JP2002061019A - 流体の微流量送給構造における超微孔の製法、及びそれに基づく低粘度ポリマーの紡糸用口金 - Google Patents

流体の微流量送給構造における超微孔の製法、及びそれに基づく低粘度ポリマーの紡糸用口金

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JP2002061019A
JP2002061019A JP2000242508A JP2000242508A JP2002061019A JP 2002061019 A JP2002061019 A JP 2002061019A JP 2000242508 A JP2000242508 A JP 2000242508A JP 2000242508 A JP2000242508 A JP 2000242508A JP 2002061019 A JP2002061019 A JP 2002061019A
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hole
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holes
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Junichi Yokoi
淳一 横井
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YOKOI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 多孔型ノズルにおいて、小量から大量の各
種流体をマルチに対応し、噴霧・噴射が確実に出来るよ
うにする。 【解決手段】 配列盤2の外周部に対し、配列盤2の中心
部から放射状、或いは、碁盤目状に均等に配列穴5及び
段付穴4を形成して、供給側平面部19から吐出側段丘部2
0にかけて配置し、一方に、ブッシュ11の軸方向に、円
錐状の流体導入部9を、且つ流体導入部9を同軸芯とし
て、略四角穴10を削孔し複数の下穴12とする。次いで、
該略四角穴10に準じた対辺を有した、異型条鋼線13の対
角部隅14に、円弧等の形状と軸方向先端部に、尖頭加工
して流体誘導部15とし、反対側は、即ち、吐出側21の対
辺の四面を、面取り加工した流体ガイド16を、且つ吐出
側21を、該ブッシュ11の流体導入部9側の略四角穴10
に、嵌装圧入して吐出孔孔ユニット17とする。且つ吐出
孔ユニット17を、本体部2の、配列盤7の配列穴5内の段
付穴4に嵌装圧入して、略四角穴10の開口面積と流体ガ
イド16の断面積との差で得られる隙間を、吐出孔の流路
18として得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド、ポリ
エステル等の熱可塑性ポリマー、或いはポリマーを硫酸
等の化学薬品で溶融するアラミド等を用いて、単糸繊度
が1デニールから10デニールまでをパーツの交換のみ
で、広範囲にフイラメント糸の紡糸ノズルとして対応が
可能。かつ溶融紡糸する際に用いる紡糸口金の製造方
法、及びこの紡糸口金を用いて紡糸される糸の姿形によ
って、醸し出される種々の特性を備えたマルチフイラメ
ント糸の紡糸方法。該ノズルのシステムが他の産業分野
にも、適用可能な噴霧・噴射用ノズルであり、また微小
の孔の形成が容易な事と多数の微孔の配列が本体部に可
能な為に、表面積の大きな液晶パネルの洗浄や、シリコ
ンウエハー等の大面積にも拘わらず超軽重量物の固定・
搬送用等の吸着ノズル等、本発明は、多彩な利用目的に
対応出来る流体の微流量送給構造である。
【0002】
【従来の技術】合成繊維用の紡糸口金を例に挙げて説明
すると、従来は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アミド、ポリエステル等の合成繊維糸条から得られる布
帛の風合いや機能性の面から、単糸繊度の小さいものが
求められて来た。しかし、細デニールでは、ペーパーラ
イクでプレーンな織物になり、極めて高級感に乏しい為
に、細デニールで有ってもヤーンにした場合に、従来に
ない膨らみを求められ種々試みられて来たが根本的な解
決に至っていない。また、太デニールの紡糸にも対応可
能で、各種の合成繊維フイラメントの中でも、特に衣料
用低粘度ポリマーの糸条を、効率的に製造を可能にする
紡糸口金の必要性が、世界的に求められている。
【0003】従来の、低粘度ポリマー用紡糸口金の構造
を一例に挙げると、溶融したポリマーは、紡出にあたっ
て表面張力が作用する為、また断糸を未然に防ぐ為に、
極めて偏形した姿形の単糸の、紡出が観念的に不可能と
されている。更に、紡糸口金の製造に当たって、求める
合成繊維単糸の太さが、余りにも微細な糸条である為、
放電加工機の電極マスターも微細な形状になり、マスタ
ーの加工に制約が課せられ、同時に口金材への加工に当
たって、予め紡糸口金に径大の穴を奥深く削孔した後
に、電極マスターによって放電加工するので、口金の有
効肉厚さは超極薄になると言う弱点があり、紡糸孔とな
る長い流路の製作が不可能であった。
【0004】更に、電極マスターの加工及びマスターの
耐久性の点から、丸に近い姿形の紡糸口金しか求められ
なかった。また偏形した単糸を求めようとしても、溶融
したポリマーが吐出孔から露出した際に、凝固前のポリ
マーに表面張力作用が働き、姿状が丸くなる事と、紡糸
口金の加工方法が放電加工機に、依存しなければならな
いという制約から開発を諦められ、後加工により微孔の
周囲の一部を若干変形させる手段を選択し、姿形も丸に
近い範疇を越える事が出来ず、非常に難しものとされて
現在に至っている。
【0005】これらの事情から、紡糸されたフイラメン
トに変化を付ける為に、熱等による延伸細化行程や縮れ
性状を施す作業が、二次的に採用されているに過ぎな
い。また、紡糸口金に施される紡出孔、即ち、紡糸され
る単糸の姿形を決定する流路で、吐出方向深さが必然的
に極浅になり、即ち、紡出孔の吐出方向の肉厚さが極薄
になる為に、紡糸口金の耐久性も劣り、紡糸口金の機能
を維持する面からも、丸に近い形状の域から越える事が
出来ないと云う宿命が有ったのである。従って紡糸され
る単糸は、これらの条件に制約されてヤーンに膨らみが
なく、プレーンな織物にならざるを得ない状況が現在に
至っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方紡糸口金の吐出孔
面上に、微小径の吐出孔を従来のドリル等の工法で設け
る構造では、この吐出孔が超微小径なものである程に、
形成する吐出孔の形状に変化を付けるのは加工技術上困
難であり限度があった。この事は多数の吐出孔を必要と
する程に、難易性も一層顕著なものとなる。更に紡糸口
金の吐出孔の形成に当たって、形状変形率が過大である
程に加工と製作が不可能であった。また放電加工機によ
る加工方法では、電極マスターの製作に多大の費用が掛
かる上に、電極マスターが微小で有ればあるほどに、口
金となる部材への加工も部材への下穴も予め径大で深く
削孔しなければならない。高粘度ポリマーの紡糸にあた
って、これまでの経験則による繊維業界の常識では、求
めるDの大きさから残りの紡糸口金生地の厚みをL対D
比率を最大でも4乃至5倍と極めて小さく、更には低粘度
ポリマーの場合にいたっては、L対D比率は1乃至零点
五倍とさらに小さく、厚みは超極薄にせざるを得なかっ
た。従って観念的にもこの様に理解されてきた。また紡
糸口金の加工の面でも至難であり、かつ耐久性の点でも
問題があり、供給価格も高価な紡糸口金となる一面も合
わせ持つ物であった。これまで異型単糸の紡糸にあたっ
て常識では不可能とされていた為、直径換算で径大な紡
糸孔で対応し、二次加工で単糸に熱をかけて延伸による
細化処理を施さねばならないと云う問題点が有った。
【0007】一方、超微小径の吐出孔を、吐出孔盤に多
数設ける場合、人手により削孔する作業は、面倒である
と共に不都合な面が多く、より広く普及に際して妨げに
なっていた。本発明により、紡出孔の板厚方向の厚みを
理論的には、無限大に近い寸法の厚みが可能になった事
で、従来から体験する事もなく、観念的に不可能とされ
た常識を破る事も夢ではなくなり、研究の余地が与えら
れたのである。本発明は、上記事情に鑑みて成された物
であって、吐出孔盤に対する吐出孔の形成を容易にし、
かつ一部部品の組み替えで吐出孔を構成する流路のサイ
ズの変換や種々の形状の形成や、何よりも流路の長さに
