JP2002068627A - エレベータの駆動方法及びエレベータの駆動装置 - Google Patents

エレベータの駆動方法及びエレベータの駆動装置

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JP2002068627A
JP2002068627A JP2000253086A JP2000253086A JP2002068627A JP 2002068627 A JP2002068627 A JP 2002068627A JP 2000253086 A JP2000253086 A JP 2000253086A JP 2000253086 A JP2000253086 A JP 2000253086A JP 2002068627 A JP2002068627 A JP 2002068627A
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elevator
shaft
floor
bearing
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Atsushi Takagi
敦史 高木
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータの休止後に搭乗しても違和感のな
いスムーズな運行を行うことのできるエレベータの駆動
方法及び駆動装置を提供する。 【解決手段】 エレベータは通常走行終了後(S100
〜S102)、呼び登録がなく(S103)、所定時間
経過したら(S104)かごを扉ゾーンから外れた休止
位置に移動し(S106)、休止状態に入る(S10
7)。その後、利用者によりかごの呼び出しが行われる
と(S108)、休止位置から利用者が乗降する扉ゾー
ンまで移動する(S109)。その結果、必ず綱車はプ
レ駆動される。この時、休止時の潤滑剤欠乏によりプレ
駆動開始時にショックは発生するが、この状態では、利
用者の搭乗は行われない。扉ゾーンにて、利用者が乗り
込んだ時には、軸と軸受け間には潤滑オイルが供給さ
れ、利用者搭乗後のかご駆動時には、軸と軸受け間の静
止摩擦は低減され、駆動時ショックが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの駆
動方法及びエレベータの駆動装置、特に、所定時間利用
が無く、かごが休止(停止)した後、再始動時のエレベ
ータ駆動制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、一般的なエレベータ10の全体
構成を示す概念図である。利用者が乗り込むかご12
は、上階(例えば、屋上の機械室)に配置された巻上機
14によって駆動する巻上ロープ16によって、昇降路
A内を昇降移動し、所望の階の乗り場18の位置に停止
し、図示しないかご扉及び乗り場扉を開閉することによ
り利用者の乗降を可能としている。なお、各階の乗り場
扉の近傍に配置された乗り場ボタン(かご呼びだしボタ
ン)18aや、かご12内部に配置され所望の階を指定
する行き先ボタン(不図示)の情報は、例えば、上階に
配置されエレベータ10の運行を制御する制御装置20
の制御部20aへ送られる。制御部20aは取得した情
報に基づいて巻上機14を制御し、かご12の運行を行
う。なお、制御部20aは、かご12内のセキュリティ
管理やかご12内の環境管理等も合わせて行っている。
なお、図3において、巻上ロープ16のかご12と対向
する他端には、巻上機14の駆動をスムーズに行うため
のカウンターウエイト22が配置されている。
【0003】図4には、巻上機14の軸受け部、すなわ
ち巻上ロープ16が巻回された綱車の軸24を支持する
軸受け部26の拡大図が示されている。図4に示すよう
に、軸24は、例えばホワイトメタル等で構成される軸
受け28によって支持されている。前記軸24には、前
記制御部20aからの指令に従って回転し、その結果、
綱車を回転し巻上ロープ16を駆動する。
【0004】ところで、軸24には、かご12やカウン
ターウエイト22の重量や利用者の重量等、大きな荷重
が掛かるため軸24と軸受け28との摩擦を低減する必
要ががあり、両者間には潤滑剤、例えば潤滑オイル30
が供給されている。潤滑オイル30の供給は、例えば軸
24と共に回転するオイルチェーン32によって行われ
る。このオイルチェーン32は、台座34に形成された
オイル受け36に一部を浸し、軸24の回転によりオイ
ルチェーン32に付着した潤滑オイル30が軸24と軸
受け28との間に供給されるようになっている。そし
