JP2002041055A

JP2002041055A - 放送番組と連動した音楽探索システム及び販売システム

Info

Publication number: JP2002041055A
Application number: JP2000221208A
Authority: JP
Inventors: Hiroto Kawashiro; 弘人川白
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2000-07-21
Filing date: 2000-07-21
Publication date: 2002-02-08

Abstract

(57)【要約】【課題】テレビやラジオの番組の中で聞いただけでタイ
トルやアーティスト名が不明な曲のタイトルやアーティ
スト名等の情報を知ることができる音楽探索システムを
提供する。【解決手段】放送局端末３０から受け取った、放送局で
放送された曲の放送時間帯の情報と前記曲のタイトルや
アーティスト名等の情報とを含む音楽探索情報を、イン
ターネット１００を介して送出する情報提供会社端末２
０と、情報提供会社端末２０から送出された前記音楽探
索情報を受け取るユーザー端末１０とを含む音楽探索シ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、放送番組と連動し
た音楽探索システム、販売システム、音楽探索方法及び
販売方法に関する。

【０００２】

【発明の背景】テレビやラジオの放送において、その番
組中には実に多くの曲が流れている。テレビ番組には、
その番組のオープニングテーマ、エンディングテーマ、
あるいは主題歌、挿入歌、その他にもいろいろな曲が使
用される。また、ラジオ番組においては、その日のテー
マによって様々な曲が使用される。

【０００３】

【従来の技術】テレビ番組では、毎回流れる曲に関して
は、番組のオープニングまたはエンディングでその曲が
紹介されるが、例えばその日だけに使用されたクラッシ
ック等は、その曲名が紹介されることは少ない。そのた
め、そのテレビ番組でその曲名を知ることは極めて困難
であり、この場合、個人でこのクラッシックの曲名を調
べることになるが、その曲名を調べることは非常に困難
なものとなる。また、ラジオ番組では、曲が流れる前に
DJ（ディスクジョッキー）がその曲名を紹介することが
多いが、曲が終わってから曲名を紹介することは極めて
稀であり、曲を聴いてその曲に興味を持った場合、その
曲をCD（コンパクトディスク）ショップ等で歌って探し
てもらうわけにもいかず、独自で探すことは困難を極め
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、テレビ
やラジオの番組の中で自分の耳で聞いた曲の一部のメロ
ディだけを頼りに、世界中に無数にある曲の中から番組
の中で聞いた自分の欲しい曲を探し出すことは非常に困
難である。

【０００５】そこで、本発明は、以上の問題点のうちの
少なくとも一を解決する音楽探索装置を提供することを
目的とする。また、本発明は、以上の問題点のうちの少
なくとも一を解決するデータ放送送出装置を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、以上の問題点のうち
の少なくとも一を解決する音楽データ販売装置を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、以上の問題点の
うちの少なくとも一を解決する音楽探索システムを提供
することを目的とする。また、本発明は、以上の問題点
のうちの少なくとも一を解決する音楽データ販売システ
ムを提供することを目的とする。また、本発明は、以上
の問題点のうちの少なくとも一を解決する音楽探索方法
を提供することを目的とする。また、本発明は、以上の
問題点のうちの少なくとも一を解決するデータ放送送出
方法を提供することを目的とする。また、本発明は、以
上の問題点のうちの少なくとも一を解決する音楽データ
販売方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、前記それぞれの方法を実施するための媒体を提供す
ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の視点にお
ける音楽探索装置は、放送局で放送された音楽の放送時
間帯の情報と前記音楽を特定するための情報とを含む音
楽探索情報を、ネットワークを介して送出する音楽探索
情報送出手段を少なくとも有することを特徴とする。本
発明の第２の視点におけるデータ放送送出装置は、放送
局で放送された音楽の放送時間帯の情報と前記音楽を特
定するための情報とを含む音楽探索情報を含むデータ放
送を送出するデータ放送送出手段を少なくとも有するこ
とを特徴とする。本発明の第３の視点における音楽デー
タ販売装置は、放送局で放送された音楽の放送時間帯の
情報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索
情報に基づいて探索した音楽の音楽データの購入注文情
報と前記音楽データの注文者の情報とを含む注文情報
を、ネットワークを介して受け取る注文情報受取手段
と、ネットワークを介して前記購入注文情報に対応する
音楽データを前記注文者の端末に送出する音楽データ送
出手段とを少なくとも有することを特徴とする。

