JP2002057718A - ネットワーク上で高信頼性マルチキャストを行うシステム及び方法 - Google Patents

ネットワーク上で高信頼性マルチキャストを行うシステム及び方法

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    • H04L2001/0093Point-to-multipoint

Abstract

(57)【要約】 【課題】高信頼性でマルチキャストする。 【解決手段】MDPデータベース(DB)140はメッ
セージの送受信に使用するパラメータを記憶する。MD
Pサーバ初期化モジュール100は、DBからパラメー
タを読み出しMDPセッションを初期化する。MDPク
ライアント初期化モジュール120は、DBからパラメ
ータを読み出しマルチキャストメッセージを受信するワ
ークステーションのMDPセッションを初期化する。M
DPサーバオペレーションモジュール110は、否定応
答が受信されない時、アクションワークステーションへ
メッセージ及び修正パケットを送信する要求を受信する
のに使用される。MDPクライアントオペレーションモ
ジュール130は、モジュール110から送信されたメ
ッセージを受信し、ワークステーションが、MDP情報
パケットで情報専用ワークステーションとして指定され
ている場合、MDP情報パケットの受信時にサーバへの
否定応答の送信のみを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性の低いパケ
ット交換ネットワーク上で高信頼マルチキャストディス
トリビューションを行うシステム及び方法に関する。よ
り詳細には、本発明は、信頼性のない低い帯域幅の無線
パケット交換通信網へのアクセス及び制御を可能にして
通信網即ちネットワーク上の端末へメッセージを高信頼
性を持ってマルチキャストできるシステム、方法及びコ
ンピュータプログラムを使用する。なお、本発明は、合
衆国陸軍により授与された契約書番号第DAABO7−
95−D−E604号に基づく政府支援を受けてなされ
たものである。
【0002】
【従来の技術】比較的短いコンピュータ産業の歴史にお
いて劇的な変化が起きて来ている。これらの変化の中で
最も重要な変化は、ハードウェアの価格が信じられない
くらい低下したこと及びコンピュータハードウェアの性
能、信頼性、サイズ及び耐久性が同様に信じられないく
らいに向上したことである。コンピュータの信頼性及び
性能は、軍が個々の戦闘車両にコンピュータを装備する
までに向上してきている。このように、命令や敵味方の
軍の位置や動きと言ったその他の任務に不可欠のデータ
の受信に使用できるコンピュータの広域網が形成され
る。しかしながら、この種のネットワークにユニークな
チャレンジがなされると共に、全ての種類のネットワー
クに共通のチャレンジがなされる。ユニークなチャレン
ジの1つは、ネットワークは、高速通信用のケーブルの
使用が不可欠となる敵対モバイル戦場環境において動作
しなければならないと言うことである。直接又は衛星シ
ステムを使用する無線又はマイクロ波通信方法のみが使
用できる。従って、斯かるネットワークは、比較的遅い
低帯域幅の通信媒体を使用して、メッセージをおくらな
ければならない。勿論、セルラ電話又はその他の無線又
はマイクロ波周波数技術の使用に基づいたネットワーク
も、どこでどのように使用されるかに拘わらず、同じ帯
域幅の問題に遭遇する。どのタイプのネットワークも経
験する別のチャレンジは、ネットワークのシア(she
er)サイズである。様々なタイプのコンピュータの何
千というノードが1つのネットワークにアクセスする。
しかしながら、無線又はマイクロ波通信の利用には、ネ
ットワーク上でのデータ送信速度の面で限界がある。高
速ケーブルベースのネットワークが使用された場合で
も、1つのネットワーク上にノードが多数あるために、
使用される帯域幅により多数のユーザに1つのメッセー
ジを不特定多数へ同報即ちブロードキャスト送信するこ
と、又は特定の多数へマルチキャスト送信することが困
難になることがしばしばある。ブロードキャストメッセ
ージは、1つのノードからネットワーク上の全てノード
へ送られるメッセージであり、一方、マルチキャストメ
ッセージは、1つのノードからネットワーク上の全ての
ノードではなく、2以上のノードに送信するメッセージ
である。
【0003】
【発明が解決すべき課題】現在、TCP/IP(送信コ
ントロールプロトコル/インターネットプロトコル)を
使用して、ワールドワイドウェブ上での通信を行ってい
る。TCPを利用した通信は、メッセージ中で送信され
るパケット全数及びバイト全数が受信端末で正しく受信
されるのを確実にする。これは、受信端末から送信端末
へ送信の受け取りを知らせることで達成される簡単なこ
とである。パケットが受信されなかった場合、又は、パ
ケット中のバイトが欠けていた場合には、送信端末が受
信端末から再送信の要求を受ける。TCPは、唯一又は
少数の受信端末にメッセージを送る場合には十分な働き
をするが、唯一のメッセージを多数の受信端末へ送信す
ることが必要となる場合には、ネットワーク上のトラフ
ィック量の問題がTCPにより生じるオーバーヘッドに
より厄介な問題となる。従って、TCPはユニキャスト
(ポイント・ツー・ポイント)送信により適している。
【0004】多数のユーザにマルチキャストメッセージ
を送信することに関係したTCPに見られる上記のオー
バーヘッドの問題点を解決するために、UDP(ユーザ
・データグラム・プロトコル)が開発された。UDP
は、TCP/IP内のプロトコルであり、高信頼メッセ
ージ配信が必要とされない時に使用される。失われたパ
ケット及びパケット内の失われたデータは単純に無視さ
れ、応答又は再送信要求は送信端末へ返送されない。U
DPは、限定した量のデータ損失が許容されるオーディ
オ及びビデオトラフィック送信に使用されることが、通
常である。従って、UDPは1つのソースが多数の受信
人へ同時に送信を行うマルチキャスト環境により適して
いる。
【0005】しかしながら、TCPもUDPもどちら
も、低帯域幅の通信機構が使用されると共に、少なくと
も一定の数のユーザ端末が確実に特定のマルチキャスト
メッセージを受信できるようにすることが必要となる環
境には適していない。これは、無線通信がネットワーク
のノード間の主たるリンクとして作用すると共に、比較
的多数の端末が同時に重要なメッセージ又は命令を受信
しなければならないの戦場通信環境において、最も顕著
となる。
【0006】TCP及びUDPの限界を克服するため
に、合衆国海軍研究所ラボはマルチキャスト・ディセミ
ネーション・プロトコル(MDP)を開発した。MDP
は、低いオーバーヘッドでマルチキャストメッセージを
高信頼性を持って送信できるように設計されたプロトコ
ルフレームワークである。MDPサービスは、TCP/
IPに見られる汎用UDP/IPマルチキャストトラン
スポート層の上に載るものである。低オーバーヘッドは
TCPにおいて典型的に使用される応答及びUDPにお
ける完全な応答の欠落とは反対な否定応答を使用するこ
とにより、達成される。しかしながら、MDPは、同時
に選択された受信人がメッセージを受信するのを、又
は、少なくともメッセージの一部のみが受信されたこと
を確実に気づくようにする。MDPは、1999年10
月22日に出版されたブライアン・アダムソン(Bri
an Adamson)及びジョー・マッカー(Joe
Macker)が記述した「マルチキャスト・ディセ
ミネーション・プロトコル(Multicast Di
ssemination Protocl)」と題した
インターネット・ドラフト(draft−maker−
rmt−mdp−00.txt)に記載されており、そ
の全体を参照として本書に組み込んである。アダムソン
とマッカーはまた「マルチキャスト・ディセミネーショ
ン・プロトコル開発者のためのガイド(Multica
st Dissemination Protocl
(MDP)Developer' Guide)」を出
版しており、その全体を参照として本書に組み入れてい
る。上記の開発者のためのガイドにて論議されているよ
