JP2002048633A - 振動測定装置 - Google Patents

振動測定装置

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JP2002048633A
JP2002048633A JP2000236103A JP2000236103A JP2002048633A JP 2002048633 A JP2002048633 A JP 2002048633A JP 2000236103 A JP2000236103 A JP 2000236103A JP 2000236103 A JP2000236103 A JP 2000236103A JP 2002048633 A JP2002048633 A JP 2002048633A
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Yoshiaki Suzuki
義明 鈴木
Ryutaro Furutaka
龍太郎 古高
Motonari Mori
本成 盛
Hideki Matsumoto
秀樹 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがポンプの状態を正確に判断すること
ができる測定結果を得る振動測定装置を提供する。 【解決手段】 ポンプ10の回転軸に取り付けられた回
転センサ11による出力信号を、波形整形器71によっ
て波形整形し、位相比較器72に入力する。また、位相
比較器72には、分周器75の出力信号が入力され、両
信号の周波数及び位相の差に応じた信号が出力される。
この信号に応じた周波数のパルス信号が電圧制御発振器
74から分周器75及びA/D変換器4へ出力され、振
動センサ12の出力信号を、前記パルス信号の周波数を
サンプリング周波数としてA/D変換し、得られたデジ
タル信号に対して、FFT回路5によってフーリエ変換
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプの振動を測
定する振動測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプの故障、及びポンプに用いられて
いる消耗部品の劣化の度合いを調べるために、運転中の
ポンプの振動を測定する振動測定装置がある。従来の振
動測定装置は、ポンプの回転軸の軸受け付近のケーシン
グの振動の変位、速度、又は加速度の量を、振動センサ
を用いて測定していた。ユーザは、この測定値と閾値と
を比較し、測定値が閾値を越えている場合に、ポンプに
異常が発生していると判断していた。
【0003】ところが、このような振動測定装置では、
ポンプの振動と、ポンプの近傍に設置された発動機又は
発電機等の他の機械による振動とが合成された信号が測
定されるため、ユーザが正確にポンプの状態を判断する
ことが困難であった。
【0004】そこで、振動センサによってポンプの振動
を表すアナログ信号を出力し、このアナログ信号を、一
定のサンプリング周波数でA/D変換し、得られたデジ
タル信号に対してFFT回路によってフーリエ変換を行
い、ポンプの振動と、ポンプの近傍に設置された発動機
又は発電機等の他の機械の振動とを分離して測定する振
動測定装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の如き従
来の振動測定装置では、以下に説明するような理由によ
って、測定結果からユーザが正確にポンプの状態を判断
できないという問題があった。
【0006】ポンプによる振動は、ポンプの回転軸が1
回転する間にポンプの羽根車の羽根数Z及び羽根数Zの
自然数倍の回数だけ発生する。またポンプの回転軸の回
転は、バルブ開度の変化等による負荷変動によって変化
し、従ってポンプの振動の周波数も変化する。
【0007】図2は、従来の振動測定装置のA/D変換
器の動作を説明するグラフである。図において、横軸は
時間を表しており、縦軸は各時間における振動センサの
出力信号値を表している。振動センサの出力信号に対し
て、一定のサンプリング周波数でA/D変換を行った場
合、図2に示すように、振動の周波数変動に応じて、振
動センサの出力信号の1周期あたりのサンプリング回数
が変動する。このようにして得られたデジタル信号に対
してフーリエ変換を行ったとき、図3に示すように、ポ
ンプによる振動の強さを正確に表す結果を得ることがで
