JP2002041665A - 船舶用食料の供給システム - Google Patents
船舶用食料の供給システムInfo
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 航海中の漁船及び貨物船等の乗組員の栄養バ
ランスに偏りが生じないようにして健康管理を万全と
し、食生活が原因となる病気の発生を防止するとともに
航海期間を通して食材の過不足が生じる惧れをなくして
経済的効果とともに乗組員の志気を高めた食料の供給シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 遠洋漁業により操業中の漁船又は長期に
亘る航海中の貨物船等の船舶の乗組員が摂取すべきカロ
リーや栄養バランスを分析して、コンピュータソフトに
より1日を単位として全航海期間中の献立表を作成し、
該献立表に基づいて必要な食材を分析して、これらの食
材を一食もしくは一日を単位として梱包してから船舶に
積み込むことにより、航海中の乗組員に対する合理的な
船食を提供することを特徴とする船舶用食料の供給シス
テムを基本手段としている。
ランスに偏りが生じないようにして健康管理を万全と
し、食生活が原因となる病気の発生を防止するとともに
航海期間を通して食材の過不足が生じる惧れをなくして
経済的効果とともに乗組員の志気を高めた食料の供給シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 遠洋漁業により操業中の漁船又は長期に
亘る航海中の貨物船等の船舶の乗組員が摂取すべきカロ
リーや栄養バランスを分析して、コンピュータソフトに
より1日を単位として全航海期間中の献立表を作成し、
該献立表に基づいて必要な食材を分析して、これらの食
材を一食もしくは一日を単位として梱包してから船舶に
積み込むことにより、航海中の乗組員に対する合理的な
船食を提供することを特徴とする船舶用食料の供給シス
テムを基本手段としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶用食料の供給シ
ステムに関し、特には遠洋漁業により操業中の漁船の乗
組員及び長期に亘る航海中の貨物船等の乗組員が全航海
期間中に摂取すべきカロリー及び栄養バランスを分析し
てから食材を船舶に積み込むことにより、乗組員に対し
て合理的で充実された船食を提供するようにした船舶用
食料供給システムに関するものである。
ステムに関し、特には遠洋漁業により操業中の漁船の乗
組員及び長期に亘る航海中の貨物船等の乗組員が全航海
期間中に摂取すべきカロリー及び栄養バランスを分析し
てから食材を船舶に積み込むことにより、乗組員に対し
て合理的で充実された船食を提供するようにした船舶用
食料供給システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から遠洋漁業により操業中の漁船又
は長期に亘る航海中の貨物船等の船舶の乗組員に対する
食料の提供は、出港前に現場の人間の勘と経験に頼って
調達された食料が船舶の食料貯蔵庫に積み込まれ、航海
中は調理担当者による調理により食事が作製されて乗組
員に提供されている。これらの船舶では一般に朝食、昼
食、夕食、夜食の1日4食が通例となっている。
は長期に亘る航海中の貨物船等の船舶の乗組員に対する
食料の提供は、出港前に現場の人間の勘と経験に頼って
調達された食料が船舶の食料貯蔵庫に積み込まれ、航海
中は調理担当者による調理により食事が作製されて乗組
員に提供されている。これらの船舶では一般に朝食、昼
食、夕食、夜食の1日4食が通例となっている。
【0003】図3は従来の船舶用食料供給システムの1
例を示す概要図であり、船主(オーナー)1が直接交渉
者2であるコック長,漁労長もしくは船長に予定操業者
数から割り出した〔予定航海日数×人員×1食当たりの
単価×4〕に基づく予算を提示すると、直接交渉者2は
過去の経験に基づいて必要とする食材リスト及び特別注
文等を上記予算内に収まるように作成して船食業者3に
発注する。船食業者3はABCの複数の食品会社4に対
して食材リスト及び特別注文を加味した見積書5の提出
を求め、この見積書5を船主1に提示してYes,No
の回答6を受ける。回答がYesの場合には請け負った
食品会社が積込場所7としての船内に商品を搬入して船
食業者3に代金請求8を行い、船食業者3が船主1に代
金請求9を行って精算する。
例を示す概要図であり、船主(オーナー)1が直接交渉
者2であるコック長,漁労長もしくは船長に予定操業者
数から割り出した〔予定航海日数×人員×1食当たりの
単価×4〕に基づく予算を提示すると、直接交渉者2は