制限がなくなり、長い流路の製作が可能で、他の用途に
も広く対応し、需要に応えられるシステムを提供する事
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成する為に、次の技術的手段を講じた。即ち、本発明
に係る噴霧・噴射ノズルにおける超微孔の製法では、多
数の吐出孔を備えた吐出孔盤に相当する部材を本体部と
言い換え、吐出孔を配列する部材を配列盤と読み替えて
以下に詳述する。
【0009】即ち、上記の様に、台盤上に多数の超微孔
を備えた本体部を構成する配列盤に対し、比較的容易に
加工出来る工法で、配列盤の板厚方向に沿って、内部に
段付穴を備えた配列穴を放射状に形成する。この配列穴
に対して、該配列穴の直径寸法に準じて、軸方向中心部
に吐出孔の下穴となる略四角穴を備えたツバ付或いはツ
バなしブッシュを形成し、且つブッシュの直径を大とす
る側又は、一方側の略四角穴面に円錐状の流体導入部を
形成。他方、軸方向対角部の四隅に円弧等の形状を、且
つ変更が可能な棒状をした異型条鋼線を流体ガイドと
し、ブッシュに形成した略四角穴、即ち、円錐状の流体
導入部を形成した側の略四角穴へ、該流体ガイドを嵌装
圧入して、略四角穴の対辺中央部の面に、異型条鋼線の
対辺中央部の面とを当接して四辺の中央部を閉塞し、吐
出孔ユニットとする。続いて該配列盤の配列穴へ且つ吐
出孔ユニットを嵌装する。そして、略四角穴の開口面積
と流体ガイドの断面積との差により、例えば、流体の流
路となる隙間を形成して吐出孔とするものである。そし
て、流体の微流量送給構造に基づく、噴霧・噴射・吸引
ノズルを提供する事を目的とする。
【0010】この様な構造では、本体部への配列穴の形
成が容易に行えると共に、この配列盤と流路を構成する
部品として、ツバ付或いはツバなしブッシュ及び流体ガ
イドも同様に大量生産が可能となり、該ブッシュに形成
した略四角穴と流体ガイドとの間で形成する隙間とし
て、開口面積の微小なものを得る事が確実に出来るもの
である。例えば1,6mm・2mm・5mm等それ以上
の広い溝に相当する略四角穴で対応出来、且つまた該略
四角穴毎に支流路が、流体ガイドとの間に少なくとも4
条の流路が構成出来る、即ち4個の流体吐出孔が近接し
て配置も可能であり、各吐出孔の大きさも直径換算値に
なおして0,2mmから形成が出来る。
【0011】この場合、他に配置する配列穴も、配列盤
に碁盤目状或いは、放射状に間隔を狭くも広くも周囲に
配置する事が出来る。更に、配列穴と且つ配列穴と同芯
に形成された段付穴の、穴方向深さを浅くも深くも形成
出来る事になる。従って、配列穴内の段付穴を深くし、
吐出方向に沿って長く形成する事によって、流体の流動
性が良くなり、流体に吐出孔への直進性が得られ、かつ
持たせて過給圧(送給圧)を高める事が出来る。更に、
流体ガイドを挿入する事によって、該流体ガイドに伝導
性(誘導性)がある為、流体に、さらに過給圧が付加さ
れる事になる。
【0012】そして、このような下穴の形成に当たっ
て、図19に示す配列盤のように配列穴として、直接略
四角穴を形成して、流体ガイドを嵌装圧入する。或い
は、ブッシュに略四角穴を形成し、該略四角穴に流体ガ
イドを嵌装圧入して、吐出孔ユニットを構成して、且つ
吐出孔ユニットを配列盤の配列穴内の段付穴に嵌装圧入
して、該略四角穴の開口面積と、流体ガイドの断面積と
の差で、隙間を流路とする構成も出来る。
【0013】従って、配列盤に直接略四角穴を施す方式
を採用すれば、配列盤上に碁盤目状或いは、放射状に配
置する該略四角穴間の間隔を狭くし、より多くの流路、
即ち、吐出孔、或いは吸着孔の配置密度を高く設定し
て、配列盤に形成する事が出来る。そして、基本的に上
記と同様な作用効果を得られると共に、吸着盤に適用す
るのが最も効果的である。上記の様に、配列盤上に配列
穴を削孔し、直接略四角穴を形成して下穴とした場合、
配列盤単体の製造コストを低く抑制出来る利点がある。
又ブッシュに略四角穴を加工して下穴とした場合、ブッ
シュ単体のコストが加算されるものゝ、吐出孔の姿形や
サイズの異なる、吐出孔ユニットに変換が可能になり。
更に変換が可能な為に、吐出孔の磨耗による修理が必要
な場合に、交換による再生が少なくとも一回以上可能に
なる。更に本体部を丸い棒材や丸板・角棒や角板・矩形
状板材の配列盤として、制約される事なく対応出来る事
になり、その用途を多方面に広げる事が出来る。従って
配列盤の軸方向或いは板厚方向に沿って、流体供給部を
形成し流体を直進させる場合に、流路を配置する下穴と
該下穴へ嵌装圧入する異型条鋼線、即ち軸方向に略四角
穴と流体ガイドが長ければ長いほど、該流路は長く構成
され流体導入部から直進誘導性を発揮する。そして、吐
出孔から吐出した流体は直進性が持続するので、一点に
集中させて吐出エネルギーとして利用が必要な用途
(例:内燃機関の燃焼室等)に適用するのが最も効果的
である。
【0014】
【作 用】ところで、本発明は、本体部や流体ガイドの
大きさ、材質等が限定されるものでなく、また流体とし
て気体・液体・粉体等を用いる点や、この構造の適用対
象を各種繊維の紡糸口金と、或いは燃料噴射ノズル・洗
浄装置・充填装置・吸引装置等を含めて、何ら限定され
るものではない。形状にあっては、流体ガイドとなる素
材の径方向断面形状は、丸線に限定する事なく正方形ま
たは矩形に近似した異型条鋼線を採用する事によって、
形成する略四角穴の対辺、対角の幅も制約が無くなり、
容易に加工出来る幅に設定出来る。
【0015】例えば、正方形・矩形の条鋼線の対角部隅
の4隅に正方形、或いは、種々の半径Xrの角取りなど
変形させる事が可能で、かつ引き抜き材による異型条鋼
線で対応が可能になり、略四角穴内での開口隙間が変更
可能な為、必然的に流路の断面積差も変わる。従って直
径換算値における吐出孔径の数値も大小変化させる事が
出来る。従って、矩形の異型条鋼線を採用すれば、用途
に応じて超微小の流路の形成も可能になる、更に4隅の
角部のうち二方辺の寸法が変えられ、必然的に吐出孔
間、即ち流路の間隔も広く出来るので、流体を拡散する
場合には遊離させる事が好ましい。
【0016】流体ガイドの素材に、上記のような異型条
鋼線をシステム化する事によって、超微小の吐出孔の流
路に適用に際しても、略四角穴の対辺の幅・異型条鋼線
の幅の寸法を共に一定に設定すれば、各種円弧のサイズ
の相違する形状の流体ガイドも標準化され常備する事が
可能になり、さすれば一般工作機械で加工が容易に出来
る。そして配列盤に対して放射状に微小の流路を高密度
に多数配置し、かつ各種流体の用途に応じて、流路のサ
イズに対しても容易に対応出来る事になる。
【0017】上記のように、種々の異型条鋼線を流体ガ
イドに採用する事によって、本体を構成する配列盤に直
径換算値における吐出孔径の数値もミクロン単位からミ
リ単位までの吐出孔径を備え、かつ吐出孔径の違う流体
ガイドに組み替え可能なノズルが生まれる事になる。
【0018】更に、上記のような流体ガイドを構成する
異型条鋼線の、平径二辺を直角にして流路を閉じ、略四
角穴内の流路の数を二個又は一個とする事も可能であ
り、各流路の間隔が、狭い時や流路の数が多い場合に
は、そのようにしても良い。又、上記の如く流路を略四
角穴構造で下穴を構成し、流体ガイドに異型条鋼線を用
いる事によって、該下穴・異型条鋼線共に流体誘導部か
ら流体吐出部迄の距離を、短くも長くも何ら制約を受け
る事なく設定し配備する事が出来る。そして、該下穴・
異型条鋼線を共に、流体誘導部から流体吐出部迄の距離
を長く設定すれば、各種流体の吐出パターンも、更に方
向性を増して直進性が得られ、被射体ヘ一点に集中して
連続噴射が可能になる。従って、吐出エネルギーも減衰
する事がなくなり、運動エネルギーへの変換効率が向上
する。そして大量の流体を噴霧・噴射は言う迄もなく、
拡散から一点集中型まで、用途に応じて求められるので
マルチに適用出来る。そして、噴霧・噴射ノズルの用途
も飛躍的に拡大され、需要の量的拡大とマスプロ生産に
も適する結果をもたらし、安価に提供出来る事になる。
【0019】このノズルシステムの最も典型的な適用例
として、各種合繊用紡糸口金があげられ、該紡糸口金に
適用すれば、従来の紡糸口金では不可能であった径方向
の断面形状に、従来にない変化のある姿形の単糸が、労
する事なく得られる。またこの単糸の姿形ゆえに得られ
る単糸から、撚糸課程で単糸間に、該単糸の断面積に匹
敵する空間を保有し、かつ単糸は乱雑状態に配列され、
