JP2002039863A - 建材外観色調検査方法およびその装置 - Google Patents

建材外観色調検査方法およびその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】建材が実際に使用される条件を考慮した建材外
観色調の検査方法とその方法を実施するための装置を提
供する。 【解決手段】複数の観測角度パラメータαx、αyと照
明角度パラメータθx、θyのなかから、選択された所
定の観測角度パラメータαx、αyと照明角度パラメー
タθx、θyの組合せを検査条件として、建材Kの外観
色調を測定し、製品としての外観色調の合否を判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材表面の分光成
分を計測して外観色調を求め、外観色調により製品の合
否を判定する建材色調検査方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅外装壁材の検査方法として
は、検査対象に対し照明方向と観測方向を固定化して、
カメラで画像を撮像し、同じ位置の画素を統計的に処理
して色調の検査を行うものがある。
【0003】この方法によれば、画素の色頻度分布を求
めることで、より確実に板物体の測色評価が可能にな
る。また、測色対象となる板物体が長尺のものや、凹凸
表面形状を有するものに対しても有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その被検査
物である建材が実際に使用される屋外等では、照明方
向、観測方向の違いにより、色むら、光沢の違いなどの
欠陥、複数枚並べたときの色のばらつきなどが目立つ場
合があるため、被検査物に対する照明方向と観測方向を
固定化した上記の方法では、商品の使用状態を考慮した
正確な検査が実現できない。
【0005】本発明は、かかる問題を解決すべく提案さ
れたものであり、建材が実際に使用される条件に応じて
検査条件を変えることができる、建材外観色調の検査方
法および検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の建材外観色調検査方法では、建材表
面に光を照射して表面の分光画像を撮像する際に、予め
準備された観測角度パラメータと照明角度パラメータの
なかから、1つ又は複数の所定の組合せを検査条件とし
て選択し、選択した検査条件に応じて撮像した建材表面
の分光画像より外観色調を算出し、所定の検査基準と照
合して、外観色調の合否を判定することを特徴とする。
【0007】これにより観測角度と照明角度の様々な組
合せで検査が可能となり、高精度な外観色調検査が可能
となり、正確な合否判定を得ることができる。
【0008】請求項2では、請求項1に記載の建材外観
色調検査方法において、検査条件である観測角度パラメ
ータと照明角度パラメータは、検査対象である建材の特
徴に応じて、最適な組合せを選択することによって決定
されることを特徴とする。所定の組合せを選択して検査
するため、処理を迅速化できる。
【0009】請求項3では、請求項1または2に記載の
建材外観色調検査方法における観測角度パラメータが、
施工後の状態で人が観測する方向を基準に決定されるこ
とを特徴とする。
【0010】施工後の建材を実際に人が観測するであろ
う方向から観測して検査するので、使用状態が考慮さ
れ、より現実的な見え方に対する色調の検査が可能とな
る。
【0011】請求項4では、照明角度パラメータが施工
後の状態で太陽光が照射する方向を基準に決定されるこ
とを特徴としている。
【0012】施工後の建材に対して実際に太陽光が照射
されるであろう方向から照明照射して検査を行うので、
より現実的な照射位置に対する色調の検査が可能とな
る。
【0013】請求項5では、照明角度パラメータが施工
後の状態で人工照明が照射する方向を基準に決定される
ことを特徴とする。
【0014】施工後の建材に対して実際に街灯等の人工
照明から照射されるであろう方向から照明照射して検査
するので、より現実的な照射位置に対する色調の検査が
可能となる。
【0015】請求項6では、請求項1〜5のいずれかに
記載の建材外観色調検査方法における観測角度パラメー
タと照明角度パラメータの組合せが、建材の品種あるい
は品番により決定されることを特徴とする。また、請求
項7では、検査条件となる観測角度パラメータと照明角
度パラメータの組合せが建材の形状によって、予め最適
な条件に決定されることを特徴とする。
【0016】この結果、建材の特徴を考慮した検査が可
能となる。また、観測角度パラメータと照明角度パラメ
ータを建材の品種や形状毎に取り出せるようにしたデー
タベースを設けることで、効率的な検査が実現できる。
【0017】請求項8では、検査条件として建材に照射
する照明の光源色をさらに含んでおり、この照明光源色
