JP2002051041A - ネットワーク障害原因調査通知方法とその方法の実現のために用いられる端末 - Google Patents

ネットワーク障害原因調査通知方法とその方法の実現のために用いられる端末

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JP2002051041A
JP2002051041A JP2000238082A JP2000238082A JP2002051041A JP 2002051041 A JP2002051041 A JP 2002051041A JP 2000238082 A JP2000238082 A JP 2000238082A JP 2000238082 A JP2000238082 A JP 2000238082A JP 2002051041 A JP2002051041 A JP 2002051041A
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Satoru Iai
知 井合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、障害が起きている間に音声映像品質
の劣化原因を特定して、それをサービスの受視聴を中断
させることなくユーザに通知できるようにする障害原因
調査通知技術の提供を目的とする。 【解決手段】端末が音声映像通信に入ると、ネットワー
ク品質管理装置は、端末の通信アドレスと相手方の通信
アドレスとから障害原因調査対象の装置の通信アドレス
を選択して端末に通知する。これを受けて、端末は、音
声映像の品質が劣化するときに、その通知された通信ア
ドレスに向けて、品質測定パケットを送信することでネ
ットワーク品質値を収集して、それをネットワーク品質
管理装置に通知する。これを受けて、ネットワーク品質
管理装置は、収集された品質値の差分を算出してそれを
所定の閾値と比較することで障害原因を特定し、それを
端末に送信することで端末に障害原因を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話やテレビ電話
やテレビ会議や音声映像配信のように、ネットワークを
経由して、音声情報や映像情報をパケットにより伝達す
る場合において、音声映像品質が劣化した際に音声映像
通信のネットワーク品質値を測定し、障害を起こしてい
る箇所を特定して、その内容を通知するネットワーク障
害原因調査通知方法と、そのネットワーク障害原因調査
通知方法の実現のために用いられる端末とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方法を、配信サーバから音声映像
信号を受信する場合の例を用いて説明する。
【0003】図11は、音声映像品質が劣化した時に障
害原因がユーザに通知されるまでの従来技術の手順を示
している。
【0004】この手順に示すように、従来技術では、は
じめに、ユーザ端末からA社ネットワーク内の配信サー
バに配信要求を出す(手順a)。これを受けて、配信サ
ーバから音声映像情報がユーザ端末に送信される(手順
b)。
【0005】音声映像品質が劣化した時に、ユーザは、
電話によりネットワーク品質管理者に通知する(手順
c)。これを受けて、ネットワーク品質管理者は、障害
原因を調査するためにA社ネットワーク内の品質測定対
象となる装置に向けて、品質測定パケットを発出する
(手順d)。
【0006】この品質測定パケットは、例えばping
(TCP/IPネットワーク上の任意のコンピュータに
対して接続性を確認するためのコマンドで、対象コンピ
ュータが稼働中で通信可能かどうかなどを、ICMP(I
nternet Control Message Protocol) のechoメッセージ
を使用してIPレベルで確認できる)を利用して、遅延
時間やパケット損失がないか等を調査する。
【0007】ここで、pingでは、送信メッセージの
データ部分に要求を送信した時刻を記述しておき、相手
コンピュータから応答が返ってくるまでの時間を計測で
きるので、相手コンピュータに到達するまでの経路の混
み具合を推測することもできる。
【0008】そして、ネットワーク品質管理者は、この
調査結果を分析して、電話によりユーザに障害原因を通
知していた(手順e)。
【0009】なお、電話やテレビ電話やテレビ会議にお
いては、前述の配信サーバが電話機やテレビ電話機やテ
レビ会議装置に置き換わるだけで、上述した手順と同じ
手順に従って、音声映像品質が劣化した時の障害原因が
ユーザに通知されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の手順に従っ
ていると、電話でやり取りする図11の手順cに時間を
とられるため、ネットワーク品質管理者が障害原因調査
を開始する時点では、ユーザが品質劣化を感じた時点と
はネットワーク品質状況が異なっていて、障害時のネッ
トワーク品質を確認することができないことが多かっ
た。
【0011】さらに、障害原因を調査するためには、ユ
ーザの情報がどこからどこへ伝達されているかが明確で
なければならないが、A社ネットワーク品質管理はユー
ザLAN側のネットワーク構成まで把握することはでき
ないため、A社ネットワーク内でしか品質測定を行うこ
とができなかった。即ち、ユーザLAN側に障害原因が
ある場合には、障害原因を特定することができなかっ
た。
【0012】そして、図11の手順eに示すように、調
査結果をユーザへ連絡することになるが、再び電話で通
知することになるため、ユーザは、電話に出なければな
らず、音声映像を受視聴している際の妨害となってい
た。
【0013】本発明の目的は、上記問題点を解消し、ユ