膨らみのあるヤーンが生まれる事になる。
【0020】更に、紡糸口金を構成する配列盤の配列穴
を吐出方向に、流体ガイド・略四角穴を形成したブッシ
ュ材と共に長くすれば、紡糸口金の流路も長くなり、且
つ流路を通過中の溶融した、各種ポリマーは徐冷されて
表面から凝固が始まり、流路の形状を反映維持して異型
単糸の紡出も可能になる。また単糸の表面に紡糸課程
で、長い引き抜き抵抗により剛性と光沢を増すと同時
に、4単糸間の単糸同士の溶着を防止する事が出来る。
従って、ヤーンやスレッドからソフト感・重厚さと・表
面に乱反射・高級感のある織物や編み物になり、繊維産
業にとってプレーンなテキスタイルになり勝ちであった
が、革新的なヤーンやスレッドが生まれ、テキスタイル
にした場合、単糸間に大きな隙間が得られて通気性が増
し、高温多湿の気候をさわやかに、厳寒の冬季では、該
隙間に暖気を保有して保温効果を発揮し快適性を増す事
になる。また該単糸間に大きな隙間を保有するヤーンと
なり、この様なヤーンでテキスタイルにすれば、テキス
タイルに重厚さとしなやかさ等が得られると共に風合い
も良くなり、更に、伸縮性と形状安定性を併せて持たせ
られる事になり、マルチノズルとしての用途の好例であ
る。
【0021】従来の紡糸口金は、中心部から外周に向か
って多数の紡糸孔が放射状に形成されている為、多数の
単糸を紡糸すればするほど、単糸同士密着し容着する危
険性があった。また、合成繊維の紡糸口金から紡糸され
る単糸は、連続して紡糸中の単糸が冷却固化が開始され
進行中の為、往々にして単糸と単糸が容着する事があ
り、フイラメントの紡糸行程で停止・保全等問題点を多
く抱え、生産性の面で改善の必要性が提言されていた。
【0022】本発明の本体部を紡糸口金に適用する事に
より、配列盤の配列穴の板厚方向に、流体ガイド・略四
角穴を形成したブッシュ材を、軸方向に長くすれば、流
路を構成する流体導入部から流体吐出解放部間が長く構
成できる。そして、流路を通過中の溶融ポリマーに対し
て、流路の中途部から流体吐出解放部直近部に冷風を吹
き込み、ヘッドの先端部を冷却する事により、流路間を
無断階的に被熱温度域帯を作る事が出来る。従って、徐
冷や凝固促進が可能になり表面張力作用の発生・溶着等
を防止する事が出来ると共に、更に流体吐出解放部直近
部を再加熱して、アニリング処理等の種々の対策も構じ
られる。そして、前記の作用とで両面から相乗効果を生
み、製造コストの低減が可能になる。また非熱可塑性ポ
リマーの紡糸に対しても、苛性ソーダ等の中和剤の噴射
も流体吐出解放部直近部で可能になる。従って、フイラ
メントの生産性も著しく向上し、また紡糸歩止まりの向
上に伴い製造単価が低下すると共に、保全コストの低減
と省エネルギー化へ推進させる事が出来る。
【0023】従来の紡糸口金は、単糸紡出孔が超微小に
形成されている為に、紡糸中の流路、即ち吐出孔が目詰
まりをする事がよくあり、紡出孔の清掃も困難であった
が、本発明の下穴を略四角穴のブッシュ構造による噴霧
・噴射ノズルを、紡糸口金に適用した場合、紡糸口金か
ら、即ち、配列盤から、該ブッシュと流体ガイドを分離
する事が容易に出来るので、紡出孔(流路)を構成する
下穴及び流体ガイドの清掃・調整も簡単容易に出来る利
点がある。
【0024】
【発明の実施形態】以下、図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。図1乃至図6は、本発明に係る流体
の微流量送給構造における超微孔の製法を、噴霧・噴射
/吸着用ノズルとして、本体部2のヘッド部分に適用し
た第1実施形態を示している。
【0025】図1から明らかなように、構造中の中核を
なす噴霧・噴射/吸着用ノズル1の本体部2は、供給管
或いは吸収管(図示略)と吐出孔又は吸着孔としてそれ
ぞれに対応し、且つ吐出孔又は吸着孔を、配列する為の
配列盤7で且つ配列盤7の板厚方向の、即ち、流体供給
側平面部19の外周部から、直角方向中途部に位置する
胴部に、段付部3の内周部と直角に接するボス部6を有
しており、更に、流体供給側平面部19から流体吐出側
段丘部20にかけて、配列穴5を有したものとされてい
る。この本体部2に対して、吐出孔を配列する配列盤7
は、吐出孔を構成する部材として、ブッシュ11の略四
角穴10の対辺中心部の面に、流体ガイド16となる異
型条鋼線13の、対辺中央部の面とを当接して嵌装圧入
し、四辺中央部を閉塞して吐出孔ユニット17を構成
し、且つ吐出孔ユニット17を、配列盤7の配列穴5内
の段付穴4に嵌装圧入して、流体の微流量送給構造にお
ける、吐出孔の配列盤7として構成され、該供給管或い
は吸収管に、円形又は正方形や矩形状の枠部材(図示
略)を介して取り付けられる。
【0026】本体部2の配列盤7は、台盤状外周部に段
付部3と、軸方向中心部より吐出孔の位置を規定する配
列穴5を、放射状又は碁盤目状に配置され、且つ各配列
穴5の内部に段付穴4を備えている。そして、段付穴4
に即した内径寸法をプラス公差にした外径寸法で、軸方
向中心部に沿って、円錐状の流体導入部9と略四角穴1
0を貫通させて形成した、ツバ付ブッシュ11或いは、
同軸のブッシュ11a(図示略)として形成されてい
る、且つブッシュ11に形成された略四角穴10に準じ
て、各対辺の内寸よりプラス公差にした異型条鋼線13
とし、且つ異型条鋼線13の軸方向の対角部隅14の四
隅を、軸方向に円弧等の形状を施し、且つ異型条鋼線1
3の一端部を、円錐又は角錐状に尖頭加工し、流体誘導
部15を形成して流体ガイド16としている。且つ流体
ガイド16の流体吐出部21側から、前記の該略四角穴
10を下穴12とし、円錐状の流体導入部9側から嵌装
圧入して、吐出孔ユニット17或いは、吸着孔ユニット
(図示略)として構成されている。且つ吐出孔ユニット
17または吸着孔ユニットを、各配列穴5内の段付穴4
に嵌装圧入して、吐出孔の配列盤7或いは吸着盤(図示
略)として、流体の微流量送給構造における超微孔の製
法に基づく、噴霧・噴射ノズルの吐出孔を、或いは、吸
着盤に吸着孔を配置した、配列盤7とする構成になって
いる。
【0027】本体部2の吐出孔を配置する為の、配列穴
5を配置した配列盤7は、正方形または円盤形をしてお
り、該配列盤を係止する為の、係止盤(図示略)は枠型
をしている、その枠内の開口部も、同様に正方形状また
は円盤形をしつゝ、中程四辺内縁部に、段付顎部(図示
略)を有して形成されている。これに対し、配列盤7
(図1・2参照)は、表側は小さな段丘部を、裏側は大
きな平面部を成した段付きの正方形又は円盤体状をして
いる(以下、表側部分を「流体吐出側段丘部20」と言
い、裏側部分を「流体供給側平面部19」と言う)。流
体供給側平面部19は、供給管枠部材の開口部に、丁度
嵌まり込む大きさ及び厚さに形成されている。なお、ツ
バ付ブッシュ11・同軸ブッシュを総称してブツシュ1
1と云う。
【0028】そして、配列盤7には、流体供給側平面部
19の中心部から垂直方向に、流体吐出側段丘部20の
外周部にかけて、配列穴5を放射状に配置されている、
且つ配列穴5は内部に同軸芯の段付穴4を有し、吐出
孔、又は、吸着孔を配置する位置を規定している。更
に、配列穴5内の該段付穴4は、流体の放出位置を吐出
方向で規制して形成され、当該配列盤7の配列穴5内の
段付穴4へ、嵌装圧入する吐出孔ユニット17のブッシ
ュ顎部8で、或いは、ブッシュ11の胴部で段付穴4が
閉塞されると共に、ブッシュ11に施された略四角穴1
0及び、且つ略四角穴10に嵌装圧入される流体ガイド
16と共に、嵌装位置を規制して流路18が構成されか
つ形成されている。
【0029】従って、ブッシュ11の略四角穴10の、
相対する辺及び対辺の長さ、即ち、流体ガイド16の対
角部の長さとによって、対角の距離も規定する事が出来
る構成になっている。
【0030】図7乃至図10は、本発明に係る流体の微
流量送給構造を、紡糸口金のヘッド部分に適用した第二
実施形態を示しており、第一実施形態と異なるところ
は、本体部2の配列盤7の流体吐出側段丘部20の面に
段付部3の上面に、ボス部6に準じた嵌込みの穴23を
備えた断熱材22を、且つ断熱材22の平面部22aを
当接して嵌装する。更に、断熱材22の平面部22b
に、且つボス部6に準じた嵌装用穴30を備え、且つ嵌
装用穴30の下部周方向に、カラー平面部25を備えた
放熱カラー31の、該カラー平面部25を当接して嵌装
している。且つ放熱カラー31は、該嵌装用穴30の上
部突出部に、放熱カラー開口部28と放熱部26の中途
