JP2002071830A - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

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JP2002071830A
JP2002071830A JP2000265471A JP2000265471A JP2002071830A JP 2002071830 A JP2002071830 A JP 2002071830A JP 2000265471 A JP2000265471 A JP 2000265471A JP 2000265471 A JP2000265471 A JP 2000265471A JP 2002071830 A JP2002071830 A JP 2002071830A
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load
detection device
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metal wire
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JP2000265471A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kume
昌宏 粂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席の荷重物が人体であるか否かを識別す
る。 【解決手段】 線状の荷重検知センサ10a〜10dの
荷重位置の変化に基づく出力電圧の変化が、一定の微小
範囲である事態が一定回数生じた場合に、検出回路部C
tがその旨を検出し、人体の生命活動に基づく体動特
性、即ち心拍活動及び呼吸活動等により無意識のうちに
生じる僅かな体動(微少動)があったものとして、人体
である可能性がある旨を判断する。加えて、荷重検知セ
ンサ10a〜10dの出力電圧の変化が大きい事態が一
定回数以上生じた場合に、検知回路部Ctは、荷重物が
人体である可能性が高い旨を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、列車、
旅客機等の移動体における座席での人体の有無を検出す
る人体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車または旅客機等の移動体におい
て、座席での人体の有無を検出することができれば、例
えばエアバッグ等の安全装置の可動の可否を自動的に決
することが可能となったり、座席での人体の有無を検出
してシートベルトの締め忘れを警告したり、在席を検出
して様々な警報を発生させたりすることが可能となって
便利である。
【0003】従来のこの種の人体検出装置としては、例
えば図14に示すようなものがある。
【0004】これは、座面に配置されるシートSの縦軸
1〜4と横軸A〜Eとの交点に圧力センサA1〜A4,
B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4を配
置し、この各圧力センサA1〜A4,B1〜B4,C1
〜C4,D1〜D4,E1〜E4からの検出結果に基づ
いて、制御回路5が荷重の判定を行い、その旨を所定の
駆動部6に伝達するようになっている。圧力センサA1
〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜
E4としては、圧力によって電気抵抗値が変化する感圧
導電材料が使用されていた。そして、圧力センサA1〜
A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E
4のうち、人間の尻部の形状に相当する面積の複数の圧
力センサA1〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜
D4,E1〜E4が荷重を検知したときに、人間が座し
ている旨を検出していた。
【0005】この他、磁気式位置センサなどの他、赤外
線センサや超音波センサを組み合わせたものや画像セン
サ等も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図14に示した人体検
出装置は、座席に対する何らかの荷重の印加を検出する
ことが可能であるものの、乗員がじっと静止している
と、着座体が人間であるのか、あるいは、人間の尻部の
形状と同等の面積を有する荷物等の静止物であるのかの
判別ができない問題があった。このことは、磁気式位置
センサ、赤外線センサ、超音波センサ及び画像センサ等
を使用する場合でも同様であった。
【0007】また、この従来の人体検出装置では、感圧
導電材料からなる圧力センサA1〜A4,B1〜B4,
C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4をマトリクス状に
配置しなければならず、また、シートS上の様々な点の
圧力を検出するための多数の圧力センサA1〜A4,B
1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4を使用
しなければならない。このため、製造作業に手間がかか
り、また回路が複雑になりコスト的に高価なものとなっ
てしまっていた。
【0008】そこで、この発明の課題は、安価で且つ簡
単な構成で、着座体が人物か物かを容易に識別できる人
体検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、線状の荷重検知センサと、前
記荷重検知センサに接続されて当該荷重検知センサに印
加された荷重物が人体か否かを判断する検知回路部とを
備え、前記荷重検知センサは、少なくとも上下方向に何
らかの荷重物による荷重が印加されたときに、直接的ま
たは間接的に互いに電気的接続がなされる導電性の第一
電極部材及び第二電極部材が、当該荷重検知センサの長
手方向に沿って形成され、前記第一電極部材及び前記第
二電極部材は、単位長さ当たりに一定の抵抗値を有せし
められ、前記検知回路部は、前記荷重検知センサの端部
において前記両電極部材間に生じる抵抗値に対応した電
気要素を検出し、当該電気要素の変化量が、人体の微少
体動に対応した所定の第1のしきい値以上であり且つ当
該第1のしきい値より大きい所定の第2のしきい値以下
内である事態が所定時間内に一定回数以上発生した場合
に、前記荷重物が人体である可能性がある旨を判断する
一方、一定回数未満しか発生しなかった場合に前記荷重
物が人体でない旨を判断するものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の人体検出装置であって、前記検知回路部は、前記電気
