態のユーザUnの装置10−nから発生したASE
による、他ユーザU1の光信号のSN比劣化を説明する
ための図。
信状態のユーザUnの装置10−nから発生したASE
による、他ユーザU1の光信号のSN比劣化を説明する
ための図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 仁 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 深田 陽一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5F072 AK06 HH09 JJ20 YY17 5F073 BA01 EA29 GA38 5K002 AA01 AA03 BA04 BA05 CA13 DA02 DA03 FA01
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の光増幅器により互いに異なる波長
の光信号を光増幅して、波長ルータの互いに異なるポー
トへ入射し、波長ルータから共通の光伝送路へ出射し、 上記波長ルータは、波長に対して周期的な透過特性を有
し、かつポート数に比例してFSR(Free Spe
ctrum Range:フリースペクトラムレンジ)
が増加する特性である波長多重化装置において、 上記波長ルータのポート数が上記光増幅器の数より多い
ことを特徴とする波長多重化装置。 - 【請求項2】 上記各光増幅器について、光信号を増幅
する時のみ、動作状態とし、増幅しない時は、非動作状
態にする増幅動作制御手段が設けられていることを特徴
とする請求項1記載の波長多重化装置。 - 【請求項3】 上記波長ルータはアレイ導波路回折格子
であることを特徴とする請求項1又は2記載の波長多重
化装置。 - 【請求項4】 上記複数の光増幅器は、 1つの局側装置と、複数の加入者側装置を備え、上記複
数の加入者側装置に互いに異なる波長を割り当てること
により通信を行うシステムにおける、上記複数の加入者
側装置内にそれぞれ設けられ、かつ上記複数の加入者側
装置は上記波長ルータに接続されて波長多重化されてい
るものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載の波長多重化装置。 - 【請求項5】 複数の光増幅器により互いに異なる波長
の光信号を光増幅して、波長ルータの互いに異なるポー
トへ入射し、波長ルータから共通の光伝送路へ出射し、 上記波長ルータとして、波長に対して周期的な透過特性
を有し、かつポート数に比例してFSRが増加する特性
のものを用いる波長多重化方法において、 上記各光増幅器を、光信号を増幅する時のみ動作させ、
光信号を増幅しない時には非動作状態にすることを特徴
とする波長多重化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000261149A JP2002077107A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 波長多重化装置及びその方法 |
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JP2000261149A JP2002077107A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 波長多重化装置及びその方法 |
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JP2002077107A true JP2002077107A (ja) | 2002-03-15 |
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ID=18749041
Family Applications (1)
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JP2000261149A Pending JP2002077107A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 波長多重化装置及びその方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002077107A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7616892B2 (en) | 2003-03-04 | 2009-11-10 | Fujitsu Limited | Delivery method and delivery system of contents information, and central station thereof |
JP2012222170A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Fujitsu Ltd | 光増幅装置 |
-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000261149A patent/JP2002077107A/ja active Pending
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US7616892B2 (en) | 2003-03-04 | 2009-11-10 | Fujitsu Limited | Delivery method and delivery system of contents information, and central station thereof |
JP2012222170A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Fujitsu Ltd | 光増幅装置 |
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