JP2002063511A - 貸出装置および貸出方法ならびにデータベースおよび記録媒体 - Google Patents

貸出装置および貸出方法ならびにデータベースおよび記録媒体

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JP2002063511A
JP2002063511A JP2000246308A JP2000246308A JP2002063511A JP 2002063511 A JP2002063511 A JP 2002063511A JP 2000246308 A JP2000246308 A JP 2000246308A JP 2000246308 A JP2000246308 A JP 2000246308A JP 2002063511 A JP2002063511 A JP 2002063511A
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Hideki Murota
秀樹 室田
Masayo Sato
昌代 佐藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貸し出される複製物の不正使用を防止できる
貸出装置を提供する。 【解決手段】 フィルム写真格納部9に格納されたマス
ター写真複製フィルムは、デジタルデータ制作部8にお
いてマスター画像データに変換されたのち、ウォータマ
ーク付加部7において特定情報が電子透かしとして付加
されてデジタルデータ格納部6に格納される。利用者端
末4から貸出要求が受付部3に入力されると、受付部3
において貸出要求が審査され、審査の結果貸出要求が受
付られた場合、貸出要求と上記特定情報とが関連付けら
れてデータベース部2に登録されるとともに、貸出指示
S35が貸出部5に出力される。この貸出指示に応じた
コピー画像データがデジタル画像データ格納部6から貸
出部5に入力されて、所定の媒体に変換されて借り手に
貸し出される。特定情報は複製物に対して一意に定めた
情報なので、これにより複製物から借り手を特定でき、
複製物の不正使用を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、登録された作品の
複製物を登録された借り手に貸し出す貸出装置、貸出方
法、貸出情報を管理するデータベースおよびその記録媒
体に係り、特に、写真フィルムから複製された画像デー
タを貸し出す貸出装置、貸出システムおよびその方法、
貸出情報を管理するデータベースおよびその記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば美術品などが撮影され
た著作権を有する写真の複製物を、予め登録された会員
に有料で貸し出すサービス(フォトレンタルサービス)
が、主として企業向けに行われている。
【0003】従来のフォトレンタルサービスにおいて
は、各種の著作権情報とともに、複製物の情報、貸出先
の情報などが、貸し出される写真に付随した情報として
管理されている。
【0004】また、貸し出される複製物の形態として、
以前は写真フィルムの形態で貸し出されることがほとん
どであったが、パーソナルコンピュータの普及などを背
景として、ユーザ側でも容易にデジタルデータを扱うこ
とができるようになったため、近年においては、デジタ
ルの画像データがCD−RやMOなどの媒体に記録され
た形態で貸し出される場合が多くなっている。この場
合、アナログの写真フィルムとデジタルの画像データの
形態が混在した状態で貸し出されることになるが、これ
らの貸出に関する情報の管理はそれぞれ別に行われてお
り、統一した管理は行われていない。
【0005】また、貸し出された複製物が使用目的以外
で不正に利用されることを防止するため、従来は貸出先
の調査を行い、信用が確認された貸出先に限定してレン
タルサービスが提供されている。さらに、貸し出される
複製物がデジタルの画像データの場合には、例えば貸出
元が特定されるためのデータ等が、可視または不可視の
電子透かしとして一様に付加されたものが貸し出される
場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図19は、フォトレン
タルサービスにおける情報を管理する従来のデータベー
ス構造の例を示す図である。図19の例に示すデータベ
ースは、「作家名」、「被写体名」、「マスター写真番
号」、「マスター写真複製物番号」、「貸出票番号」、
「貸出日」、「返却日」、「複製物作成日」、「複製物
廃棄日」、「氏名」、「使用目的」および「金額」に関
する項目を有している。
【0007】「作家名」および「被写体名」は、撮影さ
れた被写体の作家名および被写体名をそれぞれ登録され
る項目である。
【0008】「マスター写真番号」は、複製元となるの
マスター写真フィルムに対して一意に付される番号が登
録される項目である。「マスター写真複製物番号」は、
マスター写真フィルムから直接複製されたマスター写真
複製フイルムに対して一意に付される番号が登録される
項目である。
【0009】「貸出票番号」は、貸出が発生する毎に発
行される貸出票の1件につき一意に付された番号が登録
される項目である。「貸出日」は、複製物が貸し出され
た日付が登録される項目である。「返却日」は、貸し出
された複製物が返却された日付が登録される項目であ
る。
【0010】「複製物制作日」は、貸し出された複製物
が制作された日付が登録される項目である。「複製物廃
棄日」は、返却された複製物が廃棄された日付が登録さ
れる項目である。
【0011】「氏名」は、貸出先の人名が登録される項
目である。「使用目的」は、貸出先から申告された複製
物の使用目的が登録される項目である。「金額」は、複
製物の貸出に対する代金が登録される項目である。
【0012】このような構造のデータベースには、以下
のような問題がある。
【0013】図19に示す従来のデータベース構造にお
いては、被写体に関する項目や、複製物に関する項目、
貸出に関する項目など、意味的に性質の異なる複数の項
目が混合した状態で一つにまとめられている。そのた
め、例えば同じ借り手に同じ被写体の同じコピー画像デ
ータが何度も貸し出された場合、同一の借り手、被写
体、コピー画像データに関する情報が重複して記録され
てしまう。すなわち、内容が重複するデータが冗長に記
録されてしまうため、限られた記録エリアを無駄に消費
してしまう問題がある。
【0014】また、図19に示す従来のデータベース構
造においては、作品に関する情報や、作品の複製物に関
する情報、借り手に関する情報、複製物の貸出に関する
情報など、意味的に性質の異なる項目の情報を個別に登
録させることができない。例えば、写真が撮影される以
前に、作家や被写体に関する情報だけを登録させること
ができない。同様に、貸出の前に予め複製物を作成し、
これらの複製物を管理する情報だけを個別に登録させる
こともできない。すなわち、データベースに対するデー
タの登録が制限されるので、ユーザの利便性に欠ける問
題がある。さらに、特定の項目に関する登録内容を変更
させる場合、これを含む全てのデータを変更しなくては
ならないので、登録内容の変更に手間がかかる問題もあ
る。
【0015】図19に示す従来のデータベース構造で
は、上述した問題により、マスター写真複製フイルムが
デジタル化されたデジタルのマスター画像データや、こ
れが更にコピーされたコピー画像データなど、互いに関
連性を有している複数の複製物を統一的に管理すること
は困難である。しかしながら、写真フィルムと画像デー
タを別々のデータベースで管理する場合、これらのデー
タは互いに関連しているので、この関連を管理者がチェ
ックしなくてはならず、そのための管理作業が煩雑にな
り、またミスを生じ易くなる問題がある。
【0016】また、貸し出された写真フィルムや画像デ
ータの不正利用を防止するために、従来のように信用が
確認された貸出先に限定してレンタルサービスを提供す
る方法においては、貸出先の信用調査を行ったり、貸出
先と契約書が交わされる必要があるなど手間や時間がか
かるので、広く一般のユーザにレンタルサービスを提供
することが難しい問題がある。
【0017】また、従来のように電子透かしを画像デー
タへ一様に付加する方法においては、付加された電子透
かしが貸出先を個別に特定するものではないので、不正
使用された画像データの出所を完全に特定することは困
難である。そのため、広く一般のユーザにレンタルサー
ビスを提供した場合における、不正使用の抑止効果が不
十分である問題がある。
【0018】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、貸し出される複製物の不正使用を
防止でき、関連性を有した複製物を統一的に管理できる
貸出装置、貸出方法、貸出情報を管理するデータベース
およびその記録媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の貸出装置は、作品の複製物を借り手に貸し
出し、当該貸出を登録する貸出装置であって、上記借り
手による上記複製物の貸出要求を受けて、当該貸出要求
に応じた貸出指示を出力し、当該貸出要求を登録する受
付手段と、上記複製物に、上記借り手を特定できる情報
を付加する情報付加手段と、上記受付手段に貸出を指示
され、かつ上記借り手を特定できる情報を付加された貸
出複製物を、上記貸出指示の借り手に貸し出す貸出手段
とを有している。
【0020】上記の構成を有する本発明の貸出装置によ
れば、上記受付手段において、上記借り手による上記複
製物の貸出要求を受けて、上記貸出要求に応じた貸出指
示が出力され、当該貸出要求が登録される。また、上記
情報付加手段において、上記複製物に、上記借り手を特
定できる情報が付加される。上記貸出手段においては、
上記受付手段に貸出を指示され、かつ上記借り手を特定
できる情報を付加された貸出複製物が、上記貸出指示の
借り手に貸し出される。したがって、貸出された複製物
に付加された情報を調べることにより、借り手を特定で
きる。
【0021】また、本発明の貸出装置は、デジタルデー
