JP2002042487A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002042487A JP2000219958A JP2000219958A JP2002042487A JP 2002042487 A JP2002042487 A JP 2002042487A JP 2000219958 A JP2000219958 A JP 2000219958A JP 2000219958 A JP2000219958 A JP 2000219958A JP 2002042487 A JP2002042487 A JP 2002042487A
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Toshiaki Osakabe
利明 越阪部
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て後での合理的な被救済ビットの隣接
ビットの不良を可能にした半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリ回路の欠陥ワード線又は欠陥ビッ
ト線を含む複数のワード線又は複数のビット線の単位で
冗長ワード線又は冗長ビット線に切り替えるようにした
第1欠陥救済回路に加えて、上記複数のワード線又は複
数のビット線に物理的に隣接して配置された第1ワード
線又は第1ビット線の選択信号を、変更信号により上記
複数のワード線又はビット線のうち上記第1ワード線又
は第1ビット線とは物理的に隣接しないいずれか1つの
ワード線又はビット線に伝えるようにする第2欠陥救済
回路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特にワード線又はビット線の欠陥救済技術に利
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリでは、プローブ検査で欠陥
アドレスを摘出し、欠陥アドレスを含むワード線または
データ線をのみ救済する。ただし、製品によっては隣接
ワード線および隣接データ線に関しても数本単位で救済
するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】被救済ビットの隣接ビ
ットが不良となり易い傾向にあるが、プローブ検査時に
隣接ビットが不良化していなくては救済は行なわれな
い。しかしながら、この種類の不良はプローブ検査時の
選別時には不良が顕在化せずに組み立て後の強制不良加
速試験のストレスや、顧客納入後に不良が見つかる場合
があり問題である。上記の対策として、プローブ検査時
での救済不良ビットの隣接周辺ビットをまとめて救済す
れば問題ないが救済先エリアは限られており、周辺他の
ビットヘの影響がないサンプルに関して不良ビットと同
時に周辺ビットを救済する事は、無駄なビット救済法で
あり効率的でない。
【0004】この発明の目的は、組み立て後での合理的
な被救済ビットの隣接ビットの不良を可能にした半導体
記憶装置を提供することある。この発明の他の目的は、
合理的な不良救済を可能にした半導体記憶装置を提供す
ることにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的
と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明
らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。メモリ回路の欠陥ワード線又は欠陥ビ
ット線を含む複数のワード線又は複数のビット線の単位
で冗長ワード線又は冗長ビット線に切り替えるようにし
た第1欠陥救済回路に加えて、上記複数のワード線又は
複数のビット線に物理的に隣接して配置された第1ワー
ド線又は第1ビット線の選択信号を、変更信号により上
記複数のワード線又はビット線のうち上記第1ワード線
又は第1ビット線とは物理的に隣接しないいずれか1つ
のワード線又はビット線に伝えるようにする第2欠陥救
済回路を設ける。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る半導体
記憶装置の欠陥救済方法を説明するための一実施例のフ
ローチャート図が示されている。この実施例では、プロ
ーブ検査時に救済されない、被救済ビットの隣接ビット
を選別試験や、組み立て後の強制不良加速試験で不良化
したときには、簡単な信号入力によりもとの被救済ビッ
トを活用して新たに不良化したビットを救済させるよう
にするものである。
【0007】ステップ(1)では、半導体メモリがウェ
ハ上に完成された時点で行なわれるプローブ検査であ
り、かかるプローブ検査によってステップ(2)により
欠陥を検出したときに救済可能か判定し、救済が可能な
らステップ(3)において欠陥ビットを冗長ビットに置
き換え、ステップ(4)によりウェハ上から上記欠陥救
済されたチップを含めて良品チップを取り出し組み立て
