JP2002048753A - 生体、食品類または各種水のエージング評価方法およびその装置 - Google Patents

生体、食品類または各種水のエージング評価方法およびその装置

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JP2002048753A
JP2002048753A JP2000235976A JP2000235976A JP2002048753A JP 2002048753 A JP2002048753 A JP 2002048753A JP 2000235976 A JP2000235976 A JP 2000235976A JP 2000235976 A JP2000235976 A JP 2000235976A JP 2002048753 A JP2002048753 A JP 2002048753A
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aging
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Shoichi Okochi
正一 大河内
Masaki Suzuki
雅樹 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体、食品類または各種水のエージング評価を
する。 【解決手段】ORP、pH測定電極および温度センサー
を平面状に配置した複合電極で、生体、食品類または各
種水のORP、pHおよび温度を同時に測定し、温度補
正したORP-pHとの関係より、生体、食品類または
各種水のエージングの評価をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体、生体維持に
必要な野菜・果実類、畜産肉類、魚介類等の食品類、ま
たは飲料水・ジュース・牛乳等の飲用物や温泉等の非飲
用物の水を含む各種水のORP、pHおよび温度を複合
電極で同時に測定し、これらの測定データにより生体、
食品類または各種水のエージング評価をすることができ
る生体、食品類または各種水のエージング評価方法およ
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ORPやpHメーターは、それら
が温度の関数でもあることから、それら電極には一般的
に温度センサーが組込まれたものとして市販されてい
る。また、最近では、ORPおよびpHも同時に測定で
きるよう両者を組込んだ一つの複合電極としても、市販
されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でORP値が生体や食品類または水等のエージングに関
係していることさえ、全く想定されていなかった。そし
て、前記従来の電極はいずれも溶液系を想定しており、
そのため測定対象が平面の場合、全く測定困難であっ
た。唯一人間の皮膚pH測定用として、pH電極部を平
面型にしたものが作られてきたにすぎない。それ故、O
RPによるエージング評価は、平面を対象とした測定を
含めて、これまで全く検討さえされてこなかったのが実
状であって、生体や食品類または各種水のエージング評
価ができないという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するため、OR
PおよびpH測定用電極および温度測定用センサー部を
同一平面上に配置し、一つの電極として生体、食品類ま
たは各種水のORP、pH並びに温度を同時に測定でき
る手段とすることにより、生体、食品類または各種水の
エージングの評価をすることができる生体、食品類また
は各種水のエージング評価方法およびその装置を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常大気環境
下にある水の平衡ORP(酸化還元電位)と、測定対象で
ある生体、食品類または各種水のORPとの差をエージ
ング指標(AI指標:Aging Index)として測定すること
により、または前記測定対象の時間経過に伴うエージン
グ指標の軌跡のパターンを予め測定し、このパターンと
の比較によりエージング評価を行うという手段、また
は、ORP、pH測定電極および温度センサーを平面状
に配置した複合電極で、生体、食品類または各種水のO
RP、pHおよび温度を同時に測定し、温度補正したO
RP-pHとの関係より、生体、食品類または各種水の
エージングの評価をするという手段、を採用することに
より、上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、ORP(酸化還元単
位)が、我々生体や食品類、温泉水を含む水などの鮮
度、熟成(成熟)、更には腐敗を含む劣化や老化等のエ
ージング現象に関係し、それらが通常大気環境下にある
水の平衡ORPとの比較によりエージング評価が可能で
あるという全く新たなエージング評価方法と、それらの
測定にあたりORPがpHと温度との関数であることか
ら、これらを一度に同時に、且つ測定対象が平面のもの
