JP2002034317A - 作業機器用の振動吸収吊りバンド - Google Patents
作業機器用の振動吸収吊りバンドInfo
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- JP2002034317A JP2002034317A JP2000251655A JP2000251655A JP2002034317A JP 2002034317 A JP2002034317 A JP 2002034317A JP 2000251655 A JP2000251655 A JP 2000251655A JP 2000251655 A JP2000251655 A JP 2000251655A JP 2002034317 A JP2002034317 A JP 2002034317A
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Abstract
げて作業する際に、エンジンの振動を有効に吸収するこ
とで、作業がしやすく、かつ身体の疲労を軽減すること
が可能な振動吸収吊りバンドに関する。 【解決手段】 振動吸収吊りバンド1は、一定の長さの
ベルト2の一方端部に、太さが約6〜8ミリ程度で、下
部にフック8を有するゴム紐5を連結したベルトに、肩
の前後に掛け渡せる長さで、下部にクッションなどの緩
衝材9を納めた肩当て10の通し穴11に通し、さらに
交互にベルト2を通せる調節留め具12を介在させたベ
ルト2端部を、前記したものと同様に、下部にフック8
を備えたゴム紐5の連結輪6に通してから、前記する調
節留め具12に再度通して連結した構成である作業機器
用の振動吸収吊りバンド1。
Description
作業機器などを肩に吊り下げて作業する際に、エンジン
の振動を有効に吸収することで、作業がしやすくかつ疲
労軽減することが可能な振動吸収吊りバンドに関する。
用機器や器具を肩に掛け吊したり、物品を運ぶ際に用い
られる用具として吊りバンドや吊り紐類がある。またそ
れらの用具の端部にフックなどの係止部材が備えられた
ものや、バンドの肩当て部にクッションを有するものな
ど、様々な吊りバンドや吊り紐類などが提供され、目的
や用途、好みに応じて使い分けられている。
掛バンドや吊り紐、それに組み合わされる連結部材等の
技術があり、その具体例としては実開昭57−1073
17及び実開昭57−107318に示す技術がある。
この技術は小型エンジン付きの肩掛式の刈り払機に取り
付けられるもので、いずれも肩掛バンドと刈り払機との
間に介在させる防振吊り具である。さらに具体的に示す
と、まず実開昭57−107317に示す技術は、金属
棒の中央がらせん状を成した両端部を曲げ形成される二
つのフック体の中央らせん部位を、ゴムなどの素材に埋
め込んで成る防振ゴム体を有する防振つり具であり、他
方、実開昭57−107318に示す技術も同様の防振
つり具である。この技術は両端を曲げて単独に形成され
る二つのフックを掛けあわせた上で、その部位を前記同
様のゴム素材に埋め込んで成る防振つり具であり、いず
れもエンジンが付いた作業機と肩掛バンドとの連結部材
として取り付けることで、刈り払機から伝わる振動を最
小限に防止する肩掛バンド用の防振つり具の技術であ
る。
ドや吊り紐類が提供され、また、それらに組み合わされ
る連結部材等が提供されており、それぞれ吊り部材とな
る吊りバンドや吊り紐としての機能は果たしている。し
かし、前記する刈り払機などは小型エンジンが備えられ
た作業機であるため、それに連結して使用される肩掛バ
ンドが単なる帯び状のベルトのみで形成されている場合
は、刈り払機の重さはもとより、エンジンの振動が直接
肩に伝わるので、作業時の操作性は難しく、かつ長時間
の作業にあっては体力の消耗につながるなどの欠点があ
った。
07317及び実開昭57−107318に示すような
肩掛バンド用の防振つり具などの技術も提供されている
が、しかしこの技術に於いても次のような不便や欠点が
ある。まず実開昭57−107317による技術は、中
央部をらせん状に曲げ形成したフックの前記中央部をゴ
ム素材に埋め込んで成るものであるが、敢えてゴム素材
に埋め込まなくてもらせん部自体が伸縮特性を成すもの
であるので、ゴム素材に埋め込んでもそれほど顕著な効
果が得られるものでは無かった。
に於いては、単独に形成されるフック二つを掛けあわせ
た部位を、ゴム素材に埋め込んで成る防振つり具である
が、それぞれ掛けあわせた二つのフックをゴム素材に埋
め込む際には、フックどうしを一定間隔離した状態のま
ま埋め込まない限り緩衝材としての防振効果は得られな
いなどの不便や欠点がある。加えていずれの技術も、そ
れが組み合わされる肩掛バンドは単なる帯び状のベルト
で形成される肩掛バンドであるため、例え前記のような
防振つり具を介在しても、刈り払機によるエンジンの振
動を十分吸収しきれないなどの、構造的及び機能的な面
