JP2002067647A - ストラット型油圧緩衝器 - Google Patents
ストラット型油圧緩衝器Info
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- JP2002067647A JP2002067647A JP2000256568A JP2000256568A JP2002067647A JP 2002067647 A JP2002067647 A JP 2002067647A JP 2000256568 A JP2000256568 A JP 2000256568A JP 2000256568 A JP2000256568 A JP 2000256568A JP 2002067647 A JP2002067647 A JP 2002067647A
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- coil spring
- shock absorber
- hydraulic shock
- strut
- type hydraulic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/30—Spring/Damper and/or actuator Units
- B60G2202/31—Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
- B60G2202/312—The spring being a wound spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/128—Damper mount on vehicle body or chassis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/418—Bearings, e.g. ball or roller bearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/45—Stops limiting travel
- B60G2204/4502—Stops limiting travel using resilient buffer
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Springs (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧緩衝器の外周にコイルスプリングを介装
する際の作業性を良くしてコストの低減化を可能にす
る。 【解決手段】 油圧緩衝器2の外殻をなす外筒2aとピ
ストンロッド2bとに下方のばね受13と上方のばね受
14とをそれぞれ設け、コイルスプリングSPを収縮状
態に維持しながらその下端部を下方のばね受に載置し、
次いでピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下
げながらその上端部を上方のばね受に当接させた後、コ
イルスプリングの収縮状態を解除して油圧緩衝器の外周
にコイルスプリングを介装するとともに、車体重量を支
持する車輪が油圧緩衝器の下端部に連接されるナックル
7を介して装着され、車輪に付加された車体重量によっ
て発生する曲げモーメントを、コイルスプリングの反発
力により軽減するように構成したストラット型油圧緩衝
器STにおいて、上記コイルスプリングの車輪側Lの撓
み剛性を、反対側Rの撓み剛性より大きくすることによ
り、車体重量によって発生する曲げモーメントを軽減す
ること。
する際の作業性を良くしてコストの低減化を可能にす
る。 【解決手段】 油圧緩衝器2の外殻をなす外筒2aとピ
ストンロッド2bとに下方のばね受13と上方のばね受
14とをそれぞれ設け、コイルスプリングSPを収縮状
態に維持しながらその下端部を下方のばね受に載置し、
次いでピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下
げながらその上端部を上方のばね受に当接させた後、コ
イルスプリングの収縮状態を解除して油圧緩衝器の外周
にコイルスプリングを介装するとともに、車体重量を支
持する車輪が油圧緩衝器の下端部に連接されるナックル
7を介して装着され、車輪に付加された車体重量によっ
て発生する曲げモーメントを、コイルスプリングの反発
力により軽減するように構成したストラット型油圧緩衝
器STにおいて、上記コイルスプリングの車輪側Lの撓
み剛性を、反対側Rの撓み剛性より大きくすることによ
り、車体重量によって発生する曲げモーメントを軽減す
ること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧緩衝器の外
周にコイルスプリングを介装したストラット型油圧緩衝
器の改良に関する。
周にコイルスプリングを介装したストラット型油圧緩衝
器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示すように、車両におけ
るサスペンション部材となるストラット型油圧緩衝器S
Tは、コイルスプリング1が油圧緩衝器2の外周に介装
され、このコイルスプリング1の反発力で、ピストンロ
ッド2bが伸長方向に付勢されている。
るサスペンション部材となるストラット型油圧緩衝器S
Tは、コイルスプリング1が油圧緩衝器2の外周に介装
され、このコイルスプリング1の反発力で、ピストンロ
ッド2bが伸長方向に付勢されている。
【0003】このとき、コイルスプリング1は、下端が
油圧緩衝器2の外殻をなす外筒2a側に連設された下方
のばね受3に担持されながら、上端が油圧緩衝器2を構
成するピストンロッド2b側に連設された上方のばね受
4に係止され、上下のばね受3,4間に挟持された状態
になる。
油圧緩衝器2の外殻をなす外筒2a側に連設された下方
のばね受3に担持されながら、上端が油圧緩衝器2を構