うに、MDPはアプリケーション・プログラム・インタ
ーフェース(API)を介して、その主たるインターフ
ェースを提供する。
【0007】しかしながら、TCP及びUDPと同様
に、MDPはプロトコルであり、Mアプリケーション層
又はDPを微同調(ファインチューニング)して特定の
ネットワーク用の最適なレベルの性能を達成するシステ
ム管理者に必要なその他の高位レベルのソフトウェアを
提供するものではない。微同調とは、パケットサイズや
送信速度等の多数のパラメータを詳細に設定することで
ある。このネットワークの微同調により、ネットワーク
の性能及びネットワーク利用者の満足度に著しいインパ
クトを与えることができる。しかしながら、ネットワー
ク性能のテスト又は決定並びにパラメータの変更が、ネ
ットワーク性能にどのようなインパクトを与えるかテス
ト又は決定することなく、ネットワークの微同調をする
ことはできない。更に、ソフトウェアの追加の層が、ユ
ーザのメッセージの送受信を容易にするために必要とな
る。また、このソフトウェアの追加の層は、ユーザがオ
ーバーヘッドを絶対最小に保ったままでメッセージの受
信人を選択できるものである必要がある。これにより、
ユーザが潜在的な受取人を識別すると共に、メッセージ
の受信に欠かせない受取人を同定するのが可能となる。
【0008】従って、必要なものは、MDPアプリケー
ションを初期化するシステム及びコンピュータプログラ
ムである。このシステム及びコンピュータプログラム
は、また、MDPネットワークの微同調が出来る必要が
ある。更に、このシステム及びコンピュータプログラム
は、ユーザがネットワークの最小オーバーヘッドを維持
したままで、ネットワーク上のその他のユーザへメッセ
ージの送受信をするのを可能にする必要がある。斯かる
システム及びコンピュータプログラムは、メッセージの
重要な受信人と重要でない受信人との区別が出来る必要
がある。このシステム及びコンピュータプログラムは、
ネットワーク上の同定した受信人にのみ、送信をおこな
うものであって、不特定のユーザ又はワークステーショ
ンへメッセージ送信をするものではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例は、ネッ
トワーク内の幾つかの端末にメッセージをマルチキャス
トするシステム及びコンピュータプログラムを提供す
る。このシステム及びコンピュータプログラムは、ネッ
トワーク内でマルチキャストメッセージの送受信をする
のに使用されるパラメータを含んだMDPデータベース
テーブルを有する。MDPデータベーステーブルからパ
ラメータを読み出して、サーバにおいてパラメータを使
用してMDPセッションを初期化するMDPサーバ初期
化モジュールが提供される。MDPデータベーステーブ
ルからパラメータを読み出して、ワークステーションに
おいてパラメータを使用してMDPセッションを初期化
するMDPクライアント初期化モジュールが提供され
る。メッセージ送信の要求を受信し、MDP情報パケッ
トを各メッセージごとに生成し、且つ、斯かるメッセー
ジをMDP情報パケット内の各指定受信人へ送信するM
DPサーバオペレーションモジュールが提供される。こ
のシステム及びコンピュータプログラムは、また、MD
Pサーバオペレーションモジュールにより送信されたメ
ッセージを受信して該メッセージを高位レベルのソフト
ウェアアプリケーションへ送信するMDPクライアント
オペレーションモジュールを有する。
【0010】更に、本発明の別の実施例は、ネットワー
ク内の幾つかのワークステーションへメッセージをマル
チキャストする方法を提供する。この方法は、サーバ上
でマルチキャストメッセージの送信の初期化及び制御を
するのに使用するために、MDPデータベースから幾つ
かのパラメータを読み出すステップからスタートする。
次いで、ワークステーション上でマルチキャストメッセ
ージの受信を初期化して制御するのに使用するために、
MDPデータベースから幾つかのパラメータを読み出
す。マルチキャストメッセージは、次いで、マルチキャ
ストメッセージの送信のために算出した時間をメッセー
ジ遅延時間が超過しない時、又は、メッセージ遅延時間
がマルチキャストメッセージ内に含まれた消滅(per
ishability)時間を超過しない時には、ワー
クステーションへ送信される。その後、ワークステーシ
ョンがマルチキャストメッセージ内のデータが欠落して
いると判断した時、及びワークステーションが、MDP
情報パケット内に含まれたフィールドによってアクティ
ブワークステーションとして指定されている時には、否
定応答がサーバに送信される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の詳細な説明に移る前に下
記について言及するのが妥当である。適切である場合に
は、同様の参照符号及び文字は、異なる図面において同
一部品、対応する部品又は同様な部品を指定するのに使
用することが可能である。更に、下記の詳細な説明で
は、例としてのサイズ、モデル、値、範囲を挙げるが、
本発明はそれらに限定されるものではない。
【0012】図1は、広域ネットワーク10の一例であ
り、多数の端末及び該端末に接続され多数のユーザを有
する。各端末すなわちユーザは、主として送信されるマ
ルチキャストメッセージの対照であるか否かに基づい
て、指定される。更に、各端末には、インターネットプ
ロトコル(IP)アドレスが与えられる。端末すなわち
ユーザが現在メッセージの対象でなければ、MDPセッ
ションメンバ20として同定される。MDPセッション
メンバ20は、ネットワーク10の一部であるが、現在
はマルチキャストメッセージの受信人としては指定され
ていない。しかしながら、ユーザすなわち端末がマルチ
キャストメッセージの受信人として指定される場合に
は、該ユーバすなわち端末は、MDPクライアントアク
ション受信人40、又はMDPクライアント情報受信人
30の何れかとして指定される。MDPクライアントア
クション受信人40は、マルチキャストメッセージ全体
を高信頼性を持って受信しなければならないユーザすな
わち端末である。MDPクライアントアクション受信人
40は、従って、MDPにおいて見られる完全な否定応
答能力を使用して、マルチキャストメッセージを確実に
受信するようにされる。しかしながら、MDPクライア
ント情報受信人30は、メッセージ発信者からはマルチ
キャストメッセージの重要な受信人であるとはみなされ
ない。従って、MDPクライアント情報受信人30は、
送られるマルチキャストメッセージを受動的に受信し、
図7に図示する如く、せいぜいMDP情報パケットのヘ
ッダの受信の応答をするのみである。マルチキャストメ
ッセージは、サーバにより送信されるだけである。図1
に示した実施例では、2つのサーバ、MDPサーバ#2
(60)及びMDPサーバ#1(70)が設けられてい
る。これらのサーバは、MDPパラメータ及びマルチキ
ャストメッセージを初期化して、ユーザを指定する。各
ユーザすなわち端末は、メッセージを受信するように設
計されており、マルチキャストメッセージを送信するサ
ーバにより、情報受信人又はアクション受信人のどちら
かとして同定される。サーバによる指定は、MDP情報
パケットに含まれたフィールドにより実現される。これ
については、図7を参照して更に説明する。
【0013】さらに図1を参照する。ユーザすなわち端
末は、同時に、MDPクライアント80により指定され
る如く、1つのマルチキャストメッセージのアクション
受信人及び別のマルチキャストメッセージの情報受信人
の双方に指定される。マルチキャストメッセージの発信
者が、図7に示す如く、MDP情報パケットのアクショ
ン又は情報受信人であるかを決定することから、これが
可能となる。更に、ユーザすなわち端末は、サーバ及び
MDPクライアント情報受信人又はMDPサーバ#1
(70)に関して図示するように、サーバ及びMDPク
ライアントアクション受信人の双方として、指定される
ことが可能である。また、ネットワーク10上の任意の
端末すなわちユーザをサーバとして指定することも、可
能である。
【0014】図1に示す端末すなわちワークステーショ
ンは、プロセッサベースのシステムとすることが可能で
