JP3446074B2 - ガスタービン燃焼監視装置 - Google Patents
ガスタービン燃焼監視装置Info
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Description
監視装置、特に、ガスタービン発電設備の燃焼器の異常
に基づく熱衝撃からプラント全体を保護するガスタービ
ン燃焼監視装置に関する。
燃焼不安定、特に、燃焼器の異常時に発生する失火によ
る熱衝撃からプラント全体を保護する方式が求められ
る。この種の方式として、例えば特開平1−16741
8号公報に示すように、排気ガス温度分布を計測し、排
気ガス温度測定値が排気ガス温度許容値以下となるか否
かを判定して燃焼器の失火を検出する方法がある。この
方法では、排気ガス温度の測定に排気ガス温度計測用検
出器を用いるため、この検出器の断線等によって信頼性
が損なわれる恐れがある。これに対し、排気ガス温度計
測用検出器の断線等による信頼性に依存することなく、
燃焼器の失火を検出する方法として、例えば特開平1−
123239号公報に示すように、上記方法と出力から
算出される燃料流量制御指令信号と実指令信号との偏差
を監視し、この許容偏差以下となるか否かより失火を検
出する方法の二つの方法の論理積により、検出器の信頼
性に依存することのない燃焼器の失火検出方法がある。
タービン発電設備における燃焼器の失火、保炎リング温
度変動、排気ガス温度変動、燃焼器内圧変動などの異常
が生じた場合、いずれも個々の燃焼器に対して各出力値
を検出しなければならないため、異常検出を速やかに行
うことができず、異常に基づく失火から熱衝撃が発生
し、プラント全体を保護することができない、という問
題があった。本発明の課題は、上記問題点に鑑み、ガス
タービン燃焼器に異常が生じた場合、これを速やかに、
かつ、適切に検出し、この異常に基づく失火から生じる
熱衝撃よりプラント全体を保護することにある。
に、燃焼器の異常を検出する際、燃料流量制御指令を元
に各運転状態における一段燃料と二段燃料の燃料比率を
算出し、これにより、二段燃焼失火時の二段燃焼による
出力、または、一段および二段燃焼失火時の一段および
二段燃焼による出力を取得し、ガスタービン計画出力か
ら二段燃焼による出力、または、一段および二段燃焼に
よる出力を減算してガスタービンの燃焼異常時のガスタ
ービン失火時換算出力を求め、このガスタービン失火時
換算出力に基づいて燃焼不安定発生判定しきい値を設定
する。
異常が発生した場合、ガスタービン実出力は二段燃焼に
よる出力、或いは、一段および二段燃焼による出力分を
ガスタービン計画出力より喪失することとなり、ガスタ
ービン実出力は急激に低下する。この時、ガスタービン
実出力が燃料流量制御指令信号より各運転状態における
一段/二段燃料比率を考慮し、一段或いは二段燃焼の喪
失による出力低下量を算出して得られる燃焼不安定発生
判定しきい値出力を下回った場合、この出力のアンバラ
ンスより、二段燃焼、或いは、一段および二段燃焼の異
常と判定し、速やかに、かつ、適切に検出することがで
きる。これにより、失火、保炎リング温度変動、排気ガ
ス温度変動、燃焼器内圧変動などの燃焼器の異常を検知
することができ、失火によるガスタービンの後流側への
未燃ガスの流入を防ぐと共に、未燃ガスの過剰流入によ
るタービン後流側の過燃焼より発生する熱衝撃からプラ
ント全体を保護することができる。
用いて説明する。図1は、本発明を適用するガスタービ
ン単体発電設備(シンプルサイクル発電設備)の系統
と、本発明によるガスタービン燃焼監視装置を示す。ガ
スタービン発電設備は、圧縮機101、ガスタービン1
02、燃焼器103および発電機104により構成され
る。燃焼器103において、頭部燃焼室105は環状空
間部であり、後部燃焼室106は、頭部燃焼室105の
後流に位置し、予混合部107からの二段燃料108を
燃焼させる空間である。また、後部燃焼室106の側閉
端部には、一段燃料109を供給するための一段燃料ノ
ズル110が設置され、一段燃料流量制御弁111によ
り一段燃料109が制御される。予混合部107の上流
側には、二段燃料ノズル112が設置され、二段燃料流
量制御弁113により二段燃料108が制御される。予
混合ガス114は、後部燃焼室106に供給され、頭部
燃焼室105で形成した一段火炎を着火源とし、火移り
を行い、二段火炎を形成する。一方、圧縮機101で圧
縮された圧縮空気101aは燃焼器103に導かれる。
燃焼器103の監視制御系は、ガスタービン制御装置1
15、ガスタービン保護装置123、一段/二段燃料比
率配分器117およびガスタービン燃焼監視装置120
から構成する。この監視制御系において、ガスタービン
制御装置115から発せられる燃料流量制御指令信号1
16を一段/二段燃料比率配分器117に入力し、一段
/二段燃料比率配分器117より一段燃料流量制御指令
信号118、二段燃料流量制御指令信号119として各
々一段燃料流量制御弁111、二段燃料流量制御弁11
