JP2002054002A

JP2002054002A - パンツ

Info

Publication number: JP2002054002A
Application number: JP2000233905A
Authority: JP
Inventors: Satoru Miyazaki; 悟宮嵜
Original assignee: GLOBAL CORP Inc
Current assignee: GLOBAL CORP Inc
Priority date: 2000-08-02
Filing date: 2000-08-02
Publication date: 2002-02-19

Abstract

(57)【要約】【課題】下腹部や陰部のある前側下部あるいは臀部や
肛門のある後側下部に、マグネットの効果を及ぼすこと
ができるようにし、しかも、前側下部のみ、あるいは、
後側下部のみに選択的に磁力を作用させることができる
ようにする。【解決手段】前側生地部１０と後側生地部１１を有
し、上側に胴が引き通される胴口１２を形成し、下側の
左右に脚が引き通される脚口１３を形成してなるパンツ
において、前側生地部１０と後側生地部１１との間に装
着時に前側生地部１０の内面１０ａに密着もしくは後側
生地部１１の内面１１ａに密着可能な仕切り生地部１６
を設け、仕切り生地部１６にチップ状のマグネット１７
を所定の図形の周上に互いに隣接するマグネット１７の
極の方向ができるだけ異なるように配置して付設した。
そして、仕切り生地部１６を前側か後側のいずれかに寄
せて胴口１２から脚口１３に脚を引き通して着用し、前
側下部または後側下部にマグネット１７が作用するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、マグネットを付設
してその磁気による健康促進や治療効果を意図するパン
ツに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、磁気を有するマグネットは、健
康促進や腰痛等の症状を緩和する効果があるとして種々
の健康用品に利用されている。このような効果が生じる
のは、マグネットのＳ極とＮ極がその間に磁場を形成す
るので、磁場から発生する微弱な電流が人体に直接当た
ることになり、これにより、その部分の血行が促進され
血液がイオン化すること等に起因すると考えられてい
る。そして従来、この種の健康促進を意図したパンツと
しては、例えば、特開平５−１０３８４２号公報に掲載
されたものが知られている。これは、図８に示すよう
に、前側生地部１と後側生地部２を有し、上側に胴が引
き通される胴口３を形成し、下側の左右に脚が引き通さ
れる脚口４を形成してなり、胴口３の周端部３ａに身に
つけたときにウエストにフィットするように伸縮する部
材５を装着しているもので、この伸縮する胴口３の周囲
にマグネット６を列設して取付けたものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の健康促進のためのパンツにあっては、マグネット６
が胴口３の周囲に列設されて付設されているので、ウエ
スト周囲のみに効果が期待され、ウエストよりも下の部
位に、例えば、前側下部の下腹部や陰部あるいは後側下
部の臀部や肛門に、よりマグネット６の効果を期待した
い場合に、対応できない。これに対応するために、前側
生地部１と後側生地部２にマグネット６を付設すること
も可能であるが、前側下部のみ、あるいは、後側下部の
みに磁力を作用させたい場合に、選択できないという欠
点がある。本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、下腹部や陰部のある前側下部あるいは臀部や肛門の
ある後側下部に、マグネットの効果を及ぼすことができ
るようにし、しかも、前側下部のみ、あるいは、後側下
部のみに選択的に磁力を作用させることができるように
したパンツを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明のパンツは、前側生地部と後側生地部を
有し、上側に胴が引き通される胴口を形成し、下側の左
右に脚が引き通される脚口を形成してなるパンツにおい
て、上記前側生地部と上記後側生地部との間に装着時に
前側生地部の内面に密着もしくは後側生地部の内面に密
着可能な仕切り生地部を設け、該仕切り生地部にマグネ
ットを付設した構成とした。このことにより、仕切り生
地部を前側生地部か後側生地部のいずれかに寄せてから
脚口に脚を引き通すだけで装着時に仕切り生地部を前側
生地部の内面か後側生地部の内面のいずれかに密着させ
ることができ、マグネットの磁力を前側下部のみ、ある
いは、後側下部のみに選択的に作用させることができ
る。

