JP2002045301A - 熱油循環型の熱油処理装置 - Google Patents

熱油循環型の熱油処理装置

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JP2002045301A
JP2002045301A JP2000232936A JP2000232936A JP2002045301A JP 2002045301 A JP2002045301 A JP 2002045301A JP 2000232936 A JP2000232936 A JP 2000232936A JP 2000232936 A JP2000232936 A JP 2000232936A JP 2002045301 A JP2002045301 A JP 2002045301A
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tower
oil
treatment
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JP2000232936A
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Satoru Yasunobu
哲 安延
Takuji Cho
拓治 長
Isao Matsushima
功 松島
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Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品材料や廃棄物の被処理物を、被処理物を全
周囲から熱油を浸透させてながら熱油処理でき、しかも
熱油処理直後に連続して低圧乃至真空状態で減圧処理で
きる熱油循環型の熱油処理装置を提供する。 【解決手段】熱油処理装置1を、下部の供給口2aから
熱油O中に被処理物D1を供給して、該被処理物D1が
熱油Oと共に浮上して、上部に到達するまで間に熱油処
理する熱油処理塔2と、熱油処理塔2から溢出する熱油
Oと被処理物D2を流下させながら減圧処理する熱油処
理塔2の上部に接続された減圧処理流路3と、減圧処理
流路3の下流側が上部に接続し、減圧処理流路3から流
入する熱油Oを回収する熱油回収塔4と、回収した熱油
Oを前記熱油処理塔2へ循環させる循環流路6とを有し
て形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品材料や廃棄物
に対する加熱・浸油・脱水・殺菌等の熱油処理と蒸発・
抜気等の減圧処理に使用する熱油処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の揚げ物や天ぷら等の食品加工にお
ける高温の油を使用して加熱する熱油処理においては、
食品材料である被処理物を調理用容器(天ぷら鍋)に貯
えた高温の油面から投入している。
【0003】この食品加工においては、熱油処理前は水
分を含んでいて、油より重く油に供給直後は沈降するも
のもあるが、油によって加熱され水分が蒸発して軽くな
って油面に浮かんでくるので、更に熱油により加熱処理
する場合には、上から押さえ込んだり、浮かんだ状態で
も周期的又は適当な時間経過で上下を転倒して、材料の
全周面が均等に熱処理されるようにして、被処理物の片
面だけが熱油処理されるのを回避している。
【0004】また、熱油処理前の食品材料でも油より軽
く搬入時に浮上してしまうもの、例えば、ハンバーグや
カツ等は、図3に示すように、搬入用コンベア14と浮上
防止用の押さえコンベア16とでこの食品材料19の上下を
挟持して浮き上がりを防止しながら、バーナー等の加熱
装置13で加熱される油容器12内に搬入して熱油処理を行
っている。そして、この搬入用コンベア14の速度によっ
て熱油処理時間を調整している。
【0005】一方、最近では、生ゴミや汚泥等の廃棄物
に対しても、高温の熱油に浸して、脱水と高温処理を同
時に行い、脱水による軽量及び減容化と、高温処理によ
る脱臭、殺菌、腐敗防止を行う熱油処理を行った後に、
装置を減圧又は被処理物を減圧タンクに移して低圧乃至
真空状態で蒸発や抜気を行う減圧処理を行っている。
【0006】そして、この熱油処理と低圧乃至真空状態
の減圧処理の適切な組合わせにより、食品加工において
は、栄養成分や香り成分や旨味成分等を破壊したり、発
散させたりすることなく、加工及び調理することができ
る。また、廃棄物処理においては、廃棄物中に含まれて
いる飼料や肥料としての有効成分を破壊することなく、
軽量及び減容化して、これらの処理後の生成物を飼料や
肥料として有効利用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱油処理においては、被処理物を油容器に貯えられた熱
