JP2002065564A - 食器洗浄具および食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄具および食器洗浄機

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JP2002065564A JP2000267409A JP2000267409A JP2002065564A JP 2002065564 A JP2002065564 A JP 2002065564A JP 2000267409 A JP2000267409 A JP 2000267409A JP 2000267409 A JP2000267409 A JP 2000267409A JP 2002065564 A JP2002065564 A JP 2002065564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚れの種類に拘らず、洗浄媒体およびこれに混
入される洗浄剤などの消費を抑制しつつ、被洗浄物を効
率よく洗浄できる食器洗浄具を提供する。 【解決手段】食器洗浄具1を、食器洗浄機2の本体6に
設けた洗浄装置8が食器3に及ぼす洗浄水7の物理的な
力よりも強い物理的な力を食器3に及ぼすことができる
材料で、洗浄水7に従動して自在に変形し得る紐状に形
成する。多数の洗浄具1を、装置8が有する天井側回転
体9aに設けた複数個の噴射ノズル10の付近、および
食器3を収容して本体6の洗浄室5に出し入れ可能に収
容する籠4の内側に、食器3と接触可能に取り付ける。
洗浄具1が食器3と接触するように、天井側および底側
の両回転体9a,9bを回転させつつそれらの各ノズル
10から籠4内の食器3に向けて洗浄水7を噴射し、洗
浄具1と食器3との接触時の物理的な洗浄力により食器
3の汚れを洗浄するように使用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被洗浄物として、
例えば、碗、皿、コップ、あるいは箸などの食器、なら
びに杓子やボウルなどの調理用小物を洗浄する際に用い
られる食器洗浄具、およびこの食器洗浄具を備える食器
洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】商業目的のレストランや、あるいは大学
の学生食堂など、多量の食器等の被洗浄物を連続して洗
浄する必要がある場所においては、食器洗いを効率よく
こなすために、人手に殆ど頼ることなく食器を洗浄でき
る業務用の食器洗浄機が普及している。また、昨今で
は、一般家庭向けのコンパクトな食器洗浄機も多数市販
されており、一般家庭にも食器洗浄機が普及しつつあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した一般家庭向け
の食器洗浄機は、汚れの付着した食器を洗浄室内に収容
した後、この洗浄室内に設けられている洗浄装置から、
洗浄媒体として、洗浄剤(洗浄液)を含んだ水あるいは
熱湯などの、いわゆる洗浄水を食器に向けて水流(噴
流)として吹き付けることにより、食器に付着した汚れ
などを洗い落とす噴射式の洗浄方法を採用しているもの
が一般的である。あるいは、洗浄室内に設けられている
洗浄槽の中に貯えられている洗浄媒体としての洗浄水
に、汚れの付着した食器を浸漬した状態で、洗浄装置に
より渦状の水流を発生させて食器に付着した汚れなどを
洗い落とす渦流式洗浄方法を採用しているものもある。
【0004】以上説明したような洗浄水の水流を利用す
る洗浄方法では、例えば、食器に付着した野菜のクズ
や、あるいはドレッシングの油性分などのような汚れ
は、水流の物理的な力や、あるいは洗浄水の化学的な分
解力により簡単に洗い落とすことができる。ところが、
食器に付着した汚れが、例えば米粒などの粘着性の高い
食品、固化し易い卵の黄身、あるいは化粧品の口紅など
である場合、これらのような汚れを主に従来の食器洗浄
機のような水流の物理的な力や、あるいは洗浄水の化学
的な分解力で洗い落とすことは一般的に困難である。こ
の場合、食器洗浄機で洗浄するのに先立って、食器にこ
びりついた汚れを、予め人手によりたわしなどを用いて
物理的な力の作用により洗い落とす必要がある。あるい
は、食器洗浄機による洗浄が済んだ後、食器にこびりつ
いている汚れを、さらに人手によりたわしなどを用いて
物理的な力の作用により洗い落とす必要がある。すなわ
ち、前述したような一般的な家庭向けの食器洗浄機にお
いては、食器に付着した汚れの種類によっては、その洗
浄効率がかえって低下するおそれがある。
【0005】また、食器にこびりついた汚れを食器洗浄
機のみで洗い落とすために、洗浄水に混入する洗浄剤の
量を増やしたり、あるいは洗浄剤の洗浄効果をより強力
にしたりする手段も可能である。しかし、このような洗
浄水の化学的な洗浄作用に重点をおいた洗浄方法は、家
庭から河川へ流入する生活排水の問題など、近年の環境
問題の観点から好ましくない。また、水を多量に用いる
ことにより、水流の物理的な洗浄作用を高める洗浄方法
においても、資源の浪費、および省エネルギーなどの観
点から好ましくない。
【0006】あるいは、食器洗浄機の中には、多量の水
を用いることなく物理的な洗浄作用を高めるために、前
述したような洗浄水の水流を利用する洗浄方法に加え
て、水流の中に硬質の粒体などを加えることにより、水
流の物理的な洗浄作用を高める装置を有しているものも