成するピストンロッド2b側に連設された上方のばね受
4に係止され、上下のばね受3,4間に挟持された状態
になる。
【0004】このようにして、コイルスプリング1が油
圧緩衝器2の外周に介装され、サスペンション部材とな
るストラット型油圧緩衝器STが構成される。
圧緩衝器2の外周に介装され、サスペンション部材とな
るストラット型油圧緩衝器STが構成される。
【0005】ところで、油圧緩衝器2に取付ける前のコ
イルスプリング1は、伸びきった状態では、油圧緩衝器
2が最伸長状態の上記のばね受3,4間の寸法よりも長
い自由長を有しており、これを上記のばね受3,4間に
介装する際には、外力をかけて短縮しなければならな
い。
イルスプリング1は、伸びきった状態では、油圧緩衝器
2が最伸長状態の上記のばね受3,4間の寸法よりも長
い自由長を有しており、これを上記のばね受3,4間に
介装する際には、外力をかけて短縮しなければならな
い。
【0006】そして、コイルスプリング1を所定の短縮
状態に収縮させるについては、例えば、図4に示すよう
に、コイルスプリング1の中間部L,Rを治具(図示せ
ず)を利用して収縮させ、この状態のまま、コイルスプ
リング1の下端を下方のばね受3に載置する。
状態に収縮させるについては、例えば、図4に示すよう
に、コイルスプリング1の中間部L,Rを治具(図示せ
ず)を利用して収縮させ、この状態のまま、コイルスプ
リング1の下端を下方のばね受3に載置する。
【0007】コイルスプリング1の下端を下方のばね受
3に載置した状態で、ピストンロッド2b側に上方のば
ね受4を連設し、その後、ピストンロッド2bを徐々に
押し下げながら、コイルスプリング1の上端をピストン
ロッド2b側に連設された上方のばね受4に当接させ
る。
3に載置した状態で、ピストンロッド2b側に上方のば
ね受4を連設し、その後、ピストンロッド2bを徐々に
押し下げながら、コイルスプリング1の上端をピストン
ロッド2b側に連設された上方のばね受4に当接させ
る。
【0008】その後、コイルスプリング1の上端を上方
のばね受4に当接させたまま、コイルスプリング1を収
縮させている治具を緩めてコイルスプリング1を徐々に
伸長させ、コイルスプリング1を油圧緩衝器2の外周に
介装する。
のばね受4に当接させたまま、コイルスプリング1を収
縮させている治具を緩めてコイルスプリング1を徐々に
伸長させ、コイルスプリング1を油圧緩衝器2の外周に
介装する。
【0009】最伸長状態の油圧緩衝器2の上下のばね受
4,3間にコイルスプリング1を組み込んだストラット
型油圧緩衝器STを車体に組み付けた場合、油圧緩衝器
2の外筒2aの下端に連接されたナックルブラケット7
に、図示を省略したナックルを介して装着された車輪に
付加される車体重量によって曲げモーメントが発生す
る。
4,3間にコイルスプリング1を組み込んだストラット
型油圧緩衝器STを車体に組み付けた場合、油圧緩衝器
2の外筒2aの下端に連接されたナックルブラケット7
に、図示を省略したナックルを介して装着された車輪に
付加される車体重量によって曲げモーメントが発生す
る。
【0010】この曲げモーメントを小さくするため、車
体に装着する前のコイルスプリング1を組み込んだ状態
のストラット型油圧緩衝器STには、軸線がCsである
油圧緩衝器2の外周に軸線Cの如く傾斜した状態で介装
されたコイルスプリング1により、上記曲げモーメント
をキャンセルする逆向きの曲げモーメントを付与するの
が一般的である。
体に装着する前のコイルスプリング1を組み込んだ状態
のストラット型油圧緩衝器STには、軸線がCsである
油圧緩衝器2の外周に軸線Cの如く傾斜した状態で介装
されたコイルスプリング1により、上記曲げモーメント
をキャンセルする逆向きの曲げモーメントを付与するの
が一般的である。
【0011】このため、上記のばね受3,4は、油圧緩
衝器2の軸線Csに対して傾斜した状態で連設されてお
り、コイルスプリング1が着座する上下のばね受3,4
の座面には、叩き音の発生を防止するため必要に応じて
緩衝シート5,6を介在させる。
衝器2の軸線Csに対して傾斜した状態で連設されてお
り、コイルスプリング1が着座する上下のばね受3,4
の座面には、叩き音の発生を防止するため必要に応じて
緩衝シート5,6を介在させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】コイルスプリング1の
下端を下方のばね受3に載置した状態で、ピストンロッ
ド2b側に連設された上方のばね受4を徐々に押し下げ
ながら、コイルスプリング1の上端をばね受4の座面に
当接させる際には、上記逆向きの曲げモーメントを付与
するため、図4に示すように、コイルスプリング1の上
端が上方のばね受4の座面に対してずれその一部が座面
の外側にはみ出している。
下端を下方のばね受3に載置した状態で、ピストンロッ
ド2b側に連設された上方のばね受4を徐々に押し下げ
ながら、コイルスプリング1の上端をばね受4の座面に
当接させる際には、上記逆向きの曲げモーメントを付与
するため、図4に示すように、コイルスプリング1の上
端が上方のばね受4の座面に対してずれその一部が座面
の外側にはみ出している。
【0013】このため、コイルスプリング1の上端を上
方のばね受4の座面に当接させる際に両者を位置合わせ
するためには、コイルスプリング1の中間部L,Rを一
様に収縮したときの軸線Caを、軸線Cの如く修正しコ
イルスプリング1の上端を上方のばね受4の座面側に移
動させる必要がある。
方のばね受4の座面に当接させる際に両者を位置合わせ
するためには、コイルスプリング1の中間部L,Rを一
様に収縮したときの軸線Caを、軸線Cの如く修正しコ
イルスプリング1の上端を上方のばね受4の座面側に移
動させる必要がある。
【0014】コイルスプリング1の傾斜を軸線Cの如く
修正するには、コイルスプリング1を収縮する際に、座
面の外側にはみ出している図4に示す右側の中間部Rの
収縮量よりも、はみ出し側より180度づれた左側の中
