JP2002041752A - 詳細統計データの作成方法 - Google Patents

詳細統計データの作成方法

Info

Publication number
JP2002041752A
JP2002041752A JP2000219813A JP2000219813A JP2002041752A JP 2002041752 A JP2002041752 A JP 2002041752A JP 2000219813 A JP2000219813 A JP 2000219813A JP 2000219813 A JP2000219813 A JP 2000219813A JP 2002041752 A JP2002041752 A JP 2002041752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
address
data
points
address points
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000219813A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Tsukamoto
琢磨 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itochu Techno Solutions Corp
Original Assignee
Itochu Techno Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itochu Techno Solutions Corp filed Critical Itochu Techno Solutions Corp
Priority to JP2000219813A priority Critical patent/JP2002041752A/ja
Publication of JP2002041752A publication Critical patent/JP2002041752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】既存の統計データよりも小さな単位毎に人口等
を集計した詳細統計データを作成するための新規な手法
を提供し、特に小規模商店を出店しようとするときにそ
の商圏に属する人口等のデータを容易に把握できるよう
にする。 【構成】町丁地図と、町丁統計データと、住宅地図とを
元データとしてコンピュータ処理により街区毎の統計デ
ータを作成する。町丁地図と住宅地図を合成してディス
プレイ上に描画し、住所座標データを持つ住所ポイント
の総数(c1)を町丁毎にカウントし、この町丁住所ポ
イント数から、個人以外の住所にかかる住所ポイント数
を減算して町丁毎の補正住所ポイント数(c)を算出す
る。この町丁毎の補正住所ポイント数を街区毎にカウン
トして街区毎の補正住所ポイント数(g)を算出する。
これらに基づいて配分係数(ga=g/c)を求め、町
丁毎の統計データを配分係数で配分して街区毎の統計デ
ータを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は街区毎に集計された
人口等の統計データを作成するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている統計データとして、
町丁目統計データと統計メッシュデータがある。これら
のデータはいずれも国勢調査や民間調査機関による調査
の結果を元にして作成したもので、町丁目統計データは
町丁(〜丁目)単位で集計した統計データであり、統計
メッシュデータは500m×500mを最小メッシュ単
位として集計した統計データである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に商店の商圏はそ
の規模によって異なり、スーパーマーケットの商圏は半
径2000mであるが、コンビニの商圏は半径300m
と言われており、これよりもさらに小規模な立ち飲みコ
ーヒーやハンバーガーショップ等の商圏は半径50〜1
00m程度である。したがって、このような店舗を出店
する際には、その商圏に属する人口や年齢層、所得層等
の商業要素を検討する必要がある。
【0004】ところが、現時点では町丁単位か500m
メッシュ単位で集計された統計データしか入手すること
ができない。たとえば、町丁目統計データからある町丁
の人口数を把握することができても、その町丁に含まれ
る特定の街区(〜丁目〜番)の人口数は全く不明であ
る。
【0005】したがって、コンビニや立ち飲みコーヒー
ショップ、ハンバーガーショップ等の出店計画を立てよ
うとしても、既存の統計データでは一単位の中に商圏が
完全に包含されてしまい、商圏に属する商業要素を正確
に把握することができない。特に、既存の統計データの
一単位(町丁やメッシュ)の中で大きな人口の偏りがあ
る場合や、複数の単位の境界近くに出店しようとすると
きには、信頼性の乏しいデータしか得られず、商圏とい
う観点に基づくデータを把握することはきわめて困難で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、従来技