でも測定可能なようにセンサー部の配置を考慮した一つ
の複合電極から形成されたエージング評価装置である。
【0007】本発明者は、これまで血漿、羊水、尿等の
我々自身の生体水や皮膚および生体維持に必要な野菜・
果実類、畜産肉類、魚介類等の食品類、更には飲料水
や、ジュース・牛乳等の飲用物や温泉等の非飲用物を含
む各種水のORP(酸化還元電位)およびpHを測定し
てきた。そして、いずれもこれらは図1の破線で示す平
衡ORPより低い電位の還元系にあり、更に時間の経過
に伴い変化することを明らかにしてきた。なお、図1の
上下の実線はそれぞれ下記の(1),(2)式で示す水
が酸化分解および還元電解する境界領域を表す。それ
故、通常の水は両境界に挟まれた領域にある。
【数1】
【0008】破線は下記の(3)式で示す平衡ORPを
表し、この破線より上は酸化系、下は還元系を意味す
る。温度は25℃、標準酸化還元電位基準である。
【数2】
【0009】図2は、測定対象のORPの時間の経過に
伴う変化を模式的に示す。図2によれば、時間の経過に
より、ORPは大きくなるもの(図2のa:飲料水、温
泉水等)と、逆に小さくなるもの(図2のb:魚介類
等)、更に両者を組み合わせた軌跡を描くパターン(図2
のc・d:飲料水、魚介類等)に分類できる。すなわ
ち、測定対象の酸化や微生物を含めての反応により、O
RPやpHが変化し、その変化は我々生体や食品類など
の鮮度、熟成(成熟)、更に腐敗を含む劣化や老化等の
エージング現象に関係している。しかし、pHも同時に
変化することもあるから、前記(1)〜(3)式に示す
ように、pHの関数でもあるORPをより正確な変化と
して求める必要がある。そこで、下記の(4)式に示す
ように、平衡ORP(ORPeq)と測定対象のORP
との差をエージング指標(AI指標:Aging In
dex)として定義することにより、pHの影響が無視
できる。
【数3】
【0010】従って、エージング指標により、鮮度、熟
成(成熟)、更に腐敗を含めた劣化や老化等のエージン
グ現象を、ORPのより正確な変化として定量的に捉え
ることが可能となる。図3は、図2のORPの経時変化
をエージング指標の変化として模式的に表したもので、
図3と、図2はpHの影響が少ない場合は逆のパターン
を描く(図3の測定対象は、図2の測定対象と同じ)。し
かし、図3の方法が既に述べたように、正確なORPの
変化の軌跡を表す。
【0011】前記図2、図3に示すように、測定対象に
より、エージング指標の軌跡は異なるパターンを示すと
同時に、測定対象が置かれている環境条件により変化す
る。従って、測定対象および環境条件に基ずいたエージ
ング指標の変化を予め求めておくことにより、より正確
に測定対象のエージング評価が可能となる。
【0012】すなわち、血漿、羊水、更に尿等の我々自
身の生体水や生体維持に必要な野菜・果実類、畜産肉
類、魚介類等の食品類、更に飲料水・ジュース・牛乳等
の飲用物や温泉等の非飲用物を含む各種水のORP(酸
化還元電位)は、通常大気環境下での水の平衡ORPよ
り低い還元系で、時間の経過により、平衡ORPとそれ
らORPの差として定義したエージング指標が小さくな
るものと逆に大きくなるもの、更に両者を組合わせた軌
跡を描くパターンに分類できるため、測定対象のエージ
ング指標とこれらの軌跡のパターンを比較することによ
り、生体、食品類または各種水のエージング評価が可能
となった。
【0013】そして、従来のエージング評価では、鮮度
は鮮度用、熟成は熟成用、老化は老化用等と目的に合わ
せ、且つ測定対象の種類によりそれぞれ固有の測定法が
開発され、適用されてきた。しかし、本発明エージング
指標AIを用いる評価方法では、鮮度、熟成、腐敗を含
めた劣化、更には老化というエージング現象を、測定対
象にかかわらず測定可能となる。それ故、測定対象の平
面のORPおよびpH、更に温度を一つの電極で同時に
測定できる複合電極を用いれば、より簡便にエージング
評価が可能となる。特に、平面が測定できれば、通常の
溶液系での測定も兼ねられることができ、測定対象の幅
が大きく広がることになる。
【0014】前記観点より本発明者は、測定対象の平面
を一度に同時に計測できるようORPおよびpH測定電
極、更には温度センサーを一つの複合電極として組合わ
せることで、それらの計測値を前記(4)式に示すエー
ジング指標として換算し、エージングの評価をすること
ができる。
【0015】なお、測定対象によりpHまたは温度変化
が少ないとき、またはそれらの値が既知の場合、前記し
た複合電極より、pH電極または温度センサーのいずれ
か、あるいは両者を除いたより簡便な電極として用いる
ことも可能である。
【0016】図4は本発明エージング評価装置の断面
図、図5は同底面図であり、該評価装置は電極支持筒1
の内部に、温度センサー2、ORP測定用電極管3、p
H測定用電極管4、比較電極5および液絡部6とが収納
され構成されている。
【0017】電極支持筒1はプラスチックによって円筒
状に形成されると共に、その上・下部にはゴムによって
形成された絶縁部材7、8がそれぞれ取付けられてお
り、且つ該下部の絶縁部材8の下面は電極支持筒1の下