部には、且つ嵌装用穴30に面したカラー内周部24か
ら直角方向で、放熱カラー31の放熱部26の周方向に
かけて、複数の排気口27が施されている。そして、本
体部2の、配列盤7の段付部3から、断熱材22を介し
て部分的に、放熱カラー31を乖離させる構成になって
いる。
【0031】このようにする事に依って、本体部2の、
ポリマー溶融熱からの伝播熱を、断熱材22で遮断し
て、且つ本体部2の、ボス部6の、即ち、流体吐出部2
1の直近部の熱を、表面積の広い放熱カラー31の、放
熱部26全体に伝播させて被熱させる。そして、且つ流
体吐出部21の温度を低下させると共に、放熱カラー開
口部28に常温熱を誘引して、放熱カラー31の気熱対
流部29内に対流させて、上昇気流を発生させる。続い
て放熱カラー31の排気口27から、熱風を通気させて
排気させる機構になつている。且つ排気熱風が、更に、
該流体吐出部21の熱を吸収し放熱して低下させる。本
体部2の、配列盤7の流路18を、通過中の溶融ポリマ
ーの表面温度を低下させて、凝固を促進する機構になっ
ている。従って、この第二実施形態では、上記の様に、
上昇気熱で流体吐出部21の温度を低下させるか、又
は、放熱カラー開口部28を、適温の適宜温水槽に浸漬
して、前記同様に、流体吐出部21の温度を低下させら
れる機構になつている。
【0032】図8に示すように、断熱材22は、本体部
2の流体吐出側段丘部20の面の、該段付部3の内周部
即ち、ボス部6の直径に準じた寸法の嵌込み用の穴23
と、平面部22a、22bを両面に備えている。この場
合断熱材22の平面部22a、22bは何ら表裏を区別
される物ではない。
【0033】そして、図7のごとく、該配列盤7の流体
吐出側段丘部20の面に、該放熱カラー31が、且つ放
熱カラー31の嵌装用穴30を介して嵌装され、枠型を
した係止盤(図示略)で、本体部2の配列盤7と共に、
係止される機構になっている。
【0034】図11乃至図14は、本発明に係る流体の
微流量送給構造における、第三実施形態を示しており、
第二実施形態と異なるところは、本体部2の、配列盤7
の流体吐出側段丘部20の中心部に、噴射ノズル34を
形成する為の、小振りボス部33を、該配列盤7の生地
から直接切り出している。且つ小振りボス部33の中芯
部に、流体供給口35を穿ち、且つ流体供給口35に、
管継ぎ手の雌ねじ35aを施し、さらに、円錐状の流体
分流部37を延長して穿ち、且つ流体分流部37と直角
に連通する噴射孔38を、周方向に設けた噴射ノズル3
4が、配列盤7aに形成されている。或いは、本体部2
の、配列盤7bの流体吐出側段丘部20の中心部に、噴
射ノズル配置34aの為の、管継ぎ手用の雌ねじ35a
を設け、且つ管継ぎ手の雌ねじ35aに、上記と同機能
の雄ねじ36、及び、流体供給口35の内部に、雌ねじ
35aを備えた噴射ノズル34aを、結合される構成と
なっている。
【0035】そして、本体部2の、噴射ノズル34を直
付けタイプの配列盤7、或いは、配列盤7の流体吐出側
段丘部20の中心に、噴射ノズル34aを結合して、且
つ噴射ノズル34の噴射孔38と、該放熱カラー31に
設けた排気孔27が、軸方向と直角にして、周方向で対
向するように配置構成されている。
【0036】この様にする事によって、放熱カラー31
の嵌装用穴30に面したカラー内周部24で、流体吐出
部21が被熱した溶融熱を、放熱部26に伝播させて放
熱し、気熱対流部29に熱風を発生させて、気熱を対流
させて排気を促し、排気孔27から排気して被熱温度を
低下させる。且つ噴射ノズル34aの流体供給口35
に、冷風を、或いは、薬剤か油剤を送給し周方向に噴射
させて、紡糸途上中の溶融ポリマーの表面に、積極的に
吹き付けられる構成になっている。
【0037】従って、低粘度溶融ポリマー特有の表面張
力作用の防止と凝固の促進や、単糸同士の溶着を回避さ
せる機構を付加可能になっている。勿論、適宜のバルブ
操作もしくは、送給圧を調整して各種流体を噴射可能で
ある事は云うまでもない。
【0038】図15乃至図16は、本発明に係る流体の
微流量送給構造における、第四実施形態を示しており、
第三実施形態と異なるところは、本体部2の、配列盤7
を構成する、流体吐出側段丘部20の面に、ボス部6、
段付穴4、配列穴5等が、全てに於いて吐出方向に長く
構成し、本体部2の、配列盤7のボス部6aには、且つ
ボス部6aの直径寸法に準じた内径寸法に施され、且つ
又、適宜の肉厚さを備えた、長い円筒状の吸熱ブッシュ
39が嵌装されている。そして、且つ吸熱ブッシュ39
の外周部の、直径寸法に準じた内径寸法にしつらえた、
該放熱カラー31aが、且つ吸熱用ブッシュ39の外周
部に、嵌装される構成になっている。上記の各部材は、
適宜の長さに構成が可能になっている事は云う迄もな
い。そして、配列盤7の流体供給側平面部19から嵌装
圧入される、吐出孔ユニット17を構成するブッシュ1
1と異型条鋼線13が共に、吐出方向に長く形成されて
いる。従って、下穴12を構成する、ブッシュ11の略
四角穴10の中で、異型条鋼線13が、長い流体ガイド
16を構成して、長い流路18を形成している。そし
て、放熱カラー31aも全体に連れて長く、且つ放熱カ
ラー31aの放熱部26に、径方向から数条の切り欠き
構造による放熱フイン40と、第三実施例と同じく、該
放熱カラー31aの、突端部に円筒方向と直角に、排気
孔27を周方向に呈して、表面積と放熱面積を広い構造
に施されている。そして、配列盤7の流体吐出側段丘部
20の中心部に、該噴射ノズル34aが配置されて、且
つ噴射ノズル34aの噴射孔38と、該放熱カラー31
aの、突端部に設けられた排気孔27が共に、軸方向と
直角にして周方向で対向している。そして、該カラー平
面部25aの外周部には、第一実施例と同じく、配列盤
7の段付部3を備えたボス部6の直径寸法に、準じたボ
ス部3bを備えている。
【0039】更に、第三実施例と同じく、配列盤7も流
体吐出方向側中心部に、噴射ノズル34aの噴射孔38
の位置を、前記の該放熱カラー31aの、突端部の円筒
方向と直角に、排気孔27の周方向に配置位置を同一に
して結合している。この事は、低粘度ポリマーの紡糸に
当たって、即ち、流路18内の溶融ポリマーを、徐々に
冷却しながら吐出したポリマーの表面に、作用する表面
張力を如何に防止するかに有る。
【0040】この様にする事によって、本体部2のポリ
マー溶融熱からの伝播熱を遮断して、且つ本体部2の、
流体吐出側段丘部20にある流体吐出部21の直近部の
熱を、表面積の広い放熱カラー31a全体に伝播させて
被熱させる。そして、長い流路18の末端部までの各部
分に、体表面積を多くし放熱効果を生む数状の放熱フイ
ン40が、被熱温度を無段階に変化させる。且つ流体吐
出部21の温度を低下させると共に、放熱カラー開口部
28に常温熱を誘引して、気熱対流部29a内に対流さ
せて、上昇気流を発生させる。続いて放熱カラー31a
の排気口27から、熱風を通気させて排気させる、更
に、流体吐出部21の直近部の熱を低下させると共に、
溶融ポリマーの表面に、表面張力作用の発生を防止する
機構になっている。この機構は、凝固を促進する作用効
果を生む長さにして、吐出方向にかけて適宜の長さ及び
外径寸法に、設けられる事はいうまでもない。
【0041】図17乃至図18は、本発明に係る流体の
微流量送給構造における、第五実施形態を示しており、
第四実施形態と異なるところは、本体部2を構成する、
配列盤7と断熱材22、吸熱用ブッシュ39は第三実施
例と同様で、放熱カラー31bの機構及び構成が次の様
に変わる。なお、以下共通の名称の末尾にbを付けて区
別する。
【0042】.本体部2の、配列盤7に嵌装される放熱
カラー31bは、径方向に放熱部26bを四等分して、
流体吐出側方向にかけて周方向の一部を、切り欠いて分
割し放熱フィン40bとしている。そして、放熱部26
bの各辺に複数の通孔41を削孔して、中途部或いは突
端部側の該各辺の通孔41に、棒状ヒーターを挿入して
再加熱し温度調節、或いは温水・蒸気等を送給し、もう
一方の各辺の通孔41に、熱電対を配置して加熱又は溶
融ポリマーからの被熱温度の制御に、使用可能な機構を
提供するものである。そして、特に低粘度ポリマーを対
象にして、溶融ポリマーの表面に表面張力作用を起こさ
せない為に、数値制御は元より、あらゆる手段で対応出
来る、システムの構築が出来るよう構成されている。
【0043】この様にする事によって、流体吐出部21
から溶融ポリマーが、流路18の形状を、ある一定の範
