JP2002074089A - 合成dnaの販売システムおよびその制御方法、受注者側装置、およびその制御方法 - Google Patents

合成dnaの販売システムおよびその制御方法、受注者側装置、およびその制御方法

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JP2002074089A JP2000259715A JP2000259715A JP2002074089A JP 2002074089 A JP2002074089 A JP 2002074089A JP 2000259715 A JP2000259715 A JP 2000259715A JP 2000259715 A JP2000259715 A JP 2000259715A JP 2002074089 A JP2002074089 A JP 2002074089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成した各種配列を有するDNAを必要とす
る各研究者に必要な種類と量のDNAを迅速かつ安価に
提供する合成DNAの販売システムを提供する。 【解決手段】発注者は、必要とするDNAセットをネッ
トワークを介して注文し、受注者は、受注したDNAセ
ットを予め合成して保有しているDNAから選択し、発
注条件に従って作製し、発注者に送付する。受注者にと
っては、合成DNAを多量に生産し必要と発注者に必要
量だけ受注したDNAセットを送付できるため、合成収
率及び精製が容易になり、安価にDNAセットを提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークを利用
した合成DNAの販売システムおよびその制御方法、受
注者側装置、およびその制御方法合成DNAの販売方法
ならびに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】DNAは、DNA合成装置の発達に伴い
比較的容易に合成できるようになり、任意の配列を有す
るDNAの合成も可能になった。しかし、種々の配列を
有するDNAを合成するためには、種々の合成試薬が必
要である。
【0003】これらの試薬は、高価にもかかわらず、種
々の配列を有するDNAを合成するためには、それぞれ
異なる試薬を少量ずつ多品種使用する必要がある。その
ためDNA合成用の試薬を購入し、自分で必要量のDN
Aを化学合成するよりもDNAの製造・販売を行ってい
る専門会社に必要なDNAを注文し、購入した方が安く
合成できる場合がある。
【0004】近年、ヒトの全遺伝子配列を解読しようと
いう全世界的なプロジェクトの動きとともに、DNAア
レイの手法が注目され、その製造方法として各種の方法
が開発されている。
【0005】DNAアレイとは、核酸の塩基配列の決定
やサンプル中の目標とする核酸の検出、各種細菌の同定
を迅速、正確に行うために多項目の遺伝子の有無や遺伝
子の変異を同一のガラス基板上で判定する目的で開発さ
れたものであり、DNAアレイのガラス基板上には、高
密度に多種類のDNAプローブが結合されている。この
DNAプローブとは、目標とする核酸と特異的に結合す
る物質のことであり、遺伝子の塩基配列は、このDNA
アレイを用いてDNAハイブリダイゼーション法により
同定される。
【0006】DNAアレイの製法には大きく分けて2種
類の製法がある。
【0007】第1の製法は、ガラス基板上でDNAを合
成するもので、最初にサザーンらが1塩基ずつ配列の異
なったプローブを同一ガラス基板上に作製する方法を開
発した(Nucleic Acids Research、第22巻、1368
頁(1994))。次に、アフィメトリックスは、フォ
トリソグラフィーの方法を応用し、ガラス基板上でヌク
レオチドを連結させる反応を繰り返して15塩基長のD
NAを合成し、1/2インチ角の基板に40万種のDN
Aプローブを配置したDNAアレイを作製した(サイエ
ンス(Science)、第274巻、610頁(199
6))。
【0008】第2の製法は、予め合成したDNAをガラ
ス基板上にスポット(1滴)で供給し、固定してDNA
アレイを作製する方法である。この方法の一例として、
マイクロピペッティングにより、比較的長いcDNAを
アレイ状に並べる方法(サイエンス(Science)、27
0巻、p467頁(1995))があり、また、合成オ
リゴヌクレオチドをプローブとする方法(特開平11−
187900号公報)も、簡便な方法として注目を集め
ている。
【0009】DNA自動合成機を用いてDNAを作製す
る際、ヌクレオチドを用いたDNAの合成反応の場合に
は、100%の効率で合成反応が進まないため必ず未反
応物が残ってしまう。そのため合成反応後のDNAの中
には、所望の長さのDNAよりも短いDNAが存在して
しまう。このことは、ガラス基板上でDNAを合成する
ため未反応物の分離が難しい第1の製法の場合、DNA
アレイ上のプローブ濃度には、不均一性を生じ、定量性
に影響を与えることを意味する。
【0010】しかし、予め自動合成機で合成してからガ
ラス上にDNAを固定する第2の製法の場合には、DN
Aを合成後の未反応物の精製が可能であるため、所望の
長さのDNAを有するプローブを等しい濃度でDNAア
レイ上に配置することができる。
【0011】このことから、第2の製法で作製されたD
NAアレイは、第1の製法で作製されたDNAアレイに
比べハイブリダイゼーショシ反応の精度が向上する。な
お、化学合成されたDNAプローブをDNAアレイに供
給する方法としては、ピン等によるマイクロスポッティ
ング法、インクジェット法などが挙げられる。
【0012】また、DNA合成後にガラス基板上にDN
Aを固定化する第2の製法は、DNAアレイ上に任意の
塩基配列を持つプローブを任意の位置に配置できる点で
融通性があり、しかもフォトリソグラフィ一法に比べて
作製工程が少ないため簡便であり、作製コストも低く抑
えられると考えられる。しかし実際に上記の固定化方法
でDNAを固定するとなると、DNAを合成するために
高価な多種類の合成原料を購入する必要があり合成コス
トがかさむという点と、さらにDNAの合成から精製ま
でにかなりの作業時間を要する点が問題である。
【0013】発明者は、DNAアレイ作製に必要なDN
Aの種類は膨大であるが、各DNAの使用量は微々たる
ものであることに注目した。例えば、発明者が開発した
インクジェット法によるDNAアレイ作製方法(特開平
11−187900号公報)では、1スポットを構成す
るのに必要な液量は、ピコリットル(pl)オーダーで
ある(1plは、10-12l)。例えば、8μM濃度の
DNA溶液を50plずつ100万枚作製しても、必要
なプローブDNA量は各配列について50μl(40ピ
コモル)にしかならない。
【0014】ピン等によるマイクロスポッティング法に
よるDNAアレイ作製方法の場合でも、DNAの使用量
は、ナノリットルオーダーの液滴であるから、10マイ
クロリットルのDNAがあれば、10,000枚のアレ
イが作製されることになる。
【0015】しかし、上記の使用に必要なDNAを合成
するためには、最低でもその使用量の100倍以上のD
NAを合成する必要がある。また合成したDNAは精製
する必要があり、合成したDNAの精製が所定通り行わ
れていることを確認するために高速液体クロマトグラフ
ィーで分析する必要がある。
【0016】したがって、高速液体クロマトグラフィー
で検出可能な量の精製したDNA量がDNAの最小必要
単位であり、吸収等により定量できる濃度が取り扱える
最小単位となる。すなわち、DNAアレイ作製に必要な
DNAの量は、上記のマイクロスポッティング法による
DNAの使用量ではなく、合成したDNAの精製が所定
通り行われていることを確認するための分析に必要な量
であるため、使用量に比べてはるかに多量のDNAを合
成しなければならない。
【0017】一方、ガラス基板上にDNAプローブが固
定されたDNAアレイの作製方法として、特開平11−
187900号公報では、基板上のマレイミド基とDN
A末端のチオール基とを利用する方法が開示されてい
る。これらの官能基を利用した反応はきわめて反応時間
が短くさらに反応効率もよく、インクジェット法に適し
た方法として知られている。また、反応に適したDNA
溶液の組成として、グリセリン7.5%、尿素−7.5
%、チオジグリコール7、5%、アセチレノールEHl
%を含む溶液の開示がある。
【0018】さらに、遺伝子診断に用いるDNAアレイ
の塩基配列は、発癌遺伝子等、あらゆる遺伝子のセット
が可能であるが、最近、主要組織適合性複合体(MH
C:major histocompatibility complex)の塩基配列が
明らかにされている(Nature vol 401,p921-923,1999)。
【0019】この配列は、ヒトゲノムの中で最も免疫系
の遺伝子が集中した領域で、病気になりやすい体質、ア
レルギー体質の判定に利用可能なものであるため、遺伝
子診断の対象として注目される配列である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】DNAアレイに限らず