端と平面状に構成され、前記各絶縁部材7、8間には内
部液9が充填されている。前記内部液9としては、飽和
塩化カリウムが使用されている。なお、前記絶縁部材
7、8はゴムに限るものではなく、例えばプラスチック
によって形成してもよい。
【0018】前記温度センサー2は、ガラスにより筒長
状に形成され、且つ前記上・下部の絶縁部材7、8を貫
通すると共に、その下端開口縁にはフラットな温度測定
感応膜10が前記電極支持筒1の下端縁と平面状になる
よう固着され、更に前記温度測定感応膜10のやや上方
には温度測定素子11が配設され、更に該温度測定素子
11にはリード線12の一端が接続されると共に、前記
リード線12の他端は温度センサー2の上部の絶縁体7
を貫通して外方へ延長されて測定機器本体(図示せず)
に接続されている。
【0019】前記ORP測定用電極管3は、ガラスによ
り筒長状に形成され、且つ前記上・下部の絶縁部材7、
8を貫通すると共に、その下端開口縁にはフラットなO
RP電極13が前記電極支持筒1の下端縁と平面状にな
るよう固着され、更に前記ORP電極13にはリード線
14の一端が接続され、且つ該リード線14の他端はO
RP測定用電極管3の上部の絶縁体7を貫通して外方へ
延長されて測定機器本体に接続されている。
【0020】前記pH測定用電極管4は、ガラスにより
筒長状に形成され、且つ前記上・下部の絶縁部材7、8
を貫通すると共に、その下端開口縁にはフラットなpH
測定用感応膜15が前記電極支持筒1の下端縁と平面状
になるよう固着され、更に前記pH測定用電極管4内の
下方部分には封じ液16が充填されると共に、リード線
17の一端が前記封じ液16内の下方部に位置するよう
配設され、且つ該リード線17の他端は前記pH測定用
電極管4の上部の絶縁体7を貫通して外方へ延長されて
測定機器本体に接続されている。
【0021】比較電極5は、前記電極支持筒1の内部下
方に配設されて、前記内部液9に浸漬されていると共
に、前記比較電極5にはリード線18の一端が接続さ
れ、且つ該リード線18の他端は内部液9に浸漬して上
部の絶縁体7を貫通して外方へ延長されて測定機器本体
に接続されている。
【0022】また、液絡部6は浸透性を有する多孔質セ
ラミックス等によって下端縁をフラットにして形成さ
れ、前記比較電極5の下面において上方部は前記内部液
9に浸漬すると共に、その下方部は前記下部の絶縁体8
を貫通して、該下部の絶縁体8の下端縁と平面状となる
ようにして形成されている。
【0023】前記のように、評価装置の温度センサー2
の温度測定感応膜10、ORP測定用電極管3のORP
電極13、pH測定用電極管4のpH測定用感応膜15
および液絡部6の下面は、いずれもフラットに形成され
ると共に、電極支持筒1の下端縁と平面状に形成されて
いるため、測定対象の平面部分に当接して同時に計測す
ることが可能である。すなわち、電極およびセンサーを
図4に示すように平面状として配置することにより、溶
液系も含めた幅広い測定対象のエージング測定が可能と
なった。更に、従来のORP、pHおよび温度表示部
に、単にエージング指標も表示するだけではなく、予め
測定対象および環境条件に基づいたエージング指標の軌
跡の変化を表示させ、測定したエージング指標と比較す
ることにより、エージング評価をより有効にすることが
できる。
【0024】
【実施例1】本発明者は人間の皮膚のORPを世界では
じめて測定し、図6に示すように、還元系にあることを
明らかにした。更に、加齢に伴い皮膚のエージング指標
は図7に示すように小さくなり、平衡ORP値に近づく
結果を得た。すなわち、皮膚のエージング(老化)が、
エージング指標により定量的に評価できることを示して
いる。このことから、エージング指標は化粧品やスキン
ケア用品および浴用剤等の、皮膚に対する効果の検証の
手段の一つとしても有効である。
【0025】
【実施例2】本発明者は、更に世界で初めて生体の血
漿、羊水、尿およびだ液のORPを測定し、図8に示す
ように皮膚と類似の還元系にあることを明らかにした。
特に尿では、エージング指標は日変動および食習慣の影
響が見られ、更に年齢と共に、小さくなる傾向を示し
た。これらのことから、尿のエージング指標の日常的な
測定により、エージング評価だけでなく、体調または病
変に対するセンサー機能としての可能性も有することが
判った。その他の生体水についても、尿と同様の評価が
可能である。
【0026】
【実施例3】図9は、魚介類および畜産肉類のORP−
pH関係を示す。いずれも還元系で、時間の経過により
変化することから、エージング指標によりそれらのエー
ジング評価、すなわち、鮮度評価が可能となる。一例と
して、まぐろの切り身を一定温度(0〜10℃)で保存
した場合、はじめエージング指標は小さくなり最低値を
示した後、大きくなる軌跡を描いた。最低値に達する日
数は保存温度に大きく影響を受けるものの、エージング
指標の最低値は、生食が可能とされるATPの分解に基
づく鮮度指標K値の20%に対応する結果が得られた。
このことから、エージング指標によりまぐろの生食用と
しての鮮度評価が可能となった。この場合、pHの変動
