JP2002049534A - バックアップ/リストアシステム、バックアップ装置およびバックアップ/リストア方法 - Google Patents

バックアップ/リストアシステム、バックアップ装置およびバックアップ/リストア方法

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JP2002049534A
JP2002049534A JP2000232523A JP2000232523A JP2002049534A JP 2002049534 A JP2002049534 A JP 2002049534A JP 2000232523 A JP2000232523 A JP 2000232523A JP 2000232523 A JP2000232523 A JP 2000232523A JP 2002049534 A JP2002049534 A JP 2002049534A
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backup
storage device
auxiliary storage
restore
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JP2000232523A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Tsuchiya
屋 徳 芳 土
Hiroaki Takahashi
橋 宏 明 高
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REXAS Inc
Original Assignee
REXAS Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象となるコンピュータシステムの補助記
憶装置のバックアップおよびリストア作業を、実質的に
簡単な操作で、確実に、しかも対象システムに負担をか
けることなく、さらにはリストア時における前記対象シ
ステムの立ち上げを必要とせずに、達成する。 【解決手段】 操作部170のバックアップスイッチ
を操作すると、処理装置120は、ハードディスク用イ
ンタフェース装置104を介してマルチイニシエータ接
続されている対象ハードディスク101に対するアクセ
ス権の獲得と占有処理を行なってから、該対象ハードデ
ィスク101の内容を読み出してバックアップ用ハード
ディスク191にバックアップする。リストアスイッチ
を操作すると、対象ハードディスク101に対するアク
セス権の獲得と占有処理を行なってからバックアップ用
ハードディスク191の内容を対象ハードディスク10
1にリストアする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムにおける補助記憶装置のバックアップおよびリスト
アを行なうためのバックアップ/リストアシステムに係
り、特にオペレーティングシステム(OS)がインスト
ールされたシステム用ハードディスクに好適なバックア
ップ/リストアシステム、バックアップ装置およびバッ
クアップ/リストア方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるパーソナルコンピュータ(P
C)等のコンピュータシステムにおいては、例えばハー
ドディスク装置等の補助記憶装置の大容量化が進んでい
る。このため、この種の補助記憶装置に何らかの障害が
発生すると、多くのプログラムやデータが消失すること
になり、障害発生以前の稼動状態に回復させることが困
難となる。このため、補助記憶装置の記憶内容を、他の
記憶装置に随時バックアップしておくことが行なわれ
る。障害発生時には、当該補助記憶装置を交換するなど
して、障害を取り除いた後に、バックアップしておいた
情報を補助記憶装置にリストアすることにより、バック
アップ時の状態に復元させることができる。補助記憶装
置の大容量化が進むにつれてバックアップおよびリスト
アに用いられるバックアップ/リストアシステムは、補
助記憶装置の障害に起因するコンピュータシステムの障
害から、コンピュータシステムを復旧させるために非常
に重要なものとなっている。
【0003】この種のバックアップ/リストアシステム
によりバックアップされる補助記憶装置は、一般に、デ
ータのみならず、コンピュータシステムの立ち上げに必
要なオペレーティングシステムのプログラムやテーブル
等を、それぞれファイルの形で格納している。一方、ハ
ードディスク装置等の補助記憶装置における障害は、例
えばハードディスク等の記憶媒体の破損、記憶媒体を駆
動する駆動系の故障、および記録/再生用のヘッドの破
損等のハードウェア的な障害に加えて、オペレーティン
グシステムおよびアプリケーションプログラムのバグ等
に起因する誤動作、コンピュータウィルスによる攻撃、
さらにはそれらに基づく記憶データの不正等のさまざま
なソフトウェア的な原因により、発生し得る。例えば障
害が軽微であり、コンピュータウィルス等に起因する障
害の一部等のように、いわゆるワクチンプログラム等の
ようなメインテナンス専用のプログラムによる対処が可
能であれば、そのようなプログラムにより不正情報を修
正して、障害から回復させることが可能である。しかし
ながら、このような障害が、例えばシステムの立ち上げ
に必要なオペレーティングシステム等がインストールさ
れたハードディスク装置等に発生すると、システムの立
ち上げができなくなってしまうことがある。このような
場合、当該システムに係る何らかの回復処置を含む殆ど
の操作が不可能となってしまう。
【0004】例えばハードディスク装置の場合、記憶媒
体の小さな傷、あるいは記憶データの不正等の場合に
は、起動用に予め用意したフロッピー(登録商標)ディ
スク等により起動して、ハードディスク装置を再フォー
マットすることにより、ハードディスク装置自体を適正
に使用できる状態に回復させることができる場合もあ
る。また、再フォーマット等によっても回復できなかっ
たり、再フォーマットも不可能である場合には、ディス
ク等の記憶媒体またはハードディスク装置自体を交換す
ることにより対処することになる。このような場合に
は、ハードディスク装置が物理的に回復したとしても、
ハードディスク装置自体は、記憶内容を失ってしまって
いるので、システムの立ち上げに必要なオペレーティン
グシステムの再インストールやアプリケーションプログ
ラムの再インストールが必要となる。しかも、入力やプ
ログラムの処理によって蓄積されたデータファイル等
は、データ自体がバックアップされていない限り、再現
することができない。
【0005】ハードディスク装置等の補助記憶装置の正
常な状態における記憶内容をバックアップしておけば、
それをリストアにより書き戻すことにより、バックアッ
プ時と同様な状態に復元することができる。したがっ
て、正常な状態におけるハードディスク装置等の記憶内
容のバックアップを定期的に行なっておけば、如何なる
不測の事態が生じても、バックアップ時の状態を随時再
現することができる。この種のバックアップ/リストア
システムに用いられるバックアップ用記憶装置としては
従来、主として磁気テープ装置が用いられていた。この
ようなバックアップ/リストアシステムでは、ファイル
単位で、または補助記憶装置全体に対して、バックアッ
プが行なわれる。これら、いずれの場合も、バックアッ
プ/リストア動作は、コンピュータシステムにインスト
ールされ、補助記憶装置等に格納されているバックアッ
プ/リストアプログラム、もしくは障害復旧時に備えて
予め作成または用意されている起動用フロッピーディス
ク(フレキシブルディスク)、CD−ROM(商標)、
または磁気テープ等の媒体に記憶されているリストアプ
ログラムにより制御される。
【0006】本発明に係る先行技術として、現在もっと
も進歩していると考えられるバックアップ/リストアシ
ステムの例について説明する。まず、特開2000−3
5920号公報には、予め専用のリストアプログラムを
記憶させた起動用フロッピーディスクを作成しておき、
随時バックアップを行なうとともに障害発生時には前記
起動用フロッピーディスクによりコンピュータシステム
を起動して、バックアップされた情報をリストアするこ
とが示されている。この提案以前においては、オペレー
ティングシステムが破壊されて機能しなくなった場合、
リストアプログラムを動作させるために、まずハードデ
ィスクにオペレーティングシステムをインストールする
ことから始める必要があった。
【0007】例えば、ウィンドウズ(商標)オペレーテ
ィングシステムを使用している場合の復旧動作を例にと
ると、(1)まずオペレーティングシステムのインスト
ールを行ない、(2)オペレーティングシステムの適正
な設定を行ない、(3)サービスパック等のような必要
なパッチプログラム等の修正プログラムを適用し、
(4)必要ならばレジストリの復旧を行ない、(5)バ
ックアップ/リストアプログラムをインストールして、
(6)バックアップされていたデータをリストアすると
いうステップとなる。これらの作業には、慣れたエンジ
ニアでも数時間を必要とし、しかもこれらの操作は、ど
れか1つでも欠けていたり、あるいは不適正に行なわれ
てたりすれば、障害から適正にシステムを復旧させるこ
とはできない。
【0008】これに対し、特開2000−35920号
公報に開示された技術は、障害発生時にはリストアプロ
グラムを含んだ起動用フロッピーディスクでコンピュー
タシステムを起動して直接リストア作業が行なえるの
で、ハードディスク装置にオペレーティングシステムを
全てインストールする手間を省くことが可能となる。す
なわち、まず障害の発生に備えて、起動用フロッピーデ
ィスクを予め作成しておく。この起動用フロッピーディ
スクには、バックアップしたデータをリストアするため
のリストアプログラムと、このリストアプログラムを自
動的に実行させるために最低限必要なオペレーティング
システムの一部を格納しておく。システム構成を変更し
た場合には、その都度起動用フロッピーディスクを作成
し直す。磁気テープ等に、随時、オペレーティングシス
テムを含めてハードディスク全体のバックアップをと
る。
【0009】障害が発生した場合には、(1)起動用フ
ロッピーディスクでコンピュータシステムを起動し、起
動用フロッピーディスクに含まれていたリストアプログ
ラムを実行させ、(2)磁気テープ等にバックアップし
ておいたデータをリストアする。このように、ユーザに
よるリストア作業は、単純化され且つ作業工数も削減さ
れる。一方、文献T1106682062301Win
dowsNT/2000(商標)バックアップリソース
(CQ出版社刊)の98〜99頁に記載されているヒュ
ーレットパッカード社のHPSureStore 50
00/DAT8/DAT24/DAT40/DAT40
x6というテープバックアップシステムがある。このシ
ステムでは、まず障害発生に備えて、バックアップを行
なうため、所要の時点で、バックアップソフトを使用し
てウィンドウズ用セットアップCD−ROMからリスト
アに必要なオペレーティングシステムおよびファイルを
ハードディスク上に作成して、バックアッププログラム
による選択画面で、バックアップ先としてテープ装置が
選択されていることを確認してバックアップをとる。
【0010】障害が発生した場合には、(1)テープ装
置に対して所定の操作をしながらコンピュータシステム
を起動することにより、(2)リストアに必要なオペレ
ーティングシステムおよびファイルをハードディスクに
書き込む。そして、(3)コンピュータシステムをハー
ドディスクから再起動してオペレーティングシステムを
立ち上げて、(4)バックアップソフトを起動してデー
タをリストアする。このように、この文献の手法によっ
ても、ユーザの作業は単純化され且つ削減される。さら
に、特開平11−353239号公報には、正ボリュー
ムおよび副ボリュームとよばれるRAID(Redundant
Array of Inexpensive Discs)装置に2重化してデータ
を持ち、オンライン業務では正ボリュームを使用し、バ
ックアップ処理は、上位装置とは別に用意されたバック
アップ装置を使用して副ボリュームに対して実行するこ
とにより、上位装置および正ボリュームに負荷をかける
ことなく、安全にバックアップ処理をおこなうことがで
きる技術が示されている。
【0011】すなわち、この特開平11−353239
号公報に示されたシステムは、主として、コンピュータ
システム(一般にメインフレームと称される大型汎用コ
ンピュータを前提としているものと思われる)、すなわ
ち上位装置は、過去においては、上位装置自身がその稼
働中にバックアップ処理を実行していたために、上位装
置の負荷増加により業務の性能低下、またはバックアッ
プ処理不具合による情報破壊等の障害を引き起こす可能
性があった。これに対して特開平11−353239号
公報においては、RAID装置を用いて、データを正ボ
リュームおよび副ボリュームに2重化して持ち、上位装
置によるオンライン業務とバックアップ装置によるバッ
クアップ処理とで、これら2重化された正ボリュームお
よび副ボリュームを使い分けている。上位装置は、バッ
クアップに関与せず、バックアップ処理が、上位装置お
よび正ボリュームに負荷をかけることはない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハードディ
スク等の補助記憶装置の故障、ソフトウェアのバグ、人
為的な操作ミス、コンピュータウィルスによる破壊行
為、火災および災害等、コンピュータシステムのデータ
を破損させる多種多様の要因が日常的に存在する。これ
らの障害に対して、データを守る最後の手段がバックア
ップである。そもそもコンピュータシステムにおけるバ
ックアップの必要性とそのレベルは、そのコンピュータ
システムに課せられた可用性(Availability)の度合
い、つまり総運用時間に対して、実際に稼動することが
要求される時間の割合によって決定される。一般に、無
停止すなわちノンストップシステムとは、100%の可
用性を持ったシステムのことである。この可用性を高め
る手段として、補助記憶装置におけるデータのバックア
ップは重要である。
【0013】バックアップ以外に、信頼性を高める手段
として、主要機器の2重化やRAID等の記憶装置の2
重化があるが、これらはハードウエアの可用性を高める
手段であり、データの可用性を高める手段ではない。な
ぜならば、これらの手段では過去のデータに溯ることは
できず、前記日常的な要因により消失してしまったデー
タを取り戻すことはできないからである。しかしなが
ら、このようなバックアップおよび作業は、以下の観点
から、ユーザにとって重い負担となっている。 (1)企業等において、バックアップ担当に指名される
ユーザの多くは、他の業務との兼任であることが多く、
本業の傍らバックアップ作業をしなければならない。 (2)バックアップ作業は、上述した通り、コンピュー
タシステムのバックアッププログラムを起動し、さらに
マウス等を用いて複数ステップの操作を行なうため、だ
れもが容易にできる作業というわけではない。 (3)従来のバックアップシステムは、一般に、対象と
するコンピュータシステム、すなわち機種およびオペレ
ーティングシステム毎に提供されるため、複数の機種ま
たはオペレーティングシステムを導入している場合に
は、バックアップシステムも、それぞれ機種およびオペ
レーティングシステム毎に個々に導入および管理しなけ
ればならない場合が多い。 (4)起動用フロッピーディスクを使用する方法を採用
する場合には、コンピュータシステムの構成変更やオペ
レーティングシステムのバージョンが変わると、その都