【０００５】そして、必要に応じ、上記マグネットを、
チップ状に形成し、複数付設した構成とした。マグネッ
トを小さくチップ状に形成したことにより、装着時にマ
グネットの付設による違和感を軽減することができる。
そしてまた、必要に応じ、上記マグネットを左右対称の
関係に配置した構成とした。マグネットの磁気を左右対
称に人体に作用させることができる。更に、必要に応
じ、上記マグネットを所定の図形の周上に配置した構成
とした。そして、必要に応じ、上記マグネットを、互い
に隣接するマグネットの極の方向ができるだけ異なるよ
うに配置した構成とした。異なる極が引きつけ合うの
で、磁気の流れる方向が一定となり、より効果的に磁力
を活用することができる。更にまた、必要に応じ、上記
マグネットを、左右対称の所定の図形の周上に偶数個配
置し、かつ、周方向に互いに隣接するマグネットの極の
方向を互いに異ならせた構成とした。異なる極が引きつ
け合うので、磁気の流れる方向が一定となり、より効果
的に磁力を活用することができる。

【０００６】そして、必要に応じ、上記マグネットを覆
い布で覆い、該覆い布を上記仕切り生地部に糸で縫いつ
けることにより該マグネットを付設した構成とした。マ
グネットを容易に付設させることができるとともに、マ
グネットが人体に直接接触しないので装着時に違和感を
軽減できる。また、必要に応じ、仕切り生地部を伸縮性
のある生地で形成した構成とした。着用したときに前側
生地部の内面や後側生地部の内面に確実に密着させるこ
とができるとともにフィット感が良くなる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係るパンツについて説明する。本発明の
実施の形態に係るパンツは、図１乃至図６に示すよう
に、男性用のパンツであり、前側生地部１０と後側生地
部１１を有し、上側に胴が引き通される胴口１２を形成
し、下側の左右に脚が引き通される脚口１３を形成して
なる。胴口１２には、装着時に胴にフィットするように
伸縮自在のゴム１４が設けられている。１５は前側生地
部１０に設けられペニスを出し入れするための切込であ
る。また、前側生地部１０と後側生地部１１との間に
は、装着時に前側生地部１０の内面１０ａに密着もしく
は後側生地部１１の内面１１ａに密着可能な仕切り生地
部１６が設けられている。この仕切り生地部１６は、伸
縮性を有した生地で前側生地部１０と略同じ形状で形成
されている。仕切り生地部１６の両端部１６ａ及び下端
部１６ｂは、前側生地部１０と後側生地部１１とが縫合
される左右の端部及び下側の端部に沿って縫合されて設
けられている。

【０００８】そして、仕切り生地部１６には、図４に示
すように、複数（実施の形態では４つ）のマグネット１
７が付設されている。マグネット１７の付設は、マグネ
ット１７を覆い布１８で覆い、この覆い布１８を仕切り
生地部１６に糸で縫いつけることにより行なわれてい
る。マグネット１７は、円盤チップ状に形成されてお
り、厚さ約１ｍｍ、直径約５ｍｍの円形に形成されてい
る。

【０００９】また、マグネット１７は、左右対称の関係
に配置され、かつ、所定の図形の周上に配置されてい
る。実施の形態では、マグネット１７は、左右対称の図
形の周上に偶数個配置されている。詳しくは、菱形図形
を一対の角を中央線Ｐ上に位置させ、他の一対の角を中
央線Ｐの左右に位置させ、この菱形図形の４つの角にマ
グネット１７を配置している。更に、マグネット１７
を、互いに隣接するマグネット１７の極の方向ができる
だけ異なるように配置している。実施の形態では、周方
向に互いに隣接するマグネット１７の極の方向を互いに
異ならせ、即ち、各角のＳ極とＮ極が交互になるように
付設している。

