JP2002044012A - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

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JP2002044012A JP2000229188A JP2000229188A JP2002044012A JP 2002044012 A JP2002044012 A JP 2002044012A JP 2000229188 A JP2000229188 A JP 2000229188A JP 2000229188 A JP2000229188 A JP 2000229188A JP 2002044012 A JP2002044012 A JP 2002044012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、TDMA無線通信機が、自機の状
態により不要なデータを受信しないことにより、受信部
の動作時間を短縮し、消費電力を低減して、長時間の使
用が可能になる無線通信機を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 受信スロットが所定間隔で繰り返されて
間欠的にデータを受信し、前記受信スロットで送られて
くるデータに、受信データの誤りを検出可能な信号を少
なくとも2つ含むTDMA方式により通信をする無線通
信機において、第1の誤り検出が可能な信号を受信し、
前記第1の誤り検出が可能な信号(例えば、CRC符
号)によって受信データの誤りが検出されなければ、第
2の誤り検出が可能な信号(例えば、BCH符号)の少
なくとも一部の受信をしないように制御する制御手段を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、時分割多重アクセ
ス(TDMA)方式により通信をする無線通信機に関
し、特に電池で駆動される携帯型無線通信機の受信時の
消費電流の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機等の移動無線通信機は、無線
基地局との間に電波による通信回線を設定し、無線によ
り音声、データ等を送受して通信を行うものであり、周
波数利用効率の観点からTDMA方式の携帯電話機シス
テムが広く用いられている。このTDMA方式の無線通
信機は、自機に割り当てられた受信スロットを受信し、
自機に割り当てられた送信スロットにて送信をして、間
欠的に送受信を繰り返すように動作している。
【0003】また、携帯電話機等の携帯型無線通信機は
電池で駆動されているので、長時間の動作を確保するた
めに、消費電力を低減する必要がある。TDMA方式に
おいては、送信スロットと受信スロットとにおいて間欠
的に送受信動作をするので、受信部は自機に割り当てら
れた受信スロットの間だけ間欠的に動作していた。
【0004】この送受信スロットと受信部の動作タイミ
ングの一例を図10に示す。図10は日本で採用されて
いるデジタル方式の自動車・携帯電話方式であるPDC
(Personal Digital Cellula
r)システムにおける移動機の送受信タイミングを示す
図である。例えば、基地局から送信された下りの信号
は、移動機にて受信スロット(R)で受信される。ま
た、移動機から送信スロット(T)で基地局に対して上
りの信号を送信する。また、図中でIは移動機が送受信
動作をしていないアイドル時間である。PDCシステム
では、以上説明したようなタイミングにより、移動機は
送信、受信、アイドルの3状態を所定の時間間隔で繰り
返して送受信動作をしている。
【0005】このとき、移動機は自機に割り当てられた
受信スロットで基地局からの下りの信号を受信するよう
に、受信部を動作させる。すなわち、受信スロット
(R)にて受信部の電源を投入して、受信部を動作さ
せ、送信スロット(T)及び待機時(I)にて受信部の
電源を遮断して、受信部の動作を停止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のTDMA方式の
無線通信機では、自機に割り当てられた受信スロットで
受信部を動作させ、その受信スロットに含まれるすべて
のデータを受信していた。特に、前述したPDCシステ
ムでは、基地局から送信される制御信号に誤りがないか
を検出することができる2種類の信号(CRC符号、B
CH符号)を含んでいるので、無線回線の状態が良好
で、受信信号が強く、電界強度が大きい場合であって、
受信データに誤りが生じないような環境においても、デ
ータの誤りを検出可能な信号(CRC符号、BCH符
号)の両方を受信していた。
【0007】また、基地局からの下りの信号には、複数
の移動機が上りの信号を同じ送信スロットで同時に送出
することがないように、移動機からの送信(ランダムア
クセス)を制御する衝突制御信号が含まれている。この
情報は直前の送信スロットで送信をしていない移動機に
は必要がないものである。
【0008】このように、従来のTDMA方式の無線通
信機では、受信スロットに含まれるデータを全て受信し
ており、受信スロット中に現在の自機の状態により不要
なデータが含まれているときにも、受信部が動作して、
不要なデータであっても受信をしていたので、無駄な電
力を消費することとなり、無線通信機の使用時間が短く
なる問題があった。
【0009】本発明は、TDMA方式の無線通信機が、
現在の自機の状態を判断し、不要なデータを受信しない
ことにより、受信部(及び発振部)の動作時間を短縮