【０００７】本発明の第４の視点における音楽探索シス
テムは、本発明の音楽探索装置又はデータ放送送出装置
と、前記音楽探索装置又は前記データ放送送出装置から
送出された前記音楽探索情報を受け取る音楽探索情報受
取手段を少なくとも有する装置とを含むことを特徴とす
る。本発明の第５の視点における音楽データ販売システ
ムは、本発明の音楽データ販売装置と、前記音楽データ
販売装置から送出された前記音楽データをネットワーク
を介して受け取る音楽データ受取手段を少なくとも有す
る端末装置とを含むことを特徴とする。

【０００８】本発明の第６の視点における音楽探索方法
は、放送局で放送された音楽の放送時間帯の情報と前記
音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情報を、ユ
ーザー端末にネットワークを介して送出する音楽探索情
報送出ステップを含むことを特徴とする。本発明の第７
の視点におけるデータ放送送出方法は、放送局で放送さ
れた音楽の放送時間帯の情報と前記音楽を特定するため
の情報とを含む音楽探索情報を含むデータ放送を送出す
るデータ放送送出ステップを含むことを特徴とする。本
発明の第８の視点における音楽データ販売方法は、放送
局で放送された音楽の放送時間帯の情報と前記音楽を特
定するための情報とを含む音楽探索情報に基づいて探索
した音楽の音楽データの購入注文情報と前記音楽データ
の注文者の情報とを含む注文情報を、前記注文者の端末
からネットワークを介して注文情報受取部が受け取る注
文情報受取ステップと、前記購入注文情報に対応する音
楽データを前記注文者の端末に前記注文情報受取部がネ
ットワークを介して送出する音楽データ送出ステップと
を含むことを特徴とする。

【０００９】本発明の第９の視点における媒体は、本発
明の音楽探索方法を実施するための、前記各ステップを
実施する、コンピュータで読み取りかつ実行可能なプロ
グラムを担持することを特徴とする。本発明の第１０の
視点における媒体は、本発明の音楽データ販売方法を実
施するための、前記各ステップを実施する、コンピュー
タで読み取りかつ実行可能なプログラムを担持すること
を特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。

【００１１】［音楽探索装置］音楽探索装置の音楽探索
情報送出手段は、ネットワークを介して音楽探索情報を
ユーザー端末に送出するものにすることができる。音楽
探索情報は、テレビ放送局、ラジオ放送局等の放送局か
ら特定の年月日に放送された音楽及び放送予定の音楽の
放送時間帯の情報と、前記音楽を特定するための情報と
を含む情報にすることができる。

【００１２】前記音楽を特定するための情報としては、
例えば曲名とアーティストの名称であり、さらにその曲
が記録されているＣＤ、レコード、カセットテープ等の
音楽媒体を特定することができる番号、前記音楽媒体の
価格、発売日等を含むことができる。前記音楽探索情報
送出手段は、ユーザー端末の要求に応じて前記音楽探索
情報を送出することができる。

【００１３】また、音楽探索装置は、前記音楽探索情報
の供給源から前記音楽探索情報を受け取る音楽探索情報
受取手段を有することができる。さらに、音楽探索装置
は、音楽データ販売装置の注文情報受取手段、音楽デー
タ送出手段、注文情報送出手段、音楽データ受取手段の
うちの１以上を有することができる。

【００１４】［音楽データ販売装置］音楽データ販売装
置は、ネットワークを介して購入注文情報を音楽データ
供給元に送出する注文情報送出手段と、音楽データ供給
元から購入注文情報に対応する音楽データを受け取る音
楽データ受取手段とを有することができる。音楽データ
は、再生装置により人間が音楽として聴くことのできる
データである。

【００１５】音楽探索装置と音楽データ販売装置とを兼
ねた装置の一例を図面により説明する。図１２は、音楽
探索装置と音楽データ販売装置とを兼ねた装置の一例の
ブロック図である。この装置１２０は、ネットワークを
介して音楽探索情報をユーザー端末に送出する音楽探索
情報送出手段１２１と、前記音楽探索情報の供給源から
前記音楽探索情報を受け取る音楽探索情報受取手段１２
２と、音楽探索情報に基づいてユーザーが探索した音楽
の音楽データの購入注文情報と前記音楽データの注文者
であるユーザーの情報とを含む注文情報を、ユーザー端
末からネットワークを介して受け取る注文情報受取手段
１２３と、ネットワークを介して前記購入注文情報に対
応する音楽データを前記注文者の端末に送出する音楽デ
ータ送出手段１２４と、ネットワークを介して前記購入
注文情報を音楽データ供給元に送出する注文情報送出手
段１２５と、前記音楽データ供給元から前記購入注文情
報に対応する音楽データを受け取る音楽データ受取手段
１２６とを有する。

