JP2002059569A - 記録装置及び記録システム並びにその制御方法 - Google Patents

記録装置及び記録システム並びにその制御方法

Info

Publication number
JP2002059569A
JP2002059569A JP2000248670A JP2000248670A JP2002059569A JP 2002059569 A JP2002059569 A JP 2002059569A JP 2000248670 A JP2000248670 A JP 2000248670A JP 2000248670 A JP2000248670 A JP 2000248670A JP 2002059569 A JP2002059569 A JP 2002059569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording material
amount
ink
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000248670A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Uetsuki
雅哉 植月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000248670A priority Critical patent/JP2002059569A/ja
Publication of JP2002059569A publication Critical patent/JP2002059569A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で、インクの補充タイミングを適正
に制御できる記録装置及び記録システム並びにその制御
方法を提供すること。 【解決手段】 受信したプリントファイルのファイル形
式を判別し(S101)、データテーブルを用いて、展
開前に該画像データの印字に必要なインクの量を導出し
(S103)、予測される必要インク量と、実際のイン
ク量とを比較して(S104)、インクの供給を行うか
否かを判定する(S105)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録剤の供給タイ
ミングを制御する記録装置及び記録システム並びにその
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置は、記録媒体に対して記録を行
うため、インク等の記録剤が必要となるが、その供給方
式として、インク供給が必要な場合のみ、本体内のタン
ク(メインタンク)とキャリッジ上のタンク(サブタン
ク)を結合し供給を行うオンデマンド供給方式がある。
【0003】一般に実用に供する場合にはサブタンクに
ある程度の容量(例えばフルアドレスのデータで4〜5
ページ分相当)を保持し、インクの減少に伴ってメイン
タンクから適時供給するという方法が取られる。
【0004】このような、インクジェット記録装置での
インク補充タイミングの制御方法として、次回印字する
データを先読みし、カウントしたドロップ数と現在サブ
タンクに残っているインク量を比較し、サブタンクのイ
ンク量が少ない場合に供給を行う方法が提案されている
(特開平07−032606)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方法では、ドロップレットを積算するため、画像を各
種のファイル形式から印字可能な形式に展開する必要が
あり、相当の時間を必要とする。これらの展開速度を上
げるためには高速のCPUを使用する、または並列処理
を行って処理速度を向上させる等の方法があるが、これ
らは本体のコストアップ・構成の複雑化に直結するため
望ましい構成であるとはいえない。また送信されたデー
タをメモリ上に展開する必要があるため、多大なメモリ
を消費する。この点もコストや本体サイズに大きなイン
パクトを与える原因となる。
【0006】一方、シリアルスキャン型の記録装置では
圧縮データを受信し、本体のバッファに一定量のデ
ータが受信・展開された時点で記録を開始し、1スキ
ャン分の記録が終了した時点でそのスキャン分のデータ
が蓄積されているバッファを開放し、開放されたバッ
ファ部分に新たに受信した圧縮データを展開するという
作業を行っているため、印字終了時まではそのページ内
に記録する全ドロップレットが確定しない。従って、記
録するページのデータをすべて展開した後に供給を行う
か否かを決定する方式を用いるのは現実的ではない。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、簡易な
構成で、インクの補充タイミングを適正に制御できる記
録装置及び記録システム並びにその制御方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る装置は、圧縮された画像データのパラ
メータを分析することによって、展開前に該画像データ
の印字に必要な記録剤の量を予測し、予測される必要記
録剤量と、実際の記録剤量とを比較して記録剤の供給タ
イミングを導出する導出手段を有することを特徴とす
る。
【0009】前記パラメータは、前記画像データのファ
イル形式であることを特徴とする。
【0010】前記パラメータは、前記画像データの印字
対象である記録媒体の種類であることを特徴とする。
【0011】前記パラメータは、前記画像データを生成
したアプリケーションのタイプであることを特徴とす
る。
【0012】キャリッジに備えられ、記録ヘッドにイン
クを供給するサブタンクと、サブタンクに対して必要に
応じインクを供給するメインタンクと、前記導出手段に
よって導出された供給タイミングに基づいて、メインタ
ンクからサブタンクへインクを供給する供給手段と、を
有することを特徴とする。
【0013】キャリッジに備えられ、記録ヘッドにイン
クを供給するサブタンクと、サブタンクに対して必要に
応じインクを供給する本体内に保持されるメインタンク
と、を有する記録装置と、該記録装置に対して、画像デ
ータを供給するホストと、を含む記録システムであっ
て、前記ホストは、前記メインタンクから前記サブタン
クへのインク供給を行うタイミングを指示する供給指示
を送信する手段を有し、前記記録装置は、前記ホストか
ら前記供給指示に応じて、前記メインタンクから前記サ
