JP2002076124A - 自動配線設計方法、自動配線設計装置、及び自動配線設計方法を記録した記憶媒体 - Google Patents

自動配線設計方法、自動配線設計装置、及び自動配線設計方法を記録した記憶媒体

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JP2002076124A
JP2002076124A JP2000257780A JP2000257780A JP2002076124A JP 2002076124 A JP2002076124 A JP 2002076124A JP 2000257780 A JP2000257780 A JP 2000257780A JP 2000257780 A JP2000257780 A JP 2000257780A JP 2002076124 A JP2002076124 A JP 2002076124A
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Masahito Uechi
將人 植地
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ回路部分の配線設計において寄生M
OSの発生を回避する自動配線を可能としTATの短縮
を図る自動配線設計方法、自動配線設計装置、及び記憶
媒体を提供すること。 【解決手段】 配線条件データファイルD7とMOS誘
発ノードデータファイルD4に基づき、寄生MOS誘発
ノードでなければ(S12:「いいえ」)通常の自動配線
処理により配線し、(S20)寄生MOS誘発ノードで
ある場合には(S12:「はい」)ターゲットポイント方
向に仮配線をした後(S13)配線禁止領域Fを通過す
る場合には(S14:「はい」)通過手前でターゲットポ
イント方向に屈曲させて迂回経路を設定し(S15)、
配線禁止領域Fを通過しないが(S14:「いいえ」)部
分辺対と交差する場合には(S16:「はい」)部分辺対
の1辺と交差した後ターゲットポイント方向に屈曲させ
て部分辺対と並走するように設定する(S17)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路のレイア
ウトにおける自動配線設計に関するものであり、特に、
寄生MOSの発生を回避することのできる自動配線設計
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゲートアレイ方式やスタンダ
ードセル方式等の大規模集積回路におけるディジタル回
路部分のレイアウト設計においては、自動配線処理によ
る配線設計が行われている。この場合、各ディジタル回
路を構成するインバータ、ナンド等の基本論理回路セル
や、CPU、DSP等のマクロセル等については、予め
論理セル内の各素子間の結線は完了しており、自動配線
により行う配線は論理セル間の結線となる。
【0003】ここで、予め用意されている論理セルは、
ディジタル回路を構成するセルであり、演算結果、動作
スピード、ファンイン・ファンアウト特性等の所定の論
理機能が確認された論理セルについては汎用的に再利用
することができるのが一般的であり、この場合論理セル
内部の結線を変更して使用することはない。従って、論
理セル内に寄生MOSが形成されることはない。
【0004】また、自動配線により結線される配線は、
スタンダードセル方式等の場合のように素子配置領域と
は別途設けられる配線領域において配線レイアウトが行
われるため、配線下部の基板上に配線との間で寄生MO
Sを構成するような拡散領域は存在せず寄生MOSが形
成されることはない。またゲートアレイ方式等の場合の
ように素子配置領域上に配線する場合には論理セルを構
成する配線層より上位の配線層を利用するので、基板ま
での層間絶縁膜が十分な厚さで確保され寄生MOS構成
がオンすることはない。
【0005】更に、ディジタル回路部分は、MOSトラ
ンジスタで構成されることが一般的であるため、その拡
散領域の構成は、MOSトランジスタのソース・ドレイ
ンと素子分離領域等に限定されており、素子分離領域は
通常、チャネルストップ用の不純物がドーピングされ、
寄生MOSは動作しない構成になっている。
【0006】従って、ゲートアレイ方式やスタンダード
セル方式等の大規模集積回路においては、寄生MOSに
よる誤動作が発生することなく自動配線による設計を行
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
大規模集積回路では、ディジタル回路のみならずアナロ
グ回路をも混在するいわゆるアナ・ディジ混在のLSI
が一般的になってきており、LSIにおけるアナログ回
路部分の配線設計TATの短縮が問題となっている。ま
た、アナログLSIも大規模化が進展しており短い設計
TATを実現する配線設計が要求されている。
【0008】しかしながら、アナログ回路部分は、動作
電圧範囲、入出力インピーダンス、精度等の要求性能に
応じて抵抗値、トランジスタサイズ、素子間の対象性等
の回路構成を微妙に調整する必要があり、要求仕様に応
じて素子構成が変わるため標準セル化に不向きな性質を