油の上部から油面を通過して投入及び供給している。
【0008】そのため、熱油処理には、油の表面部分し
か利用できず、広い油面面積を必要とするので、空気と
の接触が多くなり、油が酸化し変質し易いので、油の寿
命が短いという問題がある。
【0009】また、被処理物に奪われる熱量を確保し温
度変化を少なくするために、油の量を多くして油の熱容
量を確保するが、この多量の油の表面付近の一部分しか
利用できないという問題がある。
【0010】つまり、油容器内の油の対流は油面近くで
激しく、容器の底部で穏やかで、上下の油の入れ替えは
少なく、そのため、下側から加熱することにより、油に
自然対流を発生させて、上下の油の混合及び熱伝達を行
っている。しかし、表面付近の油は被処理物に含まれて
いる水分を水蒸気に変化させるために大量の熱量を奪わ
れて低温化して重くなるが、発生する水蒸気の上昇によ
って沈降を妨げられるので、底部との入れ代わりが行わ
れ難く、そのため十分な熱移動及び熱伝達ができず、油
面部分の油温を一定に保つことは難しくなり、安定した
熱油処理ができないという問題がある。
【0011】このことは、特に脱水処理を目的にする場
合には、多量の蒸発潜熱に対応する熱量を供給する必要
があるので特に重要な問題である。
【0012】更に、被処理物は一般的に軽く、最初から
あるいは投入直後に浮上した状態になり、この浮上状態
で熱油処理されるので、油面より上側の部分に対して熱
油に没している下側の部分の方が早く熱処理され、上部
分と下部分とが均等に熱油処理されないという問題があ
る。
【0013】また、均等に熱油処理するためには、浮上
している被処理物の上面に熱油を吹きかけたり、被処理
物をひっくり返したり、あるいは、浮上する被処理物を
油内に押し込んだりする装置とその動力が必要となり、
更に、連続処理する場合には、油面に浮かんだ被処理物
を順次移動させる必要があり、この移動には、動力を伴
う装置が必要であり、処理コストの上昇を招くという問
題がある。
【0014】その上、蒸発や抜気等のための減圧処理
は、低圧乃至真空状態で被処理物を曝す必要があるが、
油面の圧力を低圧乃至真空状態に維持すると、従来技術
の熱油処理装置では、被処理物を油中に投入する前から
低圧乃至真空状態に曝すことになり、熱油処理より前に
減圧処理してしまうことになる上に、油面と鍋底との距
離が小さく即ち油深が小さいため油中の圧力が油全体で
低圧となるので、低圧加熱処理しか出来ないという問題
がある。
【0015】そのため、定常圧下での加熱処理の後、低
圧乃至真空状態にして減圧処理しようとして、定常圧と
低圧乃至真空の装置を別に設けた場合には、装置が複雑
化し、コスト高となる問題があり、同じ装置で継続して
定常圧下での熱油処理後に減圧処理する行う場合には、
低圧にするまでに時間がかかるので、熱油処理に連続し
て減圧処理するのが難しく、装置の稼働率が低下すると
共に、装置を低圧乃至真空にするまでの間、被処理物を
油中に留めておくため、食品加工においては栄養成分や
香り成分や旨味成分等が変質や破壊や発散し、また、廃
棄物処理においては、飼料や肥料としての有効成分が変
化したりしてしまうという問題がある。
【0016】いずれにしても、従来技術の装置では、熱
油処理及び減圧処理の連続処理が良好な状態で行うこと
ができず、また、熱油処理及び減圧処理における細かい
制御もできないという問題がある。
【0017】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、食品材料や生
ゴミ等の廃棄物の被処理物を熱油処理及び減圧処理する
時に、被処理物を全周囲から熱油を浸透させてながら熱
油処理でき、しかも熱油処理後に連続して、低圧乃至真
空状態で減圧処理ができる熱油処理装置を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明の熱油循環型の熱油処置装置は次のように構
成される。
【0019】1)被処理物を高温の熱油中で熱油処理し
た後に、低圧下に曝して減圧処理する熱油処理装置であ
って、下部に設けられた供給口から熱油中に被処理物を
供給して、該被処理物が熱油と共に浮上して、上部に到
達するまで間に被処理物を熱油処理する熱油処理塔と、
該熱油処理塔の上部から溢れ出る熱油及び熱油処理後の
被処理物を流下させながら減圧処理するために、前記熱
油処理塔の上部に接続された減圧処理流路と、該減圧処
理流路の下流側が上部に接続し、該減圧処理流路から流
入する熱油を回収する熱油回収塔と、回収した熱油を前
記熱油処理塔へ循環させる循環流路とを有して形成され
る。
【0020】この「熱油処理」とは、熱油に被処理物を
投入することにより行われる、加熱、浸油、水分の蒸
発、殺菌、脱臭、腐敗防止等の処理のことを言い、「減
