JP2002057714A - Ｉｐベースの無線アクセスネットワーク、対応する基地局、および無線ネットワークコントローラにおいて使用するアドレス指定スキーム - Google Patents

Ｉｐベースの無線アクセスネットワーク、対応する基地局、および無線ネットワークコントローラにおいて使用するアドレス指定スキーム

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JP2002057714A JP2001187888A JP2001187888A JP2002057714A JP 2002057714 A JP2002057714 A JP 2002057714A JP 2001187888 A JP2001187888 A JP 2001187888A JP 2001187888 A JP2001187888 A JP 2001187888A JP 2002057714 A JP2002057714 A JP 2002057714A
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フランク・エマニユエル
Ulrich Barth
ウルリツヒ・バールト
Martin Gassner
マルテイーン・ガスナー
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Alcatel SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＩＰベースの無線アクセスネットワークにお
いて使用するアドレス指定スキームを提供すること。 【解決手段】 本発明によれば、アドレス指定スキーム
は、基地局がエンドユーザ無線端末と通信する無線チャ
ネルのタイプが、無線アクセスネットワークを介して交
換され、かつ前記エンドユーザ無線端末との通信に属す
る各ＴＣＰまたは各ＵＤＰのデータパケット内で示され
るポート番号値によって一意的に決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関し、より詳細には、ＩＰベースの無線アクセスネッ
トワークにおいて使用するアドレス指定スキームに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】通常の無線通信ネットワークでは、無線
端末は、無線インターフェースを介して無線アクセスネ
ットワークにアクセスでき、このネットワークは、無線
端末と異なる他の可能なエンドユーザ、例えば、別の無
線端末、固定端末、またはウェブサーバとの間に接続を
セットアップして、その接続を制御する専用インフラス
トラクチャである。
【０００３】無線アクセスネットワークは、主に、基地
局およびそのコントローラから構成されている。エンド
ユーザデータおよび接続制御データは、無線アクセスネ
ットワークを介して、これらのネットワーク要素間で搬
送される。
【０００４】通常のＧＳＭモバイル無線通信ネットワー
クの場合、無線アクセスネットワークは、例えば、基地
局とそのコントローラの間に永久接続を有するＧＳＭ標
準に適合されている。
【０００５】例えば、ＵＭＴＳなどの第三世代無線通信
ネットワークでは、その無線通信ネットワークに対して
特別に調整した無線アクセスネットワークではなく、デ
ファクトスタンダードのネットワーク（例えば、ＡＴＭ
ネットワークまたはＩＰネットワーク）を無線アクセス
ネットワークでの基礎のトランスポート機能として使用
することが、より適切であると判明している。これは、
ＩＰトランスポートまたはＡＴＭトランスポートの分野
で実現され、改良され続けているパフォーマンスおよび
サービス品質の点での、最近の機能強化を再使用するこ
とを可能にする。これらのデファクトスタンダードのネ
ットワークを無線アクセスネットワークの特定の要件に
適合するため、特定の層をＩＰトランスポート層または
ＡＴＭトランスポート層の上に実装しなければならな
い。
