JP2002070584A - ガスタービンプラント - Google Patents

ガスタービンプラント

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JP2002070584A
JP2002070584A JP2000261154A JP2000261154A JP2002070584A JP 2002070584 A JP2002070584 A JP 2002070584A JP 2000261154 A JP2000261154 A JP 2000261154A JP 2000261154 A JP2000261154 A JP 2000261154A JP 2002070584 A JP2002070584 A JP 2002070584A
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gas turbine
signal
circuit
nox concentration
gas
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JP2000261154A
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English (en)
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Masayuki Toubou
昌幸 当房
Haruo Oguchi
治男 小口
Hajime Yasui
元 安井
Akira Hasegawa
晃 長谷川
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C9/00Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
    • F02C9/26Control of fuel supply
    • F02C9/28Regulating systems responsive to plant or ambient parameters, e.g. temperature, pressure, rotor speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2270/00Control
    • F05D2270/01Purpose of the control system
    • F05D2270/08Purpose of the control system to produce clean exhaust gases
    • F05D2270/082Purpose of the control system to produce clean exhaust gases with as little NOx as possible
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】計測した排ガス中のNOx濃度からガスタービ
ン燃焼器の燃焼ガスの逆火を確実に検出するガスタービ
ンプラントを提供する。 【解決手段】本発明に係るガスタービンプラントは、ガ
スタービン燃焼器16の燃焼ガスの燃焼状態を監視する
燃焼監視装置29に、警報信号演算回路40、運転停止
演算回路41および逆火誤信号防止演算回路42を組み
込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼ガスから計測
したNOx濃度のデータに基づいて燃焼ガスの火炎の逆
火を監視するガスタービンプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラントでは、プラント
熱効率の向上、起動停止時間の短縮、温排水量の減少等
の諸特性が評価されコンバインドサイクル発電プラント
が主流を占めつつある。
【0003】このコンバインドサイクル発電プラント
は、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントと排
熱回収ボイラとを組み合わせたもので、ガスタービンプ
ラントからの排ガス(排熱)を熱源として排熱回収ボイ
ラで蒸気を発生させ、その蒸気を蒸気タービンプラント
に供給して動力を発生させる構成になっており、ガスタ
ービンプラントからの排ガス(排熱)をあますところな
く利用する点でプラント熱効率がガスタービンプラント
単体または蒸気タービンプラント単体に較べて著しく高
くなっている。
【0004】このように、プラント熱効率の高いコンバ
インドサイクル発電プラントに組み込んだガスタービン
燃焼器は、最近、環境汚染防止の点から見直しが行われ
ており、その一つに燃焼ガスの燃焼良否の監視とNOx
濃度の低減化がある。
【0005】前者は、数多く提案されているが、その中
の一つに、例えば特開昭53−82909号公報があ
る。
【0006】この技術は、図6に示すように、ガスター
ビンプラント単体を一例として採り上げており、ガスタ
ービン1の排気ダクト2から出る排ガスの温度を複数の
熱電対3で検出し、検出した温度の中から中間温度(メ
ディアン温度)を算出し、算出した中間温度を基準に個
々の実測温度と比較し、偏差が出た場合、その偏差が予
め定められた値を超えたとき、燃焼ガスの燃焼良否を燃
焼監視装置4で判定し、燃焼が「否」と判定した場合、
ガスタービン制御装置5に警報信号ALMまたは運転停
止指令TRPを与え、燃料弁6を開閉制御するものであ
る。つまり、この技術は、燃焼に異常があれば、排ガス
の高低温度として必ず現われるという理論に基づくもの
であり、実用化されている。
【0007】後者は、例えば特開昭59−134332
号公報に開示されている。