ブタンクへのインク供給を行う供給手段を有することを
特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明に係る方
法は、圧縮された画像データを元に記録を行う記録装置
の制御方法であって、前記画像データのパラメータを分
析する工程と、前記分析工程の分析結果から、予測され
る必要記録剤量を導出する導出工程と、前記必要記録剤
量と、実際の記録剤量とを比較する比較工程と、前記必
要記録剤量よりも、実際の記録剤量が少ない場合に、記
録剤の供給を行う供給工程と、を有することを特徴とす
る。
【0015】また、本発明に係る他の装置は記録するフ
ァイルの形式を判別し、必要な記録材の量を導出する導
出手段と、前記導出手段により導出された必要な記録材
の量と記録材の残量とを比較し、記録材を供給すべきで
あるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により
記録材を供給すべきであると判別された場合、記録材の
供給を行う判別手段と、を有することを特徴とする。
【0016】前記判別手段により記録材を供給すべきで
ないと判別された場合、または、前記供給手段により記
録材が供給された後、記録を行う記録手段と、前記記録
手段により記録後、記録材の残量を計算する計算手段
と、を有することを特徴とする。
【0017】本発明に係る記録制御方法は、記録するフ
ァイルの形式を判別し、必要な記録材の量を導出する導
出ステップと、前記導出ステップにより導出された必要
な記録材の量と記録材の残量とを比較し、記録材を供給
すべきであるか否かを判別する判別ステップと、前記判
別ステップにより記録材を供給すべきであると判別され
た場合、記録材の供給を行う供給ステップと、を含むこ
とを特徴とする。
【0018】前記判別ステップにより記録材を供給すべ
きでないと判別された場合、又は、前記供給ステップに
より記録材が供給された後、記録を行う記録ステップ
と、前記記録ステップにより記録後、記録材の残量を計
算する計算ステップとを有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、本発明に係る記
憶媒体は、記録するファイルの形式を判別し、必要な記
録材の量を導出する導出ステップと、前記導出ステップ
により導出された必要な記録材の量と記録材の残量とを
比較し記録材を供給すべきであるか否かを判別する判別
ステップと、前記判別ステップにより記録材を供給すべ
きであると判別された場合、記録材の供給を行う供給ス
テップとを実行するプログラムを記憶することを特徴と
する。
【0020】前記判別ステップにより記録材を供給すべ
きでないと判別された場合、または前記供給ステップに
より記録材が供給された後、記録を行う記録ステップ
と、前記記録ステップによる記録後、記録材の残量を計
算する計算ステップと、を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、数式、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものでは
ない。
【0022】(一実施の形態) <概要>印字速度や本体構成に大きな影響を与えないで
最適なサブタンクへのインク供給タイミングを実現する
為には、ページの最初に送信される印字情報によって、
これから印字しようとするデータ形式・記録媒体の特徴
などを判別し、それに応じて閾値を変更し、インク供給
を行うか否かを選択する。
【0023】たとえば印字領域に対するインクの印字比
率は、ファイル形式によっておおよそ推定が可能であ
る。一例を挙げればテキスト形式であれば通常は数%前
後が一般的であり、多くても10数%程度で、20%を
超えることは少ない。これらの印字比率はドキュメント
形式であっても、写真・グラフィック等を多用した場合
を除いてはほぼ同様である。一方グラフィック画像を用
いたファイルを出力する場合はべた塗りの部分が多用さ
れる場合が多い為、紙面に対する印字比率は高くなり2
〜40%になる場合が多い。その他には写真調の画像フ
ァイルを出力する場合3〜60%程度の打ち込み量とな
る。またOHPに記録する場合などではほぼ100%の
濃度になる場合がある。このようなファイルの特性をあ
らかじめ記録装置内に記憶させておき、送られてきたフ
ァイルの属性によって供給レベルを可変とすることによ
って供給をコントロールすれば頻繁な供給動作を行うこ
とにより発生するさまざまな弊害を避けることができ
る。
【0024】またこのようなインクジェット記録装置で
は各種メディアに対応した物が一般的であるがこれらの
メディアサイズによって必要とするインク量は異なる。
例えば葉書のような印字エリアが小さい物では通常のA
4サイズの数分の一程度のインク量しか必要としない。
また封書や葉書では一般に宛名程度の低デューティーの
印字が行われる為、結果的に非常に少量のインクしか消
費しない。これらの特性からメディアのサイズ及びそれ
に用いられる記録方法(例えば宛名書き、名前シールの
印刷)によって供給レベルを可変にし供給のタイミング
を変更する構成とすることにより最適化されたインク供
給を行うことができる。
【0025】<具体的構成>本発明の一実施の形態とし
てのプリンタのハードウェア構成を図2に示す。ここで
用いた記録装置はいわゆるシリアルスキャン型の記録装
置であり、記録媒体の送り方向に対して直行する方向
(主操作方向)に記録ヘッドスキャンしてを操作画像を
形成する。まず印字時の動作の概略を説明する。まず給
紙モータ5によりギヤを介して駆動される給紙ローラ6
によって記録媒体が搬送される。キャリッジモータ3に
よりキャリッジユニット2を紙送りと直行方向にスキャ
ンさせ一定のバンド幅を印字し、紙送りを行い、さらに
次のバンド幅に付いて印字を行う構成となっている。た
だしこのようなシリアルスキャン印字の場合には必要に
応じて1スキャンでの紙送りを行わず、複数スキャン印
字を行ってから紙送りを行う場合もあるし、1スキャン
ごとに所定のマスクによって間引かれたデータを印字し
1/nバンド前後の紙送りを行い再度印字を行うことに
よって複数回の印字スキャンと紙送りによって画像を完
成させる方法も実現されている。
【0026】また本実施の形態ではキャリッジモータ3
からキャリッジユニット2への駆動力の伝達にキャリッ
ジベルト4を用いているがキャリッジベルトの代わりに