囲で維持して紡糸出来れば良く、また、溶融ポリマーの
表面に、表面張力を発生させない、長さの流路18の提
供を、略四角穴10と流体ガイド16で、吐出孔ユニッ
ト17を構成する機構で可能にしている。
【0044】従って、上記の様に放熱カラー31bを、
本体部2の配列盤7部に配置構成して、ポリマーへの再
加熱により、アニリングはもとより、延伸細化処理の一
貫加工を、可能にする構成となっている。なお、各辺の
該通孔41は管継ぎ手を使用して、通孔41の何れかの
一端を補助機構に接続して制御手段として使用し、他は
各通孔41を連結しても良い事は云うまでもない。
【0045】図19乃至図21は、本発明に係る流体の
微流量送給構造における、第六実施形態を示しており、
第一乃至第四実施形態と異なるところは、本体部2を構
成する、配列盤7への配列穴5として、台盤状の流体供
給側平面部19aの側から、即ち、配列穴5aを削孔
し、且つ奥部中心線を同一とする延長線上に、流体導入
部9aと略四角穴10aを削孔し、流体ガイド16aの
流体吐出部21側を先にして、且つ配列盤7aの配列穴
5a内の該略四角穴10aに、嵌装圧入する機構になつ
ている。
【0046】本体部2の配列盤7aの、吐出孔の配列穴
5aに嵌装する、流体ガイド16aで異型条鋼線13a
は、且つ異型条鋼線13aの流体誘導部15a側に、配
列盤7aの配列穴5a内の、略四角穴10aの対辺中心
部と相対する面側の二辺で、且つ配列穴5aの円錐状の
流体導入部9aにかけて、該異型条鋼線13aの流体誘
導部15aから四方に、軸方向直角に延長して張り出
し、流体吐出部21側への流体ガイド16aの、抜け防
止となる係止舌片42を設けている。従って、該異型条
鋼線13aの対角部隅14の四隅と、相対する略四角穴
10aの下穴12aとで流路18aを構成し、且つ流路
18aの機能は損なわれる事はなく、また、配列盤7a
の配列穴5aに、各種流体を通じて圧力が付加されて
も、流体吐出部21側への流体ガイド16aの移動を阻
止して脱落させない構造に成っている。なお、流体誘導
部15a側の対辺部に、円錐状の尖頭部から延長して、
即ち、異型条鋼線13aの対辺部の各方向に、当接する
四辺の中心部に限って、張り出し部を該配列穴5aの円
錐状の流体導入部9aの範囲を越えない程度に、頭部を
形成しても良い。
【0047】そして、異型条鋼線13aの対辺部の各方
向に、当接する四辺の中心部に限って、係止舌片42を
張り出し設ける事によって、流体は流体円錐状の流体誘
導部15aで整流され、更に、係止舌片42で分流を促
して流体導入部9aから、流路18に誘導を加速する機
構になっている。
【0048】このようにする事によって、本体部2の流
体供給側平面部19aから、適宜の配列穴5aを周方向
に間隔を詰めて削孔出来る事になり、且つ該配列穴5a
中心線を同一として、内部に円錐状に流体導入部9aを
削孔し、且つ延長線上に略四角穴10aを直接形成して
いる。この様にする事に依って、配列盤7aに形成する
配列穴5aは、上記前項よりも小さい直径の穴で対応出
来る。
【0049】従って、配列盤7aに対して、小さな配列
穴5aで対応し、碁盤目状或いは放射状に、流路18a
の配列密度を高める事が出来て、吐出孔の配置個数を飛
躍的に増加させる事が可能になる。
【0050】図22乃至図27は、本発明に係る流体の
微流量送給構造における、第七実施形態を示しており、
第一乃至第六実施形態とは、適用する用途が異なり、流
体の微流量送給構造における適用例として、吸引装置用
の吸着ノズルを配置する、本体部2の配列盤7の表側部
分を「吸着側段丘部20b」と言い、裏側部分を「吸引
側平面部19b」と改める。吸着側段丘部20bは、枠
部材の開口部(図示略)に丁度、嵌まり込む大きさ及び
厚さに形成されている。
【0051】即ち、吸引装置は、本体部2の配列盤7の
吸着側段丘部20bに吸着ノズル54を配置した構成と
されている。そして、本体部2を構成する、配列盤7b
の吸着側段丘部20bに、配列穴5bを形成し、且つ配
列穴5bの内部に、該配列穴5bを同一芯として、円錐
部43を備えた段付穴4bを削孔し、且つ段付穴4bの
内周奥部に円錐部43を介して略四角穴10bを施す、
一方、吸引側平面部19bから吸引口44を削孔して、
延長線上に円錐穴を形成して、該略四角穴10bと連通
している。そして、本体部2の、配列盤7bの吸着側段
丘部20bに配置された吸着ノズル54は、吸引孔47
と流体ガイド16bが、ユニットとして一体構造に形成
されており。且つ吸着ノズル54は、配列穴5bの直径
寸法に準じたサイズの吸着唇45を、塔頂部51の凹状
突端部水平方向に有し、且つ吸着唇45の垂直方向下部
に吸盤顎部50を有し、且つ吸盤顎部50の垂直方向に
吸盤胴部53を設け、且つ吸盤胴部53の垂直方向下部
に吸盤大顎部52を備え、且つ吸盤大顎部52の垂直方
向下部に、異型体条の流体ガイド16bが連接されてい
る。この流体ガイド16bは本体部2を構成する、配列
盤7bの略四角穴10bに準じたプラス公差の対辺部を
有し、対角部隅14bの四隅は、円弧状の形状を垂直方
向に態して形成されている。そして、該吸着唇45から
半円弧で内方に形成され、円錐状の内周壁46に接続し
吸盤凹部49を形成して、吸盤48を構成している。さ
らに、且つ吸盤凹部49の底部の外周部には、配列盤7
bの略四角穴10bを下穴12とし、該下穴12と垂直
方向で吸盤大顎部52と当接し、流体ガイド16bの対
角部隅14bの形状を態した流路18と接続する位置
に、吸引孔47を吸盤凹部49にかけて錘状に形成さ
れ、且つ流路18bと基を一にして、下部突端に尖塔部
55を備え、且つ尖塔部55との間に、即ち、吸引孔4
7と連通するよう一体成形されて、且つ吸着ノズル54
は、該塔頂部51より吸着唇45を、本体2の配列盤7
bの吸着側段丘部20bより上部に、適宜露出する位置
にて、配列穴4bに嵌装される構造にされている。
【0052】この様にする事によって、且つ吸着ノズル
54が、配列盤7bの吸着側段丘部20bの配列穴5b
に嵌装され、吸引孔47と配列盤7bの略四角穴10b
の対角部隅14の流路18bと連通する構造になってい
る。
【0053】従って、且つ吸盤48を備えた吸着ノズル
54は、吸着唇45を一体成形で、且つまた、超小型化
に有利である為に、軽重量で小型の被着物に最も有効に
対応出来る利点があり、且つ被着物に天文学的回数の離
接を繰り返す機具として対応する為にも、耐候性及び耐
磨耗性に優れ、且つ又、剛性と柔軟性を兼ね備えた材質
を採用されるのが好ましい。
【0054】図28乃至図30は、本発明に係る流体の
微流量送給構造における、第八実施形態を示しており、
第一乃至第七実施形態とは、適用する用途が異なり、流
体の微流量送給構造における適用例として、流体拡散装
置のヘッド部分に適用した洗浄装置用噴霧・噴射ノズル
で、各吐出孔からの吐出量は微量で、洗浄効率を高める
方法として、洗浄密度を細分化して、吐出孔の配置間隔
も、4mm乃至5mm間隔に形成を可能にする為、流体
ガイド16と吐出孔を一体化してユニットとした、集合
ノズル77を構成している。
【0055】即ち、集合ノズル77を、洗浄装置のヘッ
ド部分に適用した、本体2の配列盤7cは、流体吐出側
段丘部20cに、矩形状の配列穴5cを、その内部に且
つ配列穴5cに準じた略四角穴10cが、流体供給側平
面部19cからも流体供給口73が、同一芯として連構
造に形成されている。そして、集合ノズル77は、躯体
構造をしており、噴射孔70と流体ガイド16cが、ユ
ニットとして流体ガイド体66に、間隔をおいて躯体内
に連構造に形成されている。且つ集合ノズル77は、配
列穴5cの外径四辺の寸法に準じたサイズの、ブレード
60を突片水平方向の周囲に備えた、凹状箱型の塔頂部
61が形成され、且つ塔頂部61の垂直方向下部にコー
ナー顎部62を有し、且つコーナー顎部62の下部に接
して吐出孔胴部63を形成し、且つ吐出孔胴部63の下
部に接して角錐状の大顎部64を有し、且つ大顎部64
の下部方向に、流体ガイド溝65を連構成した流体ガイ
ド体66に、係止舌片72が間隔を於いて設けられてい
る。そして、凹状箱型の塔頂部61の突片のブレード6
0水平部から、内方四辺に下方にかけて錘状の内周壁6
8を備え、且つ内周壁68の下部から周方向の凹部底面
69に噴射孔70が、下方の大顎部64の根本から垂直
方向に、錘状に上方を大にして形成されている。さら
に、噴射孔70の配置位置の基を同一にして、流体ガイ
ド体66に流体ガイド溝65が、躯体下部にかけて形成