3に伝送し、各々一段燃料流量制御弁111、二段燃料
流量制御弁113の開度を制御する。この開度制御によ
り燃料供給元126から供給される一段燃料109およ
び二段燃料108の量を制御する。この時、燃焼器10
3の安定燃焼を監視するガスタービン燃焼監視装置12
0は、発電機104より発電機出力検出器121から取
得した発電機出力信号(実出力信号)122、ガスター
ビン制御装置115から燃料流量制御指令信号116、
一段/二段燃料比率配分器117から一段燃料流量制御
指令信号118、二段燃料流量制御指令信号119を取
得し、燃焼状態の監視を行い、燃焼不安定発生時には、
ガスタービン制御装置115とガスタービン保護装置1
23に燃焼不安定発生信号124をフィードバック出力
する。
ービン燃焼監視装置120のブロック構成図を示す。ガ
スタービン燃焼監視装置120は、燃焼不安定発生判定
しきい値計算機201、比較器203およびピックアッ
プタイマ204から構成する。燃焼不安定発生判定しき
い値計算機201は、発電機出力信号122、燃料流量
制御指令信号116、一段燃料流量制御指令信号11
8、二段燃料流量制御指令信号119を演算要素として
入力し、燃料流量制御指令信号116と出力の関係式、
および一段燃料流量制御指令信号118、二段燃料流量
制御指令信号119により得られる一段/二段燃料比率
を考慮して燃焼不安定発生判定しきい値202を求め、
出力する。ここで、ガスタービン出力は、空気圧縮機1
01の動力を除くタービン出力より発生する発電機出力
122として発電機出力検出器121より得ることがで
きる。このとき、燃料流量制御指令信号116より求め
られるガスタービン燃焼器失火時のガスタービン計画出
力がガスタービン出力である発電機出力122よりも大
きくなることによりガスタービン燃焼器の失火を検出す
る。燃焼不安定発生判定しきい値202は、ガスタービ
ン計画出力を元に定める。そこで、燃焼不安定発生判定
しきい値(x1)202がガスタービン出力である発電
機出力(x2)122よりも大きくなることにより、ガ
スタービン燃焼器103の失火を検出する。図2におい
て、燃焼不安定発生判定しきい値(x1)202と発電
機出力(x2)122の偏差を比較器203により求
め、出力偏差がx1>x2のとき、瞬時出力変動による
誤動作防止のため、ピックアップタイマ204により監
視し、監視設定時間中、出力偏差が出力され続けた場
合、ガスタービン燃焼監視装置120からガスタービン
制御装置115とガスタービン保護装置123に燃焼不
安定発生信号124を出力する。
201より出力される燃焼不安定発生判定しきい値20
2の設定方法について説明する。燃焼不安定発生判定し
きい値202は、ガスタービン燃焼器103の二段燃焼
の失火となる場合と、一段および二段燃焼の失火となる
2つの場合があり、各々の場合の設定値は、以下に示す
方法により設定する。図3に、二段燃焼の失火を検出す
るための燃焼不安定発生判定しきい値202aの計算方
法について示す。図3において、横軸を燃料流量制御指
令、縦軸を出力で表す。二段燃焼の失火時の燃焼不安定
発生判定しきい値202aは、ガスタービン計画出力3
01から二段燃焼により得られる出力302分が喪失し
たときのガスタービン失火時換算出力303aより設定
する。 (ガスタービン失火時換算出力)=(ガスタービン計画
出力)−(二段燃焼により得られる出力) ガスタービン計画出力301は、燃料流量制御指令信号
116と出力の関係より得られ、各運転状態における二
段燃焼により得られる出力302分は、ガスタービン計
画出力301と空気圧縮機101の動力の合計より求め
られるタービン出力304に二段燃料比率を乗算するこ
とにより得られる。 (二段燃焼により得られる出力)=(タービン出力)×
(二段燃料比率) (タービン出力)=(ガスタービン計画出力)+(空気
圧縮機動力) また、一段/二段燃料比率は、各々一段燃料流量制御指
令信号118、二段燃料流量制御指令信号119より求
める。 一段燃料比率=(一段燃料流量制御指令信号)/{(一
段燃料流量制御指令信号)+(二段燃料流量制御指令信
号)} 二段燃料比率=(二段燃料流量制御指令信号)/{(一
段燃料流量制御指令信号)+(二段燃料流量制御指令信
号)} 以上より計算されるガスタービン失火時換算出力303
aより、二段燃焼の失火時の燃焼不安定発生判定しきい
値202aを得る。このとき、二段燃焼の1ケから全て
の失火に対する設定ができるように、失火燃焼器率をα
1とすると、二段燃焼により得られる出力302のう
ち、二段燃焼の失火により失われる出力は、 (二段燃焼失火により失われる出力)=(二段燃焼によ
り得られる出力)×α1 α1=失火燃焼器数/燃焼器総数 (但し、0<α1
≦1) となり、任意の二段燃焼失火率を設定できる燃焼不安定
発生判定しきい値202aは、 (燃焼不安定発生判定しきい値)=(ガスタービン計画
出力)−(二段燃焼により得られる出力)×α1 となる。
するための燃焼不安定発生判定しきい値202bの計算