【０００６】図１は、ＵＭＴＳ無線通信ネットワーク内
で、無線アクセスネットワークのトランスポート層とし
て使用されるＩＰバックボーンネットワークの例を表し
ている。ＵＭＴＳ無線通信ネットワーク内の基地局は、
ノードＢと呼ばれ、また基地局コントローラは、無線ネ
ットワークコントローラＲＮＣと呼ばれる。いくつかの
基地局１０１．．．１０４ならびにいくつかのＲＮＣ１
１１、１１２が、ＩＰベースの無線アクセスネットワー
クのホストであると考えられ、これらは、相互接続され
たエッジルータ１２１．．．１２４およびコアルータ１
３１．．．１３３を介して互いに接続されている。エッ
ジルータ１２１．．．１２４およびコアルータ１３
１．．．１３３の相互接続が、ＩＰバックボーンを構成
する。
【０００７】無線アクセスネットワークの最も重要なタ
スクは、基地局とその対応するＲＮＣ（ｌｕＢインター
フェース）の間の通信、ならびにいくつかのＲＮＣ（ｌ
ｕｒインターフェース）間の通信を可能にすることにあ
る。ＩＰベースの無線アクセスネットワークでは、これ
らの通信は、２つのホストの間の通信を中継するいくつ
かのホップ、いくつかのエッジルータ、またはいくつか
のコアルータで構成され得る。
【０００８】そうしたＩＰベースの無線アクセスネット
ワークでは、異なるルータ間の物理リンクは、いくつか
の技術を混合することができる。アドレス指定や経路指
定などのトランスポート機能は、ＩＰのデファクトスタ
ンダードに従って行われる。無線アクセスネットワーク
のすべての要素（例えば、基地局１０１．．．１０４、
ＲＮＣ１１１、１１２、ルータ１２１．．．１２４およ
びルータ１３１．．．１３３）には、ＩＰアドレスを割
り当て、このＩＰアドレスを使用して、それらを一意的
にアドレス指定することができる。ＩＰベースのプロト
コルスタックのＩＰ層は、ホスト間でデータを転送する
ことを担う。
【０００９】あるプロトコル層が、ＩＰ層の上に設定さ
れて、単一ホスト内にある複数のデータソースおよび宛
先の間で、区別を行うことを担う。これらの異なるソー
スまたは宛先は、異なる並行アプリケーションであり得
る。これは、基地局または高い処理能力を有する基地局
コントローラで実行される並列処理およびマルチタスク
処理によって必要とされる。
【００１０】ＩＰベースのプロトコルスタック内にある
そうした層の例は、ＵＤＰ（ユーザデータグラムプロト
コル）であり、別の例は、ＴＣＰ（伝送制御プロトコ
ル）であり得る。ＵＤＰまたはＴＣＰは両方とも、ＩＰ
層によって提供されない２つのサービスを提供する。こ
れらは、単一ホスト内の異なるソースおよび宛先を区別
するのを助けるポート番号、およびオプションとして、
データが完全な状態で到着したことを検証するチェック
サム機能を提供する。
【００１１】オープンシステム間接続（ＯＳＩ）通信モ
デルでは、ＩＰは、ネットワーク層である層３に対応す
る。ＴＣＰ同様、ＵＤＰは、トランスポート層である層
４内にある。ユーザデータグラムプロトコルは、インタ
ーネットエンジニアリングタスクフォース（Ｉｎｔｅｒ
ｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｔａｓｋ Ｆｏｒｃ
ｅ）（コメント要求（ＲＦＣ）７６８）によって指定さ
れている。
【００１２】この発明は、無線通信ネットワークの特定
の要件に対するＩＰベースの無線アクセスネットワーク
の適合に関する。それらの特定の要件のうちの１つは、
無線通信ネットワークの純無線部分が、通常のＩＰのデ
ファクトスタンダードによってサポートされていないこ
とである。
【００１３】無線通信ネットワークの無線部分は、例え
ば、異なるチャネルタイプをサポートする。これらのチ
ャネルタイプの第１カテゴリは、１つの通信に排他的に
属する専用チャネル（例えば、専用トラフィックチャネ
ルＤＴＣ）である。無線チャネルタイプの別のカテゴリ
は、共通チャネルである。これらの無線チャネルは、い
くつかの接続に属するデータまたはいくつかの接続によ