あり、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトッ
プ、パームコンピュータ、及びパーソナルディジタルア
シスタント(PDA)を含むが、それらに限定されるも
のではない。更に、図1に示す端末すなわちワークステ
ーションは、また、無線アクセスプロトコル(WAP)
利用のセルラ電話、又はハイパーマークアップ言語プロ
トコル(HTL)利用のセルラ電話とすることが可能で
ある。図1の端末すなわちワークステーションが有する
唯一の要件は、マルチキャスト能力を備えたIPネット
ワークからメッセージを送受信することである。
【0015】更に、図1を参照する。ネットワーク10
は、任意の媒体上で作動する任意のパケット交換ネット
ワークとすることが可能であり、該交換ネットワーク
は、無線通信媒体、同軸又は光ファイバーケーブル及び
ツイストペア又は専用線電話回線等を含むが、それらに
限定されるものではない。更に、無線通信媒体は、任意
の無線周波数、マイクロ波、衛星又はセルラ電話通信媒
体を含むことが可能であるが、それらに限定されるもの
ではない。本発明の実施例は、無線通信環境に見られる
帯域幅に信頼性がなく且つ遅い環境において、信頼性の
高いマルチキャストメッセージを生成するのに最も効果
的であると共に、有効である。しかしながら、上に述べ
たように、本発明の実施例を任意の通信環境に使用する
ことが可能である。
【0016】図2は、本発明の実施例に使用されるソフ
トウェア、ファームウェア、及びハードウェアのモジュ
ール構成図である。図2に示したブロックは、モジュー
ル、コード、コードセグメント、コマンド(指令)、フ
ァームウェア、ハードウェア、インストラクション(命
令)及びデータを表し、それらはプロセッサベースのシ
ステムで実行でき、且つ、それに限定されるものではな
いが、C++等のプログラム言語で記述可能である。図
2に図示したブロックに加えて、MDPデータベース1
40が図示されており、MDP層のソフトウェア及びパ
ラメータを含み、且つ、MDPセッションのミニ構造照
会言語(MSQL)テーブルと呼ぶことも可能である。
【0017】更に図2を参照すると、4つのブロックす
なわちモジュールが例示されている。MDPサーバ初期
化モジュール100及びMDPサーバオペレーションモ
ジュール110が配置され、図1に示したMDPサーバ
#1(70)及びMDPサーバ#2(60)として指定
されたワークステーション又はプロセッサベースのシス
テム上で実行可能である。しかしながら、上に述べた如
く、ネットワーク10に接続された任意のプロセッサベ
ースのシステムをサーバとして指定することが可能であ
る。サーバを立ち上げると同時にMDPサーバ初期化モ
ジュール100が実行されて、初期MDPパラメータを
検索して設定する。その後、プロセッサ制御がMDPサ
ーバ初期化モジュール100により放棄され、MDPサ
ーバオペレーションモジュール110が実行される。M
DPサーバオペレーションモジュール110は、必要な
限り実行を継続する。MDPサーバ初期化モジュール1
00及びMDPサーバオペレーションモジュール110
の双方とも、MDPデータベース140の読み出し/書
き込みができる。
【0018】更に図2を参照する。MDPクライアント
初期化モジュール120及びMDPクライアントオペレ
ーションモジュール130は、図1に示した全ての残り
のワークステーション及びプロセッサベースのシステム
内に収容されると共に、該ワークステーション及びシス
テムにおいて実行され、該ワークステーション及びシス
テムは、サーバとして指定されない。クライアントシス
テムを立ち上げると同時に、MDPクライアント初期化
モジュール120が実行されて、MDPパラメータを検
索して設定する。その後、プロセッサ制御がMDPクラ
イアント初期化モジュール120により放棄されて、M
DPクライアントオペレーションモジュール130が実
行される。クライアントオペレーションモジュール13
0は、必要な限り無制限に実行を継続する。MDPクラ
イアント初期化モジュール120及びMDPクライアン
トオペレーションモジュール130は、MDPデータベ
ース140を読み出し/書き込みができる。
【0019】図3は、図2に図示した、本発明の実施例
に使用されるMDPサーバ初期化モジュール100のフ
ローチャートである。MDPサーバ初期化モジュール1
00は、図3に示したオペレーション200〜300を
含むが、それらに限定されるものではない。図3を参照
すると、MDPサーバ初期化モジュール100は、図1
に示したサーバが初期起動されると、オペレーション2
00を実行する。処理は直ちにオペレーション210へ
移行して、最大ラウンドトリップ時間(GRTT)プロ
ーブデフォルト設定値がMDPデータベース140から
読み出され、該データベースは、使用禁止(disab
ling)プロービング又は許可(enabling)
プロービングのどちらかを表す値を有する。この場合、
GRTTプロービングに関するデフォルト値は、使用禁
止プロービングに対するものである。プロービングは、
ネットワーク10上のノードへ能動的にMDPメッセー
ジを送信し、各ノードから応答が戻るのに必要な時間を
測定する。初期の立ち上げの場合には、プロービングが
使用禁止にされる。その後、処理はオペレーション22
0へ移行して、このMDPセッション用にGRTTプロ
ービングが設定される。オペレーション230では、初
期GRTT(init_grtt)値がMDPデータベ
ース140から読み出される。この初期GRTT値は、
最大ラウンドトリップ時間を表し、該時間は、MDPデ
ータベース140にデフォルト値として記憶される。そ
の後、オペレーション240において、検索された初期
GRTT値がこのMDPセッション用のGRTT推定値
として設定される。オペレーション250では、最大G
RTT(Max_grtt)値がMDPデータベース1
40から読み出されて、このMDPセッション用として
オペレーション260で設定される。最大GRTT値
は、ネットワーク10のノードから受信される帰還応答
に必要な時間の最大量を表し、増大可能なGRTTの最
大値を表す。その後、オペレーション270では、GR
TTプローブ最小間隔値がMDPデータベース140か
ら読み出される。GRTTプローブ最小間隔値は、既に
論議した如くプロービングが発生する初期間隔である。
プローブは、ノード又はワークステーションから応答が
帰還するのに必要な時間を決定する時間にされたテスト
マルチキャストメッセージである。プロービングが起き
ると、プローブ間の間隔が、該間隔がGRTTプローブ
の最大間隔値になるまで増大する。オペレーション29
0では、最小及び最大GRTTプローブ値の双方が、M
DPセッションに設定される。
【0020】更に、図3を参照すると、オペレーション
300では、ロバスト(堅個な)ファクタ値がMDPデ
ータベース140から読み出される。ロバストファクタ
値は、送りだされるフラッシュ指令を表す。フラッシュ
指令は、サーバにより発信される指令であって、修正パ
ケットを含んだ特定のメッセージに関係したパケットを
もはや送信しないことを示す。これらのフラッシュ指令
は、周期的間隔で送出され、ロバストファクタ値は、最
大送出数に関係する。その後、処理はオペレーション3
20へ移行して、自動パリティ値がMDPデータベース
140から読み出される。自動パリティ値は、メッセー
ジと一緒に送られるフォワードエラー訂正パケット数で
ある。これらのフォワードエラー訂正パケットを使用し
て、不正な又は損失したパケットデータを受信ノードす
なわちワークステーションで訂正することが可能であ
る。その後、オペレーション330において、各MDP
符号化ブロックと一緒に送られる全てのパリティパケッ
ト数がMDPセッションに設定される。オペレーション
340では、最大送信速度値がMDPデータベース14
0から読み出される。この最大送信速度値は、秒当りの
ビットで表したネットワーク10の最大送信速度であ
る。その後、オペレーション350では、この最大合計
送信速度がMDPセッションに設定される。オペレーシ