を選択して検査できるようにしている。
【0018】これにより、建材に対して照射される太陽
光や人工照明の光源色を考慮することができるので、よ
り現実的な環境で色調の検査が可能となる。
【0019】請求項9では、選択された検査条件で撮像
された複数の建材の分光画像より算出した外観色調を所
定の部位ごとに統計処理し、各部位ごとの色調ばらつき
を求め、予め準備された検査基準に照らして合否を判断
することを特徴とする。これにより、建材を複数枚施工
したときに、色調差が目立つような隣り合う建材の色調
のばらつきを検査することができる。
【0020】請求項10に記載の建材外観色調検査装置
は、観測角度パラメータの可変手段を備えた分光画像撮
像装置と、照明角度パラメータの可変手段を備えた照明
装置と、撮像装置及び照明装置に対して建材を相対的に
移動させる移動手段と、分光画像記憶手段と、色調演算
手段と、色調判定手段とを備えた建材外観色調検査装置
であって、観測角度パラメータと照明角度パラメータの
組合せを可変させて、前記移動手段により建材を相対的
に移動させながら、建材表面の分光画像を取り込み、分
光画像より外観色調を算出し、所定の検査基準に照らし
て建材外観を検査することを特徴としている。
【0021】この装置によれば、撮像装置の観測角度と
照明装置の照明角度を自由に変化させることができるの
で、高精度で効率的な色調検査ができる。
【0022】請求項11に記載の建材外観色調検査装置
には、建材をその上に載置して回転させる回転機構をさ
らに備えていることを特徴とする。これにより、あらゆ
る角度から照明照射、観測ができるようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面とともに説明する。
【0024】図1は、本発明の建材外観色調検査装置2
0の要部を示す図である。
【0025】図において、1は分光カメラで、建材の分
光成分を撮像でき、そのための観測角度を変化させるこ
とができる。2は照明器具であり、光の照射角度を変化
させることができる。また、Kは検査対象となる建材で
ある。ここで、対象とする建材Kには、外装壁材、屋根
材(瓦)、扉、内装壁材など建材として外観色調検査が
必要なものを含む。
【0026】この図では、検査条件を特定のパラメータ
で規定するため、建材Kの表面中心に向けて、分光カメ
ラ1と照明器具2を向けている。建材Kの中心点に立て
た垂線を基準として、αxは垂線に対する観測角度パラ
メータ(垂直方向)、αyは観測角度パラメータ(水平
方向)であり、この2つのパラメータαx、αyで観測
者が位置する観測方向が特定できる。同様に、θxは垂
直方向の照明角度パラメータ、θyは水平方向の照明角
度パラメータであり、これら2つのパラメータによって
太陽や街灯などの光源を特定している。
【0027】図1に示すように、この装置20は、分光
カメラ1、照明器具2が矢印方向に移動して、観測角度
と照明角度をあらゆる角度に変化できる可変手段を備え
ており、検査対象となる建材Kを、図2に示したコンベ
ヤ等で構成された移動手段3で移送しながら、検査条件
を変えながら表面の分光画像が撮像できるようになって
いる。なお、建材Kを固定して、分光カメラ1と照明器
具2を移動させるようにしてもよい。
【0028】また、分光カメラには、対象ライン上を検
出して各点ごとの分光スペクトルを画像化して検出する
ラインセンサータイプや、カラーカメラのように対象面
上の領域を複数の波長帯に分けた分光画像で撮像するエ
リアセンサータイプなどがある。
【0029】図10に、ラインセンサータイプの分光カ
メラの要部構成例を表わす斜視図を示す。
【0030】図10に示すように、この分光カメラ1
は、プリズム1aと、CCD(受光素子)1bとを含ん
で構成される。分光カメラ3では、スリット1cを通過
した光をプリズム1aで縦方向に分光させ、分光画像が
撮像される。この撮像された分光画像は、たとえば各波
長ごとに256分割されたもので、CCD1bの画素に
映し出される。
【0031】図3は、建材外観色調検査装置20の内部
構成を示す図である。
【0032】図3において、4はマイクロコンピュータ
などで構成され、各制御部全体を制御する全体制御部、
5は分光画像を記憶する分光画像記憶部、6は分光カメ
ラを制御する観測機構制御部、7は照明器具2を制御す
る照明機構制御部、8は検査対象Kを搬送させるための
搬送部を制御する被検査物搬送制御部、9は分光画像よ
り色調を算出する色調演算部、10は色調の良・不良を
判定する色調判定部、11は色調を検査するための検査
基準データを記憶させた色調規格データである。
【0033】このような装置20によれば、検査対象で
ある建材Kを移動手段3で移送させながら、建材Kの全
体に対してある角度で色成分を計測することが出来、そ
の際、観測機構制御部6と照明機構制御部7で分光カメ