有している。そこで、従来よりアナログ部分については
素子間の配置から配線に至る一連のレイアウト設計は、
設計者の人手により行わざるを得ないのが一般的であ
り、寄生MOSの有無も設計者が目視にてチェックを
し、発見された場合の修正についても設計者の人手に頼
るのが現状である。
【0009】更に、アナログ回路においては、構成素子
がトランジスタの他、抵抗、ダイオード、コンデンサ等
の素子を多用するため、拡散領域の構成も複雑化する傾
向があり、また、動作電圧範囲も仕様により異なるので
種々の電圧値で動作させる必要があることから、ディジ
タル回路部分におけるチャネルストップのような寄生M
OSを回避する不純物を一律に導入することが困難であ
り、人為的なミスが発生し易い状況である。
【0010】従って、寄生MOSの検出と修正に多大は
時間を必要とし、設計TATが長くなってしまうという
問題がある。また、設計者の目視によるチェックに頼っ
ているので、人為的なミスを防止することが困難であ
り、LSI製造後にミスが発見された場合の修正には1
ヶ月を超える時間が必要とされる場合もあり、開発TA
Tの増大は深刻な問題となっている。
【0011】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、集積回路におけるアナログ
回路部分の配線設計において、配線による寄生MOSの
発生を回避しながら自動配線を可能とすることにより設
計時間の短縮を図ると共に、寄生MOSによる誤動作を
原因とする再設計を未然に防止することができ、設計T
ATの短縮化を図ることができる自動配線設計方法、自
動配線設計装置、及び自動配線設計方法を記録した記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る自動配線設計方法は、第1導電型半
導体層を挟んで対向する第2導電型半導体層対のうち、
向かい合う辺間の距離が所定距離に満たない対を抽出
し、更に、向かい合う辺間の距離が配線層幅に満たない
場合に、対向する辺の部分を対向辺部として、対向辺部
と対向辺部端を結ぶ直線とで囲まれる矩形領域を配線禁
止領域として設定することを特徴とする。
【0013】これにより、第1導電型半導体層を挟んで
対向する第2導電型半導体層対の間隔が配線が通過でき
る幅を持たない場合に、第2導電型半導体層対の対向辺
部に囲まれた領域を配線禁止領域として配線しないよう
にすることにより、寄生MOSの形成を回避することが
できるので、人手による配線を必要とすることなく、し
かも寄生MOSの形成を回避しながら自動配線を行うこ
とができ、寄生MOSのない配線を短時間で行うことが
できる。
【0014】また、請求項2に係る自動配線設計方法
は、第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半
導体層対のうち、向かい合う辺間の距離が所定距離に満
たない対を抽出した上で、向かい合う辺間に配線層幅が
通過できる場合に、対向する辺の部分を対向辺部とし
て、一方の対向辺部と交差した配線層を、配線層の終端
部に近い方向か、あるいは他方の両対向辺部端のうち近
い方向に屈曲させて対向辺部と並走させることを特徴と
する。
【0015】これにより、第2導電型半導体層対の間隔
が所定距離に満たなくても配線層幅が通過できる場合に
は、配線層を対向辺部に並走するように屈曲させること
により、配線層が結ぶ第2導電型半導体層間の経路長を
寄生MOSが導通する長さ以上に長く設定することがで
きるので、第2導電型半導体層対を交差する配線層によ
り形成される寄生MOSが導通することなく自動配線を
行うことができ、寄生MOSの誤動作による影響のない
配線を短時間で行うことができる。
【0016】また、請求項3に係る自動配線設計装置
は、第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半
導体層対の向かい合う辺間の距離が所定距離に満たない
対を抽出する抽出手段と、抽出された第2導電型半導体
層対のうち向かい合う辺間の距離が配線層幅に満たない
場合に、向かい合う辺の対向する部分を対向辺部とし
て、対向辺部と対向辺部端を結ぶ直線とで囲まれる矩形
領域を配線禁止領域として設定する設定手段とを備える
ことを特徴とする。
【0017】請求項3に係る自動配線設計装置では、抽
出手段により対向する第2導電型半導体層対の向かい合
う辺間の距離が所定距離に満たない部分を抽出した上
で、抽出された中から、設定手段により第2導電型半導
体層間隔が配線層幅に満たないものを選び出し対向辺部
に挟まれる矩形領域を配線禁止領域として設定する。
【0018】これにより、第1導電型半導体層を挟んで
対向する第2導電型半導体層対の間隔が配線層幅を通す
ことができない場合に、第2導電型半導体層対の対向辺
部に囲まれた領域を配線禁止領域として設定し配線領域
として利用しないようにして寄生MOSの形成を回避す
ることが可能な自動配線設計装置を提供できるので、人
手による配線を必要とすることなく、しかも寄生MOS
の形成を回避しながら自動配線を行うことができ、寄生
MOSのない配線を短時間で行うことができる。