し、消費電力を低減して、長時間の使用が可能になる無
線通信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、受信スロ
ットが所定間隔で繰り返されて間欠的にデータを受信
し、前記受信スロットで送られてくるデータに、受信デ
ータの誤りを検出可能な信号を少なくとも2つ含むTD
MA方式により通信をする無線通信機において、第1の
誤り検出が可能な信号を受信し、前記第1の誤り検出が
可能な信号(例えば、CRC符号)によって受信データ
の誤りが検出されなければ、第2の誤り検出が可能な信
号(例えば、BCH符号)の少なくとも一部の受信をし
ないように制御する制御手段を有することを特徴とす
る。
【0011】第2の発明は、受信スロットが所定間隔で
繰り返されて間欠的にデータを受信し、前記受信スロッ
トで送られてくるデータに、受信データの誤りを検出可
能な信号を少なくとも2つ含むTDMA方式により通信
をする無線通信機において、前記受信スロットにおいて
データを受信する受信手段(例えば、受信部、発振部
等)と、前記誤り検出が可能な信号により受信データの
正誤を判定する判定手段(例えば、ベースバンド処理
部、制御部)とを備え、前記受信手段は、受信データに
含まれる第1の誤り検出が可能な信号(例えば、CRC
符号)を受信し、前記判定手段が受信データの誤りを判
定をした結果、受信データの誤りが検出されなければ、
前記受信手段は第2の誤り検出が可能な信号(例えば、
BCH符号)の全部又は一部の受信をしないことを特徴
とする。
【0012】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記第1の誤り検出が可能な信号は受信データの誤
りを検出する信号(例えば、CRC符号)であり、前記
第2の誤り検出が可能な信号は受信データの誤りを検出
して、誤りを訂正することができる信号(例えば、BC
H符号)であることを特徴とする。
【0013】第4の発明は、送信スロットと受信スロッ
トとが所定間隔で繰り返されてデータを送受信し、前記
受信スロットで送られてくるデータに、送信スロットで
の送信を制御するための送信制御信号(例えば、衝突制
御信号)を含むTDMA方式により通信をする無線通信
機において、前記無線通信機が、当該受信スロットの前
後の送信スロットで送信をしていないときは、前記送信
制御信号の少なくとも一部の受信をしないように制御す
る制御手段を有することを特徴とする。
【0014】第5の発明は、送信スロットと受信スロッ
トとが所定間隔で繰り返されてデータを送受信し、前記
受信スロットで送られてくるデータに、送信スロットで
の送信を制御するための送信制御信号を含むTDMA方
式により通信をする無線通信機において、前記送信スロ
ットにおいてデータを送信する送信手段(例えば、送信
部、発振部等)と、前記受信スロットにおいてデータを
受信する受信手段(例えば、受信部、発振部等)と、前
記送信手段と前記受信手段とを制御する制御手段(例え
ば、ベースバンド処理部、制御部等)とを備え、前記制
御手段が、当該受信スロットの前後の送信スロットで送
信をしていないと判定したときは、前記受信手段が前記
送信制御信号の全部又は一部の受信をしないように制御
する制御手段を有することを特徴とする。
【0015】第6の発明は、送信スロットと受信スロッ
トとが所定間隔で繰り返されてデータを送受信し、前記
受信スロットで送られてくるデータに、受信データの誤
りを検出可能な少なくとも2つの信号と、送信スロット
での送信を制御するための送信制御信号とを含み、前記
送信制御信号が当該受信スロットの最後に位置し、前記
誤りを検出可能な信号が前記送信制御信号の前に位置し
て送信されるTDMA方式により通信をする無線通信機
において、当該受信スロットの前後の送信スロットで送
信をしていないときには、前記送信制御信号の受信をせ
ず、さらに、前記送信制御信号の受信をしないときに
は、第1の誤り検出が可能な信号を受信し、前記第1の
誤り検出が可能な信号によって受信データの誤りが検出
されなければ、第2の誤り検出が可能な信号の少なくと
も一部の受信をしないように制御する制御手段を有す
る。なお、前記送信制御信号を受信するときには、前記
第2の誤り検出が可能な信号を受信するように制御する
とよい。
【0016】第7の発明は、第1〜第6の発明におい
て、前記無線通信機は受信部を有し、前記受信部へ供給
される電源を遮断することにより、前記受信部の動作を
停止して、前記信号(例えば、BCH符号、衝突制御信
号)の受信をしないことを特徴とする。
【0017】第8の発明は、第1〜第7の発明におい
て、前記無線通信機は受信部と、前記受信部に所定の周
波数の信号を供給する発振部(例えば、局部発振器、P
LLシンセサイザ等)とを有し、前記受信部と前記発振
部との少なくとも一方の動作を停止することにより、前
記信号(例えば、BCH符号、衝突制御信号)の受信を
しないことを特徴とする。
【0018】第9の発明は、第8の発明において、前記
無線通信機は、当該受信スロットから所定時間内(例え
ば、発振部の出力が安定するまでに必要な立上り時間
(PLLシンセサイザのロックアップ時間等)内)の送
信スロットで送信をするときには、前記発振部の動作を
停止しないことを特徴とする。
【0019】第10の発明は、第1〜第9の発明におい
て、前記無線通信機は、受信データのビット数を計数し
た結果により、前記信号(例えば、BCH符号、衝突制
御信号)の受信を停止することを特徴とする。
【0020】第11の発明は、受信スロットが所定間隔