ある。また、水流を利用せずに、洗浄媒体としての圧縮
空気や、あるいは乾燥空気とともに、硬質の粒体や研掃
剤などを食器に直接吹き付けることにより、食器に付着
した汚れなどを落とす無水洗浄方法を採用しているもの
もある。
【0007】具体的には、例えば、特許第260724
0号の発明の洗浄方法に用いられる洗浄装置、特公平7
−16876号公報に開示されている洗浄方法に用いら
れる洗浄装置、特開平1−107727号公報に開示さ
れている食器洗浄機、特開平3−77530号公報に開
示されている粒体による無水食器洗浄装置、特開平9−
24015号公報に開示されている食器洗い機、特開平
10−262892号公報に開示されている自動食器洗
浄装置、および特開平11−138440号公報に開示
されているブラスト式洗浄装置などが提案されている。
【0008】しかし、このような粒体などによる物理的
な洗浄力を利用する方法を採用している食器洗浄機は、
洗浄作業を行っている間、粒体を連続して繰り返し利用
するために、粒体の分別回収装置、および水流または気
流とともに粒体を連続循環させるための特殊な循環装置
などが必要となる場合がある。これにより、洗浄機本体
の構造が複雑になるので、製造コストが高くついたり、
あるいは故障を抑制するための保全作業などにかかるメ
ンテナンス費用が嵩んだり、さらにはランニングコスト
が高くつくおそれがある。すなわち、以上説明したよう
な洗浄方法を採用している食器洗浄機では、その運転効
率なども含めた総合的な洗浄効率がかえって低下するお
それがある。
【0009】よって、本発明が解決しようとする課題
は、被洗浄物に付着している汚れの種類に拘らず、洗浄
媒体およびこれに混入される洗浄剤などの消費を抑制し
つつ、被洗浄物を効率よく洗浄できる食器洗浄具、およ
びこの食器洗浄具を備える食器洗浄機を得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る食器洗浄具は、自在に変形し
得る紐状に形成されており、食器洗浄機の洗浄機本体に
内設されている洗浄室の内部、もしくはこの食器洗浄機
によって洗浄される被洗浄物を収容して前記洗浄室の内
部に出し入れ可能に収容される被洗浄物収容体のうちの
少なくとも一方に、着脱可能で、かつ、前記被洗浄物と
接触可能に取り付けられて、前記洗浄室内に及ぼされる
洗浄媒体に従動して、前記被洗浄物に接触するように使
用されることを特徴とするものである。
【0011】この発明の食器洗浄具は、自在に変形し得
る紐状に形成されており、食器洗浄機の洗浄機本体に内
設されている洗浄室内において、食器等の被洗浄物と接
触可能に取り付けられて、洗浄室内に及ぼされる洗浄媒
体の運動に従動して、被洗浄物に接触するように動かさ
れるので、この食器洗浄具が被洗浄物の表面に付着して
いる汚れを擦り落としたり、あるいは叩き落としたりす
るなどの物理的な洗浄作用を、洗浄媒体による洗浄作用
に加えることができる。
【0012】また、前記請求項1の発明を実施するにあ
たり、この発明に従属する請求項2の発明のように、前
記食器洗浄具が、その表面に複数の洗浄補助部材を有し
ている構成とするとよい。
【0013】この発明の食器洗浄具においては、その表
面に設けられている複数の洗浄補助部材によって、食器
洗浄具の物理的な洗浄作用を高めることができる。
【0014】また、前記課題を解決するために、請求項
3の発明に係る食器洗浄機は、洗浄すべき被洗浄物を収
容する被洗浄物収容体と、この被洗浄物収容体が出し入
れ可能に収容される洗浄室を有している洗浄機本体と、
この洗浄機本体に設けられて前記被洗浄物に向けて洗浄
媒体を及ぼす洗浄装置と、自在に変形し得る紐状に形成
されており、前記洗浄室の内部、もしくは前記被洗浄物
収容体のうちの少なくとも一方に、着脱可能で、かつ、
前記被洗浄物と接触可能に取り付けられて、前記洗浄媒
体に従動して、前記被洗浄物に接触するように使用され
る多数の食器洗浄具とを具備することを特徴とするもの
である。
【0015】この発明の食器洗浄機においては、自在に
変形し得る紐状に形成されているとともに、洗浄機本体
の洗浄室内において、食器等の被洗浄物と接触可能に取
り付けられて、洗浄室内に及ぼされる洗浄媒体の運動に
従動して、被洗浄物に接触するように動かされる食器洗
浄具を具備しているので、洗浄媒体による洗浄作用に、
この食器洗浄具による物理的な洗浄作用を加えることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る食器洗浄具1およびこの食器洗浄具1を備えた食
器洗浄機2を、図1〜図5に基づいて説明する。
【0017】食器洗浄機2は、被洗浄物としての食器3
を収容する被洗浄物収容体としての籠4、籠4が出し入
れ可能に収容される洗浄室5を有している洗浄機本体
6、洗浄機本体6に設けられて食器3に向けて洗浄媒体
としての洗浄水7を及ぼす洗浄装置8、および自在に変
形し得る紐状に形成されており、洗浄室5の内部、もし
くは籠4のうちの少なくとも一方に、着脱可能で、か
つ、食器3と接触可能に取り付けられて、洗浄水7に従
動して、食器3に接触するように使用される多数の食器
洗浄具1などを具備している。なお、本実施形態の説明
において、食器3には、椀、皿、コップ、および箸など
のほか、図示しない杓子やボウルなどの調理用小物も含
むものとする。
【0018】本実施形態の食器洗浄機2においては、図
1に示すように、洗浄機本体6の洗浄室5の上下方向中