【００１６】音楽探索装置と音楽データ販売装置とを兼
ねた装置の一例がコンピュータ等の情報処理装置である
場合を図１３に基づいて説明する。図１３は、音楽探索
装置と音楽データ販売装置とを兼ねた装置の一例がコン
ピュータ等の情報処理装置である場合のブロック図であ
る。この装置は、ＣＰＵ（中央演算処理装置）１３１
と、情報送受部１３２と、記憶部１３３と、入力部１３
４と、表示部１３５とを有する。情報送受部１３２は、
例えば、モデム等の情報送受手段であり、上述の音楽探
索情報送出手段１２１と、音楽探索情報受取手段１２２
と、注文情報受取手段１２３と、音楽データ送出手段１
２４と、注文情報送出手段１２５と、音楽データ受取手
段１２６とを兼ねている。記憶部１３３は、メモリ、ハ
ードディスク等の情報記録媒体である。

【００１７】記憶部１３３は、情報送受部１３２で送受
する各種の情報やデータを記憶する。また、記憶部１３
３は、音楽探索装置と音楽データ販売装置とを兼ねた装
置である情報処理装置を動作させるために必要なプログ
ラム等の情報を記憶する。入力部１３４は、キーボード
等の情報入力手段であり、情報の入力を行うことができ
る。表示部１３５は、ディスプレイ等の表示手段であ
り、例えば、記憶部１３３に記憶されている情報を表示
することができる。

【００１８】［音楽データ販売システム］音楽データ販
売システムは、前記購入注文情報に対応する音楽データ
を、ネットワークを介して前記音楽データ販売装置に送
出する音楽データ送出手段を少なくとも有する音楽デー
タ送出装置を含むことができる。

【００１９】［音楽探索方法］音楽探索方法は、前記音
楽探索情報送出ステップよりも前に、前記音楽探索情報
の供給源から前記音楽探索情報を受け取る音楽探索情報
受取ステップを有することができる。音楽探索情報の供
給源としては、例えば放送局がある。

【００２０】［音楽データ販売方法］音楽データ販売方
法は、ネットワークを介して前記注文情報受取部が前記
購入注文情報を音楽データ供給元に送出する注文情報送
出ステップと、前記音楽データ供給元から前記購入注文
情報に対応する音楽データを前記注文情報受取部が受け
取る音楽データ受取ステップとを、前記注文情報受取ス
テップと前記音楽データ送出ステップとの間に有するこ
とができる。

【００２１】前記注文情報受取部は、例えば本発明の音
楽データ販売装置にすることができる。音楽データ販売
装置は、例えば放送局のものにして放送局に設置しても
よく、あるいは放送局から音楽探索情報を受け取って、
前記注文情報を注文者から受け取る業者のものにしてこ
の業者の会社に設置することもできるが、前記装置の設
置場所は任意の場所でよい。音楽データ供給元として
は、例えば、ＣＤ等の音楽媒体を製造ないし販売する音
楽会社がある。

【００２２】前記注文情報送出ステップによれば、前記
購入注文情報のみを音楽データ供給元に送出するように
できるので、注文者のクレジット番号等の個人情報は注
文者が送信した相手以外に流出しないようにすることが
できる。

【００２３】［媒体］本発明の媒体は、プログラムを記
録しておくことができる記録媒体であればよく、例え
ば、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、ＣＤ
−ＲＯＭ、半導体メモリその他の記録媒体にすることが
できる。

【００２４】本発明は、テレビやラジオ放送等で使用さ
れた音楽（主題歌、挿入歌、ＢＧＭ（ＢａｃｋＧｒｏ
ｕｎｄＭｕｓｉｃ）等）の情報（タイトル、アーティ
スト等）を、その曲固有の情報を何も知らなくても容易
に知ることができ、更にユーザーはその曲をネットワー
クを介して購入することができるものである。本発明の
一例を図１により説明する。図１は、本発明の一例を説
明するためのブロック図である。

【００２５】図１において、ユーザーは自分のユーザー
端末１０を用いて、情報提供会社端末２０にアクセス
し、番組のホームページにアクセスする。そこで興味の
ある曲を探し、それを購入したい場合は購入注文情報と
注文者情報を、ネットワーク１００を介して情報提供会
社端末２０に送信する。情報提供会社端末２０は購入情
報を受け取ると、注文された曲を音楽会社端末４０に要
求する。音楽会社端末４０は要求された曲を情報提供会
社端末２０に送信し、情報提供会社端末２０はネットワ
ーク１００を介してユーザー端末１０に曲を送信する。