リードスクリュー等他の駆動方法を用いてもかまわな
い。給紙された記録媒体は給紙ローラ6と圧力ローラの
間を通って印字部分に導かれる。
【0027】印字に際してシリアルプリンタの場合、通
常休止状態では記録ヘッドにはキャップが行われている
ため最初にキャップを開放し、キャリッジを可動状態に
することによって、主操作方向へのスキャンができるよ
うにする。その後1スキャン分のデータがバッファに蓄
積されたらキャッリッジモータ3によりキャリッジユニ
ット2をスキャンさせ印字を行う。
【0028】このようなプリンタのデータの流れを図3
に示す。
【0029】図3において、101はプログラマブル・
ベリフェラルインターフェイス(以下PPIとする)で
あり、図示しないホストコンピュータから送られてくる
指令信号(コマンド)や記録情報信号を受信してMPU
102に転送するとともに、コンソール106の制御、
及びキャリッジがホーム位置にあることを検出するホー
ム位置センサ107よりの信号を入力している。MPU
(マイクロプロセッシングユニット)102は、制御用
ROM105に記憶された制御プログラムに従って、こ
のインクジェットプリンタ装置内の各部を制御する。1
03は受信した信号を貯えたり、或いはMPU102の
ワークエリアとして使用され、各種データを一時的に記
憶するためのRAMである。104はフォント発生用R
OMで、コード情報に対応して文字や記録等のパターン
情報を記憶しており、入力したコード情報に対応して各
種パターン情報を出力する。又、121はROM104
等により展開されたデータを記憶するためのプリントバ
ッファメモリであって、m行分の容量を持つ。105は
MPU2が実行する処理手順が格納されている制御用R
OMである。これらの各部は、アドレスバス117およ
びデータバス118を介して、MPU102によりそれ
ぞれ制御される。
【0030】108はキャリッジモータで、記録ヘッド
112を搭載したキャリッジを移動させて往復走査して
いる。110は、紙等の被記録材をキャリッジの移動方
向に対して垂直方向に搬送するための紙送りモータ、1
13はキャップ部材を駆動して、後述の記録ヘッド11
2のインク吐出口(図示せず)に当接し、インク吐出口
を外気より遮断して、ノズルの乾燥を防止するためのキ
ャッピングモータをそれぞれ示す。115はキャリッジ
モータ108を駆動するためのモータドライバ、116
は紙送りモータ110を駆動するためのモータドライ
バ、114はキャッピングモータ113を駆動するため
のモータドライバである。尚、コンソール116には、
キーボードスイッチ及び表示ランプなどが設けられてい
る。また、ホーム位置センサ107は、キャリッジのホ
ーム位置近傍に設けられ、記録ヘッド112を搭載した
キャリッジがホーム位置に到達したことを検知するもの
である。
【0031】109はシートセンサで、記録用紙等の被
記録材の有無、即ち、記録部に供給されたか否かを検知
している。112は熱エネルギーを用いてインクに膜沸
騰による状態変化を生起させてインク滴を吐出する方式
のインクジェット記録ヘッドであり、この記録ヘッド1
12にはm個(例えば64)の吐出口(図示せず)、各
吐出口に対応したm個の吐出用ヒータ(図示せず)など
が設けられている。111は記録情報信号に応じて記録
ヘッド112の吐出用ヒータを駆動するためのドライバ
を示している。120は上記各部へ電源を供給する電源
部であり、駆動電源装置としてACアダプタと電池を有
している。
【0032】以上の構成において、MPU102は上記
PPI101を介してコンピュータなどのホスト装置に
接続されており、このホスト装置から送られてくるコマ
ンドおよび記録情報信号と、制御用ROM106に格納
されているプログラムの処理手順およびRAM106内
に蓄えた記録情報とに基づいて、記録動作を制御する。
【0033】本発明が使用される分野で従来用いられて
いる通常の記録装置においては、記録データを送信する
ホスト100よりパラレルポート、シリアルポート、ま
たはネットワーク等を介して印字データ送信する際、通
常データ中の先頭部分に記録の行われるメディアの種類
(普通紙・OHP・光沢紙等のメディア、および転写フ
ィルム・厚紙・バナー紙等の特殊なメディアの種別)、
メディアサイズ(A4・A4レター・A3・B4・B5
・または封筒・はがき)、印字品位(ドラフト・高品位
・中品位・特定色の強調・モノクロ/カラーの種別
等)、給紙カセット(ASF・手差し・ビン1・ビン2
等)、オブジェクトの自動判別の有り無しを記載したコ
マンドを送信し、本体ではそのコマンドを受け付けるこ
とによって通常ROMと呼ばれるメモリ領域に収納され
た各種のデータに基づいて記録を行う。また場合によっ
ては処理液を塗布する・しない、等の情報をコマンドと
して送信することもある。これらの情報にしたがって、
記録装置側では前述したROMから記録に必要なデータ
を読み込みそれらのデータにしたがって記録を行うが、
これらのROMから読み出すデータには記録を行う際の
マルチパスのパス数、各パスを記録する際の記録に使用
するマスク種類、記録ヘッドの駆動条件(たとえば印可
するパルス形状・印可時間)やドロップレットのサイ
ズ、紙送りの条件、キャリッジ速度等がある。
【0034】次に、本実施の形態としての記録装置のイ
ンク供給タイミングについて説明する。
【0035】図1は、記録装置の制御方法を示すフロー
チャートである。このフローチャートに係るプログラム
は制御用ROMに記憶されており、MPUによって実行
される。
【0036】まず、ステップS101で圧縮画像データ
としてのプリントファイルを受信すると、ステップS1
02で、ファイル形式を判別し、このファイル形式を元
に、ステップS103で、ROM内のデータテーブルを
参照して、次に文書を印字する為に必要なインク量を算
出する。
【0037】更に、ステップS104で、インクの残量
と、必要なインク量とを比較し、ステップS105で、
インクの供給を行うべきか否か判定する。供給すべきと
判定されるとステップS106に進み、インクの供給を
行った後に、ステップS107に進み、印字が実行され
る。供給すべきでないと判断されると、供給を行わず
に、ステップS107に進み、印字が実行される。印字
実行後、ステップS108で、インク残量を計算する。
【0038】すなわち、ホスト100から印字データを
送信する際に、コマンドの1つとしてファイルの属性を
指定するコマンドを送信する。本体側では送られてきた
