JP2002043287A - ドライエッチング方法及び装置 - Google Patents

ドライエッチング方法及び装置

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JP2002043287A
JP2002043287A JP2000220439A JP2000220439A JP2002043287A JP 2002043287 A JP2002043287 A JP 2002043287A JP 2000220439 A JP2000220439 A JP 2000220439A JP 2000220439 A JP2000220439 A JP 2000220439A JP 2002043287 A JP2002043287 A JP 2002043287A
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ring
processing container
aluminum
lower electrode
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JP2000220439A
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Hironori Kobayashi
大範 小林
Masaki Suzuki
正樹 鈴木
Yoshimasa Inamoto
吉将 稲本
Hiroshi Imai
宏 今井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素系ガスによるCu膜のエッチングによっ
て生成した残渣を除去する。 【解決手段】 真空処理容器1内に塩素系ガスを含む反
応ガスを供給しつつ真空処理容器内を排気し、真空処理
容器内を所定の圧力に保持しながら、上部電極12及び
真空処理容器内の下部電極3に高周波電力を供給するこ
とにより、真空処理容器内にプラズマを発生させ、ウェ
ハ搬送用トレー11に載置され真空処理容器内の下部電
極上にクランプリング7によってウェハ搬送用トレーと
ともに押圧固定された被処理基板2をエッチング処理す
るドライエッチング装置において、クランプリング7上
に、スペーサーリング15、均一化リング10を順に配
し、クランプリング、スペーサーリング、均一化リング
の内、少なくとも1つの部材の材質をアルミニウムにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライエッチング
装置に関し、特に半導体、SAWフィルターなどの各種
デバイスにおけるAl−Cu合金配線層やAl−Cu−
Al積層などCu膜を含む層のエッチングに用いて好適
なドライエッチング装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エッチング用ガスをコイル状の電極への
高周波電力印加によってプラズマ化させ、該プラズマの
もとで被処理物をエッチングするドライエッチング処理
は、例えば半導体を利用したLSI等の各種デバイスを
製造するにあたり、被処理基板上に形成された金属膜か
ら配線パターン等を残してエッチングすることに広く利
用されている。
【0003】このようなエッチング処理を行なうICP
(Inductive Coupled Plasm
a)型ドライエッチング装置を図4に示す。図4におい
て、エッチングに用いる反応ガスを供給する反応ガス供
給部4とエッチングを行なう真空処理容器1内を真空排
気する真空ポンプ5とを有する真空処理容器1に、被処
理基板2を載せたウェハ搬送用トレー(以下、トレーと
称す)11を載置し保持する下部電極3が設置され、下
部電極3には高周波電源6が接続されている。反応ガス
供給部4は反応ガス供給装置20に連結されている。上
部電極12は真空処理容器1の上部に配され、渦巻きの
ように巻かれたコイル状の電極を備えている。12にも
高周波電源が接続されており、下部電極3と上部電極1
2に高周波電圧をかけることにより真空処理容器内1に
プラズマを発生させる。また、真空処理容器1内には下
部電極3上に被処理基板2を載せたトレー11を保持す
るために、下部電極3上に載置される被処理基板2の周