【００２６】

【実施例】［第１の実施例の構成］図１を参照すると、
本発明の探索・販売システムの第１の実施例は、相互に
インターネット等の通信ネットワーク１００により接続
されているユーザー端末１０と、情報提供会社端末２０
と、放送局端末３０と、音楽会社端末４０とから構成さ
れている。

【００２７】ユーザー端末１０は、パーソナルコンピュ
ータ等の情報処理装置である。ユーザー端末１０は、情
報提供会社端末２０がネットワーク１００上に提供して
いる製品情報にアクセスし、該製品情報を画面に表示す
る機能を備えている。製品情報としては、放送番組で使
用された音楽（番組の主題歌、挿入歌、ＢＧＭ等）に関
する情報（曲のタイトル、アーティスト名、作詞者、作
曲者名等）であり、製品の名称、型番、商品番号、価格
等の情報も含む。

【００２８】情報提供会社端末２０は、情報提供のため
のホームページ作成者、製品の配信者、情報管理者によ
り使用され、ワークステーションサーバ等の情報処理装
置によって構成される。また、情報提供会社端末２０
は、ネットワーク１００上に製品情報を提供し、更に注
文情報を受け、音楽データである製品を送信する機能を
有する。

【００２９】情報提供会社端末２０は、放送局、音楽会
社と協力して番組の情報提供用ホームページを作成す
る。次に、注文者の操作により、ユーザー端末１０が送
信した購入注文情報及び注文者情報を受け取り、注文さ
れた曲を音楽会社端末４０に要求、更に、音楽会社端末
４０から送信されてきた曲（音楽データ）を受信、ユー
ザー端末１０に曲を送信する機能を有する。

【００３０】放送局端末３０は、放送局に設けられ、ワ
ークステーションサーバ等の情報処理装置によって構成
される。放送局端末３０は、番組に使用された○○とい
う曲が、何時何分何秒から何時何分何秒まで流れたか、
その曲のアーティスト等の情報を情報提供会社端末２０
に送信する。

【００３１】音楽会社端末４０は、音楽会社に設けら
れ、データベース、サーバ等の情報処理装置によって構
成される。音楽会社端末４０は、番組で使用された曲の
アーティスト、作詞、作曲者、発売年月日、価格等の情
報を情報提供会社端末２０に送信し、更に、データベー
スに曲を保管しておき、情報提供会社端末２０から要求
のあった曲を情報提供端末２０に送信する。

【００３２】［第１の実施例の動作の説明］次に、図
１、２、３、４、５を参照して、本実施例の動作につい
て詳細に説明する。図２は、本実施例の動作について説
明するための流れ図である。図３〜５は、それぞれ、番
組のホームページの一例であり、ユーザー端末のディス
プレイ等の表示装置に表示された画面の一例を表してい
る。なお、以降の説明では、ネットワーク１００はイン
ターネットであるとする。

【００３３】図２を参照すると、まず情報提供会社端末
２０は放送局、音楽会社と協力して図３のような各番組
のホームページを作成する（ステップA1）。図３には、
日付、放送局名、番組名、放送時間、その番組の主演等
の出演者、脚本家等の情報を載せ、後でユーザーが番組
を探しやすいようにする。また、時間軸を設け、何時何
分何秒から何時何分何秒まで何の曲が流れていたかが分
かるようにしておく。これにより、番組を見ていたユー
ザーが、曲名等その曲固有の情報を一切知らなくても、
その曲が流れていた時刻をキーにして知りたい曲を探し
出すことができ、後でその曲の情報を知ることができ
る。

【００３４】更に、図３の曲名をクリックすると、図４
のような画面が出る。図４は、クリックした曲の情報
（アーティスト、作詞者、作曲者、発売日、価格等）が
表示してあり、視聴ボタンをクリックすると、一定の時
間視聴できるようになっている。

【００３５】ユーザーは、自分のユーザー端末１０を介
して、情報提供会社端末２０がインターネット上に開設
しているホームページにアクセスする（ステップA2）。
これに応答して、情報提供会社端末２０は、番組音楽情
報をユーザー端末１０に送信する（ステップA3）。ユー
ザーは、放送局名、番組名、放送時間等からその番組の
ページを開き、知りたい曲、欲しい曲を探す（ステップ
A4）。知りたい曲が見つかったら、図３でその曲名をク
リックし、曲の詳細情報画面を表示する（ステップA
5）。

【００３６】図４で、曲の詳細を確認した後、購入カー
トボタンをクリックすると、この曲が購入登録され、購
入注文情報として一時的にユーザー端末に蓄えられる。
購入したい曲が決まったら、図３の注文ボタンをクリッ
クして、図５のような購入注文及び注文者情報画面を開
く（ステップA6）。図５の画面の空欄部に必要な事項を
入力装置を用いて記入し、購入注文情報及び注文者情報
を情報提供会社端末２０にインターネット１００を介し
て送信する（ステップA7）。