方法について示す。図4において、横軸を燃料流量制御
指令、縦軸を出力で表す。一段および二段燃焼の失火時
の燃焼不安定発生判定しきい値202bは、ガスタービ
ン計画出力301から一段および二段燃焼により得られ
る出力401分が喪失したときのガスタービン失火時換
算出力303bより設定する。 (ガスタービン失火時換算出力)=(ガスタービン計画
出力)−(一段および二段燃焼により得られる出力) ガスタービン計画出力301は、燃料流量制御指令信号
116と出力の関係より得られ、各運転状態における一
段および二段燃焼により得られる出力401分は、ガス
タービン計画出力301と空気圧縮機101の動力の合
計、すなわち、タービン出力304より得られる。 (一段および二段燃焼により得られる出力)=(タービ
ン出力)=(ガスタービン計画出力)+(空気圧縮機動
力) 以上よりガスタービン失火時換算出力303bは、 (ガスタービン失火時換算出力)=−(空気圧縮機動
力) となり、一段および二段燃焼の失火時の燃焼不安定発生
判定しきい値202bを得る。このとき、一段および二
段燃焼の1ケから全ての失火に対する設定ができるよう
に失火燃焼器率をα2とすると、一段および二段燃焼に
より得られる出力401のうち、一段および二段燃焼の
失火により失われる出力は、 (一段および二段燃焼失火により失われる出力)=(空
気圧縮機動力)×α2 α2=失火燃焼器数/燃焼器総数 (但し、0<α2
≦1) となり、任意の一段および二段燃焼失火率を設定できる
燃焼不安定発生判定しきい値202bは、 (燃焼不安定発生判定しきい値)=−(空気圧縮機動
力)×α2 となる。以上述べたように、本実施形態では、二段燃焼
失火時の燃焼不安定発生判定しきい値202aと一段お
よび二段燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい値20
2bを燃料流量制御指令信号116に基づいて設定する
ことにより、全ての負荷運転状態において燃焼不安定を
速やかに検出することができる。
る二段燃焼失火時と、一段および二段燃焼失火時のガス
タービンの保護動作を説明する。通常時、ガスタービン
102が燃料流量制御指令信号116に基づいて運転点
で稼働している。このような状態のとき、燃焼不安定が
発生すると、図1に示すガスタービン燃焼監視装置12
0よりガスタービン保護装置123に燃焼不安定発生信
号124が入力され、ガスタービン保護指令信号125
をガスタービン制御装置115に出力する。ガスタービ
ン制御装置115は、ガスタービン保護指令信号125
に基づいて燃料流量制御指令信号116を出力し、一段
/二段燃料比率配分器117を介して一段燃料流量制御
弁111と二段燃料流量制御弁113の開度を絞り、燃
料124から供給される一段燃料109および二段燃料
108の量を減らすように制御する。すなわち、二段燃
焼失火時は、二段燃焼失火時のガスタービン保護指令信
号125aにより二段燃焼喪失運転領域501まで、ま
た、一段および二段燃焼失火時には、一段および二段燃
焼失火時のガスタービン保護指令信号125bにより一
段燃焼喪失運転領域502まで負荷降下させ、失火に伴
う未燃ガスの後流側への流入、または、部分失火による
後流側温度のアンバランスを抑制する。これにより、本
実施形態では、失火に伴う未燃ガスの後流側への流入、
または、部分失火による後流側温度のアンバランスによ
って発生する熱衝撃を防止し、プラントを保護すること
ができる。また、二段燃焼失火時と、一段および二段燃
焼失火時には、各々燃料流量制御指令信号116によっ
て算出された二段燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しき
い値202a、一段および二段燃焼失火時の燃焼不安定
発生判定しきい値202bに基づいてこれを判断するこ
とにより、その設定値の相違から各々の発生の区分を精
度良く検出することができ、この結果、誤判断による不
要な保護動作および負荷降下を防ぐことが可能となり、
プラント運用を効率よく実行することができる。
タービン燃焼監視装置120のブロック図を示す。本実
施形態は、図2の実施形態に比し、燃料流量制御指令信
号116を燃料ガス発熱量128により補正した燃料流
量制御指令信号603を燃焼不安定発生判定しきい値2
02の演算要素として用いる点が異なる。ガスタービン
燃焼監視装置120は、燃焼不安定発生判定しきい値2
02、比較器203、ピックアップタイマ204および
乗算器601、602から構成する。燃焼不安定発生判
定しきい値202は、図1に示した発電機出力信号12
2、燃料流量制御指令信号116、一段燃料流量制御指
令信号118、二段燃料流量制御指令信号119、およ
び燃料供給元126に設置された発熱量検知器127か
らの燃料ガス発熱量信号128を演算要素として入力す
る。ここで、燃料流量制御指令信号116は、燃料ガス
発熱量により若干ずれるので、その補正のために燃料ガ
ス発熱量信号128を使用する。燃料ガス発熱量信号1