【0008】この技術は、図7に示すように、コンバイ
ンドサイクル発電プラントを一例として採り上げるとと
もに、ガスタービン燃焼器7の燃焼方式として拡散燃焼
を採用したもので、排熱回収ボイラ8の触媒9の燃焼ガ
ス下流側にNOx濃度センサ10を設け、NOx濃度セ
ンサ10で検出したNOx濃度信号Pに、ガスタービン
制御装置5に組み込んだNOx予測器11からのNOx
予測濃度値信号QをNH注入制御システム12で突き
合わせて演算し、その演算に基づいてアンモニア投入量
を算出し、アンモニア導管13から例えばガスタービン
1と排熱回収ボイラ8とを互いに接続する排気ダクト2
に投入するとともに、燃料弁6の弁開度を制御して燃料
の流量を調整し、NOx濃度を低く抑えるものである。
【0009】このように、燃焼ガスの燃焼の良否の監視
といい、NOx濃度の低減化といい、図7および図8で
示した技術は、既に実用化されており、環境汚染防止に
寄与している。特に、図8で示した技術は、拡散燃焼の
場合、計算手段を用いてもNOx濃度の予測精度が高い
ことを示しており、この種の分野の技術の中でも優れた
ものの一つになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近のガスタービン燃
焼器は、NOx濃度に対する環境規制がより一層強化さ
れ、NOx濃度の極めて低いものが求められている。こ
のため、図6および図7で示した拡散燃焼タイプのガス
タービン燃焼器では、もはや限界に達しており、代って
燃焼希薄予混合燃焼タイプのガスタービン燃焼器が実用
機として実現している。
【0011】この燃料希薄予混合燃焼は、燃料に予め空
気を加えて燃料希薄状態にし、燃料希薄状態のまま燃焼
させて火炎温度を低くさせ、NOx濃度を低くするもの
で、法律規制値に充分に適合できるようになっている。
【0012】しかし、NOx濃度の低減化に優れた燃料
希薄予混合燃焼タイプのガスタービン燃焼器でも、幾つ
かの問題点があり、その一つに燃焼ガスの逆火現象があ
る。
【0013】この燃焼ガスの逆火現象は、燃料希薄予混
合燃焼方式の特有の問題点であり、燃料希薄の予混合領
域で、突然発火し、局所的に火炎温度を上昇させ、NO
x濃度の高い燃焼ガスを生成するものである。
【0014】このような現象の監視手段として、例え
ば、図7で示した技術の計算手段を適用して排ガスの温
度分布からNOx濃度を予測することが考えられる。
【0015】しかし、逆火現象は、予混合領域で発生し
たとしても、やがて燃焼領域に移行し、燃焼領域の火炎
と合流するので、上述の計算手段を適用しても、排ガス
の温度分布からでは逆火が要因でNOx濃度が高くなっ
たことを判別することが難しい。逆火を検出できない場
合、逆火状態の運転が継続され、ガスタービン燃焼器の
焼損事故を引き起こす。
【0016】したがって、燃料希薄の予混合燃焼に適し
た燃焼監視手段の実現が望まれていた。
【0017】本発明は、このような事情に照らしてなさ
れたもので、計測した排ガス中のNOx濃度からガスタ
ービン燃焼器の燃焼ガスの逆火を確実に検出するガスタ
ービンプラントを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ンプラントは、上述の目的を達成するために、請求項1
に記載したように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、
ガスタービンを備えるとともに、上記ガスタービンから
排出される排ガスのNOx濃度を検出して上記ガスター
ビン燃焼器の燃焼ガスの燃焼状態を監視する燃焼監視装
置を備えたガスタービンプラントにおいて、上記燃焼監
視装置は上記ガスタービン燃焼器の燃焼ガスに予混合領
域への逆火が発生したとき、排ガスから検出したNOx
濃度に基づいて警報信号を演算する警報信号演算回路
と、逆火の規模が大きくなったとき、運転停止指令を演
算する運転停止演算回路と、NOx予測器からのNOx
予測値信号に基づいて上記排ガスから検出したNOx濃
度の信号遅れを補う逆火誤信号防止演算回路とを備えた
ものである。
【0019】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載した
ように、警報信号演算回路は、排ガスから検出した実N
Ox濃度信号とNOx予測器からのNOx予測値信号と
を突き合わせて演算する演算器と、この演算器からの演
算信号が予め設定された設定値を超えたときに通電させ
る比較器と、この比較器からの演算信号と逆火誤信号防
止演算回路からの演算信号とが揃ったことを条件に警報
信号を演算するAND回路とを備えたものである。
【0020】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載した
ように、運転停止演算回路は、排ガスから検出した実N
Ox濃度信号とNOx予測器からのNOx予測値信号と
を突き合わせて演算する演算器と、この演算器の出力側
から分岐され、その演算信号が予め設定された設定値を
超えたときに通電させる比較器と、この比較器からの演
算信号と逆火誤信号防止演算回路からの演算信号とが揃
ったことを条件に運転停止指令を演算するAND回路と
を備えたものである。
【0021】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項4に記載した
ように、逆火誤信号防止演算回路は、ガスタービン制御
装置からの燃料ガス弁制御指令に基づいて演算する微分
器と、この微分器からの演算信号が予め設定された設定
値を超えたとき通電させる比較器と、この比較器からの
演算信号を予め定めた時間だけホールドさせるタイマと
を備えたものである。
【0022】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項5に記載した