【0019】また、請求項4に係る自動配線設計装置
は、第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半
導体層対の向かい合う辺間の距離が所定距離に満たない
対を抽出する抽出手段と、抽出された辺間の距離が配線
層幅以上ある場合に、向かい合う辺の対向する部分を対
向辺部として、一方の対向辺部と交差した配線層を、配
線層の終端部に近い方向か、あるいは他方の両対向辺部
端のうち近い方向に向かって対向辺部と並走するように
屈曲させる屈曲手段とを備えることを特徴とする。
【0020】請求項4に係る自動配線設計装置では、抽
出手段により対向する第2導電型半導体層対の向かい合
う辺間の距離が所定距離に満たない部分を抽出した上
で、抽出された中から、屈曲手段により第2導電型半導
体層間隔が配線層幅以上のものを選び出しその間隔内で
配線層を対向辺部方向に屈曲させる。
【0021】これにより、第2導電型半導体層対の間隔
が所定距離に満たなくても配線層幅が通過できる場合に
は、配線層を対向辺部に並走するように屈曲させて、配
線層が結ぶ第2導電型半導体層間の経路長を寄生MOS
が導通する長さ以上に長く設定することが可能な自動配
線設計装置を提供できるので、配線層が第2導電型半導
体層対を交差して寄生MOSが形成されても導通するこ
となく自動配線を行うことができ、寄生MOSの誤動作
の影響のない配線を短時間で行うことができる。
【0022】また、請求項5に係る記録媒体は、請求項
1又は請求項2の少なくとも何れか1つに記載の自動配
線設計方法により素子間の配線設計を自動で行う自動配
線設計プログラムを記録している。
【0023】これにより、請求項1又は請求項2の少な
くとも何れか1に記載の自動配線設計方法により素子間
の配線設計を自動で行う自動配線設計プログラムを提供
することが容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体化した
実施形態を図1乃至図10に基づき図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は、本実施形態における自動配線設
計装置の構成図である。図2は、本実施形態における自
動配線設計処理を示すフロー図である。図3は、本実施
形態の自動配線設計処理における配線処理部分を示すフ
ロー図である。図4は、寄生MOSが発生する可能性の
ある拡散領域を示す説明図である。図5は、寄生MOS
が発生する可能性のある拡散距離の各部分辺座標データ
ファイル(D3)を示す説明図である。図6は、寄生M
OS誘発ノードデータファイル(D4)を示す説明図で
ある。図7は、寄生MOS発生距離データファイル(D
5)を示す説明図である。図8は、配線ルールデータフ
ァイル(D6)を示す説明図である。図9は、配線条件
データファイル(D7)を示す説明図である。図10
は、配線処理フローにより、寄生MOSの発生を回避し
た配線結果を示す説明図である。
【0025】図1における自動配線設計装置1は、中央
処理装置(以下、CPUと略記する。)2を中心にバス
8を介して、メモリ3、磁気ディスク装置4、表示装置
(以下、CRTと略記する。)5、キーボード6、及び
外部記憶媒体駆動装置7が相互に接続されており、更に
外部記憶媒体駆動装置7にCDROMや磁気媒体等の外
部記憶媒体9が着脱可能に設置される構成である。
【0026】後述の図2、図3に示す寄生MOSのない
自動配線設計処理フローを実行するプログラムは、自動
配線設計装置1内のメモリ3や磁気ディスク装置4に記
録されている他、CDROMや磁気媒体等の外部記憶媒
体9に記録されている場合に、外部記憶媒体駆動装置7
を介してメモリ3、磁気ディスク装置4に記録され、あ
るいは直接CPU2に転送される。また図2、及び図5
乃至図9に示す各種データファイル(D1乃至D7、D
9)も、磁気ディスク装置4や、CDROM、磁気媒体
等の外部記憶媒体9に記録されており、上記プログラム
の処理に従いCPU2からの指令により必要に応じて参
照される。そして、図2、図3に示す自動配線設計処理
のプログラムに従い、各種データファイルを参照しなが
ら自動配線処理された寄生MOSのないレイアウトデー
タは、データファイルD8として磁気ディスク装置4、
あるいは外部記憶媒体駆動装置7を介してCDROM、
磁気媒体等の外部記憶媒体9に記録され自動配線設計処
理を行う。
【0027】以下、自動配線設計処理フローについて図
2、図3に基づき具体的に説明する。図2は、データフ
ァイルD2に記録されている素子配置を完了したレイア
ウトデータに対して寄生MOSを回避して自動配線を施
す処理フローである。図2において処理ステップ(以
下、Sと略記する。)3では、データファイルD9に記
録されているP型、N型拡散の種別を表すレベルコード
を参照して、素子配置が完了したレイアウトデータ(デ
ータファイルD2)から該当するP型、N型拡散図形を
識別した上で、同じレベルコードで対をなす拡散図形間
の間隔とデータファイルD5(図7参照)に記録されて
いる寄生MOS発生距離とを比較する。寄生MOS発生
距離(データファイルD5)とは、例えば図7に示すご