ラ1と照明器具2を移動させて、第1の検査条件を設定
し、検査対象全体に対して色成分を計測する。この計測
を検査条件を変えて繰返し、所定の検査条件のすべての
組合せ角度で検査対象全体を計測する。
【0034】分光カメラ1で取り込んだ分光画像は分光
画像記憶部5に記憶され、色調演算部9で分光画像をL
*a*b*(エルスター、エースター、ビースター)に
変換し、次に色調判定部10で、変換した値と、同様の
方法で良品の分光画像より求めた色調データまたは規格
データ11とを比較し、製品の色調の良・不良を判定す
る。
【0035】この処理を、同一位置において観測角度パ
ラメータαx、αyと照明角度パラメータθx、θyの
1組、又は組合せ角度が異なる所定の検査条件でのすべ
ての分光画像について実施し、判定結果がすべての組合
せについて良と判定されたものを良品とする。なお、全
組合せではなく所定の割合以上の組合せで合格であれば
良品と判定してもよい。
【0036】上記検査を実施するための手順として、
同一位置で検査条件を順次変えて検査する、同じ検査
条件で位置を変えながら検査する、の2通りがあり、い
ずれで実施してもよい。しかし、同一位置で観測角度、
照明角度を切り換えるのは時間を要するため、検査条件
である観測角度、照明角度のパラメータ1組ごとに、建
材Kの全面について分光画像を検出し記憶しておき、観
測角度、照明角度のパラメータを順次変更設定し、すべ
ての検査条件について分光画像の検出を繰返す方(すな
わちの方)が効率的な検査が実施できる。
【0037】このような装置によれば、照明角度をさま
ざまに変化させて照明を照射した際に、様々な角度から
観測した色調の画像データが得られるので、それらを所
定の判断基準と照らせれば、見え方の違いで発見しにく
い色むらも見つけることができ、高精度な検査が実現で
きる。
【0038】この装置では、評価基準を定量的に分析す
るため、L*a*b*を用いている。このようなL*a
*b*は、3次元の座標軸で表現される色調の程度を示
す尺度であり、明るさを表わすL軸、心理的な4原色の
赤〜緑、黄〜青をそれぞれ色度軸であるa軸、b軸で構
成される。
【0039】光の三原色RGBでは色の差を数値化しに
くく、色調の数値解析に不便であるが、L*a*b*
は、このRGBの欠点を除去したものであるため、検査
対象の色調と規格データを数値比較するのに向いてい
る。
【0040】また、この建材外観色調検査装置20は、
検査する観測角度と照明角度を製品の品種あるいは品番
ごとに予め登録した品番検査条件データ部12を備え、
ある製品を検査する場合は、その製品について登録され
た1種又は複数種の角度条件で検査を行う。
【0041】この品種あるいは品番ごとに登録された条
件データ12は、ユーザからの苦情等に基づき設定され
データベース化されたものが使用でき、たとえば図4に
示すような一覧表の形式で表わされる。
【0042】品種や品番ごとに予め定められた角度の条
件で検査をするので、あらゆる角度の検査と異なり短時
間で行うことができ、なおかつ、条件は経験則等に基づ
くものなので検査精度も落ちることがない。
【0043】図5は、人が住宅の屋根瓦を観測している
図である。また図6(a)は、太陽光が住宅の外装壁材
に照射している図であり、図6(b)は、街灯の光が外
装壁材に照射している図である。
【0044】建材に対するユーザの苦情の大半は、実際
に建材が施工された状態で発生するため、本実施例に示
す検査装置20では、図5、6のような施工後に考えら
れる状態と同じ条件で検査を実施している。
【0045】太陽光の場合は、時刻ごとの太陽の方向で
定まる照明角度と、朝夕で色の違いが生じるため光源色
とを考慮して検査し、街灯の場合は、実際の街灯位置と
街灯の光源色を考慮して検査する。
【0046】また、観測角度は、標準的な人の身長と、
人が移動できる範囲とを考慮して設定することができ
る。
【0047】このように、現実に色調欠陥が発見される
であろう観測角度と照明角度を設定することで実質的な
検査が行え、事実上無意味な検査を省略することがで
き、効率的な検査が実現できる。
【0048】図7は、表面に凹凸形状を有する建材を示
す斜視図である。
【0049】外装壁材として使用される建材Kの表面
は、目地部K1とトップ部K2を含んで構成される。各
部は表面角度が異なるため、問題となる照明方向、観測
方向が異なる場合もあり、色調検査を行うための照明方
向と観測方向を様々に組合せて検査する必要がある。し
たがって、目地部K1、トップ部K2やこれらの境界部
などの色調の検査基準を、必要に応じて各部位ごとに設
定している。
【0050】また、規格データすなわち検査基準データ
は、同装置で良品を検出させ、複数枚の良品の各部位ご
との色調ばらつき(3σ)を求め、これを基準として決
定する方法がある。また、同様なタイプの建材の検査基