術における上記問題を解決し、既存の統計データよりも
小さな単位毎に人口等を集計した詳細統計データを作成
するための新規な手法を提供し、特に小規模商店を出店
しようとするときにその商圏に属する人口等のデータを
容易に把握できるようにすることを目的とする。
【0007】この目的を達成するため、請求項1にかか
る本発明は、所定単位の第1の区画を面として扱う第1
の区画面データを含む第1の地図と、第1の区画毎に集
計した人口等の統計データと、第1の区画に含まれる下
位概念の第2の区画を面として扱う第2の区画面データ
と、各建物を面として扱う建物面データと、各住所に対
応する住所座標データと、各電話番号に対応する電話番
号座標データとを含む第2の地図とを元データとして用
い、コンピュータ処理により第2の区画毎の人口等の統
計データを作成する方法であって、第1の地図と第2の
地図とを合成することにより、第1および第2の地図に
含まれる上記データを受け継いだ合成地図を作成して、
ディスプレイ上に描画し、描画された合成地図におい
て、住所座標データを持つ住所ポイントの総数を第1の
区画毎にカウントして、第1の区画毎の住所ポイント数
を算出し、この第1の区画毎の住所ポイント数から、個
人以外の住所にかかる住所ポイント数を減算して、第1
の区画毎の補正住所ポイント数を算出し、この第1の区
画毎の補正住所ポイント数を、第2の区画面データを参
照して第2の区画毎にカウントして、第2の区画毎の補
正住所ポイント数を算出し、第1の区画毎の補正住所ポ
イント数と第2の区画毎の補正住所ポイント数とに基づ
いて配分係数を求め、第1の区画毎の統計データを配分
係数で配分して第2の区画毎の統計データを得る、こと
を特徴とする詳細統計データの作成方法である。
【0008】本発明による詳細統計データの作成方法
は、第1の区画を町丁単位またはメッシュ単位の区画と
し、第2の区画を街区単位の区画として、街区毎の統計
データを得るように構成することができる。あるいは、
第1の区画を町丁単位またはメッシュ単位の区画とし、
第2の区画を第1の区画の町丁またはメッシュよりも小
さいメッシュ単位の区画として、該小さいメッシュ毎の
統計データを得るように構成することができる。
【0009】第1の地図において住所座標データが建物
の種別と関連付けて格納されている場合、第1の区画毎
の住所ポイント数から個人以外の住所にかかる住所ポイ
ント数を減算して第1の区画毎の補正住所ポイント数を
算出するステップは、具体的には、電話番号座標データ
から個人以外の電話番号である電話番号ポイントを抽出
し、抽出した電話番号ポイントを包含する建物面を抽出
し、抽出した建物面に含まれる住所座標を個人以外の住
所とみなして、その住所ポイント数を前記算出した第1
の区画毎の住所ポイント数から減算することによって行
うことができる。あるいは、電話番号座標データから個
人以外の電話番号である電話番号ポイントを抽出し、抽
出した電話番号ポイントを包含する建物面を抽出し、抽
出した建物毎に含まれている電話番号ポイント数をカウ
ントして合計し、その合計電話番号ポイント数を個人以
外の住所ポイント数とみなして前記算出した第1の区画
毎の住所ポイント数から減算することによって行っても
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について以下
に詳述する。この実施形態は、町丁地図(縮尺2500
0分の1)と、町丁統計データと、住宅地図(縮尺25
00分の1)とを元データとして、GIS(Geographic
Information System=地理情報システム)の手法を用
いて、街区毎の統計データを作成するための方法に関す
るものである。町丁地図および住宅地図はいわゆる地図
データとして市販されており、格納されたデータをコン
ピュータで読み出し、図形データに変換してディスプレ
イ上に表示できるように構成されている。
【0011】町丁地図には、各町丁を区画面(以下「町
丁ポリゴン」と言う)として扱う町丁ポリゴンデータが
含まれている。各町丁には固有のコード番号が与えられ
ている。
【0012】住宅地図には、各街区を区画面(以下「街
区ポリゴン」と言う)として扱う街区ポリゴンデータ
と、各建物を面として示す建物面データと、各住所に対
応する住所座標データと、各電話番号に対応する電話番
号座標データが含まれている。各街区は、その街区を含
む町丁コード番号を上位桁とする固有の街区コード番号
が与えられている。
【0013】町丁統計データは、町丁毎に集計された人
口(年齢別・男女別・昼間/夜間別等に分類した人口を
含む)等のデータであり、国勢調査による公式データと
して、またはその後の人口移動を勘案した推計データと
して提供される。本発明で用いる町丁統計データは主と
して各町丁に居住している人口であるが、その他、所
得、持ち家/借家の別、自家用車所有の有無等のデータ
が含まれている場合は、それらについても街区データに
変換(配分)することができる。
【0014】この実施形態において街区統計データを作
成する処理のフローチャートが図1に示されている。ま
ず、ステップS1において、上記元データをコンピュー
タのメモリに格納した後、町丁地図と住宅地図とを合成
して合成地図を作成し、ディスプレイ上に表示する。こ