とくであり、P型拡散対の間隔(PMOS−Gate
L)が5μm、N型拡散対の間隔(NMOS−Gate
L)が7μmとして設定されており、これらの拡散対を
配線が通過した場合に配線をゲート電極、拡散対をソー
ス、ドレイン電極として寄生MOS構造が動作する虞の
ある距離を示す。比較した結果、識別された拡散対の間
隔が寄生MOS発生距離(データファイルD5)以下で
ある個所が存在する場合にはS4に進み(S3:「あ
る」)、該当する個所のない場合には配線処理(S1
1)に進む(S3:「ない」)。
【0028】S4では、S3でチェックされた該当拡散
対の対向する辺のうち、拡散対間の配線通過経路が寄生
MOS発生距離(データファイルD5)以下となる可能
性のある部分を部分辺として両端の座標を抽出しデータ
ファイルD3(図5参照)に記録する。
【0029】図4に具体例を示す。図中、ハッチング部
分がP型、あるいはN型の拡散領域であり、MOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域SDや拡散抵抗素子R
として使用されている。部分辺(1)(2)と(3)
(4)、部分辺(5)(6)と(7)(8)、及び部分
辺(9)(10)と(11)(12)が該当する部分辺
対となる。このうち部分辺対(1)(2)および(3)
(4)(領域B)を例にとると、拡散対を通過する配線
は、直線形状Lの他、屈曲した形状L'となる場合があ
り、配線形状L'では部分辺対(1)(2)および
(3)(4)(領域B)の外方に屈曲して拡散対間を通
過する経路長を長くする構成として、経路長が寄生MO
S発生距離(データファイルD5)以上とすることが必
要である。配線L'はその境界を示しており、部分辺
(4)から外方に90度に屈曲した後再度逆方向に90
度屈曲させて対となる拡散領域と交差させる際の交差点
を部分辺端部(2)として、(4)から(2)への経路
長が寄生MOS発生距離(データファイルD5)に一致
する位置である。即ち、部分辺端部(2)を、寄生MO
S発生距離(データファイルD5)=部分辺対間隔値
(D)+配線の部分辺対最小並走距離(Y')という関
係を有する距離Y'だけ部分辺端部(4)から外方に伸
ばした位置にとれば寄生MOSが発生する可能性のある
境界点となる。部分辺端部(3)についても同様に定め
られ部分辺(1)(2)、(3)(4)の座標が求めら
れる。部分辺(5)(6)、(3)(4)、及び(9)
(10)、(11)(12)も同様である。
【0030】こうして求められた部分辺座標は、図5に
示すようにデータファイルD3(図5)に記録され、寄
生MOSが発生する可能性のある拡散領域ごとに各部分
辺座標が記録され、PMOSの場合は、図4の拡散領域
をP型として(1)(2)、(3)(4)、(5)
(6)、(7)(8)、(9)(10)、(11)(1
2)の各座標と、図示しないNMOS拡散領域について
の各部分辺の座標が記録される。
【0031】次に、データファイルD3(図5)に記録
された部分辺座標を参照して部分辺対の間隔値を計算す
る(S7)。例えば、図4における部分辺対(1)
(2)および(3)(4)(領域B)について間隔値D
を算出することとなる。Dの算出により部分辺対間に配
線を通過させることができるが否かを判断することがで
きるようになり、通過できる場合には、後述の図3に示
す配線処理フローにおいて通過配線の屈曲距離を算出す
ることができることとなる。図4におけるY'は屈曲距
離の最小値を表しており、Y'以上の距離を有していれ
ば通過配線により形成される寄生MOSが導通すること
はない。
【0032】S9では、データファイルD6(図8参
照)に記録されている配線ルールに基づき、S7で求め
た部分辺間に1本以上の配線が部分辺に並走して通過で
きるか否かの配線条件を判定する。ここでデータファイ
ルD6には図8に例示するように、配線間や配線と拡散
領域とのギャップ、配線幅、コネクト情報等が記録され
ている。
【0033】配線が通過できない場合は、部分辺端部か
ら対向する部分辺に向けた垂線が部分辺対と囲む矩形領
域を配線禁止領域として配線条件データファイルD7
(図9参照)に記録する。図4の部分辺対(5)(6)
および(7)(8)(領域A)がその例示である。部分
辺端部(6)から部分辺(7)(8)に向けた垂線が部
分辺(7)(8)と交差する点を(7’)とし、部分辺
端部(8)から部分辺(5)(6)に向けた垂線が部分
辺(5)(6)と交差する点を(5’)として矩形領域
(5’)(6)(7’)(8)を配線禁止領域Fとす
る。
【0034】配線が通過できる場合には、該当する部分
辺対の座標、部分辺対間隔値、及び寄生MOS発生距離
をデータファイルD7に記録する。
【0035】データファイルD7は、図9に示すように
全ての部分辺対についての配線条件設定処理(S9)の
結果に基づき、部分辺対間に部分辺に沿って配線が並走
できない場合には、S9で設定した矩形状の配線禁止領
域Fの各頂点座標を記録する。図9では、図4の拡散領
域SD、RをP型拡散に対するものとして、P型拡散領
域における配線禁止領域Fとして矩形領域(5’)