要素の単位時間当たりの変化量が、前記第1のしきい値
以上であり且つ前記第2のしきい値以下である事態が所
定時間内に一定回数以上発生した場合であって、且つ、
前記電気要素の前記変化量が、前記第2のしきい値以上
の所定の第3のしきい値より大きい事態が所定時間内に
一定回数以上発生した場合に、前記荷重物が人体である
可能性が高い旨を判断するものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の人体検出装置であって、前記荷重検知
センサは、少なくとも移動体の座席の座面及び/または
背もたれ部に設置されるものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の人体検出装置であって、前記荷重検知センサは、移動
体の座席下のフロアシート、アームレスト取付部、アー
ムレスト本体部及び/またはドアの内装部にさらに設置
されるものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の人体検出装置であって、前
記第一電極部材は、可撓性を有する部材によって形成さ
れて導電性を有する導電部となっている管状の弾性導電
チューブであり、前記第二電極部材は、可撓性を有する
部材によって形成されて前記弾性導電チューブ内に挿入
される長尺状の挿入部材であり、前記挿入部材に、長手
方向に所定間隔をあけて前記挿入部材を外囲するように
設けられ、前記挿入部材と一緒に前記弾性導電チューブ
内に挿入され、前記挿入部材を前記弾性導電チューブか
ら離間させる絶縁性の外囲部材が設けられたものであ
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の人体検出装置であって、前記挿入部材が、その長手方
向に配設された金属線を備えて形成されているものであ
る。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の人体検出装置であって、前記挿入部材は、細長形状の
可撓性の芯材と、前記芯材の外周にコイル状に巻回され
た金属線とを備えるものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の人体検出装置であって、前記芯材が、樹脂、ゴム、繊
維部材、あるいはこれらのうちのいくつかを組み合わせ
て形成される複合部材から形成された絶縁部材であるも
のである。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項7または
請求項8に記載の人体検出装置であって、前記芯材が、
弾性部材によって形成され、前記金属線が、前記芯材の
外周面にめり込むようにして巻回されているものであ
る。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項7また
は請求項8に記載の人体検出装置であって、前記芯材の
外周面に、前記金属線が嵌まり込む螺旋状の溝が設けら
れ、前記金属線が、前記溝に嵌まり込むようにして前記
芯材に巻回されるものである。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項7ない
し請求項10のいずれかに記載の人体検出装置であっ
て、前記金属線として、耐蝕性を有する金属線が用いら
れているものである。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項7に記
載の人体検出装置であって、前記外囲部材は、樹脂また
はゴムを用いてモールド成型により前記挿入部材の外周
面上に一体に形成されるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態に係る人体検出装置が適用された荷重検知シートを示
す平面図である。
【0022】この人体検出装置10は、図1の如く、例
えば車両座席の座面7及び背もたれ部8に荷重が印加さ
れた場合に、その荷重に係る着座体が人間の人体である
か否かを検知するためのものである。具体的に、この人
体検出装置は、座面7及び背もたれ部8の表層部に埋め
込まれた複数の線状の荷重検知センサ10a〜10d
と、これらの荷重検知センサ10a〜10dに接続され
た検知回路部Ctとを備える。
【0023】各荷重検知センサ10a〜10dは、図2
に示すように、中空チューブ状の弾性導電チューブ21
と、この弾性導電チューブ21内に遊挿された細長状の
弾性を有する長尺状の挿入部材24と、挿入部材24の
外周部に設けられる複数の絶縁性の外囲部材25とを備
える。
【0024】弾性導電チューブ21は、図2の如く、中
空部を有して形成された略円管形のチューブ体であり、
全体がフェライト等の金属粉が混入された導電ゴム等の
導電性を有する弾性材料で成形され、これにより単位長
さ当たりで一定の抵抗値を有する有可撓性の第一電極部
材として使用される。このように、弾性導電チューブ2
1は、その全周に導電性を持たせるのが望ましいが、周
方向の少なくとも一部の区間が導電性を有する導電部と
なるように形成してもよい。
【0025】挿入部材24は、導電性を有する有弾性の
第二電極部材であり、図3のように長手方向に連通する
中空部27を有する円筒形状に形成され、この挿入部材
24に弾性を持たせるために、例えば、フェライト等の
金属粉が混入された導電ゴム等が使用される。尚、挿入
部材24として、中空部27を有さない図4のような中
実の円柱形状に形成されたものを使用しても差し支えな
い。このように、挿入部材24が図4のような中実の円
柱形状に形成される場合は、導電ゴムのような可撓性部
材を使用する以外に、金属導体、あるいは金属導体と絶
縁体との複合部材によって構成されていてもよく、ま
た、複数の金属線を撚り合わせて得られる撚線によって
構成されていてもよい。ただし、挿入部材24をいずれ
の材料により形成しても、形成される挿入部材24が可
撓性を有するような材料を選択するのが望ましい。
【0026】外囲部材25は、図2の如く、長手方向に
所定の間隔をあけて間欠的に配置されるようにして、挿
入部材24の外周に密着しており、外囲部材25の外周
面と弾性導電チューブ21の内周面との間には、所定の
隙間が形成されている。外囲部材25は、挿入部材24
の外周部にモールド成形により所定の絶縁樹脂を用いて
形成されており、非圧力時(自然状態)に挿入部材24
と弾性導電チューブ21を非接触に保持する一方、圧力
作用時に、この外囲部材25が弾性変形可能に形成され
ることで、この外囲部材25が配置されていない間欠部
分において挿入部材24と弾性導電チューブ21とが接
続可能となる。
【0027】ここで、弾性変形により弾性導電チューブ
21と挿入部材24とが当接するのに必要な荷重の大き
さ(すなわち、各荷重検知センサ10a〜10dの感
度)は、間欠的に配された外囲部材25同士の間の間