きない。
【0008】図3は、振動センサの出力信号を一定のサ
ンプリング周波数でA/D変換して得たデジタル信号に
対してフーリエ変換を行った結果の一例を示すグラフで
ある。図において、縦軸は振動センサの出力信号の振幅
スペクトルを表し、横軸は周波数を表している。ポンプ
の振動は、ポンプの回転軸の平均的な回転速度Nに対し
て、羽根数Zを乗じた周波数ZN、及び周波数ZNを自
然数倍した周波数2ZN,3ZN,…の付近に集中して
いる。また、前述した負荷変動により、ポンプの振動は
周波数ZN,2ZN,3ZN,…の付近で、適宜の周波
数範囲に亘って分布している。回転軸の回転速度の変動
は、振動測定時毎に異なるため、夫々の測定時において
毎回異なった測定結果が得られることとなり、このよう
な測定結果からは、ユーザが正確にポンプの状態を判断
することができない。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ポンプの回転軸の回転速度に応じたサンプリン
グ周波数で、振動センサの出力信号に応じたアナログ信
号をA/D変換し、得られたデジタル信号に対してフー
リエ変換を行うことにより、ポンプの回転むらによる振
動の周波数変動に関係せず、ポンプの回転軸の1回転あ
たりの各振動回数における振動レベルを算出することが
でき、ユーザがポンプの状態を正確に判断することがで
きる振動測定装置を提供することを目的とする。
【0010】本発明の更に他の目的は、ポンプの羽根車
の羽根数Zに対して、発振器によって出力したパルス信
号の1/6Zの周波数と、ポンプの回転軸に取り付けら
れた回転センサによって出力される信号の周波数とを近
づけるように前記発振器が出力するパルス信号を制御
し、このパルス信号の周波数をA/D変換のサンプリン
グ周波数とすることにより、A/D変換のサンプリング
周波数を回転センサの周波数の6Z倍とし、ポンプの1
回転あたりの振動回数がZ、2Z、及び3Zの部分の振
動センサの出力信号の振幅スペクトルを算出することが
でき、ユーザがポンプの状態を判断するために十分な測
定結果を得ることができる振動測定装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る振動測定
装置は、ポンプの振動に応じた信号を出力する振動セン
サと、該振動センサが出力した信号に応じたアナログ信
号をデジタル信号へ変換するA/D変換器と、該A/D
変換器の変換によって得られたデジタル信号に対してフ
ーリエ変換を行うフーリエ変換器とを備える振動測定装
置において、ポンプの回転軸の回転速度に応じた周波数
を有する信号を出力する回転センサを備え、前記A/D
変換器は、前記回転センサが出力した信号の周波数に応
じたサンプリング周波数で、前記アナログ信号をデジタ
ル信号へ変換すべくなしてあることを特徴とする。
【0012】図4は、第1発明に係る振動測定装置にお
けるA/D変換器の動作を説明するグラフである。図に
おいて、横軸は時間を表しており、縦軸は各時間におけ
る振動センサの出力信号値を表している。第1発明に係
る振動測定装置は、回転センサがポンプの回転軸の回転
速度に応じた周波数の信号を出力し、この周波数に応じ
たサンプリング周波数で、振動センサによって出力した
信号をA/D変換する。
【0013】このようにして得られたデジタル信号は、
例えば半導体メモリにデータとして格納され、このデー
タを用いてフーリエ変換が行われる。フーリエ変換器
は、各データのサンプリング周波数をユーザによって定
められた一定の周波数、例えば一定の回転速度でポンプ
の回転軸が回転するときの、回転軸の1秒間あたりの回
転回数を自然数倍した周波数として、フーリエ変換を行
う。このようにサンプリング周波数を一定とみなしたと
き、前記デジタル信号は、ポンプの回転軸の回転速度が
一定の場合の振動を表している。図5は、サンプリング
周波数を一定とみなしたときのデジタル信号によって表
されるポンプの振動を模式的に示すグラフである。図に
おいて、横軸はサンプリング周波数を一定としたときの
見かけの時間を表し、縦軸は各サンプリング時間におけ
るデジタル信号値を表している。図に示すように、前記
デジタル信号のサンプリング周波数を一定の周波数とみ
なした場合には、ポンプの振動の周波数が一定となり、
ポンプの回転軸の回転速度が一定の場合のポンプの振動
を表す信号を求めることができる。
【0014】また、ポンプの近傍に設置された発動機又
