JP2002041722A - 宇宙飛行体射場検証ネットワークシステム - Google Patents

宇宙飛行体射場検証ネットワークシステム

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JP2002041722A
JP2002041722A JP2000227421A JP2000227421A JP2002041722A JP 2002041722 A JP2002041722 A JP 2002041722A JP 2000227421 A JP2000227421 A JP 2000227421A JP 2000227421 A JP2000227421 A JP 2000227421A JP 2002041722 A JP2002041722 A JP 2002041722A
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Shuichi Kawasaki
秀一 川崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙飛行体射場検証ネットワークシステムに
関し、通信回線を介したネットワークを構成し、遠隔地
の専門家を多数介在させ発射前の検証を正確に行う。 【解決手段】 打ち上げ管理センタ1のサーバ11とロ
ケット射場2との間でデータ受配信装置10を介してデ
ータの送信を行い、ロケット発射前の作業データをサー
バ11で受信する。サーバ11では記憶装置13の設計
データからロケット組立の仮想空間の3次元画像を作
り、表示装置12へ表示させ、ロケット射場2から受け
たデータを画像と比較、照合して検証を行う。又、遠隔
地の検証担当地点3−1〜3−3へ質問データR1 〜R
3 を送る。検証担当地点3−1〜3−3ではこれを端末
20−1〜20−3で受け、表示装置21−1〜21−
3に全体の仮想空間画像を表示させ、検証結果R1 ′〜
3 ′を受け、正確な検証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は宇宙飛行体射場検証
ネットワークシステムに関し、ロケット等の宇宙飛行体
を打ち上げる前に発射場と遠隔地にある複数の検証担当
地点との間でネットワークを構成し、データ通信により
打ち上げ前の検証を効果的に行い、遠隔地の多数の専門
家を介在させ、正確な検証を行うシステムとしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在のロケット発射前の検証は、発射場
において関係する技術者が集まり、現地で直接作業状況
を見て、又、組立てられた現物を見て検証を行ってい
る。又、テスト、等の確認作業が生じ、現地で出来ない
場合には関係する専門家のいる検証地点へ現物を持込
み、検証を実施している。又、ロケットの部品の製造や
組立ての過程において技術情報の交換、等をデータ通信
回線を利用して行うことは断片的には行なわれている
が、ロケットの発射前の検証を通信回線を利用してネッ
トワークシステムを構成し、直接実施するような総合的
なシステムは今のところ実現していないのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のロ
ケット等の宇宙飛行体の発射前の検証は発射場現地を中
心とした検証が主であり、かならずしも関連するすべて
の専門技術者が現地へ集合して実施しているわけではな
い。従って遠隔地にいる専門家の意見を聴取する必要が
ある場合には、時間を必要とし、緊密な情報交換が必ず
しも迅速、かつ充分になされない場合も生じていた。
【0004】そこで本発明は、ロケット等の宇宙飛行体
を打ち上げる前の検証を行う際に、発射場、打ち上げ管
理センタ、遠隔地の専門家が在駐する複数の検証地点と
の間に通信回線を利用したネットワークシステムを構築
し、専門家を多数介在させて相互の充分な情報交換を行
うことにより正確な打ち上げ前の検証が実施できる宇宙
飛行体射場検証ネットワークシステムを提供することを
課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、次の(1)〜(6)の手段を提供する。
【0006】(1)宇宙飛行体の射場に配設されたコン
ピュータと、打ち上げ管理センタに配設されたコンピュ
ータと、前記宇宙飛行体の射場から遠隔にある複数の検
証担当地点に配設されたコンピュータと、前記射場、前
記打ち上げ管理センタ、前記複数の検証担当地点の各コ