ように、警報信号演算回路から発信する警報信号および
運転停止演算回路から発信号運転停止指令は、ともに、
負荷一定運転中に行うものである。
【0023】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えるとともに、上記ガスタービンから排出される
排ガスのNOx濃度を検出して上記ガスタービン燃焼器
の燃焼ガスの燃焼状態を監視する燃焼監視装置を備えた
ガスタービンプラントにおいて、上記燃焼監視装置は上
記ガスタービン燃焼器の燃焼ガスに予混合領域への逆火
が発生したとき、排ガスから検出したNOx濃度に基づ
いて警報信号を演算する警報信号演算回路と、逆火の規
模が大きくなったとき、運転停止指令を演算する運転停
止演算回路と、上記排ガスから検出した現在のNOx濃
度の前周期のうち、複数の前周期のNOx濃度を演算し
て上記現在のNOx濃度の信号遅れを補う遅延防止演算
回路とを備えたものである。
【0024】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載した
ように、警報信号演算回路は、排ガスから検出した現在
のNOx濃度と遅延防止回路で演算した前周期のNOx
濃度とを突き合わせて実NOx濃度変化幅を算出する演
算器と、算出した実NOx濃度変化幅が予め定められた
設定値を超えたとき通電させて警報信号を発信する比較
器とを備えたものである。
【0025】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項8に記載した
ように、遅延防止回路は、警報信号演算回路の入口端部
の出力側から分岐し、上記警報信号演算回路の演算器に
接続するものである。
【0026】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項9に記載した
ように、遅延回路は、排ガスから検出した現在のNOx
濃度の前周期のうち、複数の前周期のNOx濃度を演算
する複数の遅延器を備えたものである。
【0027】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項10に記載し
たように、警報信号演算回路から発信する警報信号およ
び運転停止演算回路から発信号運転停止指令は、とも
に、負荷変動中に行うものである。
【0028】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、上述の目的を達成するために、請求項11に記載し
たように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスター
ビン、排熱回収ボイラを備えるとともに、上記ガスター
ビンから上記排熱回収ボイラに供給された排ガスのNO
x濃度を検出して上記ガスタービン燃焼器の燃焼ガスの
燃焼状態を監視する燃焼監視装置を備えたガスタービン
プラントにおいて、上記排熱回収ボイラの触媒の上流側
に設置され、排ガスのNOx濃度を検出するNOxセン
サを備えるとともに、上記ガスタービン燃焼器の燃焼ガ
スに予混合領域への逆火が発生したとき、上記NOxセ
ンサから検出した排ガスのNOx濃度に基づいて警報信
号を演算する警報信号演算回路と、逆火の規模が大きく
なったとき、運転停止指令を演算する運転停止演算回路
と、NOx予測器からのNOx予測値信号に基づいて上
記NOxセンサから検出した排ガスのNOx濃度の信号
遅れを補う逆火誤信号防止演算回路とを上記燃焼監視装
置に組み込んだものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
プラントの実施形態を図面および図面に付した符号を引
用して説明する。
【0030】図1は、一例としてコンバインドサイクル
発電プラントに組み込んだ本発明に係るガスタービンプ
ラントの実施形態を説明するために用いた概略ブロック
図である。
【0031】全体を符号14で示す本実施形態に係るガ
スタービンプラントは、空気圧縮機15、ガスタービン
燃焼器16、ガスタービン17および発電機18を備え
ている。空気圧縮機15には、空気入口19を介して空
気が供給され、その空気が圧縮され入口ダクト20を介
してガスタービン燃焼器16に供給される。
【0032】ガスタービン燃焼器16は、燃料希薄の予
混合領域21と燃焼領域22とに分けており、複数の燃
料ノズル23,23からの燃料が先ず予混合領域21に
入って燃料に空気を混合させ、さらに燃焼領域22で燃
料希薄の予混合空気を燃焼させて燃焼ガスを生成してい
る。
【0033】燃焼領域22で生成した燃焼ガスは、ガス
タービン17で膨張仕事をし、その際に発生した動力に
より発電機18を駆動させた後、排気ダクト24を介し
て排熱回収ボイラ25に供給される。
【0034】ガスタービン17と排熱回収ボイラ25と
を互いに接続させる排気ダクト24には、複数の熱電対
24aが設置され、検出した排ガス温度をガスタービン
制御装置30に与え、ここで運転パラメータ、例えば圧
力、流量、湿度、回転数等を加えて燃料ガス弁制御指令
33を演算させ、その演算信号が燃料監視装置29およ
び燃料弁36に与えられる。
【0035】排熱回収ボイラ25に収容する触媒26に
は、その上流側にNOxセンサ27が設置される。この
NOxセンサ27は、ガスタービン17から排気ダクト
24に供給される排ガス中に含まれるNOx濃度に対応
した実NOx濃度信号28を検出する。
【0036】燃焼監視装置29には、実NOx濃度信号
28のほかに、ガスタービン制御装置30に組み込んだ
NOx予測器31からのNOx予測濃度値信号32およ
びガスタービン制御装置30から出る燃料ガス弁制御指
令33が与えられる。燃焼監視装置29は、これらの入
力信号28,32,33に基づいて後述する診断回路で