度、起動用フロッピーディスクを作り直す必要がある。 (5)バックアップ装置として磁気テープ装置を使用す
る場合は、その特性から記録/再生ヘッドの清掃(クリ
ーニングテープ等による操作)等の日常のメンテナンス
作業とバックアップ実行結果の確認が必要である。
【0014】これらの作業が日常的に正しく行なわれて
初めて、障害復旧時に有効なバックアップが作成される
ことになるが、実際の運用は容易ではない。バックアッ
プ作業が正しく行なわれない場合の直接的要因の多く
は、バックアップ担当者に起因すると推定でき。とはい
え、実際の現場で日常的に、バックアップ作業を、専任
ではない兼務のユーザ等に強いるには、上述の3つの方
法のいずれを用いたとしても、それ以前の方法に比べて
改善されたとはいえ、ユーザにいくつものステップを要
求するものであり、負担が大きい。特に、障害が発生し
た時にしか役に立たないバックアップ作業を日常的に行
なわなければならないのは、ユーザにとって精神的負担
が重い。さらに、復旧作業におけるリストアの手順を含
めてバックアップ作業の根本的な改善が必要である。
【0015】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、対象となるコンピュータシステムの補助記憶装
置のバックアップおよびリストア作業を、実質的に簡単
な操作で、確実に、しかも対象システムに負担をかける
ことなく、さらにはリストア時における前記対象システ
ムの立ち上げを必要とせずに、達成し得るバックアップ
/リストアシステム、バックアップ装置およびバックア
ップ/リストア方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、補助記憶装置に対す
る占有的で且つ独立的な読出しおよび書込みを可能と
し、対象システムの煩雑な操作を要することなく、簡単
な操作で確実なバックアップおよびリストアを可能とす
るバックアップ/リストアシステムを提供することにあ
る。本発明の請求項2の目的は、特に、簡単な操作で確
実なバックアップおよびリストアを可能とするバックア
ップ/リストアシステムを提供することにある。
【0016】本発明の請求項3の目的は、特に、補助記
憶装置によりバックアップ用記憶手段が制限されること
のないバックアップ/リストアシステムを提供すること
にある。本発明の請求項4の目的は、特に、補助記憶装
置によりバックアップ用記憶手段が制限されることのな
いバックアップ/リストアシステムを提供することにあ
る。本発明の請求項5の目的は、特に、補助記憶装置に
よりバックアップ用記憶手段の容量が制約されることの
ないバックアップ/リストアシステムを提供することに
ある。本発明の請求項6の目的は、特に、補助記憶装置
とバックアップ用記憶手段との間での占有的で且つ独立
的な転送によるバックアップおよびリストアを可能と
し、対象システムの煩雑な操作を要することなく、簡単
な操作で、確実に、しかも高速化の容易なバックアップ
およびリストアを可能とするバックアップ/リストアシ
ステムを提供することにある。
【0017】本発明の請求項7の目的は、特に、補助記
憶装置に対する占有的で且つ独立的な読出しおよび書込
みを可能とし、簡単な操作で確実なバックアップおよび
リストアを可能とするバックアップ装置を提供すること
にある。本発明の請求項8の目的は、特に、簡明な操作
による確実なバックアップおよびリストアを可能とする
バックアップ装置を提供することにある。本発明の請求
項9の目的は、特に、補助記憶装置とバックアップ用記
憶装置との間での占有的で且つ独立的な転送によるバッ
クアップおよびリストアを可能とし、対象システムの煩
雑な操作を要することなく、簡単な操作で、確実に、し
かも高速化の容易なバックアップおよびリストアを可能
とするバックアップ装置を提供することにある。
【0018】本発明の請求項10の目的は、特に、補助
記憶装置に対する占有的で且つ独立的な読出しおよび書
込みにより、対象システムの煩雑な操作を要することな
く、簡単な操作で確実なバックアップおよびリストアを
可能とするバックアップ/リストア方法を提供すること
にある。本発明の請求項11の目的は、特に、補助記憶
装置とバックアップ用記憶手段との間での占有的で且つ
独立的な転送によるバックアップおよびリストアによっ
て、対象システムの煩雑な操作を要することなく、簡単
な操作で、確実に、しかも高速化の容易なバックアップ
およびリストアを可能とするバックアップ/リストア方
法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係るバックアップ/リストアシステムは、上述した
目的を達成するために、コンピュータシステムにおける
補助記憶装置のバックアップおよびリストアを行なうバ
ックアップ/リストアシステムであって、コンピュータ
システムの補助記憶装置に直接接続し且つ当該補助記憶
装置を占有して独立に当該補助記憶装置に対する書込み
および読出し制御を行なう機能を有するインターフェー
ス手段と、前記補助記憶装置のバックアップデータを格
納するためのバックアップ記憶手段と前記バックアップ
記憶手段に接続し且つ前記インターフェース手段を介し
て前記補助記憶装置に接続し、前記インターフェース手
段を駆動して前記補助記憶装置を占有した状態で、前記
コンピュータシステムとは独立に前記補助記憶装置と前
記バックアップ記憶手段との間で記憶内容を転送し、前
記補助記憶装置のバックアップおよびリストアを行なう
バックアップ/リストア制御手段と、を具備することを
特徴としている。
【0020】請求項2に記載した本発明に係るバックア
ップ/リストアシステムは、バックアップ/リストア制
御手段は、バックアップ動作およびリストア動作を選択
的に指示するための動作指示手段と、前記動作指示手段
に応答し、前記バックアップ動作が指示されたときに、
前記インターフェース手段を駆動して前記補助記憶装置
を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは独立
に前記補助記憶装置の記憶内容を前記バックアップ記憶
手段に転送させるバックアップ制御手段と、前記動作指
示手段に応答し、前記リストア動作が指示されたとき
に、前記インターフェース手段を駆動して前記補助記憶
装置を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは
独立に前記バックアップ記憶手段の記憶内容を前記補助
記憶装置に転送させるリストア制御手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0021】請求項3に記載した本発明に係るバックア
ップ/リストアシステムは、バックアップ/リストア制
御手段は、前記補助記憶装置の記憶内容を前記バックア
ップ記憶手段に転送させるバックアップ動作時に、前記
補助記憶装置の記憶内容を前記補助記憶装置における記
憶イメージを再現し得る他の記憶形態に変換し、前記バ
ックアップ記憶手段の記憶内容を前記補助記憶装置に転
送させるリストア動作時に、前記バックアップ記憶手段
の記憶内容に基づいて前記補助記憶装置における記憶イ
メージを再現する情報変換手段を含むことを特徴として
いる。請求項4に記載した本発明に係るバックアップ/
リストアシステムのバックアップ/リストア制御手段
を、他のインターフェース手段を介して、バックアップ
記憶手段に接続してなることを特徴としている。
【0022】請求項5に記載した本発明に係るバックア
ップ/リストアシステムは、情報変換手段は、前記補助
記憶装置の記憶容量よりも前記バックアップ記憶手段の
記憶容量が小さい場合に、前記バックアップ動作時に、
前記バックアップ記憶手段を複数個用いて前記記憶内容
を分割転送し、前記リストア動作時に、前記複数個のバ
ックアップ記憶手段の記憶内容に基づいて前記補助記憶
装置における記憶イメージを再現する手段を含むことを
特徴としている。請求項6に記載した本発明に係るバッ
クアップ/リストアシステムは、コンピュータシステム
における補助記憶装置のバックアップおよびリストアを
行なうバックアップ/リストアシステムであって、コン
ピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ当該
補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に対す
る書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するインタ
ーフェース手段と、前記補助記憶装置のバックアップデ
ータを格納するためのバックアップ記憶手段と前記イン
ターフェース手段を介して前記補助記憶装置および前記
バックアップ記憶手段に接続し、前記インターフェース
手段を駆動して前記補助記憶装置を占有した状態で、前
記コンピュータシステムとは独立に前記補助記憶装置と
前記バックアップ記憶手段との間で記憶内容を転送し、
前記補助記憶装置のバックアップおよびリストアを行な
うバックアップ/リストア制御手段と、を具備すること
を特徴としている。
【0023】請求項7に記載した本発明に係るバックア
ップ装置は、コンピュータシステムの補助記憶装置に直
接接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補
助記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機
能を有するインターフェース装置と、前記補助記憶装置
のバックアップデータを格納するためのバックアップ記
憶装置と前記バックアップ記憶装置に接続し且つ前記イ
ンターフェース装置を介して前記補助記憶装置に接続
し、前記インターフェース装置を駆動して前記補助記憶
装置を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは
独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装置と
の間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバックア
ップおよびリストアを行なうバックアップ/リストア制
御装置と、を具備することを特徴としている。
【0024】請求項8に記載した本発明に係るバックア
ップ装置は、バックアップ/リストア制御装置は、バッ
クアップ動作およびリストア動作を選択的に指示するた
めの動作指示スイッチと、前記動作指示スイッチに応答
し、前記バックアップ動作が指示されたときに、前記イ
ンターフェース装置を駆動して前記補助記憶装置を占有
した状態で、前記コンピュータシステムとは独立に前記
補助記憶装置の記憶内容を前記バックアップ記憶装置に
転送させるバックアップ制御手段と、前記動作指示スイ
ッチに応答し、前記リストア動作が指示されたときに、
前記インターフェース装置を駆動して前記補助記憶装置
を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは独立
に前記バックアップ記憶装置の記憶内容を前記補助記憶
装置に転送させるリストア制御手段と、を含むことを特
徴としている。
【0025】請求項9に記載した本発明に係るバックア
ップ装置は、コンピュータシステムの補助記憶装置に直
接接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補
助記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機
能を有するインターフェース装置と、前記補助記憶装置
のバックアップデータを格納するためのバックアップ記
憶装置と前記インターフェース装置を介して前記補助記
憶装置および前記バックアップ記憶装置に接続し、前記
インターフェース装置を駆動して前記補助記憶装置を占
有した状態で、前記コンピュータシステムとは独立に前
記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装置との間で記
憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバックアップおよ
びリストアを行なうバックアップ/リストア制御装置
と、を具備することを特徴としている。
【0026】請求項10に記載した本発明に係るバック
アップ/リストア方法は、コンピュータシステムにおけ
る補助記憶装置のバックアップおよびリストアを行なう
にあたり、コンピュータシステムの補助記憶装置に直接
接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助
記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能
を有するインターフェースを介して補助記憶装置に接続
し、前記インターフェースを駆動して前記補助記憶装置
を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは独立
に前記補助記憶装置とバックアップデータを格納するた
めのバックアップ記憶装置との間で記憶内容を転送し、
前記補助記憶装置のバックアップおよびリストアを行な
うことを特徴としている。
【0027】請求項11に記載した本発明に係るバック
アップ/リストア方法は、コンピュータシステムにおけ
る補助記憶装置のバックアップおよびリストアを行なう
にあたり、コンピュータシステムの補助記憶装置に直接
接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助
記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能
を有するインターフェースを介して前記補助記憶装置お
よびバックアップデータを格納するためのバックアップ
記憶装置に接続し、前記インターフェースを駆動して前
記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシ
ステムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ
記憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置
のバックアップおよびリストアを行なうことを特徴とし
ている。
【0028】
【作 用】すなわち、本発明の請求項1によるバックア
ップ/リストアシステムは、バックアップ/リストア制
御手段を、補助記憶装置のバックアップデータを格納す
るためのバックアップ記憶手段に接続するとともに、前
記補助記憶装置に直接接続し且つ当該補助記憶装置を占
有して独立に当該補助記憶装置に対する書込みおよび読
出し制御を行なう機能を有するインターフェース手段を
介して前記補助記憶装置に接続し、前記インターフェー
ス手段を駆動して前記補助記憶装置を占有した状態で、
前記コンピュータシステムとは独立に前記補助記憶装置
と前記バックアップ記憶手段との間で記憶内容を転送
し、前記補助記憶装置のバックアップおよびリストアを
行なう。このような構成により、特に、補助記憶装置に
対する占有的で且つ独立的な読出しおよび書込みを可能
とし、対象となるコンピュータシステムの補助記憶装置
のバックアップおよびリストア作業を、実質的に簡単な
操作で、確実に、しかも対象システムに負担をかけるこ
となく、さらにはリストア時における前記対象システム
の立ち上げを必要とせずに、達成し得るようにして、対
象システムの煩雑な操作を要することなく、簡単な操作
で確実なバックアップおよびリストアが可能となる。
【0029】本発明の請求項2によるバックアップ/リ
ストアシステムは、バックアップ/リストア制御手段に
おいて、動作指示手段によりバックアップ動作およびリ