DNAを使用する各種実験は、その実験スケールが年々
小さくなってきているため実験に必要なDNA量は、さ
らに減少する傾向にある。しかし、各実験に必要なDN
A量は、減少しているにもかかわらず、合成収率が高く
高純度なDNAを得るためには上述のように多量のDN
Aを合成する必要があるため、合成原料である試薬の購
入費用が低減できずDNAを使用する実験には、DNA
を余分に合成するための無駄な費用と合成時間を要して
いるのが現状である。
【0021】しかも、DNAを使用する各種実験は今後
増加する傾向にあるため、同じ配列のDNAを用いて研
究を行おうとする世界中の個々の研究者は、必要となる
同じ配列のDNAを大量に合成し、実験に使用しなかっ
た大部分のDNAを処分しているのが現状である。
【0022】この問題を解決する方法の一つとして、D
NAの合成量を少なくすることが挙げられるが、そのた
めに個々の研究者がDNAを使用する実験スケールに合
わせて合成するDNAの量を小さくするのには上述のよ
うに(例えば、実際に使用するDNA量に比べて極めて
多くのDNA量が合成したDNAの純度を確認するため
合成される)限度がある。
【0023】一方、一般に化学合成は、大きなスケール
で行う方が合成収率が良く精製等によるロスも少なくな
るため、各研究者がそれぞれ必要とするDNAを合成す
るよりまとめてDNAを合成した方がDNAの合成収率
が良くしかも精製によるロスも少なくなり、製造コスト
も低減できる。
【0024】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、合成した各種配列を有
するDNAを、必要とする各研究者に必要な種類と量だ
け迅速かつ安価に提供する合成DNAの販売システムお
よびその制御方法、受注者側装置、およびその制御方法
を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の一実施形態である合成DNA販売システムは
以下の構成を備える。すなわち、発注者側装置と、受注
者側装置とがネットワークを介して接続される合成DN
A販売システムであって、前記発注者側装置において、
発注指示用のインターフェースを表示させる表示手段
と、受注者が供給可能な合成DNAの中から、発注者が
所望の合成DNAを選択して合成DNAセットを決定す
る決定手段と、前記決定手段により決定された前記合成
DNAセットを示す情報を含む発注情報を生成する生成
手段と、前記生成手段によって生成された前記発注情報
を前記受注者側装置へ送信する送信手段と、前記受注者
側装置において、前記発注情報を受信し、該発注情報に
基づいて前記合成DNAセットを製造するために情報を
出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0026】また例えば、前記表示手段には、前記合成
DNAの塩基配列の種類の数、前記合成DNA末端の修
飾の種類、前記合成DNAの形態、または前記合成DN
Aアレイ作製装置の方式のうちの少なくとも1つを選択
する選択手段が用意されており、前記選択手段を用いて
選択することにより、前記発注者が所望の合成DNAを
発注することができることを特徴とする。
【0027】また例えば、前記合成DNAの形態とは、
前記合成DNAの溶液が複数のウェルに仕切られた容器
上の各ウェルに注入され乾固された状態である、あるい
は前記合成DNAが所定溶液組成の溶液中に所定濃度で
充填された状態である、のいずれかを選択することを特
徴とする。
【0028】また例えば、前記所定溶液組成は、前記発
注者が指定した組成であることを特徴とする。
【0029】また例えば、前記所定溶液組成は、グリセ
リン7.5%、尿素7.5%、チオジグリコール7.5
%、アセチレノールEH1%を含むことを特徴とする。
【0030】また例えば、前記合成DNAセットは、複
数のウェルに仕切られた容器に前記所望の合成DNAが
注入されていることを特徴とする。
【0031】また例えば、前記容器が、マイクロプレー
トであることを特徴とする。
【0032】また例えば、前記容器が、DNAマイクロ
アレイ作製装置に使用するインクカートリッジ、また
は、インクカートリッジ付きインクジェットプリンター
用ヘッドであることを特徴とする。
【0033】また例えば、複数のウェルに仕切られた容
器上の各ウェルに注入され乾固されている状態で、前記
合成DNAの溶液を前記発注者に送付する、あるいは、
前記発注者が指示する溶液組成の溶液中に指示した濃度
で前記合成DNAを充填している状態で、前記DNAの
溶液を前記発注者に送付する送付手段をさらに有するこ
とを特徴とする。
【0034】また例えば、前記決定手段は、入力する前
記合成DNAの塩基配列のうちの変異している部分を変
数として表示することを特徴とする。
【0035】また例えば、前記決定手段は、前記合成D
NAの配置を複数のウェルに仕切られた容器の指定エリ
アを用いて指示することを特徴とする。
【0036】また例えば、前記容器の指定エリアにある
前記複数のウェルの配置番号付けを選択する配置番号選
択手段を有することを特徴とする。
【0037】また例えば、前記配置番号選択手段により
選択された配置番号への前記合成DNAの入力は、塩基
配列の個別入力またはフォーマット入力を用いて行うこ
とを特徴とする。
【0038】また例えば、前記出力手段は、前記発注情
報に基づき、前記所望の合成DNA溶液の必要量を注入
器に吸引し、指定された複数のウェルに仕切られた容器
上の各ウェルに注入することにより前記合成DNAセッ
トを製造するための情報を出力することを特徴とする。
【0039】また例えば、前記合成DNAの末端がチオ
ール基で修飾されていることを特徴とする。
【0040】また例えば、前記合成DNAがヒト主要組
織適合性複合体(MHC)に関与した遺伝子であること
を特徴とする。
【0041】また例えば、前記表示手段には、供給可能
な合成DNAリストが表示され、該供給可能な合成DN
Aリストから発注する合成DNAセットを選択すること
ができることを特徴とする。
【0042】また例えば、前記表示手段は、前記発注者
が前記合成DNAの塩基配列および前記合成DNAの化
学修飾に関する情報を入力すると、記憶しているDNA
リストの中から対応する合成DNAを選択し表示するこ
とを特徴とする。
【0043】上記目的を達成するための本発明の一実施
形態である合成DNA販売システムに用いる受注者側装
置は以下の構成を備える。すなわち、発注者側装置と、
受注者側装置とがネットワークを介して接続される合成
DNA販売システムに用いる受注者側装置であって、前
記発注者側装置に発注指示用のインターフェースを提供
する提供手段と、前記発注指示用のインターフェースを
用いて、選択された複数の前記合成DNAで形成される
合成DNAセットを示す情報を発注情報として受信する
と該発注情報に基づいて前記合成DNAセットを製造す
るために情報を出力する出力手段と、を備えることを特
徴とする。
【0044】上記目的を達成するための本発明の一実施
形態である合成DNA販売システムに用いる受注者側装
置は以下の構成を備える。すなわち、発注者側装置と、
受注者側装置とがネットワークを介して接続される合成
DNA販売システムに用いる受注者側装置であって、前
記発注者側装置に合成DNAの塩基配列の種類の数、前
記合成DNA末端の修飾の種類、前記合成DNAの形
態、または前記合成DNAアレイ作製装置の方式のうち
の少なくとも1つを選択する選択手段を有する発注指示
用のインターフェースを提供する提供手段と、前記発注
指示用のインターフェースを用いて、選択された複数の
前記合成DNAで形成される合成DNAセットを示す情
報を発注情報として受信する受信手段と、を備えること
を特徴とする。
【0045】上記目的を達成するための本発明の一実施
形態である合成DNA販売システムの制御方法は以下の
構成を備える。すなわち、発注者側装置と、受注者側装
置とがネットワークを介して接続される合成DNA販売
システムの制御方法であって、前記発注者側装置におい
て、発注指示用のインターフェースを表示させる表示工
程と、受注者が供給可能な合成DNAの中から、発注者
が所望の合成DNAを選択して合成DNAセットを決定
する決定工程と、前記決定工程により決定された前記合
成DNAセットを示す情報を含む発注情報を生成する生
成工程と、前記生成工程によって生成された前記発注情
報を前記受注者側装置へ送信する送信工程と、前記受注
者側装置において、前記発注情報を受信し、該発注情報
に基づいて前記合成DNAセットを製造するための情報
を出力する出力工程と、を備えることを特徴とする。
【0046】上記目的を達成するための本発明の一実施
形態である合成DNA販売システムに用いる受注者側装
置の制御方法は以下の構成を備える。すなわち、発注者
側装置と、受注者側装置とがネットワークを介して接続
される合成DNA販売システムに用いる受注者側装置の
制御方法であって、前記発注者側装置に発注指示用のイ
ンターフェースを提供する提供工程と、前記発注指示用
のインターフェースを用いて、選択された複数の前記合
成DNAで形成される合成DNAセットを示す情報を発
