JP2002039865A - 搬送中の線材コイルの温度測定方法及び冷却方法、並びに圧延中の線材の冷却方法 - Google Patents

搬送中の線材コイルの温度測定方法及び冷却方法、並びに圧延中の線材の冷却方法

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JP2002039865A
JP2002039865A JP2000223978A JP2000223978A JP2002039865A JP 2002039865 A JP2002039865 A JP 2002039865A JP 2000223978 A JP2000223978 A JP 2000223978A JP 2000223978 A JP2000223978 A JP 2000223978A JP 2002039865 A JP2002039865 A JP 2002039865A
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JP
Japan
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temperature
wire coil
scanning
conveyor
wire rod
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Application number
JP2000223978A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kawasaki
康浩 川崎
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Sumitomo Metals Kokura Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metals Kokura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】線材コイル全体の温度を廉価に測定できる方法
の提供。 【解決手段】コンベア上部h=h1+h2の距離にあり、測
温走査範囲RS=2h・tan{(θ1)/2}、RC≦RSで、走査
方向がコイル搬送方向に 45〜135゜の角度θS、走査角
中心での視野径が線材径未満の走査型放射温度計で、D
≦RC≦Wの線材コイル温度をt1≧t2の走査速度で測定
し、搬送方向に分割したゾーンの所定時間毎の最高温度
からそのゾーンの線材コイル温度を求める。ここで、 D
は線材コイルリング外径、RCは線材コイルの搬送方向と
直角な方向の幅、 Wはコンベア幅、RSは温度計の線材コ
イル搬送方向と直角な方向での測温走査範囲、 hはコン
ベアから温度計の受光素子までの距離、h1は温度計の焦
点距離、h2はコンベアと線材コイル表層部との距離、θ
1はθSが90゜の時の温度計の測温走査角度、t1は温度計
視野の線材コイル通過時間、t2は温度計の受光素子の応
答時間である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送中の線材コイ
ルの温度測定方法及び冷却方法、並びに圧延中の線材の
冷却方法に関する。詳しくは、走査型放射温度計を用い
て熱間圧延後コンベア上に非同心の互いに相重なり合っ
たリング状に載置されて搬送される線材コイルの温度を
測定する方法、及び前記線材コイルの各部位における温
度偏差を小さくするとともに目標とする温度に近づける
ための、前記線材コイルを冷却する方法と圧延中の線材
を冷却する方法とに関する。
【0003】
【0004】
【従来の技術】熱間圧延後コンベア上に非同心の互いに
相重なり合ったリング状に載置されて搬送される線材コ
イル(以下、「熱間圧延後コンベア上に非同心の互いに
相重なり合ったリング状に載置されて搬送される線材コ
イル」を簡単のために、「線材コイル」ともいう)は、
その搬送方向に対して直角な方向(以下、線材コイルの
「搬送方向と直角な方向」を線材コイルの「幅方向」と
もいう)の両端部でリングの重なりが密、中央部ではリ
ングの重なりが粗となっている。
【0005】
【0006】線材コイルの機械的性質にバラツキがある
と、最終製品(部品)の機械的性質にもバラツキが生じ
る場合があるため、前記幅方向でリング密度が異なる線
材コイルの各部位における機械的性質を均一化すること