間部Lの収縮量を大きくする方法がある。
修正するには、コイルスプリング1を収縮する際に、座
面の外側にはみ出している図4に示す右側の中間部Rの
収縮量よりも、はみ出し側より180度づれた左側の中
間部Lの収縮量を大きくする方法がある。
【0015】しかし、この方法では、螺旋状に巻かれ車
種毎に異なるコイルスプリング1の線間距離によって、
コイルスプリング1の左右の収縮量の差を調整する必要
があり、この煩わしさを避けるため、通常は一様に圧縮
して左右の収縮量を同じにすることが多い。
種毎に異なるコイルスプリング1の線間距離によって、
コイルスプリング1の左右の収縮量の差を調整する必要
があり、この煩わしさを避けるため、通常は一様に圧縮
して左右の収縮量を同じにすることが多い。
【0016】一様に収縮したコイルスプリング1の上端
を上方のばね受4の座面側に移動した状態で、上方のば
ね受4を押し下げ、コイルスプリング1の上端を上方の
ばね受4の座面に当接させると、当接部以外のコイルス
プリング1の上端及び下端は、上方のばね受4及び下方
のばね受3から浮き上がってしまうので、コイルスプリ
ング1を上方のばね受4及び下方のばね受3の座面の所
定位置に安定させつつ収容するのは容易ではない。
を上方のばね受4の座面側に移動した状態で、上方のば
ね受4を押し下げ、コイルスプリング1の上端を上方の
ばね受4の座面に当接させると、当接部以外のコイルス
プリング1の上端及び下端は、上方のばね受4及び下方
のばね受3から浮き上がってしまうので、コイルスプリ
ング1を上方のばね受4及び下方のばね受3の座面の所
定位置に安定させつつ収容するのは容易ではない。
【0017】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、油圧緩衝器
の外周にコイルスプリングを介装する際の作業性を良く
してコストの低減を諮り、特に、ストラット型油圧緩衝
器に最適となるコイルスプリングの構造を提供すること
である。
れたものであり、その目的とするところは、油圧緩衝器
の外周にコイルスプリングを介装する際の作業性を良く
してコストの低減を諮り、特に、ストラット型油圧緩衝
器に最適となるコイルスプリングの構造を提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、油圧緩衝器
の外殻をなす外筒とピストンロッドとに下方のばね受と
上方のばね受とをそれぞれ設け、コイルスプリングを収
縮状態に維持しながら当該コイルスプリングの下端部を
下方のばね受に載置し、次いでピストンロッドと連動し
て上方のばね受を押し下げながらコイルスプリングの上
端部を上方のばね受に当接させた後、コイルスプリング
の収縮状態を解除して油圧緩衝器の外周にコイルスプリ
ングを介装するとともに、車体重量を支持する車輪が油
圧緩衝器の下端部に連接されるナックルを介して装着さ
れ、車輪に付加された車体重量によって発生する曲げモ
ーメントを、コイルスプリングの反発力により軽減する
ように構成したストラット型油圧緩衝器を前提とする。
の外殻をなす外筒とピストンロッドとに下方のばね受と
上方のばね受とをそれぞれ設け、コイルスプリングを収
縮状態に維持しながら当該コイルスプリングの下端部を
下方のばね受に載置し、次いでピストンロッドと連動し
て上方のばね受を押し下げながらコイルスプリングの上
端部を上方のばね受に当接させた後、コイルスプリング
の収縮状態を解除して油圧緩衝器の外周にコイルスプリ
ングを介装するとともに、車体重量を支持する車輪が油
圧緩衝器の下端部に連接されるナックルを介して装着さ
れ、車輪に付加された車体重量によって発生する曲げモ
ーメントを、コイルスプリングの反発力により軽減する
ように構成したストラット型油圧緩衝器を前提とする。
【0019】上記の課題を解決するため本発明の採った
手段は、上記コイルスプリングの車輪側の撓み剛性を反
対側の撓み剛性より大きくすることにより車体重量によ
って発生する曲げモーメントを軽減することである。
手段は、上記コイルスプリングの車輪側の撓み剛性を反
対側の撓み剛性より大きくすることにより車体重量によ
って発生する曲げモーメントを軽減することである。
【0020】上記コイルスプリングの特性は、断面が円
形である車輪側の線径を、180度反対側の線径より太
くすることにより得ることもできるし、断面が正方形で
ある車輪側の1辺の長さを、180度反対側の1辺の長
さより長くすることにより得ることもできる。
形である車輪側の線径を、180度反対側の線径より太
くすることにより得ることもできるし、断面が正方形で
ある車輪側の1辺の長さを、180度反対側の1辺の長
さより長くすることにより得ることもできる。
【0021】また、上記コイルスプリングの特性は、螺
旋状に成形後のコイルスプリングの車輪側を基端とする
1周の展開長を1サイクルとして、断面が円形である線
材の1サイクルの基端部から中央部に向かって小判形或
いは楕円形に押し潰して上下の厚さを徐々に減じる一
方、中央部から次の基端部に向かって厚さが徐々に回復
する連続した素線に延伸するとともに、コイルスプリン
グの車輪側は断面が円形で、180度反対側は小判形或
いは楕円形に成形され高さを減じた面がコイルスプリン
グの軸線に直交するように成形することにより得ること
もできる。
旋状に成形後のコイルスプリングの車輪側を基端とする
1周の展開長を1サイクルとして、断面が円形である線
材の1サイクルの基端部から中央部に向かって小判形或
いは楕円形に押し潰して上下の厚さを徐々に減じる一
方、中央部から次の基端部に向かって厚さが徐々に回復
する連続した素線に延伸するとともに、コイルスプリン
グの車輪側は断面が円形で、180度反対側は小判形或
いは楕円形に成形され高さを減じた面がコイルスプリン
グの軸線に直交するように成形することにより得ること
もできる。
【0022】そして、上記コイルスプリングの特性は、
断面が上下面が平行である小判形或いは断面が楕円形で