隔、外囲部材25の厚さおよび幅に大きく関係してい
る。例えば、間欠的に配置された外囲部材25同士の間
の間隔を大きくすればするほど、弾性導電チューブ21
がより小さな押圧力で内方に弾性変形しやすくなり、内
部の挿入部材24に対して当接するようになる。また、
例えば、外囲部材25の厚さを大きくすればするほど、
自然状態における弾性導電チューブ21と挿入部材24
との間の間隔が大きくなり、より大きな押圧力で弾性導
電チューブ21が内方に弾性変形されないと、弾性導電
チューブ21と挿入部材24とが当接しなくなる。さら
に、例えば、荷重印加により弾性導電チューブ21と挿
入部材24とが当接する際には、外囲部材25も荷重に
より押し縮められるのであるが、外囲部材25の幅を大
きくすればするほど、外囲部材25を押し縮めるために
大きな押圧力が必要になり、弾性導電チューブ21と挿
入部材24とが当接しにくくなる。
【0028】そこで、この実施の形態では、この外囲部
材25の感度調節機能に着目し、外囲部材25間の間
隔、外囲部材25の厚さおよび幅のうちの少なくともい
ずれか一つを調節することにより、各荷重検知センサ1
0a〜10dの感度を所望とする感度に設定している。
【0029】また、図1の如く、挿入部材24の一端部
がリード線28aに接続され、弾性導電チューブ21の
一端部がリード線28bに接続されており、これらの各
リード線28a,28bを通じて、弾性導電チューブ2
1及び挿入部材24のそれぞれが所定の検知回路部Ct
に接続されている。
【0030】図5は、検知回路部Ctから見た各荷重検
知センサ10a〜10dの等価回路を示す図である。図
5中の符号22は弾性導電チューブ21で構成された第
一電極部材を、符号23は挿入部材24で構成された第
二電極部材をそれぞれ示している。この図5では、各荷
重検知センサ10a〜10d全体の長さをLとし、各荷
重検知センサ10a〜10dの右端部から距離Xだけ離
間した点Pxに圧力が与えられているものとする。簡便
のため、この場合の両電極部材22,23の単位長さ当
たりの抵抗値は等しいものと仮定し、それぞれでrD
るものとする。また、第一電極部材22と第二電極部材
23との接触抵抗値をRDとする。
【0031】この場合において、荷重点Pxでは、第一
電極部材22と第二電極部材23とが互いに電気的に導
通する。このとき、両電極部材22,23の一端部(右
側端部)から取り出される電気信号を検知回路部Ctで
検出する場合、電流経路Irの抵抗値R(I)は、 R(I)=2rDX+RD …(1) となる。ここで、(1)式中の距離Xの値は、着座体の
印加点Pxが変化することにより0からLの間で様々に
変化する。したがって、例えば、第一電極部材22の一
端側にプルアップ抵抗を介して正電圧を加える一方、第
二電極部材23の一端側を接地し、この状態で上記抵抗
値R(I)による電圧降下(第一電極部材22の一端側
と第二電極部材23の一端側との間の電位差)を検知回
路部Ctで検出することにより、着座体の印加点Pxの
位置を容易に検出することが可能となる。
【0032】尚、弾性導電チューブ21とリード線28
bとの接続は、以下のようにして行われる。すなわち、
図6に示すように、挿入部材24の長手方向の端部に位
置する外囲部材25の外周に、リード線28bの導体部
を巻き付けた状態で、その導体部の巻き付け部29を挿
入部材24および外囲部材25と一緒に弾性導電チュー
ブ21内に押し込み、巻き付け部29を外囲部材25と
弾性導電チューブ21との間で挟持固定することによ
り、リード線28bが弾性導電チューブ21に接続され
るとともに、リード線28bが挟持固定されるようにな
っている。これによって、簡単な作業により、リード線
28bの接続および固定を行うことができる。
【0033】検知回路部Ctは、荷重検知センサ10a
〜10dから引き出されたアナログ式の電気信号をディ
ジタル式の信号に変換するA/D変換器30aと、この
A/D変換器30aで変換されたディジタル式の信号に
基づいて、着座体が人体であるか否かを判断する演算処
理部30bとを備える。
【0034】ここで、演算処理部30bは、ROM、R
AM及びCPUを備えるマイクロコンピュータが使用さ
れ、ROM内に予め記憶されたソフトウェアプログラム
に従ってCPUが動作することで、着座体が人体である
か否かを判断するようになっている。
【0035】演算処理部30bの具体的な判断手順を説
明する。この演算処理部30bでは、上記(1)式の抵
抗値R(I)の変動値に基づいて、着座体の微少動と大
変動の両方を検出し、この微少動と大変動という2つの
評価基準により、人体を荷物などの静物から識別する。
【0036】一般に、人物が座席に座するときには、そ
の人物がじっとしているようであっても、人体の生命活
動に基づく体動特性、即ち心拍活動及び呼吸活動等によ
り無意識のうちに僅かな体動(微少体動)が生じる。こ
の場合は、上記(1)式の抵抗値R(I)の変動値は微
少変動値(微少動量)を示すことになる。一方、座席に
荷物等の静物が置かれた場合は、このような抵抗値R
(I)の変動値が生じることは殆どない。したがって、
抵抗値R(I)の変動値が微少変動値(微少動量)を示
す場合は、着座体が人体である可能性が極めて高いこと
になる。
【0037】また、人物が意識的に座位置をずらしたよ
うな場合は、(1)式の抵抗値R(I)の変動値は大変
動量(大動量)となる。ただし、座席に荷物等の静物が
置かれた場合に、その移動体の走行途中で急激なカーブ
に差し掛かったような場合に、静物が遠心力で位置ずれ
することがあり得る。したがって、(1)式の抵抗値R
(I)の変動値が大変動量(大動量)を示す場合は、着
座体が人体である可能性が高いとは言えるが、着座体が
静物である可能性も残ることになる。
【0038】このことを考慮し、演算処理部30bで
は、上記(1)式の抵抗値R(I)の変動値を一定時間
毎に繰り返し検出し、この変動値が微少変動値(微少動
量)を示す回数が一定以上となった場合で、且つ、
(1)式の抵抗値R(I)の変動値が大変動量(大動
量)を示す回数が一定以上となった場合にのみ、「着座
体が人体である可能性が高い」と判断するようになって
いる。
【0039】ここで、演算処理部30bの判断動作を、
時刻t=t0、t1、t2、・・・・・・、tnという
ように繰り返し実行するものとし、t=tk−1(ただ
しk=0〜n)における各荷重検知センサ10a〜10
dの出力値をBS0、t=tk(ただしk=0〜n)に
おける各荷重検知センサ10a〜10dの出力値をBS
1とする場合に、次の(2)式のように、BS0とBS
1の差分をΔVとする。
【0040】ΔV=|BS1−BS0| …(2) また、着座体の微少動を判断するためのBS0とBS1
の差分の範囲α(正の数で表される第1のしきい値)〜