縁部を押圧し下部電極3にトレー11とともに押圧固定
するためのリング形状のクランプリング7と、このクラ
ンプリング7を矢印Aで示すように被処理基板2を載置
したトレー11の固定位置(図4の実線位置)、または
被処理基板2を載置したトレー11の搬入搬出に支障の
ない位置(図4の破線位置)へ移動させる駆動装置であ
るクランプ昇降ユニット8を備えている。このクランプ
昇降ユニット8は真空処理容器1に固定されている。高
周波電源6、反応ガス供給装置20、真空ポンプ5、ク
ランプ昇降ユニット8は制御装置(図示せず)により、
動作制御されている。
【0004】なお、クランプリング7には、被処理基板
を均一にエッチング処理を行なうために用いる均一化リ
ング10とこれを載せるためのスペーサーリング9が載
り、これら3つの部材の材質はアルミナ(Al23)で
ある(図5のクランプリング構成図参照)。
【0005】以上の構成のエッチング装置における動作
を説明すると、クランプリング7がクランプ昇降ユニッ
ト8にて下部電極3から上昇・後退した状態で被処理基
板2を載せたトレー11が真空処理容器1内の下部電極
3上に設置され、その後クランプリング7がクランプ昇
降ユニット8によって下降して被処理基板2とトレー1
1がともに下部電極3に押圧固定される。次に真空処理
容器1は、真空ポンプ5により真空排気されつつ、反応
ガス供給口4よりプラズマを発生させるための反応ガス
が真空処理容器1内に導入され、適当な圧力で保持され
る。次いで高周波電源6から下部電極3に高周波電力を
印加することにより、真空処理容器1内に発生している
反応ガスによるイオンを引き込むことによって被処理基
板2に表面処理を行なうことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体、SAWフィル
ターなどの各種デバイスの配線材料としてはAl−Cu
合金などのアルミニウム(Al)系材料や銅(Cu)が
使用されている。ここで、アルミニウムに銅を添加した
アルミニウム合金はエレクトロマイグレーション耐性を
高めるのに有用である。また銅配線はアルミ配線に比べ
て抵抗が低く、エレクトロマイグレーション耐性も良
い。このようなAl系材料層、Cu層またはAlとCu
との積層膜をエッチングする場合、一般に塩素系ガスを
使用するが、このような場合、塩素系ガスを使用すると
反応生成物の蒸気圧の低さに起因して残渣が頻繁に発生
するという問題がある。このことについて図6を用いて
説明する。図6は、(a)は積層膜状にレジストマスク
が形成された状態、(b)はAl膜がエッチングされた
状態、(C)はCu膜がエッチングされ、その時に残渣
が発生した状態、(d)はAl膜がエッチングされ、そ
の時(C)で発生した残渣に遮蔽された領域のAlがエ
ッチングされずに柱状に残ってしまう状態を表す。
【0007】例えば図6(a)に示すように、LT基板
(Lithium Tantalum Oxide)上
にAl−Cu−Al積層膜が形成され、さらにこの上に
所定の形状にパターニングされたレジストマスク(P
R)を形成したウェハーを考える。ここで上記積層膜は
下層側から上層側に向かってAl層、Cu層、Al層が
順次積層されているものである。
【0008】まず、塩素系ガスでレジストマスクを介し
て1層目のAl膜をエッチングした後(図6(b))、
同様に塩素系ガスを用いて2層目のCu膜のエッチング
を行う。このときCuがエッチング反応性のCl*(塩
素の遊離原子)と反応して蒸気圧の低いCuCl、Cu
Cl2が生成して3層目のAl膜上に残渣として残って
しまう(図6(C))。
【0009】次に3層目のAl膜をエッチングするわけ
だが、その際、上述したCu膜のエッチングによって生
成した残渣がさらに、微細なマスクとして機能してしま
い、このマスクに遮蔽された領域がエッチングされずに
柱状に残ってしまう(図6(d))。
【0010】そして、このような柱状の残渣が残った場
合に配線不良などの要因となる。本願発明はこのような
残渣を取り除くことにより配線不良などのない高品質の
半導体などの被処理基板を提供するものである。
【0011】このような残渣を取り除くには、塩化アル
ミニウム(AlCl3)が必要になるわけだが、ここで
本発明は、Al系材料層またCu層をドライエッチング