圧処理」とは、水分の蒸発、混入ガスの抜気等のため
に、大気圧以下の低圧状態乃至真空状態に、被処理物及
び熱油を曝して、所定に時間経過させることを言う。
【0021】この被処理物としては、固形のもの以外に
も、食品材料で熱油処理する練り物の揚げ物等や生ゴミ
のスラッジや下水汚泥スラリーやその他の期限切れ食品
等の流動性廃棄物も扱うことができる。
【0022】この構成の熱油処理装置によれば、被処理
物は熱油処理塔内の浮上途中で熱油処理がなされるの
で、被処理物の全周が均等に熱油に接し、しかも、被処
理物の浮上及び被処理物の水分が蒸発してできた水蒸気
の上昇流により、油が攪拌され上下入り混じるので、熱
伝達が円滑に行われ、大量の被処理物を連続的に処理で
きる。しかも、被処理物の浮上に際しては外部からの動
力を必要としない。
【0023】これらの食料材料に対しては、均等な温度
で被処理物の全周から熱油処理でき、その後低圧乃至真
空で減圧処理できるので、多様な調理が可能となり、美
味しい食品に仕上げられる。
【0024】また、流動性廃棄物は、油面の上から熱油
内に供給するのが難しく、水分が多いと投入した瞬間に
大量の蒸発が爆発的に起こるので、油の飛散や供給した
廃棄物の分散により回収が難しく、従来技術では難しい
とされているが、これらの処理が容易となる。
【0025】特に、残飯処理は、多様な成分であり、悪
臭や腐敗等の問題があるため、その処理は問題となって
いたが、比較的簡単に処理でき、熱処理後に脱油したも
のは飼料や肥料として有効利用できる。
【0026】2)より詳細には、被処理物を高温の熱油
中で加熱及び浸油処理した後に、低圧下に曝して蒸発処
理する熱油処理装置であって、この熱油処理装置は、熱
油処理塔、減圧処理流路、熱油回収塔、熱油タンクと循
環流路と前記熱油処理塔を順に接続して形成され、前記
熱油処理塔は、下部に被処理物を供給するための供給口
を有し、該供給口から供給された被処理物が熱油と共に
浮上して減圧処理流路3に溢れ出るまで間に被処理物を
熱油処理できる塔槽として形成され、前記減圧処理流路
は、前記熱油処理塔の上部から溢れ出た熱油と被処理物
を前記熱油回収塔の上部へと流下させるように傾斜して
形成され、前記減圧処理流路の低圧状態を維持するため
の低圧流路が前記減圧処理流路と前記熱油処理塔の上部
と前記熱油回収塔のいずれかに連通して形成され、前記
熱油回収塔は、下部に前記熱油タンクに貯えられた油中
に開口する開口部を有して形成され、前記熱油タンク
は、前記熱油回収塔から循環して来る熱油を受けるよう
に前記熱油回収塔の下部に設けて構成され、熱油を加熱
する油加熱装置と熱油処置及び減圧処理後の被処理物を
搬出する搬出装置を具備して形成される。
【0027】なお、この装置においては、熱油処理塔の
上部から溢れ出た熱油が熱油回収塔側へ流入するために
は、熱油処理塔の油面が熱油回収塔の油面より高くなる
ようにする必要があるが、熱油処理塔内の熱油は、熱油
回収塔内の熱油より高く密度が低くなり上に、水蒸気に
よる上昇する気相部分があるので、自然に高くなるが、
更に、循環流路に加圧ポンプを設けることにより、熱油
処理塔内へ送る熱油を加圧して熱油処理塔の油面をより
高くすることができる。
【0028】また、被処理物の熱油処理塔内の上昇に関
しては、比重が熱油より小さい被処理物は浮力により上
昇し、また、比重が熱油より大きい被処理物でも水蒸気
による上昇流により上昇するが、あるいは、後述する浮
上速度調整機構により上昇方向に移送して上昇させるこ
ともできる。
【0029】そして、これらの熱油の循環経路は、気密
とすることもでき、また、熱油タンクを大気開放とする
こともできる。
【0030】熱油循環系を気密とする場合は、熱油回収
塔や熱油処理塔の油面の高さも比較的自由に調整できる
が、被処理物の系外への取り出し部分が気密部分から大
気開放部分に移行する部分となるためにやや複雑とな
る。
【0031】3)従って、上記熱油循環型の熱油処理装
置において、前記熱油回収塔は、上部にトリチェリーの
真空を形成できる高さを有して形成され、前記低圧流路
は前記真空を保持できる真空発生手段に連通し、前記熱
油タンクは大気圧の開放して構成すると、熱油回収塔の
上部の真空部分から熱油タンクの大気圧開口部分への熱
油や被処理物の移動が簡単にしかも連続的に行えるので
装置をシンプルな構造にすることができる。
【0032】4)更に、上記熱油循環型の熱油処理装置
において、前記熱油処理塔に被処理物の浮上速度を制御
するための浮上速度調整機構を設けて形成する。
【0033】この浮上速度調整機構は、螺旋状の浮上用
ガイドや傾斜面を互い違いに設けた浮上用ガイドや、開
閉可能な扉状のガイドや下降方向に被処理物を移送する
スクリューフィーダー等で形成することができる。これ