タの複製物を借り手に貸し出し、当該貸出を登録する貸
出装置であって、上記借り手による上記複製物の貸出要
求を受けて、当該貸出要求に応じた貸出指示を出力し、
当該貸出要求を登録する受付手段と、上記複製物に、上
記借り手を特定できる情報を電子透かしとして付加する
情報付加手段と、上記受付手段に貸出を指示され、かつ
上記借り手を特定できる情報を付加された貸出複製物
を、上記貸出指示の借り手に貸し出す貸出手段とを有し
ている。
【0022】上記の構成を有する本発明の貸出装置によ
れば、上記受付手段において、上記借り手による上記複
製物の貸出要求を受けて、上記貸出要求に応じた貸出指
示が出力され、当該貸出要求が登録される。また、上記
情報付加手段において、上記複製物に、上記借り手を特
定できる情報が電子透かしとして付加される。上記貸出
手段においては、上記受付手段に貸出を指示され、かつ
上記借り手を特定できる情報を付加された貸出複製物
が、上記貸出指示の借り手に貸し出される。したがっ
て、貸出された複製物に電子透かしとして付加された情
報を調べることにより、借り手を特定できる。
【0023】本発明の第1の貸出方法は、登録された作
品の複製物を、登録された借り手に貸し出し、当該貸出
を登録する貸出方法であって、上記複製物に、当該複製
物を特定できる情報を付加する第1の手順と、上記借り
手による上記複製物の貸出要求を受けて、所定の条件に
基づいて当該貸出要求を受け付けるか否かを判断する第
2の手順と、上記第2の手順において受け付けることが
判断された上記貸出要求を、上記複製物を特定できる情
報に関連付けて登録する第3の手順と、上記複製物を特
定できる情報を付加された複製物であって、上記第3の
手順において登録された貸出要求の複製物を、当該貸出
要求の借り手に貸し出す第4の手順とを有している。
【0024】本発明の第1の貸出方法によれば、上記第
1の手順において、上記複製物に、当該複製物を特定で
きる情報が付加される。上記第2の手順において、上記
借り手による上記複製物の貸出要求を受けて、所定の条
件に基づいて当該貸出要求を受け付けるか否かが判断さ
れると、上記第2の手順において受け付けることが判断
された上記貸出要求が、上記第3の手順において上記複
製物を特定できる情報に関連付けて登録される。上記第
1の手順において上記複製物を特定できる情報を付加さ
れた複製物であって、上記第3の手順において登録され
た貸出要求の複製物が、上記第4の手順において、当該
貸出要求の借り手に貸し出される。したがって、貸出さ
れた複製物に付加された情報を調べることにより、借り
手を特定できる。
【0025】本発明の第2の貸出方法は、登録された作
品の複製物を、登録された借り手に貸し出し、当該貸出
を登録する貸出方法であって、上記借り手による上記複
製物の貸出要求を受けて、所定の条件に基づいて当該貸
出要求を受け付けるか否かを判断する第1の手順と、上
記第1の手順において受け付けることが判断された上記
貸出要求を登録する第2の手順と、上記第2の手順にお
いて登録された貸出要求の借り手を特定できる情報を、
当該貸出要求の上記複製物に付加する第3の手順と、上
記借り手を特定できる情報が付加された複製物を、上記
貸出要求の借り手に貸し出す第4の手順とを有してい
る。
【0026】本発明の第2の貸出方法によれば、上記第
1の手順において、上記借り手による上記複製物の貸出
要求を受けて、所定の条件に基づいて当該貸出要求を受
け付けるか否かが判断される。上記第1の手順において
受け付けることが判断された上記貸出要求は、上記第2
の手順において登録される。上記第2の手順において登
録された貸出要求の借り手を特定できる情報は、上記第
3の手順において、当該貸出要求の上記複製物に付加さ
れる。上記第3の手順において上記借り手を特定できる
情報が付加された複製物は、上記第4の手順において上
記貸出要求の借り手に貸し出される。したがって、貸出
された複製物に付加された情報を調べることにより、借
り手を特定できる。
【0027】本発明のデータベースは、作品の複製物の
貸出情報を管理するデータベースであって、作品に関す
る情報と、当該作品を特定する作品特定情報とを関連付
けて記憶する作品情報記憶手段と、作品の複製物に関す
る情報と、当該複製物を特定する複製物特定情報と、当
該作品を特定する上記作品特定情報とを関連付けて記憶
する複製物情報記憶手段と、借り手に関する情報と、当
該借り手を特定する借り手特定情報とを関連付けて記憶
する借り手情報記憶手段と、複製物の貸出に関する情報
と、当該貸出を特定する貸出特定情報と、当該複製物を
特定する上記複製物特定情報と、当該貸出の借り手を特
定する上記借り手特定情報とを関連付けて記憶する貸出
情報記憶手段とを有している。
【0028】また、上記複製物情報記憶手段は、上記作
品の複製物である作品の複製物に関する情報と、当該作
品の複製物を特定する複製物特定情報と、当該作品を特
定する上記作品特定情報とを関連付けて記憶し、また、
複製物の複製物に関する情報と、当該複製物を特定する
複製物特定情報と、当該作品の複製物の複製物を特定す
る複製物特定情報とを関連付けて記憶し、上記貸出情報
記憶手段は、上記作品の複製物の少なくとも1つの貸出
に関する情報と、当該貸出を特定する貸出特定情報と、
当該複製物を特定する上記複製物特定情報と、当該貸出
の借り手を特定する上記借り手特定情報とを関連付けて
記憶している。
【0029】本発明のデータベースによれば、上記作品
情報記憶手段において、作品に関する情報と、当該作品
を特定する作品特定情報とが関連付けて記憶されてい
る。上記複製物情報記憶手段において、作品の複製物に
関する情報と、当該複製物を特定する複製物特定情報
と、当該作品を特定する上記作品特定情報とが関連付け
て記憶されている。上記借り手情報記憶手段において、
借り手に関する情報と、当該借り手を特定する借り手特
定情報とが関連付けて記憶されている。上記貸出情報記
憶手段において、複製物の貸出に関する情報と、当該貸
出を特定する貸出特定情報と、当該複製物を特定する上
記複製物特定情報と、当該貸出の借り手を特定する上記
借り手特定情報とが関連付けて記憶されている。したが
って、作品、作品の複製物、複製物の貸出、および貸出
の借り手に関するそれぞれの情報が、上記作品特定情
報、上記複製物特定情報、上記貸出特定情報および上記
借り手特定情報を介して互いに関連付けられながら記憶
されているので、重複して記録される情報が少なくな
り、各情報の登録や更新が容易になる。また、複製物情
報記憶手段においては、上記作品の複製物に関する情報
と、当該作品の複製物を特定する複製物特定情報と、上
記作品特定情報とが関連付けて記憶され、複製物の複製
物に関する情報と、当該複製物を特定する複製物特定情
報と、当該作品の複製物の複製物を特定する複製物特定
情報とが関連付けて記憶されている。上記貸出情報記憶
手段において、上記作品の複製物の少なくとも1つの貸
出に関する情報と、上記貸出特定情報と、上記複製物特
定情報と、上記借り手特定情報とが関連付けて記憶され
ている。したがって、作品から作成される複数の複製物
に関するそれぞれの情報と、それらの貸出に関する情報
が、それぞれの複製物を特定する上記複製物特定情報を
介して互いに関連付けられながら記憶されているので、
重複して記録される情報が少なくなり、各情報の登録や
更新が容易になる。
【0030】本発明の記憶媒体は、作品に関する情報を
入力し、当該入力情報と、当該作品を特定する作品特定
情報とを関連付けて記憶し、作品の複製物に関する情報
を入力し、当該入力情報と、当該複製物を特定する複製
物特定情報と、当該作品を特定する上記作品特定情報と
を関連付けて記憶し、借り手に関する情報を入力し、当
該入力情報と、当該借り手を特定する借り手特定情報と
を関連付けて記憶し、複製物の貸出に関する情報を入力
し、当該入力情報と、当該貸出を特定する貸出特定情報
と、当該複製物を特定する上記複製物特定情報と、当該
貸出の借り手を特定する上記借り手特定情報とを関連付
けて記憶するプログラムが記録されている。
【0031】本発明の記憶媒体に記憶されるプログラム
よれば、作品に関する情報が入力され、当該入力情報
と、当該作品を特定する作品特定情報とが関連付けて記
憶される。また、作品の複製物に関する情報が入力さ
れ、当該入力情報と、当該複製物を特定する複製物特定
情報と、当該作品を特定する上記作品特定情報とが関連
付けて記憶される。また、借り手に関する情報が入力さ
れ、当該入力情報と、当該借り手を特定する借り手特定
情報とが関連付けて記憶される。また、複製物の貸出に
関する情報が入力され、当該入力情報と、当該貸出を特
定する貸出特定情報と、当該複製物を特定する上記複製
物特定情報と、当該貸出の借り手を特定する上記借り手
特定情報とが関連付けて記憶される。したがって、作
品、作品の複製物、複製物の貸出、および貸出の借り手
に関するそれぞれの情報が、上記作品特定情報、上記複
製物特定情報、上記貸出特定情報および上記借り手特定
情報を介して互いに関連付けられながら記憶されている
ので、重複して記録される情報が少なくなり、各情報の
登録や更新が容易になる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による写真貸出装
置の構成を示す図である。図1の写真貸出装置は、管理
者端末1、データベース部2、受付部3、利用者端末
4、貸出部5、デジタルデータ格納部6、ウォータマー
ク付加部7、デジタルデータ制作部8、フィルム写真格
納部9を有する。受付部3は、本発明の受付手段の一実
施形態であるとともに、借り手登録判断手段および借り
手登録手段の一実施形態である。ウォータマーク付加部
7は、本発明の情報付加手段の一実施形態である。貸出
部5は、本発明の貸出手段の一実施形態である。利用者
端末4は、本発明の貸出要求手段の一実施形態であると
ともに、本発明の在庫確認要求手段および借り手登録要
求手段の一実施形態である。管理者端末1は、本発明の
返却登録手段の一実施形態である。
【0033】管理者端末1は、例えばプログラムに応じ
て動作するコンピュータにより構成されており、データ
ベース部2にアクセスして、貸出に関する各種の情報の