って共有されているデータを多重化する。共通チャネル
タイプの例は、ランダムアクセスチャネル（ＲＡＣＨ）
または同報通信チャネル（ＢＣＨ）である。これは、す
べての可能なチャネルタイプの網羅的ななリストではな
い。異なるチャネルタイプの完全なリストは、無線通信
ネットワークに依存するものであり、各無線通信チャネ
ルの無線インターフェース仕様書に記載されている。
【００１４】いくつかのチャネルタイプの間で区別を行
う可能性は、ＩＰのデファクトタンダードでは与えられ
ていない。この問題を解決して、ＩＰベースの無線アク
セスネットワークと無線通信ネットワークの無線部分の
間での相互機能を確実にするためには、ＩＰベースの無
線アクセスネットワークと無線通信ネットワークの無線
部分の間で、プロトコル変換を実施しなければならな
い。このプロトコル変換は、好ましくは、無線アクセス
ネットワークのエッジで（例えば、基地局内または基地
局コントローラ内）行われる。
【００１５】この問題を解決するための方法は、既に、
ＡＴＭベースの無線アクセスネットワーク内で提供され
ており、それは、無線部分固有のパラメータを搬送する
のに、ＡＴＭのデファクトスタンダード内で指定された
信号平面を使用することにある。ユーザデータは、並列
に、基地局とＲＮＣの間で確立された接続を介して搬送
される。ただし、基本的に接続指向であるＡＴＭとは反
対に、ＩＰは、基本的に無接続であり、信号平面を全く
提供しない。
【００１６】この結果、各追加の通信パラメータは、Ｉ
Ｐベースの無線アクセスネットワーク内で交換されるＩ
Ｐパケットのペイロード内に、フィールドを追加するこ
とによって搬送されなければならない。このさらなる通
信パラメータ（例えば、その情報をネットワークの無線
部分上にマッピングしなければならない、チャネルのタ
イプ）を含んだこのさらなるフィールドは、ＵＤＰパケ
ット内にカプセル化された通信エンティティのヘッダの
一部であり得る。
【００１７】この方法の欠点は、オーバーヘッドを追加
し、伝送を遅くし、また処理の遅延をもたらすことであ
ろう。これは、ネットワークを横断する間の遅延をでき
る限り小さく抑えることが、許容できるサービス品質を
確実にするためには非常に重要であるので、いっそう問
題である。また、この方法は、無線アクセスネットワー
クと無線インターフェースとの間のインターフェースで
のデータスループットを低下させる欠点も有する。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の詳細な目的
は、無線端末に向けられたデータが無線インターフェー
ス上でトランスポートされなければならない無線チャネ
ルのタイプを合図するために、別個の信号平面を必要と
しない、アドレス指定スキームを提供することである。
【００１９】本発明の別の目的は、対応するデータを無
線インターフェースを介して伝送するために使用する無
線チャネルのタイプを明示的に指定するためのさらなる
フィールドの使用を節約することである。
【００２０】
【課題を解決するための手段】これらの目的および後述
する他の目的は、ＩＰベースの無線アクセスネットワー
クにおいて使用するアドレス指定スキームによって達せ
られ、この無線アクセスネットワークは、ＴＣＰ／ＩＰ
ベースまたはＵＤＰ／ＩＰベースのプロトコルスタック
を使用することによって互いに通信を行う複数の基地局
および少なくとも１つの基地局コントローラを含み、各
基地局は、少なくとも２つの異なるタイプの無線チャネ
ルを介して前記無線アクセスネットワークにアクセスで
きる複数の無線端末との通信を専門に行う。このアドレ
ス指定スキームは、基地局が、それを介して無線端末の
うちの１つと通信を行う無線チャネルのタイプが、無線
アクセスネットワークを介して交換される各ＴＣＰまた
はＵＤＰのデータパケット内で示され、かつその無線端
末との通信に属するポート番号により、暗黙かつ一意的
に決定されることにある。
【００２１】この方法は、ＩＰベースの無線アクセスネ