注情報として受信すると該発注情報に基づいて前記合成
DNAセットを製造するための情報を出力する出力工程
と、を備えることを特徴とする。
【0047】上記目的を達成するための本発明の一実施
形態である合成DNA販売システムに用いる受注者側装
置の制御方法は以下の構成を備える。すなわち、発注者
側装置と、受注者側装置とがネットワークを介して接続
される合成DNA販売システムに用いる受注者側装置の
制御方法であって、前記発注者側装置に合成DNAの塩
基配列の種類の数、前記合成DNA末端の修飾の種類、
前記合成DNAの形態、または前記合成DNAアレイ作
製装置の方式のうちの少なくとも1つを選択する選択手
段を有する発注指示用のインターフェースを提供する提
供工程と、前記発注指示用のインターフェースを用い
て、選択された複数の前記合成DNAで形成される合成
DNAセットを示す情報を発注情報として受信する受信
工程と、を備えることを特徴とする。
【0048】上記目的を達成するための本発明の一実施
形態である記憶媒体は以下の構成を備える。すなわち、
発注者側装置と、受注者側装置とがネットワークを介し
て接続される合成DNA販売システムを制御するプログ
ラムを格納した記憶媒体であって、前記制御プログラム
は、前記発注者側装置において、発注指示用のインター
フェースを表示させる表示工程と、受注者が供給可能な
合成DNAの中から、発注者が所望の合成DNAを選択
して合成DNAセットを決定する決定工程と、前記決定
工程により決定された前記合成DNAセットを示す情報
を含む発注情報を生成する生成工程と、前記生成工程に
よって生成された前記発注情報を前記受注者側装置へ送
信する送信工程と、前記受注者側装置において、前記発
注情報を受信し、該発注情報に基づいて前記合成DNA
セットを製造する製造工程と、を備えることを特徴とす
る。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
に係わる一実施の形態を説明する。ただし、本実施の形
態では、合成DNAの販売システムとして説明している
が、本発明の範囲を記載例に限定する趣旨のものではな
い。
【0050】[合成DNAの販売システム]図1は、合
成DNAの販売システムに用いられる構成要素を示すブ
ロック図であり、100は、発注者側のシステムであ
り、200は、受注者側のシステムであり、両システム
は、ネットワーク10にインターネットのプロトコルで
接続されている。
【0051】まず、図1を用いて、合成DNAの作製お
よび配送システムの概要について説明する。発注者は、
発注者側のシステム100より、ネットワーク10を介
して、受注者である受注者側のシステム200へ希望す
る合成DNAの注文を送信する。受注者は、発注者側の
システム100からの発注信号を受注者側のシステム2
00で受信すると、発注者の注文に応じて注文された配
列のDNAアレイを作製し、発注者に宅急便(登録商
標)にて作製したDNAアレイを送付する。
【0052】ここで、受注者は、例えば、DNA合成会
社あるいは薬品会社などであり、発注者とは、例えば、
合成DNAを使用する研究者、合成DNAプローブを用
いてDNAアレイを作製し、販売する医療・理化学機器
販売会社、薬品会社、製薬会社などである。
【0053】次に、発注者側のシステム100と受注者
側のシステム200について詳細に説明する。発注者側
のシステム100は、WWWブラウザ装置20によって
構成されている。WWWブラウザ装置20としては、市
販の汎用パーソナルコンピュータに、WWWブラウザソ
フトウエアをインストールした汎用システムをそのまま
利用することができ、この汎用システムを発注者側コン
ピュータとして使用できる。
【0054】従って、本発明を実施するにあたって発注
者側のシステム100には、特別な専用ハードウエアや
専用ソフトウエアを用意する必要はなく、ネットワーク
10に接続し、WWWブラウザによりホームページを閲
覧できる汎用システムをそのまま利用すれば良い。
【0055】一方、受注者側のシステム200は、ネッ
トワーク10を介して、WWWサーバ装置70、第1の
記憶部40、第2の記憶部80、DNA注入装置50お
よびDNA注入制御部30、からなる受注システムを構
成している。
【0056】第1の記憶部40は、受注者が保有するD
NAの塩基配列、長さ、修飾の種類に関するデータのリ
スト(保有DNAリスト)、及び、それぞれのDNAが
保存されている場所および容器を表すアドレス(保有D
NAアドレス)、さらに、市販されているDNAアレイ
作製装置に使用可能なマイクロプレートの種類、形状、
各ウェルの位置情報が記憶されている。
【0057】なお、第1の記憶部40は、保存されてい
るDNA溶液を必要量、指定されたマイクロプレートの
指定されたウェル内に注入するDNA注入装置50を制
御するためのDNA注入制御部30の外部記憶部であ
り、DNA注入装置50をコントロールする機能を実現
するための制御プログラムも有し、ハードディスクやM
Oドライブなどから構成されている。
【0058】また、WWWサーバ装置70は、第2の記
憶部80内に格納されているホームページ用データをネ
ットワーク10を介してWWWブラウザ装置20に提供
するものであり、WWWサーバ装置70としては、一般
的なサーバ用コンピュータにWWWサーバ用ソフトウエ
アをインストールしたシステムであればどのようなもの
でも使用できる。第2の記憶装置80は、WWWサーバ
装置70の外部記憶装置であり、ハードディスク装置や
MOドライブ装置などから構成されている。
【0059】DNA注入制御部30は、保存されている
各合成DNAの種類と保存アドレスを管理し、WWWサ
ーバ装置70によって選択指示された条件で合成DNA
を作製するようにDNA注入装置50を制御する。
【0060】DNA注入装置50は、DNA制御部30
の指示に従い、保存されている各合成DNAを指定され
たマイクロプレート内のウェルなどに所定条件により注
入し、発注者によって注文された合成DNAセット60
を作製する。
【0061】作製された合成DNAセット60は、各種
方法により、発注者に送付される。なお、受注者側のシ
ステム200には、DNAアレイ作製装置の普及を予想
し、それぞれのDNAアレイ作製装置に適した形状での
合成DNAの販売を行うことができる。そのため、発注
者は、入手した合成DNAをDNAアレイ作製装置のD
NA溶液を格納部分に分注する手間が省け、さらに分注
に伴うDNAのロスを防ぐこともできる。
【0062】つまり、受注者側のシステム200には、
多くの合成DNAが保有されている。例えば、10塩基
長のDNAであれば、その種類は、106あり、18塩
基長であれば6.8X1010種あるが、それらが保有さ
れている。
【0063】受注者側のシステム200では、発注者に
よって発注された合成DNAの塩基配列を、保有する合
成DNAリストから選択し、その保存アドレスと対応さ
せることにより、保存溶液から必要量取り出し、DNA
注入装置50を用いて、発注者が指定した形状の複数の
ウェルに仕切られた容器のウェル内に注入する。
【0064】その結果、発注者が注文した合成DNA
は、必要量、発注者が指定したウェル内に充填され発注
者に送付される。合成DNAは容器内に乾固された状
態、或いは指定された溶液として送付される。
【0065】以下の説明では、合成DNA販売の例とし
て、DNAマイクロアレイ作製に必要な場合を説明する
が、合成DNA販売は、この用途に限られたものではな
く、合成DNAを必要とするどのような用途に対しても
販売可能である。
【0066】[合成DNAの発注と入手]次に、図2A
および図2Bのフローチャートを用い、図3〜図16を
参照しながら、図1に示す合成DNAの販売システムに
よって、発注者が所望の塩基配列を有する合成DNAを
発注し、発注した合成DNAを入手するまでの過程につ
いて説明する。
【0067】ただし、以下の説明では、図5に一例を示
すDNAの5’末端が全てSH基で化学修飾されている
1〜64まで番号付けられた64種の塩基配列のDNA
を、発注者が合成DNAセットとて発注する場合につい
て説明する。なお、これらの64種の塩基配列のDNA
は、受注者が供給可能なものであるとする。
【0068】また、本実施形態では、発注者は、図3に
示す希望するマイクロプレート上の指定エリア(8×
8)にある64個の各ウェルを図3に示すように番号づ
けし、この番号づけられた各ウェルに図5で番号づけれ
らた同じ番号のDNAをそれぞれ0.075OD(1O
Dは、DNAを1mlに溶解したときに260nmでの
吸収強度が1ODを示す単位)、ずつ充填され、DNA
は、乾固された状態に調製されている合成DNAセット
を注文するものとする。
【0069】また、別の例として、図16に一例を示す
ように、DNAの末端にチオール基を化学修飾したチオ
ール修飾DNAプローブをグリセリン7.5wt%、尿
素7.5wt%、チオジグリコール7.5wt%、アセ
チレノールEH(川村ファインケミカルス)1wt%を
含む水溶液で溶解し、予めマレイミド基を表面に挿入し
たガラス基板上にインクジェット法により供給すること
により、プローブが共有結合により固定されたDNAア