ーザ自身がユーザLAN内も含めて障害原因調査を開始
する手段と、その調査結果をサービスの受視聴を中断せ
ずにユーザに通知する手段とを設けることにより、タイ
ムリーに障害原因調査でき、かつサービス享受を妨げな
いようにする点を解決した新たなネットワーク障害原因
調査通知方法の提供と、そのネットワーク障害原因調査
通知方法の実現のために用いられる新たな端末を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、まず、ユーザが品質劣化を感じた時点
で、ネットワークの障害原因調査のための測定が行える
ようにするために、ネットワーク品質管理者が行うので
はなく、ユーザが直ちに直接、容易に測定を開始できる
ようにする手段を講ずる。
【0015】また、本発明では、ユーザLAN内の障害
原因も特定できるようにするために、ユーザ端末から品
質測定パケットを発出可能とする手段を講ずる。この
際、品質測定パケットの出力先のIPアドレスを設定す
る手段を講ずる。
【0016】さらに、本発明では、障害原因をユーザへ
通知する場合に、サービスの受視聴を中断せずに連絡す
るために、ユーザ端末のディスプレイに調査結果を文字
で表示することにより解決する。
【0017】このように、本発明は、ユーザが障害原因
調査の開始および調査結果の表示をユーザが使用してい
る端末において可能とすることを最も主要な特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0019】最初に、本発明の概要について説明する。
【0020】電話やテレビ電話やテレビ会議や音声映像
配信のように、ネットワークを経由して、音声情報や映
像情報をパケットにより伝達するサービスを利用してい
るケースにおいて、受信信号の品質が劣化する場合があ
る。
【0021】本発明では、ユーザが品質劣化を感じた時
点で、障害原因を特定するために、ユーザが直ちに測定
を開始できるようにボタンをユーザ端末のディスプレイ
に表示しておく。このボタンをマウスでクリックするこ
とで、測定対象の装置に向けて品質測定パケットを発信
する。
【0022】品質測定パケットの送出先のIPアドレス
は、あらかじめ通信相手のIPアドレスとユーザのIP
アドレスから割り出しておき、その送出先のIPアドレ
スはユーザ端末のファイルに記録しておく、上述したボ
タンがクリックされると、そのファイルから送出先のI
Pアドレスが読み出され、品質測定パケットが発出され
る。品質測定パケットは、例えばpingのように発信
元に戻ってくるようにして、往復遅延時間や、品質測定
パケットの到着の有無(パケット損失率に換算可能)
や、パケット転送遅延ゆらぎなどの品質値が測定できる
ようにしておく。品質測定パケットを発出する場所は、
ユーザ端末だけとは限らず、品質測定対象を分割して、
複数の装置から発出してもよい。
【0023】品質測定パケットにより測定された品質値
を一箇所の装置に収集し、ネットワークを細分化して区
間毎に品質値を算出し、それらの品質値をあらかじめ決
められているいき値(しきい値)と比較して、その区間
において障害があるかないかを判定する。そして、障害
原因をユーザへ通知する場合に、ユーザ端末のディスプ
レイに調査結果を測定結果の数値そのものだけでなく、
その解釈を付加して、文字で表示する。
【0024】したがって、ユーザが直ちに測定を開始で
きるようにトリガボタンを講ずることにより、ユーザが
品質劣化を感じた時点で、ユーザLANを含めて直接障
害原因調査を開始でき、ディスプレイに調査内容を表示
することにより、サービス享受を妨げることなくユーザ
に通知することが可能となり、本発明の目的である、障
害が起きている間に原因調査を開始し、その結果をサー
ビスの受視聴を中断せずにユーザに通知することが可能
となる。
【0025】以下、本発明の具体的な実施形態例を、図
面を用いて説明する。
【0026】図1は、本発明の第1〜第2の実施形態例
が適用されるシステムの説明図であって、100はユー
ザ側のネットワークの範囲を表すユーザLAN(Local A
reaNetwork)、101はユーザLAN100から外部の
ネットワークに接続するノード(ゲートウェイ)、10
2はユーザ端末、103はノード101に接続されてい
る品質監視装置、200はA社が管理しているA社ネッ
トワーク、201はA社が外部のネットワークに接続す
るノード(ゲートウェイ)、202はノード201に接
続している品質監視装置、203はノード(ルータ)、
204はA社ネットワーク200の品質を管理している
ネットワーク品質管理装置、205はノード(ルー
タ)、206は配信サーバ、207はノード205に接
続されている品質監視装置、である。
【0027】また、1002はノード101とユーザ端
末102を結ぶ回線、1003はノード101と品質監
視装置103を結ぶ回線、1200はノード101とノ
ード201を結ぶ回線、2002はノード201と品質
監視装置202を結ぶ回線、2003はノード201と
ノード203を結ぶ回線、2004はノード203とネ
ットワーク品質管理装置204を結ぶ回線、2005は
ノード201とノード205を結ぶ回線、2006はノ
ード205と配信サーバ206を結ぶ回線、2007は
ノード205と品質監視装置207を結ぶ回線、であ
る。
【0028】第1の実施形態例について、ユーザ端末1
02が配信サーバ206から音声映像信号を受信してい
るケースで説明する。
【0029】図2に、第1の実施形態例の処理手順を図
示するとともに、図3に、この処理手順をフローチャー
トの形式で表したものを図示する。
【0030】次に、図2に示した番号の順番に従って、
この第1の実施形態例の処理手順について説明する。
