JP2002043989A - 複合配線システム - Google Patents

複合配線システム

Info

Publication number
JP2002043989A
JP2002043989A JP2000224769A JP2000224769A JP2002043989A JP 2002043989 A JP2002043989 A JP 2002043989A JP 2000224769 A JP2000224769 A JP 2000224769A JP 2000224769 A JP2000224769 A JP 2000224769A JP 2002043989 A JP2002043989 A JP 2002043989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
composite wiring
wiring system
antenna
power line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000224769A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Omine
裕幸 大嶺
Toru Fukazawa
徹 深沢
Shuji Urasaki
修治 浦崎
Yoshinori Mizutani
良則 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000224769A priority Critical patent/JP2002043989A/ja
Publication of JP2002043989A publication Critical patent/JP2002043989A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信及び無線放送において、アンテナで
受信した信号を新たな配線を必要とせずに配信すること
ができる低価格の複合配線システムを実現する。 【解決手段】 アンテナ2と、アンテナで受信された信
号を復調するモデム4と、モデムにより復調された信号
を電力搬送線制御の変調方式に対応した変調を行うPL
Cモデム6と、低周波電力を伝達する電力線にPLCモ
デムにより変調された信号を多重化して伝送するための
PLC多重化装置7と、PLC多重化装置7を介して電
力線から分岐された分岐電力線8から電力と信号を抽出
する信号復調モデム9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般家庭に用い
られる低周波電力線と例えばTV信号等無線で受信した
信号の高周波配線を共通化するための複合配線システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2000年以降は、BSデジタル放送、
地上波デジタル放送が開始されることで、家庭内の映像
機器のデジタル化が本格化する。さらにインターネット
の普及に伴い、放送と通信の融合が家庭内においても行
われ、デジタル家電は新しい発展を伴うことになる。放
送メディアとしては、まず地上波TVがあり、VHFと
UHF帯があり、これらのアンテナには、一般に八木ア
ンテナが使用されている。VHF帯は90MHz〜22
0MHzであり、UHF帯は470MHz〜770MH
zが使用帯域である。次に、衛星放送としてBS、CS
があり、受信は12GHz帯であるBSアンテナ受信機
においてIF帯(約1GHz)にダウンコンバートさ
れ、専用のアンテナケーブルを介してTVに接続されて
いる。
【0003】現在のTV放送はテレビ信号をそのままア
ナログ変調する方式であるが、CS放送はすでにデジタ
ル化され、BS放送あるいは地上放送のデジタル化も進
められている。このデジダル化により、多チャンネル
化、高画質化、高度データ放送などが可能になる。地上
波デジタル放送には、変調方式としてOFDM(Orthog
onal Frequency Division Multiplexing)方式が適用さ
れる。この方式は、直交周波数分割多重方式であり、マ
ルチキャリアの多重伝送方式である。シンボル長が長く
できるため、ゴーストに強くなる特長がある一方、BS
/CSデジタル放送は、シングルキャリアであり、変調
方式にはQPSKが採用されている。
【0004】衛星を利用して、PCユーザを対象にイン
ターネット接続のサービスも開始している。現在のとこ
ろ、衛星は、片方向通信であるが、大容量のダウンロー
ドが利用できる。また、CSデジタル放送ではMDの音
楽データ配信放送もすでに開始された。
【0005】このようにデジタル化の進歩に伴い、デジ
タルTVは家庭内においてホームネットワークに接続さ
れた中心的な映像情報メディアとなると予想される。パ
ソコンも家庭内で普及していくが、デジタルTVの進化
に伴い、パソコンで行われているサービスがどんどんデ
ジタルTVに取りこまれると推測される。さらに、所謂
白物家電も含め、家電機器全体がホームネットワークで
接続されることになると推測される。
【0006】デジタル家電の普及に伴い、デジタル機器
間の接続が欠かせない。放送、インターネットのいずれ
も外部のネットワークに接続するため、それぞれ専用の
配線が必要であり、配線が複雑になる問題がある。一般
家庭において新たに専用線を敷設することは、コスト、
労力に問題があり、こうした手間によりデジタル家電の
普及を阻害する要因にもなる。一方、電源ケーブルはあ
らゆる機器に必要であるため、この電源ケーブルに信号
も流すことができればデジタル家電用に給電線路、信号
線といったケーブルが一切不要になるため、配線が極め
てすっきりするメリットは計り知れない。
【0007】この電源ケーブルに信号線を流す方式とし
てエコーネットが検討されている。このエコーネットは
白物家電機器の電力制御を主な用途としており、外部の
ネットワークとつないで、遠隔地からの電力制御を可能
とするものである。しかし、この方式では、低周波数帯
のみに限定されており、広帯域伝送はできない。ホーム
ネットワークの高速なデジタル伝送が可能な方式とし
て、IEEE1394がある。デジタルビデオのインタ
ーフェースとして採用されているが、ケーブル長は4.