間部に、籠4が出し入れ可能に収容される。洗浄室5の
内部には、籠4に収容されて洗浄室5内に収容された複
数の食器3に向けて、その上下方向両外側から洗浄水7
を吹き付ける洗浄装置8が設けられている。この洗浄装
置8は、洗浄室5の内部の天井付近および底付近に、そ
れぞれ1個ずつ互いに独立に回転自在に取り付けられて
いる天井側回転体9aおよび底側回転体9bを有してい
る。各回転体9a,9bの籠4と対向する側には、食器
3に向けて洗浄水7を噴出(噴射)するための噴射ノズ
ル10が、それぞれ複数個ずつ、例えば、6個ずつ設け
られている。また、この食器洗浄機2においては、洗浄
機本体6の内部に、食器3の洗浄作業中に後述する洗浄
水7を循環させて繰り返し利用するための図示しない洗
浄水タンク、および洗浄水7を各噴射ノズル10から勢
いよく噴出させるための図示しない噴射ポンプなどが設
けられており、各回転体9a,9bとともに洗浄装置8
を構成している。
【0019】このような構成により、洗浄装置8は、籠
4に収容されて洗浄室5内に収容された複数の食器3に
向けて、その上下方向両外側から、各回転体9a,9b
を回転させつつ各噴射ノズル10から勢いよく、かつ、
まんべんなく洗浄水7を吹き付けることができる。この
食器洗浄機2が採用している洗浄方法は、一般に噴流式
と呼ばれる。
【0020】洗浄水7は、水あるいは熱湯などに所定の
洗浄能力を有している洗浄剤(洗浄液)などが所定の割
合で混入されたものが一般的であるが、食器3に付着し
ている汚れの種類や、あるいは汚れの程度によっては、
水あるいは熱湯だけでも構わない。
【0021】また、各噴射ノズル10からは、洗浄作業
中以外、例えば、食器3をすすぐ際には水あるいは熱湯
が、仕上げのリンスを行う際には図示しないリンス液
が、それぞれ食器3に向けて噴出される。
【0022】洗浄機本体6の正面側には、この食器洗浄
機2の通電状態を切り換える電源スイッチ11、および
食器洗浄機2の各作動状態を設定する操作部12が設け
られている。この食器洗浄機2の利用者は、操作部12
を操作することにより、洗浄する食器3の量や、種類、
あるいはそれらに付着している汚れの程度などに応じ
て、図示しない制御装置を介して、洗浄時間、洗浄の強
弱などの各作動状態を、それぞれ最適な状態に設定して
運転できる。
【0023】食器洗浄機2の洗浄室5内、および籠4に
は、図1に示すように、食器洗浄具1が、食器3と接触
可能な所定の位置にそれぞれ着脱自在に複数本ずつ取り
付けられている。
【0024】複数本の食器洗浄具1のうちの数本は、洗
浄室5内において、天井側回転体9aの各噴射ノズル1
0の付近に取り付けられる。これら天井側回転体9aに
取り付けられる各食器洗浄具1は、以下に説明する構成
により、天井側回転体9aに着脱自在に取り付けられる
ことが好ましい。各食器洗浄具1は、図3(b)に示す
ように、それらの一端部としての取り付け側端部18a
の先端付近の一部がくびれた形状に形成されている。そ
れとともに、天井側回転体9aの各噴射ノズル10の付
近には、図3(a)に示すように、各食器洗浄具1の取
り付け側端部18aが嵌合される洗浄具取り付け孔19
が複数個設けられている。各食器洗浄具1は、それらの
取り付け側端部18aを各洗浄具取り付け孔19に嵌合
させることにより、天井側回転体9aに、これから吊り
下げられるように着脱自在に取り付けられる。各食器洗
浄具1を繰り返し使用することにより、摩耗などして洗
浄能力が落ちた際には、洗浄能力が落ちたものから1本
ずつ天井側回転体9aから外して新品と交換すればよ
い。このような取り付け構成からなる食器洗浄具1は、
前述した取り付け作業や、あるいは交換作業などにおけ
る取り扱いが容易である。
【0025】また、これらの天井側回転体9aに取り付
けられている各食器洗浄具1の長さは、天井側回転体9
aから籠4の上端付近に届く大きさに設定されている。
また、各食器洗浄具1は、自在に変形し得る紐状とし
て、例えば、可撓性を有して弾性変形可能な長尺形状に
形成されていることが好ましい。それとともに、各食器
洗浄具1は、食器3と接触する際に、各噴射ノズル10
から噴出される洗浄水7が食器3と接触する際に食器3
に及ぼす物理的な力よりも強い物理的な力を食器3に及
ぼすことができる材料から形成されていることが好まし
い。具体的には、各食器洗浄具1は、天井側回転体9a
の各噴射ノズル10から各食器3に向けて吹き付けられ
る洗浄水7の勢いによって、天井側回転体9aからその
下方に配置されている各食器3に向けて伸ばされるよう
に付勢されるとともに、各食器洗浄具1に当たる洗浄水
7の抵抗によって、接触する各食器3の形状に沿って変
形しつつ複雑(不規則)に振動できる柔軟性を有してい
ることが好ましい。それとともに、各食器洗浄具1は、
各食器3に付着している汚れ、例えば米粒などの粘着性
の高い食品、あるいは化粧品の口紅などを擦り落とした
り、あるいは各食器3に付着した状態で固化した卵の黄
身などを叩き落としたりすることができる硬さを有して
いることが好ましい。
【0026】以上説明した形状、および性質を有してい
るとともに、前述した取り付け位置において天井側回転
体9aに着脱自在に取り付けられている各食器洗浄具1
によれば、天井側回転体9aが回転している最中におい
ても、各噴射ノズル10から噴出される洗浄水7が当た
り易いとともに、その際の抵抗によって各食器3と接触
するように従動することができる。また、各食器洗浄具
1が各食器3に及ぼす物理的な力は、回転している天井