のとき、町丁地図における町丁コード番号と、住宅地図
における街区コード番号が上位桁に有する町丁コード番
号と照合することによって、それらの座標位置が多少ず
れていても、地図合成を容易に行うことができる。この
合成地図には、元データとしての町丁地図および住宅地
図に含まれる全てのデータが受け継がれている。
【0015】図2は群馬県前橋市の新前橋駅周辺地区の
町丁地図であり、図3は同地区の住宅地図である。これ
らを合成することにより、図4に示すような合成地図が
作成される。
【0016】なお、図4のように表示されたディスプレ
イにおいて、たとえば前橋市南町2丁目を選択すると、
この領域を他の領域と区別するための表示処理(反転表
示等)が行われる(図5参照)。前述のように、町丁地
図において各町丁には固有のコード番号が付与されてい
るため、特定の町丁を選択するよう入力指示することに
よって対応するコード番号が指定され、その町丁を反転
表示させることができる。つまり、この反転表示された
範囲が、この町丁の町丁ポリゴンデータによって規定さ
れる町丁ポリゴンである。
【0017】合成地図は住宅地図が持つデータをすべて
受け継いでいるので、各町丁において道路で区画された
各街区を面として示す街区ポリゴンが併せて表示されて
いる。特定の町丁について言えば、その町丁に含まれる
全ての街区ポリゴンの総和が町丁ポリゴンである。
【0018】住宅地図にはさらに各建物を面で示す建物
面データ、各住所の住所ポイントデータおよび各電話番
号の名義所在地を示すテレポイントデータが含まれてお
り、合成地図はこれらのデータもそのまま受け継いでい
る。図4の合成地図にも、図3の住宅地図と同様に、建
物面が示されていることが分かる。住所ポイントおよび
テレポイントは図4の合成地図には示されていないが、
住所ポイント/テレポイントを表示するように入力指示
することによってこれらをディスプレイ上に表示させる
ことができる(住所ポイントのみを表示した図6および
図7、住所ポイントを建物面とともに表示した図8、テ
レポイントを建物面とともに表示した図9参照)。
【0019】次に、ステップS2において、図6のよう
に住所ポイントを表示させ且つ特定の町丁を反転表示さ
せたディスプレイ上で、その町丁に含まれる住所ポイン
ト、すなわち住所ポイントデータによって特定される座
標点の総数をカウントし、この作業を繰り返して各町丁
毎の住所ポイント数(c1)を算出する。
【0020】ところで、住宅地図においては住所ポイン
トデータが建物の種別と関連付けて格納されている。建
物は、官公庁や病院等の公共的建物である「主要建
物」、向上や大規模な商業ビル等で建物の名称が表記さ
れたものである「一般建物」、およびこれら以外の「一
般家屋」に分類されている。一般に「主要建物」および
「一般建物」に住所を置いているのは法人や団体等、個
人以外であることが多い。また、「一般家屋」として分
類されている住所ポイントは個人が居住していると推測
される住宅やマンションだけでなく、町丁地図に建物名
称が表記されていないいわゆる雑居ビルも数多く含まれ
ており、必ずしも個人の住所であるとは言い切れない。
【0021】一方、この実施形態においては主として小
規模商店の出店計画に際して街区毎に個人の消費傾向を
把握し、商業的統計データとして利用することを主眼と
している。したがって、上記のようにして算出した住所
ポイント数(c1)から法人等個人以外の住所を除い
て、個人住所とみなすことのできる補正住所ポイント数
(c)を求める必要がある。
【0022】ステップS3においてこの補正作業を行う
が、この補正作業の好適な実施形態について図10のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0023】まず、ステップS31において、「主要建
物」および「一般建物」に住所を置いているのはほとん
どが個人以外であると考えられるので、これらは無条件
で住所ポイント数(c1)から除外する。すなわち、合
成地図における住所ポイントから「主要建物」および
「一般建物」と分類付けられているものを抽出して、そ
の数(c2)をカウントし、先の住所ポイント数(c
1)から減算して、一般家屋住所ポイント数(c3=c
1−c2)を求める。図8は建物面と住所ポイントを表
示したディスプレイを示しており、「主要建物」および
「一般建物」と分類付けられ住所ポイントに該当する建
物が濃色表示されている。
【0024】なお、合成地図において住所ポイント数を
カウントするとき(ステップS2)に、あらかじめ「主
要建物」および「一般建物」と分類付けられているもの
を除外し、「一般家屋」と分類されているものだけをカ
ウントして直接的に一般家屋住所ポイント数(c3)を
求めるようにしてもよい。
【0025】次に、このようにして求めた一般家屋住所
ポイント数(c3)から、個人以外の住所である可能性
が大きいと判断されるものを除外する。この処理は、前
述のように「一般家屋」と分類された建物の中にも雑居
ビルのようなものが含まれていることに鑑みて、個人の
統計データとしての精度を高めるために行うものであ
り、住宅地図に含まれるテレポイントデータを参照して
行うが、法人・個人の雑居が多い地域か否かによって異
なった処理を行うことができる。
