JP2002047695A - 地図を利用した上水道及び下水道の幹線管路分析システム - Google Patents

地図を利用した上水道及び下水道の幹線管路分析システム

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JP2002047695A JP2000236435A JP2000236435A JP2002047695A JP 2002047695 A JP2002047695 A JP 2002047695A JP 2000236435 A JP2000236435 A JP 2000236435A JP 2000236435 A JP2000236435 A JP 2000236435A JP 2002047695 A JP2002047695 A JP 2002047695A
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/30Relating to industrial water supply, e.g. used for cooling

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーである水道事業者が、地図画面上
で、上水道の幹線管路の配管のより広い口径の配管への
交換時期や、下水道の幹線管路の適正口径などを容易に
判断することを可能にする。 【構成】 複数の建物を示す建物枠、道路、及び、上水
道の幹線管路を含む地図データを記録するための地図記
録手段と、前記上水道の幹線管路から前記各建物に流れ
る上水の動水頭を前記各建物と関連付けて記録するため
の建物別動水頭記録手段と、前記建物別動水頭記録手段
に記録された各建物毎の動水頭をそれぞれの大きさに応
じて複数のクラスに分類するための動水頭クラス分け手
段と、前記動水頭クラス分け手段からの各建物毎の動水
頭クラスを前記地図記録手段に記録された各建物枠デー
タと関連付けて記録するための建物別動水頭クラス記録
手段と、前記地図記録手段からの地図データと前記建物
別動水頭クラス記録手段からの各建物毎の動水頭クラス
とに基づいて広域エリアの地図画面上で前記各建物枠の
内部を各建物毎の動水頭クラスに応じて色別表示するた
めの動水頭クラス色別表示手段と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図を利用した動
水頭クラス色別表示システム、地図を利用した使用上水
量クラス色別表示システム、及び地図を利用した上水道
又は下水道の幹線管路分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水道事業者が使用する水道管
理システムでは、上水道又は下水道の配管に関する属性
情報、例えば、各建物や消火栓毎の、世帯主名、住所、
メータ番号、メータの設置年月日、給水管種、給水口
径、使用水量、修理日時などの属性情報がデータベース
化されて記録されている。そして、上水道の幹線管路
(配水管路)の水道管の交換(より広い口径の水道管へ
の交換)の時期などの検討に当たっては、熟練した水道
技術者が、前記のデータベース化された各種の属性デー
タと地図を照らし合わせながら、その経験に基づいて、
水道管の交換時期などについて検討・決定ことが行われ
ていた。また、従来は、下水道の幹線管路を新設・交換
する場合も、どのような口径の下水道管を敷設(又は交
換)するべきかについては、熟練した技術者の経験によ
り決められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、上水道の幹線管路の水道管の交換時期や新設す
る下水道の幹線管路の下水道管の口径などを検討・決定
するに当たって、水道技術者の経験や熟練に頼るだけの
方法では、水道事業の長期的且つ安定的な運営は困難に
なることが予想される。また、水道技術者の経験や熟練
に頼るだけでは、適正な判断が行われない可能性もあ
る。
【0004】本発明はこのような従来技術の課題に着目
してなされたものであって、水道事業者が、広域エリア
を表示した地図画面を参照しながら、上水道の幹線管路
の水道管をより広い口径の水道管へ交換すべき時期、又
は、上水道の幹線管路のバイパス工事の必要時期などを
容易に判断することを可能にする、地図を利用した動水
頭クラス色別表示システム、及び、このシステムのため
のコンピュータプログラムを記録した記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0005】また、本発明は、水道事業者が、広域エリ
アを表示した地図画面を参照しながら、下水道の幹線管
路の下水道管の適正口径などについて容易に判断するこ
とを可能にする、地図を利用した使用上水量クラス色別
表示システム、及び、このシステムのためのコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的
とする。
【0006】また、本発明は、水道事業者が、地図画面
上で、上水道の幹線管路の配管の口径が適正かどうかな
どについて容易に判断することを可能にする、地図を利
用した上水道の幹線管路分析システムを提供することを
目的とする。
【0007】また、本発明は、水道事業者が、地図画面
上で、下水道の幹線管路の配管の口径が適正かどうかな
どについて容易に判断することを可能にする、地図を利
用した下水道の幹線管路分析システムを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明による地図を利用した動水頭
クラス色別表示システムは、複数の各建物の実際の形状
に対応した各建物枠、消火栓を示す消火栓枠、及び、上
水道の幹線管路を含む地図データを記録するための地図
記録手段と、前記上水道の幹線管路から前記各建物又は
消火栓に流れる上水の動水頭を、前記各建物又は消火栓
と関連付けて記録するための建物別動水頭記録手段と、
前記建物別動水頭記録手段に記録された各建物又は消火
栓毎の動水頭を、それぞれの大きさに応じて複数のクラ
スに分類するための動水頭クラス分け手段と、前記動水
頭クラス分け手段からの各建物又は消火栓毎の動水頭ク
