JP2002057784A - 音声ダイヤル機能付き電話機 - Google Patents

音声ダイヤル機能付き電話機

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JP2002057784A
JP2002057784A JP2000244519A JP2000244519A JP2002057784A JP 2002057784 A JP2002057784 A JP 2002057784A JP 2000244519 A JP2000244519 A JP 2000244519A JP 2000244519 A JP2000244519 A JP 2000244519A JP 2002057784 A JP2002057784 A JP 2002057784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声ダイヤル機能付き電話機において、その
音声ダイヤル機能が十分に活用されるようにする。 【解決手段】 電話帳データを記憶する電話帳データ記
憶手段と、電話帳データを読み出すための音声認識デー
タを記憶する音声認識データ記憶手段と、制御命令デー
タおよび対応する制御用音声認識データを記憶する制御
命令データ記憶手段と、音声入力によって音声認識デー
タを読み出す音声認識データ読み出し手段と、制御用音
声入力によって制御用音声認識データおよび制御命令デ
ータを呼び出す制御命令データ読み出し手段と、音声認
識データ読み出し手段によって読み出された音声認識デ
ータの操作を読み出された制御命令データに基づいて行
う制御手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声認識によっ
て外線へのダイヤル動作を行う機能を備えた電話機に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電話機によって
発信を行う際に、キー入力によるダイヤル操作や短縮ダ
イヤル機能によるダイヤル操作を行う代わりに、音声入
力によってあらかじめ登録されている電話帳データを呼
び出して発信を行う所謂音声ダイヤル機能を備えた電話
機が開発されてきている。
【0003】このような音声ダイヤル機能を備えた電話
機は、ユーザが電話を掛けようとする相手の氏名や名称
などを電話機に向かって発声するだけで相手先の電話番
号を自動的にダイヤルして発信を行うので、面倒なキー
入力操作が不要になるという優れた有用性を備えてい
る。
【0004】しかしながら、このような音声ダイヤル機
能を備えた従来の電話機は、音声入力によるダイヤル発
信を行おうとする場合、入力される音声の個人差などに
よってその音声入力を100パーセント認識することが
出来ず、誤った音声認識が行われることによって、ユー
ザは、なかなか所望の電話帳データによるダイヤル発信
を行うことが出来ず、さらに、音声認識が正確に行われ
なかった際に、その誤った音声認識によって読み出され
た電話帳データを修正する操作が面倒であり、これによ
って、その音声ダイヤル機能が十分に活用されないとい
う問題点を有している。
【0005】この発明は、上記のような従来の音声ダイ
ヤル機能付き電話機が有している問題点を解決するため
に為されたものである。すなわち、この発明は、音声ダ
イヤル機能付き電話機において、その音声ダイヤル機能
が十分に活用されるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による音声ダ
イヤル機能付き電話機は、上記目的を達成するために、
音声認識手段を有し入力される音声を音声認識手段によ
って認識してダイヤル発信を行う音声ダイヤル機能を備
えた電話機において、電話番号データとこの電話番号デ
ータに対応する名称データを含む電話帳データを記憶す
る電話帳データ記憶手段と、この電話帳データ記憶手段
に記憶された電話帳データに対応し前記音声認識手段に
よって認識される音声によって電話帳データ記憶手段か
ら電話帳データを読み出すための音声認識データを記憶
する音声認識データ記憶手段と、電話機の操作制御を行
うための制御命令データおよびこの制御命令データを音
声認識手段によって認識される音声により読み出すため
の制御用音声認識データを記憶する制御命令データ記憶
手段と、前記音声認識手段によって認識される音声に一
致する音声認識データを音声認識データ記憶手段から読
み出す音声認識データ読み出し手段と、前記音声認識手
段によって認識される制御用音声により制御命令データ
記憶手段から制御用音声認識データに基づいて制御命令
データを読み出す制御命令データ読み出し手段と、この
制御命令データ読み出し手段によって読み出された制御
命令データに基づいて前記音声認識データ読み出し手段
によって読み出された音声認識データの操作を行う制御
手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】この第1の発明による音声ダイヤル機能付
き電話機は、音声認識手段が電話帳データを呼び出すた
めの音声入力を認識すると、音声認識データ読み出し手
段が、この音声認識手段によって認識された音声に一致
する音声認識データを音声認識データ記憶手段から読み
出す。
【0008】また、音声認識手段が制御命令データを呼
び出すための制御用音声入力を認識すると、制御命令デ
ータ読み出し手段が、この音声認識手段によって認識さ
れた制御用音声に一致する制御用音声認識データを制御
命令データ記憶手段から検索して、この制御命令データ
記憶手段から制御命令データの読み出しを行う。
【0009】そして、制御手段が、制御命令データ記憶
手段から読み出された制御命令データに基づいて、音声
認識データ記憶手段から読み出された音声認識データの
操作、例えば、複数の音声認識データが読み出されてい
る場合にそのうちの一つの音声認識データを選択する操
作や、読み出された音声認識データによって電話帳デー
タ記憶手段から読み出された電話帳データに基づいてダ
イヤル発信を行う操作などが行われる。
【0010】以上のように、上記第1の発明によれば、