β(正の数で表される第2のしきい値)を予め定めてお
く。
【0041】そうすると、演算処理部30bでの判断処
理において、次の(3)式を満たす場合は、着座体が微
少動したことを判断できることになる。
【0042】α≦ΔV≦β …(3) 演算処理部30bは、(3)式を満たす場合にΔMV
(t)=1とする一方、(3)式を満たさない場合には
ΔMV(t)=0とする。このΔMV(t)は、所定の
時刻t(t=t0,t1,…,tn)毎に演算する。そ
して、次の(4)式のように、時刻tがtnに達した時
点で、t=t0〜tnの全てのΔMV(t)の値を累積
して次のM1の値を求める。
【0043】M1=ΣΔMV(t) …(4) このM1が、次の(5)式のように所定の固有値N1
(自然数で表される)を超えるときは、着座体が微少動
を繰り返していることから、着座体が人体である可能性
が高い旨を判断する。
【0044】M1>N1 …(5) また、(3)〜(5)式の演算に平行して、(2)式で
求めた差分ΔVが、予め定めた固有値γ(正の数で表さ
れる第3のしきい値)に対して次の(6)式を満たして
いるか否かを判断する。
【0045】γ<ΔV …(6) 尚、γの値は、上記βと同じ値か、またはβよりも大き
な値である。
【0046】そして、演算処理部30bは、(6)式を
満たしている場合はΔMW(t)=1とする一方、
(6)式を満たしていない場合はΔMW(t)=0とす
る。
【0047】そして、次の(7)式のように、時刻tが
tnに達した時点で、t=t0〜tnの全てのΔMW
(t)の値を累積して次のM2の値を求める。
【0048】M2=ΣΔMW(t) …(7) このM2が、次の(8)式のように所定の固有値N2
(自然数で表される)を超えるときは、着座体が大変動
を繰り返している旨を判断する。
【0049】M2>N2 …(8) そして、演算処理部30bは、(5)式と(8)式を共
に満たしている場合に、着座体がほぼ確実に人物である
旨を判断する。
【0050】演算処理部30bは、以上の判断を、全て
の荷重検知センサ10a〜10dについてそれぞれ実行
して集計し、最終的に着座体が人体であるか否かを、後
述するようにして総合的に判断するようになっている。
【0051】上記の人体検出装置において、車両座席の
座面7及び背もたれ部8に着座体の荷重が印加されたと
き、その荷重が各荷重検知センサ10a〜10dに印加
される。
【0052】そして、各荷重検知センサ10a〜10d
においては、上方から印加された押圧力により、弾性導
電チューブ21が弾性変形して潰れた形状になる。そし
て、間欠的に配された外囲部材25同士の間の離間部分
において、第一電極部材(図5中の符号22)としての
弾性導電チューブ21が、第二電極部材(図5中の符号
23)としての内部の挿入部材24に接触して電気的に
導通することになる。
【0053】この場合、いずれの方向から荷重が加わっ
て弾性導電チューブ21が弾性変形されても、挿入部材
24を弾性導電チューブ21に的確に電気接触させるこ
とができ、種々の方向から与えられる荷重を的確に検出
することができるとともに、挿入部材24の軸回りの向
きを意識せずに人体検出装置の組み立ておよび配設を容
易に行うことができる。
【0054】これらの電気的導通状態は、両電極部材2
1,24に接続されるリード線28a,28bによって
各荷重検知センサ10a〜10dの外部へ電気信号とし
て引き出され、この電気信号を検知回路部CtのA/D
変換器30aがディジタル式の信号に変換し、演算処理
部30bに入力する。
【0055】演算処理部30bでは、上記(2)式に基
づいて、時刻t(=t0,t1,…,tn)毎に各荷重
検知センサ10a〜10dからの出力値の差分ΔVを求
め、この差分ΔVをn回求める毎に上記(3)式を満た
す回数M1を上記(4)に従ってカウントし、この回数
M1を全ての荷重検知センサ10a〜10dについて合
計した後、この回数M1の合計値が、上記(5)式を満
たすか否かを判断する。
【0056】また、演算処理部30bは、上記(2)式
で求めた差分ΔVの値が上記(6)式を満たしているか
否かを判断する。そして、上記(6)式を満たしている
場合はΔMW(t)=1とする一方、(6)式を満たし
ていない場合はΔMW(t)=0とし、上記(7)式の
ように、この差分ΔVをn回求める毎にΔMW(t)の
値を累積してM2を演算し、このM2を全ての荷重検知
センサ10a〜10dについて合計した後、このM2の
合計値が、上記(8)式を満たすか否かを判断する。
【0057】そして、演算処理部30bは、(5)式の
みを満たしており、(8)式を満たしていない場合は、
着座体が人体である可能性がある旨を判断する。
【0058】また、(5)式と(8)式の両方を満たし
ている場合は、着座体が人体である可能性が極めて高い
旨を判断する。
【0059】一方、(5)式を満たしていない場合は、
(8)式を満たしている(即ち、大変動を検知してい
る)か否かに拘わらず、着座体が人体である可能性が低
いと判断する。
【0060】ここで、次の表1は、実際に上記の人体検
出装置において様々な着座体について実験を行った結果
を示す表である。
【0061】
【表1】
【0062】ここでは、着座体1として体重約55kg
の大人を、着座体2として荷重15kgの荷物(物)
を、着座体3として一切の物及び人体を載置しない場合
を、着座体4として体重約60kgの大人を、着座体5
として体重約19kgの子供をそれぞれ適用している。
尚、着座体1は、大人である人物が意図的に静止した状
態を維持した結果である。また、着座体2の場合に、符
号Aの行は荷物が静止している状態、符号Bの行は意図
的に荷物を揺さぶった場合をそれぞれ示している。さら
に、表1中の符号BSは座席の背もたれ部8の荷重検知
センサ10a〜10cに基づく検出結果を、符号SSは
座席の座面7の荷重検知センサ10dに基づく検出結果
をそれぞれ示している。尚、検出条件としては、45秒
間にn=200回のデータを収集している。また、第1
のしきい値αが0.1V、第2のしきい値βが0.3
V、N1及びN2が10回である。
【0063】着座体1の場合、背もたれ部8の荷重検知
センサ10a〜10cに基づいて演算されたM1の値
(BS)が18、座面7の荷重検知センサ10dに基づ
いて演算されたM1の値(SS)が41、そのM1の合
計値が59である。したがって、N1が10回である場
合、59>10であることから、上記(5)式を満たし
ている(即ち、微少動を検知している)ことを判断でき
る。また、着座体1の場合、意図的に静止した状態を維
持していたため、背もたれ部8の荷重検知センサ10a
〜10cに基づいて演算されたM2の値(BS)が3、
座面7の荷重検知センサ10dに基づいて演算されたM
2の値(SS)が0、そのM2の合計値が3である。し
たがって、N2が10回である場合、上記(8)式を満