(6)(7’)(8)の各頂点座標、及び図示しないN
型拡散領域における配線禁止領域Fの各頂点座標を記録
する。また、部分辺対間に部分辺に沿って配線が並走で
きる場合には、部分辺対端部の座標、部分辺対間隔、及
び寄生MOS発生距離を記録する。図4をP型拡散に対
するものとして、例えば部分線対(1)(2)および
(3)(4)(領域B)について、部分辺の端部座標
(1)(2)(3)(4)、部分辺対間隔値D、及びデ
ータファイルD5(図7)に記録されている寄生MOS
発生距離(PMOS―L=5μm、NMOS―L=7μ
m)を記録する。
【0036】以上の処理により求められた配線条件(デ
ータファイルD7)に基づき、回路データ(データファ
イルD1)、配線ルール(データファイルD6)と、更
に回路設計処理で生成される寄生MOS誘発ノードのデ
ータ(データファイルD4)を加え配線処理を行う(S
11)。ここで、寄生MOS誘発ノードとは、例えば図
6に示すように回路構成上寄生MOSがオンする可能性
がある電圧が印加される配線ノードのリストを表す。こ
こにリストアップされた所定の印加電圧(P型拡散に対
してはGND、N型拡散に対してはVCC、VDD)を
有する配線(P型拡散に対してはnode1、in1、
in3、N型拡散に対してはxnode1、xin1、
xin3)が、S3において抽出された寄生MOSが発
生する可能性がある拡散対間隔を通過する際には、上記
の配線条件設定処理(S9)により求められた条件に従
い寄生MOSを回避する配線処理を行う。尚、リストア
ップされていない配線については、通常の自動配線処理
で配線をすることができる。
【0037】全ての配線について、必要に応じて配線条
件設定処理に従いながら配線処理を行うことにより、寄
生MOSのないレイアウトが可能となり、完成したレイ
アウトデータはデータファイルD8に記録されることと
なる。
【0038】以下に、配線処理部分の処理について説明
する。図2にて配線条件が設定されると(S9)S11
の配線処理に進むが、その具体的手続きは図3に示すと
おりである。即ち、配線条件データファイルD7(図
9)に基づき回路データファイルD1、配線ルールデー
タファイルD6(図8)、及びMOS誘発ノードデータ
ファイルD4(図6)を適宜参照しながら、配線ノード
毎に自動配線処理を行うが、配線に際して寄生MOS誘
発ノードであるか否かの判断を行う(S12)。寄生M
OS誘発ノードでなければ(S12:「いいえ」)、通常
の自動配線処理に従い配線の終点であるターゲットポイ
ントまでの配線経路を決定して(S20)配線が完了す
る。
【0039】寄生MOS誘発ノードである場合には(S
12:「はい」)、ターゲットポイント方向に1直線分の
配線経路を仮決定する(S13)。次に、仮決定した直
線が配線条件データファイルD7(図9)に記録されて
いる配線禁止領域Fを通過するか否かを判断する(S1
4)。通過する場合には(S14:「はい」)、配線禁止
領域Fを迂回するために仮配線の直線を配線禁止領域F
と交差する手前でターゲットポイント方向に近い方向に
90度屈曲させて迂回経路を設定する(S15)。配線
禁止領域Fを通過しない場合には(S14:「いい
え」)、更に部分辺対と交差するか否かを判断する(S
16)、交差しない場合は(S16:「いいえ」)寄生M
OSの発生はないため仮配線方向の変更をする必要は無
い。ここで交差しない場合とは、部分辺対のいずれの辺
に対しても交差しない場合の他、1辺にのみ交差して残
りの1辺とは交差しない場合も含む。このような場合に
は寄生MOS構成を形成しないからである。これに対し
て交差する場合とは(S16:「はい」)部分辺対の両辺
と交差することでありこの場合には、寄生MOSの形成
を回避するため、仮配線を、部分辺対の1辺と交差した
後2辺目と交差する手前でターゲットポイント方向に近
い方向に90度屈曲させて部分辺対と並走するように設
定する(S17)。並走の配線長は、寄生MOS発生距
離(データファイルD5)から部分辺対間隔値Dを減じ
た長さ以上であれば、再度ターゲットポイント方向に配
線を90度屈曲させて2辺目の部分辺と交差しても寄生
MOSが導通することはなく、また2辺目の部分辺終端
位置を越えた位置で再度90度屈曲させれば寄生MOS
構成が形成されることはない。従って、上記いずれかの
条件が早く満足する位置まで並走配線を伸ばしておく。
【0040】迂回経路を設定する場合(S15)、寄生
MOSの可能性のある部分辺対を通過しない場合(S1
6:「いいえ」)、また配線を部分辺対間で並走させる場
合(S17)のいずれかの処理の後、処理中の仮配線が
ターゲットポイントに到達したか否かを判断し(S1
8)、到達していなければ(S18:「いいえ」)S13
に戻り、次の1直線分の仮配線を決定し同様の処理を繰
り返し、到達した場合には(S18:「はい」)未配線の
ノードを確認して(S19)配線されていないノードが
あれば(S19:「いいえ」)S12の処理に戻り、全て
のノードが配線されるまで(S19:「はい」)同様の処
理を続ける。
【0041】以上の処理により配線した具体例を図10
に示す。(A)は、部分辺対間を配線が通過できない場