て、軸受け28の内面には軸方向にオイル溝が形成さ
れ、オイルチェーン32により軸24の一部に供給され
た潤滑オイル30が軸24と軸受け28の少なくとも接
触面全体に供給できるようになっている。なお、図4に
おいて、台座34のカバー34aに形成された開口38
は、オイルチェーン32の回転状態を観察するための観
察窓である。
【0005】このように、軸24が回転する毎に軸24
と軸受け28の間に潤滑オイル30が供給されるので、
綱車のスムーズな回転、つまりスムーズなかご12の乗
降動作を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エレベータ10は利用
者がいない場合、かご12を最終利用階で扉を閉めて休
止する。すなわち、軸24の回転も停止する。軸24の
回転中及び回転停止直後では、軸24の周囲には図5
(a)に示すように、ほぼ前周に潤滑オイル30による
油膜30aが形成されている(説明のため図示は誇張し
ている)。しかし、エレベータ10の休止から時間が経
過するに連れて、図5(b)に示すように、油膜30a
が切れ始め、オイル受け36に落ち始めてしまう。その
後、最終的には図5(c)に示すように、全く油膜30
aが無い状態になってしまう。
【0007】図5(c)のように油膜30aが欠乏する
と、軸24と軸受け28とは部分Tで直接接触し、両者
間の摩擦が大きくなる。この状態で、巻上機14が起動
すると大きな摩擦が存在するために起動時にショックや
異音が発生する。特に、かご12が休止していた階で利
用者が乗り込みかご12を移動させようとすると、搭乗
した利用者は前記ショックや異音を直接受けることにな
り、乗り心地を損ねるという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、エレベータの休止後に搭乗しても違和
感のないスムーズな運行を行うことのできるエレベータ
の駆動方法及び駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エレベータのかごを移動させる巻上ロー
プが巻回された綱車の軸を支持する軸受けを含む巻上機
を有するエレベータの駆動方法であって、利用停止階へ
のかご移動完了後、所定時間移動指示が入力されないこ
とを検出する休止検出ステップと、前記休止検出に基づ
いて前記かごを各階の扉ゾーン以外の休止位置に移動さ
せる休止移動ステップと、かご呼出指示が入力されたら
前記休止位置から呼出指示階に移動することにより前記
綱車をプレ駆動させ軸と軸受け間に潤滑剤を供給する潤
滑剤供給ステップと、を含むことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために、本発明は、エ
レベータのかごを移動させる巻上ロープが巻回された綱
車の軸を支持する軸受けを含む巻上機を有するエレベー
タの駆動装置であって、利用停止階へのかご移動完了
後、所定時間移動指示が入力されないことを検出する休
止検出手段と、前記綱車の駆動により前記軸と軸受け間
に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、前記休止検出に
基づいて前記かごを各階の扉ゾーン以外の休止位置に移
動させ、その後かご呼出指示が入力されたら前記休止位
置から呼出指示階にかごを移動しながら前記潤滑剤供給
手段により潤滑剤の供給を行うプレ駆動制御を行う制御
手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】この構成によれば、エレベータは利用終了
後、かごを扉ゾーンから外れた休止位置に移動し、休止
状態に入る。その後、利用者によりかご呼び出しが行わ
れると、休止位置から利用者が乗降する扉ゾーンまで移
動する。その結果、必ず綱車はプレ駆動される。休止時
の潤滑剤欠乏によりプレ駆動開始時にショックは発生す
るが、この状態では、利用者の搭乗は行われていない。
扉ゾーンにて、利用者が乗り込んだ時には、軸と軸受け
間に潤滑剤が供給され、利用者搭乗後のかご駆動時に
は、軸と軸受け間の摩擦は低減され、ショックを抑制す
ることができる。
【0012】上記目的を達成するために、本発明に係る
エレベータの駆動方法は、上記構成において、前記休止
移動ステップは、前記かごをかご移動が完了した停止階
の直近の階との略中間位置に移動させることを特徴とす
る。
【0013】この構成によれば、軸と軸受け間に潤滑剤
を供給するプレ駆動のための移動距離を確保すると共
に、前回のかごが停止した階と同じ階からかご呼びだし
が行われても直ちに移動を完了し、利用者を受け入れる
ことができる。
