JP2002043107A - タンク形避雷器 - Google Patents

タンク形避雷器

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JP2002043107A JP2000221698A JP2000221698A JP2002043107A JP 2002043107 A JP2002043107 A JP 2002043107A JP 2000221698 A JP2000221698 A JP 2000221698A JP 2000221698 A JP2000221698 A JP 2000221698A JP 2002043107 A JP2002043107 A JP 2002043107A
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lightning arrester
tank
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rated voltage
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JP2000221698A
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Hiroki Kajino
宏樹 楫野
Shoichi Shichimiya
正一 七宮
Masao Mizushima
將雄 水嶋
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/12Overvoltage protection resistors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定格電圧を変更することができるタンク形避
雷器を得る。 【解決手段】 非直線抵抗体14は絶縁円筒15内に円
板状の酸化亜鉛素子13が積み重ねられて形成され、図
示しないタンクに収容されている。環状導体18は非直
線抵抗体14の中間部に設けられ、当該環状導体18よ
りも上方部が定格電圧266kV、下方部が定格電圧1
54kVとなるように酸化亜鉛素子13がそれぞれ積層
されている。短絡装置60の短絡用導体61は、下部端
子62及び中間部端子63すなわち環状導体18に図示
しないボルトにより着脱可能に固定され、環状導体18
と下部金具16間の酸化亜鉛素子13を短絡しており上
部金具17と環状導体18間に電圧が加わり定格電圧2
66kVとなっている。短絡用導体61を取り外すと、
環状導体18と下部金具16間の酸化亜鉛素子13にも
電圧が加わり定格電圧が420kVになり、定格電圧を
変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定格電圧を切り替
えることができるタンク形避雷器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、例えば特開平11−1027
66号公報に示された従来のタンク形避雷器の構成を示
す断面図である。図17において、137は一端側にフ
ランジ138が形成され他端が開口された円筒状の容
器、139は容器137の開口を閉塞する底板、140
は容器137の側方に形成されフランジ141を有する
枝管である。
【0003】142は容器137の一端を閉塞し中央部
が円錐状に突出された絶縁スペーサ、143は絶縁スペ
ーサ142の中央部で密封支持され両端が所定の長さ突
出された接続導体である。144は所定の内径と外径お
よび長さを有する絶縁筒、145は絶縁筒144の一端
に嵌着された端子金具、146は絶縁筒144内に配置
された導電金具である。
【0004】上記導電金具146に、端子金具145お
よび絶縁筒144を貫通してリード線147が接続され
ている。148は絶縁筒144内に積層して配置された
複数の酸化亜鉛素子である。そして、系統電圧に対応し
て酸化亜鉛素子148の積層個数が決定され、非直線抵
抗体149が形成される。なお、酸化亜鉛素子148
は、酸化亜鉛粒子に添加物を加えて焼成したもので、印
加される電圧が所定値を超えると急激にその抵抗値が減
少する電圧非直線特性を有する。
【0005】150は絶縁筒144の他端に嵌着された
連結金具、151は非直線抵抗体149を所定の長さ覆
うシールド、152は絶縁筒144内の非直線抵抗体1
49と連結金具150との間に配置された導電性のば
ね、153は接続導体143と非直線抵抗体149を接
続する接続部材である。
【0006】158はフランジ141と当接して枝管1
40の端部を閉塞する端子板で、一端がリード線147
と接続された端子導体159を密封支持している。そし
て、容器137内に所定の圧力で六弗化硫黄ガスなどの
絶縁ガスが充填されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のタンク形避雷器
は以上のように構成されているので、タンク形避雷器が
設けられた系統の電圧が変更される場合、定格電圧の異
なる別の避雷器に交換しなければならなかった。この発
明は上記のような問題点を解決するためになされたもの
であり、定格電圧を変更することができ、系統電圧が変
更された場合でも別の避雷器に置き換えることを必要と
しない避雷器を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のタンク形避雷器においては、絶縁媒体が充
填されたタンク、及びこのタンクに収容され複数の避雷