ラスを、前記地図記録手段に記録された各建物枠又は消
火栓枠データと関連付けて記録するための建物別動水頭
クラス記録手段と、前記地図記録手段からの地図データ
と、前記建物別動水頭クラス記録手段からの各建物又は
消火栓毎の動水頭クラスとに基づいて、広域エリア(例
えば、約200m四方(又は、約300m四方、400
m四方、500m四方、又は1000m四方)の広さ以
上の広さが一画面で示されるような広域のエリア、又
は、100分の1(又は、200分の1、300分の
1、400分の1、500分の1、又は1000分の
1)以上に縮尺した地図が一画面で示されるような広域
のエリア)を表示した地図画面上で、前記各建物枠又は
消火栓枠の内部を前記各建物又は消火栓毎の動水頭クラ
スに応じて色別表示するための動水頭クラス色別表示手
段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明による動水頭クラス色別表示
システム用のコンピュータプログラムを記録した記録媒
体は、複数の各建物の実際の形状に対応した各建物枠、
消火栓を示す消火栓枠、道路、及び、上水道の幹線管路
を含む地図データを記録しておき、前記上水道の幹線管
路から前記各建物又は消火栓に流れる上水の動水頭を前
記各建物又は消火栓と関連付けて記録しておき、前記各
建物又は消火栓毎の動水頭を、それぞれの大きさに応じ
て複数のクラスに分類し、前記各建物又は消火栓毎の動
水頭クラスを、前記地図データ中の各建物枠又は消火栓
枠データと関連付けて記録しておき、前記地図データ
と、前記各建物又は消火栓毎の動水頭クラスとに基づい
て、広域エリア(例えば、約200m四方(又は、約3
00m四方、400m四方、500m四方、又は100
0m四方)の広さ以上の広さが一画面で示されるような
広域のエリア、又は、100分の1(又は、200分の
1、300分の1、400分の1、500分の1、又は
1000分の1)以上に縮尺した地図が一画面で示され
るような広域のエリア)を表示した地図画面上で、前記
各建物枠又は消火栓枠の内部を前記各建物又は消火栓毎
の動水頭クラスに応じて色別表示する、コンピュータプ
ログラムを記録したものである。
【0010】また、本発明による地図を利用した使用上
水量クラス色別表示システムは、複数の各建物の実際の
形状に対応した各建物枠、道路、及び、上水道の幹線管
路を含む地図データを記録するための地図記録手段と、
前記の各建物毎の使用上水量を各建物と関連付けて記録
するための建物別使用上水量記録手段と、前記建物別使
用上水量記録手段に記録された各建物毎の使用上水量
を、それぞれの量に応じて複数のクラスに分類するため
の使用上水量クラス分け手段と、前記使用上水量クラス
分け手段からの各建物毎の使用上水量クラスを、前記地
図記録手段に記録された各建物枠データと関連付けて記
録するための建物別使用上水量クラス記録手段と、前記
地図記録手段からの地図データと、前記建物別使用上水
量クラス記録手段からの各建物毎の使用上水量クラスと
に基づいて、広域エリア(例えば、約200m四方(又
は、約300m四方、400m四方、500m四方、又
は1000m四方)の広さ以上の広さが一画面で示され
るような広域のエリア、又は、100分の1(又は、2
00分の1、300分の1、400分の1、500分の
1、又は1000分の1)以上に縮尺した地図が一画面
で示されるような広域のエリア)を表示した地図画面上
で、前記各建物枠の内部を前記各建物毎の使用上水量ク
ラスに応じて色別表示するための使用上水量クラス色別
表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明による使用上水量クラス色別
表示システム用のコンピュータプログラムを記録した記
録媒体は、複数の各建物の実際の形状に対応した各建物
枠、道路、及び、上水道の幹線管路を含む地図データを
記録しておき、前記の各建物毎の使用上水量を各建物と
関連付けて記録しておき、前記各建物毎の使用上水量
を、それぞれの量に応じて複数のクラスに分類し、前記
各建物毎の使用上水量クラスを、前記地図データ中の各
建物枠データと関連付けて記録しておき、前記地図デー
タと、前記各建物毎の使用上水量クラスとに基づいて、
広域エリア(例えば、約200m四方(又は、約300
m四方、400m四方、500m四方、又は1000m
四方)の広さ以上の広さが一画面で示されるような広域
のエリア、又は、100分の1(又は、200分の1、
300分の1、400分の1、500分の1、又は10
00分の1)以上に縮尺した地図が一画面で示されるよ
うな広域のエリア)を表示した地図画面上で、前記各建
物枠の内部を前記各建物毎の使用上水量クラスに応じて
色別表示する、コンピュータプログラムを記録したもの
である。
【0012】また、本発明により地図を利用した上水道
の幹線管路分析システムは、複数の各建物の実際の形状
に対応した各建物枠、消火栓を示す消火栓枠、道路、及
び、上水道の幹線管路を含む地図データを記録するため
の地図記録手段と、前記上水道の幹線管路から前記各建
物又は消火栓に流れる上水の動水頭を、前記各建物又は
消火栓と関連付けて記録するための建物別動水頭記録手
段と、ある上水道の幹線管路について、そこから各建物
又は消火栓に流れる上水の適正な動水頭範囲を記録して
おく適正動水頭記録手段と、前記各建物別動水頭記録手
段からの各建物又は消火栓毎の動水頭に基づいて、ある
上水道の幹線管路について、その平均的な動水頭を算出
するための平均動水頭算出手段と、ある上水道の幹線管
路について、前記の平均動水頭と前記の適正動水頭範囲
とを比較して、その上水道の幹線管路の口径が適正かど
うかを判定するための上水道管路判定手段と、この上水
道管路判定手段からの判定結果を表示するための判定結
果表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明による地図を利用した下水道
の幹線管路分析システムは、複数の各建物の実際の形状
に対応した各建物枠、道路、上水道の幹線管路、及び、
下水道の幹線管路を含む地図データを記録するための地
図記録手段と、前記の各建物毎の上水道の使用上水量を