する際に、Cuに起因する残渣を防止することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるドライエ
ッチング装置及び方法は、上述の目的を達成するために
下記のような構成でエッチングを行うことを特徴とす
る。
【0013】エッチングガスに塩素系ガスを用い、少な
くともCu膜、Cuを含む材料層からなる被処理基板を
エッチングする際に、アルミニウム部材を用い、塩素と
Cuとからなる残渣と塩素とAlとからなる物質とを反
応させて、前記被処理基板に生じる残渣を除去するドラ
イエッチング方法。あるいは真空処理容器内に塩素系ガ
スを含む反応ガスを供給しつつ真空処理容器内を排気
し、真空処理容器内を所定の圧力に保持しながら、上部
電極及び真空処理容器内の下部電極に高周波電力を供給
することにより、真空処理容器内にプラズマを発生さ
せ、ウェハ搬送用トレーに載置され真空処理容器内の下
部電極上にクランプリングによって前記ウェハ搬送用ト
レーとともに押圧固定された被処理基板をエッチング処
理するドライエッチング装置において、クランプリング
上に、スペーサーリング、均一化リングを順に配し、前
記クランプリング、スペーサーリング、均一化リングの
内、少なくとも1つの部材の材質をアルミニウムにする
ことによって塩化アルミニウム(AlCl3)が生成し
やすい雰囲気でCu膜、Cuを含む材料層をエッチング
処理するドライエッチング装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態にかかるドライエッチ
ング装置は、下記のような構成でエッチングを行うこと
を特徴とする。
【0015】I.クランプリング7の上に、従来アルミ
ナを材質としていたスペーサーリングに変えて被処理基
板2の外周と同程度の内径である純度99%以上のアル
ミニウム部材を使ったスペーサーリング(アルミニウム
リング)15を設置する。さらに、クランプリング、均
一化リングを含め、少なくとも1つの部材を上記アルミ
ニウム部材として設置しても良い。
【0016】II.ウェハ搬送に用いるトレーの一部をア
ルミニウム部材で構成する。
【0017】上記I、IIで記載したアルミニウム部材
と、エッチングガスに用いる塩素系ガスとの反応によっ
て、塩化アルミニウム(AlCl3)が生成される。ま
た、アルミニウム部材Iはクランプリング上に、IIでは
トレー表面にあることから、エッチング中は被処理基板
2の近傍に存在する。そのため、Cuに起因する残渣を
除去するために必要な塩化アルミニウムをエッチング中
に、常に供給することができる。
【0018】(第1の実施形態)以下、本発明の実施形
態を図1、2を参照して説明する。図1は本発明の一実
施の形態で使用するICP型ドライエッチング装置であ
る。この装置は図4、5に示す従来の装置の構成と同じ
機能構成には同じ番号を付し説明し、異なる構成のみ以
下に詳しく説明する。
【0019】本実施の形態では図4、5で示すクランプ
リング7上のスペーサーリング9を、クランプリング7
内径と同程度の内径であり、材質がアルミニウムのスペ
ーサーリング15に変更して、設置された装置である。
図4、5を参照しながらクランプリング7とスペーサー
リング15と均一化リング10について説明する。アル
ミニウムは酸化されておらず以下に示す作用、効果を奏
する。尚、図5では便宜上スペーサーリング9とスペー
サーリング15とを同じ図面で表しているが、下記のよ
うに異なる構成である。
【0020】クランプリング7は円環状のリングであ
り、その内周部分に円環状の段差部7aを有し、この段
差部7aに円環状のスペーサーリング15が配置され
る。スペーサーリング15の外周径はクランプリング7
の内周部分に設けた段差部7aの側壁7bと係合可能な
ようにスペーサーリング15の外周径と段差部7aの側
壁7bの径を略同一の径としている。また均一化リング
10もスペーサーリング15に設けた段差部15aの側
壁15bと均一化リングの外周径とを係合可能なように
略同一な径とし、段差部15aに均一化リング10を配
している。
【0021】本実施形態では、このように同心状にクラ
ンプリング7、スペーサーリング15、均一化リング1
0を配し、その同心となる同心軸線(図5のB)方向の
下方側に被処理基板が位置される。また本実施形態では