器要素が直列に接続されるとともに複数の避雷器要素の
一部を短絡手段により短絡することにより別の定格電圧
に対応可能にされた避雷器本体を備えたものである。避
雷器要素の一部を短絡手段により短絡することにより電
圧が印加される避雷器要素の数が減少するので避雷器の
定格電圧を別の定格電圧に変更することができる。従っ
て、避雷器が接続された系統の電圧を変更する場合に、
当該定格電圧専用の避雷器に交換する必要がなくなり、
据え付けられた状態で定格電圧を変更することにより対
応が可能である。
【0009】そして、短絡手段は、短絡用導体であるこ
とを特徴とする。短絡用導体により避雷器要素の一部を
短絡することにより電圧が印加される避雷器要素の数が
減少するので避雷器の定格電圧を別の定格電圧に変更す
ることができる。
【0010】さらに、タンクは筒形のものであって、短
絡手段はタンクの周壁部を貫通してかつ封止部材を介し
て周壁部と摺動可能に設けられタンクの外側から操作可
能な可動導体であることを特徴とする。タンクの外から
操作できるので、避雷器要素の一部を容易に短絡するこ
とができる。
【0011】また、タンクは筒形のものであって、短絡
手段はタンクの軸方向の端面部を貫通してかつ封止部材
を介して端面部と摺動可能に設けられタンクの外側から
操作可能な可動導体であることを特徴とする。タンクの
外から操作できるので、避雷器要素の一部を容易に短絡
することができる。
【0012】そして、避雷器本体は、避雷器要素が柱状
に積み重ねられたものであることを特徴とする。避雷器
要素が柱状に積み重ねられているものが一般的であり、
このようなものにおいても避雷器の定格電圧を別の定格
電圧に変更することができる。
【0013】さらに、避雷器本体は、避雷器本体は、避
雷器要素が柱状に積み重ねられて構成された避雷器要素
直列接続体が複数並列に配置されたものであり、短絡手
段は避雷器要素直列接続体を短絡するものであることを
特徴とする。避雷器要素が柱状に積み重ねられたものが
複数並列に配置されたものにおいても、避雷器の定格電
圧を別の定格電圧に変更することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の一形態を図1、図2について説明する。図1はタ
ンク形避雷器としてのガス絶縁酸化亜鉛形避雷器(以
下、単に避雷器という場合もある)の構成を示す構成図
であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)
における切断線A−Aにおける断面図である。図2は図
1における短絡用導体を取り外した状態を示す説明図で
あり、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)に
おける切断線A−Aにおける断面図である。
【0015】これらの図において、12は避雷器本体で
あり、次のように構成され、絶縁媒体である六弗化硫黄
ガスなどの絶縁ガスが所定の圧力で充填された図示しな
いタンクに収容されている。13は酸化亜鉛の粉末を円
板状に成形した避雷器要素としての酸化亜鉛素子、14
は非直線抵抗体、15絶縁円筒である。複数の酸化亜鉛
素子13が図1(b)で上下方向に積み重ねられて非直
線抵抗体14が構成され、絶縁円筒15に収容されてい
る。
【0016】この非直線抵抗体14は、例えば定格電圧
420kVに必要とされる所定個数の酸化亜鉛素子13
が直列に接続されて構成されている。16は下部金具、
17は上部金具である。下部金具16は非直線抵抗体1
4の下端部に、上部金具17は非直線抵抗体14の上端
部に設けられ、非直線抵抗体14を外部に接続可能にし
ている。
【0017】18は非直線抵抗体14の中間部の酸化亜
鉛素子13の外周部を周回して設けられた環状導体であ
る。なお、非直線抵抗体14は全体で定格電圧が420
kVであり、環状導体18よりも図1(a)における上
方部が定格電圧266kV、下方部が定格電圧154k
Vとなるように分割されている。なお、非直線抵抗体1
4の上方部を覆うシールドは図示を省略している。避雷
器本体12は以上のように構成されている。
【0018】52は接続導体であり、一端が避雷器本体
12の下部金具16に接続され、他端が図示しない絶縁
フランジに設けられた支持端子を介して図示しないタン
クの外部に引き出され、接地されている。
【0019】60は短絡装置であり、次のように構成さ
れている。61は短絡用導体、62は下部端子、63は
中間部端子である。下部端子62は下部金具16に設け
られ、中間部端子63は環状導体18に設けられてい
る。そして、短絡用導体61は下部端子62及び中間部
端子63に図示しないボルトにより着脱可能に固定接続
され、環状導体18と下部金具16間の酸化亜鉛素子1
3を短絡している。
【0020】なお、図1(a)においては、図示してい
ないが絶縁円筒15には孔が設けられており、中間部端
子63はこの孔を貫通して環状導体18に接続されてい
る。また、下部端子62は、下部金具16を介して接続
導体52により接地されている。
【0021】次に、動作について説明する。図1(a)
において、非直線抵抗体14は、短絡用導体61により
環状導体18と下部金具16間の酸化亜鉛素子13が短
絡されている。このため、環状導体よりも上方にある酸
化亜鉛素子13に系統電圧が印加されることになり、定
格電圧266kVの避雷器となっている。
【0022】次に、定格電圧266kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
