JP2002069496A - 黒褐色固形化粧石鹸 - Google Patents
黒褐色固形化粧石鹸Info
- Publication number
- JP2002069496A JP2002069496A JP2000302925A JP2000302925A JP2002069496A JP 2002069496 A JP2002069496 A JP 2002069496A JP 2000302925 A JP2000302925 A JP 2000302925A JP 2000302925 A JP2000302925 A JP 2000302925A JP 2002069496 A JP2002069496 A JP 2002069496A
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- JP
- Japan
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- soap
- green tea
- dark brown
- black
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】毒性が無く,肌にやさしい黒褐色に着色された
固形化粧石鹸を,供給する。 【解決の手段】租精製の緑茶抽出乾燥粉末を、石鹸素地
に0.5〜5%添加し,加熱混練,形打ちする。
固形化粧石鹸を,供給する。 【解決の手段】租精製の緑茶抽出乾燥粉末を、石鹸素地
に0.5〜5%添加し,加熱混練,形打ちする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,深みのある黒褐色の固
形化粧石鹸に関する。
形化粧石鹸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,高級石鹸として,黒色の石鹸が販
売されているが,黒色着色剤として,カーボンブラック
が用いられている。しかしながら,このカーボンブラッ
クは吸着性が強く,少量添加でも,化粧料をぬれタオル
などに接触させた場合,タオルが黒く着色してしまう欠
点がある。
売されているが,黒色着色剤として,カーボンブラック
が用いられている。しかしながら,このカーボンブラッ
クは吸着性が強く,少量添加でも,化粧料をぬれタオル
などに接触させた場合,タオルが黒く着色してしまう欠
点がある。
【0003】その他,化粧料の製造に使用する着色剤と
しては,黒酸化鉄,銅クロロフィリンナトリウム,有機
合成顔料等の合成着色剤が使用されるが,カーボンブラ
ックに及ばない上に、化粧料としては,天然嗜好が強く
合成着色料は好まれない。
しては,黒酸化鉄,銅クロロフィリンナトリウム,有機
合成顔料等の合成着色剤が使用されるが,カーボンブラ
ックに及ばない上に、化粧料としては,天然嗜好が強く
合成着色料は好まれない。
【0004】特開平10−1700において,木炭,石
炭,活性炭、イカスミ、ココア、コーヒー,暗褐色系茶
の微粉末を1〜0.01%程度添加する,石鹸の着色助
剤を提案しているが,単独の着色剤としては十分とはい
えない。暗褐色系茶として,紅茶,ウーロン茶,玄米
茶,ほうじ茶,麦茶,番茶,どくだみ茶等をあげ,緑茶
抽出物が,着色剤になる発想は無く,緑茶については,
記載していない。
炭,活性炭、イカスミ、ココア、コーヒー,暗褐色系茶
の微粉末を1〜0.01%程度添加する,石鹸の着色助
剤を提案しているが,単独の着色剤としては十分とはい
えない。暗褐色系茶として,紅茶,ウーロン茶,玄米
茶,ほうじ茶,麦茶,番茶,どくだみ茶等をあげ,緑茶
抽出物が,着色剤になる発想は無く,緑茶については,
記載していない。
【0005】化粧品用緑茶抽出物は,チャエキスとし
て、粧外規に記載されている低濃度のものが、化粧水等
の、保湿うるおい,消臭、酸化防止剤として利用されて
いるが,経時変化による着色,不溶物の析出などが問題
になっており、黒褐色系の着色剤としての発想は無かっ
た。
て、粧外規に記載されている低濃度のものが、化粧水等
の、保湿うるおい,消臭、酸化防止剤として利用されて
いるが,経時変化による着色,不溶物の析出などが問題
になっており、黒褐色系の着色剤としての発想は無かっ
た。
【0006】緑茶抽出ポリフェノールは,虫歯予防,口
腔衛生用に、歯磨き,口腔洗浄剤の、安全な消臭殺菌剤
として利用されている。
腔衛生用に、歯磨き,口腔洗浄剤の、安全な消臭殺菌剤
として利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】毒性が無く,肌にやさ
しい、黒褐色に着色された,高級感のある固形化粧石鹸
を供給することにある。