コマンドとそのファイル属性によってROM上に指定さ
れている必要インク量を取得し、供給が必要かどうかを
判別する。ファイルの属性として拡張子による判別を行
ってもよいし、データを作成したアプリケーションの種
類、使用されているオブジェクトの数、テキストの数等
を用いて判定してもよい。ファイルの記録密度の属性を
ある程度の精度で示すものであればどのような属性でも
使用可能であり、またこれらを組み合わせて使用しても
良い。
【0039】また供給が必要か否かを判別するにはサブ
タンク内のインク残量を知る必要がある。インク残量を
検知し、インク供給のタイミングを検出する方法には、
所定ドット印字後や印字中の所定時間経過後毎にセンサ
でインクの残量を検知し供給が必要か必要でないかを判
別し、必要であれば供給するという方法、また、センサ
の替わりにプログラム上の動作から消費したインクを積
算しそれによって一定のタイミングでインク供給を行う
方法などが利用できる。本実施の形態ではリアルタイム
での印字ドットの積算を行い、積算値を各スキャンごと
にメモリに記録して行く方法を採用した。これらのメモ
リは供給が行われた際にはリセットされ、供給後の印字
の際には再度積算が行われる。
【0040】本実施の形態で用いたキャリッジ上のサブ
タンクは例えば、2.5gのインクを保持可能でこれは
本実施の形態のシステムで印字した時に市販のA4サイ
ズの記録用普通紙の1ページに使用する最大インク消費
量の約2.5倍のインク量に相当する。
【0041】この場合、基準となるインク供給のタイミ
ングは、残量が1.5g未満になった時点であり、この
点を標準のインク供給レベルとして本体上に記憶してい
る。印字中は実際に印字を行った印字ドットをカウント
することによってインクの残量を推定し、この供給レベ
ルを下回った時点で供給を行う。確実に供給が必要な量
を下回った時点を検出する為に若干の(0.05g)オ
フセットを加え1.05g消費した時点を供給レベルと
している。印字データ及び付加コマンドなどから最適供
給タイミング判別が行われ無かった場合には(例えば印
字データ中に所定の情報が含まれない場合)、従来通り
のシーケンスにしたがって、1.05g(A4フル印字
1ページ分の105%分を印字した時点)の供給レベル
以上のインクを消費した場合に供給が行われるよう構成
されている。
【0042】基準となる供給レベルでのインク残量を
1.5gとしたのは次ページを印字可能なインク量を常
に保持しておく為である。比較例の場合はこの構成をそ
のまま用いている。ここにあげた比較例では、この供給
レベル以上のインクがあればインク供給が行われず次ペ
ージを印字するが、その際供給ポイントでの残量が1ペ
ージ分のインク以下であると次ページが高デューティー
の画像であった場合は記録終了前にインクがなくなって
しまう場合がある。従って、次ページを印字する場合に
もっとも少ない残量約1gが確実に保持できるよう供給
レベルを定めてある。このような構成にすることによっ
て次ページの印字に対してどのようなデータが送信され
ても印字可能となる。一方で残量を1gちょうどにして
おくと、最後のページが高デューティーで印字され残量
がなくなり、ヘッド内に泡等が入ってしまう恐れが有
り、吐出量等に誤差を生じた場合には予想よりも早くイ
ンクがなくなってしまうことも懸念される。この為マー
ジン分として1ページ印字分よりも若干多目のインク量
を残すようになっている。また、その時点で記録装置を
終了し、さらに放置された場合は内部にあるフィルター
や流路のにわずかに残ったインクが乾燥し固化する可能
性がある。このような固着防止のために、常に少量のイ
ンクがヘッド内・サブタンク内に残留するように構成す
る目的の為にも有効である。
【0043】このような印字を行った際のサブタンク内
のインクの変化を図4に示した。この図4でa〜dが比
較例、A〜Fが本実施の形態に相当する。比較例a〜d
に示されたL1は供給を行うインクレベルを示してお
り、A〜FのL2も同様に供給を行うインクレベルを示
しているが、A〜Fでは記録装置のデータ判別機構によ
ってL2は通常供給が行われるL1よりも低いレベルに
設定されている。比較例ではインクレベルaで印字が開
始され、bを経て、インクレベルがcに達した時点で供
給が行われる(5%テキスト20枚時点)。一方実施例
ではAで印字を開始すると、L1をとおり過ぎ、L2を
超えた時点Eで供給が行われる(本実施例では5%テキ
スト40枚時点)。なお図4には図示しないが、本サブ
タンクはヘッドへのインク供給孔、メインタンクからの
インク補充孔、さらに適切な負圧を発生させる為の負圧
発生機構などを持っている。
【0044】上記のようにホスト側から送信されるデー
タによって供給タイミングを変更するような構成を持た
せたことによって、一定の閾値を用いて供給を行う比較
例に比べて、記録に要とする時間が短時間ですむという
利点がある。
【0045】本実施の形態によれば、ホストから送られ
るデータによってインク供給を任意にコントロールでき
る構成を持つことにより、プリンタ・ホストに負荷の少
ない状態で印字中の供給動作を最適化でき、記録速度を
損なうこと無く連続印字が可能である。また、キャリッ
ジ重量を増加させることなく、大容量のインクを必要と
する連続印字に耐えうるインクカートリッジが使用可能
である為、本体サイズコスト等を増加させること無く、
タンクの容量を大容量にすることができランニングコス
トの削減が可能となった。
【0046】なお、ネットワークプリンタ等に使用され
る、ページ記述言語によるデータ送信の場合は、メモリ
の許す限りは、複数ページ先のデータまで受信が可能で
あり、このような構成の場合にはこれら受信されたデー
タを用いて最適のタイミングを決定することができる。
連続した印字ジョブを受け付けた場合には供給レベル以
下にインク量が低下しても、その後必要となるインク量
をファイルの属性により予測して、印字可能と判断した
場合、印字を続行すればよい。
【0047】図5にこのような印字の一例を示した。図
5に示された6ページ分のデータは1回の印字ジョブで
送信されたものである。各ページ内に記載してあるパー
センテージはそのページの実際に印字を行ったドット数
/そのページのフルドット印字した時のドット数の比率
すなわち印字デューティーを示している。図5のような
印字パターンの場合、1,05g以下になれば強制的に
供給を行うとすると、矢印Aのような時点で供給が行わ