環状導体18と下部金具16間を短絡している短絡用導
体61を取り外し、図2(a)に示すように上部金具1
7と下部金具16間にも系統電圧が印加されるようにす
る。すると、直列に接続された全ての酸化亜鉛素子13
に系統電圧が印加されることになり、定格電圧420k
Vの避雷器となる。
【0023】なお、短絡用導体61の取り外しに際して
は、タンク内の絶縁ガスを回収してから、タンクを大気
圧に開放し、例えば図示しないハンドホールから手を入
れて短絡用導体61を取り外す。その後、タンク内の空
気を抜き、絶縁ガスを封入する。
【0024】以上のように、この実施の形態によれば、
短絡用導体61を中間部端子63及び下部端子62に着
脱することにより避雷器の定格電圧を別の定格電圧に変
更可能にした。従って、避雷器が接続された系統の電圧
を変更する場合に、当該定格電圧専用の避雷器に交換す
る必要がなくなり、据え付けられた状態で定格電圧を変
更することにより対応が可能であり、既設の避雷器の撤
去、新設の避雷器の搬入据付の手間を省くことができ
る。
【0025】なお、上記実施の形態の形態で、上部金具
17と環状導体18間も短絡導体で短絡できるようにす
れば、定格電圧420kV,266kV,154kVの
三定格の避雷器を実現できる。
【0026】実施の形態2.以下、この発明の他の実施
の形態を図3、図4について説明する。図3は、避雷器
の構成を示す構成図であり、図3(a)は正面図、図3
(b)は図3(a)における切断線A−Aにおける断面
図である。図4は図3における短絡用導体を取り外した
状態を示す説明図であり、図4(a)は正面図、図4
(b)は図4(a)における切断線A−Aにおける断面
図である。
【0027】これらの図において、22は避雷器本体で
あり、次のように構成され、図示しないタンクに収容さ
れている。13は円板状に形成された酸化亜鉛素子、2
4は非直線抵抗体、24a,24bは直列抵抗体、28
は中間部金具である。非直線抵抗体24は、二つの直列
抵抗体24a,24bが後述の中間部金具28を介して
直列に接続されたものである。
【0028】直列抵抗体24a、24bは複数の酸化亜
鉛素子13が図4(b)で上下方向に積み重ねられて構
成されている。直列抵抗体24aは、定格電圧154k
Vに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13が直列に接続
されたものである。直列抵抗体24bは、定格電圧26
6kVに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13が直列に
接続されたものである。非直線抵抗体24は、全体で定
格電圧420kVである。
【0029】26は下部金具、27は上部金具、28は
中間部金具である。下部金具26は非直線抵抗体24の
下端部に、上部金具27は非直線抵抗体24の上端部に
設けられ、非直線抵抗体24を外部に接続可能にしてい
る。避雷器本体22は以上のように構成されている。
【0030】60は短絡装置であり、図1に示した短絡
装置と同様のものであるが、下部端子62は下部金具2
6に設けられ、中間部端子62は中間部金具28に設け
られている。そして、短絡用導体61は下部端子62及
び中間部端子63に図示しないボルトにより着脱可能に
固定接続され、中間部金具28と下部金具26間の酸化
亜鉛素子13を短絡している。その他の構成について
は、図1に示した実施の形態1と同様のものであるの
で、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0031】次に、動作について説明する。図3(a)
において、非直線抵抗体24は、短絡用導体61により
中間部金具28と下部金具26間の酸化亜鉛素子13が
短絡されている。このため、中間部金具28よりも上方
にある酸化亜鉛素子13、すなわち直列抵抗体24bに
系統電圧が印加されることになり、定格電圧266kV
の避雷器となっている。
【0032】次に、例えば定格電圧266kVで運用さ
れている系統電圧が、定格電圧420kVに変更される
場合、中間部金具28と下部金具26間を短絡している
短絡用導体61を取り外し、図4(a)に示すように上
部金具27と下部金具26間に系統電圧が印加されるよ
うにする。すると、定格電圧420kVの避雷器とな
る。
【0033】実施の形態3.以下、この発明の他の実施
の形態を図5、図6について説明する。図5は、避雷器
の構成を示す構成図であり、図5(a)は正面図、図5
(b)は図5(a)における切断線A−Aにおける断面
図である。図6は図5における短絡用導体を取り外した
状態を示す説明図であり、図6(a)は正面図、図6
(b)は図6(a)における切断線A−Aにおける断面
図である。
【0034】これらの図において、32は避雷器本体で
あり、次のように構成され、絶縁ガスが封入された図示
しないタンクに収容されている。13は円板状に形成さ
れた酸化亜鉛素子、34は非直線抵抗体、34a〜34
fは直列抵抗体、38は中間部金具である。非直線抵抗
体34は、図5に示すように上下2段に重ねられかつ三
角形に配設された六つの直列抵抗体34a〜34fが導
体39を介して直列に接続されたものである。
【0035】各直列抵抗体34a〜34fは複数の酸化
亜鉛素子13が図5(b)で上下方向に積み重ねられて
構成されている。直列抵抗体34a〜34cが直列に接
続されたものが定格電圧154kV、直列抵抗体34d
〜34fが直列に接続されたものが定格電圧266kV
にされており、それぞれは必要とされる個数の酸化亜鉛