る。もしも、救済不可能ならステップ(12)により不
良品として廃棄される。
【0008】ステップ(5)では、不良加速試験(エー
ジング又はバーイン)が行なわれるて、初期不良の洗い
出しが行なわれる。つまり、不良になりかかっいるビッ
トに対してストレスを与えて不良化させる。ステップ
(6)では、その選別が行なわれる。ステップ(7)で
は、上記選別において欠陥の有無を判定し、ステップ
((11)において出荷される。
【0009】もしも、欠陥が発見されたなら(FAI
L)、ステップ(8)において救済アドレスシフト信号
の入力が行なわれる。このような信号設定より、ステッ
プ(9)では、半導体メモリに組み込まれているアドレ
スシフト動作が行なわれて、2次選別試験が行なわれ
る。この2次選別試験において、ステップ(10)によ
り良品(PASS)と判定されてなら良品としてステッ
プ(11)により出荷され、不良品(FAIL)と判定
されたならステップ(12)おいて不良品として廃棄さ
れる。
【0010】このようにステップ(3)における欠陥救
済(チップ内部のヒューズ切断)は通常のフローに従い
実施し、組み立て後の選別試験等により不良化した隣接
ビットを確認したなら、従来のように不良品として廃棄
するのではなく、内部に設けられた救済アドレスシフト
回路を動作させるというステップ(8)での二次救済を
実施して、その結果により救済が行なわれた否かをステ
ップ(9)と(10)で判定して救済されたものを良品
として出荷することにより、製品歩留りを向上させる。
【0011】この実施例では、プローブ検査等の簡易試
験では発見できない、被救済ビットと隣接した来救済ビ
ットとの組み立て後に表面化するセル間リーク等による
不良の救済が可能になる。つまり、欠陥救済を確実に実
施するには、被救済ビットの前後数ビットについてどの
ビットも同じに救済を行えば良い。しかし、救済先エリ
ア容量(冗長回路)は限定されており、被救済ビットの
前ビットのみ同時に救済すれば良い場合、被救済ビット
の後ビットのみ同時に救済すれば良い場合、被救済ビッ
トのみ救済すれば良い場合のいずれかは、欠陥救済完了
後で前記組み立て後の不良加速試験の選別時以降に判明
することなので、かかる選別後に被救済ビットの前ビッ
トあるいは被救済ビットの後ビット等の切り替えを行な
うようにすることにより製品不良率低減が可能となる。
【0012】図2には、この発明が適用される半導体記
憶装置のメモリアレイ部の一実施例の回路図が示されて
いる。。この実施例は、特に制限されないが、ダイナミ
ック型RAMのような半導体メモリ回路に向けられてい
る。メモリセルは、アドレス選択MOSFETと記憶キ
ャパシタから構成される。アドレス選択MOSFETの
ゲートはワード線に接続され、かかるMOSFETのソ
ース−ドレイン経路の一方はビット線に接続され、他方
は記憶キャパシタに接続される。
【0013】2つのメモリセルのアドレス選択MOSF
ETは、上記ビット線に接続される一方のソース−ドレ
イン経路が共通にされてビット線に接続される。それ
故、かかる共通化されたソース−ドレインに対応して設
けられる2つのワード線を含むように4本のワード線を
Xアドレス救済単位とされる。つまり、4つのワード線
のうちいずれか1つでも不良ビットが存在するものは、
不良ビットの存在しない他の3本のワード線とともに、
4つのワード線からなる冗長ワード線に切替られる。
【0014】例えば、Xアドレス=7,Yアドレス=2
のメモリセルに不良ビットが存在した場合、かかるX=
7のワード線とともに、1つのXアドレス救済単位を構
成するX=4,5,6の各ワード線もまとめて冗長ワー
ド線に切替られる。それ故、上記X=4,5,6,7の
4本のワード線は非救済ワード線とされ、メモリアクセ
スでは選択されない、いわば脱け殻ワード線とされる。
【0015】ビット線は、2つのビット線が対とされて
センスアンプの入出力ノードに接続されるという、いわ
ゆる2交点方式あるいは折り返しビット線方式とされ
る。センスアンプには、上記一対のビット線のうちワー
ド線の選択動作によってメモリセルからビット線に現れ
た微小読み出し信号を、他方のビット線のハーフプリチ
ャージ電圧を参照電圧としてセンス増幅するものであ
る。センスアンプは、かかるセンス回路の他にカラム選
択回路やハーフプリチャージ回路が設けられており、上
記カラム選択回路には、Y=0,1,2,3等のYアド
レスに対応したカラム選択信号が供給される。
【0016】図3には、この発明が適用される半導体記
憶装置のメモリアレイ部の一実施例のレイアウト図が示
されている。この実施例は、前記図2のメモリアレイを
平面的に示したものであり、メモリセルは、前記のよう
に一方のソース−ドレイン経路が共通にされたものが1
組として示されている。被救済ワード線のメモリセルに
はハッチングが付加されている。
【0017】図4には、組み立て後の不良加速試験によ
つて、新たに不良となったメモリセルを示している。つ