火炎の逆火等の異常燃焼の有無を演算し、燃焼に異常が
あった場合、ガスタービン制御装置30に警報信号34
または運転停止指令35を与えるとともに、ガスタービ
ン制御装置30から燃料弁36に燃料ガス弁制御指令3
3を与えて燃料の流量を調整する。
【0037】なお、ガスタービン制御装置30には、N
注入制御システム37が設けられている。このNH
注入制御システム37は、排熱回収ボイラ25にNH
を投入し、触媒26の反応の下、排ガス中のNOx濃
度を低く抑えるものであるが、触媒26の下流側に設置
したNOxセンサ38からの実NOx濃度信号39の検
出に時間遅れを伴うので、予め圧力、温度、流量、湿
度、回転数等の運転パラメータを基に算出しておいたN
Ox予測濃度値信号32をNOx予測器31から出力さ
せ、応答性の早いNOx予測濃度値信号32に検出精度
の高い実NOx濃度信号39を組み合わせてNH注入
量を算出している。
【0038】図2は、燃焼監視装置29に組み込んだ診
断回路の第1実施形態を示す制御ブロック図である。
【0039】この診断回路は、警報信号演算回路40に
運転停止演算回路41および逆火誤信号防止演算回路4
2を組み合わせた構成になっている。
【0040】警報信号演算回路40は、アナログ/ディ
ジタル変換器を内蔵する第1および第2入口端部43,
44、演算器45、第1設定器46を設けた第1比較器
47、第1タイマ48、第1AND回路49および接点
出力機能を内蔵する第1出力端部50を備えている。
【0041】また、運転停止演算回路41は、警報信号
演算回路40の演算器45の出力側から分岐し、演算信
号の流れに沿って順に、上述第1設定器46の設定値ε
よりも2倍に大きくした設定値2εの第2設定器51を
設けた第2比較器52、第2タイマ53、第2AND回
路54および接点出力機能を内蔵する第2出力端部55
を備えている。
【0042】また、逆火誤信号防止演算回路42は、ア
ナログ/ディジタル変換器を内蔵する第3入口端部5
6、微分回路57、絶対値変換器(ABSゲート)5
8、第3設定器59を設けた第3比較器60、第3タイ
マ61を備え、警報信号演算回路40の第1AND回路
49および運転停止演算回路41の第2AND回路54
のそれぞれに接続する構成になっている。
【0043】このような構成を備えた診断回路におい
て、図1で示した排熱回収ボイラ25の触媒26の上流
側に設置され、NOxセンサ27で検出した実NOx濃
度信号28は、第1入口端部43でディジタル信号に変
換され、実NOx濃度値aとして演算器45に与えられ
る。
【0044】また、ガスタービン制御装置30に組み込
まれたNOx予測器31からNOx予測値信号32は、
第2入口端部44でディジタル信号に変換され、NOx
予測濃度値aとして演算器45に与えられる。
【0045】演算器45は、実NOx濃度値aからNO
x予測濃度値bを減算し、偏差cを算出する。
【0046】NOx予測濃度値bには、誤差が含まれて
いる。このため、第1設定器46にはその誤差信号より
も大きな設定値εが設定されている。実NOx濃度値a
とNOx予測濃度値bとの偏差cが、第1比較器47で
の設定値εよりも大きいとき、第1比較器47の出力d
が1(以下、通電(ON)を1と記す)となり、偏差c
が小さいとき第1比較器47の出力が0(以下、無通電
(OFF)を0と記す)となる。
【0047】ガスタービン燃焼器16が正常な燃焼状態
であり、かつ燃料消費量が一定の場合、NOx予測濃度
値bは実NOx濃度値aにほぼ等しくなるので、偏差c
が設定値εより小さくなり、第1比較器47の出力dは
0になる。
【0048】これに対し、ガスタービン燃焼器16に逆
火現象が起り、予混合領域21の逆火燃焼により生成さ
れるNOx濃度が増加したとき、実NOx濃度値aは大
きな値になる。
【0049】しかし、NOx予測器31は、逆火状態で
もガスタービン1の運転パラメータ、例えば温度、圧
力、流量等に変化がないため、正常な燃焼状態としてN
Ox予測濃度値bを継続して出力する。このため、偏差
cが設定値εより大きくなり、第1比較器47の出力d
は1となる。
【0050】予め定められた時間の間、逆火が確実に継
続していることを検知するために(瞬時の外乱侵入防
止)、第1比較器47の出力dは、第1タイマ48に入
力し、ここで予め定められた時間の間d=1の状態にホ
ールドさせた後、出力eを1として第1AND回路49
に与えられる。
【0051】また、演算器45の出力側から分岐した偏
差cは、第2比較器52で第2設定器51からの設定値
2εと比較され、設定値2εを超えると、第2比較器5
2の出力kが1となる。この出力kは、第2タイマ53
で一定時間k=1のホールド状態にして外乱の侵入を防
止し、出力lを1として第2AND回路54に与えられ
る。
【0052】ところで、負荷変動が激しく、これに伴っ
てガスタービン燃焼器16に供給する燃料の流量変動が
激しいとき、NOxセンサ27の計測遅れの影響によ
り、演算器45は偏差cが大きくなり、第1タイマ48
および第2タイマ53のそれぞれからの出力eおよび出
力lがe=1,l=1になることがある。つまり、負荷
変動時、ガスタービン燃焼器16の予混合領域21に逆
火現象が発生していないにも拘らず、あたかも逆火現象
が発生しているとみなし、演算器45は偏差cを誤信号
として処理することがある。
【0053】本実施形態は、このような点を考慮したも
ので、第1AND回路49および第2AND回路54の
それぞれに逆火誤信号防止演算回路42からの演算信号
が与えられる。
【0054】この逆火誤信号防止演算回路42は、ガス
タービン制御装置30からの燃料ガス弁制御指令33を
第3入口端部56でディジタル信号に変換し、燃料ガス
弁制御指令fとして微分回路57に与える。微分回路5
7は、遅延器62、減算器63を備え、遅延器62で燃