記録するための建物別使用上水量記録手段と、ある下水
道の幹線管路について、そこに流れる適正な下水量の範
囲を記録しておく適正下水量記録手段と、前記建物別使
用上水量記録手段からの各建物毎の使用上水量に基づい
て、ある下水道の幹線管路について、各建物からそこに
流れ出る平均的な下水量を推測・算出するための推測下
水量算出手段と、ある下水道の幹線管路について、前記
の推測下水量と前記の適正下水量範囲とを比較して、そ
の下水道の幹線管路の口径が適正かどうかを判定するた
めの下水道管路判定手段と、この下水道管路判定手段か
らの判定結果を表示するための判定結果表示手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は本実施形態による地図を利用した上水道及び
下水道管理システムを示す概略ブロック図である。図1
において、1は、多数の住宅、事務所ビルなどの建物枠
(各建物の実際の形状に対応させた形状の枠を有してい
る)、消火栓枠、道路、上水道の幹線管路、及び下水道
の幹線管路などのデータ(以下では、これらのデータを
まとめて「地図データ」と呼ぶことがある)を、互いに
関連付けて記録した地図データベースである。
【0015】また、図1において、2は、地図データベ
ース1からの地図データと、上水道の幹線管路及び下水
道の幹線管路に関する属性情報とを互いに関連付けて記
録した地図・水道関連データベースである。
【0016】この地図・水道関連データベース2に記録
される属性情報には、例えば、各建物毎の建物コード、
使用者名、使用者コード、住所、世帯主名、水道メータ
番号、メータ口径、剣満年月、使用状態(使用中、使用
中止、給水停止、給水廃止など)、給水管種、給水口
径、分岐土被り、分岐出幅、施工業者名、などがある。
また、本実施形態の地図・水道関連データベース2に
は、前記の属性情報として、上水道の幹線管路から各建
物又は各消火栓の給水装置へ流れる上水道の動水頭(個
別に測定されたもの)、及び、各建物又は各消火栓の給
水装置の使用上水量(毎月又は隔月の検針により決定さ
れる数量)も記録されるようになっている。
【0017】また、図1において、3は、ユーザーであ
る水道事業者が、前記地図・水道関連データベース2に
前記の各属性情報を入力するための水道属性入力部で、
例えばキーボード及びマウスなどにより構成される。ま
た、図1において、3aはユーザーである水道事業者が
前記地図・水道関連データベース2に前記上水道の幹線
管路の適正動水頭の範囲(特にその適正下限値)を入力
するための適正動水頭入力部、3bは水道事業者が前記
地図・水道関連データベース2に前記下水道の各幹線管
路毎の適正下水量(各下水道の幹線管路の口径などによ
り決定される)の範囲(特にその適正上限値)を入力す
るための適正下水量入力部、である。
【0018】また、図1において、4は、前記地図・水
道関連データベース2からの各建物又は消火栓毎の(各
建物又は消火栓の給水装置毎の)動水頭に、例えば、
「低」(通常より低い)、「中」(通常)、及び、
「高」(通常より高い)の3段階のクラス(ランク)を
割り当てて、その割り当てた動水頭クラスを前記地図・
水道関連データベース2に前記各建物枠又は消火栓枠デ
ータ(枠の形状及び位置データ)と関連付けて記録させ
る動水頭クラス割り当て部である。
【0019】なお、前記地図・水道関連データベース2
に記録される各建物又は消火栓毎の動水頭は、水道事業
者が各建物又は消火栓の給水装置(上水道の幹線管路か
らの上水を各建物又は消火栓に導くために各建物又は消
火栓毎に備えられる給水装置)の補修などの際にその建
物又は消火栓の給水装置を流れる上水の動水頭を測定し
て、その各建物又は消火栓毎に入力するものである。し
たがって、前記各建物又は消火栓毎の動水頭が入力され
記録されるのは、水道事業者がその給水装置を流れる上
水の動水頭を実際に測定した建物又は消火栓についてだ
けであり、水道事業者がその給水装置を流れる上水の動
水頭をまだ実際に測定していない建物又は消火栓につい
ては、動水頭のデータは記録されておらず、したがって
また、動水頭クラスも存在しない。
【0020】また、図1において、5は、前記地図・水
道関連データベース2からの各建物又は消火栓毎の使用
上水量に、例えば、「多」(通常より多い)、「中」
(通常)、及び、「少」(通常より少ない)の3段階に
クラス(ランク)を割り当てて、その割り当てた使用上
水量クラスを前記地図・水道関連データベース2に各建
物枠データ(枠の形状及び位置データ)と関連付けて記
録させる使用上水量クラス割り当て部である。なお、前
記地図・水道関連データベース2に記録される各建物又
は消火栓毎の使用上水量は、各建物又は消火栓毎に毎月
又は隔月に行われる検針により、ほぼ全ての建物又は消
火栓について決定され、入力される。
【0021】また、図1において、6は、前記の地図デ
ータベース1からの地図データをディスプレー7に表示
させながら、その地図画面上に、前記地図・水道関連デ
ータベース2からの上水道及び下水道関連の属性情報又
はその加工情報のいずれか1つ又は複数を、数値・図表
・図形又は画像などの形で重ね表示するための表示制御
部である。
【0022】また、図1において、8は、ユーザーであ
る水道事業者が、前記ディスプレー9に表示された地図
画面上で、各建物又は消火栓毎に(各建物又は消火栓の
給水装置毎に)その動水頭クラス(上水道関連の属性情
報の1つ)を色別表示したいと欲したとき、そのような
色別表示(色別ランク表示)をすることを前記表示制御
部6に指示するための動水頭クラス色別表示指示部で、
例えばキーボードやマウスなどで構成される。
【0023】また、図1において、9は、ユーザーであ
る水道事業者が、前記ディスプレー9に表示された地図
画面上で、各建物毎に(各建物の給水装置毎に)その使
用上水量クラス(上水道及び下水道関連の属性情報の1
つ)を色別表示したいと欲したとき、そのような色別表
示(色別ランク表示)をすることを前記表示制御部6に
指示するための使用上水量クラス色別表示指示部で、例
えばキーボードやマウスなどで構成される。
【0024】また、図1において、10は、前記地図・
水道関連データベース2からの上水道の幹線管路データ