音声ダイヤル機能付き電話機において、音声入力による
電話帳データの読み出しの他、その読み出された電話帳
データの選択やダイヤル発信などの操作も音声入力によ
って行うことが出来るので、電話帳データの修正操作や
その他の音声ダイヤル機能における操作を容易に行うこ
とができ、これによって、電話機の音声ダイヤル機能が
十分に活用されるようにすることが出来る。
【0011】第2の発明による音声ダイヤル機能付き電
話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記音声認識データ読み出し手段が、音声認
識手段によって認識される音声に一致すると判定される
複数の音声認識データを音声認識データ記憶手段から読
み出すことを特徴としている。
【0012】この第2の発明による音声ダイヤル機能付
き電話機によれば、音声入力によるダイヤル発信を行お
うとする場合に、入力される音声の個人差などによって
その音声入力を完全に認識することが出来ない場合で
も、音声認識データ読み出し手段が、一定以上の認識度
で認識される音声入力に対して一致すると判定した複数
の音声認識データを音声認識データ記憶手段から読み出
すので、ユーザは、この読み出された複数の音声認識デ
ータのなかから所望の音声認識データを選択することが
でき、これによって、音声認識が正確に行われなかった
場合でも所望の電話番号にダイヤル発信を行うことが出
来るので、音声ダイヤル機能付き電話機において、その
音声ダイヤル機能が十分に活用されるようにすることが
出来る。
【0013】第3の発明による音声ダイヤル機能付き電
話機は、前記目的を達成するために、第2の発明の構成
に加えて、前記制御命令データが、音声認識データ読み
出し手段によって音声認識データ記憶手段から読み出さ
れている複数の音声認識データのうち任意の音声認識デ
ータの選択を行う命令データであることを特徴としてい
る。
【0014】この第3の発明による音声ダイヤル機能付
き電話機は、音声認識データ読み出し手段が音声認識デ
ータ記憶手段から音声認識手段によって認識される音声
に一致すると判定される複数の音声認識データを読み出
したときに、制御用音声を入力すると、制御命令データ
読み出し手段が制御命令データ記憶手段から、複数の音
声認識データのなかの任意の音声認識データの選択を行
う制御命令データを読み出し、そして、制御手段が制御
命令データに基づいて、例えば次候補の音声認識データ
を順次表示してゆくなどの手順によって、ユーザが所望
する音声認識データの選択を行う。
【0015】したがって、上記第3の発明によれば、音
声認識が正確に行われなかった場合でも、その不十分な
音声認識によって読み出された電話帳データを音声入力
により容易に修正することが出来るので、音声ダイヤル
機能付き電話機においてその音声ダイヤル機能が十分に
活用されるようにすることが出来る。
【0016】第4の発明による音声ダイヤル機能付き電
話機は、前記目的を達成するために、第3の発明の構成
に加えて、前記制御手段が、制御命令データ読み出し手
段によって制御命令データ記憶手段から読み出された制
御命令データに基づいて、音声認識データ記憶手段から
読み出された複数の音声認識データを順次選択してゆく
ことを特徴としている。
【0017】この第4の発明による音声ダイヤル機能付
き電話機によれば、音声認識データ記憶手段から複数の
音声認識データが読み出された際に、ユーザによる制御
用音声入力によって制御命令データ記憶手段から読み出
された制御用音声認識データに対応する制御命令データ
に基づいて、例えば、制御用音声入力の都度に、次候補
の音声認識データが順次表示されてユーザの選択に供さ
れ、これによって、ユーザは、音声入力によって所望の
電話帳データが表示されるまで容易に音声認識データの
修正を行うことが出来るので、音声ダイヤル機能付き電
話機においてその音声ダイヤル機能が十分に活用される
ようにすることが出来る。
【0018】第5の発明による音声ダイヤル機能付き電
話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記制御命令データが、音声認識データ読み
出し手段によって音声認識データ記憶手段から読み出さ
れた音声認識データに対応して電話帳データ記憶手段か
ら読み出された電話帳データに基づいてダイヤル発信を
行う命令データであることを特徴としている。
【0019】この第5の発明による音声ダイヤル機能付
き電話機によれば、音声認識データに対応して電話帳デ
ータ記憶手段から読み出された電話帳データが確定され
た際に、ユーザが制御用音声を入力すると、この制御用
音声入力によって制御命令データ記憶手段から読み出さ
れた制御命令データに基づいてダイヤル発信が行われる
ので、ユーザは電話帳データの読み出しからその電話帳
データによるダイヤル発信までの操作を音声入力のみに
よって行うことができ、これによって、音声ダイヤル機
能付き電話機においてその音声ダイヤル機能が十分に活
用されるようにすることが出来る。
【0020】第6の発明による音声ダイヤル機能付き電
話機は、前記目的を達成するために、第5の発明の構成
に加えて、前記音声認識データ読み出し手段が、音声認
識データ記憶手段から音声認識手段によって認識される
音声入力に一致すると判定される複数の音声認識データ
の読み出しを行い、前記制御手段が、制御命令データ読
み出し手段によって読み出された制御命令データに基づ
いて、音声認識データ記憶手段から読み出された複数の
音声認識データのうち選択された一つの音声認識データ
に対応する電話帳データ記憶手段から読み出された電話
帳データに基づいてダイヤル発信を行うことを特徴とし
ている。
【0021】この第6の発明による音声ダイヤル機能付
き電話機によれば、音声認識データ記憶手段から複数の
音声認識データが読み出された際に、ユーザによる音声
認識データの選択のための制御用音声入力によってユー
ザが所望する音声認識データが確定された後、ユーザが
ダイヤル発信のための制御用音声を入力すると、この制
御用音声入力によって制御命令データ記憶手段から読み
出された制御命令データにより、確定された音声認識デ