ットワークと通信ネットワークの無線部分の間でのプロ
トコル変換に必要なオーバーヘッドを低減する利点を有
する。
【００２２】また、本発明は、請求項６に記載の基地局
および請求項８に記載の無線ネットワークコントローラ
にも関する。
【００２３】本発明の他の特徴および利点は、非限定的
な例示として提供する下記の好ましい実施形態の説明を
読むことにより、また付随する図面から明白となる。
【００２４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の基礎にある技術
問題に関連して既に説明した。
【００２５】ＵＤＰは、下記のＴＣＰよりも好ましい。
というのは、それが、ＴＣＰよりも無線アクセスネット
ワークの遅延要件によく適合するからである。ＴＣＰと
は異なり、ＵＤＰは、メッセージをパケット（データグ
ラム）に分割して、他方の終端でそれを再組立てすると
いうサービスを提供しない。詳細には、ＵＤＰは、パケ
ットの再伝送を提供しない。これらの特定のＴＣＰ機能
は、無線アクセスネットワーク内での終端間遅延に悪影
響を与える。
【００２６】ただし、前述のアドレス指定スキームは、
ＴＣＰを使用したＩＰベースのプロトコルスタック内で
適用することも可能である。というのは、ＴＣＰは、Ｕ
ＤＰと同様に、ポート番号の概念を使用するからであ
る。
【００２７】図２は、ＩＰベースの無線アクセスネット
ワーク内で交換されるＩＰパケットを表し、また本発明
によるアドレス指定スキームを図示している。ＯＳＩ通
信モデルでは、ＩＰベースのプロトコルスタックは、直
下の層に属するプロトコル装置内のある層に属する通信
単位のカプセル化を利用する。ＩＰパケット２０は、Ｉ
Ｐパケットヘッダ２１およびＩＰパケットペイロード２
２を含む。ＩＰパケットペイロード２２の方は、ＵＤＰ
ヘッダ２３およびＵＤＰペイロード２４から成るＵＤＰ
メッセージをカプセル化する。ＵＤＰペイロード２４
は、無線部分固有のメッセージをカプセル化する。この
メッセージのヘッダ２５は、なかでも、このメッセージ
が、それに対して送信されまたそれから受信されるエン
ドユーザ無線端末のリファレンスを含み、また、このメ
ッセージのペイロード２６は、エンドユーザデータを含
んでいる。エンドユーザ無線端末のリファレンスは、好
ましくは、エンドユーザ無線端末を参照するアドレスか
ら成る。このアドレスは、エンドユーザ無線端末がそこ
に接続されている基地局の領域に固有である。
【００２８】ＵＤＰヘッダ２３は、ＩＥＴＦ標準で指定
されるとおり、下記のパラメータを指定する４つの２バ
イトフィールドに分割されている。
【００２９】ＵＤＰペイロードがそこから発行されたポ
ート（ソースポート番号ＳＰＮ） ＵＤＰペイロードがそこに向けられているポート（宛先
ポート番号ＤＰＮ） ＵＤＰペイロード長Ｌ ＵＤＰペイロードチェックサムＣＲＣ
【００３０】宛先ポート番号は、ＩＰパケットを正しく
多重化解除して、各ＵＤＰペイロードをその宛先ポート
に対応するアプリケーションに転送するのに使用する。
通常、ソースポートおよび宛先ポートは、ホスト（例え
ば、基地局またはＲＮＣ）の内部でのみ使用される。ポ
ート番号のプールが、同一タスクを並列（ｐａｒａｌｌ
ｅｌ）に実行している並行（ｃｏｎｃｕｒｒｅｎｔ）ア
プリケーションのために予約されている。ＵＤＰプロト
コルの通常の使用では、ポート番号は、したがって、ア
プリケーションが起動されたときにアプリケーションに
ランダムに割り振られるか、またはラウンドロビンアル
ゴリズムによって割り振られる。
【００３１】この発明は、前述のランダムポート番号割
振りとは反対に、各ポート番号が、ホストでの内部処理
のために使用されるだけでなく、データがそれを介して
伝送されなければならない無線チャネルタイプ、および
データがそこから受信された無線チャネルタイプ、の各
々に関する指示を搬送するのにも使用されるように、利
用可能なポート番号を管理することにある。このため、
ポート番号のプールは、ポート番号のいくつかのグルー
