JP2002038425A - 防音壁 - Google Patents

防音壁

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JP2002038425A
JP2002038425A JP2000227188A JP2000227188A JP2002038425A JP 2002038425 A JP2002038425 A JP 2002038425A JP 2000227188 A JP2000227188 A JP 2000227188A JP 2000227188 A JP2000227188 A JP 2000227188A JP 2002038425 A JP2002038425 A JP 2002038425A
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JP
Japan
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soundproof
unit
wall
sound insulation
soundproofing
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JP2000227188A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Watanabe
敏幸 渡辺
Teruo Nakazawa
輝男 中沢
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明灯用ポール等の施設を設けた個所にも騒
音低減効果を持たせるようにする。 【解決手段】 H鋼からなる支柱1を所定間隔をおいて
立設し、支柱1間に壁本体2を設けて本体壁3を構成
し、音源側と反音源側とに斜め上方に延びる一対の分岐
壁4Aを備えた防音ユニット4を本体壁3の上部に取付
け、この防音ユニット4の一方の分岐壁4Aに防音スペ
ース5C,5Dを有する第2の防音ユニット5を水平方
向に連結し、支柱1間の防音ユニット4並びに第2の防
音ユニット5の中間に照明灯用ポール等の外部施設20
が立設された防音壁において、外部施設20を設けるこ
とにより除去された防音ユニット4と第2の防音ユニッ
ト5の空所部分に第2の防音ユニット5の底板5Aの側
面形状に合わせた形状のカバー部材13を空所部分を埋
めるように第2の防音ユニット5の側面に取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路,鉄道,工
場等より発生する騒音を低減させるために設ける防音壁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路,鉄道,工場等より発生する
騒音の防止手段としては、騒音発生源より直接的に騒音
が伝播するのを防止するため、防音壁を設置することが
広く採用されている。これは、各種騒音防止対策の中で
防音壁が対策費用が比較的安く、しかも、種々の騒音発
生源に対し効果的であるためである。
【0003】ところで、このような防音壁において騒音
低減効果をより高めるためには、防音壁の高さを高くす
ることが必要である。しかしながら、防音壁を高くする
と、コストアップにつながる(高さが高くなればなるほ
ど施工費等が増大する)。また、日照,景観,眺望,圧
迫感,通風,電波障害,耐風圧荷重等の問題がある。
【0004】そこで、直壁だけでは騒音低減効果が不十
分な場合、防音壁の先端部を騒音発生源側に「く」字に
折り曲げた先折れ型防音壁、防音壁の先端部を騒音発生
源に湾曲した湾曲型防音壁があるが、これらは直壁以上
に前述の問題が大きい。また、近年は交通量の増大、車
両の高速化等に伴い、環境騒音問題がより深刻となり、
有効な対応策が検討されているが、前述の欠点を犠牲に
して5m,7m,10mといった高さの高い直壁型防音
壁、さらには先折れ型防音壁、湾曲型防音壁が使用され
ている。しかしながら、このような高さの高い防音壁を
使用しても、高さに見合った効果のみであり、例えば遠
方(防音壁から20m程度離れたところ)での騒音低減
効果は防音壁を1m高くすることによって約1dB程度
低下するだけである。
【0005】そこで、防音壁の高さを高くすることなし
に、騒音低減効果を増大するために、上方に開口を形成
するように一対の分岐壁を設けてY型の防音ユニットを
構成し、これを上部に設けた防音壁が開発された。この
Y型防音壁を使用して、音源からの騒音を評価点で測定
した。この測定結果とY型防音壁の替りに同じ高さの直
壁を用いた測定結果とを比較したとき、Y型防音壁は直
壁に比べて騒音低減効果が大きかった。
【0006】さらに、一対の分岐壁先端側から内側へ折
曲した再分岐壁を形成した、所謂トナカイ型の防音ユニ
ットを上部に設けたものも開発された。このトナカイ型
の防音ユニットは、Y型の防音ユニットよりも騒音低減
効果が大きかった。
【0007】さらにまた、このような防音ユニットを2
以上水平方向につなげたものの騒音低減効果はさらに大
きいものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】防音ユニットを本体壁
の上部に設けた場合、照明灯用ポール等の外部施設が設
けられていると、防音ユニットが邪魔になるので、この
ような施設がある個所のみ防音ユニットを除去しておく
必要があった。その除去された空所部分では騒音低減効
果は全く期待することができなかった。
【0009】そこで、この発明は、照明灯用ポール等の
施設を設けた個所にも騒音低減効果を持たせた防音壁を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、H鋼からなる支柱を所定間隔をおいて
立設し、これら支柱間に壁本体を設けて本体壁を構成
し、少なくとも音源側と反音源側とに斜め上方に延びる
一対の分岐壁を備えた防音ユニットを本体壁の上部に取
付け、この防音ユニットの一方の分岐壁に防音スペース
を有する第2の防音ユニットを水平方向に連結し、支柱
間の防音ユニット並びに第2の防音ユニットの中間に照
明灯用ポール等の外部施設が立設された防音壁におい
て、外部施設を設けることにより除去された防音ユニッ
トと第2の防音ユニットの空所部分に第2の防音ユニッ
トの底板の側面形状に合わせた形状のカバー部材を空所
部分を埋めるように第2の防音ユニットの側面に取付け
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0012】図1に示す実施例は、正面から見た略図で
あり、H鋼からなる支柱1を所定間隔をおいて立設し、
これら支柱1間に壁本体2を設けて本体壁3を構成して
ある。本体壁3の上部には防音ユニット4を取付け、こ
の防音ユニット4の背後には第2の防音ユニット5を取
付けてある。また、防音ユニット4の正面側には、横の
フレーム6と、これら横のフレーム6を複数の額に仕切
る縦のフレーム7とを設け、各額内には吸音材8を取付
けてある。また、複数の防音ユニット4を側面同士を連
結して連ねた両端には取付金具9を設け、この取付金具
9がH鋼からなる支柱1のコ字状通路1Aに嵌まり込む
ようになっている。
【0013】図2は、図1の平面図を示し、防音ユニッ
ト4を横に連結するには、角パイプから成る補強材10
を用いた。この補強材10の両端には側板11を設け、
この側板11に前述した取付金具9を固着してある。ま
た、この側板11に添設するように補強板12を補強材
10に固着してある。また、補強板12は補強材10の
中間位置にも固着してある。これら補強板12を利用し
て多数の防音ユニット4の連結強度を高めている。この
取付金具9の両端までの全幅W1は、3960mmとし
た。また、防音ユニット4の両端までの幅W2は375
0mmとした。この防音ユニット4は、音源側と反音源
側とに斜め上方に延びる一対の分岐壁4A,4Aを備え
るとともに、これら分岐壁4A,4Aの先端から内側に
折れ曲がった再分岐壁4B,4Bを有している。また、
この実施例では照明灯用ポールである外部施設20を背
後に設け、この外部施設20のある個所では、防音ユニ
ット4並びに第2の防音ユニット5は設けることができ
ない。すなわち、除去された防音ユニット4並びに第2
の防音ユニット5の空所部分にカバー部材13を設けて
ある。この空所部分の幅W3は500mmとした。
【0014】前述したカバー部材13は、図3及び図4
に示す形状をなしている。すなわち、カバー部材13の
一端側には外部施設20が挿入される切欠部13Aを形
成してあり、一辺側には固定金具13Bを取付けてあ
る。このカバー部材13は、亜鉛メッキ鋼板等から形成
するのが好ましい。勿論、プラスチック材料で形成する
こともできる。
【0015】図5は、第2の防音ユニット5の底板5A
の側面に断面コ字状の挿入溝5Bを形成し、この挿入溝
5Bにカバー部材13の側面を挿入し、固定金具13B
の個所でリベット14を打ち込むようになっている。こ
の固定手段は固定金具13Bとリベット14の組合せの
他に種々の手段が採用可能である。この固定金具13B
のついていない他方の側面は、単に第2の防音ユニット
5の底板5A上に載置し、この重なり合った部分をボル
トナット等で固着することができる。
【0016】図6は図1におけるA−A線断面図であ
り、防音ユニット4が一対の分岐壁4Aと一対の再分岐
壁4Bとから構成され、側断面形状がほぼ菱形をなして
いる状態が明示されている。また、音源側を向いた分岐
壁4Aの下方位置には、横のフレーム6と縦のフレーム
7とから構成される額内に吸音材8を取付けた状態を示
している。さらに、照明灯用ポール等の外部施設20の
位置を示している。第2の防音ユニット5は、2つの防
音スペース5C,5Dを有している。防音スペース5C
は所謂トナカイ型の形状をなしている。
【0017】図7は、第2の防音ユニット5をプラスチ
ック材料で一体成形したものを示す斜視図である。使用
して好ましいプラスチック材料としては、ポリプロピレ
ン,ABS樹脂,ポリカーボネート等である。この第2
の防音ユニット5の側面には嵌合孔5Eが形成されると
ともに雌部5Fを形成してある。この第2の防音ユニッ
ト5の雌部5Fが形成された側とは反対の側には、図8