準データを参照して検査基準を決定してもよい。
【0051】他の建材外観色調検査装置では、形状別に
検査条件データ(不図示)を設けて、考えられる角度条
件を予め設定している。また、品番検査条件データと形
状別検査条件データの両方を設けて、いずれか一方、あ
るいは両方を用いて検査してもよい。
【0052】これにより、どのような表面形状の建材で
あっても、高精度で高速な検査が可能となる。
【0053】また、検査装置20は、複数の建材の分光
画像より算出した各部位ごとの色調データを統計処理し
て、各建材の各部位ごとの色調ばらつきを検査してい
る。
【0054】具体的には、建材を1枚1枚検査した後
に、各建材の各部位を合わせて、各部位ごとに色調デー
タの統計処理をして、色調のばらつきを求める。たとえ
ば、各部位についてばらつきを示す標準偏差(σ)の3
σが、各部位の規格データ以内であれば良品として出荷
する。
【0055】その結果、図8のように通常外装壁材のご
とく必ず複数枚を並べて使用するものについても、色調
ばらつきが安定し現実的で有効な検査が可能となる。ま
た、図8に示す各枚の隣合わせになる各部位間の色調差
も目立ちやすく問題であるが、このような各部位間の色
調差も検査が可能となる。
【0056】また、図8のように並べたときの色調デー
タを画像表示して、目視で、このばらつき度合いや色む
らを確認、検査できるようにしてもよい。
【0057】図9は、建材が回転可能な建材外観色調検
査装置30の要部を示す図である。
【0058】検査対象Kを回転テーブル13等で構成さ
れた回転機構により回転させることで、全方向の検査を
可能としている。
【0059】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、請
求項1〜9に記載の建材外観色調検査方法、又は請求項
10、11に記載の建材外観色調検査装置によれば、予
め準備された観測角度パラメータと照明角度パラメータ
のなかから、1つ又は複数の所定の組合せを検査条件と
して検査しているので、見え方の違いで発見しにくい色
むらも見つけることができ、高精度な検査が実現でき
る。
【0060】請求項2の方法によれば、適切な観測角度
と照明角度の組合せを、建材の特徴に応じて選択して検
査するようにしているので、短時間で効率的な検査が実
現できる。
【0061】請求項3によれば、建材施工後に人が観測
するであろう状態を想定して観測角度を決定し検査する
ので、より現実的な見え方に対する色調の検査が可能と
なる。
【0062】請求項4では、建材施工後に太陽光が照射
されるであろう方向を想定して照明角度を決定し、請求
項5では、建材施工後に人工照明から照射される方向を
想定して照明角度を決定し検査するので、より現実的な
照射位置に対する色調の検査が可能となる。
【0063】請求項6によれば、観測角度と照明角度が
建材の品種により決定され、これらの検査条件をユーザ
の苦情等に基づき設定するようにすれば、少ない検査回
数で精度の高い検査が実現できる。
【0064】請求項7によれば、観測角度と照明角度が
建材の形状により決定されるため、表面形状が特殊な建
材であっても、予めデータベース等に設定された角度で
検査すれば、効率的な検査をすることができる。
【0065】請求項8によれば、検査条件には観測角
度、照明角度に加えて照明光源色を含んでいるので、朝
夕の太陽光の色の差や街灯色の差を個別に考慮した検査
が可能となる。
【0066】請求項9によれば、複数の建材の各部位ご
との色調データを統計処理して、色調ばらつきを検査し
ているので、建材を複数枚施工したときに隣り合う建材
の色調のばらつきを検査することができる。
【0067】請求項11に記載の記載の建材外観色調検
査装置によれば、検査対象である建材を回転可能にして
いるので、あらゆる角度から照明照射、観測ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建材外観色調検査装置の要部を示し、
照明角度と観測角度を説明する図である。
【図2】本発明の建材外観色調検査装置の要部を示す図
である。
【図3】本発明の建材外観色調検査装置の内部構成例を
示す図である。
【図4】建材品種別の照明角度と観測角度の組合せの一
例を示す一覧表である。
【図5】施工後の建材(瓦)を人間が観測する場合の観
測角度を示す図である。
【図6】(a)施工後の建材(外装壁材)に対する太陽
光照射角度を示す図である。 (b)施工後の建材(外装壁材)に対する街灯照明角度
を示す図である。
【図7】凹凸形状を有する建材の一例の斜視図である。
【図8】建材を複数枚並べたときの平面図である。
【図9】本発明の色調検査方法を実施するための装置の
他例の要部構成を示す図である。
【図10】ラインセンサータイプの分光カメラの要部構
