JP2002041601A - 建物の省エネルギー計画方法および当該省エネルギー計画を実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

建物の省エネルギー計画方法および当該省エネルギー計画を実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002041601A JP2000223344A JP2000223344A JP2002041601A JP 2002041601 A JP2002041601 A JP 2002041601A JP 2000223344 A JP2000223344 A JP 2000223344A JP 2000223344 A JP2000223344 A JP 2000223344A JP 2002041601 A JP2002041601 A JP 2002041601A
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building
energy saving
energy
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saving
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俊明 和手
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の初期段階においても、建物と設備とに
関する省エネルギー効果を総合的かつ的確に判断するこ
とができ、さらには一の設計要素の設定によって関連す
る複数の省エネルギー項目に対してその複合効果を得る
ことができる建物の省エネルギー計画方法および当該省
エネルギー計画を実行するプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。 【解決手段】 建物および設備の設計条件および個々の
設計要素に対する設定値により、それぞれ当該設計要素
と相関関係を有する建物に関する省エネルギー項目と設
備に関する省エネルギー項目とにおける省エネルギー効
果を数量化するとともに、少なくとも建物における年間
暖冷房負荷および年間一次エネルギー消費量を算出する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物を設計するに
際して、当該建物と設備の種々の設計要素に対して総合
的な省エネルギー計画を行うことが可能となる省エネル
ギー計画方法およびこれを実行するプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、環境負荷軽減のための省エネルギ
ー法の強化等、建物を設計するに際して、より一層の省
エネルギー化を図ることが強く要請されている。そし
て、このような要請に対応して、財団法人住宅・建築省
エネルギー機構発行の「建築物の省エネルギー基準と設
計手法」や、「建築環境・省エネルギー講習会テキス
ト」等において、建物やその設備に関する様々な省エネ
ルギー設計指針が示されている。
【0003】そこで、従来上記建物の設計段階におい
て、当該建物の省エネルギー計画を実施する場合には、
建物について、その延べ面積、階数、用途等の設計条件
に基づき、これに建設地域における日照量等の自然界の
データを参照して、コア配置、外壁や屋根の断熱、窓面
積率、庇の有無等の個々の設計要素を設定するととも
に、省エネルギー設計指針に基づいて、これらの設計要
素に関連する省エネルギー項目についての算出を行な
い、必要に応じて上記設計要素を再設定する作業を繰り
返すことにより、建物の省エネルギー計画を図る方法が
採用されている。
【0004】また、設備についても、空調設備や電気設
備の運転時間や契約電力等の設計条件に基づいて、空調
や換気のシステム、最適照明器具、熱源等の各設計要素
を設定し、設備に関する省エネルギー指針に基づいて、
関連する省エネルギー項目の算出を行ない、同様に要す
れば上記設計要素を再設定する作業を行うことにより、
設備に関する省エネルギー化を図る方法が採られてい
る。そして、これら建物に関する省エネルギー項目と、
設備に関する省エネルギー項目とに基づいて、当該建物
における年間暖冷房負荷、年間一次エネルギー消費量お
よびランニングコスト等が算出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物全体の
省エネルギーを考察するに際しては、例えば建物につい
て、窓の方位や開口率によって庇の省エネルギー効果が
変化するとともに、同時に設備に対しても、冷暖房のエ
ネルギー消費や設備的な省エネルギー手法の効果も変化
してくる。
【0006】ところが、上記従来の建物の省エネルギー
計画方法によっては、建物に関する省エネルギー項目