レイを、発注者が注文する場合についても説明する。
【0070】なお、上記のように発注者が、発注するた
めの合成DNAが、受注者によって供給可能なものであ
るかどうかを知りたい場合には、以下の手順で知ること
ができる。すなわち、受注者の記憶装置80には、ホー
ムページ用のデータとして受注者が保有しているDNA
の塩基配列、DNAの塩基配列の長さ、DNAの塩基配
列における化学修飾の有無、DNAの塩基配列の種類に
関するデータなどがリストとして掲載されている。
【0071】上記のDNAの塩基配列は、アルファベッ
ト順による検索、或いは、それぞれの遺伝子がコードす
る蛋白質の名称による検索、遺伝子診断用のプローブと
して確立されている塩基配列セットの名称等による検索
などがそれぞれ可能であり、発注者がネットワーク10
を介して、受注者のWWWサーバ70にアクセスするこ
とにより、ホームページから様々な見地で検索できるよ
うに設定されている。例えば、希望するDNAセットが
受注者によって供給可能なものであるかどうかを知りた
い場合には、図17に示すように、171に示す受注者
の記憶装置80によって提供されたホームページの指示
に従い、希望するDNAセットの塩基配列を入力する。
【0072】予め、希望するDNAセットの塩基配列名
がわかっている場合には、172〜174から希望する
選択方法を選択することにより入力を行うことができ
る。例えば、塩基配列をアルファベット入力したい場合
には172を選択し、遺伝子がコードする蛋白質の名称
を入力したい場合には173を選択し、遺伝子診断用の
プローブとして確立されている塩基配列セットの名称を
入力したい場合には173を選択すればよい。
【0073】また、希望するDNAセットの塩基配列名
が不明な場合や、保有するDNAセットのリストを表示
してほしい場合には、175を選択すればよい。
【0074】図18は、図17で175の保有するDN
Aセットのリスト表示が選択された場合の画面を表示し
ている。すなわち、181には、蛋白質の名称リスト
が、182には、遺伝子診断用塩基配列リストが、18
3には、塩基配列リストが表示されている。そこで発注
者は、184の指示に従い、希望するDNAセットを入
力することにより、例えば、図5に示す塩基配列リスト
を入手することができる。
【0075】また、受注者の記憶装置80には、複数の
ウェルに仕切られた容器として、各種のDNAアレイ作
製装置の方式に適したマイクロプレートの種類の情報が
記憶されている。例えば、発注者が、ホームページから
ピン方式のDNAアレイ作製装置に適したマイクロプレ
ートを選択すると、受注者の記憶装置80のリストから
選ばれた塩基配列のDNAをどのウェルに注入するかを
指定可能なように設定されている。図3にマイクロプレ
ートの一例として、B社製の128穴のマイクロプレー
トを示す。また、遺伝子診断用のプローブセットに対し
ては、マイクロプレートに配置するいくつかのパターン
が記憶されており、発注者が選択可能であるように設定
されている。
【0076】また、同様に、発注者が、ホームページか
らインクジェット方式のDNAアレイ作製装置に適した
マイクロプレートを選択すると、受注者の記憶装置80
には、インクカートリッジの種類、カートリッジ付きヘ
ッドの種類の情報及び各インクカートリッジの座標に関
するデータが記憶されており、発注者が選択可能である
ように設定されている。
【0077】まず、ステップS100において、発注者
は、WWWブラウザ装置20から受注者のホームページ
にアクセスすると、図6あるいは図14に示す合成DN
A発注画面が表示される。発注者は、注文するDNAの
塩基配列、末端の修飾の種類、DNAの形態、DNA
量、DNAアレイ作製装置の方式を入力する。
【0078】図6は、発注者によって注文された内容の
一例を示している。すなわち、51に示す注文するDN
Aの種類として、64種が選択され、52に示す末端の
修飾の種類として、SHと5’末端が選択され、53に
示すDNAの形態として乾固が選択され、54に示すD
NA量として0.075ODが選択された場合を示して
いる。また、55に示すDNAアレイ作製装置の方式と
しては、ピン方式が選択された場合を示している。
【0079】また、図14は、図6と同様に、発注者に
よって注文された内容の一例を示しており、DNAの種
類、末端の修飾の種類、DNA量は、図6と同じであ
る。ただし、53に示すDNAの形態は溶液、55に示
すDNAアレイ作製装置の方式としては、インクジェッ
ト方式が選択された場合を示している。
【0080】次に、ステップS100で、発注者が図6
あるいは図14のいずれかの条件で合成DNAを注文す
ると、ステップS110に進む。ステップS110で
は、注文されたDNAアレイ作製装置の方式を調べ、図
6に示すピン方式が選択された場合には、ステップS1
20に進み、図14に示すインクジェット方式が選択さ
れた場合には、図2Bに示すステップS250に進む。
【0081】次に、ステップS120では、図7に示す
画面が表示される。図7は、発注者によって選択された
注文条件およびマイクロプレート選択画面を表示してい
る。
【0082】すなわち、図7の画面の61は、選択され
た注文条件は、DNAの種類が64種、末端の修飾の種
類が、SHと5’末端、DNAの形態が乾固、各DNA
量が0.075OD、DNAアレイ作製装置の方式がピ
ン方式を選択されたことを示している。次に、発注者
は、図7の画面の62で、ピン方式に用いるマイクロプ
レートの種類を選択する。図7の例では、B社の128
ウェルが選択された場合を示している。
【0083】次に、ステップS130では、図8または
図11に示す画面が表示される。図8または図11の7
1は、発注者により選択されたマイクロプレートを表示
し、64種のDNAを配置するエリアの選択および配置
の入力画面を表示している。
【0084】次に、発注者は、図8または図11の71
の画面において、画面の指示に従い、まず、64種のD
NAを配置するエリアを指定する。例えば、図8または
図11の72に示す64のウェル(8×8)を指定す
る。また、64種と異なるDNAの配置を希望する場合
(例えば、80)には、必要なウェルのエリア(例え
ば、8×10)を指定すればよい。次に、配置の入力方
法73を選択する。図8の例では、配置の入力方法73
として、個別入力が選択された場合を示している。ま
た、図11の例では、配置の入力方法73として、フォ
ーマット入力が選択された場合を示している。
【0085】次に、ステップS140では、選択された
入力方式を調べる。選択された入力方式として図8に示
す個別入力が選択された場合には、ステップS150に
進み、選択された入力方式として図11に示すフォーマ
ット入力が選択された場合には、ステップS200に進
む。
【0086】次に、ステップS150では、図9に示す
画面が表示される。図9の91は、発注者により選択さ
れた64種のDNAを配置するためのステップS130
で設定されたエリアを表示し、図9の92は、エリア内
の64個のウェルにどのように番号を配置するかの選択
画面を表示している。
【0087】次に、発注者は、図9の92の選択画面の
指示に従い、64個のウェルへの番号をどのように配置
するかを配置1〜3の中から選択する。
【0088】配置1は、64個のウェル(8行×8列)
に図に示すような順番に番号づけられている。すなわ
ち、第1行目の8個のウェルには、左から右に1〜8番
までの番号が付けられており、第2行目の8個のウェル
には、同様にして左から右に9〜16番までの番号が付
けられており、以下同様にして、64個のウェルに図に
示すように64個の番号が付けられたものである。
【0089】同様に、配置2は、配置1は、64個のウ
ェル(8行×8列)に図に示すような順番に番号づけら
れている。すなわち、第1行目の左から4個のウェルに
は、左から右に1〜4番までの番号が付けられ、以下同
様にして、第8行目の左から4個のウェルには、左から
右に29〜32番までの番号が付けられている。
【0090】また、第1行目の左から5〜8個のウェル
には、左から右に33〜36番までの番号が付けられ、
以下同様にして、第8行目の左から5〜8個のウェルに
は、左から右に61〜64番までの番号が付けられてい
る。
【0091】同様に、配置3は、64個のウェル(8行
×8列)に図に示すような順番に番号づけられている。
すなわち、第1列目の8個のウェルには、上から下に1
〜8番までの番号が付けられており、第2列目の8個の
ウェルには、上から下に9〜16番までの番号が付けら
れており、以下同様にして、64個のウェルに図に示す
ように64個の番号が付けられたものである。
【0092】なお、上記の配置は、64個の場合の例を
示したものであるが、発注者によって異なるDNAの種
類(例えば、図8のエリアで10行×8列など)が設定
された場合には、その選択されたエリアに合わせて、配
置1〜配置3のウェルの数とその番号が変化して表示さ
れることも可能である。(例えば、図8のエリアで10
行×8列が選択された場合には、配置1の第1行目の番
号は、1〜10に変わるなど)図9の例では、発注者に