で繰り返されてデータを送受信するTDMA方式により
通信をする無線通信機において、前記無線通信機が自機
の状態(例えば、電波の伝搬状態による誤りの発生状
態、前後の送信スロットでの送信状態)を判定し、受信
スロットで送られてくるデータのうち最後の部分に位置
するデータが不要と判断したときは、前記最後の部分に
位置するデータ(例えば、衝突制御信号、BCH符号
等)の受信をせずに、当該受信スロットの途中で受信動
作を停止することを特徴とする。
【0021】
【発明の作用および効果】本発明では、携帯電話機等の
無線通信機が、電波の受信状態による誤りの発生状態
や、その受信スロットの前後の送信スロットでの送信の
有無等の自機の現在の状態を判定し、当該受信スロット
で受信するデータのうち、一部の(例えば、最後の部分
に位置する)データが不要と判断したときは、この不要
と判断したデータを受信せずに、受信動作を停止するの
で、受信部の動作時間を短くすることにより消費電流を
削減することができ、電池で駆動される無線通信機の動
作時間を長くすることができる。
【0022】特に、第1、第2及び第3の発明では、第
1の誤り検出が可能な信号によって送信データの誤りが
検出されなければ、第2の誤り検出が可能な信号を受信
する必要がないと判断できるので、第2の誤り検出が可
能な信号の全部又は一部を受信しないように構成した。
よって、受信電界強度が強く、受信データに誤りが発生
しない伝搬状態において不要とされる第2の誤り検出が
可能な信号を受信することなく、受信動作を停止するこ
とから、受信部の消費電流を削減することができる。ま
た、第3の発明のように、第1の誤り検出が可能な信号
が誤り検出信号(CRC符号)であり、第2の誤り検出
が可能な信号が、前記誤り検出信号よりデータ長の長
い、誤り訂正信号(BCH符号)である場合には、受信
データの量が少なくなり、消費電力の低減効果が大き
い。
【0023】第4及び第5の発明では、移動機が当該受
信スロットの直前の送信スロットで送信をしていないと
きは、送信制御信号(衝突制御信号)を受信する必要が
ないと判断できるので、前の送信スロットに基づく情報
が含まれている送信制御信号の全部又は一部の受信をせ
ずに、受信動作を停止することから、受信部の動作時間
を短くすることにより、消費電流を削減することができ
る。
【0024】第6の発明では、送信制御信号(衝突制御
信号)を受信しない場合に、第2の誤り検出が可能な信
号を受信するか否かを判定するように構成したので、P
DCシステムのように、送信制御信号が受信スロットの
最後に位置し、第2の誤り検出が可能な信号(BCH符
号)が前記送信制御信号の前に位置する場合に、受信ス
ロットの受信を途中で中断することにより、送信制御信
号と第2の誤り検出が可能な信号とを受信することなく
受信動作を停止することができ、簡易な制御で、効率的
に受信部の消費電流を削減することができる。
【0025】第7の発明では、受信部に供給される電源
を遮断することにより、前記受信部の動作を停止して、
前記信号の受信をしないようにしたので、簡単な制御に
より受信動作を停止し、他の受信動作停止手段よりも確
実に消費電流を低減することができる。
【0026】第8の発明では、移動機にとって不要な信
号の受信を停止するときに、受信部の他に発振部の動作
も停止するように構成したので、受信部の動作のみを停
止する場合と比較して、さらに消費電流を低減すること
ができる。この発振部の動作の停止には、発振部に供給
される電源を遮断するとよい。
【0027】第9の発明では、次の送信スロットで送信
をする予定がある場合には、発振部(特に、PLLシン
セサイザ)の動作を停止しないように構成したので、送
信信号の生成に関わる発振部のPLLシンセサイザの電
源が投入され、出力周波数が安定するまでの立上り時間
が遅くても、送信信号に影響を与えることなく、発振部
の動作を停止することができ、受信時の消費電力を低減
することができる。
【0028】第10の発明では、受信データのビット数
の計数結果により、前記データの受信動作を停止するよ
うに構成したので、簡単に特定のビット数に位置する受
信データを受信しないような制御をすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1は、本実施の形態の携帯電話機の全体
の構成を示すブロック図である。
【0031】アンテナ1は送信部2及び受信部3に接続
されており、無線基地局からの電波(下りの信号)を受
信し、無線基地局に対し電波(上りの信号)を送信す
る。送信部2はアンテナ1から送信する高周波信号を生
成する。受信部3はアンテナ1で受信した高周波信号を
増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号としてベ
ースバンド処理部5に出力する。発振部4は、PLLシ
ンセサイザ、水晶発振器等で構成されており、制御部か
らの信号により出力周波数が制御され、送受信周波数に
あわせた局部発振周波数信号(ローカル信号)を生成す
る。このローカル信号は、送信部2、受信部3に供給さ
れる。送信部2は、このローカル信号を逓倍して基地局
との間で定まった所定の周波数の高周波信号を生成す
る。また、受信部3は、このローカル信号と受信した高
周波の信号をミキサー部で混合することにより、ベース
バンド周波数の信号に変換する。このベースバンド信号
は、音声符号化・復号化部6にて音声信号に復号化され
て、受話部8に送られる。また、送話部7から入力され
た音声信号は音声符号化・復号化部6にて符号化され、
ベースバンド処理部5に送られる。