5mと短い問題がある。伝送距離の長距離化には光ファ
イバーを用いるなどの対策が必要であり、E/O(電気
/光)変換等が必要となるため、高コストになる問題が
ある。また、いずれにしても、家庭内をケーブル配線す
る必要であるため、ケーブル敷設が困難である。一方、
電源ケーブルは全ての家電機器に付属されており、ま
た、コンセントも各部屋に多数設置されているため、新
たな敷設を必要としなく、ホームネットワーク用ケーブ
ルと電源ケーブルを共用化できればケーブルを大幅に低
減できる。
【0008】アンテナケーブルと電源ケーブルを併用し
た従来の発明としては、例えば、特開平9−22421
号公報に記載されたものがある。図4は、その概略構成
図である。図4において、91はUHFアンテナ、92
はVHFアンテナ、93はBSアンテナ、94はAC電
源、95は光BS・UHF・VHF混合器、96は光電
混合ケーブル、97は光電混合コンセント、98はプラ
グ付き光電混合ケーブル、99は光電混合TV機器であ
る。
【0009】UHFアンテナ91、VHFアンテナ9
2、BSアンテナ93等で受信した高周波電力は、光B
S・UHF・VHF混合器95で合成され、さらに光信
号に変換される。前記光信号は、光電混合ケーブル96
により伝達される。AC電源34は、光BS・UHF・
VHF混合器95を介して光電混合ケーブル96に接続
され、AC電源94により供給された電力は、光信号と
ともに光電混合ケーブル96内を伝達する。光電混合ケ
ーブル96は、光電混合コンセント97を介してブラグ
付き光電混合ケーブル98により光電混合TV機器99
に接続される。光電混合TV機器99では、光信号を電
気信号に変換した後、VHF信号、UHF信号、BS信
号に分波され、TV画像、音声の信号源となる。さら
に、TV機器99は、光電混合ケーブル98により供給
されたAC電力により動作する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図4に示す構成では、新たに光電混合ケーブル96を
敷設する必要があり、従来のようにアンテナケーブルを
敷設するものと大差がないという問題がある。また、光
電混合ケーブル96及びこれに対応したTV機器99な
ど、従来の家庭で用いられていない機材が数多く用いら
れているため、設置するために多大の投資が必要とな
る。
【0011】この発明は上述した従来例に係る欠点を除
去するためになされたものであり、無線通信及び無線放
送において、アンテナで受信した信号を新たな配線を必
要とせずに配信することができる低価格の複合配線シス
テムを実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る複合配線
システムは、低周波電力線と無線で受信した信号の高周
波配線を共通化するための複合配線システムにおいて、
アンテナと、前記アンテナで受信された信号を復調する
復調手段と、前記復調手段により復調された信号を電力
搬送線制御の変調方式に対応した変調を行う変調手段
と、低周波電力を伝達する電力線に前記変調手段により
変調された信号を多重化して伝送するための多重化手段
と、前記多重化手段を介して前記電力線から分岐された
分岐電力線から電力と信号を抽出する抽出手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0013】また、前記復調手段により復調された信号
の中から所望のチャンネル信号を選択して前記変調手段
に出力するチャンネルセレクタと、前記抽出手段に接続
された端末機器とをさらに備え、前記端末機器からの制
御信号により前記チャンネルセレクタを制御して所望の
チャンネル選択を遠隔制御することを特徴とするもので
ある。
【0014】また、前記アンテナと、前記復調手段と、
前記セレクタおよび前記変調手段は、複数のシステム系
統分備えられると共に、前記複数のシステム系統の変調
手段の出力のうち所望のシステム系統を選択して前記多
重化手段に出力するセレクタをさらに備えたことを特徴
とするものである。
【0015】また、前記多重化手段は、復調された音声
信号、データ信号、制御信号、映像信号を合波し、マル
チキャリア変調後、多重化伝送することを特徴とするも
のである。
【0016】また、前記多重化手段は、音声信号、デー
タ信号、制御信号、映像信号をパケット通信することを
特徴とするものである。
【0017】また、前記多重化装置の出力を蓄積する蓄
積手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0018】さらに、前記抽出手段は、前記電力線から
分岐された分岐電力線に接続された端末機器に内蔵され
ることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る複合配線システムを示す構成図で
ある。図1において、1は屋内に低周波電力を伝達する
基幹電力線、2は地上波TV用アンテナ、3は給電線路
であり、アンテナ2で受信されたRF信号、あるいはI
F信号を伝送するための低損失のケーブルである。4は
OFDM変調されたデジタル放送を復調するモデム(チ
ューナー)である。5はチャンネルセレクタ、6はチャ
ンネルセレクタ5を介した出力に対し電力線搬送制御
(PLC:PowerLine Control)の変調方式に対応した
変調を行う変調手段としてのPLCモデム、7は基幹電
力線1に接続された電力線にPLCモデム6により変調
された信号を多重化して伝送するPLC多重化装置であ
る。8は電力線から分岐された分岐電力線、9は分岐電
力線8から電力と信号を抽出する抽出手段としての信号
復調モデム、10は電源ケーブル、11は地上波TV用
アンテナケーブル、20は端末機器としてのデジタルT
V、21はリモコンである。
【0020】次に動作について説明する。地上波TV用
