JP2002054493A - 内燃機関の行程判別装置及びその行程判別方法 - Google Patents

内燃機関の行程判別装置及びその行程判別方法

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JP2002054493A
JP2002054493A JP2000246353A JP2000246353A JP2002054493A JP 2002054493 A JP2002054493 A JP 2002054493A JP 2000246353 A JP2000246353 A JP 2000246353A JP 2000246353 A JP2000246353 A JP 2000246353A JP 2002054493 A JP2002054493 A JP 2002054493A
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stroke
discharge duration
internal combustion
combustion engine
discriminating
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Shigeru Yamazaki
茂 山崎
Hirokazu Hirozawa
宏和 廣澤
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Mikuni Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な回路で確実に行程判別を行うこ
とができ、しかも燃料噴射タイミングの確定を容易且つ
正確に行うことができるようにする。 【解決手段】 内燃機関の行程判別を行うに際し、点火
コイル5の一次側コイルの駆動をON/OFFするトラ
ンジスタ26に接続される放電持続時間測定回路21に
より、圧縮爆発行程及び排気吸入行程での点火コイル5
をOFFにした時点から点火プラグ6による放電持続時
間の終了したタイミングまでの時間をそれぞれ測定する
とともに、マイコン22の行程判別部25により、放電
持続時間の短い方を圧縮爆発行程と判別し、放電持続時
間の長い方を排気吸入行程と判別するようする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
行程判別を、圧縮爆発行程と排気吸入行程とでの点火コ
イルのOFFから点火持続時間の終了までのそれぞれの
時間を測定し、さらにそれぞれを比較して行う内燃機関
の行程判別装置及びその行程判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂4サイクル内燃機関では、気筒毎に
吸気、圧縮、爆発、排気の4つの行程が繰返され、吸入
圧縮された混合気を点火プラグの点火により燃焼させて
出力を得ている。
【0003】このとき、混合気の燃焼圧力がピストンを
押下げる力として効率的に働くように、最適なクランク
位置で混合気を点火させるとともに、十分な点火エネル
ギーを点火プラグに供給することが重要となっている。
このために、各気筒が行程判別されて制御されるように
なっている。
【0004】このような行程判別を行うようにしたもの
として、たとえば特開平10−141196号公報で
は、点火コイルの一次コイル起電圧のピーク値をサンプ
ルホールド回路によって測定するようにしている。
【0005】また、特開平9−280150号公報で
は、点火コイルの一次コイルに発生する放電持続期間中
の電圧を測定することにより、行程判別を行うようにし
ている。
【0006】また、特表平11−513776号公報で
は、CDIにおいて、点火コイルの駆動開始から実際の
点火までの時間を計測して圧縮行程にある気筒を判定す
るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した先
行技術である特開平10−141196号公報及び特開
平9−280150号公報では、たとえば200V以上
のスパイク電圧をサンプルホールド回路を用いて判別す
るようにしているため、極めて短い時間での判別が必要
となるばかりか、別途、サンプルホールド回路が必要と
なるために、回路構成が複雑になってしまうという不具
合がある。
【0008】また、上述した先行技術である特表平11
−513776号公報では、CDI方式を採用している
ため、コンデンサーに極めて短い時間で充電し、また高
電圧を瞬時に放電する必要がある。このため、上記同様