【００３７】情報提供会社端末２０は、購入注文情報と
注文者情報を受信する（ステップA8）。情報提供会社端
末２０は、受信した購入注文情報の曲を音楽会社端末４
０に要求する（ステップA9）。音楽会社端末４０は、情
報提供会社端末２０から送られた要求を受信する（ステ
ップA10）。音楽会社端末４０は、要求された曲を情報
提供会社端末２０に送信する（ステップA11）。情報提
供会社端末２０は、音楽会社端末４０から送信された曲
を受信する（ステップA12）。情報提供会社端末２０
は、音楽会社端末４０から受信した曲を注文者に送信す
る（ステップA13）。ユーザー端末１０は、情報提供会
社端末２０から送信された曲を受信する（ステップA1
4）。

【００３８】［第１の実施例の効果］第１の効果は、ユ
ーザーは番組中に流れた曲のタイトル等、その曲固有の
情報を一切知らなくても、自分の欲しい曲を容易に探し
出し、購入することができる。第２の効果は、音楽会社
は曲の情報公開、販売業務を情報提供会社に代行しても
らえるので、曲の販売を能率化できる。第３の効果は、
クレジット番号等の個人情報が情報提供会社で止まるの
で、プライバシー情報の流出の恐れがない。

【００３９】［第２の実施例］次に、本発明の第２の実
施例について、図６を参照して詳細に説明する。図６
は、本発明の第２の実施例を説明するためのブロック図
である。

【００４０】本発明の第２の実施例は、放送局が直接音
楽会社と協力して情報提供用ホームページを開設し、情
報提供と曲販売、情報管理を行う点で第１の実施例と異
なる。従って、図６のブロック図に示すように、第１の
実施例にある情報提供会社は必要ない。ユーザーは、購
入注文情報と注文者情報を放送局端末１３０に送る。放
送局端末１３０は、購入注文情報と注文者情報を受け取
り、注文された曲を音楽会社端末１４０に要求する。次
に、放送局端末１３０は、音楽会社端末１４０から送ら
れた曲を受信し、更にユーザー端末１１０に曲を送信す
る機能を有する。

【００４１】次に、図７を参照して本実施例の動作につ
いて説明する。図７は、第２の実施例の動作を説明する
ための流れ図である。

【００４２】図７を参照すると、まず放送局は音楽会社
と協力して図３のようなホームページを作成する（ステ
ップB1）。図３、図４、図５は、第１の実施例と同様で
ある。ユーザーは自分のユーザー端末１１０を介して、
放送局がインターネット上に開設したホームページにア
クセスする（ステップB2）。これ以降の動作（ステップ
B3〜B6）は第１の実施例の動作（ステップA3〜A6）と同
様である。

【００４３】図５に示された画面の空欄部に必要な事項
を入力装置を用いて記入し、購入注文情報及び注文者情
報を、放送局端末１３０にインターネット２００を介し
て送信する（ステップB7）。

【００４４】放送局端末１３０は、購入注文情報と注文
者情報を受信する（ステップB8）。放送局端末１３０
は、受信した購入注文情報の曲を音楽会社端末１４０に
要求する（ステップB9）。音楽会社端末１４０は、放送
局端末１３０から送られた要求を受信する（ステップB1
0）。音楽会社端末１４０は、要求された曲を放送局端
末１３０に送信する（ステップB11）。放送局端末１３
０は、音楽会社端末１４０から送られた曲を受信する
（ステップB12）。放送局端末１３０は、音楽会社から
送られた曲を注文者に送信する（ステップB13）。ユー
ザー端末１１０は、放送局端末１３０から送信された曲
を受信する（ステップB14）。

【００４５】以上のように、本実施形態では、第１の実
施例にあった、ユーザーと放送局、音楽会社との中間の
情報提供会社が不要になる。また、放送局は直接その番
組の視聴者の反応をみることができる。

【００４６】［第３の実施例］次に、本発明の第３の実
施例について、図を参照して説明する。本発明の第３の
実施例は、図８に示すように、データ放送を利用し、ホ
ームページを作成する必要がない点で、第１、第２の実
施例と異なる。図８は、第３の実施例を説明するための
ブロック図である。