素子13が直列に接続され、非直線抵抗体34として定
格電圧420kVである。
【0036】36a〜36fは下部金具、37a〜37
fは上部金具である。下部金具36a〜36fは各直列
抵抗体34a〜34fの下端部に、上部金具37a〜3
7fは上端部にそれぞれ設けられ、直列抵抗体34a〜
34fは上記各金具及び導体39を介して直列に接続さ
れている。避雷器本体32は以上のように構成されてい
る。
【0037】60は短絡装置であり、図1に示した短絡
装置と同様のものであるが、下部端子62は直列抵抗体
34aの下部金具36aに設けられ、中間部端子63は
直列抵抗体34cの上部金具37cに接続されている。
そして、L状の短絡用導体61は下部端子62及び中間
部端子63に図示しないボルトにより着脱可能に固定接
続され、直列抵抗体34cの上部金具37cと直列抵抗
体34aの下部金具37c間の酸化亜鉛素子13を短絡
している。
【0038】その他の構成については、図1に示した実
施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同
じ符号を付して説明を省略する。
【0039】次に、動作について説明する。図5(a)
において、非直線抵抗体34は、直列抵抗体34cの上
部金具37cと直列抵抗体34aの下部金具37c間の
酸化亜鉛素子13が短絡用導体61により短絡されてい
る。このため、直列抵抗体34cの上部金具37cすな
わち直列抵抗体34dの下部金具36dと直列抵抗体3
4fの上部金具37f間にある酸化亜鉛素子13に系統
電圧が印加されることになり、定格電圧266kVの避
雷器となっている。
【0040】次に、定格電圧366kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
短絡用導体61を取り外し、図6(a)に示すように全
ての直列抵抗体34a〜34fに系統電圧が印加され、
定格電圧420kVの避雷器となるようにする。
【0041】なお、以上の実施の形態においては短絡用
導体61をボルトにて着脱して酸化亜鉛素子13を短絡
するものを示したが、ボルト等にて接続する代わりに導
体を鑞付けや溶接で接続して酸化亜鉛素子13を短絡し
たり、鑞付けや溶接された導体を切断して酸化亜鉛素子
13に電圧が印加されるようにしてもよい。
【0042】実施の形態4.以下、さらにこの発明の他
の実施の形態を図7、図8について説明する。図7は、
避雷器の構成を示す構成図であり、図7(a)は正面
図、図7(b)は図7(a)における切断線A−Aにお
ける断面図である。図8は図7における短絡装置を開路
した状態を示す説明図であり、図8(a)は正面図、図
8(b)は図8(a)における切断線A−Aにおける断
面図である。
【0043】これらの図において、11は円筒形のタン
ク(図では一部を示している)であり、その側面部に下
部フランジ部11aと中央フランジ部11bとを有し、
絶縁ガスが所定の圧力で充填されている。
【0044】12は避雷器本体であり、次のように構成
され、タンク11に収容されている。13は円板状に形
成された酸化亜鉛素子、14は非直線抵抗体、15絶縁
円筒である。複数の酸化亜鉛素子13が図7(a)で上
下方向に積み重ねられて非直線抵抗体14が構成され、
この非直線抵抗体14が絶縁円筒15に収容されてい
る。
【0045】この非直線抵抗体14は、例えば定格電圧
420kVに必要とされる所定個数の酸化亜鉛素子13
が直列に接続されて構成されている。16は下部金具、
17は上部金具であり、非直線抵抗体14の下端部に下
部金具16が、非直線抵抗体14の上端部に上部金具1
7が設けられ、非直線抵抗体14を外部に接続可能にし
ている。また、18は非直線抵抗体14の中間部の酸化
亜鉛素子13の外周部を周回して設けられた環状導体で
ある。避雷器本体12は以上のように構成されている。
【0046】70は短絡装置であり、次のように構成さ
れている。71は可動導体、72は可動導体71の先端
部に設けられた接触子、73は可動導体71の先端部に
設けられ接触子72を図7(b)の左方へ押圧する圧縮
ばねである。74は絶縁板、75はガイド、76はOリ
ングである。ガイド75は、絶縁板74を介してタンク
の中央フランジ部11bに取り付けられている。可動導
体71は、ガイド75により、非直線抵抗体14の中間
部に設けられた環状導体18に対向してかつ図7(a)
における左右方向に移動可能に支持されている。
【0047】なお、図7(a)においては、図示してい
ないが絶縁円筒15には、孔が設けられており、接触子
72がこの孔を貫通して環状導体18に接触している。
接触子72は圧縮ばね73に押圧されて環状導体18に
所定の圧力で接触している。なお、可動導体71の他方
の端部はタンク11の外において接地されている。Oリ
ング76は、ガイド75と可動導体71との間に介挿さ
れ、タンク11に充填された絶縁ガスが外部へ漏れない
ように封止している。
【0048】次に、動作について説明する。図7(a)
において、可動導体71が環状導体18に接触してお
り、環状導体18と下部金具16間の酸化亜鉛素子13
が短絡されている。このため、環状導体18よりも上方
にある酸化亜鉛素子13に系統電圧が印加されることに
なり、定格電圧266kVの避雷器となっている。
【0049】次に、定格電圧266kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
環状導体18に接触している可動導体71をタンクの外
側から引っ張って図7(a)における右方へ移動させ
て、環状導体18から接触子72を離隔する。すると、