クランプリング、スペーサーリング、均一化リング、ウ
ェハ搬送トレーは円環状の形状であり、環状のリング形
態である。
【0022】まず本実施形態では、スペーサーリング1
5を従来のアルミナから酸化されていない純正のアルミ
ニウムの変更したものであり、スペーサーリング9を従
来のアルミナから酸化されていない純正のアルミニウム
の変更することにより、Cu層をドライエッチングする
際に、Cuに起因する残渣を除去する効果を奏する。
【0023】また本実施形態ではスペーサーリング9の
内径をクランプリング7と同程度の内径にしたものであ
る。すなわち従来のスペーサーリング9はクランプリン
グ7の内周径よりも大きな内径を有しており(図4参
照)、従来例と比べて本実施形態のスペーサーリング1
5は円環状のリング内径が、円環状のクランプリング7
の内径と略同一内径であり、両内径面7c、15cが同
一面に配置されている(図1参照)。このことによりア
ルミニウムが被処理基板に近づくのでエッチング反応が
向上する。
【0024】但し、スペーサーリング15の内径をクラ
ンプリング7と同程度の内径にすると被処理基板の外周
端部のエッチングが低下する恐れがあり、その場合には
多少、スペーサーリング15の内径をクランプリング7
の内径よりも大きくする方が好ましい。
【0025】尚、本実施形態ではクランプリング7、ス
ペーサーリング9、均一化リング10を嵌め込んで係合
するように構成したが、微小な隙間を設けて載置するだ
けでも可能ではある。また単に載置するだけでもよい
が、その場合はスペーサーリング9や均一化リング10
が、ずれたり、はずれたりする恐れがあるのでクランプ
リングの上下動には適切な制御が必要である)。
【0026】本実施形態で使用したエッチングサンプル
は図6でも示されるように、LT基板上にAl−Cu−
Al積層膜が形成され、さらにこの上にパターニングさ
れたレジストマスクが形成されたものである。ここで上
記Al膜は190nm、Cu膜は40nmである。この
ウェハを図1の装置に載置して1層目であるAl膜をエ
ッチングした後2層目のCu膜を下記の条件でエッチン
グした。
【0027】反応ガス:塩素ガス(Cl2) 流量10
sccm、アルゴンガス(Ar)流量 65sccm 高周波電源 (上部電極側)RF・ICPパワー:20
0W (下部電極側)RF・Biasパワー:200W 従来は図6に示されるように、Cuに起因する残渣が発
生していたが、本実施形態においては上述したようにス
ペーサーリングにアルミニウムを使用しているため、図
2(b)に示すようにCl2、Arガスを真空処理容器
1内に導入後、上部電極、下部電極に高周波電力印加に
することによって、プラズマを発生させCl2からCl*
(Clの遊離原子)が発生する。このCl*と前記アル
ミニウムとの反応などにより、塩化アルミニウム(Al
Cl3)が生成されエッチング雰囲気中に供給すること
ができる。さらにこの供給された塩化アルミニウムは、
次式のようにCu膜のエッチング中に発生する残渣と反
応してこれを除去する。
【0028】
【式1】
【0029】従来のアルミナと本実施の形態のアルミニ
ウムとのエッチングの状態について図2を用いて更に詳
しく説明する。
【0030】従来は、下部電極3上にトレー11を介し
て配されたCuを有する被処理基板であるウエハー2上
に、ClとCuとの反応物であるCuClまたは、Cu
Cl 2などの残渣が付着する。そして図6にて説明した
ようにこの残渣によりエッチング不良が生じる。従来、
クランプリング7はアルミナ、均一化リング10はアル
ミナ、そしてスペーサーリング9にアルミナを用いてお
り、アルミナには酸化皮膜が生じているのでほとんど塩
素ガスと反応することがなくエッチングされることがな
い。すなわち従来は、図2(a)に示すようにクランプ
リングを構成する部材の材質はアルミナ(Al23)を
使用しており、残渣を除去するために必要な塩化アルミ
ニウムを生成・供給することができない。
【0031】本実施形態では スペーサーリング15に
アルミニウムを用いており、スペーサーリング15と塩
素ガスとが反応してAlCl3を生じ、このAlCl3
残渣となるCuClまたは、CuCl2と反応して上記
(式1)のようにAlCuCl4、Al2CuCl8を生