合の配線結果を示し、(B)は、部分辺対間を配線が通
過できる場合の配線結果を示す。
【0042】(A)は、図4における部分辺対(5)
(6)および(7)(8)の領域Aに対する配線処理を
表している。領域Aは、S9の配線条件設定処理におい
て(図2、参照)、部分辺対の間隔値が小さく部分辺対
間に配線を通過させることができないため、配線禁止領
域(5’)(6)(7’)(8)Fを設定した領域であ
る。図3において、S14:「はい」、S15の処理に従
い配線禁止領域Fを迂回して配線経路が決定された配線
結果を表すものである。
【0043】(B)は、図4における部分辺対(1)
(2)および(3)(4)の領域Bに対する配線処理を
表している。領域Bは、部分辺対間に配線が並走できる
間隔があるため、図3において、S14:「いいえ」、S
16:「はい」、S17の処理に従い、配線が部分辺
(1)(2)と交差した後、部分辺対間でターゲット方
向に向かって90度屈曲させ、寄生MOS発生距離(デ
ータファイルD5)から部分辺対の間隔値Dを減じた長
さYだけ並走して、再度90度屈曲してターゲット方向
に向かって経路が決定された配線結果を表すものであ
る。
【0044】上記実施形態における自動配線設計処理方
法によれば、要求仕様により構成素子がトランジスタの
他、抵抗、ダイオード、コンデンサ等と多岐に渡り、回
路構成を微妙に調整する必要があり、動作電圧範囲も仕
様毎に異なり、標準セル化に不向きで素子間の配線を設
計毎に実施しなければならないアナログ回路において
も、自動配線処理に先立ち、拡散領域間の間隔をチェッ
クして、拡散領域間に配線が通らない場合には配線禁止
領域Fを設定して迂回して配線することにより寄生MO
Sの形成を回避でき、また、拡散領域間に配線が通る場
合には拡散領域間に沿って配線を並走させることにより
拡散間の経路長を長くして寄生MOSがオンしないよう
にすることができるので、寄生MOSによる誤動作を発
生させることなく配線自動化をすることができる。従っ
て、回路動作に悪影響を及ぼす寄生MOSの形成を防止
しながら設計時間の短縮化を図ることができ、動作不良
による再設計を未然に防止して、設計TATの短縮を実
現することができる。
【0045】また、上記実施形態の自動配線設計装置1
は、CPU2を中心にバス8を介して、メモリ3、磁気
ディスク装置4、CRT5、キーボード6、及び外部記
憶媒体駆動装置7が相互に接続されており、更に外部記
憶媒体駆動装置7にCDROMや磁気媒体等の外部記憶
媒体9を着脱可能に設置することができる。
【0046】そして、図2、図3に示す寄生MOSのな
い自動配線設計処理フローを実行するプログラム、各種
データファイル(D1乃至D7、D9)、及び各種デー
タファイルを参照しながら自動配線処理された寄生MO
Sのないレイアウトデータを記録するデータファイルD
8を、メモリ3、磁気ディスク装置4、あるいは外部記
憶媒体駆動装置7に接続されるCDROMや磁気媒体等
の外部記憶媒体9を介して、図2、図3に示す処理フロ
ーに従い、適宜参照することにより、寄生MOSのない
配線設計を自動配線処理により行うことができる。
【0047】更に、上記プログラム、各種データファイ
ル、及び自動配線処理が完了したレイアウトデータ等を
外部記憶媒体駆動装置7を介してCDROMや磁気媒体
等の外部記憶媒体9に記録することができるので、外部
記憶媒体9により自動配線設計プログラム、及びデータ
を提供することができる。
【0048】以上詳細に説明したとおり、本実施形態に
おいては、図2、図3に示した自動配線設計処理フロー
に表された自動配線設計方法により、S3で、P型、N
型拡散の種別レベルコードデータファイルD9を参照し
て、素子配置が完了したレイアウトデータ(データファ
イルD2)からP型、N型拡散図形を識別した上で、拡
散図形間の間隔とデータファイルD5(図7参照)に記
録されている寄生MOS発生距離とを比較する。
【0049】比較した結果、拡散対の間隔が寄生MOS
発生距離(データファイルD5)以下の領域のうち、拡
散対間の配線通過経路が寄生MOSを発生させる可能性
のある部分を部分辺として両端の座標を抽出しデータフ
ァイルD3(図5参照)に記録して(S4)、部分辺対
の間隔値を計算する(S7)。
【0050】S7で求めた部分辺対の間隔値に基づき配
線条件を設定するが、部分辺対間に1本以上の配線が部
分辺に並走して通過できない場合には、図4の部分辺対
(5)(6)および(7)(8)(領域A)に示すよう
に、部分辺端部(6)から部分辺(7)(8)に向けた
垂線と、部分辺端部(8)から部分辺(5)(6)に向
けた垂線と、部分辺対とが囲む矩形領域(5’)(6)
(7’)(8)を配線禁止領域Fとする。
【0051】部分辺対間に1本以上の配線が部分辺に並
走して通過できる場合には、該当する部分辺対の座標、
部分辺対間隔値、及び寄生MOS発生距離をデータファ
イルD7に記録しておく。
【0052】具体的な配線処理は、図3に示すように、
配線条件データファイルD7に基づき、回路データデー
タファイルD1、配線ルールデータファイルD6、寄生
MOS誘発ノードデータファイルD4を適宜参照しなが
ら行われる(S11)。