図8(a)に示すようになり、全ての酸化亜鉛素子13
に系統電圧が印加されることになり、定格電圧420k
Vの避雷器とすることができる。
【0050】以上のように、この実施の形態によれば、
タンク11の側面に設けた可動導体71をタンクの外側
から手動で移動させることにより、避雷器の定格電圧を
変更可能にした。従って、避雷器が接続された系統の電
圧を変更する場合に、当該定格電圧のものに交換する必
要がなくなるとともに容易に定格電圧を変更できる。さ
らに、図1の実施の形態のように短絡用導体61の着脱
を要しないので、着脱作業の前後において行っていたタ
ンク内部の絶縁ガスの回収、及び再充填作業が不要とな
る。
【0051】なお、この実施の形態においては、可動導
体71が接地されているので、短絡装置70の可動導体
71とタンク11との間の絶縁は簡易なものとしてい
る。この短絡装置70の代わりに、タンク外部から遠隔
操作可能とされ所定の対地絶縁強度を有する短絡用開閉
器をタンク11に内蔵して、下部金具16と環状導体1
8、環状導体18と上部金具17間を短絡できるように
構成すれば、420kV,266kV,154kVの三
定格の避雷器を得ることができる。
【0052】実施の形態5.以下、この発明の他の実施
の形態を図9、図10について説明する。図9は、避雷
器の構成を示す構成図であり、図9(a)は正面図、図
9(b)は図9(a)における切断線A−Aにおける断
面図である。図10は図9における短絡装置を開路した
状態を示す説明図であり、図10(a)は正面図、図1
0(b)は図10(a)における切断線A−Aにおける
断面図である。
【0053】これらの図において、21は円筒形のタン
ク(図では一部を示している)であり、その側面部に下
部フランジ部21aと中央フランジ部21bとを有し、
絶縁ガスが所定の圧力で充填されている。
【0054】22は避雷器本体であり、次のように構成
され、タンク21に収容されている。13は円板状に形
成された酸化亜鉛素子、24は非直線抵抗体、24a,
24bは直列抵抗体、28は中間部金具である。非直線
抵抗体24は、二つの直列抵抗体24a,24bが中間
部金具28を介して直列に接続されたものである。
【0055】直列抵抗体24a、24bは複数の酸化亜
鉛素子13が図9(a)で上下方向に積み重ねられて構
成されている。直列抵抗体24aは、定格電圧154k
Vに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13が直列に接続
されたものである。直列抵抗体24bは、定格電圧26
6kVに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13が直列に
接続されたものである。
【0056】26は下部金具、27は上部金具、28は
中間部金具である。そして、下部金具26は直列抵抗体
24の下端部に、上部金具27は非直線抵抗体24の上
端部に設けられ、非直線抵抗体24を外部に接続可能に
している。避雷器本体22は以上のように構成されてい
る。
【0057】78は中間部金具28に設けられた接触部
である。短絡装置70の接触子72は、この接触部78
に所定の圧力で押圧され接触している。その他の構成に
ついては、図7に示した実施の形態4と同様のものであ
るので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0058】次に、動作について説明する。図9(a)
において、可動導体71が中間部金具28に接触してお
り、中間部金具28と下部金具26間の酸化亜鉛素子1
3が短絡されている。このため、中間部金具28よりも
上方にある酸化亜鉛素子13、すなわち直列抵抗体24
bに系統電圧が印加されることになり、定格電圧266
kVの避雷器となっている。
【0059】次に、定格電圧266kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
中間部金具28に接触している可動導体71をタンク2
1の外側から図9(a)における右方へ手動で移動させ
て、接触部78から接触子72を離隔する。すると、図
10(a)に示すようになり、全ての酸化亜鉛素子13
に系統電圧が印加されることになり、定格電圧420k
Vの避雷器とすることができる。
【0060】実施の形態6.以下、この発明の他の実施
の形態を図11、図12について説明する。図11は、
避雷器の構成を示す構成図であり、図11(a)は正面
図、図11(b)は図11(a)における切断線A−A
における断面図である。図12は図11における短絡装
置を開路した状態を示す説明図であり、図12(a)は
正面図、図12(b)は図12(a)における切断線A
−Aにおける断面図である。
【0061】これらの図において、31は円筒形のタン
ク(図では一部を示している)であり、その側面部に下
部フランジ部31aと中央フランジ部31bとを有し、
絶縁ガスが所定の圧力で充填されている。
【0062】32は避雷器本体であり、次のように構成
され、タンク31に収容されている。13は円板状に形
成された酸化亜鉛素子、34は非直線抵抗体、34a〜
34fは直列抵抗体、38は中間部金具である。非直線
抵抗体34は、図11に示すように上下2段に重ねられ
かつ三角形に配設された六つの直列抵抗体34a〜34
fが後述の導体39を介して直列に接続されたものであ
る。
【0063】各直列抵抗体34a〜34fは複数の酸化
亜鉛素子13が図11(b)で上下方向に積み重ねられ
て構成されている。直列抵抗体34a〜34cが直列に