らのガイドは網状から板状まで油や気泡の透過性を変化
した材質で形成することが可能であり、これらの透過特
性に従って浮上力及び浮上速度が変化することになる。
【0034】この浮上速度調整機構を設けることによ
り、熱油処理の油深が圧力に関係するので、所定の圧力
において熱油処理することや熱油処理時間の調整が可能
となる。
【0035】更に、浮上速度調整機構を、上昇方向に被
処理物を移動可能にしたスクリューフィーダー等で形成
した場合には、熱油内を沈降する被処理物でも上昇及び
浮上させながら熱油処理することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態の熱油処理装置について説明する。
【0037】〔被処理物〕本発明に係る熱油処理装置で
は、ハンバーグ、コロッケ、カツ、メンチ等の食品や生
ゴミや下水汚泥等の廃棄物等を被処理物としては、熱油
処理することができる。また、ハンバーグ等の固形状の
ものや、生ゴミ等のスラッジ状の混合物や下水汚泥等の
水分の多いスラリー状のものを対象とすることができ
る。
【0038】〔熱油処理装置〕 ・全体構成 そして、図1及び図2に示すように、これらの被処理物
D1を加熱及び浸油処理した後に、低圧下に熱油処理後
の被処理物D2を曝して蒸発処理するための熱油処理装
置1は、熱油処理塔2、減圧処理流路3、熱油回収塔
4、熱油タンク5と循環流路6と前記熱油処理塔2を順
に接続して、循環経路(2→3→4→5→6→2)を形
成して構成される。
【0039】そして、熱油処理塔2は、下部に被処理物
D1を供給するための供給口2aを有し、上部には減圧
処理流路3が接続される縦深な塔槽で形成され、供給装
置22,22A等により供給口2aから供給される被処理物
D1を、熱油処理しながら、熱油Oと共に浮上させて、
減圧処理流路3に溢れ出させる。
【0040】また、熱油処理塔2の上部に接続する減圧
処理流路3は、熱油回収塔4の上部に接続して形成され
るが、熱油処理塔2の上部から溢れた熱油Oと被処理物
D2とを熱油回収塔4へ流下させるように傾斜して形成
される。
【0041】この減圧処理流路3と熱油処理塔2の上部
と前記熱油回収塔4のいずれかに連通して形成され、更
に、この低圧流路23は、減圧処理流路3の低圧状態を維
持するためのコンデンサ26や真空ポンプ24等の低圧発生
手段に連通するように形成される。
【0042】また、熱油回収塔4の下部に熱油タンク5
を配置し、この熱油タンク5の油中に開口する開口部4
aを熱油回収塔4の下部に設けて、この熱油タンク5で
熱油回収塔4から循環して来る熱油Oを回収するできる
ように構成する。
【0043】そして、熱油タンク5と熱油処理塔2の下
部を連通する循環流路6を設け、この循環流路6に油を
濾過するためのフィルター装置6aと電気ヒーターや蒸
気ヒーター等で形成される油加熱装置7と、熱油を昇圧
するための加圧ポンプ8を設ける。
【0044】・被処理物の供給装置 被処理物D1の供給装置22,22Aを、熱油処理塔2の供
給口2aに接続して設け、スラリー汚泥等の被処理物D
1を連続的あるいは間欠的に熱油処理塔2内に供給でき
るようにする。
【0045】図1に示すピストン型の供給装置22の場合
には、ピストンの押圧により、ホッパー27から供給口22
a経由で入ってくる被処理物D1を不連続的に油内に圧
入し、被処理物D1をうさぎの糞状態で間欠的に供給
し、図2に示す供給装置22Aは、熱油処理塔2へ戻る熱
油流中に被処理物D1を投入して供給する装置である。
【0046】そして、被処理物D1がスラリー状の場合
は、この他にも、連続式のスクリューフィダーやモノポ
ンプ等を使用することもでき、更には、圧力タンクに被
処理物D1を入れ、圧縮空気で被処理物D1を圧送して
供給することもでき、間欠運転又は連続運転により、被
処理物D1を圧送できる。
【0047】また、これらの出口部に噴射ノズルやカッ
ターを設けることにより、熱油処理し易い任意の形状、
例えば、粒状、ポテトチップ等スライス状、フライドポ
テト等の短冊状にすることもできる。
【0048】なお、これらの送入圧力は、熱油処理塔2
の上部が低圧乃至は真空に維持されているため、送入位
置(油の深さ)にもよるが大気圧より多少大きい程度で
よい。
【0049】・浮上速度調整機構 熱油処理塔2の内側には必要に応じて、浮上速度調整機
構の一例である浮上ガイド2bを設けて被処理物D1の
浮上速度及び滞留時間を調整し、熱油処理時間を調整す
ることができるように構成する。
【0050】この浮上ガイド2bは、固定したガイドで
も、また、開閉制御可能なガイドでもよい。更には、浮
上方向や沈降方向に、被処理物D1を移送できるスクリ
ューフィーダを設けて、この回転速度即ち移送スピード
を調整することにより、熱油処理塔2のの下側から供給