【0053】即ち、寄生MOS誘発ノードでなければ
(S12:「いいえ」)、通常の自動配線処理に従いター
ゲットポイントまでの配線経路を決定して(S20)配
線が完了すると共に、寄生MOS誘発ノードである場合
には(S12:「はい」)、ターゲットポイント方向に1
直線分の配線経路を仮決定した後(S13)、配線禁止
領域Fを通過する場合には(S14:「はい」)、配線禁
止領域Fを迂回するために仮配線の直線を配線禁止領域
Fと交差する手前でターゲットポイント方向に近い方向
に90度屈曲させて迂回経路を設定し(S15)、配線
禁止領域Fを通過しないが(S14:「いいえ」)、部分
辺対と交差する場合には(S16:「はい」)、仮配線
を、部分辺対の1辺と交差した後2辺目と交差する手前
でターゲットポイント方向に近い方向に90度屈曲させ
て部分辺対と並走するように設定する(S17)。以上
の処理を配線がターゲットポイントに到達するまで行い
(S18:「はい」)、この処理を全ての配線について行
うことにより(S19:「はい」)、寄生MOSのない配
線配線が完了し、完了したレイアウトデータはデータフ
ァイルD8に記録される。
【0054】以上の実施形態における自動配線設計処理
方法により、要求仕様により構成素子が多岐に渡り回路
構成の調整が必要であり、動作電圧範囲も仕様毎に異な
るため素子間の配線を設計毎に実施しなければならない
アナログ回路においても、自動配線処理に先立ち、拡散
領域間の間隔をチェックして、拡散領域間に配線が通ら
ない場合には配線禁止領域Fを設定して迂回配線をする
ことにより寄生MOSを回避でき、また拡散領域間に配
線が通る場合には拡散領域間に沿って配線を並走させる
ことで経路長を長くして寄生MOSの誤動作を発生させ
ることなく、配線自動化をすることができ、回路動作に
悪影響を及ぼす寄生MOSの形成を防止しながら設計時
間の短縮化を図ることができ、再設計を未然に防止し
て、設計TATの短縮を実現することができる。
【0055】また、自動配線設計装置1によれば、CP
U2を中心にバス8を介して、メモリ3、磁気ディスク
装置4、CRT5、キーボード6、及び外部記憶媒体駆
動装置7が相互に接続されており、更に外部記憶媒体駆
動装置7にCDROMや磁気媒体等の外部記憶媒体9を
着脱可能に設置することができ、図2、図3に示す寄生
MOSのない自動配線設計処理フローを実行するプログ
ラム、各種データファイル(D1乃至D7、D9)、寄
生MOSのないレイアウトデータを記録するデータファ
イルD8を、メモリ3、磁気ディスク装置4、CDRO
Mや磁気媒体等の外部記憶媒体9に記録しておき、処理
フローに従い適宜参照して寄生MOSのない配線設計を
自動配線処理により行うことができる。
【0056】更に、上記プログラム、各種データファイ
ル、及び自動配線処理が完了したレイアウトデータ等を
外部記憶媒体駆動装置7を介してCDROMや磁気媒体
等の外部記憶媒体9に記録して提供することができる。
【0057】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは言うまでもない。例え
ば、本実施形態においては、処理プログラムやデータの
記録媒体として自動配線設計装置1内に内蔵されるメモ
リ3、磁気ディスク装置4、及び外部記憶媒体駆動装置
7を介してCDROM、磁気媒体等を例示しているが、
本発明に係る自動配線設計装置ははこれに限定されるも
のではなく、ネットワークを介して処理プログラムや必
要なデータを供給する構成とすることもできる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、要求仕様により構成素
子が多岐に渡り回路構成を調整する必要があり、動作電
圧範囲も仕様毎に異なるため素子間の配線を設計毎に実
施しなければならないアナログ回路においても、自動配
線処理に先立ち拡散領域間の間隔をチェックして、配線
禁止領域Fを設定して寄生MOSの形成を回避し、また
拡散領域間に沿って配線を並走させて拡散間の経路長を
長くして寄生MOSがオンしないようにすることによ
り、寄生MOSによる誤動作が発生しない配線自動化を
することができ、設計TATの短縮を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における自動配線設計装置の構成図
である。
【図2】本実施形態における自動配線設計処理を示すフ
ロー図である。
【図3】本実施形態の自動配線設計処理における配線処
理部分を示すフロー図である。
【図4】寄生MOSが発生する可能性のある拡散領域を
示す説明図である。
【図5】寄生MOSが発生する可能性のある拡散距離の
各部分辺座標データファイル(D3)を示す説明図であ
る。
【図6】寄生MOS誘発ノードデータファイル(D4)
を示す説明図である。
【図7】寄生MOS発生距離データファイル(D5)を
示す説明図である。
【図8】配線ルールデータファイル(D6)を示す説明
図である。
【図9】配線条件データファイル(D7)を示す説明図
である。
【図10】配線処理フローにより、寄生MOSの発生を