れてしまう。これに対し、入力した画像データを分析し
て、供給タイミングを制御する場合は、更に後の、例え
ば、矢印Bの時点で供給するようになり、記録速度を損
なうこと無く連続印字が可能である。
【0048】なお、ホストから入力したデータのファイ
ルタイプを判別して供給タイミングを制御していたが、
アプリケーションタイプを判別して供給タイミングを制
御しても良い。
【0049】予測の精度を上げるために過去に送られた
ファイルの属性とそのとき消費されたインク量を記録し
ておく構成を持たせてもよい。このためには、メモリ1
の内部に、過去の印字時に使用されたファイル属性とイ
ンク消費量および供給タイミングを記録するエリアを持
たせればよい。このような構成は定型文章が多い場合に
は非常に高精度で予測可能であり、供給によるスループ
ット低下をより精度よく防止できる。
【0050】ドライバ側から送信時に送信データ中に供
給コマンドを挿入することも可能である。この場合、記
録装置の本体上には判別手段は必要とせず、供給コマン
ドを受け付け・動作する機構があればよい。
【0051】動作の流れを説明すると、ホスト側で印字
を行う指示があった場合、ドライバ側ではまず本体側か
らインク残量を取得する。同時に本体による自動供給
(残量が1.5gをきった場合供給を行う)機能を無効
にする。本体のドライバ側では記録データを送信する際
に現在使用している画像データから一旦実画像の数分の
1程度の低解像度でラスタライズをおこない、供給のポ
イントを予測する。供給ポイントが判明したら、それよ
りも1ページ以上前のページのページ間を供給ポイント
として設定する。データを転送し始めたら供給ポイント
の前ページの先頭または後方もしくは供給ポイントの次
のページの先頭に供給コマンドを挿入する。供給コマン
ドは印字データ中のヘッダー項目として各ページ中に挿
入してもよいし、また各ページデータに切れ目に単独の
コマンドとして送信してもよい。
【0052】供給ポイントの予測を行い、供給コマンド
を挿入した例を図5、図6に示す。この例ではインク供
給のポイントは4ページ目中ほどである。但しこの実施
の形態のような場合5ページ目にはデータがほとんど存
在しない為、5ページ目終了まで供給を行わず、5ペー
ジ目終了後に供給を行うように、ホスト側で5ページ日
のデータ末端部分に、供給コマンドを挿入する。図6に
おいてstart_command9は記録装置側でコ
マンドモード開始であることを宣言するものであり、e
nd_command10はコマンドの終了を示す。1
1はコマンドの本文で供給命令である。供給命令に関し
ては本実施の形態のようにデータ中に挿入しても良い
し、印字データ送信終了後に単独のコマンドを発行し動
作させても良い。
【0053】予測を行う方法についてはデータのラスタ
ライズを行い各供給タイミングを正確に判別する方法、
また記録装置の解像度よりも低い解像度で記録密度を推
定しコマンドを送信する方法などが使用できる。
【0054】(その他の実施の形態)なお、本発明に利
用される記録媒体はインクジェット記録に適するもので
あれば特に制限はなく、例えばいわゆるコピー用に流通
している普通紙、紙の上に炭酸カルシューム、TiO
2、結着剤などからなるインク吸収層を設けたコート
紙、高分子フィルム上にインクを吸収するAl2O3多
孔質体などによる吸収層を設けたフィルム類などが用い
られる。
【0055】本実施の形態に使用されたヘッドは1/2
インチのヘッド幅で600dpi間隔で配置された30
0のノズルを持っており、解像度は横方向、縦方向それ
ぞれ600dpi×600dpi、1200dpi×6
00dpiが印字モード・用紙・吐出量の組み合わせに
よって選択可能である。吐出量は標準で16pl(16
*10^−12mm3)であるが、20plから8pl
の間で変調が可能な構成となっている。吐出量の変調方
法としては本実施の形態の本体では印可するヒートパル
スを第一のパルス、第二のパルスに分割しそれぞれのパ
ルスの印可時間、及び第一のパルス第二のパルスの間隔
を制御し吐出量を変調している。吐出量の変調について
は他に印可電圧を制御する方法、パルスを印可するヒー
ターを複数持ち、すべてのヒーターを同時に駆動する
か、そのうちのいくつかのヒーターを選択して駆動する
かを選択する方法、大きさの異なる複数のヒーターを与
えられた条件によって切り替える方式などがあり、本発
明についてはいずれの変調方法も適応できる。
【0056】本発明のインクで使用する液媒体は水と水
溶性有機溶剤との混合物であり、水としては、好ましく
は脱イオン水が使用される。これに用いられる水溶性有
機溶剤としては、従来公知のインクに使用されているも
のであれば、ほとんどのものを使用することができる。
具体的には、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペ
ンタノール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミ
ド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又は
ケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類;ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレ
ン又はオキシプロピレン付加重合体;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
プチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、ヘキシレングリコール等のアルキレン基が2〜6個
の炭素原子を含むアルキレングリコール類;チオジグリ
コール;グリセリン;エチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメ
チル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類;トリエチレングリコールジ
メチル(又はエチル)エーテル、テトラエチレングリコ
ールジメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級ジアルキルエーテル類;スルホラン、N−メチ
ル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン等が挙げられる。上記の様な水溶性有機溶剤の