が重要である。線材コイルの各部位における機械的性質
を均一化するには、第一に線材コイルを均一に冷却する
ことが重要である。このため、特開昭56−84424
号公報や特開昭56−90928号公報などに線材コイ
ルを均一に冷却する技術が開示されているが、線材コイ
ルを均一に冷却するためには、線材コイル全体の温度
(温度分布)を正確に把握する必要がある。
【0007】
【0008】しかし、従来は、線材圧延中の線材や搬送
コンベア上の線材コイルの測温には、視野が数mmのス
ポット型放射温度計が用いられていた。この場合、正し
い測温結果を得るためには、スポット型放射温度計にお
ける数mmの視野の一定面積以上が、測温の対象である
線材や線材コイルで満たされていること、すなわち視野
欠けしていないことが必要である。
【0009】
【0010】上記スポット型放射温度計を用いて、線材
コイルの側面からその両端部の温度を測定する場合に
は、前記したように線材コイルの端部が中心に比べてリ
ングの重なりが密であるため、大きな視野欠けを起こす
心配はないものの、得られた結果は線材コイル側面部の
みの温度であって、中央部をも含めた線材コイル全体の
温度(温度分布)ではない。
【0011】
【0012】一方、複数台のスポット型放射温度計を、
搬送コンベア上部のコイル中央部から両端部にかかる位
置に固定設置して線材コイルの温度を測定する場合に
は、温度計を設置した各位置においては、線材コイルの
リングの重なりの程度、つまり線材コイルのリング密度
に応じ、一定時間内の測温結果の最大値を抽出するなど
の手段をとることによって視野欠け対策とすることはで
きるものの、線材コイルはその幅方向(搬送方向に対し
て直角な方向)に蛇行することがあるため、線材コイル
幅方向の特定位置における温度を正確に測定することが
できない。更に、上記の方法で線材コイル全体の温度分
布を測定するためには、線材コイルの幅方向に測定点の
漏れが生じないように極めて多数の温度計を設置する必
要があるので、温度計設置台数の増加による設備費用や
保守費用が嵩むという問題もある。
【0013】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑みなされたもので、その目的は、熱間圧延後コンベア
上に非同心の互いに相重なり合ったリング状に載置され
て搬送される線材コイル全体の温度(温度分布)を廉価
に測定できる方法を提供することである。本発明のもう
1つの目的は、前記線材コイルの各部位における温度偏
差を小さくするとともに目標とする温度に近づけて、線
材コイルに均一な機械的性質を確保させるための、前記
線材コイルを冷却する方法と圧延中の線材を冷却する方
法とを提供することである。
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記
(1)に示す搬送中の線材コイルの温度測定方法、
(2)に示す線材コイルの冷却方法及び、(3)に示す
圧延中の線材の冷却方法にある。
【0017】
【0018】(1)熱間圧延後コンベア上に非同心の互
いに相重なり合ったリング状に載置されて搬送される下
記 (1)式を満たす線材コイルの温度をその搬送方向に対
して任意の方向のゾーンに分割して測定する方法であっ
て、コンベア上での測温走査範囲が下記 (2)式と (3)式
を満たすとともに測温走査方向が線材コイルの搬送方向
に対して45〜135゜の範囲にある角度θSの方向
で、その位置がコンベア上部の下記 (4)式を満たす距離
hにあり且つ、視野径が下記 (5)式を満たす走査型放射
温度計を用いて、前記線材コイルの温度を温度計の走査
速度が下記 (6)式を満たすようにして測定し、搬送方向
に対して任意の方向に分割した各ゾーンにおける所定時
間毎の最高温度からそのゾーンの線材コイル温度を求め
る搬送中の線材コイルの温度測定方法。
【0019】
【0020】D≦RC≦W・・・(1) RC≦RS・・・(2) RS=2h・tan{(θ1)/2}・・・(3) h=h1+h2・・・(4) dsh1≦d・・・(5) t1≧t2・・・(6) ここで、Dは線材コイルのリング外径(mm)、RCは
コンベア上の線材コイルのその搬送方向と直角な方向で
の幅(mm)、Wはその上で線材コイルを搬送可能なコ
ンベアの幅(mm)、RSはコンベア上での走査型放射
温度計のコンベア上線材コイル搬送方向と直角な方向で