回避した配線結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動配線設計装置 2 中央処理装置(CPU) 3 メモリ 4 磁気ディスク装置 7 外部記憶媒体駆動装置 9 外部記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 5F064 BB21 BB35 CC09 CC21 CC22 CC23 DD14 DD24 EE02 EE08 EE09 EE16 EE60 HH02 HH06 HH11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子間の配線設計を自動で行う自動配線
    設計方法において、 第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半導体
    層対のうち互いに向かい合う辺間の距離が所定距離に満
    たない前記第2導電型半導体層対を抽出する抽出工程
    と、 前記抽出工程により抽出された第2導電型半導体層対の
    うち前記互いに向かい合う辺間の距離が配線層幅に満た
    ない場合に、前記互いに向かい合う辺の対向する部分を
    対向辺部として、対向辺部と対向辺部端を結ぶ直線とで
    囲まれる矩形領域を配線禁止領域として設定する設定工
    程とを備えることを特徴とする自動配線設計方法。
  2. 【請求項2】 素子間の配線設計を自動で行う自動配線
    設計方法において、 第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半導体
    層対のうち互いに向かい合う辺間の距離が所定距離に満
    たない前記第2導電型半導体層対を抽出する抽出工程
    と、 前記抽出工程により抽出された第2導電型半導体層対の
    うち前記互いに向かい合う辺間の距離が配線層幅以上あ
    る場合に、前記互いに向かい合う辺の対向する部分を対
    向辺部として、前記一方の対向辺部と交差した前記配線
    層を、前記配線層の終端部に近い方向、あるいは前記他
    方の対向辺部端のうちより近い対向辺部端方向に向かっ
    て前記対向辺部と並走するように屈曲させる工程とを備
    えることを特徴とする自動配線設計方法。
  3. 【請求項3】 素子間の配線設計を自動で行う自動配線
    設計装置において、 第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半導体
    層対のうち互いに向かい合う辺間の距離が所定距離に満
    たない前記第2導電型半導体層対を抽出する抽出手段
    と、 前記抽出手段により抽出された第2導電型半導体層対の
    うち前記互いに向かい合う辺間の距離が配線層幅に満た
    ない場合に、前記互いに向かい合う辺の対向する部分を
    対向辺部として、対向辺部と対向辺部端を結ぶ直線とで
    囲まれる矩形領域を配線禁止領域として設定する設定手
    段とを備えることを特徴とする自動配線設計装置。
  4. 【請求項4】 素子間の配線設計を自動で行う自動配線
    設計装置において、 第1導電型半導体層を挟んで対向する第2導電型半導体
    層対のうち互いに向かい合う辺間の距離が所定距離に満
    たない前記第2導電型半導体層対を抽出する抽出手段
    と、 前記抽出手段により抽出された第2導電型半導体層対の
    うち前記互いに向かい合う辺間の距離が配線層幅以上あ
    る場合に、前記互いに向かい合う辺の対向する部分を対
    向辺部として、前記一方の対向辺部と交差した前記配線
    層を、前記配線層の終端部に近い方向、あるいは前記他
    方の対向辺部端のうちより近い対向辺部端方向に前記対
    向辺部と並走するように屈曲させる屈曲手段とを備える
    ことを特徴とする自動配線設計装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2の少なくとも何れ
    か1に記載の自動配線設計方法により素子間の配線設計
    を自動で行う自動配線設計プログラムを記録した記録媒
    体。
JP2000257780A 2000-08-28 2000-08-28 自動配線設計方法、自動配線設計装置、及び自動配線設計方法を記録した記憶媒体 Withdrawn JP2002076124A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013073539A1 (ja) * 2011-11-14 2013-05-23 富士電機株式会社 高耐圧半導体装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073539A1 (ja) * 2011-11-14 2013-05-23 富士電機株式会社 高耐圧半導体装置
JPWO2013073539A1 (ja) * 2011-11-14 2015-04-02 富士電機株式会社 高耐圧半導体装置
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