【0014】上記目的を達成するために、本発明に係る
エレベータの駆動方法は、上記構成において、前記潤滑
剤供給ステップは、少なくとも前記綱車の軸の外周全域
に潤滑剤が供給可能な距離をプレ駆動させることを特徴
とする。
【0015】この構成によれば、十分に潤滑剤を軸と軸
受け間に供給することができる。
【0016】上記目的を達成するために、本発明に係る
エレベータの駆動装置は、上記構成において、前記潤滑
剤供給手段は、前記軸と共に回転する潤滑剤搬送手段を
有し、少なくともプレ駆動時に軸と軸受け間に潤滑剤膜
を形成することを特徴とする。
【0017】この構成によれば、十分に潤滑剤膜を軸と
軸受け間に供給することができる。
【0018】上記目的を達成するために、本発明に係る
エレベータの駆動装置は、上記構成において、前記制御
手段は、かご利用終了確認手段を有し、前記休止位置へ
の移動は、かご利用終了確認後に行うことを特徴とす
る。
【0019】この構成によれば、休止位置への移動を安
全に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の好適な実施の
形態に係るエレベータ10の全体構成を示す概念図が示
されている。エレベータ10の機構的な構成に関しては
図3に示す従来のものと略同一であり、同様な機能を果
たす部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0021】本実施の形態の特徴的事項は、かご12の
休止時にかご12が、乗り場18、つまり、扉ゾーンか
ら外れた休止位置で停止し、乗り場18の近傍に配置さ
れた乗り場ボタン18aにより呼び出しが行われた場合
に、休止位置からかご12の移動を開始するところであ
る。
【0022】図1は、かご12が扉ゾーンから外れた休
止位置、つまり上下の階の乗り場18の中間で停止して
いる状態を示している。図1においては、かご12の最
終利用階とその階下との略中間位置で休止している状態
を示している。
【0023】図2には、本実施の形態に基づくエレベー
タ10の制御手順を示すフローチャートが示されてい
る。
【0024】エレベータ10は駆動可能状態にあると
き、利用者が各階の乗り場扉の近傍に配置された乗り場
ボタン(かご呼びだしボタン)18aや、かご12内部
に配置され所望の階を指定する行き先ボタン(不図示)
を操作することにより通常走行を行う(S100)。こ
の通常走行下では、かご12は指定された階に停止し
(S101)、利用者の乗降のために扉開閉を行う(S
102)。利用者がかご12に乗り込み、行き先ボタン
を操作しない場合、制御部12aは、通常、所定時間扉
の開放を行った後、自動的に扉を閉鎖し、乗り場ボタン
(かご呼びだしボタン)18aの操作による呼び登録が
行われているか否かの検出を行う(S103)。呼び登
録がある場合、すなわち、かご12に利用者が乗り込
み、行き先ボタンを操作した場合や、乗り場ボタン18
aが操作された場合には、(S100)に戻りエレベー
タの通常走行を行う。
【0025】一方、呼び登録が行われない場合、休止検
出手段として機能する制御部20aは、タイマー(不図
示)を動作させ所定時間(例えば、3分)経過したか否
かの判断を行う(S104:休止検出ステップ)。所定
時間経過していない場合は、(S103)の呼び登録が
あるか否かの監視を継続して行う。また、所定時間経過
後は、休止モードに移行すべく、かご12内部の確認を
行う。つまり、かご12内が空か否か(利用者が載って
いないか、荷物等が残留していないか等)の確認を行う
(S105)。この確認は、かご利用終了確認手段とし
て機能する例えば、かご12底部に配置された秤装置4
0やかご12内部に配置された赤外線センサ等により行
う。かご12内部に利用者や荷物が確認された場合には
(S102)に戻り、扉解放を行い(S103)以降の
処理を繰り返し行う。なお、この時、制御装置20は、
異常処理として、例えば、かご12からの退室を促すア
ナウンスを行うようにしてもよい。かご12が空である
と判断した場合、制御部20aは休止モードに移行す
る。すなわち、かご12を所定の休止位置に移動させて
(S106:休止移動ステップ)、かご12を休止させ
る(S107)。
【0026】ここで、休止位置とは、扉ゾーンから外れ
た位置であり、本実施の形態の場合、かご12が最終利
用された階の扉ゾーンとその階下(直近の階)の扉ゾー
ンの略中間位置である。制御部20aは、この休止位置
で、乗り場ボタン等の操作によりかご12の呼び出しが
あるか否かの監視を行う(S108)。呼び出しが無い
場合、休止状態を継続し、呼び出しが行われた場合、制