【0032】制御部9は、送信部2、受信部3、発振部
4等、携帯電話機の各部を制御する。送信部2に対して
送信周波数、送信する電波の出力を制御し、受信部3に
対して受信周波数を制御する。特に、受信部3と発振部
4に対しては、受信部3と発振部4を間欠的に動作さ
せ、間欠的に受信をするために受信スロットのタイミン
グに合わせて受信部3、発振部4の電源のオン/オフを
制御する。また、表示部(図示省略)に対しては、文字
情報、携帯電話機の動作状態を表示する表示データを送
り、入力部(図示省略)からの、文字、数字の入力、携
帯電話機への動作の指示を受け付ける。
【0033】図2は、制御信号のフォーマットを示す図
である。
【0034】制御信号は受信スロットにおいて、基地局
から移動機に対して送信され、報知チャネル(BCC
H)や、共通制御チャネル(CCCH)としての一斉呼
出チャネル(PCH)や個別セル用チャネル(SCC
H)などがある。この1スロットの制御信号は280ビ
ットで構成され、移動機と基地局との距離によりバース
トが衝突するのを防止する4ビット分のガードタイムの
後、キャリア同期及びクロック同期用のプリアンブル
(2ビット)、制御信号としての情報データ(CAC)
の前半112ビット、フレーム同期のための同期ワード
(20ビット)、移動機と基地局との間で送受されるカ
ラーコード(8ビット)の後、情報データ(CAC)の
後半112ビット、複数の移動機から上りの信号が同じ
送信スロットで同時に送出されることがないように、移
動機からの送信(ランダムアクセス)を制御する衝突制
御信号(22ビット)が送信される。また、情報データ
(CAC)の最後には、後述する誤り訂正信号である6
4ビットのBCH符号が含まれている。
【0035】この制御信号の最後に含まれる衝突制御信
号は、図3に示す構成となっている。最初の3ビット
は、上りのチャネル(例えば、個別セル用チャネルSC
CH、ユーザパケットチャネルUPCH)が空いている
か塞がっているかを基地局側で検知した結果を示す空塞
ビット(I/B)であり、上りのチャネルが空いていれ
ば送信許可信号(I)が、上りのチャネルが塞がってい
れば送信禁止信号(B)が送信される。この信号がIで
あれば移動機は次の送信スロットで送信をすることがで
き、Bであれば次の送信スロットで送信をすることがで
きない。
【0036】また、次の3ビットは、基地局が移動機か
らの上りの信号を受信したか否かを示すものであり、基
地局が上りの信号を受信したときは受信(R)を、基地
局が上りの信号を受信していなければ非受信(N)が送
信される。さらに、最後の16ビットは、基地局が受信
した上りのチャネルに含まれる信号のCRC符号が含ま
れて返送されてくる部分エコーフィールド(PE)であ
り、移動機はこの部分エコーフィールドを受信すること
により、自機が送信したデータを基地局が正しく受信し
たかが分かるようになっている。
【0037】図4は、本発明の第1の実施の形態の受信
部3の動作を示すタイミング図である。
【0038】この第1の実施の形態では、移動機からの
上りの信号の送信が不要な状態、すなわち、移動機が前
の送信スロットで上りの信号を送信しておらずかつ次の
送信スロットにて送信する予定がないときには、衝突制
御信号を受信せず、受信スロットの途中で受信部3への
電源の供給を遮断して、受信動作を停止する。ここで、
移動機からの上りの信号の送信が不要な状態とは、移動
機が待受状態であって、位置を移動しないので位置登
録、ハンドオーバの必要がない状態であり、また、基地
局との間の伝搬状態も変化しない(上りの信号、下りの
信号ともに送信電力を変化する必要がない)ときであ
る。
【0039】前述したように衝突制御信号は、移動機が
送信した上りの信号を基地局が受信した結果に関する情
報が含まれている。この情報は移動機が送信スロットで
上りの信号を送信していないときには不要である。ま
た、衝突制御信号には次の送信スロットでの送信の許可
/不許可に関する情報が含まれている、この情報は移動
機が次の送信スロットで上りの信号を送信しないときに
は不要である。よって、送信が不要な状態にある移動機
は、衝突制御信号を受信する必要がない。
【0040】ここで、PDCシステムでは、衝突制御信
号は受信スロットのデータの最後に含まれているので、
移動機が送信をしないときには受信スロットの受信を途
中で打ち切り、衝突制御信号の前で制御信号の受信を終
了させる。すなわち、移動機が直前の送信スロット
(T)で、上りの信号を送信しておらず、次の送信スロ
ットで上りの信号を送信する予定がないときには、後半
の情報データ(CAC)を受信した後、衝突制御信号
(E)を受信することなく受信部3の電源を遮断して、
受信動作を停止する。
【0041】具体的にはベースバンド処理部5は、受信
スロットにて受信したビット数を計数しており、受信ス
ロットの最初からの受信ビット数が258ビットに達し
たら、受信部3の動作を停止するように、制御部9を介
して、受信部3、発振部4に電源制御信号を送出する。
この電源制御信号を受けた受信部3は電源を遮断して動
作を休止する。この後ベースバンド処理部5は既に同期
してあるフレームの基準(例えば、受信スロットの開始
時)からの経過時間により、次の受信スロットの開始に
あわせて受信部3の動作を再開するように、制御部9を
介して、受信部3に電源制御信号を送出して、受信部3
に電源を供給して、受信部3の動作を開始する。
【0042】このとき、ベースバンド処理部5は、受信
ビット数の計数でなく、受信スロットの最初からの経過
時間を計時して、258ビットに相当する時間(約6.