した被処理物D1の浮上速度を調整しながら、熱油処理
できるように構成してもよい。
【0051】・被処理物の搬出装置 熱油処理及び減圧処理された被処理物を取り出すため
に、図1や図2に示すような搬出装置25,25Aが配置さ
れる。
【0052】そして、被処理物D3が熱油回収塔4内の
熱油の比重と略同じか大きい場合には、図1に示すよう
に、熱油タンク5に、熱油と共に回収される被処理物D
3を搬出するためのコンベヤ等で形成される搬出装置25
を設ける。
【0053】この搬出装置25は、熱油タンク5の油面に
連続して浮上している被処理物D3を掬い上げることが
できればよく、収集ガイドで集めてベルトコンベアで移
動する金網状のバケットで掬ってもよく、あるいは、油
を金網状のコンベア上にオーバーフローさせて、被処理
物D3の油をこのコンベア上で切って次の処理工程に移
動するように構成することもできる。
【0054】また、被処理物D3が熱油回収塔4内の熱
油の比重と略同じか小さく熱油回収塔4内を下降させる
ことが困難である場合、あるいは、減圧処理後に直ぐに
油を切った処理を行いたい場合には、図2に示すよう
に、熱油回収塔4の上部に被処理物D2を搬出するため
の搬出装置25Aを設ける。この場合には熱油回収塔4の
上部がトリチェリーの真空状態となっているので、バッ
チ式(間欠式)に取り出す方が容易となる。
【0055】なお、図2に示すような、熱油回収塔4の
上部で被処理物D2を搬出する搬出装置25Aの場合に
は、低圧下で熱油と分離するので、連続的な搬出より
も、間欠式搬出が適しており、ある程度ホッパー25Aに
貯留してから、バルブ操作してこのホッパー25A内を大
気圧にしてから被処理物D5を取り出すように構成され
る。
【0056】この図2の搬出装置25Aは、熱油回収塔4
の上部の熱油の流路に熱油分離用の傾斜した網4bを設
け、分離された被処理物D2をハッパー25Aに導入し、
更に、網25Abで油切りするように構成される。そし
て、被処理物D5がある程度溜まったら、このホッパー
25Aの入口弁35aを閉鎖した後、バルブ35b,35cを操
作して、ホッパー25Aを大気圧にして、内部の被処理物
D2を取り出すように構成される。
【0057】・油加熱装置 そして、この熱油の循環装置に、熱油を加熱する油加熱
装置7,7A,7Bを設ける。この油加熱装置7,7
A,7Bは熱油処理塔2内の油Oを加熱し、また、被処
理物D1に奪われる熱量を供給するためのもので、図1
に示すように、電気ヒータや蒸気ヒータ等の熱交換器7
を循環流路6に設けてもよく、あるいは図2に示すよう
に、外部ヒーター7Aを熱油処理塔2の壁面に沿って設
けたり、内部ヒーター7Bを熱油処理塔2内に設けて構
成される。更には、浮上速度調整ガイド6の一部として
内部ヒーター7Bを設けてもよい。
【0058】〔熱油処理方法〕次に、以上の構成の熱油
処理装置1を使用した熱油処理方法について説明する。
【0059】・浮上と熱油処理 先ず、最初に、熱油タンク5に油Oを入れ、油加熱装置
7,7A,7Bと真空ポンプ24を作動させ、低圧流路23
や減圧処理流路3を低圧にしながら、処理温度まで油O
を加熱する。この時に、予め高温にした油Oをこの熱油
処理装置1に導入して、熱油処理装置1に設けられる油
加熱装置7,7A,7Bの容量及び負担を減らすことも
できる。
【0060】油Oを加熱し、所定の温度付近になったな
らば、加圧ポンプ8を作動させて熱油処理塔2の油を加
圧し、熱油を熱油処理塔2の上部から、減圧処理流路3
に溢れさせて熱油回収塔4、熱油タンク5、循環流路
6、加圧ポンプ8、熱油処理塔2との熱油の循環を行
う。
【0061】そして、所定の加熱温度に油が到達した
ら、被処理物D1を供給装置4により油O内に供給す
る。この供給に際しては、生ゴミ等は予めミキサーで粉
砕し、油を混入する等の前処理をしてスラリー状にして
おくのがよい。
【0062】この熱油処理塔2の下部に供給された被処
理物D1は熱油O中で加熱、浸油処理されるので、含有
水分が蒸発し軽くなり浮上する。この浮上の間も、全周
囲を熱油Oに囲まれているので、熱油Oによる脱水及び
加熱処理が行われる。即ち、周囲の高温の油Oから熱を
受けて水分が蒸発すると、高温の油が蒸発した水分と置
き変わって浸透し、更に内側の水分を蒸発させるので、
被処理物9の内奥まで高温処理でき脱水及び殺菌効果を
得られる。
【0063】この時に、被処理物D1に含まれていた水
分が蒸発し、水蒸気Sとなるので、この浮上力が被処理
物D1の浮上を補助するが、熱油処理塔2内は、水蒸気
Sの気体と油Oの液体と被処理物D1の固体の三相が混
在する状態になり、水蒸気Sの浮上により激しい上昇流
が生じるので、大きな攪拌効果が得られ、油Oが混合し
て均温化するので、被処理物D1への熱供給が旨く行わ
れる。