に、極めて短い時間での判別が必要となることから、精
度の高い測定が必要となり、しかも精度の高い測定を行
うための回路が別途必要となるという不具合がある。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、比較的簡単な回路で確実に行程判別を行
うことができ、しかも燃料噴射タイミングの確定を容易
且つ正確に行うことができる内燃機関の行程判別装置及
びその行程判別方法を提供することができるようにする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
関の行程判別装置は、内燃機関の行程判別を行う内燃機
関の行程判別装置であって、圧縮爆発行程及び排気吸入
行程での点火コイルをOFFにした時点から点火プラグ
による放電持続時間の終了したタイミングまでの時間を
それぞれ測定して比較し、前記圧縮爆発行程と前記排気
吸入行程との何れかを判別する行程判別手段を備えるこ
とを特徴とする。また、前記行程判別手段は、前記点火
コイルの一次側コイルの駆動をON/OFFするトラン
ジスタに接続されるとともに、前記点火プラグによる前
記圧縮爆発行程と前記排気吸入行程とでのそれぞれの放
電持続時間を測定する放電持続時間測定回路と、前記ト
ランジスタを前記判別結果に応じてON/OFF制御す
る制御手段とを備えるようにすることができる。また、
前記制御手段は、前記放電持続時間測定回路によって測
定された前記点火プラグによる前記圧縮爆発行程と前記
排気吸入行程とでのそれぞれの放電持続時間を比較して
行程判別を行う行程判別部を備えるようにすることがで
きる。また、前記行程判別部は、前記放電持続時間の短
い方を前記圧縮爆発行程と判別し、前記放電持続時間の
長い方を前記排気吸入行程と判別するようにすることが
できる。請求項5に記載の内燃機関の行程判別方法は、
内燃機関の行程判別を行う内燃機関の行程判別方法であ
って、行程判別手段により、圧縮爆発行程及び排気吸入
行程での点火コイルをOFFにした時点から点火プラグ
による放電持続時間の終了したタイミングまでの時間を
それぞれ測定して比較し、前記圧縮爆発行程と前記排気
吸入行程との何れかを判別する第1の行程を備えること
を特徴とする。また、前記第1の行程には、前記点火コ
イルの一次側コイルの駆動をON/OFFするトランジ
スタに接続される放電持続時間測定回路により、前記点
火プラグによる前記圧縮爆発行程と前記排気吸入行程と
でのそれぞれの放電持続時間を測定する第2の行程と、
制御手段により、前記トランジスタを前記判別結果に応
じてON/OFF制御する第3の行程とが含まれるよう
にすることができる。また、前記第3の行程には、行程
判別部により、前記放電持続時間測定回路によって測定
された前記点火プラグによる前記圧縮爆発行程と前記排
気吸入行程とでのそれぞれの放電持続時間を比較して行
程判別を行う第4の行程が含まれるようにすることがで
きる。また、前記第4の行程には、前記放電持続時間の
短い方を前記圧縮爆発行程と判別する第5の行程と、前
記放電持続時間の長い方を前記排気吸入行程と判別する
第6の行程とが含まれるようにすることができる。本発
明に係る内燃機関の行程判別装置及びその行程判別方法
においては、内燃機関の行程判別を行うに際し、行程判
別手段により、圧縮爆発行程及び排気吸入行程での点火
コイルをOFFにした時点から点火プラグによる放電持
続時間の終了したタイミングまでの時間をそれぞれ測定
して比較し、前記圧縮爆発行程と前記排気吸入行程との
何れかを判別するようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0012】図1は、本発明の内燃機関の行程判別装置
の一実施の形態に係る内燃機関の一例を示す図、図2
は、本発明の内燃機関の行程判別装置の一実施の形態を
示す図、図3及び図4は、図2の内燃機関の行程判別装
置における行程判別方法を説明するための図である。
【0013】図1に示す内燃機関は、シリンダブロック
1の内部に、コンロッド2に連結されたピストン3が設
けられている。シリンダブロック1の上部には、ピスト
ン3との間に燃焼室が形成されたシリンダヘッド4が設
けられている。
【0014】シリンダヘッド4には、後述する点火コイ
ル5を有した点火プラグ6と、図示しないロッカーアー
ムによって開閉動作を行う吸気弁8及び排気弁9とが設
けられている。また、シリンダヘッド4の近傍には、ク
ランク位置センサ10が設けられている。
【0015】また、シリンダヘッド4には、インテーク