ストア動作を選択的に指示し、前記バックアップ動作が
指示されたときに前記動作指示手段に応答するバックア
ップ制御手段によって、前記インターフェース手段を駆
動して前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピ
ュータシステムとは独立に前記補助記憶装置の記憶内容
を前記バックアップ記憶手段に転送させ、前記リストア
動作が指示されたときに前記動作指示手段に応答するリ
ストア制御手段によって、前記インターフェース手段を
駆動して前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コン
ピュータシステムとは独立に前記バックアップ記憶手段
の記憶内容を前記補助記憶装置に転送させる。このよう
な構成により、特に、簡単な操作で確実なバックアップ
およびリストアが可能となる。
【0030】本発明の請求項3によるバックアップ/リ
ストアシステムは、バックアップ/リストア制御手段
は、前記補助記憶装置の記憶内容を前記バックアップ記
憶手段に転送させるバックアップ動作時に、前記補助記
憶装置の記憶内容を前記補助記憶装置における記憶イメ
ージを再現し得る他の記憶形態に変換し、前記バックア
ップ記憶手段の記憶内容を前記補助記憶装置に転送させ
るリストア動作時に、前記バックアップ記憶手段の記憶
内容に基づいて前記補助記憶装置における記憶イメージ
を再現する情報変換手段を含む。このような構成によ
り、特に、補助記憶装置によりバックアップ用記憶手段
が制限されることをなくすることができる。本発明の請
求項4によるバックアップシステムは、バックアップ/
リストア制御手段を、他のインターフェース手段を介し
てバックアップ記憶手段に接続してなる。このような構
成により、特に、補助記憶装置によりバックアップ用記
憶手段が制限されることをなくすことができる。
【0031】本発明の請求項5によるバックアップ/リ
ストアシステムは、情報変換手段は、前記補助記憶装置
の記憶容量よりも前記バックアップ記憶手段の記憶容量
が小さい場合に、前記バックアップ動作時に、前記バッ
クアップ記憶手段を複数個用いて前記記憶内容を分割転
送し、前記リストア動作時に、前記複数個のバックアッ
プ記憶手段の記憶内容に基づいて前記補助記憶装置にお
ける記憶イメージを再現する手段を含む。このような構
成により、特に、補助記憶装置によりバックアップ用記
憶手段の容量が制約されることがないようにすることが
できる。
【0032】本発明の請求項6によるバックアップ/リ
ストアシステムは、コンピュータシステムの補助記憶装
置に直接接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に
当該補助記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行
なう機能を有するインターフェース手段を介して、バッ
クアップ/リストア制御手段を、前記補助記憶装置およ
びそのバックアップデータを格納するためのバックアッ
プ記憶手段に接続し、前記インターフェース手段を駆動
して前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュ
ータシステムとは独立に前記補助記憶装置と前記バック
アップ記憶手段との間で記憶内容を転送し、前記補助記
憶装置のバックアップおよびリストアを行なう。このよ
うな構成により、特に、補助記憶装置とバックアップ用
記憶手段との間での占有的で且つ独立的な転送によるバ
ックアップおよびリストアを可能とし、対象システムの
煩雑な操作を要することなく、簡単な操作で、確実に、
しかも高速化の容易なバックアップおよびリストアが可
能となる。
【0033】本発明の請求項7によるバックアップ装置
は、バックアップ/リストア制御装置を、補助記憶装置
のバックアップデータを格納するためのバックアップ記
憶装置に接続するとともに、前記補助記憶装置に直接接
続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記
憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を
有するインターフェース装置を介して前記補助記憶装置
に接続し、前記インターフェース装置を駆動して前記補
助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシステ
ムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶
装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバ
ックアップおよびリストアを行なう。このような構成に
より、特に、補助記憶装置に対する占有的で且つ独立的
な読出しおよび書込みを可能とし、簡単な操作で確実な
バックアップおよびリストアが可能となる。
【0034】本発明の請求項8によるバックアップ装置
は、バックアップ/リストア制御装置において、動作指
示スイッチによりバックアップ動作およびリストア動作
を選択的に指示し、前記バックアップ動作が指示された
ときに前記動作指示スイッチに応答するバックアップ制
御装置によって、前記インターフェース装置を駆動して
前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータ
システムとは独立に前記補助記憶装置の記憶内容を前記
バックアップ記憶装置に転送させ、前記リストア動作が
指示されたときに前記動作指示装置に応答するリストア
制御装置によって、前記インターフェース手段を駆動し
て前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュー
タシステムとは独立に前記バックアップ記憶装置の記憶
内容を前記補助記憶装置に転送させる。このような構成
により、特に、簡明な操作による確実なバックアップお
よびリストアが可能となる。
【0035】本発明の請求項9によるバックアップ装置
は、コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し
且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装
置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有す
るインターフェース装置を介して、バックアップ/リス
トア制御装置を、前記補助記憶装置およびそのバックア
ップデータを格納するためのバックアップ記憶装置に接
続し、前記インターフェース装置を駆動して前記補助記
憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシステムと
は独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装置
との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバック
アップおよびリストアを行なう。このような構成によ
り、特に、補助記憶装置とバックアップ用記憶装置との
間での占有的で且つ独立的な転送によるバックアップお
よびリストアを可能とし、対象システムの煩雑な操作を
要することなく、簡単な操作で、確実に、しかも高速化
の容易なバックアップおよびリストアが可能となる。
【0036】本発明の請求項10によるバックアップ/
リストア方法は、コンピュータシステムにおける補助記
憶装置のバックアップおよびリストアに際して、コンピ
ュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ当該補
助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に対する
書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するインター
フェースを介して補助記憶装置に接続し、前記インター
フェースを駆動して前記補助記憶装置を占有した状態
で、前記コンピュータシステムとは独立に前記補助記憶
装置とバックアップデータを格納するためのバックアッ
プ記憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装
置のバックアップおよびリストアを行なう。このように
することにより、特に、補助記憶装置に対する占有的で
且つ独立的な読出しおよび書込みにより、対象システム
の煩雑な操作を要することなく、簡単な操作で確実なバ
ックアップおよびリストアが可能となる。
【0037】本発明の請求項11によるバックアップ/
リストア方法は、コンピュータシステムにおける補助記
憶装置のバックアップおよびリストアを行なう際に、コ
ンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ当
該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に対
する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するイン
ターフェースを介して前記補助記憶装置およびバックア
ップデータを格納するためのバックアップ記憶装置に接
続し、前記インターフェースを駆動して前記補助記憶装
置を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは独
立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装置との
間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバックアッ
プおよびリストアを行なう。このような構成により、特
に、補助記憶装置とバックアップ用記憶手段との間での
占有的で且つ独立的な転送によるバックアップおよびリ
ストアによって、対象システムの煩雑な操作を要するこ
となく、簡単な操作で、確実に、しかも高速化の容易な
バックアップおよびリストアが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明のバックアップ/リストアシステムを
詳細に説明する。図1は、本発明の一つの実施の形態に
係るバックアップ/リストアシステムを適用したコンピ
ュータシステムの構成を示している。図1において、コ
ンピュータシステム100の補助記憶装置であり、バッ
クアップおよびリストアの対象となる対象ハードディス
ク101は、コンピュータシステム100に、SCSI
インターフェース装置102およびSCSIインターフ
ェースバス103を介して接続されている。SCSIイ
ンターフェースは、SCSI規約(Small ComputerSyst
em Interface、ANSI X3.131−1986、1994などによる)
に基づくインターフェース仕様であり、広く用いられて
いる。
【0039】図1に示すように、バックアップ/リスト
アシステムは、SCSIインターフェースバス103に
SCSIインターフェースを用いて接続される。バック
アップシステムは、ハードディスク用インターフェース
装置104、システムバス105、処理装置120、入
出力インターフェース装置130、RAM(ランダムア
クセスメモリ)140、ROM(リードオンリメモリ)
150、バックアップ用インターフェース装置160、
操作部(例えば押しボタン)170、表示装置180、
バックアップ記憶装置バス190、バックアップハード
ディスク191、磁気テープ装置192、光磁気ディス
ク装置193、CD−R/CD−RW装置194および
DVD−R/RAM/RW装置195を有している。
【0040】ハードディスク用インターフェース装置1
04、処理装置120、入出力インターフェース装置1
30、RAM140、ROM150、バックアップ装置
用インターフェース装置160、操作部170および表
示装置180は、バックアップおよびリストア動作を実
現するバックアップ装置(本体)110を構成してい
る。ハードディスク用インターフェース装置104、処
理装置120、入出力インターフェース装置130、R
AM140、ROM150、およびバックアップ用イン
ターフェース装置160は、それぞれはシステムバス1
05を介してデータの授受ならびに制御がスムースに行
なうことができるように構成されている。操作部170
および表示装置180は、入出力インターフェース装置
130を介してシステムバス105に接続されている。
バックアップ用インターフェース装置160には、バッ
クアップ記憶装置バス190を介して、バックアップ用
の、ハードディスク191、磁気テープ装置192、光
磁気ディスク装置193、CD−R/CD−RW装置1
94およびDVD−R/RAM/RW装置165等が接
続されている。メモリ140は、本発明によるバックア
ップ装置およびその制御に係るプログラムのほかに、該
装置およびその動作に必要なすべてのデータを格納して
いる。
【0041】すなわち、ハードディスク用インターフェ
ース装置104およびバックアップ装置用インターフェ
ース装置160はそれぞれインターフェース手段を構成
し、処理装置120、入出力インターフェース装置13
0、RAM140、ROM150、操作部170および
表示装置180は、バックアップ/リストア制御手段を
構成し、操作部170は、動作指示手段または動作指示
スイッチを含み、バックアップハードディスク191、
磁気テープ装置192、光磁気ディスク装置193、C
D−R/CD−RW装置194およびDVD−R/RA
M/RW装置165のうちの少なくとも一部がバックア
ップ用記憶手段を構成する。バックアップ装置110
は、ハードディスク用インターフェース装置104を介
してコンピュータシステム100のSCSIインターフ
ェースバス103に接続されており、コンピュータシス
テム100のハードディスク101をアクセス可能とし
ている。ハードディスク用インターフェース装置104
は、SCSI仕様に基づくSCSIインターフェースで
ある。
【0042】入出力インターフェース装置130は、押
しボタンスイッチ等からなる操作部170および液晶デ
ィスプレイ等の表示装置180に接続されている。表示
装置180は、操作部170を介して指示された操作の
種類と進捗状態、およびバックアップまたはリストアの
結果(良否)を表示するために設けられている。操作部
170は、バックアップ操作およびリストア操作の実行
を選択的に指示するためと、対象ドライブの指定等の各
種設定に必要な数だけ用意されている。バックアップ装
置110は、バックアップ用インターフェース装置16
0とバックアップ記憶装置バス190を介して、バック
アップ用記憶装置であるハードディスク装置191、磁
気テープ装置192、光磁気ディスク装置193、CD
−R/CD−RW装置194およびDVD−R/RW/
RAM装置195等のうちのいずれか1つまたは複数に
接続される。なお、この場合、バックアップ用インター
フェース装置160としてもSCSI仕様が用いられて
おり、したがって、バックアップ記憶装置バス190、
並びにそれに接続されるハードディスク装置191、磁
気テープ装置192、光磁気ディスク装置193、CD
−R/CD−RW装置194およびDVD−R/RW/
RAM装置195におけるインターフェース仕様はいず
れもSCSI仕様を用いる。
【0043】ここで、SCSI仕様について、その概要
を説明する。SCSIは、ANSIX3.131−19
86、1994などにて規定されているパーソナルコン
ピュータおよびワークステーション等の小型コンピュー