ータに対応する電話帳データに基づいてダイヤル発信が
行われるので、ユーザは、電話帳データの読み出しから
その読み出された電話帳データの修正,ダイヤル発信ま
での操作を音声入力のみによって行うことができ、これ
によって、音声ダイヤル機能付き電話機においてその音
声ダイヤル機能が十分に活用されるようにすることが出
来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0023】なお、以下の実施形態においては、この発
明を子機を有するコードレス電話機に適用した場合の例
が示されている。
【0024】図1は、この発明による音声ダイヤル機能
付き電話機の実施形態の一例におけるコードレス電話機
の親機の構成を示すブロック図であり、図2はその子機
の構成を示すブロック図である。
【0025】図1において、親機HSは、外線接続端子
L1,L2に入力される外線着信信号および受話信号を
検波する検波回路1と、電話機と外線との回線接続を制
御する回線制御回路2と、この回線制御回路2を介して
入力されてくる受話信号の後述する他の回路への送出や
外線への送話信号の送出を行う通話回路3と、この通話
回路3を介して入力されてくる受話信号や外線に送出す
る送話信号の音声処理を行うとともに後述するCPUに
対してモデムとして機能するDSP(DigitalSignal Pr
ocessor)4と、子機との間でMCA(マルチ・チャン
ネル・アクセス)方式による無線通話回路を形成する無
線送受信回路5と、子機との間で無線の送受信を行うア
ンテナ6と、回線制御回路2および通話回路3,DSP
4,無線送受信回路5に接続されて後述するような各回
路の作動制御および音声ダイヤル機能の制御を行うCP
U7と、このCPU7に接続されて電話番号等のデータ
入力や電話機操作を行うキースイッチ8と、CPU7に
接続されたドライバ9およびこのドライバ9によって駆
動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイパネ
ル10とを備えている。
【0026】そして、CPU7には、メモリMが接続さ
れており、このメモリMは、後述するように、電話帳メ
モリメモリM1および音声認識データメモリM2,制御
命令メモリM3,認識用辞書メモリM4,メッセージメ
モリM5によって構成されている。
【0027】なお、図1中、11は外線接続端子L1,
L2から入力されてくる外線着信信号を検出するリング
回路であり、12はこのリング回路11による外線着信
信号の検出によって呼出音を鳴らすモニタスビーカであ
り、13はオンフックモード時にハンズフリーによる通
話を行うためのマイクであり、14は子機を置いたまま
で通話するためのオンフックモードへの切り換えを行う
オンフックスイッチである。
【0028】図2において、子機TUは、親機HSとの
間で無線の送受信を行うアンテナ21と、このアンテナ
21を介して親機HSとの間でMCA方式による無線通
話回路を形成する無線送受信回路22と、この無線送受
信回路22を介して入力されてくる受話信号や外線に送
出する送話信号の音声処理を行うとともに後述するCP
Uに対してモデムとして機能するDSP(Digital Sign
al Processor)23と、このDSP23および無線送受
信回路22に接続されて後述するような各回路の作動制
御を行うCPU24と、このCPU24に接続されて電
話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ
25と、CPU24に接続されたドライバ26およびこ
のドライバ26によって駆動される液晶パネルや有機E
Lなどのディスプレイパネル27とを備えている。な
お、図2中、28はマイク、29はレシーバである。
【0029】次に、親機が備えているメモリMの構成に
ついて説明を行う。
【0030】このメモリMは、前述したように、電話帳
メモリメモリM1および音声認識データメモリM2,制
御命令メモリM3,認識用辞書メモリM4,メッセージ
メモリM5によって構成されている。
【0031】電話帳メモリM1は、ユーザの登録によっ
て電話先の電話番号と氏名や名所を記録しておくところ
で、図3に示されるように、電話帳アドレスが記録され
るアドレスフィールドM1aと、電話番号が記録される
電話番号フィールドM1bと、電話番号に対応する氏名
や名称が記録される名称フィールドM1cと、電話帳メ
モリM1に記録されている電話帳データと後述する音声
認識データメモリM2に記録されている音声認識データ
とのリンク状態を記録するリンクフィールドM1dと、
音声認識データメモリM2における音声認識データのア
ドレスが記録される音声認識データアドレスフィールド
M1eが設けられている。
【0032】音声認識データメモリM2は、音声入力に
よって認識される音声認識データを記録しておくところ
で、フラッシュメモリによって構成され、図4に示され
るように、音声認識データアドレスが記録されるアドレ
スフィールドM2aと、音声認識データが記録される音
声認識データフィールドM2bと、電話帳メモリM1の
アドレスフィールドM1aに記録された電話帳アドレス
が記録される電話帳データアドレスフィールドM2cが
設けられている。
【0033】制御命令メモリM3は、音声入力によって
認識される命令内容を記録しておくところで、図5に示
されるように、制御命令コードが記録される制御命令コ
ードフィールドM3aと、各制御命令コードに対応する
音声入力による用語、例えば「ツギ」とか「ダイヤル」
などの用語が記録される制御命令音声データフィールド
M3bが設けられている。
【0034】認識用辞書メモリM4には、音声入力を認
識するための用語辞書が記録され、また、メッセージメ
モリM5には、音声入力操作の手順を示すメッセージな
どが記録される。
【0035】次に、上記電話機の電話帳データ登録時の
作動について、フローチャートを参照しながら説明を行
う。
【0036】なお、以下において、この発明の実施に使
用される音声認識方式については、既存の種々の方式の
使用が可能である。
【0037】図6は、CPU7において行われる電話帳