は発電機等の他の機械は、ポンプの回転軸の回転とは関
係なく、ポンプによる振動と別の周波数で振動する。図
6は、第1発明に係る振動測定装置による振動の測定結
果の一例を示すグラフである。図において、縦軸は振動
センサの出力信号の振幅スペクトルを表し、横軸はポン
プの回転軸の1回転あたりの振動回数を表している。図
に示すように、ポンプの1回転あたりの振動回数が羽根
数Z又は羽根数Zの自然数倍の部分に振動が集中してい
る。また振動回数が大きい部分にも振動が集中している
部分が存在する。このうち、ポンプの1回転あたりの振
動回数が羽根数Z又は羽根数Zの自然数倍の振動は、ポ
ンプの振動であり、ポンプの回転速度を一定とした場合
のポンプの振動を表す信号に対してフーリエ変換を行っ
ているため、局所的に夫々の振動が集中した状態で夫々
の振動が測定される。このような測定結果は、ポンプの
回転軸の回転むらの影響を受けず、従って略正確に各振
動の振動レベルを測定することができる。またこれらの
他の振動は、ポンプの近傍に設置された発動機又は発電
機等の他の機械の振動である。
【0015】このように、ポンプの回転軸の回転速度に
応じたサンプリング周波数で、振動センサの出力信号に
応じたアナログ信号をA/D変換し、これによって得た
デジタル信号に対してフーリエ変換を行うことにより、
ポンプの回転むらによる振動の周波数変動に関係せず、
ポンプの回転軸の1回転あたりの各振動回数における振
動レベルを略正確に測定することができ、しかもポンプ
の振動と、他の機械の振動とを分離するため、ユーザが
ポンプの状態を従来に比して正確に判断することができ
る。
【0016】第2発明に係る振動測定装置は、第1発明
に係る振動測定装置において、入力信号に応じた周波数
のパルス信号を、前記A/D変換器へ出力する発振器
と、該発振器が出力したパルス信号の周波数に、ポンプ
が有する羽根車の羽根数に6を乗じた数を除した周波数
の信号を出力する分周器と、該分周器によって出力した
信号の周波数及び前記回転センサによって出力した信号
の周波数の差分を表す信号を、前記発振器へ前記入力信
号として与える差分器とを有するPLL回路を更に備え
ることを特徴とする。
【0017】第2発明に係る振動測定装置による場合
は、分周器が、発振器によって出力したパルス信号の周
波数に、ポンプの羽根車の羽根数に6を乗じた数を除し
た周波数の信号を出力するようにしてあることにより、
発振器から、回転センサの出力信号の周波数N及び羽根
数Zに対して6ZNの周波数を有するパルス信号が出力
され、6ZNのサンプリング周波数によって、振動セン
サの出力信号がA/D変換されることとなる。ポンプの
検査には、ポンプの1回転あたりの振動回数がZ、2
Z、及び3Zの部分の振幅スペクトルが用いられること
が多く、分周器の分周比をこのように設定することによ
り、これらの振幅スペクトルを算出することができ、ユ
ーザがポンプの状態を判断するために十分な測定結果を
得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る振動測
定装置の実施の形態の要部の構成を示すブロック図であ
る。
【0019】図において、10はポンプであり、11は
ポンプの回転軸に取り付けられた回転センサであり、ま
た、12はポンプのケーシングに取り付けられた振動セ
ンサである。本発明に係る振動測定装置1は、前記回転
センサ11及び前記振動センサ12を備えており、また
測定結果を出力する出力装置13及びユーザからの入力
を受け付けるための入力装置14に接続されている。
【0020】回転センサ11は、ポンプ10の回転軸の
回転周期で変化する信号を出力するようになっており、
振動センサ12は、これが取り付けられたケーシングの
変位に応じた電圧を出力するようになっている。振動セ
ンサ12は増幅器2に接続されており、振動センサ12
によって出力される電圧が増幅器2によって増幅される
ようになっている。増幅器2の出力端子は、ローパスフ
ィルタ3の入力端子に接続されており、ローパスフィル
タ3の出力端子は、A/D変換器4の入力端子に接続さ
れている。
【0021】また、A/D変換器4の出力端子は、FF
T回路(フーリエ変換器)5の入力端子に接続されてお
り、A/D変換器4から出力されたデジタル信号に対し
て、高速フーリエ変換を行うようになっている。更にF
FT回路5は、CPU、RAM、及びROM等を備えた