と、設備に関する省エネルギー項目とを、別の設計者
が、各々の経験に基づいて設計要素を適宜変更するなど
して個別に行なっているために、上述したような建物と
設備とに関連する複合的な省エネルギー効果を的確に判
断することが難しいという問題点があった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、設計の初期段階においても、建物と設備とに関す
る省エネルギー効果を総合的かつ的確に判断することが
でき、さらには一の設計要素の設定によって関連する複
数の省エネルギー項目に対してその複合効果を得ること
ができる建物の省エネルギー計画方法および当該省エネ
ルギー計画を実行するプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る建物の省エネルギー計画方法は、建物および設備
の設計条件および個々の設計要素に対する設定値によ
り、それぞれ当該設計要素と相関関係を有する建物に関
する省エネルギー項目と設備に関する省エネルギー項目
とにおける省エネルギー効果を数量化するとともに、少
なくとも建物における年間暖冷房負荷および年間一次エ
ネルギー消費量を算出することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、建物および/または設備の設定
値を変更した他の設定値により、当該他の設定値と相関
関係を有する建物に関する省エネルギー項目および/ま
たは設備に関する省エネルギー項目の省エネルギー効果
を数量化し、かつ変更された省エネルギー項目が建物に
おける年間暖冷房負荷および/または年間一次エネルギ
ー消費量に与える効果率を算出することを特徴とするも
のである。
【0010】次いで、請求項3に記載の本発明に係る記
憶媒体は、建物および設備の設計条件および個々の設計
要素に対する設定値を入力するステップと、入力された
設定値並びに建物および設備の省エネルギー項目の省エ
ネルギー効果を算出するに必要な自然界の条件が蓄積さ
れたデータファイル内の関連するデータとから、建物に
関する省エネルギー項目と上記設備に関する省エネルギ
ー項目とにおける省エネルギー効果を数量化するととも
に、少なくとも建物における年間暖冷房負荷および年間
一次エネルギー消費量を算出させるステップとを有する
建物の省エネルギー計画を実行するプログラムをコンピ
ュータ読み取り可能に記録したものである。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明に加えて、建物および/または設備の設定
値を変更した他の設定値を入力するステップと、当該他
の設定値と相関関係を有する建物に関する省エネルギー
項目および/または設備に関する省エネルギー項目の省
エネルギー効果を算出するステップと、変更された省エ
ネルギー項目が建物における年間暖冷房負荷および/ま
たは年間一次エネルギー消費量に与える効果率を算出す
るステップとを有する建物の省エネルギー計画を実行す
るプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録したも
のである。
【0012】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
3または4に記載の発明に加えて、一の上記省エネルギ
ー項目について、関連する複数の上記設計要素のうちの
2組の上記設計要素の複数の設定値による複合の省エネ
ルギー効果を算出し、上記2組の設計要素の設定値と、
これらの複合による省エネルギー効果を、三次元のグラ
フに出力するステップを有することを特徴とする請求項
3または4に記載の建物の省エネルギー計画を実行する
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体。
【0013】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発
明によれば、スペックによって決定される建物および設
備の設計条件、および上記設計条件のもとで具体的に決
定される個々の設計要素に対する設定値により、当該設
計要素と相関関係を有する建物に関する省エネルギー項
目と設備に関する省エネルギー項目とにおける省エネル
ギー効果を数量化するとともに、少なくとも建物におけ
る年間暖冷房負荷および年間一次エネルギー消費量を算
出しているので、設計の初期段階において、建物と設備
との総合的な判断によって有効な省エネルギー計画を実
現することが可能となる。この際に、請求項3に記載の
発明によれば、一の設計者がパーソナルコンピュータに
よって上記省エネルギー計画を手軽に、かつ的確に実行
するができる。
【0014】また特に、請求項2または4に記載の発明
によれば、先ず建物および/または設備の設計要素に対
して設定を行ない、その算出結果に基づいて、より一層
の省エネルギー化を図るために上記設定値を変更した際