【0064】この時の浮上速度は熱油処理時間に関係す
るので、図2に示す熱油処理塔2内に設けた傾斜板状の
浮上ガイド2b等により制御する。より細かい制御を行
う場合には、浮上ガイド2bの傾斜角の変更や、開閉浮
上ガイドの開閉時間の制御によって行う。また、沈降方
向に被処理物D1を送り戻すスクリューフィーダを設
け、この回転速度の調整することにより、戻しスピード
を調整して、熱油処理時間を最適なものにすることもで
きる。
【0065】・横溢と低圧乃至真空での蒸発処理 被処理物D1は、熱油処理を受けながら熱油Oと共に浮
上し、最後には、油面に到達して油面に浮かぶが、この
油面に浮かんだ被処理物D1は熱油Oと共に、熱油処理
塔の上部から減圧処理流路3に溢れ出て重力により熱油
回収塔4の上部側へ流れ込む。
【0066】この減圧処理流路3は、水蒸気Sをコンデ
ンスさせるコンデンサ26や、水蒸気Sと混入した空気等
のガスGを抜気する真空ポンプ24等に接続する低圧流路
23が連通し、低圧乃至真空状態の圧力P1に維持される
ので、熱油Oと熱油処理後の被処理物D2がこの減圧処
理流路3を流下している間に、熱油処理塔2内で蒸発し
熱油O中に混入している水蒸気Sを分離させ、また、被
処理物D2中の蒸発しきっていない水分を蒸発させる。
【0067】・下降と熱油の回収 そして、図1に示す熱油処理装置1の場合は、水蒸気S
を分離した熱油Oと被処理物D2は、熱油回収塔4を流
下して、熱油タンク5に入る。この熱油タンク5では、
被処理物D3を搬出装置25で排出し、熱油Oは循環流路
6に流して、フィルター6aで濾過した後、油加熱装置
7で加熱して更に加圧ポンプ8で昇圧して熱処理塔2に
供給する。
【0068】また、図2に示す熱油処理装置1Aの場合
は、水蒸気Sや空気等のガスGを分離した熱油Oは、熱
油回収塔4の上部で被処理物D2を分離した後、熱油回
収塔4を流下して、熱油タンク5に入る。この熱油タン
ク5から熱油Oは循環流路6を流れて、フィルター6a
で濾過した後、加圧ポンプ8で昇圧して熱油処理塔2に
入り、熱油処理塔2に設けられた油加熱装置7A,7B
で加熱する。
【0069】図2の熱油処理装置1Aにおいては、被処
理物D3は搬出装置25Aで間欠的に排出される。
【0070】・処理時間等の調整制御 図1の熱油処理装置1においては、最適な脱水時間は被
処理物D1の含水率や熱油処理の難易性によるが、供給
装置22の出口の噴射ノズルあるいはスクリーンの形状や
カッターとピストンの駆動周期等で被処理物D1の供給
時の大きさを変化できる。
【0071】また、図2の熱油処理装置1Aにおいて
は、ホッパー27と供給装置22Aの間に配設されたバルブ
27aの弁開度の調整により、被処理物D1の供給量や間
欠供給の時間間隔を調整できる。
【0072】更に図2の熱油処理装置1Aにおいては、
浮上ガイド2bの形状や種類によって浮上速度を任意に
調整でき、加熱ヒーター7A,7Bの制御により熱油の
温度も任意に調整できるので、それぞれの状態の被処理
物D1に対して最適な処理時間と処理温度を選定でき
る。
【0073】また、熱油処理時の圧力Pを制御すること
も、図2に示すように、油タンク5を大気開放とせず、
気密に構成することにより、比較的容易にできる。つま
り、熱油の循環系全体を気密して、低圧流路23の圧力P
1を制御することにより、熱油処理時の圧力P(油深さ
により変化する)を任意に調整できる。この圧力Pは減
圧だけでなく、加圧することもできる。
【0074】従って、圧力と温度を別個に制御でき、更
に開閉する浮上ガイド等を使用して所定の油深(所定の
圧力と温度)で所定の時間滞留させることも容易にでき
るので、従来技術の装置では行えなかった所定の圧力、
所定の温度、所定の処理時間による熱油処理を必要に応
じて多段で行うことが可能となる。
【0075】また、熱油循環系を気密とすることによ
り、図2に示す油回収塔4や熱油処理塔2の油面の高さ
H1、H2も調整できる。つまり、低圧流路23の圧力P
1と熱油タンク5の圧力P2と加圧ポンプ8の昇圧ΔP
(=P4−P2)とを調整することにより、油回収塔4
の高さH1(=(P2−P1)/(ρ×g))と熱油処
理塔2の高さH2(=(P2−P1+ΔP)/(ρ×
g))を調整することができる。なお、ρは油の密度、
gは重力加速度を表す。
【0076】そして、減圧処理流路3の長さや傾斜や断
面積の変化により熱油Oの流速を制御したり、あるい
は、必要に応じて堰や網状の被処理物係留部材を減圧処
理流路3に設けて、これらを開閉制御したりすることに
より、減圧処理時間を容易に調整でき、減圧処理条件を
簡単にコントロールすることができる。
【0077】〔効果〕以上の熱油処理装置1,1Aによ
れば、次のような効果を奏することができる。
【0078】熱油の循環系を作り、被処理物D1を加熱