【0031】まず、ユーザ端末102からWWWブラウ
ザを利用して、配信サーバ206にアクセスする(手順
a)。配信サーバ206のホームページやサービスメニ
ューページがユーザ端末102のディスプレイに表示さ
れ、そのページから配信して欲しいソースを示す表示を
クリックすることにより音声映像信号の配信が開始され
る(手順b)。
【0032】配信サーバ206では、アクセス時にユー
ザIPアドレスが判るので、ユーザ端末102のIPア
ドレスと配信サーバ206のIPアドレスとをネットワ
ーク品質管理装置204に伝達する(手順c)。
【0033】ネットワーク品質管理装置204では、障
害原因調査時に対象とすべきノードのIPアドレス情報
を選択する(手順d)。そして、調査対象のノードIP
アドレス情報は、ユーザ端末102に送信される(手順
e)。
【0034】ユーザ端末102では、その調査対象のノ
ードIPアドレス情報を、品質測定実行時に読み出され
るファイルに記録する(手順f)。ユーザ端末102の
ディスプレイには品質測定用ボタンを表示しておき、ユ
ーザが品質劣化を感じた時に、その品質測定用ボタンを
クリックすると、前記ファイルに記録しておいた調査対
象ノードに向けて品質測定パケットが出力され、測定結
果がユーザ端末102に収集される(手順g)。
【0035】この品質測定パケットは、ICMP(Inter
net Control Message Protocolの略。IPプロトコルの
状態に関する情報を管理するプロトコルで、TCP/I
Pプロトコルを利用しているコンピュータや、IPフレ
ームを処理するルータなどのネットワーク制御装置の間
で互いの状態を連絡し合うことを目的とし、基本的なシ
ーケンスとして、問い合わせを受けた側は問い合わせを
した側へエコーを返信する。これによって、通信相手が
ネットワーク上に接続され、正常に機能しているか否か
を確認できる)のようなプロトコルを利用して、往復遅
延時間や、品質測定パケットの到着の有無(パケット損
失として換算できる)や、パケット転送遅延ゆらぎ等の
ネットワーク品質値が測定できるように設定する。
【0036】例えば、図1において調査対象ノードは、
原因を特定するために必要なノード101、ノード20
1、ノード205、配信サーバ206である。ただし、
一般的に、ノード101、201、205では、パケッ
ト処理の負荷が大きく、品質測定パケットの処理に負荷
を割かれたくないのでICMPに対応しない設定になっ
ているケースがあり、その場合には、各ノードに接続さ
れている品質監視装置103、202、207に向けて
品質測定パケットを出力することになる。
【0037】品質測定結果として、ノード101向けの
品質測定結果を結果11、ノード201向けの品質測定
結果を結果12、ノード205向けの品質測定結果を結
果13、配信サーバ206向けの品質測定結果を結果1
4と称すると、それらの結果11〜14をユーザ端末1
02からネットワーク品質管理装置204に送信する
(手順h)。
【0038】結果11は回線1002とノード101の
合計の品質値、結果12は回線1002とノード101
と回線1200とノード201の合計の品質値、結果1
3は回線1002とノード101と回線1200とノー
ド201と回線2005とノード205の合計の品質
値、結果14は回線1002とノード101と回線12
00とノード201と回線2005とノード205と回
線2006と配信サーバ206の合計の品質値、となっ
ている。
【0039】このことから判るように、結果11から
は、ユーザLAN100(回線1002とノード10
1)の品質値を求めることができ、差分演算によって求
まる「結果12−結果11」からは、ユーザLAN10
0からA社ネットワーク200へアクセスする区間(回
線1200とノード201)の品質値を求めることがで
き、差分演算によって求まる「結果13−結果12」か
らは、回線2005とノード205の品質値を求めるこ
とができ、差分演算によって求まる「結果14−結果1
3」からは、回線2006と配信サーバ206の品質値
を求めることができる。
【0040】ネットワーク品質管理装置204は、この
ようにして求めた品質値をそれぞれのいき値(しきい
値)と比較して、大きい場合には、その回線区間が障害
原因となっていると判定する(手順i)。そして、その
判定結果を、ユーザにわかりやすい説明も添えてユーザ
端末102に送信して、図4に示すように、ユーザ端末
102のディスプレイに表示する(手順j)。
【0041】例えば、回線1002とノード101の区
間において遅延時間が大きい場合には「ユーザLAN内
において混雑している」、そして、パケット損失が発生
している場合には「ユーザLAN内において情報が欠損
している」というように、ユーザにわかりやすい説明も
添えて、障害原因と各区間の測定結果・通常値とをユー
ザ端末102に送信し、ユーザ端末102のディスプレ
イに表示する(手順j)。
【0042】また、回線1200とノード201の区間
において遅延時間が大きい場合には「ユーザLANとA
社ネットワーク間において混雑している」、そして、パ
ケット損失が発生している場合には「ユーザLANとA
社ネットワーク間において情報が欠損している」という
ように、ユーザにわかりやすい説明も添えて、障害原因
と各区間の測定結果・通常値とをユーザ端末102に送
信し、ユーザ端末102のディスプレイに表示する(手
順j) 。
【0043】また、回線2005とノード205の区間
において遅延時間が大きい場合には「A社ネットワーク
において混雑している」、そして、パケット損失が発生
している場合には「A社ネットワークにおいて情報が欠
損している」というように、ユーザにわかりやすい説明
も添えて、障害原因と各区間の測定結果・通常値とをユ