プに分割し、各グループは、１つの所定タイプの無線チ
ャネルを介して伝送または受信されるデータを処理する
ために、排他的に使用される。
【００３２】ポート番号のプール、およびポート番号の
１グループの１つのチャネルタイプに対する割当ては、
好ましくは、無線アクセスネットワーク内の各ホスト間
で同一である。
【００３３】第１グループのポート番号は、基地局での
プロトコル変換の後、第１チャネルタイプを介して伝送
されるデータに対して使用されるべきである。第２グル
ープは、第２チャネルタイプを介して伝送されるデータ
に対して使用され、以下同様である。
【００３４】各グループは、少なくとも、１つのポート
番号を含むべきである。既に述べたとおり、チャネルタ
イプの正確な数は、考慮する無線通信ネットワークの無
線インターフェース仕様書から引き出さなければならな
い。
【００３５】ＵＤＰヘッダ内の宛先ポート番号は、ポー
ト番号と無線インターフェース上で使用されるチャネル
タイプの間の関連を作成するのに使用される。また、こ
の関連を作成するのに、ＵＤＰヘッダ内のソースポート
番号を使用することも考えることができる。どちらのパ
ラメータを使用するかの選択を行わなければならない。
【００３６】種々のグループの大きさの決定は、それ
が、各利用可能なポート番号に対する負荷のバランスを
とり、それを最適化するような方式で行うべきである。
利用可能なポート番号と無線インターフェース上の対応
するチャネルタイプの間のマッピングは、各基地局また
はＲＮＣがそれを知っているように、無線アクセスネッ
トワークの初期設定時に初期設定されるシステムパラメ
ータであり得る。
【００３７】このマッピングは、別の実施形態では、無
線アクセスネットワークの必要に応じて動的に更新し
て、更新した後に、基地局およびＲＮＣに通信すること
ができる。無線アクセスネットワークのオペレーション
−管理センタ（ＯＭＣ）部分は、例えば、この無線アク
セスネットワークを通る様々なトラフィックフローに対
する統計を実行して、ポート番号と無線チャネルタイプ
の間の最適なマッピングを決定することができる。この
更新は、一定の時間間隔で、または当分野の技術者によ
って知られている任意の他の更新基準によって行うこと
ができる。
【００３８】ポート番号とチャネルタイプの間の対応
は、基地局および無線アクセスネットワークのＲＮＣに
とってアクセス可能な記憶域またはデータベース内に物
理的に記憶することができる。この記憶域は、ネットワ
ーク内の中央に配置する、または異なるホスト内に分散
することができる。
【００３９】基地局およびＲＮＣを除けば、無線アクセ
スネットワークの他の要素（例えば、エッジルータまた
はコアルータ）は、ＵＤＰヘッダ内に含まれる宛先ポー
ト番号を変更することなく、トランスペアレントな方式
で渡す。
【００４０】下記に、無線アクセスネットワーク（基地
局またはＲＮＣ）のホスト内での、このアドレス指定ス
キームの使用を詳細に説明する。
【００４１】第１部は、基地局での、無線アクセスネッ
トワークから来て無線インターフェースを介して無線端
末に伝送されるデータに関するアドレス指定スキームの
使用を説明する。基地局は、ＵＰＤ宛先ポート番号によ
り、データが伝送されなければならない無線チャネルタ
イプを識別する。ＵＤＰペイロード内のフィールドはま
た、これらのデータが向けられたエンドユーザの識別子
を与えるのに使用される。この識別子は、１つの基地局
に属するすべてのエンドユーザ無線端末に関して一意で
ある。エンドユーザ識別子とＵＤＰポートの結合が、無
線インターフェース上で伝送されるメッセージの宛先を
一意に決定する。
【００４２】ＲＮＣもまた、プロトコル変換を担う。そ
れは、通常、無線通信ネットワークの残りの部分からコ
ール識別子を受信して、それをその無線アクセスネット
ワークに固有な形式に変換しなければならない。この結
果、コール識別子は、基地局のＩＰアドレス、ＵＤＰ宛
先ポート番号、およびエンドユーザ識別子を含んだトリ