データ登録時の電話帳メモリM1および音声認識データ
メモリM2へのデータ登録の手順を示すフローチャート
である。
【0038】この図6において、CPU7は、キースイ
ッチ8の電話帳データの登録を行うための登録キーがオ
ンされたか否かの判断を行い(ステップa1)、登録キ
ーがオンされたと判断すると、次に、キースイッチ8の
キー操作によって電話番号とそれに対応する氏名や名称
が入力されたか否かの判断を行う(ステップa2)。
【0039】そして、ステップa2において電話番号と
それに対応する氏名や名称が入力されてきたと判断した
ときには、その入力されてくる電話番号とそれに対応す
る氏名や名称を、アドレスフィールドM1aの指定され
た(または自動的に割り付けられた)電話帳データアド
レス(例えば、0001)に対応させて、それぞれ電話
帳メモリM1の電話番号フィールドM1bと名称フィー
ルドM1cに記録する(ステップa3)。
【0040】次に、CPU7は、キースイッチ8の登録
終了キーがオンされたか否かの判断を行い(ステップa
4)、登録終了キーがオンされたと判断すると、電話帳
メモリM1の名称フィールドM1cに記録された名称か
ら読み仮名などの音声認識データの作成を行う(ステッ
プa5)。
【0041】さらに、このステップa5において作成さ
れた音声認識データを、認識用辞書メモリM4に登録さ
れている認識用辞書を参照することによって、音声認識
が可能か否かについての判定を行う(ステップa6)。
【0042】例えば、読み仮名の先頭に記号が付されて
いるような場合には、音声認識が出来ない音声認識デー
タであると判定される。
【0043】このステップa6において音声認識が可で
あると判定された音声認識データは、音声認識データメ
モリM2のアドレスフィールドM2aに割り付けられた
音声認識データアドレス(例えば、0001)に対応さ
せて、音声認識データフィールドM2bに記録され、さ
らに、その音声認識データに対応する電話帳データの電
話帳メモリM1における電話帳データアドレス番号が、
電話帳データアドレスフィールドM2cに保存される
(ステップa7)。
【0044】なお、このとき、読み仮名データメモリM
2に保存される音声認識データは、電話帳データの読み
仮名順に分類されて記録される(図4参照)。
【0045】また、ステップa6において、読み仮名に
記号などが含まれていて音声認識が出来ない音声認識デ
ータであると判定されている場合には、その読み仮名に
含まれる記号などが削除されて記録され、また、読み仮
名の全てが記号などの場合には記録は行われない。
【0046】ステップa7において音声認識データメモ
リM2への音声認識データの登録が終わると、次に、電
話帳メモリM1のリンクフィールドM1dに、登録を行
った音声認識データとのリンクの成立状態を示すデータ
(リンクが正常に成立した場合には+マーク,成立しな
かった場合には−マーク)が記録されるとともに、音声
認識データアドレスフィールドM1eに、その音声認識
データが記録された音声認識データメモリM2の音声認
識データアドレスが記録される(ステップa8)。
【0047】以上のようにして、電話帳メモリM1への
電話帳データの登録および音声認識データメモリM2へ
の音声認識のための音声認識データの登録が完了する
と、CPU7は、メッセージメモリM5にあらかじめ登
録されているメッセージデータのなかから登録が完了し
たことを示すメッセージデータを読み出して、そのメッ
セージを、ドライバ9によるディスプレイパネル10へ
の表示、または、モニタスピーカからの音声出力によっ
て、ユーザに告知する(ステップa9)。
【0048】なお、ステップa6において音声認識が不
可であると判定された場合には、その音声認識データの
登録は行われず、その旨のメッセージがディスプレイパ
ネル10に表示される(ステップa10)。
【0049】次に、上記のようにして登録が終わった電
話帳データが修正される場合の電話機の作動手順につい
て、図7に示されるフローチャートに基づいて説明を行
う。
【0050】この図7において、CPU7は、従来のよ
うなキースイッチ8におけるキー操作によって、また
は、後述するような音声入力操作によって、修正したい
電話帳データを電話帳メモリM1から読み出して、ディ
スプレイパネル10に表示させる(ステップb1)。
【0051】次に、CPU7は、キースイッチ8に配置
されている修正キー(図示せず)がオンされたか否かの
判断を行い(ステップb2)、修正キーがオンされたと
判断すると、次に、キースイッチ8のキー操作によって
修正のための電話番号とそれに対応する氏名や名称が入
力されたか否かの判断を行う(ステップb3)。
【0052】そして、このステップb3において電話番
号とそれに対応する氏名や名称が入力されてきたと判断
したときには、その入力されてくる電話番号とそれに対
応する氏名や名称を、電話帳メモリM1に、ステップb
1において呼び出されている電話帳データのアドレスフ
ィールドM1aに記録されている電話帳データアドレス
に対応させて、電話番号フィールドM1bと名称フィー
ルドM1cにそれぞれ上書きによって書き込むことによ
り保存する(ステップb4)。
【0053】次に、CPU7は、キースイッチ8の修正
終了キーがオンされたか否かの判断を行い(ステップb
5)、修正終了キーがオンされたと判断すると、電話帳
メモリM1の名称フィールドM1cに記録された修正後
の名称から音声認識データの作成を行う(ステップb
6)。
【0054】さらに、このステップb6において作成さ
れた音声認識データを、認識用辞書メモリM4に登録さ
れている認識用辞書を参照することによって、音声認識
が可能か否かについての判定を行う(ステップb7)。
【0055】例えば、読み仮名の先頭に記号が付されて
いるような場合には、音声認識が出来ない音声認識デー
タであると判定される。
【0056】このステップb6において、音声認識が可
能であると判定された音声認識データは、ステップb1
において呼び出された電話帳データとリンクしている音
声認識データメモリM2の音声認識アドレスフィールド
M2aに割り付けられた音声認識データアドレスに対応