ンピュータに接続され、これらコンピュータへデータを
配信し、これらコンピュータからの返送データを受信す
るデータ受配信装置と、同データ受配信装置に接続され
同データ受配信装置から前記返送データを受け、同デー
タ受配信装置へ出力データを送る配信用コンピュータ
と、同配信用コンピュータへ接続され前記宇宙飛行体の
設計データを記憶している記憶装置と、前記配信用コン
ピュータに接続された表示装置とを備えて構成され;前
記配信用コンピュータは、前記記憶装置の設計データに
基づいて前記宇宙飛行体の仮想空間画像を創出して前記
表示装置へ表示させると共に、前記データ受配信装置を
介して前記射場のコンピュータから宇宙飛行体発射前の
組立、調整に関するデータを受け前記表示装置の画像と
比較、照合することを可能とし、更に、前記データ受配
信装置を介して前記検証担当地点のコンピュータへ検証
データを出力し、同コンピュータから検証結果のデータ
を受けて宇宙飛行体の発射前の作業を検証可能とする宇
宙飛行体射場検証ネットワークシステム。
【0007】(2)前記宇宙飛行体の射場には、音声入
力装置とTVカメラとを備え、これら音声信号及び画像
信号を同射場のコンピュータからデータとして前記デー
タ受配信装置を介して前記配信用コンピュータへ送るこ
とを特徴とする(1)記載の宇宙飛行体射場検証ネット
ワークシステム。
【0008】(3)前記配信用コンピュータ、前記記憶
装置、前記表示装置及び前記データ受配信装置は前記打
ち上げ管理センタに配設されていることを特徴とする
(1)記載の宇宙飛行体射場検証ネットワークシステ
ム。
【0009】(4)前記配信用コンピュータ、前記記憶
装置、前記表示装置及び前記データ受配信装置は前記宇
宙飛行体射場に配設されていることを特徴とする(1)
記載の宇宙飛行体射場検証ネットワークシステム。
【0010】(5)前記配信用コンピュータ、前記記憶
装置、前記表示装置及び前記データ受配信装置は前記検
証担当地点のいずれか1個所に配設されていることを特
徴とする(1)記載の宇宙飛行体射場検証ネットワーク
システム。
【0011】(6)前記宇宙飛行体射場、前記打ち上げ
管理センタ及び前記複数の検証担当地点の各コンピュー
タは、前記記憶装置から設計データを前記データ受配信
装置を介して受け、前記宇宙飛行体の全体の仮想空間画
像を表示可能とすることを特徴とする(1)記載の宇宙
飛行体射場検証ネットワークシステム。
【0012】本発明の(1)においては、配信用コンピ
ュータは、宇宙飛行体の射場に対して発射前の各種デー
タを出力し、又、射場のコンピュータからは発射前の組
立や各種調整作業のデータを受ける。これらのデータの
送受はデータ受配信装置を通し、通信回線を介して行な
われる。配信用コンピュータでは検証に際しては、まず
記憶装置に記憶されている宇宙飛行体の設計データに基
づいて仮想空間画像を創出し、表示装置へ表示させる。
配信用コンピュータは射場から発射前の作業に関するデ
ータを受けると、これらデータを表示装置に表示した画
像と比較、照合し、検証を行うことができる。又、検証
の過程において、最先端の専門家の判断が必要な場合に
は、該当する専門家のいる遠隔の検証担当地点のコンピ
ュータへデータ受配信装置を介して質問データを送り、
同コンピュータから、専門家の検証結果のデータを受
け、正確な検証を行うことができる。このような検証ネ
ットワークシステムにより、遠隔地の専門家を多く介在
させ、緊密な情報交換を行うことが可能となり、宇宙飛
行体の発射前の正確な検証が実施できる。
【0013】本発明の(2)では、宇宙飛行体の射場に
は、音声入力装置とTVカメラを備えているので、配信
用コンピュータ側と音声による情報交換が可能であり、
又、発射準備の作業状況が画像データとして配信用コン
ピュータへ送られ、正確で信頼のおける検証が可能とな
る。
【0014】本発明の(3)では、配信用コンピュー
タ、記憶装置、表示装置及びデータ受配信装置が打ち上
げ管理センタに配設され、又、本発明の(4)では、こ
れら機器が射場に配設され、又、本発明の(5)では、
検証担当地点のいずれか1個所に配置されている。従っ
て、検証の最もやり易い場所を選択し、これらの最適地
へ、これら機器を設置することができ、検証ネットワー
クシステムの合理的な運用が可能となる。
【0015】本発明の(6)では、射場、打ち上げ管理
センタ及び複数の検証担当地点の各コンピュータは、そ
れぞれ記憶装置の設計データを配信用コンピュータから