2ミリ秒)で受信部3の動作を停止するように構成する
こともできる。
【0043】以上、第1の実施の形態において、受信部
3の電源を遮断することについて説明をしたが、受信部
3の電源を遮断する他に、受信部3へ入力されるローカ
ル信号を生成する発振部4へ供給される電源を遮断し
て、発振部4の動作も停止するように構成することもで
きる。しかし、発振部4からのローカル信号は送信部2
において送信信号を生成するのにも使用されているの
で、むやみに発振部4のシンセサイザの動作を停止する
と、所望の送信スロットで送信ができないことになって
しまう。つまり、発振部4の電源投入から出力周波数が
安定するまでの立上り時間を考慮すると、この立ち上が
り時間より短い時間内の送信スロットで送信をする予定
があるときには、発振部4を停止しない方がよい。よっ
て、所定時間内の(例えば、次の又は次々の)送信スロ
ットでの送信予定がある場合には、受信部3の動作のみ
停止し、発振部4は次の送信スロットでの送信のために
動作を継続するように構成するとよい。一方、所定時間
内で(例えば、次の又は次々の送信スロットで)送信予
定がない場合には、受信部3の動作の他に、発振部4の
動作も停止するように制御をする。
【0044】このように発振部4への電源も遮断するこ
とにより、受信部3のみの電源を遮断する場合と比較し
て、さらに消費電力を低減することができる。
【0045】図5は、本発明の第1の実施の形態におけ
る制御チャネルの受信動作を示すフローチャートであ
る。
【0046】制御チャネル受信処理では、新たな受信ス
ロットの受信を開始すると(ステップS101)、情報
データ(CAC)の最後まで受信をする(ステップS1
02)。その後、直前の送信スロットで基地局への上り
の信号の送信の有無を調べる(ステップS103)。直
前の送信スロットで基地局への上りの信号を送信してい
なければ(ステップS103で無)、後の送信スロット
で基地局への上りの信号を送信する予定の有無を調べる
(ステップS104)。次の送信スロットで基地局への
上りの信号を送信する予定がなければ(ステップS10
4で無)、この受信スロットの受信を終了し、この制御
チャネル受信処理の最初に戻り、所定のタイミングで次
の受信スロットの受信を開始する。
【0047】一方、直前の送信スロットで基地局への上
りの信号を送信している(ステップS103で有)、又
は、次の送信スロットで基地局への上りの信号を送信す
る予定が有れば(ステップS104で有)、衝突制御信
号を受信して、すなわちこの受信スロットの最後のデー
タまで受信して(ステップS105)、この制御チャネ
ル受信処理の最初に戻り、所定のタイミングで次の受信
スロットの受信を開始する。
【0048】このように第1の実施の形態では、移動機
が送信を必要としないときに、衝突制御信号を受信する
前に受信部3を停止するように構成したので、待受時等
で、移動機が送信を必要としないときにも無駄なデータ
を受信する必要がなく、受信部3の動作時間を短縮する
ことにより、消費電力を減少させて、移動機の待受時の
動作時間を長くすることができる。
【0049】また、PDCシステムでは、衝突制御信号
が受信スロットの最後に含まれているので、受信スロッ
トの途中で受信動作を停止するだけでよく、受信スロッ
トの途中で受信動作の停止/開始を繰り返すような複雑
な制御をする必要がなく、簡単な制御で消費電力を低減
することができる。
【0050】図6は、本発明の第2の実施の形態の受信
部3の動作を示すタイミング図である。
【0051】この第2の実施の形態では、第1の実施の
形態にて説明した衝突制御信号を受信しないことに加
え、誤り訂正信号であるBCH符号を受信せず、第1の
実施の形態より早く受信スロットの受信動作を停止す
る。
【0052】図7は、制御信号の情報データの構成を示
す図である。
【0053】図7には224ビットで構成される受信デ
ータの情報データ(制御データ)を14ビット×16行
で示してある。この制御データは、図中に矢線(点線)
で示すように、1行目の第1ビット、2行目の第1ビッ
ト……15行目の第1ビット、16行目の第1ビット、
1行目の第2ビット……16行目の第2ビットの順に送
信され、1行目の第7ビット、……16行目の第7ビッ
トが送信されて、前半の112ビットの送信が終了す
る。その後、1行目の第8ビットから始まり、16行目
の第14ビットが送信されて後半の112ビットが送信
される。
【0054】この制御データのうち、15行目の第5ビ
ット〜第10ビット及び16行目の第1ビット〜第10
ビットの16ビットはCRC符号に割り当てられてお
り、この符号により受信した制御データの誤りを検出す
ることができる。さらに、制御データの、第11ビット
〜第14ビット(1行目〜16行目)はBCH符号に割
り当てられており、各行毎にデータの正誤の判定と、誤
りの訂正ができるようになっている。
【0055】前述した送信順序によれば、BCH符号は
後半の制御データの最後の64ビットにて送信されてい
る。また、図2を参照すると、BCH符号は、衝突制御
信号の前に位置し、受信スロットの最初から195〜2
58ビットに位置する。
【0056】よって、図6に示すように、第2の実施の
形態では、CRC符号を受信した結果、受信データに誤
りがなければ、BCH符号と衝突制御信号とを受信する
ことなく、受信スロットの途中で受信部3の動作を停止
して受信動作を終了する。
【0057】具体的には、移動機のベースバンド処理部
5は、受信した情報データに含まれるCRC符号を受信
した後に、受信した制御信号とCRC符号の内容を照合
して、両者の内容が一致するかを確認する。CRC符号
により制御信号の誤りが検出されたときは、1行(第1