料ガス弁制御指令fを1周期前の燃料ガス弁制御指令値
f(z−1)として出力するとともに、演算器63で燃
料ガス弁制御指令fから1周期前の燃料ガス弁制御指令
値f(z−1)を演算し、その偏差をtとして出力す
る。偏差tは、絶対値変換器(ABSゲート)58で絶
対値に変換され、微分値g(g=|t|)として絶対値
変換器58から第3比較器60に出力される。
【0055】第3比較器60は、微分値gと第3設定器
59からの設定値αと比較し、微分値gが設定値αより
も小さいときに出力hを1にし、また微分値gが設定値
αよりも大きいとき出力hを0にする。
【0056】このように、本実施形態では、負荷変動に
伴う燃料の流量変動が激しいとき、燃料ガス弁制御指令
fと1周期前の燃料ガス弁制御指令値f(z−1)との
差が大きくなり、これに伴って微分値gが大きくなり、
その出力hを0にするとともに、負荷一定運転の場合、
燃料ガス弁制御指令fと1周期前の燃料ガス弁制御指令
値(z−1)との差が大きくなり、微分値gが小さくな
り、その出力hを1にしている。そして負荷一定運転の
場合、比較器60からの出力hは、外乱の侵入を防止さ
せるために、第3タイマ61で予め定められた時間の
間、h=1にホールドさせ、出力iを1として警報信号
演算回路40の第1AND回路49および運転停止演算
回路41の第2AND回路54のそれぞれら与えられ
る。
【0057】警報信号演算回路40は、第1AND回路
49で逆火誤信号防止演算回路42からの出力iが揃っ
たことを条件に第1タイマ48からの出力eが1の正常
信号(実NOx濃度値aがNOx予測濃度値bより大き
い)とみなし、ガスタービン燃焼器16の予混合領域2
1で逆火が発生していることを第1出力端部50から警
報信号34を発信させ、ガスタービン制御装置30に与
え、図示しないオペケータインターフェース(表示装
置)により運転員に知らしめる。
【0058】また、運転停止演算回路41は、第2AN
D回路54で逆火誤信号防止演算回路からの出力iが揃
ったことを条件に第2タイマ53からの出力lが正常信
号とみなし、ガスタービン燃焼器16の予混合領域21
で逆火の規模が激しく、かつ大きくなっていることを第
2出力端部55から運転停止指令35を発信させ、ガス
タービン制御装置30に与え、ガスタービンプラント1
4を停止させる。なお、運転停止と警報との区別は、運
転停止演算回路41の第2設定器51の設定値2εを警
報信号演算回路40の第1設定器46の設定値εよりも
2倍以上に大きくしている。
【0059】図3は、逆火誤信号防止演算回路42のデ
ィジタル信号に変換した燃料ガス弁制御指令fの挙動と
実NOx濃度値の変動とを対比させた線図であり、図
中、チャート1は、ガスタービンプラント14の運転を
負荷降下中、一定負荷運転中、逆火発生の三つのフェー
ズに分けて燃料ガス弁制御指令fの挙動を示し、チャー
ト2は上述の三つのフェーズに対応して、実NOx濃度
値a(NOxセンサ27で計測したNOx濃度値)とN
Ox予測濃度値bとの変動を示している。
【0060】図3のチャート1において、ガスタービン
プラント14の負荷が降下すると、燃料ガス弁制御指令
fも減少する。これに対応してチャート2で示すNOx
予測濃度値bも減少する。
【0061】一方、実NOx濃度値aは、チャート2に
示すように、NOxセンサ27の計測時間遅れにより大
きな遅れ時間を伴って応答するので、大きな値をしばら
く保持してから減少を開始する。このため、実NOx濃
度値aとNOx予測濃度値bとの偏差は徐々に大きくな
り、偏差がε以上の値になったとき、図2で示した第1
比較器47の出力dは1になり、予め定められた時間経
過後、第1タイマ48の出力eは1となる。
【0062】一方、逆火誤信号防止演算回路42の燃料
ガス弁制御指令fは、負荷降下中、大きく変動してお
り、図2で示した第3入口端部56によりディジタル信
号に変換した燃料ガス弁制御指令fと1周期前の燃料ガ
ス弁制御指令値f(z−1)との差(微分値g)が大き
くなるので、第3比較器60の出力hは0であり、第3
タイマ61の出力iも0である。
【0063】このとき、警報信号演算回路40の第1タ
イマ48の出力eは1であっても、逆火誤信号防止演算
回路42の第3タイマ61の出力iが0になっているの
で、第1AND回路41で条件が揃わず、出力jが0と
なり、警報信号演算回路40は、ガスタービン制御装置
30に警報信号34を発信しない。つまり、負荷変動
中、NOxセンサ27の計測遅れに伴い、実NOx濃度
値aとNOx予測濃度値bとの間に大きな偏差εが生じ
ているので、警報信号演算回路40で演算した逆火の誤
信号の通電は、逆火誤信号防止演算回路42からの演算
信号で阻止される。
【0064】次に、ガスタービンプラント14の負荷が
一定になると、燃料ガス弁制御指令fは、チャート1に
示すように、一定値になり、上述微分値gがゼロになる
ので、第3比較器60の出力hは1になる。
【0065】なお、負荷一定となったばかりの時点で
は、実NOx濃度値aとNOx予測濃度値bとは、まだ
大きな偏差εになっているので、この間、逆火の誤信号
が通電しないように、第3タイマ61の出力iは出力h
=1が一定時間継続したときに1になり、以後負荷が変
動しない限りi=1を維持する。
【0066】ガスタービンプラント14の負荷が一定に
なると、NOx予測濃度値bは、一定値になる。このと
き、実NOx濃度値aは時間遅れを伴って応答するの
で、実NOx濃度値aとNOx予測濃度値bとの偏差ε
は、大きくなっているが、この期間、図2で示した逆火
誤信号防止演算回路42の第3タイマ61の出力は未だ
0になっているので、警報信号演算回路40の第1AN
D回路49の出力jは0であり、逆火の検知をしない。
【0067】時間の経過に伴い、実NOx濃度値aがN
