JP2002064587A - プロトコル終端装置 - Google Patents
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＰＰＰ終端をＡＴＭスイッチで行う。
【解決手段】 セルの形態のＰＰＰ(Point-to-Point Pr
otocol)パケットをＤＳＬＡＭ(Digital Subscriber Lin
e Access Multiplexer)との間で入出力する第１のイン
ターフェース部と、セルの形態のネットワーク層パケッ
トをバックボーンネットワークとの間で入出力する第２
のインターフェース部と、ＰＰＰリンクの確立及び切断
を行うＰＰＰリンク手段と、セルの転送制御並びにネッ
トワーク層パケットのＰＰＰデータパケットへのエンカ
プセレーション及びその逆の処理を行うパケット処理手
段と、第１のインターフェース部と第２のインターフェ
ース部とＰＰＰリンク手段とパケット処理手段との間で
セルをスイッチングするスイッチと、を備える。
otocol)パケットをＤＳＬＡＭ(Digital Subscriber Lin
e Access Multiplexer)との間で入出力する第１のイン
ターフェース部と、セルの形態のネットワーク層パケッ
トをバックボーンネットワークとの間で入出力する第２
のインターフェース部と、ＰＰＰリンクの確立及び切断
を行うＰＰＰリンク手段と、セルの転送制御並びにネッ
トワーク層パケットのＰＰＰデータパケットへのエンカ
プセレーション及びその逆の処理を行うパケット処理手
段と、第１のインターフェース部と第２のインターフェ
ース部とＰＰＰリンク手段とパケット処理手段との間で
セルをスイッチングするスイッチと、を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロトコル終端装
置及びプロトコル終端方法に関し、特に、インターネッ
トにアクセスする加入者の認証や課金等の制御を、ＰＰ
Ｐ（Point-to-Point Protocol）専用の装置を設置する
ことなく、加入者に近い所で行う場合に好適なプロトコ
ル終端装置及びプロトコル終端方法に関する。
置及びプロトコル終端方法に関し、特に、インターネッ
トにアクセスする加入者の認証や課金等の制御を、ＰＰ
Ｐ（Point-to-Point Protocol）専用の装置を設置する
ことなく、加入者に近い所で行う場合に好適なプロトコ
ル終端装置及びプロトコル終端方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、２点間を接続してデータ通信を行
う場合、広域網用のＰＰＰが利用されている。先ず、Ｐ
ＰＰの終端方法についての背景を説明する。各加入者が
インターネットに接続しようとする場合、インターネッ
トアクセス要求に対し、ＩＰ（Internet Protocol）パ
ケットデータを運ぶためのＰＰＰを終端する必要があ
る。ＰＰＰとは、認証（Authentication：登録されてい
ない加入者はＬｉｎｋそのものが張れず、データの転送
ができず、また、ＩＰアドレスそのものの配布が受けら
れない）、課金（Accounting：接続している時間）、サ
ービスそのものの管理（ＳＭＳ：Service Management S
ystem）、加入者毎の帯域の割り当て等を行うものであ
る。
う場合、広域網用のＰＰＰが利用されている。先ず、Ｐ
ＰＰの終端方法についての背景を説明する。各加入者が
インターネットに接続しようとする場合、インターネッ
トアクセス要求に対し、ＩＰ（Internet Protocol）パ
ケットデータを運ぶためのＰＰＰを終端する必要があ
る。ＰＰＰとは、認証（Authentication：登録されてい
ない加入者はＬｉｎｋそのものが張れず、データの転送
ができず、また、ＩＰアドレスそのものの配布が受けら
れない）、課金（Accounting：接続している時間）、サ
ービスそのものの管理（ＳＭＳ：Service Management S
ystem）、加入者毎の帯域の割り当て等を行うものであ
る。
【０００３】ＩＰパケット（ネットワーク層のパケット
の１種である。他にＩＣＭＰ(Internet Control Messag
e Protocol)パケットがネットワーク層のパケットとし
てあげられる。）転送のため、ＩＳＰ(Internet Servic
e Provider)の入り口において、通常、ＰＰＰの終端を
行う。ここで、ＰＰＰの終端そのものは、従来より専用
の機器を設置することで対応してきた（図６参照）。図
６に示す従来のアクセスネットワークシステムは、ＰＣ
（Personal Computer）６１、ＡＴＵ（AddressTransfor
mation Unit）−Ｒ６２、ＤＳＬＡＭ（Digital Subscri
ber Line Access Multiplexer）装置６３、ＡＴＭ Ｓ
Ｗ（Asynchronous Transfer Mode Switch）６４、ＰＰ
Ｐ終端用装置６５から構成される。図中１１０１はＡＤ
ＳＬ（Asymmetric Digital Subscriber Line）／ＶＤＳ
Ｌ（Very high speed Digital Subscriber Line）イン
タフェース、２１０１はＡＴＭ ＯＣ−３ｃ信号、３１
０１はＡＴＭ ＯＣ−１２ｃ信号である。
の１種である。他にＩＣＭＰ(Internet Control Messag
e Protocol)パケットがネットワーク層のパケットとし
てあげられる。）転送のため、ＩＳＰ(Internet Servic
e Provider)の入り口において、通常、ＰＰＰの終端を
行う。ここで、ＰＰＰの終端そのものは、従来より専用
の機器を設置することで対応してきた（図６参照）。図
６に示す従来のアクセスネットワークシステムは、ＰＣ
（Personal Computer）６１、ＡＴＵ（AddressTransfor
mation Unit）−Ｒ６２、ＤＳＬＡＭ（Digital Subscri
ber Line Access Multiplexer）装置６３、ＡＴＭ Ｓ
Ｗ（Asynchronous Transfer Mode Switch）６４、ＰＰ
Ｐ終端用装置６５から構成される。図中１１０１はＡＤ
ＳＬ（Asymmetric Digital Subscriber Line）／ＶＤＳ
Ｌ（Very high speed Digital Subscriber Line）イン
タフェース、２１０１はＡＴＭ ＯＣ−３ｃ信号、３１
０１はＡＴＭ ＯＣ−１２ｃ信号である。
【０００４】ここで、上記のＰＰＰ終端処理の意味につ
いてまとめる。インターネットに接続しようとする加入
者の管理を行う場合、インターネットまたはプロバイダ
（ＩＳＰ）への入り口でＰＰＰの終端を行う。上述した
ように、ＰＰＰとは、認証（Authentication：登録され
ていない加入者はＬｉｎｋそのものが張れず、データの
転送ができず、また、ＩＰアドレスの配布が受けられな
い）、課金（Accounting：接続している時間）、サービ
スそのものの管理（ＳＭＳ）、加入者毎の帯域の割り当
てを行うものである。
いてまとめる。インターネットに接続しようとする加入
者の管理を行う場合、インターネットまたはプロバイダ
（ＩＳＰ）への入り口でＰＰＰの終端を行う。上述した
ように、ＰＰＰとは、認証（Authentication：登録され
ていない加入者はＬｉｎｋそのものが張れず、データの
転送ができず、また、ＩＰアドレスの配布が受けられな
い）、課金（Accounting：接続している時間）、サービ
スそのものの管理（ＳＭＳ）、加入者毎の帯域の割り当
てを行うものである。
【０００５】ＰＰＰは、ｐｅｅｒ−ｔｏ−ｐｅｅｒの回
線上で、マルチプロトコルのデータ転送をサポートする
プロトコルである。図１０に示すのが、ＰＰＰ Ｆｒａ
ｍｅフォーマットとしてのＨＤＬＣのフレーム構造であ
る。
線上で、マルチプロトコルのデータ転送をサポートする
プロトコルである。図１０に示すのが、ＰＰＰ Ｆｒａ
ｍｅフォーマットとしてのＨＤＬＣのフレーム構造であ
る。
【０００６】ＰＰＰの処理においては、Ｌｉｎｋの確立
（この後ユーザとしての認証が行われる）が必須であ
る。図７に示されているように、ＬＣＰパケット（Ｐｒ
ｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄの値で区別）によりＬｉｎｋ
を確立し、次いでＮＣＰ（Network Control Protocol）
パケットによる、上位層のデータ転送のためのＣｏｎｆ
ｉｇｕｒａｔｉｏｎを行う。この後、ユーザーパケット
データが転送される（以上の記述の出展は、ＩＥＴＦ
（Internet Engineering Task Force） Ｄｏｃｕｍｅｎ
ｔ ＲＦＣ１１６１／１１６２／１３３２による）。
（この後ユーザとしての認証が行われる）が必須であ
る。図７に示されているように、ＬＣＰパケット（Ｐｒ
ｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄの値で区別）によりＬｉｎｋ
を確立し、次いでＮＣＰ（Network Control Protocol）
パケットによる、上位層のデータ転送のためのＣｏｎｆ
ｉｇｕｒａｔｉｏｎを行う。この後、ユーザーパケット
データが転送される（以上の記述の出展は、ＩＥＴＦ
（Internet Engineering Task Force） Ｄｏｃｕｍｅｎ
ｔ ＲＦＣ１１６１／１１６２／１３３２による）。
【０００７】ＰＰＰは、ＩＰパケットを送出する際に確
立しておかなければならないリンクプロトコルであり、
ＩＰレイヤの下に位置する（図７〜図９参照）。図７は
Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値とパケットデータとの
対応を示し、図８はＰＰＰＬｉｎｋ処理を示し、図９は
ＰＰＰ処理シーケンスを示す。
立しておかなければならないリンクプロトコルであり、
ＩＰレイヤの下に位置する（図７〜図９参照）。図７は
Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値とパケットデータとの
対応を示し、図８はＰＰＰＬｉｎｋ処理を示し、図９は
ＰＰＰ処理シーケンスを示す。
【０００８】図７において、プロトコルフィールドの値
が００２１であるＰＰＰパケットをＰＰＰデータパケッ
トといい、プロトコルフィールドの値が８０２１又はｃ
０２１であるパケットをＰＰＰ制御パケットという。
が００２１であるＰＰＰパケットをＰＰＰデータパケッ
トといい、プロトコルフィールドの値が８０２１又はｃ
０２１であるパケットをＰＰＰ制御パケットという。
【０００９】ＨＤＬＣ（High Level Data Link Control
Procedure）形式のＰＰＰ Ｆｒａｍｅフォーマット
は、図１０に示す通りで、そのペイロードにおいて３２
ＢｉｔｓのＰｒｏｔｏｃｏｌフィールドを付加した後、
パケットデータとしてＩＰパケットが挿入される。リン
ク確立のためのプロトコルそのものは複雑ではない（図
８、図９参照）。
Procedure）形式のＰＰＰ Ｆｒａｍｅフォーマット
は、図１０に示す通りで、そのペイロードにおいて３２
ＢｉｔｓのＰｒｏｔｏｃｏｌフィールドを付加した後、
パケットデータとしてＩＰパケットが挿入される。リン
ク確立のためのプロトコルそのものは複雑ではない（図
８、図９参照）。
【００１０】しかし、ＡＡＬ５（ＡＴＭ Adaptation La
yer Type ５）を用いたＡＴＭセルにて、ＰＰＰ Ｅｎｃ
ａｐｓｕｌａｔｉｏｎされたＰＰＰフレーム（図１１参
照）が送出されているため、ＰＰＰを終端するために
は、先ず、ＡＡＬ５のＳＡＲ（Segmentation and Reass
embly Sublayer）の処理が必要となる。ＳＡＲ機能によ
り、もとのＰＰＰフレームが組みたてられ、ＣＰＵによ