側回転体9aから各食器洗浄具1に与えられる回転力
と、各噴射ノズル10から噴出される洗浄水7から各食
器洗浄具1に与えられる力とを併せた大きさとなる。よ
って、天井側回転体9aに取り付けられている各食器洗
浄具1は、各食器3に付着した汚れを擦ったり、あるい
は叩いたりするなどの物理的な洗浄作用で洗い落とすこ
とができる。
【0027】また、複数本の食器洗浄具1のうちの他の
数本は、籠4の内側において、その底部4aの所定の複
数箇所に取り付けられる。これら籠4に取り付けられる
各食器洗浄具1は、以下に説明する構成により、籠4に
着脱自在に取り付けられることが好ましい。
【0028】籠4が、図4(a)に示すように、例えば
金属製などの線材20によって網目を有して形成されて
いる場合、図4(b)に示すように、各食器洗浄具1の
一端部としての取り付け側端部18bの先端にフック2
3を1個ずつ設ける。各食器洗浄具1は、それらの取り
付け側端部18bに設けられているフック23を、籠4
の網目の交差部21や、あるいは辺部22などに係合さ
せることにより、籠4に着脱自在に取り付けられる。こ
の場合、各食器洗浄具1の籠4への取り付け位置は、洗
浄する各食器3の形状、個数、および配置状態などに応
じて、各食器洗浄具1が各食器3にまんべんなく接触し
易い場所とすればよい。また、各食器洗浄具1を繰り返
し使用することにより、摩耗などして洗浄能力が落ちた
際には、洗浄能力が落ちたものから1本ずつ籠4から外
して新品と交換すればよい。このような取り付け構成か
らなる食器洗浄具1は、前述した各回転体9a,9bに
嵌合して取り付けられる各食器洗浄具1と同様に、それ
らの取り付け作業や、あるいは交換作業などにおける取
り扱いが容易である。また、食器洗浄具1の取り付け側
端部18bに設けられるフック23の数は、1個ではな
く、2個や4個でも構わない。籠4に係合されるフック
23の個数が増えることにより、食器洗浄具1の籠4に
係合する力も大きくなるので、各噴射ノズル10から噴
出される洗浄水7の勢いを強くしても、各食器洗浄具1
が籠4から外れるおそれが殆どなくなる。
【0029】あるいは、籠4が、図5(a),(b)に
示すように、例えば合成樹脂などによって、複数個の水
抜き穴24が籠4の底部4a規則正しく配列された箱形
状に形成されている場合、図5(c)に示すように、複
数本の食器洗浄具1を、一本の着脱部材25にまとめて
取り付ける構成としても構わない。具体的には、複数本
の食器洗浄具1の一端部としての取り付け側端部18c
を、例えば、耐水性に優れているとともに、人手により
簡単に剥がすことができるが、水流などとの物理的な接
触では簡単に剥がれない接着剤が塗布されている、一本
の着脱部材としての粘着テープ25にまとめて固定す
る。複数本の食器洗浄具1を、この粘着テープ25ごと
籠4の底部4a、あるいは内側部4bに貼り付けること
により、籠4の内側に取り付ける。この場合、粘着テー
プ25ごと複数本の食器洗浄具1を籠4へ取り付ける位
置は、前述した網目を有している籠4の場合と同様に、
洗浄する各食器3の形状、個数、および配置状態などに
応じて、各食器洗浄具1が各食器3にまんべんなく接触
し易い場所とすればよい。
【0030】また、一本の粘着テープ25に固定された
複数本の食器洗浄具1全体の洗浄能力が落ちた際には、
各食器洗浄具1を粘着テープ25ごとまとめて籠4から
取り外して新品と交換すればよい。このような取り付け
構成からなる食器洗浄具1は、前述した各回転体9a,
9bに嵌合して取り付けられる各食器洗浄具1や、ある
いは籠4にフック23で取り付けられる各食器洗浄具1
と同様に、それらの取り付け作業や、あるいは交換作業
などにおける取り扱いが容易である。また、粘着テープ
25は、はさみなどで切断してその長さを簡単に調節で
きる。よって、この食器洗浄具1は、籠4に収納する各
食器3の配置状態に応じて、各食器3を最も洗浄し易い
ように、粘着テープ25の長さ、すなわち食器洗浄具1
の本数を調節して籠4に取り付けることができる。さら
に、複数本の食器洗浄具1をまとめて保持する着脱部材
25は、粘着テープ以外にも、前述した耐水性や、ある
いは着脱容易性などを有していれば、マジックベルト
や、あるいはマグネット内蔵式のベルトでも構わない。
この場合、籠4の所定の位置にも、それら各着脱部材2
5の構成に合わせて、マジックベルトを取り付けたり、
あるいはマグネットを内蔵したりすればよい。
【0031】また、籠4が合成樹脂などによって形成さ
れている場合、前述した天井側回転体9aに食器洗浄具
1を取り付ける場合と同様に、この籠4の底部4a、あ
るいは内側部4bの所定の複数箇所に、洗浄具取り付け
孔19を設けるとともに、書く食器洗浄具1の取り付け
側端部18aの先端付近をくびれた形状に形成して構わ
ない。これにより、各食器洗浄具1を繰り返し使用する
ことにより、摩耗などしてそれらの洗浄能力が落ちた際
には、前述した網目形状の籠4の場合と同様に、洗浄能
力が落ちたものから1本ずつ籠4から外して新品と交換
できる。
【0032】これらの籠4に取り付けられている食器洗
浄具1の長さは、籠4の底部4aから、前述した天井側
回転体9aに取り付けられている食器洗浄具1の下端付
近まで届く大きさに設定されている。すなわち、天井側
回転体9aに取り付けられている食器洗浄具1の長さ
と、籠4に取り付けられている食器洗浄具1の長さとを
合計した長さは、天井側回転体9aと籠4の底部4aと