データ受配信装置を介して配信してもらうことにより、
自己の表示画面に宇宙飛行体の仮想空間画像を表示させ
るので配信用コンピュータから送られてくるデータとの
比較、照合、検証が容易になされるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る宇宙飛行体射場検証ネットワークシ
ステムの構成図である。図において、1は打ち上げ管理
センタであり、ロケットの打ち上げを総合的に管理する
センタである。2はロケット射場であり、ロケットを打
ち上げる現地である。3−1〜3−3は検証担当地点で
あり、それぞれロケットの打ち上げ前の検証を行う最先
端の技術を有する専門家が在所する地点であり、図では
説明の都合上(1),(2),(3)の3個所で示して
いるが、実際は3個所以上の多数の地点からなるもので
ある。40は通信回線であり、データ受配信装置10と
多地点の3−1〜3−2間及び射場2との間を接続して
いる。
【0017】打ち上げ管理センタ1には、データ受配信
装置10、サーバ(データ配信用コンピュータ)11、
表示装置12、記憶装置13、データ入力装置14が備
えられる。データ受配信装置10はサーバ11からのデ
ータを多地点、即ち、ロケット射場2、検証担当地点3
−1,3−2,3−3へ、同時に配信し、又、これら多
地点からの返送データを受信し、受信したデータを優先
順に従って順次サーバ11へ送る機能を有する。
【0018】サーバ11はロケット射場2へ作業指令を
出すと共に、同ロケット射場2からの発射前の作業デー
タをデータ受配信装置10を介して受信し、後述するよ
うに記憶装置13のデータと比較、照合し、作業状況を
検証し、又、質問データを遠隔地の検証担当地点3−
1,3−2,3−3へ送り、各地点の専門家からの検証
結果のデータを、それぞれデータ受配信装置10を介し
て送受信する機能を有する。
【0019】表示装置12はサーバ11からのデータを
受け、ロケット射場2で組立てられるロケット全体の画
像を仮想空間の3次元画像として表示するものである。
【0020】13は記憶装置であり、ロケット組立のシ
ステム設計データが記憶されている。システム設計デー
タは図示のように、ロケットを構成する各装置(1),
(2),〜(n)、エンジン、制御系、電気系の各要素
の設計データと、これらを組立てる全体組立構成図、ロ
ケット本体を据付、支持する架台構造データ、等から構
成され、ロケット全体のすべての組立データを保有して
いる。14はデータ入力装置であり、サーバ11へのデ
ータを入力するものである。
【0021】ロケット射場2はロケットを発射する現地
であり、端末(コンピュータ)30、音声入力装置3
1、画像信号入力装置32、TVカメラ33、表示装置
34を備え、サーバ11からのロケット組立の指令デー
タSを受け、又、音声入力装置31から音声による信号
を、TVカメラ33からのロケット発射前の作業状況の
映像信号を、それぞれ端末30を介してデータV,Pと
してサーバ11側へ送受信するものである。
【0022】検証担当地点3−1〜3−3は、ロケット
射場2や打ち上げ管理センタ1から遠隔地にある地点で
あり、それぞれロケットの各専門分野での専門の技術者
がいる場所で、それぞれ端末(コンピュータ)20−1
〜20−3、表示装置21−1〜21−3を有して、そ
れぞれデータ受配信装置10を介してサーバ11側から
の質問データR1 ,R2 ,R3 を受け、これら質問に対
する検証結果のデータR1 ′,R2 ′,R3 ′を同じく
端末20−1〜20−3からデータ受配信装置10を介
して返送するものである。
【0023】上記構成の宇宙飛行体射場検証ネットワー
クシステムにおいて、打ち上げ管理センタ1では、デー
タ入力装置14からサーバ11に各種のロケット打ち上
げ前の作業データSを入力し、これらデータSはサーバ
11からデータ受配信装置10、通信回線40を介して
ロケット射場2の端末30へ送られる。ロケット射場2
では端末30で、データSを受けると、これらデータに
基づいて表示装置34にロケット発射前のロケットの最
終状態を仮想空間での3次元画像として表示させて、送
られてきたデータSを照合して発射前の作業を行う。
又、作業状況は端末30よりデータA1 ,A2 ,A3
し、又、TVカメラ33から映像信号として画像信号入
力装置32へ送られ、ここで画像データPに変換され、
端末30から通信回線40を介してサーバ11側へ送ら
れる。又、必要に応じて音声入力装置31から作業状