ある線材をコイルスプリングの車輪側は小判形の平行面
或いは楕円形の長径がコイルスプリングの軸線に平行
で、180度反対側は小判形の平行面或いは楕円形の長
径がコイルスプリングの軸線に直交するように成形する
ことにより得ることもできる。
断面が上下面が平行である小判形或いは断面が楕円形で
ある線材をコイルスプリングの車輪側は小判形の平行面
或いは楕円形の長径がコイルスプリングの軸線に平行
で、180度反対側は小判形の平行面或いは楕円形の長
径がコイルスプリングの軸線に直交するように成形する
ことにより得ることもできる。
【0023】続いて、上記コイルスプリングの特性は、
螺旋状に成形後のコイルスプリングの車輪側を基端とす
る1周の展開長を1サイクルとして、断面が正方形であ
る線材の1サイクルの基端部から中央部に向かって長方
形に押し潰し上下の厚さを徐々に減じる一方、中央部か
ら次の基端部に向かって厚さが徐々に回復する連続した
素線に延伸するとともに、コイルスプリングの車輪側は
断面が正方形で、180度反対側は長方形に成形され高
さを減じた面がコイルスプリングの軸線に直交するよう
に成形することにより得ることもできる。
螺旋状に成形後のコイルスプリングの車輪側を基端とす
る1周の展開長を1サイクルとして、断面が正方形であ
る線材の1サイクルの基端部から中央部に向かって長方
形に押し潰し上下の厚さを徐々に減じる一方、中央部か
ら次の基端部に向かって厚さが徐々に回復する連続した
素線に延伸するとともに、コイルスプリングの車輪側は
断面が正方形で、180度反対側は長方形に成形され高
さを減じた面がコイルスプリングの軸線に直交するよう
に成形することにより得ることもできる。
【0024】更に、上記コイルスプリングの特性は、断
面が長方形である線材を、コイルスプリングの車輪側は
長方形の長手方向がコイルスプリングの軸線に平行で、
180度反対側は長方形の長手方向がコイルスプリング
の軸線に直交するように成形することにより得ることも
できる。
面が長方形である線材を、コイルスプリングの車輪側は
長方形の長手方向がコイルスプリングの軸線に平行で、
180度反対側は長方形の長手方向がコイルスプリング
の軸線に直交するように成形することにより得ることも
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、油圧緩衝器2の外周に
コイルスプリングSPを介装してストラット型油圧緩衝
器STとする際に、コイルスプリングSPの上端を上方
のばね受14の座面に合致させる手段に関するものであ
る。
コイルスプリングSPを介装してストラット型油圧緩衝
器STとする際に、コイルスプリングSPの上端を上方
のばね受14の座面に合致させる手段に関するものであ
る。
【0026】ここで油圧緩衝器2は、前記した従来技術
と同様に、車両におけるサスペンション部材となるとと
もに、上下のばね受14,13の間に、上記コイルスプ
リングSPが介装される。
と同様に、車両におけるサスペンション部材となるとと
もに、上下のばね受14,13の間に、上記コイルスプ
リングSPが介装される。
【0027】図1に示すこの発明の第1実施形態のコイ
ルスプリングSPは、巻き径をDsとしたときに、π・
Dsとなる展開長を1サイクルとしたピッチで断面積を
連続的に変化させた素線を、車輪が装着される左側L部
の線径が最大径Dで180度反対側となる右側R部の線
径が最小径dとなるように螺旋状に成形したものであ
る。
ルスプリングSPは、巻き径をDsとしたときに、π・
Dsとなる展開長を1サイクルとしたピッチで断面積を
連続的に変化させた素線を、車輪が装着される左側L部
の線径が最大径Dで180度反対側となる右側R部の線
径が最小径dとなるように螺旋状に成形したものであ
る。
【0028】因みに、コイルスプリングSPを油圧緩衝
器2の外周に介装する際には、前記従来例の場合と同様
に、図示しない治具を利用してコイルスプリングSPの
中間部L,Rを一様に収縮させ、その全長を油圧緩衝器
2が最伸長状態の上下のばね受14,13間の寸法より
短くする。
器2の外周に介装する際には、前記従来例の場合と同様
に、図示しない治具を利用してコイルスプリングSPの
中間部L,Rを一様に収縮させ、その全長を油圧緩衝器
2が最伸長状態の上下のばね受14,13間の寸法より
短くする。
【0029】続いて、所定の短縮状態に維持されたコイ
ルスプリングSPの下端部を、油圧緩衝器2の外殻をな
す外筒2a側に連設された下方のばね受13の座面13
Cに載置する。
ルスプリングSPの下端部を、油圧緩衝器2の外殻をな
す外筒2a側に連設された下方のばね受13の座面13
Cに載置する。
【0030】コイルスプリングSPの上端部及び下端部
の形状は、自由長状態とほぼ変わらないので、コイルス
プリングSPの下端部が下方のばね受13の座面13C
の所定位置に載置されたとき、コイルスプリングSPの
上端部は、上方のばね受14の座面14Cに対してずれ
ることなく対向する。
の形状は、自由長状態とほぼ変わらないので、コイルス
プリングSPの下端部が下方のばね受13の座面13C
の所定位置に載置されたとき、コイルスプリングSPの
上端部は、上方のばね受14の座面14Cに対してずれ
ることなく対向する。
【0031】この状態から、徐々にコイルスプリングS
Pの中間部L,Rの収縮状態を解放することにより、コ
イルスプリングSPの上端部を、車体側への取り付け部
材5と共にピストンロッド2b側に連設されている上方
のばね受14に係止させることができる。
Pの中間部L,Rの収縮状態を解放することにより、コ
イルスプリングSPの上端部を、車体側への取り付け部
材5と共にピストンロッド2b側に連設されている上方
のばね受14に係止させることができる。
【0032】コイルスプリングSPは、車輪が装着され
る左側L部の線径Dを右側R部の線径dよりも太くした
ので、コイルスプリングSPが上下のばね受14,13
間に介装された状態においては、左側L部の反発力が右
側R部の反発力よりも大きくなる。