ョン360では、MDPサーバ初期化モジュール100
が実行を終了する。
【0021】図4は、図2に図示した、本発明の実施例
で使用されるMDPクライアント初期化モジュール12
0のフローチャートである。MDPクライアント初期化
モジュール120は、図4に示したオペレーション40
0〜450を含むが、それらに限定されるものではな
い。MDPクライアント初期化モジュール120は、オ
ペレーション400で実行を開始して、直ちにオペレー
ション40へ進む。オペレーション410では、デフォ
ルトストリームインテグリティ(一体性)値をMDPデ
ータベース140から読み出すが、該値は、クライアン
トノード又はワークステーションの初期化と同時に使用
禁止となるように設定される。幾つかのブロック又はパ
ケットを有したメッセージが欠落又は順不同のパケット
を有したメッセージがクライアントワークステーション
により受け取られる時に、ストリームインテグリティを
使用禁止にすることで、ワークステーションがサーバか
らの再送信の要求を起こさない。処理は次いでオペレー
ション420へ移行して、ストリームインテグリティ値
が設定される。オペレーション430では、デフォルト
ナッキング(nacking)(否定応答)モードがM
DPデータベース140から読み出される。否定応答は
通常、メッセージ又はその一部分が受信人に受信されな
い時に、送信される。メッセージの全ての部分が受信人
に受信された場合には、メッセージを送信したサーバに
は応答はなされない。斯かる特定の場合には、デフォル
トナッキングモードが、図7に示すように、MDP情報
パケットを受信し損なった時にのみ、ナック(否定応答
を送信)する。その後、オペレーション440では、デ
フォルトセッションクライアントナッキングモードがM
DPセッションに設定される。処理は、次いで、オペレ
ーション450へ移行して、MDPクライアント初期化
モジュール120が終了して、プロセッサの制御がMD
Pクライアントオペレーションモジュール130へ与え
られる。
【0022】MDPサーバ初期化モジュール100及び
MDPクライアント初期化モジュール120の双方とも
同時に実行される。クライアントノード及びサーバノー
ドの双方がMDPセッション用に初期化されると、処理
は即座にサーバ内のMDPサーバオペレーションモジュ
ール110及び各クライアントノード用のMDPクライ
アントオペレーション130へ進む。MDPサーバオペ
レーションモジュール110及びMDPクライアントオ
ペレーションモジュール130の双方は、現在のMDP
セッションが有効である限り、同時に実行される。
【0023】図5は、本発明の実施例に使用される、図
2に示したMDPサーバオペレーションモジュール11
0のフローチャートである。MDPサーバオペレーショ
ンモジュール110は、図5に示したオペレーション5
00〜710を含む。MDPサーバオペレーション11
0は、オペレーション500で実行を開始して、即座に
オペレーション510に進む。オペレーション510で
は、アドレス情報を有したメッセージが高位レベルのソ
フトウェアアプリケーションから受信されたか否かが判
断される。メッセージが受信されないと、MDPサーバ
オペレーションモジュール110がメッセージが受信さ
れるまで、オペレーション510で単純に待機する。メ
ッセージが受信されると、処理がオペレーション520
へ移行して、メッセージ内のフィールド(図示なし)が消
滅時間(perishability time)値に
ついてチェックされる。メッセージ内の消滅時間フィー
ルドが存在する場合には、メッセージを規定の時間内に
送信しなければならないことを意味しており、処理はオ
ペレーション530へ進む。オペレーション530で
は、最大送信速度がMDPデータベース140から読み
出される。その後、オペレーション540では、メッセ
ージ送信遅延(TD)がメッセージサイズを最大送信速
度で除算して算出される。オペレーション550では、
メッセージ送信遅延(TD)が消滅時間より大きいか否
かが判断される。メッセージ送信遅延(TD)が消滅時
間より大きい場合には、処理はオペレーション560へ
進むか、又は、メッセージを単純にドロップしてしま
う。メッセージは、その時の消滅時間よりそのとき許可
されたメッセージの送信時間の方が長いことから、メッ
セージはオペレーション560でドロップされる。その
後、処理はオペレーション560からオペレーション5
10へ戻って、MDPサーバオペレーションモジュール
110が別のメッセージが到来するのを待つ。
【0024】しかしながら、消滅時間フィールドが設け
られていない場合、又は、メッセージ送信遅延が消滅時
間より小さい場合には、処理は次にオペレーション57
0へ進む。オペレーション570では、MDP情報パケ
ットが、メッセージ内の供給されたアドレス情報をもと
にして生成される。その後、オペレーション580で、
GRTTプロービングがスイッチオンされる。GRTT
プロービングは、図3のオペレーション220でスイッ
チオフされたものであり、GRTTプロービングをオン
にすることにより、メッセージが周期的にネットワーク
10のノードへ送信され、各ノードからのラウンドトリ
ップ時間が測定される。オペレーション590では、図
7に示したMDP情報パケットがネットワーク10上で
送信される。オペレーション600では、トランザクシ
ョン・ファースト・パス・イベント(Tx_First
_pass)通知がMDPから受信されたか否かを判断
する。このトランザクション・ファースト・パス・イベ
ント通知は、メッセージ全体がMDPにより送信された
のか否かを示す。トランザアクション・ファースト・パ
ス・イベント通知は、任意のノードすなわち端末での受
信を保証するものではない。トランザクション・ファー
スト・パス・イベント通知が受信されていなかった場合
には、MDPサーバオペレーションモジュール110が
通知を受信するまで、単純にオペレーション600で待
つ。
【0025】トランザクション・ファースト・パス・イ
ベント通知を受信すると同時に、処理はオペレーション
610へ進む。オペレーション610では、リカバリー
サイクル(N)、サーバ補償ファクタ(FS)、ブロッ
クサイズ(B)、及びセグメントサイズ(S)がMDP
データベース140から読み出される。リカバリーサイ
クル(N)は、サーバが待機して受信ノードすなわちタ
ーミナルで受信したメッセージの訂正を要求する機会を
与えるための時間である。サーバ補償ファクタ(Fs)
は、サーバが待機する安全係数として組み込まれた追加
の時間である。ブロックサイズ(B)は、各ブロックに
おいて送信するパケットすなわちセグメントの数であ
る。セグメントサイズ(S)は、各セグメントすなわちパ
ケットのバイト数で表した大きさである。従って、オペ
レーション620において、図3のオペレーション24
0でこのMDP用に設定されたGRTT推定値が、MD
Pから読み出される。次いで、オペレーション630に
おいて、サーバスケルチ(squelch)時間が、公
式サーバスケルチ時間=N*Trc**Fsを使用して
算出される。Trcは、5*GRTTである。上記説明
したようにまた以降で説明するように、サーバサーバス
ケルチ時間は、サーバが修理を試みたりメッセージを無
制限に送るのを防止するために使用される。
【0026】スケルチ時間が算出されると、処理はオペ
レーション640へ進む。オペレーション640では、
メッセージを送信する高位レベルのソフトウェアにより
消滅時間にメッセージか供給されたか否かが判断され
る。消滅時間が存在する場合には、処理はオペレーショ
ン650へ進む。消滅時間が、オペレーション630で
算出したサーバスケルチ時間未満の場合には、オペレー
ション660へ進んで、サーバスケルチ時間を消滅時間
に設定する。これは、消滅時間が過ぎたらサーバがメッ
セージの送信又は訂正を行わないようにするためになさ
れる。消滅時間が存在しないか、消滅時間が算出したサ
ーバスケルチ時間未満であるか、又は、オペレーション
660においてサーバスケルチ時間を消滅時間に等しく
設定した場合には、オペレーション670へ進む。オペ
レーション670では、MDPノーティファイ・トラン