28は、乗算器601に入力され、基本燃料ガス発熱量
の逆数との乗算により燃料ガス発熱量による補正信号を
乗算器602に出力する。燃料流量制御指令信号116
は、燃料ガス発熱量128により補正された燃料流量制
御指令信号603として乗算器602から出力する。補
正された燃料流量制御指令信号603により分類された
各運転状態に対して、燃焼不安定発生判定しきい値計算
機201は、燃料流量制御指令信号と出力の関係式、お
よび一段燃料流量制御指令信号118、二段燃料流量制
御指令信号119により得られる一段/二段燃料比率を
考慮して燃焼不安定発生判定しきい値202を求め、出
力する。燃焼不安定発生判定しきい値計算機201より
出力される燃焼不安定発生判定しきい値202の設定方
法、および、ガスタービン燃焼器103の二段燃焼の失
火となる場合と、一段および二段燃焼の失火となる場合
の燃焼不安定発生判定しきい値202の計算方法は、図
2の実施形態において説明したと同様に行われる。本実
施形態は、図2の実施形態と同様に、二段燃焼失火時の
燃焼不安定発生判定しきい値202aと一段および二段
燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい値202bを燃
料流量制御指令信号116に基づいて設定することによ
り、全ての負荷運転状態において燃焼不安定を速やかに
検出することができる、と同時に、燃料ガス発熱量信号
128の変動に対する燃料流量制御指令信号116の補
正を行うことにより、全ての負荷運転状態におけるガス
タービン計画出力信号301、空気圧縮機101の動力
信号の補正を合わせて実行でき、運転条件の変化に対応
した燃焼不安定発生判定しきい値202a、202bを
適切に設定することができる。
蒸気タービンの複合発電設備(コンパインドサイクル発
電設備)の系統と、本発明によるガスタービン燃焼監視
装置を示す。ガスタービン、蒸気タービン複合発電設備
は、圧縮機101、ガスタービン102、蒸気タービン
701、燃焼器103および発電機104により構成さ
れる。燃焼器103およびその監視制御系は、図1のガ
スタービン単体発電設備と同様に構成される。
る本発明の一実施形態によるガスタービン燃焼監視装置
120のブロック構成を示す。ガスタービン燃焼監視装
置120は、燃焼不安定発生判定しきい値計算機20
1、比較器203、関数発生器802、減算器804お
よびピックアップタイマ204から構成する。燃焼不安
定発生判定しきい値計算機201は、発電機出力信号
(ガスタービン実出力+蒸気タービン実出力信号)12
2、燃料流量制御指令信号116、一段燃料流量制御指
令信号118、二段燃料流量制御指令信号119、蒸気
タービン計画出力信号803を演算要素として入力し、
燃料流量制御指令信号116と出力の関係式、および一
段燃料流量制御指令信号118、二段燃料流量制御指令
信号119により得られる一段/二段燃料比率を考慮し
て燃焼不安定発生判定しきい値202を求め、出力す
る。ここで、ガスタービン出力は、発電機出力検出器1
21より得られる軸出力である発電機出力122から、
燃料流量制御指令信号116の関数として関数発生器8
02に予め与えられた蒸気タービン計画出力803を減
算器804により除くことでガスタービン換算出力80
1として得ることができる。図8において、燃焼不安定
発生判定しきい値(x1)202が軸出力である発電機
出力122より蒸気タービン計画出力803を減じたガ
スタービン換算出力(x2)801よりも大きくなるこ
とにより、ガスタービン燃焼器103の失火を検出す
る。この燃焼不安定発生判定しきい値(x1)202と
ガスタービン換算出力(x2)801の偏差を比較器2
03により求め、出力偏差がx1>x2のとき、瞬時出
力変動による誤動作防止のため、ピックアップタイマ2
04により監視し、監視設定時間中、出力偏差が出力さ
れ続けた場合、ガスタービン燃焼監視装置120からガ
スタービン制御装置115とガスタービン保護装置12
3に燃焼不安定発生信号124を出力する。
より出力される燃焼不安定発生判定しきい値202の設
定方法を説明する。燃焼不安定発生判定しきい値202
は、ガスタービン燃焼器の二段燃焼の失火となる場合と
一段および二段燃焼の失火となる2つの場合があり、各
々の場合の設定値は、以下に示す方法により設定する。
図9に、二段燃焼の失火を検出するための燃焼不安定発
生判定しきい値202aの計算方法について示す。図9
において、横軸を燃料流量制御指令、縦軸を出力で表
す。二段燃焼の失火時の燃焼不安定発生判定しきい値2
02aは、軸出力から蒸気タービン出力803を除いた
ガスタービン計画出力301から二段燃焼により得られ
る出力302分が喪失したときのガスタービン失火時換
算出力303aより設定する。 (ガスタービン失火時換算出力)=(ガスタービン計画
出力)−(二段燃焼により得られる出力) ガスタービン計画出力301は、燃料流量制御指令信号
116と出力の関係より得られ、各運転状態における二
段燃焼により得られる出力302分は、ガスタービン計