が少ないことから、温度一定ではORPのみの変化測定
でも、容易に鮮度評価が可能である。これまでのK値の
測定は非常に煩雑であることから、エージング指標を用
いることで誰でも容易に鮮度評価を行うことができる。
【0027】
【実施例4】図10に、野菜・果実類のORP−pH関
係を示す。いずれも還元系で、時間の経過により変化す
ることから、エージング指標によりそれらの鮮度評価が
可能である。
【0028】
【実施例5】図11に、清涼飲料水等の各種水のORP
−pH関係を示す。水道水は残留塩素により酸化系とな
っているが、活性炭等により塩素除去することで、平衡
ORPに達する。市販のミネラル水では、いずれも既に
平衡ORPに達している。一方、清涼飲料水ではいずれ
も還元系で、時間の経過により平衡ORPにシフトす
る。また、浄整水器として市販されているアルカリイオ
ン水生成器では、電解直後は還元系となっているが、時
間の経過により平衡ORPに移動する。市販アルカリイ
オン水では、既に平衡ORPに達している。このよう
に、浄整水器より造られる水を含めた各種水について
も、エージング指標により、これらの新鮮度あるいは劣
化に対するエージング評価が可能となる。また、酒類に
ついても還元系であることから、それらについてもエー
ジング指標により同様にエージング評価が可能である。
【0029】
【実施例6】図12に、温泉源泉のORP−pH関係を
示す。温泉はpHが約1付近から10を超えるものまで
幅広く分布しているが、ORPはいずれも還元系で、時
間の経過とともに平衡ORPに近づいた。それ故、エー
ジング指標により、エージング評価が可能である。更
に、エージング指標により、温泉源泉より浴槽までの給
湯配管システムの診断も可能である。特に、温泉はエー
ジングにより効果・効能が失われることが指摘されてお
り、そのためにも温泉のエージング評価が重要となる。
【0030】
【発明の効果】皮膚を含めた我々生体、食品類または各
種水について、鮮度、熟成(成熟)、更に腐敗を含めた
劣化や老化等のエージング現象の定量的評価が、一つの
複合電極で測定可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常環境下での水のORP−pH関係(25
℃)を示す図である。
【図2】ORPの経時変化を示す模式的な図である。
【図3】エージング指標AIの経時変化を示す模式的な
図である。
【図4】複合電極を示す縦断面図である。
【図5】複合電極の底面図である。
【図6】人間の皮膚のORP−pH関係を示す図であ
る。
【図7】人間の皮膚のエージング指標AIと年齢の関係
を示す図である。
【図8】人間の生体水(血漿、羊水、尿、だ液)のOR
P−pH関係を示す図である。
【図9】魚介類、畜産肉類および牛乳のORP−pH関
係を示す図である。
【図10】野菜・果実類のORP−pH関係を示す図で
ある。
【図11】清涼飲料水等の各種水のORP−pH関係を
示す図である。
【図12】温泉源泉のORP−pH関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 温度センサー、 3 ORP測定用電極管、 4
pH測定用電極管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/04 G01N 33/14 33/12 33/15 Z 33/14 33/18 101 33/15 27/30 371C 33/18 101 27/46 341M 353A 353Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常大気環境下にある水の平衡ORP(酸
    化還元電位)と、測定対象である生体、食品類または各
    種水のORPとの差をエージング指標(AI指標:Aging
    Index)として測定することにより、または前記測定対象
    の時間経過に伴うエージング指標の軌跡のパターンを予
    め測定し、このパターンとの比較によりエージング評価
    を行うことを特徴とする生体、食品類または各種水のエ
    ージング評価方法。
  2. 【請求項2】ORP、pH測定電極および温度センサー
    を平面状に配置した複合電極で、生体、食品類または各
    種水のORP、pHおよび温度を同時に測定し、温度補
    正したORP-pHとの関係より、生体、食品類または
    各種水のエージングの評価をすることを特徴とする生
    体、食品類または各種水のエージング評価装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のエージング評価装置におい
    て、測定対象によりpHまたは温度変化が少ないとき、
    またはそれらの値が既知の場合、複合電極からpH測定
    電極または温度センサーのいずれか、あるいは両者を除
    いた電極より成ることを特徴とする生体、食品類または
    各種水のエージング評価装置。
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