よって、配置2が選択された場合を示している。
【0093】次に、ステップS160では、発注者によ
って選択された配置を調べ、図9の配置1〜3のうち、
配置2が選択された場合にはステップS180に進み、
配置1が選択された場合にはステップS170に進み、
配置3が選択された場合には、ステップS190に進
む。
【0094】次に、ステップS180では、図10に示
す画面が表示される。図10の101は、選択された配
置1に1〜64が番号付けられたウェルの配置例を表示
しており、102は、各ウェルに充填するDNAの種類
(塩基配列)を1〜64の順に入力を要求する画面を表
示している。
【0095】発注者は、102の「1」〜「64」のそ
れぞれの番号に図5に示す64種の塩基配列を順次入力
し、配置1の各ウェルに充填するDNAを指定する。
【0096】例えば、102に示す「1」番目に図5の
第1番目の「SH−GATGGGACTCAAGTTC
AT」を入力し、「2」番目に図5の第2番目の「SH
−GATGGGACTCAGGTTCAT」を入力し、
以下同様に入力することにより、配置1の各ウェルに充
填する64種のDNAを指定する。
【0097】ただし、入力方法は上記の方法に限ること
はなく、例えば、入力を簡単にするため、102に示す
「1」番目に、図5の第1番目の塩基配列の番号「1」
を入力すると、図5の第1番目の塩基配列である「SH
−GATGGGACTCAAGTTCAT」が表示され
るようにしてもよい。64種のDNAの全ての入力が終
了すると、ステップS220に進む。
【0098】また、ステップS160において、配置1
が選択された場合には、ステップS170に進む。ステ
ップS170では、図は省略するが、図10の101と
同様に図9で選択された配置2に1〜64番が付けられ
たウェルを表示する。さらに、図10の102に示す各
ウェルに充填するDNAの種類(塩基配列)1〜64の
入力を要求する画面を表示する。
【0099】発注者は、図10と同様に102に示す1
〜64のそれぞれの番号に図5に示す64種の塩基配列
を順次入力し、配置1の各ウェルに充填するDNAを指
定し、全ての入力が終了すると、ステップS220に進
む。
【0100】またさらに、ステップS160において、
配置3が選択された場合には、ステップS190に進
む。ステップS190では、図は省略するが、図10の
101と同様に図9で選択された配置2に1〜64番が
付けられたウェルを表示する。さらに、図10の102
に示す各ウェルに充填するDNAの種類(塩基配列)1
〜64の入力を要求する画面を表示する。
【0101】発注者は、例えば、図10と同様に102
に示す1〜64のそれぞれの番号に図5に示す64種の
塩基配列を順次入力し、配置1の各ウェルに充填するD
NAを指定し、全ての入力が終了すると、ステップS2
20に進む。
【0102】一方、ステップS140で、図11に示す
フォーマット入力が選択された場合には、ステップS2
00に進み、図12に示す画面が表示される。図12の
111は、発注者により選択された図5に示す64種の
DNAをフォーマット形式で発注者に入力を促す画面で
ある。
【0103】発注者は、例えば、図12の111に64
種のDNAを「GATGGG1 CTC23 GTTC
AT」のフォーマット形式で入力することにより、64
種のDNAの配置をフォーマット形式で表現してからス
テップS210に進む。
【0104】このフォーマット形式による64種のDN
Aの配置決定方法について、以下説明する。
【0105】「GATGGG1 CTC23 GTTC
AT」のフォーマット形式において、1 2
3 は、それぞれ、同じ変化を示す変数であり、塩基配列
のうち変異している部分を示しており、それ以外の部分
は、変化しない塩基配列の共通部分を示している。すな
わち、1 2 3 の各変数は、それぞれ、 A→G→
C→Tと変化する。
【0106】また、「GATGGG1 CTC23
TTCAT」のように1つの式中に3個の変数1
2 3 が同時に現れる場合には、最後(3番目)の変
数である3 から、A→G→C→Tと順次変化する。こ
のとき、他の(1番目、2番目)N1N2は変化せず、
最後(3番目)の変数N3がA→G→C→Tと変化して
から順次変化する。上記の説明を図5を用いて詳しく説
明する。
【0107】たとえば、図5の1〜4番目の塩基配列
は、最後(3番目)の変数である3 が、A→G→C→
Tと変化し、1 2 がAのまま変化しない例を示して
いる。
【0108】次に、2番目のN2がA→G→C→Tと変
化する。すなわち、2番目のN2がまずA→Gと変化
し、3番目のN3が、A→G→C→Tと変化する。たと
えば、図5の5〜8番目の塩基配列は、N2が、A→G
と変化し、N3が、A→G→C→Tと変化する例を示し
ている。
【0109】続いて、2番目の2 がG→Cと変化し、
3番目の3 が、A→G→C→Tと変化する。たとえ
ば、図5の9〜12番目の塩基配列は、2 が、G→C
と変化し、3 が、A→G→C→Tと変化する例を示し
ている。さらに続いて、2番目の2 がC→Tと変化
し、3番目の3 が、A→G→C→Tと変化する。たと
えば、図5の13〜16番目の塩基配列は、2 が、C
→Tと変化し、3 が、A→G→C→Tと変化する例を
示している。
【0110】以下同様にして、「GATGGG1 CT
23 GTTCAT」のフォーマット形式を用いるこ
とにより、図5に示す順序で表せる64種のDNAをフ
ォーマット形式で表現することができる。
【0111】なお、上記例では、「GATGGG1
TC23 GTTCAT」のように1つの式中に3個の
変数1 2 3 が同時に現れる場合には、最後(3
番目)の変数である3 から、A→G→C→Tと順次変
化し、このとき、他の(1番目、2番目)1 2 は変
化せず、最後(3番目)の変数3 がA→G→C→Tと
変化してから順次変化する例を説明した。
【0112】しかし、変化させる順は、上記に限ること
はなく、例えば、最初(1番目)の変数である1
ら、A→G→C→Tと順次変化し、このとき、他の(2
番目、3番目)1 2 は変化させないことなど、種々
も方法をとり変化させることも可能である。
【0113】また、上記例では、変数を3個の場合を例
に説明したが、変数は、3個に限らず任意の数を取るこ
とは可能である。この場合の変数の変化方法は、上記で
説明した考え方に基づいて変化させればよい。
【0114】なお、上記説明したように、入力するDN
Aの塩基配列の共通部分を指定し、変異している部分を
変数として表示し、この変数がA,G,T,Cを表すも
のとすることにより、上記例のように塩基配列中にこの
変数が3ヶ所あれば、64種のDNA塩基配列を指定で
きる。また、この変数が、塩基配列中に1ヶ所あれば、
4種、塩基配列中に2ヶ所あれば、16種のDNA塩基
配列を指定できるなど、変数を変化させることにより、
変数に対応する塩基配列を選定することも可能である。
【0115】次に、ステップS210では、図13に示
す画面が表示される。図13の131は、64のウェル
に配置された64種のDNAの配置を表示し、122
は、配置の確認(YES、NO)の入力を発注者に要求
す表示である。図13は、131に示す配置が発注者に
よって承認の確認(YES)がされたことを示してい
る。配置の確認が終了すると、ステップS220に進
む。
【0116】一方、ステップS110において、ステッ
プS250が選択された場合には、ステップS250に
進み、図15に示す画面が表示される。図15は、発注
者によって選択された注文条件およびインクジェット方
式ならびにインクカートリッジの選択画面を表示してい
る。
【0117】すなわち、図15の151は、DNAの種
類として64種、末端の修飾の種類として、SHと5’
末端、DNAの形態として溶液状態、各DNA量として
濃度8μMで100μl、DNAアレイ作製装置の方式
としてインクジェット方式を選択されたことを示してい
る。
【0118】次に、発注者は、図15の画面の152
で、インクジェット方式とインクカートリッジの種類を
選択する。図15の例では、インクジェット方式とし
て、インクカートリッジのみが選択され、インクカート
リッジの種類として、A社のヘッドがBC62の96種
のインクカートリッジが選択された場合を示している。
【0119】次に、ステップS260では、図16に示
す画面が表示される。図16の161は、発注者により
選択されたA社のヘッドがBC62の96種のインクカ
ートリッジを表示し、64種のDNAを配置するエリア
の選択および配置の入力画面を表示している。
【0120】次に、発注者は、図16の画面の163の
指示に従い、まず、64種のDNAを配置するエリアと
して、例えば、図16の162に示す64のウェル(8
×8)を指定する。次に、配置の入力方法を選択する。
図16の例では、個別入力が選択された場合を示してい
る。
【0121】次に、ステップS270では、選択された
入力方式を調べ、図16に示す個別入力が選択された場
合には、ステップS280に進み、フォーマット入力が
選択された場合には、ステップS330に進む。
【0122】次に、ステップS280では、図には示さ
ないが図9と類似する画面が表示される。この図の左側