過去の経験に基づいて必要とする食材リスト及び特別注
文等を上記予算内に収まるように作成して船食業者3に
発注する。船食業者3はABCの複数の食品会社4に対
して食材リスト及び特別注文を加味した見積書5の提出
を求め、この見積書5を船主1に提示してYes,No
の回答6を受ける。回答がYesの場合には請け負った
食品会社が積込場所7としての船内に商品を搬入して船
食業者3に代金請求8を行い、船食業者3が船主1に代
金請求9を行って精算する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記直
接交渉者2は、自己の過去の経験に基づいて食材リスト
と特別注文等を作成しているため、1日ごとの栄養及び
カロリー計算に基づいた品揃えではないケースが多々あ
り、長い航海の中で乗組員の健康管理に直接的な悪影響
を与えることが多いという課題がある。また、直接交渉
者2と船食業者3とのやりとりが船主1に理解し難いケ
ースがあり、特に直接交渉者2が経験に基づいて作成し
た食材リストや特別注文等は裏付けが弱いため、船主1
に必要のない誤解を招く惧れがある。
接交渉者2は、自己の過去の経験に基づいて食材リスト
と特別注文等を作成しているため、1日ごとの栄養及び
カロリー計算に基づいた品揃えではないケースが多々あ
り、長い航海の中で乗組員の健康管理に直接的な悪影響
を与えることが多いという課題がある。また、直接交渉
者2と船食業者3とのやりとりが船主1に理解し難いケ
ースがあり、特に直接交渉者2が経験に基づいて作成し
た食材リストや特別注文等は裏付けが弱いため、船主1
に必要のない誤解を招く惧れがある。
【0005】更に航海中の船舶における食事の作製に際
して、特に遠洋漁業の漁船の場合には栄養学の専門家と
かコック等の調理専門家が乗船していることは少なく、
乗組員が調理を担当しており、従って栄養学とか調理方
法に関する専門的知識が十分でない場合が多く、その結
果として航海期間を通して食材の過不足が生じて経済的
なロスが発生するという問題の外に、食生活が原因と思
われる病気が発生することがあり、これが乗組員の志気
に影響して操業成績が低下するという障害が生じる。貨
物船等の乗組員に対する食事の提供も同様であって、仮
に船舶内にコックが乗船していても乗組員の栄養バラン
スに偏りが生じないようにするには高度の知識と調理技
術が要求され、乗組員の健康管理が不充分になりやすい
という問題が生じる。
して、特に遠洋漁業の漁船の場合には栄養学の専門家と
かコック等の調理専門家が乗船していることは少なく、
乗組員が調理を担当しており、従って栄養学とか調理方
法に関する専門的知識が十分でない場合が多く、その結
果として航海期間を通して食材の過不足が生じて経済的
なロスが発生するという問題の外に、食生活が原因と思
われる病気が発生することがあり、これが乗組員の志気
に影響して操業成績が低下するという障害が生じる。貨
物船等の乗組員に対する食事の提供も同様であって、仮
に船舶内にコックが乗船していても乗組員の栄養バラン
スに偏りが生じないようにするには高度の知識と調理技
術が要求され、乗組員の健康管理が不充分になりやすい
という問題が生じる。
【0006】船員年金の受給開始年齢は55歳であっ
て、一般人の受給開始年齢が60歳であるのに対して5
年の差異があり、船上での生活の厳しさを象徴してい
る。また、船上では病院に行くとか医療を受けるという
陸上では普通の行動が出来ないために船員法第83条で
「船舶所有者は健康な者でないと船舶に乗り組ませては
ならない」と規定されており、予め乗組員は健康体であ
ることが条件となっている。更に航海中の乗組員の食生
活も重要な要件であり、前記船員法第80条第2項には
「遠洋区域若しくは近海区域を航行区域とする船舶で総
トン数7百トン以上のもの又は命令の定める漁船に乗り
組む船員に支給する食料は、主務大臣の定める食料表に
よらなければならない」と規定されており、食料表には
食品の種類として第1類〜第6類が挙げられ、各類につ
いて1人10日間の可食量が列記されている。しかしな
がら実際には上記食料表による食料の支給が厳密に守ら
れているとは言えず、特に漁船の乗組員の生活は重労働
であって食生活における栄養バランスの偏りが健康管理
に悪影響を与えることが大きな問題となっている。
て、一般人の受給開始年齢が60歳であるのに対して5
年の差異があり、船上での生活の厳しさを象徴してい
る。また、船上では病院に行くとか医療を受けるという
陸上では普通の行動が出来ないために船員法第83条で
「船舶所有者は健康な者でないと船舶に乗り組ませては