させて、音声認識データフィールドM2bに上書きによ
って書き込まれて保存される(ステップb8)。
【0057】なお、このときの読み仮名に含まれる記号
などの扱いについては、前述した音声認識データの登録
時の扱いと同様である。
【0058】ステップb8において音声認識データメモ
リM2への音声認識データの修正登録が終わると、次
に、電話帳メモリM1のリンクフィールドM1dに、修
正登録を行った音声認識データとのリンクの成立状態を
示すデータ(リンクが正常に成立した場合には+マー
ク,成立しなかった場合には−マーク)が記録されると
ともに、音声認識データアドレスフィールドM1eに、
その音声認識データが記録された音声認識データメモリ
M2の音声認識データアドレスが記録される(ステップ
b9)。
【0059】以上のようにして、ステップb8における
音声認識データメモリM2への修正後の音声認識データ
の登録が終わると、CPU7は、メッセージメモリM5
にあらかじめ登録されているメッセージデータのなかか
ら修正登録が完了したことを示すメッセージデータを読
み出して、そのメッセージを、ドライバ9によるディス
プレイパネル10への表示、または、モニタスピーカか
らの音声出力によって、ユーザに告知する(ステップb
10)。
【0060】なお、ステップb7において音声認識が不
可であると判定された場合には、その音声認識データの
修正登録は行われず、その旨のメッセージがディスプレ
イパネル10に表示される(ステップb11)。
【0061】次に、登録されている電話帳データと音声
認識データとのリンクを解除する(音声入力による電話
帳データの呼び出し機能を不能にする)場合、および、
電話帳データと音声認識データのリンクを再登録する
(音声入力による電話帳データの呼び出しを可能にす
る)の場合の電話機の作動手順について、図8に示され
るフローチャートに基づいて説明を行う。
【0062】この図8において、CPU7は、従来のよ
うなキースイッチ8におけるキー操作によって、また
は、後述するような音声入力操作によって、リンク解除
またはリンクの再登録を行う電話帳データを電話帳メモ
リM1から読み出して、ディスプレイパネル10に表示
させる(ステップc1)。
【0063】次に、CPU7は、キースイッチ8に配置
されているリンクキー(図示せず)がオンされたか否か
の判断を行い(ステップc2)、リンクキーがオンされ
たと判断すると、次に、ステップc1において呼び出さ
れた電話帳データに対してリンクしている音声認識デー
タが音声認識データメモリM2に存在するか否かを、電
話帳メモリM1のリンクフィールドM1dのリンク記号
に基づいて判定を行う(ステップc3)。
【0064】そして、このステップc3において、呼び
出されている電話帳データにリンクする音声認識データ
が存在することを検出した場合には、この電話帳データ
とリンクする音声認識データをこの音声認識データが記
録されている音声認識データメモリM2の対応する欄か
ら削除する(ステップc4)とともに、電話帳メモリM
1のリンクフィールドM1dの欄を、リンクが解除され
ていることを示す「−」の記号に書き換える(ステップ
c5)。
【0065】これによって、このリンクを削除した電話
帳データは、音声入力によって呼び出すことが出来なく
なる。
【0066】一方、ステップc3において、呼び出され
ている電話帳データにリンクする音声認識データが存在
しない(リンクが削除されている)ことが検出された場
合には、呼び出されている電話帳データから音声認識デ
ータの作成を行う(ステップc6)。
【0067】さらに、このステップc6において作成さ
れた音声認識データについて、認識用辞書メモリM4に
登録されている認識用辞書を参照することによって、音
声認識が可能か否かについての判定を行う(ステップc
7)。
【0068】この音声認識データの音声認識が可能か否
かについての判定の方法は、前述した音声認識データの
登録および修正登録の際と同様である。
【0069】このステップc7において音声認識が可能
であると判定された音声認識データは、音声認識データ
メモリM2の音声認識データアドレスフィールドM2a
に割り付けられた音声認識データアドレスに対応させ
て、音声認識データフィールドM2bに記録され、さら
に、その音声認識データに対応する電話帳データの電話
帳メモリM1における電話帳データアドレスが、電話帳
データアドレスフィールドM2cに保存される(ステッ
プc8)。
【0070】そして、ステップc8において音声認識デ
ータメモリM2への音声認識データの書き込みが終わる
と、次に、電話帳メモリM1において、リンクフィール
ドM1dのリンクの再登録を行う電話帳データに対応す
る欄の記号をリンクが成立している「+」記号に書き換
えるとともに、音声認識データアドレスフィールドM1
eに、音声認識データメモリM2におけるリンクする音
声認識データの音声認識データアドレスを記録する(ス
テップc9)。
【0071】以上のようにして、電話帳データと音声認
識データの再登録が完了すると、CPU7は、メッセー
ジメモリM5にあらかじめ登録されているメッセージデ
ータのなかからリンクの再登録が完了したことを示すメ
ッセージデータを読み出して、そのメッセージを、ドラ
イバ9によるディスプレイパネル10への表示、また
は、モニタスピーカからの音声出力によって、ユーザに
告知する(ステップc10)。
【0072】なお、ステップc7において音声認識が不
可であると判定された場合には、その音声認識データの
再登録は行われず、その旨のメッセージがディスプレイ
パネル10に表示される(ステップc11)。
【0073】このようにしてリンクの再登録が行われた
電話帳データは、音声入力によって再び呼び出すことが
出来るようになる。
【0074】次に、音声入力により発信を行う場合の電
話機の作動手順について、図9および10に示されるフ
ローチャートに基づいて説明を行う。
【0075】この図9および10において、CPU7
は、キースイッチ8に配置されている音声入力キー(図
示せず)がオンされたか否かの判断を行い(ステップd
1)、音声入力キーがオンされると、次に、メモリMの