【００４７】ユーザーは、データ放送を受信できるシス
テムが必要となる。ユーザーは、データ放送を視聴し、
インターネット３００を介して、曲を注文する。放送局
端末２３０は購入注文情報と注文者情報を受け取り、注
文された曲を音楽会社端末２４０に要求する。次に放送
局端末２３０は、音楽会社端末２４０から送られた曲を
受信し、更にユーザーに曲を送信する機能を有する。

【００４８】次に、本実施例の動作について説明する。
図９は、第３の実施例の動作を説明するための流れ図で
ある。

【００４９】図９を参照すると、まず放送局は音楽会社
と協力してその番組に関する音楽の情報をのせたデータ
放送を放送する（ステップC1）。ユーザーは、そのデー
タ放送を視聴し（ステップC2）、欲しい曲をチェックす
る（ステップC3）。次に、ユーザー端末２１０は、放送
局端末２３０に注文者情報と共に欲しい曲を注文する
（ステップC4）。放送局端末２３０は、ユーザーからの
購入注文情報と、注文者情報を受信する（ステップC
5）。次に、放送局端末２３０は、注文された曲を音楽
会社端末２４０に要求する（ステップC6）。音楽会社端
末２４０は放送局端末２３０からの要求を受信し（ステ
ップC7）、要求された曲を放送局端末２３０に送信する
（ステップC８）。放送局端末２３０は、音楽会社端末
２４０より送信された曲を受信し（ステップC9）、それ
をユーザー端末２１０に送信する（ステップC10）。ユ
ーザー端末２１０は、放送局端末２３０より送信された
曲を受信する（ステップC11）。

【００５０】以上のように、本実施形態では、第１、第
２の実施例にあったホームページを作成する必要がな
く、番組を視聴しながら知りたい情報を得ることができ
る。また、放送局は直接その番組の視聴者の反応をみる
ことができる。

【００５１】［第４の実施例］次に、本発明の第４の実
施例について、図を参照して説明する。本発明の第４の
実施例は、図１０に示すように、情報処理会社端末を設
けた点で、第３の実施例と異なる。図１０は、第４の実
施例を説明するためのブロック図である。

【００５２】ユーザーは、データ放送を受信できるシス
テムが必要となる。ユーザーは、データ放送を視聴し、
インターネット４００を介して、曲を注文する。情報処
理会社端末３２０は購入注文情報と注文者情報を受け取
り、注文された曲を音楽会社端末３４０に要求する。次
に情報処理会社端末３２０は、音楽会社端末３４０から
送られた曲を受信し、更にユーザーに曲を送信する機能
を有する。

【００５３】次に、本実施例の動作について説明する。
図１１は、第４の実施例の動作を説明するための流れ図
である。

【００５４】図１１を参照すると、まず放送局は音楽会
社と協力してその番組に関する音楽の情報をのせたデー
タ放送を放送する（ステップD1）。ユーザーは、そのデ
ータ放送を視聴し（ステップD2）、欲しい曲をチェック
し（ステップD3）、購入注文情報と注文者情報を記入す
る（ステップD4）。次に、ユーザー端末３１０は、情報
処理会社端末３２０に注文者情報と共に購入注文情報を
送信する（ステップD5）。情報処理会社端末３２０は、
ユーザーからの注文者情報と購入注文情報とを受信する
（ステップD6）。次に、情報処理会社端末３２０は、注
文された曲を音楽会社端末３４０に要求する（ステップ
D7）。音楽会社端末３４０は情報処理会社端末３２０か
らの要求を受信し（ステップD8）、要求された曲を情報
処理会社端末３２０に送信する（ステップD9）。情報処
理会社端末３２０は、音楽会社端末３４０より送信され
た曲を受信し（ステップD10）、それをユーザー端末３
１０に送信する（ステップD11）。ユーザー端末３１０
は、情報処理会社端末３２０より送信された曲を受信す
る（ステップD12）。

【００５５】

【発明の効果】本発明の音楽探索装置の効果は、テレビ
やラジオで聴いただけで情報が不明な音楽の情報を簡単
に知ることができる、ということである。その理由は、
本発明の音楽探索装置が、放送局で放送された音楽の放
送時間帯の情報と前記音楽を特定するための情報とを含
む音楽探索情報を、ネットワークを介して送出する音楽
探索情報送出手段を少なくとも有するようにしているか
らである。

【００５６】本発明のデータ放送送出装置の効果は、デ
ータ放送の音楽の情報を簡単に知ることができる、とい
うことである。その理由は、本発明のデータ放送送出装
置が、放送局で放送された音楽の放送時間帯の情報と前
記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情報を含
むデータ放送を送出するデータ放送送出手段を少なくと
も有するようにしているからである。