プレットに変換される。これらのパラメータならびにユ
ーザデータは、次に、無線アクセスネットワークを介し
て送信されるＩＰパケットを構成するのに使用される。
【００４３】第２部は、基地局での無線端末から受信さ
れて、無線アクセスネットワークに伝送されるべきデー
タに関するこのアドレス指定スキームの使用を説明す
る。基地局は、これらのデータが受信された無線チャネ
ルタイプを検出する。基地局は、適切なチャネルタイプ
に割り当てられた一群のポート番号に属する、利用可能
なポート番号を記憶域から選択する。次に、基地局は、
プロトコル変換を行い、これは、無線チャネルから受信
したデータ形式をＩＰパケットにマッピングすることで
ある。カプセル化されたＵＤＰパケットのヘッダ内の宛
先ポート番号フィールドは、記憶域から受信したポート
番号の値に設定される。ＵＤＰパケットにカプセル化さ
れた無線部分固有メッセージは、そのヘッダ内に、これ
らのデータの起点でのエンドユーザ無線端末の識別子を
指定するフィールドを含む。ＵＤＰポート番号と併せた
この識別子は、所与の基地局の区域内で一意である。
【００４４】基地局では、純プロトコル変換の他に、い
くつかのデータフローのシェーピングおよび多重化も行
われ得る。したがって、ＵＤＰパケットは、１つの無線
部分固有メッセージをカプセル化するだけではなく、異
なるユーザに属するが、同一チャネルタイプを有する無
線チャネル上でそれぞれ伝送されるように、受信された
複数の多重化無線部分固有メッセージもカプセル化する
ことができる。いくつかの多重化無線部分固有メッセー
ジは、コンテナと呼ばれる。シェーピングは、各無線部
分固有メッセージを、例えばその無線部分固有メッセー
ジに割り当てられた異なるレベルの優先順位に応じてセ
グメント化することである。
【図面の簡単な説明】
【図１】ＩＰベースの無線アクセスネットワークの物理
アーキテクチャを示す図である。
【図２】本発明によるアドレス指定スキームの原理を示
す図である。
【符号の説明】
２０ ＩＰパケット ２１ ＩＰパケットヘッダ ２２ ＩＰパケットペイロード ２３ ＵＤＰヘッダ ２４ ＵＤＰペイロード ２５ メッセージのヘッダ ２６ メッセージのペイロード ＳＰＮ ソースポート番号 ＤＰＮ 宛先ポート番号 Ｌ ＵＤＰペイロード長 ＣＲＣ ＵＤＰペイロードチェックサム ＲＮＣ 無線ネットワークコントローラ １０１、１０２、１０３、１０４ ノードＢ １２１、１２２、１２３、１２４ エッジルータ １３１、１３２、１３３ ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルテイーン・ガスナー ドイツ国、74385・プライデルズハイム、 イム・フオーゲルザンク・７ Ｆターム(参考） 5K030 HA08 JL01 JL08 5K033 DA17 EC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ＩＰベースの無線アクセスネットワーク
    において使用するアドレス指定スキームであって、前記
    無線アクセスネットワークは、ＴＣＰ／ＩＰベースまた
    はＵＤＰ／ＩＰベースのプロトコルスタックを使用する
    ことによって互いに通信を行う複数の基地局および少な
    くとも１つの基地局コントローラを含み、前記基地局の
    各々が、少なくとも２つの異なるタイプの無線チャネル
    を介して前記無線アクセスネットワークにアクセスでき
    る複数の無線端末と専門に通信を行い、前記基地局が前
    記無線端末のうちの１つと通信を行う無線チャネルのタ
    イプが、前記無線アクセスネットワークを介して交換さ
    れ、かつ前記無線端末との通信に属する各ＴＣＰまたは
    各ＵＤＰのデータパケット内に示されるポート番号によ
    って、暗黙かつ一意的に決定されることを特徴とするア
    ドレス指定スキーム。
  2. 【請求項２】 前記無線チャネルタイプの各々が、前記
    無線アクセスネットワークの基地局または基地局コント