りリンク確立のための処理が行われる。リンク確立後
に、加入者はＩＰパケットをネットワーク（インターネ
ット）に転送することができる。
yer Type ５）を用いたＡＴＭセルにて、ＰＰＰ Ｅｎｃ
ａｐｓｕｌａｔｉｏｎされたＰＰＰフレーム（図１１参
照）が送出されているため、ＰＰＰを終端するために
は、先ず、ＡＡＬ５のＳＡＲ（Segmentation and Reass
embly Sublayer）の処理が必要となる。ＳＡＲ機能によ
り、もとのＰＰＰフレームが組みたてられ、ＣＰＵによ
りリンク確立のための処理が行われる。リンク確立後
に、加入者はＩＰパケットをネットワーク（インターネ
ット）に転送することができる。
【００１１】上記のＰＰＰに基づくパケット通信に関す
る従来例としては、例えば特開平１０−３２２３９９号
公報に記載の技術が提案されている。同公報には、国際
標準パケットによりＡＴＭ網を介して通信するパケット
通信方式において、前記ＡＴＭ網に接続し、前記国際標
準パケットを変換したＰＰＰに基づくＰＰＰパケットと
前記ＡＴＭ網と入出力するＡＴＭセルとの相互変換を行
う変換手段を備えることを特徴とするパケット通信方式
が開示されている。
る従来例としては、例えば特開平１０−３２２３９９号
公報に記載の技術が提案されている。同公報には、国際
標準パケットによりＡＴＭ網を介して通信するパケット
通信方式において、前記ＡＴＭ網に接続し、前記国際標
準パケットを変換したＰＰＰに基づくＰＰＰパケットと
前記ＡＴＭ網と入出力するＡＴＭセルとの相互変換を行
う変換手段を備えることを特徴とするパケット通信方式
が開示されている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては次のような問題点があった。
た従来例においては次のような問題点があった。
【００１３】従来例では、上述したように、インターネ
ットにアクセスしようとする各加入者を選別し、ＰＰＰ
処理のための機能を搭載した装置（上記図６のＰＰＰ終
端用装置６５）を、バックボーンネットワーク１５（イ
ンターネット）の入り口に設置し、加入者が増える度に
増設をしていくことが必要であった。また、上記図６に
示したＰＰＰ終端用装置６５の設置場所は、数多くの加
入者が多重化されてくるバックボーンネットワーク（イ
ンターネット）の近くであることも多かった。
ットにアクセスしようとする各加入者を選別し、ＰＰＰ
処理のための機能を搭載した装置（上記図６のＰＰＰ終
端用装置６５）を、バックボーンネットワーク１５（イ
ンターネット）の入り口に設置し、加入者が増える度に
増設をしていくことが必要であった。また、上記図６に
示したＰＰＰ終端用装置６５の設置場所は、数多くの加
入者が多重化されてくるバックボーンネットワーク（イ
ンターネット）の近くであることも多かった。
【００１４】後述する本発明の主な目的は、インターネ
ットアクセスする加入者が増えて行くにつれ、ＰＰＰ処
理を持った装置を増設していく際、加入者により近い
所、つまりインターネットサービスを提供する装置内
（上記図６のＡＴＭ ＳＷ６４）に持つことである。そ
うすることで、不正アクセスによるネットワークの混乱
を避け、ＩＳＰへの入り口を明確にすることができる。
ットアクセスする加入者が増えて行くにつれ、ＰＰＰ処
理を持った装置を増設していく際、加入者により近い
所、つまりインターネットサービスを提供する装置内
（上記図６のＡＴＭ ＳＷ６４）に持つことである。そ
うすることで、不正アクセスによるネットワークの混乱
を避け、ＩＳＰへの入り口を明確にすることができる。
【００１５】そのためにはＡＴＭレイヤのみならず、そ
の上のＡＡＬ５レイヤの処理及びＰＰＰの終端等を行わ
なければならず、プロトコルスタック的には複雑である
が、別個の装置（上記図６のＰＰＰ終端用装置６５）と
してでなく、ネットワーク上の装置（上記図６のＡＴＭ
ＳＷ６４）内にＡＴＭレイヤのみならず、その上のＡ
ＡＬ５レイヤの処理及びＰＰＰの終端等をインプリメン
トして行くことで、よりシンプルな装置構成で、且つ加
入者の増加に柔軟に対応していくことを可能とするもの
である。
の上のＡＡＬ５レイヤの処理及びＰＰＰの終端等を行わ
なければならず、プロトコルスタック的には複雑である
が、別個の装置（上記図６のＰＰＰ終端用装置６５）と
してでなく、ネットワーク上の装置（上記図６のＡＴＭ
ＳＷ６４）内にＡＴＭレイヤのみならず、その上のＡ
ＡＬ５レイヤの処理及びＰＰＰの終端等をインプリメン
トして行くことで、よりシンプルな装置構成で、且つ加
入者の増加に柔軟に対応していくことを可能とするもの
である。
【００１６】また、ＡＴＭレイヤのみならず、その上の
ＡＡＬ５レイヤの処理及びＰＰＰの終端等をＤＳＬＡＭ
（上記図６のＤＳＬＡＭ６３）にインプリメント（図１
２参照）すると、以下のようなデータを運ぶＶＣ(Virtu
al Channel)そのものについて、ＡＡＬ５よりも上のレ
イヤで処理しなければならないので、ＤＳＬＡＭ装置
（図１２参照）の構成そのものが複雑となり、システム
のコストが上がり、それを管理するシステムも複雑にな
るという問題があった。
ＡＡＬ５レイヤの処理及びＰＰＰの終端等をＤＳＬＡＭ
（上記図６のＤＳＬＡＭ６３）にインプリメント（図１
２参照）すると、以下のようなデータを運ぶＶＣ(Virtu
al Channel)そのものについて、ＡＡＬ５よりも上のレ
イヤで処理しなければならないので、ＤＳＬＡＭ装置
（図１２参照）の構成そのものが複雑となり、システム
のコストが上がり、それを管理するシステムも複雑にな
るという問題があった。
【００１７】本発明の目的は、インターネットにアクセ
スする加入者の認証や課金等の制御を、ＰＰＰ専用の別
個の装置を設置することなく、加入者に近い所で行うこ
とができるプロトコル終端装置及びプロトコル終端方法
を提供することである。
スする加入者の認証や課金等の制御を、ＰＰＰ専用の別
個の装置を設置することなく、加入者に近い所で行うこ
とができるプロトコル終端装置及びプロトコル終端方法
を提供することである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明によるプロトコル
終端装置は、セルの形態のＰＰＰ(Point-to-Point Prot
ocol)パケットをＤＳＬＡＭ(Digital Subscriber Line
Access Multiplexer)との間で入出力する第１のインタ
ーフェース部と、セルの形態のネットワーク層パケット
をバックボーンネットワークとの間で入出力する第２の
インターフェース部と、ＰＰＰリンクの確立及び切断を
行うＰＰＰリンク手段と、セルの転送制御並びに前記ネ
ットワーク層パケットのＰＰＰデータパケットへのエン
カプセレーション及びその逆の処理を行うパケット処理
手段と、前記第１のインターフェース部と前記第２のイ
ンターフェース部と前記ＰＰＰリンク手段と前記パケッ
ト処理手段との間でセルをスイッチングするスイッチ
と、を備えることを特徴とする。
終端装置は、セルの形態のＰＰＰ(Point-to-Point Prot
ocol)パケットをＤＳＬＡＭ(Digital Subscriber Line
Access Multiplexer)との間で入出力する第１のインタ
ーフェース部と、セルの形態のネットワーク層パケット
をバックボーンネットワークとの間で入出力する第２の
インターフェース部と、ＰＰＰリンクの確立及び切断を
行うＰＰＰリンク手段と、セルの転送制御並びに前記ネ
ットワーク層パケットのＰＰＰデータパケットへのエン
カプセレーション及びその逆の処理を行うパケット処理
手段と、前記第１のインターフェース部と前記第２のイ
ンターフェース部と前記ＰＰＰリンク手段と前記パケッ
ト処理手段との間でセルをスイッチングするスイッチ
と、を備えることを特徴とする。
【００１９】また、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記パケット
処理手段は、前記第１のインターフェースから来た第１
のセルを基にＰＰＰパケットを生成し、生成されたＰＰ
ＰパケットがＰＰＰデータパケットであるときには、該
ＰＰＰデータパケットからＰＰＰヘッダを削除すること
によりネットワーク層パケットを生成し、該ネットワー
ク層パケットを基に第２のセルを作成し、該第２のセル
を前記第２のインターフェースに転送させるためのヘッ
ダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダが付された前
記第２のセルを前記スイッチに供給することを特徴とす
る。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記パケット
処理手段は、前記第１のインターフェースから来た第１
のセルを基にＰＰＰパケットを生成し、生成されたＰＰ
ＰパケットがＰＰＰデータパケットであるときには、該
ＰＰＰデータパケットからＰＰＰヘッダを削除すること
によりネットワーク層パケットを生成し、該ネットワー
ク層パケットを基に第２のセルを作成し、該第２のセル
を前記第２のインターフェースに転送させるためのヘッ
ダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダが付された前
記第２のセルを前記スイッチに供給することを特徴とす
る。
【００２０】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記パケット
処理手段は、前記第１のインターフェースから来た第１
のセルをもとにＰＰＰパケットを生成し、生成されたＰ
ＰＰパケットがＰＰＰ制御パケットであるときには、該
ＰＰＰ制御パケットを基に第２のセルを作成し、該第２
のセルを前記ＰＰＰリンク手段に転送させるためのヘッ
ダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダが付された前
記第２のセルを前記スイッチに供給することを特徴とす
る。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記パケット
処理手段は、前記第１のインターフェースから来た第１
のセルをもとにＰＰＰパケットを生成し、生成されたＰ
ＰＰパケットがＰＰＰ制御パケットであるときには、該
ＰＰＰ制御パケットを基に第２のセルを作成し、該第２
のセルを前記ＰＰＰリンク手段に転送させるためのヘッ
ダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダが付された前
記第２のセルを前記スイッチに供給することを特徴とす
る。
【００２１】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記パケット
処理手段は、前記第２のインターフェースから来た第１
のセルをもとにネットワーク層パケットを生成し、生成
されたネットワーク層パケットよりＰＰＰデータパケッ
トを生成するエンカプセレーションを行い、生成された
ＰＰＰデータパケットを基に第２のセルを生成し、該第
２のセルを前記第１のインターフェース部に転送させる
ためのヘッダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダが
付された前記第２のセルを前記スイッチに供給すること
を特徴とする。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記パケット
処理手段は、前記第２のインターフェースから来た第１
のセルをもとにネットワーク層パケットを生成し、生成
されたネットワーク層パケットよりＰＰＰデータパケッ
トを生成するエンカプセレーションを行い、生成された
ＰＰＰデータパケットを基に第２のセルを生成し、該第
２のセルを前記第１のインターフェース部に転送させる
ためのヘッダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダが
付された前記第２のセルを前記スイッチに供給すること
を特徴とする。
【００２２】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記ＰＰＰリ
ンク手段は、ＰＰＰ制御パケットを生成し、該ＰＰＰ制
御パケットを基にセルを生成し、該セルを前記第１のイ
ンターフェース部に転送させるためのヘッダを前記セル
に付して、前記ヘッダが付された前記セルを前記スイッ
チに供給することを特徴とする。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記ＰＰＰリ
ンク手段は、ＰＰＰ制御パケットを生成し、該ＰＰＰ制
御パケットを基にセルを生成し、該セルを前記第１のイ
ンターフェース部に転送させるためのヘッダを前記セル
に付して、前記ヘッダが付された前記セルを前記スイッ
チに供給することを特徴とする。
【００２３】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、ＰＰＰ(Point-to-Point Protocol)パケットをＤＳ
ＬＡＭ（Digital Subscriber Line Access Multiplexe
r）との間で入出力する第１のインターフェース部と、
ネットワーク層パケットをバックボーンネットワークと
の間で入出力する第２のインターフェース部と、ＰＰＰ
リンクの確立及び切断を行うＰＰＰリンク手段と、前記
第１のインターフェース部と前記第２のインターフェー
ス部と前記ＰＰＰリンク手段との間でセルをスイッチン
グするスイッチと、を備えることを特徴とする。
は、ＰＰＰ(Point-to-Point Protocol)パケットをＤＳ
ＬＡＭ（Digital Subscriber Line Access Multiplexe
r）との間で入出力する第１のインターフェース部と、
ネットワーク層パケットをバックボーンネットワークと
の間で入出力する第２のインターフェース部と、ＰＰＰ
リンクの確立及び切断を行うＰＰＰリンク手段と、前記
第１のインターフェース部と前記第２のインターフェー
ス部と前記ＰＰＰリンク手段との間でセルをスイッチン
グするスイッチと、を備えることを特徴とする。
【００２４】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記第１のイ
ンターフェース部は、入力したＰＰＰパケットからＰＰ
Ｐヘッダを除去すると共に、入力したＰＰＰパケットが
ＰＰＰデータパケットであるときには、前記ＰＰＰヘッ
ダが除去されたパケットを基に前記スイッチを介して前
記第２のインターフェース部にスイッチングされるセル
を作成し、作成した前記セルを前記スイッチに供給する
ことを特徴とする。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記第１のイ
ンターフェース部は、入力したＰＰＰパケットからＰＰ
Ｐヘッダを除去すると共に、入力したＰＰＰパケットが
ＰＰＰデータパケットであるときには、前記ＰＰＰヘッ
ダが除去されたパケットを基に前記スイッチを介して前
記第２のインターフェース部にスイッチングされるセル
を作成し、作成した前記セルを前記スイッチに供給する
ことを特徴とする。
【００２５】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記第１のイ
ンターフェース部は、入力したＰＰＰパケットからＰＰ
Ｐヘッダを除去すると共に、入力したＰＰＰパケットが
ＰＰＰ制御パケットであるときには、前記ＰＰＰヘッダ
が除去されたパケットを基に前記スイッチを介して前記
ＰＰＰリンク手段にスイッチングされるセルを作成し、
作成した前記セルを前記スイッチに供給することを特徴
とする。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記第１のイ
ンターフェース部は、入力したＰＰＰパケットからＰＰ
Ｐヘッダを除去すると共に、入力したＰＰＰパケットが
ＰＰＰ制御パケットであるときには、前記ＰＰＰヘッダ
が除去されたパケットを基に前記スイッチを介して前記
ＰＰＰリンク手段にスイッチングされるセルを作成し、
作成した前記セルを前記スイッチに供給することを特徴
とする。
【００２６】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記第２のイ
ンターフェース部は、入力したネットワーク層パケット
よりＰＰＰデータパケットを生成するエンカプセレーシ
ョンを行うと共に、ＰＰＰデータパケットを基に前記ス
イッチを介して前記第１のインターフェース部にスイッ
チングされるセルを作成し、作成した前記セルを前記ス
イッチに供給することを特徴とする。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記第２のイ
ンターフェース部は、入力したネットワーク層パケット
よりＰＰＰデータパケットを生成するエンカプセレーシ
ョンを行うと共に、ＰＰＰデータパケットを基に前記ス
イッチを介して前記第１のインターフェース部にスイッ
チングされるセルを作成し、作成した前記セルを前記ス
イッチに供給することを特徴とする。
【００２７】更に、本発明によるプロトコル終端装置
は、上記のプロトコル終端装置において、前記ＰＰＰリ
ンク手段は、ＰＰＰ制御パケットを生成し、前記ＰＰＰ
制御パケットを、前記スイッチを介して前記第１のイン
ターフェース部にスイッチングされるセルとして、前記
スイッチに供給することを特徴とする。
は、上記のプロトコル終端装置において、前記ＰＰＰリ
ンク手段は、ＰＰＰ制御パケットを生成し、前記ＰＰＰ
制御パケットを、前記スイッチを介して前記第１のイン
ターフェース部にスイッチングされるセルとして、前記
スイッチに供給することを特徴とする。
【００２８】
【発明の実施の形態】［第１実施形態］次に、本発明の
第１実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第１実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【００２９】（１）構成の説明 本発明の第１実施形態のアクセスネットワークシステム
は、図１に示す如く、ＰＣ１１、ＡＴＵ−Ｒ１２、ＤＳ
ＬＡＭ装置１３、ＡＧ（Access Gateway）装置１４を具
備している。
は、図１に示す如く、ＰＣ１１、ＡＴＵ−Ｒ１２、ＤＳ
ＬＡＭ装置１３、ＡＧ（Access Gateway）装置１４を具
備している。
【００３０】上記構成を詳述すると、図１において、Ｐ
Ｃ（端末）１１よりバックボーンネットワーク１５に向
かって出力されるＩＰパケットデータは、ＡＴＵ−Ｒ１
２でＰＰＰ Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔｉｏｎ、及び図１０
に示すようにＡＴＭセル化（ＡＡＬ５を用いる）され、
メタリックケーブル上のＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェ
ース１１０１を通して、ＤＳＬＡＭ装置１３まで運ばれ
る。ＤＳＬＡＭ装置１３において、多くの加入者（ＡＴ
Ｕ−Ｒ１２）からの信号が多重され、多重化された信号
が１５５Ｍｂ／ｓのＡＴＭ ＯＣ−３ｃ信号２１０１と
して出力される。
Ｃ（端末）１１よりバックボーンネットワーク１５に向
かって出力されるＩＰパケットデータは、ＡＴＵ−Ｒ１
２でＰＰＰ Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔｉｏｎ、及び図１０
に示すようにＡＴＭセル化（ＡＡＬ５を用いる）され、
メタリックケーブル上のＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェ
ース１１０１を通して、ＤＳＬＡＭ装置１３まで運ばれ
る。ＤＳＬＡＭ装置１３において、多くの加入者（ＡＴ
Ｕ−Ｒ１２）からの信号が多重され、多重化された信号
が１５５Ｍｂ／ｓのＡＴＭ ＯＣ−３ｃ信号２１０１と
して出力される。
【００３１】ＡＧ装置１４において、複数のＤＳＬＡＭ
１３から来たＡＴＭセルは、ＡＡＬ５ ＳＡＲ（Segmen
tation Assembly Reassembly）機能部でデセル化され、
もとのＰＰＰパケットに戻される。ＰＰＰパケットのう
ちＰＰＰ処理に関するパケットのみについて、ＣＰＵ盤
（図２、図３の５０１参照、詳細は後述）が処理する
が、ＰＰＰ処理に関するパケットでないパケットは、Ｐ
ＰＰ Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔｉｏｎされず、再びセル化
（図１の信号３１０１）され、あるいはＩＰパケット
（図４の信号３１０１）のまま、バックボーンネットワ
ークへと転送される。従って、ＡＧ装置１４がＩＳＰへ
の入り口として機能し、インターネットにアクセスする
加入者の認証、課金等々の制御がＡＧ装置１４で行われ
ることになる。
１３から来たＡＴＭセルは、ＡＡＬ５ ＳＡＲ（Segmen
tation Assembly Reassembly）機能部でデセル化され、
もとのＰＰＰパケットに戻される。ＰＰＰパケットのう
ちＰＰＰ処理に関するパケットのみについて、ＣＰＵ盤
（図２、図３の５０１参照、詳細は後述）が処理する
が、ＰＰＰ処理に関するパケットでないパケットは、Ｐ
ＰＰ Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔｉｏｎされず、再びセル化
（図１の信号３１０１）され、あるいはＩＰパケット
（図４の信号３１０１）のまま、バックボーンネットワ
ークへと転送される。従って、ＡＧ装置１４がＩＳＰへ
の入り口として機能し、インターネットにアクセスする
加入者の認証、課金等々の制御がＡＧ装置１４で行われ
ることになる。
【００３２】逆に、バックボーンネットワークより来る
信号方向について説明すると、データ（図１の信号３１
０１）は、ＡＧ装置１４において、ＡＡＬ５ ＳＡＲ機
能部でＰＰＰ処理（プロトコル処理とＥｎｃａｐｓｕｌ
ａｔｉｏｎ）が施された後、再びＡＴＭセル化され、Ａ
ＴＭ ＯＣ−３ｃ信号（図１の信号２１０１）あるいは
ＰＯＳ（Packet Over SONET） ＯＣ−３ｃ信号（図４の
信号２１０１）として出力される。
信号方向について説明すると、データ（図１の信号３１
０１）は、ＡＧ装置１４において、ＡＡＬ５ ＳＡＲ機
能部でＰＰＰ処理（プロトコル処理とＥｎｃａｐｓｕｌ
ａｔｉｏｎ）が施された後、再びＡＴＭセル化され、Ａ
ＴＭ ＯＣ−３ｃ信号（図１の信号２１０１）あるいは
ＰＯＳ（Packet Over SONET） ＯＣ−３ｃ信号（図４の
信号２１０１）として出力される。
【００３３】ＡＴＭセルを単位として処理するＤＳＬＡ
Ｍ装置１３では、ＡＧ装置１４からのＡＴＭ ＯＣ−３
ｃ信号は、セルヘッダであるＶＰＩ／ＶＣＩ(Virtual P
ath Identifier/Virtual Channel Identifier)情報によ
り多重分離され、ＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェース１
１０１を通して、各加入者（ＡＴＵ−Ｒ１２）に運ばれ
る。ＡＴＵ−Ｒ１２では、ＡＴＭセルはパケットデータ
に戻され、ＰＰＰヘッダが取り除かれ（詳細後述）、そ
の結果のＩＰパケットがＰＣ１１へ供給される。
Ｍ装置１３では、ＡＧ装置１４からのＡＴＭ ＯＣ−３
ｃ信号は、セルヘッダであるＶＰＩ／ＶＣＩ(Virtual P
ath Identifier/Virtual Channel Identifier)情報によ
り多重分離され、ＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェース１
１０１を通して、各加入者（ＡＴＵ−Ｒ１２）に運ばれ