の測温走査範囲(mm)、hはコンベアから走査型放射
温度計の受光素子までの距離(mm)、h1は走査型放
射温度計の焦点距離(mm)、h2はコンベアから線材
コイル表層部までの距離(mm)、θ1はθSが90゜
の時の走査型放射温度計の測温走査角度(゜)、dsh1
は走査型放射温度計の受光素子からh1の距離における
走査型放射温度計の視野径(mm)、dは線材の直径
(mm)、t1は走査型放射温度計の視野を線材コイル
が通過する時間(s)、t2は走査型放射温度計の受光
素子の応答時間(s)である。
【0021】
【0022】(2)熱間圧延後コンベア上に非同心の互
いに相重なり合ったリング状に載置されて搬送される前
記 (1)式を満たす線材コイルを冷却する方法であって、
線材コイルの搬送ラインに冷却装置を設け、上記(1)
に記載の方法で測定した、線材コイルの搬送方向に対し
て任意の方向に分割された各ゾーンの線材コイルの温度
に応じて、前記冷却装置から線材コイルに吹き付ける冷
媒の温度及び量を調節することを特徴とする線材コイル
の冷却方法。
【0023】
【0024】(3)熱間圧延後コンベア上に非同心の互
いに相重なり合ったリング状に載置されて搬送される前
記 (1)式を満たす線材コイルの上流で圧延途中の線材を
冷却する方法であって、線材の熱間圧延ラインに冷却装
置を設け、上記(1)に記載の方法で測定した、線材コ
イルの搬送方向に対して任意の方向に分割された各ゾー
ンの線材コイルの温度に応じて、前記冷却装置から熱間
圧延中の線材に吹き付ける冷媒の温度及び量を調節する
ことを特徴とする圧延中の線材の冷却方法。
【0025】
【0026】なお、「コンベアから走査型放射温度計の
受光素子までの距離h」は、具体的には図1(b)に示
すように、コンベアの線材コイル載置面から走査型放射
温度計の受光素子までの距離を指す。又、「コンベア上
の線材コイルのその搬送方向と直角な方向での幅RC」
は、図1(b)に示すようにコンベア上での線材コイル
の最大の広がり幅をいう。
【0027】
【0028】前記θSが90゜の時の走査型放射温度計
の測温走査角度θ1は、走査型放射温度計自体の走査角
度をθとすると(図1(c)参照)下記 (7)式で表され
る。
【0029】
【0030】 θ1=2tan-1{tan(θ/2)・cosθS}・・・(7) 線材コイルの搬送方向に対して任意の方向のゾーンは単
に任意の数に分割しさえすればよく、均等分割する必要
はない。
【0031】
【0032】本発明者らは、前記した課題を解決するた
めに種々の調査・検討を行った。その結果、下記の知見
を得た。
【0033】
【0034】(a)線材コイル全体の温度(温度分布)
を廉価に測定するためには、走査型放射温度計を用い
て、その測温走査方向、走査角度及び設置位置を適正化
するとともに、走査速度と受光素子の応答時間との関係
を適正化すればよい。 (b)走査型放射温度計の走査速度と受光素子の応答時
間との関係が適正な場合には、温度計の視野が測温対象
である線材コイルにかかり始めた位置から測定温度は徐
々に上がり出し、温度計の受光素子の応答時間を経過し
た位置で、測温対象の線材コイルの温度として表示され
る。したがって、所定時間内の最高温度が測温対象とな
る線材の温度を示すことになる。
【0035】
【0036】(c)前記(b)の「所定時間」は、線材
コイルの搬送速度、線材コイルのリング間隔及び走査型
放射温度計の走査速度から決定すればよい。
【0037】
【0038】(d)搬送中の線材コイルの温度を、線材
コイル搬送方向の任意方向に測温ゾーンを分割して測温
し、その結果を用いて線材コイル冷却装置の冷媒の温度
と量を調節すれば線材コイルを均一に冷却できるととも
に所定の温度に調整できるので、線材コイルの各部位に
おける機械的性質を均一化することができる。 (e)搬送中の線材コイルの温度を、線材コイル搬送方
向の任意方向に測温ゾーンを分割して測温し、その結果
を用いて熱間圧延中の線材を冷却する装置の冷媒の温度
と量を調節すれば熱間圧延後の線材温度を所定の温度に
調整できるので、前記(d)の搬送中の線材コイルの温
度調節と合わせれば、線材コイルの各部位における機械
的性質を一層均一化することができる。
【0039】
【0040】本発明は、上記の知見に基づいて完成され
たものである。
【0041】
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各要件について詳