【0026】雑居が少ない地域の場合(ステップS3
2:No)は、テレポイントデータの中から個人以外の
電話番号であると判断されるものを抽出し(ステップS
33)、抽出したテレポイントが「一般家屋」の建物面
に包含されているか否かを判定する。抽出したテレポイ
ントを包含すると判定された「一般家屋」の建物面があ
るとき、その建物を抽出し(ステップS34)、抽出し
た建物面に包含される住所ポイントを個人以外とみなし
て削除する(ステップS35)。すなわち、個人以外の
電話番号を有する建物に含まれる住所ポイント数(c
4)をカウントし、ステップS31で算出した一般家屋
住所ポイント数(c3)から減算して、個人住所ポイン
ト数(c=c3−c4)を求める。なお、ステップS3
4の処理は、図8のようにテレポイントと建物面を表示
させたディスプレイにおいて行うことができる。
【0027】ステップS33〜35で行われる処理は、
「一般家屋」の建物面が法人のテレポイントを包含して
いるときは、その建物に住所を置いているのは法人であ
るとみなすものである。いわゆる雑居ビルの中には法人
と個人の居宅とが混在しているものもあるが、このよう
な雑居ビルが比較的少ない地域においては、個人統計デ
ータとしては無視できる誤差範囲内と考えられる。
【0028】雑居が多い地域の場合(ステップS32:
Yes)は、前記ステップS33と同様に、テレポイン
トデータを参照して個人以外の電話番号であると判断さ
れるものを抽出し(ステップS36)、さらに前記ステ
ップS34と同様に、抽出したテレポイントを包含する
「一般家屋」の建物を抽出した(ステップS37)後、
抽出した建物に含まれる法人テレポイント数をカウント
する(ステップS38)。ステップS38でカウントし
たテレポイント数は、ステップS37で抽出した建物に
住所を有する個人以外の住所数を表していると考えられ
るので、この処理をステップS37で抽出した建物毎に
行い、その合計ポイント数(c5)を、ステップS31
で算出した一般家屋住所ポイント数(c3)から減算し
て、個人住所ポイント数(c=c3−c5)を求める。
なお、ステップS37およびS38の処理は、図8のよ
うにテレポイントと建物面を表示させたディスプレイに
おいて行うことができる。
【0029】ステップS36〜S40による補正処理に
ついて具体的に説明する。法人は略100%が電話登録
されており、その大半は、契約回線数にかかわらず一つ
の代表番号のみが登録されている。一つのビルに一つの
法人だけが入居している場合、ステップS38で当該法
人の代表番号のテレポイント数1がカウントされ、この
ビルに含まれる住所ポイント数も1であるから、1−1
=0となって、このビルには個人の個人の住所が存在し
ないことを意味する。また、10個の住所ポイントを含
む建物に3つの法人電話数がある場合、ステップS38
でテレポイント数3がカウントされ、この建物には10
−3=7の個人住所が含まれていることを示している。
このように、この補正処理によれば、建物毎に個人以外
の住所ポイント数をほぼ正確に把握することができ、ス
テップS31で求めた一般家屋住所ポイント数(c3)
から減算することで、誤差の少ない個人住所ポイント数
(c)を算出することができる。
【0030】最近、マンションの1階などにコンビニ等
の商店や営業所が存在するケースがある。このようなケ
ースについてステップS31〜S35による補正処理を
行うと、コンビニ等の電話番号は法人(個人以外)のも
のであると判別されるため、このマンションは法人テレ
ポイントを含む建物であるとしてステップS34で抽出
され、このマンションに含まれる住所がすべて個人以外
であるとして削除されてしまう(ステップS35)。上
記ステップS36〜S40の補正処理によれば、このよ
うなケースであっても誤差の少ない演算結果が得られ
る。
【0031】図10のフローチャートでは、法人と個人
の雑居ビルが多い地域であるか否かをステップS32で
判定し、その判定結果に基づいて、ステップS31〜S
35による補正処理とステップS36〜S40による補
正処理とを区別して適用しているが、ステップS32を
省略して、すべてのケースについて前者または後者の補
正処理を適用するようにしてもよい。あるいは、精度の
高い統計データが求められる場合には後者の補正処理、
意図的またはコスト面の制約から精度を落として統計デ
ータを作成する場合には前者の補正処理を行うようにし
てもよい。
【0032】以上に説明したような補正処理によって、
各町丁毎の個人住所ポイント数(c)が求められる(ス
テップS3)。
【0033】次に、これを元にして、図7のように特定
の街区を選択して反転表示させたディスプレイにおいて
その街区に含まれる個人住所ポイント数をカウントし、
この処理を繰り返して街区毎の個人住所ポイント数
(g)を得る(ステップS4)。既述した補正処理によ
って個人以外の住所ポイントと判断されるものは既に除
外されているので、街区毎の個人住所ポイント数(g)
についての補正処理は不要である。
【0034】そして、各街区毎の配分係数(比率)をg
a=g/cによって求め(ステップS5)、この配分係
数で、町丁統計データに含まれている人口等のデータを
各街区に配分することにより、街区統計データが得られ