のVHF帯は90MHz〜220MHz、UHF帯は4
70MHz〜770MHzであり、これらを地上波TV
用アンテナ2で受信する。一般的にはVHF帯とUHF
帯では異なるアンテナが用いられるが、ここでは1つの
アンテナで示している。そのアンテナ2での受信波を給
電線路3で伝送し、モデム(チューナー)4に入力す
る。この受信波は高周波数であるため、この信号をこの
まま電力線に伝送することはできない。現状では電波法
により450KHzまでの制限があり、将来的には数1
0MHzまで拡張されたとしても、そのまま伝送するこ
とは不可能である。
【0021】そこで、電力線にTVの信号線を伝送する
ためにベースバンドまでダウンコンバートし、OFDM
変調されたデジタルTV信号を復調するのがモデム4で
ある。復調されたTVチャンネルは数10〜数100チ
ャンネルにも及ぶため、全チャンネルを伝送することは
帯域の関係上難しい。チャンネルセレクタ5を設け、必
要なチャンネルを選択し、PLCモデム6により、PL
C用のOFDM変調を行う。次に、PLC多重化装置7
により、選択されたチャンネルを電力線に多重化して伝
送する。電力線には、PLC多重化装置7により、家電
製品の制御信号、音声、インターネットなどのデータ信
号を合波し、マルチキャリア変調後、多重化伝送するこ
とができ、これらにTV信号も多重化する。さらに、P
LC多重化装置7により、音声信号、データ信号、制御
信号、映像信号をパケット通信するようにすることがで
きる。
【0022】多重化された信号は、分岐電力線8によっ
て分離される。分岐電力線8の先端には電源とOFDM
変調されたTV信号を分離する信号復調モデム9が接続
される。また、同時に電源も分難され、このモデム9に
は電源用コンセントとTV信号用のアダプタが付いてい
る。このモデム9にデジタルTV20の電源ケーブル1
0とTV用アンテナケーブル11が接続され、TVを見
ることができる。このモデム9には、TV信号を抽出す
るのみでなく、VHF帯あるいはUHF帯にアップコン
バートする機能も含まれているため、セットトップボッ
クスとして機能するものである。TVのチャンネル操作
はリモコン21からも行うことができる。リモコン21
で選択したチャンネルは電力線に多重化された制御信号
100として、チャンネルセレクタ5及びPLCモデム
6、PLC多重化装置7を遠隔制御することができる。
選択されたチャンネルは映像信号101として、電力線
を伝送する。
【0023】図2は、電力線にPLCモデム6によりO
FDM変調された信号を多重化した例を示している。T
Vの各チャンネル103−105は、OFDMにより変
調されたマルチキャリアである。制御信号106、10
7も多重化されて伝送される。TVの映像信号及び制御
信号を示したが、この他の信号としては、音声、インタ
ーネットのデータ等であってもよい。
【0024】以上のように、上記実施の形態1によれ
ば、TV機器を動作させるために新たに家屋内にアンテ
ナケーブルを敷設する必要がなくなるため、コンセント
端子が配置されている場所に信号復調モデム9を置くだ
けでTV機器を自由に配置できるという利点がある。
【0025】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2に係る複合配線システムを示す構成図である。図
3において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一
符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、
30はBS/CS用アンテナ、40は無線LAN用アン
テナ、50は加入者系無線アクセス用アンテナ、31〜
34は、給電線路3、モデム4、チャンネルセレクタ
5、PLCモデム6と同様な給電線路、モデム、チャン
ネルセレクタ、PLCモデムを順次示し、複数のシステ
ム系統(図3では3系統)備えられている。80は複数
のシステム系統のPLCモデム6,34,34,34の
うち所望のシステム系統を選択してPLC多重化装置7
に出力するセレクタである。さらに、60は端末機器と
してのパソコン、61は地上波TV用アンテナケーブ
ル、62はBS/CS用アンテナケーブル、63は無線
LAN用アンテナケーブル、64はインターネット用ア
ンテナケーブル、70は端末機器としてのデジタルTV
である。さらに、85はPLC多重化装置7の出力を蓄
積する蓄積手段としてのデータサーバーである。
【0026】図3に示す構成では、地上波TV用アンテ
ナ信号を伝送するのみでなく、BS/CS用アンテナ、
無線LAN用アンテナ、加入者系無線アクセス用アンテ
ナも含め、これらアンテナ信号を伝送する構成となって
いる。BS/CS用アンテナ30のRF帯は12GHz
帯であるが、IF帯は1GHz帯である。給電線路31
はこのIF帯を伝送する線路である。QPSK変調され
たTV信号を復調するモデム(チューナー)でBSの場
合、数チャンネル、CSの場合、データ放送、音声放送
を含め、100チャンネル以上が復調される。このチャ
ンネルには、TV映像信号以外に、データ放送、音声放
送、インターネットの各コンテンツ、ゲーム等のソフト
ウエアが含まれる。これらの中から所望のチャンネルを
チャンネルセレクタ33で選択し、PLCモデム34で
PLC用のOFDM変調を施す。また、これらの放送以
外に無線LAN用アンテナ40でLANデータも同様に
PLCモデム34でOFDM変調する。高速無線アクセ
ス等のMMAC(Multimedia Mobile Access Communica
tion)もこの中に含まれる。
【0027】さらに、最終端末機器までの距離、例えば
ラスト100mとして、電話線以外に無線である加入者
系無線アクセスが計画されている。これは、インターネ
ット等の高速データ伝送が可能であり、今後益々需要が