しい、黒褐色に着色された,高級感のある固形化粧石鹸
を供給することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,鋭意研
究,試行錯誤の結果、租精製の緑茶抽出乾燥粉末を,石
鹸素地に0,5〜5%添加し、加熱、型打ちすることに
より、黒褐色の化粧石鹸を製造することが出来ることを
見出し,本発明を完成させるに至った。
究,試行錯誤の結果、租精製の緑茶抽出乾燥粉末を,石
鹸素地に0,5〜5%添加し、加熱、型打ちすることに
より、黒褐色の化粧石鹸を製造することが出来ることを
見出し,本発明を完成させるに至った。
【0009】本発明に使用する緑茶抽出乾燥粉末は、抗
菌,抗酸化、消臭効果のあるポリフェノール純度を上げ
たものではなく、カフェイン、キサンチン、テオフィリ
ン、タンニンなどのほか、ステロイド、トリテルペノイ
ド、カロチン、ビタミンC,クエルセチン、アミノ酸な
ど、緑茶に含まれるさまざまな成分の含まれた,租精製
の緑茶抽出乾燥粉末を使用する。
菌,抗酸化、消臭効果のあるポリフェノール純度を上げ
たものではなく、カフェイン、キサンチン、テオフィリ
ン、タンニンなどのほか、ステロイド、トリテルペノイ
ド、カロチン、ビタミンC,クエルセチン、アミノ酸な
ど、緑茶に含まれるさまざまな成分の含まれた,租精製
の緑茶抽出乾燥粉末を使用する。
【0010】従来の,チャエキスなど低濃度のもので
は,充分な着色は見られない。また,ポリフェノール純
度を高めた緑茶抽出乾燥粉末は、値段は高く着色効果は
低い。租精製の緑茶抽出乾燥粉末のほうが,肌に対する
潤い成分が豊富で,泡立ち,滑らかさなどの使用感,使
用後の潤い感などが良く,老化防止,美白効果も期待で
き、化粧石鹸として適している。
は,充分な着色は見られない。また,ポリフェノール純
度を高めた緑茶抽出乾燥粉末は、値段は高く着色効果は
低い。租精製の緑茶抽出乾燥粉末のほうが,肌に対する
潤い成分が豊富で,泡立ち,滑らかさなどの使用感,使
用後の潤い感などが良く,老化防止,美白効果も期待で
き、化粧石鹸として適している。
【0011】添加量としては,0.5〜5%程度が好ま
しく、それ以下では充分な着色は見られず,それ以上入
れても着色効果は変わらず,石鹸素地の滑らかさが失わ
れ,逆効果である。
しく、それ以下では充分な着色は見られず,それ以上入
れても着色効果は変わらず,石鹸素地の滑らかさが失わ
れ,逆効果である。
【0012】石鹸に使用される,その他添加剤につい
て,使用可能ではあるが、緑茶抽出物には,抗菌,抗酸
化,潤い効果などいろいろな性能を有しており,石鹸素
地の柔らかさ,保湿の為にグリセリンを少量添加する程
度で,その他添加剤は,特に必要ではなく、天然素材だ
け使用の石鹸が製造できる。
て,使用可能ではあるが、緑茶抽出物には,抗菌,抗酸
化,潤い効果などいろいろな性能を有しており,石鹸素
地の柔らかさ,保湿の為にグリセリンを少量添加する程
度で,その他添加剤は,特に必要ではなく、天然素材だ
け使用の石鹸が製造できる。
【0013】
【実施例】実施例1 租精製緑茶抽出乾燥粉末PF−T
P30(ポリフェノール30% 株式会社ファーマフー
ズ研究所製)30g、グリセリン10g、石鹸素地96
0gを加熱混練し,押出し成型機に入れ押出し,型打ち
機にかけて100gの本発明固形石鹸を製造した。この
石鹸は,高級感のある黒褐色で、滑らかな使用感の良い
石鹸であった。 比較例1 精製緑茶抽出乾燥粉末PF−TP60(ポリ
フェノール60% 株式会社ファーマフーズ研究所製)
30g、グリセリン10g、石鹸素地960gを加熱混
練し,押出し成型機に入れ押出し,型打ち機にかけて1
00gの固形石鹸を製造した。この石鹸は,茶色で深み
のある色とはいえなかった。
P30(ポリフェノール30% 株式会社ファーマフー
ズ研究所製)30g、グリセリン10g、石鹸素地96
0gを加熱混練し,押出し成型機に入れ押出し,型打ち
機にかけて100gの本発明固形石鹸を製造した。この
石鹸は,高級感のある黒褐色で、滑らかな使用感の良い
石鹸であった。 比較例1 精製緑茶抽出乾燥粉末PF−TP60(ポリ
フェノール60% 株式会社ファーマフーズ研究所製)
30g、グリセリン10g、石鹸素地960gを加熱混
練し,押出し成型機に入れ押出し,型打ち機にかけて1
00gの固形石鹸を製造した。この石鹸は,茶色で深み
のある色とはいえなかった。
【0014】
【発明の効果】本発明により,安全で,使用感が良く,
高級感のある、黒褐色の固形化粧石鹸が,供給できる用
になった。緑茶抽出成分には,保湿性があり、老化防
止,美白効果なども期待でき,本発明の石鹸にも,期待
でき、老人から子供まで、安心して利用できる。