登録や修正、検索を行う。返却された写真フィルムや画
像データ記録媒体の貸出状態に関する情報の更新は、管
理者端末1によって行う。
【0034】データベース部2は、例えばプログラムに
応じて動作するコンピュータとハードディスクなどの記
憶装置により構成されており、管理者端末1や受付部2
から貸出に関する各種の情報を入力してこれを記憶する
とともに、管理者端末1や受付部2、ウォータマーク付
加部7からの要求に応じて、記憶された情報を出力す
る。内部の詳しい構成については後述する。
【0035】受付部3は、例えばプログラムに応じて動
作するコンピュータにより構成されており、写真の貸出
要求や会員登録の要求、在庫検索の要求など、利用者端
末4から出力される各種の要求を受け付けて、これに対
する応答を利用者端末4に出力している。また、利用者
端末4からの要求に応じてデータベース部2にアクセス
し、貸出に関する各種の情報の入出力を行っている。さ
らに、ユーザからの貸出要求を受け付けるか否かの判断
を行ない、貸出要求の受付を判断した場合には、貸出部
5へ貸出指示S35を出力する。
【0036】利用者端末4は、例えばプログラムに応じ
て動作するコンピュータにより構成されており、例えば
LANや公衆回線、インターネットなどを介して受付部
3に接続されている。利用者端末4の数は1台に限定さ
れず、複数台であってもよい。例えば、インターネット
のWWWを介して、不特定多数のコンピュータによる利
用者端末4から受付部3に接続させることもできる。利
用者端末4は、写真の貸出要求や会員登録の要求、在庫
検索の要求など、フォトレンタルサービスに関する各種
の要求を受付部3に出力し、これに対する受付部3の応
答を入力している。また、貸出される写真の複製物がデ
ジタルの画像データである場合には、貸出部5のデータ
出力部51から直接この画像データを入力する。この場
合も、例えばLANや公衆回線、インターネットなどを
介して貸出部5から利用者端末4に画像データを出力さ
せることができる。
【0037】貸出部5は、受付部3からの貸出指示S3
5を受けて、画像データの記録媒体や写真フィルムを、
貸出指示に応じて選択して出力する。デジタルの画像デ
ータから貸出物を生成させる場合には、デジタルデータ
格納部6にアクセスして、電子透かし(ウォータマー
ク)が付加された画像データを入力し、この画像データ
から写真フィルムや画像データの記録媒体を生成する。
また、アナログの複製された写真フィルムを貸し出す場
合には、フィルム写真格納部9に写真フィルムの出庫指
示S59を出力して、出庫された写真フィルムを貸し出
す。
【0038】データ出力部51は、デジタルデータ格納
部6からの画像データを入力し、これを貸出指示S35
によって指示された利用者端末4に出力する。この場
合、例えばインターネットなどのように画像データの剽
窃や改ざんの恐れがある通信方法を採用している場合に
は、データ出力部51において、貸出先の利用者のみが
復号可能となるように画像データを暗号化して出力する
こともできる。媒体出力部52は、デジタルデータ格納
部6からの画像データを入力し、これを例えばCD−R
やMOなどの記録媒体に記録させて出力する。フィルム
出力部53は、デジタルデータ格納部6からの画像デー
タを入力し、これを写真フィルムに感光させて出力す
る。
【0039】デジタルデータ格納部6は、例えばプログ
ラムに応じて動作するコンピュータとハードディスクな
どの記憶装置により構成されており、ウォータマーク付
加部7においてウォータマークが付加された画像データ
を格納している。貸出部5からの出庫指示S56に応じ
て、画像データをデータ出力部51、媒体出力部52ま
たはフィルム出力部53に出力する。
【0040】ウォータマーク付加部7は、例えばプログ
ラムに応じて動作するコンピュータとハードディスクな
どの記憶装置により構成されており、デジタルデータ制
作部8においてマスター写真複製フィルムから制作され
たデジタルマスター画像データを格納するとともに、デ
ータベース部2にアクセスして、後述するデジタルコピ
ー番号などの貸出先を特定するためのデータを取得し、
これをマスター画像データのコピーデータにウォータマ
ークとして付加する。
【0041】デジタルデータ制作部8は、フィルム写真
格納部9に格納されているマスター写真複製フィルムか
らデジタルのマスター画像データを制作し、これをウォ
ータマーク付加部7に格納する。
【0042】フィルム写真格納部9は、複製元となるマ
スター写真フィルムや、マスター写真フィルムから直接
複製されたマスター写真複製フィルムを格納しており、
デジタルデータ制作部8にマスター写真複製フィルムを
供給するとともに、貸出部5による出庫指示S59を受
けてマスター写真複製フィルムを出庫し、これをユーザ
に貸し出す。
【0043】なお、本発明は図1に示した構成に限定さ
れず、様々な実施形態が可能である。例えば、管理者端
末1やデータベース部2、受付部3、データ出力部5
1、デジタルデータ格納部6、ウォータマーク付加部7
などがコンピュータと記憶装置によって構成されている
場合には、これらを1台のコンピュータ上で機能させる
ことも可能であり、または各部を複数のコンピュータ上
で機能させることも可能である。
【0044】次に、データベース部2の構成について、
さらに詳しく説明する。
【0045】図2は、データベース部2の構成を示す図
である。図2に示すデータベース部2は、作家情報デー
タベース21、被写体情報データベース22、マスター
写真情報データベース23、ライセンス情報データベー
ス24、デジタルデータ情報データベース25、デジタ
ルコピー情報データベース26、貸出情報データベース
27、貸出履歴情報データベース28、会員情報データ
ベース29を有する。このうち、作家情報データベース
21、被写体情報データベース22、マスター写真情報
データベース23は、それぞれのマスター写真が有する
作品としての情報を管理するデータベースである。ライ
センス情報データベース24、デジタルデータ情報デー
タベース25、デジタルコピー情報データベース26
は、マスター写真からの複製物に関する情報を管理する
データベースである。貸出情報データベース27、貸出
履歴情報データベース28は、複製物の貸出に関する情
報を管理するデータベースである。会員情報データベー
ス29は、複製物の借り手に関する情報を管理するデー
タベースである。
【0046】図3は、作家情報データベース21に登録
されるデータの例を示す図である。作家情報データベー
ス21は、作家名や作家生没年など、被写体の美術品を
制作した作家に関する情報を管理しているデータベース
である。具体的には、図3に示すように「作家ID」、
「作家名」、「誕生年」および「死亡年」に関する4つ
の項目を有している。
【0047】「作家ID」は、被写体の美術品を制作し
た作家一人に対して一意に付された番号が登録される項
目であり、この番号によって作家を特定することができ
る。また「作家ID」は、被写体情報データベースの項
目「作家ID」に対して一対多の対応関係を有してい
る。すなわち、作家情報データベース21の項目「作家
ID」に登録されている一つの番号と、被写体情報デー
タベースの項目「作家ID」に登録されている複数の同
一番号とが対応関係を有している。これは、1人の作家
から制作された複数の美術品が被写体となって撮影され
ている場合、被写体情報データベースの項目「作家I
D」に、各被写体の情報に対して同じ「作家ID」が登
録されるためである。「作家名」は、被写体の作家名が
登録される項目である。「誕生年」は、作家の誕生年が
登録される項目である。「死亡年」は、作家の死亡年が
登録される項目である。
【0048】図4は、被写体情報データベース22に登
録されるデータの例を示す図である。被写体情報データ
ベース22は、被写体に関する情報を管理しているデー
タベースであり、具体的には図4に示すように「被写体
番号」、「被写体名」、「作家ID」、「所蔵美術
館」、「種別」、「素材」および「サムネイルパス」に
関する7つの項目を有している。
【0049】「被写体番号」は、被写体一点について一
意に付された番号が登録される項目であり、この番号に
よって被写体を特定することができる。また「被写体番
号」は、マスター写真情報データベース23の項目「被
写体番号−1」〜「被写体番号−3」とそれぞれ一対多
の対応関係を有している。すなわち、被写体情報データ
ベース22の項目「被写体番号」に登録されている一つ
の番号と、マスター写真情報データベース23の項目
「被写体番号−1」〜「被写体番号−3」に登録されて
いる複数の同一番号とが対応関係を有している。これ
は、同一の被写体が複数のマスター写真に撮影される場
合があるためである。「被写体名」は、被写体の名前が
登録される項目である。「作家ID」は、被写体の美術
品を制作した作家一人に対して一意に付された番号が登
録される項目であり、作家情報データベース21の項目
「作家ID」に対して一対一の対応関係を取っている。
すなわち、被写体情報データベース22の項目「作家I
D」に登録されている一つの番号と、作家情報データベ
ース21の項目「作家ID」に登録されている一つの同
一番号とが対応関係を有している。「所蔵美術館」は、
被写体の美術品が所蔵されている美術館が登録される項
目である。「種別」は、絵画やイラスト、彫刻など、被
写体の形態が登録される項目である。「素材」は、キャ
ンパスや焼き物、木材など、被写体の素材が登録される
項目である。「サムネイルパス」は、サムネイルで表記
される被写体の画像データが格納されている絶対パスが
登録される項目である。
【0050】図5の図(a)は、マスター写真情報デー
タベース23に登録されるデータの例を示す図である。
マスター写真情報データベース23は、マスター写真フ
ィルムに関する情報を管理するデータベースであり、具
体的には図5の図(a)に示すように「マスター写真番
号」、「被写体番号−1」〜「被写体番号−3」、「撮
影者」および「撮影条件」に関する6つの項目を有して
いる。
【0051】「マスター写真番号」は、1点または複数