【００１０】従って、実施の形態に係るパンツを着用す
るときは以下のようにする。先ず、予めマグネット１７
を下腹部や陰部のある前側下部に作用させるか、あるい
は、臀部や肛門のある後側下部に作用させるか決める。
そして、前側下部に作用させたい場合には、図５に示す
ように、仕切り生地部１６を前側に寄せてから前側生地
部１０の内面１０ａに密着させ、胴口１２から脚口１３
に脚を引き通して装着する。この装着状態においては、
マグネット１７の磁力が、下腹部や陰部に作用し、健康
に極めて良いものになる。例えば、男性のインポ等の症
状を緩和させ、あるいは、膀胱等に作用して尿の排出を
良好にする等、種々の効果を奏する。この場合、マグネ
ット１７が左右対称に配置され、所定の図形の周上に配
置されているので、磁気を左右対称に人体に対応して作
用させることができ、それだけ、良好な作用が期待でき
る。また、周方向に互いに隣接するマグネット１７の極
の方向を互いに異ならせているので、互いに隣接するマ
グネット１７同士が引きつけ合い磁気の流れを図形の周
上に一定にすることができ、より効果的に磁力を活用す
ることができる。

【００１１】一方、後側下部に作用させたい場合には、
図６に示すように、仕切り生地部１６を後側に寄せてか
ら後側生地部１１の内面１１ａに密着させ、胴口１２か
ら脚口１３に脚を引き通して装着する。この装着状態に
おいては、マグネット１７の磁力が、臀部や肛門に作用
し、健康に極めて良いものになる。例えば、便秘や痔の
症状を緩和させる等、種々の効果を奏する。この場合、
マグネット１７が左右対称に配置され、所定の図形の周
上に配置されているので、磁気を左右対称に人体に対応
して作用させることができ、それだけ、良好な作用が期
待できる。また、周方向に互いに隣接するマグネット１
７の極の方向を互いに異ならせているので、互いに隣接
するマグネット１７同士が引きつけ合い磁気の流れを一
定にすることができ、より効果的に磁力を活用すること
ができる。

【００１２】また、装着においては、このように、前側
生地部１０の内面１０ａに密着もしくは後側生地部１１
の内面１１ａに密着させるだけで、マグネット１７を所
望の患部に位置させることができ、前側下部のみ、ある
いは、後側下部のみにマグネット１７を作用させること
ができる。そのため、前側下部のみ、あるいは、後側下
部のみに選択的に磁力を作用させることができ、的確な
対応ができるようになる。更に、仕切り生地部１６を伸
縮性のある生地で形成しているので、前側生地部１０の
内面１０ａや後側生地部１１の内面１１ａに確実に密着
させることができるとともにフィット感が良くなる。

【００１３】尚、上記実施の形態では、男性用のパンツ
に適用した例を示したが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、女性用のパンツに適用しても良い。この場
合には、生理痛、便秘等を緩和させることができ、ま
た、腰痛の緩和にも効果を発揮する。尚また、上記実施
の形態において、マグネット１７を四カ所矩形状に位置
させたが、図７に示すように、５つのマグネット１７を
５角形の角部に配置させても良く適宜変更して差支えな
い。また、マグネット１７を覆い布１８で覆って覆い布
１８を仕切り生地部１６に縫合して付設したが、仕切り
生地部１６にマグネット１７が入るポケットを設けてマ
グネット１７を入れて付設したり、仕切り生地部１６を
二重にして内部にマグネット１７を入れてその周囲の仕
切り生地部１６を縫い合わせることによりマグネット１
７を所定の位置に位置させて付設しても良く、適宜変更
して差支えない。尚、仕切り生地部１６を伸縮する生地
で構成したが、伸縮が少ない生地で構成し、生地を撓ま
せて設けるようにしても良い。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のパンツに
よれば、前側生地部と後側生地部を有し、上側に胴が引
き通される胴口を形成し、下側の左右に脚が引き通され
る脚口を形成してなるパンツにおいて、前側生地部と後
側生地部との間に装着時に前側生地部の内面に密着もし
くは後側生地部の内面に密着可能な仕切り生地部を設
け、仕切り生地部にマグネットを付設したので、仕切り
生地部を前側生地部か後側生地部のいずれかに寄せてか
ら脚口に脚を引き通すだけで装着時に仕切り生地部を前
側か後側のいずれかに密着させることができ、マグネッ
トの磁力を前側下部のみ、あるいは、後側下部のみに選
択的に作用させることができる。