Ox予測濃度値bに近付き、偏差εが小さくなると、第
1比較器47の出力dおよび第1タイマ48の出力eは
0になるので、逆火は検知されない。
【0068】しかし、このとき、何らかの事情で逆火が
発生し、実NOx濃度値aとNOx予測濃度値bとの偏
差εが大きくなると、第1比較器47の出力dは1にな
り、予め定められた時間経過後、第1タイマ48の出力
eも1になる。そして、第3タイマ61の出力iと第1
タイマ48の出力eの両方が1になると、第1AND回
路49の出力jは1になり、警報信号34が第1出力端
部50を介してガスタービン制御装置30に与えられ、
運転員に逆火の発生を知らしめる。
【0069】また、図3に図示していないが逆火の規模
が大きく、実NOx濃度値aが図2で示した第2比較器
52を通過する際、第2設定器51の設定値2εを超え
ると、運転停止演算回路41は、上述の警報信号演算回
路40と同様に、第2AND回路54で逆火誤信号防止
演算回路42からの演算信号が揃ったことを条件に運転
停止指令35が演算され、ガスタービン制御装置30に
与えられ、機器の焼損防止のためにガスタービンプラン
ト14が停止される。
【0070】このように、本実施形態は、排ガス中から
計測した実NOx濃度値と、この実NOx濃度値の計測
時間遅れを補うNOx予測濃度値とに基づいて警報およ
び運転停止の信号を演算する手段と、負荷変動中、予混
合領域21への燃焼ガスの逆火の誤信号を防止する手段
とを備えているので、予混合領域21への燃焼ガスの逆
火を監視してガスタービン燃焼器16に安全運転を行わ
せることができる。
【0071】また、本実施形態は、負荷一定運転の場合
に予混合領域21への燃焼ガスの逆火を検出する手段を
備えたので、負荷変動中、実NOx濃度値とNOx予測
濃度値とが乖離したときの誤検出を確実に防止すること
ができる。
【0072】図4は、本発明に係るガスタービンプラン
トの燃焼監視装置に組み込んだ診断回路の第2実施形態
を示す制御ブロック図である。なお、第1実施形態に係
る診断回路の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0073】本実施形態に係る診断回路は、警報信号演
算回路64に運転停止演算回路65および遅延防止回路
66を組み合わせた構成になっている。
【0074】警報信号演算回路64は、アナログ/ディ
ジタル変換器を内蔵する第4入口端部67、演算器6
8、第4設定値69を設けた第4比較器70、接点出力
機能を内蔵する第4出力端部71を備えている。
【0075】また、運転停止演算回路65は、警報信号
演算回路64の演算器68の出口側から分岐し、演算信
号の流れに沿って順に、上述第4設定器69の設定値β
よりも2倍に大きくした設定値2βの第5設定器72を
設けた第5比較器73、接点出力機能を内蔵する第5出
力端部74を備えている。
【0076】また、遅延防止回路66は、警報信号演算
回路64の第4入口端部67の出力側から分岐し、演算
器68に接続する間に、第4入口端部67でディジタル
信号に変換した実NOx濃度値aの1周期前の実NOx
濃度値a(z−1)を演算する第1遅延器75、その2
周期前の実NOx濃度値a(z−2)を演算する第2遅
延器76、そのn周期前の実NOx濃度値a(z−n
を演算する第n遅延器76を演算信号の流れに沿って順
に配置した構成になっている。
【0077】このような構成を備えた診断回路におい
て、NOxセンサ27で検出した実NOx濃度信号28
は、警報信号演算回路64の第4入口端部67でディジ
タル信号に変換され、現在の実NOx濃度値aとして、
演算器68に与えられる。
【0078】また、第4入口端部67でディジタル信号
に変換された現在の実NOx濃度値aは、遅延防止回路
66の第1遅延器75で1周期前の実NOx濃度値a
(z )に演算され、次に、第2遅延器77で2周期
前の実NOx濃度値a(z−2)に演算され、さらに次
々の周期前の実NOx濃度値a(z−(n−1))に演
算され、最後に、n周期前の実NOx濃度値a
(z−n)として第n遅延器77で演算される。
【0079】演算器68は、現在の実NOx濃度値aか
らn周期前の実NOx濃度値a(z −n)を減算し、実
NOx濃度変化幅(偏差)qを算出する。
【0080】このとき、ガスタービンプラント14が負
荷一定運転を行っていると、ガスタービン制御装置30
からの燃料ガス弁制御指令fは、図5のチャート4に示
すように、一定値であり、図4に示す演算器68から出
力する実NOx濃度変化幅qがゼロになるので、第4比
較器70からの出力rは0である。つまり、このときは
警報信号演算回路64からガスタービン制御装置30に
警報信号34が与えられない。
【0081】次に、ガスタービンプラント14が負荷増
加運転を行うと、図5のチャート3で示した上述の燃料
ガス弁制御指令f、図5のチャート4で示した実NOx
濃度値aおよびn周期前の実NOx濃度値a(z−n
および図5のチャート5で示した実NOx濃度変化幅q
がともに増加するものの、図4で示した第4設定器69
からの設定値βを超えない限り、第4比較器70からの
出力rは0である。したがって、このときも、警報信号
演算回路64からガスタービン制御装置30に警報信号
34が与えられない。
【0082】ガスタービンプラントの負荷増加運転中、
何らかの事情で予混合領域21に逆火が発生すると、こ
の逆火に伴って実NOx濃度変化幅qがともに増加する
ものの、図4で示した第4設定器は69からの設定値β
を超えると、第4比較器70の出力は1になり、逆火が
検知され、警報信号34が第4出力端部71を介してガ
スタービン制御装置30に与えられる。
【0083】また、逆火の規模が大きくなり、実NOx
濃度変化幅qが第5設定器72の設定値2βを超える
と、第5比較器73の出力は1になり、第5出力端部7