況、作業に伴う質問、等が音声により端末30へ送ら
れ、端末30からデータ受配信装置10を介して音声デ
ータVとしてサーバ11側へ送ることもできる。
【0024】打ち上げ管理センタ1ではロケット射場2
からのデータA1 ,A2 ,A3 、音声データV、画像デ
ータPを通信回線40、データ受配信装置10へ介して
順次受け、予め表示装置12に表示されたロケットの組
立完成状態の仮想空間画像と照合し、検証を行う。サー
バ11は記憶装置13内に記憶されているロケットのシ
ステム設計データを取込み、表示装置12へ、これらシ
ステム設計データに基づいてロケット打ち上げ前のロケ
ット完成状態を模擬した仮想空間の3次元画像を予め検
証前に表示させておく。従って、ロケット射場2から送
られてくる打ち上げ前の作業状況データA1 ,A2 ,A
3 ,V,Pをサーバ11で受け、表示装置12に表示さ
れている仮想空間の画像と比較し、照合することにより
検証を行うことができる。
【0025】又、打ち上げ管理センタ1では、検証の過
程において、センタ内の技術者のみでは検証の結論を出
すことができないような問題については、遠隔地の最先
端の技術を有する専門家がいる検証担当地点3−1,3
−2,3−3へ質問データRを送る。質問データRはデ
ータ入力装置14よりサーバ11へ入力され、データ受
配信装置10、通信回線40を介して関連する地点3−
1〜3−3へ送られる。又、検証担当地点3−1〜3−
3では、質問データR1 ,R2 ,R3 を端末20−1,
20−2,20−3で受け、これを表示装置21−1,
21−2,21−3へ表示させ、各専門分野の技術者が
検証し、その結果を端末20−1,20−2,20−3
からデータR1 ′,R2 ′,R3 ′として返送する。こ
れら返送データR1 ′,R2 ′,R3 ′は通信回線40
を介してデータ受配信装置10からサーバ11へ送られ
る。
【0026】なお、検証担当地点3−1,3−2,3−
3では打ち上げ管理センタ1と同じく、サーバ11から
記憶装置13の設計データを配信してもらい、表示装置
21−1,21−2,21−3へロケットの最終組立を
模擬した仮想空間モデルの3次元画像を表示させてお
き、この画像と質問データR1 ,R2 ,R3 とを比較、
照合することにより検証がなされるものである。
【0027】以上説明の実施の第1形態における検証シ
ステムによれば、打ち上げ管理センタ1とロケット射場
2、遠隔地での検証担当地点3−1,3−2,3−3と
の間で検証ネットワークを組んだシステムとしたので、
遠隔地の専門家を多く介在させ、緊密な情報交換を行う
ことが可能となり、ロケット打ち上げ前の正確な検証が
実施できるものである。
【0028】図2は本発明の実施の第2形態に係る宇宙
飛行体射場検証ネットワークシステムの構成図である。
本実施の第2形態においては、データ受配信装置10、
サーバ11、表示装置12、記憶装置13、データ入力
装置14をロケット射場2へ装備したものである。図1
に示す実施の第1形態では、これら機器10〜14は打
ち上げ管理センタ1へ装備したが、これらをロケット射
場2へ移した構成である。従って、打ち上げ管理センタ
1では端末30、表示装置34を装備するのみとし、そ
の他の構成、機器10〜14の作用は図1に示す実施の
第1形態と同じである。
【0029】上記構成の実施の第2形態においては、ロ
ケット発射前の検証は、図1では打ち上げ管理センタ1
にサーバ11を置いてセンタ中心としてデータSをロケ
ット射場に送り、組立の管理を行っていたが、これをロ
ケット射場2の現地で行い、打ち上げ管理センタ1では
データの管理のみを行うようにしたものである。従って
検証は現地のロケット射場2で行い、検証担当地点3−
1,3−2,3−3との質問データR1 ,R2 ,R3
回答データR1 ′,R2 ′,R3 ′のやり取りはロケッ
ト射場2との間で行なわれるものである。その他の作用
は図1に示すものと同じであるので説明は省略する。
【0030】上記の実施の第2形態においても、ロケッ
ト射場2と打ち上げ管理センタ1、検証担当地点3−
1,3−2,3−3との間で検証ネットワークを組んだ
システムとしたので、遠隔地の専門家を多く介在させ、
緊密な情報交換を行うことが可能となり、ロケット打ち
上げ前の正確な検証が実施できるものである。
【0031】図3は本発明の実施の第3形態に係る宇宙
飛行体射場検証ネットワークシステムの構成図である。
本実施の第2形態においては、データ受配信装置10、