成し、残渣は除去されるのである(図2(b)参照)
(第2の実施形態)また、上記実施形態では材質がアル
ミニウムのスペーサーリングをセットした場合について
説明したが、図3のように、ウェハ搬送に使用するトレ
ー11表面の一部をアルミニウム部材で構成することに
よっても同様の効果を得ることができる。
【0032】先に説明した実施形態ではトレー11の表
面はアルマイト処理が施され、エッチングにより反応し
ないような構成である。本実施形態ではこのアルマイト
処理がなく、図3(b)に示すように全面にアルミニウ
ムが露出しているものや、図3(a)に示すように一
部、特に被処理基板2に近い内径側にアルミニウムが露
出している(その他はアルマイト処理されている)もの
を用いている。図面ではハッチング部分が、アルミニウ
ムが露出している箇所である。
【0033】このように本実施形態では、スペーサーリ
ングやトレーにアルミニウムを用いたが、均一化リン
グ、クランプリングにアルミニウムを用いても良い。ま
たこれらの組み合わせを行なうことも可能である。
【0034】本発明は上記実施形態に限定されるもので
なく、真空処理容器の構造、エッチング条件、塩素系ガ
スの種類などに関し発明の要旨の範囲内において種々の
応用、変形を加えることが可能である。エッチング膜に
おいても上述のAl−Cu−Al積層膜の他、Cu膜、
Al−Cu合金等であっても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、残渣を除
去する新たな工程を加えることなく、既存のユニット構
成であるクランプリング等ににアルミニウムリングを載
せたり、ウェハ搬送用トレーの一部をアルミニウムで構
成することによって残渣の除去ができるという有利な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるエッチング装置の概略図
【図2】(a)従来の被処理基板のエッチング状態を示
す図 (b)本実施形態の被処理基板のエッチング状態を示す
【図3】第2の実施形態における搬送トレーを示す図
【図4】従来のエッチング装置の概略図
【図5】クランプリング、スペーサーリング、均一化リ
ングの構成を示す図
【図6】Al−Cu−Al積層膜のエッチングを工程順
に従って説明する概略断面図
【符号の説明】
1 真空処理容器 2 被処理基板 3 下部電極 4 ガス供給口 5 真空ポンプ 6 高周波電源 7 クランプリング 8 クランプ昇降ユニット 9 スペーサーリング(材質:アルミナ) 15 スペーサーリング(材質:アルミニウム) 10 均一化リング 11 トレー(ウェハ搬送用) 12 上部電極(コイル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲本 吉将 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4K057 DA01 DA11 DA20 DB04 DB05 DD01 DE01 DE14 DM35 DM40 DN02 5F004 AA09 BA20 BB21 BB29 BC06 DA00 DA04 DA23 DB08 DB09 EB02 5F033 HH09 HH11 MM05 QQ08 QQ11 QQ15 QQ91 XX21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチングガスに塩素系ガスを用い、少
    なくともCu膜、Cuを含む材料層からなる被処理基板
    をエッチングする際に、アルミニウム部材を用い、塩素
    とCuとからなる残渣と塩素とAlとからなる物質とを
    反応させて、前記被処理基板に生じる残渣を除去するド
    ライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 真空処理容器内に塩素系ガスを含む反応
    ガスを供給しつつ真空処理容器内を排気し、真空処理容
    器内を所定の圧力に保持しながら、上部電極及び真空処
    理容器内の下部電極に高周波電力を供給することによ
    り、真空処理容器内にプラズマを発生させ、真空処理容
    器内の下部電極上に固定された被処理基板をエッチング