る左側L部の線径Dを右側R部の線径dよりも太くした
ので、コイルスプリングSPが上下のばね受14,13
間に介装された状態においては、左側L部の反発力が右
側R部の反発力よりも大きくなる。
【0033】ストラット型油圧緩衝器STでは、油圧緩
衝器2の外筒2aの下端に連接されたナックルブラケッ
ト7を介して装着された車輪に付加される車体重量によ
って曲げモーメントが発生するが、油圧緩衝器2の外周
に上述したコイルスプリングSPを介装することによ
り、上記曲げモーメントをキャンセルする逆向きの曲げ
モーメントを付与することができる。
衝器2の外筒2aの下端に連接されたナックルブラケッ
ト7を介して装着された車輪に付加される車体重量によ
って曲げモーメントが発生するが、油圧緩衝器2の外周
に上述したコイルスプリングSPを介装することによ
り、上記曲げモーメントをキャンセルする逆向きの曲げ
モーメントを付与することができる。
【0034】この結果、ストラット型油圧緩衝器を車体
に組み付けた後では、車体重量によって発生する曲げモ
ーメントが小さくなり、油圧緩衝器2が伸縮する際のフ
リクションを低減することができるため、車輌の乗り心
地を改善することができる。
に組み付けた後では、車体重量によって発生する曲げモ
ーメントが小さくなり、油圧緩衝器2が伸縮する際のフ
リクションを低減することができるため、車輌の乗り心
地を改善することができる。
【0035】上記した第1実施形態のコイルスプリング
SPは、素線が円形である場合を説明したが、左側L部
の反発力が右側R部の反発力よりも大きくなればよいの
で、素線の形状については、図2に示すように、いろい
ろな形状を採用することができる。そこで、以下に、各
種形状について順次説明する。
SPは、素線が円形である場合を説明したが、左側L部
の反発力が右側R部の反発力よりも大きくなればよいの
で、素線の形状については、図2に示すように、いろい
ろな形状を採用することができる。そこで、以下に、各
種形状について順次説明する。
【0036】図2(A)に示す第2実施形態のコイルス
プリングは、巻き径をDsとしたときに、π・Dsとな
る展開長を1サイクルとしたピッチで連続的に成形した
素線を車輪が装着される左側L部の正方形断面の1辺が
180度反対側となる右側R部の正方形断面の1辺より
も大きくなるように螺旋状に成形したものである。
プリングは、巻き径をDsとしたときに、π・Dsとな
る展開長を1サイクルとしたピッチで連続的に成形した
素線を車輪が装着される左側L部の正方形断面の1辺が
180度反対側となる右側R部の正方形断面の1辺より
も大きくなるように螺旋状に成形したものである。
【0037】このため、コイルスプリングSPが上下の
ばね受14,13間に介装された状態においては、左側
L部の反発力が右側R部の反発力よりも大きくなるの
で、上記第1実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
ばね受14,13間に介装された状態においては、左側
L部の反発力が右側R部の反発力よりも大きくなるの
で、上記第1実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0038】図2(B)に示す第3実施形態のコイルス
プリングは、左側L部に示す円形線材を、右側R部にか
けて圧延等により徐々に押し潰し上下面が平行である小
判形に変形させた素線を螺旋状に成形したものである。
プリングは、左側L部に示す円形線材を、右側R部にか
けて圧延等により徐々に押し潰し上下面が平行である小
判形に変形させた素線を螺旋状に成形したものである。
【0039】螺旋状に成形したコイルスプリングの反発
力は、車輪が装着される左側L部の反発力が厚みを減じ
られた右側R部の反発力よりも大きくなるので、上記第
1実施形態と同様な効果を得ることができる。
力は、車輪が装着される左側L部の反発力が厚みを減じ
られた右側R部の反発力よりも大きくなるので、上記第
1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0040】素線の巻き径をDsとしたときに、素線断
面がπ・Dsのピッチで連続的に変化するよう圧延等に
より加工できるため、コイルスプリングへの成形を含め
ての一貫生産が可能となる。
面がπ・Dsのピッチで連続的に変化するよう圧延等に
より加工できるため、コイルスプリングへの成形を含め
ての一貫生産が可能となる。
【0041】図2(C)に示す第4実施形態のコイルス
プリングは、左側L部に示す円形の線材を、右側R部に
かけてその上下を徐々に押し潰し楕円形に変形させた素
線を螺旋状に成形したものである。
プリングは、左側L部に示す円形の線材を、右側R部に
かけてその上下を徐々に押し潰し楕円形に変形させた素
線を螺旋状に成形したものである。
【0042】螺旋状に成形したコイルスプリングの反発
力は、左側L部の円形断面側よりも上下が押し潰され厚
みを減じられた右側R部の方が小さくなるので、上記第
1実施形態と同様な効果を得ることができる。
力は、左側L部の円形断面側よりも上下が押し潰され厚
みを減じられた右側R部の方が小さくなるので、上記第
1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0043】押し潰して変形させた素線の断面は、正確
な楕円形はなくてもほぼ楕円形に近い形状(略楕円形)
であれば同様な効果を得ることができる。以下、楕円形
には上記楕円形に近い形状を含めて説明する。
な楕円形はなくてもほぼ楕円形に近い形状(略楕円形)
であれば同様な効果を得ることができる。以下、楕円形
には上記楕円形に近い形状を含めて説明する。
【0044】素線の巻き径をDsとしたときに、素線断
面がπ・Dsのピッチで連続的に変化するよう圧延等に
より加工できるため、コイルスプリングへの成形を含め
ての一貫生産が可能となる。
面がπ・Dsのピッチで連続的に変化するよう圧延等に