画出力301と空気圧縮機101の動力の合計より求め
られるタービン出力304に二段燃料比率を乗算するこ
とにより得られる。 (二段燃焼により得られる出力)=(タービン出力)×
(二段燃料比率) (タービン出力)=(ガスタービン計画出力)+(空気
圧縮機動力) また、一段/二段燃料比率は、各々、一段燃料流量制御
指令信号118、二段燃料流量制御指令信号119より
求めることができる。 一段燃料比率=(一段燃料流量制御指令信号)/{(一
段燃料流量制御指令信号)+(二段燃料流量制御指令信
号)} 二段燃料比率=(二段燃料流量制御指令信号)/{(一
段燃料流量制御指令信号)+(二段燃料流量制御指令信
号)} 以上より計算されるガスタービン失火時換算出力303
aより、二段燃焼の失火時の燃焼不安定発生判定しきい
値202aが得られる。このとき、二段燃焼の1ケから
全ての失火に対する設定ができるように、失火燃焼器率
をα1とすると、二段燃焼により得られる出力のうち、
二段燃焼の失火により失われる出力は、 (二段燃焼失火により失われる出力)=(二段燃焼によ
り得られる出力)×α1 α1=失火燃焼器数/燃焼器総数 (但し、0<α1
≦1) となり、任意の二段燃焼失火率を設定できる燃焼不安定
発生判定しきい値202aは、 (燃焼不安定発生判定しきい値)=(ガスタービン計画
出力)−(二段燃焼により得られる出力)×α1 となる。
出するための燃焼不安定発生判定しきい値202bの計
算方法について示す。図10において、横軸を燃料流量
制御指令、縦軸を出力で表す。一段および二段燃焼の失
火時の燃焼不安定発生判定しきい値202bは、ガスタ
ービン計画出力301から一段および二段燃焼により得
られる出力401分が喪失したときのガスタービン失火
時換算出力303bより設定することができる。 (ガスタービン失火時換算出力)=(ガスタービン計画
出力)−(一段および二段燃焼により得られる出力) ガスタービン計画出力301は、燃料流量制御指令信号
116と出力の関係より得られ、各運転状態における一
段および二段燃焼により得られる出力401分は、ガス
タービン計画出力301と空気圧縮機101の動力の合
計、すなわち、タービン出力304より得られる。 (一段および二段燃焼により得られる出力)=(タービ
ン出力)=(ガスタービン計画出力)+(空気圧縮機動
力) 以上よりガスタービン失火時換算出力303bは、 (ガスタービン失火時換算出力)=−(空気圧縮機動
力) となり、一段および二段燃焼の失火時の燃焼不安定発生
判定しきい値202bを得る。このとき、一段および二
段燃焼の1ケから全ての失火に対する設定ができるよう
に失火燃焼器率をα2とすると、一段および二段燃焼に
より得られる出力401のうち、一段および二段燃焼の
失火により失われる出力は、 (一段および二段燃焼失火により失われる出力)=(空
気圧縮機動力)×α2 α2=失火燃焼器数/燃焼器総数 (但し、0<α2
≦1) となり、任意の一段および二段燃焼失火率を設定できる
燃焼不安定発生判定しきい値202bは、 (燃焼不安定発生判定しきい値)=−(空気圧縮機動
力)×α2 となる。本実施形態は、ガスタービン、蒸気タービンの
複合発電設備において、二段燃焼失火時の燃焼不安定発
生判定しきい値202aと一段および二段燃焼失火時の
燃焼不安定発生判定しきい値202bを燃料流量制御指
令信号116に基づいて設定することにより、燃焼異常
を速やかに検出することができると共に、発電機出力1
22を燃料流量制御指令信号116の関数とした蒸気タ
ービン計画出力信号803により補正することにより、
全ての負荷運転状態において燃焼異常を適切に検出する
ことができる。
する本発明の他の実施形態によるガスタービン燃焼監視
装置120のブロック構成を示す。本実施形態は、図8
の実施形態に比し、図6において説明した燃料流量制御
指令信号116を燃料ガス発熱量により補正し、この補
正した燃料流量制御指令信号603を燃焼不安定発生判
定しきい値202の演算要素として用いる構成を追加し
た点が異なる。ガスタービン燃焼監視装置120は、燃
焼不安定発生判定しきい値計算機201、比較器20
3、関数発生器802、減算器804、乗算器601、
602およびピックアップタイマ204から構成する。
燃焼不安定発生判定しきい値202は、図7に示す発電
機出力信号(ガスタービン実出力+蒸気タービン実出力
信号)122、燃料流量制御指令信号116、一段燃料
流量制御指令信号118、二段燃料流量制御指令信号1
19、燃料供給元126に設置された発熱量検知器12
7からの燃料ガス発熱量信号128、および蒸気タービ
ン計画出力信号803を演算要素として入力し、燃料流
量制御指令信号116と出力の関係式、および一段燃料
流量制御指令信号118、二段燃料流量制御指令信号1
19により得られる一段/二段燃料比率を考慮して燃焼
不安定発生判定しきい値202を求め、出力する。燃焼
不安定発生判定しきい値計算機201より出力される燃
焼不安定発生判定しきい値202の設定方法、および、