まり、前記のプローブ検査によって、元々の不良アドレ
スX=7に隣接するX=8番地が不良化したと仮定す
る。この不良メモリセルは、プロープ検査時に不良とな
ったメモリセルに隣接しているが、プローブ検査時には
不良化しておらず、前記ステップ(3)での救済は不可
である。従来は、このような不良メモリセルが発生した
場合には廃棄処分となる。
【0018】図5には、組み立て後の不良加速試験によ
つて、新たに不良となったメモリセルの不良原因の一例
を示している。つまり、プローブ検査時に不良となつた
メモリセルとの間に欠陥があり、強制不良加速試験によ
つて発生したメモリセル間のリーク経路を抵抗素子の形
態で表現するものである。
【0019】図6は、この発明に係る欠陥救済方法を説
明するための一実施例のレイアウト図が示されている。
つまり、前記図5のようにX=8、Y=3のアドレスの
メモリセルが加速試験で不良化した場合において、その
救済先として前記プローブ検査でのXアドレス(=7)
救済にて使用しなくなった救済元アドレスには、不良が
存在しないX=4,5,6があることに着目し、かかる
ワード線のうちいずれか1つ、この例ではX=4のワー
ド線を救済代用ワード線として新たに不良となった隣接
ワード線(X=8)にアクセスする場合の救済アドレス
として使用するものである。
【0020】X=8が新たに不良となった場合、被救済
ビットX=4、5、6、7のどのワード線にも選択変更
することが可能である。しかしながら、上記加速試験に
より不良化したメモリセルの不良原因が、上記被救済ビ
ット線の中に存在することから、X=8に隣接するX=
7を割り当てることは得策でない。つまり、X=7に不
良が発生した結果として、X=8が不良化することの可
能性が高いからである。また、X=6を救済代用ワード
線とすることも得策でない。つまり、前記のように4本
のワード線をXアドレス救済単位としたのは、上記ビッ
ト線に接続される一方のソース−ドレイン経路を共通と
する2つのメモリセルのうち、一方に欠陥があるときに
は他方にも欠陥が生じやすいからである。
【0021】そこで、この実施例では上記不良化したワ
ード線(X=8)から最も離れたワード線(X=4)を
救済代用ワード線として用いるようにするものである。
これにより、上記加速試験により不良化したメモリセル
の不良原因を考慮して、格別な冗長回路を設けことな
く、最も救済効率のよい2次救済を行なうようすること
ができる。
【0022】図7には、この発明に係る半導体記憶装置
のワード線選択回路の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例では、前記図6の実施例に対応し、X=
8のワード線をX=4のワード線を救済代用ワード線と
して切り替える回路の例が示されている。前記のような
プローブ検査において、X=7のワード線が不良とな
り、その救済によってX=4、5、6、7のワード線が
同時に4つの冗長ワード線に切替られる。X=8が新た
に不良化し、被救済ビットの中のX=4の被救済ワード
線ヘアクセスヘ変更させる回路例を以下に示す。
【0023】被救済ワード線4本のレベルは―定の電圧
に固定させる。つまり、前記プローブ検査時での欠陥ビ
ット救済処理において、この実施例では全て電圧ハイレ
ベルヘ固定させる。上記電圧ハイレベルは、ワード線の
選択レベルであり、通常は1本のワード線のみが選択さ
れるものであり、ワード線4本が同時にハイレベルルヘ
固定される事はなく、被救済ワードの集合であることを
救済ビット変更時認識させる信号として利用する。
【0024】この実施例では、X=4を救済代用ワード
線として使用するために、X=5、6、7の3つの上記
ハイレベルとされる救済情報信号および全ビット共通の
救済ビット変更信号をナンド(NAND)ゲート回路G
1に供給し、その出力信号のロウレベルによりPチャン
ネル型MOSFETQ1をオン状態にして、X=8番地
のワード線の選択信号をX=4番地のワード線の選択信
号として用いる。また、上記ゲート回路G1の出力信号
のロウレベルによりNチャンネル型MOSFETQ2を
オフ状態にして、不良セルが存在するX=8のワード線
の選択が禁止される。なお、X=8のワード線は、それ
と隣接する図示しないブロックのワード線(X13)の
代用救済ワード線として使用されることがあるのでMO
SFETQ3が設けられて、上記切断用のMOSFET
Q2と直列形態に接続される。
【0025】このように全ビット共通の救済ビット変更
信号は、通常はロウレベルの信号が出力されており、ど
のビットに関してもアドレス変更は行われない。しか
し、全ビット共通の救済ビット変更信号が出力され、尚
かつ、隣接ビットが救済されている場合にアドレス変更
が行われる。
【0026】上記全ビット共通の救済ビット変更信号
は、組み立て完了後に外部から特殊信号を入力した場合
のみ発生する切替可能であり、以降その特殊信号を再度
入力時意外に変更することが出来ない。特殊信号は、通
常動作では使用しないモード時のみ発生する特殊信号で