電話帳メモリM1および音声認識データメモリM2を検
索して、電話帳メモリM1に登録されている電話帳デー
タに対してリンクする音声認識データが登録されている
か否かの判断を行う(ステップd2)。
【0076】このステップd2において、電話帳データ
とリンクする音声認識データが登録されていないと判断
した場合には、CPU7は、メッセージメモリM5にあ
らかじめ登録されているメッセージデータのなかから、
電話帳データとリンクする音声認識データが登録されて
いない旨を示すメッセージデータを読み出して、そのメ
ッセージを、ドライバ9によるディスプレイパネル10
への表示、または、モニタスピーカからの音声出力によ
って、ユーザに告知する(ステップd3)。
【0077】一方、ステップd2において、電話帳デー
タとリンクする音声認識データが登録されていると判断
した場合には、CPU7は、電話機の操作モードを音声
認識データメモリM2からの音声認識データ検索モード
に切り換えた後(ステップd4)、親機HSまたは子機
TUからの音声入力の有無を判断する(ステップd
5)。
【0078】そして、このステップd5において、親機
HSまたは子機TUからの音声入力があると、次に、音
声入力が終了したかまたは音声入力時間が終了したか否
かの判断を行い(ステップd6)、音声入力が終了した
りまたは音声入力時間が終了した後、入力された音声に
基づいて、音声認識データメモリM2の音声認識データ
フィールドM2bに記録されている音声認識データの検
索を行う(ステップd7)。
【0079】このステップd7における検索の結果、音
声認識によって入力された音声に一致すると判定される
音声認識データのうち、上位の複数(この例では5件)
の音声認識データの読み出しを行い、さらに、電話帳ア
ドレスフィールドM2cに記録されている電話帳データ
アドレスに基づいて、読み出した各音声認識データに対
応する電話帳メモリM1に登録されている電話帳データ
のそれぞれの読み出しを行う(ステップd8)。
【0080】次に、このステップd8において読み出し
た音声認識データのうち、上位のものからそのデータに
基づいてテキスト合成を行い、その読み仮名をモニタス
ビーカ12から音声再生するとともに、読み出した電話
番号と名称をディスプレイパネル10に表示するとこと
によって、ユーザに告知する(ステップd9)。
【0081】この音声再生のためのテキスト合成を行う
アプリケーションとしては、既存の種々のアプリケーシ
ョンを使用することが出来る。
【0082】そして、この音声認識データに基づくテキ
スト合成再生が一件毎に終了したか否かの判断を行って
(ステップd10)、一件の音声認識データに基づくテ
キスト合成再生が終了すると、次に、それまでの音声認
識検索モードを制御命令メモリM3に対する制御命令音
声データ検索モードに切り換える(ステップd11)。
【0083】このとき、メッセージメモリM5からこれ
に登録されているメッセージを読み出して、例えば「次
に制御用命令を音声入力してください。」というメッセ
ージをディスプレイパネル10に表示したりまたはモニ
タスビーカ12から音声出力することによって、ユーザ
に次の操作を促す。
【0084】ステップd11における検索モード切換の
後、親機HSまたは子機TUからの制御用音声の入力の
有無を判断し(ステップd12)、さらに、この音声入
力が終了したかまたは音声入力時間が終了したか否かの
判断を行って(ステップd13)、音声入力が終了した
りまたは音声入力時間が終了すると、入力された制御用
音声に基づいて、制御命令メモリM3の制御命令音声デ
ータフィールドM3bを検索して、一致する制御命令音
声データを検出する(ステップd14)。
【0085】そして、このステップd14における検索
の結果、入力された制御用音声に一致する制御命令音声
データが次候補の音声認識データの表示を命令する「ツ
ギ」を示すデータであるか否かを判断する(ステップd
15)。
【0086】このステップd15の判断において、入力
された制御用音声に一致する制御命令音声データが次候
補の表示を命令する「ツギ」を示すデータであると判断
された場合には、CPU7は、制御命令メモリM3の制
御命令コードフィールドM3aに記録されている制御命
令コードに基づいて、ステップd8において読み出され
ている音声認識データのうち、そのとき表示されている
音声認識データの次ぎの順位にある音声認識データを選
択する(ステップd16)。
【0087】そして、この次候補の音声認識データに基
づいてテキスト合成を行い、その読み仮名をモニタスビ
ーカ12から音声再生するとともに、対応する電話番号
と名称をディスプレイパネル10に表示するとことによ
って、ユーザに告知する(ステップd17)。
【0088】次に、この音声認識データに基づくテキス
ト合成再生が終了したか否かの判断を行って(ステップ
d18)、このテキスト合成再生が終了すると、「次ぎ
に制御用命令を音声入力してください」というメッセー
ジをディスプレイパネル10に表示したりまたはモニタ
スビーカ12から音声出力した後、ステップd12に戻
って、ステップd15までの手順を繰り返す。
【0089】このようにして、ユーザは、上記のような
音声入力による制御命令を繰り返すことによって発信し
ようとする所望の電話番号を確定することが出来る。
【0090】そして、CPU7は、所望する電話番号が
確定されてユーザが発信を意味する「ダイヤル」を音声
入力し、ステップd15において、ユーザから入力され
た制御用音声に一致する制御命令音声データが次候補の
表示を命令する「ツギ」を示すデータではないと判断さ
れると、さらに制御命令メモリM3の検索を行って、ユ
ーザから入力された制御用音声に一致する制御命令音声
データが発信を意味する「ダイヤル」を示すデータであ
るか否かの判断を行う(ステップd19)。
【0091】このステップd19において、ユーザから
入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが
発信を意味する「ダイヤル」を示すデータであると判断
されると、CPU7は、制御命令メモリM3の制御命令
コードフィールドM3aに記録されている制御命令コー