ならない」と規定されており、予め乗組員は健康体であ
ることが条件となっている。更に航海中の乗組員の食生
活も重要な要件であり、前記船員法第80条第2項には
「遠洋区域若しくは近海区域を航行区域とする船舶で総
トン数7百トン以上のもの又は命令の定める漁船に乗り
組む船員に支給する食料は、主務大臣の定める食料表に
よらなければならない」と規定されており、食料表には
食品の種類として第1類〜第6類が挙げられ、各類につ
いて1人10日間の可食量が列記されている。しかしな
がら実際には上記食料表による食料の支給が厳密に守ら
れているとは言えず、特に漁船の乗組員の生活は重労働
であって食生活における栄養バランスの偏りが健康管理
に悪影響を与えることが大きな問題となっている。
【0007】そこで本発明は上記の問題点を解決して、
船舶に栄養学及び調理専門家が乗船していなくても乗組
員の栄養バランスに偏りが生じないようにして健康管理
が万全となり、食生活が原因となる病気の発生を防止す
るとともに航海期間を通して食材の過不足が生じる惧れ
をなくして経済的効果とともに乗組員の志気を高め、操
業成績を向上させることができる船舶用食料の供給シス
テムを提供することを目的とするものである。
船舶に栄養学及び調理専門家が乗船していなくても乗組
員の栄養バランスに偏りが生じないようにして健康管理
が万全となり、食生活が原因となる病気の発生を防止す
るとともに航海期間を通して食材の過不足が生じる惧れ
をなくして経済的効果とともに乗組員の志気を高め、操
業成績を向上させることができる船舶用食料の供給シス
テムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遠洋漁業により操業中の漁船又は長期に亘
る航海中の貨物船等の船舶の乗組員が摂取すべきカロリ
ーや栄養バランスを分析して、コンピュータソフトによ
り1日を単位として全航海期間中の献立表を作成し、該
献立表に基づいて必要な食材を分析して、これらの食材
を一食もしくは一日を単位として梱包してから船舶に積
み込むことにより、航海中の乗組員に合理的な船食を提
供することを特徴とする船舶用食料の供給システムを基
本手段としている。
するために、遠洋漁業により操業中の漁船又は長期に亘
る航海中の貨物船等の船舶の乗組員が摂取すべきカロリ
ーや栄養バランスを分析して、コンピュータソフトによ
り1日を単位として全航海期間中の献立表を作成し、該
献立表に基づいて必要な食材を分析して、これらの食材
を一食もしくは一日を単位として梱包してから船舶に積
み込むことにより、航海中の乗組員に合理的な船食を提
供することを特徴とする船舶用食料の供給システムを基
本手段としている。
【0009】具体的には、栄養士スタッフが作成したコ
ンピュータソフトを使用して必要とする食材の品名と数
量を1食分ごとに計算し、その結果から1日及び1航海
に必要なカロリーと栄養バランスを計算してシステム献
立表を作成し、この献立表からシステム変換により食材
の種類と量、1食分ごとの食材、1日分ごとの食材を把
握して食材コードで1日分の食材のパッケージを梱包
し、船内に該パッケージの積込を行って食材の供給を行
う。
ンピュータソフトを使用して必要とする食材の品名と数
量を1食分ごとに計算し、その結果から1日及び1航海
に必要なカロリーと栄養バランスを計算してシステム献
立表を作成し、この献立表からシステム変換により食材
の種類と量、1食分ごとの食材、1日分ごとの食材を把
握して食材コードで1日分の食材のパッケージを梱包
し、船内に該パッケージの積込を行って食材の供給を行
う。
【0010】上記1日分の食材のパッケージは、朝食
分、昼食分、夕食分、夜食分の計4食分が梱包されたユ
ニット食材からなり、夫々のユニット食材が収納された
箱に添着されたラベルに食材を使用する月日と献立名そ
の他の情報が明記され、各箱の内部に調理方法を示すレ
シピと栄養カロリー計算表が封入されている。
分、昼食分、夕食分、夜食分の計4食分が梱包されたユ
ニット食材からなり、夫々のユニット食材が収納された
箱に添着されたラベルに食材を使用する月日と献立名そ
の他の情報が明記され、各箱の内部に調理方法を示すレ
シピと栄養カロリー計算表が封入されている。
【0011】かかる船舶用食料の供給システムによれ
ば、船舶の航海中に調理担当者が1日分の食材が梱包さ
れたパッケージの朝食分、昼食分、夕食分及び夜食分の
指定された箱を開けて食材とレシピを取り出し、レシピ
に書かれた調理方法に基づいて食材の調理を行って献立
名に記載された食事を作製し、乗組員に提供することが
できる。得られた食事はカロリーと栄養バランスが最良
の状態に管理されており、しかも乗組員の好みを反映さ