ビット〜第10ビット)の中に誤りが一つであれば、B
CH符号により制御信号の誤りを訂正することができ
る。しかし、移動機と基地局との距離が近い等、受信電
界が強く、その変動が少ないときには、受信した制御デ
ータに誤りが生じないので、CRC符号との照合により
受信した情報データに誤りが無いことが確認できたとき
は、誤り訂正のためのBCH符号を使用することはない
ことから、BCH符号を受信する必要はない。そこで、
ベースバンド処理部5は受信動作を停止するように制御
部9から受信部3に電源制御信号を送出する。この電源
制御信号を受けた受信部3は電源を遮断して、受信動作
を休止する。この後ベースバンド処理部5は既に同期し
てあるフレームの基準時(例えば、受信スロットの開始
時)からの経過時間を計測し、次の受信スロットの開始
にあわせて受信部3の動作を再開するように、制御部9
から受信部3に電源制御信号を送出して、受信部3に電
源を供給して、受信部3の動作を開始する。
【0058】また、第1の実施の形態で前述したよう
に、ローカル信号を生成する発振部4の動作も停止する
こともできる。また、この発振部4の電源の遮断は、以
後の送信スロットでの送信予定により、動作/停止を切
り換えるような制御をすることもできる。
【0059】図8は、本発明の第2の実施の形態におけ
る制御チャネルの受信動作を示すフローチャートであ
る。
【0060】制御チャネル受信処理では、新たな受信ス
ロットの受信を開始すると(ステップS111)、誤り
検出信号(CRC符号)までを受信する(ステップS1
12)。その後、直前の送信スロットで基地局への上り
の信号の送信の有無を調べる(ステップS113)。直
前の送信スロットで基地局への上りの信号を送信してい
なければ(ステップS113で無)、ベースバンド処理
部5は受信した制御信号とCRC符号とを照合し、制御
信号の誤りを検出する(ステップS114)。この誤り
検出(CRCチェック)にて誤りが検出されれば(ステ
ップS114でNG)、さらに続けて誤り訂正信号(B
CH符号)を受信して、BCH符号により制御信号の誤
りを訂正する(ステップS115)。その後、この制御
チャネル受信処理の最初に戻り、次の受信スロットの受
信に備え、所定のタイミングで次の受信スロットの受信
を開始する。
【0061】一方、ベースバンド処理部5が、制御信号
とCRC符号とを照合した結果、制御データに誤りがな
いと判定すると(ステップS114でOK)、誤り訂正
信号(BCH符号)を受信することなく、この制御チャ
ネル受信処理の最初に戻り、所定のタイミングで次の受
信スロットの受信を開始する。
【0062】さらに、ステップS113にて、この受信
スロットの直前の送信スロットで基地局への上りの信号
を送信していたならば又は次の送信スロットにて送信予
定があるならば(ステップS113で有)、誤り検出信
号(ステップS112)に続いて、誤り訂正信号を受信
し(ステップS116)、衝突制御信号を受信する(ス
テップS117)。この間、必要に応じて、制御データ
の受信誤りを修正する。その後、この制御チャネル受信
処理の最初に戻り、所定のタイミングで次の受信スロッ
トの受信を開始する。
【0063】第1及び第2の実施の形態で、受信部3の
動作を停止する方法として、受信部3の電源を遮断する
方法にて説明したが、消費電流の低減効果は劣るものと
なるが、受信部3へのローカル信号の供給を停止する方
法や、受信部3の入力を遮断することにより、受信部3
を無入力状態として、実質的に受信部3の動作を停止し
て、消費電力を低減することもできる。
【0064】このように第2の実施の形態では、誤り検
出信号(CRC符号)まで受信して、誤り検出信号を用
いた誤り検出の結果により、誤り訂正信号(BCH符
号)を受信するかを判定して、誤りが検出されないとき
は受信部3を停止して、誤り訂正信号を受信しないよう
に構成した。また、前の送信スロットで送信をしていな
いときには、衝突制御信号を受信しないように構成し
た。よって、待受時等で、移動機が受信電界が強く、そ
の変動がないような安定した受信状態のときに無駄なデ
ータ(BCH符号)を受信する必要がない。また、送信
が不要な状態で無駄なデータ(衝突制御信号)を受信す
る必要がないので、受信部3の動作時間を短縮すること
により、消費電力を削減することができ、電池で動作す
る無線通信機の動作時間を長くすることができる。
【0065】また、BCH符号は、制御信号の最後に位
置する衝突制御信号の前に位置するので、前述した衝突
制御信号を受信しないときには、CRC符号を受信した
後に、BCH符号を最後まで受信することなく、受信ス
ロットのデータの受信を終了することにより、受信スロ
ットの途中で受信動作の停止/開始を繰り返すような複
雑な制御をする必要がなく、簡単な制御で消費電力を低
減することができる。
【0066】図9は、本発明の第3の実施の形態におけ
る制御チャネルの受信動作を示すフローチャートであ
る。
【0067】この実施の形態は、前述した第2の実施の
形態と同様に、移動機の状態により誤り訂正信号(BC
H符号)と衝突制御信号(E)とを受信しないものであ
り、受信部3は図6に示すタイミングで動作をする。本
実施の形態では、誤り検出信号であるCRC符号による
誤りチェック中は受信動作を継続し、CRCチェックの
結果により受信部3の動作を止め、さらに、後の送信ス
ロットでの送信予定により発振部4も停止することが特
徴となっている。すなわち、移動機がCRC符号の受信
結果により受信した制御信号の内容を照合し、この判定
が終了して内容が一致した段階で、BCH符号の受信を
停止するために、受信部3の電源を遮断する。
【0068】この制御チャネル受信処理では、発振部4