は、図16の161と同じであり発注者により選択され
た64種のDNAを配置するエリア162を表示し、図
の右側は、図9の92と同じであり、64種のDNAを
どのように配置するかの選択画面を表示している。
【0123】次に、発注者は、この図に従い、図9の画
面の92と同様に、64種のDNAを指定したエリアに
どのように配置するかを配置1〜3の中から選択する。
すなわち、配置1が選択された場合は、ステップS30
0に進み、配置2が選択された場合は、ステップS31
0に進み、配置3が選択された場合は、ステップS32
0に進む。なお、ステップS300、ステップS310
およびステップS320で行われるそれぞれの動作は、
既に説明した、ステップS170、ステップS180お
よびステップS190のそれぞれの動作と同様であるの
で、ここでの説明は省略する。
【0124】一方、ステップS270で、フォーマット
入力が選択された場合には、ステップS330に進み、
図12に示す画面が表示される。図12の111は、発
注者により選択された図5に示す64種のDNAをフォ
ーマット形式での入力を促している。そこで、ステップ
S200で説明した同様の方法で、発注者は、例えば、
図12の111に64種のDNAを「GATGGG1
CTC23 GTTCAT」のフォーマット形式で入力
することにより、64種のDNAの配置をフォーマット
形式で表現してからステップS350に進む。
【0125】次に、ステップS350では、図13に示
す64のウェルに配置された64種のDNAの配置4を
表示する。さらに、132に示す配置の確認(YES、
NO)の入力を要求する画面を表示する。図13は、表
示された配置でよい(YES)が選択されたことを表示
している。配置4の各ウェルに充填するDNAが指定さ
れ、全ての入力が終了すると、ステップS220に進
む。
【0126】次に、ステップS220では、発注者によ
って決定された合成DNAの注文内容を受注者側システ
ムのWWWサーバ70に送信する。
【0127】次に、ステップS230では、WWWサー
バ70からの指示に基づき、発注者によって決定された
注文内容をDNA注入装置50に出力する。この出力さ
れた注文内容は、DNA注入装置50に表示されたり、
あるいは、印刷などによりDNA注入装置50の操作者
に伝達されると、操作者は、DNA注入装置50を用い
て、保存されている合成DNAの中から指定された合成
DNAを指定された条件で注入する。例えば、指定され
た合成DNAのセットを、指定量で、指定された順番の
配置で、マイクロプレートのウェル内に注入する。
【0128】次に、ステップS240では、発注者の発
注内容に基づき作製された合成DNAを発注者宛に送付
する。このようにして、発注者は、指定した方式で作製
された合成DNAを入手できる。
【0129】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、発注者がネットワークを利用して受注者コンピュー
ターにアクセスし、合成DNAの配列を入力することに
よりきわめて微量な合成DNAを注文し、入手する方法
が提供される。昨今の海外流通法の発達により、注文さ
れた合成DNAは数日中に発注者の元に届けられ、現
在、各研究者がそれぞれオーダーして合成している方法
よりも安いのみならず早く入手できる点が特徴として挙
げられる。
【0130】また、本実施形態によれば、従来、多くの
研究者が必要に応じて個々に行っていた各種配列を有す
るDNAの合成をまとめて多量に合成することにより各
研究者がそれぞれ必要とする量のDNAを高合成収率お
よび高精製収率で合成し、さらに合成した各種配列を有
するDNAを必要とする各研究者に必要な種類と量のD
NAだけ迅速に提供する合成DNAの販売システムを提
供することができる。
【0131】その結果、多くの研究者は、必要とするD
NAを必要量だけ購入できるため、従来、各研究者がそ
れぞれ高価な合成原料を購入し必要量以上のDNAをや
むを得ず多量に合成し使用せずに余って無駄に捨ててい
たDNAを、多の研究者に提供することにより有効に活
用できる。また、各研究者は、必要とするDNA以上の
多量のDNAを自ら合成していた作業時間を削減するこ
ともできる。
【0132】すなわち、発注者から受注者へ与えられる
注文に応じて、所定の配列の合成DNAを供給するシス
テムにおいて、受注者側コンピューターと発注者側コン
ピューターとをネットワークを介して接続し、受注者側
コンピューターには、供給可能な合成DNAの塩基配
列、及び、末端の化学修飾の有無、種類等の情報が用意
され、発注者側コンピューターには、ネットワークを介
して、受注者側の合成DNAリストから該当する合成D
NAを選択指示する機能が設けられており、受注者側コ
ンピューターには、ネットワークを介してこの選択指示
を取り込み、この選択指示によって指定された塩基配列
を持つ合成DNAのセットを発注者に送付することがで
きる。
【0133】また、発注者側が受注者側のDNAリスト
からDNAを選択指示するのではなく、所望のDNAの
塩基配列、及び化学修飾に関する情報を入力すると、こ
の表示に基づいて受注者側のコンピューターが自動的に
保有する合成DNAリストから対応する合成DNAを選
択し表示する機能を付加することもできる。
【0134】また、複数のウェルに仕切られた容器とし
て、マイクロプレート、インクカートリッジ、インクカ
ートリッジ付きインクジェットプリンター用ヘッドを適
用し、合成DNA溶液が乾固された状態で、或いは、発
注者の指示する溶液組成の溶液中に発注者が指示した濃
度で、発注者の指示した液量を充填した形態での販売が
できる。
【0135】さらに、選択された合成DNAのストック
溶液のアドレスにリンクし、ストック溶液からマイクロ
ピペット等により注文量を吸入し所定の複数のウェルに
仕切られた容器のウェル上に注入する機能を付加するこ
ともできる。
【0136】また、特定の遺伝子診断に必要な塩基配列
を有する合成DNAセットとして登録しておくことによ
り、発注者がネットワークを介して受注者のコンピュー
ターに記載されたこの合成DNAセットを注文すると、
発注者の指定した複数のウェルに仕切られた容器上の指
定されたエリアに合成DNAセットの溶液を充填し送付
することもできる。また、この合成DNAセットには、
特定の遺伝子診断に必要な塩基配列のセットとして、主
要組織適合性複合体に関する遺伝子セットが含まれてい
る。
【0137】また、本実施形態では、上記DNAアレイ
作成法に適したインクジェット用カートリッジにDNA
を充填した形態での販売、或いはインクジェット用カー
トリッジが一体化したインクジェット用ヘッドにDNA
溶液を充填した状態でのDNA溶液の販売をも可能とす
る。
【0138】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0139】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0140】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0141】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図2Aおよび図2Bに
示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格
納されることになる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
合成した各種配列を有するDNAを必要とする各研究者
に、必要な種類と量だけを迅速かつ安価に提供する合成
DNAの販売システムおよびその制御方法、受注者側装
置、およびその制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のネットワークを利用
した合成DNAの販売システム示す図である。
【図2A】合成DNAの発注から入手までを示すフロー
チャートである。
【図2B】合成DNAの発注から入手までを示すフロー
チャートである。
【図3】マイクロプレートの指定エリアを示す例の図で
ある。
【図4】64種DNA配置例を示す図である。
【図5】64種DNA塩基配列例を示す図である。
【図6】発注者が合成DNAを発注するホームページを
示す図である。
【図7】発注者が合成DNAを発注するホームページを
示す図である。
【図8】発注者が合成DNAを発注するホームページを
示す図である。
【図9】発注者が合成DNAを発注するホームページを
示す図である。
【図10】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図11】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図12】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図13】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図14】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図15】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図16】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図17】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【図18】発注者が合成DNAを発注するホームページ