せたことにより乗組員の志気を高め、乗組員の健康管理
が万全となるとともに航海期間を通して食材の過不足が
生じる惧れをなくして経済的効果を高めることができ
る。
ば、船舶の航海中に調理担当者が1日分の食材が梱包さ
れたパッケージの朝食分、昼食分、夕食分及び夜食分の
指定された箱を開けて食材とレシピを取り出し、レシピ
に書かれた調理方法に基づいて食材の調理を行って献立
名に記載された食事を作製し、乗組員に提供することが
できる。得られた食事はカロリーと栄養バランスが最良
の状態に管理されており、しかも乗組員の好みを反映さ
せたことにより乗組員の志気を高め、乗組員の健康管理
が万全となるとともに航海期間を通して食材の過不足が
生じる惧れをなくして経済的効果を高めることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る船舶用食料の供給システムの実施形態を説明する。図
1は本発明の食料供給システムの具体例を示す概要図で
あり、先ず船主(オーナー)1が直接交渉者2であるコ
ック長,漁労長もしくは船長に予定操業者数から割り出
した〔予定航海日数×人員×1食当たりの単価×4〕に
基づく予算を提示することにより、直接交渉者2が船食
業者3に発注10を行う。そして船食業者3は直ちにソ
フト会社11にシステム献立表の作成依頼12を行う。
る船舶用食料の供給システムの実施形態を説明する。図
1は本発明の食料供給システムの具体例を示す概要図で
あり、先ず船主(オーナー)1が直接交渉者2であるコ
ック長,漁労長もしくは船長に予定操業者数から割り出
した〔予定航海日数×人員×1食当たりの単価×4〕に
基づく予算を提示することにより、直接交渉者2が船食
業者3に発注10を行う。そして船食業者3は直ちにソ
フト会社11にシステム献立表の作成依頼12を行う。
【0013】ソフト会社11の栄養士スタッフは、予め
栄養士スタッフが作成したコンピュータソフトを使用し
て必要とする食材の品名と数量を1食分ごとに計算し、
その結果から1日及び1航海に必要なカロリーと栄養バ
ランスを計算し、前記予算に基づいてメニューにカロリ
ーと栄養バランスを反映させ、飽きのこないバラエティ
ーを持たせるとともに乗組員の好みを反映させたシステ
ム献立表を作成して船食業者3に献立データの転送13
を行う。
栄養士スタッフが作成したコンピュータソフトを使用し
て必要とする食材の品名と数量を1食分ごとに計算し、
その結果から1日及び1航海に必要なカロリーと栄養バ
ランスを計算し、前記予算に基づいてメニューにカロリ
ーと栄養バランスを反映させ、飽きのこないバラエティ
ーを持たせるとともに乗組員の好みを反映させたシステ
ム献立表を作成して船食業者3に献立データの転送13
を行う。
【0014】船食業者3は送付された献立表からシステ
ム変換により食材の種類と量の把握14、食品コード番
号で1食分ごとの食材の把握15、食品コード番号で1
日分ごとの食材の把握16を行ってから直接交渉者2と
献立打合せ17を行い、直接交渉者2の了解を得てから
食品会社4に対して食品コードで1日分ごとの発注18
と、積込対象場所7としての船内の積込場所位置リスト
の記入と検品チェックリストの記入19とを行う。食品
会社4に対する発注18は、正確な食材の品物別数量を
特定して行うことも可能である。
ム変換により食材の種類と量の把握14、食品コード番
号で1食分ごとの食材の把握15、食品コード番号で1
日分ごとの食材の把握16を行ってから直接交渉者2と
献立打合せ17を行い、直接交渉者2の了解を得てから
食品会社4に対して食品コードで1日分ごとの発注18
と、積込対象場所7としての船内の積込場所位置リスト
の記入と検品チェックリストの記入19とを行う。食品
会社4に対する発注18は、正確な食材の品物別数量を
特定して行うことも可能である。
【0015】食品会社4は船食業者3から食品成分表コ
ードと食品コードごとに食材を受注して1日分の食材の
パッケージを梱包し、積込対象場所7としての船内に該
パッケージの積込20を行って食材の供給を完了する。
船食業者3はこれらの発注・経過・結果報告とともに請
求書発行21を行い、船主1が船食業者3に代金を支払
って精算する。
ードと食品コードごとに食材を受注して1日分の食材の
パッケージを梱包し、積込対象場所7としての船内に該
パッケージの積込20を行って食材の供給を完了する。
船食業者3はこれらの発注・経過・結果報告とともに請
求書発行21を行い、船主1が船食業者3に代金を支払
って精算する。
【0016】図2は1日分の食材のパッケージ21を示
しており、このパッケージ21は、朝食分21a、昼食