たしていないことを判断する。この場合、演算処理部3
0bは、(5)式のみを満たしており、(8)式を満た
していない場合に該当することから、着座体1が人体で
ある可能性がある旨を判断する。
【0064】着座体2の場合、この着座体2が静止して
いる場合(符号Aの場合)は、M1及びM2の値は全て
0である。したがって、人体検出装置の演算処理部30
bでは、静止している着座体2が人体でない旨を判断で
きる。一方、意図的に着座体2を揺さぶった場合(符号
Bの場合)、背もたれ部8の荷重検知センサ10a〜1
0cに基づいて演算されたM1の値(BS)が2、座面
7の荷重検知センサ10dに基づいて演算されたM1の
値(SS)が4、そのM1の合計値が6であるため、N
1が10回である場合、上記(5)式を満たしていない
ことを判断できる。したがって、(8)式を満たしてい
る(即ち、大変動を検知している)か否かに拘わらず、
着座体2が人体でない旨を判断できる。
【0065】着座体3の場合、M1及びM2の値は全て
0である。したがって、人体検出装置の演算処理部30
bでは、着座体3が存在しているか否かを判断すること
はできないが、少なくとも着座体3が人体でない旨を判
断できる。
【0066】着座体4の場合、背もたれ部8の荷重検知
センサ10a〜10cに基づいて演算されたM1の値
(BS)が20、座面7の荷重検知センサ10dに基づ
いて演算されたM1の値(SS)が32、そのM1の合
計値が52である。したがって、N1が10回である場
合、上記(5)式を満たしている(即ち、微少動を検知
している)ことを判断できる。また、背もたれ部8の荷
重検知センサ10a〜10cに基づいて演算されたM2
の値(BS)は15、座面7の荷重検知センサ10dに
基づいて演算されたM2の値(SS)は20、そのM2
の合計値が35である。したがって、N2が10回であ
る場合、上記(8)式を満たしている(即ち、大変動を
検知している)ことを判断できる。この場合、演算処理
部30bは、(5)式と(8)式の両方を満たしている
場合に該当することから、着座体1が人体である可能性
が極めて高い旨を判断する。
【0067】着座体5の場合、背もたれ部8の荷重検知
センサ10a〜10cに基づいて演算されたM1の値
(BS)が12、座面7の荷重検知センサ10dに基づ
いて演算されたM1の値(SS)が10、そのM1の合
計値が22であるため、N1が10回である場合、上記
(5)式を満たしている(即ち、微少動を検知してい
る)ことを判断できる。また、背もたれ部8の荷重検知
センサ10a〜10cに基づいて演算されたM2の値
(BS)が25、座面7の荷重検知センサ10dに基づ
いて演算されたM2の値(SS)が30、そのM2の合
計値が55であるため、N2が10回である場合、上記
(8)式を満たしている(即ち、大変動を検知してい
る)ことを判断できる。この場合、演算処理部30b
は、(5)式と(8)式の両方を満たしている場合に該
当することから、着座体1が人体である可能性が極めて
高い旨を判断する。
【0068】このように、着座体4,5のように、人物
が微少動と大変動の両方を行っている場合に、その着座
体4,5が人体である旨を検出できるだけでなく、着座
体1のように人物がじっとしているときにも、その人物
の微少体動(微少動)を検出して人体である可能性を判
断できるので、静物と人物とをより高い信頼度で識別判
定することができる。
【0069】ここで、上記表1のように、大人と子供
で、M1とM2の特性に違いが見られる。即ち、大人の
場合は、大変動の回数M2より微少動の回数M1の方が
多いのに対し、子供の場合は、微少動の回数M1より大
変動の回数M2の方が多い傾向が見られる。したがっ
て、演算処理部30bで着座体が人体の可能性を判断で
きた場合に、さらに例えばM1とM2とを比較し、M1
の方が多ければ大人、M2の方が多ければ子供という判
断を行えば、着座体としての人物が大人であるか子供で
あるかを識別することが可能となる。
【0070】尚、上記実施の形態では、各荷重検知セン
サ10a〜10dを背もたれ部8及び座面7にシートク
ッション11の表層部に直線状に配置していたが、例え
ばU字形やC字型等、背もたれ部8や座面7の主面に沿
って2次元方向に展開するように配置するのであれば、
どのような形状に配置してもよい。
【0071】また、車両座席の背もたれ部8及び座面7
以外に、例えば車両の床面に配置されたフロアシート
に、上記した各荷重検知センサ10a〜10dと同様の
構成の別の荷重検知センサを配置したり、あるいは、同
様の荷重検知センサを、車両のアームレスト取付部、ア
ームレスト本体部またはドアの内装部等に配置し、これ
らの各荷重検知センサで荷重(足や肘等)の位置の変化
(上記(1)〜(8)式及び表1参照)を検知して、そ
の荷重物が人体か否かを検知回路部Ctで判断するよう
にすることがより望ましい。
【0072】{第1の変形例}第1の変形例に係る人体
検出装置では、図1に示したように、座面7及び背もた
れ部8の表層部に複数の線状の荷重検知センサ10a〜
10dを埋込み、これらの荷重検知センサ10a〜10
dに印加された荷重の位置の変化(上記(1)〜(8)
式及び表1参照)よりその荷重物が人体か否かを検知回
路部Ctで検知する点で、上記の実施の形態と同様であ
るが、図7ないし図10の如く、各荷重検知センサ10
a〜10dの挿入部材24が、中空の円筒形あるいは中
実の円柱形に形成された絶縁性の芯材(弾性部材)31
と、その芯材31の外周に螺旋状(コイル状)に巻き付
けられた金属線(金属導体)33とを備えて構成されて
いる。そして、挿入部材24の金属線33が正負のいず
れか一方の電極を構成しており、弾性導電チューブ21
が正負のいずれか他方の電極を構成している。
【0073】芯材31は、樹脂、ゴム、繊維部材、ある
いはこれらのうちのいくつかを組み合わせて形成される
複合部材から形成された絶縁部材であり、例えばカーボ
ンファイバ等の繊維状の中心補強線上に、シリコンゴム
樹脂、フッ素樹脂、EPDM等の弾性絶縁部材が押出被
覆成形されて形成されている。
【0074】金属線33は、ニクロム線、ステンレス
線、錫メッキ銅線等の耐蝕性を有する金属線が用いら
れ、例えば図8に示すように、芯材31の外周面にめり
込むようにして(即ち、金属線33の断面の約半分適度
がめり込むようにして)巻回されている。あるいは、こ
の変形例として、芯材31の外周面に、金属線33が嵌
まり込む螺旋状の溝を設け、金属線33を、その溝に嵌
め込むようにして芯材31に巻回してもよい。
【0075】また、この変形例では、外囲部材25は、
樹脂またはゴムを用いてモールド成型により挿入部材2
4の外周面上に一体に形成されている。外囲部材25の
配設形態としては、図2のように、長手方向に所定間隔
をあけて間欠的に設ける形態を採用すればよい。
【0076】また、この変形例の場合、挿入部材24の