と各建物又は消火栓毎の動水頭データとに基づいて、上
水道の各幹線管路毎にそこから複数の各建物又は消火栓
の給水装置に流れる上水の動水頭の平均値を求めて、そ
の平均動水頭を上水道の各幹線管路と関連付けて前記地
図・水道関連データベース2に記録させる平均動水頭算
出部である。
【0025】また、図1において、11は、前記地図・
水道関連データベース2からの下水道の幹線管路データ
と各建物毎の使用上水量データとに基づいて、下水道の
各幹線管路毎にそこへ各建物などから流れ出る下水の総
量を推測・算出して、その推測・算出した推測下水量を
下水道の各幹線管路と関連付けて前記地図・水道関連デ
ータベース2に記録させる推測下水量算出部である。こ
の推測下水量算出部11は、例えば、「下水道の幹線管
路に流れ出る各建物からの下水の総量は、(雨水などの
要因を加味したとしても)その下水道の幹線管路に接続
された各建物で使用された各使用上水量の総計量の例え
ば約70〜85%程度である」という経験則に基づい
て、前記下水道の幹線管路に接続された各建物で使用さ
れる使用上水量の総計から、その下水道の幹線管路に流
れ出る推測下水量を算出するようにしている。
【0026】また、図1において、12は、ユーザーで
ある水道事業者が、ある上水道の幹線管路の口径が適正
かどうかの判定を希望したときに、地図画面上で、ある
上水道の幹線管路をマウスなどで指定して、その指定し
た上水道の幹線管路の口径が適正かどうかの判定をする
ように指示するための上水道管路口径判定指示部で、例
えばキーボードとマウスで構成される。
【0027】また、図1において、13は、前記上水道
管路口径判定指示部12からの指示情報に基づいて、前
記地図・水道関連データベース2からの上水道の幹線管
路の適正動水頭範囲(ユーザーが前記適正動水頭入力部
3aにより入力したもの)と、前記のユーザーにより指
定された上水道の幹線管路の平均動水頭(その上水道の
幹線管路に接続された複数の建物又は消火栓の各給水装
置を流れる上水の動水頭(測定されたもの)に基づいて
前記平均動水頭算出部10が算出したもの)とを比較し
て、その上水道の幹線管路の口径が適正かどうかを判定
するための上水道管路判定部である。この上水道管路判
定部13からの判定結果は、前記表示制御部6に送ら
れ、表示制御部6により、ディスプレー7の地図画面上
に重ね表示される。
【0028】また、図1において、14は、ユーザーで
ある水道事業者が、ある下水道の幹線管路の口径が適正
かどうかの判定を希望したときに、地図画面上で、ある
下水道の幹線管路をマウスなどで指定して、その指定し
た下水道の幹線管路の口径が適正かどうかの判定をする
ように指示するための下水道管路口径判定指示部で、例
えばキーボードとマウスで構成される。
【0029】また、図1において、15は、前記下水道
管路口径判定指示部14からの指示情報に基づいて、前
記地図・水道関連データベース2からの前記のユーザー
により指定された下水道の幹線管路の適正下水量(ユー
ザーが前記適正下水量入力部3bにより入力するもの
で、その下水道の幹線管路の口径などにより定まるも
の)と、その指定された下水道の幹線管路の推測下水量
(その下水道の幹線管路に接続された各建物の使用上水
量の総計量に基づいて前記推測下水量算出部11が算出
するもの)とを比較して、その下水道の幹線管路の口径
が適正かどうかを判定するための下水道管路判定部であ
る。この下水道管路判定部15からの判定結果は、前記
表示制御部6に送られ、表示制御部6により、ディスプ
レー7の地図画面上に重ね表示される。
【0030】なお、本実施形態では、図1の動水頭クラ
ス割り当て部4、使用上水量クラス割り当て部5、表示
制御部6、平均動水頭算出部10、推測下水量算出部1
1、上水道管路口径判定部13、及び下水道管路口径判
定部15などは、コンピュータプログラムにより実現さ
れる。このコンピュータプログラムは、例えばCD−R
OMなどの記録媒体に格納されてソフトウェアメーカー
から提供され、ユーザー側のパーソナルコンピュータの
ハードディスクなどにインストールされて使用される。
【0031】次に本実施形態の動作を説明する。図2
は、前記地図データベース1からの広域エリア(ユーザ
ーにより選択された広域エリア)内の地図データが、前
記表示制御部6により前記ディスプレー7に表示された
ときの地図画面を示す図である。図2に示すように、こ
の地図画面上に表示される複数の建物枠(例えば、図2
の符号21参照)は、実際の建物形状に対応する形状を
有するように形成されている。また、この地図画面上に
は、道路(例えば、図2の符号22参照)、上水道の幹
線管路(配水管路。例えば、図2の符号23参照)、上
水道の幹線管路から各建物又は消火栓に上水を供給する
ための給水管(例えば、図2の符号24参照)、この給
水管24の先端に備えられた止水栓(例えば、図2の符
号25参照)、なども表示されている。前記給水管24
と止水栓25(及びメーター)とにより、上水道の幹線
管路(配水管路)から各建物又は消火栓に上水を供給す
るための「給水装置」が構成されている。なお、この図
2に示す例では、消火栓枠と下水道の幹線管路は、図示
が省略されている。
【0032】動水頭クラス色別表示. 次に、ユーザーが、前記動水頭クラス色別表示指示部8
により、前記広域エリアの地図画面上に、各建物又は消
火栓毎に動水頭クラス別の色別表示(ランク表示)をす
ることを前記表示制御部6に指示したときの動作を説明
する。この場合、前記表示制御部6は、前記地図・水道
関連データベース2から、前記広域エリア内の各建物又
は消火栓毎の動水頭クラス(各動水頭クラスは、各建物
枠又は消火栓枠の位置データ及び形状データにそれぞれ
対応付けて記録されている)を呼び出す。
【0033】そして、前記表示制御部6は、該当する建
物枠又は消火栓枠の内部を、それに対応する動水頭クラ
ス別に、例えば、動水頭クラスが「低」(通常よりも低
い)の場合は赤色、「中」(通常)の場合は黄色、
「高」(通常よりも高い)の場合は青色、というよう
に、着色して表示する。また、前記地図画面上の建物枠
の中で、その給水装置を流れる上水の動水頭がまだユー