され、且つ流体ガイド溝65が、水平方向対角線上を基
点において四条が垂直方向に、流体ガイド体66の周方
向に設けられている。そして、最下部位置で対角線上に
配置され、且つ流体ガイド溝65を外方にし、対角線が
交差する位置を基点にして、円錘状の流体誘導部71を
設け、対辺中央部に係止舌片72が、流体誘導部71の
錘辺中途部から、垂直方向に円弧を描きながら水平方向
に、配列盤7cに形成された配列穴5c内の、矩形状の
短手方向略四角穴10cの対辺に突出し、流体供給側平
面部19cの、流体供給口73の対辺角錐部74の側に
張り出すように形成されている。なお、且つ流体誘導部
71と係止舌片72は、配列盤7cの矩形状の配列穴5
c内の、即ち、略四角穴10cの長手方向に沿って、適
宜の間隔に流体ガイド溝65と噴射孔70が、相対して
連通するように配置形成され、連状に構成出来る機構に
なっている。そして、本体部2の配列盤7cの流体吐出
側段丘部20cの、水平面より突出した集合ノズル77
の、該頭頂部61のブレード60の水平部を、押圧する
矩形状の係止口75を備えた係止盤76とからなってい
る。
【0056】このように構成する事によって、集合ノズ
ル77の一方側の係止舌片72全てを、配列盤7cの配
列穴5c内の略四角穴10cの一辺に引っかけて、且つ
引っかけた略四角穴10cの一辺を軸芯にして、集合ノ
ズル77の凹状箱型の塔頂部61を30度ほど回転し押
圧すれば、もう一方の係止舌片72を、略四角穴10c
の対辺に対して嵌装圧入され、組立を完了する構成にな
っている。従って、流体供給側平面部19cの、流体供
給口73に流体を供給して吐出圧を付加すれば、集合ノ
ズル77の流体誘導部71と係止舌片72を、且つ流体
が押圧して且つ係止舌片72で、流体供給口73内の錘
状の流体導入部9cに係止されて、配列盤7cの流体吐
出段丘部20c側への突出を防ぎ、脱落を防止する構造
になっている。
【0057】そして、集合ノズル77の面上に、多数の
超微孔の吐出孔を、流体ガイド溝65と略四角穴10c
を下穴12cとして、流体誘導部71を中心に連を構成
し、長手方向ランダムに容易に配置形成する事が出来
る。そして、超微孔の吐出孔を近接させて、面状に配置
が出来ると共に、集合ノズル77の、該頭頂部61に備
えたブレード60が、コーンの役目を果たし、噴射領域
を規制して流体の拡散を防ぎ、微流量の薬液で洗浄効果
を高める効果が得られる。
【0058】なお、集合ノズル77の、該頭頂部61に
備えたブレード60を、短手方向に幾つかのセクション
に区切って、凹部底面69から且つ頭頂部61にかけ
て、仕切り壁を設けても良く、又、配列盤7cと集合ノ
ズル77をユニット化して、一体成形しても良い事は云
うまでもなく、又柔軟性と剛性を兼ね備えた合成樹脂材
料を用いる事が望ましく、マスプロ生産にも容易に対応
出来ると共に、保全に対しても本体部2の、ヘッドの交
換のみが可能で安価に提供出来る。
【0059】上記の、第一乃至第八実施形態では、配列
盤7の外周部に沿って複数の流路が、放射状は元より碁
盤目状に形成されるので、流体の流出乃至噴出が、配列
盤7の中心から面方向の広がりをもって配置出来る。ま
た、流体の拡散にあたって、流路の配置密度の細密化が
容易なので、被射体に対して漏失による空白部分を極め
て少なくする事が出来る事と、ノズルの吐出孔の形状を
問わなければ、吐出方向に対しての流路の長さ、及び、
直径換算値における微小径の吐出孔が、組合せ方法に依
るとは云え、簡単に形成できるところに特徴がある。
【0060】従って、典型的な適用方法として、第一乃
至第六実施形態で示すように、紡糸ノズルが挙げられ
る。現在、世界的にも、特異な形状の合成繊維単糸を必
要とされ、又、求められている現状から、典型的な形状
の紡糸孔を備えた紡糸ノズルと、微小孔で吐出方向に長
い吐出孔の形成が不可能であったが、提案・提供が本発
明で可能になり、単糸の紡糸に当たって、研究の余地は
残すものゝ、これまで不可能とされた形状の吐出孔が出
現し、紡糸ノズルに適用範囲を広げられる。又、対象と
する流体も、合成樹脂ポリマーに限らず、空気・水にも
対応できる。
【0061】そして、第七実施形態に示したように、吸
引装置のヘッド部分に適用が考えられる、ノズルの吐出
孔の、配置密度が高められる事と、吐出孔径(直径換算
値による)を微小に形成出来る点を、最も有利に適用し
た例として、吸着盤を構成するヘッド部に適用すると、
半導体部品であるシリコンウエハーの搬送・転送、及
び、切断加工に際して、原盤の吸着・細分化後の吸着・
転送などに適用が考えられる。又、液晶パネルの搬送・
転送にも適用が考えられる。
【0062】又、第八実施形態に示したように、洗浄装
置のヘッド部分に適用が考えられる、そして、集合ノズ
ル77の吐出孔の、配置密度が高められる事と、吐出孔
径(直径換算値による)を微小に出来る点を、最も有利
に適用した例として、洗浄ノズルを構成するヘッド部に
適用すると、洗浄密度も高められるので、吐出孔の配置
に当たって洗浄漏れを少なくする事が出来る事と、配列
盤7の大型化にも積極的に対応出来る為、今後推移する
であろう、ディスプレイ装置用のブラウン管から、液晶
パネルへの転換と大型化が進行する中で、最も開発が必
要とされるパネルの洗浄装置や、乾燥機にも用途が広げ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体の微流量送給構造を、紡糸口
金に適用した第一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA―A′線の、断側面図である。
【図3】(a)は、ツバ付ブッシュの、正面図である。
(b)は、図(a)のB―B′線の、断側面図である。
(c)は、流体ガイドの、正面図である。(d)は、流
体ガイドの、平面図である。
【図4】吐出孔ユニットの、拡大正面図である。
【図5】図4のC―C′線の、断側面図である。
【図6】図1の、背面図である。
【図7】本発明に係る流体の微流量送給構造を、紡糸口
金に適用した第二実施形態を示す、断側面図である。
【図8】断熱材の、断側面図である。
【図9】放熱カラーの、平面図である。
【図10】図9の、D―D′線の、断側面図である。
【図11】本発明に係る流体の微流量送給構造を、紡糸
口金に適用した第三実施形態を示す、正面図である。
【図12】図11の、E―E′線の、断側面図である。
【図13】噴射ノズルの、正面図である。
【図14】第三実施例に基づく紡糸口金から噴射ノズル
を脱着可能にし、且つ外した紡糸口金の、断側面図であ
る。
【図15】本発明に係る流体の微流量送給構造を、紡糸
口金に適用した第四実施形態を示す、正面図である。
【図16】図15の、F―F′線の、断側面図である。
【図17】本発明に係る流体の微流量送給構造を、紡糸
口金に適用した第五実施形態を示す、正面図である。
【図18】図17の、G―G′線の、断側面図である。
【図19】本発明に係る流体の微流量送給構造を、紡糸
口金に適用した第六実施形態を示す、正面図である。
【図20】図19の、H―H′線の、断側面図である。
【図21】図19の、背面図である。
【図22】本発明に係る流体の微流量送給構造を、吸引
装置に適用した第七実施形態を示す、吸着盤の正面図で
ある。
【図23】図22の、I―I′線の、断側面図である。
【図24】図22の、背面図である。
【図25】吸着ノズルの、拡大した正面図である。
【図26】図25の、J―J′線の、拡大断側面図であ
る。
【図27】図26に基づいて、本体部2の配列盤7b
に、吸着ノズルを装着した合成図である。
【図28】本発明に係る流体の微流量送給構造を、洗浄
装置に適用した第八実施形態を示す、集合ノズルの一部
を破断し拡大した正面図である。
【図29】(a)は、本体部2の配列盤7cの、一部を
破断した正面図である。(b)は、図28の、背面図で
ある。
【図30】図28に基づいて、本体部2の配列盤7b
に、集合ノズルを装着し、合成したK―K′線の、断側
面図である。
【符号の説明】