に示すように雄部5Gを形成するとともに、嵌合凸部5
Hが形成してある。図8に示すように複数の第2の防音
ユニット5を側面同士を連結していく。これら連結され
た第2の防音ユニット5は、図6に示すように防音ユニ
ット4の背後に取付ける。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外部施設を設けることにより除去された防音ユニッ
トと第2の防音ユニットの空所部分に第2の防音ユニッ
トの底板の側面形状に合わせた形状のカバー部材を空所
部分を埋めるように第2の防音ユニットの側面に取付け
たので、照明灯用ポール等の外部施設が防音ユニット設
置場所を排除しても、この個所における防音効果を無く
さないようにすることができる。また、外観上も良好と
なる。また、空所部分に面した第2の防音ユニットの少
なくとも片方の底板の側面に断面コ字状の挿入溝を形成
し、この挿入溝にカバー部材の側面を挿入して固定する
ようにしたものにあっては、取付けが容易かつ確実なも
のとなる。また、空所部分に面した第2の防音ユニット
の少なくとも片方の底板上にカバー部材の側面を載置し
て固定するようにしたものにあっては、この空所部分の
幅が一定でない場合でも、カバー部材と第2の防音ユニ
ットの底板との重なり範囲内において調整することがで
きる。さらにまた、第2の防音ユニットをプラスチック
材料で成形し、これら複数の第2の防音ユニットをそれ
ぞれ側面同士で連結したものにあっては、軽量化並びに
保管及び運搬の便を図れる。また、これらの第2の防音
ユニットを防音ユニットの背後に連ねても、十分に重量
を保持し、強度的にも十分な強度をもって支柱に取付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す正面略図。
【図2】平面図。
【図3】カバー部材の平面図。
【図4】カバー部材の側面図。
【図5】カバー部材と第2の防音ユニットとの取付部の
断面図。
【図6】図1のA−A線断面図。
【図7】第2の防音ユニットの斜視図。
【図8】第2の防音ユニットの側面同士を連結した状態
の斜視図。
【符号の説明】 1 支柱 2 壁本体 3 本体壁 4 防音ユニット 5 第2の防音ユニット 4A 分岐壁 5C,5D 防音スペース 13 カバー部材 20 外部施設

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H鋼からなる支柱を所定間隔をおいて立
    設し、これら支柱間に壁本体を設けて本体壁を構成し、
    少なくとも音源側と反音源側とに斜め上方に延びる一対
    の分岐壁を備えた防音ユニットを本体壁の上部に取付
    け、この防音ユニットの一方の分岐壁に防音スペースを
    有する第2の防音ユニットを水平方向に連結し、支柱間
    の防音ユニット並びに第2の防音ユニットの中間に照明
    灯用ポール等の外部施設が立設された防音壁において、 前記外部施設を設けることにより除去された防音ユニッ
    トと第2の防音ユニットの空所部分に第2の防音ユニッ
    トの底板の側面形状に合わせた形状のカバー部材を空所
    部分を埋めるように第2の防音ユニットの側面に取付け
    たことを特徴とする防音壁。
  2. 【請求項2】 前記空所部分に面した第2の防音ユニッ
    トの少なくとも片方の底板の側面に断面コ字状の挿入溝
    を形成し、この挿入溝にカバー部材の側面を挿入して固
    定することを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
  3. 【請求項3】 前記空所部分に面した第2の防音ユニッ
    トの少なくとも片方の底板上にカバー部材の側面を載置
    して固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    防音壁。
  4. 【請求項4】 第2の防音ユニットをプラスチック材料
    で成形し、これら複数の第2の防音ユニットをそれぞれ
    側面同士で連結したことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の防音壁。
JP2000227188A 2000-07-27 2000-07-27 防音壁 Pending JP2002038425A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102926476A (zh) * 2012-11-30 2013-02-13 王荷琴 一种隔音板
JP2018044406A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社栗本鐵工所 防音壁用防音装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102926476A (zh) * 2012-11-30 2013-02-13 王荷琴 一种隔音板
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