のPLLシンセサイザに電源を供給して、PLLシンセ
サイザを動作させ、発振部4からの局部発振周波数の出
力を開始(再開)する(ステップS121)。その後、
受信部3に電源を供給して、受信部3を動作させ(ステ
ップS122)、新たな制御チャネルの受信を開始して
(ステップS123)、誤り訂正信号(CRC符号)ま
での制御データを受信する(ステップS124)。その
後、直前/直後の送信スロットで基地局への上りの信号
の送信の有無を調べる(ステップS125)。直前の送
信スロットで基地局への上りの信号を送信しておらずか
つ次の送信スロットにて送信予定がないならば(ステッ
プS125で無)、ベースバンド処理部5は受信した制
御データとCRC符号とを照合し、制御信号に誤りがな
いかを判定する(ステップS126)。この第3の実施
の形態では、CRC符号による誤り検出の判定(CRC
チェック)中も、CRC符号に続けて送られてくるBC
H符号を継続して受信する。このCRCチェックにて誤
りが検出されれば(ステップS126でNG)、続けて
誤り訂正信号(BCH符号)を受信して、誤り訂正を行
い、制御信号の受信誤りを修正して(ステップS12
7)、受信スロットの受信を終了する。
【0069】一方、ベースバンド処理部5が、制御信号
とCRC符号とを照合した結果、制御信号に誤りがない
と判定すると(ステップS126でOK)、誤り訂正信
号の受信を中断して、受信スロットの受信を終了する。
【0070】また、直前の送信スロットで基地局への上
りの信号を送信していれば(ステップS125で有)、
誤り検出信号を受信し(ステップS131)、続けて衝
突制御信号を受信する(ステップS132)。この間、
必要に応じて、制御データの受信誤りを修正して、受信
スロットの受信を終了する。
【0071】これらの移動機の状態により定まる信号
(符号)まで、受信スロットを受信すると、ベースバン
ド処理部5は受信部3に対し、受信部3の電源を遮断す
るように電源制御信号を送出して、受信部3の電源を遮
断して、受信動作を停止する(ステップS128)。
【0072】さらに、制御部9は、前述した発振部4の
立上り時間により定まる所定時間内の送信スロットでの
送信予定の有無を判定し(ステップS129)、送信予
定が無ければ発振部4の電源も遮断して、発振部4の動
作を停止する。その後、この制御チャネル受信処理の最
初に戻り、次の受信スロットの受信に備え、所定のタイ
ミングで発振部4、受信部3の電源を投入して、受信動
作を再開し(ステップS121、S122)、次の受信
スロットの受信を開始する(ステップS123)。
【0073】一方、所定時間内の送信スロットでの送信
予定が有れば(ステップS129で有)、発振部4の電
源を遮断することなく、発振部4からの発信出力を維持
したまま、この制御チャネル受信処理の最初に戻り、次
の受信スロットの受信に備え、所定のタイミングで発振
部4、受信部3の電源を投入して、受信動作を再開し
(ステップS121、S122)、次の受信スロットの
受信を開始する(ステップS123)。
【0074】このように、第3の実施の形態において
は、誤り検出チェック結果が良好であることが判定され
た後に受信部3の電源を遮断する。すなわち、誤り検出
信号を受信した後も継続して受信部3を動作させ、誤り
検出信号に続いて送信されてくる誤り訂正信号を受信し
て、この誤り訂正信号が不要と判断できた時点で受信部
3の動作を停止する。よって、誤り検出の判定に時間を
要して、受信データに誤りがあることが判定されたとき
には、既に誤り訂正信号が始まっている場合にも、誤り
訂正信号を欠落させることなくその全てを受信すること
ができる。そして、自機の状態によって、無駄なデータ
を受信する必要がないので、受信部3の動作時間を短縮
することにより、消費電力を削減することができ、電池
で動作する無線通信機の動作時間を長くすることができ
る。
【0075】また、受信部3の他に発振部4の電源も遮
断し、動作を停止するようにしたので、さらに消費電流
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の携帯電話機のブロック
図である。
【図2】 制御信号のフォーマットを示す図である。
【図3】 衝突制御信号のフォーマットを示す図であ
る。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の受信部の動作を
示すタイミング図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の受信部の動作を
示すタイミング図である。
【図7】 制御信号のデータの構成を示す図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の第3の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 従来の受信部の動作を示すタイミング図で
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ(ANT) 2 送信部(TX) 3 受信部(RX) 4 発振部(LO) 5 ベースバンド処理部(B/B) 6 音声符号化・復号化部(CODEC) 7 送話部(MIC) 8 受話部(REC) 9 制御部(CONT)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信スロットが所定間隔で繰り返されて
    間欠的にデータを受信し、前記受信スロットで送られて
    くるデータに、受信データの誤りを検出可能な信号を少
    なくとも2つ含むTDMA方式により通信をする無線通
    信機において、 第1の誤り検出が可能な信号を受信し、前記第1の誤り