2 本体部 3 段付部 4 4a 4b 4c 段付穴 5 5a 5b 5c 配列穴 6 6a 6b ボス部 7 7a 7b 7c 20c 配列盤 9 9a 流体導入部 10 10a 10b 10c 略四角穴 11 11a ブッシュ 12 下穴 13 異型条鋼線 14 14b 対角部隅 15 15a 71流体誘導部 16 16a 16b 16c 流体ガイド 17 吐出孔ユニット 18 18b 流路 19 19a 19c 流体供給側平面部 19b 吸引側平面部 20 20a 20c 流体吐出側段丘部 20b 吸着側段丘部 21 流体吐出部 22 断熱材 23 穴 24 カラー内周部 25 25a カラー平面部 26 26a 26b 放熱部 27 排気孔 28 放熱カラー開口部 29 気熱対流部 30 30a 30b 嵌装用穴 31 31a 31b 放熱カラー 33 小振りボス部 34 34a 噴射ノズル 35 流体供給口 35a 管継ぎ手雌ねじ 36 管継ぎ手雄ねじ 37 流体分流部 38 70 噴射孔 39 吸熱ブッシュ 40 40a 放熱フィン 41 通孔 42 72 係止舌片 43 円錐部 44 吸引口 45 吸着唇 46 内周壁 47 吸引孔 48 吸盤 49 吸盤凹部 50 吸盤顎部 51 61 塔頂部 52 吸盤大顎部 53 吸盤胴部 54 吸着ノズル 55 尖塔部 58 吸着盤 60 ブレード 62 コーナー顎部 63 吐出孔胴部 64 大顎部 65 流体ガイド溝 66 流体ガイド体 68 内周壁 69 凹部底面 73 供給口 74 対辺角錐部 75 係止口 76 係止盤 77 集合ノズル

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部(2)は、台盤状として形成さ
    れ、且つ本体部(2)の板厚方向の中心より外周縁部に
    かけて、吐出孔配列用の段付き穴(4)を内部に有した
    配列穴(5)を、放射状或いは碁盤目状に配置した配列
    盤(7)として形成されている、他方、ブッシュ顎部
    (8)を有したツバ付ブッシュ(11)、又は、同軸の
    ブッシュの外径寸法を、該配列穴(5)に準じて、段付
    き穴(4)よりプラス公差に形成され、且つブッシュ
    (11)のツバ付側、或いは軸方向一方側の中心部から
    円錐状の流体導入部(9)を施し、且つ流体導入部
    (9)に沿って略四角穴(10)を貫通して形成され、
    且つ略四角穴(10)を、吐出口の一部分として構成す
    る下穴(12)とし、一方、角棒材の軸方向の対角部隅
    (14)に、種々の形状を施して異型条鋼線(13)と
    し、且つ異型条鋼線(13)の軸方向の一端部を、円錐
    状に尖頭加工して、流体誘導部(15)を形成した流体
    ガイド(16)とされ、且つ流体ガイド(16)を中子
    として、該下穴(12)に嵌装圧入し、一対として構成
    された複数の吐出孔ユニット(17)の流体吐出部(2
    1)側を、該各配列穴(5)の段付き穴(4)内へ嵌装
    圧入して、該略四角穴(10)の開口面積と流体ガイド
    (16)の断面積との差によって、隙間を流路(18)
    として構成し、且つ略四角穴(10)の、即ち且つ下穴
    (12)に流体ガイド(16)を嵌装圧入して一対とす
    る事で、少なくとも下穴(12)内に、一群四個の流路
    (18)の構成可能を特徴とする、流体の微流量送給構
    造における超微孔の製法。
  2. 【請求項2】 本体部(2)は、外周部に段付部(3)
    を有した配列盤(7)として形成され、流体吐出側段丘
    部(20)のボス部(6)に、且つボス部(6)の直径
    に準じた穴(23)を有し、且つ穴(23)の外周部に
    沿って、平板状に形成された断熱材(22)と、同様
    に、該ボス部(6)の直径に準じた嵌装用穴(30)
    と、カラー平面部(25)、放熱部(26)に排気孔
    (27)を有した放熱カラー(31)が嵌装されてな
    る、第一項記載の、流体の微流量送給構造における、超
    微孔の製法に基づく合成繊維単糸の製法。
  3. 【請求項3】 本体部(2)を構成する配列盤(7)の
    流体吐出側段丘部(20)には、段付部(3)と中心部
    に小振りボス部(33)を備え、且つ小振りボス部(3
    3)の中心部に、流体供給口(35)として軸方向に凹
    状の管継ぎ手(35a)と、該凹部底に流体分流部(3
    7)設け、且つ流体分流部(37)の中心から径方向直
    角で、放射状に複数の噴射孔(38)が、小振りボス部
    (33)の根本部に接して形成しており、或いは配列盤
    (7)の径方向中心部に、凹状の管継ぎ手(35a)が
    形成され、一方に、凹部底に流体分流部(37)設け、
    且つ流体分流部(37)の中心から径方向直角で、放射
    状に複数の噴射孔(38)が形成された、噴射ノズル
    (34a)を配置できるように構成した、第一項乃至第
    二項記載の、流体の微流量送給構造における、超微孔の
    製法に基づく合成繊維単糸の製法。
  4. 【請求項4】 本体部(2)を構成する配列盤(7)の
    ボス部(6a)は、流体の吐出方向にかけて長く形成
    し、且つボス部(6a)の芯内部には、軸方向の流体吐
    出部(21)にかけて内部に段付き穴(4)を備えた深
    い配列穴(5)とし、且つ配列穴(5)は、該ボス部
    (6a)の径方向中心部から放射状に配置して形成し、
    一方、吐出孔ユニット(17)も、深い配列穴(5)に
    即して軸方向に長く形成して、該各配列穴(5)に嵌装
    圧入し、そして、該ボス部(6a)の外周部の直径に適
    した内径を備えた吸熱ブッシュ(39)を、且つ吸熱ブ
    ッシュ(39)の外径に即した嵌装用の穴(30)を有
    した放熱カラー(31)で、且つ放熱カラー(31)の
    径方向に、且つ径方向直角に切り欠き状の複数の放熱フ
    イン(40)と、排気孔(27)が径方向放射状に複数
    あて形成された放熱カラー(31a)が、吸熱ブッシュ
    (39)の外周部に当接させて嵌装してなる、第一項乃
    至第三項記載の、流体の微流量送給構造における、超微
    孔の製法に基づく合成繊維単糸の製法。
  5. 【請求項5】 本体部(2)を構成する、配列盤(7)
    の流体吐出側段丘部(20)のボス部(6a)に、吸熱
    ブッシュ(39)、放熱カラー(31a)を嵌装し、次
    いで、該放熱カラー(31a)のカラー内周部(24)
    又は、放熱部(26)の突端部に、面ヒーター・副温度
    センサー等を配置できるよう構成された事を特徴する、
    第一項乃至第四項記載の、流体の微流量送給構造におけ
    る、超微孔の製法に基づく合成繊維単糸の製法。
  6. 【請求項6】 放熱カラー(31a)の放熱部(26)
    を、本体部(2)を構成する配列盤(7)のボス部
    (6)の、突端より軸方向に突出させて形成し、且つ放
    熱部(26)の径方向から、垂直に複数の排気孔(2
    7)を設けて、本体部(2)の軸方向中心部に配置し
    た、噴射ノズル(34・34a)の噴射孔(38)と該
    排気孔(27)が直角方向で直交、或いは、対向するよ
    うに配置されてなる、第二項乃至第五項記載の、流体の
    微流量送給構造における、超微孔の製法に基づく合成繊
    維単糸の製法。
  7. 【請求項7】 放熱カラー(31)の放熱部(26)
    を、本体部(2)の配列盤(7)のボス部(6a)の突
    端より、軸方向に該放熱部(26)を突出させて形成
    し、一方、本体部(2)の小振りボス部(33)の、突
    端側の軸方向中心部に軸方向に流体供給口(35)を削
    孔し、且つ流体供給口(35)に管継ぎ手雌ねじ(35
    a)、流体分流部(37)及び噴射孔(38)を備えた
    噴射ノズル(34)を設け、且つ噴射孔(38)と該放
    熱カラー(31)の放熱部(26)に設けた排気孔(2
    7)とが径方向で対向させて配置し、該流体供給口(3
    5)に触媒として、適温の各種薬剤、又は、流体を吹き
    込んで該噴射孔(38)から噴射させて、溶融ポリマー
    に化学反応させる事を可能とする、第六項記載の、流体
    の微流量送給構造における、超微孔の製法に基づく合成
    繊維単糸の製法。
  8. 【請求項8】 本体部(2)を構成する配列盤(7)の
    ボス部(6a)に嵌装する放熱カラー(31b)の放熱
    部(26)に、油・水を循環させる為に適宜の放熱フィ
    ン(40a)を複数辺に割付て、各辺に通孔(41)を
    複数宛構成して、それぞれ単独或いはパイプで複数宛接
    続し、一方から油・水等冷却効果が得られる媒体を利用