接続されて定格電圧154kV、直列抵抗体34d〜3
4fが直列に接続されて定格電圧266kVにされてお
り、それぞれに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13が
直列に接続されている。
【0064】36a〜36fは下部金具、37a〜37
fは上部金具である。下部金具36a〜36fは各直列
抵抗体34a〜34fの下端部に、上部金具37a〜3
7fは上端部にそれぞれ設けられ、各直列抵抗体34a
〜34fは上記各金具及び導体39を介して直列に接続
されている。避雷器本体32は以上のように構成されて
いる。
【0065】78は接触部であり、直列抵抗体34cの
上部金具37cから延伸された中間部端子63に設けら
れている。この接触部78に、短絡装置70の接触子7
2が圧縮ばね73により所定の圧力で押圧され接触して
いる。その他の構成については、図7に示した実施の形
態4と同様のものであるので、相当するものに同じ符号
を付して説明を省略する。
【0066】次に、動作について説明する。図11
(a)において、可動導体71が接触部78に接触して
おり、直列抵抗体34cの上部金具37cと直列抵抗体
34aの下部金具36a間の13間が短絡されている。
このため、直列抵抗体34cの上部金具37cと直列抵
抗体34fの上部金具37fとの間にある酸化亜鉛素子
13に系統電圧が印加されることになり、定格電圧26
6kVの避雷器となっている。
【0067】次に、定格電圧266kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
中間部金具28に接触している可動導体71をタンク3
1の外側から図11(a)における右方へ手動で移動さ
せて、中間部端子63の接触部78から接触子72を離
隔する。すると、図12(a)に示すようになり、全て
の酸化亜鉛素子13に系統電圧が印加されることにな
り、定格電圧420kVの避雷器とすることができる。
【0068】実施の形態7.以下、この発明の他の実施
の形態を図13、図14について説明する。図13は、
避雷器の構成を示す構成図であり、図13(a)は正面
図、図13(b)は図13(a)における切断線A−A
における断面図である。図14は図13における短絡装
置を開路した状態を示す説明図であり、図14(a)は
正面図、図14(b)は図14(a)における切断線A
−Aにおける断面図である。
【0069】これらの図において、41は絶縁媒体が所
定の圧力で封入された円筒形のタンク(図では一部を示
している)であり、その側面部に下部フランジ部41a
を、底面部に底面フランジ部41bを有し、絶縁ガスが
所定の圧力で充填されている。
【0070】避雷器本体22は、次のように構成され、
タンク41に収容されている。13は円板状に形成され
た酸化亜鉛素子、24は非直線抵抗体、24a,24b
は直列抵抗体、28は中間部金具である。非直線抵抗体
24は、二つの直列抵抗体24a,24bが後述の中間
部金具28を介して直列に接続されたものである。
【0071】直列抵抗体24a、24bは複数の酸化亜
鉛素子13が図13(a)で上下方向に積み重ねられて
構成されている。直列抵抗体24aは、例えば定格電圧
266kVに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13が直
列に接続されたものである。直列抵抗体24bは、定格
電圧154kVに必要とされる個数の酸化亜鉛素子13
が直列に接続されたものである。
【0072】26は下部金具、27は上部金具、28は
中間部金具、88は中間部金具28に設けられた接触部
である。そして、直列抵抗体24の下端部に下部金具2
6が、非直線抵抗体24の上端部に上部金具27が設け
られ、非直線抵抗体24を外部に接続可能にしている。
避雷器本体22は以上のように構成されている。
【0073】80は短絡装置であり、次のように構成さ
れている。81は可動導体、82は可動導体81の先端
部に設けられた接触子、83は可動導体81の先端部に
設けられ接触子82を図13(a)の上方へ押圧する圧
縮ばねである。84は絶縁板、85はガイド、86はO
リングである。ガイド85は、絶縁板84を介してタン
クの底部フランジ部41bに取り付けられており、可動
導体81を中間部金具28に図13(a)の上下方向に
対向してかつ上下方向に移動可能に支持している。
【0074】なお、接触子82は圧縮ばね83に押圧さ
れて接触部88に所定の圧力で接触している。なお、可
動導体81の他方の端部はタンク41の外部において接
地されている。Oリング86は、ガイド84と可動導体
81との間に介挿され、タンク11に充填された絶縁ガ
スが外部へ漏れないように封止している。その他の構成
については、図3に示した実施の形態2と同様のもので
あるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略
する。
【0075】次に、動作について説明する。図13
(a)において、可動導体81が接触部88に接触して
おり、中間部金具28と下部金具26間の酸化亜鉛素子
13が短絡されている。このため、中間部金具28より
も上方にある酸化亜鉛素子13に系統電圧が印加される
ことになり、定格電圧266kVの非直線抵抗体となっ
ている。
【0076】次に、定格電圧266kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
接触部88に接触している可動導体81を外気側から引