マニホールド11が連接されている。インテークマニホ
ールド11の吸気側には、インジェクタ12とマニホー
ルド圧力センサ13とが設けられている。
【0016】このような構成の内燃機関の行程判別を行
う行程判別装置は、図2に示すように、行程判別手段と
してのECU(電子制御ユニット)20の内部に設けら
た放電持続時間測定回路21と、制御手段としてのマイ
コン22内部に設けられた行程判別部25とを備えてい
る。
【0017】ここで、点火コイル5の一次側コイルの一
端は、バッテリー電源14に接続されている。また、点
火コイル5の一次側コイルの他端は、マイコン22によ
ってON/OFFされるトランジスタ26のコレクタ側
に接続されている。
【0018】このトランジスタ26は、内燃機関の圧縮
爆発行程と、排気吸入行程とにおいて、マイコン22に
よりON/OFFされるようになっている。ここで、ト
ランジスタ26がONとなると、バッテリー電源14か
らの電流が点火コイル5の一次側コイルに与えられ、ト
ランジスタ26がOFFとなると、バッテリー電源14
からの電流の点火コイル5の一次側コイルへの供給がな
くなる。このような繰返しにより、点火プラグ6による
点火が内燃機関の圧縮爆発行程と、排気吸入行程とで行
われる。
【0019】また、トランジスタ26のコレクタ側に
は、放電持続時間測定回路21の比較器21aの一端が
接続されている。比較器21aの他端には、基準電圧2
1bが接続されている。そして、マイコン22によって
トランジスタ26がONからOFFとされると、後述す
る点火プラグ6による放電持続時間が比較器21aの出
力によって検出される。
【0020】ここで、行程判別部25は、点火コイル5
がONからOFFとされたときに、放電持続時間測定回
路21によって検出される圧縮爆発行程と、排気吸入行
程とでの点火プラグ6によるそれぞれの放電持続時間を
比較し、短い方を圧縮爆発行程と判別するものである。
【0021】ちなみに、行程判別部25による行程判別
は、少なくともエンジンの始動時や急なエンジン回転変
動時等において行われる。また、図1のインジェクタ1
2による燃料噴射は、1サイクル中、たとえば圧縮爆発
行程と、排気吸入行程との間で2回行われるが、少なく
ともエンジンの始動時や急なエンジン回転変動時等にお
いて、行程判別が完了すると噴射が1回に修正される。
【0022】次に、このような構成の内燃機関の行程判
別装置による行程判別方法について説明する。
【0023】まず、本実施の形態における行程判別の概
要を説明すると、たとえば図3に示すように、マイコン
22によってトランジスタ26がONとされると、点火
コイル5の一次側コイルに駆動電圧が印加される。その
後、マイコン22によってトランジスタ26がOFFと
され、その駆動電圧の印加がなくなると、図3(a)に
示すように、その一次側コイルには正のスパイク電圧が
現れる。このとき、図3(b)に示すように、点火コイ
ル5の駆動によって点火プラグ6からの放電が開始され
る。
【0024】そして、点火プラグ6からの放電が終了す
ると、図3(a)に示すように、その一次側コイルには
負のスパイク電圧が現れる。このとき、図3(c)に示
すように、点火コイル5がOFFされた時点からの点火
プラグ6の放電持続時間t1が図2の放電持続時間測定
回路21による電圧レベルの比較により測定される。
【0025】同様に、マイコン22によってトランジス
タ26が再度ONとされると、点火コイル5の一次側コ
イルに駆動電圧が再度印加される。その後、マイコン2
2によってトランジスタ26が再度OFFとされ、その
駆動電圧の印加がなくなると、図3(a)に示すよう
に、その一次側コイルには正のスパイク電圧が現れる。
このとき、図3(b)に示すように、点火コイル5の駆
動によって点火プラグ6からの放電が開始される。
【0026】そして、点火プラグ6からの放電が終了す
ると、図3(a)に示すように、その一次側コイルには
負のスパイク電圧が現れる。このとき、図3(c)に示
すように、点火コイル5がOFFとされた時点からの点
火プラグ6の放電持続時間t2が図2の放電持続時間測
定回路21による電圧レベルの比較により測定される。
【0027】ここで、t1>t2となっているが、これ
は、圧縮爆発行程での燃焼室の気圧が排気吸入行程での
燃焼室の気圧より高いために、点火プラグ6からの放電
がし難いことに伴い、点火コイル5による放電持続時間
に違いが生じることによるものである。これにより、放
電持続時間t1,t2を測定することで、放電持続時間
t1が排気吸入行程であり、放電持続時間t2が圧縮爆