の間に配置されている各食器3にまんべんなく接触でき
る大きさに設定されている。これにより、それら各食器
洗浄具1は、籠4内に収容されて洗浄室5内に収容され
る各食器3をまんべんなく洗浄できる。
【0033】また、これらの籠4に取り付けられている
各食器洗浄具1も、前述した天井側回転体9aに取り付
けられている食器洗浄具1と同様に、底側回転体9bの
各噴射ノズル10から各食器3に向けて吹き付けられる
洗浄水7の勢いによって、籠4の底部4aから洗浄室5
の天井側に向けて伸ばされるように付勢されるととも
に、各食器洗浄具1に当たる洗浄水7の抵抗によって、
接触する各食器3の形状に沿って変形しつつ複雑(不規
則)に振動できる柔軟性を有していることが好ましい。
それとともに、各食器洗浄具1は、前述した各回転体9
a,9bに取り付けられる各食器洗浄具1と同様に、各
食器3に付着している汚れ、例えば米粒などの粘着性の
高い食品、あるいは化粧品の口紅などを擦り落とした
り、あるいは各食器3に付着した状態で固化した卵の黄
身などを叩き落としたりすることができる硬さを有して
いることが好ましい。
【0034】以上説明した形状、および性質を有してい
るとともに、前述した取り付け位置において籠4に着脱
自在に取り付けられている各食器洗浄具1によれば、そ
れらの籠4への取り付け構成を、籠4を形成している材
料や、籠4の形状に合わせて選択できる。それととも
に、各食器洗浄具1の取り付け位置を、籠4内に収容さ
れている各食器3の形状、個数、および配置状態などに
応じて、各食器洗浄具1が各食器3にまんべんなく接触
し易い場所に選択して設定できる。よって、籠4に着脱
自在に取り付けられている各食器洗浄具1は、籠4の材
料および形状、あるいは籠4に収容される各食器3の形
状、個数、および配置状態などに拘らず、各食器3に付
着した汚れを擦ったり、あるいは叩いたりするなどの物
理的な洗浄作用で洗い落とすことができる。
【0035】また、以上説明した食器洗浄具1は、洗浄
する食器3の材質、および食器3に付着している汚れの
種類などに応じて様々な構成のものを用いることができ
る。具体的には、図2(a)に示すように、自在に変形
し得る材料により紐状に形成されている芯剤13の外周
部分にブラシ14が設けられている食器洗浄具1a、図
2(b)に示すように、芯剤13をその外側から覆うよ
うにスポンジ15を取り付けられた食器洗浄具1b、図
2(c)に示すように、芯剤13をその外側から覆うよ
うにスチールウール16を取り付けられた食器洗浄具1
c、図2(d)に示すように、芯剤13をその外側から
覆うようにばね17が取り付けられた食器洗浄具1d、
および図2(e)に示すように、ステンレス鋼線や、腐
食し難い白金などの衛生効果の高い金属材料によって一
体形成されている食器洗浄具1eなどである。あるい
は、図2(f)に示すように、複数個、例えば4個の研
磨剤入りのスポンジ26を、自在に変形し得る材料とし
て、例えばナイロン製の糸、あるいは細い金属鋼線など
の軽量かつ柔軟性に富む紐状の連結部材13aにより間
隔的に連結した食器洗浄具1f、ならびに図2(g)に
示すように、植物の茎などから採取可能な植物繊維、あ
るいは一般のたわし等のブラシの毛を複数本一体にして
コンパクトにまとめた洗浄ブラシ体27を前述した食器
洗浄具1fと同様に例えば糸、あるいは金属細線などの
紐状の連結部材13aにより間隔的に連結した食器洗浄
具1gを用いても構わない。これらの食器洗浄具1f,
1gを食器洗浄機2に用いる場合は、連結部材13aの
一端部を先述した各取り付け位置付近に結び付けて取り
付ければよい。
【0036】さらに、これらの食器洗浄具1a〜1g
は、単一の種類で使用せずともよい。それぞれ異なる複
数の材質からなる複数の食器3をまとめて洗浄する場
合、各食器3に適した構成および洗浄能力を有している
食器洗浄具1a〜1gを選び、それらが適している各食
器3と接触できる位置にそれぞれ取り付けて使用すれば
よい。
【0037】また、前述したように、フック23や、あ
るいは粘着テープなどの着脱部材25によって、籠など
の被洗浄物収容体4に着脱自在に取り付けられる構成の
食器洗浄具1は、本発明に係る食器洗浄機2のみなら
ず、その他一般に市販されている各食器洗浄機にも、そ
れらの物理的な洗浄能力を高めるように取り付けること
ができるのはもちろんである。
【0038】以上説明した各食器洗浄具1,1a〜1g
においては、これらの物理的な洗浄作用は、洗浄装置8
が食器3に吹き付ける洗浄水7の物理的な洗浄作用より
も強く設定されている。それとともに、各食器洗浄具
1,1a〜1gが有している形状、および性質、ならび
にそれらの使用本数および取り付け位置を、各食器3の
材質、形状、個数、および配置、ならびに各食器3に付
着している汚れの種類などに適応させて選択できる。こ
れにより、各食器洗浄具1,1a〜1gは、それらが各
食器3に接触する際の、擦り、あるいは叩きなどの物理
的な力による洗浄作用を、各食器3に付着している汚れ
をその種類に拘らず効率よく洗い落とすことができるよ
うに発揮できる。また、これらの食器洗浄具1,1a〜
1gは構造が単純なため、その取り扱いが容易であると
ともに、製造コストを抑制でき、かつ、これを取り付け
る食器洗浄機2の洗浄方法や構造に殆ど制約されること
なく、様々な食器洗浄機2に取り付けて使用することが
できる。
【0039】また、以上説明した食器洗浄具1,1a〜
1gを備えた食器洗浄機2によれば、各食器洗浄具1,