タとハードディスク装置およびCD−ROM装置等の周
辺機器とを接続するためのインターフェースに係る規約
であり、広く普及している。SCSIにはいくつかの種
類があり、例としてSCSI2規約を例にとって説明す
る。SCSIバスには、最大8台(8ビットバス幅の場
合)までのSCSI周辺機器およびコンピュータ(以
下、これらを「SCSIデバイス」と総称する)を接続
することができる。図2〜図4に、SCSIシステムの
典型的な構成分類とシステム構成例を示す。図2は、最
も基本的な構成であるシングルイニシエータ・マルチタ
ーゲットシステムを示している。このシングルイニシエ
ータ・マルチターゲットシステムは、パーソナルコンピ
ュータおよびワークステーション等のコンピュータシス
テムにおける唯一ともいえる代表的な周辺機器の接続形
態である。
【0044】SCSIバス10に接続されたSCSIイ
ンターフェース装置11、ハードディスク装置13およ
び磁気テープ装置14等の各SCSIデバイスは、イニ
シエータまたはターゲットのどちらかの役割を持って動
作する。SCSIインターフェース装置11は、コンピ
ュータシステム12にSCSIバス10を接続するため
のインターフェースである。そして、ある一時点では1
台のイニシエータデバイスと1台のターゲットデバイス
がSCSIバスを占有し、それら2台のSCSIデバイ
ス間でのみデータ転送などの動作が実行される。システ
ム構成上、イニシエータとして動作するSCSIデバイ
スとターゲットとして動作するSCSIデバイスの組み
合わせは、SCSIバス上のSCSIデバイスの合計が
8台を超えない範囲内で任意である。また、1台のSC
SIデバイスにイニシエータおよびターゲット双方の機
能を持たせることも可能である。
【0045】そこで、図3に示すマルチイニシエータ・
マルチターゲットシステムでは、第1のコンピュータシ
ステム22と第2のコンピュータシステム31との間で
通信が行なわれる場合には、一方のコンピュータシステ
ムがイニシエータとして動作し、もう一方のコンピュー
タシステムはターゲットとして動作する。また、第1の
コンピュータシステム22および第2のコンピュータシ
ステム31は、それぞれイニシエータとして、ハードデ
ィスク装置23および磁気テープ装置24等のSCSI
デバイスを、ターゲットデバイスとして、個別に設定さ
れるID(識別情報)に基づく優先順位に従ってデータ
転送等を実行することができる。しかしながら、実際に
実施されているSCSIシステムの形態は、通常の場
合、シングルイニシエー・マルチターゲットシステムに
とどまっている。その理由としては、次のようなものが
考えられる。まず、SCSIバスの長さの制限が、各機
器の盤内配線(スタブ長)を含めて6mと短いことがあ
げられる。これは周辺機器を接続するには充分でも、2
台以上のコンピュータシステムを含めて接続するマルチ
イニシエータシステムの場合には、事実上隣接配置する
しかなくなり、配置上の制約が大きい。第2に、同様の
理由で規模の発展性に欠けることがあげられる。
【0046】マルチイニシエータ−マルチターゲットシ
ステム構成を利用して、システム規模を拡張しようとし
た場合、他の条件による制約以前にSCSIバスの長さ
の制限による制約で拘束されてしまう。第3に、マルチ
イニシエータ機能を利用したコンピュータシステム間の
通信については、ドライバプログラムおよびアプリケー
ションプログラムといったソフトウェア等に係る実際の
手段が提供されておらず、TCP/IPおよびインター
ネット等のように、高度な手段が豊富に提供されている
ローカルエリアネットワーク(LAN)に比べてメリッ
トがほとんどない。さらに、第4に、複数のイニシエー
タ間で、ハードディスク等のターゲットを共有する場
合、ユーザに提供されるのは、SCSI規約の物理層に
おける装置単位の排他制御手段だけであることがあげら
れる。これはデータ操作の一貫性を保つための排他制御
の中で、もっとも効率の悪い手段であって、近年におけ
る高度なアプリケーションには対応できない。これらの
理由により、マルチイニシエータ−マルチターゲット機
能は、これまで、コンピュータシステム間の通信手段お
よび周辺機器の共有手段としては、事実上実施されては
いなかった。唯一の例外として、ハードディスクに対し
てSCSIバスを利用し、且つSCSI機能とは別の排
他制御機構、SCSIバス切り替え機構、および専用オ
ペレーティングシステム(例えばMS−DOS(商
標))を用いることにより、前記問題点を軽減して実用
化されたネットワークシステムとして、特開平2−11
5962号として提案されたコンピュータ装置とその周
辺装置との接続方式がある。
【0047】図4は、図3の例において、第2のコンピ
ュータシステムをバックアップシステム31′として、
(第1の)コンピュータシステム22のハードディスク
装置23(図1の101に相当)のデータを、バックア
ップシステム31′にバックアップ用インターフェース
装置41(図1の160に相当)を介して接続したバッ
クアップ用ハードディスク装置42(図1の191に相
当)にバックアップするシステムを示している。コンピ
ュータシステム22のハードディスク装置23のデータ
は、すべてバックアップシステム31′が制御するバッ
クアップ用ハードディスク42にバックアップされる。
また、バックアップ用ハードディスク42の全てのデー
タをコンピュータシステム22のハードディスク装置2
3にリストアして、システムの障害等からのリカバリ
(復旧)等を実現する。本発明は、このような原理に基
づくものであり、この図4を参照して、本発明の動作原
理について具体的に説明する。
【0048】まず、バックアップを行なう場合には、ユ
ーザは、バックアップシステム31′において、操作部
(図1の170)を操作して、バックアップおよびリス
トアの対象となる対象ハードディスク23(図1の10
1に相当)およびバックアップに使用するバックアップ
用ハードディスク42(図1の191に相当)を予め選
択しておく。この情報はバックアップシステム31′に
格納され、以後新たに選択操作が行なわれて、更新され
るまで有効となる。これらの選択および確認は、液晶デ
ィスプレイ等の表示装置(図1の180)に表示される
バックアップ/リストア対象選択表示により対話的に行
なう。そして、操作部(170)のバックアップスイッ
チの押操作などによりバックアップを指示する。そうす
ると、バックアップシステム31′(図1の処理装置1
20)は、SCSIインターフェース装置30(図1の
104に相当)を介してマルチイニシエータ接続されて
いるハードディスク23の情報を読み取り、バックアッ
プシステム31′に先に記憶されている情報と突き合わ
せてバックアップ対象のハードディスク(101)であ
ることを確認する。確認結果は、表示装置(180)に
バックアップ/リストア実行確認表示として表示され、
ユーザに実行可否の操作を促す。
【0049】操作部(170)の実行(EXECUT
E)スイッチの押操作などにより、バックアップの実行
が指示されると、対象ハードディスク23に対するアク
セス権の獲得と占有処理を行なってから、該対象ハード
ディスク23のデータ全体をバックアップ用ハードディ
スク42にバックアップする。この占有処理は、もしも
ハードディスク23がコンピュータシステム22からア
クセスされている最中にバックアップをしてしまうと、
そのデータは一貫性が失われる(バックアップ開始から
終了までの間にデータが書き換わっている)可能性があ
り、リストア時に支障をきたし、適正なリカバリが阻害
されるので、それを防ぐために必須である。占有処理が
行なわれた後、占有解除が行なわれるまでの間、コンピ
ュータシステム22からのハードディスク23に対する
アクセスは、SCSIバス20およびSCSIインター
フェース装置21によりすべてエラーとして返される。
【0050】バックアップ処理の進行状態と実行結果
は、バックアップ/リストア実行状態表示およびバック
アップ/リストア実行結果表示などとして、バックアッ
プシステム31′の表示装置(180)に表示される。
このバックアップ操作に伴う処理の詳細については後述
する。次に、コンピュータシステム22における対象ハ
ードディスク23の障害時等に、最後に、すなわち、最
も最近にバックアップ用ハードディスク42にバックア
ップされた正常なバックアップ内容を、対象ハードディ
スク23にリストアして、対象ハードディスク23をバ
ックアップされた時点の状態に戻して、障害からのリカ
バリを行なう場合について説明する。バックアップシス
テム31′の操作部(170)のリストアスイッチの押
操作等により、リストアを指示する。バックアップシス
テム31′は、SCSIインターフェース装置30を介
して、マルチイニシエータ接続されている対象ハードデ
ィスク23の情報を読み取り、バックアップシステム3
1′に記憶されている情報と突き合わせ、リストア対象
のハードディスクであることと、バックアップ用ハード
ディスク42のデータが、対象ハードディスク23の内
容をバックアップしたものであることを確認する。この
確認結果は、表示装置(180)にバックアップ/リス
トア実行確認表示として表示して、ユーザに実行可否の
操作を促す。
【0051】次に、操作部170の実行(EXECUT
E)スイッチの押操作等により、対象ハードディスク2
3に対するアクセス権の獲得と占有処理を行なってから
バックアップ用ハードディスク42のデータ全体を対象
ハードディスク23にリストアする。この占有処理は、
もしもハードディスク23がコンピュータシステム22
からアクセスされている最中にリストアをしてしまう
と、リストア処理が正しく行なわれない(リストア開始
から終了までの間にデータが書き換わってしまう)おそ
れがあり、それを防ぐために必須である。占有処理が行
なわれた後、コンピュータシステム22からの対象ハー
ドディスク23に対するアクセスは、占有解除が行なわ
れるまでの間は、SCSIバス20およびSCSIイン
ターフェース装置21によりすべてエラーとして返され
る。
【0052】リストア処理の進行状態と実行結果は、バ
ックアップ/リストア実行状態表示およびバックアップ
/リストア実行結果表示などとして、バックアップシス
テム31′の表示装置(180)に表示される。このリ
ストア操作に伴う処理の詳細については後述する。図5
は、図1にブロック図で示し且つ図4に原理図を示し
た、この実施の形態におけるバックアップシステムであ
るバックアップ/リストアシステムまたはバックアップ
装置の主要部のさらに具体的なハードウェア構成を示し
ている。バックアップ装置は、CPU(中央処理装置)
201、入出力インターフェース(I/O)装置20
2、ワークSRAM(スタティックRAM)203、R
OM204、第1のSCSIコネクタ205、第1のS
CSIコントローラ(SPC1)206、DMAコント
ローラ(DMAC)207、第2のSCSIコントロー
ラ(SPC0)208、第2のSCSIコネクタ209
およびSDRAM(シンクロナスダイナミックRAM)
210を備えている。
【0053】CPU201およびDMAコントローラ2
07は、図1における処置装置120に相当し、入出力
インターフェース装置202は、図1における入出力イ
ンターフェース装置130に相当し、ワークSRAM2
03およびSDRAM210は、図1におけるRAM1
40に相当し、ROM204は、図1におけるROM1
50に相当する。さらに、第1のSCSIコネクタ20
5および第1のSCSIコントローラ206は、図1に
おけるバックアップ用インターフェース装置150に相
当し、そして第2のSCSIコントローラ208、第2
のSCSIコネクタ209は、図1におけるハードディ
スク用インターフェース装置104に相当する。CPU
201は、このバックアップ/リストアシステムの制御
全般を司る。入出力インターフェース装置202は、こ
のバックアップ/リストアシステムとオペレータとの間
の対話的な入出力を行なうための操作部(170)およ
び表示装置(180)を接続するためのインターフェー
スである。この入出力インターフェース装置202に
は、バックアップスイッチ、リストアスイッチ、実行/
キャンセルスイッチ等を含む1以上の押しボタンスイッ
チおよび液晶ディスプレイパネル等の表示装置が接続さ
れている。ワークSRAM203は、CPU201上で
動作するプログラムおよびそのデータを格納している。
【0054】また、ハードディスクの識別用のデータも
このワークSRAM203に格納される。ROM204
は、CPU201上で動作するプログラムを格納してい
る。スレーブボード上の第1のSCSIコネクタ205
は、バックアップデータ格納用ハードディスクをSCS
Iインターフェースにて接続する。第1のSCSIコン
トローラ206は、バックアップデータ格納用ハードデ
ィスクを接続するSCSIバスアクセス用のSPC(S
csi ProtocolControler)等と称
されるコントローラである。DMAコントローラ207
は、各SCSIコントローラ206および208は、こ
れらとSDRAM210との間でCPU201を経由す
ることなくデータの授受を行なわせる。このDMAコン
トローラ207による転送路は、CPU201のバスと
は独立しており、高速なデータ転送を実現することがで
きる。また、SDRAM110の制御および電圧の相違
に基づいて、2本に別れているCPUバスのブリッジと
しても機能する。
【0055】第2のSCSIコントローラ208は、バ
ックアップ/リストアの対象となる対象ハードディスク
が接続されるSCSIバスをアクセスするためのSCS
Iコントローラである。第2のSCSIコネクタ209
は、バックアップ/リストアの対象となるハードディス
クが接続されるSCSIバスに接続するためのSCSI
コネクタである。SDRAM210は、第1のSCSI
コントローラ206と第2のSCSIコントローラ20
8との間のデータの通信用バッファである。転送時に
は、一方のハードディスクから読み出されたデータが一
旦このSDRAM210に格納され、このSDRAM2
10から他方のハードディスクに送られる。次に、この
バックアップ/リストアシステムの具体的な動作につい
て図6〜図19に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0056】図6は、バックアップスイッチを操作した
ときの概略フローチャートであり、これがバックアップ
制御手段に相当する。図6に示すようにバックアップ操
作のプログラムは、ステップS1〜S6で構成されてい
る。各ステップは、それぞれ「ステップS1:バックア
ップ対象ドライブの確認」、「ステップS2:バックア
ップ対象ドライブの占有指定」、「ステップS3:バッ
クアップの実行」、「ステップS4:バックアップ対象
ドライブの占有解除」、「ステップS5:バックアップ
情報の保存」、そして「ステップS6:バックアップの
終了を表示」を実現する。ステップS1においては、バ
ックアップの対象となるドライブとバックアップデータ
格納ドライブの状態を確認し、バックアップ可能である
か否かを確認し、可能であれば、実際のバックアップを
開始するか否かをオペレータに確認する。ステップS2
においては、バックアップ対象ドライブが他のイニシエ
ータ(ホストコンピュータ等)からのアクセスを禁止す
るためバックアップ対象ドライブに占有を指定する。ス
テップS3においては、実際のバックアップを実行し、
バックアップ対象ドライブの全データをバックアップデ
ータ格納ドライブへ複写する。ステップS4において
は、バックアップ対象ドライブの占有を解除し、他のイ
ニシエータからのアクセスを許可する。ステップS5に
おいては、各種バックアップ情報をバックアップデータ