ザクション・オブジェクト・フィニシュト(Mdp_N
otify_Tx_Object_Finished)
イベント通知が受信されたか否かを判断する。このMD
Pノーティファイ・トランザクション・オブジェクト・
フィニシュト通知は、MDPがメッセージの受信人から
一切の応答又は否定応答がなかったことを示すものであ
り、有限時間の期限にもとづくものである。いずれの受
信人からも応答が受信されなかった場合には、全ての受
信人がメッセージを受信したことと考えられる。MDP
ノーティファイ・トランザアクション・オブジェクト・
フィニシュト通知が受信された場合には、処理はオペレ
ーション680へ進み、GRTTプロービングがオフに
設定にされる。メッセージが送信されて受信されたと仮
定されるから、GRTTプロービングがオペレーション
680でオフに設定される。その後、処理はオペレーシ
ョン510へ戻って、MDPサーバオペレーションモジ
ュール110は、処理すべき別のメッセージを待機す
る。
【0027】更に、図5を参照する。MDPノーティフ
ァイ・トランザクション・オブジェクト・フィニシュト
通知が受信され無い場合には、処理はオペレーション6
90へ進む。オペレーション690では、オペレーショ
ン630で算出したサーバスケルチ時間が満了したか否
かを判断する。サーバスケルチ時間が満了していない場
合、処理はオペレーション670へ戻り、MDPノーテ
ィファイ・トランザクション・オブジェクト・フィニシ
ュト通知が受信されるか、又は、サーバスケルチ時間が
満了するまで、処理を繰り返す。スケルチ時間が満了し
た場合には、処理はオペレーション700へ進み、GR
TTプロービングがオフにされる。この場合には、メッ
セージ全部が全ての指定の受信人に受信されなかったも
のと理解する。更に、スケルチ時間が満了しているの
で、MDPサーバオペレーションモジュール110は、
それ以上メッセージの送信又は修正を試みることはな
い。その後、処理はオペレーション710へ進み、MD
P送信キュー(図示なし)からメッセージが取り外さ
れ、MDPセッションによるメッセージの再送信又は修
理を防止する。
【0028】図6は、図2に示す、本発明の別の実施例
に使用するMDPクライアントオペレーションモジュー
ル130のフローチャートである。MDPクライアント
オペレーションモジュール130は、図6に図示したオ
ペレーション800〜オペレーション940を含む。M
DPクライアントオペレーションモジュール130は、
オペレーション800で実行を開始して、直ぐにオペレ
ーション810へ進む。オペレーション810では、M
DPノーティファイ・レシーブド・オブジェクト・スタ
ート(mdp_Notify_Rx_Object_S
tart)ノーティフィケーション・イベントが発生し
たか否かを判断する。オペレーション810では、MD
Pノーティファイ・レシーブド・オブジェクト・スター
ト・ノーティフィケーション・イベントは、メッセージ
がクライアントワークステーションに受信されたことを
示すためのものである。メッセージが受信されていなか
った場合には、処理は、メッセージが受信されるまで、
オペレーション810へループして戻る。メッセージが
受信されると、処理はオペレーション820へ進み、図
7に図示したMDP情報パケットが読み出されて復号化
される。その後、処理はオペレーション830へ進ん
で、図7に図示したMDP情報パケットのバイトフィー
ルド1020がアクション受信人に設定されているか否
かを判定する。バイトフィールド1020がアクション
受信人に設定されている場合には、処理はオペレーショ
ン840へ進む。オペレーション840では、MDPオ
ブジェクトナッキングモードが正常に設定される。正常
なナッキングモードでは、クライアントワークステーシ
ョンは、パケット又はパケットの一部が当該メッセージ
に対してのみ欠落している時に、否定応答が送信する。
しかしながら、本発明のこの実施例は、図7に示すMD
P情報パケットを受信次第、クライアントワークステー
ションが応答を送信するように修正することが可能であ
る。
【0029】バイトフィールド1020がアクション受
信人に対して設定されているか否かに拘わらず、処理は
オペレーション850へ進む。オペレーション850で
は、MDPセッション用の最大送信速度がMDPデータ
ベース140から読みだされる。オペレーション860
では、メッセージ送信遅延(TD)時間が、メッセージ
サイズを取り、該サイズを最大送信速度で割ることによ
って算出される。その後、オペレーション870におい
て、メッセージ送信遅延時間が満了となっているか否か
が判定される。メッセージ送信遅延時間が満了していな
い場合には、処理は、メッセージ送信遅延時間が満了す
るまでオペレーション870までループして戻り、そし
て処理はオペレーション880まで進む。これにより、
有限の時間が満期になり、全メッセージの受信が可能と
なる
【0030】更に、図6を参照する。オペレーション8
80では、リカバリーサイクル(N)、クライアント補
償ファクタ(Fc)、ブロックサイズ(B)及びセグメ
ントサイズ(S)がMDPデータベースから読み出され
る。リカバリーサイクル(N)は、クライアントが受信
ノード又は端末に受信したメッセージの訂正を要求する
機会を与えるために待機するための時間である。クライ
アント補償ファクタ(Fc)は、クライアントが待機す
る安全率として組み込まれた追加の時間である。ブロッ
クサイズ(B)は、MDPが各ブロック毎に送信するパ
ケットすなわちセグメントの数である。セグメントサイ
ズ(S)は、各セグメントすなわちパケットのバイトで
表したサイズである。その後、オペレーション890で
は、図3のオペレーション240においてこのMDPセ
ッション用に設定されたGRTT推定値がMDPから検
索される。オペレーション890は遠隔でなされ、GR
TT推定値を検索するためには、クライアントがサーバ
にアクセスする必要がある。次いで、オペレーション9
00では、クライアントスケルチ時間が、サーバスケル
チ時間=N*Trc**Fcの公式を使用して算出され
る。但し、Trcは5*GRTTである。クライアント
スケルチ時間は、クライアントが、サーバが当該メッセ
ージに関するそれ以上の送信を停止する時点を超えて、
該メッセージの訂正又は再送信を行うために待機するこ
とを防止するのに使用される。
【0031】更に、図6を参照する。オペレーション9
10では、MDPレシーブド・オブジェクト・フィニッ
シュ(Mdp_Rx_Object_Finishe
d)イベント通知が受信されたか否かを判断する。MD
Pレシーブド・オブジェクト・フィニッシュ・イベント
通知は、クライアントがメッセージ全体を受信したこと
を表す機能を有する。クライアントがメッセージ全体を
受信してあった場合には、処理はオペレーション930
へ進む。オペレーション930では、メッセージがMD
Pクライアントオペレーションモジュール130によ
り、適切な高位レベルのソフトウェアアプリケーション
へ送信される。しかしながら、MDPレシーブド・オブ
ジェクト・フィニッシュ・イベント通知がオペレーショ
ン910で受信された場合には、処理はオペレーション
920へ進む。オペレーション920では、クライアン
トスケルチ時間が満了したか否かを判断する。クライア
ントスケルチ時間が満了していない場合には、処理は、
MDPレシーブド・オブジェクト・フィニッシュ・イベ
ント通知が受信されるか、又は、クライアントスケルチ
時間が満了するまで、オペレーション910へループし
て戻る。オペレーション920において、クライアント
スケルチ時間が満了していると判断した場合には、処理
はオペレーション940へ進んで、MDPクライアント
オペレーションモジュール130がメッセージの受信を
終了する。その後、処理はループしてオペレーション9
40進み、MDPクライアントオペレーションモジュー
ル130が更に別のメッセージを待機する。
【0032】図7は、本発明の別の実施例で使用するM
DP情報パケットのテーブルである。図7に示したテー
ブルは、MDP情報パケットの各バイトに関して表示さ
れるものを説明したものである。バイトフィールド10