より加工できるため、コイルスプリングへの成形を含め
ての一貫生産が可能となる。
【0045】図2(D)に示す第5実施形態のコイルス
プリングは、断面が円形の線材から小判形又は楕円形に
押し潰され厚みを一様に減じられた素線を左側L部では
押し潰された面をコイルスプリングの軸線と平行にして
断面長手方向を縦に、また、右側R部では断面長手方向
が横になるよう捻りながら螺旋状に成形したものであ
る。
プリングは、断面が円形の線材から小判形又は楕円形に
押し潰され厚みを一様に減じられた素線を左側L部では
押し潰された面をコイルスプリングの軸線と平行にして
断面長手方向を縦に、また、右側R部では断面長手方向
が横になるよう捻りながら螺旋状に成形したものであ
る。
【0046】螺旋状に成形したコイルスプリングの反発
力は、左側L部の円形素線側よりも上下が押し潰され厚
みを減じられた右側R部の方が小さくなるので、上記し
た第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
力は、左側L部の円形素線側よりも上下が押し潰され厚
みを減じられた右側R部の方が小さくなるので、上記し
た第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0047】素線の変形は、圧延等により連続的に加工
できるため、コイルスプリングへの成形を含めての一貫
生産が可能となる。
できるため、コイルスプリングへの成形を含めての一貫
生産が可能となる。
【0048】図2(E)に示す第6実施形態のコイルス
プリングは、左側L部に示す正方形断面の線材を右側R
部にかけてその厚みを徐々に押し潰し、長方形に変形さ
せた素線を螺旋状に成形したものである。
プリングは、左側L部に示す正方形断面の線材を右側R
部にかけてその厚みを徐々に押し潰し、長方形に変形さ
せた素線を螺旋状に成形したものである。
【0049】螺旋状に成形したコイルスプリングの反発
力は、左側L部よりも厚みを減じられた右側R部の方が
小さくなるので、上記第2実施形態と同様な効果を得る
ことができる。
力は、左側L部よりも厚みを減じられた右側R部の方が
小さくなるので、上記第2実施形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0050】素線の巻き径をDsとしたときに、素線断
面がπ・Dsのピッチで連続的に変化するよう圧延等に
より加工できるため、コイルスプリングへの成形を含め
ての一貫生産が可能となる。
面がπ・Dsのピッチで連続的に変化するよう圧延等に
より加工できるため、コイルスプリングへの成形を含め
ての一貫生産が可能となる。
【0051】図2(F)に示す第7実施形態のコイルス
プリングは、断面が長方形に引き抜き加工された素線を
左側L部では長辺側をコイルスプリングの軸線と平行に
して断面長手方向を縦に、また、右側R部では断面長手
方向が横になるよう捻りながら螺旋状に成形したもので
ある。
プリングは、断面が長方形に引き抜き加工された素線を
左側L部では長辺側をコイルスプリングの軸線と平行に
して断面長手方向を縦に、また、右側R部では断面長手
方向が横になるよう捻りながら螺旋状に成形したもので
ある。
【0052】螺旋状に成形したコイルスプリングの反発
力は、左側L部よりも右側R部の方が小さくなるので、
上記第5実施形態と同様な効果を得ることができる。
力は、左側L部よりも右側R部の方が小さくなるので、
上記第5実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0053】素線は、引き抜きで連続的に加工できるた
め、コイルスプリングへの成形を含めての一貫生産が可
能となる。
め、コイルスプリングへの成形を含めての一貫生産が可
能となる。
【0054】いずれの実施形態においても、上下のばね
受13,14に挟まれたコイルスプリングSPの短縮状
態を緩やかに解除すれば、コイルスプリングSPをばね
受の座面13C,14Cの所定位置に着座させ、油圧緩
衝器2の外周に介装することができる。
受13,14に挟まれたコイルスプリングSPの短縮状
態を緩やかに解除すれば、コイルスプリングSPをばね
受の座面13C,14Cの所定位置に着座させ、油圧緩
衝器2の外周に介装することができる。
【0055】因みに、コイルスプリングSPの介装後に
おいては、ばね受13,14には、車体重量を支持する
コイルスプリングSPの大きな反発力が加わるので、油
圧緩衝器2は最伸長状態になる。
おいては、ばね受13,14には、車体重量を支持する
コイルスプリングSPの大きな反発力が加わるので、油
圧緩衝器2は最伸長状態になる。
【0056】上記した実施形態のうち、素線を捩りなが
ら螺旋状に成形してコイルスプリングSPとする第5,
第7実施形態においては、油圧緩衝器2の外周に介装後
の着座状態を安定させるため、コイルスプリングSPと
上下のばね受13,14との間に緩衝シートを介在させ
ることが望ましい。
ら螺旋状に成形してコイルスプリングSPとする第5,
第7実施形態においては、油圧緩衝器2の外周に介装後
の着座状態を安定させるため、コイルスプリングSPと
上下のばね受13,14との間に緩衝シートを介在させ
ることが望ましい。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、いずれの実施形態においても作用及び効果が類似し
ているので、以下、発明の効果をまとめて説明する。
は、いずれの実施形態においても作用及び効果が類似し
ているので、以下、発明の効果をまとめて説明する。
【0058】コイルスプリングが上下のばね受間に介装
された状態においては、いずれの実施形態においても車
輪が装着される左側の反発力は右側の反発力よりも大き
くなる。
された状態においては、いずれの実施形態においても車
輪が装着される左側の反発力は右側の反発力よりも大き
くなる。
【0059】ストラット型油圧緩衝器では、車体に組み
付けた後、油圧緩衝器の外筒の下端に連接された取付け