格納ドライブに保存し、そしてステップS6においてバ
ックアップの終了を表示し一連の動作を終了する。
【0057】ここで上述した各ステップについてさらに
詳細に説明する。図7は、図6におけるステップS1を
詳細に示したフローチャートである。まず、ステップS
101においては、予めバックアップ対象ドライブ(図
5におけるSCSIコネクタ209に接続されている)
が指定されているか否かを識別する。バックアップ対象
ドライブが指定されている場合には、ステップS102
へ進むが、指定されていない場合はステップS104へ
進む。ステップS102では、指定された対象ドライブ
がアクセスできるか、また、以前に指定された時と同一
のドライブであるか否かを確認する。同一のドライブで
あることを確認するために、ドライブの構成情報(SC
SI ID)、属性(Inquiryデータ)およびド
ライブ容量(Read Capacityデータ)等の
一部または全部を比較する(これらの情報は、図5にお
けるワークSRAM203に格納されている)。
【0058】このシステムでは、これらのデータのうち
特にInquiryデータの標準的なデータであるスタ
ンダードInquiryデータの他に、さらに細かい情
報を読み込むためVPD(Vital Product
Data)を用いてシリアル番号等を取得する。これ
らの比較の結果、指定された時と同一のドライブである
ことが判明した場合には、ステップS105へ進む。同
一のドライブでない場合には、ステップS103へ進み
ドライブのエラーであることを表示(図5の入出力イン
ターフェース装置202に接続された表示装置に表示さ
れる)した後、ステップS104へ進む。ステップS1
04では、バックアップ対象ドライブの指定を行なう。
このステップ104に相当する対象ドライブの指定処理
については、後に図19を参照して詳細に説明する。対
象ドライブを指定した後に、ステップS105へ進む。
ステップS105では、バックアップデータ格納ドライ
ブ(図5のSCSIコネクタ205に接続されている)
がアクセス可能であるか否か、またこのシステムで既に
初期化済みのドライブであるか否かを確認する。
【0059】初期化済みのドライブであることを確認す
るために、ドライブの構成情報、属性(Inquiry
データ)およびドライブ容量(Read Capaci
tyデータ)のうちの一部または全部を比較する(これ
らの情報も図5のワークSRAM203に格納されてい
る)。このシステムではこれらのデータのうち特にIn
quiryデータの標準的なデータであるスタンダード
Inquiryデータの他にさらに細かい情報を読み込
むためVPD(Vital ProductData)
を用いてシリアル番号などの取得を行なう。これらの比
較の結果、バックアップデータ格納ドライブが実行時に
構成変更などでアクセスできない場合や初期化済みのド
ライブでないことが判明した場合にはステップS112
へ進みバックアップデータ格納ドライブのエラーである
ことを表示(図5の入出力インターフェース装置202
に接続された表示装置に表示される)した後、ステップ
S113へ進む。アクセス可能で初期化済みのドライブ
である場合には、ステップS106へ進む。
【0060】ステップS106 ではバックアップデー
タ格納ドライブの容量(ReadCapacityデー
タ)を取得し、バックアップ対象ドライブの全データを
バックアップできるか否かを確認する。同時にセクタサ
イズを比較し同一であることを確認する。全データがバ
ックアップできないか、セクタサイズに相違がある場合
には、ステップS111に進んでバックアップできない
理由を表示(図5の入出力インターフェース装置202
に接続された表示装置に表示される)し、ステップS1
13へ進む。全データをバックアップすることができ且
つセクタサイズが同一である場合には、ステップS10
7へ進み、オペレータにバックアップを本当に実行して
良いか否かを最終確認する。ステップS108にて実行
(Execute)スイッチ/キャンセル(Cance
l)スイッチの入力を待ち(図5の入出力インターフェ
ース装置202に接続された操作部のスイッチ)、ステ
ップS109にてその結果を判定する。実行スイッチが
押された場合には、ステップS1「バックアップ対象ド
ライブの確認」を終了し、実際のバックアップ動作へ移
行する。キャンセルスイッチが押された場合は、ステッ
プS110へ進み、バックアップの中断を表示(図5の
入出力インターフェース装置202に接続された表示装
置に表示される)する。その後、ステップS113へ進
み、バックアップの中断処理を行なってバックアップス
イッチが押されたときの一連の動作を終了する。
【0061】図8は、図6におけるステップS2を詳細
に示すフローチャートである。ステップS201では、
バックアップ対象ドライブ(図5のSCSIコネクタ2
09に接続されている)にSCSIのReserveコ
マンドを発行することでバックアップ対象ドライブに対
して他のデバイスからのアクセスを禁止し、占有を開始
する。次にステップS202へ進みReserveが成
功したか否かをを確認する。成功した場合には、ステッ
プS2「バックアップ対象ドライブの占有指定」を終了
し、実際のデータのバックアップを開始する。失敗した
場合には、ステップS203へ進みオペレータにバック
アップを強行するかを確認する(図5の入出力インター
フェース装置202に接続された表示装置に表示され
る)。ステップS204にて実行スイッチ/キャンセル
スイッチの操作入力を待ち(図5の入出力インターフェ
ース装置202に接続された操作部のボタン)、ステッ
プS205にてその結果を判定する。実行スイッチが操
作された場合には、ステップS2「バックアップ対象ド
ライブの占有指定」を終了し、実際のデータのバックア
ップを開始する。キャンセルスイッチが操作された場合
には、ステップS206へ進み、バックアップの中断を
表示する。その後に、ステップS207へ進み、バック
アップの中断処理を行なってバックアップスイッチが操
作されたときの一連の動作を終了する。
【0062】図9は、図6におけるステップS3を詳細
に示すフローチャートである。ステップS301におい
て、現在のバックアップの進捗状況をオペレータに通知
(図5の入出力インターフェース装置202に接続され
た表示装置に表示される)し、ステップS302では中
断キー(図5の入出力インターフェース装置202に接
続された操作部のスイッチ)が操作されたか否かを判断
する。中断キーが押された場合には、ステップS303
へ進み、バックアップの中断を表示する(図5の入出力
インターフェース装置202に接続された表示装置に表
示される)。その後、ステップS304へ進み、バック
アップの中断処理を行なってバックアップスイッチが押
されたときの一連の動作を終了する。中断キーが押され
ていない場合には、ステップS305へ進みバックアッ
プ対象ドライブ(図5のSCSIコネクタ209に接続
されている)にSCSIのReadコマンドを発行する
ことによって、データの読込みを行なう。
【0063】読み込まれるデータは、バックアップ対象
ドライブ(図5のSCSIコネクタ209に接続されて
いる)からインターフェースバスを経てハードディスク
用インターフェース装置(図5のSCSIコントローラ
208)を通り、DMAバス、DMAコントローラ(図
5のDMAコントローラ207)を経由して、SDRA
M(図5のSDRAM210)に格納される。また、読
込みアドレスは、順次読込み量に合わせて増加させる。
ステップS306では、バックアップデータ格納ドライ
ブ(図5のSCSIコネクタ205に接続されている)
にSCSIのWrite コマンドを発行することによ
ってデータの書込みを行なう。書き込まれるデータは、
SDRAM(図5のSDRAM210)からDMAコン
トローラ(図5のDMAコントローラ207)、DMA
バスを経由してバックアップ装置用インターフェース装
置(図5のSCSIコントローラ206)を通り、バッ
クアップ用装置バスを経てバックアップデータ格納ドラ
イブ(図5のSCSIコネクタ205に接続されてい
る)へ格納される。書込みアドレスは、順次書込み量に
合わせて増加させる。ステップS307では、ステップ
S305、ステップS306にて、エラーが発生してい
ないか否かを確認し、エラーが発生している場合はステ
ップS308へ進み、バックアップのエラー終了を表示
(図5の入出力インターフェース装置202に接続され
た表示装置に表示される)する。
【0064】その後、ステップS309へ進み、バック
アップの中断処理を行なってバックアップスイッチが操
作されたときの一連の動作を終了する。エラーが発生し
ていない場合はステップS310へ進み、全てのデータ
をバックアップしたか否かを確認する。まだ全てのデー
タをバックアップしていない場合には、ステップS30
1へ戻り、上述の処理を繰り返す。全てのデータをバッ
クアップした場合には、ステップS3「バックアップの
実行」を終了し、バックアップの後処理に移行する。図
10は、図6におけるステップS4を詳細に示すフロー
チャートである。ステップS401では、バックアップ
対象ドライブ(図5のSCSIコネクタ209に接続さ
れている)にSCSIのReleaseコマンドを発行
することによって、バックアップ対象ドライブに対して
他のデバイス(図1のSCSIインターフェース装置1
02)からのアクセスを許可し、占有を終了する。次
に、ステップS402へ進み、Releaseが成功し
たかを確認する。成功した場合には、ステップS4「バ
ックアップ対象ドライブの占有解除」を終了し、バック
アップ情報の保存を開始する。失敗した場合には、ステ
ップS403へ進み、オペレータにインターフェースバ
ス(図1のインターフェースバス103)のSCSIの
リセットを発行するか否かを確認(図5の入出力インタ
ーフェース装置202に接続された表示装置に表示され
る)する。
【0065】SCSIのリセットを行なうと必ずドライ
ブ(図5のSCSIコネクタ209に接続されている)
は、Release状態となるが現在アクセスしていな
いドライブも含めバス上の全てのデバイスに対して作用
するのでオペレータに選択させる。ステップS404に
て実行スイッチ/キャンセルスイッチの入力を待ち(図
5の入出力インターフェース装置202に接続された操
作部のスイッチ)、ステップS405にてその結果を判
定する。キャンセルスイッチが操作された場合は、ステ
ップS4「バックアップ対象ドライブの占有解除」を終
了し、バックアップ情報の保存を開始する。実行スイッ
チが操作された場合には、ステップS406へ進み、S
CSIのリセット処理を行なう。その後、ステップS4
「バックアップ対象ドライブの占有解除」を終了し、バ
ックアップ情報の保存を開始する。
【0066】図11は、図6におけるステップS5およ
びステップS6を詳細に示すフローチャートである。ス
テップS501では、バックアップデータ格納ドライブ
(図5のSCSIコネクタ205に接続されている)に
SCSIのWriteコマンドを発行することでバック
アップ情報の書込みを行なう。バックアップ情報は、リ
ストアするときに同一のドライブであることを確認する
ためのドライブの構成情報や属性およびドライブ容量等
の他、バックアップの作成日時等の情報も含む。ステッ
プS502では、ステップS501にてエラーが発生し
ていないか否かを確認し、エラーが発生している場合に
は、ステップS503へ進み、バックアップのエラー終
了を表示(図5の入出力インターフェース装置202に
接続された表示装置に表示される)する。その後、ステ
ップS504へ進み、バックアップの中断処理を行なっ
てバックアップスイッチが操作されたときの一連の動作
を終了する。エラーが発生していない場合には、ステッ
プS5「バックアップ情報の保存」を終了し、ステップ
S601にて、バックアップの終了表示(図5の入出力
インターフェース装置202に接続された表示装置に表
示される)を行ないバックアップスイッチが押されたと
きの一連の動作を終了する。
【0067】図12は、リストアスイッチを操作したと
きの概略フローチャートであり、これがリストア制御手
段に相当する。図12に示すようにリストアスイッチの
押操作に基づくリストア操作のプログラムは、ステップ
S7〜S13で構成されている。各ステップは、「ステ
ップS7:バックアップ情報の読込み」、「ステップS
8:リストア対象ドライブの確認」、「ステップS9:
リストア対象ドライブの占有指定」、「ステップS1
0:リストア対象ドライブのフォーマット」、「ステッ
プS11:リストアの実行」、「ステップS12:リス
トア対象ドライブの占有解除」、そして「ステップS1
3:リストアの終了を表示」を実現する。ステップS7
において、バックアップ情報を読み出してリストアすべ
き基本データを取得し、ステップS8において、リスト
アの対象となるドライブとバックアップデータ格納ドラ
イブの状態とを確認しリストア可能であるか否かを確認
し、可能であれば実際のリストアを開始するか否かをオ
ペレータに確認する。
【0068】ステップS9においては、リストア対象ド
ライブが他のイニシエータ(ホストコンピュータ等)か
らのアクセスを禁止するためリストア対象ドライブに占
有を指定する。ステップS10においては、リストア対
象ドライブのフォーマットを行ない、ステップS11に
おいて実際のリストアを実行し、バックアップデータ格
納ドライブの全データをリストア対象ドライブへ複写す
る。ステップS12においてリストア対象ドライブの占
有を解除し、他のイニシエータからのアクセスを許可す
る。ステップ13においてリストアの終了を表示し一連
のリストア動作を終了する。ここで上述した各ステップ
についてさらに詳細に説明する。
【0069】図13は、図12におけるステップS7を
詳細に示すフローチャートである。ステップS701で
はバックアップデータ格納ドライブ(図5のSCSIコ
ネクタ205に接続されている)にSCSIのRead
コマンドを発行することにより、バックアップ情報の読
込みを行なう。バックアップ情報は、リストアするとき
の対象ドライブを決定するための情報、同一のドライブ
であることを確認するためのドライブの構成情報および
属性、ドライブ容量等の情報に加えて、バックアップの
作成日時を示すタイムスタンプ等の情報を含んでいる。
ステップS702では、ステップS701にてエラーが
発生していないか否かを確認し、エラーが発生している
場合には、ステップS703へ進み、リストアのエラー
終了を表示する。その後ステップS704へ進み、リス
トアの中断処理を行なって、リストアスイッチが操作さ
れたときの一連の動作を終了する。エラーが発生してい
ない場合は、ステップS8「バックアップ情報の読込
み」を終了し、リストア対象ドライブの確認へ移行す
る。
【0070】図14は、図12におけるステップS8を
詳細に記載したフローチャートである。まず、ステップ
S801において指定されたリストア対象ドライブ(図
5のSCSIコネクタ209に接続されている)がアク
セスできるか否かを確認する。リストア対象ドライブが
アクセス可能である場合にはステップS802へ進む
が、可能でない場合にはステップS803へ進む。ステ
ップS802ではリストア対象ドライブがバックアップ
を作成したときと同一の物であるか否かを識別する。同
一のドライブであることを確認するためドライブの構成
情報(SCSIID)、属性(Inquiryデータ)
およびドライブ容量(Read Capacityデー
タ)の一部または全部により比較する(これらの情報
は、図5のワークRAM203に格納されている)。こ
のシステムでは、これらのデータのうち特にInqui
ryデータの標準的なデータであるスタンダードInq