00では、メッセージを受信するアドレス又はクライア
ントワークステーションの数が最初の4バイトで提供さ
れる。バイトフィールド1010のバイト5〜8は、こ
の特定のクライアントワークステーションのインターネ
ットプロトコル(IP)アドレスを提供する。その後、
バイトフィールド1020のバイト9〜12で、エミッ
ションコントロール設定が提供される。エミッションコ
ントロール設定が使用禁止の場合には、アクション受信
人にその旨示され、エミッションコントロール設定が許
可される場合には、アクション受信人にその旨示され
る。前に論議したように、アクション受信人は、メッセ
ージが不完全であったり、メッセージに欠落がある場合
には、いつでも否定応答を送信する。しかしながら、情
報受信人は、MDP情報パケットが受信された時に、否
定応答を送信するだけである。その後、図7に示したM
DP情報パケットにおいて、バイトフィールド100
0、1010及び1020が、このマルチキャストメッ
セージの受信人毎に繰り返される。本発明の実施例が低
帯域幅のネットワーク10に使用される場合には、特定
のメッセージに対して最大で16人の受信人までが、よ
り効果的なネットワークオペレーションを得られること
が判明した。しかしながら、使用するネットワーク10
のタイプに応じて、232−1までの任意の受信人数を指
定することが可能である。
【0033】システム管理者は、本発明の実施例を使用
して遅く且つ信頼性のないネットワークを微同調して、
最小限のオーバーヘッドを可能にする。本発明を用いな
い場合は、ネットワークは遅く且つ信頼性のないままで
ある。本発明の実施例は、無線通信ネットワークに理想
的に適している。しかしながら、本発明の実施例は、任
意のタイプのパケット交換ネットワークに使用すること
が可能である。更に、本発明の実施例を使用して、シス
テム管理者は、メッセージの送受信の管理に使用される
パラメータを修正して、ネットワークが最大効率で作動
するようにすることが可能である。また、本発明の実施
例は、メッセージの重要な受信人として同定される個人
又はワークステーションが確実にメッセージ全部を受信
できるようにする。しかしながら、同定された受信人が
重要な受信人であると見なされない場合には、帯域幅を
使用してまで壊れたパケットの補修又は受信をすること
はない。従って、マルチキャストメッセージの送受信に
必要なオーバーヘッドは極めて小さく維持される。
【0034】本書においてはほんの2、3の例を例示説
明しただけであるが、本発明に多数の変更及び修正を施
すことが可能なことは当業者には自明のことである。例
えば、無線及びマイクロ波通信に利用するように説明し
てきたが、本発明の実施例は、斯かる形態の通信に限定
されるものではない。本発明の実施例は、同軸及び光フ
ァイバケーブルはもとより、ツイストペア、公衆交換電
話網及び専用線のいずれを使用した任意のタイプのロー
カルネットワーク又は広域ネットワークで作動する。更
に、任意の種類の高位レベルの通信ソフトウェアをネッ
トワーク通信に利用することが可能である。従って、本
書に例示説明した詳細に限定されるものではなく、添付
の特許請求の範囲に包含される全ての変更及び修正が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】異なるカテゴリの多数の端末を有したネットワ
ークの一例の図である。
【図2】本発明の実施例で使用されるソフトウェア、フ
ァームウェア及びハードウェアのモジュール構成を示し
た図である。
【図3】図2に図示した、本発明の実施例に使用される
MDPサーバ初期化モジュールのフローチャートであ
る。
【図4】図2に図示した、本発明の実施例に使用される
MDPクライアント初期化モジュールのフローチャート
である。
【図5】図2に図示した、本発明の実施例に使用される
MDPサーバオペレーションモジュールのフローチャー
トである。
【図6】図2に図示した、本発明の実施例に使用される
MDPクライアントオペレーションモジュールのフロー
チャートである。
【図7】本発明の実施例に使用されるMDP情報パケッ
トのテーブルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイヴィッド・シー・ビクスラー アメリカ合衆国カリフォルニア州90254, ハーモサ・ビーチ,ヘロンド・ストリート 447 (72)発明者 キャリー・エイチ・ナカムラ アメリカ合衆国カリフォルニア州91745, ハシエンダ・ハイツ,シエーラ・リッジ・ ウェイ 16251 (72)発明者 ロナルド・エヌ・オール アメリカ合衆国カリフォルニア州90278, リダンド・ビーチ,スタンフォード・アベ ニュー 1807 (72)発明者 ジョン・ジー・リンゲンバッハ アメリカ合衆国カリフォルニア州90732, サン・ペドロ,サンタ・クルツ・ストリー ト 1370 (72)発明者 マーシャ・ケイ・シンガー アメリカ合衆国カリフォルニア州90501, アラメダ,テイラー・アベニュー 545 (72)発明者 レネ・ルビオ アメリカ合衆国カリフォルニア州92683, ウエストミンスター,プラムウッド・スト リート 15831 Fターム(参考) 5K030 KA07 LA02 LD02

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークの複数のワークステーショ
    ンへメッセージをマルチキャストするシステムにおい
    て、 ネットワーク内でのマルチキャストメッセージの送信及
    び受信に使用する複数のパラメータを含んだMDPデー
    タベーステーブルと、 複数のパラメータをMDPデータベーステーブルから読
    み出して、複数のサーバ内で該複数のパラメータを使用
    してMDPセッションを初期化するMDPサーバ初期化
    モジュールと、 複数のパラメータをMDPデータベーステーブルから読
    み出して、複数のワークステーション内で該パラメータ
    を使用してMDPセッションを初期化するMDPクライ
    アント初期化モジュールと、 メッセージの送信の要求を受信し、各メッセージに関す
    るMDP情報パケットを生成し、且つ、メッセージをM
    DP情報パケットで指定された各受信人へ送信するMD
    Pサーバオペレーションモジュールと、 MDPサーバオペレーションモジュールにより送信され
    たメッセージを受信し、且つ、メッセージを高位レベル
    のソフトウェアアプリケーションへ送信するMDPクラ
    イアントオペレーションモジュールとを備えることを特
    徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバ初期化モジュールは、初期起動時にGRTTプ
    ロービングを起動し、GRTTプロービングが、ネット
    ワーク上の複数のワークステーションへ周期的にメッセ
    ージを送信すると共に、応答を受信するのに必要な時間
    を測定するよう構成されていることを特徴とするシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバ初期化モジュールにより読みだされる複数のパ
    ラメータは、初期GRTT値、最大GRTT値、GRT
    Tプローブ最小間隔値、及びGRTTプローブ最大間隔
    値を含んでいることを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバオペレーションモジュールは更に、 GRTTプローブを生成して、サーバと複数のワークス
    テーションの各ワークステーションとの間の最大ラウン
    ドトリップ時間を測定し、且つ、MDPデータベーステ
    ーブルに記憶されたGRTT初期値を更新する手段を備
    えることを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシステムにおいて、GR
    TTプローブ最小間隔値で始動すると共に、GRTTプ
    ローブの送信間の間隔を、該間隔がGRTTプローブ最
    小間隔置に等しくなるまで増大させる複数のワークステ