ーザ端末102に送信し、ユーザ端末102のディスプ
レイに表示する(手順j) 。
【0044】また、回線2006と配信サーバ206の
区間において遅延時間が大きい場合には「配信サーバへ
の接続要求が多いため混雑している」、そして、パケッ
ト損失が発生している場合には「配信サーバへの接続要
求が多いため情報が欠損している」というように、ユー
ザにわかりやすい説明も添えて、障害原因と各区間の測
定結果・通常値とをユーザ端末102に送信し、ユーザ
端末102のディスプレイに表示する(手順j) 。
【0045】ここで、上述したような手順c〜fのよう
な構成になっているため、手順gに示すように、ネット
ワーク品質管理者に連絡することなく、ユーザ端末10
2から直ちに障害原因調査のための品質測定パケットを
発出することが可能となる。
【0046】また、上述したような手順h〜jの構成に
なっているため、ユーザが配信を受けている状態のま
ま、同じディスプレイ上に、障害原因調査結果を通知
(表示)することが可能となる。
【0047】この手順h〜jについては、ネットワーク
品質管理装置204で処理せずに、ユーザ端末102に
おいてプログラム処理する構成とすることで代替するこ
とが可能であり、この場合には、測定結果をネットワー
ク品質管理装置204に送信させることにより、ネット
ワーク品質管理者が障害を把握できることになる。
【0048】以上説明したことから明らかなように、本
発明によれば、従来に比べて、ネットワーク品質管理者
を仲介することなく、タイムリーに障害原因調査を行う
ことが可能となり、配信サービスの受視聴を中断するこ
となく、障害原因を通知することが可能となる。
【0049】これを実現するために用意される本発明の
ユーザ端末102は、上述したことから分かるように、
自装置の通信アドレスと通信先装置の通信アドレスとに
より決定される品質測定すべき装置の通信アドレスを入
手する手段と、品質測定要求が発行されるときに、入手
された通信アドレスに向けてパケットを発信してネット
ワーク品質値を収集する手段と、収集されたネットワー
ク品質値をネットワーク品質管理装置204に通知する
ことで、ネットワーク品質管理装置204からネットワ
ークの障害原因情報を取得する手段と、取得された障害
原因情報を出力する手段とを備えるように構成される。
【0050】そして、ネットワーク品質管理装置204
の代わりにネットワークの障害原因情報を解析する機能
を有する場合には、自装置の通信アドレスと通信先装置
の通信アドレスとにより決定される品質測定すべき装置
の通信アドレスを入手する手段と、品質測定要求が発行
されるときに、入手された通信アドレスに向けてパケッ
トを発信してネットワーク品質値を収集する手段と、収
集されたネットワーク品質値を使ってネットワークの障
害原因を解析する手段と、解析された障害原因情報を出
力する手段とを備えるように構成される。
【0051】次に、本発明の第2の実施形態例について
説明する。
【0052】第2の実施形態例についても、ユーザ端末
102が配信サーバ206から音声映像信号を受信して
いるケースで説明する。
【0053】図5に、第2の実施形態例の処理手順を図
示するとともに、図6及び図7に、この処理手順をフロ
ーチャートの形式で表したものを図示する。
【0054】次に、図5に示した番号の順番に従って、
この第2の実施形態例の処理手順について説明する。
【0055】まず、ユーザ端末102からWWWブラウ
ザを利用して、配信サーバ206にアクセスする(手順
a)。配信サーバ206のホームページやサービスメニ
ューページがユーザ端末102のディスプレイに表示さ
れ、そのページから配信して欲しいソースを示す表示を
クリックすることにより音声映像信号の配信が開始され
る(手順b)。
【0056】配信サーバ206では、アクセス時にユー
ザIPアドレスが判るので、ユーザ端末102のIPア
ドレスと配信サーバ206のIPアドレスとをネットワ
ーク品質管理装置204に伝達する(手順c)。
【0057】ネットワーク品質管理装置204では、障
害原因調査時に対象とすべきノードのIPアドレス情報
を選択する(手順d)。この際、ユーザ端末102から
測定する対象のIPアドレス情報と、品質監視装置20
2から測定する対象のIPアドレス情報とを分別してお
く。そして、調査対象のノードIPアドレス情報は、そ
れぞれユーザ端末102と品質監視装置202とに送信
される(手順eと手順g)。
【0058】ユーザ端末102から測定するノードと品
質監視装置202から測定するノードとは、重複しても
よいが、各ノードと各回線の品質値が演算で求められる
ようにと分担させつつ設定する。このように、分担させ
る理由は、ノード201からユーザ端末102の経路の
空き帯域が小さく、配信サービスの品質を低下させるこ
とが想定される場合などに有効なためである。
【0059】ユーザ端末102と品質監視装置202で
は、その調査対象のノードIPアドレス情報を、品質測
定実行時に読み出されるファイルに記録する(手順fと
手順h)。ユーザ端末102のディスプレイには品質測
定用ボタンを表示しておき、ユーザが品質劣化を感じた
時に、その品質測定用ボタンをクリックすると、前記フ
ァイルに記録しておいた調査対象ノードに向けて品質測
定パケットが出力され、測定結果がユーザ端末102に
収集される(手順i)。
【0060】この品質測定用ボタンのクリックによっ
て、品質監視装置202に向けても、測定開始指示パケ
ットが発出される(手順j)。この測定開始指示パケッ
トを受信した品質監視装置202は、測定対象の装置に
向けて、品質測定パケットを出力し、その測定結果を収
集する(手順k)。
【0061】この品質測定パケットは、ICMP(Inter