1a〜1gが各食器3に接触する際の、擦り、あるいは
叩きなどの物理的な力による洗浄作用を、洗浄水7の物
理的および化学的な洗浄作用と併せて、各食器3に付着
している汚れをその種類に拘らず効率よく洗い落とすこ
とができるように発揮させることができる。これによ
り、食器洗浄機2は、洗浄水7の噴出量を増やしたり、
あるいは洗浄水7に混入する洗剤の量を増やしたりする
ことなく、食器洗浄機2の物理的な洗浄作用、ひいては
総合的な洗浄作用を向上させて、各食器3に付着してい
る汚れなどを効率よく洗い落とすことができる。したが
って、この食器洗浄機2は、水や洗剤の消費を抑制しつ
つ、その洗浄効率を向上できるので、環境に優しく、か
つ、省エネルギーである。
【0040】特に、食器洗浄具1f,1gにおいては、
糸、あるいは金属細線などの軽量かつ柔軟性に富む紐状
の連結部材13aにより、軽量で表面積の大きい複数個
の研磨剤入りのスポンジ26、あるいは洗浄ブラシ体2
7を連結して構成されているので、噴射開始時など、各
噴射ノズル10から噴出される洗浄水7の勢いが弱い場
合などにおいても、各食器洗浄具1f,1gは洗浄水7
に従動し易い。すなわち、各食器洗浄具1f,1gは、
洗浄水7の勢いが弱い場合でも、それらの物理的な洗浄
作用を発揮し易い。したがって、これら各食器洗浄具1
f,1gは、洗浄能力が低く、小さいコンパクトな一般
家庭用の食器洗浄機においても、それらの洗浄能力を発
揮し易い。
【0041】また、各食器洗浄具1f,1gを食器洗浄
機2に用いた場合、洗浄水7を噴出する強さを弱くでき
るので、洗浄装置8が有している噴射ポンプを駆動力の
小さい小型のものにできる。また、噴射ポンプを小型化
できることにより、噴射ポンプが使用する洗浄水7の水
量を減らすことができるので、洗浄装置8が有している
洗浄水タンクも小型化できる。よって、各食器洗浄具1
f,1gを用いることにより、食器洗浄機2を、その洗
浄能力を低下させることなくコンパクト化できる。これ
は、一般家庭用の食器洗浄機はもちろんのこと、特に業
務用(商業用)の食器洗浄機をコンパクト化して、その
設置スペースを小さくできる点で有効である。設置スペ
ースを小さくできることにより、食器洗浄機を設置する
空間的制限を少なくできるので、様々な広さの食堂など
に設置できるとともに、この食器洗浄機を含めた各種調
理器全体の配置の自由度を向上させて、作業し易い環境
を得ることもできる。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態に係る食
器洗浄具31を、図6に基づいて説明する。
【0043】この第2実施形態の食器洗浄具31は、そ
の構造が、前述した第1実施形態の食器洗浄具1,1a
〜1gの構造と異なっているだけで、その他の構成、作
用、および効果は同様である。よって、その異なってい
る部分について説明し、前述した第1実施形態と同一の
構成部分については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0044】本実施形態の食器洗浄具31は、その表面
に複数の洗浄補助部材32aを有している。これらの洗
浄補助部材は、図6(a)に示すように、例えば、食器
3に付着した汚れなどを物理的な力により洗い落とすこ
とができる程度の硬度を有しているとともに、球形状に
形成されている鉱物質系の微粒子であるガラスビーズ3
2aとすることが好ましいが、これに限るものではな
い。洗浄する食器3の材質、および食器3に付着してい
る汚れの種類などに応じて様々な材料および構成のもの
を用いることができる。具体的には、図6(b)に示す
ように、プラスチックなどの合成樹脂、ウレタン樹脂、
あるいはゴムなどの高分子樹脂を立方体形状に形成した
洗浄補助部材32b、図6(c)に示すように、研磨剤
33を練り込んで形成した洗浄補助部材32c、図6
(d)に示すように、極小形のたわし34から構成され
る洗浄補助部材32d、図6(e)に示すように、わら
などの天然の植物繊維35を複数本まとめて取り付けて
構成される洗浄補助部材32e、図6(f)に示すよう
に、同じく天然の植物繊維であるへちま36から構成さ
れる洗浄補助部材32f、図6(g)に示すように、天
然の動物系組織である海綿37から構成される洗浄補助
部材洗浄補助部材32g、あるいは図6(h)に示すよ
うに、天然の鉱物系粒子である軽石38から構成される
洗浄補助部材32hなどである。
【0045】洗浄補助部材32cが有する研磨剤33
は、前述した第1実施形態の食器洗浄機2のように洗浄
媒体7として水を利用する場合には水溶性、また、洗浄
媒体7として圧縮空気、あるいは乾燥空気などの気体を
使用する場合には非水溶性と、その性質を洗浄媒体7に
応じて使い分けることにより、食器3に付着している汚
れをより効果的に洗い落とすことができる。また、これ
らの食器洗浄具31は、それぞれ単一の種類で使用せず
ともよい。それぞれ異なる複数の材質からなる複数の食
器3をまとめて洗浄する場合、各食器3に適した構成お
よび洗浄能力を有している食器洗浄具31を選び、それ
らが適している各食器3と接触できる位置にそれぞれ取
り付けて使用すればよい。
【0046】この第2実施形態の食器洗浄具31は、以
上説明した点以外は、第1実施形態の食器洗浄具1と同
じであるので、本発明の課題を解決できるのはもちろん
であるが、前記構造からなる洗浄補助部材32a〜32
hなどを具備している第2実施形態は、以下の点で優れ