サーバ11、表示装置12、記憶装置13、データ入力
装置14を検証担当地点の1つに装備したものである。
図1に示す実施の第1形態では、これら機器10〜14
は打ち上げ管理センタ1へ装備したが、これらを検証担
当地点3−1に移した構成である。従って、打ち上げ管
理センタ1では端末30、表示装置34を装備するのみ
とし、その他の構成、機器10〜14の作用は図1に示
す実施の第1形態と同じである。
【0032】上記実施の第3形態においては、ロケット
発射前の検証は、検証担当地点3−1が中心に行い、打
ち上げ管理センタ1ではデータの管理のみを行うように
したものである。従って、検証は、ロケット射場2と検
証担当地点3−1との間で、サーバ11がデータSを送
り、データA1 〜A3 、V、Pを受け、更に、検証担当
地点3−1のサーバ11から検証担当地点3−2,3−
3へ質問データR2 ,R3 を送り、この検証結果
2 ′,R3 ′のデータを受けて行われるものである。
その他の作用は図1に示すものと同じであるので説明は
省略する。
【0033】上記の実施の第3形態においても検証担当
地点3−1と、打ち上げ管理センタ1、検証担当地点3
−2,3−3との間で検証ネットワークを組んだシステ
ムとしたので遠隔地の専門家を多く介在させ、緊密な情
報交換を行うことが可能となり、ロケット打ち上げ前の
正確な検証が実施できるものである。
【0034】なお、上記の実施の第1〜第3形態におい
て、ロケットの射場2での例でロケットの打ち上げ前の
システムの接続、組立、等の作業を検証する例で説明し
たが、本発明はロケットの打ち上げのみならず、飛行機
の飛行前の整備にも適用することができ、同様の効果が
得られるものである。
【0035】
【発明の効果】本発明の宇宙飛行体射場検証ネットワー
クシステムは、(1)宇宙飛行体の射場に配設されたコ
ンピュータと、打ち上げ管理センタに配設されたコンピ
ュータと、前記宇宙飛行体の射場から遠隔にある複数の
検証担当地点に配設されたコンピュータと、前記射場、
前記打ち上げ管理センタ、前記複数の検証担当地点の各
コンピュータに接続され、これらコンピュータへデータ
を配信し、これらコンピュータからの返送データを受信
するデータ受配信装置と、同データ受配信装置に接続さ
れ同データ受配信装置から前記返送データを受け、同デ
ータ受配信装置へ出力データを送る配信用コンピュータ
と、同配信用コンピュータへ接続され前記宇宙飛行体の
設計データを記憶している記憶装置と、前記配信用コン
ピュータに接続された表示装置とを備えて構成され;前
記配信用コンピュータは、前記記憶装置の設計データに
基づいて前記宇宙飛行体の仮想空間画像を創出して前記
表示装置へ表示させると共に、前記データ受配信装置を
介して前記射場のコンピュータから宇宙飛行体発射前の
組立、調整に関するデータを受け前記表示装置の画像と
比較、照合することを可能とし、更に、前記データ受配
信装置を介して前記検証担当地点のコンピュータへ検証
データを出力し、同コンピュータから検証結果のデータ
を受けて宇宙飛行体の発射前の作業を検証可能とするこ
とを特徴としている。
【0036】上記構成の検証ネットワークシステムによ
り、遠隔地の専門家を多く介在させ、緊密な情報交換を
行うことが可能となり、宇宙飛行体の発射前の正確な検
証が実施できる。
【0037】本発明の(2)では、宇宙飛行体の射場に
は、音声入力装置とTVカメラを備えているので、配信
用コンピュータ側と音声による情報交換が可能であり、
又、発射準備の作業状況が画像データとして配信用コン
ピュータへ送られ、正確で信頼のおける検証が可能とな
る。
【0038】本発明の(3)では、配信用コンピュー
タ、記憶装置、表示装置及びデータ受配信装置が打ち上
げ管理センタに配設され、又、本発明の(4)では、こ
れら機器が射場に配設され、又、本発明の(5)では、
検証担当地点のいずれか1個所に配置されている。従っ
て、検証の最もやり易い場所を選択し、これらの最適地
へ、これら機器を設置することができ、検証ネットワー
クシステムの合理的な運用が可能となる。
【0039】本発明の(6)では、射場、打ち上げ管理
センタ及び複数の検証担当地点の各コンピュータは、そ
れぞれ記憶装置の設計データを配信用コンピュータから
データ受配信装置を介して配信してもらうことにより、
自己の表示画面に宇宙飛行体の仮想空間画像を表示させ
るので配信用コンピュータから送られてくるデータとの