【００５７】本発明の音楽データ販売装置の効果は、テ
レビやラジオ等で聴いただけで情報が不明であった音楽
の音楽データを簡単に購入することができる、というこ
とである。その理由は、本発明の音楽データ販売装置
が、放送局で放送された音楽の放送時間帯の情報と前記
音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情報に基づ
いて探索した音楽の音楽データの購入注文情報と前記音
楽データの注文者の情報とを含む注文情報を、ネットワ
ークを介して受け取る注文情報受取手段と、ネットワー
クを介して前記購入注文情報に対応する音楽データを前
記注文者の端末に送出する音楽データ送出手段とを少な
くとも有するようにしているからである。

【００５８】本発明の音楽探索システムの効果は、テレ
ビやラジオで聴いただけで情報が不明な音楽の情報を簡
単に知ることができる、ということである。その理由
は、本発明の音楽探索システムが、本発明の音楽探索装
置又はデータ放送送出装置と、前記音楽探索装置又は前
記データ放送送出装置から送出された前記音楽探索情報
を受け取る音楽探索情報受取手段を少なくとも有する装
置とを含むようにしているからである。

【００５９】本発明の音楽データ販売システムの効果
は、テレビやラジオ等で聴いただけで情報が不明であっ
た音楽の音楽データを簡単に購入することができる、と
いうことである。その理由は、本発明の音楽データ販売
システムが、本発明の音楽データ販売装置と、前記音楽
データ販売装置から送出された前記音楽データをネット
ワークを介して受け取る音楽データ受取手段を少なくと
も有する端末装置とを含むようにしているからである。

【００６０】本発明の音楽探索方法の効果は、テレビや
ラジオで聴いただけで情報が不明な音楽の情報を簡単に
知ることができる、ということである。その理由は、本
発明の音楽探索方法が、放送局で放送された音楽の放送
時間帯の情報と前記音楽を特定するための情報とを含む
音楽探索情報を、ユーザー端末にネットワークを介して
送出する音楽探索情報送出ステップを含むようにしてい
るからである。

【００６１】本発明のデータ放送送出方法の効果は、デ
ータ放送の音楽の情報を簡単に知ることができる、とい
うことである。その理由は、本発明のデータ放送送出方
法が、放送局で放送された音楽の放送時間帯の情報と前
記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情報を含
むデータ放送を送出するデータ放送送出ステップを含む
ようにしているからである。

【００６２】本発明の音楽データ販売方法の第１の効果
は、テレビやラジオ等で聴いただけで情報が不明であっ
た音楽の音楽データを簡単に購入することができる、と
いうことである。その理由は、本発明の音楽データ販売
方法が、放送局で放送された音楽の放送時間帯の情報と
前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情報に
基づいて探索した音楽の音楽データの購入注文情報と前
記音楽データの注文者の情報とを含む注文情報を、前記
注文者の端末からネットワークを介して注文情報受取部
が受け取る注文情報受取ステップと、前記購入注文情報
に対応する音楽データを前記注文者の端末に前記注文情
報受取部がネットワークを介して送出する音楽データ送
出ステップとを含むようにしているからである。

【００６３】本発明の音楽データ販売方法の第２の効果
は、注文者のクレジット番号等の個人情報は注文者が注
文情報を送信した相手以外に流出しないようにすること
ができる、ということである。その理由は、本発明の音
楽データ販売方法では、ネットワークを介して注文情報
受取部が、音楽データの購入注文情報を音楽データ供給
元に送出する注文情報送出ステップを有するという構成
を採用することができるからである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の一例を説明するためのブロッ
ク図である。