しく説明する。
【0043】
【0044】図1に、走査型放射温度計、測温対象であ
る線材コイル、線材コイルを搬送するコンベアの関係を
示す。この図1において、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は(a)のA−A線上の断面図である。
【0045】
【0046】先ず、測温の対象となる搬送中の線材コイ
ルのリング外径(D)が、その上で線材コイルを搬送可
能なコンベアの幅(W)を超える場合には、コンベア上
で線材コイルを搬送できなくなってしまう。したがっ
て、測温の対象である搬送中の線材コイルのリング外径
Dとコンベアの幅Wに関しては、D≦Wとする必要があ
る。この時、コンベア上の線材コイルのその搬送方向と
直角な方向での幅RCは線材コイルのリング外径D以上
であり、上記コンベアの幅W以下である。したがって、
測温の対象である搬送中の線材コイルを前記 (1)式を満
たすものに限定した。
【0047】
【0048】次に、走査型放射温度計は、コンベア上で
の測温走査範囲が前記 (2)式と (3)式を満たすととも
に、測温走査方向が線材コイルの搬送方向に対して45
〜135゜の範囲にある角度θSの方向で且つ、コンベ
ア上部の前記 (4)式を満たす距離hに設置する必要があ
る。
【0049】
【0050】すなわち、コンベア上での走査型放射温度
計のコンベア上線材コイル搬送方向と直角な方向での測
温走査範囲RSが前記コンベア上の線材コイルのその搬
送方向と直角な方向での幅RC未満である場合には、測
温走査方向の測定範囲を有効に使えず、測温できない領
域が生じてしまう。
【0051】
【0052】又、測温走査方向が線材コイルの搬送方向
に対して45〜135゜の範囲にある角度θSの方向で
なければ、測温走査毎に得られる測温結果が線材コイル
の幅方向からずれるために、限られた走査範囲内でコイ
ル幅方向全体の測温データが得られない場合がある。
【0053】
【0054】更に、コンベアから走査型放射温度計の受
光素子までの距離hが、走査型放射温度計の焦点距離h
1とコンベアから線材コイル表層部までの距離h2との
和より大きい場合、又は、前記コンベアから走査型放射
温度計の受光素子までの距離hが、走査型放射温度計の
焦点距離h1とコンベアから線材コイル表層部までの距
離h2との和より小さい場合には、放射温度計の視野径
が線材の直径を超える場合があって視野欠けを生じるこ
とがある。
【0055】
【0056】同様に、測温走査範囲RSが、距離hと、
角度θSが90゜の時の走査型放射温度計の測温走査角
度θ1の関係式である2h・tan{(θ1/2)}よ
り小さい場合、又は、前記RSが2h・tan{(θ1
/2)}より大きい場合には、放射温度計の視野径が線
材の直径を超える場合があってを視野欠けを生ずること
がある。
【0057】
【0058】したがって、本発明においては、走査型放
射温度計を、コンベア上での測温走査範囲が前記 (2)式
と (3)式を満たすとともに測温走査方向が線材コイルの
搬送方向に対して45〜135゜の範囲にある角度θS
の方向で且つ、コンベア上部の前記 (4)式を満たす距離
hに設置するものとした。
【0059】
【0060】なお前記RSは、コンベア上の線材コイル
のその搬送方向と直角な方向での幅RC以上でありさえ
すればよいがコンベアの幅Wの1.2倍以下にすること
が好ましい。
【0061】
【0062】ここで、少なくとも線材コイル中央部で視
野欠けを起こさないようにするためには、走査角中心で
の走査型放射温度計の視野径が、測定対象である線材コ
イルを形成する線材の直径dよりも小さくなるように光
学系の選定を行うとともに、前記測温走査角度θ1、走
査型放射温度計の焦点距離h1を決定する必要がある。
したがって、走査型放射温度計の受光素子からh1の距
離における走査型放射温度計の視野径dsh1が線材の直
径d以下となる (5)式の規定を設けた。
【0063】
【0064】なお、同一測定走査範囲でコンベアから走
査型放射温度計受光素子までの距離hを小さくしすぎる
と、走査型放射温度計自体の走査角度θが大きくなって
光学系の収差による測定誤差が発生する場合があるの
で、前記走査角度θが100゜以下となるように光学系
の選定及びθ1、h1、測定走査方向を決定するのがよ
い。更に、光学系の選定は、線材コイル幅方向の両端部
を測温できる走査角度での走査型放射温度計の視野径