分21b、夕食分21c、夜食分21dの計4食分が梱
包されたユニット食材からなり、夫々のユニット食材2
1a、21b、21c、21dが収納された箱に添着さ
れたラベル22には、この食材を使用する月日と箱名、
献立名その他の情報が明記され、各箱の内部には調理方
法を示すレシピ及び栄養カロリー計算表が封入されてい
る。
しており、このパッケージ21は、朝食分21a、昼食
分21b、夕食分21c、夜食分21dの計4食分が梱
包されたユニット食材からなり、夫々のユニット食材2
1a、21b、21c、21dが収納された箱に添着さ
れたラベル22には、この食材を使用する月日と箱名、
献立名その他の情報が明記され、各箱の内部には調理方
法を示すレシピ及び栄養カロリー計算表が封入されてい
る。
【0017】かかる船舶用食料の供給システムによれ
ば、栄養学及び調理専門家が乗船していなくてもカロリ
ーと栄養バランスが最良の状態に管理されるとともに、
乗組員の好みを反映させた健全でおいしい食事が提供さ
れて乗組員の健康管理が万全となり、食生活が原因とな
る病気の発生が防止されるとともに航海期間を通して食
材の過不足による食材の無駄が生じる惧れをなくして、
経済的効果とともに乗組員の志気を高めることができ
る。
ば、栄養学及び調理専門家が乗船していなくてもカロリ
ーと栄養バランスが最良の状態に管理されるとともに、
乗組員の好みを反映させた健全でおいしい食事が提供さ
れて乗組員の健康管理が万全となり、食生活が原因とな
る病気の発生が防止されるとともに航海期間を通して食
材の過不足による食材の無駄が生じる惧れをなくして、
経済的効果とともに乗組員の志気を高めることができ
る。
【0018】また、図2に示す食材のパッケージ21を
用いることにより、船舶の航海中に調理担当者は1日分
の食材が梱包されたパッケージ21の朝食分、昼食分、
夕食分及び夜食分の指定された箱を開けて食材とレシピ
を取り出し、該レシピに書かれた調理方法に基づいて食
材の調理を行って献立名に記載された食事を作製し、乗
組員に提供することができる。
用いることにより、船舶の航海中に調理担当者は1日分
の食材が梱包されたパッケージ21の朝食分、昼食分、
夕食分及び夜食分の指定された箱を開けて食材とレシピ
を取り出し、該レシピに書かれた調理方法に基づいて食
材の調理を行って献立名に記載された食事を作製し、乗
組員に提供することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
って得られた食事は栄養士スタッフが作成したシステム
献立表を用いることによってカロリーと栄養バランスが
最良の状態に管理されており、船舶に栄養学の専門家と
かコック等の調理専門家が乗船していなくても乗組員の
健康管理が万全となるとともに、乗組員の好みを反映さ
せたことによって健全で多様性に富む食事が提供されて
乗組員の志気を高めることができる。
って得られた食事は栄養士スタッフが作成したシステム
献立表を用いることによってカロリーと栄養バランスが
最良の状態に管理されており、船舶に栄養学の専門家と
かコック等の調理専門家が乗船していなくても乗組員の
健康管理が万全となるとともに、乗組員の好みを反映さ
せたことによって健全で多様性に富む食事が提供されて
乗組員の志気を高めることができる。
【0020】特に栄養士スタッフが作成したコンピュー
タソフトを使用して必要とする食材の品名と数量を1食
分ごとに計算し、1日及び1航海に必要なカロリーと栄
養バランスを考慮したシステム献立表からシステム変換
により1食又は1日分の食材の種類と量が瞬時に把握可
能であって、船食業者に対して経済的かつ透明感のある
食材の発注が可能となり、乗組員の健康確保と同時に航
海期間を通して食材の過不足が生じることがなくなり、
船主側の経済的なメリットが大きいという効果がある。
タソフトを使用して必要とする食材の品名と数量を1食
分ごとに計算し、1日及び1航海に必要なカロリーと栄
養バランスを考慮したシステム献立表からシステム変換
により1食又は1日分の食材の種類と量が瞬時に把握可
能であって、船食業者に対して経済的かつ透明感のある
食材の発注が可能となり、乗組員の健康確保と同時に航
海期間を通して食材の過不足が生じることがなくなり、
船主側の経済的なメリットが大きいという効果がある。
【0021】従って本発明によれば、漁船の乗組員のよ
うに重労働者の食生活における栄養バランスの偏りが生
じないようにして健康管理を万全とし、食生活が原因と
なる病気の発生を防止するとともに航海期間を通して食
材の過不足による食材の無駄が生じる惧れがなく、操業
成績を高めることができる船舶用食料の供給システムを