御部20aは呼び出し階へ移動すべく巻上機14の駆動
を開始する。この時、軸24は所定時間以上静止し潤滑
剤供給手段としてのオイルチェーン32による潤滑オイ
ル30の供給が行われず、かつ重力の作用により軸24
と軸受け28との間に形成されていた潤滑オイル30に
よる油膜は、状態維持ができなくなりオイル受け36に
戻ってしまっている。つまり軸24と軸受け28との間
は、オイル枯れを起こし、図5(c)の状態になり、摩
擦が増大している。この状態で巻上機14を駆動すると
摩擦増大に起因してショックが生じるが、この時点で
は、かご12に利用者が搭乗していないので、そのショ
ックが発生してもエレベータ10自体の乗り心地を低下
させる原因になることはない。さらに、かご12を休止
位置から呼出階へ移動させる(S109:潤滑剤供給ス
テップ)。つまり、制御部20aは巻上機14により綱
車を利用者がかご12の搭乗していない状態で駆動する
プレ駆動を行い、軸24と共にオイルチェーン32を回
転させて、軸24と軸受け28との間に潤滑オイル30
を供給し、軸24と軸受け28との間に油膜を形成し、
摩擦を低下させる。
【0027】制御部20aはかご12を休止位置から呼
出階へ移動させた後、扉開放を行い(S110)、利用
者の搭乗を許容し、(S100)へ戻り通常走行を行
う。前述したように、休止位置から呼出階へ利用者が搭
乗していない状態で綱車をプレ駆動させることにより、
利用者が搭乗するまでに、軸24と軸受け28との間に
油膜を形成し、摩擦を低下させている。その結果、利用
者が搭乗した後、巻上機14を駆動しても、かご12は
所定時間以内(例えば、3分以内)で潤滑オイル30の
枯れ起こす前に移動を開始するので、摩擦が低い状態が
維持され、前述のようなショックの発生を抑制すること
が可能になり、エレベータ10の乗り心地を低下させる
ことがなくなる。
【0028】なお、本実施の形態では、休止位置とし
て、かご12の最終利用階とその階下の間の位置を採用
したが、綱車がプレ駆動できるかご12の移動距離を確
保できれば休止位置は任意であり、昇降路A内の任意の
扉ゾーン以外の位置でよい。なお、プレ駆動中に、軸受
け28の内径全体に油膜が形成できるだけの軸24の回
転量を確保できる位置に休止位置を設定することが望ま
しい。例えば、軸受け内周:オイルチェーン長が1:2
で、ローピングが2:1の場合、軸受け28の内周全体
に油膜30aを形成するためのプレ駆動距離は、綱車円
周×(オイルチェーン長/軸受け内周)×1/2とな
り、綱車円周とほぼ同じになる。通常、エレベータ10
の巻上機14に適用される軸24や軸受け28等におい
ては、綱車円周は2m強なので、それと同じ長さの移動
距離を確保すれば十分である。もちろん、本実施の形態
のように、かご12の最終停止階と階下との中間位置に
休止位置を設定した場合、建物の構造上、2m強の移動
距離(1階分の高さが4m以上必要になる)を確保でき
ない場合もあるが、軸24に供給された潤滑オイル30
は、軸24の一番低い位置、つまり図5(c)の位置T
に利用者搭乗前に供給することができるので、摩擦低減
は可能であり、上述のように、利用者搭乗後のショック
低減を行うことができる。また、当然のことながら休止
位置と呼出階が離れている場合には、十分に潤滑オイル
30の供給を行うことができる。
【0029】また、休止位置から呼出階への移動は、通
常走行時より高速走行して行うようにしてもよい。特
に、休止位置と呼出階が距離的に離れている場合には、
利用者に対する迅速な対応が可能になり有効である。ま
た、図2に示すフローチャートは一例であり、かご12
を扉ゾーン以外で休止させ、その位置からエレベータ1
0の再起動を行う構成であれば、本実施の形態と同様な
効果を得ることができる。 また、上述したショック低
減制御は、制御部20aによる制御手順の変更のみで、
他の機構的要素の変更を伴わないため、既存のエレベー
タの改造が容易で、低コストで乗り心地の改善されたエ
レベータを提供することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、エレベータは利用終了
後、かごを扉ゾーンから外れた休止位置に移動し、休止
状態に入る。その後、利用者によりかご呼び出しが行わ
れると、かごは休止位置から利用者が乗降する扉ゾーン
まで移動する。その結果、必ず綱車はプレ駆動される。
この時、休止時の潤滑剤欠乏によりプレ駆動開始時にシ
ョックは発生するが、この状態では、利用者の搭乗は行
われていない。扉ゾーンにて、利用者が乗り込んだ時に
は、軸と軸受け間には潤滑剤が供給され、利用者搭乗後