比較、照合、検証が容易になされるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る宇宙飛行体射場
検証ネットワークシステムの構成図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る宇宙飛行体射場
検証ネットワークシステムの構成図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係る宇宙飛行体射場
検証ネットワークシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 打ち上げ管理センタ 2 ロケット射場 3−1,3−2,3−3 検証担当地点 10 データ受配信装置 11 サーバ 12 表示装置 13 記憶装置 14 データ入力装置 20−1,20−2,20−3 端末 21−1,21−2,21−3 表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙飛行体の射場に配設されたコンピュ
    ータと、打ち上げ管理センタに配設されたコンピュータ
    と、前記宇宙飛行体の射場から遠隔にある複数の検証担
    当地点に配設されたコンピュータと、前記射場、前記打
    ち上げ管理センタ、前記複数の検証担当地点の各コンピ
    ュータに接続され、これらコンピュータへデータを配信
    し、これらコンピュータからの返送データを受信するデ
    ータ受配信装置と、同データ受配信装置に接続され同デ
    ータ受配信装置から前記返送データを受け、同データ受
    配信装置へ出力データを送る配信用コンピュータと、同
    配信用コンピュータへ接続され前記宇宙飛行体の設計デ
    ータを記憶している記憶装置と、前記配信用コンピュー
    タに接続された表示装置とを備えて構成され;前記配信
    用コンピュータは、前記記憶装置の設計データに基づい
    て前記宇宙飛行体の仮想空間画像を創出して前記表示装
    置へ表示させると共に、前記データ受配信装置を介して
    前記射場のコンピュータから宇宙飛行体発射前の組立、
    調整に関するデータを受け前記表示装置の画像と比較、
    照合することを可能とし、更に、前記データ受配信装置
    を介して前記検証担当地点のコンピュータへ検証データ
    を出力し、同コンピュータから検証結果のデータを受け
    て宇宙飛行体の発射前の作業を検証可能とすることを特
    徴とする宇宙飛行体射場検証ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記宇宙飛行体の射場には、音声入力装
    置とTVカメラとを備え、これら音声信号及び画像信号
    を同射場のコンピュータからデータとして前記データ受
    配信装置を介して前記配信用コンピュータへ送ることを
    特徴とする請求項1記載の宇宙飛行体射場検証ネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 前記配信用コンピュータ、前記記憶装
    置、前記表示装置及び前記データ受配信装置は前記打ち
    上げ管理センタに配設されていることを特徴とする請求
    項1記載の宇宙飛行体射場検証ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記配信用コンピュータ、前記記憶装
    置、前記表示装置及び前記データ受配信装置は前記宇宙
    飛行体射場に配設されていることを特徴とする請求項1
    記載の宇宙飛行体射場検証ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記配信用コンピュータ、前記記憶装
    置、前記表示装置及び前記データ受配信装置は前記検証
    担当地点のいずれか1個所に配設されていることを特徴
    とする請求項1記載の宇宙飛行体射場検証ネットワーク
    システム。
  6. 【請求項6】 前記宇宙飛行体射場、前記打ち上げ管理
    センタ及び前記複数の検証担当地点の各コンピュータ
    は、前記記憶装置から設計データを前記データ受配信装
    置を介して受け、前記宇宙飛行体の全体の仮想空間画像
    を表示可能とすることを特徴とする請求項1記載の宇宙
    飛行体射場検証ネットワークシステム。
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