    ローラにおいて利用可能な前記ポート番号のうちの少な
    くとも１つと関連付けられていることを特徴とする請求
    項１に記載のアドレス指定スキーム。
  3. 【請求項３】 前記ＩＰベースの無線アクセスネットワ
    ークにおいて使用する前記ＩＰベースのプロトコルスタ
    ックが、ＵＤＰ／ＩＰの組み合わせを含み、前記ＵＤＰ
    ヘッダ内のＵＤＰ宛先ポート番号が、前記無線チャネル
    タイプを一意的に決定することを特徴とする請求項１に
    記載のアドレス指定スキーム。
  4. 【請求項４】 前記ＩＰベースの無線アクセスネットワ
    ークにおいて使用する前記ＩＰベースのプロトコルスタ
    ックが、ＵＤＰ／ＩＰの組み合わせを含み、前記ＵＤＰ
    ヘッダ内のＵＤＰソースポート番号が、前記無線チャネ
    ルタイプを一意的に決定することを特徴とする請求項１
    に記載のアドレス指定スキーム。
  5. 【請求項５】 前記無線端末との通信のパラメータが、
    前記無線アクセスネットワークにおいて使用する前記Ｉ
    Ｐベースのプロトコルスタックの種々の層の中に含まれ
    るＩＰアドレス、ＵＤＰ宛先ポート番号、および通信識
    別子によって定義されることを特徴とする請求項１に記
    載のアドレス指定スキーム。
  6. 【請求項６】 ＩＰベースの無線アクセスネットワーク
    の一部となりかつＩＰベースのプロトコルスタックを使
    用することによって前記無線アクセスネットワークの他
    の要素と通信を行う基地局であり、少なくとも２つの異
    なるタイプの無線チャネルを介して前記無線アクセスネ
    ットワークにアクセスできる複数の無線端末と専門に通
    信を行う基地局であって、前記無線アクセスネットワー
    クから来たデータが前記無線端末のうちの１つに伝送さ
    れなければならないチャネルタイプを決定するチャネル
    タイプセレクタを含み、前記チャネルタイプセレクタ
    が、前記無線アクセスネットワークから受信されかつ前
    記無線端末との通信に属するデータパケットのＴＣＰヘ
    ッダまたはＵＤＰヘッダ内に示されるポート番号を使用
    して、前記チャネルタイプを一意的に決定することを特
    徴とする基地局。
  7. 【請求項７】 前記チャネルセレクタがさらに、データ
    が前記無線端末のうちの１つから受信されたチャネルタ
    イプに応じて、前記データを前記無線アクセスネットワ
    ークに転送するために、前記ＩＰベースのプロトコルス
    タックにおいて使用するポート番号を選択することを特
    徴とする請求項６に記載の基地局。
  8. 【請求項８】 ＩＰベースの無線アクセスネットワーク
    の一部となりかつＩＰベースのプロトコルスタックを使
    用することによって前記無線アクセスネットワークの他
    の要素と通信を行う無線ネットワークコントローラであ
    り、前記無線アクセスネットワークの外部から無線端末
    との通信に属するデータを受信する無線ネットワークコ
    ントローラであって、前記無線端末は少なくとも２つの
    異なるタイプの無線チャネルを介してアクセス可能であ
    り、前記通信に属する前記データの一部が前記無線端末
    に伝送されなければならないチャネルタイプを前記通信
    が属する前記データに応じて決定するチャネルタイプセ
    レクタを含み、前記チャネルタイプセレクタが、前記チ
    ャネルタイプに応じて、前記無線アクセスネットワーク
    を介して交換されかつ前記無線端末との前記通信に属す
    る各ＴＣＰまたは各ＵＤＰのデータパケット内で示され
    るポート番号を一意的に決定することを特徴とする無線
    ネットワークコントローラ。
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