を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 20 発注者側コンピュータ 30 DNA注入制御部 40 第1の記憶装置 50 DNA注入装置 60 合成DNAセット 70 受注者側サーバ 80 第2の記憶装置 100 発注者側のシステム 200 受注者側のシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 15/09 C12N 15/00 A

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発注者側装置と、受注者側装置とがネット
    ワークを介して接続される合成DNA販売システムであ
    って、 前記発注者側装置において、発注指示用のインターフェ
    ースを表示させる表示手段と、 受注者が供給可能な合成DNAの中から、発注者が所望
    の合成DNAを選択して合成DNAセットを決定する決
    定手段と、 前記決定手段により決定された前記合成DNAセットを
    示す情報を含む発注情報を生成する生成手段と、 前記生成手段によって生成された前記発注情報を前記受
    注者側装置へ送信する送信手段と、 前記受注者側装置において、前記発注情報を受信し、該
    発注情報に基づいて前記合成DNAセットを製造するた
    めに情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴と
    する合成DNAの販売システム。
  2. 【請求項2】前記表示手段には、前記合成DNAの塩基
    配列の種類の数、前記合成DNA末端の修飾の種類、前
    記合成DNAの形態、または前記合成DNAアレイ作製
    装置の方式のうちの少なくとも1つを選択する選択手段
    が用意されており、前記選択手段を用いて選択すること
    により、前記発注者が所望の合成DNAを発注すること
    ができることを特徴とする請求項1に記載の合成DNA
    の販売システム。
  3. 【請求項3】前記合成DNAの形態とは、前記合成DN
    Aの溶液が複数のウェルに仕切られた容器上の各ウェル
    に注入され乾固された状態である、あるいは前記合成D
    NAが所定溶液組成の溶液中に所定濃度で充填された状
    態である、のいずれかを選択することを特徴とする請求
    項2に記載の合成DNAの販売システム。
  4. 【請求項4】前記所定溶液組成は、前記発注者が指定し
    た組成であることを特徴とする請求項3に記載の合成D
    NAの販売システム。
  5. 【請求項5】前記所定溶液組成は、グリセリン7.5
    %、尿素7.5%、チオジグリコール7.5%、アセチ
    レノールEH1%を含むことを特徴とする請求項3に記
    載の合成DNAの販売システム。
  6. 【請求項6】前記合成DNAセットは、複数のウェルに
    仕切られた容器に前記所望の合成DNAが注入されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の合成DNAの販売
    システム。
  7. 【請求項7】前記容器が、マイクロプレートであること
    を特徴とする請求項6に記載の合成DNAの販売システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記容器が、DNAマイクロアレイ作製装
    置に使用するインクカートリッジ、または、インクカー
    トリッジ付きインクジェットプリンター用ヘッドである
    ことを特徴とする請求項6に記載の合成DNAの販売シ
    ステム。
  9. 【請求項9】複数のウェルに仕切られた容器上の各ウェ
    ルに注入され乾固されている状態で、前記合成DNAの
    溶液を前記発注者に送付する、あるいは、前記発注者が
    指示する溶液組成の溶液中に指示した濃度で前記合成D
    NAを充填している状態で、前記DNAの溶液を前記発
    注者に送付する送付手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項1に記載の合成DNAの販売システム。
  10. 【請求項10】前記決定手段は、入力する前記合成DN
    Aの塩基配列のうちの変異している部分を変数として表
    示することを特徴とする請求項1記載の合成DNAの販
    売システム。
  11. 【請求項11】前記決定手段は、前記合成DNAの配置
    を複数のウェルに仕切られた容器の指定エリアを用いて
    指示することを特徴とする請求項1記載の合成DNAの
    販売システム。
  12. 【請求項12】前記容器の指定エリアにある前記複数の
    ウェルの配置番号付けを選択する配置番号選択手段を有
    することを特徴とする請求項11記載の合成DNAの販
    売システム。
  13. 【請求項13】前記配置番号選択手段により選択された
    配置番号への前記合成DNAの入力は、塩基配列の個別
    入力またはフォーマット入力を用いて行うことを特徴と
    する請求項12記載の合成DNAの販売システム。
  14. 【請求項14】前記出力手段は、前記発注情報に基づ
    き、前記所望の合成DNA溶液の必要量を注入器に吸引
    し、指定された複数のウェルに仕切られた容器上の各ウ
    ェルに注入することにより前記合成DNAセットを製造
    するための情報を出力することを特徴とする請求項1記
    載の合成DNAの販売システム。
  15. 【請求項15】前記合成DNAの末端がチオール基で修
    飾されていることを特徴とする請求項1乃至請求項14
    のいずれか1項に記載の合成DNAの販売システム。
  16. 【請求項16】前記合成DNAがヒト主要組織適合性複
    合体(MHC)に関与した遺伝子であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の合成
    DNAの販売システム。
  17. 【請求項17】前記表示手段には、供給可能な合成DN
    Aリストが表示され、該供給可能な合成DNAリストか
    ら発注する合成DNAセットを選択することができるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の合成DNAの販売シス
    テム。
  18. 【請求項18】前記表示手段は、前記発注者が前記合成
    DNAの塩基配列および前記合成DNAの化学修飾に関
    する情報を入力すると、記憶しているDNAリストの中
    から対応する合成DNAを選択し表示することを特徴と
    する請求項1記載の合成DNAの販売システム。
  19. 【請求項19】発注者側装置と、受注者側装置とがネッ
    トワークを介して接続される合成DNA販売システムに
    用いる受注者側装置であって、 前記発注者側装置に発注指示用のインターフェースを提
    供する提供手段と、 前記発注指示用のインターフェースを用いて、選択され
    た複数の前記合成DNAで形成される合成DNAセット
    を示す情報を発注情報として受信すると該発注情報に基
    づいて前記合成DNAセットを製造するために情報を出
    力する出力手段と、を備えることを特徴とする合成DN
    Aの販売システムに用いる受注者側装置。
  20. 【請求項20】前記発注指示用のインターフェースに
    は、前記合成DNAの塩基配列の種類の数、前記合成D
    NA末端の修飾の種類、前記合成DNAの形態、または
    前記合成DNAアレイ作製装置の方式のうちの少なくと
    も1つを選択する選択手段が用意されており、前記選択
    手段を用いて選択することにより、前記発注者が所望の
    合成DNAを発注することができることを特徴とする請
    求項19に記載の合成DNAの販売システムに用いる受
    注者側装置。
  21. 【請求項21】前記合成DNAの形態とは、前記合成D
    NAの溶液が複数のウェルに仕切られた容器上の各ウェ
    ルに注入され乾固された状態である、あるいは前記合成
    DNAが所定溶液組成の溶液中に所定濃度で充填された
    状態である、のいずれかを選択することを特徴とする請
    求項20に記載の合成DNAの販売システムに用いる受
    注者側装置。
  22. 【請求項22】前記所定溶液組成は、前記発注者が指定
    した組成であることを特徴とする請求項21に記載の合