延びると予想される。アンテナ50の周波数は26GH
z帯(22GHz帯、38GHz帯もある)であるが、
同様にPLC用に変調する。要するに、無線による通
信、放送では各システムにより変調方式が異なるが、い
ずれも復調し、各チャンネル毎にセレクトとしたものを
PLC用にOFDM変調すれば多重化すればよい。次
に、各地上波放送、BS/CS放送、LAN、インター
ネットの各チャンネルの内に、所望のチャンネル及びイ
ンターネットコンテンツだけを選択するセレクタ80を
介してPLC多重化装置7に接続することで各映像、デ
ータが多重化されて電力線を伝送される。
【0028】分岐された電力ケーブル8にデジタルTV
20,70やパソコン60が接統される多重化された映
像、データを復調するモデム9にて分離され、それぞれ
電源端子、地上波TV用アンテナケーブル61、BS/
CS用アンテナケーブル62、無線LAN用アンテナケ
ーブル63、インターネット用アンテナケーブル64に
てデジタルTV、パソコンに接続される。映像及びデー
タの選択はリモコン21で制御できる。ここでは、信号
復調モデム9をデジタルTV、パソコンとは別構成とし
た例を示したが、これらをデジタルTVやパソコン等の
端末機器に一体化して内蔵してもよい。また、各ケーブ
ル61〜64を別ケーブルとしたが、これらを共用化す
ることも可能である。また、映像、データをリアルタイ
ムで伝送するだけではなく、データサーバー85にこれ
らの映像、データを蓄積しておいて、リアルタイム以外
での任意の時間に使用することもできる。
【0029】このように、上記実施の形態2によれば、
無線通信、無線放送で送受信した映像信号、データを電
力線に多重化して伝送することで、新たに家屋内に専用
のケーブルを敷設することなく、自由にどの場所におい
てもTV、パソコン等のデジタル家電を接続できる効果
がある。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、低周
波電力線と無線で受信した信号の高周波配線を共通化す
るための複合配線システムにおいて、アンテナと、前記
アンテナで受信された信号を復調する復調手段と、前記
復調手段により復調された信号を電力搬送線制御の変調
方式に対応した変調を行う変調手段と、低周波電力を伝
達する電力線に前記変調手段により変調された信号を多
重化して伝送するための多重化手段と、前記多重化手段
を介して前記電力線から分岐された分岐電力線から電力
と信号を抽出する抽出手段とを備えたので、無線通信及
び無線放送において、アンテナで送受信した信号を新た
な配線を必要とせずに配信することができる低価格の複
合配線システムを実現することができる。
【0031】また、前記復調手段により復調された信号
の中から所望のチャンネル信号を選択して前記変調手段
に出力するチャンネルセレクタと、前記抽出手段に接続
された端末機器とをさらに備え、前記端末機器からの制
御信号により前記チャンネルセレクタを制御して所望の
チャンネル選択を遠隔制御することにより、遠隔制御に
よって選択されたチャンネル信号を電力線に伝送するこ
とができる。
【0032】また、前記アンテナと、前記復調手段と、
前記セレクタおよび前記変調手段は、複数のシステム系
統分備えられると共に、前記複数のシステム系統の変調
手段の出力のうち所望のシステム系統を選択して前記多
重化手段に出力するセレクタをさらに備えたことによ
り、複数のシステム系統の出力のうち所望のシステム系
統を選択することができる。
【0033】また、前記多重化手段により、復調された
音声信号、データ信号、制御信号、映像信号を合波し、
マルチキャリア変調後、多重化伝送して、多重化された
データを電力線に伝送することができる。
【0034】また、前記多重化手段は、音声信号、デー
タ信号、制御信号、映像信号をパケット通信することに
より、伝送効率を高めることができる。
【0035】また、前記多重化装置の出力を蓄積する蓄
積手段をさらに備えたことにより、リアルタイム以外の
任意の時間にデータを伝送可能にすることができる。
【0036】さらに、前記抽出手段を、前記電力線から
分岐された分岐電力線に接続された端末機器に内蔵する
ことにより、抽出手段と端末機器との間の接続ケーブル
の数を省略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る複合配線シス
テムを示す構成図である。
【図2】 電力線に図1のPLCモデム6によりOFD
M変調された信号を多重化した例を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る複合配線シス
テムを示す構成図である。
【図4】 特開平9−22421号公報に記載された従
来の配線システムを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 基幹電力線、2 地上波TV用アンテナ、3 給電
線路、4 モデム、5チャンネルセレクタ、6 PLC
モデム、7 PLC多重化装置、8 電源ケーブル、9
信号復調モデム、10 電源ケーブル、11 TV用
アンテナケーブル、20 デジタルTV、21 リモコ
ン、30 BS/CS用アンテナ、31 給電線路、3
2 モデム、33 チャンネルセレクタ、34 PLC
モデム、40 無線LAN用アンテナ、50 加入者系
無線アクセス用アンテナ、60パソコン、61 地上波
TV用アンテナケーブル、62 BS/CS用アンテナ
ケーブル、63 無線LAN用アンテナケーブル、64
インターネット用アンテナケーブル、70 デジタル
TV、80 セレクタ、85 データサーバー、100
制御信号、101 映像信号(データ信号)、103
〜105 映像信号、106,107 制御信号。