uiryデータの他にさらに細かい情報を読み込むため
VPD(Vital Product Data)を用
いてシリアル番号などの取得を行なう。これらの比較の
結果、バックアップされた時と同一のドライブであるこ
とが判明した場合は、ステップS805へ進む。
【0071】同一のドライブでない場合は、ステップS
803へ進み、ドライブのエラーであることを表示(図
5入出力インターフェース装置202に接続された表示
装置に表示される)した後、ステップS804へ進む。
ステップS804ではリストア対象ドライブの選択を行
なう。この対象ドライブの選択ステップについては、後
に図19にて詳細に記述する。対象ドライブを指定した
後に、ステップS805へ進む。ステップS805で
は、バックアップデータ格納用ドライブ(図5のSCS
Iコネクタ205に接続されている)がアクセスできる
か否かを確認する。バックアップデータ格納用ドライブ
が、実行時に、構成変更等によりアクセスできない場合
には、ステップS812へ進みバックアップデータ格納
用ドライブのエラーであることを表示(図5のSCSI
コネクタ202に接続された表示装置に表示される)し
た後に、ステップS813へ進む。アクセス可能なドラ
イブである場合には、ステップS806へ進む。ステッ
プS806では、リストア対象ドライブの容量(Rea
d Capacityデータ)を取得しバックアップデ
ータ格納ドライブの全データをリストアできるか否かを
確認する。同時に、セクタサイズを比較し同一であるこ
とを確認する(これらの情報は図5のワークSRAM2
03に格納されている)。
【0072】全データをバックアップすることができな
いか、またはセクタサイズに相違がある場合には、ステ
ップS811に進んでリストアできない理由を表示し
(図5の入出力インターフェース装置202に接続され
た表示装置に表示される)、ステップS813へ進む。
全データがバックアップ可能で且つセクタサイズが同一
である場合には、ステップS807へ進み、オペレータ
に対し、リストアを本当に実行して良いか否かの最終確
認を行なう(図5の入出力インターフェース装置202
に接続された表示装置に表示される)。ステップS80
8にて、実行スイッチ/キャンセルスイッチ(図5の入
出力インターフェース装置202に接続された操作部の
スイッチ)の入力を待ち、ステップS809にて、その
結果を判定する。実行スイッチが操作された場合には、
ステップS8「リストア対象ドライブの確認」を終了
し、実際のリストア動作へ移行する。キャンセルスイッ
チが押された場合には、ステップS810へ進み、リス
トアの中断を表示(図5の入出力インターフェース装置
202に接続された表示装置に表示される)する。その
後、ステップS813へ進み、リストアの中断処理を行
なって、リストアスイッチが押操作されたときの一連の
動作を終了する。図15は、図12のステップ9を詳細
に示すフローチャートである。ステップS901では、
リストア対象ドライブ(図5のSCSIコネクタS20
9の先に接続されている)にSCSIのReserve
コマンドを発行することでリストア対象ドライブに対し
て他のデバイスからのアクセスを禁止し、占有を開始す
る。次にステップ902へ進みReserveが成功し
たか否かを確認する。成功した場合には。ステップS9
「リストア対象ドライブの占有指定」を終了し、実際の
データのリストアを開始する。失敗した場合には、ステ
ップS903へ進みオペレータにリストアを強行するか
否かを確認(図5の入出力インターフェース装置202
に接続された表示装置に表示される)する。ステップS
904にて実行スイッチ/キャンセルスイッチ(図5の
入出力インターフェース装置202に接続された操作部
のスイッチ)の入力を待ち、ステップS905にてその
結果を判定する。
【0073】実行スイッチが押された場合には、ステッ
プS9「リストア対象ドライブの占有指定」を終了し、
実際のデータのリストアを開始する。キャンセルスイッ
チが操作された場合には、ステップS906へ進み、リ
ストアの中断を表示(図5の入出力インターフェース装
置202に接続された表示装置に表示される)する。そ
の後、ステップS907へ進みリストアの中断処理を行
なって、リストアスイッチが操作されたときの一連の動
作を終了する。図16は、図12のステップS10を詳
細に示すフローチャートである。ステップS1001で
は、オペレータにリストア対象ドライブ(図5のSCS
Iコネクタ209に接続されている)にフォーマットを
行なうか否かを、オペレータに確認(図5の入出力イン
ターフェース装置202に接続された表示装置に表示さ
れる)する。ステップS1002にて実行スイッチ/キ
ャンセルスイッチ(図5の入出力インターフェース装置
に接続された操作部のスイッチ)の入力を待ち、ステッ
プS1003にてその結果を判定する。
【0074】キャンセルスイッチが押された場合には、
ステップS10「リストア対象ドライブのフォーマッ
ト」を終了し、リストアを開始する。実行スイッチが操
作された場合は、ステップS1004へ進み、SCSI
のフォーマット処理を行なう。その後、ステップ10
「リストア対象ドライブのフォーマット」を終了し、リ
ストアを開始する。図17は、図12のステップ11を
詳細に示すフローチャートである。ステップS1101
で現在のリストアの進捗状況をオペレータに通知(図5
の入出力インターフェース装置202に接続された表示
装置に表示される)し、ステップS1102では中断キ
ーが押されたかどうかを判断する(図5の入出力インタ
ーフェース装置202に接続された操作部のスイッ
チ)。中断キーが押された場合はステップS1103へ
進み、リストアの中断を表示(図5の入出力インターフ
ェース装置202に接続された表示装置に表示される)
する。その後ステップS1104へ進み、リストアの中
断処理を行なって、リストアスイッチが操作されたとき
の一連の動作を終了する。中断キーが押されていない場
合には、ステップS1105へ進みバックアップデータ
格納ドライブにSCSIのReadコマンドを発行する
ことにより、データの読込みを行なう。
【0075】読み込まれるデータは、バックアップデー
タ格納ドライブ(図5のSCSIコネクタ205に接続
されている)からバックアップ用装置バスを経てバック
アップ用インターフェース装置(図5のSCSIコント
ローラ206)を通り、DMAバス、DMAコントロー
ラ(図5のDMAコントローラ207)を経由してSD
RAM(図5の210)へ格納される。また、読込みア
ドレスは、順次読込み量に合わせて増加させる。ステッ
プS1106では、リストア対象ドライブにSCSIの
Writeコマンドを発行することによって、データの
書込みを行なう。書き込まれるデータは、SDRAM
(図5の110)からDMAコントローラ(図5の20
7)、DMAバスを経由してハードディスク用インター
フェース装置(図5のSCSIコントローラ208)を
通り、インターフェースバスを経てリストア対象ドライ
ブ(図5のSCSIコネクタ209に接続されている)
へ格納される。書込みアドレスは、順次書込み量に合わ
せて増加させる。ステップS1107では、ステップS
1105およびステップS1106にてエラーが発生し
ていないか否かを確認し、エラーが発生している場合に
はステップS1108へ進み、リストアのエラー終了を
表示(図5の入出力インターフェース装置202に接続
された表示装置に表示される)する。
【0076】その後ステップS1109へ進み、リスト
アの中断処理を行なって、バックアップスイッチが操作
されたときの一連の動作を終了する。エラーが発生して
いない場合は、ステップS1110へ進み、全てのデー
タをリストアしたか否かを確認する。まだ、全てのデー
タをリストアしていない場合には、ステップS1101
へ戻り上記処理を繰り返す。全てのデータをバックアッ
プした場合は、S11「リストアの実行」を終了し、リ
ストアの後処理に入る。図18は、図12のステップS
12およびステップS13を詳細に示すフローチャート
である。ステップS1201では、リストア対象ドライ
ブ(図5のSCSIコネクタ209に接続されている)
にSCSIのReleaseコマンドを発行することで
リストア対象ドライブに対して他のデバイスからのアク
セスを許可し、占有を終了する。次にステップS120
2へ進み、Releaseが成功したか否かを確認す
る。成功した場合には、ステップS12「リストア対象
ドライブの占有解除」を終了し、ステップS1301に
進む。失敗した場合は、ステップS1203へ進みオペ
レータにインターフェースバスのSCSIのリセットを
発行するか否かを確認(例えば、図5の入出力インター
フェース装置202に接続された表示装置に表示され
る)する。
【0077】SCSIのリセットを行なうと必ずドライ
ブ(図5のSCSIコネクタ209に接続されている)
はRelease状態となるが現在アクセスしていない
ドライブも含めバス上の全てのデバイスに対して作用す
るのでオペレータに選択させる。ステップ1204に
て、実行スイッチ/キャンセルスイッチの入力を待ち
(図5の入出力インターフェース装置202に接続され
た操作部のスイッチ)、ステップ1205にてその結果
を判定する。キャンセルスイッチが操作された場合に
は、ステップS4「リストア対象ドライブの占有解除」
を終了し、ステップS1301に進む。実行スイッチが
操作された場合はステップS1206へ進み、SCSI
のリセット処理を行なう。その後、ステップS12「リ
ストア対象ドライブの占有解除」を終了し、ステップS
1301にてリストアの終了表示(図5の入出力インタ
ーフェース装置202に接続された表示装置に表示され
る)を行ないリストアスイッチが押されたときの一連の
リストア動作を終了し、且つリカバリ動作もすべて終了
する。
【0078】図19は、バックアップおよびリストアに
際し、操作対象となるドライブを選択する時、すなわ
ち、図7のステップS104および図14のステップS
804における処理の詳細を示すのフローチャートであ
る。まず、ステップS1401においてインターフェー
スバスに接続されている全デバイス情報を読み込む。こ
の時に読み込むデータは、個体識別に使う全ての情報、
ドライブの構成情報(SCSI ID)、属性(Inq
uiryデータ)およびドライブ容量(ReadCap
acityデータ)となる。特にInquiryデータ
は、標準的なデータであるスタンダードInquiry
データの他にさらに細かい情報を読み込むためVPD
(Vital Product Data)を用いてシ
リアル番号等を取得する。ステップS1402では、こ
れらの情報を表示して対象ドライブをオペレータに選択
させる。ステップS1403にて、オペレータに次なる
動作を指示入力させる。ステップS1404にて、前候
補/次候補選択スイッチ(例えば、上下の矢印キー)等
のように次の操作対象候補を選択する次選択キーが操作
されているか否かを判断し、操作されている場合には、
ステップS1405に進み、次の操作対象候補デバイス
を表示する準備をする。
【0079】そして、ステップS1402に戻って候補
を表示する。次選択キー、つまり前候補/次候補選択ス
イッチが操作されていない場合には、ステップS140
6に進みキャンセルスイッチが操作されているか否かを
判断し、操作されている場合には、ステップS1407
に進み、選択の中断を表示して、ステップS1408に
進み、操作対象デバイスの選択中断処理を行ない、処理
を終了する。キャンセルスイッチが操作されていない場
合には、ステップS1409に進み、実行スイッチが操
作されているか否かを判断する。操作されていない場合
には、ステップS1403に戻って次の操作入力を待
つ。実行スイッチが操作されている場合には、ステップ
S1410に進み、選択されたデバイスが操作(アクセ
ス)可能か否かを調べる。ステップS1411にて、操
作可能であるか否かを判断し、操作可能でない場合に
は、ステップS1412に進んでエラーを表示し、ステ
ップS1413にて操作対象デバイスの選択中断処理を
行って処理を終了する。操作可能である場合には、ステ
ップS1414に進み、選択されたデバイスを操作対象
デバイスとして登録し、処理を終了する。
【0080】図20〜図22は、上述におけるバックア
ップ/リストアシステムであるバックアップ装置におけ
る図1の操作部170を構成するスイッチ等の一部と表
示装置180の一例およびその動作状態を示している。
この場合、操作部170を構成するスイッチ等の一部お
よび表示装置180は、バックアップ装置の前面パネル
に配置されている。表示装置410は、装置の動作状態
等を表示する。図20の例では、識別番号0(ゼロ)の
ハードディスクに対して、いつでもバックアップスイッ
チ420またはリストアスイッチ430の押しボタン操
作が可能な待機状態であることを示している。
【0081】図21は、バックアップ動作中の表示例を
示している。表示装置410の表示画面の上段のメッセ
ージ「Backup」は、バックアップ動作が行なわれ
ていることを示しており、右端の数字はバックアップ終
了までの予想残り時間(単位は分)を示している。また
下段のバーグラフは、メッセージ域の長さをバックアッ
プ完了までの時間とした場合の現時点での進捗割合の目
安を示している。図22は、リストア動作中の表示例を
示している。表示装置410の表示画面の上段のメッセ
ージ「Restore」はリカバリのためのリストア動
作が行なわれていることを示しており、右端の数字はリ
ストア終了までの予想残り時間である。また下段のバー
グラフは、メッセージ域の長さをリストア完了までの時
間とした場合の現時点での進捗割合の目安を示してい
る。このように、図4に示したバックアップシステム3
1′はSCSI規約のマルチイニシエータ機能を利用す
ることにより、SCSIを周辺機器接続インターフェー
スとするコンピュータシステムに対するバックアップお
よびリストアを簡単なボタン操作だけで実現し得る。
【0082】なお、図4におけるバックアップ用ハード
ディスク42は、SCSIバス20に接続することもで
きるが、その場合は、コンピュータシステム22からア
クセスすることが可能となり、コンピュータシステム2
2によって書き換えられる危険があり好ましくない。但
し、別途にバックアップ時にのみ、バックアップ用ハー
ドディスク42をアクセス可能とする処置を講じたり、
コンピュータシステム22からは、認識できないような
処置を講じることにより、SCSIバス20に接続して
実施することもできる。この場合には、接続が簡略化さ
れるだけでなく、バックアップデータの転送制御の簡易
化および高速化の可能性もある。これに対してバックア
ップシステム31′は、コンピュータ22からは準備さ
れていないデバイスとして認識されるので、バックアッ
プ用インターフェース装置41に接続されたバックアッ
プ用ハードディスク42は電気的にも論理的にもコンピ
ュータシステム22からは完全に遮断されるので安心で
ある。
【0083】また、図4におけるバックアップ装置用イ
ンターフェース装置41には、ハードディスク42だけ
でなく、図1に示したように、MOディスク装置、CD
−R装置、CD−RW装置、DVD−RAM装置、DV
D−R装置、DVD−RW装置、および磁気テープ装置
等の各種記憶装置を接続することができる。さらに、上
述したバックアップシステム31′は、従来のバックア
ップ装置である磁気テープ装置24などと併用すること
も可能である。また、コンピュータシステム22に代わ
ってバックアップシステム31′がSCSIインターフ
ェース装置30を介して磁気テープ装置24などを制御
することによりハードディスク42を使用した場合と同
等の簡単操作を実現することもできる。なお磁気テープ