ザーである水道事業者により計測されていない建物の建
物枠の内部については、地図の背景色と同じ色で表示す
る。
【0034】図3は、以上のようにして、広域エリアの
地図画面上で、各建物又は消火栓枠の内部が対応する動
水頭クラスの色(動水頭が未測定である建物枠について
は背景色)に着色して表示されたときの状態を示すもの
である。この図3の例では、図3の符号26で示す上水
道の幹線管路の周辺のエリア(狭域のエリア)に、赤色
に着色された建物枠が集積しているのが一瞥して分か
る。したがって、ユーザーは、この広域エリアの地図画
面を一瞥するだけで、「図3の符号26で示す上水道の
幹線管路の周辺のエリア(狭域のエリア)には、(建物
枠が赤色に着色された)動水頭が低い給水装置の建物が
集積している」ということが直感的に理解できる。
【0035】このように、本実施形態では、広域エリア
の地図画面中の動水頭の分布の大体の傾向が一瞥して直
感的に分かるので、ユーザーである水道事業者は、「図
3の符号26で示す上水道の幹線管路は、前記各建物又
は消火栓への給水のための動水頭を通常範囲に高めるべ
く、その口径をより広いものに交換するための工事を行
う必要がある、又は、これと並存的な幹線管路を追加す
るためのバイパス工事を行う必要がある」ということを
容易に判断することができる。
【0036】以上のように、本実施形態によれば、広域
エリアの地図画面上で、各建物枠又は消火栓枠の内部に
その動水頭クラスに応じた色別表示が行われるので、ユ
ーザーである水道事業者は、この動水頭クラス色別表示
がなされた広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、広
域エリアの地図中の動水頭の分布の大体の傾向が直感的
に分かり、各建物又は消火栓の給水装置の動水頭が通常
よりも低い傾向にあるエリア(狭域のエリア)は地図中
のどのエリアか、そして、そのエリアにある上水道の幹
線管路はどれか、どの上水道の幹線管路の口径をより広
いものに交換する(又はバイパス工事を行う)必要があ
るのか、などを容易に判断することができるようにな
る。
【0037】使用上水量クラス色別表示. 次に、ユーザーが、前記使用上水量クラス色別表示指示
部9により、前記広域エリアの地図画面上に、各建物毎
の使用上水量のクラス毎の色別表示(ランク表示)をす
ることを前記表示制御部6に指示したときの動作を説明
する。この場合、前記表示制御部6は、前記地図・水道
関連データベース2から、前記広域エリア内の各建物毎
の使用上水量クラス(各建物枠の位置データ及び形状デ
ータにそれぞれ対応付けて記録されている)を呼び出
す。
【0038】そして、前記表示制御部6は、該当する各
建物枠の内部を、それに対応する使用上水量クラス別
に、例えば、使用上水量クラスが「多」(通常より多
い)の場合は赤色、「中」(通常)の場合は黄色、
「低」(通常より少ない)の場合は青色というように、
着色して表示する。
【0039】図4は、以上のようにして、広域エリアの
地図画面上で、各建物又は消火栓枠の内部を、対応する
使用上水量クラスの色に着色して表示させたときの状態
を示すものである。なお、本実施形態では、下水道の幹
線管路は、上水道の幹線管路に沿ってこれから敷設され
る予定ではあるが、まだ敷設されていないものと仮定し
ているため、下水道の幹線管路は図4の中には図示され
ていない。
【0040】この図4の例では、広域エリアの地図画面
中で、図4の符号27で示す上水道の幹線管路の周辺の
エリア(狭域のエリア)に、赤色に着色された建物枠が
硝石していることが一瞥して分かる。したがって、ユー
ザーは、この広域エリアの地図画面を一瞥するだけで、
「図4の符号27で示す上水道の幹線管路の周辺のエリ
ア(狭域のエリア)には、使用上水量が通常より多い建
物が集積している」ということが直感的に理解できる。
【0041】このように、本実施形態では、広域エリア
の地図中の使用上水量の分布の大体の傾向が一瞥して直
感的に分かるので、ユーザーである水道事業者は、この
地図画面を一瞥するだけで、「図4の符号27で示す上
水道の幹線管路の周辺のエリア(狭域のエリア)にある
多くの建物はその使用上水量が通常値よりも多いため、
これらの建物からの使用上水量の総計は適正値(通常
値)を上回る可能性が高い、したがって、この符号27
で示す上水道の幹線管路に沿って新設する予定の(又は
交換する予定の)下水道の幹線管路の口径は、通常のも
のよりも広いものにする必要がある」ということを、容
易に判断することができる。
【0042】以上のように、本実施形態によれば、広域
エリアの地図画面上で、各建物枠又は消火栓枠の内部に
その使用上水量クラスに応じた色別表示を行うようにし
ているので、ユーザーである水道事業者は、この使用上
水量クラス色別表示がなされた広域エリアの地図画面を
一瞥するだけで、広域エリアの地図中の使用上水量の分
布の大体の傾向が直感的に分かり、この広域エリアの地
図中で、各建物又は消火栓の給水装置の使用上水量の総
計が通常よりも高くなっているエリア(狭域のエリア)
は何処か、そして、そのエリアにある(これから敷設予
定の)下水道の幹線管路はどれか、これから新設する
(又は交換する)予定の下水道の幹線管路についてその
口径を通常よりも広いものにする必要があるかどうか、
などを容易に判断することができるようになる。
【0043】上水道の幹線管路口径の適正判定.次に、
ユーザーが、前記上水道管路口径判定指示部12によ
り、前記地図画面上で、ある上水道の幹線管路を指定し
て、その上水道の幹線管路の口径が適正かどうかの判定
をするように指示したときの動作を説明する。この場
合、前記上水道管路口径判定部13は、前記地図・水道
関連データベース2から、前記の上水道の幹線管路の適
正動水頭範囲(前記適正動水頭入力部3aにより入力さ
れる)と、前記のユーザーが指定した上水道の幹線管路
の平均動水頭(前記平均動水頭算出部10により算出さ
れ、地図・水道関連データベース2に記録される)とを
呼び出す。
【0044】そして、前記上水道管路口径判定部13
は、前記の呼び出した適正動水頭と平均動水頭とを比較
して、平均動水頭が適正動水頭範囲の下限を上回る場合
は「適正」、平均動水頭が適正動水頭範囲の下限を下回