る。ＡＴＵ−Ｒ１２では、ＡＴＭセルはパケットデータ
に戻され、ＰＰＰヘッダが取り除かれ（詳細後述）、そ
の結果のＩＰパケットがＰＣ１１へ供給される。
【００３４】図２及び図３にＡＧ装置１４の装置内ブロ
ック図が示されている。ＡＧ装置１４は、ＤＳＬＡＭ装
置１３と信号入出力を行うＯＣ−３ｃ ＡＴＭインタフ
ェース１０１、バックボーンネットワーク１５と信号入
出力を行うＯＣ−１２c ＡＴＭインタフェース４０１、
ＡＴＭの信号をＡＡＬ５によってディスアセンブルし、
もとのパケット信号に戻すＡＡＬ５ ＳＡＲ機能部３０
５が実装されたパケット処理盤３０１、５Ｇ ｂ／ｓ程
度のスループットを持ち、ＡＴＭセルを単位としてスイ
ッチングを行うＳＷ盤２０１、ＡＡＬ５ ＳＡＲ機能部
５０２が実装されＰＰＰを終端するＣＰＵ盤５０１を備
える。
ック図が示されている。ＡＧ装置１４は、ＤＳＬＡＭ装
置１３と信号入出力を行うＯＣ−３ｃ ＡＴＭインタフ
ェース１０１、バックボーンネットワーク１５と信号入
出力を行うＯＣ−１２c ＡＴＭインタフェース４０１、
ＡＴＭの信号をＡＡＬ５によってディスアセンブルし、
もとのパケット信号に戻すＡＡＬ５ ＳＡＲ機能部３０
５が実装されたパケット処理盤３０１、５Ｇ ｂ／ｓ程
度のスループットを持ち、ＡＴＭセルを単位としてスイ
ッチングを行うＳＷ盤２０１、ＡＡＬ５ ＳＡＲ機能部
５０２が実装されＰＰＰを終端するＣＰＵ盤５０１を備
える。
【００３５】図２を参照すると、ＤＳＬＡＭ装置１３よ
りＡＴＭインタフェースを通しＡＧ装置１４に供給され
るＡＴＭ信号２１０１（１１０２）は、ＳＷ盤２０１の
ＡＴＭセルスイッチモジュール２０２において、ＡＴＭ
セルを単位としてスイッングがなされ、パケット処理盤
３０１に供給される。パケット処理盤３０１では、ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部３０５がＡＴＭセルをディスアセンブル
して、もとのＰＰＰパケットを復元する。
りＡＴＭインタフェースを通しＡＧ装置１４に供給され
るＡＴＭ信号２１０１（１１０２）は、ＳＷ盤２０１の
ＡＴＭセルスイッチモジュール２０２において、ＡＴＭ
セルを単位としてスイッングがなされ、パケット処理盤
３０１に供給される。パケット処理盤３０１では、ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部３０５がＡＴＭセルをディスアセンブル
して、もとのＰＰＰパケットを復元する。
【００３６】Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、ＰＰＰパケットにＰ
ｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値（上記図７参照）を参照
することにより、ＰＰＰパケットがユーザからのＩＰパ
ケット（値：００２１）を含むものであるのか、又は、
Ｌｉｎｋコントロール用パケット（値：８０２１又はｃ
０２１）であるのかを判別する。
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、ＰＰＰパケットにＰ
ｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値（上記図７参照）を参照
することにより、ＰＰＰパケットがユーザからのＩＰパ
ケット（値：００２１）を含むものであるのか、又は、
Ｌｉｎｋコントロール用パケット（値：８０２１又はｃ
０２１）であるのかを判別する。
【００３７】Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、ＰＰＰパケットがユ
ーザからのＩＰパケットを含むものである場合には、Ｐ
ＰＰパケットからＰＰＰのヘッダ部分（図１０のＦｌａ
ｇ／Ａｄｄｒｅｓｓ／Ｃｏｎｔｒｏｌ／Ｐｒｏｔｏｃｏ
ｌ／ＦＣＳ／Ｆｌａｇのパケットデータ以外の部分）を
取り除く。これは、ＰＰＰが終端されたことを意味す
る。ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５は、ＰＰＰヘッダが取り
除かれたＰＰＰパケットをＡＴＭセルにセル化する。そ
のＡＴＭセルは、ＳＷ盤２０１に転送され、ＡＴＭイン
タフェース盤４０１を通し図３の符号３３０１及び符号
４４０３で示す経路でバックボーンネットワーク１５へ
供給される。
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、ＰＰＰパケットがユ
ーザからのＩＰパケットを含むものである場合には、Ｐ
ＰＰパケットからＰＰＰのヘッダ部分（図１０のＦｌａ
ｇ／Ａｄｄｒｅｓｓ／Ｃｏｎｔｒｏｌ／Ｐｒｏｔｏｃｏ
ｌ／ＦＣＳ／Ｆｌａｇのパケットデータ以外の部分）を
取り除く。これは、ＰＰＰが終端されたことを意味す
る。ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５は、ＰＰＰヘッダが取り
除かれたＰＰＰパケットをＡＴＭセルにセル化する。そ
のＡＴＭセルは、ＳＷ盤２０１に転送され、ＡＴＭイン
タフェース盤４０１を通し図３の符号３３０１及び符号
４４０３で示す経路でバックボーンネットワーク１５へ
供給される。
【００３８】逆に、バックボーンネットワーク１５から
ＰＣ１１に向かう信号方向（下り方向）について説明す
ると、バックボーンネットワークからのユーザ用ＡＴＭ
セル（図３の４４０２）は、ＡＴＭインタフェース盤４
０１、Ｗ盤２０１を介して、パケット処理盤３０１供給
される。パケット処理盤３０１は、バックボーンネット
ワーク１５から来たＡＴＭセルよりＰＰＰパケットを生
成する。そのＰＰＰパケットには、値が００２１のＰｒ
ｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値（図１０、図７参照）が付
加される。このＰＰＰパケットは、再びＡＴＭセルにセ
ル化され、ＳＷ盤２０１に転送され、ＡＴＭインタフェ
ース盤１０１を通しＤＳＬＡＭ装置１３に供給され、最
終的にはＰＣ１１にｉｐパケットとして供給される。
ＰＣ１１に向かう信号方向（下り方向）について説明す
ると、バックボーンネットワークからのユーザ用ＡＴＭ
セル（図３の４４０２）は、ＡＴＭインタフェース盤４
０１、Ｗ盤２０１を介して、パケット処理盤３０１供給
される。パケット処理盤３０１は、バックボーンネット
ワーク１５から来たＡＴＭセルよりＰＰＰパケットを生
成する。そのＰＰＰパケットには、値が００２１のＰｒ
ｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値（図１０、図７参照）が付
加される。このＰＰＰパケットは、再びＡＴＭセルにセ
ル化され、ＳＷ盤２０１に転送され、ＡＴＭインタフェ
ース盤１０１を通しＤＳＬＡＭ装置１３に供給され、最
終的にはＰＣ１１にｉｐパケットとして供給される。
【００３９】次に、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５でＡＴＭ
セルより生成されたＰＰＰパケットがＬｉｎｋコントロ
ール用パケット（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値が８
０２１又はｃ０２１であることにより示される。）であ
る場合について説明する。ＰＰＰパケットはＡＡＬ５
ＳＡＲ部３０５により、再びＡＴＭセルにセル化（ヘッ
ダはＣｏｎｔｒｏｌ信号３０６により制御される）さ
れ、ＳＷ盤２０１に供給され、予めＡＴＭセルスイッチ
モジュール２０２内に設定してあるＰＶＣ（Permanent
Virtual Connection）により、ＣＰＵ盤５０１へと転送
される。
セルより生成されたＰＰＰパケットがＬｉｎｋコントロ
ール用パケット（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値が８
０２１又はｃ０２１であることにより示される。）であ
る場合について説明する。ＰＰＰパケットはＡＡＬ５
ＳＡＲ部３０５により、再びＡＴＭセルにセル化（ヘッ
ダはＣｏｎｔｒｏｌ信号３０６により制御される）さ
れ、ＳＷ盤２０１に供給され、予めＡＴＭセルスイッチ
モジュール２０２内に設定してあるＰＶＣ（Permanent
Virtual Connection）により、ＣＰＵ盤５０１へと転送
される。
【００４０】ＣＰＵ盤５０１は、Ｌｉｎｋコントロール
用パケットを受信すると、プログラム制御によりＰＰＰ
終端を行うべく、ユーザへ向けてＰＰＰパケットを送出
する。そのＣＰＵ盤５０１から出るＬｉｎｋコントロー
ル用パケットであるＰＰＰパケットはＡＴＭセルにセル
化され、ＳＷ盤２０１に供給され、予め設定してあるＰ
ＶＣによりＡＴＭインターフェース盤１０１に転送さ
れ、ＡＴＭインタフェース盤１０１を通しＤＳＬＡＭ装
置１３に出力され、ユーザ（ＡＴＵ−Ｒ１２）へと転送
さる。その結果、加入者とＡＧ装置１４の間においてＰ
ＰＰ処理が行われる。
用パケットを受信すると、プログラム制御によりＰＰＰ
終端を行うべく、ユーザへ向けてＰＰＰパケットを送出
する。そのＣＰＵ盤５０１から出るＬｉｎｋコントロー
ル用パケットであるＰＰＰパケットはＡＴＭセルにセル
化され、ＳＷ盤２０１に供給され、予め設定してあるＰ
ＶＣによりＡＴＭインターフェース盤１０１に転送さ
れ、ＡＴＭインタフェース盤１０１を通しＤＳＬＡＭ装
置１３に出力され、ユーザ（ＡＴＵ−Ｒ１２）へと転送
さる。その結果、加入者とＡＧ装置１４の間においてＰ
ＰＰ処理が行われる。
【００４１】（２）動作の説明 次に、本発明の第１実施形態の動作について図１〜図
３、図７、図１０を参照して詳細に説明する。
３、図７、図１０を参照して詳細に説明する。
【００４２】図２は、ＡＧ装置１４が、加入者より来る
制御用のＰＰＰパケット（図１０及び図７参照）を受信
し、ＰＰＰを終端する様子を示す。
制御用のＰＰＰパケット（図１０及び図７参照）を受信
し、ＰＰＰを終端する様子を示す。
【００４３】先ず、加入者から来るＡＴＭセル１１０２
は、ＯＣ−３ｃ ＡＴＭインタフェース１０１で受信さ
れ、ＳＷ盤２０１に供給される。ＡＴＭセルスイッチモ
ジュール２０２内でＡＴＭセルを単位としてスイッチさ
れたＡＴＭセル１１０２は、パケット処理盤３０１に供
給される。パケット処理盤３０１のＡＡＬ５ ＳＡＲ部
３０５は、ＡＴＭセルよりもとのＰＰＰパケットを組み
立てる。
は、ＯＣ−３ｃ ＡＴＭインタフェース１０１で受信さ
れ、ＳＷ盤２０１に供給される。ＡＴＭセルスイッチモ
ジュール２０２内でＡＴＭセルを単位としてスイッチさ
れたＡＴＭセル１１０２は、パケット処理盤３０１に供
給される。パケット処理盤３０１のＡＡＬ５ ＳＡＲ部
３０５は、ＡＴＭセルよりもとのＰＰＰパケットを組み
立てる。
【００４４】ここで、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５は十分
な速度で動作可能であり、例えばＯＣ−１２ｃ（６２２
Ｍｂ／ｓ）の速度で、ＡＴＭセルが順次到着したとして
も、ＡＡＬ５ ＳＡＲ処理が行える能力を持つ。また、
ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５が同時に処理できるＡＴＭの
コネクション数も、数十ｋ（キロ）である。
な速度で動作可能であり、例えばＯＣ−１２ｃ（６２２
Ｍｂ／ｓ）の速度で、ＡＴＭセルが順次到着したとして
も、ＡＡＬ５ ＳＡＲ処理が行える能力を持つ。また、
ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５が同時に処理できるＡＴＭの
コネクション数も、数十ｋ（キロ）である。
【００４５】Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、ＰＰＰパケット信号
３０２を入力すると、ＰＰＰパケットのプロトコルフィ