のかご駆動時には、軸と軸受け間の摩擦は低減され、シ
ョックを抑制することができるので、駆動時ショックの
ない乗り心地のよいエレベータを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエレベータの構成
を説明する概念図であり、かごが休止位置に移動してい
る状態を示している。
【図2】 本発明の実施の形態に係るエレベータのショ
ック抑制制御を実現するためのフローチャートである。
【図3】 従来のエレベータの構成を説明する概念図で
ある。
【図4】 巻上機の軸受け部の構成を説明する説明図で
ある。
【図5】 巻上機における軸と軸受けとの間の潤滑オイ
ルによる油膜形成状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 エレベータ、12 かご、14 巻上機、16
巻上ロープ、18 乗り場、18a 乗り場ボタン、2
0 制御装置、20a 制御部、24 軸、26 軸受
け部、28 軸受け、30 潤滑オイル、30a 油
膜、32 オイルチェーン、34 台座、36 オイル
受け、40 秤装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごを移動させる巻上ロー
    プが巻回された綱車の軸を支持する軸受けを含む巻上機
    を有するエレベータの駆動方法であって、 利用停止階へのかご移動完了後、所定時間移動指示が入
    力されないことを検出する休止検出ステップと、 前記休止検出に基づいて前記かごを各階の扉ゾーン以外
    の休止位置に移動させる休止移動ステップと、 かご呼出指示が入力されたら前記休止位置から呼出指示
    階に移動することにより前記綱車をプレ駆動させ軸と軸
    受け間に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ステップと、 を含むことを特徴とするエレベータの駆動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動方法において、 前記休止移動ステップは、 前記かごをかご移動が完了した停止階の直近の階との略
    中間位置に移動させることを特徴とするエレベータの駆
    動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の駆動方法において、 前記潤滑剤供給ステップは、 少なくとも前記綱車の軸の外周全域に潤滑剤が供給可能
    な距離をプレ駆動させることを特徴とするエレベータの
    駆動方法。
  4. 【請求項4】 エレベータのかごを移動させる巻上ロー
    プが巻回された綱車の軸を支持する軸受けを含む巻上機
    を有するエレベータの駆動装置であって、 利用停止階へのかご移動完了後、所定時間移動指示が入
    力されないことを検出する休止検出手段と、 前記綱車の駆動により前記軸と軸受け間に潤滑剤を供給
    する潤滑剤供給手段と、 前記休止検出に基づいて前記かごを各階の扉ゾーン以外
    の休止位置に移動させ、その後かご呼出指示が入力され
    たら前記休止位置から呼出指示階にかごを移動しながら
    前記潤滑剤供給手段により潤滑剤の供給を行うプレ駆動
    制御を行う制御手段と、 を含むことを特徴とするエレベータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の駆動装置において、 前記潤滑剤供給手段は、前記軸と共に回転する潤滑剤搬
    送手段を有し、少なくともプレ駆動時に軸と軸受け間に
    潤滑剤膜を形成することを特徴とするエレベータの駆動
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の駆動装置
    において、 前記制御手段は、かご利用終了確認手段を有し、前記休
    止位置への移動は、かご利用終了確認後に行うことを特
    徴とするエレベータの駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207043A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Kito Corp 電動巻上下装置用電源装置
JP2013510781A (ja) * 2009-11-13 2013-03-28 オーチス エレベータ カンパニー 軸受カートリッジアッセンブリおよびエレベータマシンアッセンブリ

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