フロントページの続き (72)発明者 浦崎 修治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 水谷 良則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA21 AA25 BA30 DA01 DA10 5K046 AA09 BA02 BB03 CC01 CC17 PP01 PS05 PS46

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低周波電力線と無線で受信した信号の高
    周波配線を共通化するための複合配線システムにおい
    て、 アンテナと、 前記アンテナで受信された信号を復調する復調手段と、 前記復調手段により復調された信号を電力搬送線制御の
    変調方式に対応した変調を行う変調手段と、 低周波電力を伝達する電力線に前記変調手段により変調
    された信号を多重化して伝送するための多重化手段と、 前記多重化手段を介して前記電力線から分岐された分岐
    電力線から電力と信号を抽出する抽出手段とを備えたこ
    とを特徴とする複合配線システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の複合配線システムにお
    いて、 前記復調手段により復調された信号の中から所望のチャ
    ンネル信号を選択して前記変調手段に出力するチャンネ
    ルセレクタと、 前記抽出手段に接続された端末機器とをさらに備え、 前記端末機器からの制御信号により前記チャンネルセレ
    クタを制御して所望のチャンネル選択を遠隔制御するこ
    とを特徴とする複合配線システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の複合配線システムにお
    いて、 前記アンテナと、前記復調手段と、前記セレクタおよび
    前記変調手段は、複数のシステム系統分備えると共に、
    前記複数のシステム系統の変調手段の出力のうち所望の
    システム系統を選択して前記多重化手段に出力するセレ
    クタをさらに備えたことを特徴とする複合配線システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の複
    合配線システムにおいて、 前記多重化手段は、復調された音声信号、データ信号、
    制御信号、映像信号を合波し、マルチキャリア変調後、
    多重化伝送することを特徴とする複合配線システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の複合配線システムにお
    いて、 前記多重化手段は、音声信号、データ信号、制御信号、
    映像信号をパケット通信することを特徴とする複合配線
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の複
    合配線システムにおいて、 前記多重化装置の出力を蓄積する蓄積手段をさらに備え
    たことを特徴とする複合配線システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の複
    合配線システムにおいて、 前記抽出手段は、前記電力線から分岐された分岐電力線
    に接続された端末機器に内蔵されることを特徴とする複
    合配線システム。
JP2000224769A 2000-07-26 2000-07-26 複合配線システム Abandoned JP2002043989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224769A JP2002043989A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 複合配線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224769A JP2002043989A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 複合配線システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002043989A true JP2002043989A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18718665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000224769A Abandoned JP2002043989A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 複合配線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002043989A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312009A (ja) * 2004-03-22 2005-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平衡伝送システム
JP2006523393A (ja) * 2003-04-08 2006-10-12 エーシーエヌ・アドヴァンスト・コミュニケーションズ・ネットワークス・エスエー 電力線を通してのデータ通信のためのシステムおよび方法
JP2007180812A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 D & M Holdings Inc 受信装置及び送信装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523393A (ja) * 2003-04-08 2006-10-12 エーシーエヌ・アドヴァンスト・コミュニケーションズ・ネットワークス・エスエー 電力線を通してのデータ通信のためのシステムおよび方法