ールド（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値）（図７参
照）をチェックする。プロトコルフィールドの値が８０
２１又はｃ０２１であって、ＰＰＰパケットが制御信号
であることを示している場合、ＡＡＬ ＳＡＲ部３０５
は、ＡＴＭセルがＣＰＵ盤５０１へ向かうようにするた
めのＶＰＩ／ＶＣＩを、Ｃｏｎｔｒｏｌ信号３０６に基
づいて、ＡＴＭセルにヘッダとして付加する。ヘッダが
付加されたＡＴＭセルは、ＳＷ盤２０１へ信号３３０１
として供給される。ＳＷ盤２０１のＡＴＭセルスイッチ
モジュール２０２内は、ＡＴＭセルを、そのヘッダにあ
るＶＰＩ／ＶＣＩに基づいてＣＰＵ盤５０１に転送す
る。
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、ＰＰＰパケット信号
３０２を入力すると、ＰＰＰパケットのプロトコルフィ
ールド（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値）（図７参
照）をチェックする。プロトコルフィールドの値が８０
２１又はｃ０２１であって、ＰＰＰパケットが制御信号
であることを示している場合、ＡＡＬ ＳＡＲ部３０５
は、ＡＴＭセルがＣＰＵ盤５０１へ向かうようにするた
めのＶＰＩ／ＶＣＩを、Ｃｏｎｔｒｏｌ信号３０６に基
づいて、ＡＴＭセルにヘッダとして付加する。ヘッダが
付加されたＡＴＭセルは、ＳＷ盤２０１へ信号３３０１
として供給される。ＳＷ盤２０１のＡＴＭセルスイッチ
モジュール２０２内は、ＡＴＭセルを、そのヘッダにあ
るＶＰＩ／ＶＣＩに基づいてＣＰＵ盤５０１に転送す
る。
【００４６】ＣＰＵ盤５０１のＡＡＬ５ ＳＡＲ部５０
２は、ＡＴＭセル３３０１を、もとのＰＰＰパケットに
戻して、ＣＰＵ５０３へ供給する。ＣＰＵ５０３は、プ
ログラム実行によりＰＰＰ処理（そのフローチャート及
びシーケンス図を図８、図９に示す。）を行い、その中
で、信号１１０２を送信してきた加入者に対して、ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部５０２を介し、返事としてのＡＴＭセル
５５０４を返すための処理を行う。
２は、ＡＴＭセル３３０１を、もとのＰＰＰパケットに
戻して、ＣＰＵ５０３へ供給する。ＣＰＵ５０３は、プ
ログラム実行によりＰＰＰ処理（そのフローチャート及
びシーケンス図を図８、図９に示す。）を行い、その中
で、信号１１０２を送信してきた加入者に対して、ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部５０２を介し、返事としてのＡＴＭセル
５５０４を返すための処理を行う。
【００４７】ＡＴＭセル５５０４を信号１１０２の送信
元に送信するための所定の値のＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダ
として有するＡＴＭセル５５０４は、ＳＷ盤２０１内の
ＡＴＭセルスイッチモジュール２０２内においてセルス
イッチされ、ＤＳＬＡＭ側のＯＣ−３ｃ ＡＴＭインタ
フェース盤１０１に供給される。ＯＣ−３ｃ ＡＴＭイ
ンタフェース盤１０１は、信号１１０３を、光のＡＴＭ
信号（ＯＣ−３ｃ）として図１のＤＳＬＡＭ装置１３に
供給する。ＤＳＬＡＭ装置１３に供給された信号は、そ
こで多重分離されて各加入者へと運ばれる。
元に送信するための所定の値のＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダ
として有するＡＴＭセル５５０４は、ＳＷ盤２０１内の
ＡＴＭセルスイッチモジュール２０２内においてセルス
イッチされ、ＤＳＬＡＭ側のＯＣ−３ｃ ＡＴＭインタ
フェース盤１０１に供給される。ＯＣ−３ｃ ＡＴＭイ
ンタフェース盤１０１は、信号１１０３を、光のＡＴＭ
信号（ＯＣ−３ｃ）として図１のＤＳＬＡＭ装置１３に
供給する。ＤＳＬＡＭ装置１３に供給された信号は、そ
こで多重分離されて各加入者へと運ばれる。
【００４８】図３は、加入者（ＡＴＵ−Ｒ１２）とバッ
クボーンネットワーク１５（インターネット）との間に
おいて、ＩＰデータを有するＰＰＰパケット（プロトコ
ルフィールドの値が００２１であることにより示される
（図７参照）。）を送受する様子を示す。
クボーンネットワーク１５（インターネット）との間に
おいて、ＩＰデータを有するＰＰＰパケット（プロトコ
ルフィールドの値が００２１であることにより示される
（図７参照）。）を送受する様子を示す。
【００４９】先ず、加入者（ＡＴＵ−Ｒ１２）からＡＧ
装置１４に来るＡＴＭセル１１０２は、ＯＣ−３ｃ Ａ
ＴＭインタフェース盤１０１で受信され、ＳＷ盤２０１
に供給される。ＳＷ盤２０１のＡＴＭセルスイッチモジ
ュール２０２は、ＡＴＭセル１１０２をＡＴＭセルを単
位としてスイッチして、パケット処理盤３０１へ供給す
る。パケット処理盤３０１において、ＡＡＬ５ ＳＡＲ
部３０５は、その供給されたＡＴＭセルよりもとのＰＰ
Ｐパケット３０２を組み立てる。
装置１４に来るＡＴＭセル１１０２は、ＯＣ−３ｃ Ａ
ＴＭインタフェース盤１０１で受信され、ＳＷ盤２０１
に供給される。ＳＷ盤２０１のＡＴＭセルスイッチモジ
ュール２０２は、ＡＴＭセル１１０２をＡＴＭセルを単
位としてスイッチして、パケット処理盤３０１へ供給す
る。パケット処理盤３０１において、ＡＡＬ５ ＳＡＲ
部３０５は、その供給されたＡＴＭセルよりもとのＰＰ
Ｐパケット３０２を組み立てる。
【００５０】ＰＰＰパケット３０２は、Ｆｉｅｌｄ Ｃ
ｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３
０３に供給される。Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａ
ｄｅｒＰｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、入力したＰＰ
Ｐパケット３０２のプロトコルフィールド値（Ｐｒｏｔ
ｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値）（図１０、図７参照）をチェ
ックするとともに、ＰＰＰパケット３０２と同一のＰＰ
Ｐパケット３０４をＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５に出力す
る。ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５は、ＰＰＰパケット３０４よ
りＡＴＭセルを生成する。Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆
Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３が、ＰＰ
Ｐパケット３０２がＩＰパケットを含むものであること
を、プロトコルフィールドの値が８０２１であることを
認識することにより判定すると、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３
０５は、ＰＰＰパケットより生成するＡＴＭセルがバッ
クボーン側ＡＴＭインタフェース盤４０１へ向かうよう
な値のＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダとして、Ｃｏｎｔｒｏｌ
信号３０６に基づいて、そのＡＴＭセルに付加する。Ａ
ＴＭセルは、ＳＷ盤２０１へ供給される。
ｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３
０３に供給される。Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａ
ｄｅｒＰｒｏｃｅｓｓブロック３０３は、入力したＰＰ
Ｐパケット３０２のプロトコルフィールド値（Ｐｒｏｔ
ｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値）（図１０、図７参照）をチェ
ックするとともに、ＰＰＰパケット３０２と同一のＰＰ
Ｐパケット３０４をＡＡＬ５ ＳＡＲ部３０５に出力す
る。ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５は、ＰＰＰパケット３０４よ
りＡＴＭセルを生成する。Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆
Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３が、ＰＰ
Ｐパケット３０２がＩＰパケットを含むものであること
を、プロトコルフィールドの値が８０２１であることを
認識することにより判定すると、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部３
０５は、ＰＰＰパケットより生成するＡＴＭセルがバッ
クボーン側ＡＴＭインタフェース盤４０１へ向かうよう
な値のＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダとして、Ｃｏｎｔｒｏｌ
信号３０６に基づいて、そのＡＴＭセルに付加する。Ａ
ＴＭセルは、ＳＷ盤２０１へ供給される。
【００５１】ＳＷ盤２０１内は、そのＶＰＩ／ＶＣＩに
基づいてそのＡＴＭセルをスイッチして、バックボーン
側ＡＴＭインタフェース盤４０１へ供給する。バックボ
ーン側ＡＴＭインタフェース盤４０１は、ＡＴＭセル４
４０３は光化して、ＡＴＭＯＣ−１２ｃとしてバックボ
ーンネットワーク１５に供給する。バックボーンネット
ワークに供給されるＡＴＭセルは、ＰＰＰ Ｅｎｃａｐ
ｓｕｌａｔｉｏｎ（図１０参照）されておらず、ＩＰパ
ケットデータそのものである。それは、ＰＰＰヘッダ
が、パケット処理盤３０１内のＦｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ
＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３におい
て取り除かれており、そこでＰＰＰが終端されているか
らである。
基づいてそのＡＴＭセルをスイッチして、バックボーン
側ＡＴＭインタフェース盤４０１へ供給する。バックボ
ーン側ＡＴＭインタフェース盤４０１は、ＡＴＭセル４
４０３は光化して、ＡＴＭＯＣ−１２ｃとしてバックボ
ーンネットワーク１５に供給する。バックボーンネット
ワークに供給されるＡＴＭセルは、ＰＰＰ Ｅｎｃａｐ
ｓｕｌａｔｉｏｎ（図１０参照）されておらず、ＩＰパ
ケットデータそのものである。それは、ＰＰＰヘッダ
が、パケット処理盤３０１内のＦｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ
＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３におい
て取り除かれており、そこでＰＰＰが終端されているか
らである。
【００５２】次に、バックボーンネットワーク１５から
ＡＧ装置１４に来るＡＴＭ ＯＣ−１２ｃ信号について
説明すると、加入者へのＡＴＭセル４４０２はＡＴＭイ
ンタフェース盤４０１を介してＳＷ盤２０１に入力さ
れ、ＡＴＭセルスイッチモジュール２０２内においてス
イッチされ、信号２２０１としてパケット処理盤３０１
に供給される。パケット処理盤３０１においては、ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部３０５は、ＡＴＭセルよりもとのパケッ
トを組み立てる。この場合、バックボーンネットワーク
から来るパケットはＰＰＰパケットではない。
ＡＧ装置１４に来るＡＴＭ ＯＣ−１２ｃ信号について
説明すると、加入者へのＡＴＭセル４４０２はＡＴＭイ
ンタフェース盤４０１を介してＳＷ盤２０１に入力さ
れ、ＡＴＭセルスイッチモジュール２０２内においてス