ドに基づいて、回線制御回路2および通話回路3,DS
P4を制御して、そのとき表示されている電話番号に基
づいてダイヤル発信を行う(ステップd20)。
【0092】なお、上記の操作手順において、制御用音
声の入力の際に、入力された制御用音声に一致する制御
命令音声データが制御命令メモリM3に登録されていな
い場合には、CPU7は、その旨のメッセージをディス
プレイパネル10や音声によって表示するか、または、
警告音をモニタスビーカ12から出力した後、待機状態
になって、再度制御用音声が入力されてくるのを待つ。
【0093】次に、子機TUからの音声入力によって発
信を行う場合の子機における作動手順について、図11
に示されるフローチャートに基づいて説明を行う。
【0094】この子機TUからの音声入力による発信
は、子機TUに音声入力を行うことにより、親機HSに
備えられているメモリMに登録されている音声認識用の
各データを用いてダイヤル発信を行うものである。
【0095】子機TUのCPU24(図2参照)は、子
機TUが外線通話時と同様に親機HSとの間で通信回線
が開かれている(キースイッチ25に配置されている通
話キーがオンされて、子機TUの無線送受信回路22と
図1の親機HSの無線送受信回路5との間でそれぞれア
ンテナ21およびアンテナ6を介してデータの送受信が
可能な状態になっている)状態で、キースイッチ25に
配置されている音声入力キー(図示せず)がオンされた
か否かの判断を行い(ステップe1)、音声入力キーが
オンされると、CPU24のメモリにあらかじめ登録さ
れている読み出し命令コードを親機HSに送信する(ス
テップe2)。
【0096】この子機TUからの読み出し命令コードを
受信した親機HSのCPU7は、親機HSのキースイッ
チ8に配置されている音声入力キーがオンされたときと
同じ状態(モード)になって、前述した図9および10
のフローチャートのステップd1からd4を経てステッ
プd5に移行する。
【0097】子機TUのCPU24は、ステップe2の
読み出し命令コードの送信後、音声認識データの音声入
力の有無を検出し(ステップe3)、音声入力があった
ことを検出すると、その入力された音声を親機HSに送
信する(ステップe4)。
【0098】この子機TUからの音声の送信を受けた親
機HSのCPU7は、前述した図9および10のステッ
プd5〜d8を経て、子機TUからの音声に一致すると
思われる複数の音声認識データを読み出し、先ず、上位
の音声認識データを子機TUに送信する。
【0099】子機TUは、この親機HSからの音声認識
データを受信し(ステップe5)、そのデータに基づい
てテキスト合成を行ってその読み仮名をモニタスビーカ
12から音声再生するとともに、読み出した電話帳デー
タをディスプレイパネル27に表示することによって、
子機TUを使用しているユーザに告知する(ステップe
6)。
【0100】次に、CPU24は、制御用音声の入力の
有無を判断し(ステップe7)、さらに、この制御用音
声の入力が終了したかまたは音声入力時間が終了したか
否かの判断を行って(ステップe8)、音声入力が終了
したりまたは音声入力時間が終了すると、入力された制
御用音声を親機HSに送信する(ステップe9)。
【0101】この制御用音声データを受信した親機HS
のCPU7は、前述した図9および10のステップd1
1〜d15を経て受信した制御用音声の認識を行った
後、制御用音声に一致する制御命令音声データが次候補
の音声認識データの表示を命令する「ツギ」を示すデー
タである場合には、次候補の音声認識データおよびこれ
に対応する電話帳データを選択して子機TUに送信す
る。
【0102】また、制御用音声に一致する制御命令音声
データが発信を意味する「ダイヤル」を示すデータであ
る場合には、CPU7は、図9および10のステップd
19およびd20を経て確定された電話番号に基づいて
ダイヤル発信を行うとともに、その発信を行った電話番
号を含む電話帳データを子機TUに送信する。
【0103】子機TUのCPU24は、ステップe9に
おいて制御用音声の親機HSへの送信後、次候補の音声
認識データが送信されてきたか否かの判断を行い(ステ
ップe10)、次候補の音声認識データが送信されてき
た場合にはステップe6に戻って上述した手順を繰り返
し、次候補の音声認識データが送信されて来ずに親機H
Sにおいて外線へのダイヤル発信が行われると、親機H
Sから送信されてきた電話帳データを受信して(ステッ
プe11)、ディスプレイパネル27に表示するととも
に再ダイヤルデータとしてメモリに保存する(ステップ
e12)。
【0104】以上のようにして、子機TUおける音声入
力によるダイヤル発信が行われる。なお、子機TUにお
いて、メモリに保存する再ダイヤルデータには、ステッ
プe6においてディスプレイパネル27に表示されてい
る電話帳データを用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音声ダイヤル機能付き電話機の
実施形態の一例における親機の回路構成を示すブロック
図である。
【図2】同例における子機の回路構成を示すブロック図
である。
【図3】同例の電話機の電話帳メモリに記録される電話
帳データの例を示すテーブル図である。
【図4】同例の電話機の音声認識データメモリに記録さ
れる音声認識データの例を示すテーブル図である。
【図5】同例の電話機の制御命令メモリに記録される制
御命令音声データの例を示すテーブル図である。
【図6】同例の電話機において音声認識データの登録が
行われる際の作動手順を示すフローチャートである。
【図7】同例の電話機において電話帳データの修正が行
われる際の作動手順を示すフローチャートである。
【図8】同例の電話機において電話帳データと音声認識
データのリンクの削除および再設定が行われる際の作動
手順を示すフローチャートである。
【図9】同例の電話機において音声認識により電話帳デ
ータが読み出される際の作動手順を示すフローチャート
である。
【図10】同例の電話機において音声認識により電話帳
データが読み出される際の作動手順を示すフローチャー
トである。