部材を介して装着された車輪に付加される車体重量によ
って曲げモーメントが発生するが、油圧緩衝器の外周に
介装されたコイルスプリングにより、上記曲げモーメン
トをキャンセルする逆向きの曲げモーメントを付与する
ことができる。
付けた後、油圧緩衝器の外筒の下端に連接された取付け
部材を介して装着された車輪に付加される車体重量によ
って曲げモーメントが発生するが、油圧緩衝器の外周に
介装されたコイルスプリングにより、上記曲げモーメン
トをキャンセルする逆向きの曲げモーメントを付与する
ことができる。
【0060】この結果、車体重量による曲げモーメント
が小さくなり、油圧緩衝器が伸縮する際のフリクション
を低減することができるため、車輌の乗り心地を改善す
ることができる。
が小さくなり、油圧緩衝器が伸縮する際のフリクション
を低減することができるため、車輌の乗り心地を改善す
ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係わるストラット型油
圧緩衝器の一部断面図である。
圧緩衝器の一部断面図である。
【図2】(A)本発明の第2実施形態に係わるコイルス
プリングの一部断面図である。 (B)本発明の第3実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (C)本発明の第4実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (D)本発明の第5実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (E)本発明の第6実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (F)本発明の第7実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。
プリングの一部断面図である。 (B)本発明の第3実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (C)本発明の第4実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (D)本発明の第5実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (E)本発明の第6実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。 (F)本発明の第7実施形態に係わるコイルスプリング
の一部断面図である。
【図3】コイルスプリングを外周に介装した従来のスト
ラット型油圧緩衝器である。
ラット型油圧緩衝器である。
【図4】短縮したコイルスプリングの下端を下方のばね
受に載置した状態の従来のストラット型油圧緩衝器の縦
断面図である。
受に載置した状態の従来のストラット型油圧緩衝器の縦
断面図である。
2 油圧緩衝器 2a 外筒 2b ピストンロッド SP コイルスプリング 13 下方のばね受 14 上方のばね受
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 9/32 F16F 9/32 A
Claims (9)
- 【請求項1】 油圧緩衝器の外殻をなす外筒とピストン
ロッドとに下方のばね受と上方のばね受とをそれぞれ設
け、コイルスプリングを収縮状態に維持しながら当該コ
イルスプリングの下端部を下方のばね受に載置し、次い
でピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下げな
がらコイルスプリングの上端部を上方のばね受に当接さ
せた後、コイルスプリングの収縮状態を解除して油圧緩
衝器の外周にコイルスプリングを介装するとともに、車
体重量を支持する車輪が油圧緩衝器の下端部に連接され
るナックルを介して装着され、車輪に付加された車体重
量によって発生する曲げモーメントをコイルスプリング
の反発力により軽減するように構成したストラット型油
圧緩衝器において、上記コイルスプリングの車輪側の撓
み剛性を、反対側の撓み剛性より大きくすることにより
車体重量によって発生する曲げモーメントを軽減するこ
とを特徴とするストラット型油圧緩衝器。 - 【請求項2】 上記コイルスプリングは、断面が円形で
ある車輪側の線径を反対側の線径より太くしたことを特
徴とする請求項1に記載のストラット型油圧緩衝器。 - 【請求項3】 上記コイルスプリングは、断面が正方形
である車輪側の1辺の長さを、反対側の1辺の長さより
長くしたことを特徴とする請求項1に記載のストラット
型油圧緩衝器。 - 【請求項4】 上記コイルスプリングは、螺旋状に成形
後のコイルスプリングの車輪側を基端とする1周の展開
長を1サイクルとして、断面が円形である線材の1サイ
クルの基端部から中央部に向かって小判状に押し潰して
上下の厚さを徐々に減じる一方、中央部から次の基端部
に向かって厚さが徐々に回復する連続した素線に延伸す
るとともに、コイルスプリングの車輪側は断面が円形
で、反対側は小判形に成形され厚さを減じた面がコイル
スプリングの軸線に直交するように成形したことを特徴
とする請求項1に記載のストラット型油圧緩衝器。 - 【請求項5】 上記コイルスプリングは、螺旋状に成形
後のコイルスプリングの車輪側を基端とする1周の展開
長を1サイクルとして、断面が円形である線材の1サイ
クルの基端部から中央部に向かって楕円形に押し潰して
上下の厚さを徐々に減じる一方、中央部から次の基端部
に向かって厚さが徐々に回復する連続した素線に延伸す
るとともに、コイルスプリングの車輪側は断面が円形
で、反対側は楕円形の長径がコイルスプリングの軸線に
直交するように成形したことを特徴とする請求項1に記
載のストラット型油圧緩衝器。 - 【請求項6】 上記コイルスプリングは、断面が小判形
である線材を、コイルスプリングの車輪側は小判形の平
行面がコイルスプリングの軸線に平行で、反対側は小判