    検出が可能な信号によって受信データの誤りが検出され
    なければ、第2の誤り検出が可能な信号の少なくとも一
    部の受信をしないように制御する制御手段を有すること
    を特徴とする無線通信機。
  2. 【請求項2】 受信スロットが所定間隔で繰り返されて
    間欠的にデータを受信し、前記受信スロットで送られて
    くるデータに、受信データの誤りを検出可能な信号を少
    なくとも2つ含むTDMA方式により通信をする無線通
    信機において、 前記受信スロットにおいてデータを受信する受信手段
    と、前記誤り検出が可能な信号により受信データの正誤
    を判定する判定手段とを備え、 前記受信手段は、受信データに含まれる第1の誤り検出
    が可能な信号を受信し、前記判定手段が受信データの誤
    りを判定をした結果、受信データの誤りが検出されなけ
    れば、前記受信手段は第2の誤り検出が可能な信号の全
    部又は一部の受信をしないことを特徴とする無線通信
    機。
  3. 【請求項3】 前記第1の誤り検出が可能な信号は受信
    データの誤りを検出する信号であり、前記第2の誤り検
    出が可能な信号は受信データの誤りを検出して、誤りを
    訂正することができる信号であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の無線通信機。
  4. 【請求項4】 送信スロットと受信スロットとが所定間
    隔で繰り返されてデータを送受信し、前記受信スロット
    で送られてくるデータに、送信スロットでの送信を制御
    するための送信制御信号を含むTDMA方式により通信
    をする無線通信機において、 前記無線通信機が、当該受信スロットの前後の送信スロ
    ットで送信をしていないときは、前記送信制御信号の少
    なくとも一部の受信をしないように制御する制御手段を
    有することを特徴とする無線通信機。
  5. 【請求項5】 送信スロットと受信スロットとが所定間
    隔で繰り返されてデータを送受信し、前記受信スロット
    で送られてくるデータに、送信スロットでの送信を制御
    するための送信制御信号を含むTDMA方式により通信
    をする無線通信機において、 前記送信スロットにおいてデータを送信する送信手段
    と、前記受信スロットにおいてデータを受信する受信手
    段と、前記送信手段と前記受信手段とを制御する制御手
    段とを備え、 前記制御手段が、当該受信スロットの前後の送信スロッ
    トで送信をしていないと判定したときは、前記受信手段
    が前記送信制御信号の全部又は一部の受信をしないよう
    に制御する制御手段を有することを特徴とする無線通信
    機。
  6. 【請求項6】 送信スロットと受信スロットとが所定間
    隔で繰り返されてデータを送受信し、前記受信スロット
    で送られてくるデータに、受信データの誤りを検出可能
    な少なくとも2つの信号と、送信スロットでの送信を制
    御するための送信制御信号とを含み、前記送信制御信号
    が当該受信スロットの最後に位置し、前記誤りを検出可
    能な信号が前記送信制御信号の前に位置して送信される
    TDMA方式により通信をする無線通信機において、 当該受信スロットの前後の送信スロットで送信をしてい
    ないときには、前記送信制御信号の受信をせず、 さらに、前記送信制御信号の受信をしないときには、第
    1の誤り検出が可能な信号を受信し、前記第1の誤り検
    出が可能な信号によって受信データの誤りが検出されな
    ければ、第2の誤り検出が可能な信号の少なくとも一部
    の受信をしないように制御する制御手段を有することを
    特徴とする無線通信機。
  7. 【請求項7】 前記無線通信機は受信部を有し、 前記受信部へ供給される電源を遮断することにより、前
    記受信部の動作を停止して、前記信号の受信をしないこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の
    無線通信機。
  8. 【請求項8】 前記無線通信機は受信部と、前記受信部
    に所定の周波数の信号を供給する発振部とを有し、 前記受信部と前記発振部との少なくとも一方の動作を停
    止することにより、前記信号の受信をしないことを特徴
    とする請求項1から7のいずれか一つに記載の無線通信
    機。
  9. 【請求項9】 前記無線通信機は、当該受信スロットか
    ら所定時間内の送信スロットで送信をするときには、前
    記発振部の動作を停止しないことを特徴とする請求項8
    に記載の無線通信機。
  10. 【請求項10】 前記無線通信機は、受信データのビッ
    ト数を計数した結果により、前記信号の受信を停止する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載
    の無線通信機。
  11. 【請求項11】 受信スロットが所定間隔で繰り返され
    てデータを送受信するTDMA方式により通信をする無
    線通信機において、 前記無線通信機が自機の状態を判定し、受信スロットで
    送られてくるデータのうち最後の部分に位置するデータ
    が不要と判断したときは、前記最後の部分に位置するデ
    ータの受信をせずに、当該受信スロットの途中で受信動
    作を停止することを特徴とする無線通信機。
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