の被写体を撮影したマスター写真フィルム一点に対して
一意に付された番号が登録される項目であり、ライセン
ス商品データベース24の項目「マスター写真番号」と
一対多の対応関係を有している。すなわち、マスター写
真情報データベース23の項目「マスター写真番号」に
登録されている一つの番号と、ライセンス商品データベ
ース24の項目「マスター写真番号」に登録されている
複数の同一番号とが対応関係を有している。これは、同
一のマスター写真フィルムから複数のマスター写真複製
フィルムが制作される場合があるためである。「被写体
番号−1」〜「被写体番号−3」は、被写体一点に対し
て一意に付された番号が登録される項目であり、各々の
項目は被写体情報データベースの項目「被写体番号」と
一対一の対応関係を有している。すなわち、すなわち、
マスター写真情報データベース23の項目「被写体番号
−1」〜「被写体番号−3」に登録されている一つの番
号と、被写体情報データベース22の項目「被写体番
号」に登録されている一つの同一番号とが対応関係を有
している。1つのマスター写真フィルムに対して登録で
きる被写体番号は3つまでなので、3点以上の被写体が
写り込んでいる場合には登録できない被写体が生じてし
まうが、被写体番号の項目をさらに増やすことによっ
て、被写体の増加に対応することができる。「撮影者」
は、マスター写真を撮影した撮影者の名前が登録される
項目である。「撮影条件」は、マスター写真を撮影した
時の撮影条件等が登録される項目である。
【0052】図5の図(b)は、ライセンス商品データ
ベース24に登録されるデータの例を示す図である。ラ
イセンス商品データベース24は、複製元となるマスタ
ー写真フィルムとそれに対応するマスター写真複製フィ
ルムに関する情報を管理するデータベースであり、具体
的には図5の図(b)に示すように「マスター写真番
号」、「マスター写真複製物番号」、「貸出の有無」お
よび「複製物制作日」に関する5つの項目を有してい
る。
【0053】「マスター写真番号」は、1点または複数
の被写体が撮影されたマスター写真フィルム一点に対し
て一意に付された番号であり、マスター写真情報データ
ベース23の項目「マスター写真番号」と一対一の対応
関係を有している。すなわち、ライセンス商品データベ
ース24の項目「マスター写真番号」に登録されている
一つの番号と、マスター写真情報データベース23の項
目「マスター写真番号」に登録されている一つの同一番
号とが対応関係を有している。「マスター写真複製物番
号」は、マスター写真フィルムから直接複製して得られ
るマスター写真複製フィルム1点に対して一意に付され
た番号が登録される項目であり、デジタルデータ情報デ
ータベース25および貸出情報データベース27の項目
「マスター写真複製物番号」と一対多の対応関係を有し
ている。すなわち、ライセンス商品データベース24の
項目「マスター写真複製物番号」に登録されている一つ
の番号と、デジタルデータ情報データベース25および
貸出情報データベース27の項目「マスター写真複製物
番号」に登録されている複数の同一番号とが対応関係を
有している。これは、同一のマスター写真複製フィルム
から、さらに複数のデジタルマスター画像データが制作
されるとともに、このマスター写真複製フィルムが複数
回貸し出される場合があるためである。「貸出の有無」
は、マスター写真複製フィルムの貸出状態が登録される
項目であり、貸出中の場合には”1”、在庫がある場合
には”0”が登録される。「複製物制作日」は、マスタ
ー写真複製フィルムが制作された日付が登録される項目
である。
【0054】図6の図(a)は、デジタルデータ情報デ
ータベース25に登録されるデータの例を示す図であ
る。デジタルデータ情報データベース25は、上述した
デジタルデータ制作部8においてマスター写真複製フィ
ルムから制作されるデジタルマスター画像データに関す
る情報を管理するためのデータベースであり、具体的に
は図6の図(a)に示すように「マスター写真複製物番
号」および「デジタルマスター番号」に関する2つの項
目を有している。
【0055】「マスター写真複製物番号」は、マスター
写真フィルムから直接複製して得られるマスター写真複
製フィルム1点に対して一意に付された番号が登録され
る項目であり、ライセンス商品データベース24の項目
「マスター写真複製物番号」と一対一の対応関係を有し
ている。すなわち、デジタルデータ情報データベース2
5の項目「マスター写真複製物番号」に登録された一つ
の番号と、ライセンス商品データベース24の項目「マ
スター写真複製物番号」に登録された一つの同一番号と
が対応関係を有している。「デジタルマスター番号」
は、マスター写真複製フィルムから制作されるデジタル
マスター画像データに対して一意に付された番号を登録
する項目であり、デジタルコピー情報データベース26
の項目「デジタルマスター番号」と一対多の対応関係を
有している。すなわち、デジタルデータ情報データベー
ス25の項目「デジタルマスター番号」に登録された一
つの番号と、デジタルコピー情報データベース26の項
目「デジタルマスター番号」に登録された複数の同一番
号とが対応関係を有している。これは、同じデジタルマ
スター画像データから、さらに複数のコピー画像データ
が制作されるためである。
【0056】図6の図(b)は、デジタルコピー情報デ
ータベース26に登録されるデータの例を示す図であ
る。デジタルコピー情報データベース26は、上述した
ウォータマーク付加部7においてデジタルマスター画像
データにウォータマークが付加されることによって制作
されるコピー画像データに関する情報を管理するための
データベースである。具体的には、図6の図(b)に示
すように「デジタルマスター番号」、「デジタルコピー
番号」、「貸出の有無」、「複製物制作日」および「複
製物廃棄日」に関する項目を有している。
【0057】「デジタルマスター番号」は、マスター写
真複製フィルムから制作されるデジタルマスター画像デ
ータに対して一意に付された番号を登録する項目であ
り、デジタルデータ情報データベース25の項目「デジ
タルマスター番号」と一対一の対応関係を有している。
すなわち、デジタルコピー情報データベース26の項目
「デジタルマスター番号」に登録された一つの番号と、
デジタルデータ情報データベース25の項目「デジタル
マスター番号」に登録された一つの同一番号とが対応関
係を有している。
【0058】「デジタルコピー番号」は、コピー画像デ
ータに対して一意に付される番号を登録する項目であ
る。このデジタルコピー番号には、デジタルマスター画
像デ−タからコピー画像データが制作されるたびに新し
い番号が割り当てられる。例えば、同じデジタルマスタ
ー画像デ−タから複数のコピー画像データが制作される
場合であっても、一つ一つのコピー画像データに対して
一意の番号が与えられる。また、このデジタルコピー番
号には、図6の図(b)に示すように連番となるような
番号を割り当てても良い。連番を与えることによって、
個々のコピー画像データを特定することができるととも
に、コピー画像データの制作個数を簡単に把握すること
ができる。また「デジタルコピー番号」は、貸出情報デ
ータベース27の項目「デジタルコピー番号」と一対多
の対応関係を有している。すなわち、デジタルコピー情
報データベース26の項目「デジタルコピー番号」に登
録された一つの番号と、貸出情報データベース27の項
目「デジタルコピー番号」に登録された複数の同一番号
とが対応関係を有している。これは、一回の貸出で複数
のコピー画像データが貸し出される場合があるためであ
る。
【0059】「貸出の有無」は、コピー画像データの貸
出状態が登録される項目であり、貸出中の場合には”
1”、在庫がある場合には”0”が登録される。「複製
物制作日」は、コピー画像データが制作された日付が登
録される項目である。「複製物廃棄日」は、コピー画像
データが返却後に廃棄された日付が登録される項目であ
る。
【0060】図7は、貸出情報データベース27に登録
されるデータの例を示す図である。貸出情報データベー
ス27は、貸し出されたマスター写真複製フィルムまた
はコピー画像データと、貸出票番号とを対応付ける情報
を管理するためのデータベースである。具体的には、図
7に示すように「マスター写真複製物番号」、「デジタ
ルコピー番号」および「貸出票番号」に関する3つの項
目を有している。
【0061】「マスター写真複製物番号」は、マスター
写真フィルムから直接複製して得られるマスター写真複
製フィルム1点に対して一意に付された番号が登録され
る項目であり、ライセンス商品データベース24の項目
「マスター写真複製物番号」と一対一の対応関係を有し
ている。すなわち、貸出情報データベース27の項目
「マスター写真複製物番号」に登録された一つの番号
と、ライセンス商品データベース24の項目「マスター
写真複製物番号」に登録された一つの同一番号とが対応
関係を有している。「デジタルコピー番号」は、コピー
画像データに対して一意に付される番号を登録する項目
であり、デジタルコピー情報データベース26の項目
「デジタルコピー番号」と一対一の対応関係を有してい
る。すなわち、貸出情報データベース27の項目「デジ
タルコピー番号」に登録された一つの番号と、デジタル
コピー情報データベース26の項目「デジタルコピー番
号」に登録された一つの同一番号とが対応関係を有して
いる。「貸出票番号」は、貸出毎に発行される貸出票一
つに付き一意に付された番号が登録される項目であり、
この貸出票番号によってそれぞれの貸出を特定すること
ができる。この「貸出票番号」は、貸出履歴情報データ
ベース28の項目「貸出票番号」と一対一の対応関係を
有している。
【0062】図8は、貸出履歴情報データベース28に
登録されるデータの例を示す図である。貸出履歴情報デ
ータベース28は、各貸出票に付随する詳細な情報を管
理するためのデータベースである。具体的には、図8に
示すように「貸出票番号」、「貸出日」、「会員番
号」、「返却予定日」、「返却日」、「使用目的」、
「請求日」、「貸出点数」および「金額」に関する項目
を有している。
【0063】「貸出票番号」は、貸出毎に発行される貸