が、測温対象である線材コイルを形成する線材の直径d
よりも小さくなるように行うことが望ましい。
【0065】
【0066】又、走査型放射温度計の走査速度は、その
温度計の視野を前記線材コイルが通過する時間(t1)
が前記温度計の受光素子の応答時間(t2)以上となる
ように設定する必要がある。これは、前記温度計の視野
を線材コイルが通過する時間t1が温度計の受光素子の
応答時間t2未満である場合には、正確な測温データが
得られないからである。
【0067】
【0068】したがって、走査型放射温度計の走査速度
が前記 (6)式を満たすように規定した。
【0069】
【0070】上記のようにして走査型放射温度計を用い
て測定した線材コイルの温度測定結果を用いて、各ゾー
ンにおける所定時間毎の最高温度を求め、各ゾーン毎の
線材コイル温度を決定することができる。
【0071】
【0072】なお、上記「所定時間」tkは、線材コイ
ルの搬送速度をv1、線材コイルのリング間隔をL、走
査型放射温度計の走査速度をv2として、例えば下記の
関係式を満たすように決定すればよい。
【0073】
【0074】tk=L/(v1×v2) 具体的な線材コイル温度の決定は、例えば次のような手
順で行うことができる。
【0075】
【0076】すなわち、前記のようにして測定した線材
コイルの温度測定結果をアナログ/デジタル変換(A/
D変換)し、線材コイル密度に応じて1走査当たり特定
の数の温度データ、例えば100〜1000点の温度デ
ータとして、測温開始点から測温終了点まで順番に計算
機内部に一時的に記憶させる。
【0077】
【0078】この一時的に記憶された温度データt
(m、1)〜t(m、n)には、コンベア上の線材コイ
ル両端部から外れたコンベア自体の温度データも含まれ
る。ここで、上記のmは走査回数、nは1走査当たりの
温度データ数で例えば前記した100〜1000の整数
である。なお、線材コイル両端部から外れたコンベア自
体の温度と熱間圧延後の線材コイル内部との温度差は通
常100℃以上ある。このため、t(m、1)〜t(m、
n)の各温度データについて、それぞれ前後の温度デー
タと比較し、低温から高温側に100℃以上の差が付い
た点の前及び高温から低温側に100℃以上の差が付い
た点の後、すなわち線材コイル両端から外れたコンベア
自体の温度データを除外することで線材コイルの温度分
布が求まる。線材コイルの測温は、線材コイルの冷却装
置や熱間圧延中の線材の冷却装置の配置等管理したいメ
ッシュに応じて線材コイルの幅方向に測温ゾーンを分割
して行えばよい。
【0079】
【0080】図2には、一例として線材コイルの幅方向
にE、C、Wと3ゾーンに分割して測温する場合を示
す。この場合、t(m、1)〜t(m、n)の各温度デ
ータはE、C、Wの各ゾーンについて、tE(m、1)
〜tE(m、k1)、tC(m、k1+1)〜tC
(m、k2)、tW(m、k2+1)〜tW(m、n)
となる。ここで、1<k1<k1+1<k2<nであ
る。
【0081】
【0082】上記tE(m、1)〜tE(m、k1)、
tC(m、k1+1)〜tC(m、k2)、tW(m、
k2+1)〜tW(m、n)に3分割された温度データ
毎に一定時間内の最大値を求めることで線材コイル温度
tEm、tCm、tWmを検出することができる。
【0083】
【0084】上記の温度tEm、tCm、tWmと測温
位置での目標温度Tとの偏差を求め、その偏差を小さく
するように線材コイルの搬送ラインに設けた冷却装置の
冷媒の量、温度を調整すれば、線材コイルを幅方向に均
一で、しかも特定の冷却速度で冷却することが可能とな
る。したがって、線材コイルに所望の均質な機械的性質
を確保させることができる。又、上記の温度tEm、t
Cm、tWmと測温位置での目標温度Tとの偏差を求
め、その偏差を小さくするように線材の熱間圧延ライン
に設けた冷却装置の冷媒の量、温度を調整することによ
り熱間圧延中の線材を所定の温度まで冷却できるので、
線材コイルも幅方向に均一で、しかも特定の冷却速度で
冷却することができる。
【0085】
【0086】
【実施例】線材コイルの搬送方向に1と2の2つのゾー
ン、幅方向にE、C及びWの3つのゾーンに分割したス
テルモア風冷設備における線材コイルの温度を測定し
た。なお、測温走査方向は線材コイルの搬送方向に対し
てθS=90゜とし、熱間圧延した線材の素材鋼には通
常の方法で製造されたJIS G 3505に記載のSWRM6を