に、再設定値と相関関係を有する建物に関する省エネル
ギー項目および/または設備に関する省エネルギー項目
の省エネルギー効果を数量化しているので、一の設計要
素における設定の変更によって、関連する複数の省エネ
ルギー項目に対してその複合効果を得ることができる。
しかも、変更された省エネルギー項目が建物における年
間暖冷房負荷および/または年間一次エネルギー消費量
に与える効果率を算出しているので、上記設計要素の再
設定が、建物全体の省エネルギー効果に対する寄与の程
度を、容易に判別することも可能になる。
【0015】さらに、請求項5に記載の発明において
は、一の省エネルギー項目について、これに関連する複
数の設計要素のうちの2組の設計要素に対する設定値、
およびそれらの複合した省エネルギー効果を、三次元の
グラフによって目視することができるために、容易に最
も効果的な省エネルギー計画の手法を案出することが可
能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づいて、本
発明に係る建物の省エネルギー計画方法および当該省エ
ネルギー計画を実行するプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体の一実施形態について説明
する。本実施形態においては、上記建物の省エネルギー
計画方法を、コンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を用いて行
なう。
【0017】先ず、上記記憶媒体を実行するコンピュー
タ(ハードウエア)は、全体を統括制御するCPU(主
制御部)に、ハードディスク等の記憶装置、入出力制御
部を介したキーボードやマウス等の入力装置、入出力デ
ータを表示するモニタ、実行プログラムを記録したCD
−ROMの駆動装置、フロッピー(登録商標)ディスク
駆動装置および算出結果を出力するプリンタ等の出力装
置が接続された周知のパーソナルコンピュータであり、
当該コンピュータに実行させる建物の省エネルギー計画
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
憶媒体としては、上記プログラムを記録した上記記憶装
置、CD−ROMあるいはフロッピーディスク等が適用
可能である。
【0018】ここで、上記記憶装置には、汎用の表計算
ソフト(例えば、ExcelやLotus−123;と
もに商標名)が上記コンピュータによって実行可能に記
録されており、本実施形態における記憶媒体には、Ex
cel(商標名)と連繋して建物の省エネルギー計画を
実行するためのプログラムが記録されている。図2に示
すように、上記プログラムは、建物の建設される地域の
年間標準日照量等の省エネルギー項目における省エネル
ギー効果を算出するに必要な自然界の条件等が蓄積され
たデータファイル1と、上記建物と設備に対して予め設
定されている設計条件、およびこれを具体的に展開する
ための個々の設計要素に対する設定値を入力する、Ex
cel(商標名)のダイアログシート2と、このダイア
ログシート2の入力情報とデータファイル1の関連する
データとから、前述した省エネルギー設計指針によって
上記建物に関する省エネルギー項目と設備に関する省エ
ネルギー項目における省エネルギー効果を数量化すると
ともに、上記建物における年間暖冷房負荷、年間一次エ
ネルギー消費量およびランニングコスト、CO2 排出量
を算出させるための計算シート3と、計算シート3によ
って得られたデータをグラフ化するグラフシート4と、
計算シート3の結果を保存するワークシート5と、これ
らの入力、計算および表示形式やそのリセット等の各種
変換機能をマクロ的な記載に基づいてコントロールする
モジュールシート6とを有するものである。
【0019】ここで、上記計算シート3およびワークシ
ート5は、それぞれダイアログシート2からの設定数に
応じて複数ファイルが作成されるとともに、これら複数
のファイルが一覧形式によって設定画面7に表示される
ようになっている。また、グラフシート4は、一の上記
省エネルギー項目について、選択画面において複数の設
計要素から選択されたされた関連する2組の設計要素
(図4ではコアと外壁断熱厚)に対して、当該設計要素
を変更した場合の省エネルギー効果の寄与率を、三次元
のグラフに出力するようになっている。
【0020】次に、以上の構成からなる建物の省エネル
ギー計画を実行するプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体を用いた本発明に係る建物の省
エネルギー計画方法の一実施形態について説明する。先
ず、図1は、上記省エネルギー計画方法を示すフローチ
ャートであり、先ず上記ダイアログシート2により、建
物の用途、方位、延べ床面積、階数等の設計条件を入力
し、さらに契約電力、料金単価等の設備に関する設計条