出票一つに付き一意に付された番号が登録される項目で
あり、貸出情報データベースの項目「貸出票番号」と一
対一の対応関係を有している。「貸出日」は、マスター
写真複製フィルムやコピー画像データが貸し出された日
付が登録される項目である。「会員番号」は、貸し出し
される会員一人につき一意に付された番号が登録される
項目であり、会員情報データベース29の項目「会員番
号」と一対一の対応関係を有する。「返却予定日」は、
マスター写真複製フィルムやコピー画像データが返却さ
れる予定日が登録される項目である。「返却日」は、マ
スター写真複製フィルムやコピー画像データが返却され
た日付が登録される項目である。「使用目的」は、貸し
出しされるマスター写真複製フィルムやコピー画像デー
タの使用目的が登録される項目である。「請求日」は、
マスター写真複製フィルムやコピー画像データの貸出請
求があった日付が登録される項目である。「貸出点数」
は、マスター写真複製フィルムやコピー画像データの貸
し出された点数が登録される項目である。「金額」は、
マスター写真複製フィルムやコピー画像データの貸出料
金の合計金額が登録される項目である。
【0064】図9は、会員情報データベース29に登録
されるデータの例を示す図である。会員情報データベー
ス29は、会員に関する情報を管理するためのデータベ
ースであり、具体的には、図9に示すように「会員番
号」、「氏名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番
号」、「メールアドレス」、「会社名」、「所属」およ
び「FAX番号」に関する項目を有している。
【0065】「会員番号」は、貸し出しされる会員一人
につき一意に付された番号が登録される項目であり、貸
出履歴情報データベース28の項目「会員番号」と一対
多の対応関係を有する。すなわち、会員情報データベー
ス29の項目「会員番号」に登録された一つの番号と、
貸出履歴情報データベース28の項目「会員番号」に登
録された複数の同一番号とが対応関係を有している。こ
れは、一人の会員に対して複数回の貸出が行われる場合
があるためである。「氏名」は、会員の氏名が登録され
る項目である。「郵便番号」は、会員の住所の郵便番号
が登録される項目である。「住所」は、会員の住所が登
録される項目である。「電話番号」は、会員の電話番号
が登録される項目である。「メールアドレス」は、会員
の電子メールのアドレスが登録される項目である。「会
社名」は、会員の勤める会社の名前が登録される項目で
ある。「所属」は、会員の会社における所属部署が登録
される項目である。「FAX番号」は、会員のFAX番
号が登録される項目である。
【0066】以上説明したように、本発明のデータベー
ス部2では、作家情報データベース21、被写体情報デ
ータベース22およびマスター写真情報データベース2
3において、作家情報や被写体情報を含むマスター写真
フィルムに関する情報と、マスター写真フィルムを特定
するマスター写真番号とが関連付けて記憶されている。
また、ライセンス情報データベース24において、マス
ター写真複製フィルムに関する情報と、マスター写真複
製フィルムを特定するマスター写真複製物番号と、マス
ター写真番号とが関連付けて記憶されている。デジタル
データ情報データベース25においては、デジタルマス
ター画像データを特定するデジタルマスター番号と、マ
スター写真複製物番号とが関連付けて記憶されている。
デジタルコピー情報データベース26においては、コピ
ー画像データに関する情報と、コピー画像データを特定
するデジタルコピー番号と、デジタルマスター番号とが
関連付けて記憶されている。また、会員情報データベー
ス29において、会員に関する情報と、会員を特定する
会員番号とが関連付けて記憶されている。また、貸出情
報データベース27および貸出情報履歴データベース2
8において、複製物の貸出に関する情報と、貸出を特定
する貸出票番号と、貸し出された複製物を特定するマス
ター写真複製物番号やデジタルコピー番号と、貸し出さ
れた会員を特定する会員番号とが関連付けて記憶されて
いる。
【0067】したがって、被写体に関する項目や、複製
物に関する項目、貸出に関する項目、借り手に関する項
目など、意味的に性質の異なる複数の項目が互いに関連
付けられながら独立したデータベースに登録されている
ので、例えば同じ借り手に同じ被写体の同じコピー画像
データが何度も貸し出された場合であっても、同一の借
り手、被写体、コピー画像データに関して重複して記録
される情報が少なくなる。すなわち、内容が重複して記
録されるデータは、デジタルコピー番号や会員番号な
ど、複製物や借り手などを特定するための最小限のデー
タに止められているので、冗長に記録されるデータが少
なくなり、限られた記録エリアが無駄に消費されてしま
うのを防止できる。
【0068】また、本発明のデータベース部2によれ
ば、写真が撮影される以前に作家や被写体に関する情報
だけを登録させたり、貸出の前に予め複製物を作成した
後でこれらの複製物を管理する情報だけを個別に登録さ
せるなど、意味的に性質の異なる項目のデータを個別に
登録させることができる。すなわち、図19に示す従来
のデータベース構造のようにデータベースへのデータ登
録が制限されないので、ユーザの利便性を向上させるこ
とができる。さらに、特定の項目に関する登録内容を変
更させる場合、特定のデータベースの内容を変更させる
だけで済むので、登録内容の変更を簡易化することがで
きる。
【0069】これにより、互いに関連性を有しているマ
スター写真複製フイルムとコピー画像データとが統一的
に管理できるようになるので、管理作業の煩雑さが軽減
され、作業ミスを低減させることができる。
【0070】なお、以上説明したデータベース部2の構
成は本発明の一実施形態であって、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、データベース間の上述し
た関連付けが保持される範囲において、各データベース
の項目の追加や変更、削除を任意に行うことができる。
【0071】また、以上説明したデータベース部2がコ
ンピュータと記憶装置で構成されている場合には、入力
された作家情報や被写体情報を含むマスター写真フィル
ムに関する情報と、マスター写真フィルムを特定するマ
スター写真番号とを関連付けて記憶させ、入力されたマ
スター写真複製フィルムに関する情報と、マスター写真
複製フィルムを特定するマスター写真複製物番号と、マ
スター写真番号とを関連付けて記憶させ、デジタルマス
ター画像データを特定するデジタルマスター番号と、マ
スター写真複製物番号とを関連付けて記憶させ、入力さ
れたコピー画像データに関する情報と、コピー画像デー
タを特定するデジタルコピー番号と、デジタルマスター
番号とを関連付けて記憶させ、入力された複製物の貸出
に関する情報と、貸出を特定する貸出票番号と、貸し出
された複製物を特定するマスター写真複製物番号やデジ
タルコピー番号と、貸し出された会員を特定する会員番
号とを関連付けて記憶させ、入力された会員に関する情
報と、会員を特定する会員番号とを関連付けて記憶させ
るプログラムを、例えばCD−ROMなどの記録媒体か
らコンピュータの一時記憶装置に記憶させてプログラム
を実行させることによっても、上述と同等の効果を奏す
ることができる。
【0072】次に上述した構成を有する写真貸出装置に
おけるデータの登録処理や貸出処理などの各処理につい
て説明する。
【0073】図10は、データベース部2に対するデー
タの登録処理の流れを示す図である。図10に示すデー
タ登録処理は、管理者端末1による各種データの登録処
理を示しており、ステップP101〜ステップP104
からなる処理を有している。
【0074】管理者端末1が起動されて、データベース
部2にログインした状態から、管理者端末1によるデー
タ登録処理が開始される。まずステップP101におい
て、どの項目を登録させるかが選択される。例えばディ
スプレイ上に各登録処理における項目名を表示させ、こ
れをマウスで移動するポインタに指示させることによ
り、管理者端末1の使用者に各項目を選択させることが
できる。新しいマスター写真フィルムや複製フィルムを
取り寄せた場合は、作家情報データベース21や被写体
情報データベース22、マスター写真情報データベース
23などの各項目が選択される。また、新しい会員の登
録要求があった場合には、会員情報データベース29の
各項目が選択される。ただし後述するように、会員情報
の登録は受付部3において自動化させることもできる。
また、マスター写真複製フィルムやデジタルマスター画
像データ、コピー画像データなどの複製物が制作された
場合には、ライセンス商品データベース24やデジタル
データ情報データベース25、デジタルコピー情報デー
タベース26などの各項目が選択される。また、マスタ
ー写真複製フィルムやコピー画像データが貸し出される
場合には、貸出情報データベース27や貸出履歴情報2
8などの各項目が選択される。その他、管理者端末1に
よって、データベース部2に登録されている各項目を自
由に選択することができる。
【0075】次にステップP102において、登録デー
タが管理者端末1に入力される。入力データは、例えば
キーボードから入力させてもよいし、項目によってはあ
らかじめ用意されたデータの中から選択させてもよい。
登録データの入力完了後、ステップP103において、
登録データの決定と保存が行われる。例えば、入力完了
を示す画面上のボタンをポインタによって管理者端末1
の使用者に指示させることにより、入力されたデータの
登録を決定させることができる。ステップ104におい
ては、登録処理を終了させる否かの選択が行われる。こ
れも同様にして、例えば登録続行または登録終了を示す
画面上のボタンをポインタによって指示させることによ
り、管理者端末1の使用者に処理の選択を行わせること
ができる。登録処理の続行が選択された場合には、ステ
ップP101に再び処理が戻されて登録処理が反復さ
れ、登録処理の終了が選択された場合には、そのまま処
理が終了される。
【0076】図17は、貸出に関する登録データを入力