    成DNAの販売システムに用いる受注者側装置。
  23. 【請求項23】前記所定溶液組成は、グリセリン7.5
    %、尿素7.5%、チオジグリコール7.5%、アセチ
    レノールEH1%を含むことを特徴とする請求項21に
    記載の合成DNAの販売システムに用いる受注者側装
    置。
  24. 【請求項24】前記合成DNAが複数のウェルに仕切ら
    れた容器に注入されていることを特徴とする請求項19
    に記載の合成DNAの販売システムに用いる受注者側装
    置。
  25. 【請求項25】前記容器が、マイクロプレートであるこ
    とを特徴とする請求項24に記載の合成DNAの販売シ
    ステムに用いる受注者側装置。
  26. 【請求項26】前記容器が、DNAマイクロアレイ作製
    装置に使用するインクカートリッジ、インクカートリッ
    ジ付きインクジェットプリンター用ヘッド、またはマイ
    クロプレートのいずれか1つであることを特徴とする請
    求項25に記載の合成DNAの販売システムに用いる受
    注者側装置。
  27. 【請求項27】複数のウェルに仕切られた容器上の各ウ
    ェルに注入され乾固されている状態で、前記合成DNA
    の溶液を前記発注者に送付する、あるいは、前記発注者
    が指示する溶液組成の溶液中に指示した濃度で前記合成
    DNAを充填している状態で、前記DNAの溶液を前記
    発注者に送付する送付手段をさらに有することを特徴と
    する請求項19に記載の合成DNAの販売システムに用
    いる受注者側装置。
  28. 【請求項28】前記発注指示用のインターフェースに
    は、入力する前記合成DNAの塩基配列のうちの変異し
    ている部分を変数として表示することを特徴とする請求
    項19記載の合成DNAの販売システムに用いる受注者
    側装置。
  29. 【請求項29】前記発注指示用のインターフェースに
    は、前記合成DNAの配置を複数のウェルに仕切られた
    容器の指定エリアを用いて指示することを特徴とする請
    求項19記載の合成DNAの販売システムに用いる受注
    者側装置。
  30. 【請求項30】前記容器の指定エリアにある前記複数の
    ウェルの配置番号付けを選択する配置番号選択手段を有
    することを特徴とする請求項29記載の合成DNAの販
    売システムに用いる受注者側装置。
  31. 【請求項31】前記配置番号選択手段により選択された
    配置番号への前記合成DNAの入力は、塩基配列の個別
    入力またはフォーマット入力を用いて行うことを特徴と
    する請求項30記載の合成DNAの販売システムに用い
    る受注者側装置。
  32. 【請求項32】前記製造手段は、前記発注情報に基づ
    き、前記所望の合成DNA溶液の必要量を注入器に吸引
    し、指定された複数のウェルに仕切られた容器上の各ウ
    ェルに注入することにより前記合成DNAセットを製造
    するための情報を出力することを特徴とする請求項19
    記載の合成DNAの販売システムに用いる受注者側装
    置。
  33. 【請求項33】前記合成DNAの末端がチオール基で修
    飾されていることを特徴とする請求項19乃至請求項3
    2のいずれか1項に記載の合成DNAの販売システムに
    用いる受注者側装置。
  34. 【請求項34】前記合成DNAがヒト主要組織適合性複
    合体(MHC)に関与した遺伝子であることを特徴とす
    る請求項19乃至請求項33のいずれか1項に記載の合
    成DNAの販売システムに用いる受注者側装置。
  35. 【請求項35】前記発注指示用のインターフェースに
    は、供給可能な合成DNAリストが表示され、該供給可
    能な合成DNAリストから発注する合成DNAセットを
    選択することができることを特徴とする請求項19に記
    載の合成DNAの販売システムに用いる受注者側装置。
  36. 【請求項36】前記発注指示用のインターフェースに
    は、前記発注者が前記合成DNAの塩基配列および前記
    合成DNAの化学修飾に関する情報を入力すると、記憶
    しているDNAリストの中から対応する合成DNAを選
    択し表示することを特徴とする請求項19記載の合成D
    NAの販売システムに用いる受注者側装置。
  37. 【請求項37】発注者側装置と、受注者側装置とがネッ
    トワークを介して接続される合成DNA販売システムに
    用いる受注者側装置であって、 前記発注者側装置に合成DNAの塩基配列の種類の数、
    前記合成DNA末端の修飾の種類、前記合成DNAの形
    態、または前記合成DNAアレイ作製装置の方式のうち
    の少なくとも1つを選択する選択手段を有する発注指示
    用のインターフェースを提供する提供手段と、 前記発注指示用のインターフェースを用いて、選択され
    た複数の前記合成DNAで形成される合成DNAセット
    を示す情報を発注情報として受信する受信手段と、を備
    えることを特徴とする合成DNAの販売システムに用い
    る受注者側装置。
  38. 【請求項38】発注者側装置と、受注者側装置とがネッ
    トワークを介して接続される合成DNA販売システムの
    制御方法であって、 前記発注者側装置において、発注指示用のインターフェ
    ースを表示させる表示工程と、 受注者が供給可能な合成DNAの中から、発注者が所望
    の合成DNAを選択して合成DNAセットを決定する決
    定工程と、 前記決定工程により決定された前記合成DNAセットを
    示す情報を含む発注情報を生成する生成工程と、 前記生成工程によって生成された前記発注情報を前記受
    注者側装置へ送信する送信工程と、 前記受注者側装置において、前記発注情報を受信し、該
    発注情報に基づいて前記合成DNAセットを製造するた
    めの情報を出力する出力工程と、を備えることを特徴と
    する合成DNAの販売システムの制御方法。
  39. 【請求項39】発注者側装置と、受注者側装置とがネッ
    トワークを介して接続される合成DNA販売システムに
    用いる受注者側装置の制御方法であって、 前記発注者側装置に発注指示用のインターフェースを提
    供する提供工程と、 前記発注指示用のインターフェースを用いて、選択され
    た複数の前記合成DNAで形成される合成DNAセット
    を示す情報を発注情報として受信すると該発注情報に基
    づいて前記合成DNAセットを製造するための情報を出
    力する出力工程と、を備えることを特徴とする合成DN
    Aの販売システムに用いる受注者側装置の制御方法。
  40. 【請求項40】発注者側装置と、受注者側装置とがネッ
    トワークを介して接続される合成DNA販売システムに
    用いる受注者側装置の制御方法であって、 前記発注者側装置に合成DNAの塩基配列の種類の数、
    前記合成DNA末端の修飾の種類、前記合成DNAの形
    態、または前記合成DNAアレイ作製装置の方式のうち
    の少なくとも1つを選択する選択手段を有する発注指示
    用のインターフェースを提供する提供工程と、 前記発注指示用のインターフェースを用いて、選択され
    た複数の前記合成DNAで形成される合成DNAセット
    を示す情報を発注情報として受信する受信工程と、を備
    えることを特徴とする合成DNAの販売システムに用い
    る受注者側装置の制御方法。
  41. 【請求項41】発注者側装置と、受注者側装置とがネッ
    トワークを介して接続される合成DNA販売システムを
    制御するプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記制御プログラムは、 前記発注者側装置において、発注指示用のインターフェ
    ースを表示させる表示工程のコードと、 受注者が供給可能な合成DNAの中から、発注者が所望
    の合成DNAを選択して合成DNAセットを決定する決
    定工程のコードと、 前記決定工程により決定された前記合成DNAセットを
    示す情報を含む発注情報を生成する生成工程のコード
    と、 前記生成工程によって生成された前記発注情報を前記受
    注者側装置へ送信する送信工程コードと、 前記受注者側装置において、前記発注情報を受信し、該
    発注情報に基づいて前記合成DNAセットを製造する製
    造工程コードと、を備えることを特徴とする記憶媒体。
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JPH11187900A (ja) * 1997-08-01 1999-07-13 Canon Inc プローブの固相へのスポッティング方法、プローブアレイとその製造方法、及びそれを用いた標的物質の検出方法、標的物質の構造の特定化方法

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