用いた。上記のθS=90゜の場合には、 (3)式のθ1
=θ(走査型放射温度計自体の走査角度)となる。
【0087】
【0088】走査型放射温度計は、コンベアから走査型
放射温度計の受光素子までの距離hを1500mmとし
て上記1ゾーンの入側と2ゾーンの出側に焦点距離h1
が1350mmのもの各1台ずつの計2台を、走査型放
射温度計自体の走査角度θの中心とコンベアの幅方向中
心が一致し、しかも上記のように測温走査方向が線材コ
イルの搬送方向に対して直角、つまりθS=90゜とな
るように設置した。
【0089】
【0090】なお、その上で線材コイルを搬送可能なコ
ンベア幅Wは1500mm、測温対象である線材コイル
のリング外径Dは1250mmである。又、コンベア上
の線材コイルのその搬送方向と直角な方向での幅RCは
1500mmで、コンベアから線材表層部までの距離h
2は150mmであった。
【0091】
【0092】なお、θ=θ1=60゜、h=1500m
mであるので (3)式からとしてRSを求めると1730
mmとなり、これは前記 (2)式を満たす。
【0093】
【0094】走査速度は10Hzとした。これは応答時
間6μsの受光素子を用いたことと、測温対象である線
材の直径5.5mm及び線材リング間隔35mmを考慮
したものである。
【0095】
【0096】線材コイル中央部のリング間隔及びコンベ
ア上線材コイルの搬送速度0.2〜0.7m/sから、
1走査当たりの測温データ点数は200点とした。
【0097】
【0098】幅方向の温度測定結果をアナログ/デジタ
ル変換(A/D変換)し、走査温度計の各走査毎の温度
データとして、順番に計算機内部に一時的に記憶させ
た。
【0099】
【0100】次いで上記測温走査毎のデータt(m、
1)〜t(m、200)について、前後の温度データ差
を求めた。つまり、t(m、2)−t(m、1)、t
(m、3)−t(m、2)のような計算をt(m、20
0)−t(m、199)まで行い、この計算結果のうち
最初に+100℃以上の差を生じた点と最初に−100
℃以下の差を生じた点の間を線材コイルの温度データと
し、それ以外の温度データを線材コイル以外の温度デー
タ、つまりコンベア自体の温度データとして除去した。
【0101】
【0102】上記の処理状況を模式的に図3に示す。図
3は測温走査1回目と2回目における測温結果を示すも
ので、線材コイルの幅方向に3分割して得たデータのう
ち、ゾーンEとWについて両端それぞれ10データを除
外したことを示している。
【0103】
【0104】次に、前記3ゾーン毎に温度の最大値を求
め、更に5秒間での最大値を求めて、幅方向の線材コイ
ル温度tEn、tCn、tWnを決定した。なお、上記
の時間は前記した線材コイルの搬送速度、走査型放射温
度計の走査速度、線材コイルのリング間隔から決定した
ものである。上記のようにして測定した温度を、図4に
示す。
【0105】
【0106】次いで、上記のようにして測定した1ゾー
ン入側の温度を用いて、1ゾーン及び2ゾーンに設置し
た風冷設備をフィードフォアード制御し、又、2ゾーン
出側の測温結果を用いて、1ゾーン及び2ゾーンに設置
した風冷設備をフィードバック制御することも行った。
【0107】
【0108】制御形態の一例を図5に示す。この図の場
合、線材コイル幅方向に3ゾーンに分けた線材コイル搬
送方向の2ゾーン毎に1台のファンで風量調節を行っ
た。なお、フィードフォアード制御では測温結果を更に
1ゾーン及び2ゾーンの風冷ゾーン通過時間で移動平均
するようにした。又、フィードバック制御では、測定結
果を次材以降で反映させるようにした。
【0109】
【0110】具体的には、フィードフォアード制御、フ
ィードバック制御の場合とも、測定温度ti、toと測
定位置での目標温度Ti、Toとの偏差Δti、Δto
によって各ゾーンでの目標風量Q1、Q2に対する過不
足風量ΔQ1、ΔQ2を求め、この過不足風量ΔQ1、
ΔQ2をファン回転数Δn1、Δn2に換算し、ファン
の基準回転数N1、N2に対して加減することで風冷設
備のファン回転数n1、n2を決定・調整して風量q
1、q2を確保し、線材コイル幅方向に均一で、且つ、
特定の冷却速度での冷却が行えるようにした。なお、風
冷は30℃の風を吹き付けて行った。図5においては、
簡単のために、1ゾーン入側での測温結果tEn、tC
n、tWnをti、目標温度をTiとし、2ゾーン出側