する画面の例を示す図である。図17に示す画面におい
て、貸出票番号、会員番号、返却予定日、使用目的、貸
出日、請求日などのデータが受付部3に入力される。ま
た、貸し出す複製物がマスター写真複製フィルムである
場合には、「ポジのデュープ番号」の欄にマスター写真
複製物番号が入力される。コピー画像データの場合に
は、「デジタル番号」の欄にデジタルコピー番号が入力
され、「コピー数」の欄に貸出点数が入力される。
【0077】図16は、各処理において参照、登録また
は更新される項目を示す図である。貸出要求においては
図16の各項目に”#”マークを付した項目のデータが
登録される。
【0078】図11は、データベース部2に登録された
データの検索処理の流れを示す図である。図11に示す
データ検索処理は、管理者端末1による各種データの検
索処理を示しており、ステップP201〜ステップP2
07からなる処理を有している。
【0079】データ登録処理と同様に、管理者端末1が
起動されて、データベース部2にログインした状態か
ら、管理者端末1によるデータ検索処理が開始される。
まずステップP201において、どの項目を検索させる
かが選択される。選択される項目の数は1つであっても
よいし、複数であってもかまわない。次いでステップP
202において、選択された項目の中から検索させたい
データを入力させる。この場合、例えば複数の検索デー
タとANDやORなどの検索式を入力させることもでき
る。次いでステップP203において、入力された検索
データに基づいて検索が実行され、ステップP204に
おいて、検索結果が例えばディスプレイ画面上に表示さ
れる。
【0080】次いでステップP205において、検索さ
れた項目のデータを修正させるか否かの選択が行われ
る。データの修正が選択された場合は、ステップP20
6に処理が移行されて、上述したステップP101〜ス
テップP103と同様な手順により選択された項目のデ
ータが修正された後、ステップP207に処理が移行さ
れる。また、データを修正させない選択がなされた場合
には、そのままステップP207に処理が移行される。
ステップP207において、検索処理を終了させる否か
の選択が行われる。検索処理の続行が選択された場合に
は、ステップP201に再び処理が戻されて検索処理が
反復され、検索処理の終了が選択された場合には、その
まま処理が終了される。
【0081】図18は、在庫確認に関する検索データを
入力する画面の例を示す図である。図18に示す在庫確
認の入力画面において、マスター写真複製フィルムの在
庫を検索させる場合には、「ポジのデュープ番号」の欄
にマスター写真複製物番号が入力される。また、コピー
画像データの在庫を検索させる場合には、「デジタル番
号」の欄にデジタルコピー番号が入力される。そして、
各番号が入力された後「確認」ボタンが押されることに
より、在庫確認が実行される。またこれらの番号の代わ
りに、「作品名」や「作家名」が入力されて「確認」ボ
タンが押されることによっても在庫確認が実行される。
在庫がある場合には、該当件数および被写体名、作家
名、所蔵美術館、返却日などの情報が一覧表示される。
在庫が無い場合には、該当する被写体名、作家名、所蔵
美術館、返却予定日等の情報が一覧表示される。在庫の
検索においては、ステップP205およびステップP2
06による登録内容の修正処理は省略される。また在庫
検索では、図16の各項目において”@”マークを付し
た項目のデータが参照される。
【0082】上述の検索処理は、そのまま利用者端末4
からのアクセスによる処理に置き換えることも可能であ
る。すなわち、利用者端末4から勝手にデータ登録を行
わせることはシステムのセキュリティ上できないが、例
えば在庫確認などの限られた項目に関する検索であれ
ば、利用者端末4からのアクセスによって処理させても
良い場合がある。
【0083】一方、例えば利用者端末4がインターネッ
トに接続された不特定多数のパーソナルコンピュータの
場合には、フォトレンタルサービスの管理者に管理者端
末1を使ってユーザのデータを一人づつ入力させるより
も、会員登録を希望するユーザに登録データを入力さ
せ、このデータを直接データベース部2に登録させる方
が管理者の作業を軽減させることができ、効率的であ
る。
【0084】図12は、利用者端末4からの会員登録処
理の流れを示す図である。図12に示す会員登録処理
は、利用者端末4による会員登録処理を示しており、ス
テップP301〜ステップP305からなる処理を有し
ている。
【0085】利用者端末4が起動されて、データベース
部2にアクセスした状態から、利用者端末4による会員
登録処理データ検索処理が開始される。まずステップP
301において、会員登録データの入力が行われる。例
えば、予め用意された会員登録データの入力フォーマッ
トが受付部3から利用者端末4に送出され、利用者端末
4においてこのフォーマットに従って会員登録データが
入力されたのち再び受付部3に返送されることにより、
会員登録データの入力が行われる。返送される会員登録
データには個人情報などが含まれているので、例えばイ
ンターネット上にこれらのデータが伝送される場合に
は、データベース部2と利用者端末4との間の通信が暗
号化されることが望ましい。
【0086】次いでステップP302において、利用者
端末4から返送された会員登録データが審査される。例
えば、返送された会員登録データにおける氏名や住所、
電話番号などに偽りや間違いがないかなどが審査され
る。この場合、例えば契約確認書類を郵送したり、直接
電話等によって本人に確認をとる方法の他、例えば認証
機関に登録された暗号鍵によって電子的に署名された契
約書を交わすなどの方法によって、個人の身元を認証す
ることもできる。
【0087】次いでステップP303において審査の結
果が判断され、会員登録の許可が判断された場合には、
ステップP305により写真貸出装置にログインするた
めのパスワードが発行され、利用者端末4に送出され
る。また、会員登録の不許可が判断された場合にはステ
ップP304に処理が移行されて、会員登録が不許可に
なったことが利用者端末4に通知される。
【0088】次に、写真の貸出処理について、2つの実
施形態を説明する。
【0089】図13は、第1の貸出処理の流れを示す図
である。図13に示す第1の貸出処理は、予めウォータ
マークを付加されてデジタルデータ格納部6に格納され
ているコピー画像データを、貸出要求に応じて出力して
貸し出す方法によるものであり、ステップP401〜ス
テップP408からなる処理を有している。
【0090】第1の貸出処理においては、初めに、ウォ
ータマークが付加されたコピー画像データが予め制作さ
れて、デジタルデータ格納部6に格納されている状態に
ある。このコピー画像データは、フィルム写真格納部9
に格納されたマスター写真複製フィルムが、デジタルデ
ータ制作部8においてデジタルマスター画像データに変
換され、さらにこのデジタルマスター画像データがウォ
ータマーク付加部7においてコピーされ、デジタルコピ
ー番号をウォータマークとして付加されることにより制
作される。デジタルコピー番号が付加されることによ
り、制作された全てコピー画像データは、データベース
部2によって一意に特定される。なお、コピー画像デー
タの制作は、例えば管理者の判断によって制作されても
良いし、あるいはデジタルデータ格納部6に格納されて
いるコピー画像データの在庫状況からデジタルデータ格
納部6に自動的に判断させて、フィルム写真格納部9、
デジタルデータ制作部8、ウォータマーク付加部7に自
動的に制作させても良い。
【0091】まずステップP401において、利用者端
末4からの貸出要求が受付部3に入力される。例えば、
予め用意された貸出要求の入力フォーマットが受付部3
から利用者端末4に送出され、利用者端末4においてこ
のフォーマットに従って貸出要求のデータが入力された
のち再び受付部3に返送されることにより、貸出要求の
入力が行われる。この他、例えば利用者端末4から送ら
れてきた貸出要求を管理者によって手動で受付部3に入
力させる方法も可能である。
【0092】ステップP401において貸出要求が受付
部3に入力されると、次にステップP402において、
入力された貸出要求が審査され、貸出要求を受け付ける
か否かが判断される。例えば、貸出要求を発行した会員
に既定以上の点数の複製物が貸し出されている場合や、
返却が滞っている場合などにおいて、貸出要求の受付が
拒否される。貸出要求の受付が拒否された場合は、ステ
ップP403において受付の拒否が利用者端末4に通知
されたのち、貸出処理が終了される。
【0093】貸出要求の受付が許可された場合には、ス
テップP404に処理が移行されて、貸出要求を受けた
マスター写真複製フィルムまたはコピー画像データの在
庫が確認される。データベース部2に登録されているマ
スター写真複製フィルムまたはコピー画像データの「貸
出の有無」に関する項目が検索され、在庫があることが
確認された場合にはステップP406に処理が移行され
て、貸出要求がデータベース部2に登録されるととも
に、貸出指示S35が貸出部5に出力される。また、貸
出中であることが確認された場合には、ステップP40
5に処理が移行されて、貸出されている複製物の返却予
定などの情報が利用者端末4に通知されたのち、貸出処
理が終了される。
【0094】ステップP406において貸出部5に貸出
指示S35が出力されると、ステップP407において
貸出指示S35に応じた貸出形態が選択される。貸出形
態がコピー画像データである場合には、デジタルデータ
格納部6に出庫指示S56が出力され、これに応じたコ
ピー画像データがデジタルデータ格納部6からデータ出
力部51に入力される。貸出形態がコピー画像データを
記録媒体に記録させた形態である場合には、デジタルデ
ータ格納部6に出庫指示S56が出力され、これに応じ
たコピー画像データがデジタルデータ格納部6から媒体
出力部52に入力される。貸出形態がコピー画像データ
を写真フィルムに感光させた形態である場合には、デジ
タルデータ格納部6に出庫指示S56が出力され、これ
に応じたコピー画像データがデジタルデータ格納部6か