イッチされ、信号２２０１としてパケット処理盤３０１
に供給される。パケット処理盤３０１においては、ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部３０５は、ＡＴＭセルよりもとのパケッ
トを組み立てる。この場合、バックボーンネットワーク
から来るパケットはＰＰＰパケットではない。
【００５３】ここで、パケット３０２（ＰＰＰパケット
ではなくＩＰパケット）は、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆
Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３に入力さ
れ、そこでＰＰＰパケットとしてＥｎｃａｐｓｕｌａｔ
ｉｏｎ（図１０参照）がなされる。この時、プロトコル
フィールド（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値）（図７
参照）の値は、ＩＰデータ信号を示す値である００２１
であり、ＡＴＭセルがＤＳＬＡＭ側ＡＴＭインタフェー
ス盤１０１へ向かうようなＶＰＩ／ＶＣＩがヘッダとし
てＣｏｎｔｒｏｌ信号３０６基づいて付加され、ＡＴＭ
セルは、ＳＷ盤２０１へＡＴＭセル３３０２として供給
される。
ではなくＩＰパケット）は、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆
Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３０３に入力さ
れ、そこでＰＰＰパケットとしてＥｎｃａｐｓｕｌａｔ
ｉｏｎ（図１０参照）がなされる。この時、プロトコル
フィールド（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値）（図７
参照）の値は、ＩＰデータ信号を示す値である００２１
であり、ＡＴＭセルがＤＳＬＡＭ側ＡＴＭインタフェー
ス盤１０１へ向かうようなＶＰＩ／ＶＣＩがヘッダとし
てＣｏｎｔｒｏｌ信号３０６基づいて付加され、ＡＴＭ
セルは、ＳＷ盤２０１へＡＴＭセル３３０２として供給
される。
【００５４】ＳＷ盤２０１内のＡＴＭセルスイッチモジ
ュール２０２は、ＡＴＭセルを、そのＶＰＩ／ＶＣＩに
基づいてスイッチして、ＤＳＬＡＭ側ＡＴＭインタフェ
ース盤１０１に供給する。ＤＳＬＡＭ側ＡＴＭインタフ
ェース盤１０１は、ＡＴＭセル１１０３を光化して、Ａ
ＴＭ ＯＣ−３ｃとしてＤＳＬＡＭ装置１３に供給す
る。このＡＴＭセルは、ＰＰＰ Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔ
ｉｏｎされたものであり、上述したようにＰＰＰヘッダ
そのものは、パケット処理盤３０１内のＦｉｅｌｄ Ｃ
ｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３
０３において付加されている。
ュール２０２は、ＡＴＭセルを、そのＶＰＩ／ＶＣＩに
基づいてスイッチして、ＤＳＬＡＭ側ＡＴＭインタフェ
ース盤１０１に供給する。ＤＳＬＡＭ側ＡＴＭインタフ
ェース盤１０１は、ＡＴＭセル１１０３を光化して、Ａ
ＴＭ ＯＣ−３ｃとしてＤＳＬＡＭ装置１３に供給す
る。このＡＴＭセルは、ＰＰＰ Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔ
ｉｏｎされたものであり、上述したようにＰＰＰヘッダ
そのものは、パケット処理盤３０１内のＦｉｅｌｄ Ｃ
ｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック３
０３において付加されている。
【００５５】ＡＴＭインタフェース盤１０１において、
信号１１０３は光のＡＴＭ信号（ＯＣ−３ｃ）として図
１のＤＳＬＡＭ装置１３に出力され、そこで多重分離さ
れて、各加入者（ＡＴＵ−Ｒ１２）へと運ばれる。
信号１１０３は光のＡＴＭ信号（ＯＣ−３ｃ）として図
１のＤＳＬＡＭ装置１３に出力され、そこで多重分離さ
れて、各加入者（ＡＴＵ−Ｒ１２）へと運ばれる。
【００５６】［第２実施形態］次に、本発明の第２実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【００５７】（１）構成の説明 本発明の第２実施形態のアクセスネットワークシステム
は、図４に示す如く、ＰＣ４１、ＡＴＵ−Ｒ４２、ＤＳ
ＬＡＭ装置４３、ＡＧ装置４４を具備している。
は、図４に示す如く、ＰＣ４１、ＡＴＵ−Ｒ４２、ＤＳ
ＬＡＭ装置４３、ＡＧ装置４４を具備している。
【００５８】上記構成を詳述すると、図４において、Ｐ
Ｃ（端末）４１よりバックボーンネットワーク方向に出
力されるＩＰパケットデータは、メタリックケーブルに
より、ＡＴＵ−Ｒ４２を介してＤＳＬＡＭ装置４３に供
給される。ＤＳＬＡＭ装置４３は、メタリックケーブル
上のＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェース１１０１からの
パケットをそのまま多重化して、多重化された信号をＰ
ＯＳインタフェースを持ったＯＣ−３ｃ信号として出力
し、また、ＰＯＳ ＯＣ−３ｃ信号をパケットベースで
多重分離する。パケットベースのＤＳＬＡＭ装置４３に
おいて、多くの加入者（ＡＴＵ−Ｒ４２）からの信号が
多重され、多重化された信号が１５５Ｍｂ／ｓのＰＯＳ
Ｆｒａｍｅを持ったＯＣ−３ｃ信号２１０１として出
力される。
Ｃ（端末）４１よりバックボーンネットワーク方向に出
力されるＩＰパケットデータは、メタリックケーブルに
より、ＡＴＵ−Ｒ４２を介してＤＳＬＡＭ装置４３に供
給される。ＤＳＬＡＭ装置４３は、メタリックケーブル
上のＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェース１１０１からの
パケットをそのまま多重化して、多重化された信号をＰ
ＯＳインタフェースを持ったＯＣ−３ｃ信号として出力
し、また、ＰＯＳ ＯＣ−３ｃ信号をパケットベースで
多重分離する。パケットベースのＤＳＬＡＭ装置４３に
おいて、多くの加入者（ＡＴＵ−Ｒ４２）からの信号が
多重され、多重化された信号が１５５Ｍｂ／ｓのＰＯＳ
Ｆｒａｍｅを持ったＯＣ−３ｃ信号２１０１として出
力される。
【００５９】第２実施形態によるＡＧ装置４４は、入力
するパケット信号２１０１のうちＰＰＰ処理に関するパ
ケット（図５の信号８１０２）を、ＡＡＬ５を用いたＡ
ＴＭセルに変換し、信号１１０７としてＳＷ盤５２０１
を通してＣＰＵ盤５５０１（図５参照、詳細は後述）へ
供給する。ＣＰＵ盤５５０１は、ＡＴＵ−Ｒ４２とパケ
ットのやり取りを行うことで、ＰＰＰ処理を行う。ま
た、ＡＧ装置４４は、入力するパケット信号２１０１の
うちデータ用のパケットを、ＡＡＬ５を用いたＡＴＭセ
ルに変換してＡＴＭセル１１０６を、ＳＷ盤５２０１を
通してＰＯＳ ＯＣ−１２ｃインタフェース盤５４０１
へ供給する。インターフェース盤５４０１に供給された
信号はバックボーンネットワーク１５に転送される。
するパケット信号２１０１のうちＰＰＰ処理に関するパ
ケット（図５の信号８１０２）を、ＡＡＬ５を用いたＡ
ＴＭセルに変換し、信号１１０７としてＳＷ盤５２０１
を通してＣＰＵ盤５５０１（図５参照、詳細は後述）へ
供給する。ＣＰＵ盤５５０１は、ＡＴＵ−Ｒ４２とパケ
ットのやり取りを行うことで、ＰＰＰ処理を行う。ま
た、ＡＧ装置４４は、入力するパケット信号２１０１の
うちデータ用のパケットを、ＡＡＬ５を用いたＡＴＭセ
ルに変換してＡＴＭセル１１０６を、ＳＷ盤５２０１を
通してＰＯＳ ＯＣ−１２ｃインタフェース盤５４０１
へ供給する。インターフェース盤５４０１に供給された
信号はバックボーンネットワーク１５に転送される。
【００６０】第２実施形態では、上記第１実施形態と同
様に、ＡＧ装置４４がＩＳＰへの入り口を意味し、ＡＧ
装置４４で、上述した認証、課金等のＰＰＰ制御が行わ
れることになる。逆にバックボーンネットワーク１５か
らＡＧ装置４４へ向かう信号方向についていうと、パケ
ットデータ３１０１は、ＡＧ装置４４のＰＯＳ ＯＣ−
１２ｃインタフェース盤５４０１（図５参照）のＡＡＬ
５ ＳＡＲ機能部（図５の５４０５）により、ＡＴＭセ
ル化され、データパケットとしてＰＰＰ Ｅｎｃａｐｓ
ｕｌａｔｉｏｎ（ＰＰＰエンカプセレーション；Ｆｉｅ
ｌｄ値：００２１が付加、図７参照）のみが付された
後、ＳＷ盤５２０１にてスイッチングされ、ＰＯＳ Ｏ
Ｃ−３ｃ信号（図５の８１０３、図４の２１０１）とし
て出力される。
様に、ＡＧ装置４４がＩＳＰへの入り口を意味し、ＡＧ
装置４４で、上述した認証、課金等のＰＰＰ制御が行わ
れることになる。逆にバックボーンネットワーク１５か
らＡＧ装置４４へ向かう信号方向についていうと、パケ
ットデータ３１０１は、ＡＧ装置４４のＰＯＳ ＯＣ−
１２ｃインタフェース盤５４０１（図５参照）のＡＡＬ
５ ＳＡＲ機能部（図５の５４０５）により、ＡＴＭセ
ル化され、データパケットとしてＰＰＰ Ｅｎｃａｐｓ
ｕｌａｔｉｏｎ（ＰＰＰエンカプセレーション；Ｆｉｅ
ｌｄ値：００２１が付加、図７参照）のみが付された
後、ＳＷ盤５２０１にてスイッチングされ、ＰＯＳ Ｏ
Ｃ−３ｃ信号（図５の８１０３、図４の２１０１）とし
て出力される。
【００６１】パケットベースのＤＳＬＡＭ装置４３で
は、ＡＧ装置４４からのＰＯＳ ＯＣ−３ｃ信号は、Ｐ
ＰＰパケットデータ中のＩＰアドレス情報により多重分
離され、ＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェース１１０１を
通して各加入者（ＡＴＵ−Ｒ４２）に運ばれる。ＡＴＵ
−Ｒ４２では、ＰＰＰパケットデータはもとのＩＰパケ
ットデータに戻され、ＰＣ４１へ供給される。
は、ＡＧ装置４４からのＰＯＳ ＯＣ−３ｃ信号は、Ｐ
ＰＰパケットデータ中のＩＰアドレス情報により多重分
離され、ＡＤＳＬ／ＶＤＳＬインタフェース１１０１を
通して各加入者（ＡＴＵ−Ｒ４２）に運ばれる。ＡＴＵ
−Ｒ４２では、ＰＰＰパケットデータはもとのＩＰパケ
ットデータに戻され、ＰＣ４１へ供給される。
【００６２】（２）動作の説明 次に、本発明の第２実施形態の動作について図４〜図
５、図７〜図１０を参照して詳細に説明する。
５、図７〜図１０を参照して詳細に説明する。
【００６３】第２実施形態によるＡＧ装置４４の詳細を
図５を用いて説明する。ＡＧ装置４４は、ＡＴＭセルを
単位としてスイッチングを行うＳＷ盤５２０１、ＳＡＲ
機能が実装されＰＰＰを終端するＣＰＵ盤５５０１、Ａ
ＴＭセルでなくパケットそのものを処理するパケットベ
ースのＤＳＬＡＭ装置４３と信号入出力を行うＯＣ−３
ｃ ＰＯＳインタフェース５１０１、ＰＯＳ対応のバッ
クボーンネットワーク１５との信号入出力を行うＯＣ−
１２c ＰＯＳインタフェース５４０１を備える。ＰＯＳ
インタフェース盤５１０１、５４０１には、それぞれ、
パケット信号をＡＡＬ５によってＡＴＭセル化しＳＷ盤
５２０１へと出力するＳＡＲ機能部５１０５、５４０５
がそれぞれ実装されている。
図５を用いて説明する。ＡＧ装置４４は、ＡＴＭセルを
単位としてスイッチングを行うＳＷ盤５２０１、ＳＡＲ
機能が実装されＰＰＰを終端するＣＰＵ盤５５０１、Ａ
ＴＭセルでなくパケットそのものを処理するパケットベ
ースのＤＳＬＡＭ装置４３と信号入出力を行うＯＣ−３
ｃ ＰＯＳインタフェース５１０１、ＰＯＳ対応のバッ
クボーンネットワーク１５との信号入出力を行うＯＣ−
１２c ＰＯＳインタフェース５４０１を備える。ＰＯＳ
インタフェース盤５１０１、５４０１には、それぞれ、
パケット信号をＡＡＬ５によってＡＴＭセル化しＳＷ盤
５２０１へと出力するＳＡＲ機能部５１０５、５４０５
がそれぞれ実装されている。
【００６４】図５には、加入者より来る制御信号又はＩ
ＰデータとしてのＰＰＰパケットについての処理の様
子、また、バックボーンネットワーク１５より受信した
パケットについての処理の様子が描かれている。