る(ステップS6)。
【0035】以上に説明した実施形態は、第1の地図と
して町丁地図、第2の地図として街区地図を用い、街区
配分係数で街区毎の統計データを作成する方法に関する
ものであるが、本発明はこれに限定されず、メッシュ単
位の統計データからより細かいメッシュ単位の詳細統計
データを作成する場合にも適用可能である。また、出店
計画をたてる場合にその規模の商圏に応じて、たとえば
特定地点から半径300mの地域の詳細統計データを作
成することもできる。このようにして任意の領域を商圏
に想定して詳細統計データを作成し、人口分布、年齢別
人口分布、所得分布、持ち家比率等のデータから、商圏
に属する商業要素を正確に把握することができ、出店計
画の参考とすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、任意の領域を商圏に想定して詳細統計データを作成
することができ、特に中小規模商店の出店に際して有効
な資料として活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による詳細統計データ(街
区統計データ)の作成処理を示すフローチャートであ
る。
【図2】町丁地図の一例を示すディスプレイ図である。
【図3】図2の町丁地図と同一地区の街区地図を示すデ
ィスプレイ図である。
【図4】図2の町丁地図と図3の街区地図を合成して得
た合成地図を示すディプレイ図である。
【図5】合成地図のディスプレイにおいて特定の街区を
反転表示させた状態のディスプレイ図である。
【図6】住所ポイントを表示させた合成地図において特
定の町丁を反転表示させた状態のディスプレイ図であ
る。
【図7】住所ポイントを表示させた合成地図において特
定の街区を反転表示させた状態のディスプレイ図であ
る。
【図8】住所ポイントを建物面とともに表示させた合成
地図を示すディスプレイ図である。
【図9】電話番号ポイントを建物面とともに表示させた
合成地図において個人以外の電話番号を含むとして抽出
された建物を反転表示させた状態のディスプレイ図であ
る。
【図10】補正住所ポイント数(c)を算出するための
補正処理を示すフローチャートである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定単位の第1の区画を面として扱う第1
    の区画面データを含む第1の地図と、第1の区画毎に集
    計した人口等の統計データと、第1の区画に含まれる下
    位概念の第2の区画を面として扱う第2の区画面データ
    と、各建物を面として扱う建物面データと、各住所に対
    応する住所座標データと、各電話番号に対応する電話番
    号座標データとを含む第2の地図とを元データとして用
    い、コンピュータ処理により第2の区画毎の人口等の統
    計データを作成する方法であって、 第1の地図と第2の地図とを合成することにより、第1
    および第2の地図に含まれる上記データを受け継いだ合
    成地図を作成して、ディスプレイ上に描画し、 描画された合成地図において、住所座標データを持つ住
    所ポイントの総数を第1の区画毎にカウントして、第1
    の区画毎の住所ポイント数を算出し、 この第1の区画毎の住所ポイント数から、個人以外の住
    所にかかる住所ポイント数を減算して、第1の区画毎の
    補正住所ポイント数を算出し、 この第1の区画毎の補正住所ポイント数を、第2の区画
    面データを参照して第2の区画毎にカウントして、第2
    の区画毎の補正住所ポイント数を算出し、 第1の区画毎の補正住所ポイント数と第2の区画毎の補
    正住所ポイント数とに基づいて配分係数を求め、 第1の区画毎の統計データを配分係数で配分して第2の
    区画毎の統計データを得る、ことを特徴とする詳細統計
    データの作成方法。
  2. 【請求項2】第1の区画が町丁単位またはメッシュ単位
    の区画であり、第2の区画が街区単位の区画であって、
    街区毎の統計データを得るものである、請求項1の詳細
    統計データの作成方法。
  3. 【請求項3】第1の区画が町丁単位またはメッシュ単位
    の区画であり、第2の区画が第1の区画の町丁またはメ
    ッシュよりも小さいメッシュ単位の区画であって、該小
    さいメッシュ毎の統計データを得るものである、請求項
    1の詳細統計データの作成方法。
  4. 【請求項4】第1の地図において住所座標データが建物
    の種別と関連付けて格納されているものであって、第1
    の区画毎の住所ポイント数から個人以外の住所にかかる
    住所ポイント数を減算して第1の区画毎の補正住所ポイ
    ント数を算出するステップが、電話番号座標データから
    個人以外の電話番号である電話番号ポイントを抽出し、
    抽出した電話番号ポイントを包含する建物面を抽出し、
    抽出した建物面に含まれる住所座標を個人以外の住所と
    みなして、その住所ポイント数を前記算出した第1の区
    画毎の住所ポイント数から減算することによって行われ
    る、請求項1の詳細統計データの作成方法。
  5. 【請求項5】第1の地図において住所座標データが建物