net Control Message Protocol)のようなプロトコルを
利用して、往復遅延時間や、品質測定パケットの到着の
有無(パケット損失として換算できる)や、パケット転
送遅延ゆらぎ等のネットワーク品質値が測定できるよう
に設定する。
【0062】例えば、図1において調査対象ノードは、
原因を特定するために必要なノード101、ノード20
1、ノード205、配信サーバ206である。ただし、
一般的に、ノード101、201、205では、パケッ
ト処理の負荷が大きく、品質測定パケットの処理に負荷
を割かれたくないのでICMPに対応しない設定になっ
ているケースがあり、その場合には、各ノードに接続さ
れている品質監視装置103、202、207に向けて
品質測定パケットを出力することになる。
【0063】ユーザ端末102からは、ノード101と
ノード201に向けて品質測定パケットを発出し、か
つ、品質監視装置202に向けて測定開始指示パケット
を発出する。また、品質監視装置202は、この測定開
始指示パケットを受信すると、直ちに、ノード205と
配信サーバ206に向けて品質測定パケットを発出す
る。
【0064】品質測定結果として、ノード101向けの
品質測定結果を結果11、ノード201向けの品質測定
結果を結果12、ノード205向けの品質測定結果を結
果21、配信サーバ206向けの品質測定結果を結果2
2と称すると、結果11〜12をユーザ端末102から
ネットワーク品質管理装置204に送信し、結果21〜
22を品質監視装置202からネットワーク品質管理装
置204に送信する(手順lとm)。
【0065】結果11は回線1002とノード101の
合計の品質値、結果12は回線1002とノード101
と回線1200とノード201の合計の品質値、結果2
1は回線2002とノード201と回線2005とノー
ド205の合計の品質値、結果22は回線2002とノ
ード201と回線2005とノード205と回線200
6と配信サーバ206の合計の品質値、となっている。
【0066】ここで、回線2002では、トラヒックの
輻輳にともなう障害原因は起こらないようにあらかじめ
設定されていて、回線2002での品質値はないとして
考えてよい。
【0067】このことから判るように、結果11から
は、ユーザLAN100(回線1002とノード10
1)の品質値を求めることができ、差分演算によって求
まる「結果12−結果11」からは、ユーザLAN10
0からA社ネットワーク200へアクセスする区間(回
線1200とノード201)の品質値を求めることがで
き、結果21からは、回線2005とノード205の品
質値を求めることができ、差分演算によって求まる「結
果22−結果21」からは、回線2006と配信サーバ
206の品質値を求めることができる。
【0068】ネットワーク品質管理装置204は、この
ようにして求めた品質値をそれぞれのいき値(しきい
値)と比較して、大きい場合には、その区間が障害原因
となっていると判定する(手順n)。そして、その判定
結果を、ユーザにわかりやすい説明も添えてユーザ端末
102に送信して、ユーザ端末102のディスプレイに
表示する(手順o)。
【0069】例えば、回線1002とノード101の区
間において遅延時間が大きい場合には「ユーザLAN内
において混雑している」、そして、パケット損失が発生
している場合には「ユーザLAN内において情報が欠損
している」というように、ユーザにわかりやすい説明も
添えて、障害原因と各区間の測定結果・通常値とをユー
ザ端末102に送信し、ユーザ端末102のディスプレ
イに表示する(手順o)。
【0070】また、回線1200とノード201の区間
において遅延時間が大きい場合には「ユーザLANとA
社ネットワーク間において混雑している」、そして、パ
ケット損失が発生している場合には「ユーザLANとA
社ネットワーク間において情報が欠損している」という
ように、ユーザにわかりやすい説明も添えて、障害原因
と各区間の測定結果・通常値とをユーザ端末102に送
信し、ユーザ端末102のディスプレイに表示する(手
順o)。
【0071】また、回線2005とノード205の区間
において遅延時間が大きい場合には「A社ネットワーク
において混雑している」、そして、パケット損失が発生
している場合には「A社ネットワークにおいて情報が欠
損している」というように、ユーザにわかりやすい説明
も添えて、障害原因と各区間の測定結果・通常値とをユ
ーザ端末102に送信し、ユーザ端末102のディスプ
レイに表示する(手順o)。
【0072】また、回線2006と配信サーバ206の
区間において遅延時間が大きい場合には「配信サーバへ
の接続要求が多いため混雑している」、そして、パケッ
ト損失が発生している場合には「配信サーバへの接続要
求が多いため情報が欠損している」というように、ユー
ザにわかりやすい説明も添えて、障害原因と各区間の測
定結果・通常値とをユーザ端末102に送信し、ユーザ
端末102のディスプレイに表示する(手順o)。
【0073】ここで、上述したような手順c〜hのよう
な構成になっているため、手順i〜kに示すように、ネ
ットワーク品質管理者に連絡することなく、ユーザ端末
102から直ちに障害原因調査のための品質測定パケッ
トを発出することが可能となる。
【0074】また、上述したような手順l〜oの構成に
なっているため、ユーザが配信を受けている状態のま
ま、同じディスプレイ上に、障害原因調査結果を通知
(表示)することが可能となる。
【0075】以上説明したことから明らかなように、本
発明によれば、従来に比べて、ネットワーク品質管理者
を仲介することなく、タイムリーに障害原因調査を行う
ことが可能となり、配信サービスの受視聴を中断するこ