【図２】図２は、第１の実施例の動作について説明する
ための流れ図である。

【図３】図３は、ホームページの一例を示す図である。

【図４】図４は、ホームページの一例を示す図である。

【図５】図５は、ホームページの一例を示す図である。

【図６】図６は、第２の実施例を説明するためのブロッ
ク図である。

【図７】図７は、第２の実施例の動作を説明するための
流れ図である。

【図８】図８は、第３の実施例を説明するためのブロッ
ク図である。

【図９】図９は、第３の実施例の動作を説明するための
流れ図である。

【図１０】図１０は、第４の実施例を説明するためのブ
ロック図である。

【図１１】図１１は、第４の実施例の動作を説明するた
めの流れ図である。

【図１２】図１２は、音楽探索装置と音楽データ販売装
置とを兼ねた装置の一例のブロック図である。

【図１３】図１３は、音楽探索装置と音楽データ販売装
置とを兼ねた装置の一例がコンピュータ等の情報処理装
置である場合のブロック図である。

【符号の説明】

１０、１１０、２１０、３１０ユーザー端末２０情報提供会社端末３０、１３０、２３０、３３０放送局端末４０、１４０、２４０、３４０音楽会社端末１００、２００、３００、４００インターネット３２０情報処理会社端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｈ 1/00 Ｈ０４Ｈ 1/00 Ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】放送局で放送された音楽の放送時間帯の情
報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情
報を、ネットワークを介して送出する音楽探索情報送出
手段を少なくとも有することを特徴とする音楽探索装
置。
【請求項２】前記音楽探索情報の供給源から前記音楽探
索情報を受け取る音楽探索情報受取手段を有することを
特徴とする請求項１に記載の音楽探索装置。
【請求項３】放送局で放送された音楽の放送時間帯の情
報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情
報を含むデータ放送を送出するデータ放送送出手段を少
なくとも有することを特徴とするデータ放送送出装置。
【請求項４】放送局で放送された音楽の放送時間帯の情
報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情
報に基づいて探索した音楽の音楽データの購入注文情報
と前記音楽データの注文者の情報とを含む注文情報を、
ネットワークを介して受け取る注文情報受取手段と、ネットワークを介して前記購入注文情報に対応する音楽
データを前記注文者の端末に送出する音楽データ送出手
段とを少なくとも有することを特徴とする音楽データ販
売装置。
【請求項５】ネットワークを介して前記購入注文情報を
音楽データ供給元に送出する注文情報送出手段と、前記音楽データ供給元から前記購入注文情報に対応する
音楽データを受け取る音楽データ受取手段とを有するこ
とを特徴とする請求項４に記載の音楽データ販売装置。
【請求項６】請求項１〜３のいずれか一に記載の音楽探
索装置又はデータ放送送出装置と、前記音楽探索装置又
は前記データ放送送出装置から送出された前記音楽探索
情報を受け取る音楽探索情報受取手段を少なくとも有す
る装置とを含むことを特徴とする音楽探索システム。
【請求項７】請求項４〜５のいずれか一に記載の音楽デ
ータ販売装置と、前記音楽データ販売装置から送出され
た前記音楽データをネットワークを介して受け取る音楽
データ受取手段を少なくとも有する端末装置とを含むこ
とを特徴とする音楽データ販売システム。
【請求項８】前記購入注文情報に対応する音楽データ
を、ネットワークを介して前記音楽データ販売装置に送
出する音楽データ送出手段を少なくとも有する音楽デー
タ送出装置を含むことを特徴とする請求項７に記載の音
楽データ販売システム。
【請求項９】放送局で放送された音楽の放送時間帯の情
報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索情
報を、ユーザー端末にネットワークを介して送出する音
楽探索情報送出ステップを含むことを特徴とする音楽探
索方法。
【請求項１０】前記音楽探索情報送出ステップよりも前
に、前記音楽探索情報の供給源から前記音楽探索情報を
受け取る音楽探索情報受取ステップを有することを特徴
とする請求項９に記載の音楽探索方法。
【請求項１１】放送局で放送された音楽の放送時間帯の
情報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索
情報を含むデータ放送を送出するデータ放送送出ステッ
プを含むことを特徴とするデータ放送送出方法。
【請求項１２】放送局で放送された音楽の放送時間帯の
情報と前記音楽を特定するための情報とを含む音楽探索
情報に基づいて探索した音楽の音楽データの購入注文情
報と前記音楽データの注文者の情報とを含む注文情報
を、前記注文者の端末からネットワークを介して注文情
報受取部が受け取る注文情報受取ステップと、前記購入注文情報に対応する音楽データを前記注文者の
端末に前記注文情報受取部がネットワークを介して送出
する音楽データ送出ステップとを含むことを特徴とする
音楽データ販売方法。
【請求項１３】ネットワークを介して前記注文情報受取
部が前記購入注文情報を音楽データ供給元に送出する注
文情報送出ステップと、前記音楽データ供給元から前記購入注文情報に対応する
音楽データを前記注文情報受取部が受け取る音楽データ
受取ステップとを、前記注文情報受取ステップと前記音
楽データ送出ステップとの間に有することを特徴とする
請求項１２に記載の音楽データ販売方法。
【請求項１４】請求項９〜１０のいずれかに記載の音楽
探索方法を実施するための、前記各ステップを実施す
る、コンピュータで読み取りかつ実行可能なプログラム
を担持することを特徴とする媒体。
【請求項１５】請求項１２〜１３のいずれかに記載の音
楽データ販売方法を実施するための、前記各ステップを
実施する、コンピュータで読み取りかつ実行可能なプロ
グラムを担持することを特徴とする媒体。