含有量は、一般にはインクの全重量に対して重量%で1
〜49%、好ましくは2〜30%の範囲である。又、上
記の如き水溶性有機溶剤は、単独でも混合物としても使
用できるが、媒体を併有する場合の最も好ましい液媒体
組成は、少なくとも1種の水溶性高沸点有機溶剤、例え
ば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
グリセリン等の多価アルコールを含有するものである。
【0057】本発明のインクに使用される色材として
は、特に限定されることなく、各種の染料及び顔料等の
色材が使用される。この中で、インク化の容易性、及び
インクの安定性を考えると、例えば、酸性染料、塩基性
染料及び直接染料が使用し易く、特に有効な色材は直接
性のある染料である。又、直接性を持つ染料がスルホン
基を有すると特に好ましい。又、直接性を持つ染料が、
2価の有機連結基を除いた部分で窒素原子を有するもの
も好ましい。これらの中で、特に好ましくは、色材が少
なくともアミノ基又は窒素原子と共に5又は6員環を形
成する環状化合物を有する染料である。以上の色材につ
いて、具体的には、例えば、ダイレクトブラック16
8、ダイレタトブラック154、ダイレクトイエロー1
42、ダイレクトイエロー86、ダイレクトレッド22
7、ダイレクトブルー199などがある。
【0058】顔料としては、有機顔料としてアゾ系、フ
タロシアニン系、アンスラキノン系、キナクリドン系、
ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリノ
ン系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリン・ブ
ラック、アゾメチンアゾ系、カーボン・ブラック等が挙
げられ、無機顔料として酸化鉄、酸化チタン、炭酸カル
シウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウム
イエロー、紺青が挙げられる。
【0059】本発明のインクの主成分は上記の通りであ
るが、その他各種の分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、
表面張力調整剤、蛍光増白剤等を本発明の目的の達成を
妨げない範囲において必要に応じて添加することができ
る。例えば、カチオン、アニオンあるいはノニオン系の
各種界面活性剤;ポリビニルアルコール、セルロース
類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、緩衝液等のpH調整剤;防カビ
剤等を挙げることができる。
【0060】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0061】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0062】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0063】(実施例)印字デューティー5%のテキス
トデータで印字を行った際に実際行われた1サイクル分
の印字シーケンスを図8に示す。この例で明らかなよう
に一定のタイミングでインク供給を行う比較例の場合は
20枚ごとに供給が行われる。一方実施例のように送信
されたデータがテキストであることを判別し供給タイミ
ングを変更した場合は供給が40枚に1度程度に低減で
きる為、印字に要した時間は7分程度の差を生じてい
る。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な構成で、インク
の補充タイミングを適正に制御できる記録装置及び記録
システム並びにその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る記録装置の制御を
示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施の形態に係る記録装置のハード
ウェア構成を説明する図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る記録装置の内部構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る記録装置のインク
供給タイミングの例を説明する図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る記録装置のインク
供給タイミングの別の例を説明する図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る記録装置のインク
供給タイミングの更に別の例を説明する図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る記録装置のインク
供給指示コマンドの例を説明する図である。
【図8】本発明の実施例の効果を示す図である。
【符号の説明】
1 パージユニット 2 キャリッジユニット 3 キャリッジモータ 4 キャリッジベルト 5 給紙モータ 6 給紙ローラ 7 圧力ローラ 8 イジェクトローラ 9 コマンドモード開始宣言文 10 コマンドモード終了宣言分 11 供給実行命令 100 ホスト 101 プログラマブル・ベリフェラルインターフェイ
ス(PPI) 102 MPU 103 RAM 104 フォント生成用ROM 105 制御用ROM 106 コンソール 107 ホームポジションセンサ 108 キャリッジモータ 109 シートセンサ 110 搬送モータ 111 ヘッドドライバ 112 記録ヘッド 113 キャッピングモータ 114 モータドライバ(キャッピングモータ) 115 モータドライバ(キャリッジモータ) 116 モータドライバ(紙搬送モータ) 117 アドレスバス 118 データバス 119 ACアダプタ 120 電源部 121 プリントバッファ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮された画像データのパラメータを分析
    することによって、展開前に該画像データの印字に必要
    な記録剤の量を予測し、予測される必要記録剤量と、実
    際の記録剤量とを比較して記録剤の供給タイミングを導