    処理するドライエッチング装置を用いて、少なくともC
    u膜、Cuを含む材料層からなる被処理基板をドライエ
    ッチングする際に、前記真空処理容器内にアルミニウム
    部材を配設し、プラズマ発生により塩素とCuとからな
    る残渣と塩素とAlとからなる物質とを反応させて、前
    記被処理基板に生じる残渣を除去するドライエッチング
    方法。
  3. 【請求項3】 被処理基板は真空処理容器内の下部電極
    上にクランプリングによって押圧固定され、前記クラン
    プリングにはスペーサーリング、均一化リングと順に載
    置されるとともに、前記クランプリング、スペーサーリ
    ング、均一化リングの少なくとも、1つの部材の材質を
    アルミニウムにし、塩化アルミニウム(AlCl3)が
    生成しやすい雰囲気でCu膜、Cuを含む材料層をエッ
    チング処理するようにした請求項2記載のドライエッチ
    ング方法。
  4. 【請求項4】 被処理基板はウェハ搬送用トレーに載置
    され、かつ真空処理容器内の下部電極上にクランプリン
    グによって前記ウェハ搬送用トレーとともに押圧固定さ
    れ、ウェハ搬送用トレー表面の一部をアルミニウム部材
    で構成し、塩化アルミニウム(AlCl3)が生成しや
    すい雰囲気でCu膜、Cuを含む材料層をエッチング処
    理するようにした請求項2又は3記載のドライエッチン
    グ方法。
  5. 【請求項5】 真空処理容器内に塩素系ガスを含む反応
    ガスを供給しつつ真空処理容器内を排気し、真空処理容
    器内を所定の圧力に保持しながら、上部電極及び真空処
    理容器内の下部電極に高周波電力を供給することによ
    り、真空処理容器内にプラズマを発生させ、ウェハ搬送
    用トレーに載置され真空処理容器内の下部電極上にクラ
    ンプリングによって前記ウェハ搬送用トレーとともに押
    圧固定された被処理基板をエッチング処理するドライエ
    ッチング装置において、クランプリング上に、スペーサ
    ーリング、均一化リングを順に配し、前記クランプリン
    グ、スペーサーリング、均一化リングの内、少なくとも
    1つの部材の材質をアルミニウムにすることによって塩
    化アルミニウム(AlCl3)が生成しやすい雰囲気で
    Cu膜、Cuを含む材料層をエッチング処理するドライ
    エッチング装置。
  6. 【請求項6】 真空処理容器と、前記真空処理容器内に
    少なくとも塩素系ガスを含む反応ガスを供給する反応ガ
    ス供給装置と、前記真空処理容器内から真空排気を行な
    う真空ポンプと、前記真空処理容器内でプラズマを発生
    させる上部電極及び下部電極と、前記上部電極と下部電
    極に高周波電圧を供給する高周波電源と、前記下部電極
    上に載置した被処理基板を固定する環状のクランプリン
    グと、前記クランプリング上に順に載置されるスペーサ
    ーリング及び均一化リングとを有し、前記クランプリン
    グ、スペーサーリング、均一化リングの少なくとも、1
    つの部材の材質がアルミニウムであるドライエッチング
    装置。
  7. 【請求項7】 クランプリングは全体またはその一部が
    アルミニウムである請求項5又は6記載のドライエッチ
    ング装置。
  8. 【請求項8】 被処理基板はウェハ搬送用トレーに載置
    され、かつ真空処理容器内の下部電極上にクランプリン
    グによって前記ウェハ搬送用トレーとともに押圧固定さ
    れるとともに、ウェハ搬送用トレー表面の一部または全
    部をアルミニウムで構成し、塩化アルミニウム(AlC
    3)が生成しやすい雰囲気でCu膜、Cuを含む材料
    層をエッチング処理するようにしたことを特徴とする請
    求項5〜7のいずれか1項に記載のドライエッチング装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012169657A (ja) * 2007-07-05 2012-09-06 Imec 銅の光子誘起除去

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