らフィルム出力部53に入力される。貸出形態がマスタ
ー写真複製フィルムである場合には、フィルム写真格納
部9に出庫指示59が出力され、これに応じたマスター
写真複製フィルムが選択される。
【0095】ステップP407において貸出形態が選択
されると、次にステップP408において選択された貸
出形態の複製物が出力されて、指示された会員に貸し出
され、貸出処理が終了される。
【0096】図14は、第2の貸出処理の流れを示す図
である。図14に示す第2の貸出処理は、貸出要求を受
け付けたあとに、デジタルマスター画像データからコピ
ー画像データを制作し、これを貸し出す方法によるもの
であり、ステップP501〜ステップP509からなる
処理を有している。
【0097】第2の貸出処理においては、初めに、デジ
タルマスター画像データが既に制作されてウォータマー
ク付加部7に格納されている状態にある。デジタルマス
ター画像データは、フィルム写真格納部9に格納された
マスター写真複製フィルムが、デジタルデータ制作部8
においてデジタルマスター画像データに変換されること
により制作される。なお、デジタルマスター画像データ
の制作は、例えば管理者の判断によって管理されても良
いし、あるいはウォータマーク付加部7に格納されてい
るコピー画像データの在庫状況からウォータマーク付加
部7に自動的に判断させて、フィルム写真格納部9、デ
ジタルデータ制作部8に自動的に制作させても良い。
【0098】まずステップP501において、利用者端
末4からの貸出要求が受付部3に入力される。例えば、
予め用意された貸出要求の入力フォーマットが受付部3
から利用者端末4に送出され、利用者端末4においてこ
のフォーマットに従って貸出要求のデータが入力された
のち再び受付部3に返送されることにより、貸出要求の
入力が行われる。この他、例えば利用者端末4から送ら
れてきた貸出要求を管理者によって手動で受付部3に入
力させる方法も可能である。
【0099】ステップP501において貸出要求が受付
部3に入力されると、次にステップP502において、
入力された貸出要求が審査され、貸出要求を受け付ける
か否かが判断される。例えば、貸出要求を発行した会員
に既定以上の点数の複製物が貸し出されている場合や、
返却が滞っている場合などにおいて、貸出要求の受付が
拒否される。貸出要求の受付が拒否された場合は、ステ
ップP503において受付の拒否が利用者端末4に通知
されたのち、貸出処理が終了される。
【0100】貸出要求の受付が許可された場合には、ス
テップP504に処理が移行されて、マスター写真複製
フィルムの貸出要求を受けた場合には、このマスター写
真複製フィルムの在庫が確認される。データベース部2
に登録されているマスター写真複製フィルムの「貸出の
有無」に関する項目が検索される。在庫があることが確
認された場合、およびコピー画像データが貸出要求され
ている場合にはステップP506に処理が移行されて、
貸出要求がデータベース部2に登録されるとともに、貸
出指示S35が貸出部5に出力される。また、貸出中で
あることが確認された場合には、ステップP505に処
理が移行されて、貸出されている複製物の返却予定など
の情報が利用者端末4に通知されたのち、貸出処理が終
了される。
【0101】ステップP506において貸出部5に貸出
指示S35が出力されると、ステップP507に処理が
移行されて、コピー画像データが貸出要求されている場
合には、ウォータマークの付加処理が行われる。付加さ
れるデータは、第1の貸出処理と同じようにデジタルコ
ピー番号でも良いし、あるいは、ステップP506にお
いて登録された貸出票番号や会員番号でも良い。何れの
データによっても、複製物の貸出先を特定させることが
可能である。これらのデータがデータベース部2からウ
ォータマーク付加部7に入力されて、貸出要求を受けた
デジタルマスター画像データのコピーに付加されて、デ
ジタルデータ格納部6に入力される。マスター写真複製
フィルムが貸出要求されている場合には、ウォータマー
クの付加処理は行われず、ステップP508に処理が移
行される。
【0102】次いで、ステップP508において、貸出
指示S35に応じた貸出形態が選択される。貸出形態が
コピー画像データである場合には、デジタルデータ格納
部6に出庫指示S56が出力され、これに応じたコピー
画像データがデジタルデータ格納部6からデータ出力部
51に入力される。貸出形態がコピー画像データを記録
媒体に記録させた形態である場合には、デジタルデータ
格納部6に出庫指示S56が出力され、これに応じたコ
ピー画像データがデジタルデータ格納部6から媒体出力
部52に入力される。貸出形態がコピー画像データを写
真フィルムに感光させた形態である場合には、デジタル
データ格納部6に出庫指示S56が出力され、これに応
じたコピー画像データがデジタルデータ格納部6からフ
ィルム出力部53に入力される。貸出形態がマスター写
真複製フィルムである場合には、フィルム写真格納部9
に出庫指示59が出力され、これに応じたマスター写真
複製フィルムが選択される。なお、第2の貸出処理にお
いては、デジタルデータ格納部6を介さずに、直接ウォ
ータマーク付加部7から貸出部5にコピー画像データを
出力させても良い。
【0103】ステップP508において貸出形態が選択
されると、次にステップP509において選択された貸
出形態の複製物が出力されて、指示された会員に貸し出
され、貸出処理が終了される。
【0104】なお、上述した第1および第2の貸出処理
において、デジタル画像データが貸し出される場合、複
製物とともに、可視のウォータマークをユーザ側で除去
することができる暗号化されたツールを一緒に貸し出し
てもよい。これにより、貸し出されたユーザのみが可視
のウォータマークを除去することができるので、貸出側
における不正使用の抑止効果を高めることができる。ま
た、不可視のウォータマークは除去されずそのまま残っ
ているので、万一不正使用が行われた場合にも、確実に
貸出先を特定することができる。
【0105】次に、貸し出された複製物の返却処理につ
いて説明する。図15は、返却処理の流れを示す図であ
る。図15に示す返却処理は、ステップP601〜ステ
ップP605からなる処理を有している。
【0106】貸出された複製が返却されると、ステップ
P601において返却物のマスター写真複製物番号や、
デジタルコピー番号、貸出票番号などが確認される。次
いでステップP602において、返却されたマスター写
真複製フィルムやコピー画像データの項目「貸出の有
無」が返却状態”0”に更新される。登録データの更新
は、管理者端末1によって行われる。次いでステップP
603において、返却物がウォータマークを付加された
コピー画像データによる複製物であるか否かが判断さ
れ、コピー画像データによる複製物である場合にはステ
ップP604において廃棄された後、返却処理が終了さ
れる。また、返却物がマスター写真複製フィルムである
場合には、ステップP605においてフィルム写真格納
部9に保管された後、返却処理が終了される。
【0107】以上説明したように、本発明による貸出装
置によれば、ウォータマークとして付加されたデータに
より貸出先を確実に特定することできるので、従来にお
いて貸出先の信用調査などにかけていた手間や時間を低
減させることができる。また貸出物の不正使用に対する
安全性が向上されるので、例えばインターネットなどを
経由して、広く一般のユーザにレンタルサービスを提供
することができる。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、貸出を管理するデータ
が重複して記録されることが防止されるので、限られた
記録エリアが無駄に消費されてしまうのを防止できる。
また、貸出に関する情報や借り手に関する情報など、関
連性の高い項目を独立に登録できるので、ユーザの利便
性を向上させることができる。これにより、複数の関連
性を有した複製物を統一的に管理することができるの
で、管理作業の煩雑さが低減され、作業ミスを防止でき
る。また、各複製物や貸出を特定する情報が貸出される
複製物に付加されるので、貸出される複製物の不正使用
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真貸出装置の構成を示す図であ
る。
【図2】データベース部2の構成を示す図である。
【図3】作家情報データベース21に登録されるデータ
の例を示す図である。
【図4】被写体情報データベース22に登録されるデー
タの例を示す図である。
【図5】図5(a)は、マスター写真情報データベース
23に登録されるデータの例を示す図である。図5
(b)は、ライセンス商品データベース24に登録され
るデータの例を示す図である。
【図6】図6(a)は、デジタルデータ情報データベー
ス25に登録されるデータの例を示す図である。図6
(b)は、デジタルコピー情報データベース26に登録
されるデータの例を示す図である。
【図7】貸出情報データベース27に登録されるデータ
の例を示す図である。
【図8】貸出履歴情報データベース28に登録されるデ
ータの例を示す図である。
【図9】会員情報データベース29に登録されるデータ
の例を示す図である。
【図10】データベース部2に対するデータの登録処理
の流れを示す図である。
【図11】データベース部2に登録されたデータの検索
処理の流れを示す図である。
【図12】利用者端末4からの会員登録処理の流れを示
す図である。
【図13】第1の貸出処理の流れを示す図である。
【図14】第2の貸出処理の流れを示す図である。
【図15】返却処理の流れを示す図である。
【図16】各処理において参照、登録または更新される
項目を示す図である。
【図17】貸出に関する登録データを入力する画面の例
を示す図である。
【図18】在庫確認に関する検索データを入力する画面
の例を示す図である。
【図19】フォトレンタルサービスにおける情報を管理
する従来のデータベース構造の例を示す図である。
【符号の説明】
1…管理者端末、2…データベース部、21…作家情報
データベース、22…被写体情報データベース、23…
マスター写真情報データベース、24…ライセンス商品