あり、内部にある電気的に書き換え可能な最小1ビット
のメモリ(電気的な切断可能なヒューズや不揮発性メモ
リ等)のオン/オフによって発生される。そのため、特
殊モードを使用しない通常動作時には、ビット切替をす
るために特殊な使用方法を必要としないため、製品使用
者は、特別な意識をしないで問題なく使用できる。
【0027】図8には、この発明に係る半導体記憶装置
のワード線選択回路の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例では、前記図7の実施例に対応してX=
8のワード線をX=4のワード線を救済代用ワード線と
して切り替えた場合の回路が示されている。つまり、プ
ローブ検査時での欠陥ビット救済によって被救済ワード
線とされたワード線(X=4,5,6,7)のうち、上
記組み立て後の加速試験やシステムに実装された後に発
生したX=8のワード線を、上記救済代用ワード線(X
=4)に切替られる。これにより、実質的に被救済ワー
ド線は、X=5,6,7,8の4本とされる。
【0028】図9には、この発明に係る欠陥救済方法を
説明するための一実施例のレイアウト図が示されてい
る。この実施例では、図7及び図8で示した回路が動作
した後の欠陥救済アドレスを変化させた後のメモリセル
平面図の例が示されている。前記のようにプローブ検査
時での欠陥ビット救済によって被救済ワード線とされた
ワード線(X=4,5,6,7)のうち、上記組み立て
後の加速試験やシステムに実装された後に発生したX=
8のワード線を、上記救済代用ワード線(X=4)に切
替られる。これにより、実質的に被救済ワード線は、X
=5,6,7,8の4本とされる。
【0029】図10と図11には、この発明に係る半導
体記憶装置の欠陥救済回路の他の一実施例の回路図が示
されている。通常、外部アドレスと内部アドレスのメモ
リセル配置が同一な為、隣接しあうビットどうしを、連
続して使用する実機(システム)の使用環境では、プロ
ービング検査や組み立て後の加速試験等の短時間の選別
では検出されないビット間の干渉等で、断続的に不良と
なる事がまれにある。実機実装後にこのような使用環境
で使用した場合にのみ検出される条件を回避するため、
外部アドレス入力と内部のアドレスの動きを異ならせる
ことが出来るスクランプラ発生回路が設けられる。
【0030】しかし、スクランプラの動きが一定である
と、不具合の摘出されるサンプルの種類が変わっても、
不具合発生サンプル数事体は変わらない。今回提案する
回路は、スクランプラの種類は制限することなく、製品
サンプルと搭載実機製品の相性に一番適した、スクラン
プラを選び、顧客での不具合発生率を極力抑えようとす
る場合に非常に有効な手段となる。
【0031】この救済回路は、組み立て後のアドレスス
クランプラ変更技術に応用して、顧客システムとの相性
による不良発生要因の低減等に利用することができる。
例えば、図10のように隣接ビット間の微少リークやノ
イズを誘発するような使用方法により発生頻度は低いも
のの断続的に発生する不良の発生を、図11のように外
部アドレスの動きと内部アドレスの動きを、その搭載シ
ステムの使用法に最も適した不良発生頻度の低いアドレ
ス動作に変更することが出来れば、搭載システムの信頼
度は飛躍的に上昇する。
【0032】上記の対象品は、より短時間で効率的な選
別を要求されている量産品のうち、顧客スペツクは十分
に満足しているけれども、顧客システムに搭載させた場
合に、ある特定の動作を長時間試験した場合に、まれに
不具合をおこすサンプルの救済を考えたものである。外
部アドレスの動きと、チップ内部のアドレスの動きを替
える。組み立て後に、何種類かのアドレススクランブラ
動作を選択する事ができる。
【0033】つまり、図10のように隣接するワード線
(X=7と8)に集中アクセスが行なわれるときにのみ
不良が顕在化するものでは、図11のように第1変更信
号をハイレベル(H)にし、第2変更信号をロウレベル
(L)とする。これにより、ワード線のXアドレス=
2,3,1,8,6,7,5,12,10,11,9の
ように物理的なワード線の配置に対して飛び飛びのアド
レスが割り当てられる。したがって、上記X=7と8に
アクセスが集中しても、内部のワード線は前記のように
隣接したものではなく、ワード線(X=6)を挟んで離
れたものが選択されるから上記のような不良が発生しな
いようにすることができる。
【0034】つまり、1つのワード線の選択信号をスイ
ッチMOSFETにより物理的に隣接しないワード線の
組み合わせで2つのワード線間で替え、それを2段構成
とすることにより、上記第1変更信号と第2変更信号の
ハイレベル/ロウレベルの組み合わせに対応してメモリ
アレイのワード線に対して4通りのXアドレスを割り当
てることができる。
【0035】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) メモリ回路の欠陥ワード線又は欠陥ビット線を