る場合は「動水頭が不足しており不適正(より広い口径
の管に交換する必要がある)」との判定結果メッセージ
を、前記表示制御部6に送信する。前記表示制御部6
は、この判定結果メッセージを受け取ると、それを、デ
ィスプレー7の地図画面上の一部に重ね表示する。
【0045】以上のように、本実施形態によれば、ユー
ザーである水道事業者は、地図画面上で、ある上水道の
幹線管路を指定して、その口径が適正かどうかの判定を
指示するだけで、自動的に判定結果がメッセージなどの
形でディスプレー7の地図上に重ね表示されるので、熟
練した技術者でなくても、ある上水道の幹線管路をより
広い口径のものに交換する必要があるかどうか(その交
換時期など)を容易に判断することができるようにな
る。
【0046】下水道の幹線管路口径の適正判定.次に、
ユーザーが、前記下水道管路口径判定指示部14によ
り、前記地図画面上のある下水道の幹線管路を指定し
て、その下水道の幹線管路の口径が適正かどうかの判定
をするように指示したときの動作を説明する(なお、地
図上で、敷設された下水道の幹線管路の図示が便宜上省
略されているような場合は、ユーザーが地図上である上
水道の幹線管路を指定すれば、それに沿って敷設されて
いる下水道の幹線管路が自動的に指定されるようにする
ことができる)。この場合、前記下水道管路口径判定部
15は、前記地図・水道関連データベース2から、前記
の指定された下水道の幹線管路の適正下水量(下水道の
幹線管路の口径により定まり、前記適正下水量入力部3
bにより入力される)と、その下水道の幹線管路の推測
下水量(各建物又は消火栓毎の使用上水量に基づいて前
記推測下水量算出部11により推測・算出され、地図・
水道関連データベース2に記録される)とを呼び出す。
【0047】そして、前記下水道管路口径判定部15
は、前記の呼び出した適正下水量と推測下水量とを比較
して、推測下水量が適正下水量を下回る場合は「適
正」、推測下水量が適正下水量を上回る場合は「不適正
(より広い口径の管に交換する必要がある)」との判定
結果メッセージを、前記表示制御部6に送信する。前記
表示制御部6は、この判定結果メッセージを受け取る
と、それを、ディスプレー7の地図画面上の一部に重ね
表示する。
【0048】以上のように、本実施形態によれば、ユー
ザーである水道事業者は、地図画面上で、ある下水道の
幹線管路を指定して、その口径が適正かどうかの判定を
指示するだけで、自動的に判定結果がメッセージなどの
形で地図上に重ね表示されるので、熟練した技術者でな
くても、ある下水道の幹線管路をより広い口径のものに
交換する必要があるかどうか(交換時期など)、及び、
ある敷設予定の下水道の幹線管路の口径を通常よりも広
いものにする必要があるかどうかなどを容易に判断する
ことができるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の地図を
利用した動水頭クラス色別表示システム及びそのための
プログラムを記録した記録媒体によれば、広域エリア
(例えば、約200m四方(又は、約300m四方、4
00m四方、500m四方、又は1000m四方)の広
さ以上の広さが一画面で示されるような広域のエリア、
又は、100分の1(又は、200分の1、300分の
1、400分の1、500分の1、又は1000分の
1)以上に縮尺した地図が一画面で示されるような広域
のエリア)を表示した地図画面上で、広域エリア内の各
建物枠(実際の建物の形状に対応した形状を有する建物
枠)又は消火栓枠の内部に、それぞれの動水頭クラスに
応じた色別ランク表示が行われるので、ユーザーである
水道事業者は、この動水頭クラス色別表示がなされた広
域エリアの地図画面を一瞥するだけで、広域エリア内の
多数の建物枠又は消火栓枠毎の動水頭クラスの分布の大
体の傾向が直感的に分かり(特に本発明では、前述のよ
うに建物枠が実際の建物形状に対応した形状に表示され
ているので、ユーザーによる直感的理解がより一層容易
になっている)、前記広域エリア内のどのエリア(狭域
のエリア)に動水頭の低い建物又は消火栓が集積してい
るかを直感的に理解できるようになり、各建物又は消火
栓の給水装置の動水頭が通常よりも低い傾向にあるエリ
ア(狭域のエリア)は地図中のどのエリアか、そのエリ
ア(狭域のエリア)にある上水道の幹線管路はどれか、
そして、どの上水道の幹線管路の口径をより広いものに
交換する(又はバイパス工事を行う)必要があるのか、
などを極めて容易に判断することができるようになる。
【0050】また、本発明の地図を利用した使用上水量
クラス色別表示システムそのためのプログラムを記録し
た記録媒体によれば、広域エリア(例えば、約200m
四方(又は、約300m四方、400m四方、500m
四方、又は1000m四方)の広さ以上の広さが一画面
で示されるような広域のエリア、又は、100分の1
(又は、200分の1、300分の1、400分の1、
500分の1、又は1000分の1)以上に縮尺した地
図が一画面で示されるような広域のエリア)を表示した
地図画面上で、広域エリア内の各建物枠(実際の建物の
形状に対応した形状を有する建物枠)の内部にそれぞれ
の使用上水量クラスに応じた色別ランク表示が行われる
ので、ユーザーである水道事業者は、この使用上水量ク
ラス色別表示がなされた地図画面を一瞥するだけで、広
域エリア内の多数の建物枠毎の使用上水量クラスの分布
の大体の傾向が直感的に分かり(特に本発明では、前述
のように建物枠が実際の建物形状に対応した形状に表示
されているので、ユーザーによる直感的理解がより一層
容易になっている)、前記広域エリア内のどのエリア
(狭域のエリア)に使用上水量の多い建物が集積してい
るかを直感的に理解できるようになり、各建物の使用上
水量の総計量が通常よりも高くなっているエリア(狭域
のエリア)は何処か、そして、そのエリア(狭域のエリ
ア)にある(これから敷設予定の)下水道の幹線管路は
どれか、そのエリアへこれから新設する(又は交換す
る)予定の下水道の幹線管路についてその口径を通常よ
りも広いものにする必要があるかどうか、などを極めて
容易に判断することができるようになる。