装置は、現在でも有効なバックアップ装置ではあるが、
日常のメンテナンスを必要とすることに加えて、磁気テ
ープおよび磁気ヘッドが常に外気中にさらされているた
め耐久性、信頼性に問題が出やすく、いざというときの
安定動作に不安がある。
【0084】これに対してこの実施の形態のバックアッ
プシステムにおけるバックアップ用記憶装置の例として
採用したハードディスクは、メンテナンスフリーであ
り、信頼性および耐久性とも磁気テープとは比較になら
ないほど優れており、磁気テープに匹敵する大容量化
(数十ギガバイト)と低価格化が急速に進んでおり、さ
らにハードディスク媒体自体を装脱し得る着脱装填機構
を設けてリムーバブル媒体として使用すれば、媒体の別
途の保管および世代管理も可能となる。その上、先に述
べたように、ハードディスクは、高速化が進んでおり、
以前には、約5MB/秒のデータ転送速度(書込み速
度)を有する磁気テープの方が高速とされていたが、現
在はハードディスクが10MB/秒〜20MB/秒と逆
転しており、今後さらにその差は広がる可能性がある。
また、対象システムが起動不能に陥った状態からのリカ
バリには、特に簡単さ、迅速さ、および確実さが要求さ
れるが、ハードディスク装置をバックアップ用に使用し
た本発明のバックアップシステムに勝るバックアップ/
リストア手段はなく、新しいバックアップ用記憶装置と
してハードディスクは現時点ですでに有用である。
【0085】なお、上述においては、インターフェース
手段として、SCSIインターフェースを用いる場合に
ついて説明したが、SCSIインターフェースと同様に
直接接続した対象装置を占有して独立に当該装置に対す
る書込みおよび読出し制御を行なうことが可能な、イン
ターフェース手段には、IEEE−1394(Fire
Wire(商標)およびiLink(商標)等とも称さ
れる)およびファイバーチャンネル等のインターフェー
スでも上述と同様に実施することができる。例えば、I
EEE1394については、構成はSCSIのときとま
ったくといって良いほど同じもので実現することが可能
である。データがシリアルであり、デバイスの識別を固
有のIDによらずに行なう点がパラレルのSCSIと異
なるが、基本的にインターフェースのレベルでインプリ
メントされている機能はほぼ同じなのでハードウェアさ
え用意すればかなり簡単に実施することができる。
【0086】また、ファイバーチャンネルについても、
構成はSCSIのときとまったくといって良いほど同様
の構成で実施することが可能である。ファイバーチャン
ネルも、基本的にインターフェースのレベルでインプリ
メントされている機能はほぼSCSIと同じなのでハー
ドウェアさえ用意すればかなり容易に同様のシステムを
構築することが可能である。このようなバックアップ装
置により、コンピュータシステムのハードディスクのデ
ータが破壊されて起動できなくなった場合、もしくは故
障して交換した場合の双方において、ユーザは押しボタ
ン等の簡単操作だけで直ちに予めバックアップしておい
たデータをリストア処理を行なってリカバリを行ない、
コンピュータのハードディスクのデータを完全に復旧さ
せることができる。また、リストア処理に備えて最新の
バックアップをとる場合にも、同様に押しボタン等の操
作だけで済むためバックアップおよびリストアの操作に
は特別の知識は必要とせずユーザの負担を大幅に軽減さ
せることができる。さらにこれらの処理は、テープ装置
を使用する場合に比べて約2倍から4倍の高速(10M
B/秒〜20MB/秒)で処理されるためダウンタイム
(システム停止の時間)の短縮に大きく貢献することが
できる。このことはコンピュータシステムを運用する上
でもっとも大きな課題である可用性(総運用時間に対し
て実際に稼動している時間の割合)を確保、向上させる
有力な手段となる。
【0087】なお、上述したバックアップ/リストアシ
ステムにおいて、バックアップ時に対象記憶手段から読
み出した情報に、圧縮、暗号化およびその他の信号変換
を施してバックアップ記憶手段に格納し、リストア時に
その情報を解凍(伸長)、複合およびその他の対応する
逆変換を施して復元するようにしても良い。さらにこの
ような、信号変換を施した情報を、複数分割して、比較
的小容量のリムーバブル記憶媒体に分割バックアップす
るようにしてもよい。その他、本発明は、その要旨を変
更しない範囲内で種々変形して実施することができるこ
とはいうまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、対
象となるコンピュータシステムの補助記憶装置のバック
アップおよびリストア作業を、実質的に簡単な操作で、
確実に、しかも対象システムに負担をかけることなく、
さらにはリストア時における前記対象システムの立ち上
げを必要とせずに、達成し得るバックアップ/リストア
システム、バックアップ装置およびバックアップ/リス
トア方法を提供することができる。すなわち、本発明の
請求項1のバックアップ/リストアシステムによれば、
バックアップ/リストア制御手段を、補助記憶装置のバ
ックアップデータを格納するためのバックアップ記憶手
段に接続するとともに、前記補助記憶装置に直接接続し
且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装
置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有す
るインターフェース手段を介して前記補助記憶装置に接
続し、前記インターフェース手段を駆動して前記補助記
憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシステムと
は独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶手段
との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバック
アップおよびリストアを行なうことにより、特に、補助
記憶装置に対する占有的で且つ独立的な読出しおよび書
込みを可能とし、対象システムの煩雑な操作を要するこ
となく、簡単な操作で確実なバックアップおよびリスト
アが可能となる。
【0089】また、本発明の請求項2のバックアップ/
リストアシステムによれば、バックアップ/リストア制
御手段において、動作指示手段によりバックアップ動作
およびリストア動作を選択的に指示し、前記バックアッ
プ動作が指示されたときに前記動作指示手段に応答する
バックアップ制御手段によって、前記インターフェース
手段を駆動して前記補助記憶装置を占有した状態で、前
記コンピュータシステムとは独立に前記補助記憶装置の
記憶内容を前記バックアップ記憶手段に転送させ、前記
リストア動作が指示されたときに前記動作指示手段に応
答するリストア制御手段によって、前記インターフェー
ス手段を駆動して前記補助記憶装置を占有した状態で、
前記コンピュータシステムとは独立に前記バックアップ
記憶手段の記憶内容を前記補助記憶装置に転送させるこ
とにより、特に、簡単な操作で確実なバックアップおよ
びリストアを可能とする。
【0090】本発明の請求項3および請求項4のバック
アップ/リストアシステムによれば、バックアップ/リ
ストア制御手段は、前記補助記憶装置の記憶内容を前記
バックアップ記憶手段に転送させるバックアップ動作時
に、前記補助記憶装置の記憶内容を前記補助記憶装置に
おける記憶イメージを再現し得る他の記憶形態に変換
し、前記バックアップ記憶手段の記憶内容を前記補助記
憶装置に転送させるリストア動作時に、前記バックアッ
プ記憶手段の記憶内容に基づいて前記補助記憶装置にお
ける記憶イメージを再現する情報変換手段を含むことに
より、特に、補助記憶装置によりバックアップ用記憶手
段が制限されることをなくすることができる。
【0091】本発明の請求項5のバックアップ/リスト
アシステムによれば、情報変換手段は、前記補助記憶装
置の記憶容量よりも前記バックアップ記憶手段の記憶容
量が小さい場合に、前記バックアップ動作時に、前記バ
ックアップ記憶手段を複数個用いて前記記憶内容を分割
転送し、前記リストア動作時に、前記複数個のバックア
ップ記憶手段の記憶内容に基づいて前記補助記憶装置に
おける記憶イメージを再現する手段を含むことにより、
特に、補助記憶装置によりバックアップ用記憶手段の容
量が制約されることがないようにすることができる。本
発明の請求項6のバックアップ/リストアシステムによ
れば、コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続
し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶
装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有
するインターフェース手段を介して、バックアップ/リ
ストア制御手段を、前記補助記憶装置およびそのバック
アップデータを格納するためのバックアップ記憶手段に
接続し、前記インターフェース手段を駆動して前記補助
記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシステム
とは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶手
段との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバッ
クアップおよびリストアを行なうことにより、特に、補
助記憶装置とバックアップ用記憶手段との間での占有的
で且つ独立的な転送によるバックアップおよびリストア
を可能とし、対象システムの煩雑な操作を要することな
く、簡単な操作で、確実に、しかも高速化の容易なバッ
クアップおよびリストアが可能となる。
【0092】本発明の請求項7のバックアップ装置によ
れば、バックアップ/リストア制御装置を、補助記憶装
置のバックアップデータを格納するためのバックアップ
記憶装置に接続するとともに、前記補助記憶装置に直接
接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助
記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能
を有するインターフェース装置を介して前記補助記憶装
置に接続し、前記インターフェース装置を駆動して前記
補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシス
テムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記
憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置の
バックアップおよびリストアを行なうことにより、特
に、補助記憶装置に対する占有的で且つ独立的な読出し
および書込みを可能とし、簡単な操作で確実なバックア
ップおよびリストアが可能となる。
【0093】本発明の請求項8のバックアップ装置によ
れば、バックアップ/リストア制御装置において、動作
指示スイッチによりバックアップ動作およびリストア動
作を選択的に指示し、前記バックアップ動作が指示され
たときに前記動作指示スイッチに応答するバックアップ
制御装置によって、前記インターフェース装置を駆動し
て前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュー
タシステムとは独立に前記補助記憶装置の記憶内容を前
記バックアップ記憶装置に転送させ、前記リストア動作
が指示されたときに前記動作指示装置に応答するリスト
ア制御装置によって、前記インターフェース手段を駆動
して前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュ
ータシステムとは独立に前記バックアップ記憶装置の記
憶内容を前記補助記憶装置に転送させることにより、特
に、簡単な操作による確実なバックアップおよびリスト
アが可能となる。
【0094】本発明の請求項9のバックアップ装置によ
れば、コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続
し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶
装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有
するインターフェース装置を介して、バックアップ/リ
ストア制御装置を、前記補助記憶装置およびそのバック
アップデータを格納するためのバックアップ記憶装置に
接続し、前記インターフェース装置を駆動して前記補助
記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシステム
とは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装
置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバッ
クアップおよびリストアを行なうことにより、特に、補
助記憶装置とバックアップ用記憶装置との間での占有的
で且つ独立的な転送によるバックアップおよびリストア
を可能とし、対象システムの煩雑な操作を要することな
く、簡単な操作で、確実に、しかも高速化の容易なバッ
クアップおよびリストアが可能となる。
【0095】本発明の請求項10のバックアップ/リス
トア方法によれば、コンピュータシステムにおける補助
記憶装置のバックアップおよびリストアに際して、コン
ピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ当該
補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に対す
る書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するインタ
ーフェースを介して補助記憶装置に接続し、前記インタ
ーフェースを駆動して前記補助記憶装置を占有した状態
で、前記コンピュータシステムとは独立に前記補助記憶
装置とバックアップデータを格納するためのバックアッ
プ記憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装
置のバックアップおよびリストアを行なう。このように
することにより、特に、補助記憶装置に対する占有的で
且つ独立的な読出しおよび書込みにより、対象システム
の煩雑な操作を要することなく、簡単な操作で確実なバ
ックアップおよびリストアが可能となる。
【0096】本発明の請求項11のバックアップ/リス
トア方法によれば、コンピュータシステムにおける補助
記憶装置のバックアップおよびリストアを行なう際に、
コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ
当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に
対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するイ
ンターフェースを介して前記補助記憶装置およびバック
アップデータを格納するためのバックアップ記憶装置に
接続し、前記インターフェースを駆動して前記補助記憶
装置を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは
独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装置と