ＰデータとしてのＰＰＰパケットについての処理の様
子、また、バックボーンネットワーク１５より受信した
パケットについての処理の様子が描かれている。
【００６５】先ず、パケットベースのＤＳＬＡＭ装置４
３を通し加入者から来るＰＰＰパケット信号１１０２
は、ＯＣ−３ｃ ＰＯＳインタフェース５１０１で受信
され、ＡＡＬ５ ＳＡＲ機能部５１０５により、ＡＴＭ
セル化され、ＡＴＭセルはＳＷ盤５２０１に供給され
る。
３を通し加入者から来るＰＰＰパケット信号１１０２
は、ＯＣ−３ｃ ＰＯＳインタフェース５１０１で受信
され、ＡＡＬ５ ＳＡＲ機能部５１０５により、ＡＴＭ
セル化され、ＡＴＭセルはＳＷ盤５２０１に供給され
る。
【００６６】Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック５１０４は、入力するＰＰＰパ
ケット８１０２のプロトコルフィールド（Ｐｒｏｔｏｃ
ｏｌＦｉｅｌｄ値）（図７参照）をチェックする。ＰＰ
Ｐパケット１１０２がＩＰデータ信号（Ｐｒｏｔｏｃｏ
ｌ Ｆｉｅｌｄの値が００２１であることにより示され
る。）である場合には、ＰＰＰパケット１１０２がバッ
クボーン側ＰＯＳインタフェース盤５４０１へ向かうよ
うに、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏ
ｃｅｓｓブロック５１０４が、Ｃｏｎｔｒｏｌ信号１０
８の値を変えることにより、ＡＡＬ ＳＡＲ部５１０５
は、ＡＴＭセルにＡＴＭセルをＰＯＳ ＯＣ−１２ｃ
インターフェース盤５４０１に向かわせるためのＶＰＩ
／ＶＣＩをヘッダとして付加する。そのＡＴＭセルは、
ＳＷ盤５２０１内のモジュール５２０２にてスイッチさ
れて、ＰＯＳ ＯＣ−１２ｃ インターフェース盤５４
０１に供給される。
Ｐｒｏｃｅｓｓブロック５１０４は、入力するＰＰＰパ
ケット８１０２のプロトコルフィールド（Ｐｒｏｔｏｃ
ｏｌＦｉｅｌｄ値）（図７参照）をチェックする。ＰＰ
Ｐパケット１１０２がＩＰデータ信号（Ｐｒｏｔｏｃｏ
ｌ Ｆｉｅｌｄの値が００２１であることにより示され
る。）である場合には、ＰＰＰパケット１１０２がバッ
クボーン側ＰＯＳインタフェース盤５４０１へ向かうよ
うに、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏ
ｃｅｓｓブロック５１０４が、Ｃｏｎｔｒｏｌ信号１０
８の値を変えることにより、ＡＡＬ ＳＡＲ部５１０５
は、ＡＴＭセルにＡＴＭセルをＰＯＳ ＯＣ−１２ｃ
インターフェース盤５４０１に向かわせるためのＶＰＩ
／ＶＣＩをヘッダとして付加する。そのＡＴＭセルは、
ＳＷ盤５２０１内のモジュール５２０２にてスイッチさ
れて、ＰＯＳ ＯＣ−１２ｃ インターフェース盤５４
０１に供給される。
【００６７】この際、ＰＰＰパケットのヘッダ部分（図
１０のＦｌａｇ／Ａｄｄｒｅｓｓ／Ｃｏｎｔｒｏｌ／Ｐ
ｒｏｔｏｃｏｌ／ＦＣＳ／Ｆｌａｇのパケットデータ以
外の部分）は取り除かれ、パケットデータが、ＡＡＬ５
のＡＴＭセルにセル化されたる。ＡＴＭセルは、ＳＷ盤
５２０１のＡＴＭセルスイッチモジュール５２０２にお
いて、ＶＰＩ／ＶＣＩに基づいてスイッチされ、ＯＣ−
１２ｃＰＯＳインタフェース盤５４０１へ供給され、Ａ
ＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５において、ＡＴＭセルよりも
とのＩＰパケットが組みたてられ、そのＩＰパケット信
号８１０４がＯＣ−１２c ＰＯＳインタフェース盤５４
０１よりバックボーンネットワーク１５に供給される。
１０のＦｌａｇ／Ａｄｄｒｅｓｓ／Ｃｏｎｔｒｏｌ／Ｐ
ｒｏｔｏｃｏｌ／ＦＣＳ／Ｆｌａｇのパケットデータ以
外の部分）は取り除かれ、パケットデータが、ＡＡＬ５
のＡＴＭセルにセル化されたる。ＡＴＭセルは、ＳＷ盤
５２０１のＡＴＭセルスイッチモジュール５２０２にお
いて、ＶＰＩ／ＶＣＩに基づいてスイッチされ、ＯＣ−
１２ｃＰＯＳインタフェース盤５４０１へ供給され、Ａ
ＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５において、ＡＴＭセルよりも
とのＩＰパケットが組みたてられ、そのＩＰパケット信
号８１０４がＯＣ−１２c ＰＯＳインタフェース盤５４
０１よりバックボーンネットワーク１５に供給される。
【００６８】また、ＰＰＰパケット信号８１０２のプロ
トコルフィールドＰｒｏｔｏｃｏｌＦｉｅｌｄの値（図
１０、図７参照）が、８０２１又はｃ０２１であってＰ
ＰＰパケットデータが制御信号を示している場合には、
ＰＰＰパケット８１０２がＣＰＵ盤５５０１へ向かうよ
うに、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏ
ｃｅｓｓブロック５１０４が、Ｃｏｎｔｒｏｌ信号１０
８の値を変えることにより、ＡＡＬ ＳＡＲ部５１０５
は、ＡＴＭセルにＡＴＭセルをＣＰＵ盤５５０１に向か
わせるためのＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダとして付加する。
そのＡＴＭセルは、ＳＷ盤５２０１内のモジュール５２
０２にてスイッチされて、ＣＰＵ盤５５０１に供給され
る。
トコルフィールドＰｒｏｔｏｃｏｌＦｉｅｌｄの値（図
１０、図７参照）が、８０２１又はｃ０２１であってＰ
ＰＰパケットデータが制御信号を示している場合には、
ＰＰＰパケット８１０２がＣＰＵ盤５５０１へ向かうよ
うに、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏ
ｃｅｓｓブロック５１０４が、Ｃｏｎｔｒｏｌ信号１０
８の値を変えることにより、ＡＡＬ ＳＡＲ部５１０５
は、ＡＴＭセルにＡＴＭセルをＣＰＵ盤５５０１に向か
わせるためのＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダとして付加する。
そのＡＴＭセルは、ＳＷ盤５２０１内のモジュール５２
０２にてスイッチされて、ＣＰＵ盤５５０１に供給され
る。
【００６９】ＣＰＵ盤５５０１は、所定のＰＰＰ処理
（そのフローチャート及びシーケンスを図８、図９に示
す。）を行い、信号８１０２を送信してきた加入者に対
して、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５５０２を介し、返事（ＡＴ
Ｍ信号５５０４）を返すための処理を行う。パケットデ
ータの内容がInternet Protocol Protocol又はLCP(Link
Control Protocol)であることを示すProtocol Fieldの
値が設定され、かつＡＡＬ５ ＳＡＲ５５０２で、所定
のセルヘッダＶＰＩ／ＶＣＩが付加されたＡＴＭ信号５
５０４は、ＳＷ盤５２０１内のＡＴＭセルスイッチモジ
ュール５２０２内においてスイッチされ、ＤＳＬＡＭ側
ＰＯＳインタフェース盤５１０１へ出力される。
（そのフローチャート及びシーケンスを図８、図９に示
す。）を行い、信号８１０２を送信してきた加入者に対
して、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５５０２を介し、返事（ＡＴ
Ｍ信号５５０４）を返すための処理を行う。パケットデ
ータの内容がInternet Protocol Protocol又はLCP(Link
Control Protocol)であることを示すProtocol Fieldの
値が設定され、かつＡＡＬ５ ＳＡＲ５５０２で、所定
のセルヘッダＶＰＩ／ＶＣＩが付加されたＡＴＭ信号５
５０４は、ＳＷ盤５２０１内のＡＴＭセルスイッチモジ
ュール５２０２内においてスイッチされ、ＤＳＬＡＭ側
ＰＯＳインタフェース盤５１０１へ出力される。
【００７０】ＤＳＬＡＭ側ＰＯＳインタフェース盤５１
０１は、信号５５０４を、ＰＰＰパケット８１０３に変
換して、ＰＰＰパケット８１０３を光のＰＯＳ信号（Ｏ
Ｃ−３ｃ）としてパケットベースのＤＳＬＡＭ４３に出
力する、ＤＳＬＡＭ４３は、ＰＰＰパケット内のＩＰア
ドレスをもとにＰＰＰパケットの多重分離を行う。多重
分離されたＰＰＰパケットは、各加入者（ＡＴＵ−Ｒ４
２）へと運ばれる。このようにして、加入者（ＡＴＵ−
Ｒ４２）とＡＧ装置４４の間においてＰＰＰ処理が行わ
れる。
０１は、信号５５０４を、ＰＰＰパケット８１０３に変
換して、ＰＰＰパケット８１０３を光のＰＯＳ信号（Ｏ
Ｃ−３ｃ）としてパケットベースのＤＳＬＡＭ４３に出
力する、ＤＳＬＡＭ４３は、ＰＰＰパケット内のＩＰア
ドレスをもとにＰＰＰパケットの多重分離を行う。多重
分離されたＰＰＰパケットは、各加入者（ＡＴＵ−Ｒ４
２）へと運ばれる。このようにして、加入者（ＡＴＵ−
Ｒ４２）とＡＧ装置４４の間においてＰＰＰ処理が行わ
れる。
【００７１】次に、バックボーンネットワーク１５から
来たＰＯＳ ＯＣ−１２ｃ信号について説明すると、バ
ックボーンネットワーク１５から入力したＩＰパケット
には、パケットデータの内容がＩＰデータであることを
示すＰｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄが付加される。ま
た、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５は、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈ
ｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック５４
０４から入力した信号をＡＴＭセルにセル化する。ま
た、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５は、ｃｏｎｔｒｏｌ信
号４０７に従って、ＡＴＭセルにＡＴＭセルがＯＣ−３
ｃ ＰＯＳインタフェース盤５１０１に向かうようにす
るためのＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダとして付加する。ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部５４０５が生成したＡＴＭセルはＡＴＭ
セルスイッチモジュール５２０１に供給される。
来たＰＯＳ ＯＣ−１２ｃ信号について説明すると、バ
ックボーンネットワーク１５から入力したＩＰパケット
には、パケットデータの内容がＩＰデータであることを
示すＰｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄが付加される。ま
た、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５は、Ｆｉｅｌｄ Ｃｈ
ｅｃｋ ＆ Ｈｅａｄｅｒ Ｐｒｏｃｅｓｓブロック５４
０４から入力した信号をＡＴＭセルにセル化する。ま
た、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５は、ｃｏｎｔｒｏｌ信
号４０７に従って、ＡＴＭセルにＡＴＭセルがＯＣ−３
ｃ ＰＯＳインタフェース盤５１０１に向かうようにす
るためのＶＰＩ／ＶＣＩをヘッダとして付加する。ＡＡ
Ｌ５ ＳＡＲ部５４０５が生成したＡＴＭセルはＡＴＭ
セルスイッチモジュール５２０１に供給される。
【００７２】この際、ＩＰパケットのＰＰＰ Ｅｎｃａ
ｐｓｕｌａｔｉｏｎは、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５に
おいてなされている。ＳＷ盤５２０１内は、ＰＯＳ Ｏ
Ｃ−１２ｃインタフェース盤５４０１から入力したＡＴ
Ｍセルを、そのＡＴＭセルのＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて
スイッチして、ＯＣ−３ｃ ＰＯＳインタフェース盤５
１０１へと出力する。ＯＣ−３ｃ ＰＯＳインタフェー