提供することができる。
うに重労働者の食生活における栄養バランスの偏りが生
じないようにして健康管理を万全とし、食生活が原因と
なる病気の発生を防止するとともに航海期間を通して食
材の過不足による食材の無駄が生じる惧れがなく、操業
成績を高めることができる船舶用食料の供給システムを
提供することができる。
【図1】本発明にかかる船舶用食料の供給システムの具
体例を示す概要図。
体例を示す概要図。
【図2】1日分の食材のパッケージを示す外観図。
【図3】従来の船舶用食料供給システムの1例を示す概
要図。
要図。
1…船主(オーナー) 2…直接交渉者 3…船食業者 4…食品会社 7…積込対象場所 11…ソフト会社 21…(1日分の食材の)パッケージ 21a…朝食分 21b…昼食分 21c…夕食分 21d…夜食分 22…ラベル 整理番号 P3133
Claims (3)
- 【請求項1】 遠洋漁業により操業中の漁船又は長期に
亘る航海中の貨物船等の船舶の乗組員が摂取すべきカロ
リーや栄養バランスを分析して、コンピュータソフトに
より1日を単位として全航海期間中の献立表を作成し、
該献立表に基づいて必要な食材を分析して、これらの食
材を一食もしくは一日を単位として梱包してから船舶に
積み込むことにより、航海中の乗組員に合理的な船食を
提供することを特徴とする船舶用食料の供給システム。 - 【請求項2】 栄養士スタッフが作成したコンピュータ
ソフトを使用して必要とする食材の品名と数量を1食分
ごとに計算し、その結果から1日及び1航海に必要なカ
ロリーと栄養バランスを計算してシステム献立表を作成
し、この献立表からシステム変換により食材の種類と
量、1食分ごとの食材、1日分ごとの食材を把握して食
材コードで1日分の食材のパッケージを梱包し、船内に
該パッケージの積込を行って食材の供給を行うことを特
徴とする船舶用食料の供給システム。 - 【請求項3】 1日分の食材のパッケージは、朝食分、
昼食分、夕食分、夜食分の計4食分が梱包されたユニッ
ト食材からなり、夫々のユニット食材が収納された箱に
添着されたラベルに食材を使用する月日と献立名その他
の情報が明記され、各箱の内部に調理方法を示すレシピ
と栄養カロリー計算表を封入したことを特徴とする請求
項2に記載の船舶用食料の供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227255A JP2002041665A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 船舶用食料の供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227255A JP2002041665A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 船舶用食料の供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002041665A true JP2002041665A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18720734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000227255A Pending JP2002041665A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 船舶用食料の供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002041665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101407709B1 (ko) | 2010-10-14 | 2014-06-16 | 울산대학교 산학협력단 | 선박 자원 관리 시스템 및 그에 의한 자원 관리 방법 |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000227255A patent/JP2002041665A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101407709B1 (ko) | 2010-10-14 | 2014-06-16 | 울산대학교 산학협력단 | 선박 자원 관리 시스템 및 그에 의한 자원 관리 방법 |
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