件を入力する。次いで、上記設計条件に基づいて、これ
を省エネルギー計画上、具体的に展開するための省エネ
ルギー項目に関する設計要素、例えば建物における縦横
比、コア配置、外壁の断熱等や設備における照明器具、
空調設備等を概略設定し、当該設定値を入力する。
【0021】そして、これらの設定値により、計算シー
ト3において、それぞれ当該設計要素と相関関係を有す
る建物に関する省エネルギー項目と、上記設備に関する
省エネルギー項目とにおける省エネルギー効果を数量化
するとともに、建物における年間暖冷房負荷、年間一次
エネルギー消費量およびランニングコスト、CO2 排出
量を算出し、ワークシート4に記録する。また、このワ
ークシート5の内容を設定画面7に表示する。
【0022】ここで、設定画面7においては、図2およ
び図3に示すように、各々の省エネルギー項目に対し
て、初期に設定した標準の設定欄と、複数の再設定欄A
〜C(図3においてはA欄のみを示す)が表示されてお
り、A〜C欄の各省エネルギー項目には、初期設定時に
数値化された基準値(本実施形態においては0)が記入
されている。次いで、標準の設定値に対して、より一層
の省エネルギー化を図るために、変更可能な設計要素に
ついて再設定を行なう。
【0023】本実施形態においては、図2に示すよう
に、一例としてA10項に示す建物の日射遮蔽の採用を
行なった場合について説明する。まず、当該項目を変更
すると、新たな計算シート3によって、上記変更に基づ
き、新たな年間暖冷房負荷、年間一次エネルギー消費量
およびランニングコスト、CO2 排出量が算出されて、
設定画面7におけるA欄の該当箇所に表示されるととも
に、上記標準の設定値で得られた結果に対する増減(図
では減少率)が表示される。さらに、当該省エネルギー
項目については、年間暖冷房負荷に関しての標準設定時
の基準値(0)に対する効果率(−7.48)および一
次エネルギー消費量に関しての標準設定時の基準値
(0)に対する効果率(−1.543)が算出されて、
表示される。
【0024】この際に、上述したように、通常一の設計
要素は複数の省エネルギー項目に複合的に影響を与える
とともに、その影響の度合い、すなわち年間暖冷房負荷
や一次エネルギー消費量等の全体に対する省エネルギー
の効果率も異なる。そこで、上記設定画面7において一
の省エネルギー項目を選択し、さらに当該省エネルギー
項目に関連する複数の設計要素のうちの2組を選択し
て、グラフシート4により、モニタに一の上記省エネル
ギー項目についての上記2組の設計要素(図4ではコア
配置と外壁断熱厚)に対する省エネルギー効果の寄与率
を、三次元のグラフによって出力させる。これにより、
最も効果的な組み合わせ(この場合は、ダブルコア2と
外壁断熱厚15)を容易に判別することが可能となる。
【0025】このように、以上の構成からなる建物の省
エネルギー計画を実行するプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体、およびこれを用いた本
発明に係る建物の省エネルギー計画方法によれば、スペ
ックによって決定される建物および設備の設計条件およ
び個々の設計要素に対する設定値により、当該設計要素
と相関関係を有する建物に関する省エネルギー項目と設
備に関する省エネルギー項目とにおける省エネルギー効
果を数量化するとともに、少なくとも建物における年間
暖冷房負荷および年間一次エネルギー消費量を算出して
いるので、設計の初期段階において、建物と設備との総
合的な判断によって有効な省エネルギー計画を、一の設
計者がパーソナルコンピュータによって手軽に、かつ的
確に実行するができる。
【0026】しかも、建物および設備の設計要素を初期
設定した標準値に対して、当該初期設定値を変更した際
に、再設定値と相関関係を有する建物に関する省エネル
ギー項目および設備に関する省エネルギー項目の省エネ
ルギー効果を数量化しているので、一の設計要素におけ
る設定の変更によって、関連する複数の省エネルギー項
目に対してその複合効果を得ることができる。加えて、
変更された省エネルギー項目が建物における年間暖冷房
負荷および/または年間一次エネルギー消費量に与える
効果率を算出しているので、上記設計要素の再設定が、
建物全体の省エネルギー効果に対する寄与の程度を、容
易に判別することもできる。
【0027】さらに、一の省エネルギー項目について、
これに関連する複数の設計要素のうちの2組の設計要素
に対する設定値、およびそれらの複合した省エネルギー
効果を、三次元のグラフによって目視することができる
ために、容易に最も効果的な省エネルギー計画の手法を
案出することができる。
【0028】なお、本実施形態においては、建物の省エ
ネルギー計画を実行するためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、汎用の表計