    して供給し、反対側に排出の機能を持たせて途中にクー
    ラントに接続し、該媒体を強制的に循環させる機構に構
    成して、放熱カラー(31b)の放熱部(26b)の被
    熱温度を吸熱し、強制的に本体部(2)の流体吐出部
    (21)の帯熱温度を低下させて、ポリマー溶融温度に
    よる被熱温度も吸熱し、設定温度のコントロールを容易
    にして、該本体部(2)に配置した各流路(18)を通
    過する溶融ポリマーの凝固化を助長し、さらに、且つ各
    流路(18)より露出した、凝固進行中のポリマーに気
    流を対峙させて凝固を促進し、該流路(18)の形状に
    沿ったフイラメント単糸を、紡糸可能とする事を特徴と
    する、第二項乃至第六項記載の、流体の微流量送給構造
    における、超微孔の製法に基づく合成繊維単糸の製法。
  9. 【請求項9】 本体部(2)を構成する配列盤(7)の
    ボス部(6a)に嵌装する放熱カラー(31b)の放熱
    部(26)に、油・水を循環させる為に適宜の放熱フィ
    ン(40a)を複数辺に割付て、各辺に通孔(41)を
    複数宛構成して、それぞれ単独或いはパイプで複数宛接
    続し、一方から油・水等冷却効果が得られる媒体を利用
    して供給し、反対側に排出の機能を持たせて途中にクー
    ラントに接続し、該媒体を強制的に循環させる機構に構
    成し、一方、該ボス部(6a)の中心部に配置した噴射
    ノズル(34・34a)の噴射孔(38)から、各種流
    体をを噴射可能に配置して、低粘度ポリマーの紡糸可能
    を特徴とする第一項乃至第八項記載の、流体の微流量送
    給構造における、超微孔の製法に基づく合成繊維単糸の
    製法。
  10. 【請求項10】 本体部(2)の配列盤(7)のボス部
    (6a)に嵌装する放熱カラー(31)の放熱部(2
    6)の四辺に複数構成した通孔(41)に、油を循環さ
    せる為に、それぞれ単独或いはパイプで複数宛接続し、
    一方から加熱した油を熱媒体とし利用して供給し、反対
    側に排出の機能を持たせて途中に加熱器に接続し、該媒
    体を強制的に循環させる機構に構成する、或いは該通孔
    (41)に棒ヒーターを挿入して、放熱カラー(31)
    の放熱部(26)を再加熱し、強制的に本体部(2)の
    ボス部(6a)の低下した帯熱温度を上昇させて、凝固
    化中のポリマーを二段階で凝固度の達成や、アニリング
    処理と細化加工を直接一貫延伸処理し、単糸の強度弾性
    率や耐熱性の向上と同時に紡糸可能とする事を特徴とす
    る、第一項乃至第九項記載の、流体の微流量送給構造に
    おける、超微孔の製法に基づく合成繊維単糸の製法。
  11. 【請求項11】 本体部(2)を構成する、配列盤(7
    a)の配列穴(5a)の内部に、流体導入部(9a)と
    略四角穴(10a)を削孔し、配列盤(7a)の流体供
    給側平面部(19)側から配列穴(5a)内の該略四角
    穴(10a)へ流体ガイド(16a)の流体吐出部(2
    1)を嵌装圧入して対応した流体の微流量送給構造にお
    ける、機構を適用可能を特徴とする第一項乃至九項記載
    の、流体の微流量送給構造における、超微孔の製法。
  12. 【請求項12】 本体部(2)を構成する、配列盤(7
    a)の配列穴(5a)の内部に、流体導入部(9a)と
    略四角穴(10a)を削孔し、配列盤(7a)の流体供
    給側平面部(19)側から配列穴(5a)内の該略四角
    穴(10a)へ、係止舌片(42)を流体ガイド(16
    a)の一端に設け、且つ流体ガイド(16a)のもう一
    方の流体吐出部(21)を嵌装圧入して対応した流体の
    微流量送給構造における、機構を適用可能を特徴とする
    第一項乃至十一項記載の、流体の微流量送給構造におけ
    る、超微孔の製法。
  13. 【請求項13】 本体部(2)を構成する配列盤(7
    b)は、吸着側段丘部(20b)に配列穴(5b)を、
    且つ配列穴(5b)の内部に段付穴(4b)と、さら
    に、延長して円錐部(43)を形成し、且つ円錐部(4
    3)の終焉部から略四角穴(10b)を穿ち、そして、
    吸引側平面部(19b)からは、該配列穴(5b)の同
    一芯位置に吸引口(44)と、末端部を錘状に形成し、
    且つ略四角穴(10b)の末端部と繋いでいる。一方
    に、吸着ノズルは(54)は、頭頂部(51)に吸着唇
    (45)を突端部円周上に配して吸盤(48)とし、且
    つ吸盤(48)は、内周壁(46)に繋がれ吸盤凹部
    (49)を形成している。更に、略四角穴(10b)と
    吸盤大顎部(52)と接する流路(18b)の位置か
    ら、吸引孔(47)が吸盤凹部(49)の内周壁(4
    6)にかけて、上方を錘状の広がりに削孔されて、流体
    ガイド(16c)の一端と一体化されている。さらに、
    流体ガイド(16c)の反対側は、尖塔部(55)を有
    して形成され、且つ尖塔部(55)を先にして、各配列
    穴(5b)に吸着ノズル(54)を嵌装圧入して、吸着
    盤(58)とされる事を特徴とする、請求項第一項記載
    の流体の微流量送給構造における吸着盤。
  14. 【請求項14】 吸着ノズル(54)の下部吸引側の尖
    塔部(55)に、配列穴(5b)内の略四角穴(10
    b)の対辺中央部にかけて、係止舌片(42)を、且つ
    略四角穴(10b)の周方向二辺又は四辺の中央域に限
    定して、張り出して設けた吸着ノズル(54)とされる
    事を特徴とする請求項第一項又は、第十三項記載の流体
    の微流量送給構造における吸着盤。
  15. 【請求項15】 本体部(2)を構成する配列盤(7
    c)は、流体吐出側段丘部(20c)に矩形状の配列穴
    (5c)を呈しており、且つ配列穴(5c)の内部に対
    辺部を錘状にして、同じく矩形状の段付穴(4c)が設
    けられ、且つ段付穴(4c)の奥部に、広域に展開可能
    な供給口(73)が設けられている。一方に、集合ノズ
    ル(77)は、下方に流体ガイド体(66)と一体化さ
    れ、且つ流体ガイド体(66)の末端には流体誘導部
    (71)を中心にして、長手方向対辺の中央部二方に、
    係止舌片(72)が、対角位置にある流体ガイド溝(6
    5)に干渉する事なく対辺側に張り出すように設けら
    れ、更に、噴射孔(70)は、且つ流体ガイド体(6
    6)の上部にある大顎部(64)と、下部にある矩形状
    の段付穴(5c)の対辺を結ぶ線を基部として、内方に
    流体ガイド溝(65)を流体ガイド体(66)の下部か
    ら上方垂直方向に立ち上げ、大顎部(64)の水平位置
    から上方の凹部底面(69)にかけて、上方を錘状に広
    がりを持たせて且つ流体ガイド溝(65)と連通してい
    る。そして、流体ガイド体(66)の下部の流体誘導部
    (71)の中途部から、矩形状の配列穴(5c)の対辺
    二方の対辺角錐部(74)に、張り出した係止舌片(7
    2)を備えており、一方、集合ノズル(77)の頭頂部
    (61)は、凹部底面(69)の周方向にある内周壁
    (68)を、上方を錘状に広がりを持たせて、ブレード
    (60)を突端にかけて形成し、且つ頭頂部(61)の
    突端から下方のコーナー顎部(62)、吐出孔胴部(7
    4)の大顎部(64)を外周として、流体ガイド体(6
    6)に繋いで集合ノズル(77)を形成し、該配列盤
    (7c)の配列穴(5c)に、流体誘導部(71)側の
    係止舌片(72)から嵌装圧入し、更に、集合ノズル
    (77)の頭頂部(61)のブレード(60)に、係止
    口(75)を備えた係止盤(76)を覆い被せて一ユニ
    ットとして構成、且つユニットを上下・左右の位置に、
    ランダムに羅列して単体の集合ノズル(77)として洗
    浄装置用、又は、その他の用途にも適用可能とされる事
    を特徴とする、請求項第一項記載の流体の微流量送給構
    造における集合ノズル。
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