含む複数のワード線又は複数のビット線の単位で冗長ワ
ード線又は冗長ビット線に切り替えるようにした第1欠
陥救済回路に加えて、上記複数のワード線又は複数のビ
ット線に物理的に隣接して配置された第1ワード線又は
第1ビット線の選択信号を、変更信号により上記複数の
ワード線又はビット線のうち上記第1ワード線又は第1
ビット線とは物理的に隣接しないいずれか1つのワード
線又はビット線に伝えるようにする第2欠陥救済回路を
設けることにより、組み立て後での合理的な被救済ビッ
トの隣接ビットの不良を可能にすることができるという
効果が得られる。
【0036】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図7
の実施例において、X=8の救済代用ワード線をX=4
に代えてX=5とするものであってもよい。ワード線の
救済単位は2本以上であればよい。ワード線と同様にビ
ット線の救済にも同様に適用することができる。前記の
ようなダイナミック型RAMの他に、スタティック型メ
モリセルを用いたメモリ回路、電気的に書き込み、又は
消去も可能にされた各種不揮発性メモリ等の各種半導体
記憶装置に広く利用することができる。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。メモリ回路の欠陥ワード線又は欠陥ビ
ット線を含む複数のワード線又は複数のビット線の単位
で冗長ワード線又は冗長ビット線に切り替えるようにし
た第1欠陥救済回路に加えて、上記複数のワード線又は
複数のビット線に物理的に隣接して配置された第1ワー
ド線又は第1ビット線の選択信号を、変更信号により上
記複数のワード線又はビット線のうち上記第1ワード線
又は第1ビット線とは物理的に隣接しないいずれか1つ
のワード線又はビット線に伝えるようにする第2欠陥救
済回路を設けることにより、組み立て後での合理的な被
救済ビットの隣接ビットの不良を可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体記憶装置の欠陥救済方法
を説明するための一実施例のフローチャート図である。
【図2】この発明が適用される半導体記憶装置のメモリ
アレイ部の一実施例を示す回路図である。
【図3】この発明が適用される半導体記憶装置のメモリ
アレイ部の一実施例を示すレイアウト図である。
【図4】この発明が適用される半導体記憶装置のメモリ
アレイ部の組み立て後の不良加速試験によつて新たに不
良となったメモリセルを含むレイアウト図である。
【図5】この発明が適用される半導体記憶装置のメモリ
アレイ部の組み立て後の不良加速試験によつて新たに不
良となったメモリセルの不良原因の一例のレイアウト図
である。
【図6】この発明に係る欠陥救済方法を説明するための
一実施例を示すレイアウト図である。
【図7】この発明に係る半導体記憶装置のワード線選択
回路の一実施例を示す回路図である。
【図8】この発明に係る半導体記憶装置のワード線選択
回路の一実施例を示す回路図である。
【図9】この発明に係る欠陥救済方法を説明するための
一実施例を示すレイアウト図である。
【図10】この発明に係る半導体記憶装置の欠陥救済回
路の他の一実施例を示す回路図である。
【図11】この発明に係る半導体記憶装置の欠陥救済回
路の他の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
G1…ゲート回路、Q1〜Q3…MOSFET。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線とビット線及びメモリセルを備
    えたメモリ回路と、 上記メモリ回路の欠陥ワード線又は欠陥ビット線を含む
    複数のワード線又は複数のビット線の単位で冗長ワード
    線又は冗長ビット線に切り替える第1欠陥救済回路と、 上記複数のワード線又は複数のビット線に物理的に隣接
    して配置された第1ワード線又は第1ビット線の選択信
    号を、変更信号により上記複数のワード線又はビット線
    のうち上記第1ワード線又は第1ビット線とは物理的に
    隣接しないいずれか1つのワード線又はビット線に伝え
    る第2欠陥救済回路とを備えてなることを特徴とする半
    導体記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8760133B2 (en) 2007-11-07 2014-06-24 Spansion Llc Linear drop-out regulator circuit

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8760133B2 (en) 2007-11-07 2014-06-24 Spansion Llc Linear drop-out regulator circuit

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