4を介してガスタービン制御装置30に運転停止指令3
5が与えられる。
【0084】このように、本実施形態は、警報信号演算
回路64に運転停止演算回路65および遅延防止回路6
6を組み合せ、警報信号演算回路64で演算中の実NO
x濃度値aの信号遅れを遅延防止回路66で補いなが
ら、実NOx濃度変化幅qを算出し、この実NOx濃度
変化幅qが予め定められた値を超えたとき、警報または
運転停止指令を出力する手段を備えたので、負荷変動中
でもガスタービン燃焼器16の逆火を確実に検出するこ
とができる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るガス
タービンプラントは、ガスタービン燃焼器の予混合領域
への逆火の発生を監視する診断回路に、警報信号演算回
路、運転停止演算回路および逆火誤信号防止演算回路を
組み込み逆火誤信号の発生を防止させたので、ガスター
ビン燃焼器に安全運転を行わせることができる。
【0086】また、本発明に係るガスタービンプラント
は、ガスタービン燃焼器の予混合領域への逆火の発生を
監視する診断回路に、運転停止演算回路および遅延防止
回路を組み込み実NOx濃度信号の信号遅れを補うの
で、負荷変動中でもガスタービン燃焼器の逆火を確実に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインドサイクル発電プラントに組み込ん
だ本発明に係るガスタービンプラントの実施形態を説明
するために用いた概略ブロック図。
【図2】本発明に係るガスタービンプラントの燃焼監視
装置に組み込んだ診断回路の第1実施形態を示す制御ブ
ロック図。
【図3】本発明に係るガスタービンプラントの診断回路
からの燃料ガス弁制御指令の挙動と実NOx濃度値の変
動とを対比させた線図で、チャート1はガスタービンプ
ラントの運転を負荷降下中、一定負荷運転中、逆火発生
の三つのフェーズに分けて燃料ガス弁制御指令の挙動を
示し、チャート2は上述の三つのフェーズに対応して実
NOx濃度値およびNOx予測濃度値との変動を示す。
【図4】本発明に係るガスタービンプラントの燃焼監視
装置に組み込んだ診断回路の第2実施形態を示すブロッ
ク図。
【図5】本発明に係るガスタービンプラントの診断回路
からの燃料ガス弁制御指令の挙動と実NOx濃度値との
変動を対比させた線図で、チャート3はガスタービンプ
ラントの運転を一定負荷運転中、負荷上昇中、逆火発生
の三つのフェーズに分けて燃料ガス弁制御指令の挙動を
示し、チャート4は上述の三つのフェーズに対応して実
NOx濃度値およびn周期前の実NOx濃度値の変動を
示し、チャート5は実NOx濃度値とn周期前の実NO
x濃度値との差である実NOx濃度変化幅の挙動を示
す。
【図6】従来のガスタービンプラントの燃焼監視を説明
するために用いた概略ブロック図。
【図7】従来のコンバインドサイクル発電プラントのN
Ox制御装置を示す制御ブロック図。
【符号の説明】
1 ガスタービン 2 排気ダクト 3 熱電対 4 燃焼監視装置 5 ガスタービン制御装置 6 燃料弁 7 ガスタービン燃焼器 8 排熱回収ボイラ 9 触媒 10 NOx濃度センサ 11 NOx予測器 12 NH注入制御システム 13 アンモニア導管 14 ガスタービンプラント 15 空気圧縮機 16 ガスタービン燃焼器 17 ガスタービン 18 発電機 19 空気幾 20 入口ダクト 21 予混合領域 22 燃焼領域 23 燃料ノズル 24 排気ダクト 24a 熱電対 25 排熱回収ボイラ 26 触媒 27 NOxセンサ 28 実NOx濃度信号 29 燃焼監視装置 30 ガスタービン制御装置 31 NOx予測器 32 NOx予測値信号 33 燃料ガス弁制御指令 34 警報信号 35 運転停止指令 36 燃料弁 37 NH注入制御システム 38 NOxセンサ 39 実NOx濃度信号 40 警報信号演算回路 41 運転停止演算回路 42 逆火誤信号防止演算回路 43 第1入口端部 44 第2入口端部 45 演算器 46 第1設定器 47 第1比較器 48 第1タイマ 49 第1AND回路 50 第1出力端部 51 第2設定器 52 第2比較器 53 第2タイマ 54 第2AND回路 55 第2出力端部 56 第3入口端部 57 微分回路 58 絶対値変換器 59 第3設定器 60 第3比較器 61 第3タイマ 62 遅延器 63 演算器 64 警報信号演算回路 65 運転停止演算回路 66 遅延防止回路 67 第4入口端部 68 演算器 69 第4設定器 70 第4比較器 71 第4出力端部 72 第5設定器 73 第5比較器 74 第5出力端部 75 第1遅延器 76 第2遅延器 77 第n遅延器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小口 治男 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 安井 元 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 東芝アイテック株式会社内 (72)発明者 長谷川 晃 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3G071 AA02 AB01 BA22 BA24 CA09 EA02 EA05 FA00 GA06 JA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
    タービンを備えるとともに、上記ガスタービンから排出
    される排ガスのNOx濃度を検出して上記ガスタービン
    燃焼器の燃焼ガスの燃焼状態を監視する燃焼監視装置を
    備えたガスタービンプラントにおいて、上記燃焼監視装
    置は上記ガスタービン燃焼器の燃焼ガスに予混合領域へ