【００１５】そして、マグネットを、チップ状に形成
し、複数付設した場合には、装着時にマグネットの付設
による違和感を軽減することができる。そしてまた、マ
グネットを左右対称の関係に配置した構成とした場合に
は、マグネットの磁気を左右対称に作用させることがで
きる。そして、マグネットを、互いに隣接するの極の方
向ができるだけ異なるように配置した場合には、異なる
極が引きつけ合うので、磁気の流れを一定にすることが
でき、より効果的に磁力を活用することができる。更に
また、マグネットを、左右対称の所定の図形の周上に偶
数個配置し、かつ、周方向に互いに隣接するの極の方向
を互いに異ならせた構成とした場合には、図形の周方向
に磁気の流れを一定にすることができ、より効果的に磁
力を活用することができる。

【００１６】そして、マグネットを覆い布で覆い、覆い
布を仕切り生地部に糸で縫いつけることによりマグネッ
トを付設した場合には、マグネットを容易に付設させる
ことができるとともに、マグネットが人体に直接接触し
ないので装着時に違和感を軽減させることができる。ま
た、仕切り生地部を伸縮性のある生地で形成した場合に
は、着用したときに前側生地部の内面や後側生地部の内
面に確実に密着させることができるとともにフィット感
を良くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るパンツを示す斜視図
である。

【図２】本発明の実施の形態に係るパンツを上から見た
平面図である。

【図３】本発明の実施の形態に係るパンツのＡ−Ａ線側
面断面図である。

【図４】本発明の実施の形態に係るパンツの仕切り生地
部を示す正面図である。

【図５】本発明の実施の形態に係るパンツの仕切り生地
部を前側に密着させた状態を示し、（ａ）は平面図、
（ｂ）はＡ−Ａ線側面断面図である。

【図６】本発明の実施の形態に係るパンツの仕切り生地
部を後側に密着させた状態を示し、（ａ）は平面図、
（ｂ）はＡ−Ａ線側面断面図である。

【図７】本発明の実施の形態に係るパンツの仕切り生地
部にマグネットの付設場所を変えた変形例を示す図であ
る。

【図８】従来のパンツの一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０前側生地部１０ａ内面１１後側生地部１１ａ内面１２胴口１３脚口１４ゴム１５切込１６仕切り生地部１６ａ端部１６ｂ下端部１７マグネット１８覆い布

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】前側生地部と後側生地部を有し、上側に
胴が引き通される胴口を形成し、下側の左右に脚が引き
通される脚口を形成してなるパンツにおいて、上記前側生地部と上記後側生地部との間に装着時に前側
生地部の内面に密着もしくは後側生地部の内面に密着可
能な仕切り生地部を設け、該仕切り生地部にマグネット
を付設したことを特徴とするパンツ。
【請求項２】上記マグネットを、チップ状に形成し、
複数付設したことを特徴とする請求項１記載のパンツ。
【請求項３】上記マグネットを左右対称の関係に配置
したことを特徴とする請求項２記載のパンツ。
【請求項４】上記マグネットを所定の図形の周上に配
置したことを特徴とする請求項２または３記載のパン
ツ。
【請求項５】上記マグネットを、互いに隣接するマグ
ネットの極の方向ができるだけ異なるように配置したこ
とを特徴とする請求項２，３または４記載のパンツ。
【請求項６】上記マグネットを、左右対称の所定の図
形の周上に偶数個配置し、かつ、周方向に互いに隣接す
るマグネットの極の方向を互いに異ならせたことを特徴
とする請求項２記載のパンツ。
【請求項７】上記マグネットを覆い布で覆い、該覆い
布を上記仕切り生地部に糸で縫いつけることにより該マ
グネットを付設したことを特徴とする請求項１，２，
３，４，５または６記載のパンツ。
【請求項８】上記仕切り生地部を伸縮性のある生地で
形成したことを特徴とする請求項１，２，３，４，５，
６または７記載のパンツ。