高級感のある、黒褐色の固形化粧石鹸が,供給できる用
になった。緑茶抽出成分には,保湿性があり、老化防
止,美白効果なども期待でき,本発明の石鹸にも,期待
でき、老人から子供まで、安心して利用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】租精製の緑茶抽出乾燥粉末を,0.5〜5
%添加することを特徴とする、黒褐色固形化粧石鹸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000302925A JP2002069496A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 黒褐色固形化粧石鹸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000302925A JP2002069496A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 黒褐色固形化粧石鹸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002069496A true JP2002069496A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18784201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000302925A Pending JP2002069496A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 黒褐色固形化粧石鹸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002069496A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009508850A (ja) * | 2005-09-16 | 2009-03-05 | 株式會社アモーレパシフィック | 有効成分としてガロカテキンガレートを含有する保湿用皮膚外用剤組成物 |
JP2011103880A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Amorepacific Corp | 高圧酵素分解技法を利用した植物抽出物の製造方法及びこの抽出物を含有する化粧料組成物 |
JP2019089737A (ja) * | 2017-11-16 | 2019-06-13 | 株式会社マンダム | 固形石鹸 |
WO2020262487A1 (ja) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 健二 坂本 | 発泡酒風味の飲料を提供するための組成物 |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000302925A patent/JP2002069496A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009508850A (ja) * | 2005-09-16 | 2009-03-05 | 株式會社アモーレパシフィック | 有効成分としてガロカテキンガレートを含有する保湿用皮膚外用剤組成物 |
US8563564B2 (en) | 2005-09-16 | 2013-10-22 | Amorepacific Corporation | Composition for skin external application containing gallocatechin gallate for moisturizing effect on the skin |
JP2011103880A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Amorepacific Corp | 高圧酵素分解技法を利用した植物抽出物の製造方法及びこの抽出物を含有する化粧料組成物 |
JP2019089737A (ja) * | 2017-11-16 | 2019-06-13 | 株式会社マンダム | 固形石鹸 |
WO2020262487A1 (ja) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 健二 坂本 | 発泡酒風味の飲料を提供するための組成物 |
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