    ーションの各ワークステーションへ、GRTTプローブ
    が周期的に送信されるよう構成されていることを特徴と
    するシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバ初期化モジュールにより読みだされる複数のパ
    ラメータは、初期GRTT値と、リカバリーサイクル
    と、サーバ補償ファクタと、ブロックサイズと、セグメ
    ントサイズとを含んでいることを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバオペレーションモジュールは、リカバリーサイ
    クル、初期GRTT値、サーバ補償ファクタ、ブロック
    サイズ及びセグメントサイズに基づいてサーバスケルチ
    値を算出するよう構成されていることを特徴とするシス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバオペレーションモジュールは、サーバスケルチ
    時間が満了すると、メッセージを待ち行列から取り出す
    よう構成されていることを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のシステムにおいて、MD
    Pサーバオペレーションモジュールは更に、 サーバスケルチ時間を算出する手段と、 サーバスケルチ時間が満了した時に、GRTTプロービ
    ングを停止すると共に、メッセージを待ち行列から取り
    出す手段とを備えていることを特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のシステムにおいて、M
    DPクライアント初期化モジュールは、ストリーム一体
    性値及びナッキングモード値をMDPデータベースから
    読み出すよう構成されていることを特徴とするシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のシステムにおいて、
    MDPクライアントオペレーションモジュールは、MD
    P情報パケットのフィールドが、MDPクライアントオ
    ペレーションモジュールが実行されるワークステーショ
    ンがアクションクライアントである旨の指示をしている
    場合に、MDP情報パケットを受信したときにのみ否定
    応答を送信するよう構成されていることを特徴とするシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のシステムにおいて、
    MDPクライアントオペレーションモジュールは、MD
    P情報パケットが、MDPクライアントオペレーション
    モジュールが実行されるワークステーションがアクショ
    ンクライアントである旨の指示をしている場合に、欠落
    要素のあるメッセージが受信されたときに否定応答を送
    信するよう構成されていることを特徴とするシステム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のシステムにおいて、
    MDPクライアントオペレーションモジュールは、メッ
    セージサイズ及び最大送信速度に基づいてメッセージ遅
    延時間を算出し、且つ、MDP情報パケットを受信して
    からメッセージ遅延時間に等しい時間、待機するよう構
    成されていることを特徴とするシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のシステムにおいて、
    MDPクライアントオペレーションモジュールは更に、 クライアントスケルチ時間を算出する手段と、 クライアントスケルチ時間が満了した時に、メッセージ
    の受信を終了する手段とを備えることを特徴とするシス
    テム。
  15. 【請求項15】 ネットワークの複数のワークステーシ
    ョンへメッセージをマルチキャストするための、コンピ
    ュータで読み出し可能な媒体に記憶されたコンピュータ
    により実行可能なコンピュータプログラムにおいて、 ネットワーク内でのマルチキャストメッセージの送信及
    び受信に使用する複数のパラメータを備えたMDPデー
    タベーステーブルと、 複数のパラメータをMDPデータベーステーブルから読
    み出して、複数のサーバ内で該複数のパラメータを使用
    してMDPセッションを初期化するMDPサーバ初期化
    コードセグメントと、 複数のパラメータをMDPデータベーステーブルから読
    み出して、複数のワークステーション内で該パラメータ
    を使用してMDPセッションを初期化するMDPクライ
    アント初期化コードセグメントと、 メッセージの送信要求を受信し、各メッセージのMDP
    情報パケットを生成し、且つ、MDP情報パケットで指
    定された各受信人へメッセージを送信するMDPサーバ
    オペレーションコードセグメントと、 MDPサーバオペレーションコードセグメントにより送
    信されたメッセージを受信し、且つ、メッセージを高位
    レベルのソフトウェアアプリケーションへ送信するMD
    Pクライアントオペレーションコードセグメントとを備
    えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPサーバ初期化コードセグメント
    は、初期起動と同時にGRTTプロービングを起動し、
    GRTTプロービングは、ネットワーク上の複数のワー
    クステーションへ周期的にメッセージを送信すると共
    に、応答を受信するのに必要な時間を測定するよう構成
    されていることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPサーバ初期化コードセグメントに
    より読みだされる複数のパラメータは、初期GRTT
    値、最大GRTT値、GRTTプローブ最小間隔値、及
    びGRTTプローブ最大間隔値を含んでいることを特徴
    とするコンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPサーバオペレーションコードセグ
    メントは更に、 GRTTプローブを生成して、サーバと複数のワークス
    テーションの各ワークステーションとの間の最大ラウン
    ドトリップ時間を測定し、且つ、MDPデータベーステ
    ーブル中に記憶されたGRTT初期値を更新する手段を
    実行するよう構成されていることを特徴とするコンピュ
    ータプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、GRTTプローブ最小間隔値で始動する
    と共に、GRTTプローブの送信間の間隔を該間隔がG
    RTTプローブ最小間隔置に等しくなるまで増大させる
    複数のワークステーションの各ワークステーションへ、
    GRTTプローブが周期的に送信されるよう構成されて
    いることを特徴とするコンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項15記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPサーバ初期化コードセグメントに
    より読みだされる複数のパラメータは、初期GRTT値
    と、リカバリーサイクルと、サーバ補償ファクタと、ブ
    ロックサイズと、セグメントサイズとを含んでいること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のコンピュータプロ
    グラムにおいて、MDPサーバオペレーションコードセ
    グメントは、リカバリーサイクル、初期GRTT値、サ
    ーバ補償ファクタ、ブロックサイズ、及びセグメントサ
    イズに基づいてサーバスケルチ値を算出するよう構成さ
    れていることを特徴とするコンピュータプログラム。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPサーバオペレーションコードセグ
    メントは、サーバスケルチ時間が満了すると、メッセー
    ジを待ち行列から取り出すよう構成されていることを特
    徴とするコンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項19記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPサーバオペレーションモジュール
    は更に、 サーバスケルチ時間を算出する手段と、 サーバスケルチ時間が満了した時に、GRTTプロービ
    ングを停止すると共に、メッセージを待ち行列から取り
    出す手段とを備えていることを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
  24. 【請求項24】 請求項15記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPクライアント初期化コードセグメ
    ントが、ストリーム一体性値及びナッキングモード値を
    MDPデータベースから読み出すよう構成されているこ
    とを特徴とするコンピュータプログラム。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPクライアントオペレーションコー
    ドセグメントは、MDP情報パケットのフィールドが、
    MDPクライアントオペレーションコードセグメントが
    実行されるワークステーションがアクションクライアン
    トである旨の指示をしている場合、MDP情報パケット
    を受信したときにのみ、否定応答を送信するよう構成さ
    れていることを特徴とするコンピュータプログラム。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPクライアントオペレーションコー
    ドセグメントは、MDP情報パケットが、MDPクライ
    アントオペレーションコードセグメントが実行されるワ
    ークステーションがアクションクライアントである旨の
    指示をしている場合、欠落要素のあるメッセージが受信
    されたときに否定応答を送信するよう構成されているこ
    とを特徴とするコンピュータプログラム。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPクライアントオペレーションコー
    ドセグメントは、メッセージサイズ及び最大送信速度に
    基づいてメッセージ遅延時間を算出し、且つ、MDP情
    報パケットを受信してからメッセージ遅延時間に等しい
    時間、待機するよう構成されていることを特徴とするコ
    ンピュータプログラム。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のコンピュータプログ
    ラムにおいて、MDPクライアントオペレーションコー
    ドセグメントは更に、 クライアントスケルチ時間を算出する手段と、 クライアントスケルチ時間が満了した時にメッセージの
    受信を終了する手段とを備えることを特徴とするコンピ
    ュータプログラム。
  29. 【請求項29】 ネットワーク上の複数のワークステー
    ションへメッセージをマルチキャストする方法におい
    て、 サーバ上でのマルチキャストメッセージの送信を初期化
    し制御するために、MDPデータベースから複数のパラ
    メータを呼出すステップと、 ワークステーションでのマルチキャストメッセージの送
    信を初期化し制御するために、MDPデータベースから
    複数のパラメータを呼出すステップと、 メッセージ遅延時間が、マルチキャストメッセージを送
    信するのに算出した時間を超えないか、又は、マルチキ
    ャストメッセージに含まれている消滅時間を超えない時
    に、複数のワークステーションへマルチキャストメッセ
    ージを送信するステップと、 ワークステーションが、マルチキャストメッセージ内の
    データが欠落していると判断した時、且つ、ワークステ
    ーションが、MDP情報パケット内に含まれたフィール
    ド内のアクションワークステーションとして指定されて
    いた時に、サーバへ否定応答を送信するステップとを備
    えることを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の方法において、マル
    チキャストメッセージを複数のワークステーションへ送
    信する時に、GRTTプローブも、複数のワークステー
    ションへ周期的に送信されて、メッセージがワークステ
    ーションに受信されてから応答がサーバへ送信されて戻
    るのにかかる最大ラウンドトリップ時間を決定するよう
    構成されていることを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 請求項30記載の方法において、最大
    ラウンドトリップ時間を決定する時に、該方法は更に、 最大ラウンドトリップ時間に基づいて、MDPデータベ
    ース中に記憶された複数のパラメータを調整するステッ
    プを備えることを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】 請求項30に記載の方法において、該
    方法は更に、 MDPデータベースから検索されたパラメータに基づい
    て、サーバスケルチ時間を算出するステップと、 サーバスケルチ時間が、消滅時間を超える場合には、サ
    ーバスケルチ時間を消滅時間と等しく設定するステップ
    を備えることを特徴とする方法。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の方法において、該方
    法は更に、 サーバスケルチ時間を超えた時に、マルチキャストメッ
    セージを監視してワークステーションが送信する受信す
    べき否定応答を監視するステップを備えることを特徴と
    する方法。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の方法において、該方
    法は更に、 マルチキャストメッセージ内の全てのデータが受信され
    ず、且つ、サーバスケルチ時間を超えない場合に、ワー
    クステーションから否定応答を受信したときにマルチキ
    ャストメッセージの一部を再送信するステップを備える
    ことを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】 請求項34記載の方法において、該方
    法は更に、 MDPデータベース内に記憶された複数のパラメータに
    基づいてクライアントスケルチ時間を算出するステップ
    と、 マルチキャストメッセージの一部がワークステーション
    に受信されず、且つ、スケルチ時間を超えない場合に、
    否定応答を送信するステップを備えることを特徴とする
    方法。
  36. 【請求項36】 請求項35記載の方法において、送信
    可能なメッセージの一部がワークステーションに受信さ
    れていない場合の否定応答の送信は、ワークステーショ
    ンが、MDP情報パケット内のアクションワークステー
    ションとして指定された時にのみ生じるよう構成されて
    いることを特徴とする方法。
  37. 【請求項37】 請求項36記載の方法において、Tr
    cは5*GRTT、Nはリカバリーサイクル、Fcはク
    ライアント補償ファクタ、Bはメッセージ内のブロック
    数に基づいたブロック数とセグメントサイズの積である
    ブロックサイズとしたとき、クライアントスケルチ時間
    は、N*Trc**Fcと等しくなるように設定される
    ことを特徴とする方法。
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