での測温結果も同様にto、目標温度をToとして記載
した。図6に、上記のようにして線材コイルを風冷した
場合の2ゾーン出側での測温結果を示す。
【0111】
【0112】この図から、線材コイルの温度に応じて、
風冷装置から線材コイルに吹き付ける風の温度及び量を
調節することで、線材コイルの各部位における温度偏差
を小さくして線材コイルを均一に冷却できることが明ら
かである。次に、冷却後の線材コイルの先端から50m
位置、ほぼ中央部位置、後端から50m位置の3箇所か
らJIS9A号の引張試験片を採取し、引張試験を行っ
た。その結果、引張強さは1020〜1100MPa
で、線材コイルの各部位における機械的性質を均一化で
きることが判明した。
【0113】
【0114】更に、測温結果を用いて熱間圧延中の線材
を冷却することも行った。その制御形態の一例を図7に
示す。この図の場合、仕上圧延機出側の水冷設備で線材
圧延方向の3つのゾーンの水量w1、w2、w3に対
し、仕上ブロックミル入側温度計を用いてフィードフォ
アード制御を、風冷設備1ゾーン入側の走査型放射温度
計を用いてフィードバック制御を行えるようにした。
【0115】
【0116】具体的には仕上ブロックミル入側及び風冷
設備1ゾーン入側での測定温度ta、tiと測定位置で
の目標温度Ta、Tiとの偏差Δta、Δtiを用いて
冷却水制御装置によって過不足水量を求めて総水量wを
決定し、冷却水量調整装置にて水量w1、w2、w3に
調節し、圧延方向に均一で、且つ、測定位置で目標の温
度となるような冷却水制御が行える様にした。なお、冷
却水は水温27℃の工業用水を用いて行った。図8に、
上記のようにして線材を水冷した場合の2ゾーン出側で
の測温結果を示す。
【0117】
【0118】この図から、線材コイルの温度に応じて、
線材水冷装置から熱間圧延中の線材に吹き付ける水の温
度及び量を調節することで、線材コイルの各部位におけ
る温度偏差を小さくして線材コイルを均一に冷却できる
ことが明らかである。次に、冷却後の線材コイルの先端
から50m位置、ほぼ中央部位置、後端から50m位置
の3箇所からJIS9A号の引張試験片を採取し、引張
試験を行った。その結果、引張強さは1050〜108
0MPaで、線材コイルの各部位における機械的性質を
均一化できることが判明した。更に、測温結果を用いて
熱間圧延中の線材を冷却するとともに、風冷装置から線
材コイルに吹き付ける風の温度及び量を調節することも
行い、その結果、線材コイルの各部位における機械的性
質を一層均一化できることを確認した。
【0119】
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、熱間圧延後コンベア上
に非同心の互いに相重なり合ったリング状に載置されて
搬送される線材コイル全体の温度を廉価に測定できる。
更に、前記線材コイルの各部位における温度偏差を小さ
くするとともに目標とする温度に近づけることができる
ので、線材コイルに均一な機械的性質を確保させること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】走査型放射温度計、測温対象である線材コイ
ル、線材コイルを搬送するコンベアの関係を説明する図
であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は
(a)のA−A線上の断面図である。
【図2】走査型放射温度計を用いて、線材コイル幅方向
に3分割して測温する例を示す図である。
【図3】実施例において、走査型放射温度計を用いて線
材コイル幅方向に3分割して測温した場合に、計算機を
用いて処理する状況を模式的に説明する図である。
【図4】実施例において信号処理した場合の測温結果の
例を示す図である。
【図5】2台の走査型放射温度計を用いて、風冷設備へ
適用した制御形態の例を示す図である。
【図6】前記図5の制御形態を用いて測温した結果を示
す図である。
【図7】1台の走査型放射温度計を用いて、熱間圧延中
の水冷設備へ適用した制御形態の例を示す図である。
【図8】前記図7の制御形態を用いて測温した結果を示
す図である。
【符号の説明】 ti、to、ta:測定温度 Ti、To、Ta:測定位置での目標温度 Δti、Δto、Δta:測定温度ti、to、taと
目標温度Ti、To、Taとの偏差 Q1、Q2:目標風量 ΔQ1、ΔQ2:過不足風量 q1、q2:実際の風量 Δn1、Δn2:上記過不足風量ΔQ1、ΔQ2のファ