での不便や欠点があった。
従来の肩掛バンドや吊り紐、またそれに組み合わされる
連結部材の不便や欠点を解消する作業機用の防振吸収吊
りバンドを提供する。この発明に於ける肩掛バンドは、
刈り払機などのようなエンジンによる振動を効果的にし
て機能的に防止及び吸収する吊りバンドとするために、
まず肩部位に掛け渡すベルトは丈夫で幅広のベルトを用
い、かつそのベルトには、長さを変えられる調節具を介
在させたベルトの中央に、クッションを内蔵した肩当て
部材を可動自在に組み合わせたベルトの両端部に、端部
にフックを備えた一定長で適度な太さのゴム紐を取り付
けて成る振動吸収吊りバンドを構成する。
収吊りバンド1は、ベルト2の両端部に設けられるフッ
ク8付きゴム紐5を伸縮吊り部材7とし、また実施例2
の伸縮吊り部材7は被覆カバー14されたコイルバネ1
3による、伸縮吊り部材7を備えた肩掛け式の振動吸収
吊りバンド1であるので、図4に示すように刈り払機A
に取り付けて後に肩に掛けて立ち上がる際は、重いエン
ジン付き刈り払い機Aであっても、まず伸縮吊り部材7
であるゴム紐5により、刈り払機Aの重さによる衝撃の
一部を吸収するので、持ち上げる際に肩に加えられる衝
撃が大幅に軽減される。
り取る際は、刈り払機Aを左右に振ながら前進するが、
左右に振るたびに刈り払機Aに連結されたゴム紐5は、
刈り払機Aと反対の方向に延びるとともに、刈り払機A
を引っ張り戻す作用を得るので、従来、刈り払機を使用
する時のように、そのつど体全体の向きを変えながら戻
す必要もなく、左右方向に振り向ける作業が軽く容易に
行なえる。さらにエンジンの振動もゴム紐5によって吸
収されるので、肩に受ける衝撃を最小限に押えられるた
め、身体への負担を軽減するので、体力の消耗を防ぐこ
とも可能な作業機器用の振動吸収吊りバンド1を構成す
る。さらに実施例1及び2タイプは、伸縮吊り部材7が
ベルト2の両端部に単独に設けられているので、一般の
運搬に用いられる時のように、物品の両側にフック8を
掛けて運ぶ肩掛け式の振動吸収吊りバンド1としても活
用できる。
両端部に一本の伸縮吊り部材7を連結したものにフック
8を取り付けたものであるが、作用及び効果は他の実施
例と同様に得られる振動吸収吊りバンド1である。
て説明する。実施例1に於ける振動吸収吊りバンド1
は、まず背中から肩を経て胸に至る長さのベルト2の一
方を折り返して、止め具3で成る連結穴4に、太さが約
6〜8ミリ程度の丸ゴムの外周を編み上げ糸で被覆して
成る、適度な長さのゴム紐5を通して連結輪6で連結し
た、伸縮吊り部材7となるゴム紐5の一端に、一部が開
閉するナス環状のフック8を取り付けたベルト2を形成
する。さらに、そのベルト2の他方部は、肩の前後に掛
け渡せる長さで、下部にクッションなどの緩衝材9を納
めた肩当て10の通し穴11を通したベルト2に、調節
留め具12を介在させたベルト2端部を、前記したもの
と同様に、下部にフック8を備えたゴム紐5の連結輪6
に通してから、前記する調節留め具12に再度通して連
結形成される、実施例1の作業用の振動吸収吊りバンド
1を構成する。
て説明する。本実施例に示す振動吸収吊りバンド1は、
基本構成は実施例1と同様であるが、ベルト2の両端部
に連結されて成る伸縮吊り部材7が、コイルバネ13の
周囲を被覆カバー14して成る伸縮吊り部材7が、前記
実施例と同様に形成される、ベルト2の止め具3付き連
結穴4に通して連結して、実施例2の振動吸収吊りバン
ドを構成する。尚、特に図示していないが、ベルト2の
他方部に設けられる伸縮吊り部材7も、前記するものと
同様に被覆カバー14されたコイルバネ13で成るもの
である。
施例に示す振動吸収吊りバンド1は、実施例1及び2に
示すタイプと異なり、ベルト2に設けられる伸縮吊り部
材7が一本である。まずベルト2は、一方端部に止め具
3付き連結穴4を有するものとし、その他方部は、通し
穴11付き肩当て10を通したベルト2に、調節留め具
12を介在させるのは前記実施例と同様であるが、さら
にベルト2の両端部に設けられる伸縮吊り部材7は、ゴ
ム紐5で成る一本の伸縮吊り部材7によって、前実施例
と同様の方法でベルト2の両端に連結し、さらに伸縮吊
り部材7には、作業物品との連結部材となるフック8を
取り付けて形成される実施例3の振動吸収吊りベルトを
構成する。
ド1は以上のような構成であるが、ベルト2の一方もし
くは両端に連結される伸縮吊り部材7は、ベルト2を折
り返した連結穴4に通して連結しているが、丈夫な方法
であればこれ以外に、他の留め部材を用いたり、縫い付
けや接着連結する方法であってもよい。さらに実施例3
に示す伸縮吊り部材7は、ゴム紐5を図示しているが、
コイルバネ13による伸縮吊り部材7であっても構わ
ず、また各実施例に図示する伸縮吊り部材7はいずれも
一本タイプであるが、二本もしくは複数本で成る伸縮吊
り部材7を採用してもよいものであり、いずれも特に限