発行程であることが分る。
【0028】このことを具体的に説明すると、たとえば
図4に示すように、4600rpmでの高負荷時の点火
コイル5の一次側コイルの波形は、図4(a),(b)
のようになっている。
【0029】すなわち、図4(a)では、点火コイル5
がOFFとされた時点からの点火プラグ6の放電持続時
間が500μsとなり、図4(b)ではその放電持続時
間が1msとなっている。
【0030】ここで、点火コイル5の一次側コイルの駆
動がONからOFFに切り替わると、その後、高電圧に
よって生じる絶縁破壊により、200V以上のスパイク
電圧が発生している。また、点火持続中は30V程度の
高圧があり、放電終了によってその高電圧から負の電圧
にスパイク状の波形が続き、その電圧が振動しながら駆
動電圧に収束している。
【0031】また、点火コイル5がOFFとされた時点
からの点火プラグ6の放電持続時間が上述したように、
排気吸入行程と、圧縮爆発行程とでは相違し、具体的に
は圧縮爆発行程の方が排気吸入行程に比べて30〜50
%程度短くなっている。
【0032】このようなことから、図4(a)では点火
プラグ6の放電持続時間が500μsとなり、図4
(b)では点火プラグ6の放電持続時間が1msとなる
ことより、図4(a)が圧縮爆発行程であり、図4
(b)が排気吸入行程であるということが容易に分る。
なお、圧縮爆発行程と排気吸入行程との放電持続時間を
比較する場合、圧縮爆発行程と排気吸入行程との放電持
続時間の差がある一定値以上であるときに行程判別を行
うようにすることで、より確実な行程判別を行うことが
できる。
【0033】また、以上のような行程判別は、上述した
ように、少なくともエンジンの始動時や急なエンジン回
転変動時等において行われる。また、上述したように、
図1のインジェクタ12による燃料噴射は、圧縮爆発行
程と、排気吸入行程との間で2回行われるが、少なくと
もエンジンの始動時や急なエンジン回転変動時等におい
て、行程判別が完了すると1回に修正される。
【0034】このように、本実施の形態では、内燃機関
の行程判別を行うに際し、点火コイル5の一次側コイル
の駆動をON/OFFするトランジスタ26に接続され
る放電持続時間測定回路21により、圧縮爆発行程及び
排気吸入行程での点火コイル5をOFFにした時点から
点火プラグ6による放電持続時間の終了したタイミング
までの時間をそれぞれ測定するとともに、マイコン22
の行程判別部25により、放電持続時間の短い方を圧縮
爆発行程と判別し、放電持続時間の長い方を排気吸入行
程と判別するようにしたので、比較的簡単な回路で確実
に行程判別を行うことができ、しかも燃料噴射タイミン
グの確定を容易且つ正確に行うことができる。
【0035】また、本実施の形態では、行程判別を行う
ためのカム角センサや配線を必要としないばかりか、従
来のマニホールド圧力センサ13を用いて検出する方法
のような判別不可能領域がなく、どのような運転状況に
あっても、エンジンが駆動されていれば上述した行程判
別を確実且つ正確に行うことができる。
【0036】なお、本実施の形態では、マイコン22に
よりON/OFFされるものとして、トランジスタ26
を用いた場合について説明したが、この例に限らず、F
ET,IGBT等のスイッチング素子を用いるようにし
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る内燃機関の行程
判別装置及びその行程判別方法によれば、内燃機関の行
程判別を行うに際し、行程判別手段により、圧縮爆発行
程及び排気吸入行程での点火コイルをOFFにした時点
から点火プラグによる放電持続時間の終了したタイミン
グまでの時間をそれぞれ測定して比較し、前記圧縮爆発
行程と前記排気吸入行程との何れかを判別するようにし
たので、比較的簡単な回路で確実に行程判別を行うこと
ができ、しかも燃料噴射タイミングの確定を容易且つ正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の行程判別装置の一実施の形
態に係る内燃機関の一例を示す図である。
【図2】本発明の内燃機関の行程判別装置の一実施の形
態を示す図である。
【図3】図2の内燃機関の行程判別装置における行程判
別方法を説明するための図である。
【図4】図2の内燃機関の行程判別装置における行程判