ている。
【0047】本実施形態の食器洗浄具31においては、
その表面に、洗浄する食器3の材質、および食器3に付
着している汚れの種類などに応じて、食器3に付着した
汚れを物理的な洗浄作用により洗い落とすことができる
ように、様々な材質から構成されている複数の洗浄補助
部材32a〜32hが取り付けられている。これによ
り、食器洗浄具31の物理的洗浄作用がより強くなるの
で、各食器3に付着している汚れをその種類に拘らずよ
り効率よく洗い落とすことができる。また、本実施形態
の食器洗浄具31を備えた食器洗浄機によれば、食器洗
浄機の物理的な洗浄作用、ひいては総合的な洗浄作用を
より向上させて、各食器3に付着している汚れなどをよ
り効率よく洗い落とすことができる。
【0048】また、本実施形態の食器洗浄具31に取り
付けられる洗浄補助部材は、前述した洗浄補助部材32
a〜32hには制約されない。例えば、わらなどの天然
の植物繊維35から構成される洗浄補助部材32eにな
らって、天然の植物系微粒子であるくるみ粉、コーン、
あるいはシードなどから構成されても構わない。天然の
動物系組織である海綿37から構成される洗浄補助部材
洗浄補助部材32g、および天然の鉱物系粒子である軽
石38から構成される洗浄補助部材32hも含めて、そ
れらのような天然の素材を利用した洗浄補助部材を用い
て食器洗浄具31の物理的な洗浄能力を高めることによ
り、これらの食器洗浄具31を備えた食器洗浄機が食器
3の洗浄に使用した水は、洗剤などの化学物質を多量に
混入することにより化学的洗浄能力を高める洗浄方法の
食器洗浄機が食器3の洗浄に使用した水に比べると、そ
の汚れ具合を極めて少ない状態に抑制できる。
【0049】なお、本発明に係る食器洗浄具および食器
洗浄機は、前述した第1および第2の実施の形態には制
約されない。例えば、第1実施形態の食器洗浄具1,1
a〜1gの代わりに、第2実施形態の食器洗浄具31
を、第1実施形態の食器洗浄機2に取り付けて使用する
こともできる。この場合の食器洗浄機は、洗浄すべき被
洗浄物を収容する被洗浄物収容体と、この被洗浄物収容
体が出し入れ可能に収容される洗浄室を有している洗浄
機本体と、この洗浄機本体に設けられて前記被洗浄物に
向けて洗浄媒体を及ぼす洗浄装置と、自在に変形し得る
紐状に形成されているとともに、その表面に複数の洗浄
補助部材を有しており、前記洗浄室の内部、もしくは前
記被洗浄物収容体のうちの少なくとも一方に、着脱可能
で、かつ、前記被洗浄物と接触可能に取り付けられて、
前記洗浄媒体に従動して、前記被洗浄物に接触するよう
に使用される多数の食器洗浄具とを具備することを特徴
とするものである。
【0050】また、食器洗浄機は、前述した第1実施形
態の食器洗浄機2ように、各回転体9a,9bから各食
器3に向けて洗浄水7を噴出する洗浄方法に制約されな
い。例えば、図7(a)に示すように、食器洗浄具1,
1a〜1g,31が取り付けられている籠4に各食器3
を収容し、これらの食器3を籠4とともに食器洗浄機4
1の洗浄室42内に貯えられている洗浄媒体としての洗
浄水7の中に浸漬する。洗浄水7には、これと略同等の
比重に設定された洗浄用粒体43が複数個混入されてい
る。この状態において、洗浄水7全体をかき回して洗浄
水7の内部に渦状の水流を発生させる。各食器3に付着
した汚れは、洗浄水7の物理的および化学的洗浄作用、
食器洗浄具1,1a〜1g,31の物理的洗浄作用、な
らびに洗浄用粒体43の物理的洗浄作用によって洗い落
とされる。この場合、食器洗浄具1,1a〜1g,31
を、洗浄水7の渦状水流の物理的な力を受けることによ
っても、前述した第1および第2実施形態と同等の物理
的洗浄作用を発揮できる性質の材料で形成することによ
り、このような、いわゆる洗濯機型の食器洗浄機41に
も適用できる。
【0051】また、この洗濯機型の食器洗浄機41の場
合、超音波により洗浄水7の内部に微細かつ複雑な振
動、あるいは微細な泡を発生させることができる、図示
しない超音波発生装置を、洗浄室42の内部に取り付け
ても構わない。食器洗浄具1,1a〜1g,31を、超
音波によっても微細かつ複雑な振動ができるような性質
の材料で形成することにより、この食器洗浄機41の洗
浄能力をより高めることができる。
【0052】あるいは、図7(b)に示すように、食器
洗浄具1,1a〜1g,31が取り付けられている籠4
に各食器3を収容し、これらの食器3を籠4とともに食
器洗浄機51の洗浄室52内に収容する。この状態にお
いて、各食器3に向けて、その上下方向両外側から、洗
浄媒体としての圧縮空気、もしくは乾燥空気などの気体
とともに、熱処理などを施した洗浄用粒体53を勢いよ
く吹き付ける。各食器3に付着した汚れは、圧縮空気、
もしくは乾燥空気などの気体の物理的洗浄作用、食器洗
浄具1,1a〜1g,31の物理的洗浄作用、ならびに
洗浄用粒体43の物理的洗浄作用によって、洗い落とさ
れる。この場合、食器洗浄具1,1a〜1g,31を、
圧縮空気、もしくは乾燥空気などの気体の物理的な力を
受けることによっても、前述した第1および第2実施形
態と同等の物理的洗浄作用を発揮できる性質の材料で形
成することにより、このような、いわゆる無水洗浄方法
を採用している食器洗浄機51にも適用できる。
【0053】食器洗浄機は、以上説明した構成以外に
も、これが備えている食器洗浄具の物理的洗浄作用と併
せて、洗浄水とともに洗浄用粒体を食器に向けて吹き付
けることにより、食器に付着した汚れを洗い落とす洗浄