    の逆火が発生したとき、排ガスから検出したNOx濃度
    に基づいて警報信号を演算する警報信号演算回路と、逆
    火の規模が大きくなったとき、運転停止指令を演算する
    運転停止演算回路と、NOx予測器からのNOx予測値
    信号に基づいて上記排ガスから検出したNOx濃度の信
    号遅れを補う逆火誤信号防止演算回路とを備えたことを
    特徴とするガスタービンプラント。
  2. 【請求項2】 警報信号演算回路は、排ガスから検出し
    た実NOx濃度信号とNOx予測器からのNOx予測値
    信号とを突き合わせて演算する演算器と、この演算器か
    らの演算信号が予め設定された設定値を超えたときに通
    電させる比較器と、この比較器からの演算信号と逆火誤
    信号防止演算回路からの演算信号とが揃ったことを条件
    に警報信号を演算するAND回路とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のガスタービンプラント。
  3. 【請求項3】 運転停止演算回路は、排ガスから検出し
    た実NOx濃度信号とNOx予測器からのNOx予測値
    信号とを突き合わせて演算する演算器と、この演算器の
    出力側から分岐され、その演算信号が予め設定された設
    定値を超えたときに通電させる比較器と、この比較器か
    らの演算信号と逆火誤信号防止演算回路からの演算信号
    とが揃ったことを条件に運転停止指令を演算するAND
    回路とを備えたことを特徴とするガスタービンプラン
    ト。
  4. 【請求項4】 逆火誤信号防止演算回路は、ガスタービ
    ン制御装置からの燃料ガス弁制御指令に基づいて演算す
    る微分器と、この微分器からの演算信号が予め設定され
    た設定値を超えたとき通電させる比較器と、この比較器
    からの演算信号を予め定めた時間だけホールドさせるタ
    イマとを備えたことを特徴とする請求項1記載のガスタ
    ービンプラント。
  5. 【請求項5】 警報信号演算回路から発信する警報信号
    および運転停止演算回路から発信号運転停止指令は、と
    もに、負荷一定運転中に行うことを特徴とする請求項1
    記載のガスタービンプラント。
  6. 【請求項6】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
    タービンを備えるとともに、上記ガスタービンから排出
    される排ガスのNOx濃度を検出して上記ガスタービン
    燃焼器の燃焼ガスの燃焼状態を監視する燃焼監視装置を
    備えたガスタービンプラントにおいて、上記燃焼監視装
    置は上記ガスタービン燃焼器の燃焼ガスに予混合領域へ
    の逆火が発生したとき、排ガスから検出したNOx濃度
    に基づいて警報信号を演算する警報信号演算回路と、逆
    火の規模が大きくなったとき、運転停止指令を演算する
    運転停止演算回路と、上記排ガスから検出した現在のN
    Ox濃度の前周期のうち、複数の前周期のNOx濃度を
    演算して上記現在のNOx濃度の信号遅れを補う遅延防
    止演算回路とを備えたことを特徴とするガスタービンプ
    ラント。
  7. 【請求項7】 警報信号演算回路は、排ガスから検出し
    た現在のNOx濃度と遅延防止回路で演算した前周期の
    NOx濃度とを突き合わせて実NOx濃度変化幅を算出
    する演算器と、算出した実NOx濃度変化幅が予め定め
    られた設定値を超えたとき通電させて警報信号を発信す
    る比較器とを備えたことを特徴とする請求項6記載のガ
    スタービンプラント。
  8. 【請求項8】 遅延防止回路は、警報信号演算回路の入
    口端部の出力側から分岐し、上記警報信号演算回路の演
    算器に接続することを特徴とする請求項6記載のガスタ
    ービンプラント。
  9. 【請求項9】 遅延回路は、排ガスから検出した現在の
    NOx濃度の前周期のうち、複数の前周期のNOx濃度
    を演算する複数の遅延器を備えたことを特徴とする請求
    項6記載のガスタービンプラント。
  10. 【請求項10】 警報信号演算回路から発信する警報信
    号および運転停止演算回路から発信号運転停止指令は、
    ともに、負荷変動中に行うことを特徴とする請求項6記
    載のガスタービンプラント。
  11. 【請求項11】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガ
    スタービン、排熱回収ボイラを備えるとともに、上記ガ
    スタービンから上記排熱回収ボイラに供給された排ガス
    のNOx濃度を検出して上記ガスタービン燃焼器の燃焼
    ガスの燃焼状態を監視する燃焼監視装置を備えたガスタ
    ービンプラントにおいて、上記排熱回収ボイラの触媒の
    上流側に設置され、排ガスのNOx濃度を検出するNO
    xセンサを備えるとともに、上記ガスタービン燃焼器の
    燃焼ガスに予混合領域への逆火が発生したとき、上記N
    Oxセンサから検出した排ガスのNOx濃度に基づいて
    警報信号を演算する警報信号演算回路と、逆火の規模が
    大きくなったとき、運転停止指令を演算する運転停止演
    算回路と、NOx予測器からのNOx予測値信号に基づ
    いて上記NOxセンサから検出した排ガスのNOx濃度
    の信号遅れを補う逆火誤信号防止演算回路とを上記燃焼
    監視装置に組み込んだことを特徴とするガスタービンプ
    ラント。
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