ガスタービン燃焼器103の二段燃焼の失火となる場合
と、一段および二段燃焼の失火となる場合の燃焼不安定
発生判定しきい値202の計算方法は、図8の実施形態
において説明したと同様に行われる。本実施形態は、ガ
スタービン、蒸気タービンの複合発電設備において、二
段燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい値202aと
一段および二段燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい
値202bを燃料流量制御指令信号116に基づいて設
定することにより、燃焼異常を速やかに検出することが
できると共に、発電機出力(ガスタービン出力)122
を燃料流量制御指令信号116の関数とした蒸気タービ
ン計画出力信号803により補正することにより、全て
の負荷運転状態において燃焼異常を適切に検出すること
ができる。また、燃料ガス発熱量信号128の変動に対
する燃料流量制御指令信号116の補正を行うことによ
り、全ての負荷運転状態におけるガスタービン計画出力
信号301、空気圧縮機101の動力信号の補正を合わ
せて実行でき、運転条件の変化に対応した燃焼不安定発
生判定しきい値202a、202bを適切に設定するこ
とができる。
ン、蒸気タービンの複合発電設備(コンパインドサイク
ル発電設備)の系統と、本発明によるガスタービン燃焼
監視装置を示す。本実施形態のガスタービン燃焼監視装
置は、図7のガスタービン燃焼監視装置に比し、蒸気タ
ービン701に設置した圧力検出器1201より取得し
た高圧タービン蒸気圧力1202を入力し、燃焼状態を
監視する点が異なる。ガスタービン燃焼監視装置120
は、発電機104より発電機出力検出器121から取得
した発電機出力122、ガスタービン制御装置115か
ら燃料流量制御指令信号116、一段/二段燃料比率配
分器117から一段燃料流量制御指令信号118、二段
燃料流量制御指令信号119、そして、圧力検出器12
01より高圧タービン蒸気圧力1202を取得し、燃焼
状態の監視を行い、燃焼不安定発生時には、ガスタービ
ン制御装置115およびガスタービン保護装置123に
燃焼不安定発生信号124をフィードバック出力する。
用する本発明の一実施形態によるガスタービン燃焼監視
装置120のブロック構成図を示す。本実施形態は、図
8の実施形態に示した燃料流量制御指令信号116から
蒸気タービン計画出力803を求めることに代えて高圧
タービン蒸気圧力1202から蒸気タービン換算出力1
301を求める点が異なる。ガスタービン燃焼監視装置
120は、燃焼不安定発生判定しきい値計算機201、
比較器203、関数発生器802、減算器804および
ピックアップタイマ204から構成する。燃焼不安定発
生判定しきい値計算機201は、発電機出力信号(ガス
タービン実出力+蒸気タービン実出力信号)122、燃
料流量制御指令信号116、一段燃料流量制御指令信号
118、二段燃料流量制御指令信号119、高圧タービ
ン蒸気圧力信号1202を演算要素として入力し、燃料
流量制御指令信号116と出力の関係式、および一段燃
料流量制御指令信号118、二段燃料流量制御指令信号
119により得られる一段/二段燃料比率を考慮して燃
焼不安定発生判定しきい値202を求め、出力する。ガ
スタービン出力は、発電機出力検出器121より得られ
る軸出力である発電機出力信号122から、高圧タービ
ン蒸気圧力1202の関数として関数発生器802によ
り求められる蒸気タービン換算出力1301を減算器8
04によって除くことで得ることができる。図13にお
いて、燃焼不安定発生判定しきい値(x1)202が軸
出力である発電機出力122より蒸気タービン換算出力
1301を減じたガスタービン換算出力(x2)801
よりも大きくなることにより、ガスタービン燃焼器10
3の失火を検出する。この燃焼不安定発生判定しきい値
(x1)202とガスタービン換算出力(x2)801
の偏差を比較器203により求め、出力偏差がx1>x
2のとき、瞬時出力変動による誤動作防止のため、ピッ
クアップタイマ204により監視し、監視設定時間中、
出力偏差が出力され続けた場合、ガスタービン燃焼監視
装置120からガスタービン制御装置115とガスター
ビン保護装置123に燃焼不安定発生信号124を出力
R>する。燃焼不安定発生判定しきい値計算機201より
出力される燃焼不安定発生判定しきい値202の設定方
法、および、ガスタービン燃焼器103の二段燃焼の失
火となる場合と、一段および二段燃焼の失火となる場合
の燃焼不安定発生判定しきい値202の計算方法は、図
8の実施形態と同様に行われる。本実施形態は、ガスタ
ービン、蒸気タービンの複合発電設備において、二段燃
焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい値202aと一段
および二段燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい値2