形の平行面がコイルスプリングの軸線に直交するように
成形したことを特徴とする請求項1に記載のストラット
型油圧緩衝器。 - 【請求項7】 上記コイルスプリングは、断面が楕円形
である線材を、コイルスプリングの車輪側は楕円形の長
径がコイルスプリングの軸線に平行で、反対側は楕円形
の長径がコイルスプリングの軸線に直交するように成形
したことを特徴とする請求項1に記載のストラット型油
圧緩衝器。 - 【請求項8】 上記コイルスプリングは、螺旋状に成形
後のコイルスプリングの車輪側を基端とする1周の展開
長を1サイクルとして、断面が正方形である線材の1サ
イクルの基端部から中央部に向かって長方形に押し潰し
上下の厚さを徐々に減じる一方、中央部から次の基端部
に向かって厚さが徐々に回復する連続した素線に延伸す
るとともに、コイルスプリングの車輪側は断面が正方形
で、反対側は長方形に成形され高さを減じた面がコイル
スプリングの軸線に直交するように成形したことを特徴
とする請求項1に記載のストラット型油圧緩衝器。 - 【請求項9】 上記コイルスプリングは、断面が長方形
である線材を、コイルスプリングの車輪側は長方形の長
手方向がコイルスプリングの軸線に平行で、反対側は長
方形の長手方向がコイルスプリングの軸線に直交するよ
うに成形したことを特徴とする請求項1に記載のストラ
ット型油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256568A JP2002067647A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | ストラット型油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256568A JP2002067647A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | ストラット型油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002067647A true JP2002067647A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18745158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000256568A Pending JP2002067647A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | ストラット型油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002067647A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8485505B2 (en) | 2006-12-18 | 2013-07-16 | Muhr Und Bender Kg | Wheel suspension |
WO2014077326A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 日本発條株式会社 | ストラット形懸架装置と、懸架装置用圧縮コイルばね |
WO2015022816A1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 日本発條株式会社 | 懸架装置用コイルばね |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000256568A patent/JP2002067647A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8485505B2 (en) | 2006-12-18 | 2013-07-16 | Muhr Und Bender Kg | Wheel suspension |
WO2014077326A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 日本発條株式会社 | ストラット形懸架装置と、懸架装置用圧縮コイルばね |
JP2014101903A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-06-05 | Nhk Spring Co Ltd | ストラット形懸架装置と、懸架装置用圧縮コイルばね |
EP2921323A4 (en) * | 2012-11-16 | 2016-07-27 | Nhk Spring Co Ltd | STRIKE SUSPENSION AND COMPRESSION SPRING FOR SUSPENSION |
RU2615644C2 (ru) * | 2012-11-16 | 2017-04-06 | Нхк Спринг Ко., Лтд. | Подвеска типа стойки и спиральная пружина сжатия для подвески |
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WO2015022816A1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 日本発條株式会社 | 懸架装置用コイルばね |
JP2015036565A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 日本発條株式会社 | 懸架装置用コイルばね |
US10358008B2 (en) | 2013-08-12 | 2019-07-23 | Nhk Spring Co., Ltd. | Suspension coil spring |
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