【0051】また、本発明の地図を利用した上水道の幹
線管路分析システムによれば、ユーザーである水道事業
者は、地図画面上で、ある上水道の幹線管路を指定し
て、その口径が適正かどうかの判定を指示するだけで、
自動的に判定結果がメッセージなどの形で地図上に重ね
表示されるので、熟練した技術者でなくても、ある上水
道の幹線管路をより広い口径のものに交換する必要があ
るかどうか(交換時期など)を極めて容易に判断するこ
とができるようになる。
【0052】さらに、本発明の地図を利用した下水道の
幹線管路分析システムによれば、ユーザーである水道事
業者は、地図画面上で、ある下水道の幹線管路を指定し
て、その口径が適正かどうかの判定を指示するだけで、
自動的に判定結果がメッセージなどの形で地図上に重ね
表示されるので、熟練した技術者でなくても、ある下水
道の幹線管路をより広い口径のものに交換する必要があ
るかどうか(交換時期など)、及び、ある敷設予定の下
水道の幹線管路の口径を通常よりも広いものにする必要
があるかどうかを極めて容易に判断することができるよ
うになる。
【0053】なお、特開平8−96039公報(「水道
管路情報管理装置」)は、「各配水管路の各計測箇所に
流れる水の流量データ又は水圧データを計測し、この計
測した各流量データ又は各水圧データを、配水管路網図
と関連付けて画面に表示させ、さらに、漏水などの異常
箇所を特定すること」、及び、「計測又はシュミレーシ
ョンにより求めた各水圧データを、断面図又は三次元透
視図に重畳して画面に表示させ、さらに、各建造物の高
さデータに基づいて各建造物の水圧の過不足を判断する
こと」を開示している。しかしながら、上記公報の発明
は、「個々の配水管路についての漏水などの異常箇所の
特定」を目的としている点で、「一定の広域エリア内の
多数の建物及び消火栓の動水頭クラスを各建物枠又は消
火栓枠毎に色別ランク表示させることにより、ユーザー
が、広域エリアの地図画面を一瞥しただけで、広域エリ
ア内の多数の建物枠又は消火栓枠の動水頭クラスの分布
の大体の傾向が直感的に分かるようにし、前記広域エリ
ア内のどのエリア(狭域のエリア)に動水頭の低い建物
又は消火栓が集積しているかを直感的に理解できるよう
にし、そのエリア(狭域のエリア)にある上水道の幹線
管路の口径をより広いものに交換する必要があるかどう
かなどを容易に判断できるようにすること」、及び、
「一定の広域エリア内の多数の建物の使用上水量クラス
を各建物枠毎に色別ランク表示させることにより、ユー
ザーが、広域エリアの地図画面を一瞥しただけで、広域
エリア内の多数の建物枠の使用上水量クラスの分布の大
体の傾向が直感的に分かるようにし、前記広域エリア内
のどのエリア(狭域のエリア)に使用上水量の多い建物
が集積しているかを直感的に理解できるようにし、その
エリア(狭域のエリア)へ設置する下水道の幹線管路の
口径を通常よりも広いものにする必要があるかどうかな
どを容易に判断できるようにすること」を目的とする本
願発明とは、その目的・効果が大きく異なっている。ま
た、上記公報の発明は、「水圧データを断面図又は三次
元透視図に重畳して画面に表示させること」を開示して
いる。しかしながら、上記公報の発明は、「水圧データ
を断面図又は三次元透視図に重畳して画面に表示して、
個々の建造物についてその水圧の過不足を判定するこ
と」を目的としている点で、「一定の広域エリア内の多
数の建物及び消火栓の動水頭を各建物枠又は消火栓枠毎
にランク表示させることにより、ユーザーが、広域エリ
アの地図画面を一瞥しただけで、広域エリア内の多数の
建物枠又は消火栓枠の動水頭クラスの分布の大体の傾向
が直感的に分かるようにし、前記広域エリア内のどのエ
リア(狭域のエリア)に動水頭の低い建物又は消火栓が
集積しているかを直感的に理解できるようにし、そのエ
リア(狭域のエリア)にある上水道の幹線管路の口径を
より広いものに交換する必要があるかどうかなどを容易
に判断できるようにすること」を目的とする本願発明と
は、その目的・効果が大きく異なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を説明するためのブロック
図である。
【図2】 本実施形態による地図表示の動作を説明する
ための図である。である。
【図3】 本実施形態による動水頭クラス色別表示の動
作を説明するための図である。
【図4】 本実施形態による使用上水量クラス色別表示
の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 地図データベース 2 地図・水道関連データベース 3 属性情報入力部 3a 適正動水頭入力部 3b 適正下水量入力部 4 動水頭クラス割り当て部 5 使用上水量クラス割り当て部 6 表示制御部 8 動水頭クラス色別表示指示部 9 使用上水量クラス色別表示指示部 10 平均動水頭算出部 11 推測下水量算出部 12 上水道管路口径判定指示部 13 上水道管路口径判定部 14 下水道管路口径判定指示部 15 下水道管路口径判定部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月23日(2001.2.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 地図を利用した上水道及び下水道の幹
線管路分析システム
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 F 29/10 29/10 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠、消火栓を示す消火栓枠、及び、上水道の幹線管
    路を含む地図データを記録するための地図記録手段と、 前記上水道の幹線管路から前記各建物又は消火栓に流れ
    る上水の動水頭を、前記各建物又は消火栓と関連付けて
    記録するための建物別動水頭記録手段と、 前記建物別動水頭記録手段に記録された各建物又は消火
    栓毎の動水頭を、それぞれの大きさに応じて複数のクラ
    スに分類するための動水頭クラス分け手段と、 前記動水頭クラス分け手段からの各建物又は消火栓毎の