データベース、25…デジタルデータ情報データベー
ス、26…デジタルコピー情報データベース、27…貸
出情報データベース、28…貸出履歴情報データベース
28、29…会員情報データベース29、3…受付部、
4…利用者端末、5…貸出部、51…データ出力部、5
2…媒体出力部、53…フィルム出力部、6…デジタル
データ格納部、7…ウォータマーク付加部、8…デジタ
ルデータ制作部、9…フィルム写真格納部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA01 AA05 BB11 CC05 FF09 GG10 5B057 CE08 CG07 5C076 AA14 BA06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作品の複製物を借り手に貸し出し、当該
    貸出を登録する貸出装置であって、 上記借り手による上記複製物の貸出要求を受けて、当該
    貸出要求に応じた貸出指示を出力し、当該貸出要求を登
    録する受付手段と、 上記複製物に、上記借り手を特定できる情報を付加する
    情報付加手段と、 上記受付手段に貸出を指示され、かつ上記借り手を特定
    できる情報を付加された貸出複製物を、上記貸出指示の
    借り手に貸し出す貸出手段とを有する貸出装置。
  2. 【請求項2】 デジタルデータの複製物を借り手に貸し
    出し、当該貸出を登録する貸出装置であって、 上記借り手による上記複製物の貸出要求を受けて、当該
    貸出要求に応じた貸出指示を出力し、当該貸出要求を登
    録する受付手段と、 上記複製物に、上記借り手を特定できる情報を電子透か
    しとして付加する情報付加手段と、 上記受付手段に貸出を指示され、かつ上記借り手を特定
    できる情報を付加された貸出複製物を、上記貸出指示の
    借り手に貸し出す貸出手段とを有する貸出装置。
  3. 【請求項3】 上記貸出手段は、上記貸出要求に応じ
    て、上記借り手を特定できる情報が付加された画像デー
    タを写真フィルムに変換し、当該写真フィルムを貸し出
    す、 請求項1または請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  4. 【請求項4】 上記貸出複製物が返却された場合に、当
    該貸出複製物の返却を登録する返却登録手段を有する請
    求項1または請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  5. 【請求項5】 上記情報付加手段は、上記複製物に、当
    該複製物を特定できる情報を付加し、 上記受付手段は、上記貸出要求を、上記複製物を特定で
    きる情報と関連付けて登録する、 請求項1または請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  6. 【請求項6】 上記情報付加手段は、上記貸出指示を受
    けた複製物に、当該貸出指示の借り手を特定できる情報
    を付加する、 請求項1または請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  7. 【請求項7】 上記受付手段は、 所定の条件に基づいて、上記貸出要求を受け付けるか否
    かを判断する貸出判断手段と、 上記貸出判断手段において上記貸出要求を受け付けるこ
    とが判断された場合に、上記貸出指示を出力し、当該貸
    出要求を登録する貸出登録手段とを含む請求項1または
    請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  8. 【請求項8】 上記貸出判断手段は、上記貸出要求を受
    けた複製物の在庫に応じて、当該貸出要求を受け付ける
    か否かを判断する、 請求項7に記載の貸出装置。
  9. 【請求項9】 上記貸出要求を出力し、当該貸出要求に
    対する応答を入力する少なくとも1つの貸出要求手段を
    有し、 上記貸出判断手段は、上記貸出要求を受け付けるか否か
    の判断結果を、当該要求元の貸出要求手段に出力する、 請求項7に記載の貸出装置。
  10. 【請求項10】 上記貸出手段は、上記貸出複製物を、
    上記貸出指示において指示された貸出要求手段に出力す
    る、 請求項9に記載の貸出装置。
  11. 【請求項11】 複製物の在庫確認要求を出力し、当該
    在庫確認要求に対する応答を入力する少なくとも1つの
    在庫確認要求手段と、 上記在庫確認要求を受けた複製物の在庫を確認し、当該
    確認結果を当該要求元の在庫確認要求手段に出力する在
    庫確認手段とを有する、 請求項1または請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  12. 【請求項12】 借り手の登録要求を出力し、当該登録
    要求に対する応答を入力する少なくとも1つの借り手登
    録要求手段と、 上記登録要求を受けて、所定の条件に基づいて当該登録
    要求を受け付けるか否かを判断し、当該判断結果を当該
    要求元の借り手登録要求手段に出力する借り手登録判断
    手段と、 上記借り手登録判断手段において上記登録要求を受け付
    けることが判断された場合に、当該登録要求を登録する
    借り手登録手段とを有する、 請求項1または請求項2の何れかに記載の貸出装置。
  13. 【請求項13】 作品の複製物を借り手に貸し出し、当
    該貸出を登録する貸出方法であって、 上記複製物に、当該複製物を特定できる情報を付加する
    第1の手順と、 上記借り手による上記複製物の貸出要求を受けて、所定
    の条件に基づいて当該貸出要求を受け付けるか否かを判
    断する第2の手順と、 上記第2の手順において受け付けることが判断された上
    記貸出要求を、上記複製物を特定できる情報に関連付け
    て登録する第3の手順と、 上記複製物を特定できる情報を付加された複製物であっ
    て、上記第3の手順において登録された貸出要求の複製
    物を、当該貸出要求の借り手に貸し出す第4の手順とを
    有する貸出方法。
  14. 【請求項14】 上記第1の手順は、上記複製物を特定
    できる情報を、電子透かしとして上記複製物に付加す
    る、 請求項13に記載の貸出方法。
  15. 【請求項15】 作品の複製物を借り手に貸し出し、当
    該貸出を登録する貸出方法であって、 上記借り手による上記複製物の貸出要求を受けて、所定
    の条件に基づいて当該貸出要求を受け付けるか否かを判
    断する第1の手順と、 上記第1の手順において受け付けることが判断された上
    記貸出要求を登録する第2の手順と、 上記第2の手順において登録された貸出要求の借り手を
    特定できる情報を、当該貸出要求の上記複製物に付加す
    る第3の手順と、 上記借り手を特定できる情報が付加された複製物を、上
    記貸出要求の借り手に貸し出す第4の手順とを有する貸
    出方法。
  16. 【請求項16】 上記第3の手順は、上記借り手を特定
    できる情報を、電子透かしとして上記複製物に付加す
    る、 請求項15に記載の貸出方法。
  17. 【請求項17】 作品の複製物の貸出情報を管理するデ
    ータベースであって、 作品に関する情報と、当該作品を特定する作品特定情報
    とを関連付けて記憶する作品情報記憶手段と、 作品の複製物に関する情報と、当該複製物を特定する複
    製物特定情報と、当該作品を特定する上記作品特定情報
    とを関連付けて記憶する複製物情報記憶手段と、 借り手に関する情報と、当該借り手を特定する借り手特
    定情報とを関連付けて記憶する借り手情報記憶手段と、 複製物の貸出に関する情報と、当該貸出を特定する貸出
    特定情報と、当該複製物を特定する上記複製物特定情報
    と、当該貸出の借り手を特定する上記借り手特定情報と
    を関連付けて記憶する貸出情報記憶手段と、 を有するデータベース。
  18. 【請求項18】 上記複製物情報記憶手段は、上記作品
    の複製物である作品の複製物に関する情報と、当該作品
    の複製物を特定する複製物特定情報と、当該作品を特定
    する上記作品特定情報とを関連付けて記憶し、また、 複製物の複製物に関する情報と、当該複製物を特定する
    複製物特定情報と、当該作品の複製物の複製物を特定す
    る複製物特定情報とを関連付けて記憶し、 上記貸出情報記憶手段は、上記作品の複製物の少なくと
    も1つの貸出に関する情報と、当該貸出を特定する貸出
    特定情報と、当該複製物を特定する上記複製物特定情報
    と、当該貸出の借り手を特定する上記借り手特定情報と
    を関連付けて記憶する、 請求項17に記載のデータベース。
  19. 【請求項19】 作品に関する情報を入力し、当該入力
    情報と、当該作品を特定する作品特定情報とを関連付け
    て記憶し、 作品の複製物に関する情報を入力し、当該入力情報と、
    当該複製物を特定する複製物特定情報と、当該作品を特
    定する上記作品特定情報とを関連付けて記憶し、 借り手に関する情報を入力し、当該入力情報と、当該借
    り手を特定する借り手特定情報とを関連付けて記憶し、 複製物の貸出に関する情報を入力し、当該入力情報と、
    当該貸出を特定する貸出特定情報と、当該複製物を特定
    する上記複製物特定情報と、当該貸出の借り手を特定す
    る上記借り手特定情報とを関連付けて記憶するプログラ
    ムが記録された記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003316739A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Fujikin Soft Kk 商品情報提供システム

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