っ張って図13(a)における下方へ移動させて、接触
部88から接触子82を離隔する。すると、図14
(a)に示すようになり、全ての酸化亜鉛素子13に系
統電圧が印加されることになり、定格電圧420kVの
避雷器とすることができる。
【0077】以上のように、この実施の形態によれば、
タンク41の底面に設けた可動導体81をタンクの外側
から手動で移動させることにより、避雷器の定格電圧を
変更可能にした。従って、避雷器が接続された系統の電
圧を変更する場合に、当該定格電圧のものに交換する必
要がなくなるとともに、容易に定格電圧を変更できる。
さらに、図1の実施の形態のように短絡用導体61の着
脱を要しないので、着脱作業の前後において行っていた
タンク内部の絶縁ガスの回収、及び再充填作業が不要と
なる。
【0078】なお、この実施の形態においては、可動導
体81が接地されているので、短絡装置80の可動導体
81とタンク41との間の絶縁は簡易なものとしてい
る。この短絡装置80の代わりに、タンク外部から遠隔
操作可能とされ所定の対地絶縁強度を有する短絡用開閉
器をタンク41に内蔵して、下部金具26と中間部金具
28、中間部金具28と上部金具27間を短絡できるよ
うに構成すれば、420kV,266kV,154kV
の三定格の避雷器を得ることができる。
【0079】実施の形態8.以下、この発明の他の実施
の形態を図15、図16について説明する。図15は、
避雷器の構成を示す構成図であり、図15(a)は正面
図、図15(b)は図15(a)における切断線A−A
における断面図である。図16は図15における短絡装
置を開路した状態を示す説明図であり、図16(a)は
正面図、図16(b)は図16(a)における切断線A
−Aにおける断面図である。
【0080】これらの図において、42は絶縁媒体が所
定の圧力で封入された円筒形のタンク(図では一部を示
している)であり、その側面部に側面フランジ部42a
を、底面部に底面フランジ部42bを有し、絶縁ガスが
所定の圧力で充填されている。
【0081】これらの図において、32は避雷器本体で
あり、次のように構成され、タンク42に収容されてい
る。13は円板状に形成された酸化亜鉛素子、34は非
直線抵抗体、34a〜34fは直列抵抗体、38は中間
部金具である。非直線抵抗体34は、図15に示すよう
に上下2段に重ねられかつ三角形に配設された六つの直
列抵抗体34a〜34fが後述の導体39を介して直列
に接続されたものである。
【0082】各直列抵抗体34a〜34fは複数の酸化
亜鉛素子13が図15(a)で上下方向に積み重ねられ
て構成されている。直列抵抗体34a〜34cが直列に
接続されたものが定格電圧154kV、直列抵抗体34
d〜34fが直列に接続されたものが定格電圧266k
Vにされており、それぞれに必要とされる個数の酸化亜
鉛素子13が直列に接続されたものである。
【0083】36a〜36fは下部金具、37a〜37
fは上部金具である。下部金具36a〜36fは各直列
抵抗体34a〜34fの下端部に、上部金具37a〜3
7fは上端部にそれぞれ設けられ、直列抵抗体34a〜
34fは上記各金具及び導体39を介して直列に接続さ
れている。避雷器本体32は、以上のように構成されて
いる。
【0084】88は接触部であり、直列抵抗体34cの
上部金具37cから延伸された中間部端子63に設けら
れている。この接触部88に、短絡装置80の接触子8
2が圧縮ばね83により図15(a)における上方へ押
圧されて所定の圧力で接触している。
【0085】次に、動作について説明する。図15
(a)において、接触部88に短絡装置80の接触子8
2が接触しており、直列抵抗体34cの上部金具37c
と直列抵抗体34aの下部金具36a間の酸化亜鉛素子
13が短絡されている。このため、直列抵抗体34cの
上部金具37cと直列抵抗体34fの上部金具37f間
にある酸化亜鉛素子13に系統電圧が印加されることに
なり、定格電圧266kVの避雷器となっている。
【0086】次に、定格電圧266kVで運用されてい
る系統電圧が、定格電圧420kVに変更される場合、
接触部88に接触している可動導体81をタンク42の
外側から図15(a)における下方へ手で移動させて、
接触部88から接触子82を離隔する。すると、図16
(a)に示すようになり、全ての酸化亜鉛素子13に系
統電圧が印加されることになり、定格電圧420kVの
避雷器とすることができる。
【0087】なお、以上の実施の形態においては、避雷
器本体が単独でタンクに収容されたタンク形避雷器を示
したが、これに限られるものではなく、ガス絶縁開閉装
置の一部として設けられ筒状容器内に設けられたもの
や、電圧変成器や遮断器の消弧室と同じタンク内に収容
されたタンク形避雷器であっても、同様の効果を奏す
る。
【0088】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0089】絶縁媒体が充填されたタンク、及びこのタ
ンクに収容され複数の避雷器要素が直列に接続されると
ともに複数の避雷器要素の一部を短絡手段により短絡す
ることにより別の定格電圧に対応可能にされた避雷器本
体を備えたものであるので、避雷器要素の一部を短絡手
段により短絡することにより電圧が印加される避雷器要
素の数が減少するため、避雷器の定格電圧を別の定格電
圧に変更することができる。従って、避雷器が接続され
た系統の電圧を変更する場合に、当該定格電圧専用の避
雷器に交換する必要がなくなり、据え付けられた状態で
定格電圧を変更することにより対応が可能でり、既設の
避雷器の撤去、新設の避雷器の搬入据付の手間を省くこ