となく、障害原因を通知することが可能となる。
【0076】そして、第1の実施形態例に比較すると、
ユーザ端末102から発出する品質測定パケット数を低
減することで、ユーザLAN100内におけるトラヒッ
クの増加を抑えることで他のサービス品質に影響を及ぼ
さないことが可能となる。
【0077】次に、本発明の第3の実施形態例について
説明する。
【0078】図8は、本発明の第3の実施形態例が適用
されるシステムの説明図であって、IP網を経由して音
声通信(VoIP:Voice over Internet Protocol) や
音声映像通信を行う場合を示している。
【0079】図8に示した構成において、300はユー
ザ側のネットワークの範囲を表すユーザLAN(ゾーン
B)、301はユーザLAN300から外部のネットワ
ークに接続するノード(ルータ)、302はユーザ端
末、303はノード301に接続されている品質監視装
置、304は音声通信を行うユーザ端末を登録して端末
間の呼設定を仲介する仮想的な交換機であるところのゲ
ートキーパ(Gate Keeper) 、400はA社が管理してい
るA社ネットワーク、401はA社が外部のネットワー
クに接続するノード(ルータ)、402はノード401
に接続している品質監視装置、403はA社が外部のネ
ットワークに接続するノード(ルータ)、404はノー
ド403に接続している品質監視装置、405はノード
(ルータ)、406はA社ネットワーク400の品質を
管理しているネットワーク品質管理装置、500はユー
ザ側のネットワークの範囲を表すユーザLAN(ゾーン
C)、501はユーザLAN500から外部のネットワ
ークに接続するノード(ルータ)、502はユーザ端
末、503はノード501に接続されている品質監視装
置、504は音声通信を行うユーザ端末を登録して端末
間の呼設定を仲介する仮想的な交換機であるところのゲ
ートキーパ(Gate Keeper) 、である。
【0080】3002はノード301とユーザ端末30
2を結ぶ回線、3003はノード301と品質監視装置
303を結ぶ回線、3004はノード301とゲートキ
ーパ304を結ぶ回線、3400はノード301とノー
ド401を結ぶ回線、4002はノード401と品質監
視装置402を結ぶ回線、4003はノード401とノ
ード403を結ぶ回線、4004はノード403と品質
監視装置404を結ぶ回線、4005はノード401と
ノード405を結ぶ回線、4006はノード405とネ
ットワーク品質管理装置406を結ぶ回線、4500は
ノード403とノード501を結ぶ回線、5002はノ
ード501とユーザ端末502を結ぶ回線、5003は
ノード501と品質監視装置503を結ぶ回線、500
4はノード501とゲートキーパ504を結ぶ回線、で
ある。
【0081】第3の実施形態例については、ユーザ端末
302がユーザ端末502との間で音声情報や音声映像
情報を送受信しているケースで説明する。
【0082】図9に、第3の実施形態例の処理手順を図
示するとともに、図10に、この処理手順をフローチャ
ートの形式で表したものを図示する。
【0083】次に、図9に示した番号の順番に従って、
この第3の実施形態例の処理手順について説明する。
【0084】まず、ユーザ端末302から音声通信用
(音声映像通信用)アプリケーションを起動して通信要
求をゲートキーパ304に向けて発出する(手順a)。
ゲートキーパ304はユーザ端末502のIPアドレス
を返し接続許可する(手順b)。ユーザ端末302とユ
ーザ端末502は通信を開始する(手順c)。
【0085】ゲートキーパ304は、ネットワーク品質
管理装置406にユーザ端末302とユーザ端末502
のIPアドレスを伝達する(手順d)。ネットワーク品
質管理装置406では、障害原因調査時に対象とすべき
ノードのIPアドレス情報を選択する(手順e)。そし
て、この調査対象のノードIPアドレス情報は、ユーザ
端末302に送信される(手順f)。
【0086】ユーザ端末302では、その調査対象のノ
ードIPアドレス情報を、品質測定実行時に読み出され
るファイルに記録する(手順g)。ユーザ端末302の
ディスプレイには品質測定用ボタンを表示しておき、ユ
ーザが品質劣化を感じた時に、その品質測定用ボタンを
クリックすると、前記ファイルに記録しておいた調査対
象ノードに向けて品質測定パケットが出力され、測定結
果がユーザ端末302に収集される(手順h)。
【0087】この品質測定パケットは、ICMP(Inter
net Control Message Protocol)のようなプロトコルを
利用して、往復遅延時間や、品質測定パケットの到着の
有無(パケット損失として換算できる)や、パケット転
送遅延ゆらぎ等のネットワーク品質値が測定できるよう
に設定する。
【0088】例えば、図8において調査対象ノードは、
原因を特定するために必要なノード301、ノード40
1、ノード403、ノード501、ユーザ端末502で
ある。ただし、一般的に、ノード301、401、40
3、501では、パケット処理の負荷が大きく、品質測
定パケットの処理に負荷を割かれたくないのでICMP
に対応しない設定になっているケースがあり、その場合
には、各ノードに接続されている品質監視装置303、
402、404、503に向けて品質測定パケットを出
力することになる。
【0089】品質測定結果として、ノード301向けの
品質測定結果を結果31、ノード401向けの品質測定
結果を結果32、ノード403向けの品質測定結果を結
果33、ノード501向けの品質測定結果を結果34、
ユーザ端末502向けの品質測定結果を結果35と称す
ると、これらの結果31〜35をユーザ端末302から
ネットワーク品質管理装置406に送信する(手順
i)。