JP4686445B2 (ja) * 2003-04-08 2011-05-25 エーシーエヌ・アドヴァンスト・コミュニケーションズ・ネットワークス・エスエー データ通信のための方法
JP2005312009A (ja) * 2004-03-22 2005-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平衡伝送システム
JP2007180812A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 D & M Holdings Inc 受信装置及び送信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2318757C (en) Method and system for distributing subscriber services using wireless bidirectional broadband loops
US5610916A (en) Shared receiving systems utilizing telephone cables as video drops
JP4526387B2 (ja) 映像及びデータを複数の場所へ提供するための家庭用集中処理装置
US20050055729A1 (en) Video broadcasting with return channel
US20050068915A1 (en) Wireless infrastructure for broadcasting with return channel
EP2701346B1 (en) An apparatus and method for providing a joint IP data-stream
US20050055724A1 (en) Head end installation for broadcasting with return channel
US20050055720A1 (en) Receiver installation for multi channel broadcasting with return channel, and method of modifying the same
JP2003504960A (ja) 双方向マルチメディアサービスのためのホームネットワークシステム
CN100375528C (zh) 视频/音频/数据分布设备、方法和系统
US20050055723A1 (en) Indoor installation of TV broadcasting with return channel
US20060262222A1 (en) Converter and method for converting digital signals received in the form of modulated multiplexed signals
EP2822199A1 (en) Low noise block (LNB) with optical output
EP2343894A1 (en) Broadcast distribution apparatus and method of use thereof
CN102137304B (zh) 电视信号传输方法、机顶盒以及电视
RU2212115C2 (ru) Оптимизированная система для распределения сигналов телевизионных и телекоммуникационных служб от периферийного узла к абонентским терминалам
US7489899B2 (en) Information network building method and network connection circuit for communication between terminals of a physical premises
JP2002043989A (ja) 複合配線システム
EP3158771B1 (en) Method for the transmission and reception of digital terrestrial television signals, said signals comprising a plurality of radiotelevision programs or services receivable through internet by a television receiver in a certain frequency band
EP1671435A2 (en) Broadcasting system with return channel
WO1996028902A1 (en) Shared receiving systems utilizing telephone cables as video drops
EP1695479B1 (en) System for signals distribution to a plurality of users
KR20020005065A (ko) 위성인터넷 데이터 케이블 연동시스템을 이용한 복합위성-케이블 인터넷 네트워크
JP2002044482A (ja) 複合配線システム
JP2006352288A (ja) 光伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040827