外周に、コイル状に巻回された金属線33が全周に渡っ
て露出しているため、いずれの方向から荷重が加わって
弾性導電チューブ21が弾性変形されても、挿入部材2
4を弾性導電チューブ21に的確に電気接触させること
ができ、種々の方向から与えられる荷重を的確に検出す
ることができるとともに、挿入部材24の軸回りの向き
を意識せずに人体検出装置の組み立ておよび配設を容易
に行うことができる。
【0077】また、芯材31に巻回された金属線33に
信号取り出し用のリード線を簡単に接続することができ
るとともに、小さな接触抵抗で金属線33にリード線を
接続することができる。
【0078】さらに、仮に挿入部材24を導電ゴム等の
弾性導電部材により形成した場合には、荷重印加により
挿入部材24が弾性導電チューブ21に当接した際に挿
入部材24が弾性導電チューブ21に密着し、荷重印加
が解除されても挿入部材24が弾性導電チューブ21か
ら離反しないおそれがあるが、この変形例に係る挿入部
材24では、芯材31の外周に金属線33がコイル状に
巻回されているため、荷重印加時に挿入部材24あるい
は芯材31が弾性導電チューブ21と密着して荷重印加
解除時に挿入部材24あるいは芯材31が弾性導電チュ
ーブ21から離反しなくなるのを防止することができ、
各荷重検知センサ10a〜10dの信頼性の向上が図れ
る。
【0079】また、芯材31が絶縁部材により形成され
ているため、この芯材31の形成時に芯材31の外径を
任意の寸法に調節することが可能となる。したがって、
挿入部材24の単位長さ当たりの金属線33の巻回距離
を調節して挿入部材24の単位長さ当たりの抵抗値を容
易に調節することができる。
【0080】さらに、芯材31の外周に金属線33がコ
イル状に巻回されているため、荷重印加時にはコイル状
の金属線33と弾性導電チューブ21とが接触して導通
するようになっており、荷重印加箇所においてコイル状
の金属線33と弾性導電チューブ21との導通ポイント
を的確に形成することができ、導電ゴム等の弾性導電部
材同士の接触に比べて、両者を確実に導通させることが
できる。
【0081】また、金属線33が芯材31の外周面にめ
り込むようにして巻回されているため、芯材31の外周
面上での金属線33の移動を規制することができ、金属
線33の巻回状態を安定して保持することができる。
【0082】また、芯材31が弾性部材によって形成さ
れているため、挿入部材24をより柔軟に変形させるこ
とができ、その結果、180°に折り曲げても、あるい
はクシャクシャに折り畳んでも壊れずにもとの形状に復
帰する変形に強い各荷重検知センサ10a〜10dを提
供することができる。
【0083】さらに、金属線33は一般に耐蝕性を有す
るため、腐食に強く、信頼性の高い各荷重検知センサ1
0a〜10dを提供することができる。
【0084】また、外囲部材25を、樹脂またはゴムを
用いてモールド成型により挿入部材24の外周面上に一
体に形成することにより、外囲部材25の挿入部材24
に面する内周部がコイル状に巻回された金属線33の間
に嵌まり込み、強固に外囲部材25を挿入部材24の外
周面に固定することができるとともに、外囲部材25に
より金属線33が押さえられるため、金属線33が芯材
31から乖離するのを防止することができる。
【0085】{第2の変形例}上記実施の形態及び第1
の変形例において、外囲部材25を筒状に形成して間欠
的に配置していたが、図11に示すように、挿入部材2
4の外周上に螺旋状の外囲部材25を設ける形態等を採
用してもよい。
【0086】{第3の変形例}各荷重検知センサ10a
〜10dの挿入部材24として、図12に示したような
構造を採用してもよい。
【0087】この変形例で使用される挿入部材24は、
断面視両側端部に形成された側端絶縁体部41,42
と、断面視中央部に配置される中央絶縁体部43と、片
側の側端絶縁体部41と中央絶縁体部43との間に形成
される第一電極部材45a,45bと、他側の側端絶縁
体部42と中央絶縁体部43との間に形成される第二電
極部材46a,46bとを備える。
【0088】各側端絶縁体部41,42は、各電極部材
45a,45b,46a,46bに隣接して形成されて
おり、側端絶縁体部41,42の弾性導電チューブ21
に接触する外面は、弾性導電チューブ21の内周面に対
応した円弧形状とされて当該内周面に遊接されている。
【0089】各荷重検知センサ10a〜10dの各電極
部材45a,45b,46a,46bは、弾性導電チュ
ーブ21と同様の導電ゴム等の導電性を有する弾性材料
を用いてそれぞれ成形され、これらの両電極部材45
a,45b,46a,46b同士は、中央絶縁体部43
が介在されることによって互いに離間して配置される。
また、各電極部材45a,45b,46a,46bのそ
れぞれにおいて、当該各電極部材45a,45b,46
a,46bの弾性を確保するための中空部47,48が
形成されている。これにより、外圧に対して挿入部材2
4が変形しやすい状態にされている。
【0090】かかる構造の挿入部材24を適用する場
合、上方から荷重が印加されると、弾性導電チューブ2
1と挿入部材24は図13のように弾性変形し、挿入部
材24の第一電極部材45a,45bが弾性導電チュー
ブ21に接触するとともに、挿入部材24の第二電極部
材46a,46bも弾性導電チューブ21に接触する。
即ち、挿入部材24の両電極部材45a,45b,46
a,46bは、弾性導電チューブ21を介して接続され
ることになる。したがって、このときの両電極部材45
a,45bと46a,46b間の電位差(抵抗値に対応
した電気要素)を、図1に示した検知回路部Ctで検知
することで荷重が印加されたか否かを検出できる。勿
論、弾性導電チューブ21の形状が自然状態である円管
状に復帰した時点で、挿入部材24の形状は、図12に
示した自然状態のひだ形状に弾性復元する。
【0091】尚、図12及び図13の例では、各電極部
材45a,45b,46a,46bがそれぞれ中空部4
7,48によって上部電極部材45a,46aと下部電
極部材45b,46bとに分断されている例を示してい
るが、これらの上部電極部材45a,46aと下部電極
部材45b,46bとが中空部47,48の周りで各電
極部材45a,45b,46a,46bがそれぞれ上下
につながって構成されても差し支えない。
【0092】かかる変形例によっても、上記した実施の
形態と同様の利点を得ることができる。
【0093】さらに、上記実施の形態では、座面7及び
背もたれ部8の両方に荷重検知センサ10a〜10dを
設けていたが、いずれか一方のみに設けても良い。
【0094】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、例えば
請求項3のように、移動体の座席の座面及び/または背
もたれ部に線状の荷重検知センサを設置し、あるいはさ