【0090】結果31は回線3002とノード301の
合計の品質値、結果32は回線3002とノード301
と回線3400とノード401の合計の品質値、結果3
3は回線3002とノード301と回線3400とノー
ド401と回線4003とノード403の合計の品質
値、結果34は回線3002とノード301と回線34
00とノード401と回線4003とノード403と回
線4500とノード501の合計の品質値、結果35は
回線3002とノード301と回線3400とノード4
01と回線4003とノード403と回線4500とノ
ード501と回線5002とユーザ端末502の合計の
品質値、となっている。
【0091】このことから判るように、結果31から
は、ユーザLAN300(回線3002とノード30
1)の品質値を求めることができ、差分演算によって求
まる「結果32−結果31」からは、ユーザLAN30
0からA社ネットワーク400へアクセスする区間(回
線3400とノード401)の品質値を求めることがで
き、差分演算によって求まる「結果33−結果32」か
らは、回線4003とノード403の品質値を求めるこ
とができ、差分演算によって求まる「結果34−結果3
3」からは、回線4500とノード501の品質値を求
めることができ、差分演算によって求まる「結果35−
結果34」からは、回線5002とユーザ端末502の
品質値を求めることができる。
【0092】ネットワーク品質管理装置406は、この
ようにして求めた品質値をそれぞれのいき値(しきい
値)と比較して、大きい場合には、その回線区間が障害
原因となっていると判定する(手順j)。そして、その
判定結果を、ユーザにわかりやすい説明も添えてユーザ
端末302に送信して、ユーザ端末302のディスプレ
イに表示する(手順k)。
【0093】例えば、回線3002とノード301の区
間において遅延時間が大きい場合には「ユーザLAN内
において混雑している」、そして、パケット損失が発生
している場合には「ユーザLAN内において情報が欠損
している」というように、ユーザにわかりやすい説明も
添えて、障害原因と各区間の測定結果・通常値とをユー
ザ端末302に送信し、ユーザ端末302のディスプレ
イに表示する(手順k)。
【0094】また、回線3400とノード401の区間
において遅延時間が大きい場合には「ユーザLANとA
社ネットワーク間において混雑している」、そして、パ
ケット損失が発生している場合には「ユーザLANとA
社ネットワーク間において情報が欠損している」という
ように、ユーザにわかりやすい説明も添えて、障害原因
と各区間の測定結果・通常値とをユーザ端末302に送
信し、ユーザ端末302のディスプレイに表示する(手
順k)。
【0095】また、回線4003とノード403の区間
において遅延時間が大きい場合には「A社ネットワーク
において混雑している」、そして、パケット損失が発生
している場合には「A社ネットワークにおいて情報が欠
損している」というように、ユーザにわかりやすい説明
も添えて、障害原因と各区間の測定結果・通常値とをユ
ーザ端末302に送信し、ユーザ端末302のディスプ
レイに表示する(手順k)。
【0096】また、回線4500とノード501の区間
において遅延時間が大きい場合には「A社ネットワーク
とユーザLAN(Cゾーン)間において混雑してい
る」、そして、パケット損失が発生している場合には
「A社ネットワークとユーザLAN(Cゾーン)間にお
いて情報が欠損している」というように、ユーザにわか
りやすい説明も添えて、障害原因と各区間の測定結果・
通常値とをユーザ端末302に送信し、ユーザ端末30
2のディスプレイに表示する(手順k)。
【0097】また、回線5002とユーザ端末502の
区間において遅延時間が大きい場合には「ユーザLAN
(Cゾーン)において混雑している」、そして、パケッ
ト損失が発生している場合には「ユーザLAN(Cゾー
ン)において情報が欠損している」というように、ユー
ザにわかりやすい説明も添えて、障害原因と各区間の測
定結果・通常値とをユーザ端末302に送信し、ユーザ
端末302のディスプレイに表示する(手順k)。
【0098】ここで、上述したような手順d〜gのよう
な構成になっているため、手順hに示すように、ネット
ワーク品質管理者に連絡することなく、ユーザ端末30
2から直ちに障害原因調査のための品質測定パケットを
発出することが可能となる。
【0099】また、上述したような手順i〜kの構成に
なっているため、ユーザが通信を中断することなく、同
じディスプレイ上に、障害原因調査結果を通知(表示)
することが可能となる。
【0100】この手順i〜kについては、ネットワーク
品質管理装置406で処理せずに、ユーザ端末302に
おいてプログラム処理する構成とすることで代替するこ
とが可能であり、この場合には、測定結果をネットワー
ク品質管理装置406に送信させることにより、ネット
ワーク品質管理者が障害を把握できることになる。
【0101】以上説明したことから明らかなように、本
発明によれば、従来に比べて、ネットワーク品質管理者
を仲介することなく、タイムリーに障害原因調査を行う
ことが可能となり、通信を中断することなく、障害原因
を通知することが可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動的に調査対象となるノードのIPアドレスがユーザ
端末に伝達されて、ユーザ端末から直ちに障害原因調査
のための品質測定パケットを発出することが可能である
から、ネットワーク品質管理者に連絡することなく、タ
イムリーに障害原因を探求することができるという利点
がある。
【0103】また、本発明によれば、障害原因の内容が
ユーザのディスプレイ上に表示されるので、サービスを