    出する導出手段を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記パラメータは、前記画像データのファ
    イル形式であることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】前記パラメータは、前記画像データの印字
    対象である記録媒体の種類であることを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記パラメータは、前記画像データを生成
    したアプリケーションのタイプであることを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】キャリッジに備えられ、記録ヘッドにイン
    クを供給するサブタンクと、 サブタンクに対して必要に応じインクを供給するメイン
    タンクと、 前記導出手段によって導出された供給タイミングに基づ
    いて、メインタンクからサブタンクへインクを供給する
    供給手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】キャリッジに備えられ、記録ヘッドにイン
    クを供給するサブタンクと、 サブタンクに対して必要に応じインクを供給する本体内
    に保持されるメインタンクと、 を有する記録装置と、 該記録装置に対して、画像データを供給するホストと、 を含む記録システムであって、 前記ホストは、 前記メインタンクから前記サブタンクへのインク供給を
    行うタイミングを指示する供給指示を送信する手段を有
    し、 前記記録装置は、 前記ホストから前記供給指示に応じて、前記メインタン
    クから前記サブタンクへのインク供給を行う供給手段を
    有することを特徴とする記録システム。
  7. 【請求項7】圧縮された画像データを元に記録を行う記
    録装置の制御方法であって、 前記画像データのパラメータを分析する工程と、 前記分析工程の分析結果から、予測される必要記録剤量
    を導出する導出工程と、 前記必要記録剤量と、実際の記録剤量とを比較する比較
    工程と、 前記必要記録剤量よりも、実際の記録剤量が少ない場合
    に、記録剤の供給を行う供給工程と、 を有することを特徴とする記録装置の制御方法。
  8. 【請求項8】記録するファイルの形式を判別し、必要な
    記録材の量を導出する導出手段と、 前記導出手段により導出された必要な記録材の量と記録
    材の残量とを比較し、記録材を供給すべきであるか否か
    を判別する判別手段と、 前記判別手段により記録材を供給すべきであると判別さ
    れた場合、記録材の供給を行う判別手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】前記判別手段により記録材を供給すべきで
    ないと判別された場合、または、前記供給手段により記
    録材が供給された後、記録を行う記録手段と、 前記記録手段により記録後、記録材の残量を計算する計
    算手段と、 を有することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】記録するファイルの形式を判別し、必要
    な記録材の量を導出する導出ステップと、 前記導出ステップにより導出された必要な記録材の量と
    記録材の残量とを比較し、記録材を供給すべきであるか
    否かを判別する判別ステップと、 前記判別ステップにより記録材を供給すべきであると判
    別された場合、記録材の供給を行う供給ステップと、 を含むことを特徴とする記録制御方法。
  11. 【請求項11】前記判別ステップにより記録材を供給す
    べきでないと判別された場合、又は、前記供給ステップ
    により記録材が供給された後、記録を行う記録ステップ
    と、 前記記録ステップにより記録後、記録材の残量を計算す
    る計算ステップとを有することを特徴とする請求項10
    に記載の記録制御方法。
  12. 【請求項12】記録するファイルの形式を判別し、必要
    な記録材の量を導出する導出ステップと、 前記導出ステップにより導出された必要な記録材の量と
    記録材の残量とを比較し記録材を供給すべきであるか否
    かを判別する判別ステップと、 前記判別ステップにより記録材を供給すべきであると判
    別された場合、記録材の供給を行う供給ステップとを実
    行するプログラムを記憶することを特徴とする記憶媒
    体。
  13. 【請求項13】前記判別ステップにより記録材を供給す
    べきでないと判別された場合、または前記供給ステップ
    により記録材が供給された後、記録を行う記録ステップ
    と、 前記記録ステップによる記録後、記録材の残量を計算す
    る計算ステップと、 を有することを特徴とする請求項12に記載の記憶媒
    体。
JP2000248670A 2000-08-18 2000-08-18 記録装置及び記録システム並びにその制御方法 Withdrawn JP2002059569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248670A JP2002059569A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 記録装置及び記録システム並びにその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248670A JP2002059569A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 記録装置及び記録システム並びにその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002059569A true JP2002059569A (ja) 2002-02-26

Family

ID=18738534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000248670A Withdrawn JP2002059569A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 記録装置及び記録システム並びにその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002059569A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289736A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Canon Inc 画像形成システム、記録制御方法および記録装置の制御プログラム