らに請求項4のように移動体の座席下のフロアシート、
アームレスト取付部、アームレスト本体部及び/または
ドアの内装部に荷重検知センサを設置し、検知回路部に
おいて、荷重検知センサの端部における両電極部材間の
電位差を検出し、当該電位差の変化量が、微少な所定の
第1のしきい値以上であり且つ当該第1のしきい値より
大きい微少な所定の第2のしきい値以下内である事態が
一定回数以上発生した場合に、荷重検知センサに印加さ
れた荷重に係る荷重物が人体である可能性がある旨を判
断することで、人体の生命活動に基づく体動特性、即ち
心拍活動及び呼吸活動等により無意識のうちに生じる微
少体動を検出する一方、電位差の変化量が、微少な所定
の第1のしきい値以上であり且つ当該第1のしきい値よ
り大きい微少な所定の第2のしきい値以下内である事態
が一定回数未満しか発生しなかった場合に、荷重検知セ
ンサに印加された荷重に係る荷重物が人体でない旨を判
断するようにしているので、荷重検知センサに印加され
た荷重に係る荷重物が人体であるか否かの推定を容易に
行うことができる。
【0095】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の推定に加えて、荷重物の大変動をも加味して判断する
ことが可能となり、人体である旨の推定をより性格に行
うことが可能となる。
【0096】請求項5に記載の発明によれば、挿入部材
が可撓性を有する部材によって形成されているため、挿
入部材を弾性導電チューブとともに柔軟に変形させるこ
とができ、その結果、種々の配設形態に対応するように
荷重検知センサを変形させて配設することができるとと
もに、変形させても壊れない変形に強い荷重検知センサ
を提供することができる。
【0097】また、第一電極部材により弾性導電チュー
ブを構成し、第二電極部材によって挿入部材を構成して
いるため、いずれの方向から荷重が加わって弾性導電チ
ューブが弾性変形されても、挿入部材が弾性導電チュー
ブの導電部に的確に電気接触し、種々の方向から与えら
れる荷重を的確に検出することができるとともに、挿入
部材の軸回りの向きを意識せずに荷重検知センサの組み
立ておよび配設を容易に行うことができる。
【0098】請求項6に記載の発明によれば、挿入部材
が、その長手方向に配設された金属線を備えて形成され
ているため、挿入部材の抵抗値を小さくすることがで
き、挿入部材を低ノイズの通電路として構成することが
でき、その結果、検出回路をすべてディジタル型の回路
構成とすることができる。
【0099】請求項7に記載の発明によれば、挿入部材
の外周には、コイル状に巻回された金属線が全周に渡っ
て露出しているため、いずれの方向から荷重が加わって
弾性導電チューブが弾性変形されても、金属線を弾性導
電チューブの導電部に的確に電気接触させることがで
き、種々の方向から与えられる荷重を的確に検出するこ
とができるとともに、挿入部材の軸回りの向きを意識せ
ずに荷重検知センサの組み立ておよび配設を容易に行う
ことができる。
【0100】また、芯材に巻回された金属線に信号線を
簡単に接続することができるとともに、小さな接触抵抗
で金属線に信号線を接続することができる。
【0101】さらに、仮に挿入部材を導電ゴム等の弾性
導電部材により形成した場合には、荷重印加により挿入
部材が弾性導電チューブの導電部に当接した際に挿入部
材が導電部に密着し、荷重印加が解除されても挿入部材
が導電部から離反しないおそれがあるが、本発明に係る
挿入部材では、芯材の外周に金属線がコイル状に巻回さ
れているため、荷重印加時に挿入部材あるいは芯材が弾
性導電チューブと密着して荷重印加解除時に挿入部材あ
るいは芯材が弾性導電チューブから離反しなくなるのを
防止することができ、荷重検知センサの信頼性の向上が
図れる。
【0102】また、芯材に絶縁部材が使用された場合、
芯材の外径を調節することにより、挿入部材の単位長さ
当たりの金属線の巻回距離を調節して挿入部材の単位長
さ当たりの抵抗値を容易に調節することができる。
【0103】さらに、芯材の外周に金属線がコイル状に
巻回されているため、荷重印加時にはコイル状の金属線
と弾性導電チューブの導電部とが接触して導通するよう
になっており、導電部として導電ゴム等の弾性導電部材
が用いられた場合にも、荷重印加箇所においてコイル状
の金属線と弾性導電チューブの導電部との導通ポイント
を的確に形成することができ、導電ゴム等の弾性導電部
材同士の接触に比べて、両者を確実に導通させることが
できる。
【0104】請求項9に記載の発明によれば、芯材が弾
性部材によって形成され、金属線が芯材の外周面にめり
込むようにして巻回されているため、芯材の外周面上で
の金属線の移動を規制することができ、金属線の巻回状
態を安定して保持することができる。
【0105】また、芯材が弾性部材によって形成されて
いるため、挿入部材をより柔軟に変形させることがで
き、その結果、180°に折り曲げても、あるいはクシ
ャクシャに折り畳んでも壊れずにもとの形状に復帰する
変形に強い荷重検知センサを提供することができる。
【0106】請求項10に記載の発明によれば、芯材の
外周面に金属線が嵌まり込む螺旋状の溝が設けられ、金
属線がその溝に嵌まり込むようにして芯材に巻回されて
いるため、芯材の外周面上での金属線の移動を規正する
ことができ、金属線の巻回状態を安定して保持すること
ができる。
【0107】請求項11に記載の発明によれば、金属線
として耐蝕性を有する金属線を用いることで、腐食に強
く、信頼性の高い荷重検知センサを提供することができ
る。
【0108】請求項12に記載の発明によれば、外囲部
材は、樹脂またはゴムを用いてモールド成型により挿入
部材の外周面上に一体に形成されるため、外囲部材の挿
入部材に面する内周部がコイル状に巻回された金属線の
間に嵌まり込み、強固に外囲部材を挿入部材の外周面に
固定することができるとともに、外部部材により金属線
が押さえられるため、金属線が芯材から乖離するのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る人体検出装置
を示す平面図である。
【図2】人体検出装置を示す断面図である。
【図3】荷重検知センサの一例を示す断面図である。
【図4】荷重検知センサの他の例を示す断面図である。
【図5】荷重検知センサの等価回路を示す図である。
【図6】荷重検知センサの端部がリード線に接続された
状態を示す断面図である。
【図7】第1の変形例の挿入部材及び外囲部材を示す側
面図である。
【図8】第1の変形例の挿入部材を示す一部拡大断面図
である。
【図9】第1の変形例の荷重検知センサを示す断面図で
ある。
【図10】第1の変形例の荷重検知センサを示す断面図
である。
【図11】第2の変形例の挿入部材及び外囲部材を示す
側面図である。