ス盤５１０１では、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５１０５は、Ｐ
ＯＳ ＯＣ−１２ｃインタフェース盤５４０１からＳＷ
盤５２０１を介して入力したＡＴＭセルを、もとのＰＰ
Ｐパケットに戻して、そのＰＰＰパケットをＯＣ−３ｃ
ＰＯＳ信号としてＤＳＬＡＭ装置４３に出力する。
ｐｓｕｌａｔｉｏｎは、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５４０５に
おいてなされている。ＳＷ盤５２０１内は、ＰＯＳ Ｏ
Ｃ−１２ｃインタフェース盤５４０１から入力したＡＴ
Ｍセルを、そのＡＴＭセルのＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて
スイッチして、ＯＣ−３ｃ ＰＯＳインタフェース盤５
１０１へと出力する。ＯＣ−３ｃ ＰＯＳインタフェー
ス盤５１０１では、ＡＡＬ５ ＳＡＲ部５１０５は、Ｐ
ＯＳ ＯＣ−１２ｃインタフェース盤５４０１からＳＷ
盤５２０１を介して入力したＡＴＭセルを、もとのＰＰ
Ｐパケットに戻して、そのＰＰＰパケットをＯＣ−３ｃ
ＰＯＳ信号としてＤＳＬＡＭ装置４３に出力する。
【００７３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネットにアクセスする加入者の認証や課金等々
の制御を、ＰＰＰ専用の別な装置を設置することなく、
加入者に近い所で行うことができるという効果を奏す
る。従って、不正アクセスによるネットワークの混乱を
避けられ、また、加入者の増加に柔軟に対応することが
可能となる。
インターネットにアクセスする加入者の認証や課金等々
の制御を、ＰＰＰ専用の別な装置を設置することなく、
加入者に近い所で行うことができるという効果を奏す
る。従って、不正アクセスによるネットワークの混乱を
避けられ、また、加入者の増加に柔軟に対応することが
可能となる。
【図１】本発明の第１実施形態のアクセスネットワーク
システムの全体構成を示すブロック図である。
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の第１実施形態のアクセスネットワーク
システムにおけるＡＧ詳細処理を示すブロック図であ
る。
システムにおけるＡＧ詳細処理を示すブロック図であ
る。
【図３】本発明の第１実施形態のアクセスネットワーク
システムにおけるＡＧ詳細処理を示すブロック図であ
る。
システムにおけるＡＧ詳細処理を示すブロック図であ
る。
【図４】本発明の第２実施形態のアクセスネットワーク
システムの全体構成を示すブロック図である。
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図５】本発明の第２実施形態のアクセスネットワーク
システムにおけるＡＧ詳細処理を示すブロック図であ
る。
システムにおけるＡＧ詳細処理を示すブロック図であ
る。
【図６】従来例のアクセスネットワークシステムの全体
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図７】Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｆｉｅｌｄ値とパケットデ
ータとの対応を示す説明図である。
ータとの対応を示す説明図である。
【図８】ＰＰＰ Ｌｉｎｋ処理を示す説明図である。
【図９】ＰＰＰ処理シーケンスを示す説明図である。
【図１０】ＰＰＰパケットフォーマットを示す説明図で
ある。
ある。
【図１１】ＡＡＬ５を用いたＰＰＰ ＦｒａｍｅのＡＴ
Ｍセル化を示す説明図である。
Ｍセル化を示す説明図である。
【図１２】ＤＳＬＡＭにおけるＰＰＰ終端の例を示す説
明図である。
明図である。
１１、４１ ＰＣ １２、４２ ＡＴＵ−Ｒ １３、４３ ＤＳＬＡＭ装置 １４、４４ ＡＧ装置
Claims (10)
- 【請求項１】 セルの形態のＰＰＰ(Point-to-Point Pr
otocol)パケットをＤＳＬＡＭ(Digital Subscriber Lin
e Access Multiplexer)との間で入出力する第１のイン
ターフェース部と、 セルの形態のネットワーク層パケットをバックボーンネ
ットワークとの間で入出力する第２のインターフェース
部と、 ＰＰＰリンクの確立及び切断を行うＰＰＰリンク手段
と、 セルの転送制御並びに前記ネットワーク層パケットのＰ
ＰＰデータパケットへのエンカプセレーション及びその
逆の処理を行うパケット処理手段と、 前記第１のインターフェース部と前記第２のインターフ
ェース部と前記ＰＰＰリンク手段と前記パケット処理手
段との間でセルをスイッチングするスイッチと、 を備えることを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記パケット処理手段は、前記第１のインターフェース
から来た第１のセルを基にＰＰＰパケットを生成し、生
成されたＰＰＰパケットがＰＰＰデータパケットである
ときには、該ＰＰＰデータパケットからＰＰＰヘッダを
削除することによりネットワーク層パケットを生成し、
該ネットワーク層パケットを基に第２のセルを作成し、
該第２のセルを前記第２のインターフェースに転送させ
るためのヘッダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダ
が付された前記第２のセルを前記スイッチに供給するこ
とを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記パケット処理手段は、前記第１のインターフェース
から来た第１のセルをもとにＰＰＰパケットを生成し、
生成されたＰＰＰパケットがＰＰＰ制御パケットである
ときには、該ＰＰＰ制御パケットを基に第２のセルを作
成し、該第２のセルを前記ＰＰＰリンク手段に転送させ
るためのヘッダを前記第２のセルに付して、前記ヘッダ
が付された前記第２のセルを前記スイッチに供給するこ
とを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項４】 請求項１に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記パケット処理手段は、前記第２のインターフェース
から来た第１のセルをもとにネットワーク層パケットを
生成し、生成されたネットワーク層パケットよりＰＰＰ
データパケットを生成するエンカプセレーションを行
い、生成されたＰＰＰデータパケットを基に第２のセル
を生成し、該第２のセルを前記第１のインターフェース
部に転送させるためのヘッダを前記第２のセルに付し
て、前記ヘッダが付された前記第２のセルを前記スイッ
チに供給することを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項５】 請求項１に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記ＰＰＰリンク手段は、ＰＰＰ制御パケットを生成
し、該ＰＰＰ制御パケットを基にセルを生成し、該セル
を前記第１のインターフェース部に転送させるためのヘ
ッダを前記セルに付して、前記ヘッダが付された前記セ
ルを前記スイッチに供給することを特徴とするプロトコ
ル終端装置。 - 【請求項６】 ＰＰＰ(Point-to-Point Protocol)パケ
ットをＤＳＬＡＭ（Digital Subscriber Line Access M
ultiplexer）との間で入出力する第１のインターフェー
ス部と、 ネットワーク層パケットをバックボーンネットワークと
の間で入出力する第２のインターフェース部と、 ＰＰＰリンクの確立及び切断を行うＰＰＰリンク手段
と、 前記第１のインターフェース部と前記第２のインターフ
ェース部と前記ＰＰＰリンク手段との間でセルをスイッ
チングするスイッチと、 を備えることを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項７】 請求項６に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記第１のインターフェース部は、入力したＰＰＰパケ
ットからＰＰＰヘッダを除去すると共に、入力したＰＰ
ＰパケットがＰＰＰデータパケットであるときには、前
記ＰＰＰヘッダが除去されたパケットを基に前記スイッ
チを介して前記第２のインターフェース部にスイッチン
グされるセルを作成し、作成した前記セルを前記スイッ
チに供給することを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項８】 請求項６に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記第１のインターフェース部は、入力したＰＰＰパケ
ットからＰＰＰヘッダを除去すると共に、入力したＰＰ
ＰパケットがＰＰＰ制御パケットであるときには、前記
ＰＰＰヘッダが除去されたパケットを基に前記スイッチ
を介して前記ＰＰＰリンク手段にスイッチングされるセ
ルを作成し、作成した前記セルを前記スイッチに供給す
ることを特徴とするプロトコル終端装置。 - 【請求項９】 請求項６に記載のプロトコル終端装置に
おいて、 前記第２のインターフェース部は、入力したネットワー
ク層パケットよりＰＰＰデータパケットを生成するエン
カプセレーションを行うと共に、ＰＰＰデータパケット
を基に前記スイッチを介して前記第１のインターフェー
ス部にスイッチングされるセルを作成し、作成した前記
セルを前記スイッチに供給することを特徴とするプロト
コル終端装置。 - 【請求項１０】 請求項６に記載のプロトコル終端装置
において、前記ＰＰＰリンク手段は、ＰＰＰ制御パケッ
トを生成し、前記ＰＰＰ制御パケットを、前記スイッチ
を介して前記第１のインターフェース部にスイッチング
されるセルとして、前記スイッチに供給することを特徴
とするプロトコル終端装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000252443A JP3485176B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | プロトコル終端装置 |
| US09/934,840 US7065071B2 (en) | 2000-08-23 | 2001-08-23 | Point-to-point protocol termination device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000252443A JP3485176B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | プロトコル終端装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002064587A true JP2002064587A (ja) | 2002-02-28 |
| JP3485176B2 JP3485176B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18741687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000252443A Expired - Fee Related JP3485176B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | プロトコル終端装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7065071B2 (ja) |
| JP (1) | JP3485176B2 (ja) |
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