中断することがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるシステムの説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態例である。
【図3】第1の実施形態例の処理をフローチャートの形
式で表した説明図である。
【図4】本発明の処理の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態例である。
【図6】第2の実施形態例の処理をフローチャートの形
式で表した説明図である。
【図7】第2の実施形態例の処理をフローチャートの形
式で表した説明図である。
【図8】本発明の適用されるシステムの説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態例である。
【図10】第3の実施形態例の処理をフローチャートの
形式で表した説明図である。
【図11】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
100 ユーザLAN 101 ノード 102 ユーザ端末 103 品質監視装置 200 A社ネットワーク 201 ノード 202 品質監視装置 203 ノード 204 ネットワーク品質管理装置 205 ノード 206 配信サーバ 207 品質監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/15 640 H04L 13/00 311 5K035 17/00 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB02 JB16 KA12 KB06 KC26 MC06 5C061 BB07 CC03 5C064 AA01 AA02 AD14 AD18 5K019 AB06 AC09 CD11 DA05 DB05 DC03 5K030 GA01 GA12 HB01 HB02 HB28 HB29 JA10 JT01 JT04 MA06 MB01 MC07 MC09 5K035 AA01 AA07 BB03 CC10 DD01 EE01 JJ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声映像データとヘッダ情報を含むパケ
    ットを、ネットワークを経由して、端末で送受信あるい
    は受信する場合における音声映像通信の障害原因を調査
    し、通知する方法であって、 パケットを送受信している端末の通信アドレスを知るス
    テップと、 前記通信アドレスから品質測定すべき装置の通信アドレ
    スを知って選択するステップと、 前記端末に前記品質測定すべき装置の通信アドレスを通
    知し蓄積するステップと、 前記通知された通信アドレスに向けてパケットを発信し
    ネットワーク品質値を収集するステップとを有すること
    を、 特徴とするネットワーク障害原因調査通知方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワーク障害原因調
    査通知方法において、 前記ネットワーク品質値を利用してネットワークを細分
    化した区間毎の品質値を算出するステップと、 前記区間毎に品質値をいき値と比較するステップと、 前記パケットを発信した端末に、前記区間毎の品質値お
    よび/または前記比較結果を通知するステップとを有す
    ることを、 特徴とするネットワーク障害原因調査通知方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のネットワーク障害
    原因調査通知方法において、 パケットを発信しネットワーク品質値を収集する装置を
    前記端末以外にも複数設けて、連携しつつパケットを発
    信するステップを有することを、 特徴とするネットワーク障害原因調査通知方法。
  4. 【請求項4】 音声映像データとヘッダ情報を含むパケ
    ットを、ネットワークを経由して、端末で送受信あるい
    は受信する場合における音声映像通信の障害原因を調査
    し通知する方法の実現のために用いられる端末であっ
    て、 自装置の通信アドレスと通信先装置の通信アドレスとに
    より決定される品質測定すべき装置の通信アドレスを入
    手する手段と、 品質測定要求が発行されるときに、前記入手された通信
    アドレスに向けてパケットを発信してネットワーク品質
    値を収集する手段と、 前記ネットワーク品質値をネットワーク品質管理装置に
    通知することで、該ネットワーク品質管理装置からネッ
    トワークの障害原因情報を取得する手段と、 前記障害原因情報を出力する手段とを備えることを、 特徴とする端末。
  5. 【請求項5】 音声映像データとヘッダ情報を含むパケ
    ットを、ネットワークを経由して、端末で送受信あるい
    は受信する場合における音声映像通信の障害原因を調査
    し通知する方法の実現のために用いられる端末であっ
    て、 自装置の通信アドレスと通信先装置の通信アドレスとに
    より決定される品質測定すべき装置の通信アドレスを入
    手する手段と、 品質測定要求が発行されるときに、前記入手された通信
    アドレスに向けてパケットを発信してネットワーク品質
    値を収集する手段と、 前記ネットワーク品質値を使ってネットワークの障害原
    因を解析する手段と、前記障害原因情報を出力する手段
    とを備えることを、 特徴とする端末。
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