    動水頭クラスを、前記地図記録手段に記録された各建物
    枠又は消火栓枠データと関連付けて記録するための建物
    別動水頭クラス記録手段と、 前記地図記録手段からの地図データと、前記建物別動水
    頭クラス記録手段からの各建物又は消火栓毎の動水頭ク
    ラスとに基づいて、広域エリアを表示した地図画面上
    で、前記各建物枠又は消火栓枠の内部を前記各建物又は
    消火栓毎の動水頭クラスに応じて色別表示するための動
    水頭クラス色別表示手段と、を備えたことを特徴とす
    る、地図を利用した動水頭クラス色別表示システム。
  2. 【請求項2】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠、消火栓を示す消火栓枠、道路、及び、上水道の
    幹線管路を含む地図データを記録しておき、 前記上水道の幹線管路から前記各建物又は消火栓に流れ
    る上水の動水頭を前記各建物又は消火栓と関連付けて記
    録しておき、 前記各建物又は消火栓毎の動水頭を、それぞれの大きさ
    に応じて複数のクラスに分類し、 前記各建物又は消火栓毎の動水頭クラスを、前記地図デ
    ータ中の各建物枠又は消火栓枠データと関連付けて記録
    しておき、 前記地図データと、前記各建物又は消火栓毎の動水頭ク
    ラスとに基づいて、広域エリアを表示した地図画面上
    で、前記各建物枠又は消火栓枠の内部を前記各建物又は
    消火栓毎の動水頭クラスに応じて色別表示する、 ことを特徴とする地図を利用した動水頭クラス色別表示
    システム用のコンピュータプログラムを記録した記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠、道路、及び、上水道の幹線管路を含む地図デー
    タを記録するための地図記録手段と、 前記の各建物毎の使用上水量を各建物と関連付けて記録
    するための建物別使用上水量記録手段と、 前記建物別使用上水量記録手段に記録された各建物毎の
    使用上水量を、それぞれの量に応じて複数のクラスに分
    類するための使用上水量クラス分け手段と、 前記使用上水量クラス分け手段からの各建物毎の使用上
    水量クラスを、前記地図記録手段に記録された各建物枠
    データと関連付けて記録するための建物別使用上水量ク
    ラス記録手段と、 前記地図記録手段からの地図データと、前記建物別使用
    上水量クラス記録手段からの各建物毎の使用上水量クラ
    スとに基づいて、広域エリアを表示した地図画面上で、
    前記各建物枠の内部を前記各建物毎の使用上水量クラス
    に応じて色別表示するための使用上水量クラス色別表示
    手段と、を備えたことを特徴とする、地図を利用した使
    用上水量クラス色別表示システム。
  4. 【請求項4】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠、道路、及び、上水道の幹線管路を含む地図デー
    タを記録しておき、 前記の各建物毎の使用上水量を各建物と関連付けて記録
    しておき、 前記各建物毎の使用上水量を、それぞれの量に応じて複
    数のクラスに分類し、 前記各建物毎の使用上水量クラスを、前記地図データ中
    の各建物枠データと関連付けて記録しておき、 前記地図データと、前記各建物毎の使用上水量クラスと
    に基づいて、広域エリアを表示した地図画面上で、前記
    各建物枠の内部を前記各建物毎の使用上水量クラスに応
    じて色別表示する、ことを特徴とする地図を利用した使
    用上水量クラス色別表示システム用のコンピュータプロ
    グラムを記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠、消火栓を示す消火栓枠、道路、及び、上水道の
    幹線管路を含む地図データを記録するための地図記録手
    段と、 前記上水道の幹線管路から前記各建物又は消火栓に流れ
    る上水の動水頭を、前記各建物又は消火栓と関連付けて
    記録するための建物別動水頭記録手段と、 ある上水道の幹線管路について、そこから各建物又は消
    火栓に流れる上水の適正な動水頭範囲を記録しておく適
    正動水頭記録手段と、 前記各建物別動水頭記録手段からの各建物又は消火栓毎
    の動水頭に基づいて、ある上水道の幹線管路について、
    そこから各建物又は消火栓へ供給される上水の平均的な
    動水頭を算出するための平均動水頭算出手段と、 ある上水道の幹線管路について、前記の平均動水頭と前
    記の適正動水頭範囲とを比較して、その上水道の幹線管
    路の口径が適正かどうかを判定するための上水道管路判
    定手段と、 この上水道管路判定手段からの判定結果を表示するため
    の判定結果表示手段と、を備えたことを特徴とする、地
    図を利用した上水道の幹線管路分析システム。
  6. 【請求項6】 複数の各建物の実際の形状に対応した各
    建物枠、道路、上水道の幹線管路、及び、下水道の幹線
    管路を含む地図データを記録するための地図記録手段
    と、 前記の各建物毎の上水道の使用上水量を記録するための
    建物別使用上水量記録手段と、 ある下水道の幹線管路について、そこに流れる適正な下
    水量の範囲を記録しておく適正下水量記録手段と、 前記建物別使用上水量記録手段からの各建物毎の使用上
    水量に基づいて、ある下水道の幹線管路について、各建
    物からそこに流れ出る平均的な下水量を推測・算出する
    ための推測下水量算出手段と、 ある下水道の幹線管路について、前記の推測下水量と前
    記の適正下水量範囲とを比較して、その下水道の幹線管
    路の口径が適正かどうかを判定するための下水道管路判
    定手段と、 この下水道管路判定手段からの判定結果を表示するため
    の判定結果表示手段と、を備えたことを特徴とする、地
    図を利用した下水道の幹線管路分析システム。
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