制御部6に接続されており、この制御部6からの制御信
号を受け、この制御信号に応じて高速フーリエ変換の演
算を行い、この結果を出力装置13へ出力するようにな
っている。
【0022】一方、回転センサ11はPLL回路7に接
続されている。PLL回路7は、波形整形器71と、位
相比較器(差分器)72と、ローパスフィルタ73と、
電圧制御発振器(発振器)74と、分周器75とを備え
ている。回転センサ11の出力端子は、波形整形器71
の入力端子と接続され、波形整形器71の出力端子は、
位相比較器72の一方の入力端子と接続されている。位
相比較器72の出力端子は、ローパスフィルタ73の入
力端子と接続されており、ローパスフィルタ73の出力
端子は、電圧制御発振器74の入力端子に接続されてい
る。そして、電圧制御発振器74の出力端子は、A/D
変換器4及び分周器75の夫々の入力端子に接続されて
おり、分周器75の出力端子が、位相比較器72の他方
の入力端子に接続されている。
【0023】また、分周器75は、ポンプの羽根車の羽
根数Zに対して、入力信号の周波数の1/6Zの周波数
のパルス信号を出力するようになっている。分周器75
は、制御部6に接続されており、ユーザが入力装置14
を操作することによって、制御部6に対して羽根数Zを
指定し、制御部6からこの指定に応じた制御信号を分周
器75へ送信して、分周器の羽根数Zが変更されるよう
になっている。
【0024】なお、分周器75は1/6Zの周波数のパ
ルス信号を出力する構成としたが、この他の周波数、例
えば1/12Zの周波数のパルス信号を出力する構成と
してもよいことはいうまでもない。
【0025】次に、振動測定装置1の動作を説明する。
回転センサ11から、ポンプの回転軸が1回転につき1
周期の信号が出力され、この信号が波形整形器71に入
力される。波形整形器71は、回転センサ11の出力信
号に混入したノイズ成分を除去し、この信号の波形を整
えて、位相比較器72へ出力する。
【0026】位相比較器72は、波形整形器71から出
力された信号と、分周器75から出力された信号との周
波数及び位相を比較し、その誤差に比例した直流電圧を
出力する。この直流電圧はローパスフィルタ73を通過
して、ノイズ成分が除去された後、電圧制御発振器74
に加えられる。そして電圧制御発振器74は、前記直流
電圧に応じた周波数のパルス信号を出力する。
【0027】電圧制御発振器74から出力されたパルス
信号は、分周器75に入力され、分周器75によって、
このパルス信号の1/6Zの周波数のパルス信号が位相
比較器72へ出力される。
【0028】このようにすることによって、波形整形器
71の出力信号と、分周器75の出力信号との周波数差
及び位相差が低減する方向に電圧制御発振器74の発振
周波数が変化し、電圧制御発振器74から波形整形器7
1の出力信号の6Z倍の周波数のパルス信号が出力され
る。
【0029】一方、振動センサ12の出力電圧は、増幅
器2によって増幅され、ローパスフィルタ3によって高
周波のノイズ成分が除去されて、A/D変換器4に入力
される。A/D変換器4には、電圧制御発振器74から
出力されたパルス信号が入力されており、このパルス信
号の周波数に応じて、ローパスフィルタ3からの出力信
号をA/D変換する。
【0030】A/D変換器4から出力されたデジタル信
号は、FFT回路5に入力され、フーリエ変換が行われ
た結果が、出力装置13へ出力される。ユーザは、この
ような測定結果と、同様の測定を正常な状態のポンプに
対して行ったときに得られた測定結果とを比較し、ポン
プの状態を判断する。
【0031】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構造に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く第1発明に係る振動測
定装置による場合は、回転センサが出力した信号の周波
数に応じたサンプリング周波数で、振動センサが出力し
た信号に応じたアナログ信号をA/D変換するため、ポ
ンプの回転軸の回転速度に応じて変化するサンプリング
周期で、振動センサの出力信号がサンプリングされ、こ
のようにして得られたデジタル信号に対してフーリエ変
換を行うことによって、ポンプの回転むらによる振動の
周波数変動に関係せず、ポンプの回転軸の1回転あたり
の各振動回数における振動レベルを算出することがで