別方法を具体的に説明するための図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 コンロッド 3 ピストン 4 シリンダヘッド 5 点火コイル 6 点火プラグ 8 吸気弁 9 排気弁 10 クランク位置センサ 11 インテークマニホールド 12 インジェクタ 13 マニホールド圧力センサ 14 バッテリー電源 20 ECU(電子制御ユニット) 21 放電持続時間測定回路 21a 比較器 21b 基準電圧 22 マイコン 25 行程判別部 26 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G019 AC01 BA05 EA13 FA14 GA04 LA01 3G084 BA16 CA01 CA04 DA04 EB02 FA00 FA21 FA35

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の行程判別を行う内燃機関の行
    程判別装置であって、 圧縮爆発行程及び排気吸入行程での点火コイルをOFF
    にした時点から点火プラグによる放電持続時間の終了し
    たタイミングまでの時間をそれぞれ測定して比較し、前
    記圧縮爆発行程と前記排気吸入行程との何れかを判別す
    る行程判別手段を備えることを特徴とする内燃機関の行
    程判別装置。
  2. 【請求項2】 前記行程判別手段は、 前記点火コイルの一次側コイルの駆動をON/OFFす
    るトランジスタに接続されるとともに、前記点火プラグ
    による前記圧縮爆発行程と前記排気吸入行程とでのそれ
    ぞれの放電持続時間を測定する放電持続時間測定回路
    と、 前記トランジスタを前記判別結果に応じてON/OFF
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の内燃機関の行程判別装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記放電持続時間測定
    回路によって測定された前記点火プラグによる前記圧縮
    爆発行程と前記排気吸入行程とでのそれぞれの放電持続
    時間を比較して行程判別を行う行程判別部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の内燃機関の行程判別装
    置。
  4. 【請求項4】 前記行程判別部は、前記放電持続時間の
    短い方を前記圧縮爆発行程と判別し、前記放電持続時間
    の長い方を前記排気吸入行程と判別することを特徴とす
    る請求項3に記載の内燃機関の行程判別装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関の行程判別を行う内燃機関の行
    程判別方法であって、 行程判別手段により、圧縮爆発行程及び排気吸入行程で
    の点火コイルをOFFにした時点から点火プラグによる
    放電持続時間の終了したタイミングまでの時間をそれぞ
    れ測定して比較し、前記圧縮爆発行程と前記排気吸入行
    程との何れかを判別する第1の行程を備えることを特徴
    とする内燃機関の行程判別方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の行程には、 前記点火コイルの一次側コイルの駆動をON/OFFす
    るトランジスタに接続される放電持続時間測定回路によ
    り、前記点火プラグによる前記圧縮爆発行程と前記排気
    吸入行程とでのそれぞれの放電持続時間を測定する第2
    の行程と、 制御手段により、前記トランジスタを前記判別結果に応
    じてON/OFF制御する第3の行程とが含まれること
    を特徴とする請求項5に記載の内燃機関の行程判別方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第3の行程には、行程判別部によ
    り、前記放電持続時間測定回路によって測定された前記
    点火プラグによる前記圧縮爆発行程と前記排気吸入行程
    とでのそれぞれの放電持続時間を比較して行程判別を行
    う第4の行程が含まれることを特徴とする請求項6に記
    載の内燃機関の行程判別方法。
  8. 【請求項8】 前記第4の行程には、 前記放電持続時間の短い方を前記圧縮爆発行程と判別す
    る第5の行程と、 前記放電持続時間の長い方を前記排気吸入行程と判別す
    る第6の行程とが含まれることを特徴とする請求項7に
    記載の内燃機関の行程判別方法。
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