成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
20・・建材外観色調検査装置 1・・・分光カメラ 2・・・照明器具 αx、αy・・観測角度パラメータ θx、θy・・照明角度パラメータ K・・・建材 3・・・移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑澤 新治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA05 DA12 DA24 DA42 2G051 AA31 AA90 AB20 BB01 BC01 CA04 CA06 CB01 CD01 EA17 EB01 EC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建材表面に光を照射して表面の分光画像を
    撮像する際に、予め準備された観測角度パラメータと照
    明角度パラメータのなかから、1つ又は複数の所定の組
    合せを検査条件として選択し、選択した検査条件に応じ
    て撮像した建材表面の分光画像より外観色調を算出し、
    所定の検査基準と照合して、外観色調の合否を判定する
    ことを特徴とする、建材外観色調検査方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記検査条件である観測角度パラメータと照明角度パラ
    メータは、検査対象である建材の特徴に応じて、最適な
    組合せを選択することによって決定されることを特徴と
    する、建材外観色調検査方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記観測角度パラメータは、建材の施工後の状態を考慮
    して、人が観測する方向を基準として決定されることを
    特徴とする、建材外観色調検査方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記照明角度パラメータは、建材の施工後の状態を考慮
    して、太陽光が照射する方向を基準として決定されるこ
    とを特徴とする、建材外観色調検査方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記照明角度パラメータは、建材の施工後の状態を考慮
    して、人工照明が照射する方向を基準として決定される
    ことを特徴とする、建材外観色調検査方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 検査条件である観測角度パラメータと照明角度パラメー
    タの組合せは、建材の品種あるいは品番により決定され
    ることを特徴とする、建材外観色調検査方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかにおいて、 検査条件である観測角度パラメータと照明角度パラメー
    タの組合せは、建材の形状により決定されることを特徴
    とする、建材外観色調検査方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記検査条件には、前記建材に照射する照明の光源色も
    更に含んでいることを特徴とする、建材外観色調検査方
    法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかにおいて、 選択された検査条件で撮像された複数の建材の分光画像
    より算出した外観色調を所定の部位ごとに統計処理し、
    各部位ごとの色調ばらつきを求め、予め準備された検査
    基準に照らして合否を判断することを特徴とする、建材
    外観色調検査方法。
  10. 【請求項10】観測角度パラメータの可変手段を備えた
    分光画像撮像装置と、照明角度パラメータの可変手段を
    備えた照明装置と、前記撮像装置及び前記照明装置に対
    して建材を相対的に移動させる移動手段と、分光画像記
    憶手段と、色調演算手段と、色調判定手段とを備えた建
    材外観色調検査装置であって、 前記観測角度パラメータと照明角度パラメータの組合せ
    を可変させて、前記移動手段により建材を相対的に移動
    させながら、建材表面の分光画像を取り込み、分光画像
    より外観色調を算出し、所定の検査基準に照らして建材
    外観を検査することを特徴とする、建材外観色調検査装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10において、 建材をその上に載置して回転させる回転機構をさらに備
    えていることを特徴とする、建材外観色調検査装置。
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