方法を採用した構成としても構わない。
【0054】また、食器洗浄機1に、高温の乾燥空気を
図示しないファンヒータなどで洗浄室5内に循環させる
ことにより、洗浄済みの各食器3を乾燥させる図示しな
い乾燥装置を取り付ける構成としても構わない。この場
合、食器洗浄具1,1a〜1g,31を、乾燥空気の物
理的な力を受けることによっても、食器3に付着したま
ま乾燥して固化した状態の汚れを、擦り落としたり、あ
るいは叩き落としたりすることができる性質の材料で形
成することが好ましい。これにより、食器洗浄機1の洗
浄作業で落ちきらなかった食器3の汚れを、食器3の乾
燥作業中に落とすことができる。
【0055】さらに、食器洗浄機1は、食器3の洗浄作
業が終わった後、各食器洗浄具1,1a〜1g,31を
洗浄する洗浄具洗浄機能を備える構成としても構わな
い。例えば、洗浄装置8の各回転体9a,9bをそれぞ
れ互いに独立に回転させつつ、各回転体9a,9bに設
けられている各噴射ノズル10から、各食器洗浄具1,
1a〜1g,31に向けて、これらに付着した食器3の
汚れを洗い落とすことができる勢いで洗浄水7を噴出さ
せればよい。これにより、各食器洗浄具1,1a〜1
g,31に付着した汚れは、各回転体9aから受ける回
転振動と、各噴射ノズル10から噴射される洗浄水7の
勢い、および化学的な洗浄作用により、洗い落とされ
る。よって、以上説明した洗浄具洗浄機能を備えた食器
洗浄機1は、食器洗浄具1,1a〜1g,31、ひいて
は洗浄室5内の衛生状態を良好な状態に保持できる。
【0056】
【発明の効果】請求項1または2に記載の発明に係る食
器洗浄具、および請求項3に記載の発明に係る食器洗浄
機によれば、洗浄媒体による洗浄作用と、自在に変形し
得る紐状に形成された単純な構造からなる食器洗浄具に
よる物理的な洗浄作用とにより被洗浄物を洗浄できるの
で、被洗浄物に付着している汚れの種類に拘らず、洗浄
媒体および必要によりこれに混入される洗剤等の消費を
抑制しつつ、食器等の被洗浄物を効率よく洗浄すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る食器洗浄機を
一部断面にして示す正面図。
【図2】(a)〜(g)は、本発明の第1の実施の形態
に係る食器洗浄具の幾つかの構成を簡略して示す図。
【図3】(a)は、図2(a)〜(g)に示されている
食器洗浄具を回転体あるいは籠に嵌合させて取り付ける
場合の構成を示す断面図。(b)は、図3(a)に示さ
れている食器洗浄具の取り付け側端部の形状を示す図。
【図4】(a)は、図2(a)〜(g)に示されている
食器洗浄具を籠に引っ掛けて取り付ける場合の構成を示
す斜視図。(b)は、図4(a)に示されている食器洗
浄具の取り付け側端部の形状を示す図。
【図5】(a)および(b)は、図2(a)〜(g)に
示されている食器洗浄具を籠に複数本まとめて取り付け
る場合の構成を示す斜視図。(c)は、図5(a)およ
び(b)に示されている食器洗浄具の取り付け側端部の
形状を示す斜視図。
【図6】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る食
器洗浄具の構成を示す斜視図。(b)〜(h)は、図4
(a)に示されている食器洗浄具に取り付けられる洗浄
補助部材の幾つかの構成を簡略して示す図。
【図7】(a)および(b)は、本発明の他の実施の形
態に係る食器洗浄機を示す断面図。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,31
…食器洗浄具 2,41,51…食器洗浄機 3…食器(被洗浄物) 4…籠(被洗浄物収容体) 5,42,52…洗浄室 6…洗浄機本体 7…洗浄水(洗浄媒体) 8…洗浄装置 32a,32b,32c,32d,32e,32f,3
2g,32h…洗浄補助部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自在に変形し得る紐状に形成されてお
    り、食器洗浄機の洗浄機本体に内設されている洗浄室の
    内部、もしくはこの食器洗浄機によって洗浄される被洗
    浄物を収容して前記洗浄室の内部に出し入れ可能に収容
    される被洗浄物収容体のうちの少なくとも一方に、着脱
    可能で、かつ、前記被洗浄物と接触可能に取り付けられ
    て、前記洗浄室内に及ぼされる洗浄媒体に従動して、前
    記被洗浄物に接触するように使用されることを特徴とす
    る食器洗浄具。
  2. 【請求項2】 前記食器洗浄具が、その表面に複数の洗
    浄補助部材を有していることを特徴とする請求項1に記
    載の食器洗浄具。
  3. 【請求項3】 洗浄すべき被洗浄物を収容する被洗浄物
    収容体と、 この被洗浄物収容体が出し入れ可能に収容される洗浄室
    を有している洗浄機本体と、 この洗浄機本体に設けられて前記被洗浄物に向けて洗浄
    媒体を及ぼす洗浄装置と、 自在に変形し得る紐状に形成されており、前記洗浄室の
    内部、もしくは前記被洗浄物収容体のうちの少なくとも
    一方に、着脱可能で、かつ、前記被洗浄物と接触可能に
    取り付けられて、前記洗浄媒体に従動して、前記被洗浄
    物に接触するように使用される多数の食器洗浄具とを具
    備することを特徴とする食器洗浄機。
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