定するものではない。
吊りバンドは、以上のような構成としているので次のよ
うな長所や効果を提供する。本発明による振動吸収吊り
バンドは、ベルトの両端部に設けたゴム紐又はコイルバ
ネ等による伸縮吊り部材の端部に、吊り下げ用のフック
を備えた構成であるので、刈り払機のようにエンジンを
備えた重量のある作業機器であっても、肩に掛け吊して
持ち上げる際に加わる重さによる衝撃を、前記するゴム
紐などによる伸縮吊り部材が吸収するので、急に持ち上
げても加重がダイレクトに肩に加わらないため軽く感じ
る。また、かなり重い機器に用いても、腰を痛めたりす
る要因を大幅に軽減することができる。
取る際は、カッターを左右に振るようにしながら動き回
るが、刈り払機を左右に振るたびに伸縮吊り部材となる
ゴム紐は伸びることに加え、カッターを反対方向に引き
戻す作用も得るので、従来のベルトのみの場合に見られ
るように体全体を左右に振る必要も無く、軽い動作でも
左右にカッターを振ることが可能であるので、従来に比
べて、約半分ていどの軽い力で操作することが可能であ
る。したがって女性や高齢者であっても、持ち上げる際
の重量の軽減感はもとより、長時間の刈り払い作業に於
いても、体力の消耗を最小限に押えられる、機能的にし
て構成もシンプルな作業機器用の振動吸収吊りバンドを
提供できる。加えて実施例1及び2タイプは、単独に二
本の伸縮吊り部材が備えられたタイプであるので、一般
に用いられることが多い物品運搬用としての肩掛け吊り
バンドにも活用することもできる。
す斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 作業機器を肩に吊り下げるバンドであっ
て、身体の背中から肩、胸部位に至る長さのベルトの両
端部に、伸縮吊り部材として単独に形成されるフック付
きゴム紐を連結して成る前記ベルトに、別体に形成され
る肩当て部材を取り付けた構成を特徴とする作業機器用
の振動吸収吊りバンド。 - 【請求項2】 ベルトの一方に設けられる伸縮吊り部材
となるゴム紐が、前記ベルトに調節留め具を介在させた
ベルト端部に、前記ゴム紐に設けた連結輪を掛けたベル
トを調節留め具に連結する構成である、請求項1に記載
される作業機器用の振動吸収吊りバンド。 - 【請求項3】 身体の背中から肩、胸部位に至る長さの
ベルトの両端部に、ゴム又はコイルバネ材で成る伸縮吊
り部材に、フックを取り付けて成る一本の伸縮吊り部材
を、前記ベルトの両端部に連結した構成を特徴とする作
業機器用の振動吸収吊りバンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251655A JP2002034317A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 作業機器用の振動吸収吊りバンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251655A JP2002034317A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 作業機器用の振動吸収吊りバンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002034317A true JP2002034317A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18741022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000251655A Pending JP2002034317A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 作業機器用の振動吸収吊りバンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002034317A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020010671A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 有限会社谷本鈩製作所 | 刈払い機吊下げ用腰ベルト |
-
2000
- 2000-07-18 JP JP2000251655A patent/JP2002034317A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020010671A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 有限会社谷本鈩製作所 | 刈払い機吊下げ用腰ベルト |
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