JP2008162209A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Brother Ind Ltd 記録装置
US7532833B2 (en) 2003-12-15 2009-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing system, and prediction method of usage of printing agent
JP2013067018A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Keyence Corp 3次元造形装置及び造形システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7532833B2 (en) 2003-12-15 2009-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing system, and prediction method of usage of printing agent
JP2006289736A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Canon Inc 画像形成システム、記録制御方法および記録装置の制御プログラム
US7380900B2 (en) 2005-04-08 2008-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Imaging forming system, print control method and control program for printing apparatus
JP4642533B2 (ja) * 2005-04-08 2011-03-02 キヤノン株式会社 画像形成システムおよび該システムの記録制御方法
JP2008162209A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Brother Ind Ltd 記録装置
JP2013067018A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Keyence Corp 3次元造形装置及び造形システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100404254C (zh) 图像处理方法和装置以及成像装置
JP3323625B2 (ja) カラーインクジェット記録方法
JP4584070B2 (ja) 画像形成装置
JP5130988B2 (ja) 印刷装置、印刷制御装置および印刷方法
EP1731319B1 (en) Inkjet printing apparatus, inkjet printing method and inkjet printing system
US7264325B2 (en) Printing apparatus and printing method
US7380900B2 (en) Imaging forming system, print control method and control program for printing apparatus
US7185962B2 (en) Ink jet apparatus and ink jet print method having a plurality of double-sided printing modes
JP2009234274A (ja) インクジェット記録装置
JP3190535B2 (ja) インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
US20080123117A1 (en) Image Processing Method, Computer-Readable Program, Image Processing Apparatus, Image Forming Apparatus and Image Forming System
US6984018B2 (en) Recording apparatus and recovery method
JP3667153B2 (ja) インクジェット記録方法、その記録装置及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2002059569A (ja) 記録装置及び記録システム並びにその制御方法
KR100204374B1 (ko) 잉크젯 프린팅 장치
JP4717722B2 (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム
JP2006334984A (ja) 印刷制御装置、印刷方法及びプログラム
JP2011061328A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラム、記憶媒体、画像形成システム
JP2005343010A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2004001411A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2003118145A (ja) 画像記録装置、情報処理装置、それらの制御方法および画像記録システム
JPH08104000A (ja) インクジェットプリント方法およびインクジェットプリント装置
JPH11138866A (ja) インクジェット記録方法
JP2000343687A (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JPH08216394A (ja) インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106