算ソフトのワークシート形式により、これと連繋して建
物の省エネルギー計画を実行するための複数のファイル
1〜6を有するプログラムを記録した場合についてのみ
説明したが、これに限定されるものではなく、上述した
省エネルギー計画を実行するのに必要な表計算ソフト側
の機能を含んだ全てのプログラムを記録したものでもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5のい
ずれかに記載の発明によれば、設計の初期段階において
も、建物と設備とに関する省エネルギー効果を総合的か
つ的確に判断することができ、特に請求項2、4、5に
記載の発明によれば、一の設計要素の設定によって関連
する複数の省エネルギー項目に対してその複合効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物の省エネルギー計画方法の一実施
形態を示すフローチャートである。
【図2】本発明のプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体の一実施形態におけるファイル構
成を示す図である。
【図3】図2の設定画面を示す図である。
【図4】図2のグラフシートの表示形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 データファイル 2 ダイアログシート 3 計算シート 4 グラフシート 5 ワークシート 6 モジュールシート 7 設定画面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物および設備の設計条件および個々の
    設計要素に対する設定値により、それぞれ当該設計要素
    と相関関係を有する上記建物に関する省エネルギー項目
    と上記設備に関する省エネルギー項目とにおける省エネ
    ルギー効果を数量化するとともに、少なくとも上記建物
    における年間暖冷房負荷および年間一次エネルギー消費
    量を算出することを特徴とする建物の省エネルギー計画
    方法。
  2. 【請求項2】 上記建物および/または設備の上記設定
    値を変更した他の設定値により、当該他の設定値と相関
    関係を有する上記建物に関する省エネルギー項目および
    /または上記設備に関する省エネルギー項目の省エネル
    ギー効果を数量化し、かつ変更された省エネルギー項目
    が上記建物における年間暖冷房負荷および/または年間
    一次エネルギー消費量に与える効果率を算出することを
    特徴とする請求項1に記載の建物の省エネルギー計画方
    法。
  3. 【請求項3】 上記建物および設備の設計条件および個
    々の設計要素に対する設定値を入力するステップと、入
    力された上記設定値並びに上記建物および設備の省エネ
    ルギー項目の省エネルギー効果を算出するに必要な自然
    界の条件が蓄積されたデータファイル内の関連するデー
    タとから、上記建物に関する省エネルギー項目と上記設
    備に関する省エネルギー項目とにおける省エネルギー効
    果を数量化するとともに、少なくとも上記建物における
    年間暖冷房負荷および年間一次エネルギー消費量を算出
    させるステップとを有する建物の省エネルギー計画を実
    行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
  4. 【請求項4】 上記建物および/または設備の上記設定
    値を変更した他の設定値を入力するステップと、当該他
    の設定値と相関関係を有する上記建物に関する省エネル
    ギー項目および/または上記設備に関する省エネルギー
    項目の省エネルギー効果を算出するステップと、変更さ
    れた省エネルギー項目が上記建物における年間暖冷房負
    荷および/または年間一次エネルギー消費量に与える効
    果率を算出するステップとを有する請求項3に記載の建
    物の省エネルギー計画を実行するプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  5. 【請求項5】 一の上記省エネルギー項目について、関
    連する複数の上記設計要素のうちの2組の上記設計要素
    の複数の設定値による複合の省エネルギー効果を算出
    し、上記2組の設計要素の設定値と、これらの複合によ
    る省エネルギー効果を、三次元のグラフに出力するステ
    ップを有することを特徴とする請求項3または4に記載
    の建物の省エネルギー計画を実行するプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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