した油の下部より供給して熱油処理塔2内の浮上途中で
熱油処理し、その後、直ぐに減圧処理流路3で低圧乃至
真空状態で蒸発処理するので、連続して多量の被処理物
D1を処理でき、処理効率を向上させることができる。
【0079】また、熱油を循環させているので、熱油の
淀み部分が無くなり、熱油処置装置1,1A内の熱油O
全体を混合できるので、熱油Oの性状の均等化を図るこ
とができ、この均等化した熱油Oで処理するのでより高
品質の熱油処理を行うことができる。
【0080】更に、被処理物D1を油面上から搬入せ
ず、下部から送入するので、浮上してしまう比重の軽い
ものや液状に近いスラリー状の被処理物D1でも高温の
熱油O内に供給でき、被処理物D1が浮上するまでの
間、十分に熱油処理できる。しかも、被処理物D1の全
周面が高温の油Oに接するので均等に効率良く熱油処理
できる。
【0081】また、被処理物D1から蒸発する水蒸気S
は熱油処理塔2の下部から発生するので、大きな浮上流
を得ることができ、この浮上流により被処理物D1を上
昇させて循環することができる。また、この水蒸気Sの
浮上に伴い熱油Oが攪拌されるので、油温が均一化し、
熱油処理温度も均等化できる。
【0082】そして、被処理物D1の熱油処理時間は、
熱油処理塔2の内部に取り付けられる浮上ガイド2bや
開閉する浮上ガイドやスクリューフィダー等により、比
較的容易かつ簡単にコントロールすることができる。
【0083】また、熱油の温度も熱油処理塔2の上下方
向に配置した油加熱ヒーター7A,7Bを制御すること
により、被処理物D1が熱油処理塔2内を浮上する間に
段階的に変化させることも可能であるので、よりきめ細
かな熱油処理も可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上に説明したような本発明の熱油処理
装置によれば、次のような効果を奏することができる。
【0085】熱油の循環系を作り、被処理物を加熱した
油層の下側より供給して熱油処理塔内の浮上途中で攪拌
混合しながら熱油処理し、減圧処理流路で低圧乃至真空
状態で蒸発処理するので、連続して多量の被処理物を処
理でき、処理効率を向上させることができる。
【0086】また、熱油を循環させ、更に、循環途中で
対流混合させているので、熱油の性状の均等化を図るこ
とができ、より高品質の熱油処理を行うことができる。
【0087】そして、油面上から搬入しないので、熱油
処理前で浮上してしまう比重の軽いものや液状に近いス
ラリー状の被処理物を供給でき、浮上するまでの間その
全周面を高温の油に接触させて均等に効率良く熱油処理
できる。
【0088】また、熱油回収塔を上部にトリチェリーの
真空を形成できる高さに形成し、状減圧処理流路を真空
に保持でき、しかも熱油タンクを大気圧に開放して形成
することにより、真空部分から大気圧開口部分への熱油
や被処理物の移動が簡単にしかも連続的に行える。その
ため、装置をシンプルに構成できる。
【0089】更に、熱油処理塔に、浮上ガイドやスクリ
ューフィダー等の浮上速度調整機構を設けることによ
り、被処理物の浮上時間即ち熱油処理時間を容易に調整
でき、また、減圧処理流路の長さや傾斜や熱油の流速を
制御することにより、減圧処理時間を容易に調整でき、
処理条件を簡単にコントロールすることができる。
【0090】従って、本発明に係る熱油循環型の熱油処
理装置によれば、食品加工においては、栄養成分や香り
成分や旨味成分等を破壊したり、発散させたりすること
なく、加工及び調理することができ、また、廃棄物処理
においては、廃棄物中に含まれている飼料や肥料として
の有効成分を破壊することなく、軽量及び減容化して、
これらの処理後の生成物を飼料や肥料として有効利用す
ることができるような、熱油処理と低圧乃至真空状態の
減圧処理の適切な組合わせを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の熱油処理装置
の構成図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態の熱油処理装置
の構成図である。
【図3】従来技術の熱油処理装置の構成図である。
【符号の説明】