ン回転数への換算 N1、N2:風冷設備のファンの基準回転数 n1、n2:ファンの実際の回転数 w、w1、w2、w3:水量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05D 23/00 G05D 23/00 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱間圧延後コンベア上に非同心の互いに相
    重なり合ったリング状に載置されて搬送される下記 (1)
    式を満たす線材コイルの温度をその搬送方向に対して任
    意の方向のゾーンに分割して測定する方法であって、コ
    ンベア上での測温走査範囲が下記 (2)式と (3)式を満た
    すとともに測温走査方向が線材コイルの搬送方向に対し
    て45〜135゜の範囲にある角度θSの方向で、その
    位置がコンベア上部の下記 (4)式を満たす距離hにあり
    且つ、視野径が下記 (5)式を満たす走査型放射温度計を
    用いて、前記線材コイルの温度を温度計の走査速度が下
    記 (6)式を満たすようにして測定し、搬送方向に対して
    任意の方向に分割した各ゾーンにおける所定時間毎の最
    高温度からそのゾーンの線材コイル温度を求める搬送中
    の線材コイルの温度測定方法。 D≦RC≦W・・・(1) RC≦RS・・・(2) RS=2h・tan{(θ1)/2}・・・(3) h=h1+h2・・・(4) dsh1≦d・・・(5) t1≧t2・・・(6) ここで、Dは線材コイルのリング外径(mm)、RCは
    コンベア上の線材コイルのその搬送方向と直角な方向で
    の幅(mm)、Wはその上で線材コイルを搬送可能なコ
    ンベアの幅(mm)、RSはコンベア上での走査型放射
    温度計のコンベア上線材コイル搬送方向と直角な方向で
    の測温走査範囲(mm)、hはコンベアから走査型放射
    温度計の受光素子までの距離(mm)、h1は走査型放
    射温度計の焦点距離(mm)、h2はコンベアから線材
    コイル表層部までの距離(mm)、θ1はθSが90゜
    の時の走査型放射温度計の測温走査角度(゜)、dsh1
    は走査型放射温度計の受光素子からh1の距離における
    走査型放射温度計の視野径(mm)、dは線材の直径
    (mm)、t1は走査型放射温度計の視野を線材コイル
    が通過する時間(s)、t2は走査型放射温度計の受光
    素子の応答時間(s)である。
  2. 【請求項2】熱間圧延後コンベア上に非同心の互いに相
    重なり合ったリング状に載置されて搬送される前記 (1)
    式を満たす線材コイルを冷却する方法であって、線材コ
    イルの搬送ラインに冷却装置を設け、請求項1に記載の
    方法で測定した、線材コイルの搬送方向に対して任意の
    方向に分割された各ゾーンの線材コイルの温度に応じ
    て、前記冷却装置から線材コイルに吹き付ける冷媒の温
    度及び量を調節することを特徴とする線材コイルの冷却
    方法。
  3. 【請求項3】熱間圧延後コンベア上に非同心の互いに相
    重なり合ったリング状に載置されて搬送される前記 (1)
    式を満たす線材コイルの上流で圧延途中の線材を冷却す
    る方法であって、線材の熱間圧延ラインに冷却装置を設
    け、請求項1に記載の方法で測定した、線材コイルの搬
    送方向に対して任意の方向に分割された各ゾーンの線材
    コイルの温度に応じて、前記冷却装置から熱間圧延中の
    線材に吹き付ける冷媒の温度及び量を調節することを特
    徴とする圧延中の線材の冷却方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053047A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Sumitomo Metal Ind Ltd 表面温度測定方法及び表面温度測定装置並びに鋼材の製造方法
WO2015064167A1 (ja) 2013-10-29 2015-05-07 新日鐵住金株式会社 線材冷却装置及び線材冷却方法

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