の間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバックア
ップおよびリストアを行なうことにより、特に、補助記
憶装置とバックアップ用記憶手段との間での占有的で且
つ独立的な転送によるバックアップおよびリストアによ
って、対象システムの煩雑な操作を要することなく、簡
単な操作で、確実に、しかも高速化の容易なバックアッ
プおよびリストアが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るバックアップ
/リストアシステムの構成を模式的に示すブロック図で
ある。
【図2】図1のバックアップ/リストアシステムの原理
を説明するためにSCSIインターフェースによるシン
グルイニシエータ・マルチターゲットシステムの構成を
模式的に示すブロック図である。
【図3】図1のバックアップ/リストアシステムの原理
を説明するためにSCSIインターフェースによるマル
チイニシエータ・マルチターゲットシステムの構成を模
式的に示すブロック図である。
【図4】図1のバックアップ/リストアシステムの原理
を説明するためにバックアップ/リストアシステムを模
式的に示すブロック図である。
【図5】図1のバックアップ/リストアシステムの主要
部の具体的なハードウェア構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図1のバックアップ/リストアシステムにおけ
るバックアップ処理動作を説明するためのメインのフロ
ーチャートである。
【図7】図6の一部を詳細に示すフローチャートであ
る。
【図8】図6の他の一部を詳細に示すフローチャートで
ある。
【図9】図6のその他の一部を詳細に示すフローチャー
トである。
【図10】図6のさらに他の一部を詳細に示すフローチ
ャートである。
【図11】図6のさらにその他の一部を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【図12】図1のバックアップ/リストアシステムにお
けるリストア処理動作を説明するためのフローチャート
である。
【図13】図12の一部を詳細に示すフローチャートで
ある。
【図14】図12の他の一部を詳細に示すフローチャー
トである。
【図15】図12のその他の一部を詳細に示すフローチ
ャートである。
【図16】図12のさらに他の一部を詳細に示すフロー
チャートである。
【図17】図12のさらにその他の一部を詳細に示すフ
ローチャートである。
【図18】図12のさらにまたその他の一部を詳細に示
すフローチャートである。
【図19】図1のバックアップ/リストアシステムにお
ける操作対象ドライブの指定処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図20】図1のバックアップ/リストアシステムにお
ける操作部の一部および表示装置を説明するための正面
図である。
【図21】図20の動作状態を説明するための正面図で
ある。
【図22】図20の他の動作状態を説明するための正面
図である。
【符号の説明】
104 ハードディスク用インターフェース装置 105 システムバス 110 バックアップ装置 120 処理装置 130,202 入出力インターフェース装置 140 RAM(ランダムアクセスメモリ) 150,204 ROM(リードオンリメモリ) 160 バックアップ用インターフェース 170 操作部 180 表示装置 190 バックアップ記憶装置バス 191 ハードディスク 192 磁気テープ装置 193 光磁気ディスク 194 CD−R/CD−RW装置 195 DVD−R/RAM/RW装置 201 CPU(中央処理装置) 202 入出力インターフェース 203 ワークSRAM(スタティックRAM) 205,209 SCSIコネクタ 206,208 SCSIコントローラ 207 DMAコントローラ 210 SDRAM(シンクロナスダイナミックRA
M) 410 表示装置表示画面 420 バックアップスイッチ 430 リストアスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA04 HA03 KA22 MA12 QA20 5B065 BA01 CA11 CC08 CE22 CE23 CE25 EA33 5B082 DC06 DE06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにおける補助記憶
    装置のバックアップおよびリストアを行なうバックアッ
    プ/リストアシステムであって、 コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ
    当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に
    対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するイ
    ンターフェース手段と、 前記補助記憶装置のバックアップデータを格納するため
    のバックアップ記憶手段と前記バックアップ記憶手段に
    接続し且つ前記インターフェース手段を介して前記補助
    記憶装置に接続し、前記インターフェース手段を駆動し
    て前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュー
    タシステムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックア
    ップ記憶手段との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶
    装置のバックアップおよびリストアを行なうバックアッ
    プ/リストア制御手段と、を具備することを特徴とする
    バックアップ/リストアシステム。
  2. 【請求項2】 バックアップ/リストア制御手段は、 バックアップ動作およびリストア動作を選択的に指示す
    るための動作指示手段と、 前記動作指示手段に応答し、前記バックアップ動作が指
    示されたときに、前記インターフェース手段を駆動して
    前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータ
    システムとは独立に前記補助記憶装置の記憶内容を前記
    バックアップ記憶手段に転送させるバックアップ制御手
    段と、 前記動作指示手段に応答し、前記リストア動作が指示さ
    れたときに、前記インターフェース手段を駆動して前記
    補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシス
    テムとは独立に前記バックアップ記憶手段の記憶内容を
    前記補助記憶装置に転送させるリストア制御手段と、を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のバックアップ/
    リストアシステム。
  3. 【請求項3】 バックアップ/リストア制御手段は、前
    記補助記憶装置の記憶内容を前記バックアップ記憶手段
    に転送させるバックアップ動作時に、前記補助記憶装置
    の記憶内容を前記補助記憶装置における記憶イメージを
    再現し得る他の記憶形態に変換し、前記バックアップ記
    憶手段の記憶内容を前記補助記憶装置に転送させるリス
    トア動作時に、前記バックアップ記憶手段の記憶内容に
    基づいて前記補助記憶装置における記憶イメージを再現
    する情報変換手段を含むことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のバックアップ/リストアシステム。
  4. 【請求項4】 バックアップ/リストア制御手段は、他
    のインターフェース手段を介して前記バックアップの記
    憶手段に接続してなることを特徴とする請求項3に記載
    のバックアップ/リストアシステム。
  5. 【請求項5】 情報変換手段は、前記補助記憶装置の記
    憶容量よりも前記バックアップ記憶手段の記憶容量が小
    さい場合に、前記バックアップ動作時に、前記バックア
    ップ記憶手段を複数個用いて前記記憶内容を分割転送
    し、前記リストア動作時に、前記複数個のバックアップ
    記憶手段の記憶内容に基づいて前記補助記憶装置におけ
    る記憶イメージを再現する手段を含むことを特徴とする
    請求項3または請求項4に記載のバックアップ/リスト
    アシステム。
  6. 【請求項6】 コンピュータシステムにおける補助記憶
    装置のバックアップおよびリストアを行なうバックアッ
    プ/リストアシステムであって、 コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ
    当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に
    対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するイ
    ンターフェース手段と、 前記補助記憶装置のバックアップデータを格納するため
    のバックアップ記憶手段と前記インターフェース手段を
    介して前記補助記憶装置および前記バックアップ記憶手
    段に接続し、前記インターフェース手段を駆動して前記
    補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシス
    テムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記
    憶手段との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置の
    バックアップおよびリストアを行なうバックアップ/リ
    ストア制御手段と、を具備することを特徴とするバック
    アップ/リストアシステム。
  7. 【請求項7】 コンピュータシステムの補助記憶装置に
    直接接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該
    補助記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう
    機能を有するインターフェース装置と、 前記補助記憶装置のバックアップデータを格納するため
    のバックアップ記憶装置と前記バックアップ記憶装置に
    接続し且つ前記インターフェース装置を介して前記補助
    記憶装置に接続し、前記インターフェース装置を駆動し
    て前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュー
    タシステムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックア
    ップ記憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶
    装置のバックアップおよびリストアを行なうバックアッ
    プ/リストア制御装置と、を具備することを特徴とする
    バックアップ装置。
  8. 【請求項8】 バックアップ/リストア制御装置は、 バックアップ動作およびリストア動作を選択的に指示す
    るための動作指示スイッチと、 前記動作指示スイッチに応答し、前記バックアップ動作
    が指示されたときに、前記インターフェース装置を駆動
    して前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュ
    ータシステムとは独立に前記補助記憶装置の記憶内容を
    前記バックアップ記憶装置に転送させるバックアップ制
    御手段と、 前記動作指示スイッチに応答し、前記リストア動作が指
    示されたときに、前記インターフェース装置を駆動して
    前記補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータ
    システムとは独立に前記バックアップ記憶装置の記憶内
    容を前記補助記憶装置に転送させるリストア制御手段
    と、を含むことを特徴とする請求項7に記載のバックア
    ップ装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータシステムの補助記憶装置に
    直接接続し且つ当該補助記憶装置を占有して独立に当該
    補助記憶装置に対する書込みおよび読出し制御を行なう
    機能を有するインターフェース装置と、 前記補助記憶装置のバックアップデータを格納するため
    のバックアップ記憶装置と前記インターフェース装置を
    介して前記補助記憶装置および前記バックアップ記憶装
    置に接続し、前記インターフェース装置を駆動して前記
    補助記憶装置を占有した状態で、前記コンピュータシス
    テムとは独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記
    憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置の
    バックアップおよびリストアを行なうバックアップ/リ
    ストア制御装置と、を具備することを特徴とするバック
    アップ装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータシステムにおける補助記
    憶装置のバックアップおよびリストアを行なうにあた
    り、 コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ
    当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に
    対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するイ
    ンターフェースを介して補助記憶装置に接続し、前記イ
    ンターフェースを駆動して前記補助記憶装置を占有した
    状態で、前記コンピュータシステムとは独立に前記補助
    記憶装置とバックアップデータを格納するためのバック
    アップ記憶装置との間で記憶内容を転送し、前記補助記
    憶装置のバックアップおよびリストアを行なうことを特
    徴とするバックアップ/リストア方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータシステムにおける補助記
    憶装置のバックアップおよびリストアを行なうにあた
    り、 コンピュータシステムの補助記憶装置に直接接続し且つ
    当該補助記憶装置を占有して独立に当該補助記憶装置に
    対する書込みおよび読出し制御を行なう機能を有するイ
    ンターフェースを介して前記補助記憶装置およびバック
    アップデータを格納するためのバックアップ記憶装置に
    接続し、前記インターフェースを駆動して前記補助記憶
    装置を占有した状態で、前記コンピュータシステムとは
    独立に前記補助記憶装置と前記バックアップ記憶装置と
    の間で記憶内容を転送し、前記補助記憶装置のバックア
    ップおよびリストアを行なうことを特徴とするバックア
    ップ/リストア方法。
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