    の種別と関連付けて格納されているものであって、第1
    の区画毎の住所ポイント数から個人以外の住所にかかる
    住所ポイント数を減算して第1の区画毎の補正住所ポイ
    ント数を算出するステップが、電話番号座標データから
    個人以外の電話番号である電話番号ポイントを抽出し、
    抽出した電話番号ポイントを包含する建物面を抽出し、
    抽出した建物毎に含まれている電話番号ポイント数をカ
    ウントして合計し、その合計電話番号ポイント数を個人
    以外の住所ポイント数とみなして前記算出した第1の区
    画毎の住所ポイント数から減算することによって行われ
    る、請求項1の詳細統計データの作成方法。
JP2000219813A 2000-07-19 2000-07-19 詳細統計データの作成方法 Pending JP2002041752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000219813A JP2002041752A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 詳細統計データの作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000219813A JP2002041752A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 詳細統計データの作成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002041752A true JP2002041752A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18714527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000219813A Pending JP2002041752A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 詳細統計データの作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002041752A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012089019A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書検索キーワード提示装置および文書検索キーワード提示プログラム
JP2012155468A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書検索装置、文書検索方法、文書検索プログラム
JP2013205921A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分布推計装置、方法、およびプログラム
JP2016051388A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 日本放送協会 集計装置、集計方法及び集計プログラム
JP6226493B1 (ja) * 2016-06-30 2017-11-08 株式会社マイクロベース 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2019179320A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社パスコ 人口統計データ作成装置及び人口統計データ作成プログラム
CN110472899A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 北京京东尚科信息技术有限公司 一种物品的出库分配方法和装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012089019A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書検索キーワード提示装置および文書検索キーワード提示プログラム
JP2012155468A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書検索装置、文書検索方法、文書検索プログラム
JP2013205921A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分布推計装置、方法、およびプログラム
JP2016051388A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 日本放送協会 集計装置、集計方法及び集計プログラム
JP6226493B1 (ja) * 2016-06-30 2017-11-08 株式会社マイクロベース 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2018004866A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社マイクロベース 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2019179320A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社パスコ 人口統計データ作成装置及び人口統計データ作成プログラム