02bを燃料流量制御指令信号116により設定するこ
とにより、燃焼異常を速やかに検出することができると
共に、高圧タービン蒸気圧力1202の変動に対して発
電機出力(ガスタービン出力)122の補正を合わせて
実施することにより、全ての負荷運転状態において燃焼
異常を適切に検出することができる。
用する本発明の他の実施形態によるガスタービン燃焼監
視装置120のブロック構成を示す。本実施形態は、図
13の実施形態に、図6において説明した燃料流量制御
指令信号116を燃料ガス発熱量128により補正し、
この補正した燃料流量制御指令信号603を燃焼不安定
発生判定しきい値202の演算要素として用いる構成を
追加した点が異なる。ガスタービン燃焼監視装置120
は、燃焼不安定発生判定しきい値計算機201、比較器
203、関数発生器802、減算器804、乗算器60
1、602およびピックアップタイマ204から構成す
る。燃焼不安定発生判定しきい値202は、図12に示
す発電機出力信号(ガスタービン実出力+蒸気タービン
実出力信号)122、燃料流量制御指令信号116、一
段燃料流量制御指令信号118、二段燃料流量制御指令
信号119、燃料供給元126に設置された発熱量検知
器127からの燃料ガス発熱量信号128、および蒸気
タービン換算出力1301を演算要素として入力し、燃
料流量制御指令信号116と出力の関係式、および一段
燃料流量制御指令信号118、二段燃料流量制御指令信
号119により得られる一段/二段燃料比率を考慮して
燃焼不安定発生判定しきい値202を求め、出力する。
燃焼不安定発生判定しきい値計算機201より出力され
る燃焼不安定発生判定しきい値202の設定方法、およ
び、ガスタービン燃焼器103の二段燃焼の失火となる
場合と、一段および二段燃焼の失火となる場合の燃焼不
安定発生判定しきい値202の計算方法は、図8の実施
形態と同様に行われる。本実施形態は、ガスタービン、
蒸気タービンの複合発電設備において、二段燃焼失火時
の燃焼不安定発生判定しきい値202aと一段および二
段燃焼失火時の燃焼不安定発生判定しきい値202bを
燃料流量制御指令信号116により設定することによ
り、燃焼異常を速やかに検出することができると共に、
高圧タービン蒸気圧力1202の変動に対して発電機出
力(ガスタービン出力)122の補正を合わせて実施す
ることにより、全ての負荷運転状態において燃焼異常を
適切に検出することができる。また、燃料ガス発熱量信
号128の変動に対する燃料流量制御指令信号116の
補正を行うことにより、全ての負荷運転状態におけるガ
スタービン計画出力信号301、空気圧縮機101の動
力信号の補正を合わせて実行でき、運転条件の変化に対
応した燃焼不安定発生判定しきい値202a、202b
を適切に設定することができる。
二段燃焼、或いは、一段および二段燃焼に異常が発生し
た場合、これによって急激に低下するガスタービン実出
力を燃料流量制御指令に基づいて求める燃焼不安定発生
判定しきい値との比較により検出するので、二段燃焼、
或いは、一段および二段燃焼の異常を速やかに検出する
ことができる。また、燃焼不安定発生判定しきい値を燃
料流量制御指令に基づいて求めるので、全ての負荷運転
状態において燃焼異常を検出することができる。また、
燃料ガス発熱量の変動に対応して燃料流量制御指令を補
正するので、燃焼不安定発生判定しきい値を適切に設定
することができ、また、蒸気タービン計画出力ないしは
高圧タービン蒸気圧力の変化に対応してガスタービン出
力の補正を合わせて実施するので、運転条件の変化に対
応して燃焼異常を適切に検出することができる。これら
の結果、本発明は、失火、保炎リング温度変動、排気ガ
ス温度変動、燃焼器内圧変動などの燃焼器の異常時に、
失火によるガスタービンの後流側への未燃ガスの流入を
防ぐと共に、未燃ガスの過剰流入によるタービン後流側
の過燃焼より発生する熱衝撃からプラント全体を保護す
ることができる。
(シンプルサイクル発電設備)の系統と、本発明による
ガスタービン燃焼監視装置
視装置のブロック構成図
生判定しきい値の計算方法を示すグラフ
焼不安定発生判定しきい値の計算方法について示すグラ
フ
および二段燃焼失火時のガスタービンの保護動作を説明
するグラフ
監視装置のブロック構成図
の複合発電設備(コンパインドサイクル発電設備)の系
統と、本発明によるガスタービン燃焼監視装置
実施形態によるガスタービン燃焼監視装置のブロック構
成図
生判定しきい値の計算方法について示すグラフ
燃焼不安定発生判定しきい値の計算方法について示すグ
ラフ
他の実施形態によるガスタービン燃焼監視装置のブロッ
ク構成図
ンの複合発電設備(コンパインドサイクル発電設備)の
系統と、本発明によるガスタービン燃焼監視装置
の一実施形態によるガスタービン燃焼監視装置のブロッ
ク構成図
の他の実施形態によるガスタービン燃焼監視装置のブロ
ック構成図
Claims (3)
- 【請求項1】 燃焼器の上流に一段燃料用ノズルと拡散
燃焼を行う一段燃焼室を設置し、その下流に二段燃料用