【図11】同例の電話機において子機によって音声認識
による電話帳データの読み出しが行われる際の作動手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 …検波回路 2 …回線制御回路 3 …通話回路 4 …DSP 5 …無線送受信回路 6 …アンテナ 7 …CPU 8 …キースイッチ 9 …ドライバ 10 …ディスプレイパネル 11 …リング回路 12 …モニタスビーカ 13 …マイク 14 …オンフックスイッチ M …メモリ M1 …電話帳メモリ(電話帳データ記憶手段) M2 …音声認識データメモリ(音声認識データ記憶手
段) M3 …制御命令メモリ(制御命令データ記憶手段) M4 …認識用辞書メモリ M5 …メッセージメモリ HS …親機 TU …子機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月16日(2001.1.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】例えば、読み仮名のすべてに記号が付され
ているような場合には、音声認識が出来ない音声認識デ
ータであると判定される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】例えば、読み仮名のすべてに記号が付され
ているような場合には、音声認識が出来ない音声認識デ
ータであると判定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/2745 G10L 3/00 551A Fターム(参考) 5D015 GG01 GG06 KK01 LL03 LL05 5D045 AB04 5K027 AA12 EE04 HH20 HH21 5K036 AA07 BB01 DD17 DD48 FF06 KK06 KK09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声認識手段を有し入力される音声を音
    声認識手段によって認識してダイヤル発信を行う音声ダ
    イヤル機能を備えた電話機において、 電話番号データとこの電話番号データに対応する名称デ
    ータを含む電話帳データを記憶する電話帳データ記憶手
    段と、 この電話帳データ記憶手段に記憶された電話帳データに
    対応し前記音声認識手段によって認識される音声によっ
    て電話帳データ記憶手段から電話帳データを読み出すた
    めの音声認識データを記憶する音声認識データ記憶手段
    と、 電話機の操作制御を行うための制御命令データおよびこ
    の制御命令データを前記音声認識手段によって認識され
    る音声により読み出すための制御用音声認識データを記
    憶する制御命令データ記憶手段と、 前記音声認識手段によって認識される音声に一致する音
    声認識データを音声認識データ記憶手段から読み出す音
    声認識データ読み出し手段と、 前記音声認識手段によって認識される制御用音声により
    制御命令データ記憶手段から制御用音声認識データに基
    づいて制御命令データを読み出す制御命令データ読み出
    し手段と、 この制御命令データ読み出し手段によって読み出された
    制御命令データに基づいて音声認識データ読み出し手段
    によって読み出された音声認識データの操作を行う制御
    手段と、 を備えていることを特徴とする音声ダイヤル機能付き電
    話機。
  2. 【請求項2】 前記音声認識データ読み出し手段が、音
    声認識手段によって認識される音声に一致すると判定さ
    れる複数の音声認識データを音声認識データ記憶手段か
    ら読み出す請求項1に記載の音声ダイヤル機能付き電話
    機。
  3. 【請求項3】 前記制御命令データが、音声認識データ
    読み出し手段によって音声認識データ記憶手段から読み
    出されている複数の音声認識データのうち任意の音声認
    識データの選択を行う命令データである請求項2に記載
    の音声ダイヤル機能付き電話機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、制御命令データ読み出
    し手段によって制御命令データ記憶手段から読み出され
    た制御命令データに基づいて、音声認識データ記憶手段
    から読み出された複数の音声認識データを順次選択して
    ゆく請求項3に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。
  5. 【請求項5】 前記制御命令データが、音声認識データ
    読み出し手段によって音声認識データ記憶手段から読み
    出された音声認識データに対応して電話帳データ記憶手
    段から読み出された電話帳データに基づいてダイヤル発
    信を行う命令データである請求項1に記載の音声ダイヤ
    ル機能付き電話機。
  6. 【請求項6】 前記音声認識データ読み出し手段が、音
    声認識データ記憶手段から音声認識手段によって認識さ
    れる音声入力に一致すると判定される複数の音声認識デ
    ータの読み出しを行い、前記制御手段が、制御命令デー
    タ読み出し手段によって読み出された制御命令データに
    基づいて、音声認識データ記憶手段から読み出された複
    数の音声認識データのうち選択された一つの音声認識デ
    ータに対応する電話帳データ記憶手段から読み出された
    電話帳データに基づいてダイヤル発信を行う請求項5に
    記載の音声ダイヤル機能付き電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100452863C (zh) * 2006-02-16 2009-01-14 华为技术有限公司 一种可视电话控制方法及设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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