【図12】第3の変形例の荷重検知センサを示す断面図
である。
【図13】第3の変形例において荷重が印加された状態
の荷重検知センサを示す断面図である。
【図14】従来の荷重検知センサを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
7 座面 8 背もたれ部 10a〜10d 荷重検知センサ 21 弾性導電チューブ 24 挿入部材 25 外囲部材 27 中空部 28a,28b リード線 29 巻き付け部 30a A/D変換器 30b 演算処理部 31 芯材 33 金属線 41,42 側端絶縁体部 43 中央絶縁体部 45a,45b 第一電極部材 46a,46b 第二電極部材 47,48 中空部 Ct 検知回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粂 昌宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3B087 DE08 3D054 EE03 EE11 EE13 EE36 FF16 FF17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状の荷重検知センサと、 前記荷重検知センサに接続されて当該荷重検知センサに
    印加された荷重物が人体か否かを判断する検知回路部と
    を備え、 前記荷重検知センサは、少なくとも上下方向に何らかの
    荷重物による荷重が印加されたときに、直接的または間
    接的に互いに電気的接続がなされる導電性の第一電極部
    材及び第二電極部材が、当該荷重検知センサの長手方向
    に沿って形成され、 前記第一電極部材及び前記第二電極部材は、単位長さ当
    たりに一定の抵抗値を有せしめられ、 前記検知回路部は、前記荷重検知センサの端部において
    前記両電極部材間に生じる抵抗値に対応した電気要素を
    検出し、当該電気要素の変化量が、人体の微少体動に対
    応した所定の第1のしきい値以上であり且つ当該第1の
    しきい値より大きい所定の第2のしきい値以下内である
    事態が所定時間内に一定回数以上発生した場合に、前記
    荷重物が人体である可能性がある旨を判断する一方、一
    定回数未満しか発生しなかった場合に前記荷重物が人体
    でない旨を判断することを特徴とする人体検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の人体検出装置であっ
    て、 前記検知回路部は、前記電気要素の単位時間当たりの変
    化量が、前記第1のしきい値以上であり且つ前記第2の
    しきい値以下である事態が所定時間内に一定回数以上発
    生した場合であって、且つ、前記電気要素の前記変化量
    が、前記第2のしきい値以上の所定の第3のしきい値よ
    り大きい事態が所定時間内に一定回数以上発生した場合
    に、前記荷重物が人体である可能性が高い旨を判断する
    ことを特徴とする人体検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の人体検
    出装置であって、 前記荷重検知センサは、少なくとも移動体の座席の座面
    及び/または背もたれ部に設置されることを特徴とする
    人体検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の人体検出装置であっ
    て、 前記荷重検知センサは、移動体の座席下のフロアシー
    ト、アームレスト取付部、アームレスト本体部及び/ま
    たはドアの内装部にさらに設置されることを特徴とする
    人体検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の人体検出装置であって、 前記第一電極部材は、可撓性を有する部材によって形成
    されて導電性を有する導電部となっている管状の弾性導
    電チューブであり、 前記第二電極部材は、可撓性を有する部材によって形成
    されて前記弾性導電チューブ内に挿入される長尺状の挿
    入部材であり、 前記挿入部材に、長手方向に所定間隔をあけて前記挿入
    部材を外囲するように設けられ、前記挿入部材と一緒に
    前記弾性導電チューブ内に挿入され、前記挿入部材を前
    記弾性導電チューブから離間させる絶縁性の外囲部材が
    設けられたことを特徴とする人体検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の人体検出装置であっ
    て、 前記挿入部材が、その長手方向に配設された金属線を備
    えて形成されている人体検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の人体検出装置であっ
    て、 前記挿入部材は、 細長形状の可撓性の芯材と、 前記芯材の外周にコイル状に巻回された金属線と、を備
    えることを特徴とする人体検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の人体検出装置であっ
    て、 前記芯材が、樹脂、ゴム、繊維部材、あるいはこれらの
    うちのいくつかを組み合わせて形成される複合部材から
    形成された絶縁部材であることを特徴とする人体検出装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の人体検
    出装置であって、 前記芯材が、弾性部材によって形成され、 前記金属線が、前記芯材の外周面にめり込むようにして
    巻回されていることを特徴とする人体検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項7または請求項8に記載の人体
    検出装置であって、 前記芯材の外周面に、前記金属線が嵌まり込む螺旋状の
    溝が設けられ、 前記金属線が、前記溝に嵌まり込むようにして前記芯材
    に巻回されることを特徴とする人体検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし請求項10のいずれか
    に記載の人体検出装置であって、 前記金属線として、耐蝕性を有する金属線が用いられて
    いることを特徴とする人体検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の人体検出装置であっ
    て、 前記外囲部材は、樹脂またはゴムを用いてモールド成型
    により前記挿入部材の外周面上に一体に形成されること
    を特徴とする人体検出装置。
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