ノズルと予混合燃焼を行う二段燃焼室を備えた燃焼器を
有し、この燃焼器に燃料供給し、ガスタービン出力によ
り発電機出力を得るガスタービン発電設備において、前
記燃料供給を指令する燃料流量制御指令に基づいてガス
タービンの計画出力を求め、このガスタービンの計画出
力に対する実出力の偏差により前記燃焼器の異常を検出
する際、前記燃料流量制御指令を元に各運転状態におけ
る一段燃料と二段燃料の燃料比率を算出し、これによ
り、二段燃焼失火時の二段燃焼による出力、または、一
段および二段燃焼失火時の一段および二段燃焼による出
力を取得し、前記ガスタービン計画出力から前記二段燃
焼による出力、または、前記一段および二段燃焼による
出力を減算してガスタービンの燃焼異常時のガスタービ
ン失火時換算出力を求め、このガスタービン失火時換算
出力に基づいて燃焼不安定発生判定しきい値を設定する
ことを特徴とするガスタービン燃焼監視装置。 - 【請求項2】 燃焼器の上流に一段燃料用ノズルと拡散
燃焼を行う一段燃焼室を設置し、その下流に二段燃料用
ノズルと予混合燃焼を行う二段燃焼室を備えた燃焼器を
有し、この燃焼器に燃料供給し、ガスタービン出力と蒸
気タービン出力を合わせて発電機出力を得るガスタービ
ン、蒸気タービン複合発電設備において、前記燃料供給
を指令する燃料流量制御指令に基づいてガスタービンの
計画出力を求め、一方、ガスタービンの実出力を蒸気タ
ービン出力もしくはその相当値を減算したガスタービン
換算出力として求め、前記ガスタービン計画出力に対す
る前記ガスタービン換算出力の偏差により前記燃焼器の
異常を検出する際、前記燃料流量制御指令を元に各運転
状態における一段燃料と二段燃料の燃料比率を算出し、
これにより、二段燃焼失火時の二段燃焼による出力、ま
たは、一段および二段燃焼失火時の一段および二段燃焼
による出力を取得し、前記ガスタービン計画出力から前
記二段燃焼による出力、または、前記一段および二段燃
焼による出力を減算してガスタービンの燃焼異常時のガ
スタービン失火時換算出力を求め、このガスタービン失
火時換算出力に基づいて燃焼不安定発生判定しきい値を
設定することを特徴とするガスタービン燃焼監視装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
燃料流量制御指令を燃料ガス発熱量の変動に基づいて補
正することを特徴とするガスタービン燃焼監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09616096A JP3446074B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | ガスタービン燃焼監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09616096A JP3446074B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | ガスタービン燃焼監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256871A JPH09256871A (ja) | 1997-09-30 |
JP3446074B2 true JP3446074B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=14157606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09616096A Expired - Lifetime JP3446074B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | ガスタービン燃焼監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3446074B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3772633B2 (ja) * | 2000-03-17 | 2006-05-10 | 株式会社日立製作所 | ガスタービンの制御方法 |
JP5841490B2 (ja) * | 2012-05-21 | 2016-01-13 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービン燃焼器及びガスタービン燃焼器の制御装置、ガスタービン燃焼器の異常検知方法 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP09616096A patent/JP3446074B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09256871A (ja) | 1997-09-30 |
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