1,1A 熱油処理装置 2 熱油処理塔 2a 供給口 3 減圧処理流路 4 熱油回収塔 5 熱油タンク 6 循環流路 7,7A,7B 油加熱装置(ヒータ) 8 加圧ポンプ 22,22A 供給装置 2b 浮上ガイド G 空気等のガス D1,D2,D3,D4,D5 被処理物 O 熱油 S 水蒸気 W コンデンス水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 17/00 B09B 3/00 303M (72)発明者 松島 功 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内 Fターム(参考) 4B059 AA01 AB01 AC08 AC14 AD14 AE04 AE16 BB01 BE13 BF08 4D004 AA03 AA04 AB01 AC04 BA04 CA04 CA22 CA40 CA42 CA46 CA50 CB04 CB05 CB23 CB50 CC15 CC20 DA02 DA06 DA07 DA12 4D059 AA03 AA07 BD09 BK11 BK12 CB03 CB09 CB30 CC01 CC02 EB02 EB16 4H061 AA02 CC47 CC51 CC55 FF06 GG18 GG70

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を高温の熱油中で熱油処理した
    後に、低圧下に曝して減圧処理する熱油処理装置であっ
    て、 下部に設けられた供給口から熱油中に被処理物を供給し
    て、該被処理物が熱油と共に浮上して、上部に到達する
    まで間に被処理物を熱油処理する熱油処理塔と、 該熱油処理塔の上部から溢れ出る熱油及び熱油処理後の
    被処理物を流下させながら減圧処理するために、前記熱
    油処理塔の上部に接続された減圧処理流路と、 該減圧処理流路の下流側が上部に接続し、該減圧処理流
    路から流入する熱油を回収する熱油回収塔と、 回収した熱油を前記熱油処理塔へ循環させる循環流路と
    を有して形成されることを特徴とする熱油循環型の熱油
    処置装置。
  2. 【請求項2】 被処理物を高温の熱油中で熱油処理した
    後に、低圧下に曝して減圧処理する熱油処理装置であっ
    て、 この熱油処理装置は、熱油処理塔、減圧処理流路、熱油
    回収塔、熱油タンクと循環流路と前記熱油処理塔を順に
    接続して形成され、 前記熱油処理塔は、下部に被処理物を供給するための供
    給口を有し、該供給口から供給された被処理物が熱油と
    共に浮上して減圧処理流路3に溢れ出るまで間に被処理
    物を熱油処理できる塔槽として形成され、 前記減圧処理流路は、前記熱油処理塔の上部から溢れ出
    た熱油と被処理物を前記熱油回収塔の上部へと流下させ
    るように傾斜して形成され、 前記減圧処理流路の低圧状態を維持するための低圧流路
    が前記減圧処理流路と前記熱油処理塔の上部と前記熱油
    回収塔のいずれかに連通して形成され、 前記熱油回収塔は、下部に前記熱油タンクに貯えられた
    油中に開口する開口部を有して形成され、 前記熱油タンクは、前記熱油回収塔から循環して来る熱
    油を受けるように前記熱油回収塔の下部に設けて構成さ
    れ、 熱油を加熱する油加熱装置と熱油処置及び減圧処理後の
    被処理物を搬出する搬出装置を具備して形成されること
    を特徴とする熱油循環型の熱油処置装置。
  3. 【請求項3】前記熱油回収塔は、上部にトリチェリーの
    真空を形成できる高さを有して形成され、前記低圧流路
    は前記真空を保持できる真空発生手段に連通し、前記熱
    油タンクは大気圧の開放されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載の熱油循環型の熱油処置装置。
  4. 【請求項4】 前記熱油処理塔に被処理物の浮上速度を
    制御するための浮上速度調整機構を設けたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の熱油処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820188B1 (ko) 2006-11-08 2008-04-07 순천대학교 산학협력단 유기성 슬러지의 탈수 및 연료화를 위한 감압유탕장치 및이를 이용한 유기성 슬러지의 탈수 및 고체연료화 방법
JP2010023024A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Hanbat National Univ Industry-Academic Cooperation Foundation 有機性スラッジ油中蒸発乾燥装置{dryingequipmentoforganicsludgeusingimmerseddryingmethod}
WO2010018642A1 (ja) * 2008-08-11 2010-02-18 Midori Norio 液体の脱気装置
CN101933529A (zh) * 2010-06-01 2011-01-05 韩国刚 一种立式真空油炸机
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