き、ユーザがポンプの状態を正確に判断することができ
る。
【0033】第2発明に係る振動測定装置による場合
は、分周器が、発振器によって出力したパルス信号の周
波数に、ポンプの羽根車の羽根数に6を乗じた数を除し
た周波数の信号を出力するようにしてあることにより、
発振器から、回転センサの出力信号の周波数N及び羽根
数Zに対して6ZNの周波数を有するパルス信号が出力
され、6ZNのサンプリング周波数によって、振動セン
サの出力信号がA/D変換されることとなる。ポンプの
検査には、ポンプの1回転あたりの振動回数がZ、2
Z、及び3Zの部分の振幅スペクトルが用いられること
が多く、分周器の分周比をこのように設定することによ
り、これらの振幅スペクトルを算出することができ、ユ
ーザがポンプの状態を判断するために十分な測定結果を
得ることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動測定装置の実施の形態の要部
の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の振動測定装置のA/D変換器の動作を説
明するグラフである。
【図3】振動センサの出力信号を一定のサンプリング周
波数でA/D変換して得たデジタル信号に対してフーリ
エ変換を行った結果の一例を示すグラフである。
【図4】第1発明に係る振動測定装置におけるA/D変
換器の動作を説明するグラフである。
【図5】サンプリング周波数を一定とみなしたときのデ
ジタル信号によって表されるポンプの振動を模式的に示
すグラフである。
【図6】第1発明に係る振動測定装置による振動の測定
結果の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 振動測定装置 2 増幅器 3 ローパスフィルタ 4 A/D変換器 5 FFT回路(フーリエ変換器) 6 制御部 7 PLL回路 10 ポンプ 11 回転センサ 12 振動センサ 13 出力装置 14 入力装置 71 波形整形器 72 位相比較器(差分器) 73 ローパスフィルタ 74 電圧制御発振器(発振器) 75 分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 盛 本成 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 松本 秀樹 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 Fターム(参考) 2G024 AD50 BA12 CA08 FA04 2G064 AA11 AB22 BA02 CC06 CC17 CC26 CC42 CC43 DD29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ(10)の振動に応じた信号を出
    力する振動センサ(12)と、該振動センサ(12)が
    出力した信号に応じたアナログ信号をデジタル信号へ変
    換するA/D変換器(4)と、該A/D変換器(4)の
    変換によって得られたデジタル信号に対してフーリエ変
    換を行うフーリエ変換器(5)とを備える振動測定装置
    において、 ポンプ(10)の回転軸の回転速度に応じた周波数を有
    する信号を出力する回転センサ(11)を備え、前記A
    /D変換器(4)は、前記回転センサ(11)が出力し
    た信号の周波数に応じたサンプリング周波数で、前記ア
    ナログ信号をデジタル信号へ変換すべくなしてあること
    を特徴とする振動測定装置。
  2. 【請求項2】 入力信号に応じた周波数のパルス信号
    を、前記A/D変換器(4)へ出力する発振器(74)
    と、該発振器(74)が出力したパルス信号の周波数
    に、ポンプ(10)が有する羽根車の羽根数に6を乗じ
    た数を除した周波数の信号を出力する分周器(75)
    と、該分周器(75)によって出力した信号の周波数及
    び前記回転センサ(11)によって出力した信号の周波
    数の差分を表す信号を、前記発振器(74)へ前記入力
    信号として与える差分器(72)とを有するPLL回路
    (7)を備えることを特徴とする請求項1記載の振動測
    定装置。
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