とができる。
【0090】そして、短絡手段は、短絡用導体であるこ
とを特徴とするので、短絡用導体により避雷器要素の一
部を短絡することにより電圧が印加される避雷器要素の
数が減少するので避雷器の定格電圧を別の定格電圧に変
更することができる。
【0091】さらに、タンクは筒形のものであって、短
絡手段はタンクの周壁部を貫通してかつ封止部材を介し
て周壁部と摺動可能に設けられタンクの外側から操作可
能な可動導体であることを特徴とするので、タンクの外
から容易に避雷器要素の一部を短絡することができる。
【0092】また、タンクは筒形のものであって、短絡
手段はタンクの軸方向の端面部を貫通してかつ封止部材
を介して端面部と摺動可能に設けられタンクの外から操
作可能な可動導体であることを特徴とするので、タンク
の外から容易に避雷器要素の一部を短絡することができ
る。
【0093】そして、避雷器本体は、避雷器要素が柱状
に積み重ねられたものであることを特徴とするが、避雷
器要素が柱状に積み重ねられているものが一般的であ
り、このようなものにおいても避雷器の定格電圧を別の
定格電圧に変更することができる。
【0094】さらに、避雷器本体は、避雷器本体は、避
雷器要素が柱状に積み重ねられて構成された避雷器要素
直列接続体が複数並列に配置されたものであり、短絡手
段は避雷器要素直列接続体を短絡するものであることを
特徴とするが、避雷器要素が柱状に積み重ねられたもの
が複数並列に配置されたものにおいても、避雷器の定格
電圧を別の定格電圧に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態である避雷器の構成を
示す構成図である。
【図2】 図1における短絡用導体を取り外した状態を
示す説明図である。
【図3】 この発明の他の実施の形態である避雷器の構
成を示す構成図である。
【図4】 図3における短絡用導体を取り外した状態を
示す説明図である。
【図5】 さらに、この発明の他の実施の形態である避
雷器の構成を示す構成図である。
【図6】 図5における短絡用導体を取り外した状態を
示す説明図である。
【図7】 さらに、この発明の他の実施の形態である避
雷器の構成を示す構成図である。
【図8】 図7における短絡装置を開路した状態を示す
説明図である。
【図9】 さらに、この発明の他の実施の形態である避
雷器の構成を示す構成図である。
【図10】 図9における短絡装置を開路した状態を示
す説明図である。
【図11】 さらに、この発明の他の実施の形態である
避雷器の構成を示す構成図である。
【図12】 図11における短絡装置を開路した状態を
示す説明図である。
【図13】 さらに、この発明の他の実施の形態である
避雷器の構成を示す構成図である。
【図14】 図13における短絡装置を開路した状態を
示す説明図である。
【図15】 さらに、この発明の他の実施の形態である
避雷器の構成を示す構成図である。
【図16】 図15における短絡装置を開路した状態を
示す説明図である。
【図17】 従来の避雷器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
12,22,32 避雷器本体、13 酸化亜鉛素子、
14,24,34 非直線抵抗体、18 環状導体、1
1,21,31,41,42 タンク、24a,24
b,34a〜34f 直列抵抗体、28 中間部金具、
60,70,80 短絡装置、61 短絡用導体、7
1,81 可動導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水嶋 將雄 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5E034 EA07 EB02 EB05 EC01 5G017 BB09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁媒体が充填されたタンク、及びこの
    タンクに収容され複数の避雷器要素が直列に接続される
    とともに上記複数の避雷器要素の一部を短絡手段により
    短絡することにより別の定格電圧に対応可能にされた避
    雷器本体を備えたタンク形避雷器。
  2. 【請求項2】 短絡手段は、短絡用導体であることを特
    徴とする請求項1に記載のタンク形避雷器。
  3. 【請求項3】 タンクは筒形のものであって、短絡手段
    はタンクの周壁部を貫通してかつ封止部材を介して上記
    周壁部と摺動可能に設けられタンクの外側から操作可能
    な可動導体であることを特徴とする請求項1に記載のタ
    ンク形避雷器。
  4. 【請求項4】 タンクは筒形のものであって、短絡手段
    はタンクの軸方向の端面部を貫通してかつ封止部材を介
    して上記端面部と摺動可能に設けられタンクの外側から
    操作可能な可動導体であることを特徴とする請求項1に
    記載のタンク形避雷器。
  5. 【請求項5】 避雷器本体は、避雷器要素が柱状に積み
    重ねられたものであることを特徴とする請求項1に記載
    のタンク形避雷器。
  6. 【請求項6】 避雷器本体は、避雷器要素が柱状に積み
    重ねられて構成された避雷器要素直列接続体が複数並列
    に配置されたものであり、短絡手段は上記避雷器要素直
    列接続体を短絡するものであることを特徴とする請求項
    5に記載のタンク形避雷器。
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