JP7244996B2 (ja) 2018-03-30 2023-03-23 株式会社パスコ 人口統計データ作成装置及び人口統計データ作成プログラム
CN110472899A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 北京京东尚科信息技术有限公司 一种物品的出库分配方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yeh Urban planning and GIS
Zhu et al. Analysis of the impact of the MRT system on accessibility in Singapore using an integrated GIS tool
Verbeek et al. Presence and trends of linear sprawl: Explaining ribbon development in the north of Belgium
Indrajit et al. Developing a spatial planning information package in ISO 19152 land administration domain model
Brown et al. Zoning does not improve the availability of ecosystem services in urban watersheds. A case study from Upstate South Carolina, USA
JP2003281348A (ja) 商圏分析システム、方法、プログラム、及び記録媒体
JP2012150786A (ja) 地域特性を利用したプロファイリングシステム
AU2019313477A1 (en) Land acquisition and property development analysis platform
Adad et al. Supporting land data integration and standardization through the LADM standard: Case of Morocco’s country profile MA-LADM
CA2639499A1 (en) System and method for developing small geographic area population, household, and demographic count estimates and projections using a master address file
JP2002041752A (ja) 詳細統計データの作成方法
Raymond Impact of comprehensive development zoning on real estate development in Hong Kong
KR20100123408A (ko) Gis 기반의 가맹점 마케팅 지원 시스템 및 방법
KR20110086436A (ko) 부동산 지가정보 제공 시스템 및 그 방법
Orford et al. Modelling UK residential dwelling types using OS Mastermap data: A comparison to the 2001 census
Hugo Addressing social and community planning issues with spatial information
Kara et al. Requirements and opportunities for web-based 3D visualization and dissemination of property valuation information
Cichocinski Digital cadastral maps in land information systems
JP2004118853A (ja) 詳細統計データの作成方法、プログラムおよび装置
Hashim et al. 3D modelling towards strata registration
KR102081663B1 (ko) 골목상권 재설계 시스템
Khrulkov et al. Multi-factor approach to investment attractiveness assessment of urban spaces
Smith et al. A national population data base for major accident hazard modelling
JP2004192495A (ja) 生涯設計支援システム
JP2001117932A (ja) 個別データベース作成システム及び作成された個別データベース